JP2017041823A - 中継システムおよびスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リングプロトコルに基づく処理を効率的に実行可能な中継システムおよびスイッチ装置を提供する。【解決手段】ラインカードLC[1]の第1リング制御部37は、障害監視部42でリングポートPr[1]の障害が検出された場合に、第1内部疎通性監視部45から送信される内部疎通性監視フレームICCM1に当該障害情報を格納する。第2リング制御部26は、第2内部疎通性監視部28で当該内部疎通性監視フレームICCM1を受信した場合に、第2内部疎通性監視部28から送信される内部疎通性監視フレームICCM1に、リングポートPr[1]を閉塞状態に制御するためのポート制御要求を格納する。第1リング制御部37は、当該内部疎通性監視フレームICCM1を受信した場合に、リングポートPr[1]を閉塞状態に制御する。【選択図】図10

Description

本発明は、中継システムおよびスイッチ装置に関し、例えば、リングプロトコルを用いる中継システムおよびスイッチ装置に関する。
例えば、特許文献1には、シャーシ型のネットワーク中継装置において、複数のラインカードのそれぞれが、冗長化された2枚の管理カードからの監視フレームを受信し、その内の一方を選択して装置外部に送信する方式が示されている。また、非特許文献1には、ITU−T G.8032に基づくリングネットワークのリングプロトコルが示されている。
特開2014−195147号公報
ITU−T G.8032/Y.1344(02/2012)
一般的に、リングネットワークは、下位リンク(例えばユーザ網)からのフレームを中継する上位リンクとして用いられる場合が多い。このような場合、リングネットワークを構成するスイッチ装置には、複数のラインカードを備えることで多数のユーザを収容可能なシャーシ型の構成を用いることが有益となる。また、リングネットワークを構成するスイッチ装置は、障害発生時または障害回復時には、所定のリングプロトコルに基づき、閉塞ポートの切り換えやFDB(Forwarding DataBase)フラッシュ(FDB消去)等を実行する必要がある。
ここで、このようなリングプロトコルに基づく各種処理を、シャーシ型のスイッチ装置で実行する場合を想定する。この場合、当該各種処理を実行するリング制御部を、複数のラインカードのそれぞれに配置することが考えられる。具体的には、例えば、障害発生や障害回復を検出したラインカードのリング制御部は、リングプロトコルに基づき閉塞ポートの切り換え要求やFDBフラッシュの実行要求等を発行し、当該要求を、対象となるラインカードに送信する。
しかし、このように、複数のラインカードのそれぞれに、他のラインカードとの間の通信機能を含めてリングプロトコルに基づく制御機能を設けると、各ラインカードの処理負荷が増大する恐れがある。特に、ITU−T G.8032に基づくリングプロトコルでは、障害発生時や障害回復時に比較的複雑な処理が必要とされる場合がある。このような処理を各ラインカードに行わせると、各ラインカードの処理負荷が増大し、結果的に、スイッチ装置全体として、リングプロトコルに基づく処理の効率が低下する恐れがある。
本発明は、このようなことに鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、リングプロトコルに基づく処理を効率的に実行可能な中継システムおよびスイッチ装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態による中継システムは、リングネットワークを構成する複数のスイッチ装置を備える。複数のスイッチ装置の少なくとも一つは、複数のラインカードと、管理カードと、複数のラインカード間の通信および複数のラインカードと管理カードとの間の通信を仲介するファブリック経路部と、を備える。複数のラインカードのそれぞれは、第1リング制御部と、第1内部疎通性監視部とを有する。第1内部疎通性監視部は、管理カードとの間で内部疎通性監視フレームの通信を行うことで管理カードとの間の疎通性有無を監視し、さらに、内部疎通性監視フレームを用いて第1リング制御部と管理カードとの間の通信を仲介する。また、複数のラインカードの一つとなる第1ラインカードは、さらに、リングネットワークに接続されるリングポートと、装置外部との間でリングポートを介して疎通性監視フレームの通信を行うことでリングポートの障害有無を監視する障害監視部と、を有する。一方、管理カードは、第2リング制御部と、第2内部疎通性監視部とを有する。第2内部疎通性監視部は、各ラインカードとの間で内部疎通性監視フレームの通信を行うことで各ラインカードとの間の疎通性有無を監視し、さらに、内部疎通性監視フレームを用いて第2リング制御部と各ラインカードとの間の通信を仲介する。ここで、第1ラインカードの第1リング制御部は、障害監視部でリングポートの障害が検出された場合に、第1内部疎通性監視部から送信される内部疎通性監視フレームに当該障害情報を格納する。第2リング制御部は、第2内部疎通性監視部で障害情報が格納された内部疎通性監視フレームを受信した場合に、第2内部疎通性監視部から送信される内部疎通性監視フレームに、リングポートを閉塞状態に制御するためのポート制御要求を格納する。第1ラインカードの第1リング制御部は、第1内部疎通性監視部でポート制御要求が格納された内部疎通性監視フレームを受信した場合に、リングポートを閉塞状態に制御する。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、リングプロトコルに基づく処理を効率的に実行することが可能になる。
本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例および障害無し時の動作例を示す概略図である。 図1の中継システムにおいて、その障害監視方法の一例を示す概略図である。 図1の中継システムにおいて、障害発生時の動作シーケンスの一例を示す図である。 図1の中継システムにおいて、障害復旧時の動作シーケンスの一例を示す図である。 図1の中継システムにおいて、スイッチ装置の主要部の概略構成例を示すブロック図である。 図5における各ラインカードの主要部の概略構成例を示すブロック図である。 図6におけるFDBの構造例を示す概略図である。 R−APSフレームのフォーマット構造例を示す概略図である。 図5および図6のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。 図5および図6のスイッチ装置において、障害発生検出時のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。 図10に続く動作例を示す説明図である。 図11に続く動作例を示す説明図である。 図5および図6のスイッチ装置において、R−APS(SF)フレームを受信した場合のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。 図13に続く動作例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるスイッチ装置において、主要部の概略構成例を示すブロック図である。 図15のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。 図15のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。 図15のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3によるスイッチ装置において、R−APS(SF)フレームを受信した場合のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《中継システムの概略構成および障害無し時の概略動作》
図1は、本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例および障害無し時の動作例を示す概略図である。図1に示す中継システムは、リングネットワーク10を構成する複数(ここでは4個)のスイッチ装置SWa〜SWdを備える。スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、ノードとも呼ばれる。スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、2個のリングポートPr[1],Pr[2]と、m個(mは1以上の整数)のユーザポートPu[1]〜Pu[m]と、を備える。この例では、リングネットワーク10を構成するスイッチ装置の数は、4個とするが、これに限らず2個以上であればよい。
リングネットワーク10は、例えば、ITU−T G.8032に規定されたリングプロトコルに基づき制御される。言い換えれば、スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、当該リングプロトコルに基づく各種制御機能を備える。スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、OSI参照モデルのレイヤ2(L2)の中継処理を行うL2スイッチや、加えて、レイヤ3(L3)の中継処理を行うL3スイッチ等である。ただし、リングネットワーク10上の中継処理は、L2に基づいて行われるため、ここでは、スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、L2スイッチである場合を例とする。
2個のリングポートPr[1],Pr[2]は、それぞれ、リングネットワーク10に接続される。言い換えれば、スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、リングポートPr[1],Pr[2]を介してリング状に接続され、これによってリングネットワーク10が形成される。図1の例では、スイッチ装置SWa,SWb,SWc,SWdのリングポートPr[1]は、それぞれ、通信回線を介して、隣接するスイッチ装置SWb,SWc,SWd,SWaのリングポートPr[2]に接続される。
