JP2017037563A - 医療機器、プログラム - Google Patents

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明彦 山本
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Abstract

【課題】疼痛の治療のために、より強く錯覚を引き起こし、治療効果を向上させること。【解決手段】治療対象部位が反復動作している動画を、黒色の背景と共に、スクリーン部材に表示する。【選択図】図8

Description

本発明は、医療機器に関する。
欠損した四肢の疼痛(幻肢痛)を軽減するために、欠損した部位が運動しているかのような動画を患者に視認させつつ、欠損した部位を動画に合わせて運動させているかのように、患者に想像させる治療法が知られている。こうすることで、患者の脳が「幻肢は存在しない」と結論付けることを誘導し、疼痛が軽減すると考えられている。特許文献1には、上記の治療に用いられる医療機器が開示されている。
特開2004−298430号公報
上記の治療法は、上記の視認と想像とを連動させることで、患者の脳に錯覚を引き起こすことが重要であると考えられている。さらに、上記の治療法は、幻肢痛以外の疼痛、或いは四肢の麻痺のリハビリにも効果があると考えられている。本願発明は、上記先行技術を踏まえ、より強く錯覚を引き起こし、治療効果を向上させることを解決課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態によれば、医療機器が提供される。この医療機器は、治療対象部位が反復動作している動画を、黒色の背景と共に、スクリーン部材に表示する。この形態によれば、背景色が黒であるため、没入感が強くなる。この結果、より強く錯覚が起こり、治療効果が向上する。
上記形態において、前記スクリーン部材のうち、少なくとも背景となる部位は、黒色でもよい。この形態によれば、背景を黒色にすることが容易に実現できる。
上記形態において、前記動画を黒色の背景と共に、前記スクリーン部材に投射してもよい。この形態によれば、背景を黒色にすることが容易に実現できる。例えば、治療対象部位のみを投射しなくてもよくなる。
上記形態において、前記スクリーン部材は、前記治療対象部位および前記治療対象部位の対になる部位の少なくとも何れかである特定部位、並びに患者の目の間に配置されてもよい。この形態によれば、動画を視認させつつ、特定部位を動画が表示されている位置に近づけることができる。この結果、より強く錯覚が起こり、治療効果が向上する。
上記形態において、前記スクリーン部材は、半透明でもよい。この形態によれば、動画と共に、特定部位を視認できる。この結果、より強く錯覚が起こり、治療効果が向上する。
上記形態において、前記スクリーン部材は、前記動画の表示中において、前記特定部位に沿って盛り上がった形状をしており;前記動画は、前記盛り上がった部位に表示されてもよい。この形態によれば、より強く錯覚が起こり、治療効果が向上する。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現できる。例えば、治療方法やこの治療方法を実現するためのプログラム等の形態で実現できる。
医療機器の側面図。 寒冷紗と、透明板と、箱とを示す斜視図。 患者が、箱の中に右手を入れた様子を示す図。 プロジェクターの内部構成を示すブロック図。 投射処理を示すフローチャート。 初期画像を示す図。 ダイアログ画面の拡大図。 動画の再生中における第1状態を示す図。 動画の再生中における第2状態を示す図。 実施形態2における医療機器の側面図。 患者が布と台との間に両手を入れた様子を示す図。 動画の再生中における第1状態を示す図。 第1状態における断面図。 動画の再生中における第2状態を示す図。 第2状態における断面図。
実施形態1を説明する。図1は、医療機器20の側面図である。医療機器20は、幻肢痛の治療や、指の機能回復のためのリハビリに用いられる。医療機器20は、寒冷紗30と、透明板40と、箱50と、支柱60と、プロジェクター100とを備える。図1は、箱50の一部を仮想的に切り欠いて示している。本実施形態および後述する実施形態2では、鉛直方向をZ方向、水平面をXY平面とする。
