JP2017037861A - プラズマドーピング装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体基板にドーパントを再現性良くドーピングすることができるプラズマドーピング装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るプラズマドーピング方法は、チャンバの内部に設置されたステージに被処理基板を載置し、チャンバの内部にプラズマ形成空間を区画する隔壁を300℃を超える温度に加熱し、プラズマ形成空間に少なくともリンを含有するドーパントを含むガスのプラズマを形成することで、被処理基板にドーパントを注入する。これにより、放電生成物の隔壁への付着及び堆積を抑制し、被処理基板にドーパントを再現性良くドーピングすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマによりドーパントを基板に注入するプラズマドーピング装置及びプラズマドーピング方法に関する。
半導体中のキャリア濃度をコントロールするための不純物(ドーパント)注入方法として、従来はビームライン型のイオン注入技術が用いられてきた。しかし近年、5keV以下の低エネルギー領域における生産性向上および3次元構造への均一注入に対する要望が高まり、その解決手段として、プラズマ中に基板を直接さらすことによって基板にドーパントを注入するプラズマドーピング技術が開発されている。Si半導体で用いられる典型的なドーパントの元素としては、P型半導体では3B族のボロン(B)、N型半導体ではリン(P)、ヒ素(As)があり、半導体装置を製造するためには、P型、N型両方の拡散層を形成する必要がある。
リンを含むガス(例えばPHガス等)を用いたプラズマドーピングの場合、リンの熱的不安定性が原因で、ガスのプラズマ中のリンを含むイオン及びラジカルの量が安定せず、半導体基板へのドーズ量が再現性に乏しいという問題が生じる。
このような問題を解消するため、例えば特許文献1には、チャンバ内壁を所定温度以上に加熱しながらドーピング処理を行うことで、リンを含有する分解生成物のチャンバ内壁への付着を抑制することが記載されている。
特開平8−293279号公報(段落[0031]、図1)
特許文献1には、リンの蒸発温度は、10−4Torr(1.3×10−2Pa)において130℃であると記載されている。しかしながら、PHガスの放電生成物にはP(リン)だけでなく、PとH(水素)との化合物(例えばPH、PH、PH等)が含まれるとともに、これらの放電生成物は相互に異なる熱的安定性(蒸発温度、分解温度等)を有しているため、リン及びその化合物の蒸発温度は必ずしも一致しない。したがって特許文献1に記載の加熱条件ではチャンバ内壁への放電生成物の付着、堆積を十分に抑制できず、これが原因でドーズ量の再現性確保が困難になっているのが実情である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ドーズ量の再現性を高めることができるプラズマドーピング装置及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るプラズマドーピング方法は、チャンバの内部に設置されたステージに被処理基板を載置することを含む。
上記チャンバの内部にプラズマ形成空間を区画する隔壁は、300℃を超える温度に加熱される。
上記プラズマ形成空間に少なくともリンを含有するドーパントを含むガスのプラズマが形成され、上記被処理基板に上記ドーパントが注入される。
また本発明の一形態に係るプラズマドーピング装置は、チャンバと、隔壁と、ステージと、加熱部と、ガス導入部と、プラズマ発生機構とを具備する。
上記隔壁は、上記チャンバの内部に配置され、プラズマ形成空間を区画する。
上記ステージは、上記プラズマ形成空間に配置され、被処理基板を支持する。
上記加熱部は、上記チャンバと上記隔壁との間に配置され、上記隔壁を300℃を超える温度に加熱可能に構成される。
上記ガス導入部は、上記プラズマ形成空間にドーパントを含むガスを導入する。
上記プラズマ発生機構は、上記プラズマ形成空間に上記ガスのプラズマを発生させる。
