JP2017033042A - 利用者状態監視システム、および利用者状態監視方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現する。【解決手段】実施形態のウェアラブルデバイスは、利用者の身体に装着された状態で前記利用者によって持ち運び可能であり、前記利用者の生体情報を取得する。携帯端末装置は、前記ウェアラブルデバイスと通信可能であり、前記利用者によって持ち運び可能である。サーバ装置は、前記携帯端末装置と通信可能である。前記ウェアラブルデバイス、前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一つは、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する。前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一方は、前記判定部による判定結果を参照し、前記ウェアラブルデバイスにおいて取得された生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、利用者状態監視システム、および利用者状態監視方法に関する。
従来より、車両などの移動体を運転(操縦)する運転者を監視することについて研究が進められている。しかしながら、従来の技術では、主に車載装置を用いて監視が行われていたため、監視の範囲が限定的であった。
本発明が解決しようとする課題は、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる利用者状態監視システム、および利用者状態監視方法を提供することである。
実施形態の利用者状態監視システムは、ウェアラブルデバイスと、携帯端末装置と、サーバ装置とを持つ。ウェアラブルデバイスは、利用者の身体に装着された状態で前記利用者によって持ち運び可能であり、前記利用者の生体情報を取得する。携帯端末装置は、前記ウェアラブルデバイスと通信可能であり、前記利用者によって持ち運び可能である。サーバ装置は、前記携帯端末装置と通信可能である。前記ウェアラブルデバイス、前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一つは、判定部を持つ。判定部は、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する。前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一方は、前記判定部による判定結果を参照し、前記ウェアラブルデバイスにおいて取得された生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う。
以下、実施形態の利用者状態監視システム、および利用者状態監視方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る利用者状態監視システム1の構成例を示す図である。利用者状態監視システム1は、ウェアラブルデバイス(以下、WD)100と、携帯端末装置200と、サーバ装置300とを備える。WD100は、例えば、車両によって荷物を運送する運送会社に所属する運転者(利用者の一例)によって利用される。また、携帯端末装置200は、WD100を装着した利用者が保持するものである。
図1は、第1の実施形態に係る利用者状態監視システム1の構成例を示す図である。利用者状態監視システム1は、ウェアラブルデバイス(以下、WD)100と、携帯端末装置200と、サーバ装置300とを備える。WD100は、例えば、車両によって荷物を運送する運送会社に所属する運転者(利用者の一例)によって利用される。また、携帯端末装置200は、WD100を装着した利用者が保持するものである。
[ウェアラブルデバイス(WD)]
WD100は、例えば、生体センサ102と、物理量測定センサ104と、環境センサ106と、マイク108と、WD通信装置110と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機112と、運転状態判定部114と、処理実行部116とを備える。
WD100は、例えば、生体センサ102と、物理量測定センサ104と、環境センサ106と、マイク108と、WD通信装置110と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機112と、運転状態判定部114と、処理実行部116とを備える。
生体センサ102は、例えば、心電位センサ、脈波センサ、皮膚電気活動センサ、皮膚温度センサなどを含み、WD100が装着された利用者の生体情報を取得する。物理量測定センサ104は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、方位センサなどを含む。環境センサ106は、例えば、日射による紫外線の量を測定する紫外線センサ、気圧センサ、外気温センサ、湿度センサなどを含む。マイク108は、WD100の周辺で発生した音を集音する。
WD通信装置110は、携帯端末装置200の近距離通信装置202と通信する。WD通信装置110と近距離通信装置202との間では、例えば、Bluetooth(登録商標)またはBluetooth Low Energy(BLE)に基づく通信が行われる。また、これに代えて、WD通信装置110と近距離通信装置202との間では、Wi−Fiなどに基づく通信が行われてもよい。生体センサ102、物理量測定センサ104、環境センサ106、およびマイク108により得られた検出値や音声情報は、例えば、処理実行部116によって取捨選択され、必要に応じて何等かの処理が行われた上で(或いはそのまま)、WD通信装置110を用いて携帯端末装置200に送信される。処理実行部116には、携帯端末装置200におけるアプリ実行部208の設定状態が伝えられ、処理実行部116は、これに基づいて携帯端末装置200に送信する情報を選択し、または処理する。
