JP2017049419A - 内視鏡用ガイドチューブ - Google Patents

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Yasuo Hirata
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Abstract

【課題】タンクの上方に設けられた点検孔からタンク内空間に挿入される内視鏡挿入部をタンクの底面に形成された開口内にスムーズに導入して効率良い検査を可能にする内視鏡用ガイドチューブを提供すること。【解決手段】内視鏡用ガイドチューブ10は、内視鏡挿入部9が挿通可能なフレキシブル管3、及びフレキシブル管3の一端開口側に固設される予め定めた形状の曲げ部4aを有する曲管4、を備える第1チューブ部材1と、第1チューブ部材1が挿通可能で予め定め方向に湾曲可能な一方向湾曲部6を有する第2チューブ部材2と、を具備している。【選択図】図1

Description

本発明は、大空間の上方に位置する点検孔から該大空間内に導入される内視鏡を当該大空間の底面に設けられた開口内に導くための内視鏡用ガイドチューブに関する。
一般に、工業用、医療用の内視鏡は、細長な挿入部を備えている。そして、工業用の内視鏡は、配管の腐食、傷などの検査、或いは、タンク内の検査等に使用される。
検査対象である管の内径に対して、内視鏡挿入部の外径が小さく、その寸法差が大きな場合、可撓性を有する該挿入部の可撓管部が管内で撓むことによって、当該挿入部を手際良く深部まで挿入することが難しくなる。
このため、配管検査においては、内視鏡挿入部の外径に対して寸法差が最適な貫通孔を有して直進性に優れた、可撓性を有する密巻きコイルを、予め、管内に挿入し、その後、密巻きコイルの貫通孔に内視鏡挿入部を挿入して管内に内視鏡を導出させて内視鏡検査を行うようにしていた。
一方、検査対象であるタンク内の検査を行う場合、内視鏡挿入部が細長で可撓性を有する場合、内視鏡挿入部を幅狭な隙間を通してタンク内空間に導いた際、該内視鏡挿入部が自重で垂れ下がって観察空間内の所望する位置に配置させることが困難である。
このため、配管の深部に位置するタンク内空間の検査を行う場合においても、上述したように、予め、所望の貫通孔を有する密巻きコイルをタンク内空間近傍まで挿入し、その後、密巻きコイルの貫通孔に内視鏡挿入部を挿入してタンク内空間に内視鏡を導出させて内視鏡検査を行うようにしていた。
例えば、特許文献1には、内視鏡挿入部の観察部位深部への導入を容易に行え、且つ、内視鏡挿入部の先端部を大空間内の所望する方向に突出させて検査すること、及び内挿された内視鏡挿入部を一体に捩り操作することが可能な内視鏡用ガイドチューブが開示されている。
この内視鏡用ガイドチューブによれば、曲がり癖部を含む内シースを外コイルの貫通孔内に配置した状態の内視鏡用ガイドチューブを構成することによって、内視鏡用ガイドチューブを配管深部の目的部位に押し込みながらスムーズに挿入することができる。
また、上述した内視鏡用ガイドチューブの先端が大空間近傍に到達したなら、内シースから挿入部を突出させて観察を行う。この際、挿入部が、曲がり癖部の内面に押圧接触していることによって、作業者が外コイル或いは突出長規定部材を捩り操作することによって、挿入部を捩り操作して作業者の所望する観察を行うことができる。
特開2012−14128号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡用ガイドチューブは、外コイルと、該外コイルの貫通孔内に配置される曲がり癖部を含む内シースとで構成されている。このため、例えば、円柱状で内部に大空間を有するタンクの上部に設けられた点検孔から内部空間に導入した内視鏡用ガイドチューブの先端を該タンクの底面であって該点検孔直下から離間した位置に設けられている開口に対峙するように配置することが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、タンクの上方に設けられた点検孔からタンク内空間に挿入される内視鏡挿入部をタンクの底面に形成された開口内にスムーズに導入して効率良い検査を可能にする内視鏡用ガイドチューブを提供することを目的にしている。
本発明の一態様の内視鏡用ガイドチューブは、内視鏡挿入部が挿通可能なフレキシブル管、及び該フレキシブル管の一端開口側に固設される予め定めた形状の曲げ部を有する曲管、を備える第1チューブ部材と、前記第1チューブ部材が挿通可能で予め定め方向に湾曲可能な一方向湾曲部を有する第2チューブ部材と、を具備している。
本発明によれば、タンクの上方に設けられた点検孔からタンク内空間に挿入される内視鏡挿入部をタンクの底面に形成された開口内にスムーズに導入して効率良い検査を可能にする内視鏡用ガイドチューブを実現できる。