ユーザポートPu[1]〜Pu[m]は、所定のユーザ網に接続される。図1の例では、スイッチ装置SWa〜SWdのユーザポートPu[1]〜Pu[m]は、それぞれ、ユーザ網11a〜11dに接続される。ユーザ網11a〜11dのそれぞれの中には、スイッチ装置や各種情報処理装置(サーバ装置や端末装置等)などが適宜配置される。
ここで、ITU−T G.8032に基づき、スイッチ装置SWaは、オーナーノードに設定され、スイッチ装置SWbは、ネイバーノードに設定される。オーナーノードとネイバーノードとの間のリンクは、RPL(Ring Protection Link)と呼ばれる。リングネットワーク10上に障害が無い場合、スイッチ装置SWaは、RPLの一端に位置するリングポートPr[1]を閉塞状態BKに制御し、スイッチ装置SWbは、RPLの他端に位置するリングポートPr[2]を閉塞状態BKに制御する。
閉塞状態BKのリングポートは、フレームの通過を禁止する。リングネットワーク10に障害が無い場合、RPLによって、リングネットワーク10上での通信経路のループが防止される。これによって、図1に示すように、スイッチ装置SWaとスイッチ装置SWbとの間で、スイッチ装置SWd,SWcを介する通信経路12が形成される。ユーザ網11a〜11d間のフレーム転送は、この通信経路12上で行われる。
《中継システムの障害監視方法》
図2は、図1の中継システムにおいて、その障害監視方法の一例を示す概略図である。図2に示すように、スイッチ装置SWa〜SWdは、それぞれ、リングポートPr[1]に対応して監視ポイントMEPa1〜MEPd1を備え、リングポートPr[2]に対応して監視ポイントMEPa2〜MEPd2を備える。
ITU−T G.8032では、スイッチ装置間のリンクの障害有無を監視するため、イーサネット(登録商標)OAMのCC(Continuity Check)機能を用いることが規定されている。イーサネットOAMは、装置間の疎通性を監視するための規格として、「ITU−T Y.1731」や「IEEE802.1ag」等で標準化されている。CC機能では、図2に示すように、MEP(Maintenance End Point)と呼ばれる監視ポイントによって監視区間が設定される。各監視区間の両端のMEPは、疎通性監視フレームであるCCM(Continuity Check Message)フレームを互いに定期的に送受信することで、各監視区間の疎通性を監視する。
図2の例では、スイッチ装置SWaの監視ポイントMEPa1は、他装置(SWb)の監視ポイントMEPb2との間でCCM監視区間15abを設定し、これにより、自装置のリングポートPr[1]と、それに接続される他装置(SWb)のリングポートPr[2]と、の間の疎通性を監視する。その反対に、スイッチ装置SWbの監視ポイントMEPb2も、他装置(SWa)の監視ポイントMEPa1との間でCCM監視区間15abを設定し、これにより、自装置のリングポートPr[2]と、それに接続される他装置(SWa)のリングポートPr[1]と、の間の疎通性を監視する。
これと同様にして、リングネットワーク10上に、順次、CCM監視区間15bc,15cd,15adが設定される。各CCM監視区間(例えば15ab)において、一端の監視ポイント(MEPa1)は、他端の監視ポイント(MEPb2)からのCCMフレームを所定の期間内に受信しない場合、他端の監視ポイント(MEPb2)に対する疎通性をLOC(Loss Of Continuity)状態と判別する。当該所定の期間は、例えば、CCMフレームの送信間隔(代表的には3.3ms)の3.5倍の期間である。
この場合、一端の監視ポイント(MEPa1)は、他端の監視ポイント(MEPb2)に向けてCCMフレームを送信する際に、当該CCMフレームに含まれるRDI(Remote Defect Indication)ビットにフラグを立てた状態で送信する。他端の監視ポイント(MEPb2)は、一端の監視ポイント(MEPa1)からRDIビットにフラグが立てられたCCMフレームを受信することで、一端の監視ポイント(MEPa1)に対する疎通性をRDI状態と判別する。スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、自装置の監視ポイント(MEP)におけるLOC状態またはRDI状態の有無に基づいて、自装置のリングポートPr[1],Pr[2](それに接続されるリンクを含む)の障害有無を判別する。
《中継システムの障害発生時の動作》
図3は、図1の中継システムにおいて、障害発生時の動作シーケンスの一例を示す図である。図3では、まず、障害発生(ステップS101)の前の状態として、オーナーノードであるスイッチ装置SWaのリングポートPr[1]、およびネイバーノードであるスイッチ装置SWbのリングポートPr[2]は、共に、閉塞状態BKに制御されている。
図示は省略するが、この状態では、オーナーノードであるスイッチ装置SWaは、リングネットワーク10上に、ITU−T G.8032に規定されるR−APS(NR,RB)フレームを定期的(例えば5s毎)に送信している。NRは、要求無し(No Request)を表し、RBは、RPLの閉塞(RPL Blocked)を表す。R−APS(NR,RB)フレームは、リングネットワーク10が障害無しであり、これに伴いRPL(言い換えればスイッチ装置SWaのリングポートPr[1])を閉塞状態BKに制御していることを意味する。
図8は、R−APSフレームのフォーマット構造例を示す概略図である。図8に示すR−APSフレームは、宛先MACアドレスDA、送信元MACアドレスSA、VLAN識別子VID、タイプ16、OpCode17、およびR−APS特性情報18を含む。宛先MACアドレスDAは、所定のマルチキャストアドレス(例えば、16進表示で“01−19−A7−00−00−xx”(xxは任意))に定められる。送信元MACアドレスSAは、R−APSフレームの送信元となるスイッチ装置のMACアドレスに定められる。VLAN識別子VIDは、必ずしも限定はされないが、ユーザフレームとは別のR−APSフレーム専用の値に定められる。
タイプ16は、イーサネットOAMに基づく制御フレームであることを示す“0x8902”に定められる。すなわち、R−APSフレームは、イーサネットOAMに基づく制御フレームの一種である。なお、“0x”は16進表示を表す。OpCode17は、R−APSフレームであることを示す“0x28”に定められる。R−APS特性情報18は、R−APSフレームの種別(NR,RB等)や、閉塞状態BKに制御しているリングポートの位置情報(閉塞ポート情報と呼ぶ)を含め、R−APSの各種制御情報を定める。なお、R−APSフレームは、例えば、最初は3.3ms毎に3回送信され、その後は5s毎に送信される。
図3において、R−APS(NR,RB)フレームは、図8に示したR−APS特性情報18でNR,RBとして設定されたフレームである。また、ここでは、当該フレームに含まれる閉塞ポート情報は、{SWa},{Pr[1]}となる。{SWa}は、スイッチ装置SWaのノード識別子(ID)を表し、{Pr[1]}は、リングポートPr[1]のポート識別子(ID)を表す。このように、本明細書では、例えば{AA}は、「AA」の識別子を表すものとする。
複数のスイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれは、図3に示すように、閉塞ポート情報記憶部20[1],20[2]を備える。図3では、複数のスイッチ装置SWa〜SWdの代表として、スイッチ装置SWcが備える閉塞ポート情報記憶部が示されている。スイッチ装置SWcは、リングポートPr[1]で閉塞ポート情報を受信した際に、当該情報を閉塞ポート情報記憶部20[1]に保持し、リングポートPr[2]で閉塞ポート情報を受信した際に、当該情報を閉塞ポート情報記憶部20[2]に保持する。図3の例では、スイッチ装置SWcは、スイッチ装置SWaからの、閉塞ポート情報({SWa},{Pr[1]})を含んだR−APS(NR,RB)フレームをリングポートPr[1]で受信するため、当該情報を閉塞ポート情報記憶部20[1]に保持している。
このような状態で、図3のステップS101に示すように、スイッチ装置SWcとスイッチ装置SWdとの間のリンクに障害が生じた場合を想定する。この場合、ステップS102に示すように、スイッチ装置SWcは、図2に示した監視ポイントMEPc1での監視結果に基づき、リングポートPr[1](それに接続されるリンクを含む)の障害(SF)を検出する。SFは、信号故障(Signal Fail)を表す。これに応じて、スイッチ装置SWcは、当該リングポートPr[1]を閉塞状態BKに制御し、FDBをフラッシュ(消去)する。同様に、スイッチ装置SWdも、図2に示した監視ポイントMEPd2での監視結果に基づき、リングポートPr[2]の障害(SF)を検出し、リングポートPr[2]を閉塞状態BKに制御し、FDBをフラッシュする。
次いで、ステップS103に示すように、障害(SF)を検出したスイッチ装置SWcは、閉塞ポート情報({SWc},{Pr[1]})を含む1回目のR−APS(SF)フレームをリングネットワーク10上に送信する。R−APS(SF)フレームは、図8のR−APS特性情報18でSFとして設定されたフレームであり、障害通知フレームとして機能する。同様に、スイッチ装置SWdも、閉塞ポート情報({SWd},{Pr[2]})を含む1回目のR−APS(SF)フレームをリングネットワーク10上に送信する。
スイッチ装置SWc,SWdによって送信されたR−APS(SF)フレームは、閉塞状態BKのリングポートに到達するまで、各スイッチ装置によって中継される。ここで、ステップS104に示すように、オーナーノードであるスイッチ装置SWaは、スイッチ装置SWdからのR−APS(SF)フレームを受信した場合、リングポートPr[1]の閉塞状態BKを解除し(すなわち開放状態に変更し)、FDBをフラッシュする。開放状態のリングポートは、フレームの通過を許可する。同様に、ネイバーノードであるスイッチ装置SWbも、スイッチ装置SWcからのR−APS(SF)フレームを受信した場合、リングポートPr[2]の閉塞状態BKを解除し、FDBをフラッシュする。