以下、WD100から携帯端末装置200に送信される情報を、一次情報と称する。一次情報は、例えば、数ミリ秒ごと、毎秒、数秒ごと、毎分、数分ごと等の所定周期で携帯端末装置200に送信される。
処理実行部116は、例えば、物理量測定センサ104の検出結果に基づいて利用者の姿勢を推定し、推定結果(姿勢情報)を一次情報として、携帯端末装置200に送信するようにWD通信装置110に指示する。また、処理実行部116は、生体センサ102の検出結果に基づいて利用者の心拍間隔(RRI;RR Interval)を算出し、心拍間隔を一次情報として携帯端末装置200に送信するようにWD通信装置110に指示してもよい。また、処理実行部116は、生体センサ102により検出される皮膚温度やマイク108により集音される音声情報等をそのまま、或いは圧縮処理や特徴量抽出処理などを行った上で、一次情報として携帯端末装置200に送信するようにWD通信装置110に指示してもよい。また、一次情報は、生体センサ102や物理量測定センサ104による検出結果そのもの、或いはこれらに対し圧縮処理や特徴量抽出処理などを行ったものを含んでもよい。また、一次情報は、後述するGNSS受信機により特定されたWD100の位置を含んでもよい。
GNSS受信機112は、GPS(Global Positioning System)衛星などから到来する電波を受信し、単独測位や相対測位(Differential-GPS)、RTK(Real Time Kinematic)測位、A−GPS(Assisted-GPS)などの手法により、WD100の位置を特定する。
運転状態判定部114は、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定する。移動体とは、前述したように運送会社の運転者が利用者である場合、例えばトラックである。また、移動体とは、四輪車両、三輪車両、自動二輪車、船舶、航空機、ホバークラフトのいずれであってもよい。運転状態判定部114および処理実行部116は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラム(ファームウェア)を実行することにより実現される。また、運転状態判定部114および処理実行部116のうち一方または双方は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現されてもよい。
運転状態判定部114は、例えば、GNSS受信機112により特定されたWD100の位置の履歴に基づいて、WD100の移動速度Vを算出し、移動速度Vが閾値Vthを超えた場合に、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であると判定する。閾値Vthは、例えば、人が歩行する際の平均的な速度(4[km/h]程度)よりも十分に高い速度に設定される。また、運転状態判定部114は、WD100に対して利用者が行った操作に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、WD100または携帯端末装置200と、移動体に搭載される装置との通信によって得られた情報に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、上記方法を複合的に組み合わせて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。
処理実行部116は、WD通信装置110に、運転状態判定部114による判定結果を、例えば一次情報に包含させて携帯端末装置200の近距離通信装置202に送信させる。
図2は、WD100の外観構成例を示す図である。WD100は、例えば、人の手首に装着されるリストバンド型のウェアラブルデバイスである。WD100は、リストバンド120に、図1に示す構成を備える本体部が装着された状態で、人の手首に装着されて使用される。本体部には、図1に示す構成の他、ボタン122および表示部124が設けられる。また、本体部の表示部124と反対の側には、充電用端子や生体センサ102などが設けられる。表示部124は、リストバンド120に形成された孔部を介して外部に表面が露出することで、表示内容が視認可能となっている。また、122は、リストバンド部120の側壁部120Aによって覆われた状態で使用され、リストバンド120の側壁部120Aごとプッシュ操作される。なお、WD100は、図2に示す態様に限らず、メガネ型など、如何なる態様を有してもよい。
WD100は、ボタン122に対する操作によって、携帯端末装置200と通信可能なモード(ペアリングモード)に設定される。WD100の動作モードは、表示部124の表示態様を変更することで認識可能となっている。WD100は、携帯端末装置200にアプリケーションプログラムがインストールされ、アプリ実行部208が機能した状態で、携帯端末装置200と共に、利用者の種々の活動を計測することができる。
[携帯端末装置]
図1に戻り、利用者状態監視システム1の説明を行う。携帯端末装置200は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、フィーチャーフォンなどであり、WD100およびサーバ装置300と通信可能であると共に、利用者によって持ち運び可能なものであれば、如何なる装置を用いてもよい。また、携帯端末装置200は、所望のアプリケーションプログラムがインストールされることでアプリ実行部208が機能するものであることが望ましい。携帯端末装置200は、例えば、近距離通信装置202と、ネットワーク通信装置204と、タッチパネル206と、アプリ実行部208とを備える。
