JP2017040347A - ナット取付構造 - Google Patents

ナット取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017040347A
JP2017040347A JP2015164087A JP2015164087A JP2017040347A JP 2017040347 A JP2017040347 A JP 2017040347A JP 2015164087 A JP2015164087 A JP 2015164087A JP 2015164087 A JP2015164087 A JP 2015164087A JP 2017040347 A JP2017040347 A JP 2017040347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
bolt
pair
hole
case member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015164087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6394538B2 (ja
Inventor
稲森 茂
Shigeru Inamori
茂 稲森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015164087A priority Critical patent/JP6394538B2/ja
Publication of JP2017040347A publication Critical patent/JP2017040347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6394538B2 publication Critical patent/JP6394538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】溶接の際のスパッタが、ナットとケース部材との間や、ナットのボルト挿入孔へ侵入することを抑制することが可能なナット取付構造を提供を得る。
【解決手段】キャスティング部材10には、ナット20を挟むように底部12から突出す一対のリブ壁16が形成されている。リブ壁16には、ナット20の高さよりも高い位置まで突出する凸部18が形成されている。ナット20のキャスティング部材10と反対側の他面は、ケース部材30で覆われている。凸部挿通孔34に凸部18が挿通された、ケース部材30は、凸部18のナットが配置される側と反対側の壁面で溶接されて、キャスティング部材10に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルト締結に用いるナットを被取付部材へ取り付ける、ナット取付構造に関する。
特許文献1には、外包部材を基材に溶接し、外包部材の内側にナットを保持することにより、基材へナットを固定する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1では、外包部材を基材へ溶接する際に、スパッタがナットのボルト挿入孔に入り込むことがあり、締結の不具合が発生することがある。
特開2004−211863号公報
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、ナットを被取付部材へ取り付けるためのケース部材を被取付部材へ溶接固定する際に、スパッタが、ナットとケース部材との間や、ナットのボルト挿入孔へ侵入することを抑制するナット取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明に係るナット取付構造は、締結用のボルトを挿通させるボルト孔が形成された被取付部材と、前記ボルトを螺合させるボルト螺合用孔が形成され、一方面が前記被取付部材の前記ボルト孔に対応する位置に配置されるナットと、前記ナットを挟むように前記被取付部材に一体形成され、前記被取付部材から突出すると共に前記ナットの高さよりも高い位置まで突出する凸部を有する一対のリブ壁と、前記ナットの他方面を覆い、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が形成されると共に、前記凸部を各々挿通させる一対の凸部挿通孔が形成され、前記凸部の前記ナットが配置される側と反対側の壁面で溶接された溶接部を有するケース部材と、を備えている。
本発明に係るナット取付構造では、被取付部材に一対のリブ壁が形成されており、このリブ壁に挟まれるようにナットが配置される。ナットの他方面は、ケース部材に覆われる。ケース部材には、凸部挿通孔が形成されており、この凸部挿通孔にリブ壁に形成された凸部が挿通される。そして、ケース部材は、ナットが配置される側と反対側の壁面で凸部と溶接される。
本発明に係るナット取付構造によれば、ケース部材と凸部とを溶接する位置が、凸部のナットが配置されている側と反対側なので、ナット側へ向かうスパッタは、凸部に当たる。したがって、スパッタがナットとケースの間や、ナットのボルト挿入孔へ侵入することを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係るナット取付構造によれば、スパッタがナットとケースの間や、ナットのボルト挿入孔へ侵入することを抑制することができる。
本実施形態のナット取付構造の分解斜視図である。 本実施形態のナット取付構造の(A)は上面図であり、(B)は側面図であり、(C)はC−C線の断面図である。 本実施形態のナット取付構造の斜視図である。
本発明に係るナット取付構造について、図面を参照しつつ説明する。なお、本願では、ボルトの挿通方向を高さ方向として記載している。図面では、ボルト軸をSとして図示している。
本発明に係るナット取付構造40は、被取付部材としてのキャスティング部材10、ナット20、及び、ケース部材30を備えている。
キャスティング部材10は、アルミを主材料として金型で形成された部材であり、断面が略U字状とされ、平坦状の底部12と、底部12の両端から略直角に屈曲された一対の側壁部14を備えている。底部12には、不図示のボルトを挿通するためのボルト孔12Aが形成されている。
