JP2017046110A - 無線通信システム、基地局制御装置、及び基地局 - Google Patents

無線通信システム、基地局制御装置、及び基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の基地局においてスループットを考慮した最適な基地局に端末が接続できる無線通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の基地局を備える無線通信システムであって、接続先候補の基地局を選択する接続先候補選択部と、端末の接続先の基地局を選択する接続先選択部と、をさらに備え、接続先候補選択部は、複数の基地局が送信した接続中の端末との通信に関する情報に基づいて、端末が複数の基地局に接続した場合のスループットを計算し、計算したスループットに基づいて、複数の基地局の中から接続先候補の基地局を選択し、接続先選択部は、各接続先候補の基地局の測定結果に基づいて、接続先候補の基地局のスループットを計算し、計算したスループットに基づいて接続先候補から接続先の基地局を選択することを特徴とする無線通信システム。
【選択図】図5

Description

本発明は、端末に無線で接続可能な複数の基地局を備える無線通信システムに関する。
端末と当該端末に接続された基地局との間でデータが通信されるセルラ無線通信システムがある。セルラ無線通信システムにおけるハンドオーバの手順は、3GPP TS36.331 V12.4.0で標準化されている。ハンドオーバは、端末の移動に伴って、端末が接続中の基地局より通信品質が良い基地局に接続先を切り替える技術である。例えば鉄道又は自動車等に乗車して高速に移動するユーザの端末では、例えば歩行中のように低速に移動するユーザの端末と比較して、ハンドオーバが頻繁に発生する。
セルラ無線通信システムにおいて、端末は、ハンドオーバする場合、接続可能な全ての基地局からリファレンス信号を受信し、リファレンス信号の受信強度が最も強い基地局を選択し、選択した基地局に接続先を切り替える。なお、セルラ無線通信システムでは、複数のセルが同じ無線リソースを共有するため、あるセルにおける通信が、当該セルに隣接する他のセルと接続中の端末との間の通信に干渉する場合がある。例えば、第1基地局のセルと第2基地局のセルとの境界に位置する端末は、第1基地局と接続中である場合、第2基地局から送信された信号も受信してしまう。第1基地局及び第2基地局は同じ周波数及び時間に信号を送信するため、端末では、第2基地局から受信した信号が、第1基地局から受信した信号の干渉波となる。端末が接続中の第1基地局が送信した信号の電力(希望信号電力)に対する干渉電力及び雑音電力の比(信号対干渉雑音比)は、SINR(Signal to Interference and Noise Power Ratio)と呼ばれ、希望信号電力/(干渉電力+雑音電力)で計算される。
複数の基地局のセル境界では、端末は、接続中の基地局以外の他セルからの干渉が強くなり、分母の干渉電力値が支配項となるため、SINRが劣化し、高いスループットでの情報伝達が困難となる。
標準化団体3GPPでは、HetNet(Heterogeneous Network)と呼ばれる技術が議論されている。HetNetでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するマイクロセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成される。スマートフォンの普及により、トラヒックの爆発的な増加が進む中、駅前などの高トラヒックエリアにマイクロ基地局を置き、マクロ基地局のトラフィックをオフロードして、ネットワークのキャパシティを強化することが期待されている。しかしながら、マクロセルのカバレッジエリア内に、マイクロ基地局を配置した場合、マクロ基地局からの干渉により、マイクロ基地局配下における端末が強い干渉を受け、スループットが低下する問題がある。
マイクロ基地局等の狭いカバレッジエリアの基地局に収容される端末は、電車等で高速に移動しながら通信する場合、歩行時などの低速に移動しながら通信する場合と比べて、ハンドオーバが頻繁に発生することが想定される。ハンドオーバが頻繁に発生すると、基地局を含むネットワーク装置の負荷が増大し、スループットが低下する。このような状況におけるハンドオーバーの技術として特開2008−270990号公報(特許文献1)がある。
この公報には、「サービスエリアの異なる複数の無線システムが存在する場合において、無線端末の平均移動速度によって接続する無線システムを選択するための手段を備え、平均移動速度がある閾値を跨ったことを契機として異なる無線システムのハンドオフ先選択処理を開始する。また、ハンドオフ先の選択に当り、現在のスループットとハンドオフ先の推定スループットを比較し、スループットの改善が見込まれる場合にハンドオフの処理を行う。無線端末は複数の通信装置を内蔵し、現在の無線システムと通信を行いながらハンドオフ先の選択処理を行なう。」と記載されている(要約参照)。
特開2008−270990号公報
