JP2017026311A - 信号増幅装置及びセンサー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサーをブリッジ回路に組まなくても済むようにして、ブリッジ回路のオフセットの影響をなくす。【解決手段】磁気センサー装置1は、磁気抵抗効果素子からなる磁気センサー10と、高電圧入力端子2aとそれよりも低い低電圧入力端子2bとの間に磁気抵抗効果型の磁気センサー10と直列接続された固定抵抗器11と、磁気センサー10と固定抵抗器11との接続部12の電圧信号V1から高周波成分を除去するローパスフィルター20と、ローパスフィルター20の出力信号V2と接続部12の電圧信号V1との差分を増幅する差動増幅器30と、を備える。ローパスフィルター20は、固定抵抗器21及びコンデンサ22,23からなるRCローパスフィルターである。【選択図】図1

Description

本発明は、信号増幅装置及びセンサー装置に関し、ブリッジ回路を採用しないことによってブリッジ回路のオフセットの問題を解消する技術に関する。
物理量を測定するためのセンサーには磁気センサー(磁気抵抗効果素子)、温度センサー(測温抵抗素子)、光センサー(フォトレジスタ)及び歪みゲージ等があり、センサーの電気抵抗値は物理量に依存する。例えば、磁気センサーとしての磁気抵抗効果素子は磁界強度の変化によって抵抗値が変化するものである。極めて微小な磁界変動を検出する場合、磁界強度の変化に伴う磁気抵抗素子の抵抗値の変化が極めて小さいので、磁気抵抗効果素子をブリッジ回路に組み込み、磁気抵抗効果素子の抵抗値の変化をブリッジ回路の対角間の電位差に変換して、ブリッジ回路の対角間の電位差を信号として出力し、そのブリッジ回路の出力信号を増幅度の高い差動増幅器によって増幅する(特許文献1〜4参照)。
磁気抵抗効果素子に外部磁界が印加されていない場合の磁気抵抗効果素子の抵抗値にばらつき・誤差があり、ブリッジ回路の出力信号にオフセットが生じる。つまり、磁気抵抗効果素子に外部磁界が印加されていない場合にも、ブリッジ回路が平衡状態とならず、ブリッジ回路の出力信号がゼロとならないことがある。差動増幅回路の増幅度を高く取ると、このオフセットの値も大きくなり、信号増幅のダイナミックレインジを小さくしたり、ひどい場合は差動増幅器の電源電圧範囲を超えるレベルにオフセット電圧が増大したりし、その場合は正常な増幅は行えない。そこで、図11に示す交流増幅型の信号増幅装置又は図12に示す直流増幅型の信号増幅装置が公知公用技術ではないが、考案された。
図11に示すように、磁気抵抗効果素子101及び固定抵抗器102〜104によってブリッジ回路が組まれ、ブリッジ回路の出力信号(点Aと点Bの間の電位差)がカップリングコンデンサ105,106を介して差動増幅器109に入力される。点Aの電圧信号のうち直流成分がカップリングコンデンサ105によって除去され、点Bの電圧信号のうち直流成分がカップリングコンデンサ106によって除去されるので、差動増幅器109の入力信号(両入力端子間の電位差)はブリッジ回路の出力信号に生じるオフセットが解消されたものとなる。つまり交流増幅回路である為、信号の低周波数成分はカットされるが、対象となる信号の低周波成分が不必要な場合は問題とならない。ところが、固定抵抗器102〜104に加えて別の固定抵抗器107,108もあるので、これら固定抵抗器102〜104,107,108の熱雑音に起因して、差動増幅器109の入力信号及び出力信号にノイズが発生し、差動増幅器109の入力信号及び出力信号のSN比が低くなってしまう。また、ブリッジ回路の対角C,Dに供給される電圧にもノイズが含まれており、差動増幅器109の入力端子に供給されるバイアス電圧にもノイズが含まれており、差動増幅器109の入力信号及び出力信号のSN比が低くなってしまう。
図12に示すように、ブリッジ回路を固定抵抗器103及び磁気抵抗効果素子101の直列接続と固定抵抗器102,104の直列接続に分け、これら直列接続に印加する電圧を別々のレベルにすることによって、磁気抵抗効果素子101に外部磁界が作用していない場合の出力信号(点Aと点Bの間の電位差)を強制的にゼロに調整する。そして、その出力信号を差動増幅器110によって増幅し、ノッチフィルタ111によって差動増幅器110の出力信号から所定帯域の成分を除去し、アンプ112によってノッチフィルタ111の出力信号を増幅する。こちらの回路は直流増幅の為、信号帯域を直流分から増幅可能である。ところが、固定抵抗器102〜104の熱雑音に起因して、差動増幅器110の入力信号及び出力信号にノイズが発生してしまう。更に、固定抵抗器103及び磁気抵抗効果素子101の直接回路と固定抵抗器102,104の直列回路に別々の電圧を印加することから、これらの電圧のノイズに起因して、差動増幅器110の入力信号及び出力信号のSN比が低くなってしまう。
一方、検出磁界信号が外部環境磁界と比較して極めて小さい場合、これらは磁気抵抗効果素子101によって等しく検出される事になり、つまり検出信号の方が外部環境磁界ノイズに埋もれてしまっているような状態となる。このような場合、初段の差動増幅器で信号及びノイズが増幅されると、ノイズの振幅が飽和しないよう増幅度が決定されるので、あまり増幅度を高く設定できない。しかし、初段増幅器の増幅度を出来るだけ高く設定する方が総合的なSN比は高くなる。
特に、1/fノイズは周波数が下がるほど大きくなるので、差動増幅器109,110の出力信号のノイズは周波数が下がるほど大きくなる。
特開昭63−172918号公報 特開2011−242273号公報 特開平11−194160号公報 特開2010−136039号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、磁界強度が変化すると抵抗値が変化する磁気センサーのようなセンサー、つまり測定対象たる物理量が変化する抵抗値が変化するセンサーをブリッジ回路に組まなくても済むようにして、ブリッジ回路のオフセットの影響をなくすと共にノイズの影響を低減することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、高電圧部とそれよりも低い低電圧部との間に、物理量の変化により抵抗値が変化するセンサーと直列接続された抵抗器と、前記センサーと前記抵抗器との接続部の電圧信号から高周波成分を除去して、出力するローパスフィルターと、前記ローパスフィルターの出力信号と前記接続部の電圧信号との差分をとって増幅する差動増幅器と、を備えることを特徴とする信号増幅装置である。
請求項2に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号であることを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置である。
