JP2017028365A - 音場再生装置、音場再生方法、及びプログラム - Google Patents

音場再生装置、音場再生方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モノラル入力の場合でも適切に伝達特性を測定することができる音場再生装置、音場再生方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本実施の形態にかかる音場再生装置は、スピーカ5L、5Rと、左右のマイク2L、2Rを備え、スピーカ5L、5Rで再生された音を収音するマイクユニット2と、マイクユニット2で収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子8と、左のマイク2Lのみから収音された第1の収音信号、右のマイク2Rのみから収音された第2の収音信号、及び左右のマイク2L、2Rから収音された第3の収音信号がそれぞれモノラル入力端子8に入力されるよう、マイクユニット2の出力を切替える切替器7と、第1〜第3の収音信号に基づいて、スピーカ5L、5Rから左右のマイク2L、2Rまでの伝達特性をそれぞれ算出する処理装置6と、伝達特性をステレオ信号に畳み込む畳み込み処理部と、を備えたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、音場再生装置、音場再生方法、及びプログラムに関する。
頭外定位技術では、ヘッドホンから耳までの特性をキャンセルし、ステレオスピーカから耳までの4本の特性を与えることにより、音像を頭外に定位させている。特許文献1には、頭外に音像を定位させる方法として、受聴者の頭部伝達関数HRTF(Head Related Transfer Function)を用いる方法が開示されている。また、HRTFは個人差が大きく、特に耳介形状の違いによるHRTFの変化が著しいことが知られている。
特許文献2には、音像を定位するために、受聴者の左右の耳にマイクを装着して、音源から再生音を収録する方法が開示されている。特許文献2には、音源の方向感、及び距離感の要素は、左右両耳のオーディオ信号の時間差及び音量差であると記載されている。そのため、特許文献2に記載の方法では、左右の両耳に音源からの音が入る時の時間差、及び音量差を制御することで、畳み込み処理を行わずに、音像を定位させている。また、特許文献2の段落0008には、実音源の音をモノラルマイクで収録してもよいと記載されている。
特開2002−209300号公報 特開2000−50400号公報
ところで、昨今のメモリ容量の増大や演算速度の高速化に伴い、スマートホンやタブレット等の携帯端末を用いて、音像定位などのオーディオ信号処理を行うことが可能となった。そのため、携帯端末に付属するマイク端子を用いて、空間音響伝達特性の測定演算を行うことが可能となった。
携帯端末の多くでは、マイク入力端子がステレオ入力ではなくモノラル入力となっている。さらに、パソコンなどでもマイク入力端子がモノラル入力となっていることがある。スピーカから左右の耳までの空間音響伝達特性を携帯端末等で測定する際に、スピーカから左右の耳までの距離が異なる場合、音響信号がスピーカから左右の耳へ到達するまでに必要な時間には差(時間差)が生じる。この場合、モノラルのマイク入力端子では左右の耳に設置したマイクで同時に録音することができないため、時間差を取得することはできない。したがって、モノラルのマイク入力端子では、左右の耳への到達時間の時間差を反映させた空間音響伝達特性を求めることが困難であった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、モノラルのマイク入力の場合でも適切に伝達特性を測定することができる音場再生装置、音場再生方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる音場再生装置は、スピーカと、左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号、及び左右の前記マイクから収音された第3の収音信号がそれぞれ前記モノラル入力端子に入力されるよう、前記マイクユニットの出力を切替える切替器と、前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出する処理部と、前記伝達特性を再生信号に畳み込む畳み込み処理部と、を備えたものである。