セルラ型無線通信システムにおいては、端末は接続可能な全ての基地局からリファレンス信号を受信して、リファレンス信号の受信強度を測定すると、ある基地局との通信中は他の基地局と通信することができないので、スループットが低下してしまう。また、端末は、リファレンス信号の受信強度が強い基地局に接続しても、スループットが大きくなるとは限らない。スループットは、基地局に接続中の端末の数及びトラフィック量が多い場合、並びに隣接セルからの干渉により端末の受信SINRが低い場合等には、低下してしまう。リファレンス信号の受信強度に基づいて接続先の基地局を決定する方式では、これらの要件が考慮されていないため、最適な基地局が接続先として決定されるとは限らない。
また、特許文献1に記載の技術は、サービスエリアが異なる方式の無線通信システム(1xEVDO、PHS、及び無線LAN)から平均移動速度に対応する方式の無線通信システムを決定し、決定した無線通信システムの基地局に接続した際のスループットが現在のスループットから改善する場合、当該無線通信システムの基地局に接続を切り替える。同じ方式の無線通信システム内において基地局のスループットを考慮して接続先となる基地局を切り替えるものではない。
本発明は、複数の基地局においてスループットを考慮した最適な基地局に端末が接続できる無線通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、端末と無線で接続可能な複数の基地局を備える無線通信システムであって、前記複数の基地局の中から前記端末が接続する候補となる少なくとも一つの接続先候補の基地局を選択する接続先候補選択部と、前記少なくとも一つの接続先候補の基地局の中から前記端末の接続先の基地局を選択する接続先選択部と、をさらに備え、前記複数の基地局は、接続中の端末との通信に関する情報を前記接続先候補選択部に送信し、前記接続先候補選択部は、前記複数の基地局が送信した通信に関する情報に基づいて、前記端末が前記複数の基地局に接続した場合のスループットを計算し、前記計算したスループットに基づいて、前記複数の基地局の中から前記接続先候補の基地局を選択し、前記選択した接続先候補の基地局を前記端末に通知し、前記端末は、前記接続先候補の基地局からの無線信号の受信品質に関する値を測定し、各接続先候補の基地局の測定結果を前記接続先選択部に送信し、前記接続先選択部は、前記各接続先候補の基地局の測定結果に基づいて、前記接続先候補の基地局のスループットを計算し、前記計算したスループットに基づいて前記接続先候補の中から前記端末の接続先の基地局を選択し、前記選択した接続先の基地局を前記端末に通知し、前記端末は、前記通知された接続先の基地局に接続することを特徴とする。
本発明によれば、複数の基地局においてスループットを考慮した最適な基地局に端末が接続できる無線通信システムを提供できる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1の無線通信システムのシステム構成図である。 実施例1の基地局制御装置及び基地局の構成の説明図である。 実施例1の変換テーブルの説明図である。 実施例1の推定スループットテーブルの説明図である。 実施例1のハンドオーバ処理のシーケンス図である。 実施例1の接続先候補選択処理のフローチャートである。 実施例2の無線通信システムのシステム構成図である。 実施例2のハンドオーバ処理のシーケンス図である。
実施例1について、図1〜図6を用いて説明する。
図1は、実施例1の無線通信システムのシステム構成図である。
無線通信システムは、基地局100A〜100C、端末110、及び基地局制御装置120を備える。基地局100A〜100Cを総称する場合、基地局100と記載する。基地局100は、複数の端末に無線で接続可能である。図1では、端末110は基地局100Aに接続され、端末110は、基地局100Aに上り信号205を送信し、また、基地局100Aから下り信号200を受信する。基地局100B及び100Cは、端末110の接続先となる基地局100Aに隣接する基地局である。端末110は、基地局100B及び100Cが送信した下り信号225及び235も受信する。
基地局制御装置120は、基地局100A〜100Cを制御する装置であり、基地局100A〜100Cにコアネットワーク130を介して接続される。本実施例では、コアネットワーク130は、基地局100間を接続する伝送路、及び基地局100と基地局制御装置120との間を接続する伝送路であるが、コアネットワーク130はこれに限定されない。
なお、本実施例の無線通信システムは、LTE(Long Term Evolution)の方式であることを前提に説明するが、無線通信システムの方式はこれに限定されない。
図2は、実施例1の基地局制御装置120及び基地局100の構成の説明図である。
まず、基地局制御装置120の構成について説明する。
基地局制御装置120は、プロセッサ210、メモリ220、ネットワークインタフェース(IF)230、及び補助記憶装置240を有する。プロセッサ210、メモリ220、ネットワークインタフェース(IF)230、及び補助記憶装置240は、バス250を介して互いに接続される。
プロセッサ210は、メモリ220に格納されたプログラムを実行する。メモリ220は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ210が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置240は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ210が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置240から読み出されて、メモリ220にロードされて、プロセッサ210によって実行される。