プロジェクター100は、詳しくは後述するように、治療用の動画を寒冷紗30に投射する表示装置である。支柱60は、箱50に固定されており、プロジェクター100を支持する。
図2は、寒冷紗30と、透明板40と、箱50とを示す斜視図である。医療機器20の使用時においては、図1に示すように、箱50の上に透明板40を載せ、さらにその上に寒冷紗30を載せる。
寒冷紗30は、荒く平織に織り込んだ布であり、織り目から反対側が透けて見える。寒冷紗30を構成する糸は、黒色である。寒冷紗30は、プロジェクター100によって投射される映像を映し出すスクリーン部材として機能する。
ここで、本実施形態における黒色を定義する。本実施形態における黒色とは、次の2つの条件の少なくとも何れかを満たすことである。(1)光学濃度OD>1.5、(2)L***系において、明度L*<18、且つ、a*<9、且つ、b*<20。
透明板40は、アクリルやガラス等で形成された板であり、無色透明で剛性を有する部材である。透明板40は、寒冷紗30を平らに敷くために、箱50の上に載せられる。
箱50のシルエットは、ほぼ直方体である。箱50は、患者Kが前腕および手を入れて底面に載せることができるように、4つの側面のうちの1つが設けられてない。なお、本実施形態における手とは、手首から先の部位である。さらに箱50は、患者Kが中に入れた手を視認できるように、天面が設けられていない。箱50の底面および3つの側面の内面は、黒色である。
図3は、患者K1が、箱50の中に右手R1を入れた様子を示す。患者K1は、左腕を欠損しており、左腕の幻肢痛を感じている。患者K1の治療対象部位は、欠損した左手である。患者K1の右手R1は、治療対象部位の対になる部位である。以下、治療対象部位と、治療対象部位の対になる部位との中で、実存する部位をまとめて、特定部位とも呼ぶ。患者K1の場合、右手R1が特定部位である。
患者K1が、箱50の中に特定部位としての右手R1を入れることによって、寒冷紗30が、特定部位と患者K1の目との間に配置される。患者K1は、箱50の中に入れた右手R1を、寒冷紗30及び透明板40を介して視認できる。
図4は、プロジェクター100の内部構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、投射部200と、撮像部300と、投射画像生成部500と、位置検出部600と、制御部700(コンピューター)と、接触検出部800と、を有している。
制御部700は、プロジェクター100内部の各部の制御を行う。制御部700は、位置検出部600で検出された指示体80の3次元位置、および接触検出部800による指示体80の接触検出に基づき、指示体80によってダイアログ画面D(後述)上で行われた指示の内容を判定する。指示体80とは、例えば、患者Kや補助者の指などである。制御部700は、その指示の内容に従って投射画像を作成又は変更することを投射画像生成部500に指令する。
投射画像生成部500は、投射画像を記憶する投射画像メモリー510を有しており、投射部200によって投射される投射画像を生成する機能を有する。投射画像生成部500は、更に、投射画面の台形歪みを補正するキーストーン補正部としての機能を有することが好ましい。
投射部200は、投射画像生成部500で生成された投射画像を投射する機能を有する。投射部200は、図2で説明した投射レンズ210の他に、光変調部220と、光源230とを有する。光変調部220は、投射画像メモリー510から与えられる投射画像データに応じて光源230からの光を変調することによって投射画像光IMLを形成する。この投射画像光IMLは、典型的には、RGBの3色の可視光を含むカラー画像光であり、投射レンズ210によって投射される。光源230としては、超高圧水銀ランプ等の光源ランプの他、発光ダイオードやレーザーダイオード等の種々の光源を採用可能である。光変調部220としては、透過型又は反射型の液晶パネルやデジタルミラーデバイス等が採用可能であり、色光別に複数の光変調部220を備える構成でもよい。
