JP2017050376A - 電子部品実装装置及び電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置及び電子部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易且つ正確に電子部品を基板に実装可能な電子部品実装装置を提供すること。【解決手段】電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、前記電子部品を把持するハンドを有する多関節型のロボットと、前記ハンドに把持されている前記電子部品の端子及び前記基板の実装部を含む画像を撮影する制御用撮像装置と、前記制御用撮像装置による撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異に基づいて、前記ハンドの移動量を算出する移動量算出部と、前記移動量算出部による算出結果に応じて前記ハンドを移動させるように前記ロボットを制御する制御部と、を有する電子部品実装装置。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品実装装置及び電子部品実装方法に関する。
電子部品の取り出しから、電子部品の基板への実装までを自動で実行する表面実装機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−10746号公報
特許文献1に係る表面実装機では、正確に電子部品を基板上に実装できるように、部品位置決め装置の座標系と、回路基板、部品供給装置又は部品吸着装置の座標系との関係を算出しておく必要がある。このように各座標系の関係を算出することをキャリブレーションという。
しかしながら、キャリブレーション結果には、電子部品の取り出し位置や基板の実装位置の誤差等が含まれる。このため、正確に電子部品を実装するには、誤差を確認しながら繰り返しキャリブレーションを実行し、各座標系の関係を修正する必要があった。このように、従来の電子部品実装装置において正確に電子部品を基板に実装するためには、繰り返しキャリブレーションを実行するという非常に煩雑な作業が必要であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、容易且つ正確に電子部品を基板に実装可能な電子部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、前記電子部品を把持するハンドを有する多関節型のロボットと、前記ハンドに把持されている前記電子部品の端子及び前記基板の実装部を含む画像を撮影する制御用撮像装置と、前記制御用撮像装置による撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異に基づいて、前記ハンドの移動量を算出する移動量算出部と、前記移動量算出部による算出結果に応じて前記ハンドを移動させるように前記ロボットを制御する制御部と、を有する。
本発明の実施形態によれば、容易且つ正確に電子部品を基板に実装可能な電子部品実装装置が提供される。
実施形態における電子部品実装装置の構成を例示する図である。 実施形態における制御装置の機能構成を例示する図である。 実施形態における電子部品実装処理のフローチャートを例示する図である。 検査用カメラがハンドに把持されている電子部品を撮影する様子を例示する図である。 制御用カメラの撮影画像を例示する図である。 電子部品が基板に実装される様子を例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<電子部品実装装置の構成>
実施形態における電子部品実装装置100の構成について説明する。本実施形態における電子部品実装装置100は、電子部品70の端子であるリード71を、基板30に実装部として形成されているスルーホール31に挿入する。
図1は、実施形態における電子部品実装装置100の構成を例示する図である。
図1に示すように、電子部品実装装置100は、多関節型のロボット10、制御装置20、基板固定治具40、制御用カメラ50a,50b、検査用カメラ60を有する。
ロボット10は、支持台1、アーム2、ハンド3を有する。支持台1は、作業台に設けられてアーム2の一端を回動可能に支持する。アーム2は、回動可能な関節を有し、一端が支持台1に支持され、他端にハンド3が設けられている。ハンド3は、電子部品70を把持する一対の把持爪3a,3bを有し、アーム2に回動可能に設けられている。把持爪3a,3bは、少なくとも一方が他方に対して近接又は離間する方向に移動可能に設けられており、電子部品70を把持又は離すことができる。また、支持台1及びハンド3は、それぞれ旋回可能に設けられている。なお、ロボット10は、電子部品70を把持して移動させることが可能であれば自由度等に制限はなく、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。
