JP2017049952A - 情報送信プログラム、情報処理端末、及び情報送信方法 - Google Patents

情報送信プログラム、情報処理端末、及び情報送信方法 Download PDF

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Junya Kani
潤也 可児
横田 耕一
Koichi Yokota
耕一 横田
島内 岳明
Takeaki Shimauchi
岳明 島内
智史 中根
Tomohito Nakane
智史 中根
紗友梨 香村
Sayuri Komura
紗友梨 香村
松本 弘之
Hiroyuki Matsumoto
弘之 松本
亮 坪田
Ryo Tsubota
亮 坪田
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Abstract

【課題】無料で貸し出される物品の返却を促進する情報送信プログラムを提供する。【解決手段】情報処理端末(ユーザ端末10)は、無線通信装置を備えた物品(無料傘20)から送信された物品の識別情報と物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、無線信号の受信に応じて、物品の識別情報を含み、かつ、物品の状態情報又は物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末(SNS提供装置30)による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う他の情報処理装置に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報送信プログラム、情報処理端末、及び情報送信方法に関する。
傘を無料でレンタルするサービスが提供されている(例えば、非特許文献1参照)。このようなサービスによれば、外出時に遭遇した突然の雨を凌ぐためだけに、新たな傘を購入する必要性を低減することができる。
特開2012−008614号公報
"タダカサ"、[online]、[平成27年8月19日検索]、インターネット〈URL:http://www.zenryoku.co.jp/tada/index.html〉
しかしながら、無料でレンタルされた傘については、返却率が非常に悪いことが問題視されている。これは、ユーザ(傘を借りる者)が、無料の傘を「借りている」という実感が少なく、返すのを忘れてしまったり、返却するのが面倒になってしまったりすることが一因であると考えられる。
但し、ユーザに記名等を要求して、元の傘立てに必ず傘を返させるような仕組みは、ユーザビリティも悪い上に、ユーザの気分もよくないであろう。
そこで、一側面では、無料で貸し出される物品の返却を促進することを目的とする。
一つの案では、情報送信プログラムは、情報処理端末に、無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報と前記物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する、処理を実行させる。
一側面によれば、無料で貸し出される物品の返却を促進することができる。
本発明の実施の形態における傘レンタルシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末、無料傘、及びSNS提供装置の機能構成例を示す図である。 無料傘の状態検知部の構成例を示す図である。 ユーザ端末が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 傘情報記憶部の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における傘レンタルシステムの構成例を示す図である。図1において、ユーザ端末10は、傘レンタルシステムのユーザが利用する情報処理端末である。例えば、スマートフォン又はタブレット端末等が、ユーザ端末10として利用されてもよい。ユーザ端末10は、無線通信を介してSNS提供装置30と通信可能である。
SNS提供装置30は、SNS(Social Networking Service)を提供する1以上のコンピュータである。本実施の形態では、一般的なSNSが利用されてよい。
ユーザ端末10は、また、近距離無線通信を介して無料傘20と通信可能である。すなわち、無料傘20は、通信機能を備える。無料傘20は、通信機能を介して、その開閉状態をユーザ端末10に通知可能である。無料傘20は、ユーザに対して無料で貸し出される傘である。本実施の形態において、無料傘20の置き場に制限はない。ユーザは、無料傘20を見つけると、当該無料傘20を使用することができ、任意の場所で、無料傘20の使用をやめて、無料傘20を置き去ることができる。例えば、コンビニエンスストアの傘立てに置かれていた無料傘20が、ドラッグストアの傘立てに置き去られてもよい。
