JP2017036129A - テープホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 本体にテープホルダーを容易に取り外しでき、保護面である保護面に確実にテープを貼り付けられるテープホルダーを提供することである。【解決手段】 テープホルダーの本体10に、テープロール19を軸方向に移動可能であって回転可能に支持する支持軸11を固定している。上記支持軸11の先端にはストッパ部材15が着脱自在に設けられている。上記支持軸11には、この支持軸11の軸方向に相対移動可能なロール押付部材13を設けるとともに、上記本体10と上記ロール押付部材13との間に弾性部材14を配置し、上記弾性部材14の弾性力で上記ロール押付部材13を介して上記テープロール19を上記ストッパ部材15へと押付けている。上記ロール押付部材13と上記ストッパ部材15とで上記テープロール19を挟持している。【選択図】 図1

Description

この発明は、塗装対象面以外の保護面が塗料で汚れないようにテープを貼り付けるためのテープホルダーに関する。
通常、塗装の際には、塗装対象面以外の保護面が塗料で汚れないように、マスキングテープ等を貼り付けて、上記保護面に塗料が付着しないようにする。
このようなテープを貼る道具として、特許文献1に示したテープホルダーが従来から知られているが、この従来のテープホルダーを本願における図8として示している。
上記図8に示した従来のテープホルダーは、板状の本体1に支持筒2を設け、この支持筒2にテープロール4の紙管を回転可能に支持させる構成にしている。さらに、上記板状の本体1であって、テープロール4のテープ引き出し方向とは反対側に通し孔1aを形成している。
そして、上記支持筒2の軸方向長さは一定であって、しかも、上記テープロール4の幅よりも少し短くしている。したがって、支持筒2にテープロール4を回転可能に支持させたときには、支持筒2の先端が、テープロール4の紙管の内側に位置することになる。
また、上記支持筒2自体は回転せず、テープロール4と支持筒2と、あたかも滑り軸受のように機能する。
また、上記本体1であって、テープ引き出し方向先端側には、引き出したテープ4aを上記保護面5bに押付ける押付部材3を連結している。この押付部材3は、上記支持筒2の軸心と平行になる面方向の幅を、支持筒2に支持されるテープロール4の幅と同じになるように設定されている。
次に、例えば垂直な壁を塗装対象面5aとし、この塗装対象面5aに対して直角な床面を、テープ4aを貼り付ける保護面5bとし、これら塗装対象面5aと保護面5bとが相まって形成する入隅部に沿ってテープ4aを貼る場合について説明する。
先ず、支持筒2にテープロール4の紙管を回転可能にはめるとともに、図示のように支持筒2に親指を通し、通し孔1aに人差し指を通して本体1を保持する。
このようにして親指と人差し指とで、本体1を保持したら、テープロール4の側面及び押付部材3の側面を塗装対象面5aにぴったりとあてがう。そして、テープロール4から引き出したテープ4aを押付部材3で保護面5bに押付けながら、テープ4aを連続的に引き出して上記入隅部に沿って貼っていく。
実用新案登録第3129589号公報 実用新案登録第3146874号公報
上記のようにした従来のテープホルダーは、決められた寸法のテープ4aにしか使えず、例えば、テープロール4の紙管の直径やテープ幅が異なるものには使えないという問題があった。その理由は次の通りである。
先ず、支持筒2の軸方向長さと、テープロール4の紙管の軸方向長さとの関係をほぼ一定に保たなければならない。
もし、支持筒2の軸方向長さの方が長ければ、テープロール4の紙管を支持筒2にはめたとき、支持筒2の先端がテープロール4の側面から突出してしまう。この突出部分がじゃまをして、テープロール4の側面を上記塗装対象面5aに押付けられなくなり、上記入隅部に沿ってテープ4aを貼ることができなくなる。
反対に、テープロール4の紙管に対して支持筒2の方が短すぎれば、支持筒2でテープロール4を十分に支持できない。そのために、例えば、テープロール4を塗装対象面5aに沿わせて移動したとき、テープロール4が支持筒2から外れたり、あるいはその回転が不安定になったりする。