請求項3に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号であることを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置である。
請求項4に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続された第一コンデンサと、前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続された第二コンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
ことを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置である。
請求項5に係る発明は、前記第一コンデンサと前記第二コンデンサは容量が等しいことを特徴とする請求項4に記載の信号増幅装置である。
請求項6に係る発明は、物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値と前記固定抵抗器の抵抗値が等しいことを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項7に係る発明は、物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値と前記抵抗器の抵抗値が等しいことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項8に係る発明は、前記高電圧部又は前記低電圧部と前記接続部との間に前記センサーと並列接続された第三コンデンサを更に備えることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項9に係る発明は、前記センサーは磁界強度の変化により抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子であることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項10に係る発明は、請求項1から9の何れか一項に記載の信号増幅装置と、
前記センサーと、を備えることを特徴とするセンサー装置である。
請求項11に係る発明は、高電圧部とそれよりも低い低電圧部との間に直列接続されているともに物理量の変化により抵抗値が変化する複数のセンサーの数を等分する接続部の電圧信号から高周波成分を除去して、出力するローパスフィルターと、前記ローパスフィルターの出力信号と前記接続部の電圧信号との差分をとって増幅する差動増幅器と、を備えることを特徴とする信号増幅装置である。
請求項12に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号であることを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置である。
請求項13に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号であることを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置である。
請求項14に係る発明は、前記ローパスフィルターが、一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続された第一コンデンサと、前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続された第二コンデンサと、を有し、前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号であることを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置である。
請求項15に係る発明は、前記第一コンデンサと前記第二コンデンサは容量が等しいことを特徴とする請求項14に記載の信号増幅装置である。
請求項16に係る発明は、物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値が互いに等しいことを特徴とする請求項11から15の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項17に係る発明は、前記高電圧部と前記接続部との間に、前記センサーのうち前記接続部よりも前記高電圧部側のセンサーと並列接続された第三コンデンサと、前記低電圧部と前記接続部との間に、前記センサーのうち前記接続部よりも前記低電圧部側のセンサーと並列接続された第四コンデンサと、を更に備えることを特徴とする請求項11から15の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項18に係る発明は、前記センサーは磁界強度の変化により抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子であることを特徴とする請求項11から17の何れか一項に記載の信号増幅装置である。
請求項19に係る発明は、前記センサーの数が2であり、これらセンサーの磁気抵抗効果が互いに逆極性であるとともに、互いに近接することを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置である。
請求項20に係る発明は、前記センサーの数が2であり、これらセンサーの磁気抵抗効果が互いに同極性であり、これらセンサーが互いに離間することを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置である。
請求項21に係る発明は、前記センサーの数が4であり、前記センサーのうち前記接続部よりも前記高電圧部側の2つのセンサーが互いに逆極性であるとともに、互いに近接し、前記センサーのうち前記接続部よりも前記低電圧部側の2つのセンサーが互いに逆極性であるとともに、互いに近接し、前記接続部よりも前記高電圧部側の2つのセンサーが前記接続部よりも前記低電圧部側の2つのセンサーから離間することを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置である。
請求項22に係る発明は、請求項11から21の何れか一項に記載の信号増幅装置と、前記センサーと、を備えることを特徴とするセンサー装置である。
本発明によれば、物理量が変化すれば、センサーの抵抗値が変化し、接続部(請求項1〜10に係る発明では、センサーと抵抗器の接続部であり、請求項11〜22に係る発明では、直列接続された複数のセンサーの数を等分する接続部)の電圧も変化する。その接続部の電圧信号の高周波成分がローパスフィルターによって除去されるから、ローパスフィルターの出力信号はその接続部の電圧信号の平均値を表す。そして、そのローパスフィルターの出力信号と接続部の電圧信号の差分が差動増幅器によって増幅されるから、差動増幅器の出力信号は物理量の変化及びセンサーの抵抗値の変化に基づく接続部の電圧の変動分を表す。よって、差動増幅器の出力信号が物理量の変化量を表すものとなり、このセンサー装置によって物理量の変化量を検知することができる。