本発明の第1の実施形態に係るプラズマドーピング装置を示す概略断面図である。 リンあるいはリン化合物のTDSスペクトルの図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラズマドーピング装置を示す概略断面図である。
本発明の一形態に係るプラズマドーピング方法は、チャンバの内部に設置されたステージに被処理基板を載置することを含む。
上記チャンバの内部にプラズマ形成空間を区画する隔壁は、300℃を超える温度に加熱される。
上記プラズマ形成空間に少なくともリンを含有するドーパントを含むガスのプラズマが形成され、上記被処理基板に上記ドーパントが注入される。
本発明者の実験によれば、リン化合物は300℃以下の温度で蒸発量のピークを有し、リンは300℃を超える温度で蒸発量のピークを有する。このことから、300℃を超える温度で隔壁を加熱することにより、隔壁へのリン含有放電生成物の付着、堆積を効果的に抑制し、ドーズ量の再現性を高めることが可能となる。
上記隔壁は、350℃以上の温度に加熱されてもよい。本発明者の実験によれば、350℃付近にリンの蒸発量のピークが現れることが確認されている。したがって隔壁を350℃以上の温度に加熱することで、安定したドーズ量を確保することができる。
上記プラズマは、典型的には、誘導結合プラズマであるが、これに限られない。
本発明の一形態に係るプラズマドーピング装置は、チャンバと、隔壁と、ステージと、加熱部と、ガス導入部と、プラズマ発生機構とを具備する。
上記隔壁は、上記チャンバの内部に配置され、プラズマ形成空間を区画する。
上記ステージは、上記プラズマ形成空間に配置され、被処理基板を支持する。
上記加熱部は、上記チャンバと上記隔壁との間に配置され、上記隔壁を300℃を超える温度に加熱可能に構成される。
上記ガス導入部は、上記プラズマ形成空間にドーパントを含むガスを導入する。
上記プラズマ発生機構は、上記プラズマ形成空間に上記ガスのプラズマを発生させる。
この構成によれば、加熱部によって隔壁が300℃を超える温度に加熱される。これにより、放電生成物の隔壁への付着及び堆積を抑制し、ドーズ量の再現性を高めることが可能となる。
また、この構成によれば隔壁を加熱する加熱部がチャンバと隔壁との間に配置されているため、プラズマ発生時の加熱部のスパッタによるコンタミを防ぐことができる。腐食性ガスを導入する場合であっても加熱部を保護することができる。
上記加熱部は、上記隔壁に取り付けられた抵抗加熱源としてもよい。これにより、隔壁を効率良く均一に加熱することが可能となる。
上記チャンバは、上記ステージが設置される第1の筐体と、上記隔壁及び上記加熱部を収容する第2の筐体とを有していてもよい。上記プラズマドーピング装置は、上記第1の筐体と上記第2の筐体との間に配置されたシールリングと、上記第2の筐体と上記加熱部との間に配置され上記シールリングと上記加熱部とを熱的に隔てる遮熱体とをさらに具備していてもよい。
この構成によれば、シールリングと加熱部との間に遮熱体が配置されているため、加熱部の輻射熱からシールリングを保護することが可能となる。
上記遮熱体は複数の遮熱板を含み、上記複数の遮熱板は、上記第1の筐体と上記加熱部との間に相互に間隔をおいて配置されてもよい。これにより、加熱部より放射される輻射熱からシールリングを効果的に保護することが可能となる。
上記プラズマ発生機構は、上記チャンバの内部に配置され上記プラズマ形成空間に誘導結合プラズマを発生可能なループアンテナを有していてもよい。この構成によれば、チャンバの材料によらず、プラズマ形成空間に高密度のプラズマを得ることが可能となる。
上記ループアンテナは、誘電体により被覆されていてもよい。これにより、プラズマによって起こるループアンテナのスパッタによるコンタミの発生を防ぐことが可能となる。
また、上記プラズマドーピング装置は、上記プラズマ形成空間において上記アンテナコイルを昇降させることが可能な昇降機構をさらに具備してもよい。これにより、プラズマ中のイオン分布のさらなる均一化を図ることができる。
上記プラズマ発生機構は、上記チャンバの外部に配置され上記プラズマ形成空間に磁気中性線を発生可能な複数の磁場コイルをさらに有していてもよい。
この際、プラズマは磁気中性線に沿って発生する。磁場コイルに流す電流の量を適宜調整することでプラズマの分布を制御し、被処理基板表面に堆積するドーパントのラジカルの面内分布を制御することが可能となる。
