JP2017033699A - 防水コネクタ - Google Patents

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Yoshihiko Furuhira
善彦 古平
白井 浩史
Hiroshi Shirai
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Abstract

【課題】防水性能を確保しつつ部品点数を減らした防水コネクタを提供する。【解決手段】この防水コネクタ30は、ハウジング31と、金属シェル32と、複数のコンタクト33と、防水ゴム34を備えている。複数のコンタクト33は、ハウジング31にインサート成形されている。これにより、ハウジング31と複数のコンタクト33とで第1部品30Aを構成している。また、防水ゴム34は、金属シェル32に一体成形されている。これにより、金属シェル32と防水ゴム34とで第2部品30Bを構成している。そして第1部品30Aと第2部品30Bを組み立てることにより防水コネクタ30が完成する。【選択図】図10

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来より、様々な分野で、防水型のコネクタが求められている。例えば、回路基板と回路基板とを接続する低背の基板対基板コネクタにも、防水性能が要求されている。
ここで、特許文献1には、低背の基板対基板コネクタが開示されている。ただし、この特許文献1のコネクタは防水性のないコネクタである。
防水性のあるコネクタとしては、例えば特許文献2に、防止リングの抜けを防止するリング押え部を設けたシールドシェルを備えた防水シールドコネクタが開示されている。
特開2005−50702号公報 特開2013−206590号公報
上掲の特許文献2の防水シールドコネクタは、防水リングを備えることで防水性能を確保している。しかしながら、この防水リングは、ハウジングやシールドシェルなどとは
別の独立したパーツである。このため、部品の個数が多いことによる部品管理の手間や組立工数が多くかかり、コスト高となる。
本発明は、防水性能を確保しつつ部品点数を減らした防水コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の防水コネクタは、下面を回路基板に向けて回路基板に半田接続される防水コネクタであって、
相手コネクタの嵌合部を受容する受容部が上面に形成されたハウジングと、
受容部を周回する向きに延びて受容部を取り囲む金属シェルと、
ハウジングに固定されて相手コネクタとの電気的な接続を担う複数のコンタクトと、
金属シェルに一体成形され、連続的に一周に渡って無端の紐状に延びて受容部を取り囲む内向きの側壁を形成する、嵌合してきた相手コネクタに押されて変形して相手コネクタに一周に渡って連続的に密着する防水ゴムとを備えたことを特徴とする。
本発明の防水コネクタの場合、防水ゴムが金属シェルに一体成形されている。このため、部品点数が削減され、また組立時における防水ゴムの位置ずれによる組立不良の発生も防止される。
ここで、本発明の防水コネクタにおいて、上記防水ゴムが、相手コネクタとの嵌合時に、相手コネクタに、実質的に横方向外向きにのみ変形するように押される形状を有することが好ましい。
防水ゴムを使って防水性能を確保するには、防水ゴムを相手コネクタで押し潰して相手コネクタに密着させる必要がある。この場合、通常考え得るのは、防水ゴムを相手コネクタの嵌合の向きに押し潰すことである。ただし、この向きに押し潰すと、その反力で、相手コネクタが、嵌合の向きとは逆向きの抜去の向きに押されることになる。
この場合、相手コネクタの不用意な抜去を防止するために、その反力の分だけさらに強固にした抜止め構造が必要となる。そうなると、その分、例えば金属シェルの厚みを増やしたりなど、大型化、コスト高となるおそれがある。また、嵌合時には、防水ゴムからの反力を受けながらその抜止め構造を乗り越えるだけの強い力が必要となる。さらに、抜去時にも、その抜止め構造による係止の力を越えるだけの強い力が必要となる。
本発明の場合、防水ゴムを金属シェルに一体成形している。防水ゴムを金属シェルに一体成形すると、その防水ゴムの形状を、嵌合の向きとは交わる横方向外向きに押し広げられる形状とすることが可能である。すなわち、防水ゴムからの反力が抜去の向きには作用しないような、防水ゴムの形状を採用することができる。
また、本発明の防水コネクタにおいて、上記複数のコンタクトが、ハウジングに一体成形されたものであることが好ましい。
コンタクトをハウジングに一体成形すると、コネクタとハウジングが密着し、その部分の水密性が確保される。したがって、例えば圧入によりコンタクトをハウジングに固定した場合などに生じるコネクタとハウジングとの間の隙間に対する別途の防水対策は不要となる。
また、本発明の防水コネクタにおいて、上記金属シェルが、ハウジングの長手方向両端部に、上記受容部に迫り出すように内向きに延び、相手コネクタとの嵌合時に相手コネクタに係止して相手コネクタを抜け止めする抜止め部を有することが好ましい。
本発明の防水コネクタの場合、防水ゴムからの反力を低減することができ、不用意な抜去防止には両端部のみの抜止め部で十分である。
