JP2017024843A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の水濡れを抑制することができる画像形成装置を提供することである。【解決手段】実施形態の画像形成装置は、定着部と、搬送ローラとを持つ。定着部は、加熱部の熱と加圧部の加圧とによって、前記加熱部と前記加圧部との間のニップを通る記録媒体に画像を定着させる。搬送ローラは、記録媒体の搬送方向において、前記定着部の下流側に設けられる。搬送ローラは、定着後の前記記録媒体を最初に搬送する。前記搬送ローラは、軸部と、大径部と、小径部とを備える。軸部は、金属で形成される。大径部は、前記軸部よりも大きい外径を有する。大径部は、複数設けられる。小径部は、前記軸部よりも大きく且つ前記大径部よりも小さい外径を有する。小径部は、複数設けられる。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
従来、Multi Function Peripheral(以下「MFP」という。)及びプリンタ等の画像形成装置がある。画像形成装置は、定着装置を備える。定着装置は、熱定着によって、トナー像を記録媒体であるシートに定着する。定着装置は、定着部材及びプレスローラを備える。例えば、定着部材は、ヒートローラ又は定着ベルト等の筒状の部材とする。定着部材とプレスローラとの間には、ニップが形成される。MFPは、トナー像が形成されたシートを、定着温度に達した定着部材と、プレスローラとの間のニップに通す。シートの搬送方向において、定着装置の下流側には、シートを搬送する搬送ローラが設けられる。例えば、シートがニップで加熱される際に生じる水蒸気によって、搬送ローラに結露が生じることがある。搬送ローラに結露が生じると、シートを搬送する際にシートが水濡れしてしまう可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、記録媒体の水濡れを抑制することができる画像形成装置を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、定着部と、搬送ローラとを持つ。定着部は、加熱部の熱と加圧部の加圧とによって、前記加熱部と前記加圧部との間のニップを通る記録媒体に画像を定着させる。搬送ローラは、記録媒体の搬送方向において、前記定着部の下流側に設けられる。搬送ローラは、定着後の前記記録媒体を最初に搬送する。前記搬送ローラは、軸部と、大径部と、小径部とを備える。軸部は、金属で形成される。大径部は、前記軸部よりも大きい外径を有する。大径部は、複数設けられる。小径部は、前記軸部よりも大きく且つ前記大径部よりも小さい外径を有する。小径部は、複数設けられる。
以下、実施形態の画像形成装置を、図面を参照して説明する。尚、各図において、同一構成については同一の符号を付す。
図1は、実施形態に係る画像形成装置10の側面図である。以下、画像形成装置10の一例として、MFP10を挙げて説明する。
図1に示すように、MFP10は、スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14を備える。スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14は、それぞれ制御部を備える。MFP10は、各制御部を統括する制御部であるシステム制御部100を備える。本体部14は、給紙カセット部16及びプリンタ部18等を備える。
図1に示すように、MFP10は、スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14を備える。スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14は、それぞれ制御部を備える。MFP10は、各制御部を統括する制御部であるシステム制御部100を備える。本体部14は、給紙カセット部16及びプリンタ部18等を備える。
スキャナ12は、原稿画像を読み取る。コントロールパネル13は、入力キー13aと、表示部13bとを備える。例えば、入力キー13aは、ユーザによる入力を受け付ける。例えば、表示部13bは、タッチパネル式である。表示部13bは、ユーザによる入力を受け付け、ユーザへの表示を行う。
給紙カセット部16は、給紙カセット16aと、ピックアップローラ16bとを備える。給紙カセット16aは、記録媒体であるシートPを収納する。ピックアップローラ16bは、給紙カセット16aからシートPを取り出す。
給紙カセット16aは、未使用のシートPを給紙する。給紙トレイ17は、ピックアップローラ17aによって未使用のシートPを給紙する。
給紙カセット16aは、未使用のシートPを給紙する。給紙トレイ17は、ピックアップローラ17aによって未使用のシートPを給紙する。