もし、テープロール4が支持筒2から外れてしまえば、テープ4aを貼ることなどできなくなる。
また、テープロール4の回転が不安定になれば、引き出されたテープ4aが波打ったり蛇行したりする。
テープ4aが波打ったまま引き出されて、それが上記保護面5bに貼られてしまえば、テープ4aと上記保護面5bとの間に隙間ができ、そこに塗料が浸入する要因にもなる。テープが蛇行すれば、入隅部の際の部分でまっすぐに貼れなくなる。
次に、紙管は、支持筒2との間で滑り軸受の原理で回転自在に支持されているので、紙管の内径と支持筒2の外径とは、ある程度一致していなければならない。そこで、従来は、固定的な支持筒2に対して外径が異なる図示していないアダプタを用意し、紙管の内径が異なるテープロールに対応できるようにしていた。
ところが、最近は、紙管の内径が異なる多種類のテープロールが市販されているので、この市販品に対応しようとすれば、たくさんのアダプタを備えなければならない。アダプタが多くなればなるほど、それらの管理がわずらわしくなるという問題があった。
また、ユーザーは紙管の内径が異なるテープロールを用いるたびに、アダプタを取り替えなければならないというという問題もあった。
一方、従来のテープホルダーでは、引き出されたテープ4aを保護面5bにぴったりと貼り付けられないという問題もあった。
すなわち、上記押付部材3は、本体1の先端において指の力をすべて受けるので、それを柔軟にすることができない。なぜなら、それを柔軟にすれば、本体1に指の力が作用したとき曲がってしまい、押付ける力を発揮できなくなるからである。
押付部材3に柔軟性がないと、例えば保護面5bの表面に細かなデコボコがあったとき、テープ4aをそのデコボコに沿って貼れなくなり、テープ4aと保護面5bとの間に隙間ができてしまう。
いずれにしても、従来のテープホルダーでは、多様化されたテープロール4に対応できないとともに、テープ4aを保護面5bにぴったりと貼れないという問題があった。
この発明の目的は、寸法が異なるテープロール4を保持できるとともに、引き出したテープ4aをぴったりと貼れるテープホルダーを提供することである。
第1の発明は、テープロールを保持する本体に支持軸を設け、この支持軸の先端に着脱可能に設けたストッパ部材を設けている。また、上記支持軸に支持されるとともに、支持軸の軸方向に移動可能にしたロール押付部材と、上記ロール押付部材を上記ストッパ部材側に押付ける力を発揮する弾性部材とを備えている。そして、上記ロール押付部材と上記ストッパ部材とで上記テープロールを挟持し、上記弾性部材の弾性力を作用させ、上記テープロールをストッパ部材に押付けている。
第2の発明は、上記ロール押付部材が、上記ストッパ部材に向かって細くなるテーパ部を備えている。
第3の発明は、上記本体から引き出されるテープ引き出し方向前方で、上記テープを押付ける押付手段を備えている。また、本体には、上記支持軸で支持されたテープロールを境にして、上記押付手段と反対側となる位置に円弧状のカバー部を設けている。そして、このカバー部を手のひらに押付けながら上記本体を把持可能にしている。
第4の発明は、テープロールを回転可能に支持する本体に回転自在な弾性ローラを設けている。そして、この弾性ローラは、上記本体から引き出されたテープの引き出し方向前方に位置させている。また、この弾性ローラよりもさらに上記テープ引き出し方向前方に非回転の押え部材を設けている。
そして、上記弾性ローラは、その回転軸線を上記テープ引き出し方向に直交もしくはほぼ直交させ、この弾性ローラが上記テープを保護面に押圧するとともに、上記押え部材が上記弾性ローラよりも上記テープ引き出し方向前方で上記テープを押さえる。
第1の発明のテープホルダーによれば、支持軸に通したテープロールは、弾性部材の弾性力でストッパ部材とロール押付部材との間で挟持されるので、例えば、テープロールの紙管等の軸管内径と、支持軸の外径との寸法が一致しなくても、当該テープロールを支持することができる。したがって、寸法が異なる多様なテープロールに対しても確実に支持することができ、引き出されたテープが波打ったり蛇行したりする要因を取り除くことができる。