以上の、本発明の防水コネクタによれば、防水性能を確保しつつ部品点数を減らした防水コネクタが実現する。
本発明の第1実施形態としての防水コネクタと相手コネクタとからなるコネクタ組立体の外観斜視図である。 第1の防水コネクタの分解斜視図である。 分解した状態の第1の防水コネクタの断面図である。 第1部品と第2部品を組み立てた状態の第1の防水コネクタの斜視図である。 図4に示した第1の防水コネクタの断面図である。 第1の防水コネクタに第2の防水コネクタが嵌合した状態を示した斜視図である。 図6に示す嵌合状態のコネクタ対の断面図である。 本発明の第2実施形態としての防水コネクタと相手コネクタとからなるコネクタ組立体の外観斜視図である。 第2実施形態における第1の防水コネクタの分解斜視図である。 第2実施形態における、分解した状態の第1の防水コネクタの断面図である。 第2実施形態における、第1部品と第2部品を組み立てた状態の第1の防水コネクタの斜視図である。 図11に示した第1の防水コネクタの断面図である。 第2実施形態における、第1の防水コネクタに第2の防水コネクタが嵌合した状態を示した斜視図である。 図13に示す嵌合状態のコネクタ対の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての防水コネクタと相手コネクタとからなるコネクタ組立体の外観斜視図である。
ここで、図1(B)の方が、本発明の第1実施形態としての防水コネクタである。そして、図1(A)の方が、図1(B)の防水コネクタに嵌合する相手コネクタである。この相手コネクタも防水型のコネクタである。
ここでは、互いを区別するために、図1(B)に示す、本発明の第1実施形態としての防水コネクタを第1の防水コネクタと称し、図1(A)に示す相手コネクタを第2の防水コネクタと称する。
先ず、図1(A)に示す第2の防水コネクタ20を中心に説明する。
この第2の防水コネクタ20は、この図1(A)に示す姿勢の下面を回路基板(不図示)に向けて、その回路基板に半田接続されるコネクタである。この第2の防水コネクタ20は、ハウジング21と、金属シェル22と、複数のコンタクト23とを有する。
ハウジング21は、この図1(A)に示す姿勢における上面に、図1(B)に示す第1の防水コネクタ10と嵌合する嵌合部211を有する。
また、金属シェル22は、ハウジング21の側面に沿って連続的に広がって、その側面を一周に渡って取り囲む無端の側面部221を有する。また、この金属シェル22は、側面部221上端から内向きに湾曲して、ハウジング21の上面の縁部を覆うように延びた湾曲部222を有する。この湾曲部222も、ハウジング21の上面の縁部を一周に渡って取り囲んだ無端の形状となっている。さらに、この金属シェル22は、側面部221の下に続く下部に、半田接続部223が設けられている。この半田接続部223も、ハウジング21を一周に渡って連続的に取り巻くように無端の帯状に延びている。この半田接続部223の下面が、この第2の防水コネクタ20が搭載される回路基板(不図示)上に無端の帯状に形成された半田接続パターンに半田接続される。
また、ハウジング21の嵌合部211には、その長手方向に延びる嵌合溝212が設けられている。この嵌合溝212には、嵌合時に、図1(B)に示す第1の防水コネクタ10の嵌合突条112が嵌まり込む。
また、図1(A)に示す第2の防水コネクタ20を構成する複数のコンタクト23は、嵌合溝212に沿って配列されている。これら複数のコンタクト23は、圧入によりハウジング21に固定されている。一方、図1(B)の第1の防水コネクタ10の嵌合突条112にも、複数のコンタクト13が配列されている。嵌合時には、第2の防水コネクタ20の嵌合溝212に、第1の防水コネクタ10の嵌合突条112が嵌まり込む。すると、第2の防水コネクタ20の複数のコンタクト23のそれぞれが、第1の防水コネクタ10の複数のコンタクト13のそれぞれに接触し、コンタクト13,23どうしが互いに電気的に接続される。
また、図1(A)に示す第2コネクタ20を構成している複数のコンタクト23のそれぞれには、不図示の回路基板に半田接続される半田接続部231(図6,図7を参照)が設けられている。ここで、配列された複数のコンタクト23は、交互に逆向きの姿勢となっている。これに伴い、複数の半田接続部231は、2列に千鳥に配置されている。
また、図1(A)に示す第2の防水コネクタ20のハウジング21には、嵌合溝212の両側に一列ずつ配列された複数の穴214を有する。これら複数の穴214は、コンタクト23の圧入用の穴である。
複数のコンタクト23の半田接続部231は、金属シェル22の、一周に渡って無端の帯状にのびる半田接続部223に取り囲まれた内側に設けられている。したがって、この第2の防水コネクタ20が搭載される回路基板(不図示)の表面に水が付着しても、金属シェル22の半田接続部223によってその内側への水の浸入が阻止される。したがって、第2の防水コネクタ20の下面と回路基板の表面との間を抜けて複数のコンタクト23の半田接続部231が水に浸されることが防止される。
次に、図1(B)に示す第1の防水コネクタ10について説明する。