プリンタ部18は、画像形成する。例えば、プリンタ部18は、スキャナ12によって読み取られた原稿画像の画像形成を行う。プリンタ部18は、中間転写ベルト21を備える。プリンタ部18は、バックアップローラ40、従動ローラ41及びテンションローラ42で中間転写ベルト21を支持する。バックアップローラ40は、駆動部(不図示)を備える。プリンタ部18は、中間転写ベルト21を矢印m方向に回転する。
プリンタ部18は、4組の画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kを備える。各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、各々Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の画像形成用とされる。画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、中間転写ベルト21の下側で、中間転写ベルト21の回転方向に沿って並列に配置される。
プリンタ部18は、各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kの上方に、各カートリッジ23Y、23M、23C及び23Kを備える。各カートリッジ23Y、23M、23C及び23Kは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の補給用のトナーを各々収納する。
以下、各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kのうち、Y(イエロー)の画像形成ステーション22Yを例に挙げて説明する。尚、画像形成ステーション22M、22C及び22Kについては、画像形成ステーション22Yと同様の構成を備えるため、詳細な説明を省略する。
画像形成ステーション22Yは、帯電チャージャ26、露光走査ヘッド27、現像装置28及び感光体クリーナ29を備える。帯電チャージャ26、露光走査ヘッド27、現像装置28及び感光体クリーナ29は、矢印n方向に回転する感光体ドラム24の周囲に配置される。
画像形成ステーション22Yは、1次転写ローラ30を備える。1次転写ローラ30は、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム24と対向する。
画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24を帯電チャージャ26で帯電後、露光走査ヘッド27によって露光する。画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24上に静電潜像を形成する。現像装置28は、トナーとキャリアとにより形成される二成分の現像剤を用い、感光体ドラム24上の静電潜像を現像する。
画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24を帯電チャージャ26で帯電後、露光走査ヘッド27によって露光する。画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24上に静電潜像を形成する。現像装置28は、トナーとキャリアとにより形成される二成分の現像剤を用い、感光体ドラム24上の静電潜像を現像する。
1次転写ローラ30は、感光体ドラム24に形成されるトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、1次転写ローラ30によって、中間転写ベルト21上にカラートナー像を形成する。カラートナー像は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)のトナー像を順次重ねて形成される。感光体クリーナ29は、感光体ドラム24に残留するトナーを1次転写後に除去する。
プリンタ部18は、2次転写ローラ32を備える。2次転写ローラ32は、中間転写ベルト21を介してバックアップローラ40と対向する。2次転写ローラ32は、シートPに、中間転写ベルト21上のカラートナー像を一括して2次転写する。シートPは、搬送路33に沿って給紙カセット部16又は手差し給紙トレイ17から給紙される。
プリンタ部18は、中間転写ベルト21を介して従動ローラ41と対向するベルトクリーナ43を備える。ベルトクリーナ43は、中間転写ベルト21に残留するトナーを2次転写後に除去する。尚、画像形成部は、中間転写ベルト21と、4組の画像形成ステーション(22Y、22M、22C及び22K)と、2次転写ローラ32とを含む。
プリンタ部18は、搬送路33に沿って、レジストローラ33a、定着装置34(定着部)、搬送ローラ60及び排紙ローラ36を備える。プリンタ部18は、定着装置34の下流に、ガイド部材80、搬送ローラ60、分岐部70及び反転搬送部38を備える。
ガイド部材80は、定着後のシートPを搬送ローラ60に向けて案内する。
