JP2017028419A - 電子機器、電子機器の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒンジ機構により開閉可能に装備される表示操作パネルの開閉を、開閉検知専用部品無しで検知する電子機器、電子機器の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体を提供する。【解決手段】画像表示パネル18及びタッチパネル20を片面に配置した表示操作パネル16は、ヒンジ機構14により本体に開閉自在に装着されている。本体の背面外装カバー24は導電性材料からなる。MPUは、タッチパネル20のヒンジ機構14に隣接する領域の静電容量が第2の静電容量閾値以上になり、その後、全面の静電容量が第2の静電容量閾値以上になると、閉状態と判定し、画像表示パネル18を消灯する。【選択図】図2

Description

本発明は、ヒンジ機構によって機器本体に対して、液晶表示パネルとタッチパネルを備える表示操作手段をヒンジ機構により機器本体に開閉可能に支持する電子機器、電子機器の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体に関する。
従来、デジタルカメラなどの電子機器において、液晶表示パネルの画面にタッチパネルを配置した表示操作パネルを2軸ヒンジ機構を介して機器本体に接続する構成が知られている。例えば、表示操作パネルの表示画面を機器本体に密着させた位置と、表示画面を外側に向けた機器本体に密着させた位置と、表示操作パネルを機器本体から離して展開した位置を選択可能になる。
このような電子機器において、表示操作パネルの表示画面を機器本体に向けた状態で表示操作パネルを機器本体に密着させた閉状態か、これ以外の開状態かを検知する開閉検知センサを有する構成が知られている(特許文献1,2参照)。開閉検知センサの検知結果により、表示操作パネルが開状態か閉状態かに応じて、表示操作パネルの液晶表示パネルとタッチパネルの制御を切り替えることができる。
特許文献1には、カメラ本体から2軸ヒンジ機構により開閉可能な液晶表示パネルに磁石を、カメラ本体側の対応する位置にホール素子をそれぞれ配置し、ホール素子の出力により液晶表示パネルの開閉を検出する技術が記載されている。
特許文献2では、本体部に対して開閉可能な表示操作パネルを有する情報処理装置において、表示操作パネルを構成するタッチパネルと対面する本体の位置に突起部を設ける構成が記載されている。表示操作パネルを閉じた状態で突起部がタッチパネルと接触することによるタッチパネル入力が一定時間継続することをもって、表示操作パネルが閉じられたと判定する。
特開2012−19279号公報 特開2006−72871号公報
特許文献1に記載された従来技術では、機器本体に対する液晶表示パネルの開閉検知のために、磁石とホール素子を要し、これらを所定の位置に組み付ける必要がある。これは、電子機器の重量と増加させる。
また、機器本体に導電性材料の外装を採用し、表示操作パネルのタッチパネルとして静電容量式を採用することがある。この構成に対し、従来技術を適用すると、開閉状態検知とタッチ入力検知が独立しているので、表示操作パネルを閉じる操作中に、タッチパネルの機器本体への近接によりタッチ入力が検知されてしまう可能性がある。つまり、ユーザの意図しないタッチ入力検知により電子機器が誤動作してしまう可能性がある。
また、特許文献2に開示された従来技術では、機器本体に突起形状を設ける必要があり、閉動作により突起形状とタッチパネルが衝突することがあり、タッチパネルに傷が生じる恐れがある。
本発明は、タッチパネルを有する開閉可能部材を、その開閉を検知する専用部品を設けることなしに検知できる電子機器、電子機器の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体を提示することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、連結部を介して本体部に対して回動可能に連結されたモニタ部と、前記モニタ部に備えられた表示手段に対するタッチ操作を検出する静電容量式のタッチ検知手段と、前記タッチ検知手段のうち前記連結部側の領域で、所定面積以上で所定閾値以上の容量変化を検出したことを含む特定の条件を満たしたことに応じて、前記本体部に対して前記表示手段の表示面が対向する閉状態に前記モニタ部の位置が変更されたと判定し、前記表示手段の表示を非表示とするように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、開閉検知専用部品を設けることなく、モニタ部の開閉を検知できる。
本発明の一実施例を適用したカメラの外観斜視図である。 図1に示すカメラの表示操作パネルの開閉状態を示す斜視図である。 図1に示すカメラの概略構成ブロック図である。 第1の静電容量閾値Th1の説明図である。 第2の静電容量閾値Th2の説明図である。 タッチパネルのセンサ配置説明図である。 本実施例の開閉時の制御フローチャートである。 図7に続く、閉状態に対する制御フローチャートである。 図7に続く、閉状態に対する別の制御フローチャートである。 開閉検知に使用するセンサ群の区分を説明する図である。 センサ群による開閉検知を使用する開閉時の制御フローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を適用するデジタルカメラの外観図であって、図1(a)は正面側(被写体側)から見た斜視図を示し、同(b)は背面側(撮影者側)から見た斜視図を示す。