その後、ステップS105に示すように、スイッチ装置SWc,SWdは、共に、2回目のR−APS(SF)フレームを送信する。スイッチ装置SWcによって送信された2回目のR−APS(SF)フレームは、前述したステップS104に伴い、スイッチ装置SWbのリングポートPr[2]を通過する。同様に、スイッチ装置SWdによって送信された2回目のR−APS(SF)フレームも、スイッチ装置SWaのリングポートPr[1]を通過する。
その結果、ステップS106に示すように、例えば、スイッチ装置SWcは、スイッチ装置SWdからの閉塞ポート情報({SWd},{Pr[2]})を含むR−APS(SF)フレームを受信する。ここで、ITU−T G.8032では、閉塞ポート情報の書き換えが生じる場合で、かつ、この書き換え後の閉塞ポート情報が、他方の閉塞ポート情報記憶部で保持している閉塞ポート情報と異なる場合に、FDBをフラッシュする旨が規定されている。
ステップS106では、スイッチ装置SWcにおいて、閉塞ポート情報記憶部20[2]の書き換えが生じると共に、当該書き換え後の閉塞ポート情報は、閉塞ポート情報記憶部20[1]の閉塞ポート情報とは異なっている。このため、スイッチ装置SWcは、FDBをフラッシュする(ステップS107)。また、詳細は省略するが、その他のスイッチ装置SWa,SWb,SWdでも同様に、閉塞ポート情報の書き換えに伴い、FDBのフラッシュが実行される(ステップS107)。その後は、スイッチ装置SWc,SWdによってR−APS(SF)フレームが定期的に送信されるが、閉塞ポート情報の書き換えが生じないため、定常状態に達する。
《中継システムの障害復旧時の動作》
図4は、図1の中継システムにおいて、障害復旧時の動作シーケンスの一例を示す図である。図4では、図3に示したように、スイッチ装置SWcとスイッチ装置SWdとの間のリンクに障害が発生した状態で、当該障害が復旧した場合を想定する。まず、障害が発生している状態では、スイッチ装置SWcのリングポートPr[1]およびスイッチ装置SWdのリングポートPr[2]は、共に、閉塞状態BKに制御されている。また、スイッチ装置SWcは、図3に示したように、閉塞ポート情報記憶部20[2]に「{SWd},{Pr[2]}」を保持している。このような状態で、障害が復旧した場合(ステップS201)、以下のような処理が行われる。
スイッチ装置SWcは、監視ポイントMEPc1を用いてリングポートPr[1]の障害復旧を検出する。この場合、スイッチ装置SWcは、ガードタイマをスタートさせ(ステップS202)、リングポートPr[1],Pr[2]から定期的にR−APS(NR)フレームを送信する(ステップS203)。NRは、要求無し(No Request)を表す。ここでのR−APS(NR)フレームは、障害復旧通知フレームとして機能する。また、ガードタイマは、所定の機能ブロックでのR−APSフレームの受信を防止するために設けられる。
同様に、スイッチ装置SWdは、監視ポイントMEPd2を用いてリングポートPr[2]の障害復旧を検出する。この場合、スイッチ装置SWdは、ガードタイマをスタートさせ(ステップS202)、リングポートPr[1],Pr[2]から定期的にR−APS(NR)フレームを送信する(ステップS203)。
スイッチ装置SWa〜SWdのそれぞれ(ここでは代表例としてSWc)は、R−APS(NR)フレームを受信すると、閉塞ポート情報記憶部20[1],20[2]の保持情報を消去する(ステップS204)。また、オーナーノードであるスイッチ装置SWaは、R−APS(NR)フレームを受信すると、WTR(Wait To Restore)タイマをスタートさせる(ステップS205)。
スイッチ装置SWc,SWdのそれぞれは、ガードタイマの期間が満了すると、所定の機能ブロックでR−APSフレームを受信できるようになる。これにより、スイッチ装置SWcは、閉塞状態BKのリングポートPr[1]の障害復旧を検出した状態で、リングポートPr[2]でスイッチ装置SWdからのR−APS(NR)フレームを受信する。この場合、スイッチ装置SWcは、受信したフレームに含まれる情報(例えば、図8のR−APS特性情報18内のノードID)に基づき、自装置とスイッチ装置SWdのいずれが高優先度であるかを判定する(ステップS206)。
同様に、スイッチ装置SWdも、閉塞状態BKのリングポートPr[2]の障害復旧を検出した状態で、リングポートPr[1]でスイッチ装置SWcからのR−APS(NR)フレームを受信する。この場合、スイッチ装置SWdは、受信したフレームに含まれる情報に基づき優先度の判定を行う。図4は、スイッチ装置SWdの方が高優先度であった場合を例としている。この場合、スイッチ装置SWcは、リングポートPr[1]を閉塞状態BKから開放状態に変更する(ステップS206)。一方、スイッチ装置SWdは、リングポートPr[2]を閉塞状態BKに維持する。
オーナーノードであるスイッチ装置SWaは、WTRタイマの期間が満了すると、リングポートPr[1]を開放状態から閉塞状態BKに変更する(ステップS207)。そして、スイッチ装置SWaは、閉塞ポート情報「{SWa},{Pr[1]}」を含んだ1回目のR−APS(NR,RB)フレームをリングポートPr[1],Pr[2]から送信し、FDBをフラッシュする(ステップS208)。ここでのR−APS(NR,RB)フレームは、障害切り戻しフレームとして機能する。
スイッチ装置SWdは、R−APS(NR,RB)フレームを受信した場合、リングポートPr[2]を閉塞状態BKから開放状態に変更し、R−APS(NR)フレームの送信を停止する(ステップS209)。また、ネイバーノードであるスイッチ装置SWbは、R−APS(NR,RB)フレームを受信した場合、リングポートPr[2]を開放状態から閉塞状態BKに変更する(ステップS210)。
さらに、スイッチ装置SWb〜SWd(代表例としてSWc)では、受信したR−APS(NR,RB)フレームの閉塞ポート情報「{SWa},{Pr[1]}」に基づき、閉塞ポート情報記憶部20[1],20[2](ここでは20[2])の変更が生じる。このため、スイッチ装置SWb〜SWdのそれぞれは、FDBをフラッシュする(ステップS211)。その後、スイッチ装置SWaは、2回目のR−APS(NR,RB)フレームを送信する。ただし、この場合、例えば、スイッチ装置SWcの閉塞ポート情報記憶部20[1],20[2]において、変更された一方(ここでは20[1])の情報は他方の情報と一致するためFDBのフラッシュは行われない。
以上のように、特にITU−T G.8032に基づくリングプロトコルでは、障害発生時および障害復旧時に、比較的複雑な処理が必要とされる。したがって、このような処理を効率的に行えるようにスイッチ装置を構成することが重要となる。
《スイッチ装置の構成》
図5は、図1の中継システムにおいて、スイッチ装置の主要部の概略構成例を示すブロック図である。図6は、図5における各ラインカードの主要部の概略構成例を示すブロック図である。図7は、図6におけるFDBの構造例を示す概略図である。図5に示すスイッチ装置は、図1に示したスイッチ装置SWa〜SWdの中の少なくとも一つに適用される。
図5に示すスイッチ装置は、1個の筐体内に複数のカードを搭載したシャーシ型のスイッチ装置となっている。当該スイッチ装置は、複数(ここではn枚)のラインカードLC[1]〜LC[n]と、管理カードMCと、ファブリック経路部25と、を備える。ラインカードLC[1]〜LC[n]のそれぞれは、装置外部との間でフレームの通信(送信および受信)を行う。ファブリック経路部25は、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]間の通信および複数のラインカードと管理カードMCとの間の通信を仲介する。ファブリック経路部25は、具体的には、例えば、メッシュ状の配線で構成される場合や、ファブリックカードで構成される場合等がある。
管理カードMCは、図示は省略するが、例えば、装置管理者等からの指示に基づいて、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]の各種設定や状態等を管理するような一般的な管理機能を備える。管理カードMCは、このような一般的な管理機能に加えて、MC用ERP制御部(第2リング制御部)26と、記憶部27と、ICCM処理部(第2内部疎通性監視部)28とを備える。MC用ERP制御部26は、詳細は後述するが、フラッシュ実行要求部29と、VIDフィルタ制御要求部30と、R−APS生成部31とを備え、所定のリングプロトコル(ここでは、ITU−T G.8032)に基づく各種処理を主体的に行う。記憶部27は、図3および図4に示した閉塞ポート情報記憶部20と、リング管理テーブル32とを備える。
ICCM処理部28は、詳細は後述するが、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]のそれぞれとの間で内部疎通性監視フレーム(以降、ICCMフレームと呼ぶ)の通信を行うことで複数のラインカードのそれぞれとの間の疎通性有無を監視する。さらに、ICCM処理部28は、ICCMフレームを用いてMC用ERP制御部26と複数のラインカードのそれぞれとの間の通信を仲介する。
複数のラインカードLC[1]〜LC[n]は、図1等に示したリングポートPr[1],Pr[2]と、ユーザポートPu[1]〜Pu[m]とを備える。図5の例では、ラインカードLC[1],LC[2]は、それぞれ、リングポートPr[1],Pr[2]を備え、ラインカードLC[n]は、ユーザポートPu[1]を備えている。ただし、各ポートをどのラインカードに設けるかは、図5の例に限定されるものではなく、任意に定めることが可能である。