撮像部300は、第1カメラ310と第2カメラ320とを有している。第1カメラ310及び第2カメラ320は、検出光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する機能を有する。第1カメラ310及び第2カメラ320の撮像は、検出光照射部410から照射検出光IDLが照射される期間と、検出光照射部410から照射検出光IDLが照射されない期間との両方で実行される。
第1カメラ310及び第2カメラ320の少なくとも一方は、近赤外光を含む光を用いて撮像する機能に加えて、可視光を含む光を用いて撮像する機能を有することが好ましい。こうすれば、投射された画像をそのカメラで撮像し、その画像を利用して投射画像生成部500がキーストーン補正を実行することが可能である。1台以上のカメラを利用したキーストーン補正の方法は周知なので、ここではその説明を省略する。
位置検出部600は、第1カメラ310及び第2カメラ320で撮像された画像を分析して、三角測量を利用して指示体80の先端部の三次元位置座標を算出する機能を有する。
接触検出部800は、指示体80の寒冷紗30への接触の検出を、位置検出部600によって検出された3次元位置座標に基づいて実行する。
図5は、投射処理を示すフローチャートである。投射処理は、制御部700が記憶しているプログラムを、制御部700が実行することで実現される。投射処理は、動画を生成するための動画生成処理と、生成された動画を再生し、スクリーンへ表示するための表示処理とを含む。投射処理は、制御部700が、プロジェクター100の電源が投入されたことを契機に開始する。まず、初期画像SGを投射する(S810)。
図6は、初期画像SGを示す。初期画像SGは、図6に示すように、背景Hと、ダイアログ画面Dと、第1状態における画像Tとを含む。背景Hは、無地で黒色の画像領域である。画像Tは、手の画像である。第1状態とは、手を開いた状態である。これに対して第2状態は、手を握った状態である。第1,第2状態は共に、手の甲がZ方向下向き、手の平がZ方向上向きに面した状態である。よって、初期画像SGにおける画像Tは、手の平の画像を含む。
図7は、ダイアログ画面Dの拡大図である。ダイアログ画面Dは、画像Tの再生条件を設定入力するための画面である。ダイアログ画面Dへの入力は、患者K1又は補助者が実行する。
図7に示すように、ダイアログ画面Dは、設定項目として、開始位置、終了位置、順方向速度、逆方向速度、順方向待機時間、及び逆方向待機時間を含む。これらの設定項目にはそれぞれ、スライドバーと設定値の表示とが設けられている。患者Kまたは補助者は、スライドバーを左右に移動させるように、寒冷紗30を指でなぞることによって、各設定項目の設定値を変更できる。
開始位置とは、第1状態として用いる画像を設定するための項目である。数値が小さいほど、より手が開いた状態に対応する。終了位置とは、第2状態として用いる画像を設定するための項目である。数値が大きいほど、手をより握りしめた状態に対応する。
順方向速度とは、順方向移行について画像が変化する速度のことである。順方向移行とは、第1状態から第2状態に移行することである。逆に第2状態から第1状態に移行することを逆方向移行と呼ぶ。逆方向移行について画像が変化する速度が、図7に示された逆方向速度である。
逆方向移行の動作から順方向移行の動作の間には画像Tの動きが停止する時間が設けられている。このように画像Tの動きが停止することを順方向待機と呼び、待機時間を順方向待機時間と呼ぶ。
同様に、順方向移行の動作から逆方向移行の動作の間には画像Tの動きが停止する時間が設けられている。このように画像Tの動きが停止することを逆方向待機と呼び、待機時間を逆方向待機時間と呼ぶ。従って、画像Tの動きは、順方向移行、逆方向待機、逆方向移行、順方向待機の順に行われる。そして、順方向待機の次には順方向移行から再度繰り返される。
上記設定項目の下に配置された「開始」は、画像Tの動作を開始させるための表示である。「終了」は、画像Tの動作を終了させるための表示である。
S810の後、ダイアログ画面Dを通じて入力された指示を判定する(S820)。開始位置が変更された場合(S820、開始位置の変更)、変更後の開始位置を記憶し(S830)、S810に戻る。再度のS810においては、変更された開始位置を反映させる。
