JP2017036987A - 微物採取用具及び微物の採取・鑑定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が板体の1点のみで、作業工程が少なく簡易・迅速に微物を採取でき、異物の混入を防止できる低コストの微物採取用具を提供すること。【解決手段】本発明の微物採取用具70は、板体10で構成され、板体10の略中央に取着される粘着樹脂のゲルシート25とゲルシート25の上面に被覆される保護シート26を備える採取部20と、採取部20に連設され、採取部20との間で折り曲げ自在な第1折曲片30と、第1折曲片30に連設され、第1折曲片30との間で折り曲げ自在な第2折曲片40と、採取部20を挟む第1折曲片30の対向位置において採取部20に連設され、採取部20との間で折り曲げ自在な第3折曲片50と、第3折曲片50に連設され、第3折曲片50との間で折り曲げ自在な第4折曲片60と、を備え、第4折曲片60を第1折曲片30又は第2折曲片40に係止するとともに係止の解除が可能な係止手段が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、犯罪現場等に存在する微物を簡易で迅速に採取できると共に異物の混入を防止できる板体のみの簡単な構成からなる微物採取用具及びこれを用いる微物の採取・鑑定方法に関する。
近年、犯罪は悪質化、巧妙化してきており、犯罪現場等に存在する微物を採取し、これを鑑定する微物鑑識は犯人の特定や犯罪を立証する上で重要な鑑識活動と位置づけられる。また、個々人のDNAに異なる部分があることを利用し、DNA多型領域を検査するDNA型鑑定は技術の進歩により高い精度で個人鑑別が可能となった。そのため、犯罪を解決する証拠としてますますその重要性が増し、実施状況も年々増加の状況にあり、犯罪現場等におけるDNA型鑑定の資料の採取は重要となっている。
ところが、微物鑑識を行う場合、微物の採取量が十分でないと鑑定が困難となることがある。また、微物を採取する際に異物が混入すると正しい鑑定結果が得られないことや鑑定が困難となることがある。特に、DNA型鑑定は、採取対象の資料に他人の資料が混入すると判定が困難となる。したがって、微物の採取は十分な採取量の微物を採取し、また異物が混入することを防止して行うことが求められる。
そのため、本願出願人は、微物の採取箇所の形態に左右されず十分な採取量の微物を異物の混入を防止して簡易迅速に粘着樹脂のゲルシートにより採取することができる、採取部と保護部と操作部とを備える微物採取用具及び微物の採取・鑑定方法を提案している。
特開2012−202797号公報
しかし、特許文献1に記載の微物採取用具は、微物を簡易迅速に採取することができるものの、部品点数(保護シートを除く)が多いためそれだけ微物を採取するための作業工程が多く煩雑となることがあり、微物の採取現場で求められるより簡易でより迅速な微物の採取作業に資することができる微物採取用具がさらに望まれていた。また、部品点数が多いためそれだけ製品コストが高くなるということがあった。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、部品点数(保護シートを除く)が板体の1点のみで構成され、作業工程が少なくより簡易でより迅速に微物を採取できると共に異物の混入を防止できる低コストの微物採取用具を提供すること及び当該微物採取用具を用いる微物の採取・鑑定方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記の課題を解決するため鋭意検討を重ね、本発明に想到した。すなわち、本発明は、犯罪現場等に存在する微物を粘着して採取する板体の微物採取用具であって、前記板体の略中央に取着される粘着樹脂のゲルシートと当該ゲルシートの上面に被覆される保護シートを備える採取部と、当該採取部に連設され、前記採取部との間で折り曲げ自在な第1折曲片と、当該第1折曲片に連設され、前記第1折曲片との間で折り曲げ自在な第2折曲片と、前記採取部を挟む前記第1折曲片の対向位置において前記採取部に連設され、前記採取部との間で折り曲げ自在な第3折曲片と、当該第3折曲片に連設され、前記第3折曲片との間で折り曲げ自在な第4折曲片と、を備え、当該第4折曲片を前記第1折曲片又は前記第2折曲片に係止するとともに係止の解除が可能な係止手段を設けてなることを特徴とする微物採取用具に関する。