複数のラインカードLC[1]〜LC[n]のそれぞれは、詳細には、図6に示すような構成を備える。図6のラインカードLCは、インタフェース部35、フレーム処理部36と、FDBと、LC用ERP制御部(第1リング制御部)37と、ファブリックインタフェース部38とを備える。また、ここでは、説明の便宜上、当該ラインカードLCは、リングポートPrおよびユーザポートPuを含めた複数のポートを備えるものとする。
インタフェース部35は、受信ポート識別子付加部39と、フレーム判別部40と、VIDフィルタ41と、OAM処理部(障害監視部)42とを備え、主に、複数のポートとの間でフレームの送信および受信を行う。受信ポート識別子付加部39は、複数のポートのいずれかでフレームを受信した場合に、その受信ポートを表す受信ポート識別子を当該フレームに付加する。フレーム判別部40は、例えば、受信したフレームがユーザフレームのフォーマットであるか、R−APSフレームのフォーマットであるかといったように、フレームのフォーマットを判別する。
VIDフィルタ41は、設定された条件に基づいて、フレームの通過可否を制御する。例えば、所定のVLAN識別子VIDを持つフレームを所定のポートで受信した場合に当該フレームを破棄する等の条件が設定され、VIDフィルタ41は、当該条件に基づく処理を行う。リングポートの閉塞状態BKは、VIDフィルタ41によって構築される。OAM処理部(障害監視部)42は、図2に示したようなMEPを備え、装置外部との間でリングポートPrを介して疎通性監視フレーム(具体的にはCCMフレーム)の通信を行うことでリングポートPrの障害有無を監視する。
インタフェース部35は、受信したフレームがユーザフレームの場合には、当該フレームをフレーム処理部36へ送信し、受信したフレームがR−APSフレームの場合には、当該フレームをLC用ERP制御部37へ送信する。また、インタフェース部35は、フレームの宛先ポートを表す宛先ポート識別子が付加されたフレームを、フレーム処理部36から受信した場合に、当該フレームを当該宛先ポートへ送信する。
FDBは、図7に示すように、MACアドレスと、VLAN識別子VIDと、ポートとの対応関係を保持する。図7では、一例として、図1のスイッチ装置SWaのFDBが示されている。MACアドレスMAa〜MAdは、それぞれ、ユーザ網11a〜11dに搭載されるユーザ端末等のMACアドレスであるものとする。この場合、FDBは、MACアドレスMAaを、所定のVLAN識別子VID(この例では「1」)と、ラインカードID/ポートIDである{LC[n]}/{Pu[1]}とに対応付けて保持する。また、FDBは、MACアドレスMAb〜MAdのそれぞれを、所定のVLAN識別子VID(この例では「1」)と、ラインカードID/ポートIDである{LC[2]}/{Pr[2]}とに対応付けて保持する。
フレーム処理部36は、中継処理部43と、FDB同期部44と、ICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45とを備える。中継処理部43は、ポートでユーザフレームを受信した場合に、FDBの学習および検索を行う。具体的には、中継処理部36は、受信したユーザフレームの送信元MACアドレスを、VLAN識別子VIDと、インタフェース部35で付加された受信ポート識別子とに対応付けて、FDBに学習する。また、中継処理部36は、受信したユーザフレームの宛先MACアドレスおよびVLAN識別子VIDを検索キーとしてFDBを検索し、宛先ポート識別子を取得する。
中継処理部36は、宛先ポート識別子が自ラインカードIDの場合、宛先ポート識別子を付加したユーザフレームをインタフェース部35へ直接送信するか、または、ファブリックインタフェース部38を介してファブリック経路部25で折り返す形でインタフェース部35へ送信する。一方、中継処理部36は、宛先ポート識別子が他ラインカードIDの場合、宛先ポート識別子を付加したユーザフレームをファブリックインタフェース部38を介してファブリック経路部25へ送信する。ファブリック経路部25は、当該ユーザフレームを宛先ポート識別子に基づくラインカードへ送信する。
FDB同期部44は、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]間でFDBの保持内容を同期化する機能を備える。具体的には、FDB同期部44は、例えば、自ラインカードのポートでフレームを受信した場合に、受信ポート識別子および当該フレームのヘッダ部分を含む学習用フレームを生成し、ファブリック経路部25を介して他のラインカードへ送信する。他のラインカードのFDB同期部44は、当該学習用フレームに基づいてFDBの学習を行う。
ICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45は、管理カードMCとの間でICCMフレームの通信を行うことで管理カードMCとの間の疎通性有無を監視する。さらに、ICCM処理部45は、ICCMフレームを用いてLC用ERP制御部(第1リング制御部)37と管理カードMCとの間の通信を仲介する。
LC用ERP制御部(第1リング制御部)37は、フラッシュ実行部46と、R−APS受信部47とを備え、所定のリングプロトコル(ここでは、ITU−T G.8032)に基づく各種処理を従属的に行う。フラッシュ実行部46は、フラッシュの実行要求に応じて、FDBの保持内容を実際にフラッシュする。R−APS受信部47は、リングポートPrでR−APSフレーム(制御フレーム)を受信した場合(すなわちインタフェース部35からR−APSフレームが送信された場合)に、当該制御フレーム(R−APSフレーム)に含まれる所定の制御情報(例えば図8のR−APS特性情報18)を抽出する。また、R−APS受信部47は、リングポートの一方で受信したR−APSフレームを、リングポートの他方に中継する。
ファブリックインタフェース部38は、フレーム処理部36から送信されたフレーム(ユーザフレーム、ICCMフレーム、学習用フレーム)や、R−APS受信部47によって中継されたR−APSフレームを、ファブリック経路部25へ送信する。また、ファブリックインタフェース部38は、ファブリック経路部25から送信されたフレームをフレーム処理部36へ送信する。
なお、図5の管理カードMCにおいて、MC用ERP制御部26は、プロセッサ(CPU)によるプログラム処理等によって実現され、記憶部27は、RAM等で実現され、ICCM処理部28は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等に実装される。また、図6のラインカードLCにおいて、インタフェース部35およびファブリックインタフェース部38のそれぞれは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等に実装され、フレーム処理部36は、FPGA等に実装される。FDBは、CAM(Content Addressable Memory)等に実装され、LC用ERP制御部37は、プロセッサ(CPU)によるプログラム処理等によって実現される。ただし、各部の具体的な実装形態は、勿論、これに限定されるものではなく、ハードウェアまたはソフトウェアあるいはその組合せを用いて適宜実装されればよい。
《スイッチ装置の内部疎通性監視動作》
図9は、図5および図6のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。図9において、ラインカードLC[1],LC[2],…,LC[n]のICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45は、それぞれ、内部監視ポイントIMEP1l,IMEP2l,…,IMEPnlを備える。一方、管理カードMCのICCM処理部(第2内部疎通性監視部)28は、内部監視ポイントIMEP1m,IMEP2m,…,IMEPnmを備える。
管理カードMCの内部監視ポイントIMEP1mとラインカードLC[1]の内部監視ポイントIMEP1lのそれぞれは、相手との間にICCM監視区間を設定し、互いに定期的にICCMフレームICCM1の送受信を行うことによって内部監視ポイント間の内部疎通性を監視する。同様に、管理カードMCの内部監視ポイントIMEP2m,…,IMEPnmと各ラインカードの内部監視ポイントIMEP2l,…,IMEPnlは、それぞれ、相手との間にICCM監視区間を設定し、定期的にICCMフレームICCM2,…,ICCMnの送受信を行うことによって内部疎通性を監視する。
ICCMフレーム(内部疎通性監視フレーム)は、前述したCCMフレーム(疎通性監視フレーム)と同様なフレームである。すなわち、本実施の形態1では、装置間の疎通性を監視するイーサネットOAMの規格を利用し、これと同様な方式を、装置内部の疎通性の監視に適用する。そして、装置内部の疎通性を監視するための監視用フレームとして、CCMフレームの代わりにICCMフレームを用いる。ICCMフレームを用いて内部疎通性の監視を行う場合、前述したCCMフレームの場合と同様に、LOC状態やRDI状態の有無に基づいて内部の疎通性有無(障害有無)を判別する。
なお、必ずしも限定はされないが、ICCMフレームの送信間隔は、CCMフレームの送信間隔と比較して、同等もしくは短いことが望ましい。本実施の形態1では、例えば、ICCMフレームの送信間隔は1ms等であり、CCMフレームの送信間隔は3.5ms等である。
《スイッチ装置の障害発生検出時のリングプロトコル動作》
図10は、図5および図6のスイッチ装置において、障害発生検出時のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。図11は、図10に続く動作例を示す説明図であり、図12は、図11に続く動作例を示す説明図である。図10〜図12には、図3のスイッチ装置SWcを例として、ステップS102,S103での動作例が示されている。
