JP2017026752A - ヘッドアップディスプレイ装置の制御方法 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置の制御方法 Download PDF

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朋宏 三輪
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【課題】背景像32に拘わらず投影像31の視認性を確保することができるヘッドアップディスプレイ装置1の制御方法を提供する。
【解決手段】車内の投影装置2から照射される表示光Dでフロントガラス3に投影像31を表示するヘッドアップディスプレイ装置1の制御方法である。まず、投影像31と、投影像31の背景となる背景像32とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L,a,b)に準拠した明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得する。次に、取得した前記明度指数L,クロマティクネス指数a,bから投影像31と背景像32との色差ΔEを算出する。次に、算出した色差ΔEがΔE≧6となるように、表示光Dを調光する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車内の投影装置から照射される表示光でフロントガラスに投影像を表示するヘッドアップディスプレイ装置の制御方法に関する。
従来から、車両のフロントガラスに向かって、プロジェクタ等の投影装置から表示光を照射して、自車両の速度やカーナビゲーションシステムの情報等を、投影するヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)が用いられている。投影装置から表示光で投影された投影像は、フロントガラスよりも前方で結像される。このため、運転者の視界を大きく移動させることなく、または運転者の焦点を大きく変えることなく、運転者は、その情報を視認することができる。
ここで、図7(a)に示すように、夜間や曇天時等、投影像91の背景となる背景像92が暗い場合には、投影像91の視認性は確保されやすい。しかしながら、図7(b)に示すように、晴天時や明るい雪道の走行時等、背景像92が明るい場合には、運転者による投影像91の視認性が大きく低下することが知られている。
このような点を鑑みて、例えば特許文献1には、投影像の背景となる背景像の輝度または色の少なくとも一方に基づいて、投影像を投影する表示光を調光するヘッドアップディスプレイ装置の制御方法が提案されている。
特開2014−136520号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば、背景像の輝度または色の少なくとも一方に基づいて、投影像を投影する表示光を調光しているが、実際に投影される投影像の色等に加味して表示光を調光してない。このため、背景像と投影像の色および明るさによっては、運転者は投影像を十分に視認することができないことがある。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とすることころは、背景像に拘わらず投影像の視認性を確保することができるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を提供することにある。
前記課題を鑑みて、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置の制御方法は、車内の投影装置から照射される表示光でフロントガラスに向かって投影像を表示するヘッドアップディスプレイ装置の制御方法であって、前記投影像と、該投影像の背景となる背景像とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L,a,b)に準拠した明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得するステップと、取得した前記明度指数L,前記クロマティクネス指数a,bから前記投影像と前記背景像との色差ΔEを算出するステップと、算出した前記色差ΔEがΔE≧6となるように、前記表示光を調光するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、表示光で表示された投影像と、投影像の背景となる背景像の色差ΔEがΔE≧6となるように表示光を調光するので、背景像に拘わらず投影像の視認性を確保することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の模式的概念図であり、(b)は、(a)に示す撮像装置で撮影した画像を示した図である。 本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を説明するためのフロー図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の制御方法における色差ΔEと、目視官能評価結果との相関を確認するための確認試験を説明するための図であり、(b)は、(a)に示すガラスへの映り込みの状態を示した図であり、(c)は、色差ΔEの測定方法を説明するための図である。 図3(a)に示す目視官能評価の評価シートを示した図である。 (a)は、色差ΔEと目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフであり、(b)は、輝度差ΔYと目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフであり、(c)は、明度差ΔLと目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフである。 最大色差ΔEと、目視との相関係数Rとの関係を示したグラフである。 (a)は、夜間や曇天時等の背景像と、その背景像に表示した投影像とを示した図であり、(b)は、晴天時や明るい雪道を走行時等の背景像と、その背景像に表示した投影像とを示した図であり、(c)は、明暗を含む環境下における背景像と、その背景像に表示した投影像とを示した図である。