第1チューブ部材と第2チューブ部材とを有する内視鏡用ガイドチューブを説明する図 第1チューブ部材を構成する曲管を説明する図 第1チューブ部材を構成するフレキシブル管を説明する図 曲管をフレキシブル管の中途部に配置するための曲管口金を説明する図 内視鏡用ガイドチューブが配置されるタンク内空間を有するタンクを説明する図 点検孔から挿入した内視鏡用ガイドチューブがタンク内空間に垂れ下がっている状態を説明する図 内視鏡用ガイドチューブを開口方向に移動して内視鏡挿入部を分岐管内に導いた状態を説明する図 図3Cの矢印Y3D方向から内視鏡用ガイドチューブを見た図 ストレート形状の湾曲駒を連接した湾曲部を説明する図 屈曲形状湾曲駒を配置して湾曲部の自然状態における湾曲形状を説明する図 屈曲形状湾曲駒を配置して湾曲部の特徴を説明する図 曲管とフレキシブル管とを連結する連結固定部材を説明する分解斜視図 連結固定部材による曲管とフレキシブル管との連結状態を説明する図 曲管とフレキシブル管とを連結するコレットを備える連結固定部材を説明する図 流体湾曲部を曲管としてフレキシブル管に設けた第1チューブ部材を説明する図 フレキシブル管の可撓性を調整可能にする構成を説明する図 内視鏡挿入部の可撓管部の任意の位置に曲管を取り付ける曲管取付部材を説明する図 内視鏡挿入部と、内視鏡挿入部の可撓管部に設けた曲管とで構成された第1チューブ部材を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示すように本発明の内視鏡用ガイドチューブ10は、第1チューブ部材1と、第2チューブ部材2と、を有する。内視鏡用ガイドチューブ10は、内視鏡挿入部9を所望する部位に導く際に使用される。内視鏡挿入部9は、先端側から順に、先端部9a、内視鏡湾曲部9b、可撓管部9cを連設している。
第1チューブ部材1は、長手方向貫通孔を有するフレキシブル管3及び曲管4を有し、第2チューブ部材2は長手方向貫通孔を有する筒部5及び一方向湾曲部6を有している。
第1チューブ部材1は、第2チューブ部材2の長手方向貫通孔2hに挿通可能である。内視鏡挿入部9は、第1チューブ部材1の長手方向貫通孔1hに挿通可能であり、一端側の開口1haから外部に導出される。
図1、図2A−図2Cを参照して第1チューブ部材1を説明する。
図1、図2Aに示すように第1チューブ部材1の曲管4は、曲げ形状保持部であって、予め定めた形状の曲げ部4aを有する。曲げ部4aは、曲管4全体であっても、曲管4の一端側又は他端側の少なくとも一方がストレート形状部であってもよい。
符号4hは、内視鏡挿入部挿通孔であり、符号4mは内視鏡挿入部挿通孔の先端開口である。内視鏡挿入部挿通孔4hの内径は、内視鏡挿入部9の外径と略同寸法またはそれより予め大きく設定されている。
本実施形態において、曲管4は、樹脂製弾性チューブである例えばウレタンゴム製チューブであって、予め設定した弾撥性(復元力とも記載する)を有し、予め設定した曲げ形状に復元する曲がり癖がつけられている。曲管4の外径寸法及び内孔寸法は、予め定めた寸法に設定されている。
なお、曲管4は、ウレタンゴム製に限定されるものでは無く、ナイロン、フッ素樹脂等の復元力を有する樹脂製弾性チューブ、或いは、ポリエチレン等所望する形状に曲げることが可能で且つその曲げ形状を保持する樹脂製形状維持チューブ、銅パイプ等であってもよい。また、曲げ部4aが予め形成された例えば樹脂製の曲管4であってもよい。
図1、図2Bに示すようにフレキシブル管3は、外周面に螺旋溝3aを有して予め定めた可撓性を備えた例えばステンレス製の螺旋管である。フレキシブル管3の外径寸法及び内孔寸法は、予め定めた寸法に設定され、螺旋溝3aの幅寸法及び深さ寸法も予め定めた寸法に設定されている。
曲管4は、フレキシブル管3の一端開口31側の外周面に例えば図1に示すように配置されて、接着によって一体固定される。この結果、フレキシブル管3の一端開口側に曲げ部4aを備えた第1チューブ部材1が構成される。
本実施形態において、第1チューブ部材1の長手方向貫通孔1hの一端側の開口1haは、曲管4の一端側の開口である。
図2Bの符号32は、フレキシブル管3の他端開口である。他端開口32は、内視鏡挿入部9が挿入される挿入口であり、第1チューブ部材1の他端側の開口である。
なお、図2Cの符号8は、環状の曲管口金である。
曲管口金8は、例えば内孔内面に中心軸方向に突出する凸部8aを有する。曲管口金8の内孔寸法は、フレキシブル管3の外径寸法より予め定めた寸法大きく設定されている。そして、凸部8aは、螺旋溝3a内に摺動配置されるように形成されている。
曲管口金8の内孔内面に凸部8aの代わりに雌ネジ状部を形成して、該雌ネジ状部をフレキシブル管3の螺旋溝3aに噛み合わせるようにしてもよい。
この構成によれば、曲管口金8の凸部8aを螺旋溝3a内に配置させた状態で、該口金8を回転させることによって、凸部8aが螺旋溝3a内を摺動移動することにより、曲管口金8がフレキシブル管3に対して進退移動する。
