JP2017042369A - マネキン、マネキンユニット及び衣料用ハンガー - Google Patents

マネキン、マネキンユニット及び衣料用ハンガー Download PDF

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祥生 大里
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Abstract

【課題】着せ替え作業コストを低減することができるマネキン、マネキンユニット及びこのマネキンに使用される衣料用ハンガーを提供する。【解決手段】板状に形成されたマネキン本体71は、ハンガーHG1,HG2の掛止部101,201を掛止可能なハンガーフック72a,72bを有する。ハンガーフック72a,72bは、マネキン本体71の板面から突出して設けられ、ハンガーフック71a,72bにハンガーHG1,HG2の掛止部101,201を掛止可能に構成されている。マネキン本体71には、ハンガーフック72a,72bを上下方向にスライド可能に案内するスライド孔74a,74bが設けられており、ハンガーフック72a,72bをスライド孔72a,72bに沿って移動させることによりハンガーHG1,HG2の掛止部101,201の掛止位置を変更可能に構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、マネキン、マネキンユニット及び衣料用ハンガーに関する。
従来、衣服を販売する店舗等において、販売促進の対象たる衣服を着衣させて購買者に対して購買意欲を促進させるために設置されるマネキンが知られている。そして、このような店舗においては、多種多様の衣服の販売を促進させるため、一日に複数回の衣服の着せ替えが行われている。これにより、マネキンによるディスプレイ効果により、売り上げの向上が図られている。
このようなマネキンにあっては、人体を模した立体的形状のマネキンの他、板状に形成されたマネキンが知られている。板状に形成されたマネキンは、立体的形状のマネキンと比べて運搬しやすく、取り扱いが容易であることに利点がある(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3164746号公報
しかしながら、特許文献1に記載された板状のマネキンにあっても、立体的形状のマネキンと同様に、マネキンに対する衣服の着せ替え作業においては、マネキンを持ち上げたり、支持したりしながら行わなければならず、多大な労力を要する場合がある。すなわち、展示作業に対する人的コストが大きいということができる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、着せ替え作業コストを低減することができるマネキン、マネキンユニット及びこのマネキンに使用される衣料用ハンガーを提供することを目的とするものである。
上記目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、
人体を模した形状であって、板状に形成されたマネキン本体を備えたマネキンにおいて、
前記マネキン本体は、衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能な掛止手段を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマネキンにおいて、
前記掛止手段は、前記マネキン本体の板面から突出して設けられるフック部を含み、該フック部に前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のマネキンにおいて、
前記掛止手段は、前記衣料用ハンガーの掛止部の掛止位置を変更可能に構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のマネキンにおいて、
前記フック部を上下方向にスライド可能に案内するスライド部が前記マネキン本体に設けられ、
前記掛止手段は、前記フック部を前記スライド部に沿って移動させることにより前記衣料用ハンガーの掛止部の掛止位置を変更可能に構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のマネキンにおいて、
前記掛止手段は、前記マネキン本体の首部及び腰部に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマネキンにおいて、
一又は複数の前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能なラック部材を前記マネキン本体の板面から突出して設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、マネキンユニットにおいて、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の一対のマネキンと、一又は複数の前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能な棒状のラック部材とを備え、
前記一対のマネキンを前記マネキン本体の板面同士が対向するように配置するとともに、前記ラック部材の両端を該一対のマネキンのマネキン本体の対向面にそれぞれ取り付けたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマネキンに掛止して用いられる衣料用ハンガーにおいて、
前記マネキン本体の前記掛止手段に掛止するための掛止部と、
該掛止部の基端から幅方向に延設されて衣服を支持する支持部とを備え、
前記支持部は、幅寸法が前記マネキンの肩幅寸法又は腰部の幅寸法に整合するように形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の衣料用ハンガーにおいて、
前記掛止部と前記支持部とが透明の樹脂により一体形成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマネキンに掛止して用いられる衣料用ハンガーにおいて、