ネットワークIF204は、基地局制御装置120をコアネットワーク130に接続するインタフェースである。
プロセッサ210が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、又はフラッシュメモリ等)若しくはコアネットワーク130を介して基地局制御装置120に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置240に格納される。このため、基地局制御装置120は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
なお、基地局制御装置120は、キーボード及びマウス等の入力デバイスと、ディプレイ又はプリンタ等の出力デバイスとを有してもよい。
基地局制御装置120のプロセッサ210は、無線リソース推定部212、MCS(Modulation and Coding Scheme)推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、及び接続先選択部217を有する。なお、メモリ220には、これらに対応するプログラムが記憶される。プロセッサ210は、無線リソース推定部212、MCS推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、及び接続先選択部217それぞれに対応するプログラムを含む。プロセッサ210は、これらのプログラムを実行することによって、無線リソース推定部212、MCS推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、及び接続先選択部217を実装する。
基地局制御装置120は、端末110が各基地局100に接続された場合のスループットを推定し、推定したスループットに基づいて、接続先候補の基地局100を選択する接続先候補選択処理を実行する。また、基地局制御装置120は、端末110の接続先候補の基地局100からの無線信号の受信品質に関する値に基づいて各接続先候補の基地局100のスループットを算出し、算出したスループットに基づいて接続先の基地局100を選択する接続先選択処理を実行する。
無線リソース推定部212が、ハンドオーバを要求した端末110に割り当て可能な無線リソース量を推定する。
MCS推定部213は、変換テーブル221を参照し、ハンドオーバ要求を送信した端末110が各基地局100から受信する無線信号のMCSを推定する。
スループット推定部214は、変換テーブル221を参照し、MCS推定部213が推定したMCSからビット効率を取得し、取得したビット効率及び無線リソース推定部212が推定した無線リソース量に基づいて各基地局100のスループットを推定する。
推定スループットテーブル更新部215は、推定スループットテーブル222に、各基地局100の無線リソース推定部212が推定した無線リソース量、MCS推定部213が推定したMCSに対応するビット効率、及びスループット推定部214が推定したスループットを登録する。
接続先候補選択部216は、スループット推定部214が推定したスループットに基づいて、端末110が無線信号の受信品質に関する値を測定する基地局100である接続先候補の基地局100を選択し、選択した接続先候補の基地局100を端末110に通知する。ここで、端末110が無線信号の受信品質に関する値は、例えば、無線信号の受信品質を示すCQI(Channel Quality Indicator)である。
接続先選択部217は、スループット推定部214が推定したスループットに基づいて、端末110が新たに接続する基地局100である接続先の基地局100を選択し、選択した接続先の基地局100を端末110に通知する。
メモリ220は、変換テーブル221及び推定スループットテーブル222を記憶する。変換テーブル221には、受信SINR(信号対干渉雑音比)と、CQIと、MCSと、ビット効率との関係が登録される。変換テーブル221の詳細は、図3で説明する。
推定スループットテーブル222には、各基地局100の無線リソース推定部212が推定した無線リソース量、MCS推定部213が推定したMCSに対応するビット効率、及びスループット推定部214が推定したスループットが登録される。推定スループットテーブル222の詳細は、図4で説明する。
次に、基地局100の構成について説明する。
基地局100は、ネットワークインタフェース(IF)101、送信信号生成部102、ベースバンド信号処理部103、RF(Radio Frequency)部104、及びアンテナ105を有する。送信信号生成部102、ベースバンド信号処理部103、及びRF部104はハードウェアで実装されるが、プログラム等のソフトウェアで実装されてもよい。
ネットワークIF101は、コアネットワーク130に接続されるインタフェースである。送信信号生成部102は、基地局制御装置120から受信した通知に基づいて、端末110に送信する送信信号を生成する。ベースバンド信号処理部103は、送信信号生成部102が生成した送信信号に対してベースバンドの信号処理を実行して、送信信号をベースバンド信号に変換する。RF部104は、ベースバンド信号をアナログ送受信信号に変換して、アンテナに出力する。アンテナ105は、端末110との間でアナログ送受信信号を無線で通信する。