図1(B)には、第1コネクタ10が、図1(A)における第2の防水コネクタ20の図示の姿勢と同じ姿勢で図示されている。この第1コネクタ10は、図1(B)に示す姿勢における下面を回路基板(不図示)に向けて、その回路基板に半田接続される。この第1の防水コネクタ10が半田接続される回路基板は、第2の防水コネクタ20が半田接続される回路基板とは別の、もう1枚の回路基板である。
この図1(B)に示す第1の防水コネクタ10も、図1(A)の第2の防水コネクタ20と同様、ハウジング11と、金属シェル12と、複数のコンタクト13とを有する。
ハウジング11は、図1(B)に示す姿勢における上面に、受容部111を有する。この受容部111には、嵌合時に、第2コネクタ20の嵌合部211が受容される。この受容部111の中央には、その受容部111の底面から突き出た、上述の嵌合突条112が設けられている。この嵌合突条112は、嵌合時に、第2コネクタ20の嵌合溝212に嵌まり込み、コンタクト13,23どうしが接続される。
また、図1(B)に示す第1の防水コネクタ10の金属シェル12は、ハウジング11の受容部111を一周に渡って周回するように横方向に延びる、側面部121と湾曲部122とを有する。湾曲部122は、側面部121の上に連続していて、内向きに湾曲した部分である。
また、金属シェル12には、この第1の防水コネクタ10の長手方向両端部に、抜止め部123を有する。この抜止め部123は、受容部111に迫り出すように湾曲部122からさらに内向きに延びて終端した形状を有する。この抜止め部123は、図1(A)に示す第2の防水コネクタ20との嵌合時に、その第2の防水コネクタ20の金属シェル22の係止部224に係止して、第2の防水コネクタ20を抜け止めする役割を担っている。
また、この第1の防水コネクタ10の金属シェル12は、長手方向両端部に、下端にまで延びて、下端部に、半田接続部124を形成している。この半田接続部124は、この第1の防水コネクタ10が搭載される回路基板(不図示)に半田接続される。
また、この第1コネクタ10には、上述の通り、その受容部111の中央の嵌合突条112に複数のコンタクト13が配列されている。これら複数のコンタクト13は、ハウジング11にインサート成形されたものであって、第2の防水コネクタ20における圧入されたコンタクト23とは異なり、ハウジング11に密着している。このため、この第1の防水コネクタ10の場合、ハウジング11とコンタクト13との間に水が浸入するおそれはないか、極めて小さい。これら複数のコンタクト13の半田接続部131は、不図示の回路基板に半田接続される。
さらに、この第1の防水コネクタ10は、防水ゴム14を備えている。この防水ゴム14は、金属シェル12に一体成形されたものである。この防水ゴム14は、無端の紐状に延びた形状を有し、ハウジング11の受容部111を連続的に一周に渡って取り巻いている。そして、この防水ゴム14は、受容部111を取り囲む内向きの側壁を形成している。第2の防水コネクタ20は、第1の防水コネクタ10に嵌合される。このとき、防水ゴム14は、この嵌合時に、第2の防水コネクタ20の金属シェル22に押されて変形する。そして、この防水ゴム14は、金属シェル22に押されて変形することで、その金属シェル22に一周に渡って連続的に密着し、この部分を水密に保つ。
図2は、第1の防水コネクタの分解斜視図である。
また、図3は、分解した状態の第1の防水コネクタの断面図である。ここで、図3(A),(B)は、図2に示す、それぞれ矢印A−A,矢印B−Bに沿う断面図である。図3(A)においては、図示の分かり易さのため、図2および図3(B)よりも拡大して示してある。
図1(B)に示した第1の防水コネクタ10は、図2,図3に示す通りの、第1部品10Aと第2部品10Bとに分けて別々に製造された後、相互に組み立てられる。
第1部品10Aは、ハウジング11に複数のコンタクト13がインサート成形されている部品である。
また、第2部品10Bは、金属シェル12に防水ゴム14が一体成形されている部品である。
本実施形態の第1の防水コネクタ10は、このように別々に製造された2つの部品10A,10Bを相互に組立てることにより完成する。
本実施形態の第1の防水コネクタ10は、このように、2つの部品10A,10Bとして管理され、組立てにおいても、この2つの部品間のみ組立誤差を考慮すればよい。このようにして、この第1の防水コネクタ10は、低コスト化が図られている。
図4は、図2に示す第1部品と第2部品を組み立てた状態の第1の防水コネクタの斜視図である。すなわち、この図4は、図1(B)に示す第1の防水コネクタを図示の方向を変えて示した図である。
また、図5は、図4に示した第1の防水コネクタの断面図である。ここで、図5(A),図5(B)は、図4に示す、それぞれ矢印C−C,矢印D−Dに沿う断面図である。図5(A)は、図4,図5(B)と比べ拡大されている。
図2,図3に示す第1部品10Aと第2部品10Bを組み立てる。すると、防水ゴム14は、ハウジング11の受容部111を一周に渡って取り巻き、その受容部111を取り囲む内向きの側壁を形成する。この内向きの側壁を形成している防水ゴム14には、受容部111の内側に向かって突き出た突部141が設けられている。この突部141の上側には、この突部141が、上から下、すなわち第2防水コネクタ20の嵌合の向きに受容部111に徐々に食み出すように設けられた斜面142を有する。