図10において、まず、リングポートを備えるラインカード(第1ラインカード)LC[1]のOAM処理部(障害検出部)42は、リングポートPr[1]の障害を検出する(ステップS102a)。ラインカードLC[1]のLC用ERP制御部(第1リング制御部)37は、OAM処理部42でリングポートPr[1]の障害が検出された場合に、ICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45から送信されるICCMフレームICCM1に当該障害情報を格納する(ステップS102b,S102c)。当該障害情報は、例えば、障害発生箇所の識別子(ここでは{LC[1]}/{Pr[1]})等である。
管理カードMCのICCM処理部(第2内部疎通性監視部)28は、当該障害情報が格納されたICCMフレームICCM1を受信する(ステップS102c)。MC用ERP制御部(第2リング制御部)26は、ICCM処理部28で障害情報が格納されたICCMフレームを受信した場合、R−APSに基づくSFを検出する(ステップS102d)。この場合、MC用ERP制御部26は、図11に示すようにして、所定のリングプロトコル(ここではITU−T G.8032)に基づく処理を行う。
具体的には、MC用ERP制御部26は、まず、リング管理テーブル32を参照し、障害発生箇所が属するリングネットワークと、当該リングネットワークに接続されるリングポートとを認識する。図11の例では、リング管理テーブル32は、VLAN識別子VID(ここでは「1」)と、制御用VLAN識別子VID(ここでは「10」)と、ラインカードID/ポートID(ここでは{LC[1]}/{Pr[1]}および{LC[2]}/{Pr[2]})との対応関係を保持している。
例えば、VLAN識別子VID「1」は、リングネットワーク毎に予め設定された値であり、制御用VLAN識別子VID「10」は、VLAN識別子VID「1」のリングネットワークにおけるR−APSフレーム用として予め設定された値である。MC用ERP制御部26は、障害情報(ここでは{LC[1]}/{Pr[1]})を用いて当該リング管理テーブル32を参照することで、リングネットワークを識別することができる。
MC用ERP制御部(第2リング制御部)26のVIDフィルタ制御要求部30は、受信した障害情報({LC[1]}/{Pr[1]})に基づき、当該障害箇所のリングポートPr[1]を閉塞状態BKに制御するためのVID制御要求(ポート制御要求)を発行する(ステップS102e)。そして、MC用ERP制御部26は、ICCM処理部(第2内部疎通性監視部)28から送信される、ラインカードLC[1]に向けたICCMフレームICCM1に、当該VID制御要求を格納する(ステップS102f1)。
また、MC用ERP制御部(第2リング制御部)26のフラッシュ実行要求部29は、リング管理テーブル32に基づき、VLAN識別子VID(ここでは「1」)およびリングポート(ここでは{LC[1]}/{Pr[1]}および{LC[2]}/{Pr[2]})の条件を含めたフラッシュ実行要求を発行する(ステップS102e)。フラッシュ実行要求は、FDBの保持内容をフラッシュするための要求である。そして、MC用ERP制御部26は、ICCM処理部(第2内部疎通性監視部)28から送信される、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]に向けたICCMフレームICCM1〜ICCMnに、当該フラッシュ実行要求を格納する(ステップS102f1,S102f2)。
その結果、ICCMフレームICCM1には、VID制御要求およびフラッシュ実行要求が格納され(ステップS102f1)、ICCMフレームICCM2〜ICCMnには、フラッシュ実行要求が格納される(ステップS102f2)。ICCMフレームICCM1は、そのフレームフォーマットに応じて、2個の要求を1回で送信してもよく、2回に分けて送信してもよい。
ラインカード(第1ラインカード)LC[1]のICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45は、VID制御要求が格納されたICCMフレームICCM1を受信する(ステップS102f1)。ラインカードLC[1]のLC用ERP制御部(第1リング制御部)37は、ICCM処理部45でVID制御要求(ポート制御要求)が格納されたICCMフレームICCM1を受信した場合に、対象となるリングポート(ここではPr[1])を閉塞状態BKに制御する(ステップS102g1)。具体的には、LC用ERP制御部37は、VIDフィルタ41に、フレームの通過を禁止する条件として、リングポートID{Pr[1]}およびVLAN識別子VID「1」(加えて制御用VLAN識別子VID「10」)を設定する。
また、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]のICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45は、それぞれ、フラッシュ実行要求が格納されたICCMフレームICCM1〜ICCMnを受信する(ステップS102f1,S102f2)。複数のラインカードのLC用ERP制御部(第1リング制御部)37は、それぞれ、ICCM処理部45でフラッシュ実行要求が格納されたICCMフレームを受信した場合に、FDBの保持内容をフラッシュする(ステップS102g1,S102g2)。具体的には、各LC用ERP制御部37のフラッシュ実行部46は、フラッシュ実行要求に含まれる条件(リングポートおよびVLAN識別子の条件)に基づいて、当該条件に適合するFDBのエントリをフラッシュする。
一方、MC用ERP制御部26のR−APS生成部31は、図11に示したステップS102eの処理に続いて、図12に示されるように、R−APS(SF)フレームの生成を行う。具体的には、R−APS生成部31は、リング管理テーブル32に基づき、VLAN識別子VID「10」を含む2個のR−APS(SF)フレームを生成し、それぞれに宛先ポート識別子(ここでは{LC[1]}/{Pr[1]}および{LC[2]}/{Pr[2]})を付加して、ファブリック経路部25へ送信する。
ラインカードLC[1],LC[2]のフレーム処理部36は、それぞれ、R−APS(SF)フレームを受信し、既に宛先ポート識別子が付加されているため、そのままインタフェース部35を介してリングポートPr[1],Pr[2]へ送信する。なお、リングポートPr[1]は、閉塞状態BKに制御されているが、自装置で生成したR−APSフレームに関しては通過を許可する。ただし、当該R−APSフレームは、障害発生箇所で遮断される。なお、ここでは、R−APS生成部31は、R−APSフレームをユニキャストフレームとして生成したが、制御用VLAN識別子VID「10」を対象としたマルチキャストフレームとして生成し、フラッディングの仕組みを利用してリングポートPr[1],Pr[2]から送信してもよい。
《スイッチ装置のR−APS(SF)受信時のリングプロトコル動作》
図13は、図5および図6のスイッチ装置において、R−APS(SF)フレームを受信した場合のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。図14は、図13に続く動作例を示す説明図である。図13および図14には、図3のスイッチ装置SWcを例として、ステップS105〜S107での動作例が示されている。
図13において、リングポートを備えるラインカード(第1ラインカード)LC[2]は、リングポートPr[2]で、スイッチ装置SWdからのR−APS(SF)フレームを受信する。当該ラインカードLC[2]のR−APS受信部47は、特に限定はされないが、当該R−APS(SF)フレームのVLAN識別子VID(例えば「10」)を対象としてフラッディングを行うことで、当該R−APS(SF)フレームをラインカードLC[1]のリングポートPr[1]に中継する(ステップS105)。ただし、当該R−APS(SF)フレームは、閉塞状態BKのリングポートPr[1]で遮断される。
また、当該R−APS受信部47(LC用ERP制御部(第1リング制御部)37)は、R−APSフレーム(制御フレーム)を受信した場合に、それに含まれる所定の制御情報(具体的には図8のR−APS特性情報18)を抽出する(ステップS106a,S106b)。R−APS特性情報18の中には、前述した閉塞ポート情報(ここでは{SWd},{Pr[2]})が含まれる。R−APS受信部47は、抽出した制御情報を、ICCM処理部(第1内部疎通性監視部)45から送信されるICCMフレームICCM2に格納する(ステップS106c)。
管理カードMCのICCM処理部28は、当該R−APS特性情報が格納されたICCMフレームICCM2を受信する(ステップS106c)。MC用ERP制御部26は、ICCM処理部28でR−APS特性情報が格納されたICCMフレームを受信した場合、R−APS特性情報の内容を解析する。その結果、MC用ERP制御部26は、受信したR−APSフレームがR−APS(SF)フレームであることを認識し、受信したICCMフレームに含まれる閉塞ポート情報を閉塞ポート情報記憶部20に書き込む(ステップS106d)。
この際に、MC用ERP制御部26は、図3で述べたように、閉塞ポート情報の変更に伴うFDBのフラッシュが必要であることを認識する。そこで、図14に示すように、MC用ERP制御部26のフラッシュ実行要求部29は、例えば、制御用VLAN識別子VIDを用いてリング管理テーブル32を参照し、図11の場合と同様にして、所定の条件(ポートIDおよびVLAN識別子VID)を含むフラッシュ実行要求を発行する(ステップS107a)。
当該フラッシュ実行要求は、図11の場合と同様に、ICCMフレームICCM1〜ICCMnに格納された状態で、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]へ送信される(ステップS107b)。フラッシュ実行要求を受信した複数のラインカードLC[1]〜LC[n]は、図11の場合と同様にして、FDBの保持内容をフラッシュする(ステップS107c)。
《スイッチ装置のその他のリングプロトコル動作》