そして、上記プラズマドーピング装置は、上記チャンバと上記隔壁との間に不活性ガスを導入するためのパージガス導入部をさらに具備してもよい。これにより、上記加熱部が設置された隔壁外側へのドーピングガス(ホスフィンガス)の回り込みを抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[プラズマドーピング装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るプラズマドーピング方法を実施し得るプラズマドーピング装置100の構成例を示す模式断面図である。プラズマドーピング装置100は、チャンバ1と、隔壁2と、ステージ3と、加熱部4と、ガス導入部5と、ループアンテナ6(プラズマ発生機構)と、シールリング71と、遮熱体8と、複数の磁場コイル9とを具備する。
チャンバ1は、第1の筐体11と第2の筐体12とを有する。第1の筐体11は、開口を有し第2の筐体12と対向する面(対向面11a)を有する。第2の筐体12は、開口を有し第1の筐体11と対向する面(対向面12a)を有する。対向面11aと対向面12aとは、シールリング71を介して図示省略したボルトによって接合されている。
本実施形態では、第1の筐体11と第2の筐体12は円筒形状であるが、直方体形状等、他の形状とすることも可能である。第1の筐体11と第2の筐体12の材料は特に限られず、一般的なチャンバの材料、例えばアルミニウム合金、ステンレス鋼等よりなるものとすることができる。
第1の筐体11の底部内面(底面11b)には、シールリング72を介してステージ3が設置されている。ステージ3は、基板支持台31と、電極32とを有する。基板支持台31は、電極32の第2の筐体12側の面(上面32a)に配置されている。ステージ3は、図外の基板搬送ロボットによって搬送された被処理基板Wを、基板支持台31に載置可能に構成されている。また、基板支持台31は、基板保持用の静電チャック機能を兼ね備えていてもよく、この場合、基板支持台31は、チャンバ1の外部の図示省略されたチャック用電源に接続される。電極32の上面32aとは反対側の下面32bには、ブロッキングコンデンサ33を介して高周波電源34が接続され、バイアス電位を印加可能に構成されている。
第1の筐体11の側壁11cには、チャンバ1内にプロセスガス(ドーパントを含むドーピングガス、プラズマ形成用のガス等)を導入するためのガス導入部5が設けられている。ガス導入部5は、図示省略したマスフローコントローラを介して単数または複数のガス源に連絡している。これにより、ガスを流量制御してチャンバ1内に導入できるようになっている。本実施形態では、リンを含むホスフィンガス(第1のガス)、アルゴンガス(第2のガス)およびヘリウムガス(第3のガス)が、ガス導入部5を介してチャンバ1内に導入可能に構成されている。
第1の筐体11の側壁11cとは反対側の側壁11dには、図示省略した排気管が接続されている。排気管は、ターボ分子ポンプ、ロータリーポンプ等の排気速度が調整可能な真空排気手段に通じている。排気管とポンプとの間には、コンダクタンス可変バルブ等の可変バルブを設けられ、排気速度を調整可能に構成されている。
第2の筐体12は、内部に、隔壁2と、加熱部4と、ループアンテナ6と、遮熱体8とを収容している。
隔壁2は、第2の筐体12とステージ3との間に配置され、チャンバ1内部にプラズマ形成空間Rを区画している。隔壁2は、被処理基板Wのプラズマドーピング時に生じる放電生成物がチャンバ1の内壁に付着することを防止する。本実施形態では、隔壁2は第1の筐体11側に開口を有する円筒形状となっており、対向面11a上に配置されている。隔壁2の形状は典型的には第2の筐体12と同様の形状とすることができるが、これに限らず、他の形状とすることも可能である。
隔壁2の厚みは特に限定されないが、後述するように隔壁2は加熱部4により加熱されるため、加熱による昇温を妨げることのない厚さとすることができる。隔壁2の材料は、本実施形態では石英が用いられているが、これに限らず、耐腐食性が高く、耐熱性が高い他の誘電体あるいは絶縁体が採用可能である。
加熱部4は、隔壁2と第2の筐体12との間に配置され、隔壁2を300℃を超える温度に均一に加熱可能に構成されている。本実施形態では、加熱部4は隔壁2の外面全体を覆うように取り付けられた抵抗加熱源(抵抗発熱体)で構成されている。加熱部4は抵抗加熱源に限らず、誘導加熱源等の他の加熱源を用いることもできる。加熱部4の形状や厚みは、特に限られない。