前記マネキン本体の前記掛止手段に掛止するための掛止部と、
該掛止部の基端から幅方向に延設されて衣服を支持する支持部と、
該支持部の両端部分を連結する横桟部とを備え、
前記横桟部は、下方に膨出するようにして形成されるとともに、他の衣料用ハンガーを掛止可能な凹状の掛止凹部を有することを特徴とする。
本発明によれば、着せ替え作業コストを低減することができるマネキン、マネキンユニット及びこのマネキンに使用される衣料用ハンガーを提供することができる。
本実施形態に係る板状マネキンを正面から見た図である。 本実施形態に係る板状マネキンの別の形態を正面から見た図である。 (A)は、図2(D)に示される板状マネキンの平面図であり、(B)はその正面図であり、(C)は、その右側面図である。 板状マネキンの使用状態を示す図である。 板状マネキンに設けられたハンガーフック及びその周辺を拡大して表した図である。 (A)は、一対の板状マネキンをハンガーラックで接続してなるマネキンユニットの平面図であり、(B)は、その右側面図であり、(C)は、その正面図である。 マネキンユニットの使用状態を示す図である。 本実施形態に係る板状マネキンの別の形態を示す図である。 (A)は、ハンガーフックの取付位置を変更する構成の第1の変形例であり、(B)は、ハンガーフックの取付位置を変更する構成の第2の変形例である。 本実施形態に係るハンガーを板状マネキンに掛止した様子を示す図である。 本実施形態に適用可能なハンガーの他の例を示す図である。 図11に示すハンガーを板状マネキンに適用した状態を示す図である。 図11に示すハンガーの他の使用例について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る板状マネキンについて、図面を参照しながら説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る板状マネキンについて説明する。ここで、図1(A)及び同図(B)は、本実施形態に係る板状マネキンを正面から見た図である。
図1(A)に示すように、板状マネキンMQ1は、男性の人体を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ1は、例えば、アクリル等の樹脂により形成されている。なお、板状マネキンMQ1の厚さは1〜2cmとしたが、適宜の厚さに設定することができる。
板状マネキンMQ1は、人体の全身を一体形成により模したマネキン本体11を備え、このマネキン本体11の首部中央と腰部中央とにそれぞれハンガーフック12a,12bが前方に突出して設けられている。マネキン本体11の左肩部の前面側には、左腕を模した左腕部11aLが取り付けられている。左腕部11aLもアクリル等の樹脂により板状に形成されている。これにより、左腕部11aLをマネキン本体11よりも前面側に重畳させて配置することができる。また、マネキン本体11の顔部分は、目や口等を表すために適宜凹凸させた形状としてデザイン性を向上させているが、フラットな形状であってもよい。マネキン本体11の底部には、略円盤状の台座部13が取り付けられており、板状マネキンMQ1を床上に載置する際にマネキン本体11を立設可能に支持することができる。台座部13は、例えば、金属により形成されているが、他の材料であってもよく、マネキン本体11を安定して支持できる重量であるのが好適である。また、台座部13の形状も、マネキン本体11を立設支持可能なものであれば、いずれの形状も採用することができる。このように、板状マネキンMQ1は、板状に形成されていることから、従来の立体形状からなるマネキンと比べ、軽量で運搬しやすく、取り扱いが容易である。
ハンガーフック12a,12bは、後述する衣料用ハンガーの掛止部(フック)を掛止可能に構成されている。具体的には、ハンガーフック12a,12bは、円柱状の胴部とその先端に一体形成されたフランジ状に形成された肉厚の頭部とからなり、胴部の基端がマネキン本体11に固着されている。このように構成されているので、例えば、上衣を装着したハンガーをハンガーフック12aに掛止し、下衣を装着したハンガーをハンガーフック12bに掛止することにより、簡便な方法で衣服を効率よく変更して展示することができる。その結果、店員や購買者によるコーディネートを簡単に行うことができ、購買者の購買意欲を促進させることができる。また、ハンガーフック12a,12bに掛止されたハンガーがハンガーフック12a,12bの胴部の延在方向に沿って前方に摺動した場合でも、ハンガーの掛止部が頭部に係止されることで、ハンガーが前方から脱落するのを防止できる。このように、本実施形態では、ハンガーフック12a,12bは、掛止手段として機能している。また、本実施形態では、ハンバーフック12a,12bは、フック部としても機能している。本実施形態では、上述したように構成されているため、従来のマネキンのように、本体に直接着衣させることなく、着衣の様子を確認することができるので、衣服の着せ替えが容易である。
図1(B)に示すように、板状マネキンMQ2は、背中を正面側に向けた男性の人体を模した形状であって、板状に形成されたマネキン本体21の正面側にハンガーフック22a,22bが突設されており、マネキン本体21の底部には台座部23が取り付けられている。板状マネキンMQ2は、腕部も含めて全身が一体に形成されている。ハンガーフック22aは、マネキン本体21の首部中央に設けられ、ハンガーフック22bは、マネキン本体21の腰部中央に設けられている。これらの機能はいずれも、図1(A)に示される板状マネキンMQ1と同様であるため、詳しい説明を省略する。
次に、図2〜図5を参照しながら、本実施形態に係る板状マネキンの別の形態について説明する。ここで、図2(A)は、本実施形態に係る板状マネキンMQ4を正面から見た図であり、同図(B)は、本実施形態に係る板状マネキンMQ5を正面から見た図であり、同図(C)は、本実施形態に係る板状マネキンMQ6を正面から見た図であり、同図(D)は、本実施形態に係る板状マネキンMQ7を正面から見た図である。また、図3(A)は、図2(D)に示される板状マネキンMQ7の平面図であり、同図(B)は、板状マネキンMQ7の正面図であり、同図(C)は、板状マネキンMQ7の右側面図である。また、図4は、板状マネキンMQ7の使用状態を示す図である。また、図5(A)は、板状マネキンMQ7に設けられたハンガーフック72b及びその周辺を拡大して表した図であり、同図(B)は、図5(A)のA−A断面図である。
