JP2017040705A - ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト蛇行補正ロールに軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体が移動する方向を、無端状ベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロールの変位により新たな蛇行が生じるのを抑制する。【解決手段】ベルト蛇行補正ロール22の少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、中間転写ベルトの端部に当接する面と、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体87と、傾斜体87の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材100と、中間転写ベルトがベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿って変位し、傾斜体87が固定部材100と当接した際に傾斜体87又はベルト蛇行補正ロール22が移動する方向を、中間転写ベルトの張架方向と直交する方向に規制する規制手段とを具備する。【選択図】図10
Description
この発明は、ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置に関する。
従来、ベルト蛇行補正装置に関する技術としては、例えば、特許文献1〜3に開示されたものが既に提案されている。
特許文献1は、無端状のベルト部材を張架する複数の張架ロールと、前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、その少なくとも一端部が、前記張架ロールの回転軸中心と当該張架ロールに張架された無端状ベルト部材の接点を結んだ方向に移動自在に支持されて無端状ベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状ベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って外径が変化する傾斜面を有する回転体と、前記回転体の外周面に当接するように固定配置された固定部材とを具備するように構成したものである。
特許文献2は、無端状の転写ベルトを駆動ローラと従動ローラで張架し、該転写ベルト内側に配した少なくとも一つのローラにより像担持体へ前記転写ベルト又は転写材を押し付けてトナー像を転写する手段を有する転写ベルト装置において、前記転写ベルトの走行方向に対し前記従動ローラを上下左右自在に移動可能に配し、前記転写ベルト走行時の片寄りに応じて前記従動ローラを傾けて前記転写ベルトの片寄りを補正するように構成したものである。
特許文献3は、無端ベルトとそれを掛け回す複数のローラを有し、上記複数のローラの一つを傾けることで上記ベルトのローラ軸線方向変位を収束させるように構成されており、上記傾き可能なローラにベルト寄り検知手段が付設されたベルト搬送装置であって、上記ベルト寄り検知手段が、上記傾き可能なローラの方に向かって窄まった円錐部分を有し、上記傾き可能なローラと同心で且つ上記ベルトに接することなく当該ベルトのローラ軸線方向変位する側に配され、上記ベルトがローラ軸線方向に変位すると、上記円錐部分がベルト内周縁に接してローラ軸線方向にスライドして上記ベルトのローラ軸線方向変位を収束させるように構成したものである。
この発明は、ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体又はベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、無端状ベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロールの変位により新たな蛇行が生じるのを抑制することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、無端状のベルト部材を張架する複数の張架ロールと、
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備するベルト蛇行補正装置である。
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備するベルト蛇行補正装置である。
請求項2に記載された発明は、前記傾斜体は、前記ベルト蛇行補正ロールと一体的に回転するとともに、その軸方向に沿って一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載のベルト蛇行補正装置である。
請求項3に記載された発明は、前記傾斜体は、前記ベルト蛇行補正ロールに対して非回転状態に装着されるとともに、その軸方向に沿って一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載のベルト蛇行補正装置である。
請求項4に記載された発明は、前記規制手段は、前記固定部材に設けられ、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制溝からなる請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置である。
請求項5に記載された発明は、前記規制手段は、前記固定部材に回転自在に設けられた回転体からなり、前記傾斜体が前記固定部材の回転体と当接した際に、前記回転体が前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に回転することによって、前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置である。
請求項6に記載された発明は、前記規制手段は、前記ベルト蛇行補正ロールの軸の移動方向を規制する規制部材からなり、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置である。
請求項7に記載された発明は、複数の画像形成部によって形成された互いに色の異なるトナー像が転写される無端状の中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ロールと、
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備する画像形成装置である。
前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ロールと、
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備する画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体又はベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、無端状ベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロールの変位により新たな蛇行が生じるのを抑制することができる。