上記の構成によれば、微物を採取する際は、第1折曲片、第2折曲片、第3折曲片及び第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側と反対側に折り曲げることにより第2折曲片と第4折曲片を把持し操作してゲルシートで粘着して確実に微物を採取することができる。また、微物の採取後は、第1折曲片、第2折曲片、第3折曲片及び第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側に折り曲げ、第4折曲片を第1折曲片又は第2折曲片に係止して折りたたむことによりゲルシートが内側になるので、異物の混入を防止することができ、別途蓋を形成し被せる必要がない。ここで、犯罪現場等とは、犯罪のあった場所はもちろんのこと、被疑者の衣服等も含むものである。また、微物とは、犯罪現場、その他犯罪に関連すると認められる場所、人及び物に存在する微少、微細、微量なもので、例えば、繊維くず、塗膜片、ガラス片、土壌、花粉、種子等の資料や唾液、血液、血痕、体液、骨、組織片、爪、毛髪等のDNA型鑑定の資料となるものをいう。
また、本発明は上記の発明において、係止手段は第1折曲片に形成された係止突片と当該係止突片の下方内側に形成された収容切欠及び第4折曲片の先端方向の外側に形成された係止切欠とから構成してもよい。この構成により、第4折曲片を第1折曲片に確実に係止でき、また確実に係止を解除できる。
また、本発明は、上記の微物採取用具を用いる微物の採取・鑑定方法であって、(1)第1折曲片、第2折曲片、第3折曲片及び第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側と反対側に折り曲げる過程と、(2)折り曲げられた前記第2折曲片と前記第4折曲片を把持し操作して前記採取部のゲルシートの上面で微物を粘着して採取する過程と、(3)微物の採取後に前記第1折曲片、前記第2折曲片、前記第3折曲片及び前記第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側に折り曲げる過程と、(4)前記第4折曲片を前記第1折曲片又は前記第2折曲片に係止する過程と、(5)前記第4折曲片の前記第1折曲片又は前記第2折曲片への係止を解除する過程と、(6)前記採取部を被検体として顕微鏡観察する過程又は前記採取部から前記ゲルシートを取り外しDNA型鑑定をする過程と、を含むことを特徴とする微物の採取・鑑定方法に関する。
本発明の微物採取用具によれば、部品点数が折り曲げ自在な板体の1点のみで構成されるので、作業工程が少なく、より簡易でより迅速に微物を採取できると共に異物の混入を防止して効率的で正確な微物鑑識に寄与することができる。また、部品点数が1点のみで構成されるので安価に製造でき、微物鑑識の低コスト化に寄与することができる。さらに、粘着樹脂のゲルシートが粘着性及び微物の採取箇所の凹凸面への追随性に優れるので、微物の採取箇所の形態に左右されず、従来、微物の採取が困難であった箇所からも十分な採取量の微物を採取でき、微物鑑識の利用性を高めることに寄与することができる。
本発明の微物の採取・鑑定方法によれば、第1折曲片、第2折曲片、第3折曲片及び第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側とその反対側にそれぞれ折り曲げることにより、より簡易でより迅速に微物を採取できると共に異物の混入を防止することができる。
本実施形態に係る微物採取用具の平面図である。 本実施形態に係る微物採取用具の正面図である。 微物を採取する際に第2折曲片と第4折曲片を把持する状態の本実施形態に係る微物採取用具の正面図である。 折りたたまれた状態の本実施形態に係る微物採取用具の平面図である。 折りたたまれた状態の本実施形態に係る微物採取用具の正面図である。 折りたたまれた状態の本実施形態に係る微物採取用具の右側面図である。
次いで、本発明を図面を参照しながら実施形態により説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る微物採取用具70は、合成樹脂で一体に形成された矩形状の板体10により構成されている。
板体10の略中央部に採取部20が形成されている。採取部20は、段部21が形成され、当該段部21の上面に粘着樹脂のゲルシートの透明なポリウレタンゲルシート25(株式会社エクシールコーポレーション社製、ゲルタックシート)が粘着により取着され、その上面は微物を粘着する粘着面となる。なお、採取部20は、段部21を形成することなく、板体10上に直接ポリウレタンゲルシート25を取り付ける構成としてもよい。
上記のポリウレタンゲルシート25は、アルコール成分と有機ポリイソシアネートとを混合させたポリウレタン組成物であり、前記アルコール成分の合計量を100重量部とした時、官能基数2.4〜3.0、分子量3,000〜6,000のポリオールを90〜99.5重量部と、二級若しくは三級の高級モノアルコールを0.5〜10重量部含有するポリウレタン組成物のゴム硬度30以下の粘着性を有するポリウレタンゲルシート25である。このポリウレタンゲルシート25は、微物を採取する際の粘着性、採取後の微物の剥離性に優れ、また、柔軟であるので微物の採取箇所の凹凸面への追随性に優れている。
また、当該ポリウレタンゲルシート25は可塑剤が添加されていないので、特にDNA型鑑定において可塑剤が鑑定に及ぼす影響を回避できる。
