JP2017032311A - バッテリ状態検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行状態及び負荷の駆動状態が変動しても、所要の精度でバッテリの温度、電圧及び電流を検知することができ、しかも温度及び電圧の検出負荷を低減することができるバッテリ状態検知装置を提供する。【解決手段】バッテリの温度を間欠的に検出する温度検出部と、前記バッテリの電圧を間欠的に検出する電圧検出部と、前記バッテリの電流を所定頻度で定常的に検出する電流検出部とを備え、前記バッテリの状態を検知するバッテリ状態検知装置に、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記温度検出部による温度の検出態様を変更する温度検出態様変更部と、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記電圧検出部による電圧の検出態様を変更する電圧検出態様変更部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリの温度、電圧及び電流を検出することによって、該バッテリの状態を検知するバッテリ状態検知装置に関する。
車両に搭載されたバッテリの状態はバッテリ状態検知装置によって検知され、バッテリの充放電、保護に係る各種制御が行われる。具体的にはバッテリ状態検知装置は、バッテリの温度、電圧及び電流を常時検出しており、バッテリの残容量、劣化の程度、過電流の有無等の状態を検知している。車両の走行状態及び負荷の駆動状態は常に変化するため、電圧、電流等の検出は、比較的高い検出頻度、分解能で行われる。
一方、特許文献1には、バッテリの残量を計測する残量計測装置が開示されている。特許文献1に係る残量計測装置は、開放電圧−残量率メモリテーブルを備える。該開放電圧−残量率メモリテーブルは、バッテリに電流が流れない休止状態での電圧値と、バッテリに蓄えられた電気量の割合との関係を示す残量率特性として、休止状態となる直前の電流方向によって異なる残量率データを保存している。残量計測装置は、電圧センサによってバッテリの電圧を検出し、検出した電圧に基づいてバッテリの残量値を算出し、算出された残量値と、電流方向とをメモリに保存する。そして、残量計測装置は、メモリに保存された電流方向に応じて残量率データを前記開放電圧−残量率メモリテーブルから読み出し、前記メモリに保存された残量値を修正する。従って、残量計測装置は、休止前の状態にかかわらず、休止状態におけるバッテリの残量値の修正を高精度に行うことができる。
特許文献2には、ガス等の流体の流量を測定する流量計測装置が開示されている。特許文献2に係る流量計測装置は、流入口と流出口の間の通過流量を計測する主流量計測手段と、前記流出口の下流で分岐した複数の枝流路と、前記複数の枝流路にそれぞれ設けた枝流量計測手段とを備える。流量計測装置は、前記主流量計測手段の計測流量があらかじめ定めた値以下になると、前記枝流量計測手段の計測方法を変更する。枝流路が分岐する前の上流側の流量に応じて、枝流路における流量の計測方法を変更することにより、流量計測の高速化、高精度化を図ることができる。
特許第4764971号公報 特開2000−321106号公報
しかしながら、従来のバッテリ状態検知装置においては、温度、電圧及び電流の変化状態にかかわらず、常に一定の検出頻度、分解能で検出処理が行われており、検出処理の負荷が大きいという技術的な問題があった。
本願発明の目的は、車両の走行状態及び負荷の駆動状態が変動しても、所要の精度でバッテリの温度、電圧及び電流を検知することができ、しかも温度及び電圧の検出負荷を低減することができるバッテリ状態検知装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るバッテリ状態検知装置は、バッテリの温度を間欠的に検出する温度検出部と、前記バッテリの電圧を間欠的に検出する電圧検出部と、前記バッテリの電流を所定頻度で定常的に検出する電流検出部とを備え、前記バッテリの状態を検知するバッテリ状態検知装置において、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記温度検出部による温度の検出態様を変更する温度検出態様変更部と、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記電圧検出部による電圧の検出態様を変更する電圧検出態様変更部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備えるバッテリ状態検知装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするバッテリ状態検知方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、バッテリ状態検知装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、バッテリ状態検知装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、車両の走行状態及び負荷の駆動状態が変動しても、所要の精度でバッテリの温度、電圧及び電流を検知することができ、しかも温度及び電圧の検出負荷を低減することができるバッテリ状態検知装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る車載蓄電システムの構成例を示すブロック図である。 電圧検出用テーブルの一例を示す概念図である。 第1バッテリの状態検知に係る処理手順を示すフローチャートである。 第1バッテリの状態検知に係る処理手順を示すフローチャートである。 適切な検出頻度及び分解能にて取得された電圧を示すグラフである。 検出された電圧のフィルタ処理による応答遅れを模式的に示すグラフである。 適切にフィルタ処理された電圧を模式的に示すグラフである。 電圧の検出タイミングを示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る車載蓄電システムの構成例を示すブロック図である。 第1バッテリの状態検知に係る処理手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係るバッテリ状態検知装置は、バッテリの温度を間欠的に検出する温度検出部と、前記バッテリの電圧を間欠的に検出する電圧検出部と、前記バッテリの電流を所定頻度で定常的に検出する電流検出部とを備え、前記バッテリの状態を検知するバッテリ状態検知装置において、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記温度検出部による温度の検出態様を変更する温度検出態様変更部と、前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記電圧検出部による電圧の検出態様を変更する電圧検出態様変更部とを備える。
本態様にあっては、バッテリ状態検知装置は、電流検出部によって、バッテリの電流を所定頻度で定常的に検出する。そして、温度検出態様変更部及び電圧検出態様変更部は、検出された電流の変化に応じて、温度及び電圧の検出態様を変更する。