図2(A)に示すように、板状マネキンMQ4は、女性の人体を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ4は、図1(A)に示される板状マネキンMQ1と基本的構成は同様であるが、左前腕を模した左前腕部41bLと右手を模した右手部41cRがマネキン本体41の前面側に回動可能に取り付けられている。すなわち、左前腕部41bLは、回転支軸45bを介して基部がマネキン本体41の左腕の肘関節に相当する位置に取り付けられ、右手部41cRは、回転支軸45cを介して基部が右腕の手関節に相当する位置に取り付けられている。回転支軸45b,45cは、例えば、ボルトとナットとにより構成され、緊緩することによって、左前腕部41bL及び右手部41cRを回動支軸45b,45cを支軸として回動させることができる。これにより、板状マネキンによる展示効果に変化を与え、購買意欲を促進することができるようになる。なお、マネキン本体41は、円盤状の台座部43に固定されており、台座部43により立設可能に支持されている。
また、本実施形態に係る板状マネキンMQ4には、ハンガーフック42a,42bを上下方向にスライド可能にするためのスライド孔44a,44bが、首部中央及び腰部中央にそれぞれ上下方向に延在して開設されている。このハンガーフック及びスライド孔の詳しい構成については後述する。ハンガーは、後述するように、衣服を装着するための本体部とハンガーをフックに掛止するための掛止部とを備えて構成されているが、掛止部の形状は様々であり、本体部からの延出寸法も異なっている。そのため、ハンガーフックの位置が固定されたものであると、使用するハンガーによっては、衣服が板状マネキンの形状に整合しない状態で掛止され、その結果、板状マネキンによる展示効果が低減する場合がある。これに対し、本実施形態によれば、ハンガーフックを上下方向に変位させることができるので、ハンガーの掛止部の形状に合わせてハンガーフックを適切な掛止位置に調整することができ、板状マネキンによる展示効果の低減を抑制することができる。
また、本実施形態では、マネキン本体41の頭頂部にワイヤを挿通可能なワイヤ挿通孔46が開設されている。これにより、例えば、店舗の天井に固定されたフックやスタンドに巻着されたワイヤの他端をワイヤ挿通孔46に挿通して結着することにより、板状マネキンMQ4を吊り下げ支持することができ、板状マネキンMQ4の設置安定性を向上させることができる。
図2(B)に示される板状マネキンMQ5は、左側を向いた女性の人体を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ5は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と基本的構成は同様であるが、左手を模した左手部51dLがマネキン本体51の前面側に回動可能に取り付けられている。すなわち、左手部51dLは、回転支軸55dを介して基部がマネキン本体51の左腕の手関節に相当する位置に取り付けられている。これにより、左手部51dLは、回動支軸55dを支軸として回動可能となっている。また、マネキン本体51は、円盤状の台座53に固定されており、台座部53により立設可能に支持されている。
また、板状マネキンMQ5にも、首部中央及び腰部中央にそれぞれスライド孔54a,54bが開設されており、ハンガーフック52a,52bが上下方向にスライド可能となっている。また、マネキン本体51の頭頂部には、ワイヤ挿通孔56が開設されている。これらの機能は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と同様であるため、説明を省略する。
図2(C)に示される板状マネキンMQ6は、正面を向いた男性の人体を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ6は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と基本的構成は同様であるが、左腕を模した左腕部61aLがマネキン本体61の前面側に回動可能に取り付けられている。すなわち、左腕部61aLは、回転支軸65aを介して基部がマネキン本体61の左肩に相当する位置に取り付けられている。これにより、左腕部61aLは、回動支軸65aを支軸として回動可能となっている。また、マネキン本体61は、円盤状の台座63に固定されており、台座部63により立設可能に支持されている。
また、板状マネキンMQ6にも、首部中央及び腰部中央にそれぞれスライド孔64a,64bが開設されており、ハンガーフック62a,62bが上下方向にスライド可能となっている。また、マネキン本体61の頭頂部には、ワイヤ挿通孔66が開設されている。これらの機能は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と同様であるため、説明を省略する。
図2(D)に示される板状マネキンMQ7は、正面を向いた女性の人体を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ7は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と基本的構成は同様であるが、右腕を模した右腕部71eRがマネキン本体71の前面側に回動可能に取り付けられている。すなわち、右腕部71eRは、回転支軸75eを介して基部がマネキン本体71の右肩に相当する位置に取り付けられている。これにより、右腕部71eRは、回動支軸75eを支軸として回動可能となっている。また、マネキン本体71は、円盤状の台座73に固定されており、台座部73により立設可能に支持されている。