したがって、曲管4をフレキシブル管3の先端部分が突出するように中途部に配置した後、曲管口金8をフレキシブル管3に取り付け上述したように回転させることによって曲管4を押し込み移動させて、この曲管4をフレキシブル管3の中途部の所望する位置に配置することができる。
この結果、フレキシブル管3の中途部に曲管4による曲げ部4aを備えた第1チューブ部材1が構成される。
第2チューブ部材2は、図1に示すように筒部5と、一方向湾曲部6と、を有している。
筒部5は、硬質な金属パイプ、或いは、硬質な樹脂製パイプであって、長さ寸法、外径寸法及び内孔寸法が予め定めた寸法に設定されている。
一方向湾曲部6は、受動湾曲部である。一方向湾曲部6は、一端湾曲駒6aと、複数の中間湾曲駒6b、6cと、他端湾曲駒6dと、複数の連結軸部材7と、を有する、筒部5の一端側は、一方向湾曲部6を構成する他端湾曲駒6dの他端部に対して直接、又は、連結口金(不図示)を介して一体に連結固定される。
一方向湾曲部6は、一端湾曲駒6a、第1中間湾曲駒6b、第2中間湾曲駒6c、第1中間湾曲駒6b、…、第2中間湾曲駒6c、他端湾曲駒6dの順に配置されている。隣り合う湾曲駒同士は、湾曲部長手軸(図4Aの符号6e参照)に直交する中心軸(図4Aの符号6f参照)を有する孔内に連結軸部材7を設けて連結され、湾曲駒同士は連結軸部材7の中心軸7a回りに回動自在である。
この構成によれば、一方向湾曲部6は、湾曲駒に対して直接、又は、間接的に外力が働くことによって中心軸7a回りに回転して湾曲状態に変化する。隣り合う湾曲駒同士の湾曲角度は、外部から湾曲駒にかかる力の大きさによって変化する。
そして、湾曲駒にかかる外力が大きくなるにしたがって、湾曲角度は、180°よりも徐々に小さくなり、該湾曲駒にかかる外力が解除されるにしたがって元の状態に戻っていく。
本実施形態において、第1中間湾曲駒6bと第2中間湾曲駒6cとは幅寸法が異なり、図1においては第2中間湾曲駒6cが第1中間湾曲駒6bより幅狭である。この逆に、図4Aに示すように第2中間湾曲駒6cを第1中間湾曲駒6bよりも幅広に構成するようにしてもよい。
また、一端湾曲駒6aと他端湾曲駒6dとも幅寸法が異なる。図1、図4Aにおいて、一端湾曲駒6aと第2中間湾曲駒6cとが同じ幅寸法で、他端湾曲駒6dと第1中間湾曲駒6bとが同じ幅寸法である。
上述のように構成した内視鏡用ガイドチューブ10の作用を説明する。
内視鏡用ガイドチューブ10は、例えば図3Aに示す円柱状のタンク11のタンク内空間11sに配置される。
タンク11の上面11uには外部とタンク内空間11sとを連通する点検孔11hが設けられている。底面11bには分岐管12の内孔に連通する開口11mが設けられている。分岐管12内は、被検部である。
作業者は、分岐管12内に内視鏡挿入部9を導入するにあたって、まず、タンク11のタンク内空間11sを考慮して内視鏡用ガイドチューブ10を構成する。
すなわち、第1チューブ部材1を、予め、図1で示したように第2チューブ部材2の長手方向貫通孔2h内に挿入しておく。このとき、作業者は、第1チューブ部材1の一端側部である先端部分を第2チューブ部材2を構成する一方向湾曲部6の一端湾曲駒6aの先端開口から予め定めた量突出した状態にする。
本実施形態において、作業者は、上述に加えて、内視鏡用ガイドチューブ10の第1チューブ部材1が有する長手方向貫通孔1h内に内視鏡挿入部9を挿通しておく。このとき、作業者は、例えば第1チューブ部材1の先端開口11から内視鏡挿入部9の先端部9a及び内視鏡湾曲部9bを導出した状態にする。
次に、作業者は、点検孔11hを介して第1チューブ部材1の先端から突出している内視鏡挿入部9の先端部9a及び内視鏡湾曲部9bと、第1チューブ部材1の曲管4と、をタンク内空間11sに導入する。
このとき、作業者が内視鏡を観察可能状態にすることによって、図示しないモニタの画面上には内視鏡画像が表示される。
導入後、作業者は、筒部5及びフレキシブル管3を把持しつつ図1の矢印Y1a、Y1bに示すように長手軸周りに回転操作する。この結果、タンク内空間11sに自重で垂れ下がった状態のフレキシブル管3及び一方向湾曲部6が回転されて、内視鏡挿入部9の先端部9aを例えば開口11m方向に向けることができる。
次いで、作業者は、筒部5及びフレキシブル管3を図3Bの矢印Y3Bに示すように移動させていく。すると、タンク内空間11sにおいて垂れ下がっている第1チューブ部材1及び第2チューブ部材2の一方向湾曲部6が底面11bに向かって移動していく。そして、第1チューブ部材1の曲管4の側部が底面11bに当接する。
ここで、作業者は、把持した筒部5及びフレキシブル管3をさらに底面11bに向けて移動する。すると、フレキシブル管3が湾曲を開始し、このフレキシブル管3の湾曲に伴って該フレキシブル管3から第2チューブ部材2の一方向湾曲部6に外力が伝達される。
