JP2017037423A - 画像管理システム、画像管理方法、画像通信システム及びプログラム - Google Patents

画像管理システム、画像管理方法、画像通信システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】全天球パノラマ画像を得る特殊なデジタルカメラは、全天球パノラマ画像を得るが、そのままでは利用者が見えづらいため、スマートフォン等が全天球パノラマ画像の一部である所定領域画像を表示する。しかし、所定領域画像は、向上出荷時に予め定められた部分の画像に固定されているため、仮に人物等が映っておらず、変化のない部分又は変化の少ない画像となってしまった場合は、利用者は所定領域画像が何を表しているのか分からない。この何を表しているのか分からない所定領域画像のサムネイルが表示されても、閲覧者は困惑してしまうという課題が生じる。【解決手段】画像管理システム5は、閲覧者Yの通信端末に対して、人物の画像を含むサムネイルデータを送信することができるため、閲覧者Yは、変化がない又は変化が少ないサムネイルを閲覧して、何か表されているのか分からずに困惑するということを解消することができる。【選択図】図29

Description

本発明は、画像管理システム、画像管理方法、画像通信システム及びプログラムに関するものである。
近年、一度の撮影で、360°の全天球パノラマ画像を得る特殊なデジタルカメラが提供されている(特許文献1参照)。
このデジタルカメラは、全天球パノラマ画像を得るが、そのままでは画像が湾曲して利用者が見えづらいため、スマートフォン等が全天球パノラマ画像の一部である所定領域画像を表示することで、利用者は従来のデジタルカメラで撮影された画像と同じ平面画像を閲覧することができる。
しかしながら、上記所定領域画像は、工場出荷時に予め定められた部分の画像に固定されているため、仮に、人物等が映っていない場合は、利用者は、所定領域画像が何を表しているのか分からない。そのため、この何を表しているのか分からない所定領域画像のサムネイルが表示されても、閲覧者は困惑してしまうという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、通信端末から所定の画像データに係るサムネイルデータの要求を受信する受信手段と、前記画像データにおける人物の画像を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記人物の画像を含むサムネイルデータを作成する作成手段と、前記作成されたサムネイルデータを、前記通信端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする画像管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、画像管理システムは、閲覧者の通信端末に対して、人物の画像を含むサムネイルデータを送信することができるため、閲覧者は、サムネイルを閲覧した場合、何か表されているのか分からずに困惑するということを解消することができる。
(a)は撮影装置の左側面図であり、(b)は撮影装置の正面図であり、(c)は撮影装置の平面図である。 撮影装置の使用イメージ図である。 (a)は撮影装置で撮影された半球画像(前)、(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後)、(c)はメルカトル図法により表された画像を示した図である。 (a)メルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球パノラマ画像を示した図である。 全天球パノラマ画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。 (a)は図4の立体斜視図、(b)はディスプレイに所定領域の画像が表示された通信端末を示す図である。 所定領域情報と所定領域画像との関係を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像通信システムの概略図である。 撮影装置のハードウェア構成図である。 スマートフォンの場合の通信端末のハードウェア構成図である。 画像管理システム及び通信端末のハードウェア構成図である。 本実施形態の処理の概略を示した図である。 画像データの登録及び取得の処理の概略を示した図である。 拠点管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 撮影管理テーブルを示す概念図である。 画像管理テーブルを示す概念図である。 サムネイル管理テーブルを示す概念図である。 拠点レイアウトマップの概念図である。 撮影予約の処理を示すシーケンス図である。 撮影指示を行なう処理を示したシーケンス図である。 レイアウトマップの表示の処理を示すシーケンス図である。 撮影画像データの表示処理を示すシーケンス図である。 日程表画面を示す図である 日程表画面を示す図である。 特定拠点の状況を表す拠点状況画面である。 特定拠点における所定領域画像を示す図である。 特定拠点の状況を表す拠点状況画面である。 特定拠点の状況を表す拠点状況画面である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
<<実施形態の概略>>
<全天球パノラマ画像の生成方法>
図1乃至図7を用いて、全天球パノラマ画像の生成方法について説明する。
まず、図1を用いて、撮影装置1の外観を説明する。撮影装置1は、全天球(360°)パノラマ画像の元になる撮影画像を得るためのデジタルカメラである。なお、図1(a)は撮影装置の左側面図であり、図1(b)は撮影装置の正面図であり、図1(c)は撮影装置の平面図である。
図1(a)に示されているように、撮影装置1は、人間が片手で持つことができる大きさである。また、図1(a),(b),(c)に示されているように、撮影装置1の上部には、正面側(前側)に撮像素子103a及び背面側(後側)に撮像素子103bが設けられている。また、図1(b)に示されているように、撮影装置1の正面側には、シャッターボタン等の操作部115が設けられている。
次に、図2を用いて、撮影装置1の使用状況を説明する。なお、図2は、撮影装置の使用イメージ図である。撮影装置1は、図2に示されているように、ユーザが手に持ってユーザの周りの被写体を撮影するために用いられる。この場合、図1に示されている撮像素子103a及び撮像素子103bによって、それぞれユーザの周りの被写体が撮像されることで、2つの半球画像を得ることができる。
次に、図3及び図4を用いて、撮影装置1で撮影された画像から全天球パノラマ画像が作成されるまでの処理の概略を説明する。なお、図3(a)は撮影装置で撮影された半球画像(前側)、図3(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後側)、図3(c)はメルカトル図法により表された画像(以下、「メルカトル画像」という)を示した図である。図4(a)はメルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、図4(b)は全天球パノラマ画像を示した図である。
