JP2017028352A - 放送制御装置、方法、及びプログラム - Google Patents
放送制御装置、方法、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017028352A JP2017028352A JP2015141610A JP2015141610A JP2017028352A JP 2017028352 A JP2017028352 A JP 2017028352A JP 2015141610 A JP2015141610 A JP 2015141610A JP 2015141610 A JP2015141610 A JP 2015141610A JP 2017028352 A JP2017028352 A JP 2017028352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- broadcast
- volume
- broadcasting
- content
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
【課題】不特定多数を対象とした場合でも、聴取者に適した放送を行う放送制御装置、方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】送受信部111が、複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された信号を検出し、音量決定部113が、検出結果に基づいて、複数の放送内容の各々を放送装置120から放送する際の音量が、放送装置120の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び放送装置120と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する。
【選択図】図2
【解決手段】送受信部111が、複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された信号を検出し、音量決定部113が、検出結果に基づいて、複数の放送内容の各々を放送装置120から放送する際の音量が、放送装置120の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び放送装置120と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する。
【選択図】図2
Description
開示の技術は、放送制御装置、放送制御方法、及び放送制御プログラムに関する。
従来、建物内の構内放送は、建物に対して一括して行われ、その放送内容は一律であることが一般的であるが、社会の国際化に対応して、特に公共施設などにおいては、構内放送に複数の言語が使用される場合もある。放送内容を複数の言語で放送する方式として、例えば、ある放送内容を日本語で放送した後に英語で放送するなど、放送内容を複数言語で順次放送する方式がある。この方式の場合、対応言語を増やすと、聴取者が希望する言語で放送内容が放送されるまでに時間がかかることがあり、また単位時間当たりに伝達できる情報量が少なくなってしまう。
聴取者毎に聴取者が希望する放送内容を提供する手法として、ワイヤレスイヤホンを使用した装置を利用する手法が存在する。この手法は、参加者が多国籍である講演や会議などで利用される方式であるが、聴取者一人一人にワイヤレスイヤホンを配付し、聴取者が設定する(もしくは配布時に希望した)無線チャネル毎に放送内容を変えることで、聴取者毎の放送を実現する。
また、聴取者に応じた音声の出力を行う技術が存在する。例えば、複数のユーザの各々に対して別々にデータの再生のしかたを示す個別再生モードを検知するデータ処理装置が提案されている。このデータ処理装置では、検知した個別再生モードに応じて、データを処理して、複数のユーザの各々に対して別々に再生可能なデータを生成する。
また、施設内の複数の場所に超音波スピーカシステムを配置し、該超音波スピーカシステムから放射される音声信号により、利用者(聴者)が目的とする対象物のある位置まで誘導する聴者誘導装置が提案されている。この聴者誘導装置では、聴者の「聴者位置情報」と「目的対象物識別情報」とを基に、聴者の時々の位置に応じて、適切な超音波スピーカシステムを選択し、この選択された超音波スピーカシステムにより聴者を誘導する。また、聴者の「聴者位置情報」に応じた音声信号(例えば、左右前後に進むように指示する音声信号)を選択し、該音声信号により聴者を誘導する。
しなしながら、ワイヤレスイヤホンを利用する手法では、比較的高価なワイヤレスイヤホンを聴取者全てに配付する必要があるため、聴取者が大人数や不特定多数である場合には適用することができない。また、聴取者がイヤホンを常に装着していなければ、放送を聞き逃す、といった欠点もある。
また、従来技術のデータ処理装置では、複数人に同時に別音声を放送するためには、複数のスピーカを使用して、出力される音声に指向性をつけるように制御している。このため、各ユーザの正確な位置が判明している必要がある。また、音声に指向性をつけるためには、各スピーカ間の位置関係や設置角度等に制限が生じるため、建物の構内放送など、複数のスピーカが部屋、廊下などに広い間隔で分散配置されている場合には適用できない。
また、従来技術の聴者誘導装置は、聴者の誘導に特化した技術であるため、予め設定しておいた音声以外を出力することができない。また、聴者の正確な位置情報を取得する必要があるため、不特定多数に対する放送には適用することができない。
開示の技術は、一つの側面として、不特定多数を対象とした場合でも、聴取者に適した放送を行うことを目的とする。
開示の技術は、一つの態様として、複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出する検出部を備える。また、開示の技術は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量を制御する制御部を備える。制御部は、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する。
開示の技術は、一つの側面として、不特定多数を対象とした場合でも、聴取者に適した放送を行うことができる、という効果を有する。
以下、図面を参照して、開示の技術に関する実施形態の一例を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1に、第1実施形態に係る放送システム100の概略構成を示す。
図1に、第1実施形態に係る放送システム100の概略構成を示す。
放送システム100は、放送配信装置130と、放送制御装置110を備え、かつ放送配信装置130から配信された放送内容を放送する複数の放送装置120と、聴取者が保持する発信装置140とを含む。放送配信装置130と、放送装置120の各々とは、信号線150を介して接続されている。
放送配信装置130は、複数の放送内容の各々を示す音声信号の各々を、それぞれ別のチャネルに対応させて、信号線150を介して、全チャネル分の音声信号を放送装置120の各々に配信する。放送配信装置130は、周波数分割又は時分割で各チャネルの音声信号を信号線150に送出したり、複数の信号線150の各々に各チャネルの音声信号を送出したりすることにより、全チャネル分の音声信号を多重化して全ての放送装置120に配信する。