請求項2に記載された発明によれば、傾斜体を、ベルト蛇行補正ロールと一体的に回転するように構成しない場合に比較して、傾斜体を円滑に移動させることができる。
請求項3に記載された発明によれば、傾斜体を、ベルト蛇行補正ロールに対して非回転状態に装着しない場合に比較して、傾斜体を小型化することができる。
請求項4に記載された発明によれば、規制手段を規制溝から構成しない場合に比較して、規制手段の構成を簡略化することができる。
請求項5に記載された発明によれば、規制手段を、固定部材に回転自在に設けられた回転体から構成しない場合に比較して、傾斜体を円滑に移動させることができる。
請求項6に記載された発明によれば、規制手段を、ベルト蛇行補正ロールの軸の移動方向を規制する規制部材から構成しない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロールが変位する方向を確実に規制することができる。
請求項7に記載された発明によれば、ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体又はベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、中間転写ベルトの張架方向と直交する方向に規制する規制手段を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロールの変位により新たな蛇行が生じるのを抑制することができ、画質を向上させることが可能となる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1はこの発明の実施の形態1に係るベルト蛇行補正装置を適用した画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
図1はこの発明の実施の形態1に係るベルト蛇行補正装置を適用した画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、現像剤4を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。なお、図中の1aは画像形成装置1の本体を示し、この本体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、現像剤4を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。なお、図中の1aは画像形成装置1の本体を示し、この本体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。これらの4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、本体1aの内部空間において傾斜した状態で1列に並べた状態となるよう配置されている。
各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1や図2に示されるように、像保持体の一例としての回転する感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のようなトナー像形成手段の一例としての各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤4のトナーで現像してトナー像にする現像手段の一例としての現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写手段の一例としての一次転写装置15(Y,M,C,K)と、一次転写後における感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16(Y,M,C,K)等である。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、図示しない回転駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロールで構成される。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。なお、帯電装置12としては、感光体ドラム11の表面に非接触状態で配置されるスコロトロン等の非接触型の帯電装置を用いてもよい。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光を、帯電された後の感光体ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像形成装置1に任意の手段で入力される画像の情報(信号)が送信される。
露光装置13は、感光体ドラム11の軸方向に沿って配列された複数の発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)により感光体ドラム11に画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成するLEDプリントヘッドからなるものである。なお、露光装置13としては、画像情報に応じて構成されるレーザー光を感光体ドラム11の軸方向に沿って偏向走査するものを用いても良い。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール141と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール141を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材142,143と、現像ロール141に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材144などを配置して構成したものである。この現像装置14には、その現像ロール141と感光体ドラム11の間に現像用電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141や攪拌搬送部材142,143は、図示しない回転駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、上記4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。なお、4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、トナーのみからなる一成分現像剤を用いても良い。