図3(a)に示されているように、撮像素子103aによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102aによって湾曲した半球画像(前側)となる。また、図3(b)に示されているように、撮像素子103bによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102bによって湾曲した半球画像(後側)となる。そして、半球画像(前側)と、180度反転された半球画像(後側)とは、撮影装置1によって合成され、図3(c)に示されているように、メルカトル画像が作成される。
そして、OpenGL ES(Open Graphics Library for Embedded Systems)が利用されることで、図4(a)に示されているように、メルカトル画像が球面を覆うように貼り付けられ、図4(b)に示されているような全天球パノラマ画像が作成される。このように、全天球パノラマ画像は、メルカトル画像が球の中心を向いた画像として表される。なお、OpenGL ESは、2D(2-Dimensions)および3D(3-Dimensions)のデータを視覚化するために使用するグラフィックスライブラリである。なお、全天球パノラマ画像は、静止画であっても動画であってもよい。
以上のように、全天球パノラマ画像は、球面を覆うように貼り付けられた画像であるため、人間が見ると違和感を持ってしまう。そこで、全天球パノラマ画像の一部の所定領域(以下、「所定領域画像」という)を湾曲の少ない平面画像として表示することで、人間に違和感を与えない表示をすることができる。これに関して、図5及び図6を用いて説明する。
なお、図5は、全天球パノラマ画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。仮想カメラICは、3次元の立体球として表示されている全天球パノラマ画像に対して、その画像を見るユーザの視点の位置に相当するものである。また、図6(a)は図5の立体斜視図、図6(b)はディスプレイに表示された場合の所定領域画像を表す図である。また、図6(a)では、図4に示されている全天球パノラマ画像が、3次元の立体球CSで表わされている。このように生成された全天球パノラマ画像が、立体球CSであるとすると、図5に示されているように、仮想カメラICが全天球パノラマ画像の中心に位置し、この中心から上下左右の回転と、この中心からの視点での回転(ROLL)の3軸の回転を行うことができる。全天球パノラマ画像における所定領域Tは、この全天球パノラマ画像における仮想カメラICの位置の所定領域情報によって特定される。この所定領域情報は、座標x(rH)、座標y(rV)、及び画角α(angle)によって示される。また、所定領域Tのズームは、画角αの範囲(円弧)を広げたり縮めたりすることで表現することができる。
そして、図6(a)で示されているように、全天球パノラマ画像における所定領域Tの画像は、図6(b)に示されているように、所定のディスプレイに、所定領域画像として表示される。図6(b)に示されている画像は、初期設定(デフォルト)された所定領域情報(x,y,α)=(0,0,34)によって表された画像である。
ここで、図7を用いて、所定領域情報と所定領域画像の関係について説明する。なお、図7は、所定領域情報と所定領域画像の関係との関係を示した図である。図7に示されているように、仮想カメラICの画角αによって表される所定領域Tの対角線画角2Lとした場合の中心点CPが、所定領域情報の(x,y)パラメータとなる。fは仮想カメラICから中心点CPまでの距離である。そして、図7では、一般的に以下の式(1)で示される三角関数が成り立つ。
Lf=tan(α/2)・・・(式1)
<画像通信システムの概略>
続いて、図8を用いて、本実施形態の画像通信システムの構成の概略について説明する。図8は、本実施形態の画像通信システムの構成の概略図である。
図8に示されているように、本実施形態の画像通信システムは、撮影装置1、通信端末3、無線ルータ9a、画像管理システム5、及び通信端末7によって構成されている。
このうち、撮影装置1は、上述のように、全天球(360°)パノラマ画像を得るためのデジタルカメラである。なお、この撮影装置1は、一般的なデジタルカメラであっても良く、通信端末3にカメラが付いている場合は、通信端末3がデジタルカメラとなりうる。本実施形態では、説明を分かりやすくするために全天球パノラマ画像を得るためのデジタルカメラとして説明を行う。通信端末3は、撮影装置1への充電やデータ送受信を行なうクレードル(Cradle)の一例である。また、通信端末3は、接点を介して撮影装置1とデータ通信を行なうことができると共に、無線ルータ9a及び通信ネットワーク9を介して画像管理システム9とデータ通信を行なうことができる。なお、通信ネットワーク9は、例えば、インターネットである。
また、画像管理システム5は、例えば、サーバコンピュータであり、通信ネットワーク9を介して、通信端末3,5とデータ通信を行なうことができる。画像管理システム5には、OpenGL ESがインストールされており、な全天球パノラマ画像を作成する。また、画像管理システム5は、全天球パノラマ画像の一部の画像(所定領域画像又は後述の特定領域画像)のサムネイルデータを作成し、通信端末7にサムネイルデータ及び撮影画像データを提供する。
また、通信端末7は、例えば、ノートPC(Personal Computer)であり、通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5とデータ通信を行なうことができる。なお、画像管理システム5は、単一のサーバコンピュータによって構成されてもよいし、複数のサーバコンピュータによって構成されてもよい。
更に、撮影装置1、通信端末3、及び無線ルータ9aは、衣服等の各販売拠点で設置者Xによって所定の位置に設置される。通信端末7は、各販売拠点を統括する本社等に設置され、画像管理システム5を介して送られて来る各拠点の状況を表した画像を表示することで、閲覧者Yが各拠点の状況を表した画像(以下、「拠点状況画像」と示す)を閲覧することができる。画像管理システム5は、各拠点の通信端末3から送られて来た撮影画像データに基づいてサムネイルデータを作成したり、通信端末7にサムネイルデータや撮影画像データを提供したりするサービスを行なうサービス会社等に設置されている。
<実施形態のハードウェア構成>
次に、図9乃至図11を用いて、本実施形態の撮影装置1、通信端末3,7、及び画像管理システム5のハードウェア構成を詳細に説明する。
まず、図9を用いて、撮影装置1のハードウェア構成を説明する。なお、図9は、撮影装置のハードウェア構成図である。以下では、撮影装置1は、2つの撮像素子を使用した全方位撮影装置とするが、撮像素子は3つ以上いくつでもよい。また、必ずしも全方位撮影専用の装置である必要はなく、通常のデジタルカメラやスマートフォン等に後付けの全方位撮影ユニットを取り付けることで、実質的に撮影装置1と同じ機能を有するようにしてもよい。
