JP2017038321A - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に、上りデータ信号の送達確認情報を適切に受信できる。
【解決手段】本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号を受信する受信部と、上りデータ信号を送信する送信部と、を具備し、前記受信部は、前記上りデータ信号を送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが前記所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、前記所定時間後のサブフレームで、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号を受信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE-Advanced)、FRA(Future Radio Access)、4G、5Gなどともいう)も検討されている。
ところで、近年、通信装置の低コスト化に伴い、ネットワークに繋がれた装置が、人間の手を介さずに相互に通信して自動的に制御を行う機器間通信(M2M:Machine-to-Machine)の技術開発が盛んに行われている。特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)は、M2Mの中でも機器間通信用のセルラシステムとして、MTC(Machine Type Communication)の最適化に関する標準化を進めている(非特許文献2)。MTC用ユーザ端末(MTC UE(User Equipment))は、例えば電気メータ、ガスメータ、自動販売機、車両、その他産業機器などの幅広い分野への利用が考えられている。
MTCでは、コストの低減及びセルラシステムにおけるカバレッジエリアの改善の観点から、簡易なハードウェア構成で実現可能なMTC用ユーザ端末(LC(Low-Cost)−MTC UE、以下、単に、MTC端末という)の需要が高まっている。MTC端末は、上りリンク(UL)及び下りリンク(DL)の使用帯域を、システム帯域の一部の周波数ブロックに制限することで実現される。当該周波数ブロックは、例えば、1.4MHzで構成され、狭帯域(NB:Narrow Band)とも呼ばれる。
しかしながら、使用帯域がシステム帯域の一部の周波数ブロックに制限されるMTC端末に対して、既存のユーザ端末(例えば、LTE端末)と無線基地局との通信手法を適用する場合、MTC端末は、無線基地局との通信を適切に行うことができなくなる恐れがある。
例えば、上りデータ信号(例えば、上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel))に対する送達確認情報(HARQ−ACK:Hybrid Automatic Repeat reQuest-ACKnowledgement)は、当該上りデータ信号が送信されるサブフレーム(#k)から4ms後のサブフレーム(#k+4)において、下り制御信号(例えば、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、又は、EPDCCH:Enhanced PDCCH))により既存のLTE端末にフィードバックされる。一方、MTC用の下り制御信号(例えば、MPDCCH:Machine type communication PDCCH)を送信可能なサブフレームは制限されるため、既存のフィードバック手法では、MTC端末は、上りデータ信号の送達確認情報を適切に受信できない恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に、上りデータ信号に対する送達確認情報を適切に受信可能なユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号を受信する受信部と、上りデータ信号を送信する送信部と、を具備し、前記受信部は、前記上りデータ信号を送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが前記所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、前記所定時間後のサブフレームで、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号を受信することを特徴とする。
本発明によれば、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に、上りデータ信号に対する送達確認情報を適切に受信できる。
LTE端末とMTC端末との使用帯域の説明図である。 MTC端末の使用帯域となる狭帯域の配置の説明図である。 送達確認情報のフィードバックの一例を示す図である。 MPDCCHの開始サブフレームの一例を示す図である。 送達確認情報を受信できない場合の一例を示す図である。 送達確認情報を受信できない場合の他の例を示す図である。 第1の態様に係る送達確認情報のフィードバック例を示す図である。 第2の態様に係る送達確認情報のフィードバック例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
低コストMTC用のユーザ端末では、処理能力の低下を許容して、ハードウェア構成を簡略化することが検討されている。例えば、低コストMTC用のユーザ端末では、既存のユーザ端末に比べて、ピークレートの減少、トランスポートブロックサイズの制限、リソースブロック(RB(Resource Block)、PRB(Physical Resource Block)等とも呼ばれる。以下、PRBという)の制限、受信RF(Radio Frequency)の制限などを適用することが検討されている。
ここで、既存のユーザ端末は、LTE端末、LTE−A端末、LTE UE(User Equipment)、ノーマルUE、非MTC端末、単に、ユーザ端末、UEなどと呼ばれる。また、MTC端末は、単に、ユーザ端末、UEなどとも呼ばれる。以下では、説明の便宜上、既存のユーザ端末をLTE端末と呼び、MTC(低コストMTC)用のユーザ端末をMTC端末と呼ぶ。
