JP2017027229A - デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム - Google Patents

デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017027229A
JP2017027229A JP2015143290A JP2015143290A JP2017027229A JP 2017027229 A JP2017027229 A JP 2017027229A JP 2015143290 A JP2015143290 A JP 2015143290A JP 2015143290 A JP2015143290 A JP 2015143290A JP 2017027229 A JP2017027229 A JP 2017027229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
request
control request
data
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015143290A
Other languages
English (en)
Inventor
昌子 篠原
Masako Shinohara
昌子 篠原
村上 雅彦
Masahiko Murakami
雅彦 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015143290A priority Critical patent/JP2017027229A/ja
Publication of JP2017027229A publication Critical patent/JP2017027229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施すること。【解決手段】互いに通信可能な制御装置と複数の制御対象装置とを有するデバイス制御システムにおいて、前記制御装置は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、アプリケーションを実行し、実行中のアプリケーションから、前記複数の制御対象装置を包括的に制御することを要求する第1の制御依頼を受け付け、受け付けた第1の制御依頼と既に実行中の第2の制御依頼とが両立可能であるか否かを判定し、第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立可能であると判定された場合に、第1の制御依頼に応じた制御を実行する際の制限を抽出し、第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たす制御内容を決定し、決定された制御内容を少なくとも1つの制御対象装置に指示する処理を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラムに関する。
近年、例えばセンサや機器などのデバイスの小型化・高性能化、ネットワークの多様化・高速化、及びクラウドの普及などにより、多くのモノがネットワークにつながるようになりつつある。このような状況の下では、ネットワークにつながる多種多様なデバイスからデータを収集したり、デバイスを制御したりすることで、様々なM2M(Machine to Machine)サービスを提供するアプリケーションが増加すると考えられる。
複数のアプリケーションが個別にM2Mサービスを提供する環境では、各アプリケーションが個別に動作することで、全体として各種の処理負荷が増加することがある。具体的には、複数のアプリケーションが、例えばそれぞれ必要なデバイスとデータを決定し、個別にデータ収集することで、同じデバイスから同じデータを収集する可能性がある。同様に、複数のアプリケーションが、例えばそれぞれのサービスの実現のために必要な制御内容を決定し、個別にデバイスを制御することで、同じデバイスに異なる制御を指示する制御の競合が発生する可能性がある。これらの場合には、デバイスの処理負荷、ネットワークの通信負荷、及びアプリケーションの再処理の負荷など、各種の処理負荷が増加する。
そこで、アプリケーションとデバイスの間に、複数のアプリケーションが共通して利用する機能を提供するデバイス制御基盤を導入することが検討されている。このようなデバイス制御基盤を導入することで、複数のアプリケーションによるデータ収集やデバイスの制御を管理統括することができ、無駄な処理を削減して処理負荷を軽減することが可能となる。また、アプリケーションの開発時には、他のアプリケーションによるデバイスの制御などについて考慮する必要がなくなり、アプリケーションの開発・運用コストを削減することができる。
具体的なデバイス制御基盤としては、例えば新たに発生した制御と既存の各制御との間で実行日時・対象リソースが競合するか否かを判定し、競合する場合には、その旨をユーザへ通知するものがある。また、例えば新たに発生した制御と既存の各制御とが並列処理可能であるか否かを、制御内容の組み合わせのテーブルを利用して判定することなども検討されている。
特開2010−72998号公報 特開2014−115849号公報 特開2005−301610号公報 特開2005−174303号公報
ところで、デバイス制御基盤によって複数のデバイスを制御する場合には、個々のデバイスを制御するのではなく、複数のデバイス全体を包括的に制御することが求められることがある。すなわち、例えば複数のデバイス全体の消費電力を制御したり、複数のデバイスに交代で所定の動作を実行させたりする包括的な制御が必要となることがある。
しかしながら、このような包括的な制御をデバイス制御基盤によって実現することは、あまり考慮されていないという問題がある。具体的には、包括的な制御が行われる場合には、たとえ新たに発生した制御と既存の各制御との間で実行日時や対象リソースが競合していても、新たに発生した制御と既存の制御とを両立できることがある。したがって、単に制御の実行日時や対象リソースが競合する場合に一方の制御を中止するなどの方法では、制御の効率が低下するおそれがある。また、各制御内容の組み合わせについて並列処理の可否をテーブルを利用して判定することも考えられるが、多様なデバイスが存在する環境では、制御内容の組み合わせが膨大になるため、すべての組み合わせを網羅するテーブルを作成することは現実的でない。
このように、複数のアプリケーションによる複数のデバイスの制御を管理統括するデバイス制御基盤であっても、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施するのは困難である。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができるデバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラムを提供することを目的とする。
本願が開示するデバイス制御システムは、1つの態様において、互いに通信可能な制御装置と複数の制御対象装置とを有するデバイス制御システムであって、前記制御装置は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、アプリケーションを実行し、実行中のアプリケーションから、前記複数の制御対象装置を包括的に制御することを要求する第1の制御依頼を受け付け、受け付けた第1の制御依頼と既に実行中の第2の制御依頼とが両立可能であるか否かを判定し、第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立可能であると判定された場合に、第1の制御依頼に応じた制御を実行する際の制限を抽出し、第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たす制御内容を決定し、決定された制御内容を少なくとも1つの制御対象装置に指示する処理を実行する。
本願が開示するデバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラムの1つの態様によれば、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るデバイス制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るプロセッサの機能を示すブロック図である。 図3は、取得依頼履歴テーブルの具体例を示す図である。 図4は、装置管理テーブルの具体例を示す図である。 図5は、データテーブルの具体例を示す図である。 図6は、制御依頼履歴テーブルの具体例を示す図である。 図7は、制御履歴テーブルの具体例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る集約処理を示すフロー図である。 図9は、集約処理の具体例を説明する図である。 図10は、実施の形態1に係る制御処理を示すフロー図である。 図11は、実施の形態1に係る制御内容決定処理を示すフロー図である。 図12は、矛盾する制御依頼を説明する図である。 図13は、制御の制限を説明する図である。 図14は、制御処理の具体例を説明する図である。 図15は、実施の形態2に係るプロセッサの機能を示すブロック図である。 図16は、実施の形態2に係る制御内容決定処理を示すフロー図である。 図17は、制御処理の具体例を説明する図である。
以下、本願が開示するデバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るデバイス制御システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、デバイス制御システムは、制御装置100と複数の制御対象装置200とを有する。制御装置100と複数の制御対象装置200とは、有線又は無線で接続されており、互いに通信可能となっている。
制御装置100は、複数の制御対象装置200からデータを収集して集約したり、複数の制御対象装置200を包括的に制御したりする。具体的には、制御装置100は、プロセッサ110、メモリ120及び通信インタフェース(以下「通信I/F」と略記する)130を有する。
プロセッサ110は、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを備え、複数のアプリケーションを実行する。そして、プロセッサ110は、実行されるアプリケーションからの依頼に応じて、複数の制御対象装置200からデータを収集して集約する。すなわち、プロセッサ110は、アプリケーションが依頼するデータを必要に応じて制御対象装置200から取得し、統計値の算出などの集約をした上で、結果をアプリケーションへ通知する。また、プロセッサ110は、実行されるアプリケーションからの依頼に応じて、複数の制御対象装置200を包括的に制御する。すなわち、プロセッサ110は、アプリケーションが依頼する包括的な制御が実行可能であるか否かを判定し、実行可能である場合には、制御内容を決定して複数の制御対象装置200を制御する。なお、プロセッサ110の詳細な機能については、後に詳述する。