デジタルカメラ10は、タッチパネルを有する開閉可能部材の一例として、カメラ本体12の背面に2軸ヒンジ機構14(連結部)により開閉及び反転可能に装着された表示操作パネル16(モニタ部)を具備する。表示操作パネル16は、液晶表示パネル又は有機EL表示装置のような画像表示パネル18(表示手段)の表示面にタッチパネル20(タッチ検知手段)を装着した構成からなる。図1(b)は、画像表示パネル18の表示面を撮影者側に向けた状態で表示操作パネル16をカメラ本体12に密着させた状態を示す。
画像表示パネル18は、撮像画像、各種設定画面及び再生画像等の表示に使用され、撮像時にいわゆるビューファインダとしても使用可能である。タッチパネル20は、ユーザのタッチ入力操作を検出し、操作位置座標をカメラ10の制御部に通知する手段であり、画像表示パネル18の表示切り換え、レリーズ、カメラ10の各種設定の変更等に使用される。タッチパネル20は静電容量式であり、検出される静電容量に対して、入力と非入力の判定閾値を複数、設定可能である。
入力操作部22は、タッチパネル20と同様にカメラ10に各種設定変更、電源オン/オフ及び画像表示パネル18の表示点灯開始等を指示するのに使用される。
カメラ本体12の背面を覆う背面外装カバー24は、導電性材料で形成され、折り畳まれた表示操作パネル16をちょうど収納する凹みを形成してある。
表示操作パネル16は2軸ヒンジ機構14により2軸を中心に回動可能である。すなわち、表示操作パネル16は、画像表示パネル18を内側向き又は外側向きにして背面外装カバー24の凹みに収納する位置と、カメラ本体12から開いて展開した展開位置を自在に選択できる。図2は各位置でのカメラ10の背面側から見た外観斜視図を示す。図2(a)は、展開状態で画像表示パネル18を撮影者側に向けた状態の外観斜視図を示す。図2(b)は、画像表示パネル18を内側向きにして背面外装カバー24の凹みに収納した状態の外観斜視図を示す。図2(c)は、展開状態で画像表示パネル18を被写体側に向けた状態を示す。2軸ヒンジ機構14は、図2の軸Aを中心に回転可能に表示操作パネル16を指示し、軸Bを中心に回転可能に表示操作パネル16を指示する。
この明細書では、画像表示パネル18を内側向きにして背面外装カバー24の凹みに収納する状態(図2(b))を閉状態とよび、閉状態以外の状態、特に、表示操作パネル16を一定角度以上に背面外装カバー24から離した状態を開状態と呼ぶ。回転軸Aを中心に表示操作パネル16を回動させて表示操作パネル16とカメラ本体12との間の角度を変化させることを開閉動作と呼び、開状態から閉状態に移動させることを閉動作と呼び、閉状態から開状態に移動させることを開動作と呼ぶ。回転軸Aを中心とする開閉動作と区別するため、回転軸Bを中心に表示操作パネル16を回動させる動作を回転動作と呼ぶ。
図3は、カメラ10の概略構成ブロック図を示す。撮像部30は被写体光学像を電気画像信号に変換する撮像素子を有し、撮像素子による撮像画像信号をデジタル化してマイクロコンピュータ(MPU)32に供給する。MPU32は、カメラ10を全体的に制御するが、本実施例では特に、表示操作パネル16の開閉状態に応じて、画像表示パネル18とタッチパネル20の駆動または電源供給を制御する。不揮発性メモリ34には、カメラ10の各種設定値、動作パラメータ及び制御プログラムが格納される。RAM(Random Access Memory)36は、MPU32のワークメモリである。MPU32は不揮発性メモリ34に格納される制御プログラムをRAM36に展開して実行することで、カメラ10の各種制御を行う。
MPU32は、撮像部30からの画像データを表示制御部38に供給する。表示制御部38はMPU32からの画像データに従い画像表示パネル18を駆動して、撮像画像を画像表示パネル18に表示させる。これにより、撮影者(ユーザ)は、カメラ10で捉える被写体とその構図を画像表示パネル18の表示画面上で視覚的に確認できる。詳細は後述するが、表示制御部38は、MPU32からの指示に従い、画像表示パネル18の表示/非表示、たとえば、照明の点灯/消灯を制御する。
入力操作制御部40は、タッチパネル20及び入力操作部22による入力をMPU32に伝達する。入力操作制御部40はまた、MPU32からの指示に従い、タッチパネル20の機能(静電容量の検出とタッチ入力の検出)の有効化/無効化を制御する。タッチパネル20は、有効化された状態(オン状態)では、静電容量とタッチ入力を検出でき、検出した静電容量値と入力座標値を入力操作制御部40を介してMPU32に供給する。他方、無効化状態(オフ状態)では、タッチパネル20は静電容量を検出せず、タッチ入力にも無反応になる。