このようなセンサー装置及び信号増幅装置を採用すれば、センサーをブリッジ回路に組まなくても済む。よって、ブリッジ回路のオフセットの影響をなくすことができる。
また、ブリッジ回路のように多くの抵抗器を用いなくても済み、ブリッジ回路の抵抗器の熱雑音の影響をなくすことができる。よって、この信号増幅装置の出力信号のSN比が向上する。
また、ローパスフィルター及び差動増幅器によってハイパスフィルターが構成され、差動増幅器の出力信号は接続部の電圧信号から低周波ノイズを除去したものとなる。そのため、検出対象の物理量に低周波ノイズが含まれていたり、その物理量がセンサーの抵抗値に変換される際に低周波ノイズが発生したりしても、その低周波ノイズの影響を抑えることができる。特に、周波数が低くなるほど大きくなる1/fノイズの影響を抑制することができる。よって、差動増幅器の出力信号のSN比が高くなる。
また、低周波ノイズの影響を抑えられるので、信号成分がノイズ成分に埋もれることがなく、差動増幅器の増幅度を出来るだけ高く設定して総合的なSN比を高くすることができる。
本発明の第1実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 同実施形態に係る磁気センサーの配置を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 同実施形態に係る磁気センサーの配置を示した斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 本発明の第6実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 同実施形態に係る磁気センサーの配置を示した斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る磁気センサー装置及び信号増幅装置の回路図である。 従来の信号増幅装置の回路図である。 従来の信号増幅装置の回路図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、磁気センサー装置1及びそれに設けられた信号増幅装置2の回路図である。
図1に示すように、磁気センサー装置1は信号増幅装置2及び磁気センサー10を備える。磁気センサー10は物理量としての磁界強度を電気信号に変換するものであり、信号増幅装置2は磁気センサー10によって変換された電気信号を増幅するものである。この信号増幅装置2の高電圧入力端子2aには+Vref〔V〕の高電圧が印加され、信号増幅装置2の低電圧入力端子2bには−Vref〔V〕の低電圧が印加される。
磁気センサー10は磁気抵抗効果素子であり、より具体的にはトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)である。磁気センサー10は磁気抵抗効果を発揮する。つまり、磁気センサー10に印加される外部磁界の強度と磁気センサー10の抵抗値が相関関係にあり、外部の磁界強度が変化すると磁気センサー10の抵抗値が変化する。外部の磁界強度がゼロである場合の磁気センサー10の抵抗値はRs〔Ω〕である。なお、磁気センサー10が巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)であってもよい。
信号増幅装置2は固定抵抗器11、ローパスフィルター20及び差動増幅器30を備える。ローパスフィルター20はRCローパスフィルターである。つまり、ローパスフィルター20は固定抵抗器21、コンデンサ22及びコンデンサ23を有する。ここで、R1〔Ω〕は固定抵抗器21の抵抗値であり、R2〔Ω〕は固定抵抗器11の抵抗値であり、C1〔F〕はコンデンサ22の容量であり、C2〔F〕はコンデンサ23の容量である。
磁気センサー10と固定抵抗器11が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。磁気センサー10と固定抵抗器11の接続部12が固定抵抗器21の一端に接続されている。固定抵抗器21の他端と高電圧入力端子2aの間にコンデンサ22が接続され、固定抵抗器21の他端と低電圧入力端子2bの間にコンデンサ23が接続されている。コンデンサ22とコンデンサ23が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。そのため、磁気センサー10及び固定抵抗器11の直列と、コンデンサ22及びコンデンサ23の直列が、高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に並列接続されている。
磁気センサー10と固定抵抗器11の接続部12がローパスフィルター20の入力端子である。その接続部12が差動増幅器30の反転入力端子に接続されている。コンデンサ22とコンデンサ23の接続部24、つまり固定抵抗器21の他端がローパスフィルター20の出力端子であり、その固定抵抗器21の他端が差動増幅器30の非反転入力端子に接続されている。この差動増幅器30には+Vcc〔V〕,−Vcc〔V〕の電源電圧が供給される。
外部磁界が変化すれば、磁気センサー10の磁気抵抗効果によって磁気センサー10の抵抗値も変化するとともに、接続部12の電圧を表す信号V1(以下、電圧信号V1という)が変動する。ローパスフィルター20は、接続部12の電圧信号V1から高周波成分を除去するとともに電圧信号V1の低周波成分を通過させることで、出力信号V2を出力する。ローパスフィルター20の出力信号V2はコンデンサ22とコンデンサ23の接続部24の電圧を表す電圧信号である。ローパスフィルター20のカットオフ周波数は、固定抵抗器21の抵抗値R1、コンデンサ22の容量C1及びコンデンサ23の容量C2から算出される時定数によって決められる。その時定数が大きくなるにつれて、カットオフ周波数が低減する。そのため、時定数が大きくなるにつれて、出力信号V2が電圧信号V1の平均値に近づく。
差動増幅器30は、接続部12の電圧信号V1とローパスフィルター20の出力信号V2の差分をとって、その差分を増幅して出力する。そのため、差動増幅器30の出力信号Voutは、接続部12の電圧信号V1の高周波成分を増幅したものに相当し、ローパスフィルター20及び差動増幅器30によってハイパスフィルターが構成される。つまり、差動増幅器30の出力信号Voutは、接続部12の電圧を表すのではなく、外部の磁界強度の変化及び磁気センサー10の抵抗値の変化に基づく接続部12の電圧の変動分を表す。よって、差動増幅器30の出力信号Voutが外部の磁界強度の変化量を表すものとなり、この磁気センサー装置1によって磁界強度の変化量を検知することができる。