搬送ローラ60は、ガイド部材80から案内されるシートPを、分岐部70に送る。
分岐部70は、搬送ローラ60から送られるシートPを、排紙部20又は反転搬送部38に送る。両面プリントの場合、反転搬送部38は、分岐部70から送られるシートPを、レジストローラ33aの方向に反転して搬送する。MFP10は、プリンタ部18で、シートPに定着トナー画像を形成して、排紙部20に排紙する。
尚、MFP10は、タンデム現像方式に限らないし、現像装置28の数も限定されない。又、MFP10は、感光体ドラム24からシートPにトナー像を直接転写してもよい。
搬送ローラ60は、ガイド部材80から案内されるシートPを、分岐部70に送る。
分岐部70は、搬送ローラ60から送られるシートPを、排紙部20又は反転搬送部38に送る。両面プリントの場合、反転搬送部38は、分岐部70から送られるシートPを、レジストローラ33aの方向に反転して搬送する。MFP10は、プリンタ部18で、シートPに定着トナー画像を形成して、排紙部20に排紙する。
尚、MFP10は、タンデム現像方式に限らないし、現像装置28の数も限定されない。又、MFP10は、感光体ドラム24からシートPにトナー像を直接転写してもよい。
上述の通り、シートPは、給紙カセット部16から排紙部20へと搬送される。
以下、シートPの搬送方向v(図2参照)において、給紙カセット部16側を「上流側」とする。又、シートPの搬送方向v(図2参照)において、排紙部20側を「下流側」とする。
以下、シートPの搬送方向v(図2参照)において、給紙カセット部16側を「上流側」とする。又、シートPの搬送方向v(図2参照)において、排紙部20側を「下流側」とする。
以下、画像形成装置10の要部について説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置10の要部の側面図である。
先ず、定着装置34について説明する。
図2に示すように、定着装置34は、ヒートローラ50(加熱部)及びプレスローラ51(加圧部)を備える。定着装置34は、ヒートローラ50の熱と、プレスローラ51の加圧とによって、トナー像をシートPに定着する。ヒートローラ50は、円筒状をなす。ヒートローラ50は、金属製のローラを有する。ヒートローラ50は、加熱部としてランプ(不図示)を備える。ランプは、ヒートローラ50の内部に配置される。ランプは、ヒートローラ50を加熱する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置10の要部の側面図である。
先ず、定着装置34について説明する。
図2に示すように、定着装置34は、ヒートローラ50(加熱部)及びプレスローラ51(加圧部)を備える。定着装置34は、ヒートローラ50の熱と、プレスローラ51の加圧とによって、トナー像をシートPに定着する。ヒートローラ50は、円筒状をなす。ヒートローラ50は、金属製のローラを有する。ヒートローラ50は、加熱部としてランプ(不図示)を備える。ランプは、ヒートローラ50の内部に配置される。ランプは、ヒートローラ50を加熱する。
例えば、ヒートローラ50は、肉厚0.8mm程度のアルミニウム製のローラの外周面に、フッ素樹脂等の樹脂層を有する。ヒートローラ50は、プレスローラ51に従動して、矢印u方向に回転する。尚、ヒートローラ50は、プレスローラ51に独立して、矢印u方向に回転してもよい。
プレスローラ51は、ヒートローラ50を加圧する加圧部である。プレスローラ51は、切替機構(図示略)によってヒートローラ50を加圧する。プレスローラ51は、モータ(図示略)により矢印q方向に回転する。例えば、プレスローラ51は、鉄製のローラの外周面に、シリコンゴム等の弾性層を有する。ヒートローラ50は、プレスローラ51と対向する。ヒートローラ50とプレスローラ51との間には、ニップ54が形成される。シートPは、搬送路33に沿って、ヒートローラ50とプレスローラ51との間のニップ54を通る。シートPの搬送方向vにおいて、定着装置34の下流側には、搬送ローラ60が設けられる。搬送ローラ60は、ヒートローラ50の下流側且つ排紙部20の上流側に配置される。搬送ローラ60は、定着後のシートPを最初に搬送する。
次に、搬送ローラ60について説明する。
図3は、実施形態に係る搬送ローラ60の斜視図である。
図3に示すように、搬送ローラ60は、軸部61と、大径部62と、小径部63とを備える。
図3は、実施形態に係る搬送ローラ60の斜視図である。
図3に示すように、搬送ローラ60は、軸部61と、大径部62と、小径部63とを備える。
軸部61は、シートPの搬送方向v(図2参照)と直交する方向に延びる円柱状をなす。軸部61は、搬送ローラ60の回転軸線CLを形成する。例えば、軸部61は、鉄(Fe)等の金属で形成される。