一対の側壁部14の間には、ボルト孔12Aを挟んで一対のリブ壁16が、底部12から突出するように形成されている。一対のリブ壁16は、板状とされ、板面が側壁部14と略直交するように配設され、各々一対の側壁部14を連結している。
リブ壁16には、底部12と反対側の突出端16Aに、凸部18が形成されている。凸部18は、リブ壁16の突出端16Aの中央部分が、リブ壁16から連続して突出するようにして形成されている。図2(C)に示されるように、底部12からリブ壁16の突出端16Aまでの高さH1は、ナット20の高さHよりも長く設定されている。また、凸部18の先端18Aは、リブ壁16の突出端16Aから更に高さH2だけ、底部12と反対側へ突出されている。キャスティング部材10、一対のリブ壁16、及び、凸部18は、一体的に形成されている。
ナット20は、所謂四角ナットとされており、アルミとは異なる鋼材で構成されている。ナット20には、ボルトを螺合させるボルト螺合用孔20Aが形成されている。ナット20は、底部12上の、リブ壁16と側壁部14に囲まれた位置に、ボルト螺合用孔20Aがボルト孔12Aと対応するように配置されている。ナット20の底部12側の面(底部12と向き合う面)が一方面20Bとなり、一方面20Bと反対側の面(図中で上側に向く面)が他方面20Cとなる。
ケース部材30は、一枚の板状でアルミ製とされ、ナット20の底部12と反対側に配置されている。ケース部材30には、中央にボルトを挿通させるボルト挿通孔30Aが形成されている。ケース部材30は、ナット20を覆うケース本体部32を備えており、ケース本体部32に前述のボルト挿通孔30Aが形成されている。ケース本体部32には、凸部18に対応する位置に、一対の凸部挿通孔34が形成されている。凸部挿通孔34は、凸部18を挿通可能なスリット状とされている。ケース部材30の凸部挿通孔34よりも外側(凸部挿通孔34を挟んでケース本体部32と反対側)は、リブ壁16の外側に張り出す端部36とされている。
ケース本体部32の外側の、側壁部14と向き合う位置には、一対のフランジ部38が形成されている。一対のフランジ部38は、ケース本体部32からナット20側に屈曲され、ナット20が一対のフランジ部38の間に挟み込まれている。
ケース部材30は、端部36と凸部18の外側(ナット20が配置されている側と反対側)とが溶接されることにより、キャスティング部材10に固定されている。図2及び図3に示されるように、端部36と凸部18の外側の境界部分には、溶接部19が形成されている。
上記構成により、キャスティング部材10の底部12上のナット20は、リブ壁16、フランジ部38、及びケース本体部32に囲まれた収納空間R内に配置される。
なお、リブ壁16の高さH1、一対のリブ壁16の間の距離S1、一対のフランジ部38の間の距離S2は、各々、ナット20の高さH、ナット20の側壁部14延在方向の長さN1、ナット20のリブ壁16延在方向の長さN2、よりも若干長く設定されている。したがって、収納空間R内には、ある程度の遊びが形成されている。この遊びは、キャスティング部材10のボルト孔12Aからボルトが挿入された際に、ナット20がボルトと螺合される位置に移動でき、且つ、ボルトとの螺合の際に一対のリブ壁16や一対のフランジ部38に当たってナット20が回転しない程度のものに設定されている。
次に、上記のナット取付構造の構成手順について説明する。
まず、金型(不図示)を用いて、キャスティング部材10(底部12、側壁部14)、リブ壁16、及び凸部18を一体的に形成する。次に、ボルト螺合用孔20Aがボルト孔12Aに対応するように、ナット20を底部12上に配置する。次に、ケース部材30をナット20上に被せ、凸部挿通孔34に凸部18を挿通させて、リブ壁16上に仮配置する。そして、収納空間Rの外側から、凸部18と端部36とをアーク溶接で固定する。これにより、ナット20は、収納空間R内に配置され、キャスティング部材10に取り付けられる。
キャスティング部材10と他部材(不図示)とをボルト締結する際には、他部材をキャスティング部材10の底部12のナット20と反対側に配置し、他部材に形成されたボルト孔からボルトを挿入し、ナット20と螺合させて締結する。
本実施形態のナット取付構造40では、ケース部材30は、端部36と凸部18の外側(収納空間Rの外側)とがアーク溶接されることにより、キャスティング部材10に固定されている。したがって、アーク溶接時に発生するスパッタは、凸部18に当たり、収納空間R内に入り込んでナット20がケース部材30に固着されたり、ナット20のボルト螺合用孔20Aへ侵入したりすることを抑制することができる。
ナット20がケース部材30に固着されていなければ、ボルト締結の際に、ナット20は、収納空間R内でボルトによって位置が調節され、適切にボルト締結を行うことができる。
また、本実施形態のナット取付構造40では、ナット20をリブ壁16で挟み込むので、ボルトとの締結部分の剛性を向上させることができる。
また、本実施形態のナット取付構造40では、ケース部材30は、凸部挿通孔34にリブ壁16の凸部18を挿通させることにより、キャスティング部材10に対して位置決めされる。したがって、ケース部材を位置決めするための治具等が不要となる。これにより、位置決め治具が入らないような箇所にも、ナットを取り付けてボルト締結部を設定することができる。
なお、本実施形態では、キャスティング部材10、ケース部材30がアルミ製である例について説明したが、他の材料、例えば亜鉛製やマグネシウム製であってもよい。また、本実施形態では、ナット20を取り付ける対象である被取付部材について、ダイキャストであるキャスティング部材10を例に説明したが、ナットを取り付ける対象は、金型以外で鋳造された部材であってもよい。
また、本実施形態では、被取付部材として断面が略U字状であるキャスティング部材を例に説明したが、被取付部材は側壁部を有さない平板状であってもよいし、他の形状であってもよい。
10 キャスティング部材(被取付部材)
12A ボルト孔
16 リブ壁
18 凸部
19 溶接部
20 ナット
20A ボルト螺合用孔
20B 一方面
20C 他方面
30 ケース部材
30A ボルト挿通孔
34 凸部挿通孔
40 ナット取付構造