一方向湾曲部6は、フレキシブル管3から外力が伝達されることによって湾曲する。そして、作業者が筒部5及びフレキシブル管3を底面11bに向けて移動し続けることによって、図3Cに示すように一方向湾曲部6の湾曲駒6a、6b、6c、6bがこの順に湾曲されていく。
この結果、作業者が筒部5及びフレキシブル管3を底面11bに向けて移動させているにも関わらず、一方向湾曲部6の湾曲駒6a、6b、6c、6bの側部が順に底面11bに当接して第1チューブ部材1の先端に位置する曲管4が底面11bに沿って開口11m方向に向けて移動されていく。
このとき、開口11mの方向に合わせ、筒部5を図3Bの矢印Y3aの方向、若しくは、矢印Y3b方向に回転させることで先端部9aの向きを矢印Y3cの方向、若しくは、矢印Y3dの方向に変化させて、第2チューブ部材2を進めていく。
この作業中、作業者は、モニタの画面上に表示される内視鏡画像を観察しつつ、筒部5及びフレキシブル管3を底面11bに向けて移動させるとともに、筒部5及びフレキシブル管3を長手軸回りに回転させて、開口11mがモニタの画面上に所望の状態で表示されるように曲管4を移動させる。
作業者は、開口11mが画面上に所望の状態で表示されたなら内視鏡挿入部9を第1チューブ部材1の先端からさらに導出させて、先端部9aを開口11m上に配置する。この後、作業者は、画面上に表示される内視鏡画像を観察して先端部9aが分岐管12内に配置されたか否かを確認する。
ここで、作業者は、必要に応じて内視鏡湾曲部9bを湾曲させる操作、内視鏡挿入部9を導出させる操作等を行う。
図3Dに示すように比較的内側に開口11mがある被検体に対して内視鏡挿入部9を挿入するとき、第2チューブ部材2の方向決めと、第1チューブ部材1の回転により、第1チューブ部材1を開口11m近傍まで移動させていく。
第1チューブ部材1の先端側に曲管4を設けたことで、タンク11の内壁に第1チューブ部材1を押し当てつつ、先端の曲管4をタンク11の内側に位置する底部11bの開口11m方向に向け、開口11m内に滑り込ませていく。
作業者は、先端部9aが分岐管12内に位置することを確認したなら内視鏡挿入部9を第1チューブ部材1の先端から導出させて分岐管12内の所定位置に配置する。その後、作業者は、分岐管12内の内視鏡検査を開始する。
なお、上述した実施形態においては、内視鏡挿入部9を内視鏡用ガイドチューブ10を構成する第1チューブ部材1内に予め挿通配置しておくとしている。
しかし、内視鏡用ガイドチューブ10の第1チューブ部材1が底面11bに到達した後、或いは、第2チューブ部材2の湾曲駒6a、6b、6cの側部が底面11b上に配置された後、内視鏡挿入部9を内視鏡用ガイドチューブ10の第1チューブ部材1の長手方向貫通孔1h内に挿通して、該挿入部9を該第1チューブ部材1の先端側から導出させるようにしてもよい。
このように、内視鏡用ガイドチューブ10を、フレキシブル管3及び曲管4を有する第1チューブ部材1と、第1チューブ部材1が挿通可能な長手方向貫通孔2hを有する筒部5及び外力を受けて湾曲する受動一方向湾曲部6を備える第2チューブ部材2と、で構成する。
この結果、円柱状のタンク11の上面11uに設けられた点検孔11hからタンク内空間11sに導入した内視鏡用ガイドチューブ10は、作業者が把持する筒部5及びフレキシブル管3を底面11bに向けて移動することによって、一方向湾曲部6が一方向に湾曲して、第2チューブ部材2の先端から導出されている第1チューブ部材1の先端を底面11bに沿って移動させて開口11mを作業者の所望する状態でモニタの画面上に表示させることができる。
したがって、第1チューブ部材1の先端から内視鏡挿入部9を導出させて、該内視鏡挿入部9を開口11mを介して分岐管12内にスムーズに導入して内視鏡検査を行える。
なお、図3Bの二点鎖線に示す重り13を曲管4の他端部に設けておくようにしてもよい。このことによって、フレキシブル管3が確実に垂直方向に垂れ下げられて一方向湾曲部6がストレート形状に保持される。
この結果、曲管4の側部が底面11bに当接した後、湾曲駒が先端側から順序よく湾曲されて第1チューブ部材1の先端が開口11m方向に向かってよりスムーズに移動していく。
また、上述した第2ガイドチューブ2の一方向湾曲部6は、図4Aに示すようにストレート形状の湾曲駒6a、6b、6c、6dを連結軸部材7で連結して回動自在に構成してある。このため、一方向湾曲部6は、例えば机上に配置した自然状態において一端湾曲駒6aの軸と他端湾曲駒6dの軸とが湾曲部長手軸6eに一致するストレート形状になる。
しかし、一方向湾曲部6を図4Bに示すように形成するようにしてもよい。
図4Bに示す一方向湾曲部6Aは、一端湾曲駒6a、第1中間湾曲駒6b1、第2中間湾曲駒6c、第1中間湾曲駒6b1、…、第2中間湾曲駒6c、他端湾曲駒6dの順に配置されている。本実施形態の第1中間湾曲駒6b1は、予め定めた方向に屈曲した屈曲形状湾曲駒であって、駒中央に角度θの折曲部を設けて形作られている。