一次転写装置15(Y,M,C,K)は、感光体ドラム11の周囲に中間転写ベルト21を介して接触し回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置16は、図2に示されるように、一部が開口する容器状の本体160と、一次転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板161と、清掃板161で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材162等で構成されている。清掃板161としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光体ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する無端状のベルト部材の一例である中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜26と、ベルト支持ロール25に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写手段の一例としての二次転写装置30と、二次転写装置30を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置27とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール25は二次転写手段を構成するバックアップロール且つ図示しない駆動装置によって回転駆動される駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール22は中間転写ベルト21に張力を付与する張力付与ロール且つ中間転写ベルト21の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールの一例として構成され、ベルト支持ロール23,24は中間転写ベルト21の走行位置などを保持する従動ロールとして構成され、ベルト支持ロール26はベルト清掃装置27により清掃される中間転写ベルト21の背面を支持する支持ロールとして構成されている。
二次転写装置30は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール25に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写手段を構成する二次転写ロール31を備えた接触型の転写装置である。二次転写装置30は、二次転写ロール31とバックアップロールとしても機能する駆動ロール25とから構成されている。また、二次転写ロール31又は中間転写装置20の駆動ロール25には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
ベルト清掃装置27は、図2に示されるように、ドラム清掃装置16と同様に構成され、一部が開口する容器状の本体270と、二次転写後の中間転写ベルト21の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板271と、清掃板271で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材272等で構成されている。清掃板271としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
定着装置40は、表面温度が所要の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるドラム形態又はベルト形態の加熱回転体41と、この加熱回転体41の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して回転するドラム形態又はベルト形態の加圧用回転体42などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱回転体41と加圧用回転体42が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部になる。
給紙装置50は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の作像装置10(Y,M,C,K)の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置50は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体51と、用紙収容体51から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置52,53とで主に構成されている。用紙収容体51は、例えば、本体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側、図示例では左側面側に引き出すことができるように取り付けられている。
記録用紙5としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシートやトレーシングペーパーなどの薄紙が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録媒体5の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等の坪量が相対的に大きい所謂厚紙なども使用することができる。
給紙装置50と二次転写装置30との間には、給紙装置50から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する単数(又は複数)の用紙搬送ロール対54や搬送ガイド55等で構成される給紙搬送路56が設けられている。用紙搬送ロール対54は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置30と定着装置40との間には、二次転写装置30の二次転写ロール31から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するための搬送ガイド57,58等が設けられている。さらに、本体1aに形成される用紙の排出口に近い部分には、定着装置40から送り出される定着後の記録用紙5を搬送ガイド59に沿って本体1aの上部に設けられた用紙排出部60に排出するための用紙排出ロール対61が配置されている。
定着装置40と用紙排出ロール対61との間には、用紙搬送路を切り替える切替ゲート62を備えている。用紙排出ロール対61は、その回転方向が正転方向(排出方向)と逆転方向に切り替え可能に構成されている。記録用紙5の両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成された記録用紙5の後端が切替ゲート62を通過した後、用紙排出ロール対61の回転方向を正転方向(排出方向)から逆転方向に切り替える。用紙排出ロール対61によって逆転方向に搬送される記録用紙5は、切替ゲート62によって搬送経路が切り替えられ、略鉛直方向に沿うように形成された両面用搬送経路63へと搬送される。両面用搬送経路63は、表裏を反転させた状態で記録用紙5を用紙搬送ロール対54へと搬送する用紙搬送ロール対64と、搬送ガイド65〜68等を備えている。