発信装置140は、近距離無線通信により通信可能な距離に存在する放送制御装置110から送信されたビーコン信号を受信した際に、予め設定されたタグ情報を示す信号を、近距離無線通信により発信する。タグ情報には、発信装置140の識別番号であるタグIDと、放送装置120から放送可能な全チャネルのうち、発信装置140を保持する聴取者に応じた放送内容に対応したチャネルを特定する特定チャネル番号とが含まれる。また、近距離無線通信としては、例えば、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)を利用することができる。特に、本実施形態では、発信装置140は、放送制御装置110から送信されたビーコン信号に応答して、簡易なタグ情報を示す信号を発信するだけである。そのため、省電力かつ省コストであるBluetooth(登録商標) Low Energyの利用が有効である。
発信装置140は、専用の装置としてもよいし、スマートフォン等に専用のアプリケーションを追加したものであってもよい。後者の場合、スマートフォン等に搭載された赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信の機能を利用して、アプリケーションで設定されたタグ情報を示す信号を発信するようにすればよい。
放送装置120は、図2に示すように、放送制御装置110と、音声分離機構121と、音声ミキサ122と、音声アンプ123と、スピーカ124とを備える。
音声分離機構121は、放送配信装置130から信号線150を介して配信された多重化された音声信号を、チャネル毎の音声信号に分離する。音声ミキサ122は、音声分離機構121により分離され各チャネルの音声信号を、後述する放送制御装置110の音量決定部113からの指示に従った比率で混合する。音声アンプ123は、音声ミキサ122で混合された音声信号を増幅し、スピーカ124から出力する。
放送制御装置110は、図2に示すように、機能的には、送受信部111と、記録部112と、音量決定部113とを含む。なお、送受信部111は、開示の技術の検出部の一例である。また、記録部112及び音量決定部113は、開示の技術の制御部の一例である。
送受信部111は、近距離無線通信により、定期的にビーコン信号を送信する。送受信部111は、送信したビーコン信号に応答して、聴取者が保持する発信装置140から発信されたタグ情報を示す信号を受信する。送受信部111により受信したタグ情報を示す信号を発信した発信装置140は、送受信部111と近距離無線通信可能な範囲に存在することを表す。すなわち、その発信装置140を保持する聴取者は、信号を受信した送受信部111を含む放送制御装置110を備えた放送装置120の周辺に存在する聴取者ということができる。送受信部111は、受信した信号が示すタグ情報、及び信号を受信した際の信号強度の情報を記録部112へ受け渡す。
記録部112は、例えば、図3に示すようなタグ情報テーブル161を作成し、送受信部111から受け渡されたタグ情報を記録する。図3の例では、タグ情報テーブル161の各行が1つのタグ情報に相当する。また、記録部112は、送受信部111から受け渡された信号強度の情報、及び信号強度と距離との予め定めた関係に基づいて、放送制御装置110と発信装置140との距離を推定する。記録部112は、推定した距離を、タグ情報テーブル161の「推定距離」の欄に記録することにより、対応するタグ情報に推定距離の項目を追加する。
音量決定部113は、各チャネルに対応する音声信号をスピーカ124から放送する際の音量を決定する。具体的には、音量決定部113は、チャネル毎に、放送装置120の周辺に存在するそのチャネルのチャネル番号を特定チャネル番号として有する発信装置140の数、及び放送装置120とその発信装置140との距離の少なくとも一方に基づいて音量を決定する。これらの数及び距離は、その放送装置120の周辺で、そのチャネルの放送がどの程度希望されているかを示す指標である。本実施形態では、音量決定部113は、数及び距離の両方を用い、放送装置120の周辺に存在するあるチャネルのチャネル番号を特定チャネル番号として有する発信装置140の数が多いほど、そのチャネルの音量が大きくなるように決定する。また、放送装置120とその発信装置140との距離が近いほど、そのチャネルの音量が大きくなるように決定する。以下では、あるチャネルについて、放送装置120の周辺に存在するそのチャネルのチャネル番号を特定チャネル番号として有する発信装置140を、「特定発信装置140」ともいう。
音量決定部113は、決定したチャネル毎の音量を、例えば、図4に示すような音量テーブル162に、基本音量として設定する。図4は、基本音量を、スピーカ124から出力可能な最大音量の何%とするかで定めた例である。すなわち、特定発信装置140の数が多いほど、及び放送装置120と特定発信装置140との距離が近いほど、高いパーセンテージで基本音量が定められる。音量決定部113は、音量テーブル162に設定したチャネル毎の基本音量を、音声ミキサ122に指示する。これにより、音声ミキサ122で、各チャネルに対応した音声信号が、各チャネルの基本音量に応じた比率で混合される。
放送制御装置110は、例えば、図5に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70は、MPU(Micro Processing unit)71、RAM(Random Access Memory)72、及びROM(Read Only Memory)73を備える。また、コンピュータ70は、記録媒体79に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するread/write(R/W)部75、及び近距離無線通信のための通信インターフェイス(I/F)76を備える。MPU71、RAM72、ROM73、R/W部75、及び通信I/F76は、バス77を介して互いに接続される。
ROM73は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体によって実現できる。ROM73には、コンピュータ70を放送制御装置110として機能させるための放送制御プログラム180が記憶される。また、RAM72は、チャネル毎の音量決定等のための作業領域として用いられ、上述のタグ情報テーブル161及び音量テーブル162が保存される。
MPU71は、放送制御プログラム180をROM73から読み出してRAM72に展開し、放送制御プログラム180が有するプロセスを順次実行する。放送制御プログラム180は、送受信プロセス181と、記録プロセス182と、音量決定プロセス183とを有する。
MPU71は、送受信プロセス181を実行することで、図2に示す送受信部111として動作する。また、MPU71は、記録プロセス182を実行することで、図2に示す記録部112として動作する。また、MPU71は、音量決定プロセス183を実行することで、図2に示す音量決定部113として動作する。これにより、放送制御プログラム180を実行したコンピュータ70が、放送制御装置110として機能することになる。
なお、放送制御プログラム180により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、第1の実施形態に係る放送システム100の作用について説明する。
放送配信装置130が、信号線150を介して、全チャネル分の音声信号を多重化して、放送装置120の各々に配信する。放送装置120では、音声分離機構121が、放送配信装置130から配信された多重化された音声信号を、チャネル毎の音声信号に分離し、音声ミキサ122に供給する。また、放送制御装置110が、図6に示す検出処理、及び図7に示す音量決定処理を実行し、放送装置120から放送する各チャネルの音量を決定し、音声ミキサ122に指示する。そして、音声ミキサ122が、指示に従った比率で各チャネルに対応する音声信号を混合し、音声アンプ123が、音声ミキサ122で混合された音声信号を増幅し、スピーカ124から出力する。以下、検出処理及び音量決定処理について詳述する。
まず、図6を参照して、検出処理について説明する。