バッテリの状態検知に必要な温度、電圧及び電流の検出頻度、分解能等の検出態様は、バッテリの状態変化の大きさによって異なる。ところで、検出対象である温度、電圧及び電流の内、電流は比較的重要な情報であるため、定常的に検出することが好ましい。例えば、過電流を検出するためには、電流を定常的に検出することが必要である。本態様は、定常的に検出を行っている電流の変化率を、バッテリの状態変化を示すインデックスとして利用するものであり、バッテリ状態検知装置は、該電流の変化率に応じて、温度及び電圧の検出態様を変更する。
従って、バッテリの状態変化の大きさに応じて、バッテリの温度及び電圧の検出態様を変更することができ、温度及び電圧の検出負荷を低減することが可能になる。
(2)前記温度検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの温度が高頻度で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの温度が低頻度で検出されるように、温度の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、温度変化も大きいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度の検出頻度が大きくなるように、検出態様を変更する。バッテリの電流変化が小さい場合、温度変化も小さいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度の検出頻度が小さくなるように、検出態様を変更する。温度の検出頻度を抑えることにより、温度の検出負荷を低減することができる。
なお、言うまでもなく、バッテリの電流変化が大小変化したタイミングと、検出態様を変更するタイミングは必ずしも完全一致させる必要は無く、一定時間経過後に検出態様を変更しても良い。
(3)前記電圧検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの電圧が高頻度で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの電圧が低頻度で検出されるように、電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、電圧変化も大きいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧の検出頻度が大きくなるように、検出態様を変更する。バッテリの電流変化が小さい場合、電圧変化も小さいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧の検出頻度が小さくなるように、検出態様を変更する。電圧の検出頻度を抑えることにより、電圧の検出負荷を低減することができる。
(4)前記電流検出部にて検出した電流に基づいて、電流が安定状態にあるか否かを判定する判定部を備え、前記温度検出態様変更部は、前記判定部にて電流が安定状態に無いと判定された場合、前記バッテリの温度が検出されず、電流が安定状態にあると判定された場合、前記バッテリの温度が検出されるように、温度の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流が不安定な場合に検出される温度は、該温度の信号に重畳されるノイズも大きいと予想されるため、温度検出態様変更部は、電流が安定したタイミングで温度が検出されるように、検出態様を変更する。温度の検出タイミングを制御することにより、温度の検出負荷、特にノイズ除去処理に係る負荷を低減することができる。
(5)前記電流検出部にて検出した電流に基づいて、電流が安定状態にあるか否かを判定部を備え、前記電圧検出態様変更部は、前記判定部にて電流が安定状態に無いと判定された場合、前記バッテリの電圧が検出されず、電流が安定状態にあると判定された場合、前記バッテリの電圧が検出されるように、電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流が不安定な場合に検出される電圧は、該電圧の信号に重畳されるノイズも大きいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電流が安定したタイミングで電圧が検出されるように、検出態様を変更する。電圧の検出タイミングを制御することにより、電圧の検出負荷、特にノイズ除去処理に係る負荷を低減することができる。
(6)前記温度検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの温度が高分解能で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの温度が低分解能で検出されるように、温度の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、温度変化も大きいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度を検出する分解能が大きくなるように、検出態様を変更する。バッテリの電流変化が小さい場合、温度変化も小さいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度を検出する分解能が小さくなるように、検出態様を変更する。温度の検出分解能を抑えることにより、温度の検出負荷を低減することができる。
(7)前記電圧検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの電圧が高分解能で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの電圧が低分解能で検出されるように、電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、電圧変化も大きいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧を検出する分解能度が大きくなるように、検出態様を変更する。バッテリの電流変化が小さい場合、電圧変化も小さいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧を検出する分解能が小さくなるように、検出態様を変更する。電圧の検出分解能を抑えることにより、電圧の検出負荷を低減することができる。
(8)前記温度検出部にて検出された温度のフィルタ処理を行うフィルタを備え、前記温度検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記フィルタの特性を第1所定特性に変更し、電流の変化が小さい場合、前記フィルタの特性を第2所定特性に変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、温度変化及びノイズも大きいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度検出に係るフィルタの特性を第1所定特性に変更する。第1所定特性は、第2所定特性に比べてノイズ除去特性及び応答性に優れている。バッテリの電流変化が小さい場合、温度変化及びノイズも小さいと予想されるため、温度検出態様変更部は、温度検出に係るフィルタの特性を第2所定特性に変更する。第2所定特性は、第1所定特性に比べて処理負荷が低い。