本発明の一態様にかかる音場再生方法は、スピーカと、左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、を用いて測定した伝達特性を用いて音場を再生する音場再生方法であって、前記マイクユニットからの出力を切替えることで、左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号と、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号と、左右の前記マイクから収音された第3の収音信号と、をそれぞれ測定するステップと、前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出するステップと、前記伝達特性を再生信号に畳み込むステップと、を備えたものである。
本発明の一態様にかかるプログラムは、スピーカと、左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、を用いて測定した伝達特性を用いて音場を再生する音場再生方法をコンピュータに対して実行させるプログラムであって、前記音場再生方法が、前記マイクユニットからの出力を切替えることで、左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号と、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号と、左右の前記マイクから収音された第3の収音信号と、をそれぞれ測定するステップと、前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出するステップと、前記伝達特性を再生信号に畳み込むステップと、を備えたものである。
本発明によれば、モノラルのマイク入力の場合でも適切に伝達特性を測定することができる音場再生装置、音場再生方法、及びプログラムを提供できる。
本実施の形態に係る頭外定位処理装置を示すブロック図である。 空間音響伝達特性を測定するための構成を示す図である。 本実施の形態に係る頭外定位処理方法を示すフローチャートである。 頭外定位処理方法における時間算出処理を示すフローチャートである。 時間差算出処理を説明するための波形図である。 時間差算出処理を説明するための波形図である。
本実施の形態にかかる音場再生装置の一例である頭外定位処理の概要について説明する。
本実施形態にかかる頭外定位処理は、個人の空間音響伝達特性(空間音響伝達関数ともいう)あるいは外耳道伝達特性(外耳道伝達関数ともいう)を用いて頭外定位処理を行うものである。本実施形態では、スピーカから聴取者の耳までの空間音響伝達特性、及びヘッドホンを装着した状態での外耳道伝達特性を用いて頭外定位処理を実現している。
本実施の形態では、ヘッドホン装着状態でのヘッドホンスピーカユニットから外耳道入口までの特性である外耳道伝達特性が利用されている。そして、外耳道伝達特性の逆特性(外耳道補正関数ともいう)を示す逆フィルタを用いてフィルタ処理を行うことで、外耳道伝達特性を補正している。これにより、外耳道伝達特性をキャンセルすることができる。
本実施の形態にかかる頭外定位処理装置は、パーソナルコンピュータ、スマートホン、タブレットPCなどの情報処理装置であり、プロセッサ等の処理手段、メモリやハードディスクなどの記憶手段、液晶モニタ等の表示手段、タッチパネル、ボタン、キーボード、マウスなどの入力手段、ヘッドホン又はイヤホンを有する出力手段を備えている。頭外定位処理装置としては、モノラル入力端子を有する汎用の処理装置を用いることができる。
本実施の形態にかかる音場再生装置の一例である頭外定位処理装置100を図1に示す。図1は、頭外定位処理装置のブロック図である。頭外定位処理装置100は、LchとRchのステレオ入力信号XL、XRに対して、音像を制御するためのオーディオ信号処理を行い、処理後の信号YL、YRを、ヘッドホン43を装着するユーザUに対して出力する。そのため、頭外定位処理装置100は、LchとRchのステレオ入力信号XL、XRについて、音像定位処理を行う。LchとRchのステレオ入力信号XL、XRは、CD(Compact Disc)プレーヤなどから再生される音楽再生信号である。なお、頭外定位処理装置100は、物理的に単一な装置に限られるものではなく、一部の処理が異なる装置で行われてもよい。例えば、一部の処理がパソコンなどにより行われ、残りの処理がヘッドホン43に内蔵されたDSP(Digital Signal Processor)などにより行われてもよい。
頭外定位処理装置100は、頭外定位処理部10と、フィルタ部41、フィルタ部42、及びヘッドホン43を備えている。
頭外定位処理部10は、畳み込み演算部11、12、21、22、及び加算器24、25を備えている。畳み込み演算部11、12、21、22は、空間音響伝達特性を用いた畳み込み処理を行う。頭外定位処理部10には、CDプレーヤなどからのステレオ入力信号XL、XRが入力される。頭外定位処理部10には、空間音響伝達特性が設定されている。頭外定位処理部10は、各チャンネル(以下chと記載)のステレオ入力信号XL、XRに対し、空間音響伝達特性を畳み込む。空間音響伝達特性は頭部伝達関数HRTFであってもよい。