ポリウレタンゲルシート25を検査液に浸してDNAを抽出するDNA型鑑定の場合、ポリウレタンゲルシート25が採取部20から取り外される。この際、ポリウレタンゲルシート25の採取部20からの取り外しが容易であれば鑑定の迅速化に資することができるので、ポリウレタンゲルシート25の下面の粘着力をポリウレタンゲルシート25の上面の粘着力より減弱させてもよい。粘着力を減弱させる方法として、例えば、ポリウレタンゲルシート25の下面に予め樹脂フィルムを貼着し、当該樹脂フイルムにポリウレタンゲルシート25より粘着力の弱い接着剤を塗布することにより行うことができる。
採取部20に取着される粘着樹脂のゲルシートは、上記のポリウレタンゲルシート25に限らず、粘着樹脂のゲルシートであれば特に限定がなく、シリコンゲルシート、ポリスチレンゲルシート、アクリルゲルシート、ポリ塩化ビニルゲルシートを例示できる。
微物の採取前には、ポリウレタンゲルシート25の上面に透明の合成樹脂フィルムで形成された保護シート26が被覆されている。保護シート26は、ポリウレタンゲルシート25の上面に被覆できかつ微物を採取する際に取り外しができる限り素材に特に限定はない。合成樹脂フィルムとして、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フイルム、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系フイルム等の各種合成樹脂フイルム、ポリエチレンラミネート紙、クレコート紙、グラシン紙等の各種紙材を例示できる。
微物の採取の際にポリウレタンゲルシート25から保護シート26を取り外すことによりポリウレタンゲルシート25の粘着面が露出し、当該粘着面により微物を粘着して採取することができる。
図1及び図2に示すように、採取部20に第1折曲片30が連設されている。採取部20と第1折曲片30との連設箇所31は、正面視でV字形状をなし底部32が薄肉となっているので、第1折曲片30は採取部20との間で折り曲げ自在となっている。第1折曲片30には、係止突片33、33が対向して形成されている。係止突片33、33は、頂部から下方に向けて傾斜面34、34が形成されている。係止突片33、33の下方内側には、収容切欠35、35が形成されている。
図1及び図2に示すように、第1折曲片30に第2折曲片40が連設されている。第2折曲片40は、細幅部41と太幅部42とから構成されている。第1折曲片30と第2折曲片40の細幅部41との連設箇所43は、正面視でV字形状をなし底部44が薄肉となっているので、第2折曲片40は第1折曲片30との間で折り曲げ自在となっている。
図1及び図2に示すように、採取部20を挟む第1折曲片30の対向位置において採取部20に第3折曲片50が連設されている。採取部20と第3折曲片50との連設箇所51は、正面視でV字形状をなし底部52が薄肉となっているので、第3折曲片50は採取部20との間で折り曲げ自在となっている。
図1及び図2に示すように、第3折曲片50に第4折曲片60が連設されている。第4折曲片60の長手方向の長さ寸法は、第2折曲片40のそれに比べ長く構成されている。
第4折曲片60と第3折曲片50との連設箇所61は、正面視でV字形状をなし底部62が薄肉となっているので、第4折曲片60は第3折曲片50との間で折り曲げ自在となっている。第4折曲片60の先端方向の外側には、係止切欠63、63が対向して形成されている。
板体10の素材は、上記構成に形成できる限り特に限定がなく、合成樹脂の他、紙、金属等を例示できる。また、合成樹脂の種類についても特に限定がない。
上記のように構成される微物採取用具70は、異物が混入しないように予め保管袋(図示省略)に収容するのが好ましい。また、ポリウレタンゲルシート25に異物が混入することを防止するため、採取部20にポリウレタンゲルシート25を取り付ける作業及びポリウレタンゲルシート25の上面に保護シート26を被覆する作業はエアーシャワー付きのクリーンルーム内で行うことが好ましい。
次いで、本実施形態に係る微物採取用具70を用いる微物の採取・鑑定方法を説明する。採取現場において上記の保管袋から微物採取用具70を取り出し、第1折曲片30、第2折曲片40、第3折曲片50及び第4折曲片60を採取部20のポリウレタンゲルシート25が取着された側と反対側に折り曲げる。これにより、図3に示すように、第2折曲片40と第4折曲片60は、把持部として機能することができ、第2折曲片40と第4折曲片60を把持し操作して微物を採取することができる。すなわち、保護シート26が取り外されたポリウレタンゲルシート25を第2折曲片40と第4折曲片60を把持し操作して採取箇所に押し付けると、図3の状態から第1折曲片30と第3折曲片50が採取部20の裏側に当接してポリウレタンゲルシート25の粘着面が採取箇所に押し付けられるので、ポリウレタンゲルシート25で微物を粘着して確実に採取することができる。