予想される温度の変化及びノイズに応じて、フィルタの特性を変更することにより、温度検出に係るフィルタ処理の負荷を低減し、温度検出の応答性及びノイズ除去特性を向上させることができる。
(9)前記電圧検出部にて検出された電圧のフィルタ処理を行うフィルタを備え、前記電圧検出態様変更部は、前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記フィルタの特性を第1所定特性に変更し、電流の変化が小さい場合、前記フィルタの特性を第2所定特性に変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリの電流変化が大きい場合、電圧変化及びノイズも大きいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧検出に係るフィルタの特性を第1所定特性に変更する。第1所定特性は、第2所定特性に比べてノイズ除去特性及び応答性に優れている。バッテリの電流変化が小さい場合、電圧変化及びノイズも小さいと予想されるため、電圧検出態様変更部は、電圧検出に係るフィルタの特性を第2所定特性に変更する。第2所定特性は、第1所定特性に比べて処理負荷が低い。
予想される電圧の変化及びノイズに応じて、フィルタの特性を変更することにより、電圧検出に係るフィルタ処理の負荷を低減し、電圧検出の応答性及びノイズ除去特性を向上させることができる。
(10)前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、該算出部にて算出した変化率と、所定の閾値とを比較する比較部とを備え、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記変化率が前記閾値以上である場合、第1の検出態様に変更し、前記変化率が前記閾値未満である場合、第2の検出態様に変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、電流の変化率が閾値以上である場合、第1の検出態様にて温度及び電圧が検出され、電流の変化率が閾値未満である場合、第2の検出態様にて温度及び電圧が検出される。単純な電流の変化率と、閾値との比較処理によって、検出態様を選択的に切り替えることができる。
(11)前記バッテリの電流の変化率と、温度及び電圧の検出態様とを対応付けたテーブルと、前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、該算出部にて算出した変化率に対応する検出態様を前記テーブルから抽出する抽出部とを備え、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記抽出部にて抽出された検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、抽出部は電流の変化率に対応する検出態様をテーブルから抽出する簡便な処理にて、温度検出態様変更部又は電圧検出態様変更部は温度又は電圧の検出態様を変更することができる。
(12)前記バッテリから電力が供給される負荷の駆動状況を示すデータを取得する取得部を備え、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記取得部にて取得したデータに基づいて、検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、負荷の駆動状況を示すデータを取得部によって取得する。負荷の駆動状況と、バッテリの電流とは関連している。そこで、負荷の駆動状態を示すデータを、バッテリの状態変化を示すデータとして利用し、温度検出態様変更部又は電圧検出態様変更部は、該データに基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する。
従って、バッテリの状態変化の大きさに応じて、バッテリの温度及び電圧の検出態様を変更することができ、温度及び電圧の検出負荷を低減することができる。
(13)前記バッテリの電流の変化率と、温度及び電圧の検出態様とを対応付けたテーブルと、前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、前記バッテリから電力が供給される負荷の駆動状況を示すデータを取得する取得部と、該取得部にて取得したデータに基づいて、前記バッテリの電流の変化率を推定する推定部と、前記算出部又は前記推定部にて算出又は推定した変化率に対応する検出態様を前記テーブルから抽出する抽出部とを備え、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記抽出部にて抽出された検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、バッテリ状態検知装置は、電流の変化率を算出する一方で、負荷の駆動状況を示すデータを取得部によって取得する。推定部は負荷の駆動状況を示すデータに基づいて、電流の変化率を推定する。そして、抽出部は、算出又は推定された電流の変化率に対応する検出態様をテーブルから抽出し、温度検出態様変更部又は電圧検出態様変更部は温度又は電圧の検出態様を変更することができる。従って、実際の電流と、負荷の駆動状態との双方を利用することにより、より適切に温度又は電圧の検出態様を変更し、温度及び電圧を所要の精度で検出することができる。
(14)前記算出部にて算出した変化率に対応する検出態様と、前記推定部にて算出した変化率に対応する検出態様とが異なる場合、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、各変化率の内、より大きな変化率に対応する検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する構成が好ましい。
本態様にあっては、実際に検出された電流の変化率に対応する検出態様と、推定された電流の変化率に対応する検出態様とが異なる場合、温度検出態様変更部又は電圧検出態様変更部は、より大きな変化率に対応する検出態様に基づいて検出態様を変更する。
従って、負荷の駆動状況が未だ電流値の変化率に反映されていない場合であっても、推定部によって電流の変化率を推定し、実際の電流変化に先立って検出態様を変更し、予想される電流変化に応じて検出態様にてバッテリの温度又は電圧を検出することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るバッテリ状態検知装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車載蓄電システムの構成例を示すブロック図である。車載蓄電システムは、図示しない車両に搭載された第1バッテリ(バッテリ)1及び第2バッテリ5を備える。