図3は、実施例1の変換テーブル221の説明図である。
変換テーブル221は、SINR301、CQI302、MCS303、及びビット効率304を含む。SINR301には、端末110の受信SINRが登録される。CQI302には、周波数単位ごとの下りチャネルの受信品質を示すCQIが登録される。MCS303には、CQIに対応するMCSが登録される。ビット効率304には、MCSに対応するビット効率が登録される。ビット効率は、一無線リソース量当たりに転送可能なデータ容量を示す。CQIからMCSへの変換は、3GPP TS36.213 V12.4.0に規定されている。
接続先候補基地局を選択する場合のMCS推定部213は、端末110の受信SINRを算出して、変換テーブル221を参照し、算出した受信SINRに対応するMCSを取得する。
一方、接続基地局を選択する場合のMCS推定部213は、端末110が各接続先候補基地局から受信した無線信号のCQIを取得できるので、受信SINRを算出することなく、CQIに対応するMCSを取得する。
なお、SINRの値が大きい場合、下り信号の受信品質が良好であることを示し、SINRの値が小さい場合、下り信号の受信品質が不良であることを示すので、SINRとCQIとの関係は比例関係である。変換テーブル221の図6に示す値は一例であり、変換テーブル221の値は図6に示す値に限定されない。
図4は、実施例1の推定スループットテーブル222の説明図である。
推定スループットテーブル222は、無線リソース401、ビット効率402、及びスループット推定値403をカラムとして含む。また、推定スループットテーブル222は、基地局100Aのレコード、基地局100Bのレコード、及び基地局100Cのレコードを含む。
無線リソース401には、無線リソース推定部212が推定した各基地局100の無線リソース量が登録される。ビット効率402には、MCS推定部213が推定した各基地局100のMCSに対応するビット効率が登録される。スループット推定値403には、スループット推定部214が推定した各基地局100のスループットが登録される。
図5は、実施例1のハンドオーバ処理のシーケンス図である。
図5に示すハンドオーバ処理では、端末110の接続先が基地局100Aから基地局100Cに切り替わるものである。
端末110は、所定のタイミングで、接続中の基地局100Aからの無線信号の受信電力と、自身の位置情報とを基地局100Aに送信し、基地局100Aは、受信した無線信号の受信電力と端末110の位置情報を基地局制御装置120に送信する(501)。
また、基地局100A〜基地局100Cは、各基地局100のトラフィック負荷と、各基地局100の位置情報と、各基地局100の送信電力と、各基地局100が無線通信で用いる周波数帯域とを基地局制御装置120に送信する(502)。
端末110は、基地局100Aからの受信電力が閾値以下になると、ハンドオーバ要求を基地局100Aに送信し、基地局100Aは受信したハンドオーバ要求を基地局制御装置120に送信する(503)。当該ハンドオーバー要求は、端末110の受信電力と位置情報とを含んでもよい。
ステップ503の処理では、端末110が接続中の基地局100Aは、ステップ501の処理で所定のタイミングで送信される端末110の受信電力及び位置情報を受信した場合、端末110の受信電力が閾値以下である場合、ハンドオーバ要求を基地局制御装置120に送信してもよい。
基地局制御装置120は、ハンドオーバ要求を受信した場合、接続先候補選択処理を実行する(504)。接続先候補選択処理では、基地局制御装置120は、各基地局100A〜100Cに端末110が接続された場合の各基地局100A〜100Cのスループットを推定し、推定したスループットに基づいて接続先候補の基地局100を選択する。接続先候補選択処理の詳細は、図6を用いて説明する。図5では、接続先候補として基地局100A及び100Cが選択されたものとする。
基地局制御装置120は、選択した接続先候補の基地局100を端末110に通知する(505)。
端末110は、基地局制御装置120から接続先候補が通知されると、接続先候補の基地局100A及び100Cから下り信号を受信し(506)、接続先候補の基地局100A及び100Cの下り信号の受信に関する値(例えばCQI)を測定する(507)。そして、端末110は、ステップ507の処理で測定された基地局100A及び100Cの下り信号の受信に関する値を測定結果として基地局100Aに送信し、基地局100Aは、受信した測定結果を基地局制御装置120に送信する(508)。
基地局制御装置120は、接続先選択処理を実行する(509)。接続先選択処理では、基地局制御装置120は、受信した測定結果に基づいて接続先候補の基地局100A及び100Cのスループットを推定し、推定したスループットに基づいて接続先の基地局100を選択する。接続先選択処理の詳細は図6を用いて説明する。図5では、接続先として基地局100Cが選択されたものとする。
基地局制御装置120は、選択した接続先の基地局100Cを端末110に通知する(510)。
端末110は、基地局制御装置120から接続先の基地局100Cが通知されると、基地局100Cに接続先を切り替え、上り信号を基地局100Cに送信する(511)。