隣り合う湾曲駒同士は、上述と同様に連結軸部材7によって連結され、中心軸7a回りに回動自在である。
このように、一方向湾曲部6Aに屈曲形状の湾曲駒である第1中間湾曲駒6b1を設けることによって、一方向湾曲部6Aは、自然状態において、一端湾曲駒6aの軸6e1と他端湾曲駒6dの軸6e2とが位置ずれした湾曲形状になる。
ここでは、第1中間湾曲駒6b1と第2中間湾曲駒6cとを連結軸部材7で連結するとしている。しかし、中間湾曲駒を例えば同じ形状の湾曲駒にして、一方の湾曲駒の片側に連結用孔を設け、他方の湾曲駒の連結部分に連結用孔に挿入される凸部を設け、この連結用孔に凸部を次々と挿入して連結していく構成であってもよい。
このように構成した一方向湾曲部6Aを有する内視鏡用ガイドチューブ10Aによれば、図4Cに示すタンク11Aのタンク内空間11sへの配置を容易に行うことができる。
すなわち、タンク11Aは、タンク内空間11sの例えば中央に円形の支柱11pを有している。このため、一方向湾曲部6を有する内視鏡用ガイドチューブ10においては、一方向湾曲部6を底面11bに配置した状態において該一方向湾曲部6の湾曲駒がストレート形状に配置されるため、支柱11pによって第1チューブ部材1の先端に位置する曲管4の移動が規制されてしまう。
これに対して、一方向湾曲部6Aを有する内視鏡用ガイドチューブ10Aにおいては、一方向湾曲部6Aを底面11bに配置した状態において該一方向湾曲部6の湾曲駒が湾曲形状に配置される。このため、第1チューブ部材1の先端に位置する曲管4を、支柱11pによって遮られること無く底面11b上を移動させて、モニタの画面上に開口11mを所望の状態で表示されることができる。
なお、一方向湾曲部6Aの湾曲形状は、角度θを適宜設定すること、或いは、第1中間湾曲駒6b1に加えて第2中間湾曲駒6cに折曲部を設けること等によって適宜設定することが可能である。
また、屈曲形状の湾曲駒を形成する代わりに、予め定めた方向に予め定めた曲率で湾曲する湾曲駒を形成して、隣り合う湾曲駒同士を連結軸部材7で回動自在に連結して湾曲部を形成するようにしてもよい。この結果、湾曲部の湾曲形状がより滑らかな曲線になる。
上述した実施形態において曲管4は、フレキシブル管3の一端開口31側の外周面に配置された後、接着によって一体固定されている。しかし、曲管4とフレキシブル管3と図5Aに示すように連結固定部材20によって連結固定するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、曲管4は、樹脂製形状維持チューブで形成されているものとする。
図5Aに示すように連結固定部材20は、連結口金21と、フレキシブル管先端口金(以下、先端口金と略記する)22と、有する。連結口金21及び先端口金22は、金属製、例えばステンレス製の管状部材である。
なお、符号23はワッシャであって例えばステンレス製である。符号24は管状のOリングであって予め定めた弾性力を有する。ワッシャ24の貫通孔及びOリング23の貫通孔内には内視鏡挿入部9が挿通配置される。
図5A、図5Bに示すように連結口金21の一端面側には曲管連結穴25が設けられ、他端面側にはフレキシブル管連結穴26が設けられている。
曲管連結穴25の内周面には雌ネジ形状部25fが設けられている。連結口金21は、該連結口金21の曲管連結穴25内に曲管4の他端部をねじ込み配置することによって、曲管4の他端部に一体固定されている。
なお、曲管4が樹脂製硬質部材、銅パイプ製であるとき、曲管4に雄ネジ形状部を設けて、連結口金21を曲管4に螺合によって固定するようにしてもよい。
フレキシブル管連結穴26は、一端側から順にOリング収容部26aと、ワッシャ収容部26bと、先端口金収容部26cと、を備える。Oリング収容部26a内にはOリング23が収容される。ワッシャ収容部26b内にはワッシャ24が収容される。先端口金収容部26cには先端口金22の後述する小径部(図中符号22a)が収容される。
フレキシブル管連結穴26の各収容部26a、26b、26cは、予め定めた寸法に設定されている。符号26fは、雌ネジであって先端口金収容部26cの内周面に形成されている。
Oリング23は、Oリング収容部26aの基端側から予め定めた量突出する。ワッシャ24の一端面は、突出したOリング23の端面に当接してワッシャ収容部26bの基端側から予め定めた量突出する。フレキシブル管連結穴26の雌ネジ26fには、小径部22aに形成された後述する雄ネジ(図中符号22m)が螺合する。小径部22aの一端面は、当接面であって、突出したワッシャ24の他端面に当接する。
符号27は、内視鏡挿入部通過孔であって、曲管連結穴25の内部空間とフレキシブル管連結穴26の内部空間とを連通する。内視鏡挿入部通過孔27の内径は、内視鏡挿入部9の外径より予め定めた寸法大径である。