第1バッテリ1は、例えば複数の単電池を直列接続してなるリチウムイオン電池である。第1バッテリ1の正極には、遮断スイッチSW1を介して負荷3に接続されている。具体的には、遮断スイッチSW1の一端部は、第1バッテリ1の正極に接続され、遮断スイッチSW1の他端部は負荷3に接続されている。また、遮断スイッチSW1の他端部には、並列接続された通電制御スイッチSW2及びダイオードDを介して発電機兼駆動モータ4に接続されている。具体的には、ダイオードDのカソード及び通電制御スイッチSW2の一端部は遮断スイッチSW1の他端部に接続され、ダイオードDのアノード及び通電制御スイッチSW2の他端部は発電機兼駆動モータ4に接続されている。発電機兼駆動モータ4は、ガソリンエンジンによって動作し、発電する。通電制御スイッチSW2がオフ状態で、ガソリンエンジンが駆動している場合、ダイオードDを通じて発電機兼駆動モータ4から第1バッテリ1に電力が供給され、第1バッテリ1の充電が行われる。通電制御スイッチSW2がオン状態にある場合、第1バッテリ1から発電機兼駆動モータ4に電力が供給され、発電機兼駆動モータ4が駆動する。駆動した発電機兼駆動モータ4は、車両を駆動するモータとして機能する。なお、発電機と、車両を駆動するモータとを別体で構成しても良い。また、シリーズハイブリッドシステム、パラレルハイブリッドシステム等、発電機及びモータの配列方法も特に限定されるものでは無い。
第2バッテリ5は、車両に搭載された車内灯、パワーウィンド等の電装品負荷6に接続されており、電装品負荷6は第2バッテリ5の電力によって駆動する。また、第2バッテリ5には、始動スイッチSW3を介して始動モータ7に接続されている。始動スイッチSW3がオン状態になると、始動モータ7は第2バッテリ5の電力によって駆動し、ガソリンエンジンが始動する。
また、車載蓄電システムは、第1バッテリ1の状態を検知し、第1バッテリ1の状態制御を行うバッテリ制御装置2を備える。バッテリ制御装置2は、例えば、第1バッテリ1に流れる過電流の遮断、過充電及び過放電の防止、各単電池の充電量又は充電率のリバランス等の処理を実行することによって、第1バッテリ1の状態を制御する。バッテリ制御装置2は、バッテリ状態検知装置の一例であり、実施形態1に係るバッテリ制御装置2はバッテリ状態検知装置の機能に加えて、第1バッテリ1の状態制御を行う機能を有する。
バッテリ制御装置2は、第1バッテリ1の温度を検出する複数の温度検出部21と、第1バッテリ1を構成する各単電池の電圧を検出する複数の電圧検出部22と、第1バッテリ1の電流を検出する電流検出部23と、回路フィルタ24と、マルチプレクサ25とを備える。また、バッテリ制御装置2は、マルチプレクサ25の動作を制御する制御部26、第1バッテリ1の状態に応じて、該第1バッテリ1の温度及び電圧の検出態様を決定する情報処理部27、複数の検出態様を記憶した温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bを備える。
各温度検出部21は、例えば、サーミスタ21a及び比較回路21bを備える。各温度検出部21のサーミスタ21aは、それぞれ第1バッテリ1の所定箇所に配されている。比較回路21bは、サーミスタ21aの両端電圧を比較し、該所定箇所の温度に応じた信号をマルチプレクサ25へ出力する。作図の便宜上、サーミスタ21a及び比較回路21bの接続状態を簡略化して図示しているが、サーミスタ21aには定電圧電源が接続されており、比較回路21bの2つの入力端子には、サーミスタ21aの各端部の電圧がそれぞれ入力されている。
各電圧検出部22は、例えば、第1バッテリ1を構成する各単電池の両端電圧を比較し、該単電池の電圧に応じた信号をマルチプレクサ25へ出力する比較回路を備える。図1に模式的に示すように、第1バッテリ1が5つの単電池で構成されている場合、各単電池に対応する5つの電圧検出部22が設けられている。作図の便宜上、単電池及び比較回路の接続状態を簡略化して図示しているが、比較回路の2つの入力端子には、単電池の正極及び負極の電圧がそれぞれ入力されている。
電流検出部23は、例えば、第1バッテリ1の電流を検出するための電流検出素子23aと、該電流検出素子23aの両端電圧を比較し、第1バッテリ1の電流に応じた信号をマルチプレクサ25へ出力する比較回路23bとを備える。電流検出素子23aは、例えば第1バッテリ1に直接接続されたシャント抵抗である。作図の便宜上、シャント抵抗及び比較回路23bの接続状態を簡略化して図示しているが、比較回路23bの2つの入力端子には、シャント抵抗の各端部の電圧がそれぞれ入力されている。
回路フィルタ24は、各比較回路21b,23bと、サーミスタ21a、単電池及び電流検出素子23aとの間に介装されており、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流の信号から、車両の負荷3、発電機兼駆動モータ4等の駆動によって発生する定常的なノイズを除去するアナログフィルタ回路である。
マルチプレクサ25には、複数の温度検出部21、複数の電圧検出部22及び電流検出部23からそれぞれ出力された信号が入力する。マルチプレクサ25の動作は、制御部26によって制御される。マルチプレクサ25は、制御部26の制御に従って、入力した信号から一の信号を選択し、選択された一の信号を制御部26へ出力する。
制御部26は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タイマ、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。制御部26の入出力インタフェースには、マルチプレクサ25及び情報処理部27が接続されている。
制御部26は、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流に対応する信号の内、一の信号の出力を指示する選択信号を、特定の検出タイミングでマルチプレクサ25へ出力する。制御部26は、タイマを用いて、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流の検出タイミングを計時している。例えば、タイマが電流の検出タイミングを計時している場合、制御部26は、電流の信号を選択する選択信号をマルチプレクサ25へ出力する。マルチプレクサ25は、制御部26から出力された選択信号に基づいて、入力する複数の信号から一の信号を選択し、選択された信号を制御部26へ出力する。制御部26は、マルチプレクサ25から出力され、入力した信号をデジタルデータにAD変換することによって、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流を示すデジタルデータを取得する。
また、制御部26は、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流を示すデジタルデータのフィルタ処理を行うソフトフィルタ26aを備える。ソフトフィルタ26aは、CPUによるデジタルデータの演算処理によってソフト的に実現されるデジタルフィルタである。ソフトフィルタ26aは、第1バッテリ1の温度、電圧及び電流に相当する電流のデジタルデータから、車両の負荷3、発電機兼駆動モータ4等の駆動によって発生する定常的なノイズを除去すると共に、突発的な変動を平滑化するフィルタである。フィルタ処理の種類は特に限定されるものでは無いが、移動平均フィルタ等のFIR(finite impulse response)フィルタ、IIR(Infinite impulse response)フィルタ等である。
更に、制御部26は、第1バッテリ1の電流を示すデジタルデータを情報処理部27へ出力する。制御部26は、デジタルデータに応じて情報処理部27から出力されたデータを取得し、取得したデータが示す検出態様に基づいて、第1バッテリ1の温度及び電圧の検出処理を実行する。