ステップS11で、送受信部111が、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energyなどの近距離無線通信を用いて、ビーコン信号を送信する。これに応答して、放送制御装置110と近距離無線通信が可能な距離に存在する発信装置140、すなわち放送装置120の周辺に存在する聴取者が保持する発信装置140が、タグ情報を示す信号を、近距離無線通信により発信する。
次に、ステップS12で、送受信部111が、発信装置140から発信されたタグ情報を示す信号を受信する。そして、送受信部111が、受信した信号が示すタグ情報、及び信号を受信した際の信号強度の情報を記録部112へ受け渡す。
次に、ステップS13で、記録部112が、例えば、図3に示すようなタグ情報テーブル161を作成し、送受信部111から受け渡されたタグ情報を記録する。
次に、ステップS14で、記録部112が、送受信部111から受け渡された信号強度の情報の情報、及び信号強度と距離との予め定めた関係に基づいて、放送制御装置110と発信装置140との距離を推定する。そして、記録部112は、推定した距離を、タグ情報テーブル161の「推定距離」の欄に記録することにより、対応するタグ情報に推定距離の項目を追加する。
次に、ステップS15で、処理は所定時間(例えば、5秒)待機し、ステップS11に戻る。
次に、図7を参照して、音量決定処理について説明する。ここでは、各チャネルのチャネル番号は、1番からの連番が付されているものとする。
ステップS21で、音量決定部113が、例えば、図4に示すような音量テーブル162を作成する。この段階では、基本音量の欄は空欄である。次に、ステップS22で、音量決定部113が、チャネル番号を指定するための変数iに1を設定する。次に、ステップS23で、音量決定部113が、タグ情報テーブル161から、「特定チャネル」がiであるタグ情報を全て取得する。次に、ステップS24で、音量決定部113が、チャネル番号がiのチャネル(以下、「チャネルi」という)の基本音量を求めるための変数Niを、初期値である0に設定する。
次に、ステップS25で、音量決定部113が、上記ステップS23で取得したタグ情報から1つを選択する。次に、ステップS26で、音量決定部113が、上記ステップS25で選択したタグ情報に含まれる推定距離をDiとし、例えば、下記(1)式により、Niを更新する。(1)式は、Diが小さいほど、すなわち、放送装置120と特定発信装置140との距離が近いほど、大きく更新されることを表している。
Ni(更新後)=Ni(更新前)+1/Di*100 ・・・(1)
Ni(更新後)=Ni(更新前)+1/Di*100 ・・・(1)
次に、ステップS27で、音量決定部113が、上記ステップS23で取得した、特定チャネルがiのタグ情報を、全て処理済みか否かを判定する。未処理のタグ情報が存在する場合には、処理はステップS25に戻り、次のタグ情報を選択し、ステップS26でNiを更新する処理を繰り返す。したがって、(1)式は、特定チャネルがiのタグ情報が多いほど、すなわち、チャネルiのチャネル番号を特定チャネル番号として有する特定発信装置140の数が多いほど大きな値となる。
全てのタグ情報が処理済みとなると、処理はステップS28へ移行し、音量決定部113が、Niが100%未満か否かを判定する。Ni<100%の場合には、処理はステップS29へ移行し、音量決定部113が、チャネルiの基本音量をNi%に決定し、音量テーブル162に記録する。Ni≧100%の場合には、処理はステップS30へ移行し、音量決定部113が、チャネルiの基本音量を100%に決定し、音量テーブル162に記録する。
次に、ステップS31で、音量決定部113が、全てのチャネルについて音量が決定済みか否かを判定する。未決定のチャネルが存在する場合には、処理はステップS32へ移行し、音量決定部113が、iを1インクリメントして、処理はステップS23に戻る。全てのチャネルについて音量が決定済みとなると、処理はステップS33へ移行し、音量決定部113が、音量テーブル162に設定したチャネル毎の基本音量を、音声ミキサ122に指示する。
そして、処理はステップS34へ移行し、所定時間(例えば、5秒)待機して、ステップS22に戻る。
以上説明したように、第1実施形態に係る放送システム100によれば、聴取者に応じた放送内容を特定するための情報を、タグ情報として、発信装置140から発信する。そして、放送制御装置110が、このタグ情報を示す信号を受信することにより、放送制御装置110を備えた放送装置120の周辺の発信装置140が有するチャネルの情報、及び放送装置120と発信装置140との距離を検出する。そして、各チャネルについて、特定発信装置140の数、及び放送装置120と特定発信装置140との距離に基づいて、各チャネルに対応する音声信号を放送する際の音量を決定する。したがって、聴取者が不特定多数であっても、放送装置120の周辺に存在する聴取者に適した放送を行うことができる。
例えば、図8に示すように、放送装置120Aの周辺には、チャネル1のタグ情報を有する発信装置140が存在し、放送装置120Bの周辺には、チャネル2のタグ情報を有する発信装置140が存在するとする。放送装置120A、120Bの各々には、チャネル1及びチャネル2を含む全てのチャネルに対応した音声信号が配信されている。放送装置120Aからは、全てのチャネルのうち、チャネル1の音声信号が放送され、放送装置120Bからは、チャネル2の音声信号が放送されることになる。
また、図9に示す例では、放送装置120Aの周辺に、チャネル1のタグ情報を有する発信装置140と、チャネル2のタグ情報を有する発信装置140とが存在する。この場合、放送装置120Aからは、各チャネルについての特定発信装置140の数及び距離に応じた比率でチャネル1とチャネル2とが混合されて放送される。図9の例では、チャネル1のタグ情報を有する発信装置140の方が、チャネル2のタグ情報を有する発信装置140よりも数が多く、また放送装置120との距離も近いため、チャネル1の方が大きな音量となるように混合される。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、放送システム200は、放送配信装置130と、放送制御装置210を備え、かつ放送配信装置130から配信された放送内容を放送する複数の放送装置220と、発信装置140とを含む。放送配信装置130と、放送装置220の各々とは、信号線150を介して接続されている。
図10に示すように、放送装置220は、第1の実施形態に係る放送装置120と、放送制御装置110の構成が異なるだけであるため、以下、第2実施形態における放送制御装置210について説明する。
放送制御装置210は、図10に示すように、機能的には、送受信部211と、記録部112と、音量決定部213とを含む。なお、送受信部211は、開示の技術の検出部及び取得部の一例である。また、記録部112及び音量決定部113は、開示の技術の制御部の一例である。
送受信部211は、第1実施形態における送受信部111と同様に、発信装置140から発信されたタグ情報を示す信号を受信する。また、送受信部211は、近距離無線通信の通信圏内に存在する他の放送装置220(以下、「他放送装置220」という)に搭載された放送制御装置210から、その放送装置220についての音量テーブル262を取得する。第2実施形態における音量テーブル262は、例えば、図11に示すように、第1実施形態における音量テーブル162の項目に加え、「補正係数」の項目(詳細は後述)を含む。送受信部211は、他放送装置220の音量テーブル262を音量決定部213へ受け渡す。
音量決定部213は、第1実施形態における音量決定部113と同様に、記録部112により記録されたタグ情報テーブル161に基づいて、各チャネルに対応する音声信号をスピーカ124から放送する際の基本音量を決定する。この基本音量は、上述したように、チャネル毎に、放送装置220の周辺に存在するそのチャネルのチャネル番号を特定チャネル番号として有する特定発信装置140の数、及び放送装置220と特定発信装置140との距離に基づいて決定される。