図9に示されているように、撮影装置1は、撮像ユニット101、画像処理ユニット104、撮像制御ユニット105、マイク108、音処理ユニット109、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、SRAM(Static Random Access Memory)113、DRAM(Dynamic Random Access Memory)114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、及びアンテナ117aによって構成されている。
このうち、撮像ユニット101は、各々半球画像を結像するための180°以上の画角を有する広角レンズ(いわゆる魚眼レンズ)102a,102bと、各広角レンズに対応させて設けられている2つの撮像素子103a,103bを備えている。撮像素子103a,103bは、魚眼レンズによる光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサなどの画像センサ、この画像センサの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、この撮像素子の動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、各々、画像処理ユニット104とはパラレルI/Fバスで接続されている。一方、撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、撮像制御ユニット105とは別に、シリアルI/Fバス(I2Cバス等)で接続されている。画像処理ユニット104及び撮像制御ユニット105は、バス110を介してCPU111と接続される。さらに、バス110には、ROM112、SRAM113、DRAM114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、及び電子コンパス118なども接続される。
画像処理ユニット104は、撮像素子103a,103bから出力される画像データをパラレルI/Fバスを通して取り込み、それぞれの画像データに対して所定の処理を施した後、これらの画像データを合成処理して、図3(c)に示されているようなメルカトル画像のデータを作成する。
撮像制御ユニット105は、一般に撮像制御ユニット105をマスタデバイス、撮像素子103a,103bをスレーブデバイスとして、I2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群にコマンド等を設定する。必要なコマンド等は、CPU111から受け取る。また、該撮像制御ユニット105は、同じくI2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群のステータスデータ等を取り込み、CPU111に送る。
また、撮像制御ユニット105は、操作部115のシャッターボタンが押下されたタイミングで、撮像素子103a,103bに画像データの出力を指示する。撮影装置によっては、ディスプレイによるプレビュー表示機能や動画表示に対応する機能を持つ場合もある。この場合は、撮像素子103a,103bからの画像データの出力は、所定のフレームレート(フレーム/分)によって連続して行われる。
また、撮像制御ユニット105は、後述するように、CPU111と協働して撮像素子103a,103bの画像データの出力タイミングの同期をとる同期制御手段としても機能する。なお、本実施形態では、撮影装置には表示部が設けられていないが、表示部を設けてもよい。
マイク108は、音を音(信号)データに変換する。音処理ユニット109は、マイク108から出力される音データをI/Fバスを通して取り込み、音データに対して所定の処理を施す。
CPU111は、撮影装置1の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。ROM112は、CPU111のための種々のプログラムを記憶している。SRAM113及びDRAM114はワークメモリであり、CPU111で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM114は、画像処理ユニット104での処理途中の画像データや処理済みのメルカトル画像のデータを記憶する。
操作部115は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、シャッターボタン、表示と操作の機能を兼ねたタッチパネルなどの総称である。ユーザは操作ボタンを操作することで、種々の撮影モードや撮影条件などを入力する。
ネットワークI/F116は、SDカード等の外付けのメディアやパーソナルコンピュータなどとのインターフェース回路(USBI/F等)の総称である。また、ネットワークI/F116としては、無線、有線を問わずにネットワークインタフェースである場合も考えられる。DRAM114に記憶されたメルカトル画像のデータは、このネットワークI/F116を介して外付けのメディアに記録されたり、必要に応じてネットワークI/FとなるネットワークI/F116を介して通信端末3等の外部装置に送信されたりする。
通信部117は、撮影装置1に設けられたアンテナ117aを介して、WiFi(wireless fidelity)やNFC等の短距離無線技術によって、通信端末3等の外部装置と通信を行う。この通信部117によっても、メルカトル画像のデータを通信端末3の外部装置に送信することができる。
電子コンパス118は、地球の磁気から撮影装置1の方位及び傾き(Roll回転角)を算出し、方位・傾き情報を出力する。この方位・傾き情報はExifに沿った関連情報(メタデータ)の一例であり、撮影画像の画像補正等の画像処理に利用される。なお、関連情報には、画像の撮影日時、及び画像データのデータ容量の各データも含まれている。
次に、図10を用いて、通信端末3のハードウェア構成を説明する。なお、図10は、無線通信機能を有したクレードルの場合の通信端末3のハードウェア構成図である。
図10に示されているように、通信端末3は、通信端末3全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラムを記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)303、CPU301の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)304、CPU301の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る撮像素子としてのCMOSセンサ305を備えている。
なお、EEPROM304には、CPU301が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム、及び、種々データが記憶されている。また、CMOSセンサ305の代わりにCCDセンサを用いてもよい。
更に、通信端末3は、アンテナ313a、このアンテナ313aを利用して無線通信信号により、無線ルータ9a等と通信を行う通信部313、GPS(Global Positioning Systems)衛星又は屋内GPSとしてのIMES(Indoor MEssaging System)によって通信端末3の位置情報(緯度、経度、および高度)を含んだGPS信号を受信するGPS受信部314、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