図1に戻り、利用者状態監視システム1の説明を行う。携帯端末装置200は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、フィーチャーフォンなどであり、WD100およびサーバ装置300と通信可能であると共に、利用者によって持ち運び可能なものであれば、如何なる装置を用いてもよい。また、携帯端末装置200は、所望のアプリケーションプログラムがインストールされることでアプリ実行部208が機能するものであることが望ましい。携帯端末装置200は、例えば、近距離通信装置202と、ネットワーク通信装置204と、タッチパネル206と、アプリ実行部208とを備える。
近距離通信装置202は、WD100のWD通信装置110と通信する。
ネットワーク通信装置204は、ネットワークNWを介してサーバ装置300のサーバ側通信装置302と通信する。ネットワークNWは、例えば、携帯電話網、Wi−Fi網、無線基地局、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線網などを含む。
タッチパネル206は、各種情報を表示すると共に、表示面に対して利用者がタップ、スライド、スワイプなどの態様でタッチ操作した座標を検出し、アプリ実行部208、その他の処理主体に出力する。
アプリ実行部208は、CPUなどのプロセッサが、携帯端末装置200にインストールされたアプリケーションプログラムを実行することで実現される。アプリ実行部208は、WD100から受信した一次情報に対し、必要に応じて何等かの処理を行った上で(或いはそのまま)、サーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示する。以下、携帯端末装置200によってサーバ装置300に送信される情報を、二次情報と称する。二次情報は、例えば、数ミリ秒ごと、毎秒、数秒ごと、毎分、数分ごと等の所定周期でサーバ装置300に送信される。二次情報の送信周期は、一次情報の送信周期よりも短くてもよいし、長くてもよいし、同じでもよい。また、アプリ実行部208は、二次情報の送信周期を、携帯端末装置200の通信状態に応じて、動的に制御してもよい。
ここで、アプリ実行部208は、WD100の運転状態判定部114による判定結果に基づいて、利用者が移動体を運転中である場合と、運転中でない場合とで異なる処理を行ってよい。なお、下記に示す処理のうち一部または全部は、WD100の処理実行部116によって行われてもよい。
(1)利用者が移動体を運転中である場合
この場合、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出し、算出結果を二次情報としてサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示する。また、アプリ実行部208は、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出結果を二次情報としてサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示してもよい。更に、アプリ実行部208またはその他の機能部は、二次情報の結果に基づいて、即座に携帯端末装置200またはWD100からアラートを発して、利用者に注意喚起を行ってもよい。
この場合、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出し、算出結果を二次情報としてサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示する。また、アプリ実行部208は、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出結果を二次情報としてサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示してもよい。更に、アプリ実行部208またはその他の機能部は、二次情報の結果に基づいて、即座に携帯端末装置200またはWD100からアラートを発して、利用者に注意喚起を行ってもよい。
(2)利用者が移動体を運転中でない場合
この場合、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行う。また、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行ってもよい。更に、アプリケーション実行部208は、WD100から算出される一次情報(加速度、マイク、GPSを特徴量に変換した値)に基づいて利用者の行動を推定してもよい。これを用いて、アプリケーション実行部208は、例えば、運送会社に勤務する利用者が荷積みに要している時間などの活動ログを記録してもよい。この場合、活動ログを記録する処理は、サーバ装置300において行われてもよい。
この場合、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行う。また、アプリ実行部208は、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行ってもよい。更に、アプリケーション実行部208は、WD100から算出される一次情報(加速度、マイク、GPSを特徴量に変換した値)に基づいて利用者の行動を推定してもよい。これを用いて、アプリケーション実行部208は、例えば、運送会社に勤務する利用者が荷積みに要している時間などの活動ログを記録してもよい。この場合、活動ログを記録する処理は、サーバ装置300において行われてもよい。
