JP2017040358A - エアステージ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態にかかるエアステージ装置を表す模式的斜視図である。
ステージベース部120は、支持部材(図3および図4参照)を介して定盤110の上面(基準面)111に設けられている。支持部材の詳細については、後述する。ステージベース部120の材料としては、例えばセラミックなどが挙げられる。
たわみ抑制部130は、定盤110とステージベース部120とに固定されている。
図3は、本実施形態の支持部材の設置形態の具体例を表す模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の支持部材の設置形態の他の具体例を表す模式的斜視図である。
図3および図4は、ステージベース部120の下面を定盤110の側からみた模式的斜視図であり、説明の便宜上、定盤110を省略している。
図4に表した具体例では、第2の支持部材180bの一部と第3の支持部材180cの一部とを結ぶ第1の仮想線L1は、移動体161が移動する方向(軸方向D1)と略平行である。
あるいは、本願明細書において「一点側」とは、3箇所の支持点を結んだ線が二等辺三角形を形成する場合において、その二等辺三角形の頂点に位置する支持点をいう。
図3および図4に表した具体例では、第1の支持部材180aが一点側の支持部材に相当する。
これにより、たわみ抑制部130は、移動体161が移動したときのステージベース部120のたわみをより抑制することができる。
これにより、たわみ抑制部130は、移動体161が移動したときのステージベース部120のたわみをより抑制することができる。
これにより、たわみ抑制部130は、移動体161が移動したときのステージベース部120のたわみをより抑制することができる。
図5は、本実施形態の支持部材を説明する模式図である。
図6は、本実施形態の他の支持部材を説明する模式図である。
図7は、本実施形態の介在部材の具体例を表す模式的断面図である。
ステージベース部120は、第1の支持部材180aと、第2の支持部材180bと、第3の支持部材180cと、を介して定盤110の上面111に設けられている。第2の支持部材180bおよび第3の支持部材180cの構造は、第1の支持部材180aの構造と同様である。第2の支持部材180bおよび第3の支持部材180cの周辺の構造は、第1の支持部材180aの周辺の構造と同様である。そのため、ここでは、第1の支持部材180aを例に挙げ、第1の支持部材180a構造およびその周辺の構造について説明する。
図5(a)〜図5(c)に表した具体例では、例えばネジやボルトなどの締結部材221が介在部材181を通してタップ113と締結されることにより、ステージベース部120は、介在部材181を介して定盤110の上面111に固定されている。
図6(a)〜図6(c)に表した具体例では、締結部材221が一方の介在部材181と支持体187と他方の介在部材181とを通してタップ113と締結されることにより、ステージベース部120は、一方の介在部材181と支持体187と他方の介在部材181とを介して定盤110の上面111に固定されている。
これによれば、たわみ抑制部130自体が変形することを抑制することができる。
これにより、締結によるねじれを低減し、エアステージ装置100の精度に及ぼす影響を低減することができる。
図8は、本実施形態の条件を説明する模式的斜視図である。
図9は、本実施形態における支持位置を表す模式的斜視図である。
図10は、本実施形態における他の支持位置を表す模式的斜視図である。
図11は、本実施形態におけるたわみ抑制部のモデルを表す模式的斜視図である。
図12は、本実施形態における移動体にかかる負荷と移動体の剛性と支持部材の剛性を表す表である。
図13は、本実施形態における各部材の物性値を表す表である。
図10に表した例では、たわみ抑制部130bは、第1の領域A11に設けられている。
図14は、図9に表した支持形態のときのエアステージ装置の変位量を表す模式的斜視図である。
図15は、図9に表した支持形態のときのエアステージ装置の振動モードを表す模式的斜視図である。
図16は、図10に表した支持形態のときのエアステージ装置の変位量を表す模式的斜視図である。
図17は、図10に表した支持形態のときのエアステージ装置の振動モードを表す模式的斜視図である。
図14(a)、図15(a)、図16(a)および図17(a)は、エアステージ装置100がたわみ抑制部130を備えた場合を表す。図14(b)、図15(b)、図16(b)および図17(b)は、エアステージ装置100がたわみ抑制部130を備えていない場合を表す。
一方で、図14(b)に表したように、図9に表した支持形態の場合であってたわみ抑制部130が設けられていない場合には、ステージベース部120の端部の変位量の最大値は、2.70μmであり、ガイド部150の端部の変位量の最大値は、2.81μmである。