この第1の防水コネクタ10の受容部111に、図1(A)に示す第2の防水コネクタ20の嵌合部211を嵌入させる。すると、第2の防水コネクタ20の金属シェル22の湾曲部222が斜面142に接し、突部141を横方向外向きに押し潰しながら嵌入する。
図6は、第1の防水コネクタに第2の防水コネクタが嵌合した状態を示した斜視図である。
この図6には、第2の防水コネクタ20については、図1(A)と比べ上下逆向きの姿勢で示されている。
また、図7は、図6に示す嵌合状態のコネクタ対の断面図である。ここで図7(A),図7(B)は、図6に示す、それぞれ矢印E−E,矢印F−Fに沿う断面図である。図7(A)は、図6,図7(B)と比べ拡大されている。
第1の防水コネクタ10に第2の防水コネクタ20が嵌合する。この嵌合は、第1の防水コネクタ10の受容部111(図1(B)参照)に第2の防水コネクタ20の嵌合部211が嵌入することにより行われる。
図7(A)には、第2の防水コネクタ20のコンタクト23が第1の防水コネクタ10のコンタクト13に食い込んでいるように図示されている。これは、コンタクト23を、外力が加えられていないときの形状のまま示しているためである。実際は、コンタクト23は、嵌合によりコンタクト13から力を受けて弾性変形する。そして、この弾性変形により、コンタクト13,23どうしが所期の接触圧で接触し、互いの間で確実な導通が実現する。
また、これと同様に、図7(A)には、第1の防水コネクタ10に備えられている防水ゴム14が、第2の防水コネクタ20の金属シェル22の側面部221に食い込んでいるように示されている。これも、防水ゴム14を、外力が加えられていないときの外形のまま図示しているためである。実際は、この防水ゴム14は、嵌合により、金属シェル22に押されて弾性変形して、金属シェル22に押し潰される。そして、この防水ゴム14は、押し潰されることにより金属シェル22に密着し、この嵌合部分からの水の浸入が阻止される。
ここで、第1の防水コネクタ10の受容部111(図1、図5参照)に第2の防水コネクタ20の嵌合部211が嵌入してくる。すると、防水ゴム14の斜面142に、金属シェル22の湾曲部222が接触する。そして、嵌合がもう少し進むと、その斜面142が横方向外向きに押されて突部141が外向きに押し潰される。こうして、嵌合が完了すると、突部141は、金属シェル22の側面部221に密着した状態となる。すなわち、この防水ゴム14は、横向きに変形するので、この変形に起因する、金属シェル22を抜去の向き(図6,図7に示す姿勢における上向き)に押し上げる向きの反力はほとんど存在しない。仮に、防水ゴム14を金属シェル22で嵌合の向き(図6,図7に示す姿勢における下向き)に押し潰す構造を採用したとする。この場合、金属シェル22には、上向きの反力が作用して、第2の防水コネクタ20が不用意に抜去され易くなる。このため、この不用意な抜去を防止するための強い抜止め機構が必要となる。本実施形態の場合、防水ゴム14は、ほとんど横向きにのみ押し潰されていて、第2の防水コネクタ20には、抜去の向きの反力はほとんど作用しない。したがって、防水ゴム14からの反力を考慮しないレベルでの、軽い抜止めで済む。
図7(B)には、本実施形態における、長手方向両端部に備えられた抜止め構造が示されている。
第1の防水コネクタ10金属シェル22には、長手方向両端部に抜止め部123(図1(B)を合わせて参照)が設けられている。防水ゴム14は、長手方向に延びる部分については、図7(A)に示すように、金属シェル12よりも受容部111側に食み出た形状となっている。これに対し、この防水ゴム14の長手方向両端部の、金属シェル12の抜止め部123が設けられている部分は、図7(B)に示すように、その抜止め部123からほとんど食み出していない形状となっている。
一方、第2の防水コネクタ20の金属シェル22は、長手方向に延びる部分においては、図7(A)に示すように、上下に鉛直な側面部221と、その側面部221から内向きになだらかに湾曲した湾曲部222が設けられている。これに対し、この第2の防水コネクタ20の金属シェル22の、長手方向両端部の抜止め部123に対応する部分は、図7(B)に示すように、その形状が異なっている。すなわち、この部分の湾曲部222は、側面部221から一旦外向きに膨らむように突き出てから内向きに湾曲した形状を有する。そして、嵌合状態においては、長手方向両端部の、抜止め部123に対応する部分では、防水ゴム14の一部が金属シェル22の湾曲部222によって持ち上げられる向きの力を受ける。すなわち、防水ゴム14が抜止め部123と湾曲部222とに挟まれて押し潰される。これにより、この抜止め部123の部分においても、防水ゴム14は金属シェル22に密着する。こうして、防水ゴム14は、その全周に渡って金属シェル22に密着し、防水性を実現している。