タッチパネル20の静電容量の閾値設定を説明する。タッチパネル20は、マトリクス上(本実施例では14列×9行のマトリクス)に配置または分割された複数のタッチセンサを具備し、各タッチセンサの静電容量値を順次、MPU32に繰り返し出力する。ユーザが指をタッチパネル20の表面に近づけると、その指に近いタッチセンサほど、その静電容量が大きくなる。MPU32は、タッチパネル20を構成する各タッチセンサで検出される静電容量から、タッチパネル20に接近するユーザの指のタッチパネル20上の位置座標を決定する。
MPU32は、タッチパネル20からのいずれかのタッチセンサの静電容量が静電容量閾値を超えると、ユーザによるタッチ入力又はタッチ操作を受け付け、位置座標決定処理を実行し、位置座標データを出力する。そのような静電容量閾値として、レベルの異なる2つの値を設定可能である。
図4は、タッチパネル20に接触またはほぼ接触する距離でタッチ入力の有無を判定する第1の静電容量閾値Th1の説明図である。図4(a)は、タッチパネル20と、タッチパネル20にタッチ操作する指50との位置関係を示す側面図を示す。図4(b)は、図4(a)に示す指50の位置に対して、タッチセンサで検出される静電容量の大きさと分布の例を示す。図4(b)の横軸はタッチパネル20上の面方向の座標を示し、縦軸は静電容量値を示す。また、図5は、タッチパネル20から少し離れた距離でタッチ入力を判定する第2の静電容量閾値Th2の説明図である。第2の静電容量閾値Th2は、第1の静電容量閾値Th1よりも小さい。図5(a)は、図4(a)と同様に、タッチパネル20と、タッチパネル20にタッチ操作する指50との位置関係を示す側面図を示す。図5(b)は、図5(a)に示す指50の位置に対して、タッチセンサで検出される静電容量の大きさと分布の例を示す。図4(b)と同様に、図5(b)の横軸はタッチパネル20上の面方向の座標を示し、縦軸は静電容量値を示す。
MPU32(上で動作する制御プログラム)が、カメラ本体12に対する表示操作パネル16の開閉動作を検知する方法を説明する。
タッチパネル20と対向する背面外装カバー24が導電性材料で形成されているので、表示操作パネル16を閉じる動作により、タッチパネル20が背面外装カバー24に近接し、タッチパネル20の静電容量が変化する。具体的には、ヒンジ機構14に近い側(連結部側)のタッチセンサの静電容量が、ヒンジ機構14から離れた側のタッチセンサのそれよりも大きくなる。第2の静電容量閾値Th2は、ある程度の角度未満に表示操作パネル16を閉じた状態を検出できるように設定されている。
図6は、タッチパネル20の閉検知に係るセンサ配置の説明図であり、タッチパネル20の平面図を示す。本実施例では、MPU32はまず、タッチパネル20のタッチセンサの内、ヒンジ機構14の回転軸A側の1列を含む所定幅の領域60の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えたかどうかを判定する。そして、領域60の各タッチセンサの静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えた後に、MPU32は、タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えたかどうかを判定する。このような2段階の判定の結果として、タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えているとき、MPU32は、表示操作パネル16が閉動作により閉状態にあると判定する。
このような2段階の判定を経ることで、ユーザがタッチパネル20の全面を掌で覆うような場合に、これを閉状態と誤検知することを防止できる。また、タッチ入力検知の閾値(第1の静電容量閾値Th1)よりも小さい閾値(第2の静電容量閾値Th2)を閉動作検知に使用するので、閉動作に伴う静電容量変化をタッチ入力と誤認することを防止できる。
背面外装カバー24の、閉状態にある表示操作パネル16の内面との間の距離は、タッチパネル20の検出静電容量が第1の静電容量閾値Th1と第2の静電容量閾値Th2との間の値になるように設定されている。背面外装カバー24のタッチパネル20と対向する面は、表示操作パネル16が閉状態にあるときにタッチパネル20の表面と略平行となる平坦であることが望ましい。こうすることで、MPU32は表示操作パネル16を閉じる際の、閉状態に近づきつつあること、そして、閉状態になり、表示操作パネル16が閉状態にあることを正しく検知できる。
背面外装カバー24のタッチパネル20と対向する面に、溝形状または凹形状を設けてもよい。この場合、溝形状または凹形状の短辺の幅は、タッチパネル20の1つのタッチセンサの短辺の幅よりも小さいのが好ましい。そうすることで、タッチセンサの一部が溝形状または凹形状ではない部分と確実に近接することになり、MPU32は、表示操作パネル16が閉状態にあることを正しく検知できる。
背面外装カバー24のタッチパネル20に対向する面に凸形状を設けると、閉動作時に表示操作パネル16の表面(画像表示パネル18またはタッチパネル20の表面)にキズを付けてしまう可能性があるので、凸形状は設けない。閉動作によって表示操作パネル16と背面外装カバー24が突き当たる衝撃を緩和する目的で、背面外装カバー24に凸形状を設けることがある。しかし、この場合、図2(a)に示すように、表示操作パネル16の画像表示域(タッチパネル20のタッチ検出領域)の外側に凸形状24aを配置する。
