JP2017044391A - 燃焼装置の風煙道構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼排ガスの熱エネルギーを効果的に回収してユニット効率の向上を図り、煙道が破損した場合でも、燃焼排ガスが外気へ直接拡散されることを防ぐ燃焼装置の風煙道装置を提供する。【解決手段】発電用等の燃焼装置の風煙道構造において、押込通風機5により昇圧した空気をボイラ本体2の火炉21に供給する風道4と、火炉21から燃焼排ガスを排出する煙道6と、を備え、ボイラ本体2と煙道6の少なくとも煙突11下部までを風道4の内部に配置する。煙道上に、火炉21から排出される燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物を除去する排煙脱硝装置7と、この排煙脱硝装置で窒素酸化物が除去された燃焼排ガスと火炉へ供給される空気とを熱交換させる空気予熱器8と、空気予熱器を通過した燃焼排ガスに含まれる灰を捕集する電気集塵装置9と、前記電気集塵装置で灰が捕集された燃焼排ガスを排出する煙突11と有する場合には、これら諸設備を風道内に配置する。【選択図】 図1
Description
本発明は、燃焼装置の風道、煙道構造に関するもので、より詳しくは、燃焼排ガスの熱エネルギーを、風道を介して導入する燃焼用空気に効果的に回収することが可能な風煙道構造に関する。
従来の発電用燃焼装置に用いられる風煙道は、特許文献1,2等で示されるような概略構成を有しており、これを、図5において説明すると、従来の風煙道構造は、押込通風機100により昇圧された燃焼用空気を風道101を経由してボイラ本体102の火炉102aに供給し、その際、風道101を流れる燃焼用空気を空気予熱器103において後述する煙道104を流れる燃焼排ガスと熱交換して加熱し、この加熱した燃焼用空気を火炉102aに導入するようにしている。
火炉102a内ではボイラ負荷に応じた燃焼量を得るために燃料油等の化石燃料の燃焼により給水を加熱して蒸気を発生させるが、火炉102aから排出した燃焼排ガスは煙道104を通過して煙突110から排出される。煙道104を流れる燃焼排ガスは、その途中に設置された排煙脱硝装置105により、燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx)がアンモニアの注入と触媒を用いて無害な窒素と水に分解され、脱硝された燃焼排ガスを空気予熱器103で風道101を通過する燃焼用空気と熱交換した後、電気集塵装置106で燃焼排ガス中に含まれる灰等が集塵され、煙突110から大気中に放出されるようになっている。
このように、従来においては、風道101と煙道104とは、別個独立の通路として形成され、風道101を通過する燃焼用空気は、空気予熱器103によってのみ燃焼排ガス中の熱エネルギーを回収するようにしていた。
しかしながら、従来の燃焼装置の風煙道構造においては、ボイラ本体で発生した高温の燃焼ガスは、空気予熱器によってのみ燃焼用空気に熱回収され、ボイラ本体や煙道からの放熱を燃焼用空気に回収できない構造となっており、ボイラ本体や煙道から放熱される熱エネルギーはそのまま大気へ放出されて、有効に利用されず、燃焼装置の熱交換効率の低下、引いては燃費の低下を招いていた。
また、従来の風煙道の構造においては、煙道が雨水等による腐食等で破損した場合には、煙道から大気中に直接燃焼排ガスが放出し、拡散してしまう不都合がある。
また、従来の風煙道の構造においては、煙道が雨水等による腐食等で破損した場合には、煙道から大気中に直接燃焼排ガスが放出し、拡散してしまう不都合がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、燃焼排ガスの熱エネルギーを効果的に回収して熱交換効率の向上を図り、また、煙道が破損した場合でも、燃焼排ガスが外気に直接拡散されることを防ぐことが可能な燃焼装置の風煙道構造を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る風煙道装置は、押込通風機により昇圧した空気をボイラ本体の火炉に供給する風道と、前記ホイラ本体から燃焼排ガスを排出するための煙道と、を備え、前記ボイラ本体及び前記煙道の少なくとも煙突の下部までを前記風道の内部に配置したことを特徴としている。