図5および図6のスイッチ装置は、図10〜図14に述べたようなリングプロトコル動作を代表に、その他の各種リングプロトコル動作も同様にして行うことができる。図3のステップS104を例とすると、スイッチ装置SWaのMC用ERP制御部26は、図13の場合と同様にして、LC用ERP制御部37によって抽出されたR−APS特性情報をICCMフレームを介して受信し、R−APS(SF)フレームであることを認識する。そして、当該MC用ERP制御部26は、図11の場合と同様にして、リングポートPr[1]の閉塞状態BKを解除するためのVID制御要求と、フラッシュ実行要求とを発行する。
また、図4のステップS202〜S204,S206を例とすると、スイッチ装置SWcのMC用ERP制御部26は、図10の場合と同様にしてリングポートPr[1]の障害回復を検出したのち、ガードタイマをスタートさせる。当該MC用ERP制御部26は、当該ガードタイマ期間で、R−APS(NR)フレームを受信した場合、閉塞ポート情報記憶部20の保持内容を消去する。そして、当該MC用ERP制御部26は、当該ガードタイマ期間の満了後に受信したR−APS(NR)フレームのR−APS特性情報に基づいて優先度判定を行い、その結果、リングポートPr[1]の閉塞状態BKを解除するためのVID制御要求を発行する。
《本実施の形態1の主要な効果》
以上、本実施の形態1の中継システムおよびスイッチ装置を用いることで、リングプロトコルに基づく処理を効率的に実行することが可能になる。具体的に説明すると、本実施の形態1の方式は、各ラインカードではなく管理カードMCがリングプロトコルに基づく処理を主体的に行う方式となっている。各ラインカードは、必要最低限の情報(障害情報やR−APS特性情報等)を管理カードMCへ送信し、管理カードMCは、この情報に基づいて各種判別処理等を行うことで所定の要求を発行し、各ラインカードは、当該要求をそのまま実行する。
ここで、比較例として、各ラインカードがリングプロトコルに基づく処理を主体的に行う方式の場合、例えば、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]のそれぞれが、図5に示したMC用ERP制御部26および記憶部27の機能を備える必要がある。この場合、スイッチ装置全体としての処理効率が低下する恐れがある。本実施の形態1の方式を用いることで、このような問題を解決できる。
さらに、本実施の形態1の方式では、ICCM処理部28,45は、内部疎通性の監視機能だけでなく、リングプロトコル動作に伴う管理カードと各ラインカードとの間の通信機能を兼ね備えている。このように、ICCM処理部28,45に2つの機能を併用させることで、処理の更なる効率化が図れる。なお、ここでは、定期的に送信されるICCMフレームをそのまま利用する方式としたが、場合によっては、リングプロトコルのイベントに応じてICCMフレームを割り込み処理で送信する方式とすることも可能である。
例えば、図10のステップS102cや図13のステップS106cにおいて、ラインカードのICCM処理部45は、LC用ERP制御部37から所定の情報を受信した場合には、ICCMフレームを割り込み処理で送信する。また、図11のステップS102f1,S102f2や図14のステップS107bにおいて、管理カードのICCM処理部28は、MC用ERP制御部26から所定の情報を受信した場合には、ICCMフレームを割り込み処理で送信する。
ここで、定期的に送信されるICCMフレームの送信間隔が十分に短い場合、リングプロトコル処理に伴う遅延時間も特に問題とならないため、前述したような割り込み処理を特に用いなくてもよい。ただし、ICCMフレームの送信間隔が短いと、スイッチ装置内部の通信量が増大するため、実際上は、ある程度長い送信間隔が必要とされる場合がある。当該送信間隔においてリングプロトコル処理に伴う遅延時間が問題となる場合には、ラインカードのICCM処理部45および管理カードのICCM処理部28の一方または両方に前述したような割り込み処理を適用するとよい。
(実施の形態2)
《スイッチ装置の構成(応用例)》
図15は、本発明の実施の形態2によるスイッチ装置において、主要部の概略構成例を示すブロック図である。図15に示すスイッチ装置は、図5に示したスイッチ装置と比較して、冗長構成となる2枚の管理カードMC1,MC2を備える点と、複数のラインカードLC[1]〜LC[n]に図6とは異なるICCM処理部50が設けられる点と、が異なっている。これに以外の構成に関しては、図5および図6と同様であるため、詳細な説明は省略する。
管理カード(第1管理カード)MC1および管理カード(第2管理カード)MC2の一方は、アクティブ状態で動作し、他方はスタンバイ状態で動作する。管理カードとしての各種機能は、アクティブ状態の管理カードが担い、スタンバイ状態の管理カードは、アクティブ状態の管理カードに障害が発生した場合にアクティブ状態に遷移する。管理カードMC1は、必ずしも限定はされないが、ファブリック経路部25とは異なる専用の通信回線52を介して管理カードMC2との間の通信が可能となっている。
複数のラインカードLC[1]〜LC[n]のそれぞれのICCM処理部(第1内部疎通性監視部)50は、図6の場合と異なり、IMEP選択部(管理カード選択部)51を備える。ICCM処理部50は、詳細は後述するが、管理カード(第1管理カード)MC1および管理カード(第2管理カード)MC2のそれぞれとの間でICCMフレームの通信を行うことで管理カードMC1および管理カードMC2のそれぞれとの間の疎通性有無を監視する。
《ICCM処理部の動作》
図16〜図18のぞれぞれは、図15のスイッチ装置において、ICCM処理部の処理内容の一例を示す説明図である。まず、図16において、ラインカードLC[1]のICCM処理部(第1内部疎通性監視部)50は、管理カードMC1用の内部監視ポイントIMEP1l[1]と、管理カードMC2用の内部監視ポイントIMEP1l[2]とを備える。同様に、ラインカードLC[2]のICCM処理部50は、管理カードMC1用の内部監視ポイントIMEP2l[1]と、管理カードMC2用の内部監視ポイントIMEP2l[2]とを備える。
以降同様に、図示は省略するが、各ラインカード(例えばLC[n])のICCM処理部50は、管理カードMC1用の内部監視ポイント(IMEPnl[1])と、管理カードMC2用の内部監視ポイント(IMEPnl[2])とを備える。一方、管理カードMC1のICCM処理部28は、内部監視ポイントIMEP1m[1],IMEP2m[1],…,IMEPnm[1]を備える。管理カードMC2のICCM処理部28は、内部監視ポイントIMEP1m[2],IMEP2m[2],…,IMEPnm[2]を備える。
管理カードMC1の内部監視ポイントIMEP1m[1],IMEP2m[1],…は、それぞれ、複数のラインカードにおける管理カードMC1用の内部監視ポイントIMEP1l[1],IMEP2l[1],…との間で、ICCMフレームICCM1[1],ICCM2[1],…の送受信を行うことによって内部疎通性を監視する。同様に、管理カードMC2の内部監視ポイントIMEP1m[2],IMEP2m[2],…は、それぞれ、複数のラインカードにおける管理カードMC2用の内部監視ポイントIMEP1l[2],IMEP2l[2],…との間で、ICCMフレームICCM1[2],ICCM2[2],…の送受信を行うことによって内部疎通性を監視する。
ここで、図16の例では、内部疎通性の監視結果は全て疎通性有りであり、管理カード(第1管理カード)MC1はアクティブ状態ACTで動作し、管理カード(第2管理カード)MC2はスタンバイ状態SBYで動作している。複数のラインカードLC[1],LC[2],…のIMEP選択部(管理カード選択部)51は、管理カードMC1との間が疎通性有りの場合、管理カードMC1との間のICCMフレームICCM1[1],ICCM2[1],…を用いてLC用ERP制御部(第1リング制御部)37と管理カードMC1との間の通信を仲介する。
具体的には、IMEP選択部51は、LC用ERP制御部37からの所定の情報(障害情報、R−APS特性情報等)が格納されたICCMフレームを送信する場合、管理カードMC1,MC2の両方に向けて送信する。これに応じて、管理カードMC1,MC2は、共に、所定の情報(フラッシュ実行要求等)を格納したICCMフレームを複数のラインカードへ送信する。IMEP選択部51は、管理カードMC1,MC2からのICCMフレームを受信した場合、管理カードMC1からのICCMフレームを選択し、当該フレームに含まれる所定の情報をLC用ERP制御部37へ送信する。
一方、図17の例では、ラインカードLC[1]と管理カードMC1との間が疎通性無しとなっている。ラインカードLC[1]のIMEP選択部51は、このように、管理カードMC1との間が疎通性無しの場合で、管理カードMC2との間が疎通性有りの場合、管理カードMC2との間のICCMフレームICCM1[2]を用いてLC用ERP制御部37と管理カードMC2との間の通信を仲介する。具体的には、図16の場合と同様に、当該IMEP選択部51は、ICCMフレームを送信する場合には管理カードMC1,MC2の両方に向けて送信し、ICCMフレームを受信した場合には管理カードMC2からのICCMフレームを選択する。
ただし、例えば、ラインカードLC[2]のIMEP選択部51は、管理カードMC1との間が疎通性有りのため、管理カードMC1からのICCMフレームを選択している。このように、ラインカードLC[1]とラインカードLC[2]とで、受信対象となる管理カードが異なるのは、好ましくない。
そこで、図18に示すように、管理カード(第1管理カード)MC1は、所定のラインカード(ここではラインカードLC[1])との間が疎通性無しの場合、ACTチェンジ命令(管理カード切り換え命令)を発行する(ステップS301)。そして、IMEP選択部(管理カード選択部)51は、このようにACTチェンジ命令が発行された場合にも、管理カード(第2管理カード)MC2との間のICCMフレームを用いてLC用ERP制御部(第1リング制御部)37と管理カードMC2との間の通信を仲介する(ステップS304)。