メモリ120は、例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などを備え、プロセッサ110の処理に用いられる種々の情報を記憶する。メモリ120は、例えば制御対象装置200に対するデータの収集及び制御に用いられる情報を記憶する各種テーブルを保持する。
通信I/F130は、複数の制御対象装置200と有線又は無線で接続し、プロセッサ110からの指示に従って複数の制御対象装置200と通信する。具体的には、通信I/F130は、例えばプロセッサ110によって指定された制御対象装置200からデータを受信したり、プロセッサ110によって指定された制御対象装置200へ制御指示を送信したりする。
制御対象装置200は、例えばパーソナルコンピュータや家電製品などのデバイスであり、制御装置100と有線又は無線で通信可能なデバイスである。複数の制御対象装置200は、すべて同種のデバイスであっても良いし、少なくとも一部が異種のデバイスであっても良い。
制御対象装置200は、制御装置100からの指示を受信した場合には、受信された指示に従って動作する。すなわち、制御対象装置200は、例えばプロパティが指定され、データを送信するように指示された場合には、指定されたプロパティのデータを制御装置100へ送信する。また、制御対象装置200は、例えばプロパティが指定され、指定値を設定するように指示された場合には、指定されたプロパティの値を指定値へ変更する制御を実行する。ここで、プロパティとは、制御対象装置200の状態や特性を示す属性のことであり、例えば制御対象装置200がパーソナルコンピュータである場合には、この制御対象装置200は、消費電力や画面の輝度などのプロパティを有する。
図2は、実施の形態1に係るプロセッサ110の機能を示すブロック図である。図2に示す各処理部の機能は、ハードウェアによって実現されても良く、ソフトウェアで実現されても良い。図2に示すプロセッサ110は、アプリ実行部150、収集部160及び制御部170を有する。これらのうち収集部160及び制御部170は、複数のアプリケーションが共通して利用するデバイス制御基盤として実装される。
アプリ実行部150は、複数のアプリケーションを実行し、それぞれのアプリケーションを実行した結果、複数の制御対象装置200から包括的なデータの取得が要求される場合に、データの取得依頼を収集部160へ出力する。また、アプリ実行部150は、それぞれのアプリケーションを実行した結果、複数の制御対象装置200の包括的な制御が要求される場合に、制御依頼を制御部170へ出力する。
収集部160は、アプリ実行部150によって実行されるアプリケーションからデータの取得依頼を受け付けると、既に取得済みのデータを確認することにより、制御対象装置200から新たに取得する必要があるデータを決定する。そして、収集部160は、決定されたデータを制御対象装置200から取得し、取得されたデータを集約した結果をアプリケーションへ通知する。
具体的には、収集部160は、取得依頼受付部161、収集データ決定部162、データ取得部163、集約部164及び結果通知部165を有する。
取得依頼受付部161は、アプリ実行部150から出力されるデータの取得依頼を受け付け、受け付けた取得依頼の内容を取得依頼履歴テーブルに格納する。取得依頼受付部161が受け付ける取得依頼は、複数の制御対象装置200に関する包括的なデータの取得を依頼するものであり、取得対象となるデータのプロパティとデータの集約に関する集約ルールとを含む。集約ルールには以下の2タイプがある。
タイプ1:AVE/SUM
タイプ2:MAX/MIN
タイプ1は、データの平均値を意味する「AVE」と、データの合計値を意味する「SUM」という2つの集約ルールを含む。また、タイプ2は、データの最大値を意味する「MAX」と、データの最小値を意味する「MIN」という2つの集約ルールを含む。したがって、例えばアプリケーションが複数の制御対象装置200の電力の平均値を要求する場合には、取得依頼受付部161は、プロパティとして「電力」を含み、集約ルールとして「AVE」を含む取得依頼を受け付ける。
取得依頼受付部161は、取得依頼を受け付けると、取得依頼の内容をメモリ120の取得依頼履歴テーブルに格納する。具体的には、取得依頼受付部161は、例えば図3に示す取得依頼履歴テーブルに取得依頼の内容を格納する。図3に示す取得依頼履歴テーブルは、取得依頼が受け付けられた日時と、取得依頼を発行したアプリケーションと、取得依頼に含まれるプロパティと、取得依頼に含まれる集約ルールとを記憶する。すなわち、図3に示す例では、例えば「電力」の「SUM」を要求する取得依頼が「2015年2月13日8時50分」に「アプリ#1」から受け付けられたことがわかる。
収集データ決定部162は、取得依頼受付部161によって受け付けられた取得依頼に基づいて、データの取得対象のプロパティを有する制御対象装置200を特定する。そして、収集データ決定部162は、特定された制御対象装置200それぞれから既にデータを取得済みであるか否かを判定し、未取得のデータを収集すると決定する。具体的には、収集データ決定部162は、例えば図4に示す装置管理テーブルを参照して、取得依頼に含まれるプロパティを有する制御対象装置200をすべて列挙するデバイス一覧を生成する。図4に示す装置管理テーブルは、制御対象装置200それぞれの識別情報に対応付けて、各制御対象装置200が有するプロパティ名を記憶する。すなわち、図4に示す例では、例えば「デバイスA」は、プロパティとして「電力」、「輝度」及び「連続稼働時間」などを有している。
収集データ決定部162は、取得依頼のプロパティを有する制御対象装置200のデバイス一覧を生成すると、例えば図5に示すデータテーブルを参照して、デバイス一覧に列挙された制御対象装置200それぞれからデータを取得済みであるか否かを判定する。図5に示すデータテーブルは、制御対象装置200それぞれの識別情報に対応付けて、取得されたデータのプロパティと値とを記憶する。すなわち、図5に示す例では、例えば「デバイスA」の「輝度」が「45%」であるというデータがデータテーブルに記憶されている。そこで、収集データ決定部162は、デバイス一覧に列挙された制御対象装置200それぞれについて、データがデータテーブルに保存済みであるか否かを判定することにより、制御対象装置200それぞれからデータを取得済みであるか否かを判定する。そして、収集データ決定部162は、デバイス一覧に列挙された制御対象装置200のうち、データを未取得の制御対象装置200のデータを収集対象の収集データに決定する。
データ取得部163は、収集データ決定部162によって決定された収集データを取得する。すなわち、データ取得部163は、取得依頼によって指定されたプロパティのデータを未取得の制御対象装置200からデータを取得する。そして、データ取得部163は、取得したデータを図5に示したデータテーブルに格納する。データ取得部163は、すべての収集データを取得してデータテーブルに格納すると、データの取得が完了したことを集約部164へ通知する。
集約部164は、データの取得が完了したことがデータ取得部163から通知されると、データテーブルを参照してデータを集約する。具体的には、集約部164は、データの取得依頼に含まれるプロパティのデータをデータテーブルから読み出し、取得依頼に含まれる集約ルールに従ってデータを集約する。したがって、集約部164は、例えば取得依頼に含まれる集約ルールが「AVE」である場合には、データテーブルから読み出したデータの平均値を算出する。
結果通知部165は、集約部164によるデータの集約結果をアプリケーションへ通知する。具体的には、結果通知部165は、取得依頼に含まれる集約ルールに従ってデータが集約されて得られた結果を、取得依頼の発行元のアプリケーションへ通知する。
このように、収集部160は、アプリケーションからデータの取得依頼を受け付け、取得依頼に従って複数の制御対象装置200からデータを収集するとともに集約し、その結果をアプリケーションへ通知する。
次に、制御部170は、アプリ実行部150によって実行されるアプリケーションから制御依頼を受け付けると、依頼された制御が実行可能か否かを判定する。そして、制御部170は、制御が実行可能な場合には、制御を実行する際の制限を抽出し、制御内容を決定する。さらに、制御部170は、決定した制御内容を制御対象装置200へ指示し、制御が成功したか否かを示す結果をアプリケーションへ通知する。
具体的には、制御部170は、制御依頼受付部171、制御有無判定部172、制限抽出部173、制御内容決定部174、制御指示部175及び結果通知部176を有する。
制御依頼受付部171は、アプリ実行部150から出力される制御依頼を受け付け、受け付けた制御依頼の内容を制御依頼履歴テーブルに格納する。制御依頼受付部171が受け付ける制御依頼は、複数の制御対象装置200の包括的な制御を依頼するものであり、制御対象となるプロパティと包括的な制御に関する制御ルールとプロパティの値を指定する指定値とを含む。制御ルールには以下の3タイプがある。
タイプ1:AVE/SUM
タイプ2:ONE/MORE
タイプ3:MAX/MIN
タイプ1は、データの平均値を指定値に変更することを意味する「AVE」と、データの合計値を指定値に変更することを意味する「SUM」という2つの制御ルールを含む。また、タイプ2は、いずれか1つの制御対象装置200における値を指定値に変更することを意味する「ONE」と、いずれか1つ以上の制御対象装置200における値を指定値に変更することを意味する「MORE」という2つの制御ルールを含む。さらに、タイプ3は、データの最大値を指定値以下に変更することを意味する「MAX」と、データの最小値を指定値以上に変更することを意味する「MIN」という2つの制御ルールを含む。したがって、例えばアプリケーションがすべての制御対象装置200の電力を50W以上に制御することを要求する場合には、制御依頼受付部171は、プロパティとして「電力」を含み、制御ルールとして「MIN」を含み、指定値として「50W」を含む制御依頼を受け付ける。
制御依頼受付部171は、制御依頼を受け付けると、制御依頼の内容をメモリ120の制御依頼履歴テーブルに格納する。具体的には、制御依頼受付部171は、例えば図6に示す制御依頼履歴テーブルに制御依頼の内容を格納する。図6に示す制御依頼履歴テーブルは、制御依頼が受け付けられた日時と、制御依頼を発行したアプリケーションと、制御依頼に含まれるプロパティと、制御依頼に含まれる制御ルールと、制御依頼に含まれる指定値と、制御が成功したか否かを示す結果とを記憶する。すなわち、図6に示す例では、例えば「輝度」の「AVE」を「60%」に制御することを要求する制御依頼が「2015年2月13日9時00分」に「アプリ#1」から受け付けられ、この制御依頼に応じた制御が成功したことがわかる。
