JP2017027343A - 情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手書き入力を行う際の操作性を向上できるようにすることを目的とする。【解決手段】ナビゲーション装置1は、表示画面を有するタッチパネル3と、表示画面に手書きにより入力される手書き文字を表示する操作エリアを設け、手書き文字を認識し、認識結果として前記手書き文字の候補となる候補文字を1又は複数抽出する制御部2と、を備え、制御部2は、操作エリア内の第1の領域を、手書き文字の入力を受け付ける入力領域として設定し、入力領域として設定した第1の領域に手書き文字の入力があった場合、第1の領域における手書き文字の位置に基づいて、第1の領域内に、手書き文字の入力を受け付ける第2の領域と、第2の領域と異なる領域であって候補文字を表示する第3の領域と、を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2012−68706号公報(特許文献1)がある。この公報には、「車載用ナビゲーション装置は、車の振動量及び振動方向を計測する振動計測手段4と、道路地図の表示エリア、手書き入力エリア、及び、手書き入力エリアから入力された手書き文字に基づき抽出された1つ以上の候補文字を表示する候補文字表示エリアを表示画面に表示する表示部7と、振動量及び振動方向に応じて手書き入力エリアを拡大し、或いは手書き入力エリアの位置を移動させる信号を生成する手書き入力エリア拡大・移動信号生成部24とを有する。」と記載されている。
特開2012−68706号公報
特許文献1では、複数のエリアに表示画面が分割され、予め定められた1のエリアに手書き入力エリアが設けられるため、ユーザは、予め定められた固定的な1のエリアに手書き入力を行う必要があり、ユーザの使い勝手を向上する余地があった。
そこで、本発明は、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手を向上できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、情報処理装置は、表示画面を有する表示装置と、前記表示画面に手書きにより入力される手書き文字を表示する表示領域を設け、前記手書き文字を認識し、認識結果として前記手書き文字の候補となる候補文字を1又は複数抽出する制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示領域内の第1の領域を、前記手書き文字の入力を受け付ける入力領域として設定し、前記入力領域として設定した前記第1の領域に前記手書き文字の入力があった場合、前記第1の領域における前記手書き文字の位置に基づいて、前記第1の領域内に、前記手書き文字の入力を受け付ける第2の領域と、前記第2の領域と異なる領域であって前記候補文字を表示する第3の領域と、を設定することを特徴とする。
本発明によれば、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手が向上する。
本実施形態に係るナビゲーション装置の機能ブロック図である。 ナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。 手書き入力エリアを説明するための図である。 エリア決定処理を説明するための図である。 手書き文字を入力した場合の表示画面の画面遷移を示す図である。 候補文字の選択後の表示画面の画面遷移を示す図である。 手書き文字の一画目を入力した場合の表示画面の画面遷移を示す図である。
図1は、ナビゲーション装置1(情報処理装置、車載装置)の機能ブロック図である。
ナビゲーション装置1は、車両に搭載され、運転手及び運転手以外の同乗者の操作に従って、地図の表示や、目的地までの経路探索、経路案内等の機能を実行する装置である。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、制御部2と、タッチパネル3(表示装置)と、記憶部4と、を備える。
制御部2は、CPUや、ROM、RAM、その他の制御回路等を備え、ナビゲーション装置1の各部を制御する。
タッチパネル3は、表示パネル3aと、タッチセンサ3bとを備える。
表示パネル3aは、液晶ディスプレイやEL(Electro Luminescent)ディスプレイ等のパネルを有し、制御部2の制御の下、各種情報を表示する。
タッチセンサ3bは、表示パネル3aに重ねて配置され、ユーザの接触操作を検出し、制御部2に出力する。接触操作とは、手指の先等の指示体によりタッチパネル3の所定の位置が接触され行われる操作を示す。具体的には、タッチセンサ3bは、タッチパネル3が接触操作された場合に、接触操作された位置(以下、「接触位置」と表現する)を示す信号を制御部2に出力する。手指の先等の指示体によりタッチ操作され、接触させたままタッチパネル3をなぞるように指示体を移動させた場合、タッチパネル3は、当該移動の軌跡に対応する接触位置を示す信号を制御部2に順次出力する。なお、静電容量式のタッチパネル等では、当該タッチパネル3に対する指示体の物理的な接触がない場合であっても、指示体が当該タッチパネル3に近接したときに操作を検出するものがあるが、このような方法により検出される操作も本実施形態の接触操作の概念に含まれる。
制御部2は、タッチセンサ3bから接触位置を示す信号が入力された場合、入力された信号に基づいて、表示パネル3aの任意の位置を座標によって表すための所定の座標系における、接触位置の座標(以下、「接触位置座標」と表現する)を検出する。
タッチパネル3に対する接触操作が可能なエリア(領域)である操作エリア(表示領域)は、表示パネル3aが情報を表示する画面である表示画面に対応する。