さらに、音量決定部213は、自放送装置220の音量テーブル262と、他放送装置220の音量テーブル262とに基づいて、決定した基本音量を補正する補正係数を計算する。補正係数は、他放送装置220で放送されてないチャネル、又は放送しているが音量が小さいチャネルの放送の音量が大きくなるように、自放送装置220の音量テーブル262における基本音量を補正するための係数である。音量決定部213は、各チャネルの音量を、基本音量に補正係数を掛けて決定する。これにより、複数の放送装置220間で放送される放送内容がそれぞれ異なるように変更されていく。そして、聴取者に応じたチャネルが大きな音量で放送されている放送装置220周辺へ、聴取者の移動を促すことができ、聴取者の分散を図ることができる。
放送制御装置210は、例えば、図5に示すコンピュータ70で実現することができる。ROM73には、コンピュータ70を放送制御装置210として機能させるための放送制御プログラム280が記憶される。放送制御プログラム280は、送受信プロセス281と、記録プロセス182と、音量決定プロセス283とを有する。
MPU71は、送受信プロセス281を実行することで、図10に示す送受信部211として動作する。また、MPU71は、記録プロセス182を実行することで、図10に示す記録部112として動作する。また、MPU71は、音量決定プロセス283を実行することで、図10に示す音量決定部213として動作する。これにより、放送制御プログラム280を実行したコンピュータ70が、放送制御装置210として機能することになる。
なお、放送制御プログラム280により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第2の実施形態に係る放送システム200の作用について説明する。第2実施形態では、音量決定処理が第1実施形態と異なるため、図12を参照して、第2実施形態における音量決定処理について説明する。
ステップS41で、音量決定部213が、例えば、図11に示すような音量テーブル262を作成し、各チャネルの基本音量を初期値である0に、補正係数を初期値である1に設定する。次に、ステップS42で、送受信部211が、自放送装置220の音量テーブル262を、周辺の他放送装置220へ送信する。次に、ステップS43で、音量決定部213が、基本音量決定処理を実行する。本ステップで実行される基本音量決定処理は、図7に示す第1実施形態における音量決定処理のステップS22〜S32の処理である。次に、ステップS44で、送受信部211が、他放送装置220から送信された音量テーブル262を取得し、音量決定部213へ受け渡す。
次に、ステップS45で、音量決定部213が、チャネル番号を指定するための変数iに1を設定する。次に、ステップS46で、自放送装置220におけるチャネルiの音量が占める割合(以下、「音量占有率」という)Kを計算する。例えば、各チャネルの基本音量が図11に示す音量テーブル262のように決定されているとする(補正係数は、この段階では1)。この場合、チャネル1の音量占有率は1/8、チャネル2の音量占有率は7/8と計算することができる。なお、チャネル3の音量占有率は0である。
次に、ステップS47で、音量決定部213が、上記ステップS44で取得した他放送装置220の音量テーブル262に基づいて、他放送装置220の各々についても、チャネルiの音量占有率Jを計算する。そして、音量決定部213は、他放送装置220が複数存在する場合には、他放送装置220のチャネルiの音量占有率Jのうち、最大のものを、他放送装置220のチャネルiの最大音量占有率Jmaxとする。
次に、ステップS48で、音量決定部213が、自放送装置220におけるチャネルiの音量占有率Kが、他放送装置220のチャネルiの最大音量占有率Jmax未満か否かを判定する。K<Jmaxの場合には、処理はステップS49へ移行し、音量決定部213が、音量テーブル262におけるチャネルiの補正係数を1−n倍(nは1以下の小数、例えば、0.1程度)に更新する。K>Jmaxの場合には、処理はステップS50へ移行し、音量決定部213が、音量テーブル262におけるチャネルiの補正係数を1+n倍に更新する。なお、K=Jmaxの場合には、補正係数の更新はなしとすることができる。
次に、ステップS51で、音量決定部213が、全てのチャネルについて補正係数が決定済みか否かを判定する。未処理のチャネルが存在する場合には、処理はステップS52へ移行し、音量決定部213が、iを1インクリメントして、処理はステップS46に戻る。全てのチャネルについて補正係数が決定済みとなると、処理はステップS53へ移行し、音量決定部213が、音量テーブル262に設定した基本音量に補正係数を掛けた値を、チャネル毎の音量として、音声ミキサ122に指示する。そして、処理はステップS54へ移行し、所定時間(例えば、5秒)待機して、ステップS42に戻る。
以上説明したように、第2実施形態に係る放送システム200によれば、各チャネルについて、自放送装置220における音量占有率が、他放送装置220における音量占有率より大きい場合には、そのチャネルの音量を大きくなるように補正する。また、他放送装置220の音量占有率の方が大きい場合には、そのチャネルの音量を小さくなるように補正する。1つの放送装置220前に、有する特定チャネル番号が異なる多数の発信装置140が存在する場合には、その放送装置220から放送される音声に混合される内容が多くなり、個々の聴取者にとっては、必要とする放送内容を聞き取り難くなる。第2実施形態では、他放送装置220とチャネル毎の音量占有率を比較して音量を補正することで、複数の放送装置220間で、放送される放送内容がそれぞれ異なるように変更されていき、聴取者の分散を図ることができる。
例えば、図13に示すように、放送装置220Aの周辺にチャネル1のタグ情報を有する発信装置140とチャネル2のタグ情報を有する発信装置140とが存在し、放送装置220Aからは、チャネル1とチャネル2とを混合した音声が放送されているとする。図13の例の場合、放送装置220Aにおけるチャネル2の音量占有率は50%以下である。一方、放送装置220Bの周辺には、チャネル2のタグ情報を有する発信装置140のみが存在し、放送装置220Bからは、チャネル2が音量占有率100%で放送されているとする。この場合、放送装置220Aにおけるチャネル2の音量は小さくなるように補正され、放送装置220Bにおけるチャネル2の音量は大きくなるように補正される。これにより、放送装置220Aに周辺にいたチャネル2のタグ情報を有する発信装置140を保持する聴取者が、より放送が聞き易い放送装置220B周辺へ移動することを促すことができる。
なお、聴取者を他放送装置220の周辺へ移動させる効果は、自放送装置220と他放送装置220との距離が近いほど高いと考えられる。そこで、例えば、送受信部211が、他放送装置220から音量テーブル262を受信した際の信号強度の情報を、音量テーブル262と共に音量決定部213へ受け渡す。そして、例えば、図14に示すように、音量決定部213で、信号強度と距離との予め定めた関係に基づいて、他放送装置220と自放送装置220との距離を推定する。そして、音量決定部213は、補正係数を更新する際に、固定値nの代わりに、この推定距離の逆数を用いて、補正係数を増減させる。例えば、推定距離が10mの他放送装置220との音量占有率の比較により補正係数を増減させる場合には、n=0.1、推定距離が50mの場合には、n=0.02とすることができる。これによって、距離が近い他放送装置220ほど、音声占有率に基づく音量の補正への影響が大きくなり、距離が遠い他放送装置220ほど、影響が小さくなるため、距離が近い放送装置220との間で、積極的に放送内容の分担を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、放送システム300は、放送配信装置330と、放送制御装置310を備え、かつ放送配信装置330から配信された放送内容を放送する複数の放送装置320と、発信装置140とを含む。放送配信装置330と、放送装置320の各々とは、信号線150を介して接続されている。
