JP2017027322A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーがMicrosoftアカウントでPCにログインしておらず、ローカルアカウントでログインしている場合でもインストール可能な仕組みを提供する。【解決手段】デバイスドライバーのインストールを行う情報処理装置であって、デバイスドライバーのインストールを行うインストール手段と、前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段とを備える。【選択図】図6
Description
本発明は、デバイスドライバーのインストールを行う情報処理装置、およびプログラムに関する。
従来から、コンピューター上で作成した文書や図といったファイルをアプリケーションから印刷する際には、プリンタードライバーを使って描画データをページ記述言語に変換しプリンターに送信するのが一般的である。
そのとき、用紙の種類や両面、カラー、給紙方法といった印刷設定は、アプリケーションが持つ印刷設定用のユーザーインターフェースか、プリンタードライバーが提供する印刷設定用のユーザーインターフェース(以下、UI)を使って設定を行う。
ところで、Windows 8(登録商標)もしくはWindows(登録商標) 8.1では、従来のデスクトップUI環境に加えて、「スタート画面」と呼ばれるタッチで操作し易いタッチパネルUI環境が追加された。2つのUI環境は排他的にクライアントコンピューターのディスプレイに表示される。また、それぞれのUI環境では、UI環境に特化した、デスクトップアプリケーションとWindowsストアアプリケーション(以下、ストアアプリ)という2種類のアプリケーションが動作する。
プリンタードライバーが提供する印刷設定用のUIも、デスクトップアプリケーション用UIとストアアプリ用UIとがそれぞれのUI環境に応じて切り替わる。このうち、ストアアプリ用UIはWSDA(Windows Store Device App)と呼ばれており、ストアアプリの一種として実装されている。ストアアプリは、Windowsストアというアプリケーションを管理するインターネット上のサービスを通じて頒布される。一般的に、ストアアプリをインストールするには、ユーザーがWindowsストアにアクセスし、キーワード検索等で所望のストアアプリを選択、ダウンロード、インストールするという手順が必要となる。
一方、WSDAに関しては特別な自動インストール手段が提供されている。WSDAには、プリンタードライバー各モデル固有の識別子であるHWIDを1つ以上関連付けておくことができ、この関連付けによりユーザーがプリンタードライバーをインストールするだけで、続けて対応するWSDAが自動的にダウンロードされインストールされる。この自動インストールの仕組みは非特許文献1において開示されている。
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/hh464909.aspx
しかしながら、非特許文献1で示される自動インストールの仕組みは、ユーザーがMicrosoftアカウントでPCにログインしている場合のみ実行されるため、ローカルアカウントでログインしているケースは考慮されていないという課題があった。
そこで、本発明は、ローカルアカウントでログインしているユーザーであってもWSDAのインストールを可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るインストールプログラムは、
デバイスドライバーのインストールを行う情報処理装置であって、
デバイスドライバーのインストールを行うインストール手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とする。
デバイスドライバーのインストールを行う情報処理装置であって、
デバイスドライバーのインストールを行うインストール手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るインストールプログラムによれば、ローカルアカウントでログインしているユーザーであってもWSDAのインストールが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[第1の形態]
図1は本発明の実施形態を示す一般的なコンピューターを用いたシステムのブロック構成図である。なお、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機能であっても、複数の機器からなるシステムであっても、ネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。
クライアントコンピューター100は図1(a)で示されるシステムで構成されている。以下に詳細な説明を記載する。
図1は本発明の実施形態を示す一般的なコンピューターを用いたシステムのブロック構成図である。なお、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機能であっても、複数の機器からなるシステムであっても、ネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。
クライアントコンピューター100は図1(a)で示されるシステムで構成されている。以下に詳細な説明を記載する。
CPU101は主記憶装置102のROM1021あるいはRAM1022あるいは補助記憶装置105に格納されたプログラムに従って装置全体の制御を行う。
RAM1022はCPU101が各種処理を行う際のワークエリアとしても使用される。補助記憶装置105はオペレーティングシステム(OS)1053やアプリケーションソフト1051等を記録する。以降の説明では主記憶装置102と補助記憶装置105を合わせて記憶装置と記載する。