記憶部4は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性のメモリーを備え、データを書き換え可能に記憶する。記憶部4は、制御プログラムのほか、地図データ4aを記憶する。地図データ4aは、交差点やその他の道路網上の結線点を示すノードに関する情報や、ノードとノードとの道路区間を示すリンクに関する情報、地図上の行政区画や、道路、施設、交差点等の名称に関する情報等を有する。
また、記憶部4は、文字データ4bを記憶する。文字データ4bは、文字を示す文字情報と、文字の特徴を示す文字特徴情報とを有する。文字情報は、漢字や、ひらがな、カタカナ、ローマ字等の情報である。文字特徴情報は、各文字に対し、文字の形や、画数、書き順、各画におけるストロークの方向等の情報である。文字データ4bは、文字特徴情報を、文字情報が示す各文字に対応付けて有する。
ところで、ユーザは、車両が走行する経路の目的地を設定する場合や、車両近辺の店舗を検索する場合等に、目的地や店舗等の名称に対応する文字又は文字列を入力する。例えば、目的地を設定する場合、設定する目的地の名称を入力する所定の入力エリアに、ユーザは、目的地の名称に対応する文字又は文字列を入力する。また、例えば、車両近辺の店舗を検索する場合、ユーザは、検索するための検索キーワードを入力するための所定の入力エリアに、店舗の名称に対応する文字又は文字列を入力する。そして、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、ユーザは、手書き入力により、文字又は文字列の入力が可能である。手書き入力とは、手指の先等の指示体により文字の入力を受け付ける手書き入力エリア(入力領域)に、ユーザが手書きにより文字を入力することを示す。
手書き入力に関し、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、以下の処理を実行することにより、ナビゲーション装置1が車両に設けられているという特性を踏まえ、ユーザの使い勝手を向上する。
以下、手書き入力に関するナビゲーション装置1の動作について詳述する。
図2は、ナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。
以下の説明において、例えば目的地の名称に対応する文字又は文字列をユーザが入力する際、文字又は文字列を構成する文字毎に手書き入力により入力する場合を例示する。
例えば、ユーザが目的地までの経路を探索する際に、目的地の名称に対応する文字又は文字列を手書き入力により入力することの指示が行われた場合、ナビゲーション装置1の制御部2は、タッチパネル3の表示画面の全域に手書き入力エリアを設ける(ステップS1)。
図3は、手書き入力エリアを説明するための図である。図3(A)は、手書き入力エリアと操作エリアSAとの関係を示す図であり、図3(B)は、左エリアLAと右エリアRAを説明するための図である。
図3(A)に示すように、破線で示すエリアDA1(第1の領域)は、タッチパネル3の操作エリアSAに対応するように設けられる。エリアDA1は、手書き入力エリアとして設定される。エリアDA1は、操作エリアSAが表示画面HGに対応するため、表示画面HGに対応する。すなわち、エリアDA1は、手書き入力エリアとして表示画面HGの全域に対応するように設けられる。
このように、手書き入力エリアをタッチパネル3の表示画面HGの全域に対応するように設けることにより、手書き入力を始める際に、ユーザは、タッチパネル3の表示画面HG上において、手書き入力エリアの位置を確認する必要がない。特に、車両においては、以下に示す効果を奏する。表示画面HGの左右方向Y1に対し、運転席が右側に設けられる車両の場合に、運転手がタッチパネル3の操作エリアSAに対し手書き入力を行う際、タッチパネル3の操作エリアSAの左側が手書き入力エリアとして設定されると、運転手から手書き入力エリアが遠くに位置することになる。仮に、タッチパネル3の操作エリアSAの右側が手書き入力エリアとして設定された場合、手書き入力エリアは、運転手に対して近くに位置することになるが、車両の助手席に位置する同乗者(以下、「助手席者」と表現する)からは遠くに位置することになる。したがって、手書き入力エリアを表示画面HGの全域に対応するよう設けることは、車両の運転手及び助手席者のように位置が限定されるユーザに対し手書き入力を行う際の使い勝手を向上する。
図3(B)において、左エリアLAは、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左側のエリアである。また、右エリアRAは、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右側のエリアである。制御部2は、手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1に手書き入力が行われた場合、左エリアLAと右エリアRAとを、後述するエリアとして設定する。
フローチャートの説明に戻り、制御部2は、手書き入力が開始したか否か、すなわち、手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1に接触操作がされたか否かを、タッチパネル3が出力する信号により判別する(ステップS2)。手書き入力が開始された場合、すなわち、接触操作を検出した場合(ステップS2:YES)、制御部2は、接触位置を示す信号をタッチパネル3から取得する。
次いで、制御部2は、手書き入力が終了したか否かを判別する(ステップS3)。手書き入力が終了したか否かの有無について、接触操作が開始された後、接触操作の検出されない期間が予め設定された期間を上回った場合に、制御部2は、手書き入力が終了したと判別する(ステップS3:YES)。すなわち、手書き入力が開始された後、接触位置を示す情報がタッチパネル3から出力されない場合において、制御部2は、当該情報の出力されない期間が予め設定された期間を上回る場合、手書き入力が終了したと判別する。