制御装置20は、ハンド3の把持爪3a,3bで電子部品70を把持して、電子部品70のリード71を基板30のスルーホール31に挿入するように、ロボット10の各部の動作を制御する。制御装置20は、例えばCPU,ROM,RAM等を備える。制御装置20が有する各種機能は、例えばCPUがROMから読み出したプログラムをRAMと協働して実行することで実現される。
基板固定治具40は、2本のガイドの間で基板30を挟み、基板30が回転しないように固定する。基板30は、電子部品70のリード71が挿入されるスルーホール31が所定の方向に並ぶように、基板固定治具40に固定される。なお、基板固定治具40は、回転しないように基板30を固定可能であれば、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。
制御用カメラ50a,50bは、制御用撮像装置の一例であり、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。以下の説明では、制御用カメラ50aを「第1制御用カメラ50a」、制御用カメラ50bを「第2制御用カメラ50b」という場合がある。
制御用カメラ50a,50bは、ハンド3が電子部品70を把持している状態で、電子部品70のリード71先端を含む画像を撮影できるようにハンド3に取り付けられている。また、制御用カメラ50a,50bは、ロボット10が電子部品70を基板30に近付けた状態で、電子部品70のリード71先端と、基板30のスルーホール31とを含む画像を撮影できるようにハンド3に取り付けられている。
制御用カメラ50a,50bは、有線又は無線により制御装置20に接続され、撮影した画像を制御装置20に送信する。制御装置20は、電子部品70のリード71を基板30のスルーホール31に挿入する際に、制御用カメラ50a,50bによって撮影された画像に基づく視覚フィードバック制御により、ロボット10を制御してハンド3を移動させる。
本実施形態における第1制御用カメラ50aと第2制御用カメラ50bとは、図1に示すハンド3の旋回軸Rを中心とする周方向に90度異なる角度から画像を撮影するように設けられている。このような構成により、制御用カメラ50a,50bによる撮影画像に基づいてロボット10を視覚フィードバック制御し、電子部品70のリード71を基板30のスルーホール31に精度良く挿入することが可能になる。
なお、制御用カメラ50a,50bは、本実施形態とは異なる角度から画像を撮影してもよい。また、電子部品実装装置100には、制御用カメラが3台以上設けられてもよい。
検査用カメラ60は、検査用撮像装置の一例であり、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。検査用カメラ60は、ロボット10のハンド3が電子部品70を把持している状態で、ハンド3の把持爪3a,3b及び電子部品70を含む画像を撮影する。検査用カメラ60は、有線又は無線により制御装置20に接続され、撮影した画像を制御装置20に送信する。制御装置20は、検査用カメラ60によって撮影された画像に基づいて、電子部品の不良検査や、ハンド3による電子部品70の把持角度の検出等を行う。
電子部品実装装置100は、上記した構成を備え、制御装置20が制御用カメラ50a,50bによる撮影画像等に基づいてロボット10を視覚フィードバック制御して、電子部品70のリード71を基板30のスルーホール31に挿入する。
<制御装置の機能構成>
次に、本実施形態における制御装置20の機能構成について説明する。図2は、実施形態における制御装置20の機能構成を例示する図である。
図2に示すように、制御装置20は、制御部21、画像解析部22、移動量算出部23、検査部24、把持角度検出部25を有する。
制御部21は、移動量算出部23によって算出されるロボット10のハンド3の移動量や、把持角度検出部25によって検出されるハンド3の電子部品70の把持角度等に基づいて、ロボット10を制御して各部を動作させる。
画像解析部22は、制御用カメラ50a,50b及び検査用カメラ60から制御装置20に送信される画像を解析する。画像解析部22は、制御用カメラ50a,50bによる撮影画像における電子部品70のリード71先端の座標、基板30のスルーホール31中心の座標を求める。また、画像解析部22は、検査用カメラ60による撮影画像における2本のリード71先端の各座標を求める。画像解析部22は、例えば各画像における輝度等に基づいて各座標を求める。
移動量算出部23は、画像解析部22によって求められた制御用カメラ50a,50bによる撮影画像におけるリード71先端の座標と、スルーホール31中心の座標との差を特徴量として求める。移動量算出部23は、制御用カメラ50a,50bにおける特徴量から、後述する方法によりロボット10のハンド3の移動量を算出する。制御部21は、移動量算出部23によって算出された移動量に応じてハンド3が移動するように、ロボット10の各部を制御する。
検査部24は、画像解析部22によって求められた検査用カメラ60による撮影画像における2本のリード71先端の各座標からリード71の間隔を算出し、電子部品70の検査を行う。検査部24は、リード71の間隔が許容寸法内であるか否かを確認し、確認結果を制御部21に送る。制御部21は、リード71の間隔が許容寸法外の場合には、電子部品70を基板30に実装せずに廃棄するようにロボット10を制御する。