放送配信装置330は、第1実施形態における放送配信装置130と異なり、全チャネルのうち、各放送装置320から要求されたチャネルに対応する音声信号を、各放送装置320へ配信する。複数の放送装置320から同一チャネルを要求された場合は、通信のマルチキャスト機能、例えば、インターネットプロトコル(IP)のマルチキャスト機能を使用することができる。
図15に示すように、放送装置320は、第1の実施形態に係る放送装置120と、放送制御装置110の構成が異なるだけであるため、以下、第3実施形態における放送制御装置310について説明する。
放送制御装置310は、図15に示すように、機能的には、送受信部111と、記録部112と、音量決定部313とを含む。なお、記録部112及び音量決定部313は、開示の技術の制御部の一例である。
音量決定部313は、第1実施形態に係る音量決定部313と同様に、周辺の聴取者が保持する発信装置140から受信したタグ情報に基づいて、各チャネルの音量を決定し、音声ミキサ122に指示する。さらに、音量決定部313は、音量テーブル162において、基本音量が0%以外のチャネル、すなわち、放送装置320から放送する必要があるチャネルのチャネル番号を、信号線150を介して、放送配信装置330へ送信する。これにより、放送装置320には、全てのチャネルのうち、必要なチャネルに対応する音声信号のみが入力される。
放送制御装置310は、例えば、図5に示すコンピュータ70で実現することができる。ROM73には、コンピュータ70を放送制御装置310として機能させるための放送制御プログラム380が記憶される。放送制御プログラム380は、送受信プロセス181と、記録プロセス182と、音量決定プロセス383とを有する。
MPU71は、音量決定プロセス383を実行することで、図15に示す音量決定部313として動作する。他のプロセスについては、第1実施形態に係る放送制御プログラム180のプロセスと同様である。これにより、放送制御プログラム380を実行したコンピュータ70が、放送制御装置310として機能することになる。
なお、放送制御プログラム380により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第3の実施形態に係る放送システム300の作用について説明する。第3実施形態では、音量決定処理が第1実施形態と異なるため、図16を参照して、第3実施形態における音量決定処理について説明する。なお、第1実施形態における音量決定処理と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ステップS61で、音量決定部313が、基本音量決定処理を実行する。本ステップで実行される基本音量決定処理は、図7に示す第1実施形態における音量決定処理のステップS22〜S32の処理である。
次に、ステップS62で、音量決定部313が、音量テーブル162において、基本音量が0%以外のチャネルのチャネル番号を、信号線150を介して、放送配信装置330へ送信する。これにより、放送配信装置330からは、必要なチャネルに対応する音声信号のみが配信され、放送装置320に入力される。
以上説明したように、第3実施形態に係る放送システム300によれば、第1実施形態と同様の効果を奏すると共に、放送配信装置330からは必要なチャネルに対応する音声信号のみが配信されるため、信号線150の使用される帯域を少なくすることができる。
なお、第3実施形態では、第1実施形態に係る放送制御装置110の音量決定部113に代えて、音量決定部313を適用する場合について説明したが、第2実施形態に係る放送制御装置210の音量決定部213に代えて、音量決定部313を適用してもよい。この場合、図16に示す音量決定処理のS61では、図12に示す音量決定処理のステップS41〜S52の処理を実行すればよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態に係る放送システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図17に示すように、放送システム400は、放送制御装置210を備えた放送配信装置430と、複数の放送装置420と、発信装置440とを含む。放送配信装置430と、放送装置420の各々とは、信号線150を介して接続されている。
放送装置420は、図18に示すように、第1実施形態における放送装置220と異なり、放送制御装置を備えていない。音声ミキサ122は、放送配信装置430から音声信号と共に配信された各チャネルの音量の情報に基づいて、各チャネルの音声信号を混合する。
発信装置440は、第1実施形態における発信装置140と異なり、タグ情報を放送配信装置430に送信する。なお、送信方法は、近距離無線通信に限定されず、有線又は無線のネットワークを介して、タグ情報を送信することができる。ここで、第4実施形態におけるタグ情報には、発信装置440がどの放送装置420の周辺に存在し、その放送装置420との距離はどの程度かを推定するための情報が含まれる。例えば、GPS(Global Positioning System)などで測位した発信装置440の位置情報を含めることができる。
放送配信装置430は、図17に示すように、配信部431と、放送制御装置410とを備える。
放送制御装置410は、機能的には、送受信部411と、記録部412と、音量決定部413とを含む。各部の機能は、第1実施形態における送受信部111、記録部112、及び音量決定部113の各々と概ね同様である。放送制御装置410では、第1実施形態の放送制御装置110で行われる、自放送装置120で放送する各チャネルの音量を決定する処理を、放送システム400に含まれる放送装置420の各々について実行すればよい。なお、記録部412は、例えば、タグ情報に含まれる発信装置440の位置情報と、予め所定の記憶領域に記憶しておいた各放送装置420の位置情報とに基づいて、放送装置420と発信装置440との距離を計算する。
配信部431は、各放送装置420について、音量決定部413で決定された基本音量が0%以外のチャネルに対応する音声信号と、それらの音声信号の音量の情報とを、各放送装置420へ配信する。
放送制御装置410は、例えば、図5に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70のROM73には、コンピュータ70を放送制御装置410として機能させるための放送制御プログラム480が記憶される。放送制御プログラム480は、送受信プロセス481と、記録プロセス482と、音量決定プロセス483とを有する。
MPU71は、送受信プロセス481を実行することで、図17に示す送受信部411として動作する。また、MPU71は、記録プロセス482を実行することで、図17に示す記録部412として動作する。また、MPU71は、音量決定プロセス483を実行することで、図17に示す音量決定部413として動作する。これにより、放送制御プログラム480を実行したコンピュータ90が、放送制御装置410として機能することになる。
なお、放送制御プログラム480により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第4の実施形態に係る放送システム400の作用について説明する。第4実施形態においても、図6に示す検出処理が実行される。ただし、放送配信装置430の周辺に存在しない発信装置440からのタグ情報も取得するため、ステップS11及びS12の代わりに、有線又は無線のネットワークを介して、発信装置440からタグ情報を受信する。