予め設定される期間は、図示せぬタイマーによりカウントされる。詳述すると、タッチパネル3からの接触位置を示す情報の出力が途切れた場合、制御部2は、タイマーによりカウントを開始する。タイマーによりカウントした期間が予め設定された期間を下回る場合、制御部2は、手書き入力を終了しないと判別する。一方、タイマーによりカウントした期間が予め設定された期間を上回る場合、制御部2は、手書き入力が終了したと判別する。
予め設定される期間は、手書き入力エリアにユーザによって入力される文字である手書き文字の入力が完了したものとみなすのに十分な長さの期間(例えば、3秒)である。また、この予め設定される期間は、手書き入力される文字が複数の画で構成される場合における直前の一画が終了してから次の一画が開始されるまでの期間と比較し、十分に長く設定される。これによって、制御部2は、ユーザが手書き入力により文字を入力している途中で、文字の入力が完了してしまうという不具合を防止できる。
フローチャートの説明に戻り、制御部2は、手書き入力が終了したと判別すると、終了したと判別した時に手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1に、ユーザによって入力された文字を認識し、認識結果の候補である候補文字を1又は複数抽出する(ステップS4)。
制御部2は、手書き文字の接触位置の軌跡に対する信号に基づいて、手書き文字を認識し、所定の方法により、認識した手書き文字の文字特徴情報を取得する。そして、制御部2は、記憶部4が記憶する文字データ4bを参照し、手書き文字特徴情報と、文字データ4bが有する文字特徴情報とを比較し、手書き文字と文字データ4bの文字情報に基づく各文字との整合する度合いを示す整合度を算出する。そして、制御部2は、手書き文字と整合度の高い文字情報に基づく文字を候補文字として、整合度の高い順に予め設定された数抽出する。
なお、手書き文字を認識し、候補文字を抽出する方法は、上述したものに限定されず、どのような方法でもよい。
次いで、制御部2は、ステップS5とステップS6とにおいて、エリア決定処理を実行する。エリア決定処理とは、手書き入力を受け付けるエリアDA2(第2の領域)と候補文字を表示するエリアDA3(第3の領域)とを設定するエリアを、左エリアLAと右エリアRAとのいずれかから決定する処理である。
ここで、エリア決定処理について詳述する。
図4は、エリア決定処理を説明するための図である。図4では、「日」を示す手書き文字が手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1の略左に入力された場合を例示する。図4(A)は、手書き文字の位置の取得を説明するための図であり、図4(B)は、エリアDA2とエリアDA3とを設定するエリアの決定を説明するための図である。
制御部2は、「日」の軌跡に対応する接触位置を示す信号に基づき、所定の座標系に、「日」の手書き文字を示す手書き文字データMDを展開する。図4(A)に示すように、制御部2は、手書き文字を示す手書き文字データMDを、領域KAに展開する。領域KAは、所定の座標系に、表示パネル3aの解像度に応じた態様で、色に関する情報(例えば、R、G、Bを所定階調の階調値で示す情報)を保持するドットDTが展開された矩形の領域である。各ドットDTの位置は、座標系における座標により、一意に特定できる。制御部2は、接触位置を示す情報から検出した接触位置座標に基づいて、手書き文字データMDを領域KAに展開する。
制御部2は、以下の処理を実行し、手書き文字の位置を取得する(ステップS5)。ここで、手書き文字の位置とは、手書き文字の外形の中心(中心部)の位置を示す。手書き文字の外形は、手書き文字が入力されたエリアに相当する。
図4(A)において、制御部2は、手書き文字の外形として、手書き文字データMDの外形を決定する。手書き文字データMDの外形は、手書き文字データMDについて、最もX軸の(+)側にあるドット(以下、「X(+)ドット」と表現する)、最もX軸の(−)側にあるドット(以下、「X(−)ドット」と表現する)、最もY軸の(+)側にあるドット(以下、「Y(+)ドット」と表現する)、及び、最もY軸の(−)側にあるドット(以下、「Y(−)ドット」と表現する)に基づいて決定される。つまり、手書き文字データMDの外形は、X軸に対し垂直でX(+)ドットを通る垂線S1と、X軸に対し垂直でX(−)ドットを通る垂線S2と、Y軸に対し垂直でY(+)ドットを通る垂線S3と、Y軸に対し垂直でY(−)ドットを通る垂線S4とにより形成される矩形を示す。
制御部2は、手書き文字データMDの外形を決定すると、当該矩形を構成するドットのうち、X座標及びY座標が最小値を示すドット(以下、「最小値ドット」と表現する)と、X座標及びY座標が最大値を示すドット(以下、「最大値ドット」と表現する)と、を特定する。図4(A)では、制御部2は、最小値ドットとしてドットDT1を特定し、最大値ドットとしてドットDT2を特定する。
次いで、制御部2は、最小値ドットと最大値ドットを特定すると、最小値ドットの座標と最大値ドットの座標とに基づいて、手書き文字データMDの外形の中心の座標である中心座標を特定する。図4(A)において、ドットDT1の座標が(Xmin、Ymin)であり、ドットDT2の座標が(Xmax、Ymax)である場合、制御部2は、(Xmax−Xmin、Ymax−Ymin)を示す座標を中心座標として特定する。図4(A)では、制御部2は、ドットDT3の座標を中心座標として特定する。
制御部2は、手書き文字データMDの外形の中心座標を特定すると、当該中心座標を手書き文字の位置として取得する。なお、図4(A)では、手書き文字の外形が矩形であるため、手書き文字の外形の中心の位置は、手書き文字の外形の重心の位置に相当する。
制御部2は、手書き文字の位置を取得すると、当該位置の座標に基づいて、エリアDA2とエリアDA3とを設定するエリアを、左エリアLAと右エリアRAとのいずれかから決定する(ステップS6)。