図1は、LTE端末とMTC端末との使用帯域の説明図である。図1に示すように、LTE端末の使用帯域の上限は、システム帯域(例えば、20MHz(=100PRB)、1コンポーネントキャリアなど)に設定される。一方、MTC端末の使用帯域の上限は、システム帯域の一部の周波数ブロック(例えば、1.4MHz(=6PRB))に制限される。以下、当該周波数ブロックを「狭帯域(NB)」とも呼ぶ。
また、MTC端末は、LTE/LTE−Aのシステム帯域内で動作することが検討されている。この場合、MTC端末とLTE端末との周波数分割多重をサポート可能となる。このように、MTC端末は、サポートする最大の帯域がシステム帯域の一部の周波数ブロック(狭帯域)であるユーザ端末ともいえ、LTE/LTE−Aのシステム帯域よりも狭い帯域の送受信性能を有するユーザ端末ともいえる。
図2は、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の配置の説明図である。図2Aに示すように、狭帯域(例えば、1.4MHz)をシステム帯域(例えば、20MHz)内の特定の周波数位置に固定することが想定される。この場合、トラヒックが当該特定の周波数(例えば、中心周波数)に集中する恐れがある。また、周波数ダイバーシチ効果が得られないため、周波数利用効率が低下する恐れがある。
そこで、図2Bに示すように、狭帯域(例えば、1.4MHz)を所定の期間(例えば、サブフレーム)でシステム帯域(例えば、20MHz)内の異なる周波数位置(周波数リソース)に変化させることが想定される。この場合、MTC端末のトラヒックを分散させることができる。また、周波数ダイバーシチ効果が得られるので、周波数利用効率の低下を抑制できる。
図2Bに示すように、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の周波数位置が可変である場合、MTC端末は、狭帯域に対する周波数ホッピング又は周波数スケジューリングの適用を考慮して、RFの再調整(retuning)機能を有することが好ましい。
ところで、MTC端末は、システム帯域の一部の狭帯域(例えば、1.4MHz)のみをサポートするため、システム帯域全体に渡って配置される下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を検出できない。このため、狭帯域に配置されるMTC用下り制御チャネル(MPDCCH:Machine type communication PDCCH)を用いて、下り共有チャネル(PDSCH)や上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のリソース割り当てを行うことが検討されている。
ここで、MTC用下り制御チャネル(MPDCCH)は、システム帯域の一部の狭帯域で送信される下り制御チャネル(下り制御信号)であり、LTE用又はMTC用の下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)と周波数分割多重されてもよい。MPDCCHは、M−PDCCH(Machine type communication−PDCCH)、拡張下り制御チャネル(EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)等と呼ばれてもよい。MPDCCHにより、PDSCHの割り当てに関する情報(例えば、DL(Downlink)グラント)、PUSCHの割り当てに関する情報(例えば、UL(Uplink)グラント)等を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Channel)が伝送される。
なお、MPDCCH以外にも、MTC端末によって用いられるチャネルは、同じ用途で用いられる既存のチャネルにMTCを示す「M」を付して表されてもよい。例えば、MPDCCHにより割り当てられたPDSCHは、MPDSCH(Machine type communication PDSCH)、M−PDSCH(Machine type communication−PDSCH)などと呼ばれてもよい。同様に、MPDCCHにより割り当てられたPUSCHは、MPUSCH(Machine type communication PUSCH)、M−PUSCH(Machine type communication−PUSCH)などと呼ばれてもよい。
また、MTCでは、カバレッジを拡張するために、複数のサブフレームに渡る繰り返し(repetition)送信/受信を行うことも検討されている。繰り返し送信/受信では、複数のサブフレームに渡って同一の下り信号及び/又は上り信号が送信/受信される。MTC端末は、複数のサブフレームに渡り繰り返し送信される下り信号を受信して合成する。同様に、無線基地局は、複数のサブフレームに渡り繰り返し送信される下り信号を受信して合成する。
複数のサブフレームに渡る下り信号及び/又は上り信号を合成することにより、狭帯域が用いられる場合でも、所望の信号対干渉雑音比(SINR:Signal-to-Interference plus Noise Ratio)を満たすことができる。この結果、MTCのカバレッジを拡大できる。
図3は、PUSCHに対する送達確認情報のフィードバックの一例を示す図である。なお、図3では、繰り返し回数が4であるものとするが、繰り返し回数はこれに限られない。図3に示すように、繰り返し回数が4である場合、MTC端末は、PUSCHの割り当てに関する情報(上りグラント)を含むMPDCCHを、4サブフレームに渡って受信し、合成する。MTC端末は、MPDCCHを受信した最終サブフレームから4ms以降の4サブフレームで、上りグラントで指示される狭帯域で、PUSCHを送信する。
無線基地局は、PUSCHを受信した最終サブフレーム(#k)から4ms後のサブフレーム(#k+4)から4サブフレームに渡り、PUSCHに対する送達確認情報(HARQ−ACK)をMPDCCHで送信する。MTC端末は、送達確認情報を受信した最終サブフレームから4ms以降の4サブフレームで、送達確認情報に基づいて、PUSCHを再送する。