なお、図1では、便宜上、1つずつのユーザ端末10及び無料傘20が示されているが、多数のユーザ端末10及び多数の傘が、複数箇所に所在してよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。図2において、ユーザ端末10は、CPU101、メモリ102、補助記憶装置103、タッチパネル104、無線通信装置105、近距離通信装置106、及びGPS受信機107等を有する。
補助記憶装置103は、ユーザ端末10にインストールされたプログラム等を記憶する。メモリ102は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置103からプログラムを読み出して記憶する。CPU101は、メモリ102に記憶されたプログラムに従ってユーザ端末10に係る機能を実現する。
タッチパネル104は、入力機能と表示機能との双方を備えた電子部品であり、情報の表示や、ユーザからの入力の受け付け等を行う。タッチパネル104は、表示装置111及び入力装置112等を含む。
表示装置111は、液晶ディスプレイ等であり、タッチパネル104の表示機能を担う。入力装置112は、表示装置111に対する接触物の接触を検出するセンサを含む電子部品である。接触物の接触の検出方式は、静電方式、抵抗膜方式、又は光学方式等、公知の方式のいずれであってもよい。なお、接触物とは、タッチパネル104の接触面(表面)に接触する物体をいう。斯かる物体の一例として、ユーザの指や専用又は一般のペン等が挙げられる。
無線通信装置105は、無線LAN(Local Area Network)又は移動体通信網等における通信を行うために必要とされるアンテナ等の電子部品である。無線通信装置105は、本実施の形態において、SNS提供装置30との通信に利用される。
近距離通信装置106は、例えば、NFC(Near field communication)又はBluetooth(登録商標)等による近距離無線通信を行うための電子部品である。近距離通信装置106は、本実施の形態において、無料傘20との通信に利用される。GPS受信機107は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信する。
図3は、本発明の実施の形態におけるユーザ端末、無料傘、及びSNS提供装置の機能構成例を示す図である。
図3において、ユーザ端末10は、無線信号受信部11、使用状態判定部12、照会部13、紐付け部14、借り出し処理部15、返却処理部16、及び閲覧部17等を有する。これら各部は、ユーザ端末10にインストールされた1以上のプログラム(例えば、「傘レンタルアプリ」)が、CPU101に実行させる処理により実現される。ユーザ端末10は、また、傘情報記憶部18及びアカウント情報記憶部19等を利用する。これら各記憶部は、例えば、メモリ102又は補助記憶装置103等を用いて実現可能である。
無線信号受信部11は、無料傘20からのビーコン(無線信号)を、近距離通信装置106を利用して受信する。無料傘20からのビーコンは、無料傘20の個体ごとの識別情報(以下、「傘ID」という。)と、無料傘20の開閉状態を示す値(以下、「状態値」という。)とを含む。
使用状態判定部12は、無線信号受信部11によって受信されるビーコンに含まれる状態値と、傘情報記憶部18に記憶されている情報とに基づいて、当該ビーコンの送信元の無料傘20の使用状態を判定する。使用状態とは、無料傘20が使用されているか否か等を示す情報をいう。
照会部13は、ビーコンの送信元の無料傘20が使用されていないことが使用状態判定部12によって判定された場合に、当該無料傘20を使用するか(借り出すか)否かをユーザに問い合わせる。紐付け部14は、無料傘20を使用することを示す入力がユーザによって行われた場合に、当該無料傘20に関する情報を傘情報記憶部18に記憶することで、当該無料傘20を当該ユーザ端末10に紐付ける。
借り出し処理部15は、無料傘20が開かれた場合(無料傘20の使用が開始された場合)に、当該無料傘20を借り出すこと(又は当該無料傘20が貸し出されること)を示すメッセージ(以下、「借り出しメッセージ」という。)を、SNS提供装置30に送信(投稿)する。
返却処理部16は、無料傘20が閉じられた場合(無料傘20の使用が終了した場合)に、当該無料傘20を返却すること又は当該無料傘20の使用が終了したことを示すメッセージ(以下、「返却メッセージ」という。)を、SNS提供装置30に送信(投稿)する。