また、板状マネキンMQ7にも、首部中央及び腰部中央にそれぞれスライド孔74a,74bが開設されており、ハンガーフック72a,72bが上下方向にスライド可能となっている。また、マネキン本体71の頭頂部には、ワイヤ挿通孔76が開設されている。これらの機能は、図2(A)に示される板状マネキンMQ4と同様であるため、説明を省略する。
板状マネキンMQ7は、図3(A)〜同図(C)に示すように、マネキン本体71の背面の首下に相当する位置から棒状のハンガーラック77がやや下り傾斜するように突設されている。ハンガーラック77は、複数の係止凸部77a〜77cが上方に向けて立上げ形成されており、ハンガーラック77に掛止されたハンガーが係止凸部77a〜77cに係止されてハンガーがハンガーラック77から滑落するのを防止している。また、左手部の背面には、ハンガーフック72cが後方に向けて突設されており、衣服を装着したハンガーを掛止可能に構成されている。
上述したようにして構成された板状マネキンMQ7では、図4に示すように、下衣としてのスカートBM1が装着されたハンガーHG2は、掛止部201によってマネキン本体71の腰部中央に設けられたハンガーフック72bに掛止されるとともに、上衣としてのブレザーTP1が装着されたハンガーHG1は、掛止部101によってハンガーフック72aに掛止されている。このとき、スカートBM1の上端は、ブレザーTP1の下部の背面側に位置し、実際に板状マネキンMQ7が衣服を着用しているように見せることができる。なお、ハンガーHG1は、本体部102によってブレザーTP1の肩部を支持して、ブレザーTP1を吊り下げ支持することでブレザーTP1を装着することができるようになっている。また、ハンガーHG2は、本体部202の左右下端に一対の挟持部203が設けられており、この挟持部203でスカートBM1の上端を挟持することにより、スカートBM1をハンガーHG2に装着することができるようになっている。
また、板状マネキンMQ7は、背面に設けられたハンガーラック77に上衣あるいは下衣を装着したハンガーを複数掛止することができ、展示用の衣服のストッカーとして利用することができるようになっている。図4に示す例では、マネキン本体71に近接する位置に、上衣TP2が装着されたハンガーHG3がハンガーラック77の、例えば、係止凸部77bに係止されるように掛止され、その背面側に、上衣TP3が装着されたハンガーHG4がハンガーラック77の、例えば、係止凸部77cに係止されるように掛止されている。本実施形態では、上述したようにしてハンガーラック77を設けることで、コーディネートに用いる衣服の変更を速やかに行うことができる。
次に、本実施形態におけるハンガーフック及びスライド孔の構造について、図5を参照しながら説明する。図5は、板状マネキンMQ7のマネキン本体71の腰部中央に設けられたハンガーフック72b及びスライド孔74bの構造を示している。なお、図2に示される、板状マネキンMQ4〜MQ7のいずれも、同様の構成としているが、一例であって、ハンガーフックを上下方向にスライド可能な構成であればいずれの構造も採用することができる。
図5(A)及び同図(B)に示すように、ハンガーフック72bは、先端には径大の肉厚円盤形状の頭部72b1と、頭部72b1の後面中央から後方に延びた円柱状の胴部72b2と、胴部72b2の後端より連続して延びて、胴部72b2よりも径がさらに小さい円柱状の挿通軸部72b3と、この挿通軸部72b3に連続して形成され、ボルト72b7と螺合するネジ部72b4とを備えている。ハンガーフック72bをスライド孔74bに挿通して取り付ける場合には、まず最初に、直径がスライド孔74bの幅寸法よりも大きい一対のワッシャー72b5,72b6をマネキン本体71を挟んで各ワッシャー72b5,72b6の中央に開設された開口が整合するように対向させ、その状態で、ハンガーフック72bを一対のワッシャー72b5,72b6の各開口に前面側から挿通させる。すると、胴部72b2の後端がワッシャー72b5に当接してハンガーフック72bの後方への移動が規制される。その状態で、ハンガーフック72bの後端に形成されたネジ部72b4にボルト72b7を螺合することにより、一対のワッシャー72b5,72b6がマネキン本体71を挟持することにより、ハンガーフック72bの位置が固定される。ハンガーフック72bの位置を変更する場合は、ボルト72b7を緩めることにより、一対のワッシャー72b5,72b6の挟持状態が解消され、スライド孔74bに沿ってハンガーフック72bをスライド移動させることができる。その後、所望とする位置となったときに、再度ボルト72b7を締め付けることで、ハンガーフック72bをその位置で固定することができる。
次に、図6及び図7を参照して、本実施形態に係る板状マネキンの別の実施例について説明する。ここで、図6(A)は、一対の板状マネキンMQ4,MQ5をハンガーラック300で接続してなるマネキンユニットMUの平面図であり、同図(B)は、マネキンユニットMUの右側面図であり、同図(C)は、マネキンユニットMUの正面図である。また、図7は、マネキンユニットMUの使用状態を示す図である。
図6(A)〜同図(C)に示すように、マネキンユニットMUは、上述した板状マネキンMQ4及び板状マネキンMQ5が、背面が対向するように所定距離だけ離間させて配置され、板状マネキンMQ4及び板状マネキンMQ5の各背面の首下に相当する部分どうしを棒状のハンガーラック300にて接続して構成されたものである。ハンガーラック300は、略水平に架け渡されている。これにより、一方向だけでなく、二方向で板状マネキンを用いたコーディネートができるようになる。また、板状マネキンMQ4,MQ5間に設けられたハンガーラック300により、衣服を装着したハンガーを複数吊り下げておくことができるので、これらの衣服を2つの板状マネキンMQ4,MQ5で共用することができ、利便性が向上する。また、板状マネキンMQ4,MQ5のそれぞれの台座部43,53によりマネキンユニットMUを支持することができるので、設置安定性が向上する。