また、加熱部4は隔壁2を300℃を超える温度に均一に加熱できるように、複数の部材に分割されてもよい。例えば、加熱部4は、隔壁2の周囲を囲う部材と、隔壁2の天面を覆う部材とを有していてもよい。あるいは、隔壁2の外面に相互に間隔をおいて配置された複数の加熱部としてもよい。この場合も形状や厚みは特に限られない。
遮熱体8は、加熱部4と第2の筐体12との間に配置され、シールリング71と加熱部4とを熱的に隔てることで、加熱部4の輻射熱からシールリング71を保護する機能を有する。遮熱体8は複数の遮熱板(本実施形態では3枚)81〜83を有し、これらは相互に間隔をおいて配置されているが、この構成に限らず、単一の部材からなる遮熱板とすることもできる。遮熱体8の形状は典型的には第2の筐体12と同様の形状とすることができるが、これに限らず、他の形状とすることも可能である。遮熱体8を構成する材料は特に限られず、例えばステンレス鋼(SUS)からなるものとすることができる。
ループアンテナ6は、環状の導線からなるアンテナ部61と、アンテナ部61を支持するアンテナ支持部62とを有する。アンテナ支持部62は、隔壁2と加熱部4と複数の遮蔽版8と第2の筐体12とを鉛直方向に貫通する。
アンテナ部61は、アンテナ支持部62の先端に形成され、プラズマ形成空間Rに配置されている。アンテナ支持部62は、第2の筐体12の天板部121外面に配置された固定部材63に固定される。固定部材63は、第2の筐体12にシールリング73を介して図示省略されたボルトによって接合されている。
アンテナ支持部62は、コンデンサ64を介して高周波電源65に接続され、アンテナ部61に誘導結合プラズマ生成のための高周波電力(例えば、周波数:13.56MHz,パワー:300W)が印加可能に構成されている。
ループアンテナ6を構成する材料は、典型的には任意の導電性材料からなり、例えば表面に銀メッキを施した銅線からなるものとすることができる。
また、ループアンテナ6は石英等からなる被覆材66によって被覆されている。これにより、プラズマによって起こるループアンテナ6のスパッタによるコンタミの発生を防ぐことが可能となる。被覆材66の構成材料は、プラズマによって削られにくい、あるいはコンタミの問題が発生しない誘電体あるいは絶縁体であれば特に限られない。
シールリング71〜73は、チャンバ1の内部を真空密閉する機能を有する。また、部材間を溶接等で接着することなく、シールリング7を介しボルト等で接合することで装置のメンテナンスやクリーニングを容易にすることができる。
シールリング71〜73は、環状であればよく、円形、楕円、矩形等の形状とすることができる。シールリング71〜73を構成する材料は特に限られず、例えばシリコーンゴムやフッ素ゴム等の合成ゴムからなるものとすることができる。
複数の磁場コイル9(91〜93)は、プラズマ形成空間R内に磁気中性線(Magnetic Neutral Loop Discharge:NLD)を発生可能な環状のコイルであり、本実施形態ではチャンバ1の外部に、第2の筐体12の周囲を囲むように3つ配置されている。
上下の磁場コイル91、93に同一方向の電流を流し、中間の磁場コイル92に逆方向の電流を流すと、プラズマ形成空間R内に環状の磁気中性線が形成される。この状態でループアンテナ6に高周波電力を供給すると、磁気中性線に沿ってプラズマを発生させることができる。
ここで、磁場コイル91、93に流す電流の電流値と、中間の磁場コイル92に流す電流の電流値とを適宜調整することで、上記磁気中性線の水平方向の広がりが変化するため、発生させるプラズマの広がり分布を制御することができる。
ドーパントが注入される被処理基板Wは、ステージ3に載置可能であれば形状、寸法は特に限定されない。被処理基板Wを構成する材料としては、典型的には半導体材料からなるものとすることができ、例えばシリコンからなるものとすることができる。典型的には、ドーピング領域を画定するレジストマスクが基板Wの表面に形成されるが、勿論これに限られない。
次に、上記のプラズマドーピング装置100を用いたプラズマドーピング方法及びその作用について、被処理基板内へのリンの注入を例に説明する。