閲覧部17は、SNS提供装置30によって提供されるSNSに投稿されているメッセージを、表示装置111に表示する。
傘情報記憶部18は、使用が開始された無料傘20の傘ID及び状態値等を記憶する。アカウント情報記憶部19は、SNS提供装置30によって提供されるSNSに対する、当該ユーザ端末10のユーザのアカウント情報を記憶する。
SNS提供装置30は、メッセージ受信部31及び閲覧制御部32等を有する。これら各部は、SNS提供装置30にインストールされたプログラムが、SNS提供装置30のCPUに実行させる処理により実現される。SNS提供装置30は、また、メッセージ記憶部33を利用する。メッセージ記憶部33は、SNS提供装置30の補助記憶装置又はSNS提供装置30にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
メッセージ受信部31は、ユーザ端末10から送信(投稿)される、SNSに対するメッセージを受信する。メッセージ受信部31は、受信したメッセージをメッセージ記憶部33に記憶する。閲覧制御部32は、メッセージ記憶部33に記憶されたメッセージの閲覧を制御する。例えば、閲覧の制御とは、例えば、メッセージの投稿元のユーザ端末10以外のユーザ端末10による閲覧の許容や制限等を行うことである。なお、閲覧の制御は、一般的なSNSによって行われているものと同様でよい。
無料傘20は、状態検知部21、無線信号送信部22、及び送信情報記憶部23等を有する。状態検知部21は、無料傘20の開閉を検知するセンサ等である。無線通信送信部は、無料傘20の開閉状態を示す状態値及び傘ID等を含むビーコンを送信する通信機器である。送信情報記憶部23には、ビーコンによって送信される情報を記憶するメモリ等である。例えば、送信情報記憶部23には、傘IDが記憶されている。
図4は、無料傘の状態検知部の構成例を示す図である。図4には、磁気センサ211と磁石212とが、状態検知部21を構成する例が示されている。磁気センサ211は、例えば、無料傘20の柄の部分に設置される。磁石212は、無料傘20を閉じた際に、磁気センサ211に近接する部分(例えば、骨の先端付近)に設置される。無料傘20が閉じられると、磁気センサ211は磁界を検出し、無料傘20が開かれると、磁気センサ211は磁界を検出しない。したがって、磁気センサ211による磁界の検出の有無によって、無料傘20の開閉状態を判別することができる。
なお、状態検知部21は、図4以外の構成を有していてもよい。
以下、ユーザ端末10が実行する処理手順について説明する。図5は、ユーザ端末が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図5の説明において対象とされるユーザ端末10を、「対象端末」という。
無線信号受信部11は、無料傘20から送信されるビーコンの受信を待機している(S101)。対象端末を所持しているユーザが、無料傘20の置かれている場所に近付くと、無線信号受信部11は、当該無料傘20(以下、「対象傘」という。)の無線通信送信部22から送信されているビーコンを受信する(S101でYes)。なお、閉じている無料傘20の無線信号送信部22からは、対象傘の傘IDと、閉じていることを示す状態値である「0」とを含むビーコンが送信される。
無料傘20から送信されているビーコンが無線信号受信部11によって受信されると(S101でYes)、使用状態判定部12は、当該ビーコンに含まれている状態値が0であるか否かを判定する(S102)。すなわち、当該ビーコンの送信元の無料傘20が閉じているか否かが判定される。
当該状態値が0である場合(S102でYes)、使用状態判定部12は、対象傘が、対象端末のユーザ(以下、「対象ユーザ」という。)によって既に使用中であるか否かを判定する(S103)。後述されるように、使用中の無料傘20については、当該無料傘20に関するレコードが傘情報記憶部18に記憶される。したがって、使用状態判定部12は、ビーコンの送信元の無料傘20の傘IDを含むレコードが傘情報記憶部18に記憶されているかに基づいて、対象傘が対象ユーザによって既に使用中であるか否かを判定する。