以下に、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の制御方法について、図1(a),(b)および図2を参照しながら、説明する。
図1(a),(b)に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置1は、車内の投影装置2から照射される表示光Dでフロントガラス3に向かって投影像31を表示する装置である。
ヘッドアップディスプレイ装置1は、車両のフロントガラス3に向かって投影像31を表示する投影装置2と、車内からフロントガラス3を介して車両の前方を撮像する撮像装置6と、を少なくとも備えている。
投影装置2は、投影像31を表示すべく、フロントガラス3に向かって表示光Dを照射する光源22と、撮像装置6からの情報およびナビケーションシステムなどからの情報により、光源22を制御する制御装置21とを備えている。本実施形態でいうヘッドアップディスプレイ装置1の制御方法は、この制御装置21で行われる。
図1(b)に示すように、撮像装置6が撮像する撮像画像30は、投影装置2からの投影像31と、投影像31の背景となる背景像32と、からなる。なお、本実施形態では、模式的に、投影像31を矩形状に表示している。
撮像装置6は、投影像31と、投影像31の背景となる(投影像31から外れた位置の)背景像32とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L,a,b)に準拠した明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得(測定)する。
撮像装置6は、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1と、背景像32の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2とから、これらの色差ΔEを算出する。
具体的には、色差ΔEは、以下の式から算出することができる。
ΔE=[(L1−L2)+(a1−a2+(b1−b21/2
なお、本実施形態では、撮像装置6で色差ΔEを算出したが、この算出を、制御装置21で行ってもよい。
制御装置21は、色差ΔEがΔE≧6となるように、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1を変更すべく、表示光Dを調光する制御信号を、光源22に出力する。光源22は、制御装置21の制御信号に基づいて、調光された表示光Dでフロントガラス3に向かって投影像31を表示する。ここで、表示光Dを調光するとは、表示光Dの発する色および強さを調整することをいう。
以下に、図2を参照しながら、ヘッドアップディスプレイ装置1の制御方法を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置1の制御方法を説明するためのフロー図である。
まず、ステップS21で、制御装置21により、照射される表示光Dの設定を行い、表示光Dをフロントガラス3に向かって照射し、投影像31を表示する。次に、ステップS22では、撮像装置6により、背景像32の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2を取得する。
次に、ステップS23では、撮像装置6により、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1を取得する。
本実施形態では、ステップS22で、1つの撮像装置6から、背景像32を撮像し、これらの明度指数L2、クロマティクネス指数a2,b2を取得した。この他にも、車内に設置されたドライブレコーダまたはレインセンサから得られるフロントガラス越しの画像を用いて、背景像の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2を取得(推定)してもよい。
その他にも、車外に設置されたその他の車載カメラの画像(映像データ)に、フロントガラス3の透過率を加味した補正を行って、背景像32の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2を取得(算出)してもよい。なお、この際には、得られた画像がRGB表色系のRGBで表されている場合、これらの数値をXYZ表色系の三刺激値に変換し、これらの三刺激値に対してフロントガラスの透過率の補正を行う。補正を行った三刺激値を、表色系(L,a,b)に変換し、背景像32の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2を取得することができる。