長手方向両端部では、金属シェル22は、防水ゴム14の一部を間に挟んで、抜止め部123に係止された状態となっている。本実施形態の場合、防水ゴム14からの抜去の向きの反力はほとんどなく、この程度の抜止め構造で十分である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態としての防水コネクタと相手コネクタとからなるコネクタ組立体の外観斜視図である。
ここで、図8(B)の方が、本発明の第2実施形態としての防水コネクタである。そして、図8(A)の方が、図8(B)の防水コネクタに嵌合する相手コネクタである。この相手コネクタも防水型のコネクタである。
前述の第1実施形態の場合と同様、ここでも、互いを区別するために、図8(B)に示す、本発明の第2実施形態としての防水コネクタを第1の防水コネクタと称し、図8(A)に示す相手コネクタを第2の防水コネクタと称する。
先ず、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40を中心に説明する。
この第2の防水コネクタ40は、この図8(A)に示す姿勢の下面を回路基板(不図示)に向けて、その回路基板に半田接続されるコネクタである。この第2の防水コネクタ40は、ハウジング41と、金属シェル42と、複数のコンタクト43とを有する。
ハウジング41は、この図8(A)に示す姿勢における上面に、図8(B)に示す第1の防水コネクタ30と嵌合する嵌合部411を有する。
また、金属シェル42は、ハウジング41の側面に沿って連続的に広がって、その側面を一周に渡って取り囲む無端の側面部421を有する。ただし、この金属シェル42には、図1に示す第2の防水コネクタ20の金属シェル22に設けられていた湾曲部222は存在しない。この図8に示す第2の防水コネクタ20の、図1における湾曲部222に相当する部分は、ハウジング41の一部から成る。ハウジング41の、図1における湾曲部222に相当する部分の形状は、図1における湾曲部222と同様、金属シェル42の側面部421の上端に連続して内向きに湾曲した形状を有する。そこで、ここでは、ハウジング41の、この湾曲した部分を、湾曲部415と称する。この湾曲部415は、第1の防水コネクタ30の長手方向両端部に設けられている抜止め部323に対応する部分を除き、一周に渡って、ハウジング41の嵌合部411の縁部を形成している。
この金属シェル42は、側面部421の下に続く下部に、半田接続部423が設けられている。この半田接続部423も、ハウジング41を一周に渡って連続的に取り巻くように無端の帯状に延びている。この半田接続部423の下面が、この第2の防水コネクタ40が搭載される回路基板(不図示)上に無端の帯状に形成された半田接続パターンに半田接続される。
また、ハウジング41の嵌合部411には、その長手方向に延びる嵌合溝412が設けられている。この嵌合溝412には、嵌合時に、図8(B)に示す第1の防水コネクタ30の嵌合突条312が嵌まり込む。
また、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40を構成する複数のコンタクト43は、嵌合溝412に沿って配列されている。これら複数のコンタクト43は、圧入によりハウジング41に固定されている。一方、図8(B)の第1の防水コネクタ30の嵌合突条312にも、複数のコンタクト33が配列されている。嵌合時には、第2の防水コネクタ40の嵌合溝412に、第1の防水コネクタ30の嵌合突条312が嵌まり込む。すると、第2の防水コネクタ40の複数のコンタクト43のそれぞれが、第1の防水コネクタ30の複数のコンタクト33のそれぞれに接触し、コンタクト33,43どうしが互いに電気的に接続される。
また、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40を構成している複数のコンタクト43のそれぞれには、不図示の回路基板に半田接続される半田接続部431(図13,図14を参照)が設けられている。ここで、配列された複数のコンタクト43は、交互に逆向きの姿勢となっている。これに伴い、複数の半田接続部431は、2列に千鳥に配置されている。
また、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40のハウジング41には、嵌合溝412の両側に一列ずつ配列された複数の穴414を有する。これら複数の穴414は、コンタクト43の圧入用の穴である。
コンタクト43の半田接続部431は、全てのコンタクト43について、金属シェル42の、一周に渡って無端の帯状にのびる半田接続部423に取り囲まれた内側に設けられている。したがって、この第2の防水コネクタ40が搭載される回路基板(不図示)表面に水が付着しても、金属シェル42の半田接続部423によってその内側への水の浸入が阻止される。したがって、第2の防水コネクタ40の下面と回路基板の表面との間を抜けて複数のコンタクト43の半田接続部431が水に浸されることが防止される。
次に、図8(B)に示す第1の防水コネクタ30について説明する。
図8(B)には、第1の防水コネクタ30が、図8(A)における第2の防水コネクタ40の図示の姿勢と同じ姿勢で図示されている。この第1の防水コネクタ30は、図8(B)に示す姿勢における下面を回路基板(不図示)に向けて、その回路基板に半田接続される。この第1の防水コネクタ30が半田接続される回路基板は、第2の防水コネクタ40が半田接続される回路基板とは別の、もう1枚の回路基板である。