対象傘が対象ユーザによって使用中でない場合(S103でYes)、照会部13は、対象傘の存在を検知したことをユーザに通知するための画面(以下、「傘検知画面」という。)を、表示装置111に表示する(S104)。傘検知画面には、例えば、対象傘を検知したことを示すメッセージと、対象傘を使用するか否かを示す入力を受け付けるためのボタン等が含まれる。当該メッセージには、対象傘の傘IDが含まれてもよい。なお、使用されていない複数の無料傘20からのビーコンが受信されている場合、電波が最も強い無料傘20が対象傘とされてもよい。又は、傘検知画面において、当該複数の無料傘20のそれぞれの傘IDを選択肢とするリストが表示されてもよい。この場合、各無料傘20が、いずれの傘IDに対応するものであるのかを識別可能とするために、各無料傘20には、傘IDを示すラベルが貼付されていてもよい。
対象傘を使用することを示す入力が行われたことが照会部13によって検知されると(S105でYes)、紐付け部14は、対象傘の傘IDを含むレコードを、傘情報記憶部18に記憶する(S106)。
図6は、傘情報記憶部の構成例を示す図である。図6に示されるように、傘情報記憶部18には、使用の対象とされた無料傘20の傘ID及び状態値等を記憶する。ステップS106では、ビーコンに含まれていた状態値である0が記憶される。
なお、対象傘が継続してビーコンを送信することで、他のユーザ端末10によって対象傘が使用可能であると誤認されないように、紐付け部14は、対象傘に対して、ビーコンの送信の停止命令を示す無線信号を送信してもよい。対象傘の無線信号送信部22は、当該無線信号に応じ、状態値が0であるビーコンの送信を停止してもよい。
その後、対象ユーザが、対象傘を開くと、対象傘の無線信号送信部22は、状態値が1であるビーコンの送信を開始する。1である状態値は、無料傘20が開いている状態を示す。
対象端末の無線信号受信部11によって当該ビーコンが受信され(S101でYes)、使用状態判定部12によって、当該ビーコンに含まれている状態値が1であることが判定されると(S102でNo)、使用状態判定部12は、当該ビーコンの送信元の無料傘20が、対象ユーザによって使用中の無料傘20であるか否かを判定する(S107)。すなわち、当該ビーコンに含まれている傘IDを含むレコードが、傘情報記憶部18に記憶されているか否かが判定される。
当該傘IDを含むレコードが、傘情報記憶部18に記憶されている場合(S107でYes)、使用状態判定部12は、当該レコードの状態値が0であるか否かを判定する(S108)。すなわち、今まで(当該ビーコンが受信されるまで)対象傘が閉じていたのか否かが判定される。当該レコードの状態値が0である場合(S108でYes)、使用状態判定部12は、ユーザによって対象傘が開かれたことを検出する。そこで、借り出し処理部15は、借り出しメッセージをSNS提供装置30によって提供されるSNSへ投稿する(S109)。投稿に際し、必要に応じてSNSによる認証処理が行われてもよい。この場合、アカウント情報記憶部19に記憶されているアカウント情報(対象ユーザの識別情報)が利用されてもよい。例えば、アカウント情報が、SNS提供装置30に送信されて、認証に成功した後に、借り出しメッセージが送信されてもよい。なお、借り出しメッセージには、例えば、無料傘20を借り出したことを示す文字列と、無料傘20の傘IDと、対象端末のGPS受信機によって受信されたGPS信号に基づいて計測された位置情報とが含まれる。例えば、「無料傘(001)を借りるなう。(緯度,経度)」といったようなメッセージが、借り出しメッセージとして投稿されてもよい。又は、借り出しメッセージは、単に、無料傘20が開いたことを示すメッセージ若しくは状態値そのものであってもよい。但し、この場合にも、無料傘20の傘IDが、借り出しメッセージに含まれる。なお、借り出しメッセージは、SNSの他のユーザから閲覧が許容されるように投稿される。
続いて、借り出し処理部15は、傘情報記憶部18に記憶されている、対象傘の傘IDを含むレコードの状態値を1に更新する(S110)。
その後、例えば、雨がやみ、対象ユーザが対象傘を閉じると、対象傘の無線信号送信部22は、状態値が0であるビーコンの送信を開始する。当該ビーコンが、対象端末の無線信号受信部11によって受信されると(S101でYes)、使用状態判定部12は、当該ビーコンの状態値が0であり(S102でYes)、かつ、当該ビーコンの送信元の無料傘20が対象ユーザによって使用中であることを判定する(S103でYes)。