ローパスフィルター20及び差動増幅器30によってハイパスフィルターが構成されるため、差動増幅器30の出力信号Voutは接続部12の電圧信号V1から低周波ノイズを除去したものとなる。そのため、磁気センサー10に印加される外部磁界に低周波ノイズが含まれていたり、その外部磁界の強度が電圧信号V1に変換される際に低周波ノイズが発生したりしても、その低周波ノイズの影響を抑えることができる。特に、周波数が低くなるほど大きくなる1/fノイズの影響を抑制することができる。よって、差動増幅器30の出力信号VoutのSN比が高くなり、差動増幅器30のゲインを信号成分の増幅に有効利用することができる。また、検出対象物によって発せられる磁界強度の変動が小さくても、その磁界強度の変化量を正確に測定することができる。
コンデンサ22とコンデンサ23はデカップリングコンデンサとしても機能する。つまり、高電圧入力端子2aに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ22によって除去され、低電圧入力端子2bに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ23によって除去される。
この差動増幅器30に入力される信号がカップリングコンデンサを介したものでないので、信号増幅装置2が直流増幅器となる。そのため、必要な低周波数成分を信号増幅装置2の出力信号Voutに含めることができる。つまり、図11に示す回路では、カップリングコンデンサ105,106によって必要な低周波成分が除去されてしまう虞があったのに対して、この信号増幅装置2では、ローパスフィルター20の時定数及びカットオフ周波数を適宜調整することによって必要な低周波成分が除去されることを抑制することができる。
この信号増幅装置2では、磁気センサー10がブリッジ回路に組まれたものではない。そのため、従来問題となっていたブリッジ回路のオフセットの影響がない。
磁気センサー10がブリッジ回路に組まれていないから、抵抗器の数を少なくすることができる。つまり、この信号増幅装置2及び磁気センサー装置1に使用する抵抗器の数は、図11及び図12に示す回路に使用する抵抗器の数よりも少ない。そのため、熱雑音に起因して電圧信号V1、出力信号V2及び出力信号Voutにノイズが発生することを抑えることができる。
この信号増幅装置2の素子数は図12に示す回路の素子数よりも少ない。よって、磁気センサー10から差動増幅器30の出力までの配線を短くとることができ、ノイズの発生を抑えることができる。また、磁気センサー装置1及び信号増幅装置2を小型化にすることができ、磁気センサー装置1をユニット化した場合に磁気センサー装置1を検出対象物に近づけて設置することができる。磁気センサー装置1を検出対象物に近づけて設置すれば、検出対象物によって発せられる磁界強度の変動が小さくても、その変動をこの磁気センサー装置1によって検出しやすくなる。
固定抵抗器11の抵抗値R2が磁気センサー10の抵抗値Rsに等しいことが好ましい。接続部12の電圧信号V1の平均値を高電圧入力端子2aの電圧(+Vref)と低電圧入力端子2bの電圧(−Vref〔V〕)の中間値、つまりゼロ〔V〕にするためである。接続部12の電圧信号V1の平均値が高電圧入力端子2aの電圧(+Vref〔V〕)と低電圧入力端子2bの電圧(−Vref〔V〕)の中間値にすることによって、差動増幅器30の出力信号Voutの変動幅を最大限とることができ、差動増幅器30のリニアリティ(直線性)を高められる。
固定抵抗器11の抵抗値R2が磁気センサー10の抵抗値Rsに等しければ、コンデンサ22の容量C1がコンデンサ22の容量C2に等しいことが好ましい。差動増幅器30による増幅のバランスが良くなるためである。
磁気センサー10の抵抗値Rsが固定抵抗器21の抵抗値R1よりも大きいことが好ましく、磁気センサー10の抵抗値Rsが固定抵抗器21の抵抗値R1の2倍に等しいか、近似することが更に好ましい。これについて以下に説明する。
ローパスフィルター20のカットオフ周波数が固定抵抗器21の抵抗値R1及びコンデンサ22の容量C1によって決定され、ローパスフィルター20及び差動増幅器30からなるハイパスフィルターのカットオフ周波数も固定抵抗器21の抵抗値R1及びコンデンサ22の容量C1によって決定される。そのため、この磁気センサー装置1の出力信号Voutの周波数帯域をできる限り低域まで広くとるためには、コンデンサ22の容量C1が低ければ、固定抵抗器21の抵抗値R1を高くする必要がある。しかし、固定抵抗器21の抵抗値R1を高くすると、固定抵抗器21による熱雑音の影響が大きくなる。また、出力信号Voutの大きさが磁気センサー10の抵抗値Rsと固定抵抗器21の抵抗値R1の比で決定されるため、固定抵抗器21の抵抗値R1を高くすると、出力信号Voutが大きくなる。つまり、磁気センサー10と固定抵抗器11が並列接続された場合の合成抵抗が固定抵抗器21に直列接続され、その合成抵抗に±Vref〔V〕の電圧が印加された構成となるとなるので、出力信号Voutを最大にとるためには、その合成抵抗の抵抗値Rpが固定抵抗器21の抵抗値R1に等しいか、それに近似することが好ましい。上述のように磁気センサー10の抵抗値Rsが固定抵抗器11の抵抗値R2に等しければ、R1≒Rp=1/2×R2=1/2×Rsとなり、Rs≒2×R1が好ましい。
以上のようにRs=R2、Rs≒2×R1であると、コンデンサ22,23の容量C1,C2も必然的に決まってくる。例えばこの磁気センサー装置1を通常の医療用途の磁気センサー装置として使用する場合、磁気センサー10によって検出する磁界強度の変動周波数は1Hz以下をも対象とするため、磁気センサー10の抵抗値Rsが数kΩであると、コンデンサ22の容量C1は1μF以上が必須となる。また、上述したように、差動増幅器30による増幅のバランスを良くするためには、コンデンサ22の容量C1がコンデンサ22の容量C2に等しいことが好ましい。
なお、磁気センサー10と固定抵抗器11を入れ替えて、固定抵抗器11を接続部12と高電圧入力端子2aとの間に接続し、磁気センサー10を接続部12と低電圧入力端子2bとの間に接続してもよい。
〔第2の実施の形態〕
図2は、本発明の第2実施形態に係る磁気センサー装置1A及び信号増幅装置2Aの回路図である。第2実施形態の磁気センサー装置1Aと第1実施形態の磁気センサー装置1との間で互いに対応する部分に同一の符号を付す。第2実施形態の磁気センサー装置1Aと第1実施形態の磁気センサー装置1との間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第2実施形態の磁気センサー装置1Aと第1実施形態の磁気センサー装置1の間で相違する部分について主に説明する。