[プラズマドーピング方法]
本実施形態に係るプラズマドーピング方法は、隔壁を加熱部により加熱する工程(隔壁加熱工程)と、リンラジカルを被処理基板の表面に堆積させる工程(ラジカル堆積工程)と、被処理基板の表面に堆積したリンラジカルにヘリウムイオンを照射する工程(ドーピング工程)とを有する。以下、各工程を説明する。
(隔壁加熱工程)
まず、真空排気手段を作動させてチャンバ1を所定の圧力まで真空排気する。この状態で、図外の基板搬送ロボットを用いて被処理基板Wを搬送し、当該被処理基板Wをステージ3上に載置する。
一方、隔壁2は、加熱部4によって300℃を超える温度に加熱される。加熱部4は隔壁2に直接取り付けられているため、伝熱作用により隔壁2を効率よく加熱できる。また加熱部4は、隔壁2を均一に加熱可能に構成されているため、隔壁2の全体を均一な温度に加熱することができる。
また、この際、加熱部4とシールリング71との間には複数の遮熱板81〜83が相互に間隔をおいて相互に非接触で配置されているため、最内周に位置する遮熱板81から最外周に位置する遮熱板83に向かって段階的に温度を低下させることができる。これにより加熱部4により生じる輻射熱からシールリング71を効果的に保護することが可能となる。
隔壁2の加熱処理は、典型的には、後述するラジカル堆積工程およびドーピング工程においても継続して実施される。
(ラジカル堆積工程)
次に、ガス導入部5からチャンバ1内に、リンを含むホスフィン(PH)ガスと、希釈ガスとしてアルゴンガスとを供給する。これと同時に、上下の磁場コイル91、93に同一方向の電流を流すと共に、中間の磁場コイル92に逆方向の電流を流すことにより、プラズマ形成空間R内に磁気中性線を形成する。さらに、高周波電源65からループアンテナ6に高周波電力を印加することにより、磁気中性線に沿ってホスフィンガスのプラズマを発生させる。
ここで、本実施形態では、誘導結合プラズマを発生可能なループアンテナ6(アンテナ部61)がチャンバ1内部のプラズマ形成空間Rに配置されている。これにより、導電性のチャンバ1や遮熱体8を備えるプラズマドーピング装置であっても、プラズマ形成空間Rに高密度のプラズマを発生させることが可能となる。
ループアンテナ6は石英で被覆されているため、ループアンテナ6のガスによる腐食と、プラズマによって起こるループアンテナ6のスパッタによるコンタミの発生を防ぐことが可能となる。
また、加熱部4は隔壁2と遮熱板81との間に配置されているため、加熱部4のガスによる腐食と、プラズマによって起こる加熱部4のスパッタによるコンタミを防ぐことが可能となる。
本工程では電極32に負のバイアス電位が印加されていないため、プラズマ中のイオン(PH ,Ar等)は被処理基板Wに引き込まれない。従って、リンラジカルの被処理基板W表面への堆積が支配的となる。
ホスフィンガスのプラズマ発生に伴い、隔壁2にはリン及びリン化合物を含む放電生成物(リン含有放電生成物)が接触する。本実施形態では、隔壁2は300℃を超える温度に加熱されているため、隔壁2に接触するリン含有放電生成物の凝縮が阻害され、隔壁2への付着及び堆積が抑制される。リン含有放電生成物の再プラズマ化を防ぐことができるため、リンラジカルの被処理基板W表面への堆積量を安定させることが可能となる。
図2に、本発明者らが行ったリン含有放電生成物の昇温脱離ガス分析の実験結果の一例を示す。図2において横軸は温度、左縦軸はイオン強度(電流値)、右縦軸は圧力(分圧)をそれぞれ示している。
昇温脱離ガス分析法(Thermal Desorption Spectroscopy:TDS)は、真空加熱により試料から発生したガスを温度毎にモニターでき、試料から脱離するガス及び分子と発生温度、圧力との関係を測定することができる分析法である。本発明者らがTDSによりリン及びリン化合物を分析したところ、図2に示すように300℃以下の温度でPH,PHの蒸発量のピークが現れ、300℃を超える温度でリンが蒸発量のピークが現れることが確認された。図2によると、350℃付近でリンの蒸発量ピークが現れる。これにより、隔壁2を300℃を超える温度に加熱することで、隔壁2へのリン及びその化合物の付着を抑制できることがわかる。