尚、図中符号CPは軸部61の径方向中心を示す。又、図中符号CLは軸部61の軸線を示す。以下、軸線CLに沿う方向を「軸線方向」、軸線CLと直交する方向を「径方向」、軸線CL回りに周回する方向を「周方向」という。ここで、軸線は、搬送ローラ60の回転軸線に相当する。
尚、図中符号CPは軸部61の径方向中心を示す。又、図中符号CLは軸部61の軸線を示す。以下、軸線CLに沿う方向を「軸線方向」、軸線CLと直交する方向を「径方向」、軸線CL回りに周回する方向を「周方向」という。ここで、軸線は、搬送ローラ60の回転軸線に相当する。
大径部62及び小径部63は、軸部61と異なる部材で形成される。大径部62及び小径部63は、軸部61に固定される。軸部61の両端部は、支持部材(不図示)に回転自在に支持される。軸部61は、周方向に回転自在とされる。大径部62及び小径部63は、軸部61と共に一体に回転自在とされる。
大径部62は、軸線方向において軸部61に部分的に設けられる。大径部62は、軸部61よりも大きい外径を有する円筒状をなす。大径部62は、搬送ローラ60においてシートPと当接する部分である。例えば、大径部62の外径は、8mm程度とする。大径部62は、軸線方向に間隔を空けて複数配置される。例えば本実施形態では、軸線方向に間隔を空けて8個の大径部62が配置される。各大径部62は、略同じ大きさを有する。
例えば、大径部62は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素樹脂で形成される。
尚、フッ素樹脂として、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフロオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)等を用いてもよい。
尚、フッ素樹脂として、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフロオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)等を用いてもよい。
小径部63は、軸線方向において軸部61のうち大径部62を避ける部分に設けられる。小径部63は、軸部61よりも大きく且つ大径部62よりも小さい外径を有する円筒状をなす。小径部63は、大径部62と比較して、シートPと当接する頻度が低い。例えば、小径部63の外径は、7.5mm程度とする。
尚、小径部63の外径は、大径部62の外径よりも3mm程度まで小さくてもよい。即ち、大径部62の外径をXmm程度としたとき、小径部63の外径は、(X−3)mm以上且つXmm未満としてもよい。
尚、小径部63の外径は、大径部62の外径よりも3mm程度まで小さくてもよい。即ち、大径部62の外径をXmm程度としたとき、小径部63の外径は、(X−3)mm以上且つXmm未満としてもよい。
小径部63と大径部62とは、軸線方向に交互に配置される。小径部63は、軸線方向において大径部62を介して複数ずつ並ぶ。例えば本実施形態では、小径部63は、軸線方向の一方側(図3の紙面左下側)から他方側(図3の紙面右上側)に向けて、1個の大径部62を介して、3個、4個、2個、2個、3個、2個、2個、4個、3個ずつ並ぶ。小径部63は、合計25個配置される。各小径部63は、略同じ大きさを有する。
大径部62と小径部63とは、異なる材料で形成される。例えば、小径部63は、ポリアセタール(POM)で形成される。
尚、小径部63は、他のプラスチック(合成樹脂)で形成されてもよい。例えば、プラスチックとして、塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エービーエス樹脂(ABS)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いてもよい。
尚、小径部63は、他のプラスチック(合成樹脂)で形成されてもよい。例えば、プラスチックとして、塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エービーエス樹脂(ABS)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いてもよい。
大径部62と小径部63とは、軸部61を覆う。ここで、「覆う」とは、軸線方向において、複数ずつ並ぶ小径部63の間、及び大径部62と小径部63との間に、シートPが軸部61に接触しない程度の隙間が生じることを許容する。
上述の通り、搬送ローラ60は定着後のシートPを最初に搬送するため、シートPが発する水蒸気を浴びやすい。又、軸部61は金属で形成されるため、軸部61がプラスチックで形成される場合と比較して、結露しやすい。しかし、実施形態によれば、結露しやすい軸部61が大径部62と小径部63とで覆われるため、シートPが水濡れしにくくなる。
図4は、図2を矢視IVから見た図である。