空間音響伝達特性は、4つの伝達特性Ls、Lo、Ro、Rsを有している。4つの伝達特性は、図2に記載の後述する測定装置を用いて求めることができる。Lsはスピーカ5Lからマイク2Lまでの伝達特性である。Loはスピーカ5Lからマイク2Rまでの伝達特性である。Roはスピーカ5Rからマイク2Lまでの伝達特性である。Rsはスピーカ5Rからマイク2Rまでの伝達特性である。
そして、畳み込み演算部11は、Lchのステレオ入力信号XLに対して伝達特性Lsを畳み込む。畳み込み演算部11は、畳み込み演算データを加算器24に出力する。畳み込み演算部21は、Rchのステレオ入力信号XRに対して伝達特性Roを畳み込む。畳み込み演算部21は、畳み込み演算データを加算器24に出力する。加算器24は2つの畳み込み演算データを加算して、フィルタ部41に出力する。
畳み込み演算部12は、Lchのステレオ入力信号XLに対して伝達特性Loを畳み込む。畳み込み演算部12は、畳み込み演算データを、加算器25に出力する。畳み込み演算部22は、Rchのステレオ入力信号XRに対して伝達特性Rsを畳み込む。畳み込み演算部22は、畳み込み演算データを、加算器25に出力する。加算器25は2つの畳み込み演算データを加算して、フィルタ部42に出力する。
フィルタ部41、42には外耳道伝達特性に応じた逆フィルタが設定されている。そして、頭外定位処理部10での処理が施された再生信号に逆フィルタを畳み込む。フィルタ部41で加算器24からのLch信号に対して、逆フィルタを畳み込む。同様に、フィルタ部42は加算器25からのRch信号に対して逆フィルタを畳み込む。逆フィルタは、ヘッドホン43を装着した場合に、ユーザ各人の外耳道入口とヘッドホンスピーカユニット間の伝達特性をキャンセルする。このようにすることで、ヘッドホン43の特性が補正される。なお、ダミーヘッドを用いる場合は鼓膜位置にマイクを設置できるため、この場合の逆フィルタは、鼓膜とヘッドホンスピーカユニット間の伝達特性をキャンセルすることになる。
フィルタ部41は、補正されたLch信号YLをヘッドホン43の左ユニット43Lに出力する。フィルタ部42は、補正されたRch信号YRをヘッドホン43の右ユニット43Rに出力する。ユーザUは、ヘッドホン43を装着している。ヘッドホン43は、Lch信号YLとRch信号YRをユーザUに向けて出力する。これにより、ユーザUは、ユーザU自身の頭外に定位された音像を知覚することができる。
図2を用いて、空間音響伝達特性を測定する測定装置について説明する。測定装置200は、マイクユニット2、ステレオスピーカ5、処理装置6、及び切替器7を備えている。処理装置6は、モノラル入力端子8と、ステレオ出力端子9と、を備えている。切替器7は、スイッチ7a、及び加算器7bを有している。
処理装置6は、パーソナルコンピュータ、スマートホン、タブレットPC等の情報処理装置である。処理装置6は、メモリ61等に格納されたプログラムを実行することにより、測定を実施する。具体的には、処理装置6がアプリケーションプログラム(アプリ)を実行すると、インパルス信号を生成し、伝達特性の測定を開始する。なお、処理装置6は、図1に示した頭外定位処理装置100と同一の装置であってよいし、別の装置であってもよい。処理装置6と頭外定位処理装置100とが同一の装置である場合、処理装置6が、測定された伝達特性をメモリ61等に記憶する。処理装置6と頭外定位処理装置100とが別の装置である場合、処理装置6は頭外定位処理装置100へ、有線通信又は無線通信によって、伝達特性(伝達関数)を送信する。なお、測定用の信号はインパルス信号に限らず、TSP(タイムストレッチドパルス)信号やM系列信号等の他の信号を用いてもよい。
図2では、受聴者1の前方に左スピーカ5Lと右スピーカ5Rが設置されている。左スピーカ5Lと右スピーカ5Rを備えているステレオスピーカ5は、ステレオ出力端子9を介して、処理装置6と接続されている。処理装置6は、左スピーカ5Lと右スピーカ5Rのそれぞれから出力されるインパルス信号を生成する。すなわち、測定装置200は、左スピーカ5Lから左のマイク2Lまでの伝達特性Lsの測定と、右スピーカ5Rから右のマイク2Rまでの伝達特性Loの測定とをそれぞれ行う。なお、図2では、受聴者1の前方左側に左スピーカ5Lを、前方右側に右スピーカ5Rをそれぞれ配置したが、スピーカの配置は任意の位置でよく、この配置に限らない。また、配置するスピーカの数は、1でも、2より多くてもよい。
また、受聴者1の左耳3Lの外耳道入口、又は鼓膜位置に収音用のマイク2Lが設置される。受聴者1の右耳3Rの外耳道入口、又は鼓膜位置に収音用のマイク2Rが設置される。なお、受聴者1は、人でもよく、ダミーヘッドでもよい。したがって、本実施形態において、受聴者1は人だけでなく、ダミーヘッドを含む概念である。左のマイク2L、及び右のマイク2Rを有するマイクユニット2は、切替器7と接続されている。なお、切替器7は、マイクユニット2に内蔵されていてもよい。