把持角度検出部25は、画像解析部22が検査用カメラ60による撮影画像から求めた2本のリード71先端の各座標等に基づいて、ロボット10のハンド3による電子部品70の把持角度を検出する。制御部21は、把持角度検出部25によって求められる把持角度に基づいて、ロボット10のハンド3が把持している電子部品70の角度を調整する。
<電子部品実装処理>
次に、電子部品実装装置100による電子部品実装処理について説明する。図3は、実施形態における電子部品実装処理のフローチャートを例示する図である。
本実施形態における電子部品実装処理では、まずステップS101にて、ロボット10のハンド3が、把持爪3a,3bの間で電子部品70を把持する。電子部品70は、リード71がフォーミングされた状態で部品供給装置から供給される。ハンド3は、部品供給装置の部品供給位置に移動し、把持爪3a,3bで挟み込むように電子部品70を把持する。
次にステップS102にて、検査用カメラ60が、ロボット10のハンド3と、ハンド3に把持されている電子部品70とを含む画像を撮影する。
ロボット10のハンド3は、部品供給位置で電子部品70を把持すると、図4(A)に示すように、検査用カメラ60の撮影位置に移動する。ハンド3が撮影位置に移動すると、検査用カメラ60が、ハンド3の把持爪3a,3b及び電子部品70のリード71を含む画像を撮影する。
図4(B)は、検査用カメラ60による撮影画像61を例示する図である。検査用カメラ60による撮影画像61は制御装置20に送られ、画像解析部22が、撮影画像61における把持爪3a,3b及び電子部品70の2本のリード71の各画素の座標を求める。
ステップS103では、検査部24が、画像解析部22によって求められた撮影画像61における2本のリード71先端の各座標から、図4(B)に示すリード71の間隔dを求める。次にステップS104にて、検査部24が、リード71の間隔dが許容寸法内であるか否かを確認する。
リード71の間隔dが許容寸法外の場合(ステップS104:NO)には、基板30に所定間隔で形成されているスルーホール31に、電子部品70の各リード71を挿入することができない。したがって、この場合にはステップS105にて、ロボット10のハンド3が電子部品70を把持したまま廃棄場所に移動し、電子部品70を廃棄場所に廃棄する。なお、電子部品70を再利用可能な場合には、リード71を再度フォーミング等した後に電子部品実装装置100に供給してもよい。
リード71の間隔dが許容寸法内の場合(ステップS104:YES)には、電子部品70の各リード71を、基板30に所定間隔で形成されているスルーホール31に挿入可能であり、ステップS106以降の処理に進む。
ステップS106では、把持角度検出部25が、画像解析部22によって検査用カメラ60の撮影画像61から求められたハンド3の把持爪3a,3b及び電子部品70のリード71の各座標から、図4(B)に示す把持角度θを求める。把持角度θは、平板状の把持爪3a,3bの一方の把持面(電子部品70に当接する面)と、電子部品70に設けられている2つのリード71先端を通る直線とがなす角度である。
なお、本実施形態では、ハンド3の把持爪3a,3bの一方の把持面を基準として把持角度θを求めているが、把持爪3a,3bの把持面以外を基準として把持角度θを求めてもよい。
次にステップS107にて、ロボット10のハンド3が、電子部品70を把持した状態で基板30の近傍に移動する。ここで、ロボット10のハンド3は、制御用カメラ50a,50bが基板30のスルーホール31を含む画像を撮影可能な位置まで移動する。
ステップS107におけるハンド3の移動量は、基板座標系の座標値とロボット座標系の座標位置から予め設定される。ただし、基板30の位置やスルーホール31の位置等の誤差があるため、このように電子部品70を基板30に近付けた後、ステップS108以降の処理によって、リード71とスルーホール31との位置合わせを行う。
ここで、ロボット10のハンド3は、電子部品70のリード71の延伸方向と基板30のスルーホール31の中心軸方向とが平行になるように移動する。また、ロボット10のハンド3は、電子部品70の2つのリード71の配列方向と、基板30の2つのスルーホール31の配列方向とが平行になるように移動する。制御部21は、ハンド3の把持角度θや、基板30に設けられているスルーホール31の位置等に基づいて、ハンド3が電子部品70を上記した姿勢で保持するようにロボット10の各部を制御する。
ステップS108では、制御用カメラ50a,50bが、ロボット10のハンド3に把持されている電子部品70のリード71先端と、基板30のスルーホール31とを含む画像を撮影する。
図5は、実施形態における制御用カメラ50a,50bによる撮影画像を例示する図である。図5(A)は、第1制御用カメラ50aによる撮影画像51aである。図5(B)は、第2制御用カメラ50bによる撮影画像51bである。
撮影画像51a,51bは、それぞれ電子部品70の第1リード71a及び第2リード71bと、第1リード71aが挿入される第1スルーホール31a及び第2リード71bが挿入される第2スルーホール31bとを含む。