制御有無判定部172は、制御依頼受付部171によって受け付けられた制御依頼に基づいて、制御対象のプロパティを有する制御対象装置200を特定する。そして、制御有無判定部172は、特定された制御対象装置200に対して新たな制御の指示をする必要があるか否かを判定する。具体的には、制御有無判定部172は、図4に示した装置管理テーブルを参照して、制御依頼に含まれるプロパティを有する制御対象装置200を特定する。そして、制御有無判定部172は、図5に示したデータテーブルを参照して、特定した制御対象装置200すべてについて、制御対象のプロパティのデータがデータテーブルに格納済みであるか確認し、未格納のデータの取得をデータ取得部163に依頼する。
制御有無判定部172は、制御対象のプロパティのデータがすべてデータテーブルに格納されると、これらのデータが制御依頼を既に満たしているか否かを判定する。この結果、既に制御依頼が満たされている場合には、制御有無判定部172は、新たな制御が不要と判断し、制御が成功したことを結果通知部176へ通知する。また、制御有無判定部172は、まだ制御依頼が満たされていない場合には、既に実行中の制御依頼と新規制御依頼とが矛盾するか否かを判定する。この結果、両制御依頼が矛盾する場合には、制御有無判定部172は、新規制御依頼に応じた制御が実行不可能と判断し、制御が失敗したことを結果通知部176へ通知する。ここで、制御依頼が矛盾する場合とは、例えばあるプロパティについて新規制御依頼で指定される平均値が、既に実行中の制御依頼で指定された平均値とは異なる場合などである。したがって、制御有無判定部172は、制御依頼によって指定されたプロパティと同一のプロパティに関する過去の制御依頼であって結果が成功となっている制御依頼を制御依頼履歴テーブルから選択し、選択した過去の制御依頼と新規制御依頼との矛盾の有無を判定する。なお、制御の矛盾については、後に詳述する。
制御有無判定部172は、既に制御依頼が満たされている場合及び既に実行中の制御依頼と新規制御依頼とが矛盾している場合以外には、新規制御依頼に応じて新たな制御を実行すると判定し、その旨を制限抽出部173へ通知する。
制限抽出部173は、既に実行中の制御依頼と新規制御依頼とを両立するための制限を抽出する。すなわち、制限抽出部173は、既に実行中の制御依頼を満たしつつ新規制御依頼に応じた制御を実行するための制限を抽出する。具体的には、例えば既に実行中の制御依頼によってあるプロパティの最大値が指定されている場合、制限抽出部173は、この最大値を超えない範囲で値を変更するという制限を抽出する。そして、制限抽出部173は、抽出した制限を制御内容決定部174へ通知する。なお、制限の抽出については、後に詳述する。
制御内容決定部174は、制限抽出部173から通知される制限の下で、新規制御依頼によって指定されるプロパティの値を新規制御依頼に含まれる指定値に変更するための制御内容を決定する。具体的には、制御内容決定部174は、新規制御依頼によって指定されるプロパティを有する制御対象装置200を選択し、選択した制御対象装置200のプロパティの値をどのように変更するか決定する。このとき、制御内容決定部174は、制限抽出部173から通知される制限に基づく条件を満たすように制御対象装置200を選択するとともに、この条件を満たす範囲で変更後のプロパティの値を決定する。そして、制御内容決定部174は、決定した制御内容を例えば図7に示す制御履歴テーブルに格納する。図7に示す制御履歴テーブルは、制御対象として選択された制御対象装置200の識別情報と、制御されるプロパティと、制御されるプロパティの変更後の値と、制御が成功したか否かを示す結果とを記憶する。すなわち、図7に示す例では、例えば「デバイスD」の「輝度」を「70%」に変更するという制御内容が決定され、この制御が成功したことがわかる。また、「デバイスC」の「電力」を「35W」に変更するという制御は、まだ完了しておらず結果が空欄となっている。
制御指示部175は、制御内容決定部174によって決定された制御内容を制御対象装置200へ指示する。すなわち、制御指示部175は、新規制御依頼によって指定されたプロパティの変更を指示する制御指示を生成し、生成した制御指示を制御内容決定部174によって選択された制御対象装置200に対して送信する。また、制御指示部175は、制御指示を送信すると、制御指示の送信先の制御対象装置200の識別情報と制御内容とを図5に示したデータテーブルに格納する。さらに、制御指示部175は、制御指示を送信すると、図7に示した制御履歴テーブルにおいて、送信された制御指示に対応する制御履歴の結果に成功の旨を追記する。そして、制御指示部175は、制御内容決定部174によって決定されたすべての制御内容について制御が成功すると、新規制御依頼に応じた制御が成功したことを結果通知部176へ通知する。一方、制御指示部175は、制御内容決定部174によって決定された制御内容の中に制御が失敗したものがあると、すべての制御を元に戻して、新規制御依頼に応じた制御が失敗したことを結果通知部176へ通知する。
結果通知部176は、制御有無判定部172及び制御指示部175から制御の成功又は失敗が通知されると、通知された結果を図6に示した制御依頼履歴テーブルの制御依頼履歴の結果に追記する。また、結果通知部176は、新規制御依頼に応じた制御が成功したか否かの結果を、新規制御依頼の発行元のアプリケーションへ通知する。
[データの集約処理]
次いで、上記のように構成された制御装置100によるデータの集約処理について、図8に示すフロー図を参照して説明する。以下の集約処理は、主にプロセッサ110の収集部160によって実行される。
複数の制御対象装置200に関する包括的なデータの取得を依頼する取得依頼がアプリケーションによって発行されると、この取得依頼は、取得依頼受付部161によって受け付けられる(ステップS101)。そして、取得依頼受付部161によって、取得依頼の内容が取得依頼履歴テーブルに格納される。すなわち、取得依頼に含まれるプロパティと集約ルールが取得依頼の受付日時及び発行元アプリケーションに対応付けて記憶される。
取得依頼は収集データ決定部162へ出力され、収集データ決定部162によって、取得依頼に含まれるプロパティを有する制御対象装置200の一覧であるデバイス一覧が生成される(ステップS102)。具体的には、収集データ決定部162によって装置管理テーブルが参照されることにより、取得依頼に含まれるプロパティを有するすべての制御対象装置200が特定され、特定された制御対象装置200の一覧を示すデバイス一覧が生成される。取得依頼は、デバイス一覧に含まれる制御対象装置200のデータの平均値、合計値、最大値又は最小値など包括的なデータの取得を依頼するものである。
そこで、収集データ決定部162によって、デバイス一覧に含まれる1つの制御対象装置200が選択され(ステップS103)、この制御対象装置200に関して、取得依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルに保存済みであるか否かが判定される(ステップS104)。この判定の結果、データがデータテーブルに保存されていない場合には(ステップS104No)、選択された制御対象装置200からデータを取得する必要があるため、この制御対象装置200の、取得依頼に含まれるプロパティのデータが収集データに決定される(ステップS105)。一方、データがデータテーブルに保存済みである場合には(ステップS104Yes)、選択された制御対象装置200からデータを取得する必要がない。
このようにして、選択された制御対象装置200に関して、取得依頼に含まれるプロパティのデータが保存済みであるか否かの判定が完了すると、引き続き収集データ決定部162によって、デバイス一覧のすべての制御対象装置200が選択済みであるか否かが判定される(ステップS106)。そして、デバイス一覧にまだ選択されていない制御対象装置200がある間は(ステップS106No)、デバイス一覧に列挙された制御対象装置200が順次選択され、データが保存済みであるか否かの判定が繰り返される。
そして、デバイス一覧のすべての制御対象装置200についてデータが保存済みであるか否かの判定が完了すると(ステップS106Yes)、収集データ決定部162によって決定された収集データがデータ取得部163へ通知される。この収集データは、データテーブルに保存されておらず制御対象装置200から取得することが必要なデータである。そこで、データ取得部163によって、収集データがそれぞれの制御対象装置200から取得される(ステップS107)。取得されたデータは、データテーブルに格納される。すなわち、データの取得先となった制御対象装置200の識別情報に対応付けて、データのプロパティと値とがデータテーブルに格納される。これにより、デバイス一覧のすべての制御対象装置200について、取得依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルに記憶されたことになる。
データの取得が完了すると、集約部164によって、取得依頼に含まれる集約ルールに従ったデータの集約が実行される(ステップS108)。具体的には、取得依頼に含まれる集約ルールは、「AVE」、「SUM」、「MAX」又は「MIN」であるため、取得依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルから読み出され、集約ルールに従ってデータの平均値、合計値、最大値又は最小値が算出される。そして、集約部164による集約結果は、結果通知部165によって、取得依頼の発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS109)。
このように、アプリケーションから包括的なデータの取得が依頼されると、収集部160は、取得が必要な収集データを決定して制御対象装置200からデータを取得し、データの集約をした上で集約結果をアプリケーションへ通知する。このため、既にデータテーブルに保存済みのデータが重複して制御対象装置200から収集されることがなく、制御装置100と制御対象装置200の間のネットワークの負荷を低減することができる。また、複数の制御対象装置200についての包括的なデータをアプリケーションへ提供することができる。
次に、集約処理の具体例について、図9を参照しながら説明する。図9は、アプリ実行部150によって実行される「アプリ#1」というアプリケーションから、2つの取得依頼が発行された場合の集約処理を説明する図である。
図9に示すように、「アプリ#1」から「電力」の「SUM」を要求する取得依頼と「輝度」の「AVE」を要求する取得依頼との2つが発行された場合を考える。なお、図9に示す取得依頼履歴においては、取得依頼が受け付けられた日時を省略している。上記の2つの取得依頼が受け付けられる場合、取得依頼に含まれる電力及び輝度のプロパティを有する制御対象装置200が装置管理テーブルから特定され、「デバイスA」、「デバイスB」、「デバイスC」及び「デバイスD」が該当する制御対象装置200であると特定される。