図4(B)において、領域KAの横方向の長さをLXとした場合、制御部2は、手書き文字データMDの位置のX座標である「Xmax−Xmin」が、領域KAの横方向の長さの中心を示す座標より左側に位置する場合、すなわち、(Xmax−Xmin)<LX/2である場合、エリアDA2を設定するエリアを左エリアLAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを右エリアRAと決定する。
一方、図4(B)において、制御部2は、手書き文字データMDの位置のX座標が、領域KAの横方向の長さの中心を示す座標から右側に位置する場合、すなわち、(Xmax−Xmin)≧LX/2である場合、エリアDA2を設定するエリアを右エリアRAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを左エリアLAと決定する。
フローチャートの説明に戻り、制御部2は、ステップS5及びステップS6において、エリア決定処理を実行すると、エリアDA2をエリア決定処理により決定したエリアに設定し、エリアDA3をエリア決定処理により決定したエリアに設定する(ステップS7)。
図5は、ユーザが手書き文字を入力した場合の表示画面HGの画面遷移の一例を示す図である。
図5(A1)は、手書き文字TMが、手書き入力エリアとして設定されるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りにユーザによって入力された場合の表示画面HGを示す図である。すなわち、図5(A1)では、手書き文字TMの位置が、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左側に位置する。図5(A1)に示すように、エリアDA1には、手書き文字TMとして「日」がユーザによって入力される。
図5(A2)は、手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りにユーザによって入力された場合における、遷移後の表示画面HGの一例を示す図である。
制御部2は、図5(A1)に示すように、手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りにユーザによって入力されると、エリア決定処理により、エリアDA2を設定するエリアを左エリアLAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを右エリアRAと決定する。そのため、制御部2は、図5(A2)に示すように、エリアDA2を左エリアLAに設定し、エリアDA3を右エリアRAに設定する。
上述したとおり、エリアDA3は、候補文字を表示するエリアであるため、図5(A2)に示すように、ステップS4で抽出した1又は複数の候補文字を、リストKLとして表示する。図5(A2)では、エリアDA3は、手書き文字TMである「日」に対する候補文字として、「日」を示す候補文字k1と、「目」を示す候補文字k2と、「口」を示す候補文字k3と、「白」を示す候補文字k4と、「旧」を示す候補文字k5と、「因」を示す候補文字k6と、「四」を示す候補文字k7と、「自」を示す候補文字k8とを表示する。これら候補文字は、選択可能に構成され、制御部2は、ユーザの操作により1の候補文字が選択されると、選択された候補文字を領域A1に入力する。この領域A1は、目的地等の名称に対する文字又は文字列を入力する入力エリアに相当する。例えば、図5(A2)の表示画面HGにおいて、ユーザが候補文字k1を選択した場合、制御部2は、「日」を示す文字を領域A1に入力する。
制御部2は、エリアDA2を左エリアLAに設定する場合、エリアDA2を左エリアLAに対応するように設ける。すなわち、制御部2は、エリアDA2を左エリアLAの全域に設定する。つまり、図5(A2)に示すように、制御部2は、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左側全域に手書き入力を受け付けるエリアを設ける。また、図5(A2)に示すように、制御部2は、左エリアLAにエリアDA2を設定すると共に、エリアDA2内に、画面遷移前の手書き入力エリアに設定されたエリアDA1に、ユーザによって入力された手書き文字TMを表示する。これによって、画面遷移後のエリアDA2に表示される手書き文字TMに対し、ユーザは、点や線等を加えて入力することができる。ユーザにより点や線等の追加の入力が行われると、制御部2は、追加の入力を踏まえた候補文字を抽出し、抽出した候補文字をエリアDA3に表示する。
図5(B1)は、手書き文字TMが、手書き入力エリアとして設定されるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りにユーザによって入力された場合の表示画面HGを示す図である。すなわち、図5(B1)では、手書き文字TMの位置が、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右側に位置する。図5(B1)に示すように、エリアDA1には、手書き文字TMとして「日」がユーザによって入力される。
図5(B2)は、手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りにユーザによって入力された場合における、遷移後の表示画面HGの一例を示す図である。
制御部2は、図5(B1)に示すように、ユーザによって手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに入力されると、エリア決定処理により、エリアDA2を設定するエリアを右エリアRAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを左エリアLAと決定する。そのため、制御部2は、図5(B2)に示すように、エリアDA2を右エリアRAに設定し、エリアDA3を右エリアRAに設定する。