また、MTCでは、MPDCCHの送信を開始可能なサブフレーム(以下、開始サブフレームという)を限定することも検討されている。図4は、MPDCCHの開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)の一例を示す図である。
図4に示すように、MPDCCHの開始サブフレームは、所定周期(図4では、5ms)で設けられる。なお、MPDCCHの開始サブフレームは、MPDCCHを繰り返し送信する場合及び/又は繰り返し送信しない場合(単一のサブフレームで送信する場合)に設けられてもよい。
繰り返し送信が行われる場合、開始サブフレームの周期は、繰り返し回数に基づいて定められてもよい。例えば、繰り返し回数が5である場合、開始サブフレームは、5ms周期であってもよい。或いは、開始サブフレームの周期は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング)により通知されてもよい。或いは、開始サブフレームの周期は、予め設定されていてもよい。
なお、MPDCCHは、システム帯域の一部の狭帯域を構成する全PRB(例えば、6PRB)で送信されてもよいし、一部のPRB(例えば、3PRB)で送信されてもよい。また、MPDCCHの割り当てに関する情報は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリングや報知信号など)で通知されてもよいし、予めMTC端末に設定されていてもよい。
しかしながら、図4に示すように、MPDCCHの開始サブフレームが設定される場合、既存のフィードバック手法では、MTC端末が、PUSCHに対する送達確認情報を適切に受信できない恐れがある。
図5は、PUSCHに対する送達確認情報を受信できない場合の一例を示す図である。図5では、繰り返し送信を行う場合について説明する。なお、図5では、MPDCCHの繰り返し回数が5であり、PUSCHの繰り返し回数が10であるものとするが、繰り返し回数はこれらに限られない。また、開始サブフレームの周期も5msに限られない。
図5に示すように、無線基地局は、PUSCHを受信した最終サブフレーム(#k)から4ms後のサブフレーム(#k+4)において、PUSCHに対する送達確認情報(HARQ−ACK)の送信を開始しようとする。しかしながら、サブフレーム#k+4は、MPDCCHの開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)ではない。このため、無線基地局は、送達確認情報をMPDCCHにより送信することができず、MTC端末は、送達確認情報を受信できない。
図6は、上り信号の送達確認情報を受信できない場合の他の例を示す図である。図6では、繰り返し送信を行わない場合について、説明する。MTC端末は、MPDCCHを受信したサブフレームから4ms以降のサブフレーム(#k)で、上りグラントで指示される狭帯域で、PUSCHを送信する。
無線基地局は、サブフレーム(#k)から4ms後のサブフレーム(#k+4)において、PUSCHに対する送達確認情報の送信しようとする。しかしながら、サブフレーム#k+4は、MPDCCHの開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)ではないため、無線基地局は、送達確認情報をMPDCCHにより送信することができず、MTC端末は、送達確認情報を受信できない。
以上のように、PUSCHに対する送達確認情報を既存のユーザ端末(例えば、LTE端末)にフィードバックする手法をMTC端末に適用しようとすると、MTC端末が、上りデータ信号(例えば、PUSCH)に対する送達確認情報を適切に受信できない恐れがある。
そこで、本発明者らは、上りデータ信号の送達確認情報のフィードバックタイミングを調整することで、MTC端末が上りデータ信号の送達確認情報を適切に受信可能とすることを着想し、本発明に至った。
具体的には、本発明の一態様において、MTC端末(システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末)は、所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号(MPDCCH)を受信し、上りデータ信号(PUSCH)を送信する。MTC端末は、当該PUSCHを送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、当該所定時間後のサブフレーム、又は、当該所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、PUSCHに対する送達確認情報を含むMPDCCHを受信する。
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信方法について説明する。なお、以下において、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)は、1.4MHzであり、6リソースブロック(PRB)で構成されるものとするが、これに限られない。
また、以下では、システム帯域の一部の狭帯域で送信される下り制御信号(MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)、その他の信号を繰り返し送信する場合について説明するが、これに限られない。本実施の形態に係る無線通信方法は、繰り返し送信を行わずに単一のサブフレームで送信する場合にも適宜適用可能である。
(第1の態様)
第1の態様では、MTC端末は、所定周期の開始サブフレームで、MPDCCHを受信し、PUSCHを送信する。PUSCHを送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、MTC端末は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)で、PUSCHに対する送達確認情報を含むMPDCCHを受信する。