基地局制御装置120が、スループットが低い基地局100及び不要な基地局100を接続先候補から除外することができるので、端末110がこれらの基地局100の下り信号の受信に関する値を測定しなくてすむ。このため、端末110のハンドオーバ時の他の基地局100からの干渉を抑制することができる。また、基地局制御装置120は、基地局100のスループットを推定して、推定したスループットに基づいて端末110の接続先となる基地局100を選択できる。
図6は、実施例1の接続先候補選択処理のフローチャートである。
まず、無線リソース推定部212は、基地局100から送信されたトラフィック負荷に基づいて、ハンドオーバ要求を送信した端末110に割り当て可能な各基地局100の無線リソース量を推定する(601)。具体的には、無線リソース推定部212は、各基地局100トラフィック負荷に基づいて、他の端末110との通信に使用中でありハンドオーバ要求を送信した端末110に割り当てることができない無線リソース量を算出し、各基地局100の全無線リソース量からハンドオーバ要求を送信した端末110に割り当てることができない無線リソース量を減算して、ハンドオーバ要求を送信した端末110に割り当て可能な各基地局100の無線リソース量を推定する。
次に、MCS推定部213は、ハンドオーバ要求を送信した端末110が各基地局100に接続した場合の受信SINRを推定し、変換テーブル221を参照し、推定した受信SINRに対応するMCSを推定する(602)。
ステップ602の処理の詳細について説明する。まず、MCS推定部213は、端末110の位置情報及び各基地局100の位置情報に基づいて、端末110と各基地局100との間の距離を算出し、算出した距離に基づいて式1を計算して、端末110と各基地局100との間の自由空間伝搬損失(L)を算出する。自由空間伝搬損失は、自由空間を伝搬する電波の損失であり、距離の2乗に比例して減衰し、電波の波長の2乗に反比例する。
Figure 2017046110
dは、端末110と各基地局100との間の距離であり、λは基地局100が通信に用いる電波の波長である。当該電波の波長は、各基地局100が通信に用いる周波数帯域から算出できる。
次に、MCS推定部213は、送信電力と送信アンテナの利得と受信アンテナの利得とを加算した値から自由空間伝搬損失を減算して、端末110が各基地局100に接続された場合の受信電力を算出する。受信電力は、式2を計算することによって算出される。
受信電力=送信電力+送信アンテナの利得+受信アンテナの利得−自由空間伝搬損失・・・(式2)
式2において、送信電力は、図5に示すステップ502の処理で基地局制御装置120は各基地局100から取得する。また、送信アンテナの利得は、各基地局100のアンテナ105における送信利得が基地局制御装置120に予め登録されていてもよいし、ステップ502の処理で基地局制御装置120が各基地局100から取得してもよい。また、受信アンテナの利得は、各端末110のアンテナにおける受信利得が基地局制御装置120に予め登録されてもよいし、ステップ501の処理で基地局制御装置120が端末110から取得してもよい。
次に、MCS推定部213は、端末110が各基地局100に接続された場合の受信電力と端末110が受信する熱雑音とを考慮して、端末110が各基地局100に接続された場合の受信SINRを算出する。MCS推定部213は、受信SINRを算出すると、変換テーブル221を参照し、端末110が各基地局100に接続された場合の受信SINRに対応するMCSを取得する。
次に、スループット推定部214は、ステップ601の処理で推定した各基地局100の無線リソース量と、ステップ602の処理で推定した端末110が各基地局100に接続された場合のMCSに対応するビット効率とに基づいて各基地局100のスループットを推定する(603)。各基地局100のスループットは、式3を計算することによって算出される。
スループット[bit/s]=ビット効率[bit/s/RE]×無線リソース量[RE]・・・(式3)
ステップ603の処理で各基地局100のスループットが推定されると、推定スループットテーブル更新部215は、ステップ601の処理で推定した各基地局100の無線リソース量と、ステップ602の推定した端末110が各基地局100に接続された場合のMCSに対応するビット効率と、ステップ603の処理で推定した各基地局100のスループットとを推定スループットテーブル222に登録する。
次に、接続先候補選択部216は、推定スループットテーブル222を参照し、各基地局100のスループットに基づいて、接続先候補となる基地局100を選択する。具体的には、接続先候補選択部216は、スループットが上位N個の基地局100を接続先候補として選択してもよいし、スループットが閾値以上の基地局100を接続先候補として選択してもよい。
例えば、図4に示す推定スループットテーブル222では、接続先候補選択部216は、スループットが上位2個の基地局100A及び100Cを接続先候補として選択する。
以上によって、スループットが高いと予測される基地局100を接続先候補として端末110に通知でき、スループットが低いと予測される基地局100からの無線信号の受信品質に関する値を測定しないので、端末110の無線リソースを有効活用できる。
次に、接続先選択処理についても図6を用いて説明する。
基地局制御装置120が端末110から測定結果を受信した場合、接続先選択処理が実行される。