マウス・タッチパネルなどに代表されるポインティングデバイス1032やキーボード1031などの入力機器は、入力I/F103を通じて接続され、ユーザーがコンピューターに対して各種指示を与えるためのデバイスである。
出力I/F104は、データを外部に出力するためのインターフェースであり、モニター1041やMFP1042などの出力機器に対してデータを出力する。
プリンター1042との接続はローカルI/Oによる直接接続でなくても良い。すなわち、通信I/F106を通じて接続されるネットワーク1061を通して接続されていてもよい。
また、107は共通データシステムバスで、I/Fやモジュール間でデータのやりとりを行う。加えて、CPU101が記憶装置に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、図1(b)に示されるようなクライアントコンピューター100のソフトウェア構成及び後述するフローチャートの各ステップの処理が実現される。
インストーラー1054はデバイスドライバー1055をはじめとする印刷コンポーネントをOS1053にインストールするためのプログラムである。
デバイスドライバー1055は印刷処理を実行するプログラムであり、接続されるプリンターに対応するデバイスIDを保持している。
PEX1056はデスクトップアプリケーション用の印刷設定UIを提供するプログラムであり、デバイスドライバーと同時にインストールされる。
WSDA1058はストアアプリ用の印刷設定UIを提供するプログラムである。WSDA1058自身もストアアプリの一種である。
メタデータファイル1057には、前記デバイスIDとWSDA1058との関連付けが記述されている。DLアプリ1059は、後述するWindowsストア400と通信するための専用アプリケーションであり、Windowsストア400からのストアアプリの検索・ダウンロードや、OS1053へのインストールといった機能を備える。
図2は本発明の実施の形態におけるネットワーク1061の環境を簡略した図である。
ネットワーク1061にはクライアントコンピューター100とプリンター200が接続されており、通信可能な状態になっている。また、ネットワーク1061にはWMIS300とWindowsストア400も接続されており、通信可能な状態になっている。
WMIS300とWindowsストア400はともにクラウドサービスとして実装されている。WMIS300はメタデータファイル1057の管理と配信を、Windowsストア400はWindowsストアアプリの管理と配信を行う。
図3はWSDA1058が提供する印刷設定UIの表示例である。
フォトビューワーなどのストアアプリにおいてユーザーから詳細な印刷設定入力の要求があると、OS1053からWSDA1058が呼び出され、ストアアプリ用印刷設定UI401が表示される。ストアアプリ用印刷設定UI401において、ユーザーは原稿サイズ402、出力用紙サイズ403、部数404、印刷の向き405、ページ集約406といった印刷機能の設定値を入力することができる。設定値の確定はボタン407で行う。
図4と図5はインストーラー1054が提供するUIの表示例である。
インストーラー1054は複数ページを有するウィザード形式になっており、ユーザーがインストールに必要な情報を順に入力していくようになっている。
図4(a)に示す501は必要な情報を入力するページの例であり、ここではデバイスドライバー1055のうちどのモデルをインストールするか選択する。
502はインストールするモデルを選択するためのリストコントロールであり、503〜505はウィザードにおいて戻る、次へ進む、キャンセルという操作を行うためのボタンである。
他にも不図示のプリンターとの接続形態を選択するページ、共有プリンター設定を変更するページなどが順に表示されるようになっている。
図4(b)に示すインストール開始ページ511はインストールに必要な情報の入力が完了した後、デバイスドライバー1055のインストール処理を開始するかどうか選択するためのページである。
512はインストール処理に関する情報が表示される領域であり、513と515はウィザードにおける戻る、キャンセルの操作を行うためのボタンである。514のボタンを押すとインストール処理が開始される。
図4(c)に示すページ521はデバイスドライバー1055のインストール中に表示されるページである。プログレスバー522によってインストール処理の進捗状況を確認することができる。
図5(a)に示す531はWSDA1058のインストールを促すページであり、図5(b)に示す541はすべてのインストール処理が完了したことを通知するページである。532はリンクコントロールになっており、クリックするとDLアプリ1059が起動し、WSDA1058をダウンロードするための画面(図7の601)が開く。
図6は本発明の実施形態におけるインストーラー1054によるインストール処理のフローチャートである。
インストーラー1054は、ユーザーによってプログラムが開始され、501をはじめとするページでインストールに必要な情報の入力がすべて行われると、インストール開始ページ511を表示する(S101)。
開始ボタン514が押されたらインストール中であることを示すページ521を表示し、デバイスドライバー1055とPEX1056をインストールする(S102〜S105)。
次に、インストーラー1054のプログラムを開始したユーザーのアカウント種類がMicrosoftアカウントであるかどうかを判定する(S106)。Microsoftアカウントである場合はインストール終了ページ541を表示し(S108)、そうでない場合はWSDA1058のインストールを促すページ531を表示する(S107)。ページ531において、ユーザーによってリンクコントロール532が押されたら(S109)、インストーラー1054はDLアプリ1059に対し、起動するとともに画面601を開くよう指示をする。