この信号増幅装置2Aは、固定抵抗器11、ローパスフィルター20(固定抵抗器21及びコンデンサ22,23)及び差動増幅器30に加えて、コンデンサ41,42を備える。コンデンサ41,42が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。つまり、コンデンサ41の一方の電極が高電圧入力端子2aに接続され、コンデンサ41の他方の電極がコンデンサ42の一方の電極に接続され、コンデンサ42の他方の電極が低電圧入力端子2bに接続されている。
コンデンサ41と磁気センサー10が並列され、コンデンサ42と固定抵抗器11が並列されている。つまり、コンデンサ41の一方の電極が磁気センサー10の一方の電極に接続され、コンデンサ41の他方の電極が磁気センサー10と固定抵抗器11の接続部12に接続され、コンデンサ42の一方の電極が磁気センサー10と固定抵抗器11の接続部12に接続され、コンデンサ42の他方の電極が固定抵抗器11の他端に接続されている。
コンデンサ41がデカップリングコンデンサとして機能する。高電圧入力端子2aに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ41によって除去される。また、コンデンサ41と磁気センサー10によってRCローパスフィルターが構成される。従って、接続部12の電圧信号V1は、外部磁界強度の変化に伴う磁気センサー10の抵抗値の変化(磁気信号)から低周波成分を除去したものとなる。つまり、外部の磁気信号が磁気センサー装置1Aに入力される段階で、その磁気信号の低周波成分がコンデンサ41と磁気センサー10からなるRCローパスフィルターによって除去される。コンデンサ41と磁気センサー10からなるRCローパスフィルターのカットオフ周波数及び時定数がコンデンサ41の容量C3と磁気センサー10の抵抗値Rsによって決定される。自然現象或いは医療現場において検出する磁気信号(磁気強度の変動)の周波数は数十Hzから数百Hzであることから、10−4<C3×Rs<10−3と設定することによって、検出しようとする磁気信号の帯域を制限することができる。
ローパスフィルター20及び差動増幅器30からなるハイパスフィルターがコンデンサ41と磁気センサー10からなるRCローパスフィルターの下段に接続されているので、この信号増幅装置2Aはバンドパスフィルターとなる。よって、低周波ノイズのみならず、高周波ノイズの影響も小さくすることができる。
コンデンサ42はデカップリングコンデンサとして機能する。つまり、低電圧入力端子2bに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ42によって除去される。なお、コンデンサ42を設けなくてもよい。
〔第3の実施の形態〕
図3は、本発明の第3実施形態に係る磁気センサー装置1B及び信号増幅装置2Bの回路図である。第3実施形態の磁気センサー装置1Bと第1実施形態の磁気センサー装置1との間で互いに対応する部分に同一の符号を付す。第3実施形態の磁気センサー装置1Bと第1実施形態の磁気センサー装置1との間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第3実施形態の磁気センサー装置1Bと第1実施形態の磁気センサー装置1の間で相違する部分について主に説明する。
図3に示すように、磁気センサー装置1Bは信号増幅装置2B及び磁気センサー10a,10bを備える。
信号増幅装置2Bはローパスフィルター20及び差動増幅器30を備え、ローパスフィルター20は固定抵抗器21、コンデンサ22及びコンデンサ23を有する。つまり、第3実施形態の信号増幅装置2Bと第1実施形態の信号増幅装置2を対比すると、第1実施形態の信号増幅装置2が固定抵抗器11を備えるのに対し、第3実施形態の信号増幅装置2Bは固定抵抗器11を備えない。第1実施形態の固定抵抗器11の代わりに、第3実施形態では磁気センサー10bが設けられている。第3実施形態のローパスフィルター20(固定抵抗器21、コンデンサ22及びコンデンサ23)及び差動増幅器30は、第1実施形態のローパスフィルター20及び差動増幅器30と同様に設けられているので、これらの説明を省略する。
磁気センサー10a,10bは、第1実施形態に係る磁気センサー10と同じものである。
図4は、これら磁気センサー10a,10bの配置を示した斜視図である。図4に示す矢印は磁気センサー10a,10bの磁気抵抗効果の極性の向きを表す。つまり、図4に示す矢印は磁気センサー10a,10bの磁気抵抗効果が最も高く発現する向き(以下、感応の向きという。)を表し、矢印の向きの磁界強度が増加すれば磁気センサー10a,10bの抵抗値が増加する。
図4に示すように、磁気センサー10a,10bが互いに近接するように配置されており、より具体的にはこれら磁気センサー10a,10bは磁気抵抗効果の極性の向きに対して垂直方向に重ねられている。また、これら磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10bの磁気抵抗効果の極性が逆になっている。
図3に示すように、これら磁気センサー10a,10bが高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10bの磁気抵抗効果の極性が逆になるように、これら磁気センサー10a,10bが接続されている。つまり、同一方向の外部磁界がこれらセンサー10a,10bに働いているものとすると、その外部磁界の強度が増加すれば、磁気センサー10a,10bのうちの一方の抵抗値が増加し、他方の抵抗値が減少する。磁気センサー10a,10bに印加される外部の磁界強度がゼロである場合、磁気センサー10a,10bは抵抗値Rsが等しい。また、同一方向及び同一強度の磁界が磁気センサー10a,10bに印加されている場合、磁気センサー10aの抵抗値Rsからの抵抗変化量と磁気センサー10の抵抗値Rsからの抵抗変化量は絶対値が等しい。
この磁気センサー装置1Bでは、直列接続された磁気センサー10a,10bの磁気抵抗効果の極性が逆である。そのため、電圧信号V1が大きく変化する。そして、接続部12の電圧信号V1が差動増幅器30の反転入力端子に入力され、電圧信号V1の低周波成分(ローパスフィルター20の出力信号V2)が差動増幅器30の非反転入力端子に入力される。よって、差動増幅器30の出力信号VoutのSN比が向上する。よって、この磁気センサー装置1Bはノイズの影響が小さいものとなる。
具体的には、第1実施形態の磁気センサー10に印加される磁界強度の変化量が第3実施形態の磁気センサー10a,10bに印加される磁界強度の変化量と等しいものとしたら、第3実施形態の電圧信号V1の変化量は第1実施形態の電圧信号V1の変化量の2倍であり、第3実施形態の出力信号VoutのSN比は第1実施形態の出力信号VoutのSN比よりも3dB高い。