図1中、符号70は画像形成装置1の本体1aの正面(図中、左側面)に開閉自在に設けられた手差しトレイを示しており、手差しトレイ70と用紙搬送ロール対54との間には、手差しトレイ70に収容された記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置71と、複数の用紙搬送ロール対72〜74や搬送ガイド75等で構成される手差し給紙搬送路76が設けられている。
また、図1中符号145(Y,M,C,K)は、紙面に直交する方向に沿って複数配置され、対応する現像装置14(Y,M,C,K)に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容したトナーカートリッジをそれぞれ示している。
また、図1中符号100は、画像形成装置1の動作を統括的に制御する制御装置を示している。制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、あるいはこれらCPUやROM等を接続するバス、通信インターフェイスなどを備えている。
<画像形成装置の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成する動作について説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光を照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)が、感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール141からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わされるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、ドラム清掃装置16が付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10は、次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置50では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路56に送り出す。給紙搬送路56では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対54が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置30の二次転写ロール31が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置27が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21と二次転写ロール31から剥離された後に搬送ガイド57,58を介して定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱回転体41と加圧回転体42との間の接触部に二次転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を記録用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、用紙排出ロール対61により、例えば、本体1aの上部に設置された用紙排出部60に排出される。
また、記録用紙5の両面に画像を形成するときは、片面に画像が形成された記録用紙5を用紙排出ロール対61により用紙排出部60に排出せずに、用紙排出ロール対61が記録用紙5の後端を保持している間に当該用紙排出ロール対61の回転方向を逆転方向に切り替える。用紙排出ロール対61により逆転方向に搬送される記録用紙5は、切替ゲート62の上部を通過した後、用紙搬送ロール対64や搬送ガイド65〜68等を備えた両面用搬送経路63を介して表裏が反転された状態で用紙搬送ロール対54へと搬送される。用紙搬送ロール対54は、記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給し、記録用紙5の裏面に画像を形成して、用紙排出ロール対61により本体1aの上部に設置された用紙排出部60に排出する。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。なお、画像形成装置1では、ブラック(K)の作像装置10Kのみを用いて記録用紙5にモノクロの画像を形成しても勿論よい。
<ベルト蛇行補正装置の構成>
この実施の形態は、中間転写ベルト21の蛇行を補正するベルト蛇行補正装置80を備えている。
この実施の形態は、中間転写ベルト21の蛇行を補正するベルト蛇行補正装置80を備えている。
ベルト蛇行補正装置80は、図3及び図4に示されるように、中間転写ベルトユニット2に装着されている。中間転写ベルトユニット2は、大別して、中間転写ベルト21と、当該中間転写ベルト21を張架する複数のベルト支持ロール22〜26と、一次転写ロール15(Y,M,C,K)と、複数のベルト支持ロール22〜26及び一次転写ロール15(Y,M,C,K)を回転自在に支持する左右一対のサイドフレーム81,82と、左右のサイドフレーム81,82を連結して固定する固定フレーム83とを備えている。
中間転写ベルトユニット2の左右のサイドフレーム81,82は、図4に示されるように、中間転写ベルト21の張架方向に沿って正面形状が細長い略矩形の枠体状に形成されている。左右のサイドフレーム81,82の長手方向に沿った一端部には、駆動ロール25が図示しない軸受部材を介して回転自在に装着されている。駆動ロール25の軸方向に沿った一端部には、当該駆動ロール25を回転駆動する駆動ギア84が取り付けられている。また、左右のサイドフレーム81,82には、駆動ロール25の下方に対応した位置に従動ロール24が回転自在に設けられている。一方、左右のサイドフレーム81,82の長手方向に沿った他端部には、中間転写ベルト21に所要の張力を付与するとともに、中間転写ベルト21の蛇行を補正する張力付与ロールを兼ねたベルト蛇行補正ロール22が配置されている。また、左右のサイドフレーム81,82の下方に位置する端縁には、一次転写ロール15(Y,M,C,K)と従動ロール23が所要の間隔を隔てて回転自在に配設されている。さらに、左右のサイドフレーム81,82の上方に位置する端縁には、支持ロール26が回転自在に設けられている。
ベルト蛇行補正ロール22は、図5に示されるように、例えば、駆動ロール25と略同一の外径を有する円筒形状又は円柱形状に形成されている。ベルト蛇行補正ロール22は、中間転写ベルト21を張架する円筒形状又は円柱形状の張架部85と、張架部85の長手方向に沿った両端部にそれぞれ設けられた回転軸86と、張架部85の両端部に別体又は一体的にそれぞれ設けられた傾斜体87とを備えている。この実施の形態では、傾斜体87が張架部85とは別個に独立して回転軸86の軸方向に沿って移動自在に設けられている。左右の傾斜体87は、内側の端面間の距離Lが中間転写ベルト21の移動方向と交差する方向の長さ(幅)と等しいか又は当該幅より僅かに大きく設定されている。中間転写ベルト21は、通常、その幅方向に沿った端面が傾斜体87の端面に接触するか又は離間した状態で張架されている。傾斜体87は、回転軸86と共に回転自在な回転体として構成されている。