図7は、第1の態様に係る送達確認情報のフィードバック例を示す図である。なお、図7では、MPDCCHの繰り返し回数が5であり、開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)の周期が5msであるものとするが、これに限られない。また、PUSCHの繰り返し回数も10に限られない。
図7に示すように、MTC端末は、所定周期の開始サブフレームから5サブフレームに渡り、上りグラントを含むMPDCCHを受信し、合成する。MTC端末は、MPDCCHを受信した最終サブフレームから4ms以降の10サブフレームに渡り、上りグラントで指示される狭帯域で、PUSCHを送信する。
ここで、開始サブフレームの周期は、MPDCCHの繰り返し回数に基づいて決定されてもよい。或いは、開始サブフレームの周期は、上位レイヤシグナリングにより無線基地局からMTC端末に通知されてもよい。
図7に示すように、MTC端末がPUSCHを複数のサブフレームに渡り繰り返し送信する場合、MTC端末は、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)から所定数(例えば、5)のサブフレームに渡り、送達確認情報を含むMPDCCHを繰り返し受信する。
図7において、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)は、所定周期の開始サブフレームに一致しない。このため、無線基地局は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)において、下りグラントを含むMPDCCHを送信しないが、送達確認情報を含むMPDCCHを送信する。なお、無線基地局は、当該所定時間後のサブフレームにおいて、送達確認情報と上りグラントとを含むMPDCCHを送信してもよい。
MTC端末は、原則所定周期の開始サブフレームからMPDCCHを受信するが、送達確認情報を含むMPDCCHについては、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間後のサブフレーム(#k+4)からでも受信する。なお、MTC端末は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)において、送達確認情報と上りグラントとを含むMPDCCHを受信してもよい。MTC端末は、上りグラントが指定する狭帯域で、送達確認情報に基づいてPUSCHを再送してもよい。
なお、図7において、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)が所定周期の開始サブフレームに一致する場合、無線基地局は、当該開始サブフレームで、送達確認情報を含むMPDCCHを送信すればよい。同様に、MTC端末は、当該開始サブフレームで、送達確認情報を含むMPDCCHを受信すればよい。
第1の態様によれば、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間後のサブフレーム(#k+4)が所定周期の開始サブフレームに一致しない場合でも、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)以降の所定数のサブフレームで、PUSCHに対する送達確認情報を含むMPDCCHが送信される。このため、MTC端末が適切にPUSCHに対する送達確認情報を受信できる。
(第2の態様)
第2の態様では、PUSCHを送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、MTC端末は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)以降の最初の開始サブフレームで、PUSCHに対する送達確認情報を含むMPDCCHを受信する。以下では、第1の態様との相違点を中心に説明する。
図8は、第2の態様に係る送達確認情報のフィードバック例を示す図である。なお、図8では、MPDCCHの繰り返し回数が5であり、開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)の周期が5msであるものとするが、これに限られない。また、PUSCHの繰り返し回数も10に限られない。
図8に示すように、MTC端末がPUSCHを複数のサブフレームに渡り繰り返し送信する場合、MTC端末は、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)以降の最初の開始サブフレームから所定数(例えば、5)のサブフレームに渡り、送達確認情報を含むMPDCCHを繰り返し受信する。
図8において、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)は、所定周期の開始サブフレームに一致しない。このため、無線基地局は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)以降の最初の開始サブフレーム(#k+x(x≧4))において、送達確認情報を含むMPDCCHを送信する。なお、無線基地局は、当該最初の開始サブフレームにおいて、送達確認情報と上りグラントとを含むMPDCCHを送信してもよい。
一方、MTC端末は、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)以降の最初の開始サブフレーム(#k+x(x≧4))から、送達確認情報を含むMPDCCHを受信する。なお、MTC端末は、当該最初の開始サブフレームにおいて、送達確認情報と上りグラントとを含むMPDCCHを受信してもよい。MTC端末は、上りグラントが指定する狭帯域で、送達確認情報に基づいてPUSCHを再送してもよい。
なお、図8において、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間(例えば、4ms)後のサブフレーム(#k+4)が所定周期の開始サブフレームに一致する場合、無線基地局は、当該開始サブフレームで、送達確認情報を含むMPDCCHを送信すればよい。同様に、MTC端末は、当該開始サブフレームで、送達確認情報を含むMPDCCHを受信すればよい。