そして、これらの制御対象装置200について、電力及び輝度がデータテーブルに保存済みであるか否かが判定される。ここでは、データテーブル301にデバイスA、Bの輝度が保存済みであるものとする。このため、デバイスA〜Dの電力とデバイスC、Dの輝度とが収集対象の収集データに決定され、それぞれのデバイスから電力及び輝度が取得される。
収集データが取得された結果、データテーブル302には、デバイスA〜Dの電力及び輝度が保存される。そこで、集約部164によって、デバイスA〜Dの電力の値がデータテーブル302から読み出され、これらの電力の値の合計値160W(=35W+35W+45W+45W)が算出され、この合計値が結果通知部165から「アプリ#1」へ通知される。同様に、集約部164によって、デバイスA〜Dの輝度の値がデータテーブル302から読み出され、これらの輝度の値の平均値65%(=(45%+65%+60%+90%)/4)が算出され、この平均値が結果通知部165から「アプリ#1」へ通知される。
[制御処理]
次いで、制御装置100による制御処理について、図10に示すフロー図を参照して説明する。以下の制御処理は、主にプロセッサ110の制御部170によって実行される。
複数の制御対象装置200に対する包括的な制御を依頼する制御依頼がアプリケーションによって発行されると、この新規制御依頼は、制御依頼受付部171によって受け付けられる(ステップS201)。そして、制御依頼受付部171によって、新規制御依頼の内容が制御依頼履歴テーブルに格納される。すなわち、新規制御依頼に含まれるプロパティと制御ルールと指定値とが新規制御依頼の受付日時及び発行元アプリケーションに対応付けて記憶される。この時点では、制御依頼履歴テーブルにおいて、新規制御依頼に応じた制御が成功したか否かの結果は空欄となる。
新規制御依頼は制御有無判定部172へ出力され、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に含まれるプロパティを有する制御対象装置200の一覧であるデバイス一覧が生成される(ステップS202)。具体的には、制御有無判定部172によって装置管理テーブルが参照されることにより、新規制御依頼に含まれるプロパティを有するすべての制御対象装置200が特定され、特定された制御対象装置200の一覧を示すデバイス一覧が生成される。新規制御依頼は、デバイス一覧に含まれる制御対象装置200のデータの平均値、合計値、最大値又は最小値の変更や、デバイス一覧に含まれるいずれかの制御対象装置200におけるデータの変更を依頼する包括的な制御依頼である。
そこで、制御有無判定部172によって、デバイス一覧に含まれる1つの制御対象装置200が選択され(ステップS203)、この制御対象装置200に関して、新規制御依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルに保存済みであるか否かが判定される(ステップS204)。この判定の結果、データがデータテーブルに保存されていない場合には(ステップS204No)、選択された制御対象装置200からデータを取得するために、この制御対象装置200の、新規制御依頼に含まれるプロパティのデータが収集データに決定される(ステップS205)。一方、データがデータテーブルに保存済みである場合には(ステップS204Yes)、選択された制御対象装置200からデータを取得する必要がない。
このようにして、選択された制御対象装置200に関して、新規制御依頼に含まれるプロパティのデータが保存済みであるか否かの判定が完了すると、引き続き制御有無判定部172によって、デバイス一覧のすべての制御対象装置200が選択済みであるか否かが判定される(ステップS206)。そして、デバイス一覧にまだ選択されていない制御対象装置200がある間は(ステップS206No)、デバイス一覧に列挙された制御対象装置200が順次選択され、データが保存済みであるか否かの判定が繰り返される。
そして、デバイス一覧のすべての制御対象装置200についてデータが保存済みであるか否かの判定が完了すると(ステップS206Yes)、制御有無判定部172によって決定された収集データがデータ取得部163へ通知される。この収集データは、データテーブルに保存されておらず制御対象装置200から取得することが必要なデータである。そこで、データ取得部163によって、収集データがそれぞれの制御対象装置200から取得される(ステップS207)。取得されたデータは、データテーブルに格納される。すなわち、データの取得先となった制御対象装置200の識別情報に対応付けて、データのプロパティと値とがデータテーブルに格納される。これにより、デバイス一覧のすべての制御対象装置200について、新規制御依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルに記憶されたことになる。
データの取得が完了すると、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に応じた新たな制御が必要であるか否かが判定される(ステップS208)。すなわち、データテーブルに記憶されたデータが新規制御依頼を既に満たしている場合に制御が不要と判定され、それ以外の場合は制御が必要と判定される。具体的には、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に含まれるプロパティのデータがデータテーブルから読み出され、これらのデータが新規制御依頼に含まれる制御ルール及び指定値を既に満たしているか否かが判定される。この判定の結果、データが既に新規制御依頼を満たしている場合には、新たな制御が不要と判断されるため(ステップS208No)、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS210)。また、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功したという結果が制御依頼履歴テーブルに追記される。
一方、制御有無判定部172によって、まだ新規制御依頼が満たされていないと判断された場合には、新たな制御が必要と判定される(ステップS208Yes)。そして、制御有無判定部172によって、新規制御依頼が既に実行中の制御依頼と矛盾しないか確認された後、制限抽出部173によって制御を実行する際の制限が抽出される。制限が抽出されると、この制限の下での制御内容が制御内容決定部174によって決定される(ステップS209)。決定された制御内容は、制御内容決定部174によって、制御履歴テーブルに格納される。制御内容の決定については、後に詳述する。
制御内容が決定されると、制御指示部175によって、決定された制御内容において選択された制御対象装置200に対して、プロパティの値を変更する制御指示が出され、制御が実行される。このとき、制御指示部175によって、制御指示の送信先の制御対象装置200の識別情報と制御内容とがデータテーブルに格納されるとともに、制御が成功したという結果が制御履歴テーブルに追記される。そして、制御内容決定部174によって決定されたすべての制御内容について制御が成功すると、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS210)。また、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功したという結果が制御依頼履歴テーブルに追記される。
[制御内容決定処理]
次に、制御依頼に応じた制御内容を決定する制御内容決定処理について、図11に示すフロー図を参照しながら説明する。この制御内容決定処理は、制御有無判定部172によって新たな制御が必要と判定された場合に、主に制御有無判定部172、制限抽出部173及び制御内容決定部174によって実行される。
上述したように、データテーブルに記憶されたデータが新規制御依頼を満たしていない場合には、制御有無判定部172によって、新たな制御が必要と判定される。そこで、まず、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に応じた制御が実行可能か否かが判定される。具体的には、制御有無判定部172によって、既に制御が実行されている制御依頼が制御依頼履歴テーブルから抽出される(ステップS301)。ここでは、例えば新規制御依頼と同日に受け付けられ、同一のプロパティを含み、かつ、結果が成功となっている制御依頼が抽出される。そして、制御有無判定部172によって、抽出された制御依頼それぞれと新規制御依頼とが互いに矛盾する制御を依頼するものであるか否かが判定される(ステップS302)。
ここで、矛盾する制御依頼について、図12を参照して具体的に説明する。図12は、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼との間で矛盾が生じる組み合わせを示す。図12において、新規制御依頼に含まれる指定値をaとし、既に実行中の制御依頼に含まれる指定値をbとする。ただし、制御ルールが「SUM」の制御依頼については、合計値を1つの制御対象装置200当たりの平均値に変換すれば制御ルールが「AVE」の制御依頼と同等であるため、制御ルールが「AVE」と「SUM」の制御依頼を一括りにして扱う。
図12に示すように、新規制御依頼の制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)、「MAX」又は「MIN」の制御依頼との間で矛盾する可能性がある。すなわち、実行中の制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の指定値aと異なる場合には、両制御依頼に矛盾がある。また、実行中の制御依頼の制御ルール「MAX」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の指定値aより小さい場合には、両制御依頼に矛盾がある。同様に、実行中の制御依頼の制御ルール「MIN」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の指定値aより大きい場合には、両制御依頼に矛盾がある。
新規制御依頼の制御ルールが「ONE」又は「MORE」の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「MAX」又は「MIN」の制御依頼との間で矛盾する可能性がある。すなわち、実行中の制御依頼の制御ルール「MAX」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「ONE」又は「MORE」の指定値aより小さい場合には、両制御依頼に矛盾がある。同様に、実行中の制御依頼の制御ルール「MIN」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「ONE」又は「MORE」の指定値aより大きい場合には、両制御依頼に矛盾がある。