この図8(B)に示す第1の防水コネクタ30も、図8(A)の第2の防水コネクタ40と同様、ハウジング31と、金属シェル32と、複数のコンタクト33とを有する。
ハウジング31は、図8(B)に示す姿勢における上面に、受容部311を有する。この受容部311には、嵌合時に、第2の防水コネクタ40の嵌合部411が受容される。この受容部311の中央には、その受容部311の底面から突き出た、上述の嵌合突条312が設けられている。この嵌合突条312は、嵌合時に、第2の防水コネクタ40の嵌合溝412に嵌まり込み、コンタクト33,23どうしが接続される。
このハウジング31の両側には上下に貫通した長穴304が形成されている(図12を合わせて参照)。コンタクト33の半田接続部331は、その長穴304に突き出ている。これにより、その半田接続部331を視認し、半田接続部331の半田接続の状態を確認することができる。
また、図8(B)に示す第1の防水コネクタ40の金属シェル32は、ハウジング31の受容部311を一周に渡って周回するように横方向に延びる、側面部321と湾曲部322とを有する。湾曲部322は、側面部321の上に連続していて、内向きに湾曲した部分である。
また、この金属シェル32は、この第1の防水コネクタ30の長手方向両端部に、抜止め部323を有する。この抜止め部323は、受容部311に迫り出すように湾曲部322からさらに内向きに延びて終端した形状を有する。この抜止め部323は、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40との嵌合時に、その第2の防水コネクタ40の金属シェル42の係止部424に係止して、第2の防水コネクタ40を抜け止めする役割を担っている。
また、この第1の防水コネクタ30の金属シェル32は、側面部321の下に続く下部に、半田接続部324が設けられている。この半田接続部324は、ハウジング31を一周に渡って連続的に取り巻くように無端の帯状に延びている。この半田接続部324の下面が、この第1の防水コネクタ30が搭載される回路基板(不図示)上に無端の帯状に形成された半田接続パターンに半田接続される。
ここで、コンタクト33の、長穴304から覗く半田接続部331は、全てのコンタクト331について、金属シェル32の半田接続部324の内側に設けられている。この金属シェル32の半田接続部324は、上述の通り、一周に渡って無端の帯状に延びているしたがって、この第1の防水コネクタ30が搭載される回路基板(不図示)の表面に水が付着しても、金属シェル32の半田接続部324によってその内側への水の浸入が阻止される。したがって、第1の防水コネクタ30の下面と回路基板との裏面との間を水が通り抜けてコンタクト33の半田接続部331が水に浸されることが防止される。
また、この第1の防水コネクタ30には、上述の通り、その受容部311の中央の嵌合突条312に複数のコンタクト33が配列されている。これら複数のコンタクト33は、ハウジング31にインサート成形されたものであって、第2の防水コネクタ40における圧入されたコンタクト43とは異なり、ハウジング31に密着している。このため、この第1の防水コネクタ30の場合、ハウジング31とコンタクト33との間に水が浸入するおそれはないか、極めて小さい。これら複数のコンタクト33の半田接続部331は、不図示の回路基板に半田接続される。
ここで、この第2実施形態の第1の防水コネクタ30の場合、上述の通り、金属シェル32の半田接続部324は、コンタクト33の半田接続部331を取り巻いて一周に渡って無端の帯状に延びている。このことにより、前述の第1実施形態の第1の防水コネクタ10と比べ、防水性が一層強化されている。
さらに、この第1の防水コネクタ30は、防水ゴム34を備えている。この防水ゴム34は、金属シェル42に一体成形されたものである。この防水ゴム34は、無端の紐状に延びた形状を有し、ハウジング31の受容部311を連続的に一周に渡って取り巻いている。そして、この防水ゴム34は、受容部311を取り囲む内向きの側壁を形成している。第2の防水コネクタ40は、第1の防水コネクタ30に嵌合される。このとき、防水ゴム34は、この嵌合時に、第2の防水コネクタ40の金属シェル42に押されて変形する。そして、この防水ゴム34は、金属シェル42に押されて変形することで、その金属シェル32に一周に渡って連続的に密着し、この部分を水密に保つ。
図9は、第2実施形態における第1の防水コネクタの分解斜視図である。
また、図10は、第2実施形態における、分解した状態の第1の防水コネクタの断面図である。ここで、図10(A),(B)は、図9に示す、それぞれ矢印G−G,矢印H−Hに沿う断面図である。図10(A)においては、図示の分かり易さのため、図9および図10(B)よりも拡大して示してある。
図8(B)に示した第1の防水コネクタ30は、図9,図10に示す通りの、第1部品30Aと第2部品30Bとに分けて別々に製造された後、相互に組み立てられる。