WD100を装着した利用者が移動体を運転中でない場合、アプリ実行部208は、処理の結果をサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示せず、携帯端末装置200内で処理を完結してもよいし、WD100を装着した利用者が移動体を運転中である場合と同様に、処理の結果をサーバ装置300に送信するようにネットワーク通信装置204に指示してもよい。
また、二次情報には、WD100のGNSS受信機112により特定されたWD100の位置、または携帯端末装置200が有するGNSS受信機(不図示)により特定された携帯端末装置200の位置を含んでもよい。
[サーバ装置]
サーバ装置300は、例えば、サーバ側通信装置302と、収集情報記憶部304と、監視処理実行部306とを備える。
サーバ装置300は、例えば、サーバ側通信装置302と、収集情報記憶部304と、監視処理実行部306とを備える。
サーバ側通信装置302は、例えば、NIC(Network Interface Card、ネットワークカード)である。サーバ側通信装置302によって受信された二次情報は、収集情報記憶部304に格納される。収集情報記憶部304は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により実現される。
監視処理実行部306は、収集情報記憶部304に格納された二次情報に基づいて、WD100の利用者の状態監視を行うための処理を実行する。
(1)利用者が移動体を運転中である場合
この場合、監視処理実行部306は、例えば、二次情報に含まれる疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった利用者の携帯端末装置200に対して、休憩を促す情報を送信する。また、監視処理実行部306は、二次情報に含まれる体調急変、眠気の情報に基づいて、二次情報に含まれるWD100または携帯端末装置200の位置に、レスキュー車両を派遣するための処理などを実行する。
この場合、監視処理実行部306は、例えば、二次情報に含まれる疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった利用者の携帯端末装置200に対して、休憩を促す情報を送信する。また、監視処理実行部306は、二次情報に含まれる体調急変、眠気の情報に基づいて、二次情報に含まれるWD100または携帯端末装置200の位置に、レスキュー車両を派遣するための処理などを実行する。
(2)利用者が移動体を運転中でない場合
この場合、監視処理実行部306は、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行したり、運送会社の倉庫業務における行動ログを記録する処理を実行する。
この場合、監視処理実行部306は、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行したり、運送会社の倉庫業務における行動ログを記録する処理を実行する。
[フローチャート、シーケンス]
図3は、WD100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、処理実行部116が、各種センサによる検出値を取得する(ステップS100)。次に、運転状態判定部114が、WD100の利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する(ステップS102)。運転状態判定部114によりWD100の利用者が移動体を運転中であると判定された場合、処理実行部116が、利用者が移動体を運転中である旨の情報を一次情報に含めることを決定する(ステップS104)。
そして、処理実行部116は、前述したように一次情報を生成し(ステップS106)、生成した一次情報を携帯端末装置200に送信するようにWD通信装置110に指示する(ステップS108)。
図3は、WD100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、処理実行部116が、各種センサによる検出値を取得する(ステップS100)。次に、運転状態判定部114が、WD100の利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する(ステップS102)。運転状態判定部114によりWD100の利用者が移動体を運転中であると判定された場合、処理実行部116が、利用者が移動体を運転中である旨の情報を一次情報に含めることを決定する(ステップS104)。
そして、処理実行部116は、前述したように一次情報を生成し(ステップS106)、生成した一次情報を携帯端末装置200に送信するようにWD通信装置110に指示する(ステップS108)。
図4は、携帯端末装置200またはサーバ装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、携帯端末装置200またはサーバ装置300は、受信した一次情報または二次情報を参照し、WD100の利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する(ステップS200)。携帯端末装置200またはサーバ装置300は、判定結果に応じて、WD100の利用者が移動体を運転中である場合の処理、またはWD100の利用者が移動体を運転中でない場合の処理を実行する(ステップS202、S204)。