新規制御依頼の制御ルールが「MAX」の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)、「ONE」、「MORE」又は「MIN」の制御依頼との間で矛盾する可能性がある。すなわち、実行中の制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)、「ONE」、「MORE」又は「MIN」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「MAX」の指定値aより大きい場合には、両制御依頼に矛盾がある。
新規制御依頼の制御ルールが「MIN」の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)、「ONE」、「MORE」又は「MAX」の制御依頼との間で矛盾する可能性がある。すなわち、実行中の制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)、「ONE」、「MORE」又は「MAX」の指定値bが新規制御依頼の制御ルール「MIN」の指定値aより小さい場合には、両制御依頼に矛盾がある。
以上の制御依頼の矛盾がある場合には(ステップS302Yes)、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に応じた制御が実行不可能と判断されるため、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。また、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗したという結果が制御依頼履歴テーブルに追記される。
一方、制御依頼の矛盾がない場合には(ステップS302No)、制限抽出部173によって、新規制御依頼と実行中の制御依頼との組み合わせごとに、新規制御依頼に応じた制御を実行する際の制限が抽出される(ステップS303)。
ここで、制御の制限について、図13を参照して具体的に説明する。図13は、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼との組み合わせごとに満たすべき制限を示す。図13において、新規制御依頼に含まれる指定値をaとし、実行中の制御依頼に含まれる指定値をbとする。ただし、制御ルールが「SUM」の制御依頼については、合計値を1つの制御対象装置200当たりの平均値に変換すれば制御ルールが「AVE」の制御依頼と同等であるため、制御ルールが「AVE」と「SUM」の制御依頼を一括りにして扱う。
図13に示すように、新規制御依頼の制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「ONE」、「MORE」、「MAX」又は「MIN」の制御依頼との組み合わせにおいて制御の制限が生じる。すなわち、制御ルール「ONE」又は「MORE」の制御依頼が実行中である場合には、値が指定値bとなっている制御対象装置200を値の変更対象から除外するという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)を指定値aにすることが求められる。また、制御ルール「MAX」又は「MIN」の制御依頼が実行中である場合には、最大値又は最小値が指定値bであるという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「AVE」(又は「SUM」)を指定値aにすることが求められる。
新規制御依頼の制御ルールが「ONE」又は「MORE」の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)、「ONE」、「MORE」、「MAX」又は「MIN」の制御依頼との組み合わせにおいて制御の制限が生じる。すなわち、制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の制御依頼が実行中である場合には、いずれかの制御対象装置200の値を変更した分を相殺するように他の制御対象装置200の値を変更するという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「ONE」又は「MORE」を指定値aにすることが求められる。換言すれば、例えばいずれかの制御対象装置200の値を所定量xだけ増加させる場合には、他の制御対象装置200の値を同じ所定量xだけ減少させるという制限が設けられる。また、制御ルール「ONE」又は「MORE」の制御依頼が実行中である場合には、値が指定値bとなっている制御対象装置200を値の変更対象から除外するという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「ONE」又は「MORE」を指定値aにすることが求められる。さらに、制御ルール「MAX」又は「MIN」の制御依頼が実行中である場合には、最大値又は最小値が指定値bであるという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「ONE」又は「MORE」を指定値aにすることが求められる。
新規制御依頼の制御ルールが「MAX」又は「MIN」の場合には、実行中の制御依頼のうち、制御ルールが「AVE」(又は「SUM」)の制御依頼との組み合わせにおいて制御の制限が生じる。すなわち、制御ルール「AVE」(又は「SUM」)の制御依頼が実行中である場合には、いずれかの制御対象装置200の値を変更した分を相殺するように他の制御対象装置200の値を変更するという制限の下で、新規制御依頼の制御ルール「MAX」又は「MIN」を指定値aにすることが求められる。
以上のように制御依頼の組み合わせに応じた制限が制限抽出部173によって抽出されると、制御内容決定部174によって、制限抽出部173によって抽出された制限を満たしつつ、新規制御依頼に含まれる指定値を達成する制御内容が決定される(ステップS304)。具体的には、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「AVE」又は「SUM」である場合には、制御内容決定部174によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、複数の制御対象装置200の値の平均値又は合計値が指定値となるように、選択された制御対象装置200における値が変更される。同様に、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「ONE」又は「MORE」である場合には、制御内容決定部174によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、選択された制御対象装置200における値が指定値に変更される。また、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「MAX」又は「MIN」である場合には、制御内容決定部174によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、すべての制御対象装置200の値が指定値以上又は指定値以下となるように、選択された制御対象装置200における値が変更される。なお、値を変更する制御対象装置200の選択方法は、任意の方法で良い。
このような指針で制御内容決定部174によって制御内容が決定され、適正な制御内容が決定されたか否かが判断される。すなわち、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在したか否かが判断される(ステップS305)。この判断の結果、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在しない場合には(ステップS305No)、新規制御依頼に応じた制御が実行不可能であるため、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。
一方、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在し、適正な制御内容が決定された場合は(ステップS305Yes)、制御内容決定部174によって、決定された制御内容が制御履歴テーブルに格納される。すなわち、値を変更する制御対象装置200として選択された制御対象装置200の識別情報と、変更されるプロパティと、変更後の値とが制御履歴テーブルに格納される。この時点では、制御履歴テーブルにおいて、制御が成功したか否かの結果は空欄となる。
制御履歴テーブルに格納された制御内容は、制御指示部175へ通知され、制御指示部175によって、制御内容に応じた制御指示が生成され、制御対象装置200へ送信される(ステップS306)。そして、制御指示部175によって、すべての制御指示に関して制御対象装置200の制御が成功したか否かが判断される(ステップS307)。このとき、例えば制御対象装置200やネットワークの状態によって失敗した制御がある場合には(ステップS307No)、新規制御依頼に応じたすべての制御が元に戻される。そして、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。
一方、すべての制御指示に関して制御が成功した場合には(ステップS307Yes)、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS308)。また、制御が成功した場合には、制御対象装置200の制御内容に応じたプロパティの値が変更されるため、制御指示部175によって、制御指示の送信先の制御対象装置200の識別情報と制御内容とが最新のデータとしてデータテーブルに格納される。
このように、複数の制御対象装置200の包括的な制御がアプリケーションから依頼されると、制御部170は、新たな制御の必要性を判定し、新たな制御が必要な場合には、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼との両立可能性を判定する。そして、制御部170は、既に実行中の制御依頼と両立可能な新規制御依頼について、制御時に満たすべき制限を抽出し、制御依頼及び制限を満たす制御内容を決定する。このため、不要な制御が実行されることがないとともに、新たな制御依頼と過去の制御依頼とを両立する制御が実行されるため、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができる。
次に、制御処理の具体例について、図14を参照しながら説明する。図14は、アプリ実行部150によって実行される「アプリ#1」及び「アプリ#2」という2つのアプリケーションから、それぞれ制御依頼が発行された場合の制御処理を説明する図である。