上述したようにして構成されたマネキンユニットMUでは、図7に示すように、上衣としてのブレザーTP1と下衣としてのスカートBM1とがそれぞれハンガーHG1,HG2に装着されて、マネキンユニットMUを構成する板状マネキンMQ5に係止されている。具体的には、スカートBM1が装着されたハンガーHG2は、掛止部201によってマネキン本体51の腰部に設けられたハンガーフック52bに掛止されるとともに、ブレザーTP1が装着されたハンガーHG1は、掛止部101によってマネキン本体51の首部に設けられたハンガーフック52aに掛止されている。このとき、スカートBM1の上端は、ブレザーTP1の下部の背面側に位置し、実際に板状マネキンMQ5が衣服を着用しているように見せることができる。また、図7に示す例では、ハンガーラック300には、上衣TP2が装着されたハンガーHG3と、上衣TP3が装着されたハンガーHG4とが並べて掛止されている。
図8は、本実施形態に係る板状マネキンの別の形態を示す図である。
図8に示すように、展示台TBには、2つの板状マネキンMQ8が載置されている。板状マネキンMQ8は、人体の上半身を模した形状であって、板状に形成されている。板状マネキンMQ8は、マネキン本体81の下端の略中央に棒状の支柱87の一端が下方に延出して取り付けられ、支柱87の他端が台座88と接続して構成されている。支柱87と台座88とは、例えば、溶着により取り付けられているが、他の接続手段により接続されてもよく、例えば、ネジ止めにより螺着された形態であってもよい。また、マネキン本体81の右肩部の前面側には、右腕を模した右腕部81eRが取り付けられている。右腕部81eRは、肘関節で上方に折り曲げられ、右手部がマネキン本体81の首部周辺に配置されるように形成されている。このとき、右腕部81eRは、マネキン本体81の前面側に重畳して配置される。また、マネキン本体81の左肩部の前面側には、左腕を模した左腕部81aLが取り付けられている。左腕部81aLは、肘関節で略直角に折り曲げられ、左手が右腰周辺に配置されるように形成されている。このとき、左腕部81aLの前腕部分がマネキン本体81の前面側に重畳して配置される。そして、マネキン本体81の首部の略中央には上述したハンガーフック82aが取り付けられている。このように、板状マネキンMQ8は、上述したようにして構成されているため、上衣のコーディネートに適しているということができる。なお、板状マネキンMQ8においても、ハンガーフック82aを上下方向にスライド可能に構成されてもよいことは言うまでもない。
次に、図9を参照して、本実施形態に係る板状マネキンに設けられたハンガーの掛止位置を変更可能にするための構成の変形例について説明する。図9(A)は、ハンガーフックの取付位置を変更する構成の第1の変形例であり、図9(B)は、ハンガーフックの取付位置を変更する構成の第2の変形例である。なお、図9(A)及び同図(B)で使用される板状マネキンは、図2(C)に示される板状マネキンMQ6を用いている。
図9(A)に示される板状マネキンMQ6には、マネキン本体61の首部中央及び腰部中央にそれぞれ複数の取付穴が上下方向に並べるようにして開設されている。具体的には、マネキン本体61の首部中央には、5つの取付穴64a1〜64a5が上下方向に等間隔に並んで配置されている。これらの取付穴64a1〜64a5には、ハンガーフック62aが着脱可能に挿入して取り付けられる。取付穴64a1〜64a5は、ハンガーフック62aを所定深さまで挿入できるように、凹状に刳り抜かれた形状とされている。なお、取付穴64a1〜64a5が背面まで貫通して形成されたものであってもよい。これによれば、ハンガーフック62aを抜き取り、所望とする位置に挿入するだけの簡単な作業でハンガーフック62aの位置を変更することができる。腰部中央に設けられた取付穴64b1〜64b5についても首部中央に設けれられた取付穴64a1〜64a5と同様に構成されている。なお、取付穴の数は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。
図9(B)に示される板状マネキンMQ6には、マネキン本体61の首部中央及び腰部中央にそれぞれ上下方向に延びた複数の長孔が上下方向に並べるようにして開設されている。具体的には、マネキン本体61の首部中央には、3つのハンガー挿通孔64a6〜64a8が上下方向に等間隔に並んで配置されている。これらのハンガー挿通孔64a6〜64a8は、例えば、上述したハンガーHG1の掛止部101が干渉することなく前面側から背面側に挿通できる程度の長さの長孔によって形成されており、ハンガーHG1を掛止する場合には、ハンガーHG1の掛止部101をハンガー挿通孔64a6〜64a8のうち任意のハンガー挿通孔に挿通して、ハンガーHG1の掛止部101が挿通されたハンガー挿通孔の内周下端に掛止されることにより、ハンガーHG1を掛止することができるようになっている。これによれば、上述したハンガーフックのような部材を別途設ける必要がないため、製造コストに優れる。腰部中央に設けられたハンガー挿通孔64b6〜64b8についても首部中央に設けられたハンガー挿通孔64a6〜64a8と同様に構成されている。図9(B)に示される例では、下衣としてのズボンBT2の上端をハンガーHG2に設けられた一対の挟持部203で挟持し、ハンガーHG2の掛止部201をマネキン本体61の腰部中央に開設された3つのハンガー挿通孔64b6〜64b8のうち最も下方に配置されたハンガー挿通孔64b8に挿通して、ハンガーHG2を掛止している。なお、ハンガー挿通孔の数は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。
次に、これまでに説明した板状マネキンに好適に用いることができるハンガーの形状について、図10を参照しながら説明する。ここで、図10は、本実施形態に係るハンガーを板状マネキンに掛止した様子を示す図である。
図10に示されるように、上述した板状マネキンMQ7の首部のハンガーフック72aにはハンガーHG11が掛止されており、腰部のハンガーフック72bには、ハンガーHG12が掛止されている。