Claims (1)

  1. 締結用のボルトを挿通させるボルト孔が形成された被取付部材と、
    前記ボルトを螺合させるボルト螺合用孔が形成され、一方面が前記被取付部材と向き合い前記ボルト孔に対応する位置に配置されるナットと、
    前記ナットを挟むように前記被取付部材に一体形成され、前記被取付部材から突出すると共に前記ナットの高さよりも高い位置まで突出する凸部を有する一対のリブ壁と、
    前記ナットの他方面を覆い、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が形成されると共に、前記凸部を各々挿通させる一対の凸部挿通孔が形成され、前記凸部の前記ナットが配置される側と反対側の壁面で溶接された溶接部を有するケース部材と、
    を備えたナット取付構造。
JP2015164087A 2015-08-21 2015-08-21 ナット取付構造 Active JP6394538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164087A JP6394538B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 ナット取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164087A JP6394538B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 ナット取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017040347A true JP2017040347A (ja) 2017-02-23
JP6394538B2 JP6394538B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=58203318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015164087A Active JP6394538B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 ナット取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6394538B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107165921A (zh) * 2017-06-12 2017-09-15 北京汽车研究总院有限公司 一种汽车螺母的卡接装置及汽车
DE102018122211A1 (de) 2017-10-11 2019-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Befestigungsstruktur

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148115U (ja) * 1980-04-08 1981-11-07
JPH0540613U (ja) * 1991-10-28 1993-06-01 石川島播磨重工業株式会社 ナツト受け
JP2000337337A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Yahata Kogyo:Kk ナット固定金具
JP2004211863A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Kooyoo Create:Kk ナットの固定方法
JP2005188529A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Naka Ind Ltd 固定具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148115U (ja) * 1980-04-08 1981-11-07
JPH0540613U (ja) * 1991-10-28 1993-06-01 石川島播磨重工業株式会社 ナツト受け
JP2000337337A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Yahata Kogyo:Kk ナット固定金具
JP2004211863A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Kooyoo Create:Kk ナットの固定方法
JP2005188529A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Naka Ind Ltd 固定具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107165921A (zh) * 2017-06-12 2017-09-15 北京汽车研究总院有限公司 一种汽车螺母的卡接装置及汽车
DE102018122211A1 (de) 2017-10-11 2019-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Befestigungsstruktur
JP2019070438A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 トヨタ自動車株式会社 締結構造
US10883530B2 (en) 2017-10-11 2021-01-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fastening structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP6394538B2 (ja) 2018-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8579269B2 (en) Engine mount structure
US10286960B2 (en) Suspension member
US10322751B2 (en) Suspension member
JP6278030B2 (ja) 車両前部構造
JP6469228B2 (ja) 電子機器の筐体の組付け構造及び電子機器
JP2006219068A (ja) マウント装置の取付構造
JP6394538B2 (ja) ナット取付構造
US20170080881A1 (en) Circuit assembly and electrical junction box
US7699285B2 (en) Automotive mirror mounting system
JP5189518B2 (ja) カーテンウォール固定用ブラケット及びカーテンウォール
JP6115821B2 (ja) エンジンマウントブラケットの取付構造
US10249858B2 (en) Battery support structure
JP6514184B2 (ja) 車両用の締結構造体
JP5553819B2 (ja) 車両のフェンダパネル支持構造
JP2007269118A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金製の閉断面構造部材
JP6867624B2 (ja) 閉断面構造体
KR20150067579A (ko) 차체 조립용 스터드 볼트유닛
JP6247104B2 (ja) サスペンションフレーム構造
JP7125924B2 (ja) 車両前部構造
JP6593297B2 (ja) サスペンションメンバ
JP2014184830A (ja) 防振装置用ブラケット及び防振装置
CN112952259B (zh) 具有结构螺母通道的电池横梁构造
JP2010077698A (ja) 型枠角締め金具
JP2020096121A (ja) シールドカバー及び組み付け体
JP2023110791A (ja) 取付構造及び取付対象物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180813

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6394538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151