まず、ステップ601の処理で、無線リソース推定部212は、接続先候補の基地局100の無線リソース量を推定する。なお、無線リソース量は、接続先候補選択処理でも推定されているので、接続先選択処理では推定されなくてもよい。
次に、ステップ602の処理で、MCS推定部213は、変換テーブル221を参照し、端末110の各接続先候補の基地局100の測定結果であるCQIに対応するMCSを推定する。
次に、ステップ603の処理で、スループット推定部214は、変換テーブル221を参照し、MCSに対応するビット効率を取得し、取得したビット効率と無線リソース量とに基づいて、接続先候補の各基地局100のスループットを算出する。
次に、ステップ604の処理では、接続先選択部217は、算出したスループットが最も高い基地局100を接続先の基地局100として選択する。
接続先選択処理では、端末110が実際に測定したCQIに基づいてMCSが推定され、接続先候補選択処理では、推定した受信SINRに基づいてMCSが推定される。このため、接続先選択処理で推定したMCSは、接続先候補選択処理で推定したMCSより信頼度が高い。推定スループットテーブル更新部215は、接続先選択処理で算出した接続先候補の各基地局100のスループットと、接続先候補選択処理で算出され推定スループットテーブル222に登録された接続先候補の各基地局100のスループットとを比較する。そして、推定スループットテーブル更新部215は、接続先候補選択処理で式3に従って算出されるスループットに乗じる接続先候補の各基地局100の重み係数を、接続先候補選択処理で式3に従って算出されるスループットが接続先候補選択処理で算出されたスループットとなるように、設定する。次に、スループット推定部214は、次に実行される接続先候補選択処理において、式3に従って算出されたスループットに各基地局100の重み係数を乗じた値をスループットとして算出する。
これによって、接続先候補選択処理で算出される各基地局100の信頼度を向上させることができ、ひいてはスループットの良好な基地局100を接続先候補として選択できる。
次に、実施例2について図7及び図8を用いて説明する。
実施例1では、基地局制御装置120が接続先候補の基地局100を選択し、接続先の基地局100を選択したが、本実施例では、ある一つの基地局100が、接続先候補の基地局100を選択し、接続先の基地局100を選択する。本実施例では、実施例1と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
図7は、実施例2の無線通信システムのシステム構成図である。
本実施例の無線通信システムは、基地局制御装置120を備えない点で実施例1と異なる。基地局制御装置120の機能は、基地局100Aに実装される。
基地局制御装置120の機能が実装される基地局100Aは、図2に示す基地局100の構成に加えて、無線リソース推定部212、MCS推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、接続先選択部217、変換テーブル221、及び推定スループットテーブル222を有する。なお、基地局100は、プロセッサ及びメモリを有しており、プロセッサが無線リソース推定部212、MCS推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、及び接続先選択部217に対応するプログラムを実行することによって、これらが実装され、メモリには変換テーブル221及び推定スループットテーブル222が記憶される。
図8は、実施例2のハンドオーバ処理のシーケンス図である。
本実施例では、基地局100Aが無線リソース推定部212、MCS推定部213、スループット推定部214、推定スループットテーブル更新部215、接続先候補選択部216、及び接続先選択部217を有するため、ステップ501の処理では、端末110は、接続中の基地局100Aからの無線信号の受信電力と、自身の位置情報とを基地局100Aに送信する。図5と異なり、基地局100Aは、受信した無線信号の受信電力と端末110の位置情報を基地局制御装置120に送信しない。
ステップ502の処理では、基地局100B及び100Cは、各基地局100のトラフィック負荷と、各基地局100の位置情報と、各基地局100の送信電力と、各基地局100が無線通信で用いる周波数帯域とを基地局100Aに送信する。基地局100Aは、所定のタイミングで、自身のトラフィック負荷と、位置情報と、自身の送信電力と、自身が無線通信で用いる周波数帯域とを取得する。
ステップ503の処理では、端末110は、基地局100Aからの受信電力が閾値以下になると、ハンドオーバ要求を基地局100Aに送信する。
ステップ504の処理では、基地局100Aは、ハンドオーバ要求を受信した場合、接続先候補選択処理を実行する。また、基地局100Aが、端末110から受信した受信電力が閾値以下である場合、接続先候補選択処理を実行してもよい。接続先候補選択処理は、実施例1と同じであるので、説明を省略する。なお、接続先候補選択処理では、図5と同じく、接続先候補として基地局100A及び100Cが選択されたものとする。
ステップ505の処理では、基地局100Aは、接続先候補選択処理で選択された接続先候補の基地局100を端末110に通知する。
ステップ506の処理では、端末110は、接続先候補の基地局100A及び100Cから下り信号を受信し、ステップ507の処理で、接続先候補の基地局100A及び100Cの下り信号の受信に関する値を測定する。ステップ508の処理で、端末110は、測定結果を基地局100Aに送信する。