また、当該テープホルダーに支持されたテープロールは、その寸法のいかんにかかわらず、上記のように弾性部材の弾性力で、常にストッパ部材に押付けられている。したがって、このストッパ部材をミクロン単位で薄くすれば、テープロールの側面を、例えば図8に示す塗装対象面に、ほぼ密着させることができる。
このようにテープロールの側面を塗装対象面にほぼ密着させられるので、テープロールの寸法のいかんにかかわらず、引き出されたテープを、上記塗装対象面にぴったり沿わせることができ、引き出されたテープが波打ったり蛇行したりしない。
したがって、図8に示した保護面に塗料が付着するようなこともなくなる。
なお、ストッパ部材を、ある程度の強度を維持しながら、ミクロン単位で薄くすることは、周知の技術を用いることによって、当業者であれば簡単に実現できるものである。
第2の発明のテープホルダーによれば、ロール押付部材に、上記ストッパ部材に向かって細くなるテーパ部を設けたので、紙管等の軸管の寸法違いに無段階的に対応できる。
したがって、ユーザーは従来のようにアダプタを管理したり、あるいは軸管に応じてアダプタを取り替えたりしなくてもすむ。
第3の発明のテープホルダーによれば、カバー部を手のひらに押付けながら上記本体を把持可能にしたので、力が弱い女性などでも、押付手段を保護面に強く押付けて、テープをしっかりと貼り付けることができる。
第4の発明のテープホルダーによれば、弾性ローラと押え部材とで、テープを2度押しできるので、その分、テープを保護面にしっかりと貼り付けることができる。
また、弾性ローラに対して、押え部材をテープ引き出し方向前方に設けたので、テープが巻き上がってしまうのを防止できる。
例えば、弾性ローラを通過したテープには、弾性ローラの回転力で巻き上げられる方向の力が作用する。このとき押え部材がなければ、テープはそのまま巻き上げられてしまう。しかし、弾性ローラに対して、テープの引き出し方向前方に押え部材を設けたので、上記のようなテープの巻き上げを防止できる。
しかも、上記押え部材と弾性ローラとの間で、テープが緊張した状態に保たれる。このように緊張状態を保持したまま、テープを引き出すことができるので、テープの浮き上がりを防止でき、テープと保護面との間に隙間ができたりしない。もし、保護面とテープとの間に隙間ができてしまうと、その隙間に塗料などが浸入してしまうが、そのような問題も発生しない。
第1実施形態の斜視図である。 第1実施形態の平面図である。 第1実施形態の本体のカバー部の内部を見た側面図である。 第1実施形態におけるカバーを省略した断面図である。 第1実施形態における支持軸とストッパ部材を分解した状態の斜視図である。 第1実施形態の弾性ローラと押え部材との相対関係を示した説明図である。 第2実施形態におけるカバーを省略した断面図である。 従来のテープホルダーの斜視図である。
図1〜6はこの発明の第1実施形態を示すもので、当該テープホルダーの本体10は、底部10aとカバー部10bとからなる。
この底部10aは、一端を先細りにするとともに、この先細り部分とは反対側を円形にして、全体的には、図2に示すように、先細り部分と円形部分とを連続させている。
このようにした底部10aであって、上記先細り部分とは反対側の円形部に沿って弧状のカバー部10bを起立させている。
また、このカバー部10bから先細り部分に向かって、底部10aの外縁に沿った起立部10cを形成し、この起立部10cとカバー部10bとを連続させている。
ただし、上記カバー部10bは、底部10aを基準にした高さを、起立部10cよりも高くしている。
上記のようにした本体10の底部10aであって、上記円形部分のほぼ中心に相当する位置(図2参照)に、支持軸11を固定している。したがって、上記円形部分の外縁に沿って起立したカバー部10bは、その円弧の中心が支持軸11の軸中心とほぼ一致することになる。
そして、カバー部10bと起立部10cとが連続する境目は、図3に示すように2箇所a1,a2が認められa1,a2をとおる直線は、ほぼ上記中心を通るようにしている。言い換えると、カバー部10bが覆うのは支持軸11の半周分にし、この半周以外の起立部10cに相当する箇所を積極的に開口して、開口部10dとしている。
上記支持軸11は、その基端をボルト12で、底部10aの上記中心に固定している。そして、支持軸11の上記基端とは反対側である先端には、他の部分よりも直径を大きくしたはめ合い部11aを形成している。さらに、この支持軸11には、ロール押付部材13を、支持軸11の軸線に沿って摺動可能に取り付けている。