情報処理部27は、制御部26から出力されたデジタルデータに基づいて、電流の変化率を算出する。該変化率は、例えば単位時間における電流の変化を示すものであり、その具体的算出方法は特に限定されるものでは無い。そして、情報処理部27は、算出された変化率に応じた検出態様を、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから抽出し、抽出された検出態様を示すデータを制御部26へ出力する。
温度検出用テーブル28aは、第1バッテリ1の電流の変化率と、温度の検出態様とを対応付けたテーブルであり、電圧検出用テーブル28bは、第1バッテリ1の電流の変化率と、電圧の検出態様とを対応付けたテーブルである。
図2は、電圧検出用テーブル28bの一例を示す概念図である。電圧検出用テーブル28bは、電流変化が大きい場合に適した第1の検出態様と、電流変化が小さい場合に適した第2の検出態様とを記憶している。電圧検出用テーブル28bは、第1の検出態様として、例えば電流の変化率が閾値以上の状況に適した検出頻度「高」と、検出分解能「高」と、「第1フィルタ特性」とを対応付けて記憶している。検出頻度「高」は例えば10m秒、検出分解能「高」は例えば12ビットである。電圧検出用テーブル28bは、第2の検出態様として、例えば電流の変化率が閾値未満の状況に適した検出頻度「低」と、検出分解能「低」と、「第2フィルタ特性」とを対応付けて記憶している。検出頻度「低」は例えば100m秒、検出分解能「低」は例えば10ビットである。
「第1フィルタ特性」及び「第2フィルタ特性」は、ソフトフィルタ26aの特性を規定するデータである。「第1フィルタ特性」は「第2フィルタ特性」に比べて、ノイズ除去特性及び応答性が高く、「第2フィルタ特性」は「第1フィルタ特性」に比べて演算負荷3が小さい特性を規定するデータである。
温度検出用テーブル28aの内容は、電圧検出用テーブル28bと同様であるため、詳細な説明を省略する。ただし、温度の時間変化及びノイズは、電圧に比べて比較的緩やかであるため、温度検出用テーブル28aにおける検出頻度等の具体的数値は、電圧検出用テーブル28bと異なる。
図3及び図4は、第1バッテリ1の状態検知に係る処理手順を示すフローチャートである。制御部26は、タイマを参照し、現時点が電流の検出タイミングであるか否かを判定する(ステップS11)。電流の検出タイミングであると判定した場合(ステップS11:YES)、制御部26は電流を検出する(ステップS12)。具体的には、制御部26はマルチプレクサ25へ選択信号を出力し、電流を示す信号を選択及び出力させる。そして、制御部26は、マルチプレクサ25から出力された信号をAD変換することによって、第1バッテリ1の電流を示したデジタルデータを取得する。制御部26は、取得した前記デジタルデータを情報処理部27へ出力する。
次いで、情報処理部27は、現時点及び過去の電流を示すデジタルデータに基づいて、電流の変化率を算出する(ステップS13)。そして、情報処理部27は、電流変化率が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS14)。電流変化率が閾値以上であると判定した場合(ステップS14:YES)、情報処理部27は、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから第1の検出態様を抽出する(ステップS15)。電流変化率が閾値未満であると判定した場合(ステップS14:NO)、情報処理部27は、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから第2の検出態様を抽出する(ステップS16)。ステップS15又はステップS16にて抽出された検出態様のデータは、情報処理部27から制御部26へ出力される。
次いで、制御部26は、検出態様が変化したか否かを判定する(ステップS17)。つまり、制御部26は、前回の処理ステップで抽出された検出態様と、今回の処理ステップで抽出された検出態様とが異なるか否かを判定する。検出態様が変化したと判定した場合(ステップS17:YES)、制御部26は、ステップS15又はステップS16にて抽出された検出態様に基づいて、温度の検出頻度を変更し(ステップS18)、温度の分解能を変更し(ステップS19)、温度検出に係るソフトフィルタ26aの特性を変更する(ステップS20)。
次いで、制御部26は、ステップS15又はステップS16にて抽出された検出態様に基づいて、電圧の検出頻度を変更し(ステップS21)、電圧の分解能を変更し(ステップS22)、電圧検出に係るソフトフィルタ26aの特性を変更する(ステップS23)。
ステップS11において現時点が電流の検出タイミングで無いと判定した場合(ステップS11:NO)、検出態様が変化していないと判定した場合(ステップS17:NO)、又はステップS23の処理を終えた場合、制御部26は、タイマを参照し、現時点が温度の検出タイミングであるか否かを判定する(ステップS24)。温度の検出タイミングは、温度に係る現時点の検出態様が示す検出頻度に基づいて決定される。
温度の検出タイミングであると判定した場合(ステップS24:YES)、制御部26は、第1バッテリ1の電流が安定状態にあるか否かを判定する(ステップS25)。例えば、制御部26は、電流の変化率が所定の最大変化率未満である場合、安定状態にあると判定する。第1バッテリ1の電流が安定状態に無いと判定した場合(ステップS25:NO)、制御部26は、温度の検出タイミングを所定時間遅延させる(ステップS28)。第1バッテリ1の電流が安定状態にあると判定した場合(ステップS25:YES)、制御部26は、温度を検出し(ステップS26)、フィルタ処理を行う(ステップS27)。具体的には、制御部26はマルチプレクサ25へ選択信号を出力し、温度を示す信号を選択及び出力させる。そして、制御部26は、マルチプレクサ25から出力された信号を、温度に係る現時点の検出態様が示す検出分解能でAD変換することによって、温度を示すデジタルデータを取得する。温度を示すデジタルデータのフィルタ処理は、温度に係る現時点の検出態様が示す特性に基づいて行われる。
ステップS24において、温度の検出タイミングで無いと判定した場合(ステップS24:NO)、又はステップS27若しくはステップS28の処理を終えた場合、制御部26は、タイマを参照し、現時点が電圧の検出タイミングであるか否かを判定する(ステップS29)。電圧の検出タイミングは、電圧に係る現時点の検出態様が示す検出頻度に基づいて決定される。電圧の検出タイミングであると判定した場合(ステップS29:YES)、制御部26は、第1バッテリ1の電流が安定状態にあるか否かを判定する(ステップS30)。第1バッテリ1の電流が安定状態に無いと判定した場合(ステップS30:NO)、制御部26は、電圧の検出タイミングを所定時間遅延させる(ステップS33)。第1バッテリ1の電流が安定状態にあると判定した場合(ステップS30:YES)、制御部26は、電圧を検出し(ステップS31)、フィルタ処理を行う(ステップS32)。具体的には、制御部26はマルチプレクサ25へ選択信号を出力し、電圧を示す信号を選択及び出力させる。そして、制御部26は、マルチプレクサ25から出力された信号を、電圧に係る現時点の検出態様が示す検出分解能でAD変換することによって、電圧を示すデジタルデータを取得する。電圧を示すデジタルデータのフィルタ処理は、電圧に係る現時点の検出態様に係る特性に基づいて行われる。