制御部2は、エリアDA3が表示する候補文字のうち1の候補文字が選択されると、エリアDA2内に表示される手書き文字TMを消去し、当該消去に伴いエリアDA3内に表示される候補文字も消去する。
図6は、候補文字の選択後の表示画面HGの画面遷移を示す図である。図6(A)は、候補文字の選択前の表示画面HGを示し、図6(B1)及び図6(B2)は、候補文字の選択後の表示画面HGを示す。
図6(A)は、左エリアLAにエリアDA2が設定され、右エリアRAにエリアDA3が設定された場合の表示画面HGを示す。図6(A)では、エリアDA2内に表示される手書き文字TMとして「日」を例示する。制御部2は、エリアDA3が表示する候補文字k1〜k8のいずれかがユーザにより選択されると、図6(B1)に示す表示画面HGに遷移する。
ここで、ユーザが図6(A)の表示画面HGにおいて候補文字k1を選択した場合を例示する。
制御部2は、図6(A)の表示画面HGにおいて、ユーザが候補文字k1を選択すると、図6(B1)の表示画面HGに遷移する。すなわち、制御部2は、エリアDA2に表示された手書き文字TMを消去し、その消去に伴い候補文字k1〜k8を消去する。そして、制御部2は、領域A1に、選択された候補文字k1である「日」を入力する。
このように、制御部2は、候補文字の選択が行われると、手書き入力を受け付けるエリアDA2内に表示された手書き文字TMと、候補文字を表示するエリアDA3内に表示された候補文字を消去する。そして、制御部2は、領域A1に選択された候補文字を入力する。制御部2は、手書き文字の位置に基づいて設定したエリアDA2とエリアDA3とを設けた表示画面HGにて、手書き入力による2文字目以降の入力を受け付ける。つまり、ユーザは、2文字目以降の入力については、1文字目の手書き文字に基づく表示画面HGにて操作を行う。そのため、ユーザは、1文字目の手書き文字を入力することにより、ユーザの位置に好ましいエリアにエリアDA2が設定された表示画面HGを表示でき、当該表示画面HGにて目的地等の文字又は文字列を手書き入力により入力できる。
例えば、エリアDA1の左右方向Y1に対し運転席が右側にあり助手席が左側にある場合、運転手は、表示画面HGの全域に設けられるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに手書き文字を入力することで、手書き入力を受け付けるエリアDA2が右エリアRAに設定された表示画面HGにても文字又は文字列を入力できる。すなわち、運転手は、運転手から近い位置に手書き入力を受け付けるエリアが設定された表示画面HGにて、手書き入力による文字又は文字列の入力を行える。また、助手席者は、表示画面HGの全域に設けられるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに手書き文字を入力することで、手書き入力を受け付けるエリアDA2が左エリアLAに設定された表示画面HGにて文字及び文字列を入力できる。すなわち、助手席者は、助手席者から近い位置に手書き入力を受け付けるエリアが設定された表示画面HGにて、手書き入力による文字又は文字列の入力を行える。
なお、表示画面HGは、図6(A)の表示画面HGにおけるユーザの候補文字の選択により、図6(B2)の表示画面HGに遷移する構成でもよい。
すなわち、図6(B2)に示すように、ユーザにより候補文字が選択されると、表示画面HGは、手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1が表示画面HGの全域に設けられた表示画面HGに遷移する。その際、表示画面HGは、選択された候補文字が制御部2により入力された状態の領域A2を有する。この領域A2は、目的地等の名称に対する文字又は文字列を入力する入力エリアに相当する。図6(B2)では、領域A2に選択された候補文字k1である「日」が制御部2により入力される。
これにより、制御部2は、候補文字の選択が行われた場合に、表示画面HGの全域に手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1を設ける表示画面HGに遷移する。そのため、ユーザは、2文字目以降について、手書き入力による入力を始める際に、手書き入力エリアの位置を確認する必要がない。
上述したように、制御部2は、手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに位置する場合、手書き入力を受け付けるエリアDA2を左エリアLAに設定し、候補文字を表示するエリアDA3を右エリアRAに設定する。また、制御部2は、手書き文字TMがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに位置する場合、手書き入力を受け付けるエリアDA2を右エリアRAに設定し、候補文字を表示するエリアDA3を左エリアLAに設定する。
表示画面HGの右側に運転席があり左側に助手席がある車両において、運転手が文字又は文字列を手書き入力により入力する際、手書き入力エリアは、右エリアRAに設けられることが好ましい。これは、運転手に近い位置に手書き入力エリアが設定されるためである。制御部2は、手書き文字が手書き入力エリアであるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに入力されると、手書き入力を受け付けるエリアDA2を右エリアRAに設定する。そのため、運転手は、表示画面HGの中心に対し右寄りに手書き文字を入力することで、タッチパネル3の表示画面HGを、運転手にとって使い勝手のよい表示画面HGにできる。
また、表示画面HGの右側に運転席があり左側に助手席がある場合において、助手席者が文字又は文字列を手書き入力により入力する際、手書き入力エリアは、左エリアLAに設定されることが好ましい。これは、手書き入力エリアが助手席者に近い位置に設けられるためである。制御部2は、手書き文字が手書き入力エリアであるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに入力されると、手書き入力を受け付けるエリアDA2を左エリアLAに設定する。そのため、助手席者は、表示画面HGの中心に対し左寄りに手書き文字を入力することで、タッチパネル3の表示画面HGを、助手席者にとって使い勝手のよい表示画面HGにできる。