先端口金22は、小径部22aと大径部22bとを有するパイプ部材である。大径部22bにはフレキシブル管配設穴22cが形成されている。フレキシブル管配設穴22c内には、フレキシブル管3の一端部が配置され、接着、或いは、接合によって先端口金22がフレキシブル管3に一体固定されている。
フレキシブル管配設穴22cの内部空間と小径部22aの一端面側外部とは軸方向貫通孔22dによって連通している。軸方向貫通孔22d内には内視鏡挿入部9が挿通配置される。
小径部22aの外周面には雄ネジ22mが形成されている。雄ネジ22mは、雌ネジ26fに螺合する。小径部22aの大径部端面からの突出長は、予め定めた寸法に設定してある。
したがって、曲管4とフレキシブル管3とは、連結口金21の先端口金収容部26cに形成された雌ネジ26fと、先端口金22の小径部22aに形成された雄ネジ22mと、を螺合することによって、連結固定されて第1チューブ部材1となる。
なお、上述のように構成した連結固定部材20においては、曲管4とフレキシブル管3との連結固定に加えて、内視鏡挿入部9の配置位置固定を行える。
この場合、連結口金21のフレキシブル管連結穴26に設けられたOリング収容部26aに予めOリング23を収容し、ワッシャ収容部26bにワッシャ24を収容する。一方、フレキシブル管3に固設された先端口金22の先端側開口から内視鏡挿入部9を導出させておく。
そして、作業者は、曲管4とフレキシブル管3とを連結固定する。
この際、作業者は、まず、先端口金22から導出している内視鏡挿入部9を先端口金収容部26cを介してワッシャ24の貫通孔、Oリング23の貫通孔、内視鏡挿入部通過孔27を介して21に固定されている曲管4の内視鏡挿入部挿通孔4hに挿入し、曲管4の先端開口4mから先端部9a、内視鏡湾曲部9bを予め定めた量導出させる。
次に、作業者は、連結口金21の先端口金収容部26cに形成された雌ネジ26fと、先端口金22の小径部22aに形成された雄ネジ22mと、を螺合していく。すると、小径部22aの一端面がワッシャ24の他端面に当接する。
ここで、作業者は、螺合作業を引き続き行って曲管4とフレキシブル管3とを螺合固定する。このとき、小径部22aの一端面がワッシャ24の他端面を押圧することによって該ワッシャ24の一端面がOリング23の他端面を押圧する。すると、Oリング23は、図5Bの破線に示すように該Oリング23の貫通孔の内径寸法を小さくするように弾性変形する。
この結果、内視鏡挿入部9は、連結口金21に設けたOリング23の貫通孔の内面によって押圧されて第1チューブ部材1に一体的に固定される。
なお、Oリング23を弾性変形させて内視鏡挿入部9を第1チューブ部材1に一体的に固定する代わりに、図6に示すコレット28を設けるようにしてもよい。
また、手元側に内視鏡挿入部9を固定可能な固定部60を設けるようにしてもよい。この構成において固定部60は、固定筒61と、固定ネジ62とを有し、固定筒61内には図示しないOリングが配設されている。したがって、固定ネジ62を回転させて該Oリングを押し潰すことによって内視鏡挿入部9が一体固定される。
コレット28は、内視鏡挿入部が押圧固定する押圧面を内面とする内視鏡配置孔を有している。コレット28の一端面側にはテーパー面28aが設けられ、テーパー面28aには放射状に切り込み28bが形成してある。

本実施形態において、連結固定部材20の連結口金21のフレキシブル管連結穴26にはOリング収容部26a及びワッシャ収容部26bの代わりに図示は省略するがテーパー面押圧部が設けられている。
テーパー面押圧部は、連結口金21の先端口金収容部26cに形成された雌ネジ26fを先端口金22の小径部22aに形成された雄ネジ22mに螺合していくことにより、コレット28のテーパー面28aに当接し、さらに螺合を続けることによって、切り込み28bによって分離された各テーパー面28aが内視鏡配置孔の中心軸方向に変形して内視鏡挿入部9の外周面を押圧する。
この結果、内視鏡挿入部9は、連結口金21に設けたコレット28の押圧面によって押圧されて第1チューブ部材1に一体的に固定される。
その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
上述した実施形態において曲管4を、復元力を有するウレタンゴム製チューブ等の樹脂製弾性チューブ、或いは、所望する形状に曲げることが可能で且つその曲げ形状を保持する樹脂製形状維持チューブ、銅パイプ等としている。しかし、曲管4の代わりにフレキシブル管3の中途部に図7に示す曲管と成り得る流体湾曲部40を設けるようにしてもよい。
流体湾曲部40は、マルチルーメンチューブ41と、エアチューブ42と、を有する。マルチルーメンチューブ41には、内視鏡挿入部配置孔43と、空気室となる流体用孔44と、が備えられている。
流体用孔44の一端側開口は栓部材44aによって閉塞されている。これに対して、流体用孔44の他端側開口には、連結部材(不図示)が固設されている。連結部材にはチューブ口金(不図示)が設けられている。チューブ口金にはエアチューブ42の一開口が連結される。エアチューブ42の他開口は、空気を供給するエアー供給源(不図示)に接続されている。