続いて、使用状態判定部12は、傘情報記憶部18において、当該ビーコンに含まれている傘IDを含むレコードの状態値が1であるか否かを判定する(S111)。すなわち、今まで(当該ビーコンが受信されるまで)対象傘が開いていたのか否かが判定される。当該レコードの状態値が1である場合(S111でYes)、使用状態判定部12は、ユーザによって対象傘が閉じられ、対象傘の使用が終了したことを検出する。そこで、返却処理部16は、返却メッセージをSNS提供装置30によって提供されるSNSへ投稿する(S112)。投稿に際し、必要に応じてSNSによる認証処理が行われてもよい。なお、返却しメッセージには、例えば、無料傘20を返却したことを示す文字列と、無料傘20の傘IDと、対象端末のGPS受信機によって受信されたGPS信号に基づいて計測された位置情報とが含まれる。例えば、「無料傘20(001)を返すなう。(緯度,経度)」といったようなメッセージが、返却メッセージとして投稿されてもよい。又は、返却メッセージは、単に、無料傘20の状態、すなわち、無料傘20が閉じたことを示すメッセージ若しくは状態値そのものであってもよい。但し、この場合にも、無料傘20の傘IDは、返却メッセージに含まれる。なお、返却メッセージは、SNSの他のユーザから閲覧が許容されるように投稿される。
続いて、返却処理部16は、傘情報記憶部18に記憶されている、対象傘の傘IDを含むレコードの状態値を削除する(S113)。
なお、ユーザは、無料傘20の使用を終了した時点において付近に位置するコンビニエンスストアの傘立て等、任意の場所であって、他のユーザが無料傘20を使用しやすい場所に、無料傘20を置くことができる。
上述したように、本実施の形態では、無料傘20が開かれると、借り出しメッセージがSNSに投稿され、無料傘20が閉じられると、返却メッセージがSNSに投稿される。その結果、無料傘20を使用中であることが、「暗黙的な社会的監視状態」に置かれる。例えば、借り出しメッセージを閲覧した他のユーザによって、対象ユーザが無料傘20を借り出したことが知られる。したがって、対象ユーザに対して、無料傘20を返却しなければいけないという心理的な圧力をかけることができる。その結果、無料傘20の返却の向促進を期待することができる。
なお、本実施の形態では、無料傘20が閉じられたことによって、無料傘20の返却が擬制される。すなわち、返却メッセージの投稿は、必ずしも、ユーザが無料傘20を返却したこと(他のユーザが使用しやすい場所に置いたこと)を保証するものではない。しかし、例えば、ユーザが、私物のように長期間にわたって同一の無料傘20の使用を継続した場合、当該無料傘20が開閉するたびに、同一の傘IDを含む借り出しメッセージ及び返却メッセージが、当該ユーザを投稿者として投稿される。そうすると、SNSの他のユーザは、当該無料傘20が私物化されているという疑念を抱くことになる。このような疑念を生じさせたくないという心理が、無料傘20の私物化に対する抑制力として作用することが期待できる。
また、ユーザが、無料傘20を廃棄してしまった場合(例えば、駅のゴミ箱等に放置した場合)、当該無料傘20について、借り出しメッセージが投稿されなくなる。そうすると、当該無料傘20について、最後に借り出しメッセージ又は返却メッセージを投稿したユーザが、当該無料傘20を廃棄してしまったのではないかという疑念をSNSの他ユーザに抱かせることになる。このような疑念を生じさせないという心理が、他のユーザによって使用し易い場所に無料傘20が置かれることの動機付けとして作用することが期待できる。
なお、無料傘20の送信情報記憶部23には、無料傘20のスポンサー等の広告情報が記憶され、無料傘20からのビーコンには、当該広告情報が含まれるようにしてもよい。この場合、当該広告情報も傘IDに対応付けられて傘情報記憶部18に記憶され、無料傘20が開いたときに投稿される借り出しメッセージや、無料傘20が閉じたときに投稿される返却メッセージには、当該広告情報が含まれるようにしてもよい。そうすることで、無料傘20のスポンサーを募ることができ、無料傘20の普及の促進を期待することができる。
また、上記では、無料傘20の置き場に制限が無い例を説明したが、各地で営業している店舗(例えば、コンビニエンスストアやドラッグストア等)が、無料傘20の返却場所とされてもよい。この場合、無料傘20の返却をクーポン化することで、返却の促進及び店舗への集客の促進を期待することができる。
また、無料傘20に対してエンターテイメント性の高い装飾を施したり、エンターテイメント性の高い機能を実装したりすることで、無料傘20の利用が促進されてもよい。例えば、無料傘20に対してイルミネーションが付加されてもよいし、音楽の再生機能が無料傘20に実装されてもよい。
また、SNS提供装置30のメッセージ記憶部33に記憶された借り出しメッセージ及び返却メッセージ等を、傘IDをキーとして検索可能とすることで、或る無料傘20の経歴の閲覧が可能とされてもよい。例えば、傘検知画面において、経歴の参照が指示されると、このような検索が行われ、対象傘の経歴が表示装置111に表示されてもよい。各メッセージに含まれている位置情報に基づいて、移動経路が当該経歴として表示されてもよい。また、各メッセージの投稿者のユーザIDに基づいて、使用者の履歴が表示されてもよい。そうすることで、ユーザは、目の前に有る無料傘20について、北海道から東京まで移動したものであることや、過去に著名人が利用したものであること等を知ることができる。