また、制御部2は、ユーザが手書き入力の行う際に、手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1を表示画面HGの全域に設ける。これにより、ユーザは、手書き入力を始める際に、手書き入力エリアの位置を確認する必要がない。
このように、制御部2は、ユーザが手書き入力を始める際に、ユーザに手書き入力エリアの位置を確認させる必要がなく、また、手書き文字の位置に応じたエリアに手書き入力エリアを設けるため、操作するユーザの位置に依存することなく、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手を向上できる。
上述した通り、制御部2は、タッチパネル3からの接触位置を示す情報の出力が途切れた場合、図示せぬタイマーのカウントを開始し、カウントした期間が予め設定された期間を上回る場合に、手書き入力を終了すると判別する。また、上述した通り、この予め設定される期間は、ユーザによる手書き文字の入力が完了したものとみなすのに十分な長さの期間である。そのため、表示画面HGの全域に設けられる手書き入力エリアとして設定されたエリアDA1において、複数の画で構成される文字を手書き入力する場合、制御部2は、手書き文字の入力中、手書き入力を受け付けるエリアDA2が左エリアLA又は右エリアRAのいずれかに設定されるといった不具合を防止できる。
なお、制御部2は、予め設定された期間が短く設定されることにより(例えば、0.1秒)、例えばユーザが手書き文字の一画目を入力することによって、手書き入力を受け付けるエリアDA2を左エリアLA又は右エリアRAのいずれかに設定することができる。
図7は、ユーザが手書き文字の一画目を入力した場合の表示画面HGの画面遷移の一例を示す図である。
図7(A1)は、手書き文字の一画目TMIが、手書き入力エリアとして設定されるエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに、ユーザによって入力された場合の表示画面HGを示す図である。すなわち、図7(A1)では、手書き文字の一画目TMIの位置が、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左側に位置する。ここで、手書き文字の一画目の位置とは、例えば、手書き文字の一画目を入力する際の最初の接触位置の座標と最後の接触位置の座標との中心の座標である。図7(A1)に示すように、エリアDA1には、「日」の一画目が手書き文字の一画目TMIとして入力される。
図7(A2)は、手書き文字の一画目TMIがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りにユーザによって入力された場合における、遷移後の表示画面HGの一例を示す図である。
制御部2は、図7(A1)に示すように、手書き文字の一画目TMIがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに入力されると、エリア決定処理により、エリアDA2を設定するエリアを左エリアLAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを右エリアRAと決定する。そのため、制御部2は、図7(A2)に示すように、エリアDA2を左エリアLAに設定し、エリアDA3を右エリアRAに設定する。
図7(B1)は、手書き文字の一画目TMIがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに、ユーザによって入力された場合における、遷移後の表示画面HGの一例を示す図である。すなわち、図7(B1)では、手書き文字の一画目TMIの位置が、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右側に位置する。図7(B1)に示すように、エリアDA1には、「日」の一画目が手書き文字の一画目TMIとして入力される。
図7(B2)は、手書き文字の一画目TMIがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りにユーザによって入力された場合における、遷移後の表示画面HGの一例を示す図である。
制御部2は、図7(B1)に示すように、手書き文字の一画目TMIがエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより右寄りに入力されると、エリア決定処理により、エリアDA2を設定するエリアを右エリアRAと決定し、エリアDA3を設定するエリアを左エリアLAと決定する。そのため、制御部2は、図7(B2)に示すように、エリアDA2を右エリアRAに設定し、エリアDA3を左エリアLAに設定する。
このように、手書き文字の一画目を入力することにより、エリアDA2が左エリアLA又は右エリアRAのいずれかに設定される。そのため、ユーザは、一文字入力してエリアDA2を設けるエリアを選択する構成より、速やかに、エリアDA2を設定するエリアを左エリアLA又は右エリアRAのいずれかから選択できる。
以上、説明したように、ナビゲーション装置1(情報処理装置、車載装置)は、タッチパネル3(表示装置)と、表示画面HGに操作エリアSA(表示領域)を設け、手書き文字を認識し、認識結果として前記手書き文字の候補となる候補文字を1又は複数抽出する制御部2と、を備える。制御部2は、操作エリアSA内のエリアDA1(第1の領域)を、手書き文字の入力を受け付ける手書き入力エリア(入力領域)として設定する。制御部2は、手書き入力エリアとして設定したエリアDA1に手書き文字の入力があった場合、エリアDA1における手書き文字の位置に基づいて、エリアDA1内に、手書き文字の入力を受け付けるエリアDA2(第2の領域)と、エリアDA2と異なるエリアであって候補文字を表示するエリアDA3(第3の領域)と、を設定する。