被処理基板W表面に堆積するリンラジカルの面内分布を向上させるためには、プラズマ中のリンラジカルの分布を向上させる必要がある。そこで、本実施形態では、磁場コイル91〜93に流れる電流値を調整して磁気中性線の広がりを変化させることで、プラズマ中のリンラジカルの分布を制御している。例えば、以下のデポジション条件を用いることで、被処理基板W表面に堆積するリンラジカルの面内分布を制御することができる。
デポジション条件は特に限定されず、例えば以下の条件で実施される。
PH流量:1[sccm]
Ar流量:100[sccm]
プロセス圧力:3[Pa]
アンテナRFパワー:300[W]
バイアスRFパワー:0[W]
磁場コイル電流(上下/中間):9.5[A]/7.5[A]
被処理基板W表面へのリンラジカルの堆積を所定時間(例えば、20秒〜40秒)行った後、ホスフィンガス及びアルゴンガスの供給と、ループアンテナ6への高周波電力の印加とを停止する。
なお、本工程で用いる希釈ガスは、アルゴンガスに限定されず、ヘリウムガス等の不活性ガスを用いることができる。あるいは、希釈ガスの供給を省略することもできる。
(ドーピング工程)
次に、アルゴンガスの供給を開始し、ループアンテナ6への高周波電力の印加を再開し、高周波電源34から電極32に負のバイアス電位を印加する。なお、ホスフィンガスの供給を停止し、アルゴンガスの供給とループアンテナ6への高周波電力の印加とを継続して行ったまま、負のバイアス電位をステージ3に印加することで、ラジカル堆積工程と本工程とを連続して実施できる。
本工程では、プラズマ中のアルゴンイオン(Ar)が被処理基板Wに引き込まれる。被処理基板Wに引き込まれたアルゴンイオンがリンラジカルに衝突することで、リンラジカルが被処理基板W内に押し込まれる。被処理基板W内に押し込まれるリンラジカルの面内分布を向上させるには、被処理基板Wに引き込まれるアルゴンイオンの面内分布を向上させる必要がある。
そこで、本実施形態では、磁場コイル91〜93に流れる電流値を調整して磁気中性線の広がりを変化させることで、プラズマ中のアルゴンイオンの分布を制御する。例えば、以下のアルゴンイオン照射条件を用いることで、被処理基板Wに引き込まれるアルゴンイオンの面内分布を制御することができる。中間の磁場コイル92の電流値を上記デポジション条件と変えることで、被処理基板W表面でアルゴンイオンの均一な面内分布を得るのに最適な磁気中性線の広がりに制御される。
アルゴンイオン照射条件は特に限定されず、例えば以下の条件で実施される。
PH流量:0[sccm]
Ar流量:100[sccm]
プロセス圧力:2[Pa]
アンテナRFパワー:300[W]
バイアスRFパワー:500[W]
バイアスVpp:3000[V]
磁場コイル電流(上下/中間):9.5[A]/7.0[A]
その後、図示省略したランプアニール装置において熱処理を行うことで、被処理基板W内に注入されたリンラジカルを拡散させる。これにより被処理基板W内にn型の不純物拡散層が形成される。熱処理条件は特に限定されず、例えば窒素雰囲気中で900〜1100℃、1秒〜1時間とすることができる。
<実験例1>
上述のプラズマドーピング装置100及びそれを用いたプラズマドーピング方法によって、リンをドーピングした基板(シリコン基板)を50枚作製した。シリコン基板のドーピング処理は、最初の25枚を1ロット目、次の25枚を2ロット目とし、1ロット目と2ロット目の間には1.5時間のインターバルを設けた。この際、ラジカル堆積工程及びドーピング工程は、加熱部4によって隔壁2を350℃に加熱しながら行われた。
ドーピング処理が完了したシリコン基板を窒素雰囲気中で1000℃、1秒間、アニール処理を行った。その後、基板上のドーピング領域のシート抵抗値を測定し、基板間のシート抵抗値のバラツキを基に、ドーズ量の再現性を評価した。
評価の結果、1ロット内(1枚目〜25枚目)の再現性は0.6%、2ロット内(26枚目〜50枚目)の再現性は0.2%となり、ロット内及びロット間において良好な再現性(1%未満)が得られることが確認された。
<実験例2>
隔壁2の加熱温度を230℃とした以外は、実験例1と同様な条件でドーズ量の再現性を評価した。評価の結果、1ロット内(1枚目〜25枚目)の再現性は11.5%。2ロット内(26枚目〜50枚目)の再現性は4.0%、1枚目〜50枚目の再現性は8.3%であった。