〔第4の実施の形態〕
図5は、本発明の第4実施形態に係る磁気センサー装置1C及び信号増幅装置2Cの回路図である。図6は、この磁気センサー装置1Cに設けられる磁気センサー10a,10bの斜視図である。第4実施形態の磁気センサー装置1Cと第3実施形態の磁気センサー装置1Bとの間で互いに対応する部分に同一の符号を付す。第4実施形態の磁気センサー装置1Cと第3実施形態の磁気センサー装置1Bとの間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第4実施形態の磁気センサー装置1Cと第3実施形態の磁気センサー装置1Bの間で相違する部分について主に説明する。
図6に示す矢印は磁気センサー10a,10bの感応の向きを表し、矢印の向きの磁界強度が増加すれば磁気センサー10a,10bの抵抗値が増加する。磁気センサー10aが磁気センサー10bから所定距離Lだけ離れて配置されている。また、これら磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10bの磁気抵抗効果の極性が同じ向きになり、その極性の向きに沿って磁気センサー10a,10bが離れている。
図5に示すように、磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10bの磁気抵抗効果の極性が同じ向きになるように、これら磁気センサー10a,10bが高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。つまり、同一方向の外部磁界がこれらセンサー10a,10bに働いているものとすると、その外部磁界の強度が増加すれば、どちらの磁気センサー10a,10bの抵抗値も増加するか、減少する。磁気センサー10a,10bに印加される外部の磁界強度がゼロである場合、磁気センサー10a,10bは抵抗値Rsが等しい。また、同一方向及び同一強度の磁界が磁気センサー10a,10bに印加されている場合、磁気センサー10aの抵抗値Rsからの抵抗変化量と磁気センサー10の抵抗値Rsからの抵抗変化量は絶対値が等しい。
図6に示すように、遠方からの外部の磁界が磁気センサー10a,10bに印加されると、磁気センサー10a,10bの抵抗値の変化は同程度である。しかし、近い被検出体によって発せられた外部の磁界が磁気センサー10a,10bに印加されると、磁気センサー10a,10bのうち被検出体に近い方の抵抗値の変化量が被検出体から遠い方の抵抗値の変化量よりも大きくなる。磁気センサー10aと磁気センサー10bの接続部12の電圧信号V1は、磁気センサー10a,10bのうち被検出体に近い方の抵抗値の変化量と被検出体から遠い方の抵抗値の変化量との差分として表れる。よって、この磁気センサー装置1C及び信号増幅装置2Cでは、遠方の外部磁界の強度が出力信号Voutに影響されず、近場の外部磁界の信号を出力信号Voutとして検出することができる。
〔第5の実施の形態〕
図7は、本発明の第5実施形態に係る磁気センサー装置1D及び信号増幅装置2Dの回路図である。第5実施形態の磁気センサー装置1Dと第3実施形態の磁気センサー装置1Bとの間で互いに対応する部分に同一の符号を付す。第5実施形態の磁気センサー装置1Dと第3実施形態の磁気センサー装置1Bとの間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第5実施形態の磁気センサー装置1Dと第3実施形態の磁気センサー装置1Bの間で相違する部分について主に説明する。
この信号増幅装置2Dはローパスフィルター20(固定抵抗器21及びコンデンサ22,23)及び差動増幅器30に加えて、コンデンサ41,42を備える。コンデンサ41,42が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。つまり、コンデンサ41の一方の電極が高電圧入力端子2aに接続され、コンデンサ41の他方の電極がコンデンサ42の一方の電極に接続され、コンデンサ42の他方の電極が低電圧入力端子2bに接続されている。
コンデンサ41と磁気センサー10aが並列され、コンデンサ42と磁気センサー10bが並列されている。つまり、コンデンサ41の一方の電極が磁気センサー10aの一方の電極に接続され、コンデンサ41の他方の電極が磁気センサー10aと磁気センサー10bの接続部12(つまり、磁気センサー10aの他方の電極及び磁気センサー10bの一方の電極)に接続され、コンデンサ42の一方の電極が接続部12に接続され、コンデンサ42の他方の電極が磁気センサー10bの他方の電極に接続されている。
コンデンサ41,42がデカップリングコンデンサとして機能する。高電圧入力端子2aに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ41によって除去され、低電圧入力端子2bに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ42によって除去される。
コンデンサ41と磁気センサー10aによってRCローパスフィルターが構成され、コンデンサ42と磁気センサー10bによってRCローパスフィルターが構成される。従って、接続部12の電圧信号V1は、外部磁界強度の変化に伴う磁気センサー10a,10bの抵抗値の変化(磁気信号)から低周波成分を除去したものとなる。つまり、外部の磁気信号が磁気センサー装置1Dに入力される段階で、その磁気信号の低周波成分がコンデンサ41と磁気センサー10aからなるRCローパスフィルターと、コンデンサ42と磁気センサー10bからなるRCローパスフィルターとによって除去される。コンデンサ41と磁気センサー10aからなるRCローパスフィルターのカットオフ周波数及び時定数がコンデンサ41の容量C3と磁気センサー10aの抵抗値Rsによって決定される。自然現象或いは医療現場において検出する磁気信号(磁気強度の変動)の周波数は数十Hzから数百Hzであることから、10−4<C3×Rs<10−3と設定することによって、検出しようとする磁気信号の帯域を制限することができる。コンデンサ41,42の容量C3,C4が等しいことが好ましく、10−4<C4×Rs<10−3と設定することが好ましい。
なお、磁気センサー装置1D及び信号増幅装置2Dと同様に、図5に示す磁気センサー装置1C及び信号増幅装置2Cの場合にも、コンデンサ41,42が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続され、コンデンサ41とコンデンサ42の接続部が接続部12に接続されてもよい。
〔第6の実施の形態〕