以上説明した第1の実施形態に係る利用者状態監視システム1によれば、WD100が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、携帯端末装置200、およびサーバ装置300が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る利用者状態監視システム1Aの構成例を示す図である。第2の実施形態に係る利用者状態監視システム1Aは、携帯端末装置200が運転状態判定部210を備える。運転状態判定部210は、例えば、WD100のGNSS受信機112により特定されたWD100の位置の履歴、または携帯端末装置200が備えるGNSS受信機(不図示)により特定された携帯端末装置200の位置の履歴に基づいて、WD100または携帯端末装置200の移動速度Vを算出し、移動速度Vが閾値Vthを超えた場合に、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であると判定する。閾値Vthは、例えば、人が歩行する際の平均的な速度(4[km/h]程度)よりも十分に高い速度に設定される。また、運転状態判定部210は、WD100または携帯端末装置200と、移動体に搭載される装置との通信によって得られた情報に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、上記方法を複合的に組み合わせて、利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。その他の機能部の機能については、第1の実施形態と同様である。
図5は、第2の実施形態に係る利用者状態監視システム1Aの構成例を示す図である。第2の実施形態に係る利用者状態監視システム1Aは、携帯端末装置200が運転状態判定部210を備える。運転状態判定部210は、例えば、WD100のGNSS受信機112により特定されたWD100の位置の履歴、または携帯端末装置200が備えるGNSS受信機(不図示)により特定された携帯端末装置200の位置の履歴に基づいて、WD100または携帯端末装置200の移動速度Vを算出し、移動速度Vが閾値Vthを超えた場合に、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であると判定する。閾値Vthは、例えば、人が歩行する際の平均的な速度(4[km/h]程度)よりも十分に高い速度に設定される。また、運転状態判定部210は、WD100または携帯端末装置200と、移動体に搭載される装置との通信によって得られた情報に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、上記方法を複合的に組み合わせて、利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。その他の機能部の機能については、第1の実施形態と同様である。
以上説明した第2の実施形態に係る利用者状態監視システム1Aによれば、携帯端末装置200が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、携帯端末装置200、およびサーバ装置300が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る利用者状態監視システム1Bの構成例を示す図である。第3の実施形態に係る利用者状態監視システム1Bは、サーバ装置300が運転状態判定部308を備える。運転状態判定部308は、例えば、WD100のGNSS受信機112により特定されたWD100の位置の履歴、または携帯端末装置200が備えるGNSS受信機(不図示)により特定された携帯端末装置200の位置の履歴を通信によって取得し、取得した履歴に基づいて、WD100または携帯端末装置200の移動速度Vを算出し、移動速度Vが閾値Vthを超えた場合に、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であると判定する。閾値Vthは、例えば、人が歩行する際の平均的な速度(4[km/h]程度)よりも十分に高い速度に設定される。また、運転状態判定部308は、WD100または携帯端末装置200と、移動体に搭載される装置との通信によって得られた情報に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、上記方法を複合的に組み合わせて、利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。その他の機能部の機能については、第1の実施形態と同様である。
図6は、第3の実施形態に係る利用者状態監視システム1Bの構成例を示す図である。第3の実施形態に係る利用者状態監視システム1Bは、サーバ装置300が運転状態判定部308を備える。運転状態判定部308は、例えば、WD100のGNSS受信機112により特定されたWD100の位置の履歴、または携帯端末装置200が備えるGNSS受信機(不図示)により特定された携帯端末装置200の位置の履歴を通信によって取得し、取得した履歴に基づいて、WD100または携帯端末装置200の移動速度Vを算出し、移動速度Vが閾値Vthを超えた場合に、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であると判定する。閾値Vthは、例えば、人が歩行する際の平均的な速度(4[km/h]程度)よりも十分に高い速度に設定される。また、運転状態判定部308は、WD100または携帯端末装置200と、移動体に搭載される装置との通信によって得られた情報に基づいて、WD100を装着した利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。また、運転状態判定部114は、上記方法を複合的に組み合わせて、利用者が、移動体を運転中であるか否かを判定してもよい。その他の機能部の機能については、第1の実施形態と同様である。