開始位置以外の設定値が変更された場合(S820、他の変更)、変更後の設定値を記憶し(S840)、S820に戻る。開始指示が入力された場合(S820、開始)、画像Tが変化する動画を再生する(S850)。
図8は、動画の再生中における第1状態を示す図である。図9は、動画の再生中における第2状態を示す図である。患者K1は、画像Tおよび右手R1を視認しつつ、画像Tの動きに合わせて、右手R1を握ったり開いたりする。患者K1は、さらに、画像Tの動きに合わせて、欠損した左手を握ったり開いたりしているかのように想像する。
動画の再生は、終了指示が入力されなければ(S860、NO)、継続する。終了指示が入力された場合(S860、YES)、S810に戻る。投射処理は、プロジェクター100の電源が落とされるまで継続する。
本実施形態によれば、少なくとも以下の効果を得ることができる。
(1)スクリーン部材としての寒冷紗30と、プロジェクター100によって投射される背景Hとが共に黒色であるので、画像Tを見る患者K1は没入感を覚える。このため、錯覚が強くなり、治療効果の向上が期待できる。
(2)患者K1は、欠損していない手を画像Tの直ぐ下に配置し、画像Tの模倣運動している自分の手を視認できる。このため、患者K1は、模倣運動を実践できているかを確認できる。
図10は、実施形態2における医療機器20aの側面図である。医療機器20aは、布30aと、支柱60と、台70と、プロジェクター100とを備える。支柱60及びプロジェクター100は、実施形態1と同じであるので、説明を省略する。
台70は、支柱60を支持すると共に、布30a及び患者Kの前腕および手を載せるためのものである。布30aは、黒色で、柔らかく、遮光性を有する素材で形成されている。図10は、布30aの一部を仮想的に切り欠いて示している。
図11は、患者K2が布30aと台70との間に両手を入れた様子を示す。患者K2は、左手に麻痺症状がある。患者K2の治療対象部位は、麻痺症状がある左手である。患者K2の右手は、治療対象部位の対になる部位である。患者K2の特定部位は、左手および右手である。
患者K1が布30aと、台70との間に左手および右手を入れることによって、特定部位と患者K2の目との間に、スクリーン部材としての布30aが配置される。布30aは、柔らかいので、図11に示すように、手の形状に沿って盛り上がる。
実施形態2においても、実施形態1と同様な投射処理が実行される。以下、実施形態2における第1状態および第2状態の様子を説明する。
図12は、動画の再生中(S850)における第1状態を示す図である。図13は、第1状態における断面図である。患者K2は、画像Tが投射されるXY方向位置に、右手R2及び左手(図示なし)を配置する。
図14は、動画の再生中における第2状態を示す図である。図15は、第2状態における断面図である。
第1状態、第2状態の何れにおいても、画像Tが投射される部位は、右手R2及び左手によって盛り上がっているので、画像Tが立体的に見える。このため、没入感が強まり、治療効果の向上が期待できる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
黒色の定義は、上記したものに限定されず、患者に没入感を与え、治療効果の向上が期待できる色であれば、どのような定義でもよい。
治療対象部位が反復動作している動画と、背景としての黒色とを表示する手法は、種々考えられる。例えば、スクリーン部材および表示装置を兼ねる構成として、シースルーディスプレイを用いてもよい。シースルーディスプレイは反対側が透けて見えるため、実施形態1と同様な態様で治療ができる。この他、スクリーン部材として、ハーフミラー、調光ガラス、液晶パネル等を用いてもよい。
実施形態1において、寒冷紗の代わりに剛性のある部材を用いれば、透明板を用いなくてもよい。上記剛性のある部材は、寒冷紗と同様、黒色で、反対側が透けて見えることが好ましい。
実施形態1,2と同様に、プロジェクターによる投射によって動画を表示する場合、プロジェクターによって投射される背景と、スクリーン部材において背景を表示する部位との少なくとも一方が黒色であってもよい。例えば、プロジェクターは動画の部位のみを投射するようにして、背景を投射しなくてもよい。