ハンガーHG11は、ハンガーフックに掛止するために鉤状に形成された掛止部1101と、掛止部1101の基端から幅方向に延設されて略三角形状に形成された本体部1102とを備えて構成されている。掛止部1101と本体部1102とは、例えば、透明樹脂により一体形成されている。これにより、衣服を装着したハンガーHG11を板状マネキンMQ7に掛止したときに、ハンガーを目立たなくすることができるので、美観が向上し、展示効果を向上させることができる。なお、透明樹脂に限らず、他の色の樹脂を採用してもよく、例えば、板状マネキンMQ7の色と同じ色の樹脂を採用してもよい。また、本体部1102に下端縁の左右には、下衣等の衣服を挟持するための一対の挟持部1103が取り付けられている。ハンガーHG11の本体部1102は、上衣の肩部を掛止することにより上衣を支持することができ、支持部として機能している。また、本体部1102の幅寸法は、板状マネキンMQ7のマネキン本体71の肩幅寸法に整合する長さに形成されている。これにより、上衣を装着したハンガーHG11を板状マネキンMQ7に掛止した場合、板状マネキンMQ7の形状にハンガーHG11に装着された上衣が整合するようになり、美観が向上し、展示効果を向上させることができる。
ハンガーHG12は、ハンガーフックに掛止するための鉤状に形成された掛止部1201の基端部が水平方向に延在する本体部1202の中央に取り付けられている。掛止部1201は、例えば、金属により形成され、本体部1202は、例えば、木製であるが、これに限定されず、掛止部1201と本体部1202とが樹脂や金属により一体形成されたものであってもよい。また、本体部1202の下端縁の左右には、下衣等の衣服を挟持するための一対の挟持部1203が取り付けられている。ハンガーHG12の本体部1202は、下衣の上端を一対の挟持部1203で挟持することにより下衣を支持することができ、支持部として機能している。また、本体部1202の幅寸法は、板状マネキンMQ7のマネキン本体71の腰部の幅寸法に整合する長さに形成されている。これにより、下衣を装着したハンガーHG12を板状マネキンMQ7に掛止した場合、板状マネキンMQ7の形状にハンガーHG12に装着された下衣が整合するようになり、美観が向上し、展示効果を向上させることができる。
次に、これまでに説明した板状マネキンに好適に用いることができるハンガーの他の例について、図11を参照しながら説明する。ここで、図11は、本実施形態に適用可能なハンガーの他の例を示す図である。
ハンガーHG21は、図11に示されるように、鉤状に形成された掛止部2101と、掛止部2101の基端から幅方向に延設されてヘ字状に形成された本体部2102と、本体部2102の左右両端部分を連結する横桟部2103とを備えている。
横桟部2103は、本体部2102の左右両端近傍からそれぞれ下方に延在する一対の縦枠2103a,2103bと、これら一対の縦枠2103a,2103bの下端を接続する左右方向に延在する横枠2103cとが、例えば、針金によって上方が開放された箱型形状に折曲形成されている。縦枠2103a,2103bの長さは、例えば、装着される上衣の胸部よりも下方で、腰部よりも上方に横枠2103cが位置するような長さに設定しているが、適宜の長さに設定することができる。また、縦枠2103a,2103bが伸縮自在に構成されて、縦枠2103a,2103bの長さを変更できるようにしてもよい。なお、例えば、縦枠2103a,2103bを金属製あるいは樹脂製のチェーンにより形成されてもよい。また、横枠2103cの略中央部分は、U字状に窪んだ掛止凹部2103dが形成されており、他のハンガーの掛止部を掛止可能に構成されている。これにより、掛止凹部2103dに掛止されたハンガーを位置決めしつつ掛止させることができる。すなわち、掛止凹部2103dは、ハンガーのずれ止めとして機能している。なお、横桟部2103の形状は、上述したように箱型形状に形成されるものの他、例えば、V字状に折曲形成されていてもよいし、また、U字状に形成されてもよく、種々の形状が採用できる。また、掛止凹部2103dの形状も、U字状の他、コ字状やV字状に形成されてもよい。
続いて、上述したハンガーHG21を板状マネキンMQ7に適用した例について、図12を参照しながら説明する。ここで、図12は、図11に示すハンガーを板状マネキンMQ7に適用した状態を示す図である。なお、図12に示される板状マネキンMQ7には、ハンガーフック72b及びスライド孔74bを省略しているが、これらが設けられた構成であってもよい。
図12に示すように、ハンガーHG21には、上衣としてのブレザーTP1が装着されており、ハンガーHG2には、下衣としてのスカートBM1が装着されている。そして、スカートBM1が装着されたハンガーHG2の掛止部201を、ブレザーTP1が装着されたハンガーHG21の横桟2103の横枠2103cに形成された掛止凹部2103dに掛止させ、その状態で、ハンガーHG21の掛止部2101が板状マネキンMQ7のハンガーフック72aに掛止されている。このとき、ハンガーHG2は、ブレザーTP1の内側で横桟部2103の掛止凹部2103dに掛止されるので、実際に衣服を着ているような態様で購買者に視認させることが可能となり、展示効果の向上を図ることができるようになる。
また、上述したハンガーHG21によれば、図13に示すような態様で使用することもできる。ここで、図13は、図11に示すハンガーの他の使用例について説明する図である。これまでに説明した板状マネキンのほかにも、例えば、図13に示すように、店舗の壁面Wに設けられたハンガーフック172に掛止して衣服を展示することもできるので、汎用性にも優れているということができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、板状に形成されたマネキン本体11(21,41,51,61,71,81)は、ハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)を掛止可能なハンガーフック12a,12b(22a,22b,42a,42b,52a,52b,62a,62b,72a,72b,82a)あるいはハンガー挿通孔64a6,64a7,64a8,64b6,64b7,64b8を有する。そのため、簡便な方法でマネキンの着せ替えを行うことができるので、着せ替え作業コストを低減することができるようになる。また、販売を促進したい衣服を効率よく変更して展示することができるので、板状マネキンの展示効果により衣服の売り上げを向上させることができるようになる。また、購買者にとっては、簡便な方法で衣服のコーディネートができるので、利便性が向上する。また、マネキンを板状に形成しているので、運搬しやすく取り扱いが容易である。