したがって、ボイラ本体と煙道の煙突下部までを風道で覆う構成としたので、空気予熱器のみならず、ボイラ本体や煙道から放出される燃焼排ガスの熱エネルギーも燃焼用空気に回収することが可能となり、燃焼用空気は、風道に導入されてからボイラ本体の火炉に至るまでのほぼ全区間において燃焼排ガスと熱交換され、効果的に温度を高められた状態で火炉へ導かれることになる。
ここで、前記煙道には、前記火炉から排出される燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物を除去するための排煙脱硝装置と、この排煙脱硝装置で窒素酸化物が除去された燃焼排ガスと前記火炉へ供給される空気とを熱交換させるための空気予熱器と、前記空気予熱器を通過した燃焼排ガスに含まれる灰を捕集する電気集塵装置と、前記電気集塵装置で灰が捕集された燃焼排ガスを排出する煙突とを配置する構成が基本であるが、燃焼装置として、さらに、燃焼排ガス中のNOxなどの有害物質を除去する排煙脱硫装置などの他の諸設備を有する場合には、それらの諸設備も風道の内部におくことが好ましい。
ところで、煙道を風道の内側に配置したことにより、煙道上にある所設備のメンテナンス等の便宜のために、前記風道を構成する壁部には、内部に配置される前記煙道の諸設備の近傍に人が出入り可能な扉を設けることが好ましい。
また、上述した構成において、押込通風機を複数設け、その直近に開閉ダンパを配して、燃焼用空気の導入量や昇圧値を調整するようにしても、また、平衡通風を実現するために、前記煙道に誘引通風機をさらに設けるようにしてもよい。
以上述べたように、本発明の風煙道装置によれば、ボイラ本体及び煙道の少なくとも煙突の下部までを前記風道の内部に配置する構成としたので、ボイラ本体や煙道から放出される燃焼排ガスの熱エネルギーを効果的に回収して、燃焼装置の熱交換効率の向上を図ることが可能となる。
また、煙道が破損した場合でも燃焼用空気が煙道へ流入するだけで燃焼排ガスが外気に直接拡散されることを防ぐことができるので、環境に影響を与えることがなくなる。
さらに、煙道を風道で覆う構成であるため、煙道上で生じる音の遮音効果を高めることが可能となり、騒音を低減することも可能となる。
また、煙道が破損した場合でも燃焼用空気が煙道へ流入するだけで燃焼排ガスが外気に直接拡散されることを防ぐことができるので、環境に影響を与えることがなくなる。
さらに、煙道を風道で覆う構成であるため、煙道上で生じる音の遮音効果を高めることが可能となり、騒音を低減することも可能となる。
以下、この発明の実施形態について図面により説明する。
図1において、発電用として用いられる燃焼装置1の一例が示されている。この燃焼装置1で用いられるボイラ本体2は、コンベンショナル型のもので、灰排出底部の上方に中空形状をなして鉛直方向に立設された火炉21を備え、この火炉21で燃料油などの化石燃料等を燃焼可能としている。また、ボイラ本体2は、火炉21に続いて、この火炉21で加熱されたガスが通過する副側壁22と、後部伝熱部23とを備えている。
図1において、発電用として用いられる燃焼装置1の一例が示されている。この燃焼装置1で用いられるボイラ本体2は、コンベンショナル型のもので、灰排出底部の上方に中空形状をなして鉛直方向に立設された火炉21を備え、この火炉21で燃料油などの化石燃料等を燃焼可能としている。また、ボイラ本体2は、火炉21に続いて、この火炉21で加熱されたガスが通過する副側壁22と、後部伝熱部23とを備えている。
ボイラ本体2を構成する火炉壁の下部には、燃焼器3が設けられ、この燃焼器3は、火炉壁に装着された複数の化石燃料用の燃焼バーナ31を有している。この燃焼バーナ31には、図示しない燃料油供給部(原油貯蔵タンク)から供給配管32を介して燃料油が供給されるようになっている。
また、燃焼装置1は、各燃焼バーナ31に燃焼用空気を供給可能な後述する風道4を備えており、この風道4の最上流側には、押込通風機5が配置されている。この押込通風機5により、導入空気を昇圧して風道4を介して前記火炉21に導くようにしている。
ボイラ本体2の火炉21の上部や後部伝熱部23には、対流熱交換部として燃焼排ガスの熱を回収するために、図示しない過熱器や、再熱器などが設けられており、火炉21での燃焼で発生した燃焼排ガスと水との間で熱交換が行われ、過熱蒸気や再熱蒸気をタービンへ供給するようになっている。