開状態から閉状態への状態変化を検知する制御の基本動作を説明する。ユーザが入力操作部22により表示点灯をMPU32に指示すると、MPU32は、タッチパネル20の静電容量を検出する。MPU32は、検出した静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えていない部分がある場合に、表示操作パネル16が開状態にあると判定する。入力操作部22による表示点灯の指示後にタッチパネル20の静電容量を検出するので、MPU32は、タッチパネル20の静電容量を常時、検出する必要がなくなり、消費電力を抑制できる。但し、表示操作パネル16の閉状態から開状態への移行の際に、ユーザによる表示点灯の指示操作が必要となる。開動作と連動させて表示操作パネル16への電源供給を自動でオンにしたい場合には、MPU32は、表示操作パネル16が閉状態にある間も、継続的にタッチパネル20の静電容量の変化を検出し続ける必要がある。ただし、閉状態の間、検出周期を長くすることで、消費電力を抑制できる。
表示操作パネル16が閉状態にあるとき、MPU32は、表示制御部38を介して画像表示パネル18の照明光源を消灯させ、入力操作制御部40を介してタッチパネル20の検出動作を停止させる。すなわち、MPU32は、画像表示パネル18を電源オフにし、タッチパネルを無効化(オフ)にする。他方、表示操作パネル16が開状態にあるとき、MPU32は、表示制御部38を介して画像表示パネル18の照明光源を点灯させ、入力操作制御部40を介してタッチパネル20の検出動作を機能させる。すなわち、MPU32は、画像表示パネル18を画像表示可能状態にし、タッチパネル20を有効化(オン)にする。
図7、図8及び図9に示すフローチャートを参照して、表示操作パネル16の開閉検知とこれに伴う画像表示パネル18とタッチパネル20の制御する動作を説明する。MPU32は、このための制御プログラムを不揮発性メモリ34からRAM36に読み込み実行することで、図7、図8及び図9に示す制御動作を実現する。なお、タッチパネル20の各タッチセンサの静電容量が静電容量閾値以上かどうかの判定は、実際には、各タッチセンサの静電容量の基準値からの差分が静電容量閾値以上となるかどうかで判定する。基準値は、工場出荷時の調整と、電源オン時のキャリブレーションまたはその他の要因で行われるキャリブレーションによって、設定される。キャリブレーションが行われない場合、タッチセンサで検出される静電容量値そのものを静電容量閾値と比較して、静電容量閾値以上かどうかを判定しても良い。
ユーザが入力操作部22で電源オン操作をすると、MPU32は、カメラ10を起動し、図7に示すフローに従う制御を開始する。
S701で、MPU32は、タッチパネル20をオンにし、S702で、タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えているかどうかを判定する。タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えている場合(S702)、表示操作パネル16が閉状態にあることになり、MPU32は、閉状態に対する処理(図8のS801又は図9のS901)に移行する。
タッチパネル20のいずれかの静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えていない場合(S702)、表示操作パネル16が閉状態でないことになる。この場合、MPU32は、S703で表示制御部38により画像表示パネル18の照明光源を点灯し、S704以降の開状態に対する処理に進む。
S704で、MPU32は、タッチパネル20のヒンジ機構14の軸第1の回転軸Aに寄った所定領域60の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えているか否かを判定する。第2の静電容量閾値Th2を超えている場合(S704)、MPU32は、S705に進み、そうでない場合、S707に進む。
S705で、MPU32は、タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えているか否かを判定する。第2の静電容量閾値Th2を超えている場合(S705)、MPU32は、表示操作パネル16が閉じられた、すなわち閉状態に移動したと判定し、S706で画像表示パネル18の表示を消灯する。そして、MPU32は、閉状態に対する処理(図8のS801又は図9のS901)に移行する。他方、第2の静電容量閾値Th2を超えていない場合(S705)、MPU32は、S704に戻る。