傾斜体87は、図6に示されるように、金属又は硬質の合成樹脂により円錐台形状に形成されている。傾斜体87は、円錐台形状に形成された外周面からなる傾斜面88と、傾斜面88の軸方向に沿った両端部にベルト蛇行補正ロール22の回転軸86と直交するようにそれぞれ形成された相対的に直径が大きい第1の端面89及び相対的に直径が小さい第2の端面90とを有している。傾斜体87の第1の端面89は、図5に示されるように、その直径がベルト蛇行補正ロール22の張架部85の外径より大きく設定されており、中間転写ベルト21の端面が当接する張架部85のフランジ部を構成している。中間転写ベルト21は、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿って移動した際に、その端面が傾斜体87の第1の端面89に突き当たり傾斜体87を押動する。傾斜体87の傾斜面88は、回転軸86に対する傾斜角度が例えば60度程度に設定されるが、その傾斜角度はこれより小さい30〜45度程度であっても良く、又、これより大きな70〜80度程度に設定しても良い。傾斜体87の中心には、回転軸86を挿通する挿通孔91が設けられている。
なお、上記図示の実施例では、傾斜体87としてベルト蛇行補正ロール22の軸方向外側に向けて外径が徐々に小さくなるように設定した場合について説明したが、図9に示すように、軸方向内側に向けて外径が徐々に小さくなるように設定しても良い。
中間転写ベルトユニット2のサイドフレーム81,82は、図7に示されるように、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部に開口部92を有している。サイドフレーム81,82の開口部92に対応した外側面には、ベルト蛇行補正ロール22を中間転写ベルト21の張架方向及び張架方向と直交する方向の双方に移動自在に支持するリンク機構93が設けられている。ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部にそれぞれ配置されたリンク機構93は、同様に構成されている。リンク機構93は、第1のリンク部材94と第2のリンク部材96を有している。第1のリンク部材94の一端部に設けられた長円形状の支持孔95には、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86が回転自在に支持されている。ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86及び第1のリンク部材94の支持孔95は、必要に応じて摺動抵抗が低減するためにテトラフルオロエチレン等の低摩擦部材により被覆されている。第1のリンク部材94の支持孔95と反対側に位置する端部には、第2のリンク部材96の一端が連結ピン97により回転自在に連結されている。第2のリンク部材96は、その中間部が中間転写ユニット2のサイドフレーム81,82に回転軸98を介して回転自在に装着されている。回転軸98は、図4に示されるように、左右のサイドフレーム81,82間にわたり掛け渡されている。また、第2のリンク部材96の他端部には、張力付与部材の一例としてのコイルスプリング99の一端部99aが連結されている。コイルスプリング99の他端部99bは、サイドフレーム81,82に固定されている。そして、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部には、コイルスプリング99のバネ定数によって決定される弾性力が回転軸86と連結ピン97とを結ぶ方向に沿って等しく付与されている。
ベルト蛇行補正ロール22に弾性力が作用する方向は、中間転写ベルト21の張架方向である。中間転写ベルト21は、図8に示されるように、ベルト蛇行補正ロール22と従動ロール23の接線方向と、ベルト蛇行補正ロール22と支持ロール26の接線方向とが成す角度2θの1/2つまり角度θの方向に張架される。そのため、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86と連結ピン97とを結ぶ方向は、上述した角度θの張架方向と略一致するように設定されている。また、ベルト蛇行補正ロール22は、図7に示されるように、連結ピン97を中心として第1のリンク部材94が円弧形状に揺動する方向、つまり回転軸86と連結ピン97との間の距離を半径とする円弧形状に対する接線方向(半径方向と直交する方向)に移動自在に支持されている。
また、中間転写ベルトユニット2のサイドフレーム81,82の内側面には、図10に示されるように、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の軸方向に沿った内側に向けて、上述した傾斜体87の傾斜面88と当接する固定部材100が固定した状態で取り付けられている。固定部材100は、中間転写ベルト21に蛇行が生じていないとき、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部にそれぞれ配置された傾斜体87の傾斜面88と同一の位置において当接している。そのため、ベルト蛇行補正ロール22は、その回転軸86に傾斜が生じることなく水平に保持されている。
固定部材100は、図11に示されるように、金属や硬質の合成樹脂等によって正面略矩形状且つ側面略台形状に一体的に形成されている。固定部材100は、主として、その上部に配置された取付部101と、その下部に配置された案内部102とを有している。固定部材100の取付部101は、起立した状態に設けられた左右の側壁103,104と、左右の側壁103,104を連結するように鉛直方向に沿って設けられた背面壁105と、左右の側壁103,104に外側に向けて突出するように設けられた左右のフランジ部106,107とから構成されている。取付部101の背面壁105及び左右のフランジ部106,107には、固定部材100を左右のサイドフレーム81,82に固定ネジによって固定するための取付孔108,109,110が形成されている。
また、固定部材100の左右の側壁103,104は、図11(b)に示されるように、案内部102にわたり側面略台形状に一体的に形成されている。案内部102は、左右の側壁103,104の前面側に位置する中間部103a,104aから背面側の中間部103b,104bに向けて鈍角αを成すように傾斜した傾斜面111を有している。傾斜面111は、固定部材100の鉛直方向に沿った背面に対して鋭角βを成している。また、傾斜面111は、平面状又は鉛直方向に沿った中央部が下方に僅かに突出した曲面形状に形成される。さらに、傾斜面111の水平方向に対する傾斜角度(90−β)は、傾斜体87の傾斜面88の角度と等しいか又は略等しい値に設定されている。固定部材100は、図10に示されるように、その傾斜面111が傾斜体87の傾斜面88と常時接触するように中間転写ベルトユニット2のサイドフレーム81,82の内側面に取り付けられる。
固定部材100は、ベルト蛇行補正ロール22に張架された中間転写ベルト21に蛇行が生じ、傾斜体87が中間転写ベルト21の端面により押されて回転軸86の軸方向に沿った外側に移動すると、図12に示されるように、傾斜体87の当接力に応じて当該傾斜体87を傾斜面111に沿うように下方へと変位させるように構成されている。