そして、ボイラ本体2の燃焼排ガスの排ガス出口2aから煙突11にかけて、燃焼排ガスを排出するための煙道6が形成されている。この煙道6には、ボイラ本体2から排出した燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx)をアンモニアの注入と触媒を用いて無害な窒素と水に分解する排煙脱硝装置7が設けられ、その下流側には、風道4を流れる燃焼用空気と煙道6を流れる燃焼排ガスとの間で熱交換を行い、燃焼バーナ31に供給する燃焼用空気を昇温する空気予熱器8が配置され、また、空気予熱器8より下流側には、脱硝された燃焼排ガス中に含まれる灰等を集塵する電気集塵装置9が設けられ、この電気集塵装置9で灰等が除去された後の燃焼排ガスを煙突を11介して大気中に放出するようにしている。
なお、上述した煙道6に配置された設備間、即ち、ボイラ本体2と排煙脱硝装置7との間、排煙脱硝装置7と空気予熱器8との間、空気予熱器8と電気集塵装置9との間、電気集塵装置9と煙突11との間は、それぞれ排ガスダクト10a,10b,10c,10dで接続されている。
したがって、燃焼用空気と化石燃料(燃料油)をボイラ本体2の火炉21に噴射して燃焼バーナ31を着火すると、ボイラ本体2の火炉21では火炎が生じ、燃焼ガスがこの火炉21を上昇し、副側壁22を介して後部伝熱部23へ導かれ、煙道6を通って排出される。
この際、図示しない給水ポンプから供給された水は、図示しない過熱器を通過する際に燃焼ガスによって過熱され、この過熱器で生成された過熱蒸気は、図示しない発電プラント(例えば、タービン)に供給され、また、タービンでの膨張過程の中途で取り出した蒸気は、図示しない再熱器に導入され、前記燃焼ガスによって再度加熱されてタービンに戻されるようになっている。
ところで、風道4は、煙突11の下部周囲からボイラ本体2までを囲むように形成され、ボイラ本体2と煙道6の煙突11の下部までを風道4の内部に配置するようにしている。この例では、煙突11のボイラ本体側とは反対側(電気集塵装置9とは反対側)に押込通風機5を配した空気導入通路4aが形成され、その空気導入通路4aの押込通風機5の上流側に消音器16が配置されている。
この風道4は、図面上、ボイラ本体2及び煙道6の諸設備(排煙脱硝装置7、空気予熱器8、電気集塵装置9)や排ガスダクト10a〜10dを大きく囲むように形成されているが、風道内を流れる燃焼用空気が、ボイラ表面や煙道表面と接触しやすいように、また、通風抵抗が大きくならず、且つ、煙道6の諸設備や排ガスダクト10a〜10dの周囲をできるだけ偏らずに流れるように、煙道6と風道4の側壁との間が所定の間隔に設定されている。
例えば、煙道6に配される各設備においては、これをドーム状に覆うように囲んで、周囲に略均等な巾の通風路が形成されるようにし(図2(a)参照)、また、煙道6の設備間を接続する排ガスダクト10a〜10dの部分は、排ガスダクト10a〜10dが断面矩形状であれば、この排ガスダクト10a〜10dを風道4の中央に配して、その周囲に均等の間隔で通風路が形成されるように風道4も断面矩形状に形成し(図2(b)参照)、排ガスダクト10a〜10dが断面円形状であれば、風道4もダクトの断面形状に合わせて断面円形状にするとよい(図2(c)参照)。
このような風道4は、ボイラ本体2の外周壁に設けられた空気導入口33を介して風箱34に連通し、このため、この風箱34に供給された空気を各燃焼バーナ31に供給できるようになっている。
なお、この構成例では、空気予熱器8は、上下に二分されており、それぞれの空気予熱器8の通風路の一部分(約半分)に煙道6を流れる燃焼ガスを通過させ、空気予熱器8の通風路の残りの部分(約半分)に風道4を流れる燃焼用空気を通過させるようにしている。また、空気予熱器8の周囲は、風道4を流れる燃焼用空気の全てが空気予熱器を通過して燃焼排ガスと熱交換されるように、風道4を画成する外壁と空気予熱器8との間に隙間が形成されないようにしている。
また、この例において、燃焼装置1は、少ない空気で完全燃焼させるために、ボイラ本体2の排ガス出口2aに酸素センサ12を設け、排ガス出口2aの燃焼ガス中のO2(酸素)濃度を測定している。
さらに、煙道6に設けられる所設備の位置に対応した風道4の外壁部分には、作業員が出入り可能な扉13a〜13dが形成されている。この例では、ボイラ本体2の下部脇、排煙脱硝装置7の近傍、空気予熱器8の近傍、電気集塵装置9の近傍にそれぞれ扉13a〜13dが形成されている。