S707で、MPU32は、タッチパネル20の所定面積以上の領域の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えるか否かを判定する。第2の静電容量閾値Th2を超えている場合(S707)、MPU32は、ユーザの意図しない入力がされていると判定してS708に進む。S708で、MPU32は、入力操作制御部40を介してタッチパネル20へのタッチ入力を不可状態にし、S704に戻る。こうすることで、例えばユーザがカメラを首から下げている際にタッチパネル20がユーザの腹部にあたることでタッチ入力検知がなされるといった、ユーザの意図しない誤入力を防止できる。このとき、画像表示パネル18の表示はオフにせずに維持される。タッチ入力を不可にする代わりに、MPU32がその間のタッチ入力を無視することにしても、実質的に同じである。
第2の静電容量閾値Th2を超えていない場合(S707)、MPU32は、S709に進む。S709で、MPU32は、タッチパネル20の静電容量に第1の静電容量閾値Th1を超える領域があったか否かを判定する。第1の静電容量閾値Th1を超える領域があった場合(S709)、MPU32は、ユーザによるタッチ入力と判定し、S710で第1の静電容量閾値Th1を超えた領域に応じた入力処理を行う。すなわち、MPU32は、タッチされた(第1の静電容量閾値th1を超えた)位置と、タッチ操作の種別に応じた処理を実行する。例えば、タッチ位置がタッチアイコンの表示位置であって、タッチ位置が移動することなく離れた場合(タッチ操作の種別がタップだった場合)、MPU32は、タッチされたアイコンに割り当てられた機能を実行する。例えば、設定変更メニューを開くメニューアイコンへのタップに対して、MPU32は、設定変更メニューを開く。ライブビュー上にタップされた場合、MPU32は、タップ位置にAF(オートフォーカス)を合わせるタッチAFを行う。タッチ操作の種別がドラッグまたはフリック(いずれも、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)である場合、MPU32は、ドラッグまたはフリックでのタッチ位置の移動に応じて、表示をスクロールする処理を行う。
第1の静電容量閾値Th1を超える領域が無い場合(S709)、MPU32は、S711に進む。S711で、MPU32は、入力操作部22によりカメラ電源オフの操作があったか否かを判定する。カメラ電源オフ操作があった場合(S711)、MPU32は、S712で、図示しない電源回路をカメラ10の電源を落とすように制御し、図7に示すフローを終了する。カメラ電源オフ操作が無い場合(S711)、MPU32は、S704に戻る。
上述の制御により、表示操作パネル16が開状態から閉状態への状態変化を検知する機械的又は電磁的手段を設けなくても、開状態から閉状態への状態変化を検知できる。この検知結果に従い、画像表示パネル18の照明を消灯し、必要によりタッチパネル20をオフにするので、消費電力を低減できる。
S705では、MPU32はタッチパネル20全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えているか否かで閉状態への移行を判定した。別の方法として、表示操作パネル16と背面外装カバー24との間の角度を検出して表示操作パネル16の閉状態への移行を判定してもよい。例えば、タッチパネル20の所定領域60の内でさらにヒンジ機構14に隣接する部分のタッチセンサの静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えてさらに増大した場合、表示操作パネル16が閉じられたと判定できる。
図8は、表示操作パネル16が閉状態にあるときの制御フローを示し、図9は、別の制御フローを示す。まず、図8に示す制御を説明する。閉状態では、画像表示パネル18の表示は消灯されている。
S801で、MPU32は、入力操作制御部40を介してタッチパネル20をオフにする。
S802で、MPU32は、入力操作部22によってユーザが表示点灯を指示したかどうかを判定する。入力操作部22はこのための操作ボタン(表示開始ボタン)を具備する。この指示があった場合、MPU32は、S803でタッチパネル20をオンにし、S804で、タッチパネル20の静電容量を検出する。
S805で、MPU32は、タッチパネル20の静電容量のうちに、第2の静電容量閾値Th2以下の領域があるかどうかを判定する。第2の静電容量閾値Th2以下の領域がある場合(S805)、表示操作パネル16が閉状態から開状態に移動させられていることになる。従って、MPU32は、S806で画像表示パネル18の表示を点灯し、開状態に対する処理(図7のS704)に進む。他方、第2の静電容量閾値Th2以下の領域がない場合(S805)、閉状態のままであるので、MPU32は、S802に戻る。
キャンセルを含み表示点灯の指示が無い場合(S802)、MPU32は、S807でタッチパネルをオフにし、S808で、入力操作部22によりカメラ電源オフの操作があったか否かを判定する。カメラ電源オフ操作があった場合(S808)、MPU32は、S819で、図示しない電源回路をカメラ10の電源を落とすように制御し、図7及び図8に示すフローを終了する。カメラ電源オフ操作が無い場合(S808)、MPU32は、S802に戻る。
図8に示す制御では、閉状態から開状態に表示操作パネル16を移動させるユーザの操作に応じて画像表示パネル18の表示を点灯するので、画像表示パネル18の表示点灯を閉状態で継続することによる無駄な電力消費を防止できる。