図11を用いて、画像管理システム5及びノートPCの場合の通信端末7のハードウェア構成を説明する。なお、図11は、画像管理システム5及び通信端末7のハードウェア構成図である。画像管理システム5、及び通信端末7は、ともにコンピュータであるため、以下では、画像管理システム5の構成について説明し、通信端末7の構成の説明は省略する。
画像管理システム5は、画像管理システム5全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、画像管理システム5用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク9を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図11に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
<実施形態の処理の概略>
次に、図12を用いて、本実施形態の処理の概略について説明する。図12は、本実施形態の処理の概略を示した図である。
まず、通信端末3が撮影装置1から、撮影画像データ、所定領域情報、及び関連情報を取得する(ステップS1)。そして、通信端末3は、画像管理システム5に対して、撮影画像データ、特定領域画像(または、所定領域画像)、関連情報、及びサムネイルデータを送信する(ステップS2)。次に、画像管理システム5は、撮影画像データから人物の画像を検出すると共に、この検出した画像を含むサムネイルデータを作成する(ステップS3)。そして、画像管理システム5は、所定領域情報で示される所定領域画像に代えて、人物の画像が検出された領域の画像である特定領域画像、関連情報、及び特定領域画像のサムネイルデータを送信する(ステップS4)。これにより、通信端末7側では、閲覧者Yは、人物の画像が含まれて変化のあるサムネイルを閲覧することができるため、変化のない又は変化の少ないサムネイルを閲覧して、何が映っているのか困惑するということを解消することができる。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図9乃至図11、及び図13を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図13は、本実施形態の画像通信システムの一部を構成する、撮影装置1、通信端末3、画像管理システム5、及通信端末7の各機能ブロック図である。図13では、画像管理システム5が、通信ネットワーク9を介して、通信端末3及び通信端末7とデータ通信することができる。
<撮影装置1の機能構成>
図13に示されているように、撮影装置1は、受付部12、撮像部13、集音部14、接続部18、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、SRAM113からDRAM114上に展開された撮影蔵置用のプログラムに従ったCPU111からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、撮影装置1は、図9に示されているROM112、SRAM113、及びDRAM114によって構築される記憶部1000を有している。
(撮影装置1の各機能構成)
次に、図9及び図13を用いて、撮影装置1の各機能構成について更に詳細に説明する。
撮影装置1の受付部12は、主に、図9に示されている操作部115及びCPU111の処理によって実現され、利用者(図8では、設置者X)からの操作入力を受け付ける。
撮像部13は、主に、図9に示されている撮像ユニット101、画像処理ユニット104、及び撮像制御ユニット105、並びにCPU111の処理によって実現され、風景等を撮像し、撮影画像データを得る。
集音部14は、図9に示されている108及び音処理ユニット109、並びにCPU111の処理によって実現され、撮影装置1の周囲の音を収音する。
接続部18は、主に、電気接点、及びCPU111の処理によって実現され、通信端末3からの電源供給を受けると共に、データ通信を行う。
記憶・読出部19は、主に、図9に示されているCPU111の処理によって実現され、記憶部1000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部1000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<通信端末3の機能構成>
図13に示されているように、通信端末3は、送受信部31、接続部38、及び記憶・読出部39を有している。これら各部は、図10に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM304からRAM303上に展開された通信端末3用プログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通信端末3は、図10に示されているROM302、RAM303、及びEEPROM304によって構築される記憶部3000を有している。
(通信端末3の各機能構成)
次に、図10及び図13を用いて、通信端末3の各機能構成について更に詳細に説明する。
通信端末3の送受信部31は、主に、図10に示されている通信部313及びCPU301の処理によって実現され、無線ルータ9a及び通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5と各種データ(または情報)の送受信を行う。
接続部38は、主に、電気接点、及びCPU301の処理によって実現され、通信端末3に電源供給すると共に、データ通信を行う。
記憶・読出部39は、主に、図10に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<画像管理システムの機能構成>
次に、図11及び図13を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。画像管理システム5は、送受信部51、人物検出部52、作成部53、生成部54、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図11に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された画像管理システム5用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、画像管理システム5は、図11に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、拠点管理DB5001、端末管理DB5002、撮影管理DB5003、画像管理DB5004、及びサムネイル管理DB5005が構築されている。このうち、拠点管理DB5001は、後述の拠点管理テーブルによって構成されている。端末管理DB5002は、後述の撮影管理テーブルによって構成されている。撮影管理DB5003は、撮影管理テーブルによって構成されている。画像管理DB5004は、後述の画像管理テーブルによって構成されている。サムネイル管理DB5005は、サムネイル管理テーブルによって構成されている。
(拠点管理テーブル)