図4に示すように、軸線方向において、大径部62の幅w1は、小径部63の幅w2よりも小さい(w1<w2)。軸線方向において、大径部62の幅w1は、大径部62の配置間隔よりも小さい。ここで、「幅w1」は、軸線方向における大径部62の長さを意味する。「幅w2」は、軸線方向における小径部63の長さを意味する。
上述の通り、大径部62の配置数(8個)は、小径部63の配置数(25個)よりも少ない。軸線方向において、複数の大径部62の総幅(w1×8)は、複数の小径部63の総幅(w2×25)よりも小さい。
図4に示すように、軸線方向において、大径部62の幅w1は、小径部63の幅w2よりも小さい(w1<w2)。軸線方向において、大径部62の幅w1は、大径部62の配置間隔よりも小さい。ここで、「幅w1」は、軸線方向における大径部62の長さを意味する。「幅w2」は、軸線方向における小径部63の長さを意味する。
上述の通り、大径部62の配置数(8個)は、小径部63の配置数(25個)よりも少ない。軸線方向において、複数の大径部62の総幅(w1×8)は、複数の小径部63の総幅(w2×25)よりも小さい。
次に、ガイド部材80について説明する。
図1に示すように、ガイド部材80は、シートPの搬送方向vにおいて、定着装置34のニップ54の下流側で且つ搬送ローラ60の上流側に設けられる。ガイド部材80は、シートPの搬送方向vにおいて、定着装置34及び搬送ローラ60に近接する。定着後のシートPは、ガイド部材80によって、搬送ローラ60に向けて案内される。
図1に示すように、ガイド部材80は、シートPの搬送方向vにおいて、定着装置34のニップ54の下流側で且つ搬送ローラ60の上流側に設けられる。ガイド部材80は、シートPの搬送方向vにおいて、定着装置34及び搬送ローラ60に近接する。定着後のシートPは、ガイド部材80によって、搬送ローラ60に向けて案内される。
図4に示すように、ガイド部材80は、ガイド部材本体81と、複数のガイド板82と、複数のリブ83とを備える。各ガイド板82及び各リブ83は、軸線方向と平行な方向においてガイド部材本体81に部分的に設けられる。
ガイド部材本体81は、軸線方向と平行な方向に延びると共に、軸線方向から見て(図2の側面視で)搬送方向vに対し傾斜する板状をなす。図2に示すように、ガイド部材本体81は、搬送ローラ60から離反する。ガイド部材本体81において定着装置34の側の部分には、搬送路33の側に突出する凸部81aが形成される。図4に示すように、凸部81aは、軸線方向と平行な方向に延びる。
尚、図中符号81hは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する楕円形状の開口部を示す。又、図中符号81iは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する矩形状の開口部を示す。又、図中符号81kは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する円形状の開口部を示す。
尚、図中符号81hは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する楕円形状の開口部を示す。又、図中符号81iは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する矩形状の開口部を示す。又、図中符号81kは、ガイド部材本体81を厚み方向に開口する円形状の開口部を示す。
ガイド板82は、軸線方向と直交する方向に直線状に延びると共に、軸線方向と平行な方向に厚みを有する板状をなす。軸線方向から見て(図2の側面視で)、ガイド板82は、三角形状をなす。軸線方向から見て(図2の側面視で)、ガイド板82において搬送ローラ60に臨む頂部には、凹部82aが形成される。軸線方向から見て(図2の側面視で)、凹部82aは、搬送ローラ60の大径部62の外周に沿う円弧状をなす。
図4に示すように、リブ83は、軸線方向と直交する方向に直線状に延びると共に、軸線方向と平行な方向に厚みを有する板状をなす。軸線方向と直交する方向において、リブ83は、ガイド板82よりも短い。リブ83は、ガイド部材本体81の凸部81aと開口部81hとの間をわたす。
各ガイド板82は、ガイド部材本体81が延びる方向に間隔を空けて複数配置される。各ガイド板82は、定着後のシートPを搬送ローラ60に向けて案内するための案内部として機能する。又、各ガイド板82は、ガイド部材本体81を補強するためのリブとしても機能する。
軸線方向と直交する方向において、各ガイド板82は、略同じ長さを有する。各ガイド板82の凹部82aと搬送ローラ60の軸部61との間の距離は、略同じとされる。
軸線方向と直交する方向において、各凹部82aは、大径部62又は小径部63と対向する。
軸線方向と直交する方向において、各凹部82aは、大径部62又は小径部63と対向する。
次に、分岐部70について説明する。