切替器7は、処理装置6に設けられたモノラル入力端子8にケーブルを介して接続されている。したがって、左のマイク2L、及び右のマイク2Rは、切替器7を介して、モノラル入力端子8に接続されている。さらに、マイクユニット2は、モノラル入力端子8を介して、処理装置6に接続されている。よって、マイクユニット2で収音された収音信号は、切替器7、及びモノラル入力端子8を介して、処理装置6に入力される。処理装置6は、収音信号を記憶するメモリ61、受聴者1の操作を受け付ける操作部62、モノラル入力端子8からの入力信号を適切なレベルに増幅する信号増幅部63等を有している。なお、信号増幅部63に代えて、図示しない増幅器によって信号を増幅してからモノラル入力端子8へ入力してもよい。
切替器7は、左右のマイク2L、2Rの一方又は両方で収音された収音信号がモノラル入力端子8に入力されるよう、マイクユニット2の出力を切替える。加算器7bは、左のマイク2Lからの信号と右のマイク2Rからの信号とを加算する。スイッチ7aは、左のマイク2Lのみの出力、右のマイク2Rのみの出力、及び加算器7bからの出力を選択的に切り替える。
処理装置6がスイッチ7aを制御することで、接続状態が切替えられる。スイッチ7aが左のマイク2Lに接続した状態を第1の接続状態とする。スイッチ7aが右のマイク2Rに接続した状態を第2の接続状態とする。スイッチ7aが加算器7bに接続した状態を第3の接続状態とする。第1〜第3の接続状態で、マイクユニット2がスピーカユニット5で発生した音をそれぞれ収音する。ここで、第1の接続状態で収音した信号を第1の収音信号sLとする。第2の接続状態で収音した信号を第2の収音信号sRとする。第3の接続状態で収音した信号を第3の収音信号sCとする。
左のマイク2Lのみから収音される信号が第1の収音信号sLとなる。右のマイク2Rのみから収音される信号が第2の収音信号sRとなる。左右のマイク2L、2Rから収音される信号が第3の収音信号sCとなる。第3の収音信号sCは、第1の収音信号sLと第2の収音信号sRが重ね合わされた信号となる。
そして、第1〜第3の接続状態において、左スピーカ5Lはインパルス信号を再生し、処理装置6は伝達特性を測定する。すなわち、切替器7がマイクユニット2の出力を切替えて、左スピーカ5Lからのインパルス信号による伝達特性の測定を3回実施する。これにより、左スピーカ5Lからのインパルス信号に対して、処理装置6が第1〜第3の収音信号をそれぞれ収録する。処理装置6は、第1〜第3の収音信号に基づいて、伝達特性Ls、Loを求める。
右スピーカ5Rについても同様の測定を行うことで、処理装置6が右スピーカ5Rに対する第1〜第3の収音信号をそれぞれ収録する。処理装置6は、右スピーカ5Rに対する第1〜第3の収音信号に基づいて、伝達特性Ro、Rsを求める。
さらに、処理装置6は、左右の耳へ音が到達する時間の時間差dを求めている。具体的には、左のスピーカ5Lから左のマイク2Lにインパルス信号が到達するまでの時間をtL、右のスピーカ5Rから右のマイク2Rにインパルス信号が到達するまでの時間をtRとすると、時間差dはtLとtRの差分(tL−tR)により求められる。ところが、第1の収音信号sLと第2の収音信号sRの収音は別々に行われているため、第1の収音信号sLと第2の収音信号sRのみからでは、時間差dを正確に求めることが困難になる。そこで、本実施の形態に係る処理方法では、第1の収音信号sL、第2の収音信号sR、及び第3の収音信号sCを用いて、時間差dを求める。
この処理方法について、図3を用いて説明する。図3は、伝達特性を求めるための処理方法を示すフローチャートである。左スピーカ5Lと右スピーカ5Rのそれぞれについて同様の処理が施されるが、ここでは代表して、左スピーカ5Lの処理について説明する。
まず、受聴者が操作部62を操作して測定を開始すると、マイク2Lに入力されるLch信号の測定を行う(S11)。具体的には、切替器7を切替えて第1の接続状態として、処理装置6が、左スピーカ5Lからインパルス信号を出力させる。これにより、第1の収音信号sLが測定される。処理装置6は、第1の収音信号sLのデータをメモリ61等に記憶する。
次に、マイク2Rに入力されるRch信号の測定を行う(S12)。具体的には、切替器7を切替えて第2の接続状態として、処理装置6が、左スピーカ5Lからインパルス信号を出力させる。これにより、第2の収音信号sRが測定される。処理装置6は、第2の収音信号sRのデータをメモリ61等に記憶する。