そして、ロール押付部材13と本体10との間に、コイルスプリングからなる弾性部材14を介在させ、この弾性部材14のバネ力で、ロール押付部材13をはめ合い部11a方向に押付けている。
なお、上記ロール押付部材13は、弾性部材14に押されても、上記はめ合い部11aにぶつかってそこから抜けないようにしている。
上記ロール押付部材13は、その外周に、先端に向かって先細りになるテーパ部13aを設けている。なお、ロール押付部材13の先端とは、それが弾性部材14の弾性力ではめ合い部11a側に移動する方向における先端を指している。
そして、上記テーパ部13aは、上記先端に向かって段階的に縮径した複数のテーパからなる。
一方、支持軸11のはめ合い部11aにはストッパ部材15の筒部15aを回転可能にはめ合わせるとともに、この筒部15aであって、はめ合い部11aとは反対側面にフランジ部15bを形成している。
このようにしたストッパ部材15は、支持軸11のはめ合い部11aに対して着脱可能にしているが、その着脱機構は、図5に示すとおりである。
すなわち、支持軸11のはめ合い部11aの外周には、導入溝11bと、この導入溝11bに連続した固定溝11dと、上記導入溝11bと固定溝11dとを連続させる移動通路11cが形成されている。
上記導入溝11bは、支持軸11の軸方向の両端を開放させている。また、固定溝11dは、はめ合い部11aの移動通路11c側を開放し、この移動通路11cとは反対側を閉じている。
この移動通路11c上であって、導入溝11bと上記固定溝11dとの境界には、凸部Pが形成されている。
一方、上記ストッパ部材15の筒部15aの内側には掛止め部15cを突出させ、この掛止め部15cと上記導入溝11bとの相対回転位置を一致させたとき、この掛止め部15cは、上記導入溝11bに沿って移動可能になる。
また、この筒部15aには弾性板15dが形成され、上記掛止め部15cが弾性板15dの先端に形成されている。この掛止め部15cは、弾性板15dの弾性力に抗して退避可能にしている。
したがって、上記掛止め部15cが上記凸部Pに当たったとき、掛止め部15cは上記弾性板15dの弾性力に抗して退避し、その凸部Pを乗り越えることができる。また、上記掛止め部15cが凸部Pを乗り越えたら、その後は、上記弾性板15dの弾性力で上記掛止め部15cは原位置に復帰する。
上記のように、掛止め部15cが凸部Pを乗り越えたときの抵抗や、原位置に復帰したりするときの衝撃音が、当該ホルダーの使用者に操作感として伝わるようにしている。
なお、上記はめ合い部11aには、上記導入溝11b、移動通路11c及び固定溝11dと同様のものが180度位相をずらした位置に設けられている。
次に、ストッパ部材15をはめ合い部11aに装着する手順を説明する。
まず、上記掛止め部15cと上記導入溝11bとの相対回転位置を一致させ、上記ストッパ部材15の上記筒部15aを、上記支持軸11の上記はめ合い部11aにはめ込むようにする。
そして、使用者の指などでストッパ部材15を押込むことによって、上記掛止め部15cは、上記導入溝11bに沿って移動通路11c位置まで移動させる。上記掛止め部15cを移動通路11c位置まで移動させたら、移動位置からこの移動通路11cに沿って、上記掛止め部15cを固定溝11dまで移動させる。
このようにストッパ部材15の掛止め部15cが固定溝11dまで移動したとき、使用者の上記押付ける力を解放する。力を開放すれば、弾性部材14のバネ力が、ロール押付部材13を介してストッパ部材15に加えられるので、上記掛止め部15cは固定溝11dにしっかり止められ、ストッパ部材15の抜けが防止される。
なお、上記凸部Pは、使用者に操作感を与える役割を果たすが、それ以外に、上記掛止め部15cが不用意に逆移動することを防止する役割も果たしている。
また、ストッパ部材15をはめ合い部11aからを取り外す場合には、ストッパ部材15を弾性部材のバネ力に抗して押込み、上記掛止め部15cを移動通路11cまで移動させる。さらにこの状態から、上記掛止め部15cを上記移動通路11cに沿って導入溝11bまで誘導し、上記導入溝11bから上記掛止め部15cを抜き取る。このようにすれば、ストッパ部材15をはめ合い部11aから容易に取り外すことができる。