第1制御用カメラ50aと第2制御用カメラ50bとは、異なる角度から撮影するため、図5に示されるように、各撮影画像51a,51bにおけるリード71a,71bとスルーホール31a,31bとの位置関係が異なっている。
第1制御用カメラ50a及び第2制御用カメラ50bによる撮影画像51a,51bは制御装置20に送られ、画像解析部22が、各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の画素の座標と、第1スルーホール31a中心の画素の座標とを求める。
画像解析部22は、図5(A)に示すように、撮影画像51aにおける第1リード71a先端の座標PpA(XpA,YpA)と、第1スルーホール31a中心の座標PhA(XhA,YhA)とを求める。また、画像解析部22は、図5(B)に示すように、撮影画像51bにおける第1リード71a先端の座標PpB(XpB,YpB)と、第1スルーホール31a中心の座標PhB(XhB,YhB)とを求める。
次にステップS109にて、移動量算出部23が、特徴量として、各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と、第1スルーホール31a中心の座標との差を求める。移動量算出部23は、以下の式(1)に基づいて、撮影画像51aにおける特徴量Fを求める。
特徴量F(fAx,fAy
=PhA−PpA
=(XhA−XpA,YhA−YpA) …(1)
また、移動量算出部23は、以下の式(2)に基づいて、撮影画像51bにおける特徴量Fを求める。
特徴量F(fBx,fBy
=PhB−PpB
=(XhB−XpB,YhB−YpB) …(2)
続いてステップS110にて、移動量算出部23が、各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と、第1スルーホール31a中心の座標との差が、所定画素数未満であるか否かを確認する。具体的には、移動量算出部23は、(XhA−XpA)、(YhA−YpA)、(XhB−XpB)、及び(YhB−YpB)の各値が、全て所定画素数未満であるか否かを確認する。
上記した各値の何れかが所定画素数以上である場合(ステップS110:NO)には、ステップS112にて、移動量算出部23が、電子部品70を把持するハンド3の移動量を算出する。
移動量算出部23は、式(1)及び式(2)で求めた特徴量F,Fをゼロに近付けるハンド3のX方向、Y方向、及びZ方向の移動量を、画像ヤコビアンの疑似逆行列を用いた以下の式(3)に基づいて算出する。
Figure 2017050376
特徴量変化量は、現在の特徴量F=[XhA−XpA,YhA−YpA,XhB−XpB,YhB−YpB]と、特徴量の目標値Fとの差である。本実施形態では、特徴量の目標値Fは、F=[0,0,0,0]に設定されている。移動量算出部23は、上式(3)によって、電子部品70の第1リード71aを基板30の第1スルーホール31aに近付けるハンド3の移動量(現在位置(X(N),Y(N),Z(N))と移動後の位置(X(N+1),Y(N+1),Z(N+1))との差)を算出する。
移動量算出部23は式(3)に基づいて移動量を算出すると、ステップS113にて、制御部21が、算出された移動量だけハンド3が移動するようにロボット10の各部を制御する。
本実施形態では、X方向、Y方向、及びZ方向の移動量が算出され、ハンド3は、電子部品70のリード71の配列方向と基板30のスルーホール31の配列方向とを平行な状態を保ちながら平行移動する。したがって、第1リード71aを第1スルーホール31aに近付けることで、第1リード71aとの間隔が許容寸法内である第2リード71bも同様に第2スルーホール31bに近付くこととなる。
なお、移動量算出部23は、ハンド3のX方向、Y方向、及びZ方向の移動量に加えて、例えばハンド3の回転量を求めてもよい。この場合、移動量算出部23は、例えば、各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と第1スルーホール31a中心の座標との差に加えて、第2リード71b先端の座標と第2スルーホール31b中心の座標との差を特徴量として求める。
制御部21は、移動量算出部23によって算出された移動量及び回転量に応じてハンド3を移動及び回転させるように、ロボット10の各部を制御する。このようにハンド3が移動及び回転することで、第1リード71aと第1スルーホール31aとの位置合わせと、第2リード71bと第2スルーホール31bとの位置合わせを同時に実行できる。
電子部品実装処理では、各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と、第1スルーホール31a中心の座標との差が所定画素数未満になるまで、ステップS108からステップS113までの処理を繰り返し実行する。ステップS108からステップS113までの処理を繰り返し実行することで、電子部品70のリード71を基板のスルーホール31に徐々に近付け、位置合わせを行うことができる。
各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と、第1スルーホール31a中心の座標との差が所定画素数未満になった場合(ステップS110:YES)には、ステップS111に進む。