図14は、拠点管理テーブルを示す概念図である。この拠点管理テーブルでは、地域ID、地域名、拠点ID、拠点名、拠点のレイアウトマップのファイル名、及び、装置IDが関連付けて記憶されて管理されている。このうち、地域IDは、地域を識別するための地域識別情報の一例である。地域は、例えば、関東、東京、渋谷区、ニューヨーク州、ニューヨーク市等の一定の範囲を示す。拠点IDは、拠点を識別するための拠点識別情報の一例である。拠点名は、渋谷店等の店舗名や、渋谷会場等の会場名等を示す。レイアウトマップは、図19に示されているように、各拠点のレイアウトを示し、2次元座標で詳細に拠点内の位置を特定することができる。なお、図19は、拠点レイアウトマップの概念図である。装置IDは、撮影装置1を識別するための装置識別情報の一例である。レイアウトマップのデータは、記憶部5000に記憶されている。
(端末管理テーブル)
図15は、端末管理テーブルを示す概念図である。この端末管理テーブルでは、装置ID毎に、装置設置位置情報、及び所定領域情報が関連付けて記憶されて管理されている。このうち、装置設置位置情報は、例えば、図19に示されているように、2次元座標で示された拠点レイアウトマップ上における撮影装置の設置位置を示す。所定領域情報は、図7で説明した所定領域情報である。この端末管理テーブルにおける装置ID、装置設置位置情報、及び所定領域情報は、閲覧者Yが設置者Xから予め取得した情報である。設置者Xは、各撮影装置1を拠点内の所定の位置に設置する際に、閲覧者Yに電子メール等で伝える。
(撮影管理テーブル)
図16は、撮影管理テーブルを示す概念図である。この撮影管理テーブルでは、拠点ID毎に、撮影タイトル、撮影開始日時、及び撮影終了日時が関連付けて記憶されて管理されている。このうち、撮影タイトルは、閲覧者によって入力されたタイトルであり、閲覧者によって複数の撮影画像データから所望の撮影画像データを抽出する際に利用される。撮影開始日時は、閲覧者によって入力された日時であり、撮影装置1が撮影を開始する(又は開始した)日時を示す。撮影終了日時は、閲覧者によって入力された日時であり、撮影装置1が撮影を終了する(又は終了した)日時を示す。
(画像管理テーブル)
図17は、画像管理テーブルを示す概念図である。この画像管理テーブルでは、装置ID毎に、画像ID、撮影画像データのファイル名、及び撮影日時が関連付けて記憶されて管理されている。このうち、画像IDは、撮影画像データを識別するための画像識別情報の一例である。撮影画像データのファイル名は、この関連付けられている画像IDで示される撮影画像データのファイル名である。撮影日時は、この関連付けられている撮影画像データが装置IDで示される撮影装置1で撮影された日時である。撮影画像データは、記憶部5000に記憶されている。
(サムネイル管理テーブル)
図18は、サムネイル管理テーブルを示す概念図である。このサムネイル管理テーブルでは、画像ID毎に、サムネイルID、及び特定領域情報が関連付けて記憶されて管理されている。このうち、サムネイルIDは、この関連付けられている画像IDで示される画像データに基づいて作成されたサムネイルデータを識別するためのサムネイル識別情報の一例である。サムネイルデータのファイル名は、この関連付けられているサムネイルIDで示されるサムネイルデータのファイル名である。特定領域情報は、この関連づけられている画像IDで示される画像データにおいて、人物検出後に、サムネイルデータが作成された特定領域を示す。例えば、図6(a)の全天球パノラマ画像における所定領域Tの画像が、図6(b)に示されているが、サムネイルデータが作成される場合、この所定領域Tの画像である図6(b)のサムネイルデータが作成される。
(画像管理システムの各機能構成)
次に、図11及び図13を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。
画像管理システム5の送受信部51は、主に、図11に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して通信端末3、又は通信端末7と各種データ(または情報)の送受信を行う。
検出部52は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、撮影画像データにおける人物の画像を検出する。この人物検出は、SVM(Support Vector Machine)の人物検出方式等により行なわれる。
作成部53は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、検出部52によって検出された人物の画像を含むサムネイルデータを作成する。
生成部54は、後述の図24乃至図26、図28及び図29に示されているような、特定拠点の状況を表す拠点状況画面を生成する。
記憶・読出部59は、主に、図11に示されているHDD505、及びCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<通信端末7の機能構成>
次に、図11及び図13を用いて、通信端末7の機能構成について詳細に説明する。通信端末7は、送受信部71、受付部72、表示制御部73、及び、記憶・読出部79を有している。これら各部は、図11に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された通信端末7用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通信端末7は、図11に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部7000を有している。
(通信端末7の各機能構成)
次に、図13を用いて、通信端末7の各機能構成について詳細に説明する。
通信端末7の送受信部71は、主に、図11に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5と各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部72は、主に、図11に示されているキーボード511及びマウス512、並びにCPU501の処理によって実現され、利用者(図8では、閲覧者Y)からの操作入力を受け付ける。
表示制御部73は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、通信端末7のディスプレイ508に各種画像を表示させるための制御を行なう。
記憶・読出部79は、主に、図11に示されているHDD504、及びCPU501の処理によって実現され、記憶部7000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部7000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<<実施形態の処理又は動作>>
続いて、図20乃至図29を用いて、本実施形態の処理又は動作について説明する。まず、図20を用いて、閲覧者Yが通信端末7を利用して、撮影装置1の撮影予約の処理を説明する。図20は、撮影予約の処理を示すシーケンス図である。また、図24及び図25は、日程表画面を示す図である。図26、図28及び図29は、特定拠点の状況を表す拠点状況画面である。図27は、特定拠点における所定領域画像を示す図である。