第1部品30Aは、ハウジング31に複数のコンタクト33がインサート成形されている部品である。
この実施形態の第1防水コネクタ30の第1部品30Aは、第1実施形態の第1の防水コネクタ10の第1部品10A(図3参照)と比べ小型化されている。この小型化により、ハウジング31の長穴304(図8,図12参照)が形成される。
また、第2部品30Bは、金属シェル32に防水ゴム34が一体成形されている部品である。
この第2実施形態の第1の防水コネクタ30は、第1実施形態の第1の防水コネクタ10と同様、このように別々に製造された2つの部品30A,30Bを相互に組み立てることにより完成する。
この第2実施形態の第1の防水コネクタ30は、このように、2つの部品30A,30Bとして管理され、組立てにおいても、この2つの部品間のみ組立誤差を考慮すればよい。このようにして、この第1の防水コネクタ30は、低コスト化が図られている。
図11は、第2実施形態における、図9に示す第1部品と第2部品を組み立てた状態の第1の防水コネクタの斜視図である。すなわち、この図11は、図8(B)に示す第1の防水コネクタ30を図示の方向を変えて示した図である。
また、図12は、図11に示した第1の防水コネクタの断面図である。ここで、図12(A),図12(B)は、図11に示す、それぞれ矢印I−I,矢印J−Jに沿う断面図である。図12(A)は、図11,図12(B)と比べ拡大されている。
図9,図10に示す第1部品30Aと第2部品30Bを組み立てる。すると、防水ゴム34は、ハウジング31の受容部311を一周に渡って取り巻き、その受容部311を取り囲む内向きの側壁を形成する。この内向きの側壁を形成している防水ゴム34には、受容部311の内側に向かって突き出た突部341が設けられている。この突部341の上側には、この突部341が、上から下、すなわち第2防水コネクタ40の嵌合の向きに受容部311に徐々に食み出すように設けられた斜面342を有する。
この第1の防水コネクタ30の受容部311に、図8(A)に示す第2の防水コネクタ40の嵌合部411を嵌入させる。すると、第2の防水コネクタ40の金属シェル42の湾曲部422が斜面342に接し、突部341を横方向外向きに押し潰しながら嵌入する。
図13は、第1の防水コネクタに第2の防水コネクタが嵌合した状態を示した斜視図である。
この図13には、第2実施形態における、第2の防水コネクタ40については、図8(A)と比べ上下逆向きの姿勢で示されている。
また、図14は、図13に示す嵌合状態のコネクタ対の断面図である。ここで、図14(A),図14(B)は、図13に示す、それぞれ矢印K−K,矢印L−Lに沿う断面図である。図14(A)は、図13,図14(B)と比べ拡大されている。
第1の防水コネクタ30に第2の防水コネクタ40が嵌合する。この嵌合は、第1の防水コネクタ30の受容部311(図8(B)参照)に第2の防水コネクタ40の嵌合部411が嵌入することにより行われる。
図14(A)には、第2の防水コネクタ40のコンタクト43が第1の防水コネクタ30のコンタクト33に食い込んでいるように図示されている。これは、コンタクト43を、外力が加えられていないときの形状のまま示しているためである。実際は、コンタクト43は、嵌合によりコンタクト33から力を受けて弾性変形する。そして、この弾性変形により、コンタクト33,23どうしが所期の接触圧で接触し、互いの間での確実な導通が実現する。
また、これと同様に、図14(A)には、第1の防水コネクタ30に備えられている防水ゴム34が、第2の防水コネクタ40の金属シェル42の側面部421に食い込んでいるように示されている。これも、防水ゴム34を、外力が加えられていないときの外形のまま図示しているためである。実際は、この防水ゴム34は、嵌合により、金属シェル42に押されて弾性変形して、金属シェル42に押し潰される。そして、この防水ゴム34は、押し潰されることにより金属シェル42に密着し、この嵌合部分からの水の浸入が阻止される。
ここで、第1の防水コネクタ30の受容部311(図8、図12参照)に第2の防水コネクタ40の嵌合部411が嵌入してくる。すると、防水ゴム34の斜面342に、ハウジング41の湾曲部415が接触する。そして、嵌合がもう少し進むと、その斜面342が横方向外向きに押されて突部341が外向きに押し潰される。こうして、嵌合が完了すると、突部341は、金属シェル42の側面部421に密着した状態となる。すなわち、この防水ゴム34は、横向きに変形するので、この変形に起因する、金属シェル42を抜去の向き(図13,図14に示す姿勢における上向き)に押し上げる向きの反力はほとんど存在しない。仮に、防水ゴム34を金属シェル42で嵌合の向き(図13,図14に示す姿勢における下向き)に押し潰す構造を採用したとする。この場合、金属シェル42には、上向きの反力が作用して、第2の防水コネクタ40が不用意に抜去され易くなる。このため、この不用意な抜去を防止するための強い抜止め機構が必要となる。本実施形態の場合、防水ゴム34は、ほとんど横向きにのみ押し潰されていて、第2の防水コネクタ40には、抜去の向きの反力はほとんど作用しない。したがって、防水ゴム34からの反力を考慮しないレベルでの、軽い抜止めで済む。