なお、本実施の形態では、ユーザ端末10が投稿を行う例について説明したが、無料傘20が投稿を行うようにしてもよい。この場合、複数人によって共用される無料傘20に対してアカウント情報が公開されるのはユーザによって嫌厭される可能性がある。そこで、無料傘20毎にSNSに対するアカウントが設けられ、当該アカウントによって投稿が行われるようにしてもよい。この場合、ユーザ端末10のユーザのユーザID及び位置情報は、ユーザ端末10から提供されるようにしてもよい。又は、位置情報については、無料傘20にGPS機能が搭載され、当該GPS機能によって測位されるようにしてもよい。
また、借り出しメッセージ及び返却メッセージの送信先は、SNSでなくてもよい。例えば、無料傘20に関するWebサイトであってもよい。
また、本実施の形態では、レンタル(貸し出し)の対象の物品が、傘である例について説明したが、傘以外の物品について、本実施の形態が適用されてもよい。例えば、ペン等の文房具や、レンタル自転車等について、本実施の形態が適用されてもよい。ペンであれば、キャップの開け閉めが、傘の開閉に対応してもよい。また、自転車であれば、所定のスタンドからの移動が、傘を開くことに対応し、所定のスタンドへの設置が、傘を閉じることに対応してもよい。
なお、本実施の形態において、傘IDは、物品の識別情報の一例である。ビーコンに含まれる状態値は、物品の識別情報の一例である。借り出しメッセージは、物品の状態情報に応じて定まるメッセージ、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報の一例である。返却メッセージは、物品の使用終了に応じて定まるメッセージの一例である。SNS提供装置30は、情報処理装置の一例である。
無線信号受信部11は、受信部の一例である。借り出し処理部15は、通信部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
情報処理端末に、
無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報と前記物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、
前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する、
処理を実行させることを特徴とする情報送信プログラム。
(付記2)
前記情報処理端末に、
前記物品から送信された無線信号に基づいて、前記物品の使用終了を検出し、
前記検出に応じて、前記メッセージとは異なり、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の使用終了に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、前記情報処理装置に送信する、
処理を実行させることを特徴とする付記1に記載の情報送信プログラム。
(付記3)
前記メッセージ又は前記異なるメッセージは、前記物品の位置情報及び/又は広告情報を含むことを特徴とする付記1又は2に記載の情報送信プログラム。
(付記4)
前記物品は傘であり、前記物品の状態情報は前記傘の開閉状態を示すことを特徴とする付記3に記載の情報送信プログラム。
(付記5)
情報処理端末において、
無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報を含む無線信号を受信する受信部と、
前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する通信部とを
備えることを特徴とする情報処理端末。
(付記6)
前記物品から送信された無線信号に基づいて、前記物品の使用終了を検出する検出部を有し、
前記通信部は、前記検出に応じて、前記メッセージとは異なり、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の使用終了に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、前記情報処理装置に送信する、
ことを特徴とする付記5に記載の情報処理端末。
(付記7)
前記メッセージ又は前記異なるメッセージは、前記物品の位置情報及び/又は広告情報を含むことを特徴とする付記5又は6に記載の情報処理端末。
(付記8)