図9に示す制御を説明する。図9に示す制御では、閉状態にあっても、常時、タッチパネル20はオンにされている。
S901で、MPU32は、タッチパネル20の静電容量のうちに、第2の静電容量閾値Th2以下の領域があるかどうかを判定する。第2の静電容量閾値Th2以下の領域がある場合(S901)、表示操作パネル16が閉状態から開状態に移動させられていることになる。従って、MPU32は、S902で画像表示パネル18の表示を点灯し、開状態に対する処理(図7のS704)に進む。
第2の静電容量閾値Th2以下の領域がない場合(S901)、閉状態のままであるので、MPU32は、S903で、入力操作部22によりカメラ電源オフの操作があったか否かを判定する。カメラ電源オフ操作があった場合(S903)、MPU32は、S914で、図示しない電源回路をカメラ10の電源を落とすように制御し、図7及び図9に示すフローを終了する。カメラ電源オフ操作が無い場合(S903)、MPU32は、S901に戻る。
図9に示す制御では、表示操作パネル16が閉状態にあるときでもタッチパネル20がオンにされているので、図8に示す制御の場合よりも消費電力が多くなるが、ユーザの操作に対する応答が良くなる。
タッチパネル20のオン/オフをユーザが設定として選択できる場合で、オフと設定されたときには、MPU32は、タッチ位置入力を受け付けないが、静電容量の検出は常時実行するようにタッチパネル20を制御する。
このように、本実施例では、開閉検知専用の機械部品または電磁部品を設けることなしに、表示操作パネル16の開閉を検知できる。
表示操作パネル16の開閉を検知する別の実施例を説明する。ここでは、タッチパネル20の全タッチセンサを、ヒンジ機構14からの距離に応じて短冊状に複数の群に区分し、その群ごとの静電容量を比較することで表示操作パネル16の開閉を検知する。
図10(a)は、タッチパネル20の群区分例を示し、図(b)は、背面外装カバー24から表示操作パネル16を少し開いた状態の側面図を示す。図10(a)に示すように、タッチパネル20のタッチセンサを、ヒンジ機構の回転軸Aからの距離に従い、7つの等幅のセンサ群1002,1004,1006,1008,1010,1012,1014に区分する。各センサ群1002〜1014は、図10(a)に示す例では2列分のタッチセンサからなるが、これは説明用の一例である。ここでは、各センサ群1002〜1014において検出される静電容量の合計値、平均値または代表値を、C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7とする。
MPU32は、センサ群1014の静電容量C7に所定値以上の変化が検出されると、各センサ群1002〜1014の静電容量C1〜C7の大小関係を調べる。そして、例えば、
C1>C2>C3>C4>C5>C6>C7 (1)
の関係が成立した場合、MPU32は、表示操作パネル16が閉状態にあると判定する。すなわち、タッチパネル20の連結部側の領域で、所定面積以上で所定閾値以上の容量変化が検出された場合に、MPU32は、表示操作パネル16が閉状態にあると判定する。
ユーザが表示操作パネル16を閉状態に操作する際、タッチパネル20のタッチセンサはヒンジ機構14の回転軸Aに近い側から順に背面外装カバー24に近接する。閉操作の途中では、表示操作パネル16と背面外装カバー24は図10(b)に例示する位置関係となる。この時、タッチパネル20のうち、ヒンジ機構14に近い方のセンサ群の方が、ヒンジ機構14から遠いセンサ群よりも背面外装カバー24との距離が近くなる。各センサ群で検出される静電容量は、各センサ群と背面外装カバー24との距離に応じて決まり、その傾向として式(1)の関係を満たす。このように、閉検知の判定条件として各センサ群の静電容量の関係を規定することで、カメラ通常操作時にユーザの意図しないタッチ入力検知によって開状態を閉状態と誤判定する可能性を低減できる。
図11は、静電容量C1〜C7の比較による開閉検知制御のフローチャートを示す。図11に示す処理は、不揮発性メモリ34に記憶される制御プログラムをRAM36に展開してMPU32が実行することで実現される。
S1101で、MPU32は、タッチパネル20をオンにし、S1102で、タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えているかどうかを判定する。タッチパネル20の全面の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えている場合(S1102)、表示操作パネル16が閉状態にあることになり、MPU32は、閉状態に対する処理(図8のS801又は図9のS901)に移行する。
タッチパネル20のいずれかの静電容量が第2の静電容量閾値Th2を越えていない場合(S1102)、表示操作パネル16が閉状態でないことになる。この場合、MPU32は、S1103で表示制御部38により画像表示パネル18の照明光源を点灯し、S1104以降の開状態に対する処理に進む。