ここで、嵌合の初期において防水ゴム34の斜面342に最初に接触する湾曲部415は、第2の防水コネクタ40のハウジング41の一部分として形成されている。これに対し、前述の第1実施形態では、第2の防水コネクタ20の湾曲部222(図1,図7参照)は、金属シェル22の一部分である。この第2実施形態の場合、前述の第1実施形態と比べ小型化されている。このため、嵌合時には、湾曲部415とコンタクト33の半田接続部331が近接した状態となる。この湾曲部415を、第1実施形態における湾曲部222のように金属シェル42の一部分として形成すると、金属シェル42と半田接続部311が近接し過ぎ、短絡のおそれが発生する。そこで、この第2実施形態では、湾曲部415をハウジング41の一部で形成することで、金属シェル42と半田接続部311との距離を確保している。
図14(B)には、本実施形態における、長手方向両端部に備えられた抜止め構造が示されている。
第1の防水コネクタ30金属シェル42には、長手方向両端部に抜止め部323(図8(B)を合わせて参照)が設けられている。防水ゴム34は、長手方向に延びる部分については、図14(A)に示すように、金属シェル32よりも受容部311側に食み出た形状となっている。これに対し、この防水ゴム34の長手方向両端部の、金属シェル32の抜止め部323が設けられている部分は、図14(B)に示すように、その抜止め部323からほとんど食み出していない形状となっている。
一方、第2の防水コネクタ40の、抜止め部323に対応する部分は、ハウジング41の湾曲部415(図8参照)に連続する部分が金属シェル42で覆われている。この部分には、コンタクト33の半田接続部331(図14(A)参照)は存在せず、ハウジング41を金属シェル42で覆った形状であっても問題はない。
ここで、この第2の防水コネクタ40の金属シェル42の、長手方向両端部の抜止め部323に対応する部分は、側面部421から一旦外向きに膨らむように突き出てから内向きに湾曲した形状を有する。そして、嵌合状態においては、長手方向両端部の、抜止め部323に対応する部分では、防水ゴム34の一部が金属シェル42の湾曲部422によって持ち上げられる向きの力を受ける。すなわち、防水ゴム34が抜止め部323と湾曲部422とに挟まれて押し潰される。これにより、この抜止め部323の部分においても、防水ゴム34は金属シェル42に密着する。こうして、防水ゴム34は、その全周に渡って金属シェル42に密着し、防水性を実現している。
長手方向両端部では、金属シェル42は、防水ゴム34の一部を間に挟んで、抜止め部323に係止された状態となっている。この第2実施形態の場合、前述の第1実施形態の場合と同様、防水ゴム34からの抜去の向きの反力はほとんどなく、この程度の抜止め構造で十分である。
10,30 第1の防水コネクタ
304 長穴
11,31 ハウジング
112,312 嵌合突条
12,32 金属シェル
121,321 側面部
122,322 湾曲部
123,323 抜止め部
124,324 半田接続部
13,33 コンタクト
131,331 半田接続部
14,34 防水ゴム
141,341 突部
142,342 斜面
20,40 第2の防水コネクタ
21,41 ハウジング
415 湾曲部
211,411 嵌合部
212,412 嵌合溝
214,414 穴
22,42 金属シェル
221,421 側面部
222 湾曲部
223,423 半田接続部
23,43 コンタクト
231,431 半田接続部

Claims (4)

  1. 下面を回路基板に向けて該回路基板に半田接続される防水コネクタであって、
    相手コネクタの嵌合部を受容する受容部が上面に形成されたハウジングと、
    前記受容部を周回する向きに延びて該受容部を取り囲む金属シェルと、
    前記ハウジングに固定されて相手コネクタとの電気的な接続を担う複数のコンタクトと、
    前記金属シェルに一体成形され、連続的に一周に渡って無端の紐状に延びて前記受容部を取り囲む内向きの側壁を形成する、嵌合してきた相手コネクタに押されて変形して該相手コネクタに一周に渡って連続的に密着する防水ゴムとを備えたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記防水ゴムが、相手コネクタとの嵌合時に、該相手コネクタに、実質的に横方向外向きにのみ変形するように押される形状を有することを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。
  3. 前記複数のコンタクトが、前記ハウジングに一体成形されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の防水コネクタ。
  4. 前記金属シェルが、前記ハウジングの長手方向両端部に、前記受容部に迫り出すように内向きに延び、相手コネクタとの嵌合時に該相手コネクタに係止して該相手コネクタを抜け止めする抜止め部を有することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の防水コネクタ。
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