また、本実施形態によれば、ハンガーフック12a,12b(22a,22b,42a,42b,52a,52b,62a,62b,72a,72b,82a)は、マネキン本体11(21,41,51,61,71,81)の板面から突出して設けられ、ハンガーフック12a,12b(22a,22b,42a,42b,52a,52b,62a,62b,72a,72b,82a)にハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)を掛止可能に構成されている。その結果、ハンガーの形状を問わず、簡便にハンガーを掛止することができるので、着せ替え作業やコーディネートが容易となる。
また、本実施形態によれば、ハンガーフック42a,42b(52a,52b,62a,62b,72a,72b)あるいはハンガー挿通孔64a6,64a7,64a8,64b6,64b7,64b8は、ハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)の掛止位置を変更可能に構成されているので、掛止部の形状の異なるハンガーを適切な掛止位置に調整することができ、その結果、ハンガーに装着した衣服を板状マネキンの形状に整合させることができるので、展示効果の低減を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ハンガーフック42a,42b(52a,52b,62a,62b,72a,72b)を上下方向にスライド可能に案内するスライド孔44a,44b(54a,54b,64a,64b,74a,74b)がマネキン本体41(51,61,71)に設けられている。ハンガーフック42a,42b(52a,52b,62a,62b,72a,72b)をスライド孔44a,44b(54a,54b,64a,64b,74a,74b)に沿って移動させることによりハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)の掛止位置を変更可能に構成されている。その結果、簡便な方法で衣料用ハンガーの掛止位置を変更することができ、さらに、スライドによる位置調整が可能なため、衣料用ハンガーの掛止位置を適切な位置に設定することができる。
また、本実施形態によれば、ハンガーフック12a,12b(22a,22b,42a,42b,52a,52b,62a,62b,72a,72b)あるいはハンガー挿通孔64a6,64a7,64a8,64b6,64b7,64b8は、マネキン本体11(21,41,51,61,71)の首部及び腰部に配置されている。その結果、上衣と下衣とを分けて衣服を展示することができるので、多彩なコーディネートが可能となり、板状マネキンによる展示効果が向上する。
また、本実施形態によれば、一又は複数のハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)を掛止可能なハンガーラック77をマネキン本体71の板面から突出して設けたので、一又は複数の衣服を板状マネキンにストックさせておくことができ、板状マネキンの着せ替え作業がより容易となる。
また、本実施形態によれば、マネキンユニットMUは、一対の板状マネキンMQ4,MQ5と、一又は複数のハンガーHG1(HG2,HG11,HG12)の掛止部101(201,1101,1201)を掛止可能な棒状のハンガーラック300とを備えている。一対のマネキンMQ4,MQ5をマネキン本体41,51の板面同士が対向するように配置するとともに、ハンガーラック300の両端をこの一対のマネキンMQ4,MQ5のマネキン本体41,51の対向面にそれぞれ取り付ける。その結果、一方向だけでなく、二方向で板状マネキンを用いたコーディネートができるようになる。また、一対の板状マネキン間に設けられたラック部材により、衣服を装着した衣料用ハンガーを複数掛止させておくことができるので、これらの衣服を一対の板状マネキンで共用することができ、利便性が向上する。また、一対の板状マネキンでマネキンユニットMUを支持することができるので、設置安定性が向上する。
また、本実施形態によれば、ハンガーHG11(HG12)は、マネキン本体11(21,41,51,61,71,81)のハンガーフック12a,12b(22a,22b,42a,42b,52a,52b,62a,62b,72a,72b,82a)に掛止するための掛止部1101(1201)と、掛止部1101(1201)の基端から幅方向に延設されて衣服を支持するための本体部1102(1202)とを備える。本体部1102(1202)は、幅寸法が板状マネキンMQ1(MQ2,MQ4,MQ5,MQ6,MQ7,MQ8)の肩幅寸法又は腰部の幅寸法に整合するように形成されている。その結果、板状マネキンの形状に衣服を整合させることができ、美観が向上し、展示効果を攻城させることができる。
また、本実施形態によれば、ハンガーHG11(HG12)は、掛止部1101(1201)と本体部1102(1202)とが透明の樹脂により一体形成されているので、衣服を装着したハンガーを板状マネキンに掛止させたときにハンガーを目立たなくすることができるので、美観が向上し、展示効果を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ハンガーHG21は、マネキン本体の掛止手段に掛止するための掛止部2101と、掛止部2101の基端から幅方向に延設されて衣服を支持する支持部2102と、支持部2102の両端部分を連結する横桟部2103とを備えている。横桟部2103は、下方に膨出するようにして形成されるとともに、他の衣料用ハンガーを掛止可能な凹状の掛止凹部2103dを有している。その結果、実際に衣服を着ているような態様で購買者に視認させることが可能となり、展示効果の向上を図ることができるようになる。