ところで、この実施の形態では、図11に示されるように、固定部材100の傾斜面111に中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に沿って規制手段の一例としての規制溝120が設けられている。この規制溝120は、図11(c)(d)に示されるように、その断面形状が円弧形状(U字形状)やV字形状などに形成されている。規制溝120は、中間転写ベルト21がベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿って変位し、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った端部に配置された傾斜体87が固定部材100の傾斜面111と当接した際に当該傾斜体87が移動する方向を、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制するためのものである。
さらに説明すると、ベルト蛇行補正装置80は、図12に示されるように、中間転写ベルト21に蛇行が生じて中間転写ベルト21がベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿って変位(移動)すると、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った端部に配置された傾斜体87が固定部材100の傾斜面111と当接して当該傾斜面111に沿って移動する。このとき、固定部材100の傾斜面111が平面形状である場合には、傾斜体87が傾斜面111に沿って移動する際に、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向のみならず、中間転写ベルト21の張架方向に沿って移動する虞れがある。
傾斜体87が中間転写ベルト21の張架方向に沿って移動すると、同様にベルト蛇行補正ロール22が中間転写ベルト21の張架方向に沿って移動してしまい、中間転写ベルト21の張力がベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部で異なり新たな中間転写ベルト21の蛇行を生じさせることになる。
これに対して、固定部材100の傾斜面111に規制溝120を設けた場合には、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った端部に配置された傾斜体87が固定部材100の傾斜面111と当接した際に当該傾斜体87が移動する方向が、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制され、中間転写ベルト21の張力の変動に伴って新たな蛇行が発生することが回避乃至抑制される。
規制溝120の深さは、傾斜体87が移動する方向を規制することが可能なものであれば良い。規制溝120の深さを深く設定した場合には、傾斜体87を規制する規制力が増大するが、その分だけ傾斜体87との摺動抵抗が増大するため望ましくない。また、規制溝120の深さが浅過ぎる場合には、傾斜体87を規制する規制力が不十分となり、傾斜体87が固定部材100と当接した際に傾斜体87が移動する方向を、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制することが困難となる虞れがある。そのため、規制溝120の深さは、傾斜体87との摺動抵抗の増大と、傾斜体87が移動する方向を規制する規制効果との関係を考慮して設定される。この実施の形態においては、傾斜体87の直径にもよるが、規制溝120の深さを1〜3mm程度に設定している。
<ベルト蛇行補正装置の動作>
この実施の形態に係る画像形成装置1では、次のようにして、ベルト蛇行補正ロール22の少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体87が移動する方向を、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制する規制溝120を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロール22の変位により新たな蛇行が生じることが回避乃至抑制される。
この実施の形態に係る画像形成装置1では、次のようにして、ベルト蛇行補正ロール22の少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設された傾斜体87が移動する方向を、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制する規制溝120を備えない場合に比較して、ベルト蛇行補正ロール22の変位により新たな蛇行が生じることが回避乃至抑制される。
画像形成装置1では、図1及び図2に示されるように、画像形成時、中間転写ベルト21が矢印B方向に沿って移動するように駆動ロール25により回転駆動される。中間転写ベルト21が矢印B方向に沿って移動する際に、種々の要因によって中間転写ベルト21が当該中間転写ベルト21を張架するロールの軸方向に沿って移動する所謂蛇行(ベルトウオークとも言う)が生じると、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各作像装置10(Y,M,C,K)によって形成されるトナー像が一次転写装置15(Y,M,C,K)によって中間転写ベルト21上に一次転写される転写位置がずれたり、中間転写ベルト21から記録用紙5に二次転写されるトナー像の転写位置がずれる虞れがあるため、色ずれや画像ずれが発生して画質欠陥の原因となる。
そこで、この実施の形態では、図13に示されるように、中間転写ベルト21がベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った一端部(図示例では、上端部)側へ移動する蛇行が生じると、中間転写ベルト21の端部がベルト蛇行補正ロール34の端部に設けられた傾斜体87に当接する。そして、中間転写ベルト21の蛇行量が画質に影響を及ぼす所定値以上になると、図12に示されるように、傾斜体87がベルト蛇行補正ロール22の軸方向外側に移動する。すると、傾斜体87は、中間転写ベルト21の蛇行量が大きくなるに従って、当該固定部材100の傾斜面111によって傾斜体87の傾斜面88が図12中、下方向に押し下げられ、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86が水平な状態から、図13に示されるように、その一端部がベルト蛇行補正ロール22の回転軸中心と当該ベルト蛇行補正ロール22に張架された中間転写ベルト21の接点を結んだ方向に移動することになる。そのため、ベルト蛇行補正ロール22に巻き付けられた状態で循環移動する中間転写ベルト21は、図13に破線で示されるように、ベルト蛇行補正ロール22の外周に巻き付く位置が、中間転写ベルト21の蛇行方向と逆方向に変位することになり、中間転写ベルト21の蛇行が自動的に補正されることになる。