一方で、図9に表した支持形態の場合であってたわみ抑制部130が設けられていない場合には、エアステージ装置100の固有振動数は、193Hzである。
一方で、図16(b)に表したように、図10に表した支持形態の場合であってたわみ抑制部130が設けられていない場合には、ステージベース部120の端部の変位量の最大値は、3.79μmであり、ガイド部150の端部の変位量の最大値は、4.02μmである。
一方で、図10に表した支持形態の場合であってたわみ抑制部130が設けられていない場合には、エアステージ装置100の固有振動数は、256Hzである。
図19(a)及び図19(b)は、エアステージ装置の振動モードのシミュレーション結果の一例を模式的に表す斜視図である。
図20は、エアステージ装置のシミュレーション結果の一例を模式的に表す表である。 図18(a)、図18(b)、図19(a)、図19(b)、及び図20は、たわみ抑制部130の厚さを変化させた時の、シミュレーション結果の一例を表す。換言すれば、たわみ抑制部130の剛性を変化させた時の、シミュレーション結果の一例を表す。
図18(b)は、たわみ抑制部130が設けられていない場合のエアステージ装置100の変位量のシミュレーション結果の一例を模式的に表す。
図19(a)は、厚さ1mmのたわみ抑制部130を設けた場合のエアステージ装置100の振動モードのシミュレーション結果の一例を模式的に表す。
図19(b)は、たわみ抑制部130が設けられていない場合のエアステージ装置100の振動モードのシミュレーション結果の一例を模式的に表す。
図21に表したように、たわみ抑制部130の第1固定部131と第2固定部132との接続部分133を定盤110の上面111に投影した形状は、例えば、長方形状である。一方、各支持部材180a〜180cの上面111との接触部180tを上面111に投影した形状は、例えば、円形である。
図22は、図3に表した切断面A3−A3における模式的断面図に相当する。
図23(a)及び図23(b)では、第1固定部131が、締結部材191を介して定盤110に締結され、第2固定部132が、締結部材192、193を介してステージベース部120に締結される。
図24(a)及び図24(b)に表したように、この例において、第1締結位置FP1と接続部分133との間の距離d31は、第2締結位置FP2と接続部分133との間の距離d32よりも長い。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (25)
- 定盤と、
第1の支持部材、第2の支持部材および第3の支持部材を介して前記定盤の上に設けられ、前記第2の支持部材の一部と前記第3の支持部材の一部とを結ぶ第1の仮想線と、前記第1の支持部材の一部を通り前記第1の仮想線と平行な第2の仮想線と、の間の第1の領域と、前記第1の領域以外の第2の領域と、を有するステージベース部と、
前記ステージベース部の上に設けられ、移動体と、前記移動体と対向する位置に設けられたガイド部と、を有する静圧気体軸受と、
前記移動体が移動したときに、前記第2の領域と前記定盤との間の間隔の変化量が前記第1の領域と前記定盤との間の間隔の変化量よりも大きくなることを抑制するたわみ抑制部と、
を備え、
前記第1の支持部材、前記第2の支持部材および前記第3の支持部材は、前記定盤と前記ステージベース部との間において互いに離間した3箇所において前記ステージベース部を支持し、
前記定盤と前記ステージベース部との間には、空間が存在することを特徴とするエアステージ装置。 - 前記たわみ抑制部は、前記第1の支持部材が設けられた位置よりも外側の位置に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエアステージ装置。
- 前記ガイド部は、複数設けられ、
前記前記ガイド部のうちの少なくとも一部よりも外側に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアステージ装置。 - 前記たわみ抑制部は、前記ステージベース部の側面および前記ステージベース部の底面の少なくともいずれかと、前記定盤と、に固定されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、前記第1の仮想線と前記第2の仮想線との間の中間に位置する中心線からみて前記第1の支持部材の側に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、複数設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、前記第2の仮想線の上に存在することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