図14に示すように、「アプリ#1」から「輝度」の「AVE」を「65%」にすることを要求する制御依頼311が発行され、その後に「アプリ#2」から「輝度」の「MIN」を「50%」以上にすることを要求する制御依頼312が発行された場合を考える。なお、図14に示す制御依頼履歴においては、制御依頼が受け付けられた日時を省略している。上記の制御依頼311、312が受け付けられる場合、まず制御依頼311に従った制御が実行され、複数の制御対象装置200のうち、輝度のプロパティを有する「デバイスA」、「デバイスB」、「デバイスC」及び「デバイスD」の輝度の平均値が65%となるように制御される。したがって、データテーブル321に示すように、デバイスA〜Dの輝度の平均値は65%(=(45%+65%+60%+90%)/4)となっている。
この状態で制御依頼312が発行されると、制御有無判定部172によって、制御依頼312が既に満たされているか否かが判定される。すなわち、デバイスA〜Dの輝度の最小値が50%以上となっているか否かが判定される。ここでは、デバイスAの輝度が45%であり、制御依頼312が満たされていないため、引き続き制御有無判定部172によって、制御依頼311と制御依頼312とが矛盾するか否かが判定される。
図12に示したように、実行中の制御依頼311の制御ルールが「AVE」であり、新規制御依頼312の制御ルールが「MIN」である場合には、制御依頼311での指定値bが新規制御依頼312での指定値aより小さい場合に制御依頼の矛盾がある。ここでは、制御依頼311での指定値「65%」が新規制御依頼312での指定値「50%」以上であるため、制御依頼の矛盾はない。そこで、制限抽出部173によって、制御依頼312に従った制御を実行する上での制限が抽出される。
図13に示したように、実行中の制御依頼311の制御ルールが「AVE」であり、新規制御依頼312の制御ルールが「MIN」である場合には、1つの制御対象装置200の値を変更した場合には、その変更を相殺するように他の制御対象装置200の値を変更するという制限がある。そこで、制御内容決定部174によって、制御依頼312及び制限を満たす制御内容が決定される。
具体的には、まず制御依頼312を満たすように、デバイスAの輝度を45%から50%に変更するという制御内容が決定される。この制御内容により、輝度の最小値を50%以上にするという制御依頼312は満たされることになる。また、デバイスAの輝度が5%分増加するため、制限を満たすように、デバイスA以外の制御対象装置200の輝度を5%分減少させるという制御内容が決定される。ここでは、例えばデバイスDが選択され、デバイスDの輝度を90%から85%に変更するという制御内容が決定される。
このようにして決定された制御内容は、制御履歴テーブルに記憶された後、制御指示部175によって、それぞれデバイスA、Dに指示される。そして、デバイスA、Dにおける輝度の変更が成功すると、制御履歴テーブルにおいて制御が成功した旨の結果が追記され、データテーブルが更新される。ここでは、データテーブル322に太枠で示すように、デバイスAの輝度が50%に変更され、デバイスDの輝度が85%に変更される。これにより、デバイスA〜Dの輝度の最小値が50%となり、制御依頼312が満たされる。また、制御依頼311、312を両立するための制限も満たされているため、デバイスA〜Dの輝度の平均値は65%(=(50%+65%+60%+85%)/4)となっており、制御依頼311も満たされる。そして、制御内容決定部174によって決定されたすべての制御内容に応じた制御が成功したことから、結果通知部176によって、制御依頼312に応じた制御が成功した旨の結果が「アプリ#2」へ通知される。
以上のように、本実施の形態によれば、アプリケーションから包括的なデータの取得が依頼されると、収集部160は、取得が必要な収集データを決定して制御対象装置200からデータを取得し、データの集約をした上で集約結果をアプリケーションへ通知する。このため、既にデータテーブルに保存済みのデータが重複して制御対象装置200から収集されることがなく、制御装置100と制御対象装置200の間のネットワークの負荷を低減することができる。また、複数の制御対象装置200の包括的な制御がアプリケーションから依頼されると、制御部170は、新たな制御の必要性を判定し、新たな制御が必要な場合には、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼との両立可能性を判定する。そして、制御部170は、既に実行中の制御依頼と両立可能な新規制御依頼について、制御時に満たすべき制限を抽出し、制御依頼及び制限を満たす制御内容を決定する。このため、不要な制御が実行されることがないとともに、新たな制御依頼と過去の制御依頼とを両立する制御が実行されるため、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができる。
なお、上記実施の形態1においては、集約部164によって得られた集約結果がメモリ120に記憶されるようにしても良い。そして、過去に受け付けられた取得依頼と同一のプロパティ及び集約ルールを含む取得依頼が受け付けられた場合には、メモリ120に記憶された集約結果が取得依頼発行元のアプリケーションへ通知されるようにしても良い。これにより、不要な集約処理を省略することができ、制御装置100における処理負荷を低減することができる。
ただし、複数の制御対象装置200の数が増減した場合には、メモリ120に記憶された集約結果を無効化するようにしても良い。すなわち、例えば制御対象装置200が増加した場合には、増加した制御対象装置200が有するプロパティに関するデータの集約結果が変化する可能性があるため、この集約結果がメモリ120において無効化又は削除されても良い。同様に、例えば制御対象装置200が減少した場合には、減少した制御対象装置200が有するプロパティに関するデータの集約結果がメモリ120において無効化又は削除されても良い。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、将来発生する可能性が高い制御依頼を推定し、推定された制御依頼を考慮して現在の制御内容を決定する点である。
実施の形態2に係るデバイス制御システムの構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、その説明を省略する。実施の形態2においては、プロセッサ110の機能が実施の形態1とは異なる。図15は、実施の形態2に係るプロセッサ110の機能を示すブロック図である。図15において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、図15においては、収集部160の内部を省略している。図15に示すプロセッサ110は、図2に示すプロセッサ110の制御内容決定部174に代えて、制御推定部401及び制御内容決定部402を有する。
制御推定部401は、制限抽出部173によって制限が抽出された後、制御依頼履歴テーブルを参照して、将来発生する可能性が高い制御依頼を推定する。具体的には、制御推定部401は、新規制御依頼と同じプロパティを指定する制御依頼であって、例えば過去1週間などの所定期間内に受け付けられた制御依頼を制御依頼履歴テーブルから取得する。そして、制御推定部401は、取得された制御依頼から、当日受け付けられた制御依頼を除外し、残った制御依頼の中で最も高い頻度で発生している制御依頼を特定する。こうして特定された制御依頼は、当日中に再度発生する可能性が高いため、制御推定部401は、この制御依頼が将来発生する可能性が高いと推定する。
なお、制御推定部401は、他の方法によって将来発生する可能性が高い制御依頼を推定しても良い。例えば、制御推定部401は、最近の所定数の制御依頼を選択し、制御依頼履歴テーブルにおいて、選択された制御依頼と同じ順番で制御依頼が発生した部分を特定し、特定された部分の次に発生した制御依頼を将来発生する可能性が高い制御依頼と推定しても良い。
制御内容決定部402は、制限抽出部173から通知される制限の下で、新規制御依頼によって指定されるプロパティの値を新規制御依頼に含まれる指定値に変更するための制御内容を決定する。具体的には、制御内容決定部402は、新規制御依頼によって指定されるプロパティを有する制御対象装置200を選択し、選択した制御対象装置200のプロパティの値をどのように変更するか決定する。このとき、制御内容決定部402は、制限抽出部173から通知される制限に基づく条件を満たしつつ、制御推定部401によって将来発生すると推定された制御依頼を考慮して、プロパティの値を変更する制御対象装置200を選択する。そして、制御内容決定部402は、選択した制御対象装置200について、制限に基づく条件を満たす範囲で変更後のプロパティの値を決定する。また、制御内容決定部402は、決定した制御内容を制御履歴テーブルに格納する。
制御内容決定部402は、プロパティの値を変更する制御対象装置200を選択する際に、将来発生する可能性が高いと推定された制御依頼を逸脱しないように、制御対象装置200を選択する。例えば値を20%分減少させる制御対象装置200を選択する際、制御内容決定部402は、将来発生する可能性が高い制御依頼の制御ルールが「MAX」であれば、値を20%分減少させることにより将来の制御依頼も同時に満たすことが可能な制御対象装置200を選択する。
[制御内容決定処理]
次に、制御依頼に応じた制御内容を決定する制御内容決定処理について、図16に示すフロー図を参照しながら説明する。図16において、図11と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。制御内容決定処理は、制御有無判定部172によって新たな制御が必要と判定された場合に、主に制御有無判定部172、制限抽出部173、制御推定部401及び制御内容決定部402によって実行される。
実施の形態1と同様に、データテーブルに記憶されたデータが新規制御依頼を満たしていない場合には、制御有無判定部172によって、新たな制御が必要と判定される。そこで、まず、制御有無判定部172によって、既に制御が実行されている制御依頼が制御依頼履歴テーブルから抽出される(ステップS301)。そして、制御有無判定部172によって、抽出された制御依頼それぞれと新規制御依頼とが互いに矛盾する制御を依頼するものであるか否かが判定される(ステップS302)。
この判定の結果、制御依頼の矛盾がある場合には(ステップS302Yes)、制御有無判定部172によって、新規制御依頼に応じた制御が実行不可能と判断されるため、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。また、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗したという結果が制御依頼履歴テーブルに追記される。
一方、制御依頼の矛盾がない場合には(ステップS302No)、制限抽出部173によって、新規制御依頼と実行中の制御依頼との組み合わせごとに、新規制御依頼に応じた制御を実行する際の制限が抽出される(ステップS303)。