ステップS29において、電圧の検出タイミングで無いと判定した場合(ステップS29:NO)、又はステップS32若しくはステップS33の処理を終えた場合、制御部26は、第1バッテリ1の温度、各単電池の電圧及び電流に基づいて、第1バッテリ1の状態を検知する(ステップS34)。例えば、制御部26は、各単電池の温度及び電圧と、充電率又は充電量との関係を記憶しており、該関係、検出した温度、電圧等に基づいて、各単電池の充電率又は充電量、過電流の有無等を特定する。そして、制御部26は、第1バッテリ1の状態に応じた所定処理を実行し(ステップS35)、処理をステップS11へ戻す。所定処理は、例えば、過充電又は過放電時、過電流が発生したとき等に遮断スイッチSW1をオフにする処理、各単電池の充電率又は充電量を均等化する処理等である。
図5は、適切な検出頻度及び分解能にて取得された電圧を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は単電池の電圧を示す。太線は電圧検出部22から出力される信号を示し、細線は特定の検出頻度及び分解能にてAD変換された電圧を示している。電圧検出部22から出力される信号にはノイズが重畳している。なお、AD変換前の電圧と、AD変換後の電圧との比較を容易にするため、AD変換後の電圧にマイナスのバイアス電圧を付与し、各電圧を上下に離隔させている。
電流の変化率に応じて第1の検出態様及び第2の検出態様に係る検出頻度及び分解能を適切に設定すれば、図5に示すように、制御部26は、単電池の電圧変動に沿ったデジタルデータを取得することができる。例えば、電流の変化率が大きい場合、10m秒の検出頻度、12ビットの分解能で電圧の信号をAD変換することによって、図5に示すような電圧のデジタルデータを取得することができる。
図6は、検出された電圧のフィルタ処理による応答遅れを模式的に示すグラフ、図7は、適切にフィルタ処理された電圧を模式的に示すグラフである。横軸は時間、縦軸は単電池の電圧を示す。太線は電圧検出部22から出力される信号を示し、破線はフィルタ処理後の電圧を示す。なお、図6及び図7に示すグラフは、検出された電圧のフィルタ処理による応答遅れを説明するためのものであり、応答遅れの説明に不要な高周波ノイズ等を省略して図示した。
第1の検出態様及び第2の検出態様に係るソフトフィルタ26aの特性が不適切であると、図6に示すように、制御部26が電圧を取得した時点からフィルタ処理後の電圧が得られるまでの時間が大きくなり、フィルタ処理による応答遅れが問題になる。例えば、単電池に、充電を停止すべき所定の停止電圧を超える電圧が印加されても、フィルタ処理後の電圧は停止電圧を超えておらず、第1バッテリ1を保護することができない。
一方、電流の変化率に応じてソフトフィルタ26aの特性を適切に設定すれば、図7に示すように、制御部26が電圧を取得した時点からフィルタ処理後の電圧が得られるまでの時間を短くし、応答遅れを解消することができる。つまり、制御部26は、時間遅れ無く、電圧のフィルタ処理を実行し、実際の電圧変動が反映された電圧を得ることができる。
図8は、電圧の検出タイミングを示すグラフである。図8Aは電流の時間変化を示すグラフ、図8Bは電圧の時間変化を示すグラフ、図8Cは電圧の検出タイミングを示すグラフである。各グラフの横軸は時間、縦軸はそれぞれ電流、電圧及び検出タイミングを示している。図8Aに示すように、急峻な電流変化があった場合、図8Bに示すように電圧は突発的に変動する。図8C中、破線で示すように、周期的な電圧の検出タイミングが、突発的な電圧の変動があったタイミングに一致した場合、通常であれば、突発的に発生した電圧が検出されてしまう。そこで、本実施形態1に係る制御部26は、電流が安定状態にあるか否かを判定し、不安定な状態にある場合、図8Cに示すように電圧の検出タイミングを遅延させ、電圧の検出を行う。従って、突発的に発生したノイズ的な電圧の検出を避けて、各単電池の電圧を検出することができる。ノイズを回避して電圧を検出することができるため、フィルタ処理等による制御部26の負荷3を低減することができる。
以上、図5〜図8においては、電圧の検出頻度、分解能、フィルタ特性、検出タイミングについて説明したが、温度の検出についても事情は同様である。
このように構成された実施形態1に係るバッテリ制御装置2によれば、車両の走行状態及び負荷3の駆動状態が変動しても、所要の精度で第1バッテリ1の温度、電圧及び電流を検知することができ、しかも温度及び電圧の検出負荷を低減することができる。
また、第1バッテリ1の電流変化に応じて温度の検出頻度を変更することにより、所要の時間精度で温度を検出することができ、しかも温度の検出負荷を低減することができる。
同様に、第1バッテリ1の電流変化に応じて電圧の検出頻度を変更することにより、所要の時間精度で電圧を検出することができ、しかも電圧の検出負荷を低減することができる。
更に、第1バッテリ1の電流が不安定な場合、温度の検出タイミングを所定時間遅延させることによって、温度の検出負荷、特にノイズ除去処理に係る負荷3を低減することができる。
同様に、第1バッテリ1の電流が不安定な場合、電圧の検出タイミングを所定時間遅延させることによって、電圧の検出負荷、特にノイズ除去処理に係る負荷3を低減することができる。
更にまた、第1バッテリ1の電流変化に応じて温度の検出分解能を変更することにより、所要の精度で温度を検出することができ、しかも温度の検出負荷を低減することができる。
同様に、第1バッテリ1の電流変化に応じて電圧の検出分解能を変更することにより、所要の精度で電圧を検出することができ、しかも電圧の検出負荷を低減することができる。
更にまた、予想される温度の変化及びノイズに応じて、ソフトフィルタ26aの特性を変更することにより、温度検出に係るフィルタ処理の負荷3を低減し、温度検出の応答性及びノイズ除去特性を向上させることができる。
同様に、予想される温度の変化及びノイズに応じて、ソフトフィルタ26aの特性を変更することにより、電圧検出に係るフィルタ処理の負荷3を低減し、電圧検出の応答性及びノイズ除去特性を向上させることができる。
更にまた、本実施形態1によれば、単純な電流の変化率及び閾値の比較処理によって、検出態様を選択的に切り替えることができる。
更にまた、本実施形態1によれば、電流の変化率に対応する検出態様を温度検出用テーブル28a又は電圧検出用テーブル28bから抽出する簡便な処理にて、温度又は電圧の検出態様を変更することができる。
なお、本実施形態1では、2つの温度検出部21と、5つの電圧検出部22とを備える例を説明したが、温度検出部21及び電圧検出部22の数はこれに限定されるものでは無く、任意の数の温度検出部21及び電圧検出部22を備えることができる。第1バッテリ1は組電池である必要は無く、1つの温度検出部21にて第1バッテリ1の電圧を検出するように構成しても良い。
また、電流の変化率に応じて2つの検出態様を切り替える例を説明したが、電流の変化率に応じて切り替えられる検出態様は3つ以上であっても良い。また、電流の変化率に応じて検出態様を連続的に変更するように構成しても良い。