これにより、制御部2は、手書き文字の位置に応じて手書き文字の入力を受け付けるエリアを設けるため、当該エリアがユーザの位置に依存せず、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手が向上する。
また、制御部2は、手書き文字がエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに位置する場合、エリアDA1の中央部Tより左側のエリアである左エリアLAをエリアDA2として設定すると共に、エリアDA1の中央部Tより右側のエリアである右エリアRAをエリアDA3として設定する。また、制御部2は、手書き文字がエリアDA1の中央部Tより右寄りに位置する場合、右エリアRAをエリアDA2として設定すると共に、左エリアLAをエリアDA3として設定する。
表示画面HGの左側に運転席があり右側に助手席がある車両において、運転手が手書き入力を行う際、手書き入力エリアは、表示画面HGの右側に設けられるのが好ましい。また、助手席者が手書き入力を行う際、手書き入力エリアは、助手席者に近い位置である表示画面HGの右側に設けられるのが好ましい。したがって、制御部2は、手書き文字の位置に応じて手書き入力エリアを左エリアLA又は右エリアRAのいずれかに設定することにより、運転手又は助手席者が使い勝手のよいエリアに手書き入力エリアを設けることができ、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手が向上する。
また、制御部2は、ユーザにより手書き文字が入力されたエリアの中心(中心部)が、エリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左側の場合、左エリアLAをエリアDA2として設定すると共に、右エリアRAをエリアDA3として設定する。また、制御部2は、ユーザにより手書き文字が入力されたエリアの中心が、エリアDA1の中央部Tより右側の場合、右エリアRAをエリアDA2として設定すると共に、左エリアLAをエリアDA3として設定する。
これにより、制御部2は、ユーザにより手書き文字が入力されたエリアの中心に基づいて、エリアDA2とエリアDA3とを設定するエリアを決定するため、ユーザによって手書き文字がエリアDA1の左右方向Y1の中央部Tより左寄りに入力されたのか右寄りに入力されたのかを正確に判別でき、手書き文字の位置に対し適切なエリアに手書き入力エリアを設定できる。
また、制御部2は、エリアDA1を、表示画面HGに対応するように設定する。つまり、制御部2は、手書き入力エリアとして設定したエリアDA1を表示画面HGの全域に設定する。
これにより、表示画面HGの全域に手書き入力エリアをも設けるため、ユーザは、手書き入力を始める際、手書き入力エリアの位置を確認する必要がない。
また、ナビゲーション装置1は、車両に搭載される車載装置である。
したがって、エリアDA1を表示画面HGの全域に設けることにより、運転手が手書き入力を始める際、表示画面に設けられるエリアDA1の位置を確認する必要がないため、運転手の運転に対する注意の散漫を抑制することができる。また、制御部2は、手書き文字の位置に応じたエリアに手書き入力エリアを設定するため、ユーザの位置が限定される車両において、操作するユーザに適した手書き入力エリアを設けた表示画面HGを表示でき、手書き入力を行う際のユーザの使い勝手を向上できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態における制御部2は、手書き文字の位置を、手書き文字の外形の中心の位置として、エリア決定処理を行う場合を例示した。しかしながら、手書き文字の外形の中心の位置に限定されない。手書き文字の位置は、手書き文字を入力する際の最初の接触位置でもよい。また、手書き文字の位置は、手書き文字を入力する際の最後の接触位置でもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、表示装置としてタッチパネル3を例示した。しかしながら、表示装置は、ユーザが手書き入力した情報を表示可能な装置であれば、何でもよい。例えば、表示装置として、液晶表示パネル等の表示パネルであって、マウスやポインティングデバイス等の入力装置を利用した所定の手段によりユーザが手書き入力した情報を表示するものでもよい。
また、例えば、上述した実施形態における制御部2は、手書き文字を認識し、認識結果として候補文字を1又は複数抽出する構成を例示したが、これに限定されない。候補文字の抽出は、ナビゲーション装置1と通信可能なサーバ等の外部装置が行う構成でもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、サーバ等の外部装置と通信する通信部を備える。
また、例えば、パーキング信号がオンであるとき、言い換えると車両が停車しているときに限り、ナビゲーション装置1は、手書き入力による入力を受け付けるようにしても良い。この場合、ユーザは、手書き入力をすることに、より集中することができる。逆に、車両が走行中であるか否かにかかわらず、ナビゲーション装置1は、手書き入力による入力を受け付けるようにしても良い。この場合、車両が走行中であっても、例えば、運転に集中する運転者の代わりに助手席者が目的地を設定することができる。