そして、中間転写ベルト21の蛇行が補正され、中間転写ベルト21の端部が傾斜体87の端面89に当接しなくなると、傾斜体87を軸方向の外側に向けて押圧する力が作用しなくなるため、傾斜体87は、その傾斜面88に作用する回転軸86の軸方向の内側に向けた力が作用し、中間転写ベルト21の蛇行が解消されることになる。
なお、中間転写ベルト21が他方の端部に向けて蛇行した場合でも、同様に作用する。
ところで、実施の形態1では、傾斜体87が固定部材100に当接して当該傾斜体87が移動する際に、当該傾斜体87の移動方向が固定部材100の規制溝120によって中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制される。
そのため、この実施の形態1では、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86が、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向以外の方向、例えば、中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動するのを回避乃至抑制することができる。そのため、中間転写ベルト21の蛇行を補正するときに、ベルト蛇行補正ロール22が中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動して、当該ベルト蛇行補正ロール22による中間転写ベルト21の張架力のバランスがベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部で崩れてしまい、中間転写ベルト21に新たな蛇行が生じるのを回避乃至抑制することができる。
また、傾斜体87は、基本的に、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部に設けられるが、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った一方の端部にのみ設けて、傾斜体87の傾斜面88の中間位置で蛇行が解消し、傾斜面88の上下いずれの方向に移動した場合であっても、傾斜体87の傾斜面88の中間位置が固定部材100に当接して安定するように構成することによって、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った一端部にのみ傾斜体87を設ける場合であっても、本発明は実現可能である。
実施の形態2
図14はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記規制手段は、前記固定部材に回転自在に設けられた回転体からなり、前記傾斜体が前記固定部材の回転体と当接した際に、前記回転体が前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に回転することによって、前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制するように構成されている。
図14はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記規制手段は、前記固定部材に回転自在に設けられた回転体からなり、前記傾斜体が前記固定部材の回転体と当接した際に、前記回転体が前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に回転することによって、前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制するように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図14に示されるように、固定部材100の傾斜面111の中間に中間転写ベルト21の張架方向に沿って回転軸131が配置された回転体の一例としての規制コロ130を備えている。規制コロ130は、その外周面の一部が固定部材100の傾斜面111から突出するよう左右の側壁103,104に回転自在に装着されている。ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部に配置された傾斜体87は、その傾斜面88が規制コロ130に接触した状態で、規制コロ130の回転方向である中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に沿って移動する。
この実施の形態2では、傾斜体87が固定部材100に当接して傾斜体87が移動する際に、当該傾斜体87の移動方向が規制コロ130によって中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制される。そのため、この実施の形態2では、傾斜体87が装着されたベルト蛇行補正ロール22の回転軸86が中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向以外の方向、例えば、中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動するのを回避乃至抑制することができる。そのため、中間転写ベルト21の蛇行補正時にベルト蛇行補正ロール22が中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動してしまい、当該ベルト蛇行補正ロール22による中間転写ベルト21の張架力のバランスがベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部で崩れてしまい、中間転写ベルト21に新たな蛇行が生じるのを回避乃至抑制することができる。
また、この実施の形態2では、規制手段を、固定部材に回転自在に設けられた規制コロ130から構成しない場合に比較して、傾斜体87を円滑に移動させることができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図15及び図16はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、前記規制手段は、前記ベルト蛇行補正ロールの軸の移動方向を規制する規制部材からなり、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制するように構成されている。
図15及び図16はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、前記規制手段は、前記ベルト蛇行補正ロールの軸の移動方向を規制する規制部材からなり、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制するように構成されている。