図18の例では、管理カードMC1は、ACTチェンジ命令を通信回線52を介して管理カードMC2へ送信している(ステップS301)。管理カードMC1は、ACTチェンジ命令を送信したのち、スタンバイ状態SBYに遷移し、管理カードMC2は、当該ACTチェンジ命令を受けて、アクティブ状態ACTに遷移する(ステップS302)。その後、管理カードMC2は、自カードがアクティブ状態ACTに遷移した旨を表す状態遷移通知を、ICCMフレームを用いて複数のラインカードLC[1],LC[2],…へ送信する(ステップS303)。
例えば、ラインカードLC[2]のIMEP選択部51は、当該状態遷移通知を受けて、管理カードMC2からのICCMフレームを選択する(ステップS304)。これによって、複数のラインカードLC[1],LC[2],…は、共に、アクティブ状態ACTである管理カードMC2側を用いて所定のリングプロトコルを実行するようになる。なお、ここでは、管理カードMC2が状態遷移通知を送信したが、場合によっては、管理カードMC1が状態遷移通知を送信することも可能である。
以上、本実施の形態2のスイッチ装置を用いることで、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、さらに、障害耐性の向上が実現可能になる。
(実施の形態3)
《スイッチ装置のR−APS(SF)受信時のリングプロトコル動作(変形例)》
図19は、本発明の実施の形態3によるスイッチ装置において、R−APS(SF)フレームを受信した場合のリングプロトコル動作の一例を示す説明図である。前述した図13では、LC用ERP制御部37は、R−APS(SF)フレームを受信した場合、R−APS特性情報18を抽出し、それをICCM処理部45のICCMフレームを介して管理カードMCへ送信した。一方、図19では、LC用ERP制御部37は、R−APS(SF)フレームを受信した場合、当該R−APS(SF)フレームを、ICCM処理部45を介さずにR−APS(SF)フレームとして管理カードMCへ送信する。
具体的には、LC用ERP制御部37のR−APS受信部47は、R−APS(SF)フレームを受信した場合、図13の場合と同様に、当該フレームの中継処理を行う(ステップS105)。また、R−APS受信部47は、当該R−APS(SF)フレームが自装置で受信すべきフレームであるか否かを判別する(ステップS106a1)。この際に、R−APS受信部47は、自装置で受信すべきか否か(すなわち、自装置のリングポートが属するリングのR−APSフレームであるか否か)を、例えば、受信したR−APSフレームのVIDとリングポートのVIDとが一致するか否かで判別する。
自装置で受信すべきフレームである場合、R−APS受信部47は、当該R−APS(SF)フレームを、ファブリックインタフェース部38を介して管理カードMCへ送信する(ステップS106b1)。一方、自装置で受信すべきフレームでない場合、R−APS受信部47は、当該管理カードMCへの送信を行わない。管理カードMCのMC用ERP制御部26は、当該R−APS(SF)フレームを受信し、図13の場合と同様に、R−APS特性情報18の内容を解析し、解析結果に応じた処理を行う(ステップS106d)。
なお、ここでは、R−APS(SF)フレームを受信した場合を例としたが、その他のR−APSフレームを受信した場合も同様である。また、ここでは、自装置で受信すべきR−APSフレームであるか否かの判別を、R−APS受信部47が行ったが、その代わりにMC用ERP制御部26が行うように構成してもよい。この場合、R−APS受信部47は、R−APSフレームを受信した場合、単に、それを管理カードMCへ送信すればよい。
図13のようにR−APS特性情報18をICCMフレームを介して管理カードMCへ送信する場合、実施の形態1でも述べたように、ICCMフレームの送信間隔によってはR−APSフレーム受信時のリングプロトコル処理に遅延が生じる恐れがある。そこで、本実施の形態3の方式を用いると、このような遅延を低減することが可能になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、ここでは、中継システムのリングプロトコルとして、ITU−T G.8032に規定されたリングプロトコルを用いる場合を例としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他のリングプロトコルを用いる場合であっても、同様に適用して同様の効果が得られる場合がある。
10 リングネットワーク
11a〜11d ユーザ網
12 通信経路
15ab,15bc,15cd,15ad CCM監視区間
16 タイプ
17 OpCode
18 R−APS特性情報
20,20[1],20[2] 閉塞ポート情報記憶部
25 ファブリック経路部
26 MC用ERP制御部
27 記憶部
28,45,50 ICCM処理部
29 フラッシュ実行要求部
30 VIDフィルタ制御要求部
31 R−APS生成部
32 リング管理テーブル
35 インタフェース部
36 フレーム処理部
37 LC用ERP制御部
38 ファブリックインタフェース部
39 受信ポート識別子付加部
40 フレーム判別部
41 VIDフィルタ
42 OAM処理部
43 中継処理部
44 FDB同期部
46 フラッシュ実行部
47 R−APS受信部
51 IMEP選択部
52 通信回線
ACT アクティブ状態
BK 閉塞状態
DA 宛先MACアドレス
ICCM1〜ICCMn ICCMフレーム
IMEP 内部管理ポイント
LC,LC[1]〜LC[n] ラインカード
MC,MC1,MC2 管理カード
MEP 監視ポイント
Pr,Pr[1],Pr[2] リングポート
Pu[1]〜Pu[m] ユーザポート
SA 送信元MACアドレス
SBY スタンバイ状態
SW,SWa〜SWd スイッチ装置
VID VLAN識別子

Claims (16)

  1. リングネットワークを構成する複数のスイッチ装置を備える中継システムであって、
    前記複数のスイッチ装置の少なくとも一つは、複数のラインカードと、管理カードと、前記複数のラインカード間の通信および前記複数のラインカードと前記管理カードとの間の通信を仲介するファブリック経路部と、を備え、
    前記複数のラインカードのそれぞれは、
    第1リング制御部と、
    前記管理カードとの間で内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記管理カードとの間の疎通性有無を監視し、さらに、前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記管理カードとの間の通信を仲介する第1内部疎通性監視部と、
    を有し、
    前記複数のラインカードの一つとなる第1ラインカードは、
    前記リングネットワークに接続されるリングポートと、
    装置外部との間で前記リングポートを介して疎通性監視フレームの通信を行うことで前記リングポートの障害有無を監視する障害監視部と、
    を有し、
    前記管理カードは、
    第2リング制御部と、
    前記複数のラインカードのそれぞれとの間で前記内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記複数のラインカードのそれぞれとの間の疎通性有無を監視し、さらに、前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第2リング制御部と前記複数のラインカードのそれぞれとの間の通信を仲介する第2内部疎通性監視部と、
    を有し、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記障害監視部で前記リングポートの障害が検出された場合に、前記第1内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに当該障害情報を格納し、
    前記第2リング制御部は、前記第2内部疎通性監視部で前記障害情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記第2内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに、前記リングポートを閉塞状態に制御するためのポート制御要求を格納し、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記第1内部疎通性監視部で前記ポート制御要求が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記リングポートを閉塞状態に制御する、
    中継システム。
  2. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記複数のラインカードのそれぞれは、さらに、
    MACアドレスと、前記リングポートとの対応関係を保持するFDBと、
    前記FDBの学習および検索を行う中継処理部と、
    を備え、
    前記第2リング制御部は、前記第2内部疎通性監視部で前記障害情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記第2内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに、前記FDBの保持内容をフラッシュするためのフラッシュ実行要求を格納し、
    前記複数のラインカードの前記第1リング制御部は、前記第1内部疎通性監視部で前記フラッシュ実行要求が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記FDBの保持内容をフラッシュする、
    中継システム。