図8は、本発明の第6実施形態に係る磁気センサー装置1E及び信号増幅装置2Eの回路図である。図9は、この磁気センサー装置1Eに設けられる磁気センサー10a,10b,10c,10dの斜視図である。第6実施形態の磁気センサー装置1Eと第3実施形態の磁気センサー装置1Bとの間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第6実施形態の磁気センサー装置1Eと第3実施形態の磁気センサー装置1Bの間で相違する部分について主に説明する。
この磁気センサー装置1Eは信号増幅装置2E及び磁気センサー10a,10bに加えて、磁気センサー10c,10dを備える。磁気センサー10c,10dは、第1実施形態に係る磁気センサー10と同じものである。そして、磁気センサー10a,10b,10c,10dが高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。つまり、磁気センサー10cの一方の電極が高電圧入力端子2aに接続され、磁気センサー10cの他方の電極が磁気センサー10aの一方の電極に接続され、磁気センサー10aの他方の電極が磁気センサー10bの一方の電極に接続され、磁気センサー10bの他方の電極が磁気センサー10dの一方の電極に接続され、磁気センサー10dの他方の電極が低電圧入力端子2bに接続されている。そして、磁気センサー10aと磁気センサー10bの接続部12が固定抵抗器21に接続されているとともに、差動増幅器30の反転入力端子に接続されている。なお、第6実施形態の信号増幅装置2Eと第3実施形態の信号増幅装置2Bは同様に構成されている。
図9に示す矢印は磁気センサー10a,10b,10c,10dの感応の向きを表し、矢印の向きの磁界強度が増加すれば磁気センサー10a,10b,10c,10bの抵抗値が増加する。磁気センサー10a,10cが互いに近接するように配置されており、より具体的にはこれら磁気センサー10a,10cは磁気抵抗効果の極性の向きに対して垂直方向に重ねられている。また、これら磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10cの磁気抵抗効果の極性が逆になっている。磁気センサー10bと磁気センサー10dについても同様である。
磁気センサー10aと磁気センサー10cの組みは、磁気センサー10bと磁気センサー10cの組みから所定距離Lだけ離れて配置されている。また、磁気センサー10aの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10dの磁気抵抗効果の極性が同じ向きになり、磁気センサー10bの磁気抵抗効果の極性と磁気センサー10cの磁気抵抗効果の極性が同じ向きになり、磁気センサー10aと磁気センサー10cの組みがこれらの極性の向きに沿って磁気センサー10bと磁気センサー10cの組みから離れている。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、差動増幅器30の出力信号VoutのSN比が向上する。更に、第4実施形態と同様に、遠方の外部磁界の強度が出力信号Voutに影響されず、近場の外部磁界の信号を出力信号Voutとして検出することができる。
〔第7の実施の形態〕
図10は、本発明の第7実施形態に係る磁気センサー装置1F及び信号増幅装置2Fの回路図である。第7実施形態の磁気センサー装置1Fと第6実施形態の磁気センサー装置1Eとの間で互いに対応する部分が一致して同一に設けられている場合には、それらの説明を可能な限り省略する。以下では、第7実施形態の磁気センサー装置1Fと第6実施形態の磁気センサー装置1Eの間で相違する部分について主に説明する。
この信号増幅装置2Fはローパスフィルター20(固定抵抗器21及びコンデンサ22,23)及び差動増幅器30に加えて、コンデンサ41,42を備える。コンデンサ41,42が高電圧入力端子2aと低電圧入力端子2bとの間に直列接続されている。つまり、コンデンサ41の一方の電極が高電圧入力端子2aに接続され、コンデンサ41の他方の電極がコンデンサ42の一方の電極に接続され、コンデンサ42の他方の電極が低電圧入力端子2bに接続されている。そして、コンデンサ41とコンデンサ42の接続部が、磁気センサー10aと磁気センサー10bの接続部12に接続されている。
コンデンサ41,42がデカップリングコンデンサとして機能する。高電圧入力端子2aに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ41によって除去され、低電圧入力端子2bに印加される電圧に含まれるノイズがコンデンサ42によって除去される。
コンデンサ41と磁気センサー10a,10cによってRCローパスフィルターが構成され、コンデンサ42と磁気センサー10b,10dによってRCローパスフィルターが構成される。従って、接続部12の電圧信号V1は、外部磁界強度の変化に伴う磁気センサー10a,10b,10c,10dの抵抗値の変化(磁気信号)から低周波成分を除去したものとなる。つまり、外部の磁気信号が磁気センサー装置1Fに入力される段階で、その磁気信号の低周波成分がコンデンサ41と磁気センサー10a,10cからなるRCローパスフィルターと、コンデンサ42と磁気センサー10b,10dからなるRCローパスフィルターとによって除去される。コンデンサ41と磁気センサー10a,10cからなるRCローパスフィルターのカットオフ周波数及び時定数がコンデンサ41の容量C3と磁気センサー10a,10cの抵抗値Rsによって決定される。自然現象或いは医療現場において検出する磁気信号(磁気強度の変動)の周波数は数十Hzから数百Hzであることから、10−4<C3×2×Rs<10−3と設定することによって、検出しようとする磁気信号の帯域を制限することができる。コンデンサ41,42の容量C3,C4が等しいことが好ましく、10−4<C4×2×Rs<10−3と設定することが好ましい。
〔変形例〕
本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限るものではなく、上述の実施形態から変更してもよい。以下の変形例の組み合わせが可能であれば、それらを組み合わせて適用してもよい。
上述の各実施形態の磁気センサー10,10a,10b,10c,10dは磁界強度の変化によって抵抗値が変化するものであった。磁気センサー10,10a,10b,10c,10dを、物理量の変化によって抵抗値が変化する他の種類のセンサー(例えば、温度センサー、光センサー、歪みゲージ等)に変更してもよい。
温度センサーは、その温度センサーの温度変化の変化によって抵抗値が変化する測温抵抗素子である。光センサーは、その光センサーに入射される光の強度の変化によって抵抗値が変化するフォトレジスタである。歪みゲージは、その歪みゲージが貼り付けられたサンプルの歪みの変化によって抵抗値が変化するものである。
2a 高電圧入力端子(高電圧部)
2b 低電圧入力端子(低電圧部)
10,10a,10b,10c,10d 磁気センサー
11 固定抵抗器(抵抗器)
12 接続部