以上説明した第3の実施形態に係る利用者状態監視システム1Bによれば、サーバ装置300が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、携帯端末装置200、およびサーバ装置300が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cの構成例を示す図である。第4の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cは、第1の実施形態と比較すると、サーバ装置300を省略した構成となっている。第4の実施形態において、アプリ実行部208Cは、第1の実施形態におけるアプリ実行部208の機能と、サーバ装置300の監視処理実行部306の機能との双方を有する。すなわち、アプリ実行部208Cは、以下の処理を実行する。
図7は、第4の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cの構成例を示す図である。第4の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cは、第1の実施形態と比較すると、サーバ装置300を省略した構成となっている。第4の実施形態において、アプリ実行部208Cは、第1の実施形態におけるアプリ実行部208の機能と、サーバ装置300の監視処理実行部306の機能との双方を有する。すなわち、アプリ実行部208Cは、以下の処理を実行する。
(1)利用者が移動体を運転中である場合
この場合、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出する。そして、アプリ実行部208Cは、例えば、疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった場合に、休憩を促す情報をタッチパネル206に表示させたり、スピーカ(不図示)に音声を出力させたりする。また、アプリ実行部208Cは、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出した体調急変、眠気などの情報に基づいて、自身の位置に、レスキュー車両を招へいするための処理などを実行する。
この場合、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出する。そして、アプリ実行部208Cは、例えば、疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった場合に、休憩を促す情報をタッチパネル206に表示させたり、スピーカ(不図示)に音声を出力させたりする。また、アプリ実行部208Cは、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出した体調急変、眠気などの情報に基づいて、自身の位置に、レスキュー車両を招へいするための処理などを実行する。
(2)利用者が移動体を運転中でない場合
この場合、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行う。また、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行ってもよい。また、アプリ実行部208Cは、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行してもよい。
この場合、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行う。また、アプリ実行部208Cは、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をタッチパネル206に表示させる処理などを行ってもよい。また、アプリ実行部208Cは、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行してもよい。
以上説明した第4の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cによれば、WD100が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、携帯端末装置200が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
なお、第4の実施形態において、第2の実施形態で説明したように、運転状態判定部を携帯端末装置200が備える構成としてもよい。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態に係る利用者状態監視システム1Dの構成例を示す図である。第5の実施形態に係る利用者状態監視システム1Dは、第1の実施形態と比較すると、携帯端末装置200を省略した構成となっている。第5の実施形態において、WD通信装置110Dは、ネットワークNWを介してサーバ装置300のサーバ側通信装置302と通信し、一次情報をサーバ装置300に提供する。
図8は、第5の実施形態に係る利用者状態監視システム1Dの構成例を示す図である。第5の実施形態に係る利用者状態監視システム1Dは、第1の実施形態と比較すると、携帯端末装置200を省略した構成となっている。第5の実施形態において、WD通信装置110Dは、ネットワークNWを介してサーバ装置300のサーバ側通信装置302と通信し、一次情報をサーバ装置300に提供する。
第5の実施形態において、監視処理実行部306Dは、第1の実施形態におけるアプリ実行部208の機能と、サーバ装置300の監視処理実行部306の機能との双方を有する。すなわち、監視処理実行部306Dは、以下の処理を実行する。
(1)利用者が移動体を運転中である場合