実験例1および実験例2の結果から、実験例1の方が実験例2よりも再現性に優れることが明らかとなった。その理由は、実験例2の隔壁温度が300℃以下(230℃)であることによる。すなわち実験例2では、図2に示したように隔壁2へのPH,PHの付着を抑制できたとしてもP等の一部の放電生成物の付着を十分に抑制することはできず、さらに当該付着物のプラズマによる再蒸発(再励起)が不規則的に発生することで、基板上に堆積するラジカル量が変動する。その結果、基板に注入されるラジカル量のバラツキがドーズ量のバラツキをもたらし、再現性の低下を招いたと推察される。
これに対して実験例1においては、隔壁が300℃を超える温度(350℃)に加熱されているため、PH,PHだけでなく、Pの付着を十分に抑制でき、これにより隔壁に付着し得る放電生成物の量を著しく低減することができる。その結果、ドーズ量のバラツキも低減され、上述したような1%未満という良好な再現性を得ることが可能となったものと推察される。
なお実験例1,2いずれについても、1ロット目よりも2ロット目の方が再現性が高いのは、装置の稼働時間が長くなるほどチャンバ内の均熱性等が安定するためであると考えられ、ほぼ一般的な傾向であるといえる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係るプラズマドーピング装置の構成例を示す模式断面図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、上述の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態のプラズマドーピング装置200は、第1の実施形態で説明したプラズマドーピング装置100と同様の構成を有するとともに、パージガス導入部201と、アンテナ昇降機構202とをさらに有する。
パージガス導入部201は、加熱部4と第2の筐体12との間の遮熱体8が設置される環状空間にアルゴンや窒素等の不活性ガスを導入するためのもので、例えば、第2の筐体12の天板部121に設けられる。
パージガス導入部201は、ドーピング処理中、上記環状空間に不活性ガスを導入することで隔壁部4の内側(プラズマ形成空間R)よりも高い圧力に維持し、加熱部4が設置された隔壁4の外側へのドーピングガス(ホスフィンガス)の回り込みを抑制する。これにより、ドーピングガスとの接触による劣化から加熱部4を保護することができる。
アンテナ昇降機構202は、ループアンテナ6をプラズマ形成空間Rにおいて昇降させるためのもので、アンテナ6を支持する固定部材63と天板部121との間に設置される。アンテナ昇降機構202は、天板部121の上にシールリング203を介して固定された第1の支持体204と、固定部材63の下にシールリング73を介して固定された第2の支持体205と、第1の支持体204と第2の支持体205との間に配置されたベローズ206とを有する。
アンテナ昇降機構202は、アンテナ支持部62を天板部121に対して昇降させることで、アンテナ6をプラズマ形成空間Rにおいて所望の高さ位置に調整する。これによりプラズマ中のイオン分布のさらなる均一化を図り、被処理基板Wに対するプラズマドーピング処理の面内均一性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、ラジカル堆積工程とドーピング工程とが別工程で実施されたが、これに限られず、プラズマ中のリンイオンを電気的に引き出して基板上に直接注入するようにしてもよい。この場合、チャンバ内にイオン引き出し用の電極(グリッド電極)を設置したり、ステージにバイアス電力を印加した状態でドーピングガスのプラズマを形成したりすればよい。
また、上記実施形態では、ラジカル堆積工程とドーピング工程とを同一チャンバで行っているが、これらの工程は別々のチャンバで行うこともできる。
また、上記実施形態ではループアンテナにより誘導結合プラズマを発生させるプラズマ発生装置を用いたが、これに限らず、容量結合プラズマを発生させる平行平板型のプラズマ発生装置やマイクロ波によるプラズマ発生装置等を用いることができる。
また、プラズマドーピング装置100は複数の磁場コイル9を有するが、上記実施形態の構成は複数の磁場コイル9を有しない装置にも適用することができる。
W…被処理基板
1…チャンバ
11…第1の筐体
12…第2の筐体
2…隔壁
3…ステージ
4…加熱部
5…ガス導入部
6…ループアンテナ