この構成によれば、エアチューブ42を介して空気を流体用孔44内に供給することにより、マルチルーメンチューブ41が膨張して流体湾曲部40が予め定めた方向に湾曲した曲管に変形して、第1チューブ部材1に曲げ部が設けられる。
上述した実施形態において、フレキシブル管3を外周面に螺旋溝3aを有して予め定めた可撓性を備えた螺旋管としている。しかし、フレキシブル管3は、可撓性を調整することが困難である。
本実施形態において、図8に示すフレキシブル管3の螺旋溝3aには平板コイル33が配設可能である。平板コイル33は、予め定めた幅寸法及び厚み寸法の平板部材を螺旋状に巻回して形成されている。その他の構成は図6と同様である。
平板部材の幅寸法は、螺旋溝3aの幅寸法より小さく設定されている。平板コイル33は、該コイル33に対してフレキシブル管3をスライドさせつつ押し込んでいくことによって螺旋溝3a内に配置可能である。
フレキシブル管3の可撓性は、螺旋溝3a内に平板コイル33が配置されることによって、初期状態に比べて曲がり難くなる。
その後、フレキシブル管3の基端側に固定部60を取り付ける。
固定部60を介してフレキシブル管3の内部に内視鏡挿入部9を挿入して曲管4から内視鏡湾曲部9bを導出させた状態で内視鏡挿入部9の先端側を固定する。フレキシブル管3に対して内視鏡挿入部9の手元側から引き出すことでフレキシブル管3を圧縮することによって平板コイル33とフレキシブル管3の螺旋溝3aの隙間を無くして密着させる。ここで、固定部60の固定ネジ62を締め付けることによってフレキシブル管3を圧縮した状態で固定して可撓性を硬めに設定することができる。
なお、フレキシブル管3の外側にワイヤを設けて、ワイヤを手元側に引くことでフレキシブル管3と平板コイル33とを密着させる構造であってもよい。
作業者は、幅寸法及び厚み寸法の異なる平板部材で形成された複数種類の平板コイルを予め用意しておく。この結果、作業者は、被検体に応じて螺旋溝3a内に選択的に平板コイルを配置することによって、所望する可撓性を有するフレキシブル管3を備えた第1チューブ部材1を有する内視鏡用ガイドチューブ10を構成して効率良く作業を行うことができる。
上述した実施形態において、第1チューブ部材1を、長手方向貫通孔を有するフレキシブル管3と曲管4とで構成している。しかし、第1チューブ部材1を図9Aに示すように内視鏡挿入部9と、曲管4と、で構成するようにしてもよい。
曲管4は、曲管取付部材50によって内視鏡挿入部9の可撓管部9cの予め定めた位置に固定されるようになっている。
図9Bに示すように曲管取付部材50は、止め部材51と、連結口金52、とを有する。止め部材51及び連結口金52は、金属製、例えばステンレス製の管状部材である。
符号53はワッシャであって例えばステンレス製である。符号54は管状のOリングであって予め定めた弾性力を有する。ワッシャ53の貫通孔及びOリング54の貫通孔内には内視鏡挿入部9が挿通配置される。
連結口金52の一方側には曲管連結穴(不図示)が設けられ、他方側には止め部材用穴55が設けられている。
曲管連結穴の内周面には前述した連結口金21と同様な雌ネジ形状部が設けられている。連結口金52は、該連結口金52の曲管連結穴内に曲管4の端部をねじ込み配置することによって、曲管4の端部にそれぞれ一体固定されている。
止め部材用穴55内には図示は省略するが前述したフレキシブル管連結穴26と同様な、Oリング収容部と、ワッシャ収容部と、止め部材収容部56と、を備えている。Oリング収容部内にはOリング54が収容され、ワッシャ収容部内にはワッシャ53が収容される。止め部材収容部56には止め部材51の雄ネジ部57が収容される。
Oリング54は、Oリング収容部の基端側から予め定めた量突出し、ワッシャ53の一端面は、突出したOリング54の端面に当接してワッシャ収容部の基端側から予め定めた量突出する。
曲管連結穴の空間部と止め部材用穴55の空間部とは内視鏡挿入部通過孔(不図示)によって連通している。その他の構成は上述した連結固定部材20の構成と略同様である。
上述のように構成した曲管取付部材50の作用を説明する。
作業者は、2つの止め部材51を用意する。そして、一方の止め部材51の貫通孔51h内に内視鏡挿入部9を挿通しておく。
次に、作業者は、曲管4の一方に固設された連結口金52のOリング収容部に予めOリング54を収容し、ワッシャ収容部にワッシャ53を収容する。そして、作業者は、曲管4の基端側端部を可撓管部9cに連結固定する。
この際、作業者は、内視鏡挿入部9を止め部材収容部56を介してワッシャ53の貫通孔、Oリング54の貫通孔、内視鏡挿入部通過孔を介して曲管4に設けられたの内視鏡挿入部挿通孔4hに挿入し、曲管4の他方に設けられた連結口金52の開口から内視鏡挿入部9を導出させる。