更に、検出態様を温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bに格納しておき、電流の変化率に応じた検出態様を制御部26が各テーブルから抽出する例を説明したが、制御部26が検出態様を記憶しておいても良いし、プログラムに組み込んでおいても良いし、電流の変化率から演算によって検出態様を算出するように構成しても良い。
更にまた、本実施形態1では、電流の変化率に応じてソフトフィルタ26aの特性を変更する例を説明したが、フィルタ特性を変更することができる回路フィルタ24を備え、電流の変化率に応じて回路フィルタ24の特性を変更するように構成しても良い。
更にまた、本実施形態1では、第1バッテリ1の温度及び電圧の検出頻度、検出分解能、フィルタ特性をそれぞれ切り替える例を説明したが、これら一又は複数の検出態様のみを変更するように構成しても良い。
更にまた、第1バッテリの例としてリチウムイオン電池を説明したが、ニッケル水素電池、コンデンサ、その他のキャパシタを第1バッテリとして構成しても良い。また、第1バッテリの形状についても特に限定されるものでは無く、円筒形、角型、ラミネート型であっても良い。
(実施形態2)
実施形態2に係る車載蓄電システムは、バッテリ制御装置202が負荷3の駆動状況を示すデータを取得する取得部27aを備える点が実施形態1と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明し、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、本発明の実施形態2に係る車載蓄電システムの構成例を示すブロック図である。実施形態2に係るバッテリ制御装置202は、実施形態1に係るバッテリ制御装置2と同様の構成部を備え、更に、情報処理部27に接続された取得部27aを備える。取得部27aは、第1バッテリ1の電力にて駆動する負荷3の駆動状況を示すデータを取得する通信回路である。例えば、取得部27aは、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等の通信プロトコルに従って、各種ECUとの間でデータを送受信する。前記ECUは、負荷3の駆動シーケンス、駆動時間、駆動時の平均電流、突入電流等を示すデータをバッテリ制御装置202へ送信する通信機を備える。取得部27aは、前記ECUから送信されたデータを取得し、取得したデータを情報処理部27に与える。情報処理部27は、制御部26から出力された電流のデジタルデータと、取得部27aから取得したデータとに基づいて、温度及び電圧検出態様を決定し、決定した検出態様に係るデータを制御部26へ出力する。
図10は、第1バッテリ1の状態検知に係る処理手順を示すフローチャートである。制御部26は、タイマを参照し、現時点が電流の検出タイミングであるか否かを判定する(ステップS211)。電流の検出タイミングであると判定した場合(ステップS211:YES)、制御部26は電流を検出する(ステップS212)。次いで、情報処理部27は、現時点及び過去の電流を示すデジタルデータに基づいて、電流の変化率を算出する(ステップS213)。そして、情報処理部27は、負荷3の駆動状況に係るデータを取得部27aにて取得する(ステップS214)。そして、情報処理部27は取得したデータに基づいて、電流変化率を推定する(ステップS215)。例えば、該データに含まれる駆動シーケンスが負荷3の起動、動作状態の変化等を示していれば、突入電流の発生が予想される。制御部26は、前記データに含まれる突入電流の値だけ電流が上昇するものとして、電流の変化率を推定すれば良い。また、大きな突入電流が発生すること無い負荷3であって、駆動シーケンスによって該負荷3が駆動を開始すると判定される場合、制御部26は、駆動状態の平均電流の値だけ電流が上昇するものとして、電流の変化率を推定すれば良い。更に、駆動シーケンスによって負荷3が定常的な駆動状態にあると判定される場合、制御部26は、電流の変化が無いものとして、変化率を推定すれば良い。
次いで、情報処理部27は、ステップS213及びステップS214にて検出及び算出した電流の変化率が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS216)。検出した電流の変化率が閾値以上であると判定した場合(ステップS216:YES)、情報処理部27は、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから第1の検出態様を抽出する(ステップS218)。検出した電流の変化率が閾値未満であると判定した場合(ステップS216:NO)、情報処理部27はステップS215にて推定した電流の変化率が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS217)。推定した電流の変化率が閾値以上であると判定した場合(ステップS217:YES)、情報処理部27は、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから第1の検出態様を抽出する(ステップS218)。推定した電流の変化率が閾値未満であると判定した場合(ステップS217:NO)、情報処理部27は、温度検出用テーブル28a及び電圧検出用テーブル28bから第2の検出態様を抽出する(ステップS219)。
ステップS218又はステップS219の処理を終えた場合、制御部26は実施形態1におけるステップS17〜ステップS35と同様の処理を実行する。
このように構成された実施形態2に係るバッテリ制御装置202によれば、負荷3の駆動状況を示すデータに基づいて、第1バッテリ1の電流の変化率化を推定し、温度又は電圧の検出態様を変更することができる。
具体的には、実際の電流と、負荷3の駆動状態との双方を利用することによって、より適切に温度又は電圧の検出態様を変更し、温度及び電圧を所要の精度で検出することができる。
特に、本実施形態2によれば、負荷3の駆動状況が未だ電流値の変化率に反映されていない場合であっても、電流の変化率を推定し、実際の電流変化に先立って検出態様を変更し、より適切な検出態様にて第1バッテリ1の温度又は電圧を検出することができる。
1 第1バッテリ(バッテリ)
2 バッテリ制御装置
3 負荷
4 発電機兼駆動モータ
5 第2バッテリ
6 電装品負荷
7 始動モータ
21 温度検出部
21a サーミスタ
22 電圧検出部
23 電流検出部
23a 電流検出素子
24 回路フィルタ
25 マルチプレクサ
26 制御部
26a ソフトフィルタ
27 情報処理部
27a 取得部
28a 温度検出用テーブル
28b 電圧検出用テーブル
SW1 遮断スイッチ
SW2 通電制御スイッチ
SW3 始動スイッチ
D ダイオード

Claims (14)

  1. バッテリの温度を間欠的に検出する温度検出部と、前記バッテリの電圧を間欠的に検出する電圧検出部と、前記バッテリの電流を所定頻度で定常的に検出する電流検出部とを備え、前記バッテリの状態を検知するバッテリ状態検知装置において、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記温度検出部による温度の検出態様を変更する温度検出態様変更部と、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化に応じて、前記電圧検出部による電圧の検出態様を変更する電圧検出態様変更部と