基地局100Aは、端末110からの測定結果を受信すると、ステップ509の処理で接続先選択処理を実行する。接続先選択処理は、図5と同じであるので、説明を省略する。なお、接続先選択処理では、図5と同じく、接続先として基地局100Cが選択されたものとする。
ステップ510の処理では、基地局100Aは、選択した接続先の基地局100Cを端末110に通知する。
端末110は、基地局制御装置120から接続先の基地局100Cが通知されると、基地局100Cに接続先を切り替え、ステップ511の処理で、上り信号を基地局100Cに送信する。
このように、本実施例では、基地局100が、接続先候補選択処理及び接続先選択処理を実行するので、基地局制御装置120を無線通信システムに新たに追加する必要がなく、当該無線通信システムの導入コストを削減できる。また、実施例1のように、基地局制御装置120が接続先候補選択処理及び接続先選択処理を実行する場合、接続先候補選択処理及び接続先選択処理を実行する基地局100に処理負荷が集中することがないので、当該基地局100が通信のボトルネックとなることを防止できる。
なお、実施例1では、基地局制御装置120が、接続先候補選択処理及び接続先選択処理を実行し、実施例2では、基地局100Aが、接続先候補選択処理及び接続先選択処理を実行したが、接続先候補選択処理及び接続先選択処理は同一の装置で実行されなくてもよい。例えば、基地局制御装置120が接続先候補選択処理を実行し、基地局100Aが接続先選択処理を実行してもよい。この場合、基地局制御装置120は、基地局100B及び100Cのトラフィック負荷、位置情報、送信電力、及び周波数帯域を、基地局100Aが接続先選択処理を実行する前に、基地局100Aに送信しておく。
また、基地局100Aが接続先候補選択処理を実行し、基地局100Bが接続先選択処理を実行してもよい。この場合、基地局100Aは、自身のトラフィック負荷、位置情報、送信電力、及び周波数帯域、並びに基地局100Cのトラフィック負荷、位置情報、送信電力、及び周波数帯域を、基地局100Bが接続先選択処理を実行する前に、基地局100Bに送信しておく。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、及び置換をすることが可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、及び置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 基地局
110 端末
120 基地局制御装置
130 コアネットワーク
212 無線リソース推定部
213 MCS推定部
214 スループット推定部
215 推定スループットテーブル更新部
216 接続先候補選択部
217 接続先選択部
221 変換テーブル
222 推定スループットテーブル

Claims (8)

  1. 端末と無線で接続可能な複数の基地局を備える無線通信システムであって、
    前記複数の基地局の中から前記端末が接続する候補となる少なくとも一つの接続先候補の基地局を選択する接続先候補選択部と、
    前記少なくとも一つの接続先候補の基地局の中から前記端末の接続先の基地局を選択する接続先選択部と、をさらに備え、
    前記複数の基地局は、接続中の端末との通信に関する情報を前記接続先候補選択部に送信し、
    前記接続先候補選択部は、
    前記複数の基地局が送信した通信に関する情報に基づいて、前記端末が前記複数の基地局に接続した場合のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて、前記複数の基地局の中から前記接続先候補の基地局を選択し、
    前記選択した接続先候補の基地局を前記端末に通知し、
    前記端末は、前記接続先候補の基地局からの無線信号の受信品質に関する値を測定し、各接続先候補の基地局の測定結果を前記接続先選択部に送信し、
    前記接続先選択部は、
    前記各接続先候補の基地局の測定結果に基づいて、前記接続先候補の基地局のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて前記接続先候補の中から前記端末の接続先の基地局を選択し、
    前記選択した接続先の基地局を前記端末に通知し、
    前記端末は、前記通知された接続先の基地局に接続することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記複数の基地局は、各基地局のトラフィック負荷、各基地局の位置情報、各基地局の送信電力、及び各基地局の端末との通信に用いる周波数を前記通信に関する情報として送信し、
    前記接続先候補選択部は、
    前記端末が前記基地局が受信した無線信号の信号対干渉雑音比と前記基地局が送信する無線信号のビット効率とが対応付けられた変換テーブルを保持し、
    前記端末の位置情報を当該端末から取得し、
    前記各基地局のトラフィック負荷に基づいて、前記端末の接続に割り当て可能な前記各基地局の無線リソース量を推定し、
    前記端末の位置情報、前記各基地局の位置情報、前記各基地局の送信電力、及び前記各基地局の端末との通信に用いる周波数に基づいて、前記端末が前記各基地局に接続された場合の信号対干渉雑音比を算出し、