第2の態様によれば、PUSCHを送信する最終サブフレーム(#k)から所定時間後のサブフレーム(#k+4)が所定周期の開始サブフレームに一致しない場合でも、当該所定時間後のサブフレーム(#k+4)以降の最初の開始サブフレーム(#k+x(x≧4))で、PUSCHに対する送達確認情報を含むMPDCCHが送信される。このため、MTC端末が適切にPUSCHに対する送達確認情報を受信できる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述した本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。ここでは、狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、MTC端末に限定されるものではない。
図9は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図9に示す無線通信システム1は、マシンタイプ通信(MTC)システムのネットワークドメインにLTEシステムを採用した一例である。当該無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、LTEシステムが下りリンク及び上りリンク共に最大20MHzのシステム帯域に設定されるものとするが、この構成に限られない。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE-Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線基地局10と、無線基地局10に無線接続する複数のユーザ端末20A、20B及び20Cとを含んで構成されている。無線基地局10は、上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
複数のユーザ端末20A、20B及び20Cは、セル50において無線基地局10と通信を行うことができる。例えば、ユーザ端末20Aは、LTE(Rel−10まで)又はLTE−Advanced(Rel−10以降も含む)をサポートするユーザ端末(以下、LTE端末)であり、他のユーザ端末20B、20Cは、MTCシステムにおける通信デバイスとなるMTC端末であり、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)に制限される。以下、特に区別を要しない場合は、ユーザ端末20A、20B及び20Cは単にユーザ端末20と呼ぶ。
なお、MTC端末20B、20Cは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、電気メータ、ガスメータ、自動販売機などの固定通信端末に限らず、車両などの移動通信端末でもよい。また、ユーザ端末20は、直に他のユーザ端末20と通信してもよいし、無線基地局10を介して他のユーザ端末20と通信してもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)、MPDCCH(Machine type communication Physical Downlink Control Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCH/MPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。MPDCCHは、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)で送信される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
<無線基地局>
図10は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
送受信部103は、下り信号を受信するとともに、上り信号を送信する。下り信号は、下り制御信号(例えば、PDCCH/EPDCCH/MPDCCHなど)、下りデータ信号(例えば、PDSCHなど)、下り参照信号(例えば、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)、CRS(Cell-specific Reference Signal)など)を含む。上り信号は、上り制御信号(例えば、PUCCHなど)、上りデータ信号(例えば、PUSCHなど)、上り参照信号(例えば、SRS(Sounding Reference Signal)、DM−RS(DeModulation-Reference Signal)など)を含む。
具体的には、送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、システム帯域幅(例えば、1コンポーネントキャリア)より制限された周波数ブロック(狭帯域)(例えば、1.4MHz)で、各種信号を送受信することができる。
送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図11は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図11では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図11に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部301は、下りデータ信号(PDSCH)、下り制御信号(PDCCH、EPDCCH及びMPDCCHの少なくとも一つ)のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号や、下り参照信号(CRS、CSI−RS、DM−RSなどの)のスケジューリングの制御も行う。また、上り参照信号、上りデータ信号(PUSCH)、上り制御信号(PUCCH)、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルなどのスケジューリングを制御する。