図7は本発明の実施形態におけるOS1053によるインストール処理のフローチャートである。
インストーラー1054で説明した、ステップS106においてユーザーのアカウント種類がMicrosoftアカウントと判定された場合は、インストーラー1054がそれ以上特別な処理をしなくてもOS1053によって自動的にWSDA1058のダウンロードとインストールが行われる。ここでは図7のフローチャートを用いてOS1053による自動インストール処理を説明する。
はじめにOS1053は、デバイスドライバー1055のデバイスIDを取得する(S201)。
次にデバイスIDに関連付けられたメタデータファイル1057が存在するかWMIS300に問い合わせ(S202)、存在すればそれをダウンロードし(S203〜S204)、存在しなければインストール処理を終了する。
メタデータファイル1057をダウンロードしたら、その情報からデバイスドライバー1005のデバイスIDに関連付けられたWSDA1058が存在するかどうかWindowsストア400に問い合わせる(S205)。
もし関連付けられたWSDA1058が存在すればWSDA1058をダウンロードし、インストールする(S206〜S208)。
以上がOS1053による自動インストール処理であるが、自動インストール処理が実行されないケース、すなわち図6のフローチャートにおいてステップS107に進んだ場合、インストーラー1054は図8、図9に示すUIを操作して手動でWSDA1058のインストールするようユーザーを促す。
図8はDLアプリ1059の画面例である。画面601はユーザーにWSDA1058をダウンロードさせ、インストールさせるためのUIであり、Webページのようなデザインになっている。
603はWSDA1058に関する説明文であり、604はスクリーンショットである。
ボタン602がユーザによって押されると、WSDA1058のダウンロードとOS1053へのインストールが実行される。ただし、OS1053はWSDA1058のダウンロードを実行する前に、DLアプリ1059を実行したユーザーアカウント種類がMicrosoftアカウントであるか、ローカルアカウントであるかの判定を行う。判定の結果、もしローカルアカウントであればMicrosoftアカウントの登録を行う画面701を表示して登録を促す。なぜなら、WSDA1058をはじめとするストアアプリのセットアップを行うにはアカウント種類がMicrosoftアカウントであることが必要となっているためである。
図9はMicrosoftアカウントの登録を行う画面例である。画面701ではMicrosoftアカウントの登録に必要な情報を入力行う。情報としては、姓、名、メールアドレス、パスワード、地域の入力が必要となっている(702〜707)。
OKボタン708を押すと入力した情報が確定し、ユーザーアカウント種類がMicrosoftアカウントに切り替わるので、DLアプリ1059によるWSDA1058のダウンロードとインストールが続行される。
キャンセルボタン709を押した場合、ユーザーアカウント種類がローカルアカウントのままに留まるので、WSDA1058のダウンロードは中止される。
以上、インストーラー1054により、ユーザーアカウント種類がローカルアカウントである場合にWSDA1058をインストールする処理について説明した。
なお、DLアプリ1059を起動し、WSDA1058を手動でインストールさせるために、インストーラー1055のUIではなくPEX1056のUIを用いるように構成しても良い。
PEX1056はデバイスドライバー1055とともに頒布される形態となっているため、インストーラー1054がデバイスドライバー1055をインストールすると、必ずPEX1056もインストールするようになっている。PEX1056はデスクトップアプリ用の印刷設定UIを提供しているため、デバイスドライバー1054のインストール後も継続的にユーザーの目に触れる機会が存在する。
そこで、PEX1056のUIに図5(a)の532と同様のリンクコントロールを配置することによって、ユーザーにWSDA1058のインストールを促すことが可能となる。
101 CPU、102 主記憶装置、105 補助記憶装置
Claims (4)
- デバイスドライバーのインストールを行う情報処理装置であって、
デバイスドライバーのインストールを行うインストール手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - デバイスドライバーの設定を行う情報処理装置であって、
デバイスドライバーの設定を入力する入力手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - デバイスドライバーのインストールを行うプログラムであって、
デバイスドライバーのインストールを行うインストール手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とするプログラム。 - デバイスドライバーの設定を行うプログラムであって、
デバイスドライバーの設定を入力する入力手段と、
前記インストールプログラムを実行するユーザーアカウントの種類が自動インストール実行可能なアカウントであるかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段によって自動インストール実行可能なアカウントでないと判断された場合は前記デバイスドライバーの機能を拡張する拡張アプリケーションのインストール画面を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とするプログラム。
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2015
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