さらに、マイク2Lに入力されるLchの信号とマイク2Rに入力されるRchの信号とが加算された信号の測定を行う(S13)。具体的には、切替器7を切替えて第3の接続状態として、処理装置6が、左スピーカ5Lからインパルス信号を出力させる。これにより、第3の収音信号sC(=sL+sR)が測定される。処理装置6は、第3の収音信号sCのデータをメモリ61等に記憶する。なお、第1〜第3の収音信号の測定順序は特に限られるものではない。
そして、処理装置6は、第1〜第3の収音信号に基づいて、左スピーカ5Lから左右のマイク2L、2Rに音が到達するまでの時間差を算出する(S14)。時間差の算出方法について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、時間差の算出方法を示すフローチャートである。図5、図6は時間差算出処理を説明するための波形図であり、第1の収音信号sL、第2の収音信号sR、加算信号y、及び第3の収音信号sCがそれぞれ示されている。
まず、処理装置6は、遅延時間t=0とし、第2の収音信号sRの遅延時間を初期化する(S21)。図5では、遅延時間t=0の時の波形を示している。遅延時間t=0の時、第1の収音信号sLと第2の収音信号sRの出現タイミングは一致している。そして、処理装置6は、第1の収音信号sL[0]と、遅延が与えられた第2の収音信号sR[t]とを加算した加算信号yを算出する(S22)。ここでは、第2の収音信号sRに遅延時間t=0が与えられている。
処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致するか否かを判定する(S23)。処理装置6は、加算信号yと第3の収音信号sCとの差分信号を生成し、差分信号の振幅値の代表値を所定の閾値thと比較する。差分信号の振幅値の代表値が所定の閾値thよりも大きい場合、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致しないと判定する(S23のNO)。ここで、差分信号の振幅値の代表値は、振幅値の和、平均値、中央値、又は最大値等、差分信号の特徴を示す値であればよい。また代表値と比較する所定の閾値thは、所定の定数でもよいし、第1、第2又は第3の収音信号の振幅値に基づいて随時算出する値でもよい。処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致しないと判定すると、遅延時間tに所定値nを加算する(S24)。所定値nは、正の値でも負の値でもよい。
次に、処理装置6は、第1の収音信号sL[0]と、遅延時間tが与えられた第2の収音信号sR[t]とを加算した加算信号yを算出する(S22)。ここでは、第2の収音信号sRに初期化された遅延時間t=0に所定値nが加算された遅延時間t=nが与えられている。そして、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致するか否かを再び判定する(S23)。処理装置6は、加算信号yと第3の収音信号sCとの差分信号を生成し、差分信号の振幅値の代表値と所定の閾値thとを比較する。差分信号の振幅値の代表値が所定の閾値thよりも小さい場合、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致すると判定する(S23のYES)。図6では、加算信号yと第3の収音信号sCが一致する遅延時間t=t’が与えられた時の波形を示している。そして、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致した時の遅延時間tを時間差dとする(S25)。このようにすることで、左右の耳への音の到達時間の時間差dが求められる。
上記のように、処理装置6は、加算信号yと第3の収音信号sCとを比較する。処理装置6は、その比較結果に基づいて、左右の耳への音の到達時間の時間差dを求める。具体的には、加算信号yが第3の収音信号sCと一致するまで、処理装置6は、ステップS22〜S24の処理を繰り返し実行する。すなわち、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致するまで遅延時間tに所定値nを加算し、徐々に遅延時間tを増加させていく。そして、処理装置6は、加算信号yが第3の収音信号sCと一致した時に与えた遅延時間tから左右の耳への音の到達時間の時間差dを算出する。すなわち、左スピーカ5Lから左のマイク2Lまでの音の到達時間と、左スピーカ5Lから右のマイク2Rまでの音の到達時間の時間差が求められる。
そして、処理装置6は、到達時間の時間差を反映した伝達特性Ls、Loを求める。同様の測定処理を行うことで、処理装置6は、到達時間の時間差を反映した伝達特性Ro、Rsを求める。頭外定位処理装置100においては、時間差が反映された伝達特性Ls、Lo、Ro、Rsを用いて、畳み込み処理が行われる。このようにすることで、頭外定位処理装置100は、適切な頭外定位処理を行うことができる