制御部301は、各種信号を狭帯域に割り当ててユーザ端末20に対して送信するように、送信信号生成部302及びマッピング部303を制御する。例えば、制御部301は、下りリンクのシステム情報(MIB、SIB)や、下り制御信号(MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)などを狭帯域で送信するように制御する。
また、制御部301は、所定周期の開始サブフレームで下り制御信号(MPDCCH)を送信するように制御する。また、制御部301は、所定周期の開始サブフレームから所定数のサブフレームに渡り、MPDCCHを繰り返し送信するように制御してもよい。MPDCCHの繰り返し回数は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)、システム情報などによりユーザ端末20に通知されてもよい。
なお、開始サブフレームの周期は、下り制御信号(MPDCCH)の繰り返し回数に基づいて決定されてもよい。或いは、当該開始サブフレームの周期は、上位レイヤシグナリングやシステム情報により、ユーザ端末20に通知されてもよい。
また、制御部301は、上りデータ信号(PUSCH)に対する送達確認情報(HARQ−ACK)を含む下り制御信号(MPDCCH)を生成して送信するように制御する。具体的には、制御部301は、当該上りデータ信号を受信するサブフレームから所定時間(例えば、4ms)後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、当該所定時間後のサブフレームで、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、上記送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を送信するよう制御する。
また、制御部301は、上りデータ信号(PUSCH)を複数のサブフレームに渡り繰り返し受信する場合、当該上りデータ信号を送信する最終サブフレームから所定時間後のサブフレームで(図7参照)、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで(図8参照)、上記送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を送信するよう制御してもよい。
また、制御部301は、上記所定時間後のサブフレーム、又は、上記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームから所定数のサブフレームに渡り、下り制御信号(MPDCCH)を繰り返し送信するよう制御してもよい。
また、制御部301は、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)で下り制御信号(MPDCCH)を送信するよう制御してもよい。なお、当該狭帯域は、上位レイヤシグナリングにより設定され、ユーザ端末20に通知されてもよいし、予め設定されていてもよい。また、当該狭帯域は、可変であってもよい(図2B)。
なお、制御部301は、上りデータ信号を受信するサブフレームから所定時間(例えば、4ms)後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致する場合、当該開始サブフレームで上記送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を送信するよう制御すればよい。
制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りデータ信号の割り当て情報を通知する下りグラント(下りアサインメント)及び上りデータ信号の割り当て情報を通知する上りグラントを生成する。
また、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、上りデータ信号(PUSCH)に対する送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を生成する。
送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の狭帯域の無線リソース(例えば、最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信される上り信号(上りデータ信号(PUSCH)、上り制御信号(PUCCH)、上り参照信号(SRS、DMRS)など)である。受信信号処理部304は、受信した情報を制御部301に出力する。
また、受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図12は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、通常のLTE端末がMTC端末として振る舞うように動作してもよい。ユーザ端末20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成される。また、ユーザ端末20は、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203などを複数備えてもよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号(下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)、下り参照信号(CSI−RS、CRSなど)を含む)を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
具体的には、送受信部203は、上位レイヤシグナリングやシステム情報により、所定周期の開始サブフレーム(MPDCCH starting subframe)に関する情報を受信してもよい。当該開始サブフレームに関する情報には、例えば、開始サブフレームの周期や、無線フレームの先頭に対するオフセット、繰り返し回数の少なくとも1つが含まれてもよい。