    を備えるバッテリ状態検知装置。
  2. 前記温度検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの温度が高頻度で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの温度が低頻度で検出されるように、温度の検出態様を変更する
    請求項1に記載のバッテリ状態検知装置。
  3. 前記電圧検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの電圧が高頻度で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの電圧が低頻度で検出されるように、電圧の検出態様を変更する
    請求項1又は請求項2に記載のバッテリ状態検知装置。
  4. 前記電流検出部にて検出した電流に基づいて、電流が安定状態にあるか否かを判定する判定部を備え、
    前記温度検出態様変更部は、
    前記判定部にて電流が安定状態に無いと判定された場合、前記バッテリの温度が検出されず、電流が安定状態にあると判定された場合、前記バッテリの温度が検出されるように、温度の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  5. 前記電流検出部にて検出した電流に基づいて、電流が安定状態にあるか否かを判定部を備え、
    前記電圧検出態様変更部は、
    前記判定部にて電流が安定状態に無いと判定された場合、前記バッテリの電圧が検出されず、電流が安定状態にあると判定された場合、前記バッテリの電圧が検出されるように、電圧の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  6. 前記温度検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの温度が高分解能で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの温度が低分解能で検出されるように、温度の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  7. 前記電圧検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記バッテリの電圧が高分解能で検出され、電流の変化が小さい場合、前記バッテリの電圧が低分解能で検出されるように、電圧の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  8. 前記温度検出部にて検出された温度のフィルタ処理を行うフィルタを備え、
    前記温度検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記フィルタの特性を第1所定特性に変更し、電流の変化が小さい場合、前記フィルタの特性を第2所定特性に変更する
    請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  9. 前記電圧検出部にて検出された電圧のフィルタ処理を行うフィルタを備え、
    前記電圧検出態様変更部は、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化が大きい場合、前記フィルタの特性を第1所定特性に変更し、電流の変化が小さい場合、前記フィルタの特性を第2所定特性に変更する
    請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  10. 前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、
    該算出部にて算出した変化率と、所定の閾値とを比較する比較部と
    を備え、
    前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記変化率が前記閾値以上である場合、第1の検出態様に変更し、前記変化率が前記閾値未満である場合、第2の検出態様に変更する
    請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  11. 前記バッテリの電流の変化率と、温度及び電圧の検出態様とを対応付けたテーブルと、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、
    該算出部にて算出した変化率に対応する検出態様を前記テーブルから抽出する抽出部と
    を備え、
    前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記抽出部にて抽出された検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  12. 前記バッテリから電力が供給される負荷の駆動状況を示すデータを取得する取得部を備え、
    前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記取得部にて取得したデータに基づいて、検出態様を変更する
    請求項1〜請求項11のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  13. 前記バッテリの電流の変化率と、温度及び電圧の検出態様とを対応付けたテーブルと、
    前記電流検出部にて検出した電流の変化率を算出する算出部と、
    前記バッテリから電力が供給される負荷の駆動状況を示すデータを取得する取得部と、
    該取得部にて取得したデータに基づいて、前記バッテリの電流の変化率を推定する推定部と、
    前記算出部又は前記推定部にて算出又は推定した変化率に対応する検出態様を前記テーブルから抽出する抽出部と
    を備え、
    前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、前記抽出部にて抽出された検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する
    請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載のバッテリ状態検知装置。
  14. 前記算出部にて算出した変化率に対応する検出態様と、前記推定部にて算出した変化率に対応する検出態様とが異なる場合、前記温度検出態様変更部又は前記電圧検出態様変更部は、各変化率の内、より大きな変化率に対応する検出態様に基づいて、温度又は電圧の検出態様を変更する
    請求項13に記載のバッテリ状態検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112421141A (zh) * 2020-10-19 2021-02-26 秦皇岛远舟工业气体有限公司 一种锂电池温度监控方法及系统
WO2022131296A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 株式会社デンソー 電池監視装置

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