  3. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記リングポートで、前記リングネットワークを制御するための制御フレームを受信した場合に、前記制御フレームに含まれる所定の制御情報を抽出し、前記第1内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに当該制御情報を格納する、
    中継システム。
  4. 請求項3記載の中継システムにおいて、
    前記第1内部疎通性監視部は、前記内部疎通性監視フレームを定期的に送信し、前記第1リング制御部から前記所定の制御情報を受信した場合には、当該制御情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを割り込み処理で送信する、
    中継システム。
  5. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記リングポートで、前記リングネットワークを制御するための制御フレームを受信した場合に、当該制御フレームを前記管理カードへ送信する、
    中継システム。
  6. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記複数のスイッチ装置の少なくとも一つは、前記管理カードとして、冗長構成となる第1管理カードおよび第2管理カードを備え、
    前記第1内部疎通性監視部は、さらに、管理カード選択部を備え、前記第1管理カードおよび前記第2管理カードのそれぞれとの間で前記内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記第1管理カードおよび前記第2管理カードのそれぞれとの間の疎通性有無を監視し、
    前記管理カード選択部は、前記第1管理カードとの間が疎通性有りの場合、前記第1管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第1管理カードとの間の通信を仲介し、前記第1管理カードとの間が疎通性無しの場合で、前記第2管理カードとの間が疎通性有りの場合、前記第2管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第2管理カードとの間の通信を仲介する、
    中継システム。
  7. 請求項6記載の中継システムにおいて、
    前記第1管理カードは、所定のラインカードとの間が疎通性無しの場合、管理カード切り換え命令を発行し、
    前記管理カード選択部は、前記管理カード切り換え命令が発行された場合にも、前記第2管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第2管理カードとの間の通信を仲介する、
    中継システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の中継システムにおいて、
    前記リングネットワークは、ITU−T G.8032に規定されたリングプロトコルに基づき制御される、
    中継システム。
  9. リングネットワークを構成するスイッチ装置であって、
    複数のラインカードと、管理カードと、前記複数のラインカード間の通信および前記複数のラインカードと前記管理カードとの間の通信を仲介するファブリック経路部と、を備え、
    前記複数のラインカードのそれぞれは、
    第1リング制御部と、
    前記管理カードとの間で内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記管理カードとの間の疎通性有無を監視し、さらに、前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記管理カードとの間の通信を仲介する第1内部疎通性監視部と、
    を有し、
    前記複数のラインカードの一つとなる第1ラインカードは、
    前記リングネットワークに接続されるリングポートと、
    装置外部との間で前記リングポートを介して疎通性監視フレームの通信を行うことで前記リングポートの障害有無を監視する障害監視部と、
    を有し、
    前記管理カードは、
    第2リング制御部と、
    前記複数のラインカードのそれぞれとの間で前記内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記複数のラインカードのそれぞれとの間の疎通性有無を監視し、さらに、前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第2リング制御部と前記複数のラインカードのそれぞれとの間の通信を仲介する第2内部疎通性監視部と、
    を有し、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記障害監視部で前記リングポートの障害が検出された場合に、前記第1内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに当該障害情報を格納し、
    前記第2リング制御部は、前記第2内部疎通性監視部で前記障害情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記第2内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに、前記リングポートを閉塞状態に制御するためのポート制御要求を格納し、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記第1内部疎通性監視部で前記ポート制御要求が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記リングポートを閉塞状態に制御する、
    スイッチ装置。
  10. 請求項9記載のスイッチ装置において、
    前記複数のラインカードのそれぞれは、さらに、
    MACアドレスと、前記リングポートとの対応関係を保持するFDBと、
    前記FDBの学習および検索を行う中継処理部と、
    を備え、
    前記第2リング制御部は、前記第2内部疎通性監視部で前記障害情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記第2内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに、前記FDBの保持内容をフラッシュするためのフラッシュ実行要求を格納し、
    前記複数のラインカードの前記第1リング制御部は、前記第1内部疎通性監視部で前記フラッシュ実行要求が格納された前記内部疎通性監視フレームを受信した場合に、前記FDBの保持内容をフラッシュする、
    スイッチ装置。
  11. 請求項9記載のスイッチ装置において、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記リングポートで、前記リングネットワークを制御するための制御フレームを受信した場合に、前記制御フレームに含まれる所定の制御情報を抽出し、前記第1内部疎通性監視部から送信される前記内部疎通性監視フレームに当該制御情報を格納する、
    スイッチ装置。
  12. 請求項11記載のスイッチ装置において、
    前記第1内部疎通性監視部は、前記内部疎通性監視フレームを定期的に送信し、前記第1リング制御部から前記所定の制御情報を受信した場合には、当該制御情報が格納された前記内部疎通性監視フレームを割り込み処理で送信する、
    スイッチ装置。
  13. 請求項9記載のスイッチ装置において、
    前記第1ラインカードの前記第1リング制御部は、前記リングポートで、前記リングネットワークを制御するための制御フレームを受信した場合に、当該制御フレームを前記管理カードへ送信する、
    スイッチ装置。
  14. 請求項9記載のスイッチ装置において、
    前記管理カードは、冗長構成となる第1管理カードおよび第2管理カードを備え、
    前記第1内部疎通性監視部は、さらに、管理カード選択部を備え、前記第1管理カードおよび前記第2管理カードのそれぞれとの間で前記内部疎通性監視フレームの通信を行うことで前記第1管理カードおよび前記第2管理カードのそれぞれとの間の疎通性有無を監視し、
    前記管理カード選択部は、前記第1管理カードとの間が疎通性有りの場合、前記第1管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第1管理カードとの間の通信を仲介し、前記第1管理カードとの間が疎通性無しの場合で、前記第2管理カードとの間が疎通性有りの場合、前記第2管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第2管理カードとの間の通信を仲介する、
    スイッチ装置。
  15. 請求項14記載のスイッチ装置において、
    前記第1管理カードは、所定のラインカードとの間が疎通性無しの場合、管理カード切り換え命令を発行し、
    前記管理カード選択部は、前記管理カード切り換え命令が発行された場合にも、前記第2管理カードとの間の前記内部疎通性監視フレームを用いて前記第1リング制御部と前記第2管理カードとの間の通信を仲介する、
    スイッチ装置。
  16. 請求項9〜15のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、
    前記リングネットワークは、ITU−T G.8032に規定されたリングプロトコルに基づき制御される、
    スイッチ装置。
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WO2021181646A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 三菱電機株式会社 中継装置、中継システム、中継方法、および中継プログラム

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