また、送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力された上り信号(上り制御信号(PUCCH)、上りデータ信号(PUSCH)、上り参照信号(DM−RS、SRS)などを含む)を送信する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図13は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図13においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を備えている。
制御部401は、送信信号生成部402及びマッピング部403の制御を行う。制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)及び下りデータ信号(PDSCH)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(PUCCH)や上りデータ信号(PUSCH)の生成を制御する。
また、制御部401は、所定周期の開始サブフレームで下り制御信号(MPDCCH)を受信するように制御する。また、制御部401は、所定周期の開始サブフレームから所定数のサブフレームに渡り、当該下り制御信号を繰り返し受信するように制御してもよい。MPDCCHの繰り返し回数は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)、報知信号などにより無線基地局10から通知されてもよい。
なお、制御部401は、開始サブフレームの周期を、下り制御信号(MPDCCH)の繰り返し回数に基づいて決定してもよい。或いは、当該開始サブフレームの周期は、無線基地局10から通知されてもよい。
また、制御部401は、上りデータ信号(PUSCH)を送信するサブフレームから所定時間(例えば、4ms)後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、当該所定時間後のサブフレームで、又は、当該所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、当該上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を受信するように制御する。
また、制御部401は、上りデータ信号(PUSCH)を複数のサブフレームに渡り繰り返し送信するように制御する場合、当該上りデータ信号を送信する最終サブフレームから所定時間後のサブフレームで(図7参照)、又は、当該所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで(図8参照)、上記送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を受信するように制御してもよい。
また、制御部401は、上記所定時間後のサブフレーム、又は、上記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームから所定数のサブフレームに渡り、下り制御信号(MPDCCH)を繰り返し受信するように制御してもよい。下り制御信号の繰り返し回数は、上位レイヤシグナリングにより無線基地局10から通知されてもよいし、予め設定されていてもよい。
また、制御部401は、上記下り制御信号(MPDCCH)に含まれる上りグラントで指示される周波数ブロックで、前記送達確認情報に基づいて上りデータ信号(PUSCH)を再送信するように制御してもよい。
なお、制御部401は、上りデータ信号を受信するサブフレームから所定時間(例えば、4ms)後のサブフレームが所定周期の開始サブフレームに一致する場合、当該開始サブフレームで上記送達確認情報を含む下り制御信号(MPDCCH)を受信するよう制御すればよい。
制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。なお、制御部401は、測定部405と合わせて本発明に係る測定部を構成することができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上り信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上り制御情報(UCI)を含む上り制御信号(PUCCH)を生成する。UCIは、送達確認情報(HARQ−ACK)、チャネル状態情報(CSI)及びスケジューリング要求(SR)の少なくとも一つを含んでもよい。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号(PUSCH)を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号に上りグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソース(例えば、最大6PRB)にマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信される下り信号(下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)など)である。
受信信号処理部404は、受信した情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置とすることができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
測定部405は、制御部401からの指示に基づいて、所定周期で周波数ホッピングされる狭帯域(周波数ブロック)のCSIを測定する。CSIは、ランク識別子(RI)、チャネル品質識別子(CQI)、プリコーディングマトリクス識別子(PMI)の少なくとも一つを含む。また、測定部405は、受信した信号を用いて受信電力(RSRP)、受信品質(RSRQ)などについて測定してもよい。なお、処理結果や測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置とすることができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局、ユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末20の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 無線通信システム