そして、ステップS13で作成されるタグ情報テーブル161は、放送装置420毎に作成される。具体的には、記録部412は、各放送装置420についてのタグ情報テーブル161を用意する。そして、記録部412は、タグ情報に含まれる位置情報が示す発信装置440との距離が最も近い放送装置420のタグ情報テーブル161に、その発信装置440から受信したタグ情報を記録する。
また、第4実施形態においても、図7に示す音量決定処理が実行される。第4実施形態では、放送装置420毎に作成したタグ情報テーブル161に基づいて、放送装置420毎に、図7に示す音量決定処理が実行される。なお、図7に示す音量決定処理に代えて、図12に示す音量決定処理を実行してもよい。
以上説明したように、第4実施形態によれば、放送制御装置410が放送配信装置430に備えられているため、放送装置420の各々に放送制御装置410を持たせる必要がない。ただし、第4実施形態では、各発信装置440がどの放送装置420の周辺に存在するかを把握可能な情報をタグ情報に含める必要がある。
また、上記では、放送制御プログラム180、280、380、480の各々がROM73に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する制御部と、
を含む放送制御装置。
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する制御部と、
を含む放送制御装置。
(付記2)
前記制御部は、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御する付記1記載の放送制御装置。
前記制御部は、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御する付記1記載の放送制御装置。
(付記3)
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得する取得部をさらに含み、
前記制御部は、前記取得部により取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
付記1又は付記2記載の放送制御装置。
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得する取得部をさらに含み、
前記制御部は、前記取得部により取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
付記1又は付記2記載の放送制御装置。
(付記4)
自装置が前記放送装置に搭載されている場合、
前記制御部は、同一の放送内容について、自装置が搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正する
付記3記載の放送制御装置。
自装置が前記放送装置に搭載されている場合、
前記制御部は、同一の放送内容について、自装置が搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正する
付記3記載の放送制御装置。
(付記5)
前記制御部は、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記4記載の放送制御装置。
前記制御部は、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記4記載の放送制御装置。
(付記6)
前記制御部は、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記1〜付記5のいずれか1項記載の放送制御装置。
前記制御部は、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記1〜付記5のいずれか1項記載の放送制御装置。
(付記7)
前記制御部は、前記検出部で検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記1〜付記6のいずれか1項記載の放送制御装置。
前記制御部は、前記検出部で検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記1〜付記6のいずれか1項記載の放送制御装置。
(付記8)
前記検出部は、近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記1〜付記7のいずれか1項記載の放送制御装置。
前記検出部は、近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記1〜付記7のいずれか1項記載の放送制御装置。
(付記9)
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御方法。
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御方法。
(付記10)
前記コンピュータに、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御することをさらに含む処理を実行させるための付記9記載の放送制御方法。
前記コンピュータに、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御することをさらに含む処理を実行させるための付記9記載の放送制御方法。
(付記11)
前記コンピュータに、
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得し、
取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
ことをさらに含む処理を実行させるための付記9又は付記10記載の放送制御方法。
前記コンピュータに、
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得し、
取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
ことをさらに含む処理を実行させるための付記9又は付記10記載の放送制御方法。
(付記12)
前記コンピュータが前記放送装置に搭載されている場合、
前記同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御することは、前記同一の放送内容について、前記コンピュータが搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正することである
付記11記載の放送制御方法。
前記コンピュータが前記放送装置に搭載されている場合、
前記同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御することは、前記同一の放送内容について、前記コンピュータが搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正することである
付記11記載の放送制御方法。
(付記13)
前記音量を補正する際、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記12記載の放送制御方法。
前記音量を補正する際、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記12記載の放送制御方法。
(付記14)
前記音量を制御する際、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記9〜付記13のいずれか1項記載の放送制御方法。
前記音量を制御する際、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記9〜付記13のいずれか1項記載の放送制御方法。
(付記15)