さらに、煙道6に設けられる所設備の位置に対応した風道4の外壁部分には、作業員が出入り可能な扉13a〜13dが形成されている。この例では、ボイラ本体2の下部脇、排煙脱硝装置7の近傍、空気予熱器8の近傍、電気集塵装置9の近傍にそれぞれ扉13a〜13dが形成されている。
以上の構成において、押込通風機5が回転すると、空気導入通路4aから燃焼用空気が吸引され、この空気は、押込通風機5により昇圧されて風道4をボイラ本体2の火炉21に向かって流れる。即ち、燃焼用空気は、煙突11の下部周囲を通過した後に煙突11と電気集塵装置9とを接続する排ガスダクト10dの周囲を流れ、その後、電気集塵装置9の周囲を流れた後に電気集塵装置9と空気予熱器8とを接続する排ガスダクトの10c周囲を流れ、空気予熱器8に至る。これにより、風道4に導入された空気は、煙突11の下部から放熱される熱、排ガスダクト10dから放熱される熱、電気集塵装置9から放熱される熱、排ガスダクト10cから放熱される熱を回収した後に空気予熱器8を通過し、ここで、更に燃焼排ガスの熱と熱交換してさらに温度が高められる。
そして、空気予熱器8を通過した燃焼用空気は、空気予熱器8と排煙脱硝装置7との接続する排ガスダクト10bの周囲、排煙脱硝装置7の周囲、排煙脱硝装置7とボイラ本体2とを接続する排ガスダクト10aの周囲を通り、その後、ボイラ本体2の周囲を適宜通過してボイラ本体2の空気導入口33からボイラ本体2の風箱34に入り燃焼バーナ31へ導かれる。このため、空気予熱器8を通過した空気は、空気予熱器8と排煙脱硝装置7との接続する排ガスダクト10bから放熱される熱、排煙脱硝装置7から放熱される熱、排煙脱硝装置7とボイラ本体2を接続する排ガスダクト10aから放熱される熱、及び、ボイラ本体2から放熱される熱をさらに吸収して温度が高められ、その状態でボイラ本体内に導かれる。
したがって、ボイラ本体内に導かれた燃焼用空気は、煙道6から放熱された熱を各所で回収するのでかなりの高温となっており、ボイラ本体内での燃焼効率を高くすることが可能となる。
また、ボイラ本体2や煙道6の煙突下部までが風道4を構成する外壁で覆われているので、煙道6の一部が破損した場合でも燃焼用空気が風道4から煙道6内に漏れるだけであり、大気へ燃焼排ガスが放出拡散されることはなく、環境に影響を与えることはなくなる。
さらに、ボイラ本体2の排ガス出口2aに酸素センサ12を設け、排ガス出口2aの燃焼ガス中のO2(酸素)濃度を測定しているので、煙道6に穴が開いた場合には、燃焼排ガスより燃焼用空気の圧力のほうが高くなるため、燃焼用空気が煙道6に流れ込み、ボイラに入る空気量が少なくなって酸素センサ12による酸素量計測値が下がってくる。すると,酸素センサ12の計測値を所定の値に維持するように(所定の酸素濃度を確保して燃焼が悪くならないようにするために)、押込通風機5の回転数を上げたり、図示しない押込通風機5用のダンパ開度を大きくしたりして空気量を増加させる。このため、押込通風機5の回転数や押込通風機5のダンパ開度の変化を監視することで,煙道6の穴あきを発見することが可能となる。
なお、上述の構成においては、風道4の最上流側に押込通風機5を設けて燃焼用空気を風道4に押し込む押込通風の例を示したが、煙道6の途中(例えば、煙突11の内部)に、誘引通風機14をさらに設けて平衡通風としてもよい。
また、上述の構成例では、押込通風機5を、風道4の最上流側に1箇所設けた例を示したが、図3に示されるように、押込通風機5を複数設け(この例では、2つの空気導入通路4a,4bを設けてそれぞれの導入通路に押込通風機5a,5bを設け)、それぞれの押込通風機5a,5bの直近(それぞれの空気導入通路4a,4b)に開閉ダンパ15a,15bを配置して、稼動していない押込通風機5a,5bの導入口を閉塞して風道に一旦導入された空気が大気へ放出されない(逃げない)ようにしてもよい。
また、上述の構成例では、押込通風機5を、風道4の最上流側に1箇所設けた例を示したが、図3に示されるように、押込通風機5を複数設け(この例では、2つの空気導入通路4a,4bを設けてそれぞれの導入通路に押込通風機5a,5bを設け)、それぞれの押込通風機5a,5bの直近(それぞれの空気導入通路4a,4b)に開閉ダンパ15a,15bを配置して、稼動していない押込通風機5a,5bの導入口を閉塞して風道に一旦導入された空気が大気へ放出されない(逃げない)ようにしてもよい。