制限抽出部173によって制限が抽出されると、制御推定部401によって、制御依頼履歴テーブルから過去の所定期間の制御依頼が抽出される(ステップS401)。具体的には、例えば過去1週間の制御依頼であって、新規制御依頼と同じプロパティの制御を要求する制御依頼が抽出される。そして、制御推定部401によって、抽出された過去の制御依頼に基づいて、将来発生する可能性が高い制御依頼が推定される(ステップS402)。すなわち、例えば過去の制御依頼のうち、当日既に発生した制御依頼以外の制御依頼であって最も頻度が高い指定値を指定する制御依頼が将来発生する可能性が高い制御依頼と推定される。
制御推定部401による推定結果は、制御内容決定部402へ通知され、制御内容決定部402によって推定結果が用いられることにより、制限を満たしつつ、新規制御依頼に含まれる指定値を達成する制御内容が決定される(ステップS403)。具体的には、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「AVE」又は「SUM」である場合には、制御内容決定部402によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、複数の制御対象装置200の値の平均値又は合計値が指定値となるように、選択された制御対象装置200における値が変更される。同様に、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「ONE」又は「MORE」である場合には、制御内容決定部402によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、選択された制御対象装置200における値が指定値に変更される。また、例えば新規制御依頼に含まれる制御ルールが「MAX」又は「MIN」である場合には、制御内容決定部402によって1つ以上の制御対象装置200が選択され、すべての制御対象装置200の値が指定値以上又は指定値以下となるように、選択された制御対象装置200における値が変更される。
ここで、制御内容決定部402によって値を変更する制御対象装置200が選択される際に、制御推定部401による推定結果が用いられる。すなわち、新規制御依頼に応じて値を変更することにより、将来発生する可能性が高い制御依頼も同時に満たすことが可能なように制御対象装置200が選択される。例えば、新規制御依頼に応じて値を20%分減少させる制御対象装置200が選択される際、推定結果の制御ルールが「MAX」であれば、値を20%分減少させることにより推定された「MAX」の指定値も同時に満たすことが可能な制御対象装置200が選択される。換言すれば、将来発生すると推定された制御依頼を満たし、かつ、将来発生すると推定された制御依頼を逸脱しないように、新規制御依頼に応じた制御の対象となる制御対象装置200が選択される。
なお、制御依頼に含まれる制御ルールによっては、制限抽出部173によって、制御量を相殺するという制限が抽出されることがあるが、制御量の相殺のために値が変更される制御対象装置200も制御推定部401の推定結果に応じて選択されても良い。
このような指針で制御内容決定部402によって制御内容が決定され、適正な制御内容が決定されたか否かが判断される。すなわち、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在したか否かが判断される(ステップS305)。この判断の結果、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在しない場合には(ステップS305No)、新規制御依頼に応じた制御が実行不可能であるため、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。
一方、制御依頼と制限を満たす制御内容が存在し、適正な制御内容が決定された場合は(ステップS305Yes)、制御内容決定部402によって、決定された制御内容が制御履歴テーブルに格納される。制御履歴テーブルに格納された制御内容は、制御指示部175へ通知され、制御指示部175によって、制御内容に応じた制御指示が生成され、制御対象装置200へ送信される(ステップS306)。そして、制御指示部175によって、すべての制御指示に関して制御対象装置200の制御が成功したか否かが判断される(ステップS307)。このとき、例えば制御対象装置200やネットワークの状態によって失敗した制御がある場合には(ステップS307No)、新規制御依頼に応じたすべての制御が元に戻される。そして、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が失敗した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS309)。
一方、すべての制御指示に関して制御が成功した場合には(ステップS307Yes)、結果通知部176によって、新規制御依頼に応じた制御が成功した旨が新規制御依頼発行元のアプリケーションへ通知される(ステップS308)。また、制御が成功した場合には、制御対象装置200の制御内容に応じたプロパティの値が変更されるため、制御指示部175によって、制御指示の送信先の制御対象装置200の識別情報と制御内容とが最新のデータとしてデータテーブルに格納される。
このように、新規制御依頼が受け付けられた場合に、過去の制御依頼履歴から将来発生する可能性が高い制御依頼が推定され、新規制御依頼に応じた制御が実行される際に、将来の制御依頼を満たすような制御内容が決定される。このため、新たな制御依頼と過去の制御依頼とを両立すると同時に、将来発生する可能性がある制御依頼をあらかじめ満たすようにする制御が実行され、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができる。
次に、制御処理の具体例について、図17を参照しながら説明する。図17は、アプリ実行部150によって実行される「アプリ#1」というアプリケーションから制御依頼411が発行された場合の制御処理を説明する図である。
図17に示すように、「アプリ#1」から「輝度」の「AVE」を「60%」にすることを要求する制御依頼411が発行された場合を考える。なお、図17に示す制御依頼履歴においては、制御依頼が受け付けられた日時を省略している。上記の制御依頼411が受け付けられる場合、輝度のプロパティを有する「デバイスA」、「デバイスB」、「デバイスC」及び「デバイスD」の輝度は、データテーブル421に示すようになっており、平均値は65%となっているものとする。また、制御推定部401による推定の結果、「アプリ#2」から「輝度」の「MAX」を「75%」以下にすることを要求する制御依頼412が将来発生する可能性が高いと推定されたものとする。
この場合、制御内容決定部402によって、制御依頼412が考慮されて制御依頼411に応じた制御内容が決定される。すなわち、データテーブル421に示す4つの制御対象装置200の輝度の平均値を65%から60%に変更するために、デバイスA〜Dの輝度の値を合計で20%分減少させる制御内容が決定される。このとき、制御内容決定部402によって制御依頼412が考慮されることにより、デバイスA〜Dのうち制御依頼412を満たしていないデバイスDが選択され、デバイスDの輝度の値を20%分減少させる制御内容が決定される。
これにより、データテーブル422の太枠に示すように、デバイスDの輝度が70%に減少し、デバイスA〜Dの輝度の平均値は60%(=(45%+65%+60%+70%)/4)となって制御依頼411が満たされる。また、将来発生する可能性が高い制御依頼412も同時に満たされており、実際に制御依頼412がアプリケーションから発行された場合には、新たな制御を不要とすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、新規制御依頼が受け付けられた場合に、過去の制御依頼履歴から将来発生する可能性が高い制御依頼が推定され、新規制御依頼に応じた制御が実行される際に、将来の制御依頼を満たすような制御内容が決定される。このため、新たな制御依頼と過去の制御依頼とを両立すると同時に、将来発生する可能性がある制御依頼をあらかじめ満たすようにする制御が実行されるため、効率的に複数のデバイスの包括的な制御を実施することができる。
なお、上記各実施の形態においては、制御指示部175によって制御指示が出された後、データ取得部163によって、制御指示の送信先の制御対象装置200からデータが収集されるようにしても良い。そして、制御履歴テーブルに記憶された制御内容と、データ取得部163によって収集されたデータとが比較され、両者が一致する場合に、制御履歴テーブルに記憶された制御内容に成功の結果が追記されるようにしても良い。また、制御履歴テーブルに記憶された制御内容と、データ取得部163によって収集されたデータとが一致しない場合には、所定時間が経過後にデータ取得部163によって再度データが収集されるようにしても良いし、制御指示部175によって再度制御指示が出されるようにしても良い。
さらに、制御指示が出された後データが収集される前に新たな制御依頼が受け付けられると、データテーブルが最新の状態に更新されておらず、新たな制御依頼が既に満たされているか否かが正確に判定されない。そこで、データテーブルが最新の状態に更新される前に制御対象装置200のデータが要求された場合には、最新のデータの代わりに制御履歴テーブルに記憶された制御内容が取得されるようにしても良い。
また、上記各実施の形態においては、制御有無判定部172によって、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼とが互いに矛盾する制御を依頼するものであるか否かが判定され、矛盾がある場合には新規制御依頼が失敗するものとした。しかし、制御依頼を発行するアプリケーションに優先度を設け、優先度によっては新規制御依頼が成功するようにすることも可能である。すなわち、新規制御依頼と既に実行中の制御依頼とが互いに矛盾する制御を依頼するものである場合、それぞれの制御依頼を発行したアプリケーションの優先度が比較される。そして、新規制御依頼を発行したアプリケーションの優先度の方が高い場合には、例えば制御依頼履歴テーブルにおいて、新規制御依頼と矛盾する実行中の制御依頼の結果が成功から無効に変更される。また、新規制御依頼に応じた制御は、制御依頼の矛盾がない場合と同様に実行され、新規制御依頼の発行元のアプリケーションへ制御依頼が成功した旨の結果が通知されるとともに、実行中であった制御依頼の発行元のアプリケーションへ制御依頼が無効となったことが通知される。これにより、アプリケーションの優先度に応じて柔軟に制御の優先度を設定することができる。
また、上記各実施の形態においては、制御装置100のプロセッサ110がアプリ実行部150を有するものとしたが、アプリ実行部は制御装置100の外部に設けられても良い。すなわち、制御装置100と有線又は無線で接続された1つ又は複数の外部装置によって複数のアプリケーションが実行され、取得依頼又は制御依頼が外部装置から制御装置100に受け付けられるようにしても良い。