検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記9〜付記14のいずれか1項記載の放送制御方法。
検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記9〜付記14のいずれか1項記載の放送制御方法。
(付記16)
近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記9〜付記15のいずれか1項記載の放送制御方法。
近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記9〜付記15のいずれか1項記載の放送制御方法。
(付記17)
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御プログラム。
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御プログラム。
(付記18)
前記コンピュータに、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御することをさらに含む処理を実行させるための付記17記載の放送制御プログラム。
前記コンピュータに、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御することをさらに含む処理を実行させるための付記17記載の放送制御プログラム。
(付記19)
前記コンピュータに、
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得し、
取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
ことをさらに含む処理を実行させるための付記17又は付記18記載の放送制御プログラム。
前記コンピュータに、
複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得し、
取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
ことをさらに含む処理を実行させるための付記17又は付記18記載の放送制御プログラム。
(付記20)
前記コンピュータが前記放送装置に搭載されている場合、
前記同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御することは、前記同一の放送内容について、前記コンピュータが搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正することである
付記19記載の放送制御プログラム。
前記コンピュータが前記放送装置に搭載されている場合、
前記同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御することは、前記同一の放送内容について、前記コンピュータが搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正することである
付記19記載の放送制御プログラム。
(付記21)
前記音量を補正する際、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記20記載の放送制御プログラム。
前記音量を補正する際、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする付記20記載の放送制御プログラム。
(付記22)
前記音量を制御する際、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記17〜付記21のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
前記音量を制御する際、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする付記17〜付記21のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
(付記23)
検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記17〜付記22のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
検出した前記信号の強度に基づいて、前記放送装置と前記聴取者との距離を推定する付記17〜付記22のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
(付記24)
近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記17〜付記23のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
近距離無線通信により、前記発信装置から発信された信号を検出する付記17〜付記23のいずれか1項記載の放送制御プログラム。
(付記25)
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御プログラムを記憶した記憶媒体。
コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御プログラムを記憶した記憶媒体。
100、200、300、400 放送システム
110、210、310、410 放送制御装置
111、211、411 送受信部
112、412 記録部
113、213、313、413 音量決定部
120、220、320、420 放送装置
121 音声分離機構
122 音声ミキサ
123 音声アンプ
124 スピーカ
130、330、430 放送配信装置
140、440 発信装置
150 信号線
161 タグ情報テーブル
162、262 音量テーブル
70 コンピュータ
71 MPU
72 RAM
73 ROM
79 記録媒体
180、280、380、480 放送制御プログラム
110、210、310、410 放送制御装置
111、211、411 送受信部
112、412 記録部
113、213、313、413 音量決定部
120、220、320、420 放送装置
121 音声分離機構
122 音声ミキサ
123 音声アンプ
124 スピーカ
130、330、430 放送配信装置
140、440 発信装置
150 信号線
161 タグ情報テーブル
162、262 音量テーブル
70 コンピュータ
71 MPU
72 RAM
73 ROM
79 記録媒体
180、280、380、480 放送制御プログラム
Claims (8)
- 複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する制御部と、
を含む放送制御装置。 - 前記制御部は、前記放送装置の周辺に存在する複数の発信装置の各々が有する前記放送内容を特定する情報が示す放送内容が各々異なる場合、前記異なる放送内容の各々が、各放送内容についての音量の大きさに応じた比率で混合されるように制御する請求項1記載の放送制御装置。
- 複数の放送装置の各々から放送する放送内容の各々の音量の大きさの情報を取得する取得部をさらに含み、
前記制御部は、前記取得部により取得された情報に基づいて、同一の放送内容についての音量の大きさが、各放送装置間で異なるように制御する
請求項1又は請求項2記載の放送制御装置。 - 自装置が前記放送装置に搭載されている場合、
前記制御部は、同一の放送内容について、自装置が搭載されている自放送装置以外の他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より大きい場合には、前記自放送装置から放送される音量が小さくなるように補正し、前記他放送装置から放送される音量が、前記自放送装置から放送される音量より小さい場合には、前記自放送装置から放送される音量が大きくなるように補正する