スピーカの配置によっては、スピーカとマイク2L及びマイク2Rとの距離が一見等しい場合もある。しかし、実際には、頭部や耳介形状の差によって微小な距離の差が生じ、その結果、時間差が発生する。この場合、どちらの信号が遅延するか明らかではないため、第1の収音信号sLに遅延を与えた場合と第2の収音信号sRに遅延を与えた場合との双方において加算信号yを算出する。そして、加算信号yと第3の収音信号sCとが一致するか否か判定する。その結果、第3の収音信号sCと加算信号yとが一致したときの遅延時間tが時間差dとなる。
処理装置6は、所定の範囲の遅延を与えて生成した複数の加算信号yと、第3の収音信号sCとをそれぞれ比較し、加算信号yと第3の収音信号sCとが最も一致する場合の時間差dを採用してもよい。
本実施の形態では、切替器7が切替を行っているため、モノラル入力端子8しか持たない場合でも、到達時間の時間差を反映した伝達特性を取得することができる。したがって、測定装置200は、モノラル入力端子のまま、音像定位に重要な両耳に到達するまでの左右の時間差を反映した伝達特性を取得することができる。両耳に到達するまでの時間差は、頭部や耳介の形状から個人差があるため、測定装置200が測定を行うことで個人毎に特有の時間差を取得することができる。よって、測定装置200は、ステレオ入力端子と同等の測定をモノラル入力端子で行うことができる。
測定装置200が、時間差を反映した伝達特性を求めることによって、頭外定位処理装置100は、適切な位置に音像を定位させることができる。また、スマートホンやタブレットPC等の汎用携帯端末を用いて、伝達特性を測定することが可能になる。さらに、測定装置200は、汎用の処理装置を用いることができるため、実際の受聴者、及びその受聴環境に応じた空間音響伝達特性を測定することができる。よって、頭外定位処理装置100は、適切な頭外定位処理を行うことができる。
このように、ステレオ入力端子を持たない処理装置6を用いた場合でも、スピーカから外耳道入口または鼓膜位置(マイク)までの空間音響伝達特性を測定することができる。よって、汎用の処理装置6を用いた測定が可能になり、汎用性を向上させることができる。本実施の形態に係る音場再生処理は、特に、ステレオ入力端子を持たないスマートホン、タブレットPC等の携帯端末に好適である。さらに、処理装置6は、実際の測定された収音信号のみに基づいて時間差を求めている。処理装置6の負荷状況に応じて、インパルス信号の発生タイミングが変わるような場合でも、正確に測定することが可能になる。
処理装置6は、第3の収音信号sCと加算信号yとが一致しているかの比較判定において、測定で取得した第3の収音信号sCと遅延を与えて算出した加算信号yとの相互相関値を求め、所定の閾値との比較により、第3の収音信号sCと加算信号yとが一致するか否か判定してもよい。
処理装置6は、所定の範囲の遅延を与えて生成した複数の加算信号yと、第3の収音信号sCとの相互相関値をそれぞれ算出し、相関値が最も大きくなる場合の時間差を採用してもよい。
なお、上記の説明では、切替器7が接続を切替えるスイッチ7aを備えていたが、切替器7の構成はこれに限られるものではない。切替器7は、左右の出力バランスを調整するものであってもよい。例えば、バランス調整手段が、左のマイク2Lの出力を100%、右のマイク2Rの出力を0%とした状態を第1の状態とする。バランス調整手段が、左のマイク2Lの出力を0%、右のマイク2Rの出力を100%とした状態を第2の状態とする。バランス調整手段が、左のマイク2Lの出力を50%、右のマイク2Rの出力を50%とした状態を第3の状態とする。
また、上記の説明ではステレオスピーカ5を用いて、空間音響伝達特性の測定を行ったが、一つのスピーカのみで空間音響伝達特性の測定を行ってもよい。この場合、スピーカの位置を変えて、測定を行う。すなわち、スピーカを左スピーカ5Lに対応する位置で、第1〜第3の収音信号を検出した後、スピーカを右スピーカ5Rに対応する位置に移動させる。そして、スピーカを右スピーカの位置に移動後、同様に第1〜第3の収音信号を収音する。このようにすることで、単一のスピーカでの測定が可能である。なお、スマートホンやタブレットPC等の携帯端末の内蔵スピーカを用いる場合、携帯端末を移動させて測定を行う。このようにすることで、簡便な構成で4つの伝達特性を測定することができる。
本実施の形態ではステレオ音源を用いているが、モノラル音源や3以上のマルチチャンネルの音源を用いてもよい。この場合、音源数だけスピーカ位置を定め、各スピーカ位置について、スピーカから左右の耳への音の到達時間の時間差を反映した伝達特性を求めればよい。