さらに、上述の例では、風道4をボイラ本体2と煙道6の煙突11の下部までを覆う構造としたが、煙突11から放熱される熱も有効に回収するために、図4に示されるように、煙突11の略全長に亘って風道4で囲み(空気導入通路4aを煙突上部まで延長して風道4内に煙突11の上部までを配置し)、空調用空気を煙突11の上端部から風道4に導入するようにしてもよい。
このような構成によれば、煙突11の外表面から放熱される熱エネルギーをも回収することが可能となり、熱エネルギーの大気中への放熱を更に低減することが可能となる。
このような構成によれば、煙突11の外表面から放熱される熱エネルギーをも回収することが可能となり、熱エネルギーの大気中への放熱を更に低減することが可能となる。
なお、上述の燃焼装置1では、煙道に排煙脱硝装置7、空気予熱器8、電気集塵装置9を配置した構成例を示したが、燃焼排ガス中のNOxなどの有害物質を除去する排煙脱硫装置などの他の設備が煙道上に更に配置される場合には、それら全体を風道4で覆う構成とすればよい。
また、上述の例では、空気予熱器を2つに分けた例を示したが1つの空気予熱器で燃焼排ガスと燃焼用空気とを熱交換させるようにしてもよい。
さらに、上述においては、燃焼装置1の一例を示したが、燃焼装置として、ボイラに燃焼用空気を供給する風道と、ボイラで生成された燃焼用排ガスを排出する煙道とを備えた構成であれば、上述で示した構成以外の燃焼装置についても、本発明の構成を採用することは可能である。例えば、上述においては、発電用の燃焼装置の例を示したが、一般のボイラにも同様の構成を採用してもよい。
また、上述の例では、空気予熱器を2つに分けた例を示したが1つの空気予熱器で燃焼排ガスと燃焼用空気とを熱交換させるようにしてもよい。
さらに、上述においては、燃焼装置1の一例を示したが、燃焼装置として、ボイラに燃焼用空気を供給する風道と、ボイラで生成された燃焼用排ガスを排出する煙道とを備えた構成であれば、上述で示した構成以外の燃焼装置についても、本発明の構成を採用することは可能である。例えば、上述においては、発電用の燃焼装置の例を示したが、一般のボイラにも同様の構成を採用してもよい。
1 燃焼装置
2 ボイラ本体
21 火炉
4 風道
5,5a,5b 押込通風機
6 煙道
7 排煙脱硝装置
8 空気予熱器
9 電気集塵装置
11 煙突
15a,15b ダンパ
2 ボイラ本体
21 火炉
4 風道
5,5a,5b 押込通風機
6 煙道
7 排煙脱硝装置
8 空気予熱器
9 電気集塵装置
11 煙突
15a,15b ダンパ
Claims (5)
- 押込通風機により昇圧した空気をボイラ本体の火炉に供給する風道と、前記ホイラ本体から燃焼排ガスを排出するための煙道と、を備えた燃焼装置であって、
前記ボイラ本体及び前記煙道の少なくとも煙突の下部までを前記風道の内部に配置したことを特徴とする燃焼装置の風煙道構造。 - 前記煙道は、前記火炉から排出される燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物を除去するための排煙脱硝装置と、この排煙脱硝装置で窒素酸化物が除去された燃焼排ガスと前記火炉へ供給される空気とを熱交換させるための空気予熱器と、前記空気予熱器を通過した燃焼排ガスに含まれる灰を捕集する電気集塵装置と、前記電気集塵装置で灰が捕集された燃焼排ガスを排出する煙突とを有することを特徴とする請求項1記載の燃焼装置の風煙道構造。
- 前記風道を構成する壁部には、内部に配置される前記煙道の諸設備の近傍に人が出入り可能な扉が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼装置の風煙道構造。
- 前記押込通風機は、複数設けられ、その直近には開閉ダンパが配されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の燃焼装置の風煙道構造。
- 前記煙道には、誘引通風機が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の燃焼装置の風煙道構造。
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