図3及び図4に示した符号Fは、ストッパ部材15の表面に形成した指を押付ける突部Fである。上記のようにストッパ部材15の相対回転位置をずらすとき、この突部Fに強く指を押付けて、弾性部材14のバネ力に抗して、ストッパ部材15を回すのに便利なようにしたものである。
さらに、上記本体10であって、底部10aの先細り部分に、弾性ローラ16,17と断面三角形状の押え部材18とを設けている。
弾性ローラ16,17は、上記底部10aと、押え部材18に一体成型した軸受け片18aとの間に回転自在に支持されている。
また、押え部材18は硬質樹脂からなり、底面部10aに固定されて非回転の状態に保たれている。
上記のようにした押え部材18は、本体10に保持されたテープロール19の引き出し方向に対して、弾性ローラ16,17よりも前方に位置させている。
また、上記のように弾性ローラ16,17は、押え部材18の稜線を境に対称位置にあり、しかも、いずれか一方の弾性ローラ16あるいは17と押え部材18とが、所定の面に同時に接触できる構成にしている。
したがって、使う人の利き腕にかかわらず、いずれかの弾性ローラ16あるいは17と押え部材18とを、所定の面に同時に接触させることができる。
上記のようにした弾性ローラ16,17の回転軸線は、上記本体10に保持されたテープロール19から引き出されたテープ19aの引き出し方向に対して直交もしくはほぼ直交させている。また、押え部材18の上記稜線も同じく直交もしくはほぼ直交させている。
さらに、上記押え部材18の稜線部分の長さは、上記軸受け片18aの厚みを加味した弾性ローラ16,17の全長とほぼ等しいか、その全長よりもほんのわずか長くしている。
次に、上記のようにしたテープホルダーを使用する場合について説明する。
先ず、支持軸11のはめ合い部11aから、ストッパ部材15を取り外すとともに、テープロール19の紙管である軸管20にはめ合い部11aを貫通させる。
このようにはめ合い部11aを貫通させたら、ストッパ部材15をはめ合い部11aに止める。
この状態では、弾性部材14のバネ力の作用でロール押付部材13が押されるので、上記テープロール19は、その幅寸法にかかわりなく、必ずロール押付部材13とフランジ部15bとの間で挟持される。このように挟持されるので、テープロール19の軸管20内径と、支持軸11の外径との寸法が一致しなくても、当該テープロール19を支持することができる。したがって、寸法が異なる多様なテープロール19に対しても確実に支持することができ、引き出されたテープ19aが波打ったり蛇行したりする要因を取り除くことができる。
しかも、上記弾性部材14のバネ力の作用で、テープロール19は薄いフランジ部15bに常時密着するので、このフランジ部15bを、例えば図8に示した塗装対象面5aに密接させたとき、テープロール19の側面も、塗装対象面5aにほぼ密着した状態に保たれる。
したがって、フランジ部15bを上記塗装対象面5aに密着させながら、本体10を移動すれば、本体10に保持されたテープロール19のテープ19aが、塗装対象面5aに沿って引き出されることになる。
このようにテープロール19の側面を塗装対象面5aにほぼ密着させられるので、テープロール19の寸法のいかんにかかわらず、引き出されたテープ19aを、上記塗装対象面5aにぴったり沿わせることができ、引き出されたテープ19aが波打ったり蛇行したりしない。
また、上記のようにして引き出されたテープ19aは、図6に示すように、先ず弾性ローラ16によって保護面5bに押付けられる。このとき、保護面5bにデコボコがあったとしても、弾性ローラ16の押付け力で、テープ19aはデコボコを埋めるようにして接着される。
弾性ローラ16で押付けられたテープ19aは、その引き出し方向前方で押え部材18の稜線の部分でさらに押さえつけられる。このようにテープ19aは、弾性ローラ16と押え部材18とで2度押しされるので、その分、上記保護面5bに強く接着されることになる。
また、弾性ローラ16の回転力でテープ19aが巻き上げられる方向の力が作用したとしても、テープ19aの引き出し方向前方で押え部材18がテープ19aを押さえているので、テープ19aが巻き上げられることはない。