なお、これまで説明した板状マネキンを構成する材料として、例えば、アクリル等の樹脂を採用したが、木材を板状にしたものあるいはその合板によって形成されてもよいし、紙類によって形成されてもよい。
また、板状マネキンの前面の一部又は全部に板状の鏡を設けるようにしてもよく、例えば、板状マネキンの全面に鏡を設けた場合には、鏡に映った購買者が着用している衣服と板状マネキンによって展示される衣服とで簡単にコーディネートすることができるので、購買者が興味のある衣服を身体にあてがって鏡を見て確認するといったような煩雑な作業が不要となり、衣服選びが容易となる。
また、板状マネキンを人体の下半身を模した形状としてもよく、このような板状マネキンについても本発明を適用することができる。
また、これまで説明した板状マネキンは、衣服を装着したハンガーをハンガーフックに掛止することにより、衣服の販売を促進することができるものであるが、例えば、板状マネキンに襟巻や靴下あるいは手袋等を直接着衣させたり、ネックレスやブレスレット等の装飾品を装着させる等して、衣服の展示の他、アクセサリー飾りとして用いることもでき、店舗内における装飾効果を向上させることもできる。
なお、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
MQ1,MQ2,MQ4,MQ5,MQ6,MQ7,MQ8 板状マネキン
11,21,41,51,61,71,81 マネキン本体
12a,12b ハンガーフック
22a,22b ハンガーフック
42a,42b ハンガーフック
52a,52b ハンガーフック
62a,62b ハンガーフック
72a,72b ハンガーフック
82a ハンガーフック
44a,44b スライド孔
54a,54b スライド孔
64a,64b スライド孔
74a,74b スライド孔
64a1,64a2,64a3,64a4,64a5 取付穴
64b1,64b2,64b3,64b4,64b5 取付穴
64a6,64a7,64a8 ハンガー挿通孔
64b6,64b7,64b8 ハンガー挿通孔
77 ハンガーラック
MU マネキンユニット
300 ハンガーラック
HG11,HG12,HG21 ハンガー
1101,1201,2101 掛止部
1102,1202,2102 本体部
2103 横桟部
2103d 掛止凹部

Claims (10)

  1. 人体を模した形状であって、板状に形成されたマネキン本体を備えたマネキンにおいて、
    前記マネキン本体は、衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能な掛止手段を有することを特徴とするマネキン。
  2. 前記掛止手段は、前記マネキン本体の板面から突出して設けられるフック部を含み、該フック部に前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマネキン。
  3. 前記掛止手段は、前記衣料用ハンガーの掛止部の掛止位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマネキン。
  4. 前記フック部を上下方向にスライド可能に案内するスライド部が前記マネキン本体に設けられ、
    前記掛止手段は、前記フック部を前記スライド部に沿って移動させることにより前記衣料用ハンガーの掛止部の掛止位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のマネキン。
  5. 前記掛止手段は、前記マネキン本体の首部及び腰部に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマネキン。
  6. 一又は複数の前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能なラック部材を前記マネキン本体の板面から突出して設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のマネキン。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の一対のマネキンと、一又は複数の前記衣料用ハンガーの掛止部を掛止可能な棒状のラック部材とを備え、
    前記一対のマネキンを前記マネキン本体の板面同士が対向するように配置するとともに、前記ラック部材の両端を該一対のマネキンのマネキン本体の対向面にそれぞれ取り付けたことを特徴とするマネキンユニット。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のマネキンに掛止して用いられる衣料用ハンガーにおいて、
    前記マネキン本体の前記掛止手段に掛止するための掛止部と、
    該掛止部の基端から幅方向に延設されて衣服を支持する支持部とを備え、
    前記支持部は、幅寸法が前記マネキンの肩幅寸法又は腰部の幅寸法に整合するように形成されていることを特徴とする衣料用ハンガー。
  9. 前記掛止部と前記支持部とが透明の樹脂により一体形成されていることを特徴とする請求項8に記載の衣料用ハンガー。
  10. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のマネキンに掛止して用いられる衣料用ハンガーにおいて、
    前記マネキン本体の前記掛止手段に掛止するための掛止部と、
    該掛止部の基端から幅方向に延設されて衣服を支持する支持部と、
    該支持部の両端部分を連結する横桟部とを備え、
    前記横桟部は、下方に膨出するようにして形成されるとともに、他の衣料用ハンガーを掛止可能な凹状の掛止凹部を有することを特徴とする衣料用ハンガー。
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