また、上記の説明では、本実施の形態に係る音場再生装置として、ヘッドホン43を用いた頭外定位処理装置100を例示したが、音場再生装置は、これに限定されるものではない。伝達特性を畳み込みことで音場を再生する音場再生装置であれば、本実施形態にかかる処理方法を適用することができる。例えば、ステレオスピーカを用いて音像定位を行う音場再生装置や、イヤホンを用いた頭外定位処理装置であってもよい。すなわち、スピーカから左右のマイクまでの空間音響伝達特性を用いて畳み込み処理を行う音場再生装置であれば、上記の測定処理を用いることができる。
上記信号処理のうちの一部又は全部は、コンピュータプログラムによって実行されてもよい。上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 受聴者
2 マイクユニット
2L 左マイク
2R 右マイク
3L 左耳
3R 右耳
5 ステレオスピーカ
5L 左スピーカ
5R 右スピーカ
6 処理装置
7 切替器
7a スイッチ
7b 加算器
8 モノラル入力端子
9 ステレオ出力端子
10 頭外定位処理部
11 畳み込み演算部
12 畳み込み演算部
21 畳み込み演算部
22 畳み込み演算部
24 加算器
25 加算器
41 フィルタ部
42 フィルタ部
43 ヘッドホン
43L ヘッドホンの左ユニット
43R ヘッドホンの右ユニット
61 メモリ
62 操作部
63 信号増幅部
100 頭外定位処理装置
200 測定装置

Claims (5)

  1. スピーカと、
    左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、
    前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、
    左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号、及び左右の前記マイクから収音された第3の収音信号がそれぞれ前記モノラル入力端子に入力されるよう、前記マイクユニットの出力を切替える切替器と、
    前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出する処理部と、
    前記伝達特性を再生信号に畳み込む畳み込み処理部と、を備えた音場再生装置。
  2. 前記処理部は、前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクへの音の到達時間の時間差を算出し、前記第1及び第2の収音信号に基づいて前記時間差を反映した前記伝達特性を算出する請求項1に記載の音場再生装置。
  3. 前記処理部は、
    前記第1の収音信号又は前記第2の収音信号のいずれか一方の信号を遅延させて他方の信号と加算する加算信号を生成し、前記加算信号と前記第3の収音信号とが一致するか否か判定し、一致する場合の遅延に基づいて前記時間差を算出する請求項2に記載の音場再生装置。
  4. スピーカと、
    左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、
    前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、を用いて測定した伝達特性を用いて音場を再生する音場再生方法であって、
    前記マイクユニットからの出力を切替えることで、左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号と、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号と、左右の前記マイクから収音された第3の収音信号と、をそれぞれ測定するステップと、
    前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出するステップと、
    前記伝達特性を再生信号に畳み込むステップと、を備えた音場再生方法。
  5. スピーカと、
    左右のマイクを備え、前記スピーカで再生された音を収音するマイクユニットと、
    前記マイクユニットで収音された収音信号が入力されるモノラル入力端子と、を用いて測定した伝達特性を用いて音場を再生する音場再生方法をコンピュータに対して実行させるプログラムであって、
    前記音場再生方法が、
    前記マイクユニットからの出力を切替えることで、左の前記マイクのみから収音された第1の収音信号と、右の前記マイクのみから収音された第2の収音信号と、左右の前記マイクから収音された第3の収音信号と、をそれぞれ測定するステップと、
    前記第1〜第3の収音信号に基づいて、前記スピーカから左右の前記マイクまでの伝達特性をそれぞれ算出するステップと、
    前記伝達特性を再生信号に畳み込むステップと、を備えたプログラム。
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