S1104で、MPU32は、タッチパネル20のセンサ群1014の全タッチセンサで静電容量の変化があったかどうかを判定する。センサ群1014の全タッチセンサで静電容量の変化があった場合(S1104)、MPU32は、S1105に進み、そうでない場合、S1108に進む。
S1105で、MPU32は、センサ群1002〜1014の静電容量C1〜C7を比較し、式(1)の関係を満たすかどうかを調べる。静電容量C1〜C7が式(1)の関係を満たす場合(S1106)、MPU32は、表示操作パネル16が閉じられた、すなわち閉状態に移動したと判定し、S1107で画像表示パネル18の表示を消灯する。そして、MPU32は、閉状態に対する処理(図8のS801又は図9のS901)に移行する。式(1)の関係が満たされない場合(S1106)、MPU32は、S1104に戻る。
S1108で、MPU32は、タッチパネル20の所定面積以上の領域の静電容量が第2の静電容量閾値Th2を超えるか否かを判定する。第2の静電容量閾値Th2を超えている場合(S1108)、MPU32は、ユーザの意図しない入力がされていると判定してS1109に進む。S1109で、MPU32は、入力操作制御部40を介してタッチパネル20へのタッチ入力を不可状態にし、S1104に戻る。こうすることで、例えばユーザがカメラを首から下げている際にタッチパネル20がユーザの腹部にあたることでタッチ入力検知がなされるといった、ユーザの意図しない誤入力を防止できる。このとき、画像表示パネル18の表示はオフにせずに維持される。タッチ入力を不可にする代わりに、MPU32がその間のタッチ入力を無視することにしても、実質的に同じである。
第2の静電容量閾値Th2を超えていない場合(S1108)、MPU32は、S1110に進む。S1110で、MPU32は、タッチパネル20の静電容量に第1の静電容量閾値Th1を超える領域があったか否かを判定する。第1の静電容量閾値Th1を超える領域があった場合(S1110)、MPU32は、ユーザによるタッチ入力と判定し、S1111で第1の静電容量閾値Th1を超えた領域に応じた入力処理を行う。すなわち、MPU32は、タッチされた(第1の静電容量閾値th1を超えた)位置と、タッチ操作の種別に応じた処理を実行する。例えば、タッチ位置がタッチアイコンの表示位置であって、タッチ位置が移動することなく離れた場合(タッチ操作の種別がタップだった場合)、MPU32は、タッチされたアイコンに割り当てられた機能を実行する。例えば、設定変更メニューを開くメニューアイコンへのタップに対して、MPU32は、設定変更メニューを開く。ライブビュー上にタップされた場合、MPU32は、タップ位置にAF(オートフォーカス)を合わせるタッチAFを行う。タッチ操作の種別がドラッグまたはフリック(いずれも、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)である場合、MPU32は、ドラッグまたはフリックでのタッチ位置の移動に応じて、表示をスクロールする処理を行う。
第1の静電容量閾値Th1を超える領域が無い場合(S1110)、MPU32は、S1112に進む。S1112で、MPU32は、入力操作部22によりカメラ電源オフの操作があったか否かを判定する。カメラ電源オフ操作があった場合(S1112)、MPU32は、S1113で、図示しない電源回路をカメラ10の電源を落とすように制御し、図11に示すフローを終了する。カメラ電源オフ操作が無い場合(S1112)、MPU32は、S1104に戻る。
上述の制御により、表示操作パネル16が開状態から閉状態への状態変化を検知する機械的又は電磁的手段を設けなくても、開状態から閉状態への状態変化を検知できる。この検知結果に従い、画像表示パネル18の照明を消灯し、必要によりタッチパネル20をオフにするので、消費電力を低減できる。
S1104では、静電容量C7の全タッチセンサの静電容量に所定値以上の変化を示すかどうかを判定したが、この代わりに、静電容量C7が第2の静電容量閾値Th2を越えるかどうかを判定しても良い。この場合、MPU32は、センサ群1014の静電容量C7が第2の静電容量閾値Th2を越える場合に、センサ群1002〜1014の静電容量C1〜C7が式(1)の関係を満たすかどうかを調べることになる。
本実施例では、タッチパネル20の全面のタッチセンサを2列ごとの7つセンサ群にグループ分けして閉検知判定の要素としたが、全面でなくても構わないし、2つ以上のセンサ群であればよく、群数は問わない。
閉状態の判定式である式(1)を、
C1≧C2≧C3≧C4≧C5≧C6≧C7 (2)
のように変更しても良い。また、閉検知の精度を高めるために、静電容量C1〜C7を2回計測し、式(1)または(2)の関係を保ったまま各センサ群の静電容量C1〜C7が増加している場合に、表示操作パネル16が閉状態であると判定してもよい。