図20に示されているように、閲覧者Yが、通信端末7に拠点IDを入力すると、受付部72が拠点IDの入力を受け付ける(ステップS11)。この場合、通信端末7のディスプレイ508上には、図24(a)に示されているように、拠点IDを入力するための入力欄7110が表示されるため、閲覧者Yは、入力欄7110に閲覧したい店舗等である拠点の拠点IDを入力する。これにより、送受信部71は、画像管理システム5に対して、日程表の要求を送信する(ステップS12)。この要求には、ステップS11で入力された拠点IDが含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、日程表の要求を受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、送受信部51によって受信された拠点IDを検索キーとして撮影管理テーブル(図16参照)を検索することにより、対応する撮影タイトル、撮影開始日時、及び撮影終了日時を読み出すと共に、拠点IDを検索キーとして拠点管理テーブル(図14参照)を検索することにより、対応する拠点名を読み出す(ステップS13)。そして、生成部54が、ステップS13によって読み出された各種情報に基づいて、図24(b)に示されているような日程表画面を作成し、送受信部51が通信端末7に日程表画面のデータを送信する(ステップS14)。この際、日程表画面データと共に、拠点IDも送信される。これにより、通信端末7の送受信部71は、日程表画面のデータを受信する。
次に、通信端末7では、表示制御部73が、ディスプレイ508に、図24(b)に示されているような日程表画面を表示させる(ステップS15)。日程表画面には、日毎に時間の表が表示され、予約ボタン7290が表示されている。そして、受付部72は、閲覧者Yから撮影予約を受け付ける(ステップS16)。具体的には、閲覧者Yが所望の日の項目7210を押下した後、予約ボタン7290を押下すると、表示制御部73が、図25(a)に示されているような「撮影の予約」画面を表示する。そして、閲覧者Yが、撮影タイトル(ここでは、「土日セール」)、撮影の開始時間(ここでは、10:00)、及び、撮影の終了時間(ここでは、18:00)を入力し、「OK」ボタン7380を押下すると、送受信部71が、画像管理システム5に対して、撮影予約を送信する(ステップ17)。この撮影予約には、拠点ID、撮影タイトル、撮影開始日時、及び撮影終了日時が含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、撮影予約を受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、撮影管理テーブル(図16参照)に、新たなレコードとして、撮影予約の内容を記憶する(ステップS18)。以上により、撮影予約の処理が終了する。
続いて、図21を用いて、画像管理システム5が撮影管理テーブル(図16参照)に基づいて、通信端末3に撮影指示を行なう処理について説明する。図21は、撮影指示を行なう処理を示したシーケンス図である。
図21に示されているように、画像管理システム5の送受信部51は、拠点IDで示される拠点内の全ての通信端末3に対して、撮影指示を送信する(ステップS31)。この撮影指示には、撮影開始日時及び撮影終了日時が含まれている。これにより、通信端末3は、撮影指示を受信する。
次に、通信端末3は、撮影開始時間になると、撮影装置1に対して、撮影開始指示を送信する(ステップS32)。これにより、撮影装置1の送受信部11は、撮影開始指示を受信する。
次に、通信端末3では、例えば、10分毎に撮影を行い、通信端末3に対して、自己の装置ID、撮影画像データ、関連情報、及び所定領域情報を送信する(ステップS33)。関連情報は、実際の撮影日時等を示す。所定領域情報は、撮影装置1の工場出荷時に予め定められた視点方向を示している。これにより、通信端末3の送受信部31は、装置ID、撮影画像データ、関連情報、及び所定領域情報を受信する。
次に、通信端末3の送受信部31は、画像管理システム5に対して、画像の登録要求を送信する(ステップS34)。この画像の登録要求には、ステップS3で受信された装置ID、撮影画像データ、関連情報、及び所定領域情報が含まれている。これにより。画像管理システム5の送受信部51は、画像の登録要求を受信する。そして、画像管理システム5では、記憶・読出部59が、ステップS34によって受信された撮影画像データに対して、新たに画像IDを割り当てる(ステップS35)。
次に、記憶・読出部59は、各テーブルに対して各情報を記録して管理する(ステップS36)。具体的には、記憶・読出部59は、端末管理テーブル(図15参照)に対して、装置IDに対応する所定領域情報を上書きして管理する。また、記憶・読出部59は、画像管理テーブル(図17参照)に対して、新たなレコードとして、装置ID、画像ID、画像データのファイル名、及び撮影日時を関連付けて記憶する。このうち、装置IDは、ステップS34によって受信されたIDである。画像IDは、ステップS35によって割り当てられたIDである。画像データのファイル名は、ステップ34によって受信された撮影画像データのファイル名である。撮影日時は、ステップS34によって受信された関連情報に含まれる撮影日時である。
次に、送受信部51は、通信端末3に対して、登録完了の通知を送信する(ステップS37)。この通知には、画像IDが含まれている。これにより、通信端末3の送受信部31は、登録完了の通知を受信する。そして、通信端末3の記憶・読出部39は、記憶部3000に画像IDを記憶する(ステップS38)。
続いて、図22を用いて、レイアウトマップの表示の処理について説明する。図22は、レイアウトマップの表示の処理を示すシーケンス図である。
図22に示されているように、閲覧者Yが、通信端末7に拠点IDを入力すると、受付部72が拠点IDの入力を受け付ける(ステップS51)。この場合、通信端末7のディスプレイ508上には、図24(a)に示されているように、拠点IDを入力するための入力欄7110が表示されるため、閲覧者Yは、入力欄7110に閲覧したい店舗等である拠点の拠点IDを入力する。これにより、送受信部71は、画像管理システム5に対して、日程表の要求を送信する(ステップS52)。この要求には、ステップS51で入力された拠点IDが含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、日程表の要求を受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、送受信部51によって受信された拠点IDを検索キーとして撮影管理テーブル(図16参照)を検索することにより、対応する撮影タイトル、撮影開始日時、及び撮影終了日時を読み出すと共に、拠点IDを検索キーとして拠点管理テーブル(図14参照)を検索することにより、対応する拠点名を読み出す(ステップS53)。そして、生成部54が、ステップS13によって読み出された各種情報に基づいて、図25(b)に示されているような日程表画面を作成し、送受信部51が通信端末7に日程表画面のデータを送信する(ステップS54)。この際、日程表画面データと共に、拠点IDも送信される。これにより、通信端末7の送受信部71は、日程表画面のデータを受信する。