、前記第2の仮想線からみて前記第1の仮想線とは反対の側に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、前記第2の仮想線からみて前記第1の仮想線の側に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、前記第1の支持部材の一部を通り前記第2の仮想線と直行する第3の仮想線の両側に設けられたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部の剛性は、前記第1の支持部材の剛性、前記第2の支持部材の剛性および前記第3の支持部材の剛性よりも低いことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部の剛性は、前記第1の支持部材の剛性、前記第2の支持部材の剛性および前記第3の支持部材の剛性のそれぞれの剛性の3%以上であることを特徴とする請求項11記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部は、第1固定部と第2固定部とを有し、
前記第1固定部は、前記定盤の上面に対して平行な方向に延び、前記定盤及び前記ステージベース部の一方に固定され、
前記第2固定部は、前記第1固定部に接続され、前記定盤の前記上面に対して垂直な方向に延び、前記定盤及び前記ステージベース部の他方に固定され、
前記第2固定部の前記第1固定部との接続部分を前記上面に投影した面積は、前記第1の支持部材、前記第2の支持部材および前記第3の支持部材のそれぞれの前記上面との接触部を前記上面に投影した面積よりも小さいことを特徴とする請求項11または12に記載のエアステージ装置。 - 前記たわみ抑制部は、第1固定部と第2固定部とを有し、
前記第1固定部は、前記定盤の上面に対して平行な方向に延び、締結部材を介して締結されることにより、前記定盤及び前記ステージベース部の一方に固定され、
前記第2固定部は、前記第1固定部に接続され、前記定盤の前記上面に対して垂直な方向に延び、締結部材を介して締結されることにより、前記定盤及び前記ステージベース部の他方に固定され、
前記第1固定部が前記締結部材によって締結される第1締結位置、及び前記第2固定部が前記締結部材によって締結される第2締結位置のそれぞれは、前記第1固定部と前記第2固定部との接続部分から離間していることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載のエアステージ装置。 - 前記第1固定部は、前記定盤と前記ステージベース部との間に設けられることを特徴とする請求項14記載のエアステージ装置。
- 前記第1固定部から前記第2締結位置までの距離は、前記第1固定部から前記定盤及び前記ステージベース部の前記他方までの距離よりも長いことを特徴とする請求項15記載のエアステージ装置。
- 前記第1締結位置と前記接続部分との間の距離は、前記第2締結位置と前記接続部分との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記たわみ抑制部と、前記定盤と、の間、および前記たわみ抑制部と、前記ステージベース部と、の間の少なくともいずれかに設けられた第1の介在部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記第1の介在部材は、
凹面を有する第1の曲面体と、
凸面を有する第2の曲面体と、
を有することを特徴とする請求項18記載のエアステージ装置。 - 前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径と同じであることを特徴とする請求項19記載のエアステージ装置。
- 前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径よりも小さいことを特徴とする請求項19記載のエアステージ装置。
- 前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項19記載のエアステージ装置。
- 前記凹面は、球面であり、
前記凸面は、球面であることを特徴とする請求項19〜22のいずれか1つに記載のエアステージ装置。 - 前記第1の支持部材、前記第2の支持部材および前記第3の支持部材の少なくともいずれかは、前記定盤に対する前記ステージベース部の傾きを吸収する第2の介在部材を有することを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載のエアステージ装置。
- 前記ステージベース部は、前記第2の介在部材を介して前記定盤に固定されたことを特徴とする請求項24記載のエアステージ装置。
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