回転軸Aから最も離れている第7センサ群1014に静電容量変化が生じた際に、静電容量C1〜C7の比較を実行するが、第6センサ群1012など他のセンサ群の静電容量変化が生じた際に、静電容量の比較を開始してもよいし、これらを併用しても良い。例えば、第6センサ群1012の全箇所の静電容量で有意な変化を検出すると、センサ群1002〜1012の静電容量C1〜C6を比較する。静電容量C1〜C6が式(1)または式(2)を満たした後に、第7センサ群1014の静電容量変化が検出され、静電容量C1〜C7が式(1)または式(2)を満たした場合に、表示操作パネル16は閉状態にされたと判定する。さらには、第6センサ群1012の静電容量変化を検出した場合に第1から第7センサ群1002〜1014の静電容量C1〜C7を比較してもよい。また、第6センサ群1012の静電容量変化を検出した場合に、第6センサ群以外のセンサ群、例えば、第2,4,6センサ群1004,1008,1012の静電容量C2,C4,C6を比較してもよい。
MPU32が行うとした上述の制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担してもよい。
本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、本体部と、タッチパネルが設けられたモニタ部の位置関係が可変である電子機器装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、折り畳み式のノートPC(パーソナルコンピュータ)やPDA、折り畳み式またはバリアングルのモニタユニットを持つ携帯電話端末や携帯型の画像ビューワに適用可能である。ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機及び電子ブックリーダなどにも適用可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (11)

  1. 連結部を介して本体部に対して回動可能に連結されたモニタ部と、
    前記モニタ部に備えられた表示手段に対するタッチ操作を検出する静電容量式のタッチ検知手段と、
    前記タッチ検知手段のうち前記連結部側の領域で、所定面積以上で所定閾値以上の容量変化を検出したことを含む特定の条件を満たしたことに応じて、前記本体部に対して前記表示手段の表示面が対向する閉状態に前記モニタ部の位置が変更されたと判定し、前記表示手段の表示を非表示とするように制御する制御手段
    とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記閉状態に変更されたと判定すると、前記タッチ検知手段での検知を行わないように制御する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記閉状態に変更されたと判定すると、前記表示手段に対するタッチ操作に応じた処理を実行しないように制御する請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記連結部側の領域は、前記タッチ検知手段のうち前記連結部側の辺に沿う領域を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記特定の条件は、前記タッチ検知手段のうち前記連結部側の所定の領域で、所定面積以上で所定閾値以上の容量変化を検出したのち、前記所定の領域に隣接する所定面積以上の領域で前記所定閾値以上の容量変化を検出することを含む請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記閉状態でなくなったと判定すると、前記表示手段の表示を有効にする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、前記所定閾値より高い閾値で前記タッチ検知手段へのタッチ入力を検出する請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記制御手段は、前記閉状態を判定するために、前記タッチ検知手段に含まれる複数のタッチセンサを、前記連結部からの距離に応じて複数のセンサ群に区分し、
    前記制御手段は、前記連結部から離れた所定のセンサ群の静電容量の変化を検出すると、前記所定のセンサ群と、前記所定のセンサ群以外の1以上のセンサ群との間で静電容量を比較し、前記連結部に近いほど前記センサ群の静電容量が大きい関係に有るとき、前記閉状態にあると判定する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 連結部を介して本体部に対して回動可能に連結されたモニタ部と、
    前記モニタ部に備えられた表示手段に対するタッチ操作を検出する静電容量式のタッチ検知手段
    とを有する電子機器を制御する方法であって、
    前記タッチ検知手段のうち前記連結部側の領域で、所定面積以上で所定閾値以上の容量変化を検出したことを含む特定の条件を満たすかどうかを判定する判定ステップと、
    前記特定の条件が満たされる場合に、前記本体部に対して前記表示手段の表示面が対向する閉状態に前記モニタ部の位置が変更されたと判定し、前記表示手段の表示を非表示とするように制御するステップ
    とを有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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