この場合、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出する。そして、監視処理実行部306Dは、例えば、疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった場合に、休憩を促す情報をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信する。また、監視処理実行部306Dは、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出した体調急変、眠気などの情報に基づいて、WD100の位置に、レスキュー車両を派遣するための処理などを実行する。
この場合、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の疲労度、ストレス、集中度などの指標値を算出する。そして、監視処理実行部306Dは、例えば、疲労度、ストレス、集中度などの情報をリアルタイムに監視し、疲労度やストレスが基準値を超えた、あるいは集中度が基準値未満となった場合に、休憩を促す情報をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信する。また、監視処理実行部306Dは、一次情報に基づいて、WD100を装着した利用者の体調急変、眠気などの状態イベントを検出し、検出した体調急変、眠気などの情報に基づいて、WD100の位置に、レスキュー車両を派遣するための処理などを実行する。
(2)利用者が移動体を運転中でない場合
この場合、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信する。また、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信してもよい。監視処理実行部306Dは、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行してもよい。
この場合、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる姿勢情報や心拍間隔、皮膚温度などに基づいて、WD100を装着した利用者の睡眠状況、自律神経の状態などを推定し、推定結果をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信する。また、監視処理実行部306Dは、例えば、一次情報に含まれる加速度の情報に基づいてWD100を装着した利用者の歩数を計算し、消費カロリーやMETs(Metabolic Equivalents;安静状態の何倍のカロリーを消費しているかを示す指標)などを算出し、算出結果をWD100その他の機器(例えばWD100と通信しない利用者の携帯端末装置など)に送信してもよい。監視処理実行部306Dは、例えば、利用者の降車後の健康管理のための処理を実行してもよい。
以上説明した第5の実施形態に係る利用者状態監視システム1Cによれば、WD100が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、サーバ装置300が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
なお、第5の実施形態において、第3の実施形態で説明したように、運転状態判定部をサーバ装置300が備える構成としてもよい。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、利用者の運転中の状態を監視するための処理を、携帯端末装置200とサーバ装置300との双方が実行するものとしたが、これらのうち一方が利用者の運転中の状態を監視するための処理を実行するものとしてもよい。
上記各実施形態では、利用者の運転中の状態を監視するための処理を、携帯端末装置200とサーバ装置300との双方が実行するものとしたが、これらのうち一方が利用者の運転中の状態を監視するための処理を実行するものとしてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、WD100が、利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、携帯端末装置200、およびサーバ装置300が、判定結果を参照し、WD100において取得された生体情報に基づいて利用者の運転中の状態を監視するための処理を行うことにより、運転者の運転中、および降車後に亘って運転者の状態監視を行うことができる。この結果、移動体を運転する利用者に対し、より幅広い状態監視を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A、1B、1C、1D…利用者状態監視システム、100…ウェアラブルデバイス(WD)、102…生体センサ、104…物理量測定センサ、106…環境センサ、108…マイク、110…WD通信装置、112…GNSS受信機、114、210、308…運転状態判定部、116…処理実行部、120…リストバンド、122…ボタン、124…表示部、200…携帯端末装置、202…近距離通信装置、204…ネットワーク通信装置、206…タッチパネル、208、208C…アプリ実行部、300…サーバ装置、302…サーバ側通信装置、304…収集情報記憶部、306、306D…監視処理実行部、NW…ネットワーク
Claims (10)
- 利用者の身体に装着された状態で前記利用者によって持ち運び可能なウェアラブルデバイスであって、前記利用者の生体情報を取得するウェアラブルデバイスと、
前記ウェアラブルデバイスと通信可能であり、前記利用者によって持ち運び可能な携帯端末装置と、
前記携帯端末装置と通信可能なサーバ装置と、を備え、
前記ウェアラブルデバイス、前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一つは、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する判定部を備え、