また、本実施形態では、ステップS23で、撮像装置6で撮像された投影像31から、明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1を直接的に取得した。この他にも、例えば、暗室内において、実車と同じ条件の投影像のXYZ表色系の三刺激値を取得しておき、これらの値に、ステップS22で取得した背景像32の三刺激値を加えて、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1を取得(算出)してもよい。
次に、ステップS24では、撮像装置6により、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1と、背景像32の明度指数L2,クロマティクネス指数a2,b2とから、これらの色差ΔEを算出する。
次に、ステップS25では、制御装置21により、色差ΔEがΔE≧6となっているかを判定する。ここで、ステップS25でNoの判定、すなわち、色差ΔEがΔE<6の場合、ステップS21に戻り、制御装置21により、色差ΔEがΔE≧6となるように、表示光Dを調光する制御信号を、光源22に出力する。この制御信号により、光源22で、表示光Dが調光される。
これにより、光源22は、調光された表示光Dによりフロントガラス3に向かって投影像31を表示し、投影像31の明度指数L1,クロマティクネス指数a1,b1は変更され、投影像31が運転者により視認し易い状態となる。
一方、ステップS25でYesの判定、すなわち、色差ΔEがΔE≧6の場合、投影像31が運転者により視認し易い状態であると判断し、ステップS22に戻る。
このように、本実施形態では、表示光Dで表示された投影像31と、投影像31の背景となる背景像32の色差ΔEがΔE≧6となるように表示光Dを調光するので、背景像32に拘わらず投影像31の視認性を確保することができる。そして、の色差ΔEがΔE≧6がとなる条件を満たせば、表示光Dの光量を制限することができるため、車両の燃費を抑えることも期待できる。
なお、CIE1976表色系に規定される色差ΔE≧6を、CIE2000表色系に規定される色差ΔE00に変換するとΔE00≧6となり、Lh表色系に規定される色差ΔEに変換するとΔE≧6となる。
したがって、本発明でいう、CIE1976表色系において「色差ΔEがΔE≧6となるように、表示光Dを調光する」とは、CIE2000表色系では、「色差ΔE00≧6となるように、表示光Dを調光する」と同等であり、Lh表色系では、「色差ΔE≧6となるように、表示光Dを調光する」と同等である。
上述した実施形態では、撮像装置6は、投影像31と背景像32とに対して、明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得し、これらの色差ΔEが、色差ΔE≧6を満たすように表示光Dを調光した。
しかしながら、例えば、図7(c)に示すように、背景像が異なる2つの背景像92A,92Bである場合には、一方側の背景像92Aでは、投影像91は視認し易いが、他方側の背景像92Bでは、投影像91は視認し易いことがある。
そこで、例えば、撮像画像の投影像31の各画素と、この画素に隣接する背景像32の画素とに対して、明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得して、各隣接する画素同士に対して、色差ΔEが、色差ΔE≧6を満たすように表示光Dを調光してもよい。
(確認試験)
以下の確認試験では、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の制御方法における色差ΔEの適正範囲を確認した。
具体的には、20代〜50代の男女10名の被験者(男性:58歳、56歳、52歳、45歳、40歳、31歳、女性:55歳、36歳、26歳、25歳)により、以下に示す目視官能評価を行って、色差ΔEの適正範囲を確認した。
この確認試験では、一対比較法により、図3(a)に示すように、2枚の映り込みパネル4L,4Rを左右に並べて、後述するガラス3A(フロントガラス相当)への映り込みパネル4L,4Rの映り込み像をヘッドアップディスプレイ装置の投影像に見立てて、目視官能評価を行った。
まず、図3(a)に示すように、車内空間に見立てた第1空間S1と、車外空間に見立てた第2空間S2とを仕切る、ガラス3Aとして、反射率が12.3%,8.7%,8.2%の3種のガラス板を準備した。映り込みパネル4L,4Rとして、明度指数L=50の灰、赤、緑、黄、青の色の5種類のパネルを準備した。
図3(a)に示す背景パネル5Aとして、明度指数L=0の黒のパネル、明度指数L=40の灰、赤、緑、青の色のパネルの5種類のパネルを準備した。光源7Aとして、D65光源を準備した。
次に、以下の表1に示す(1)〜(9)の水準で、ガラス3Aと背景パネル5Aを選択し、図3(a)に示すように、ガラス3A、背景パネル5A、および光源7Aを配置した。各水準に対して、上述した5種類の映り込みパネルから左右区別して総当たりとなるように異なる2枚を選択し、選択した2枚の映り込みパネル4L,4Rを左右に配置した。映り込みパネル4L,4Rとガラス3Aとの角度は、30°である。
Figure 2017026752
ここで、図3(b)に示すように、選択した左右の映り込みパネル4L,4Rがガラス3Aに映り込んだ左右の映り込み像31L、31Rに対して、左右どちらの映り込み像の映り込みがどの程度大きいかを数値化すべく、異なる映り込みパネルの色の組み合わせに対して、図4に示す評価シートを用いて、上述した10人の被験者ごとに目視官能評価を行った。なお、図3(b)に示す背景像32Aは、ガラス3Aを介して背景パネル5Aを見たときの画像であり、図1(b)に示す背景像32に相当する。