次に、通信端末7では、表示制御部73が、ディスプレイ508に、図25(b)に示されているような日程表画面を表示させる(ステップS55)。ここでは、図24(b)と異なり、既に撮影予約されていた場合の日程表画面が示されている。図25(b)では、例えば、ステップS16〜S18の処理で行なわれた撮影日程の内容を示す日程情報7410等が表示されている。
次に、閲覧者Yが、例えば、日程情報7410を押下すると、受付部72が、日程情報7410に係るレイアウトマップの取得を受け付ける(ステップS56)。そして、送受信部71が、画像管理システム5に対して、レイアウトマップを要求する(ステップS57)。この要求には、拠点ID、撮影開始日時、及び撮影終了日時が含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、レイアウトマップの要求を受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、ステップS57によって受信された拠点IDを検索キーとして、拠点管理テーブル(図14参照)を検索することにより、対応するレイアウトアップのファイル名を読み出す(ステップ58)。また、記憶・読出部59は、ステップS57によって受信された拠点IDを検索キーとして、拠点管理テーブル(図14参照)を検索することにより、対応するレイアウトアップのファイル名、及び装置IDを読み出す(ステップ58)。また、記憶・読出部59は、読み出した装置IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図15参照)を検索することにより、対応する装置設置位置情報、及び所定領域情報を読み出す(ステップS58)。
次に、生成部54は、ステップS58によって読み出された各情報を利用して、レイアウトマップを生成する(ステップ59)。そして、送受信部51は、通信端末7に対して、レイアウトマップのデータを送信する(ステップS60)。これにより、通信端末7の送受信部71は、レイアウトマップのデータを受信する。そして、通信端末7では、表示制御部73が、ディスプレイ508に、図26(a)に示されているような拠点状況画面を表示させる(ステップS61)。この拠点状況画面の上部には、その拠点に設置された全ての撮影装置を示すアイコンを含んだレイアウトが表示されている。
続いて、図23を用いて、撮影画像データの表示処理を説明する。図23は、撮影画像データの表示処理を示すシーケンス図である。
まず、図23に示されているように、閲覧者Yが、図26(b)に示すように、所望の撮影装置のアイコンを選択すると、受付部72が、選択された撮影装置を受け付ける(ステップS71)。これにより、送受信部71は、画像管理システム5に対して、選択された撮影装置が撮影した撮影画像データ及びサムネイルデータの要求を送信する(ステップS72)。この要求には、選択されたアイコンに係る撮影装置の装置IDが含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、撮影画像データ及びサムネイルデータの要求を受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、ステップS72によって受信された装置IDを検索キーとして画像管理テーブル(図17参照)を検索することにより、対応する最初の画像データのファイル名を読み出すと共に、このファイル名の撮影画像データを記憶部5000から読み出す(ステップS73)。そして、検出部52は、撮影画像データ内から人物を検出する処理を行なう(ステップS74)。以降、検出部52が、人物を検出することができ、かつ、この人物が予め端末管理テーブルで管理されている所定領域情報で示される所定領域画像に含まれていない場合について、続けて説明する。
記憶・読出部59は、端末管理テーブル(図15参照)において、ステップS72によって受信された装置IDに対応する所定領域情報を、人物が含まれる特定領域情報に変更する(ステップS75)。この場合、最初の所定領域情報で示される所定領域画像は、図27(a)に示されているように、人物が映らないで柱が映っているが、人物が映っている特定領域情報に変更された後は、この特定領域情報に固定され、図27(b),(c),(d)に順次示されているように、時系列的に人物が映る特定領域画像となる。
次に、作成部53は、特定領域情報で示される特定領域画像に基づいて、新たにサムネイルデータを作成する(ステップS76)。この際、作成部53は、選択された日時の最初の撮影画像データだけでなく、撮影開始日時と撮影終了日時の間に撮影された全ての撮影画像データに対して、同様の特定領域画像に基づいて、新たにサムネイルデータを作成する。また、撮影画像データが複数ある場合、作成部53は、端末管理テーブル(図15参照)が所定領域情報に代えて特定領域情報を管理したことに基づき、複数の画像データのそれぞれに関して、特定領域情報で示される特定領域画像に係るサムネイルデータを作成する。なお、所定領域画像に人物の画像が含まれている場合には、作成部53は、工場出荷時の予め定められた所定領域画像のサムネイルデータを作成する。
次に、記憶・読出部59は、全てのサムネイルデータに対して、それぞれ新たにサムネイルIDを割り当てる(ステップS77)。そして、記憶・読出部59は、サムネイル管理テーブル(図18参照)に対して、サムネイルデータ毎に、新たなレコードとして、サムネイルデータの元の撮影画像データを示す画像ID、ステップS77で割り当てられたサムネイルID、及びステップ76で作成されたサムネイルデータのファイル名を関連付けて管理する(ステップS78)。また、この際に、記憶・読出部59は、元の撮影画像データの撮影日時(画像管理テーブル参照)、装置設置位置(端末管理テーブル参照)、及び所定領域情報(端末管理テーブル参照)を関連付けて管理することで、サムネイルデータに関する情報を、サムネイル管理テーブルで一括管理する。
次に、画像管理システム5の送受信部51は、通信端末7に対して、拠点名、選択された日時の最初の撮影画像データ、撮影開始日時と撮影終了日時との間の全てのサムネイルデータ、及び撮影日時を送信する(ステップS79)。この場合、撮影画像データと共に、この撮影画像データの画像IDが送信され、各サムネイルデータと共に、各サムネイルデータのサムネイルIDが送信される。これにより、通信端末7の送受信部71は、拠点名、選択された日時の最初の撮影画像データ、撮影開始日時と撮影終了日時との間の全てのサムネイルデータ、及び撮影日時を受信する。
次に、通信端末7の表示制御部73は、図28に示されているように、拠点状況画面として、図28に示されている拠点状況画像の下側に、特定領域画像、並びに、各サムネイル及び撮影日時を表示する(ステップS80)。なお、最初は、所定領域情報から特定領域情報に変更されることで、図27(a)から図27(c)に変更された特定領域画像が表示されている。
次に、閲覧者Yが、図29に示されているように、左から4番目のサムネイルを選択すると、受付部72は、この選択を受け付ける(ステップS81)。そして、送受信部71は、画像管理システム5に対して、特定領域画像のデータの要求を行なう(ステップS82)。この要求には、ステップS81で選択されたサムネイルのサムネイルIDが含まれている。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、特定領域画像のデータの要求を受信する。