20 ローパスフィルター
21 固定抵抗器
22 コンデンサ(第一コンデンサ)
23 コンデンサ(第二コンデンサ)
30 差動増幅器
41 コンデンサ(第三コンデンサ)
42 コンデンサ(第四コンデンサ)

Claims (22)

  1. 高電圧部とそれよりも低い低電圧部との間に、物理量の変化により抵抗値が変化するセンサーと直列接続された抵抗器と、
    前記センサーと前記抵抗器との接続部の電圧信号から高周波成分を除去して、出力するローパスフィルターと、
    前記ローパスフィルターの出力信号と前記接続部の電圧信号との差分をとって増幅する差動増幅器と、を備える、
    ことを特徴とする信号増幅装置。
  2. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置。
  3. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置。
  4. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続された第一コンデンサと、
    前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続された第二コンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置。
  5. 前記第一コンデンサと前記第二コンデンサは容量が等しい、
    ことを特徴とする請求項4に記載の信号増幅装置。
  6. 物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値が前記抵抗器の抵抗値に等しい、
    ことを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  7. 物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値が前記固定抵抗器の抵抗値よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  8. 前記高電圧部又は前記低電圧部と前記接続部との間に前記センサーと並列接続された第三コンデンサを更に備える、
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  9. 前記センサーは磁界強度の変化により抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子である、
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  10. 請求項1から9の何れか一項に記載の信号増幅装置と、
    前記センサーと、を備える、
    ことを特徴とするセンサー装置。
  11. 高電圧部とそれよりも低い低電圧部との間に直列接続されているともに物理量の変化により抵抗値が変化する複数のセンサーの数を等分する接続部の電圧信号から高周波成分を除去して、出力するローパスフィルターと、
    前記ローパスフィルターの出力信号と前記接続部の電圧信号との差分をとって増幅する差動増幅器と、を備える、
    ことを特徴とする信号増幅装置。
  12. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置。
  13. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続されたコンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置。
  14. 前記ローパスフィルターが、
    一端が前記接続部に接続された固定抵抗器と、
    前記固定抵抗器の他端と前記高電圧部との間に接続された第一コンデンサと、
    前記固定抵抗器の他端と前記低電圧部との間に接続された第二コンデンサと、を有し、
    前記固定抵抗器の他端の電圧信号が前記ローパスフィルターの出力信号である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の信号増幅装置。
  15. 前記第一コンデンサと前記第二コンデンサは容量が等しい、
    ことを特徴とする請求項14に記載の信号増幅装置。
  16. 物理量がゼロである場合における前記センサーの抵抗値が互いに等しい、
    ことを特徴とする請求項11から15の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  17. 前記高電圧部と前記接続部との間に、前記センサーのうち前記接続部よりも前記高電圧部側のセンサーと並列接続された第三コンデンサと、
    前記低電圧部と前記接続部との間に、前記センサーのうち前記接続部よりも前記低電圧部側のセンサーと並列接続された第四コンデンサと、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項11から15の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  18. 前記センサーは磁界強度の変化により抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子である、
    ことを特徴とする請求項11から17の何れか一項に記載の信号増幅装置。
  19. 前記センサーの数が2であり、これらセンサーの磁気抵抗効果が互いに逆極性であるとともに、互いに近接する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置。
  20. 前記センサーの数が2であり、これらセンサーの磁気抵抗効果が互いに同極性であり、これらセンサーが互いに離間する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置。
  21. 前記センサーの数が4であり、
    前記センサーのうち前記接続部よりも前記高電圧部側の2つのセンサーが互いに逆極性であるとともに、互いに近接し、
    前記センサーのうち前記接続部よりも前記低電圧部側の2つのセンサーが互いに逆極性であるとともに、互いに近接し、
    前記接続部よりも前記高電圧部側の2つのセンサーが前記接続部よりも前記低電圧部側の2つのセンサーから離間する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の信号増幅装置。
  22. 請求項11から21の何れか一項に記載の信号増幅装置と、
    前記センサーと、を備える、
    ことを特徴とするセンサー装置。
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