    前記変換テーブルを参照し、前記算出した信号対干渉雑音比に対応するビット効率を推定し、
    前記推定した無線リソース量及び前記推定したビット効率に基づいて、前記各基地局のスループットを計算することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムであって、
    前記端末は、前記接続先候補の基地局からの無線信号の受信品質に関する値としてCQI(Channel Quality Indicator)を測定し、
    前記接続先選択部は、前記CQIとビット効率とが対応付けられた変換テーブルを保持し、
    前記接続先選択部は、
    前記接続先候補の基地局のトラフィック負荷に基づいて、前記端末の接続に割り当て可能な無線リソース量を推定し、
    前記変換テーブルを参照し、前記端末が測定したCQIに対応するビット効率を前記接続先候補の基地局ごとに取得し、
    前記推定した無線リソース量と前記取得したビット効率に基づいて、前記接続先候補の基地局のスループットを計算することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記接続先候補選択部は、
    前記接続先選択部が計算した接続先候補の基地局のスループットと、前記接続先候補選択部が計算した接続先候補の基地局のスループットとを比較して、前記接続先候補の基地局のスループットを計算する場合の重み係数を設定し、
    前記重み係数が設定された基地局のスループットを計算する場合、前記推定した無線リソース量、前記推定したビット効率、及び当該重み係数に基づいて当該基地局のスループットを計算することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記複数の基地局を制御する基地局制御装置を備え、
    前記基地局制御装置は、前記接続先候補選択部及び前記接続先選択部を有することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記複数の基地局のいずれかの基地局が、前記接続先候補選択部及び前記接続先選択部を有することを特徴とする無線通信システム。
  7. 端末と無線で接続可能な複数の基地局を制御する基地局制御装置であって、
    前記複数の基地局の中から前記端末が接続する候補となる少なくとも一つの接続先候補の基地局を選択する接続先候補選択部と、
    前記少なくとも一つの接続先候補の基地局の中から前記端末の接続先の基地局を選択する接続先選択部と、を備え、
    前記接続先候補選択部は、
    前記複数の基地局によって送信された接続中の端末との通信に関する情報に基づいて、前記端末が前記複数の基地局に接続した場合のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて、前記複数の基地局の中から前記接続先候補の基地局を選択し、
    前記選択した接続先候補の基地局を前記端末に通知し、
    前記接続先選択部は、
    各接続先候補の基地局からの無線信号の受信品質に関する値を前記端末が測定した測定結果を受信し、
    前記受信した各接続先候補の基地局の測定結果に基づいて、前記各接続先候補の基地局のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて前記接続先候補の中から前記端末の接続先の基地局を選択し、
    前記端末が前記接続先の基地局に接続するために、前記選択した接続先の基地局を前記端末に通知することを特徴とする基地局制御装置。
  8. 端末と無線で接続可能な基地局であって、
    前記基地局は他の基地局に接続され、
    自身を含む複数の基地局の中から前記端末が接続する候補となる少なくとも一つの接続先候補の基地局を選択する接続先候補選択部と、
    前記少なくとも一つの接続先候補の基地局の中から前記端末の接続先の基地局を選択する接続先選択部と、を備え、
    前記接続先候補選択部は、
    前記他の基地局によって送信された接続中の端末との通信に関する情報及び自身に接続中の端末との通信に関する情報に基づいて、前記端末が前記複数の基地局に接続した場合のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて、前記複数の基地局の中から前記接続先候補の基地局を選択し、
    前記選択した接続先候補の基地局を前記端末に通知し、
    前記接続先選択部は、
    各接続先候補の基地局からの無線信号の受信品質に関する値を前記端末が測定した測定結果を受信し、
    前記受信した各接続先候補の基地局の測定結果に基づいて、前記各接続先候補の基地局のスループットを計算し、
    前記計算したスループットに基づいて前記接続先候補の中から前記接続先の基地局を選択し、
    前記端末が前記接続先の基地局に接続するために、前記選択した接続先の基地局を前記端末に通知することを特徴とする基地局。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022137554A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30 株式会社Nttドコモ 無線基地局

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