前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一方は、前記判定部による判定結果を参照し、前記ウェアラブルデバイスにおいて取得された生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視システム。 - 前記サーバ装置は、前記判定部により前記利用者が移動体を運転中でないと判定された場合、前記判定部により前記利用者が移動体を運転中であると判定された場合とは異なる処理を行う、
請求項1記載の利用者状態監視システム。 - 前記ウェアラブルデバイスと前記携帯端末装置の間、および前記携帯端末装置と前記サーバ装置の間では、それぞれ前記利用者が運転する移動体に搭載された装置を介さずに通信が行われる、
請求項1または2記載の利用者状態監視システム。 - 前記ウェアラブルデバイスまたは前記携帯端末装置は、自装置の位置を特定可能な特定部を備え、
前記判定部は、前記特定部により特定される前記携帯端末装置の位置の変化に基づいて、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する、
請求項1から3のうちいずれか1項記載の利用者状態監視システム。 - 前記ウェアラブルデバイスまたは前記携帯端末装置は、前記利用者が運転する移動体に搭載された装置と通信可能であり、
前記判定部は、前記ウェアラブルデバイスまたは前記携帯端末装置が、前記利用者が運転する移動体に搭載された装置から通信によって取得する情報に基づいて、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する、
請求項1から4のうちいずれか1項記載の利用者状態監視システム。 - 利用者の身体に装着された状態で前記利用者によって持ち運び可能なウェアラブルデバイスであって、前記利用者の生体情報を取得するウェアラブルデバイスと、
前記ウェアラブルデバイスと通信可能であり、前記利用者によって持ち運び可能な携帯端末装置と、を備え、
前記ウェアラブルデバイス、および前記携帯端末装置のうち少なくとも一方は、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する判定部を備え、
前記携帯端末装置は、前記判定部による判定結果を参照し、前記ウェアラブルデバイスにおいて取得された生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視システム。 - 利用者の身体に装着された状態で前記利用者によって持ち運び可能なウェアラブルデバイスであって、前記利用者の生体情報を取得するウェアラブルデバイスと、
前記ウェアラブルデバイスと通信可能なサーバ装置と、を備え、
前記ウェアラブルデバイス、および前記サーバ装置のうち少なくとも一つは、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定する判定部を備え、
前記サーバ装置は、前記判定部による判定結果を参照し、前記ウェアラブルデバイスにおいて取得された生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視システム。 - 利用者の身体に装着されたウェアラブルデバイスが、前記利用者の生体情報を取得し、
前記利用者によって持ち運び可能な携帯端末装置が、前記ウェアラブルデバイスと通信し、
サーバ装置が、前記ウェアラブルデバイスから前記携帯端末装置を介して前記生体情報を取得し、
前記ウェアラブルデバイス、前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一つが、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、
前記携帯端末装置、および前記サーバ装置のうち少なくとも一方が、前記判定の結果を参照し、前記取得した生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視方法。 - 利用者の身体に装着されたウェアラブルデバイスが、前記利用者の生体情報を取得し、
前記利用者によって持ち運び可能な携帯端末装置が、前記ウェアラブルデバイスと通信し、
前記ウェアラブルデバイス、および前記携帯端末装置のうち少なくとも一方が、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、
前記携帯端末装置が、前記判定の結果を参照し、前記取得した生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視方法。 - 利用者の身体に装着されたウェアラブルデバイスが、前記利用者の生体情報を取得し、
サーバ装置が、前記ウェアラブルデバイスと通信し、
前記ウェアラブルデバイス、および前記サーバ装置のうち少なくとも一方が、前記利用者が移動体を運転中であるか否かを判定し、
前記サーバ装置が、前記判定の結果を参照し、前記取得した生体情報に基づいて前記利用者の運転中の状態を監視するための処理を行う、
利用者状態監視方法。
Priority Applications (1)
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JP2015149001A JP2017033042A (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 利用者状態監視システム、および利用者状態監視方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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