次に、画像管理システム5では、記憶・読出部59が、ステップS82で受信されたサムネイルIDを検索キーとして、サムネイル管理テーブル(図18参照)を検索することにより、対応する画像IDを読み出す(ステップ83)。更に、記憶・読出部59が、この画像IDを検索キーとして画像管理テーブル(図17参照)を検索することにより、対応する撮影画像データのファイル名を読み出し、これにより、記憶部5000からこのファイル名の撮影画像データを読み出す(ステップS83)。
次に、送受信部51は、ステップS83で読み出された撮影画像データから、特定領域情報に基づいて、特定領域画像を生成する(ステップS84)。そして、送受信部51は、通信端末7に対して特定領域画像のデータを送信する(ステップS85)。この際、ステップS83によって読み出された撮影画像データの画像IDも送信される。これにより、通信端末7の送受信部71は、撮影画像データ及び画像IDを受信する。
次に、通信端末7では、表示制御部73が、図29に示されているように、ディスプレイ508に、閲覧者Yによって選択されたサムネイルに係る特定領域画像を表示する(ステップS86)。以上より、閲覧者Yは、所望の撮影日時の特定領域画像を閲覧することができる。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、設置者Xが、どの向きに撮影装置1を設置しても、閲覧者Yは、人物が映るサムネイルを閲覧することができる。これにより、閲覧者Yは、複数のサムネイルから人物が映って変化のあるサムネイルを選択することができる。
また、閲覧者Yが、サムネイルを選択すると、図29に示されているように、このサムネイルに応じた特定領域画像が表示されるため、客がどのような商品に興味があるかを把握することができる。
〔実施形態の補足〕
更に、上記実施形態における画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記実施形態の各プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
1 撮影装置
3 通信端末
5 画像管理システム
7 通信端末
9 通信ネットワーク
51 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
52 検出部(検出手段の一例)
53 作成部(作成手段の一例)
54 生成部(生成手段の一例)
59 記憶・読出部
508 ディスプレイ(表示手段の一例)
5000 記憶部
5001 拠点管理DB(拠点管理手段の一例)
5002 端末管理DB(端末管理手段の一例)
5003 撮影管理DB(撮影管理手段の一例)
5004 画像管理DB(画像管理手段の一例)
5005 サムネイル管理DB(サムネイル管理手段の一例)
特開2014−131215号公報

Claims (11)

  1. 通信端末から所定の画像データに係るサムネイルデータの要求を受信する受信手段と、前記画像データにおける人物の画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記人物の画像を含むサムネイルデータを作成する作成手段と、
    前記作成されたサムネイルデータを、前記通信端末に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像管理システム。
  2. 前記所定の画像データに係る画像の一部の領域であって予め定められた所定領域の画像である所定領域画像に前記人物の画像が含まれている場合には、前記作成手段は、当該所定領域画像に係るサムネイルデータを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像管理システム。
  3. 前記所定領域画像に前記人物の画像が含まれていない場合であって、当該人物の画像が含まれている他の領域である特定領域があるときには、前記作成手段は、当該特定領域の画像である特定領域画像に係るサムネイルデータを作成することを特徴とする請求項2に記載の画像管理システム。
  4. 前記所定の画像における前記所定領域の位置を示す所定領域情報を管理する端末管理手段を有し、
    前記端末管理手段は、前記検出手段によって検出された前記人物の画像が前記所定領域画像に含まれていない場合であって、前記特定領域画像に含まれているときには、前記所定の画像における前記特定領域の位置を示す特定領域情報を、前記所定領域情報に代えて管理することを特徴とする請求項3に記載の画像管理システム。
  5. 前記画像データが複数ある場合、前記作成手段は、前記端末管理手段が前記所定領域情報に代えて前記特定領域情報を管理したことに基づき、前記複数の画像データのそれぞれに関して、前記特定領域情報で示される前記特定領域画像に係るサムネイルデータを作成する。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像管理システムであって、
    前記作成手段によって作成されたサムネイルデータを識別するためのサムネイル識別情報、及び当該サムネイルデータが作成された元の画像データを識別するための画像識別情報を関連付けて管理するサムネイル管理手段を有し、
    前記送信手段は、前記サムネイル識別情報及び前記作成されたサムネイルデータを、前記通信端末に送信することを特徴とする画像管理システム。
  7. 前記受信手段は、前記サムネイル識別情報を受信した前記通信端末から送信された当該サムネイル識別情報を受信し、
    前記送信手段は、前記受信されたサムネイル識別情報に対応する画像識別情報で示される元の画像データを、前記通信端末に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像管理システム。
  8. 前記画像データは、全天球パノラマ画像データであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像管理システム。
  9. 請求項8に記載の画像管理システムと、
    被写体を撮像して前記全天球パノラマ画像データを得る撮像装置と、
    を有することを特徴とする画像通信システム。
  10. 画像を管理する画像管理システムが実行する画像管理方法であって、
    前記画像管理システムは、
    通信端末から所定の画像データに係るサムネイルデータの要求を受信する受信ステップと、
    前記画像データにおける人物の画像を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップによって検出された前記人物の画像を含むサムネイルデータを作成する作成ステップと、
    前記作成されたサムネイルデータを、前記通信端末に送信する送信ステップと、
    を実行することを特徴とする画像管理方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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