なお、図1は、本願発明を理解容易にするために、ナビゲーション装置1の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ナビゲーション装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、例えば、図2の処理単位は、ナビゲーション装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。ナビゲーション装置1の処理は、処理内容に応じて、されに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
また、上述した実施形態では、ナビゲーション装置1に本発明を適応した場合を例示した。しかしながら、車載型に限らず、本発明を適応可能な装置は、携帯型、及び据え置き型の装置でも良い。
1 ナビゲーション装置(情報処理装置、車載装置)
2 制御部
3 タッチパネル(表示装置)
DA1 エリア(第1の領域)
DA2 エリア(第2の領域)
DA3 エリア(第3の領域)
HG 表示画面
k1〜k8 候補文字
Y1 左右方向
T 中央部
TM 手書き文字
SA 操作エリア(表示領域)

Claims (10)

  1. 表示画面を有する表示装置と、
    前記表示画面に手書きにより入力される手書き文字を表示する表示領域を設け、前記手書き文字を認識し、認識結果として前記手書き文字の候補となる候補文字を1又は複数抽出する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記表示領域内の第1の領域を、前記手書き文字の入力を受け付ける入力領域として設定し、
    前記入力領域として設定した前記第1の領域に前記手書き文字の入力があった場合、前記第1の領域における前記手書き文字の位置に基づいて、前記第1の領域内に、前記手書き文字の入力を受け付ける第2の領域と、前記第2の領域と異なる領域であって前記候補文字を表示する第3の領域と、を設定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記手書き文字が前記第1の領域の左右方向の中央部より左寄りに位置する場合、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第3の領域として設定し、
    前記手書き文字が前記第1の領域の中央部より右寄りに位置する場合、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第3の領域として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記手書き文字が入力された領域の中心部が、前記第1の領域の左右方向の中央部より左側の場合、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第3の領域として設定し、
    前記手書き文字が入力された領域の中心部が、前記第1の領域の中央部より右側の場合、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第3の領域として設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1の領域を、前記表示画面に対応するように設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 車両に搭載された車載装置であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 表示画面を有する表示装置と、前記表示画面に手書きにより入力される手書き文字を表示する表示領域を設け、前記手書き文字を認識し、認識結果として前記手書き文字の候補となる候補文字を1又は複数抽出する制御部と、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記表示領域内の第1の領域を、前記手書き文字の入力を受け付ける入力領域として設定し、
    前記入力領域として設定した前記第1の領域に前記手書き文字の入力があった場合、前記第1の領域における前記手書き文字の位置に基づいて、前記第1の領域内に、前記手書き文字の入力を受け付ける第2の領域と、前記第2の領域と異なる領域であって前記候補文字を表示する第3の領域と、を設定する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 前記手書き文字が前記第1の領域の左右方向の中央部より左寄りに位置する場合、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第3の領域として設定し、
    前記手書き文字が前記第1の領域の中央部より右寄りに位置する場合、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第3の領域として設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置の制御方法。
  8. 前記手書き文字が入力された領域の中心部が、前記第1の領域の左右方向の中央部より左側の場合、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第3の領域として設定し、
    前記手書き文字が入力された領域の中心部が、前記第1の領域の中央部より右側の場合、前記第1の領域の中央部より右側の領域を前記第2の領域として設定すると共に、前記第1の領域の中央部より左側の領域を前記第3の領域として設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 前記第1の領域を、前記表示画面に対応するように設定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置の制御方法。
  10. 車両に搭載された車載装置の制御方法であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
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