しかも、上記押え部材18と弾性ローラ16との間で、テープ19aが緊張した状態に保たれる。このように緊張状態を保持したまま、テープ19aを引き出すことができるので、テープ19aの浮き上がりを防止でき、テープ19aと保護面5bとの間に隙間ができたりしない。もし、保護面5bとテープ19aとの間に隙間ができてしまうと、その隙間に塗料などが浸入してしまうが、そのような問題も発生しない。
また、押え部材18の稜線部分の長さは、上記軸受け片18aの厚みを加味した弾性ローラ16,17の全長とほぼ等しいか、その全長よりもほんのわずか長くしているので、弾性ローラ16,17で押え切れなかったテープ19aの縁の部分も、確実に保護面5bに押付けることができる。
さらに、本体10にカバー部10bを設けたので、カバー部10bを手のひらに押付けながら上記本体10を把持可能にしたので、力が弱い女性などでも、押付手段を保護面5bに強く押付けて、テープ19aをしっかりと貼り付けることができる。
加えて、本体10には開口部10dを設けたので、テープロール19をセットしたり、あるいは取り換えたりする作業がやりやすくなる。
なお、上記弾性ローラ16,17と押え部材18とが相まって、この発明の押付手段を構成するものである。
また、上記第1実施形態では、ロール押付部材13のテーパ部13aを段階的に形成したが、例えば、図7に示した第2実施形態のようにそのテーパ部13aを無段階に連続させてもよいことは当然である。
このように、紙管等の軸管20の寸法違いに無段階的に対応できるので、ユーザーは従来のようにアダプタを管理したり、あるいは軸管20に応じてアダプタを取り替えたりしなくてもすむ。
ただし、テーパ部13a以外は、第1実施形態と同じであり、したがって、図7において第1実施形態と同一の構成要素については同一符号で表示し、その詳細な説明を省略する。
塗装時に用いるマスキングテープなどを、貼る道具として最適である。
本体 1,10、支持筒 2、押付部材 3、テープロール 4,19、
テープ 4a,19a、保護面 5b、カバー部 10b、支持軸 11、
ロール押付部材 13、テーパ部 13a、弾性部材 14、ストッパ部材 15、
フランジ部 15b、弾性ローラ 16,17、押え部材 18、軸管 20

Claims (4)

  1. テープロールを保持する本体と、
    この本体に設けた支持軸と、
    この支持軸の先端に着脱可能に設けたストッパ部材と、
    上記支持軸に支持されるとともに、支持軸の軸方向に移動可能にしたロール押付部材と、
    上記ロール押付部材を上記ストッパ部材側に押付ける力を発揮する弾性部材とを備え、
    上記ロール押付部材と上記ストッパ部材とで上記テープロールを挟持し、
    上記弾性部材の弾性力を作用させ、当該テープロールをストッパ部材に押付けるテープホルダー。
  2. 上記ロール押付部材は、上記ストッパ部材に向かって細くなるテーパ部を備えた請求項1に記載のテープホルダー。
  3. 上記本体から引き出されるテープ引き出し方向前方で、上記テープを押付ける押付手段を備え、
    上記本体には、上記支持軸で支持されたテープロールを境にして、上記押付手段と反対側となる位置に円弧状のカバー部を設け、
    このカバー部を手のひらにあてがいながら上記本体を把持可能にした請求項1または2に記載のテープホルダー。
  4. テープロールを回転可能に支持する本体と、
    本体に支持された上記テープロールよりも、そのテープ引き出し方向前方に設けた回転自在な弾性ローラと、
    この弾性ローラよりも上記テープ引き出し方向前方に設けた非回転の押え部材とを備え、
    上記弾性ローラは、その回転軸線を上記テープ引き出し方向に直交もしくはほぼ直交させ、
    上記弾性ローラが上記テープを保護面に押圧するとともに、上記押え部材が上記弾性ローラよりも上記テープ引き出し方向前方で上記テープを押さえる構成にしたテープホルダー。
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Citations (6)

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