10 無線基地局
20 ユーザ端末
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 アプリケーション部
301、401 制御部
302、402 送信信号生成部
303、403 マッピング部
304、404 受信信号処理部
405 測定部

本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されるユーザ端末であって、所定周期の開始サブフレームで送信される下り制御チャネルを介して、上りデータチャネルに対する送達確認情報を受信する受信部と、前記送達確認情報に基づいて、前記上りデータチャネルの再送信を制御する制御部と、前記送達確認情報のフィードバックタイミングは、前記開始サブフレームに基づいて調整されることを特徴とする。


本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されるユーザ端末であって、所定周期の開始サブフレームで送信される下り制御チャネルを介して、上りデータチャネルに対する送達確認情報を含む下り制御情報を受信する受信部と、前記送達確認情報に基づいて、前記上りデータチャネルの再送信を制御する制御部と、前記送達確認情報のフィードバックタイミングは、前記開始サブフレームに基づいて調整され、前記上りデータチャネルの再送信に用いられる狭帯域は、前記送達確認情報を含む前記下り制御情報により指示されることを特徴とする。

Claims (10)

  1. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、
    所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号を受信する受信部と、
    上りデータ信号を送信する送信部と、を具備し、
    前記受信部は、前記上りデータ信号を送信するサブフレームから所定時間後のサブフレームが前記所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、前記所定時間後のサブフレームで、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号を受信することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記送信部が前記上りデータ信号を複数のサブフレームに渡り繰り返し送信する場合で、かつ、前記上りデータ信号を送信する最終サブフレームから所定時間後のサブフレームが前記所定周期の開始サブフレームに一致しない場合、前記受信部は、前記所定時間後のサブフレーム、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記送達確認情報を含む下り制御信号を受信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記受信部は、前記所定時間後のサブフレーム、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームから所定数のサブフレームに渡り、前記下り制御信号を繰り返し受信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記開始サブフレームの周期は、前記下り制御信号の繰り返し回数に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. 前記開始サブフレームの周期は、上位レイヤシグナリングにより通知されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のユーザ端末。
  6. 前記受信部は、前記所定時間後のサブフレーム、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記送達確認情報と上りグラントを含む下り制御信号を受信し、
    前記送信部は、前記上りグラントで指示される周波数ブロックで、前記送達確認情報に基づいて上りデータ信号を再送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のユーザ端末。
  7. 前記所定時間は、4msであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のユーザ端末。
  8. 前記周波数ブロックは、1.4MHzであり、6つのリソースブロックで構成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のユーザ端末。
  9. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末と通信する無線基地局であって、
    所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号を送信する送信部と、
    上りデータ信号を受信する受信部と、を具備し、
    前記送信部は、前記上りデータ信号を受信するサブフレームから所定時間後のサブフレーム、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号を送信することを特徴とする無線基地局。
  10. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されたユーザ端末と無線基地局が通信する無線通信方法であって、
    前記ユーザ端末は、所定周期の開始サブフレームで、下り制御信号を受信する工程と、
    上りデータ信号を送信する工程と、を有し、
    前記ユーザ端末は、前記上りデータ信号を送信するサブフレームから所定時間後のサブフレーム、又は、前記所定時間後のサブフレーム以降の最初の開始サブフレームで、前記上りデータ信号に対する送達確認情報を含む下り制御信号を受信することを特徴とする無線通信方法。
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