たとえば、図4に示す評価シートでは、表1の(1)の水準となるように、ガラス3Aにガラス反射率12.3%のガラス板を用い、背景パネル5Aに黒色のパネルを用いた場合の評価結果を示している。たとえば、図4に示す最上段の場合、左の映り込みパネル(左パネル)4Lに灰色のパネル、右の映り込みパネル(右パネル)4Rに青色のパネルを用いている。
ここで、図4に示す最上段の場合、右パネル(青)に対して左パネル(灰)の映り込みが大きいほど、「−」の大きな値にチェックし、その逆に、左パネル(灰)に対して右パネル(青)の映り込みが大きいほど、「+」の大きな値にチェックする。また、左パネル(灰)と右パネル(青)の映り込みが同じであれば、「0」の値にチェックする。
図4に示す最上段では、「−2」の値にチェックされているので、この被験者は、右パネル(青)に対して左パネル(灰)の映り込みがやや大きいと評価している。このような目視官能評価を、(1)〜(9)のそれぞれの水準ごとに、左右の映り込みパネル4L,4Rのすべての色の組み合わせに対して行った。表2は、図4に示す評価シートの結果を、表にまとめたものであり、被験者(女性:25歳)の表1の(1)の水準における目視官能評価の結果である。
Figure 2017026752
ここで、表2に示すように、各被験者毎に得らえた表の列合計と行合計を算出し、列合計から行合計を減算した値(列合計−行合計)を算出する。各色について(列合計−行合計)の被験者の平均値を算出し、この平均値を10(2×パネル数(5枚))で除算する。これにより、(1)〜(9)の水準ごとに、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値(図5(a)の縦軸の指標)を得ることができる。
次に、図3(c)に示すように、(1)〜(9)の水準ごとに、5種類の映り込みパネルを配置したときのガラスに映り込む映り込み像とその背景像に対して、明度指数L,クロマティクネス指数a,bを測定し、これらの色差ΔEを算出した。(1)〜(9)の水準ごとに、算出した各映り込みパネルに対する色差ΔEのうち、色差ΔEの最大となる最大色差ΔEを表1に示した。
次に、(1)〜(9)の水準ごとに、図5(a)に示すように、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値を縦軸とし、各映り込みパネルの色の種類に応じて測定した色差ΔEを横軸とし、グラフを作成した。
作成したグラフから、一次関数を相関関数として、最小二乗法により、目視官能評価結果の値と色差ΔEとの相関係数Rを算出した。(1)〜(9)の水準における相関係数Rの結果を、表1に示す。また、図5(a)は、色差ΔEと目視官能評価結果との関係の一例を示した図であり、(1)の水準に対応したグラフである。
一方、(1)〜(9)の水準ごとに、5種類の映り込みパネルを配置したときのガラスに映り込む映り込み像と背景像との輝度差ΔYおよび明度差ΔLを算出し、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値を縦軸とし、輝度差ΔYまたは明度差ΔLを横軸とし、グラフを作成した(図5(b)および(c)参照)。
作成したグラフから、一次関数を相関関数として、最小二乗法により、目視官能評価結果の値と輝度差ΔYまたは明度差ΔLとの相関係数Rを算出した。図5(b)は、輝度差ΔYと目視官能評価結果との関係の一例を示した図であり、図5(c)は、明度差ΔLと目視官能評価結果との関係の一例を示した図である。なお、図5(b)および(c)は、(1)〜(9)の水準のうち、相関係数Rが最大となる水準のグラフである。
図5(a)〜(c)を比較すると、目視官能評価結果の値と最も相関性の高いパラメータは、図5(a)に示す色差ΔEである。これは、目視官能評価には、映り込み像と背景像の明るさばかりでなく色の影響も加味されているからである。
そして、図6に示すように、表1から、(1)〜(9)の水準における目視との相関係数Rを縦軸と、最大色差ΔEを横軸として、グラフを作成した。この結果から、最大色差ΔE≧6であれば、目視との相関係数Rの値が大きい。したがって、本実施形態の如く、投影像と背景像との色差ΔEがΔE≧6の条件を満たすように表示光を調光すれば、背景像に拘わらず投影像の視認性を確保することができると考えられる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1:ヘッドアップディスプレイ装置、2:投影装置、3:フロントガラス、6:撮像装置、30:撮像画像、31:投影像、32:背景像

Claims (1)

  1. 車内の投影装置から照射される表示光でフロントガラスに向かって投影像を表示するヘッドアップディスプレイ装置の制御方法であって、
    前記投影像と、該投影像の背景となる背景像とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L,a,b)に準拠した明度指数L,クロマティクネス指数a,bを取得するステップと、
    取得した前記明度指数L,前記クロマティクネス指数a,bから前記投影像と前記背景像との色差ΔEを算出するステップと、
    算出した前記色差ΔEがΔE≧6となるように、前記表示光を調光するステップと、
    を含むことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置の制御方法。
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