各撮影画像51a,51bにおける第1リード71a先端の座標と、第1スルーホール31a中心の座標との差が所定画素数未満になると、図6(A)に示すように、電子部品70のリード71がスルーホール31の真上に位置する状態になる。この状態で、図6(B)に示すように、ハンド3が基板30に向かって移動することで、電子部品70のリード71をスルーホール31に挿入する。
このように、ステップS112において、電子部品70のリード71がスルーホール31に挿入され、例えば半田付けロボット等によりリード71がスルーホール31に半田付けされることで、電子部品70の基板30への実装が完了する。
以上で説明したように、本実施形態に係る電子部品実装装置100は、制御用カメラ50a,50bの撮影画像51a,51bに基づいてロボット10を視覚フィードバック制御して、電子部品70の基板30への実装を行う。本実施形態に係る電子部品実装装置100によれば、部品供給装置や基板30の座標系と、ロボット10の座標系とのキャリブレーション等、複雑な処理や煩雑な作業をすることなく、簡易な処理で電子部品70の基板30への実装を正確に実行できる。
なお、実施形態として、電子部品としてリード付き部品を基板に実装する場合を例示したが、本発明は、表面実装用部品を基板に実装する場合にも適用可能である。
以上、実施形態に係る電子部品実装装置及び電子部品実装方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
3 ハンド
3a,3b 把持爪
10 ロボット
20 制御装置
21 制御部
23 移動量算出部
24 検査部
25 把持角度検出部
30 基板
31 スルーホール(実装部)
50a,50b 制御用カメラ(制御用撮像装置)
60 検査用カメラ(検査用撮像装置)
70 電子部品
71 リード(端子)
100 電子部品実装装置

Claims (5)

  1. 電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記電子部品を把持するハンドを有する多関節型のロボットと、
    前記ハンドに把持されている前記電子部品の端子及び前記基板の実装部を含む画像を撮影する制御用撮像装置と、
    前記制御用撮像装置による撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異に基づいて、前記ハンドの移動量を算出する移動量算出部と、
    前記移動量算出部による算出結果に応じて前記ハンドを移動させるように前記ロボットを制御する制御部と、を有する
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記制御用撮像装置は、
    前記端子及び前記実装部を含む画像を撮影する第1撮像装置と、
    前記第1撮像装置とは異なる角度から、前記端子及び前記実装部を含む画像を撮影する第2撮像装置と、を有し、
    前記移動量算出部は、前記第1撮像装置による撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異及び前記第2撮像装置による撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異に基づいて、前記ハンドの移動量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
  3. 前記ハンド及び前記ハンドに把持されている前記電子部品の前記端子を含む画像を撮影する検査用撮像装置と、
    前記検査用撮像装置による撮影画像から、前記ハンドによる前記電子部品の把持角度を検出する把持角度検出部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装装置。
  4. 前記電子部品は、前記端子を複数有し、
    前記検査用撮像装置による撮影画像における前記端子の間隔に基づいて前記電子部品を検査する検査部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子部品実装装置。
  5. 電子部品を把持するハンドを有する多関節型のロボットを用いて、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装方法であって、
    前記ハンドに把持されている前記電子部品の端子及び前記基板の実装部を含む画像を撮影する制御用撮像ステップと、
    前記制御用撮像ステップによる撮影画像における前記端子の位置と前記実装部の位置との差異に基づいて、前記ハンドの移動量を算出する移動量算出ステップと、
    前記移動量算出ステップによる算出結果に応じて前記ハンドを移動させるように前記ロボットを制御する制御ステップと、を有する
    ことを特徴とする電子部品実装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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