前記物品は傘であり、前記物品の状態情報は前記傘の開閉状態を示すことを特徴とする付記7に記載の情報処理端末。
(付記9)
情報処理端末が、
無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報と前記物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、
前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する、
処理を実行することを特徴とする情報送信方法。
(付記10)
前記情報処理端末が、
前記物品から送信された無線信号に基づいて、前記物品の使用終了を検出し、
前記検出に応じて、前記メッセージとは異なり、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の使用終了に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、前記情報処理装置に送信する、
処理を実行することを特徴とする付記9に記載の情報送信方法。
(付記11)
前記メッセージ又は前記異なるメッセージは、前記物品の位置情報及び/又は広告情報を含むことを特徴とする付記9又は10に記載の情報送信方法。
(付記12)
前記物品は傘であり、前記物品の状態情報は前記傘の開閉状態を示すことを特徴とする付記11に記載の情報送信方法。
10 ユーザ端末
11 無線信号受信部
12 使用状態判定部
13 照会部
14 紐付け部
15 借り出し処理部
16 返却処理部
17 閲覧部
18 傘情報記憶部
19 アカウント情報記憶部
20 無料傘
21 状態検知部
22 無線信号送信部
23 送信情報記憶部
30 SNS提供装置
31 メッセージ受信部
32 閲覧制御部
33 メッセージ記憶部
101 CPU
102 メモリ
103 補助記憶装置
104 タッチパネル
105 無線通信装置
106 近距離通信装置
107 GPS受信機
111 表示装置
112 入力装置
211 磁気センサ
212 磁石

Claims (6)

  1. 情報処理端末に、
    無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報と前記物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、
    前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する、
    処理を実行させることを特徴とする情報送信プログラム。
  2. 前記情報処理端末に、
    前記物品から送信された無線信号に基づいて、前記物品の使用終了を検出し、
    前記検出に応じて、前記メッセージとは異なり、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の使用終了に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、前記情報処理装置に送信する、
    処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報送信プログラム。
  3. 前記メッセージ又は前記異なるメッセージは、前記物品の位置情報及び/又は広告情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報送信プログラム。
  4. 前記物品は傘であり、前記物品の状態情報は前記傘の開閉状態を示すことを特徴とする請求項3に記載の情報送信プログラム。
  5. 情報処理端末において、
    無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報を含む無線信号を受信する受信部と、
    前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する通信部とを
    備えることを特徴とする情報処理端末。
  6. 情報処理端末が、
    無線通信装置を備えた物品から送信された該物品の識別情報と前記物品の状態情報とを含む無線信号を受信し、
    前記無線信号の受信に応じて、前記物品の識別情報を含み、かつ、前記物品の状態情報又は前記物品の状態情報に応じて定まるメッセージを、他の情報処理端末による閲覧を許容する情報として、情報の閲覧制御を行う情報処理装置に送信する、
    処理を実行することを特徴とする情報送信方法。
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