なお、上述したデータの集約処理及び制御処理をコンピュータが実行可能なプログラムとして記述することも可能である。この場合、このプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータに導入することも可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えばCD−ROM、DVDディスク、USBメモリなどの可搬型記録媒体や、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリが挙げられる。
110 プロセッサ
120 メモリ
130 通信I/F
150 アプリ実行部
160 収集部
161 取得依頼受付部
162 収集データ決定部
163 データ取得部
164 集約部
165 結果通知部
170 制御部
171 制御依頼受付部
172 制御有無判定部
173 制限抽出部
174、402 制御内容決定部
175 制御指示部
176 結果通知部
401 制御推定部

Claims (10)

  1. 互いに通信可能な制御装置と複数の制御対象装置とを有するデバイス制御システムであって、
    前記制御装置は、
    プロセッサを有し、前記プロセッサは、
    アプリケーションを実行し、
    実行中のアプリケーションから、前記複数の制御対象装置を包括的に制御することを要求する第1の制御依頼を受け付け、
    受け付けた第1の制御依頼と既に実行中の第2の制御依頼とが両立可能であるか否かを判定し、
    第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立可能であると判定された場合に、第1の制御依頼に応じた制御を実行する際の制限を抽出し、
    第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たす制御内容を決定し、
    決定された制御内容を少なくとも1つの制御対象装置に指示する
    処理を実行することを特徴とするデバイス制御システム。
  2. 前記プロセッサは、
    実行されたアプリケーションから、前記複数の制御対象装置の包括的なデータを取得することを要求する取得依頼を受け付け、
    受け付けた取得依頼によってデータ取得対象となる制御対象装置のうち、データ未取得の制御対象装置を特定し、
    特定された制御対象装置から取得依頼によって要求されるデータを取得し、
    取得されたデータを集約し、集約結果を前記アプリケーションへ通知する
    処理をさらに実行することを特徴とする請求項1記載のデバイス制御システム。
  3. 前記プロセッサは、
    前記アプリケーションへ通知された集約結果をメモリに記憶させ、
    前記取得依頼を受け付ける処理において受け付けた取得依頼と同一の取得依頼を他のアプリケーションから受け付けた場合に、前記メモリに記憶された集約結果を前記他のアプリケーションへ通知する
    処理をさらに実行することを特徴とする請求項2記載のデバイス制御システム。
  4. 前記プロセッサは、
    前記複数の制御対象装置が増減した場合に、前記メモリに記憶された集約結果を無効化する処理をさらに実行することを特徴とする請求項3記載のデバイス制御システム。
  5. 前記プロセッサは、
    制御対象装置に制御内容が指示された後、当該制御対象装置からデータを収集し、
    収集されたデータが前記制御対象装置に指示された制御内容と一致するか否かを判定し、
    収集されたデータと指示された制御内容とが一致すると判定された場合に、前記第1の制御依頼が成功したことを前記アプリケーションへ通知する
    処理をさらに実行することを特徴とする請求項1記載のデバイス制御システム。
  6. 前記プロセッサは、
    前記収集する処理が実行される前に前記制御対象装置のデータが要求された場合に、要求されたデータの代わりに当該制御対象装置に指示された制御内容を取得する処理をさらに実行することを特徴とする請求項5記載のデバイス制御システム。
  7. 前記プロセッサは、
    第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立不可能であると判定された場合に、第1の制御依頼を発行した第1のアプリケーションと第2の制御依頼を発行した第2のアプリケーションとの優先度を比較し、
    第1のアプリケーションの優先度が第2のアプリケーションの優先度よりも高い場合に、既に実行中の第2の制御依頼を無効化する
    処理をさらに実行することを特徴とする請求項1記載のデバイス制御システム。
  8. 前記制御内容を決定する処理は、
    過去に受け付けた制御依頼の履歴に基づいて、将来発生する可能性が高い制御依頼を推定し、
    推定された制御依頼に応じて少なくとも1つの制御対象装置を選択し、
    選択された制御対象装置に関する制御内容を第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たすように決定する
    処理を含むことを特徴とする請求項1記載のデバイス制御システム。
  9. 実行中のアプリケーションから、複数の制御対象装置を包括的に制御することを要求する第1の制御依頼を受け付け、
    受け付けた第1の制御依頼と既に実行中の第2の制御依頼とが両立可能であるか否かを判定し、
    第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立可能であると判定された場合に、第1の制御依頼に応じた制御を実行する際の制限を抽出し、
    第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たす制御内容を決定し、
    決定された制御内容を少なくとも1つの制御対象装置に指示する
    処理を有することを特徴とするデバイス制御方法。
  10. コンピュータに、
    実行中のアプリケーションから、複数の制御対象装置を包括的に制御することを要求する第1の制御依頼を受け付け、
    受け付けた第1の制御依頼と既に実行中の第2の制御依頼とが両立可能であるか否かを判定し、
    第1の制御依頼及び第2の制御依頼が両立可能であると判定された場合に、第1の制御依頼に応じた制御を実行する際の制限を抽出し、
    第1の制御依頼、第2の制御依頼及び抽出された制限を満たす制御内容を決定し、
    決定された制御内容を少なくとも1つの制御対象装置に指示する
    処理を実行させることを特徴とするデバイス制御プログラム。
JP2015143290A 2015-07-17 2015-07-17 デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム Pending JP2017027229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143290A JP2017027229A (ja) 2015-07-17 2015-07-17 デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143290A JP2017027229A (ja) 2015-07-17 2015-07-17 デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017027229A true JP2017027229A (ja) 2017-02-02

Family

ID=57949711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015143290A Pending JP2017027229A (ja) 2015-07-17 2015-07-17 デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017027229A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989249B2 (ja) コンピューティングデバイスの無線再接続時間削減
US11496913B2 (en) Load migration method, apparatus, and system
JP2011065645A (ja) マルチコアプロセッサシステム
WO2019012735A1 (ja) Ranスライスにおけるリソース管理装置及びranスライスにおけるリソース管理方法
JP2012079242A (ja) 複合イベント分散装置、複合イベント分散方法および複合イベント分散プログラム
US20180139270A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, information processing program, and information process system
JP2013050847A (ja) ファイル同期方法、ファイル同期サーバ装置及びファイル同期プログラム
US11172018B2 (en) Method and apparatus for controlling traffic
JP2017208660A (ja) 情報処理装置、管理方法及び情報処理プログラム
US11106507B2 (en) Management apparatus, management system, management method, and management program
JP2019082895A (ja) 訪問時刻決定装置
JP5388134B2 (ja) 計算機システム、及び、移動データ決定方法
JP2017027229A (ja) デバイス制御システム、デバイス制御方法及びデバイス制御プログラム
JP6140052B2 (ja) 情報処理システム
JP2017111664A (ja) オートスケールプログラム及びオートスケール方法
JP6163474B2 (ja) ストレージ管理装置、ストレージ管理システム、制御方法及びプログラム
JP5056346B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、仮想サーバの移動処理の制御方法、及び、プログラム
CN110785967B (zh) 管理装置、通信系统、管理方法及存储介质
JP2017102777A (ja) 負荷分散処理サーバ、負荷分散処理方法、及び、システム
CN110569212A (zh) 一种文件部署方法、系统、存储介质和电子设备
JP2012123619A (ja) アプリケーション管理装置、サーバ装置、アプリケーション管理システム、アプリケーション管理方法、および、コンピュータ・プログラム
JP6491995B2 (ja) システム設計支援装置およびシステム設計支援方法
JP7319853B2 (ja) 制御システム、制御装置および制御装置の制御方法
JP7319854B2 (ja) 制御システム、被制御装置および被制御装置の制御方法
JP6934819B2 (ja) 情報処理装置およびサーバ