すなわち、この実施の形態3では、図15及び図16に示されるように、中間転写ベルトユニット2のサイドフレーム81,82の外側面において、ベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部に対応した位置に、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の移動方向を規制する規制部材140が設けられている。規制部材140は、金属又は合成樹脂等からなる平板により構成されている。規制部材140には、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の端部が挿入され、回転軸86の移動方向を中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制する溝部141が設けられている。溝部141の開口幅は、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の外径と同等か又は回転軸の外径よりも僅かに大きく設定されている。
この実施の形態3では、傾斜体87が固定部材100に当接して傾斜体87が移動する際に、当該傾斜体87とともに移動するベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の移動方向が、規制部材140によって中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向に規制される。そのため、この実施の形態3では、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86が、中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向以外の方向、例えば、中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動するのを回避乃至抑制することができ、中間転写ベルト21の蛇行補正時にベルト蛇行補正ロール22が中間転写ベルト21の張架方向に対して斜めに傾斜した方向に移動してしまい、当該ベルト蛇行補正ロール22による中間転写ベルト21の張架力のバランスがベルト蛇行補正ロール22の軸方向に沿った両端部で崩れてしまい、中間転写ベルト21に新たな蛇行が生じるのを回避乃至抑制することができる。
また、この実施の形態3では、中間転写ベルトユニット2のサイドフレーム81,82に規制部材140を設けるという簡単な構成により、ベルト蛇行補正ロール22の回転軸86の移動方向が中間転写ベルト21の張架方向と直交する方向となるように確実に規制される。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
なお、前記実施の形態では、傾斜体として円錐台形状に形成したものを用いた場合について説明したが、傾斜体としては、固定部材と接触する領域にのみ傾斜面を有する側面略台形状に形成された部材などを用いても良い。
また、前記実施の形態では、無端状のベルト部材として中間転写ベルトに適用した場合について説明したが、記録用紙を保持して搬送する用紙搬送ベルトなど、無端状のベルト部材であれば他の部材にも同様に適用できることは勿論である。
2…中間転写ベルトユニット
20…中間転写装置
21…中間転写ベルト
22:従動ロール(ベルト蛇行補正ロール)
25…駆動ロール
80:ベルト蛇行補正装置
86:回転軸
87:傾斜体
88:傾斜面
100:固定部材
111:固定部材
120:規制溝
20…中間転写装置
21…中間転写ベルト
22:従動ロール(ベルト蛇行補正ロール)
25…駆動ロール
80:ベルト蛇行補正装置
86:回転軸
87:傾斜体
88:傾斜面
100:固定部材
111:固定部材
120:規制溝
Claims (7)
- 無端状のベルト部材を張架する複数の張架ロールと、
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備するベルト蛇行補正装置。 - 前記傾斜体は、前記ベルト蛇行補正ロールと一体的に回転するとともに、その軸方向に沿って一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載のベルト蛇行補正装置。
- 前記傾斜体は、前記ベルト蛇行補正ロールに対して非回転状態に装着されるとともに、その軸方向に沿って一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載のベルト蛇行補正装置。
- 前記規制手段は、前記固定部材に設けられ、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制溝からなる請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置。
- 前記規制手段は、前記固定部材に回転自在に設けられた回転体からなり、前記傾斜体が前記固定部材の回転体と当接した際に、前記回転体が前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に回転することによって、前記傾斜体が移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置。
- 前記規制手段は、前記ベルト蛇行補正ロールの軸の移動方向を規制する規制部材からなり、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する請求項1乃至3のいずれかに記載のベルト蛇行補正装置。
- 複数の画像形成部によって形成された互いに色の異なるトナー像が転写される無端状の中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ロールと、
前記複数の張架ロールのうち、少なくとも1つの張架ロールであって、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に移動自在に支持されて無端状のベルト部材の蛇行を補正するベルト蛇行補正ロールと、
前記ベルト蛇行補正ロールの少なくとも一端部に軸方向に沿って移動自在に配設され、前記無端状のベルト部材の端部に当接する面と、前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜体と、
前記傾斜体の傾斜面に当接するように固定配置された固定部材と、
前記無端状のベルト部材が前記ベルト蛇行補正ロールの軸方向に沿って変位し、前記傾斜体が前記固定部材と当接した際に前記傾斜体又は前記ベルト蛇行補正ロールが移動する方向を、前記無端状のベルト部材の張架方向と直交する方向に規制する規制手段と、
を具備する画像形成装置。
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JP2015160926A JP2017040705A (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置 |
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- 2015-08-18 JP JP2015160926A patent/JP2017040705A/ja active Pending
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