図1に示すように、分岐部70は、シートPの搬送方向vにおいて、搬送ローラ60よりも下流側に配置される。分岐部70は、シートPの搬送方向vにおいて、搬送ローラ60に近接する。ここで、分岐部70は、請求項に記載の「搬送ガイド」に相当する。
図1に示すように、分岐部70は、シートPの搬送方向vにおいて、搬送ローラ60よりも下流側に配置される。分岐部70は、シートPの搬送方向vにおいて、搬送ローラ60に近接する。ここで、分岐部70は、請求項に記載の「搬送ガイド」に相当する。
図2に示すように、分岐部70は、矢印e方向に揺動可能とされる。図1に示すように、分岐部70が一方側(図2の破線位置)に揺動したとき、搬送ローラ60から送られるシートPは、排紙部20に向けて送られる。一方、分岐部70が他方側(図2の実線位置)に揺動したとき、搬送ローラ60から送られるシートPは、反転搬送部38に向けて送られる。
図4に示すように、分岐部70は、分岐部本体71と、3種のガイド板72,73,74(第一ガイド板72、第二ガイド板73及び第三ガイド板74)とを備える。各ガイド板72,73,74は、軸線方向と平行な方向において分岐部本体71に部分的に設けられる。
分岐部本体71は、軸線方向と平行な方向に延びると共に、軸線方向から見て(図2の側面視で)屈曲する形状をなす。分岐部本体71は、搬送ローラ60から離反する。
尚、図中符号71hは、分岐部本体71において搬送ローラ60とは反対側の部分に形成される複数の切欠きを示す。又、図中符号71jは、分岐部本体71を支持部材(不図示)に取り付けるための取付ボスを示す。
尚、図中符号71hは、分岐部本体71において搬送ローラ60とは反対側の部分に形成される複数の切欠きを示す。又、図中符号71jは、分岐部本体71を支持部材(不図示)に取り付けるための取付ボスを示す。
第一ガイド板72は、軸線方向と直交する方向に直線状に延びると共に、軸線方向と平行な方向に厚みを有する板状をなす。第一ガイド板72は、搬送ローラ60に向けて突出する突出部72aを備える。突出部72aは、第一ガイド板72のうち分岐部本体71よりも搬送ローラ60の側に突出する部分である。
第二ガイド板73は、軸線方向と直交する方向に直線状に延びると共に、軸線方向と平行な方向に厚みを有する板状をなす。軸線方向と直交する方向において、第二ガイド板73は、第一ガイド板72よりも短い。第二ガイド板73は、搬送ローラ60に向けて突出する突出部73aを備える。突出部73aは、第二ガイド板73のうち分岐部本体71よりも搬送ローラ60の側に突出する部分である。
第三ガイド板74は、軸線方向と直交する方向にクランク状に延びると共に、軸線方向と平行な方向に厚みを有する板状をなす。軸線方向と直交する方向において、第三ガイド板74は、第一ガイド板72と略同じ長さを有する。第三ガイド板74は、搬送ローラ60に向けて突出する突出部74aを備える。突出部74aは、第三ガイド板74のうち分岐部本体71よりも搬送ローラ60の側に突出する部分である。
各ガイド板72,73,74は、分岐部本体71が延びる方向に間隔を空けて複数配置される。各ガイド板72,73,74は、搬送ローラ60から送られるシートPを、排紙部20又は反転搬送部38(図1参照)に案内するための案内部として機能する。又、各ガイド板72,73,74は、分岐部本体71を補強するためのリブとしても機能する。
各ガイド板72,73,74の配置は、シートPのサイズに合わせて設定される。例えば、各ガイド板72,73,74は、シートPの幅よりも5mm〜6mmよりも幅方向内側に配置される。ここで、「シートPの幅」は、搬送方向v(図2参照)と直交する方向におけるシートPの長さを意味する。「幅方向内側」は、シートPの幅方向においてシートPの内側を意味する。
軸線方向と直交する方向において、各ガイド板72,73,74の突出部72a,73a,74aは、略同じ長さを有する。各突出部72a,73a,74aの突出端と搬送ローラ60の軸部61との間の距離は、略同じとされる。
軸線方向において、大径部62は、各突出部72a,73a,74aを避ける。言い換えると、軸線方向と直交する方向において、大径部62は、各突出部72a,73a,74aと対向しない。一方、軸線方向と直交する方向において、小径部63は、各突出部72a,73a,74aと対向する。
ところで、シートPがニップ54で加熱される際に生じる水蒸気によって、搬送ローラに結露が生じることがある。搬送ローラに結露が生じると、シートPを搬送する際にシートPが水濡れしてしまう可能性がある。
特に、搬送ローラ60においてシートPと当接する部分(以下「シート当接部」という。)を鉄等の金属で形成した場合には、結露の発生が顕著となる。又、シート当接部を金属で形成した場合には、シート当接部自身が過度に熱くなることによって、シート当接部がシートPに貼り付き易くなり、シートPの搬送不良が生じ易くなる。又、シート当接部がシートPに貼り付くと、シート当接部とシートPとの擦れによって、画像スジ及び光沢ムラが生じ易くなる。又、シート当接部を金属で形成した場合には、シート当接部が過度に冷えることによって、シートの熱が急激に奪われ、光沢ムラが生じ易くなる。