請求項3記載の放送制御装置。 - 前記制御部は、前記他放送装置のうち、前記自放送装置からの距離が近い他放送装置ほど、前記音量の大きさの補正の度合いを大きくする請求項4記載の放送制御装置。
- 前記制御部は、各放送内容についての音量を、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数が多いほど、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離が近いほど大きくする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の放送制御装置。
- コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御方法。 - コンピュータに、
複数の放送内容のうちのいずれかの放送内容を特定する情報を含む信号を発信する発信装置から発信された前記信号を検出し、
検出結果に基づいて、前記複数の放送内容の各々を放送装置から放送する際の音量が、前記放送装置の周辺に存在する該放送内容を特定する情報を有する発信装置の数、及び前記放送装置と該放送内容を特定する情報を有する発信装置との距離の少なくとも一方に応じた大きさとなるように制御する
ことを含む処理を実行させるための放送制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015141610A JP2017028352A (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 放送制御装置、方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015141610A JP2017028352A (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 放送制御装置、方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017028352A true JP2017028352A (ja) | 2017-02-02 |
Family
ID=57946184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015141610A Pending JP2017028352A (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 放送制御装置、方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017028352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020190615A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 日本放送協会 | 音声配信システム、配信サーバ、再生装置、及びプログラム |
-
2015
- 2015-07-15 JP JP2015141610A patent/JP2017028352A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020190615A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 日本放送協会 | 音声配信システム、配信サーバ、再生装置、及びプログラム |
JP7235590B2 (ja) | 2019-05-21 | 2023-03-08 | 日本放送協会 | 音声配信システム、配信サーバ、再生装置、及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1918609B (zh) | 远程控制系统和相关方法和设备 | |
US10959016B2 (en) | Speaker position detection system, speaker position detection device, and speaker position detection method | |
US10347234B2 (en) | Selective suppression of audio emitted from an audio source | |
JP2015115959A (ja) | 位置認識自動設定ラウドスピーカ | |
EP3416410B1 (en) | Audio processing device, audio processing method, and computer program product | |
JP6512815B2 (ja) | 位置データを用いる聴覚装置、音声システム、および関連する方法 | |
EP2759978A2 (en) | Method for providing a compensation service for characteristics of an audio device using a smart device | |
US9900692B2 (en) | System and method for playback in a speaker system | |
EP4404473A3 (en) | System and method for supporting beamformed sounding reference signals | |
JP6388630B2 (ja) | 音響ゾーン内の音像を制御する方法、装置、及びシステム | |
KR20140126788A (ko) | 은닉된 시간 동기화 신호를 이용한 위치 측정 시스템 및 이를 이용한 위치 측정 방법 | |
US20210204060A1 (en) | Distributed microphones signal server and mobile terminal | |
KR20200007793A (ko) | 음성 출력 제어 장치, 음성 출력 제어 방법, 그리고 프로그램 | |
JP2017028352A (ja) | 放送制御装置、方法、及びプログラム | |
US20190173938A1 (en) | A method of authorising an audio download | |
US10209952B2 (en) | Content reproduction device, content reproduction system, and control method for a content reproduction device | |
US10638525B2 (en) | Transmission device, reception device, and communication system for transmitting data | |
EP4131984A1 (en) | Sound input/output control device, sound input/output control method, and program | |
WO2017130210A1 (en) | Method and system for rendering audio streams | |
JP2001346297A (ja) | 音像再生システム | |
JP6844674B2 (ja) | 送信装置、受信装置、通信システム | |
JP6402589B2 (ja) | 端末装置、端末装置の動作方法およびプログラム | |
EP2890157B1 (en) | Hearing device with position data, audio system and related methods |