71〜73…シールリング
8(81〜83)…遮熱体
9(91〜93)…複数の磁場コイル
R…プラズマ形成空間
100,200…プラズマドーピング装置
201…パージガス導入部
202…アンテナ昇降機構

Claims (12)

  1. チャンバの内部に設置されたステージに被処理基板を載置し、
    前記チャンバの内部にプラズマ形成空間を区画する隔壁を300℃を超える温度に加熱し、
    前記プラズマ形成空間に少なくともリンを含有するドーパントを含むガスのプラズマを形成し、前記被処理基板に前記ドーパントを注入する
    プラズマドーピング方法。
  2. 請求項1に記載のプラズマドーピング方法であって、
    前記隔壁を加熱する工程は、前記隔壁を350℃以上の温度に加熱する
    プラズマドーピング方法。
  3. 請求項1又は2に記載のプラズマドーピング方法であって、
    前記プラズマは、誘導結合プラズマである
    プラズマドーピング方法。
  4. チャンバと、
    前記チャンバの内部に配置されプラズマ形成空間を区画する隔壁と、
    前記プラズマ形成空間に配置され被処理基板を支持可能なステージと、
    前記チャンバと前記隔壁との間に配置され、前記隔壁を300℃を超える温度に加熱可能に構成された加熱部と、
    前記プラズマ形成空間にドーパントを含むガスを導入するためのガス導入部と、
    前記プラズマ形成空間に前記ガスのプラズマを発生可能なプラズマ発生機構と
    を具備するプラズマドーピング装置。
  5. 請求項4に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記加熱部は、前記隔壁に取り付けられた抵抗加熱源である
    プラズマドーピング装置。
  6. 請求項4又は5に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記チャンバは、前記ステージが設置される第1の筐体と、前記隔壁及び前記加熱部を収容する第2の筐体とを有し、
    前記プラズマドーピング装置は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に配置されたシールリングと、
    前記第2の筐体と前記加熱部との間に配置され前記シールリングと前記加熱部とを熱的に隔てる遮熱体とをさらに具備する
    プラズマドーピング装置。
  7. 請求項6に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記遮熱体は複数の遮熱板を含み、前記複数の遮熱板は、前記第1の筐体と前記加熱部との間に相互に間隔をおいて配置される
    プラズマドーピング装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記プラズマ発生機構は、前記チャンバの内部に配置され前記プラズマ形成空間に誘導結合プラズマを発生可能なアンテナコイルを有する
    プラズマドーピング装置。
  9. 請求項8に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記アンテナコイルは、誘電体により被覆されている
    プラズマドーピング装置。
  10. 請求項8又は9に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記プラズマ発生機構は、前記チャンバの外部に配置され前記プラズマ形成空間に磁気中性線を発生可能な複数の磁場コイルをさらに有する
    プラズマドーピング装置。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記プラズマ形成空間において前記アンテナコイルを昇降させることが可能な昇降機構をさらに具備する
    プラズマドーピング装置。
  12. 請求項4〜11のいずれか1項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記チャンバと前記隔壁との間に不活性ガスを導入するためのパージガス導入部をさらに具備する
    プラズマドーピング装置。
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