両手を欠損しており、両手に幻肢痛を感じている患者の治療に用いてもよい。この場合、スクリーン部材を半透明にしなくてもよいし、手および前腕を配置するスペースを設けなくてもよい。
実施形態2におけるスクリーン部材としての布を、半透明にしてもよい。
患者の正常な部位については、動画を表示しなくてもよい。例えば、実施形態1の場合、右手の動画を投射しなくてもよい。この場合、患者は、欠損した左手を動画に合わせて動かしているように想像するだけで、右手の運動はしなくてもよい。この場合、スクリーン部材を半透明にしなくてもよい。また、患者の正常な部位について動画を表示する場合であっても、半透明にしなくてもよい。
ダイアログ画面による設定項目は、変更してもよい。例えば、手の大きさ、手の色、左手と右手との距離、手の位置、手の角度などを追加してもよい。手の位置とは、2次元的な位置、つまりX−Y方向の位置のことである。手の角度とは、前腕の長手方向を中心に手を回転させる際の回転方向の位置のことである。手の角度を変化させると、例えば、Z方向上向きになるのが、手の平になったり、手の甲になったりする。
インタラクティブ機能を有しないプロジェクターを用い、ダイアログ画面を設けなくてもよい。この場合、プロジェクターに設けられた物理スイッチによって、設定値が変更できるように構成されてもよいし、外部装置としてのパソコンをプロジェクターに接続し、パソコンを通じて設定値が変更できるように構成されてもよい。
実施形態1の医療機器を、麻痺のリハビリ用に用いてもよい。
実施形態2の医療機器を、幻肢痛の治療に用いてもよい。
治療対象部位は、手でなくてもよい。例えば、肘関節、肩関節、股関節、足関節などの運動または運動しているかのように想像することによる治療に用いてもよい。
上記の各実施形態では、投射処理として動画の生成と動画の投映(投射)との双方が実行されることとしたが、動画の生成と投映とを分けて実行する構成としてもよい。また、プロジェクター内部の制御部700に記憶されたプログラムによって投射処理が実行される構成としたが、プロジェクターに接続された外部のコンピューターで動画の生成が行われ、動画の投映がプロジェクターによって実行される構成としてもよい。
20…医療機器、20a…医療機器、30…寒冷紗、30a…布、40…透明板、50…箱、60…支柱、70…台、80…指示体、100…プロジェクター、200…投射部、210…投射レンズ、220…光変調部、230…光源、300…撮像部、310…第1カメラ、320…第2カメラ、410…検出光照射部、500…投射画像生成部、510…投射画像メモリー、600…位置検出部、700…制御部、800…接触検出部

Claims (7)

  1. 治療対象部位が反復動作している動画を、黒色の背景と共に、スクリーン部材に表示する
    医療機器。
  2. 前記スクリーン部材のうち、少なくとも背景となる部位は、黒色である
    請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記動画を黒色の背景と共に、前記スクリーン部材に投射する
    請求項1又は請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記スクリーン部材は、前記治療対象部位および前記治療対象部位の対になる部位の少なくとも何れかである特定部位、並びに患者の目の間に配置される
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の医療機器。
  5. 前記スクリーン部材は、半透明である
    請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記スクリーン部材は、前記動画の表示中において、前記特定部位に沿って盛り上がった形状をしており、
    前記動画は、前記盛り上がった部位に表示される
    請求項4又は請求項5に記載の医療機器。
  7. コンピューターに、
    治療対象部位が反復動作し、かつ前記治療対象部位の背景が黒色である動画を生成させる
    ためのプログラム。
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