微物を採取した後、第1折曲片30、第2折曲片40、第3折曲片50及び第4折曲片60を採取部20のゲルシート25が取着された側に折り曲げ、第1折曲片30と第3折曲片50を起立させ、第2折曲片40を下にして第4折曲片60を第1折曲片30の係止突片33、33に押さえ付ける。これにより、第4折曲片60の係止切欠63、63の内壁面が第1折曲片30の係止突片33、33の傾斜面34、34にガイドされ、収容切欠35、35に収容される。そして、図4〜図6に示すように、板体10は折りたたまれ、ポリウレタンゲルシート25は折りたたまれた板体10の内側となり、また、第1折曲片30の長さ寸法と第3折曲片50の長さ寸法は、第2折曲片40と採取部20との間の隙間Sに指が入らないような長さ寸法に設定されているため、微物を粘着するポリウレタンゲルシート25に指が触れることはなく、ポリウレタンゲルシート25に蓋を被せたような状態となり、別途蓋を形成し被せる必要がない。次いで、第4折曲片60に設けられた記載欄(図示省略)に立会人の署名等の立証措置を行った後、折りたたまれた微物採取用具70を保管袋に収容し、保管袋を封緘後、取り出し口にシールを貼り、微物の鑑定まで開封されないことを担保する。このように構成されることにより、折りたたまれた微物採取用具70に異物が混入する虞はない。
微物鑑識を行う際には、鑑識担当者は保管袋から微物採取用具70を取り出す。樹脂は撓み性があるので、第1折曲片30に係止された第4折曲片60の係止を容易に解除することができる。そして、微物が採取された採取部20を被検体として顕微鏡観察を行い、あるいは採取部20からポリウレタンゲルシート25を取り外しDNA型鑑定を行う。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々形態を変更して実施することができる。
(1)第4折曲片60を第1折曲片30に係止する係止手段は、係止と共に係止の解除ができる限り、上記の実施形態の構成に限定されず、種々の構成とすることができる。
(2)第4折曲片60を第2折曲片30に係止する構成としてもよい。例えば、第4折曲片60に係止突起を形成し、第2折曲片に係止孔を形成し、係止突起を係止孔に嵌入する構成としても、あるいは第4折曲片60に係止孔を形成し、第2折曲片に係止突起を形成し、係止突起を係止孔に嵌入する構成としてもよい。
10 板体
20 採取部
25 ポリウレタンゲルシート
30 第1折曲片
33 係止突片
35 収容切欠
40 第2折曲片
50 第3折曲片
60 第4折曲片
63 係止切欠
70 微物採取用具

Claims (3)

  1. 犯罪現場等に存在する微物を粘着して採取する板体の微物採取用具であって、
    前記板体の略中央に取着される粘着樹脂のゲルシートと当該ゲルシートの上面に被覆される保護シートを備える採取部と、
    当該採取部に連設され、前記採取部との間で折り曲げ自在な第1折曲片と、
    当該第1折曲片に連設され、前記第1折曲片との間で折り曲げ自在な第2折曲片と、
    前記採取部を挟む前記第1折曲片の対向位置において前記採取部に連設され、前記採取部との間で折り曲げ自在な第3折曲片と、
    当該第3折曲片に連設され、前記第3折曲片との間で折り曲げ自在な第4折曲片と、を備え、
    当該第4折曲片を前記第1折曲片又は前記第2折曲片に係止するとともに係止の解除が可能な係止手段を設けてなることを特徴とする微物採取用具。
  2. 係止手段が第1折曲片に形成された係止突片と当該係止突片の下方内側に形成された収容切欠及び第4折曲片の先端方向の外側に形成された係止切欠とからなることを特徴とする請求項1に記載の微物採取用具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の微物採取用具を用いる微物の採取・鑑定方法であって、(1)第1折曲片、第2折曲片、第3折曲片及び第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側と反対側に折り曲げる過程と、(2)折り曲げられた前記第2折曲片と前記第4折曲片を把持し操作して前記採取部のゲルシートの上面で微物を粘着して採取する過程と、(3)微物の採取後に前記第1折曲片、前記第2折曲片、前記第3折曲片及び前記第4折曲片を採取部のゲルシートが取着された側に折り曲げる過程と、(4)前記第4折曲片を前記第1折曲片又は前記第2折曲片に係止する過程と、(5)前記第4折曲片の前記第1折曲片又は前記第2折曲片への係止を解除する過程と、(6)前記採取部を被検体として顕微鏡観察する過程又は前記採取部から前記ゲルシートを取り外しDNA型鑑定をする過程と、を含むことを特徴とする微物の採取・鑑定方法。
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