次に、作業者は、連結口金52の止め部材収容部56に形成された雌ネジ56fと、止め部材51の雄ネジ部57を螺合していく。すると、雄ネジ部57の一端面がワッシャ53の面に当接する。
ここで、作業者は、螺合作業を引き続き行う。このとき、すると、雄ネジ部57の一端面がワッシャ53の面を押圧することによって該ワッシャ53の他端面がOリング54を押圧する。すると、Oリング54は、前述したOリング23と同様に貫通孔の内径寸法を小さくするように弾性変形していく。
この結果、曲管4の基端側の端部が弾性変形したOリング54の弾性力によって可撓管部9cの予め定めた位置に押圧固定される。
次いで、作業者は、Oリング54及びワッシャ53を内視鏡挿入部9に挿通すると共に、他方の止め部材51を内視鏡挿入部9に挿通しておく。その後、作業者は、曲管4の他方に固設された連結口金52のOリング収容部にOリング54を収容し、ワッシャ収容部にワッシャ53を収容する。
次に、作業者は、連結口金52の止め部材収容部56に形成された雌ネジ56fと、止め部材51の雄ネジ部57を上述したように螺合する。すると、上述したようにOリング54の貫通孔の内径寸法が小さくなるように弾性変形したOリング54の弾性力によって曲管4の先端側の端部が可撓管部9cの予め定めた位置に固定される。
この結果、内視鏡挿入部9の可撓管部9cの予め定めた位置に曲管4を設けた第1チューブ部材が構成される。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…第1チューブ部材 1h…長手方向貫通孔 1ha…先端開口
2…第2チューブ部材 2h…長手方向貫通孔 3…フレキシブル管 3a…螺旋溝
4…曲管 4a…曲げ部 4h…内視鏡挿入部挿通孔 4m…先端開口 5…筒部
6…一方向湾曲部 6a…一端湾曲駒 6b…第1中間湾曲駒 6c…第2中間湾曲駒
6d…他端湾曲駒 6e…湾曲部長手軸 6e1、6e2…軸 6f…中心軸
7…連結軸部材 8…曲管口金 8a…凸部 9…内視鏡挿入部 9a…先端部
9b…内視鏡湾曲部 9c…可撓管部 10…内視鏡用ガイドチューブ
11…タンク 11b…底面 11h…点検孔 11m…開口 11p…支柱
11s…タンク内空間 11u…上面 12…分岐管 20…連結固定部材
21…連結口金 22…先端口金 22a…小径部 22b…大径部
22c…フレキシブル管配設穴 22d…軸方向貫通孔 22m…雄ネジ
23…Oリング 24…ワッシャ 25…曲管連結穴 25f…雌ネジ形状部
26…フレキシブル管連結穴 26a…リング収容部 26b…ワッシャ収容部
26c…先端口金収容部 26f…雌ネジ 27…内視鏡挿入部通過孔
28…コレット 28a…テーパー面 28b…切り込み 31…一端開口
32…他端開口 33…平板コイル 40…流体湾曲部 41…マルチルーメンチューブ
42…エアチューブ 43…内視鏡挿入部配置孔 44…流体用孔 44a…栓部材
50…曲管取付部材 51…止め部材 51h…貫通孔 52…連結口金
53…ワッシャ 54…Oリング 55…止め部材用穴 56…止め部材収容部
56f…雌ネジ 57…雄ネジ部 60…固定部 61…固定筒 62…固定ネジ

Claims (6)

  1. 内視鏡挿入部が挿通可能なフレキシブル管、及び該フレキシブル管の一端開口側に固設される予め定めた形状の曲げ部を有する曲管、を備える第1チューブ部材と、
    前記第1チューブ部材が挿通可能で予め定め方向に湾曲可能な一方向湾曲部を有する第2チューブ部材と、
    を具備することを特徴とする内視鏡用ガイドチューブ。
  2. 前記一方向湾曲部は、ストレート形状の複数の湾曲駒同士を連結軸部材で回動自在に連結して構成される請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  3. 前記一方向湾曲部は、一端湾曲駒と、他端湾曲駒との間に複数の中間湾曲駒を備え、該中間湾曲駒の少なくとも一種類の中間湾曲駒は屈曲形状湾曲駒又は湾曲形状湾曲駒であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  4. 前記曲管は、前記フレキシブル管の中途部に設けられるマルチルーメンチューブとエアチューブとを有する流体湾曲部であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  5. 前記フレキシブル管は、螺旋溝を有する螺旋管であって、前記螺旋溝には平板部材を螺旋状に巻回して形成した平板コイルが配置可能であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  6. 前記曲管に取り付け可能な重りを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
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