一方、結露の発生、シートPの搬送不良、画像スジ及び光沢ムラを抑えるため、シート当接部を、金属よりも熱容量の小さいシリコンスポンジで形成することも考えらえる。しかし、シリコンスポンジは非常に高価であるため、シート当接部をシリコンスポンジで形成すると、高コストとなってしまう。
特に、搬送ローラ60においてシートPと当接する部分(以下「シート当接部」という。)を鉄等の金属で形成した場合には、結露の発生が顕著となる。又、シート当接部を金属で形成した場合には、シート当接部自身が過度に熱くなることによって、シート当接部がシートPに貼り付き易くなり、シートPの搬送不良が生じ易くなる。又、シート当接部がシートPに貼り付くと、シート当接部とシートPとの擦れによって、画像スジ及び光沢ムラが生じ易くなる。又、シート当接部を金属で形成した場合には、シート当接部が過度に冷えることによって、シートの熱が急激に奪われ、光沢ムラが生じ易くなる。
一方、結露の発生、シートPの搬送不良、画像スジ及び光沢ムラを抑えるため、シート当接部を、金属よりも熱容量の小さいシリコンスポンジで形成することも考えらえる。しかし、シリコンスポンジは非常に高価であるため、シート当接部をシリコンスポンジで形成すると、高コストとなってしまう。
実施形態によれば、大径部62が軸線方向に部分的に設けられることによって、シートPの幅全体に接触する長さを有するローラ(通しローラ)を設ける場合と比較して、搬送ローラ60とシートPとの接触面積を小さくすることができる。搬送ローラ60とシートPとの接触面積を小さくすることによって、搬送ローラ60が結露してもシートPが水濡れしにくくなる。従って、シートPの水濡れを抑制することができる。
又、搬送ローラ60が小径部63を備えることによって、径方向における小径部63と大径部62との間隔を小さくできるため、小径部63を備えていない場合と比較して、搬送中のシートPの波打ちを小さくすることができる。従って、紙詰まり等のシートPの搬送不良を抑制することができる。
又、小径部63の外径を大径部62の外径よりも3mm程度まで小さくすることによって、小径部63の外径を大径部62の外径よりも3mmを超える大きさまで小さくする場合と比較して、搬送中のシートPの波打ちを効果的に抑えることができる。
又、大径部62が軸線方向に間隔を空けて複数配置されることによって、シート当接部が軸線方向に分散するため、大径部62が軸線方向において部分的に集中して配置される場合と比較して、搬送中のシートPのうねりを抑制することができる。従って、シートPの搬送不良を抑制することができる。
又、軸線方向において、大径部62の幅w1は、小径部63の幅w2よりも小さい(w1<w2)。大径部62の幅w1を小径部63の幅w2よりも小さくすることによって、大径部62の幅w1を小径部63の幅w2と同等以上とする場合と比較して、搬送ローラ60とシートPとの接触面積を小さくすることができる。従って、シートPの水濡れを効果的に抑制することができる。
又、軸部61が周方向に回転自在とされることによって、固定式のガイドリブを設ける場合と比較して、ガイドリブとシートとの擦れによる画像スジ及び光沢ムラは問題とならない。
又、軸部61は金属で形成されるため、軸部61がプラスチックで形成される場合と比較して、高い剛性を有する。従って、シートPの搬送性を向上することができる。
又、搬送ローラ60が小径部63を備えることによって、径方向における小径部63と大径部62との間隔を小さくできるため、小径部63を備えていない場合と比較して、搬送中のシートPの波打ちを小さくすることができる。従って、紙詰まり等のシートPの搬送不良を抑制することができる。
又、小径部63の外径を大径部62の外径よりも3mm程度まで小さくすることによって、小径部63の外径を大径部62の外径よりも3mmを超える大きさまで小さくする場合と比較して、搬送中のシートPの波打ちを効果的に抑えることができる。
又、大径部62が軸線方向に間隔を空けて複数配置されることによって、シート当接部が軸線方向に分散するため、大径部62が軸線方向において部分的に集中して配置される場合と比較して、搬送中のシートPのうねりを抑制することができる。従って、シートPの搬送不良を抑制することができる。
又、軸線方向において、大径部62の幅w1は、小径部63の幅w2よりも小さい(w1<w2)。大径部62の幅w1を小径部63の幅w2よりも小さくすることによって、大径部62の幅w1を小径部63の幅w2と同等以上とする場合と比較して、搬送ローラ60とシートPとの接触面積を小さくすることができる。従って、シートPの水濡れを効果的に抑制することができる。
又、軸部61が周方向に回転自在とされることによって、固定式のガイドリブを設ける場合と比較して、ガイドリブとシートとの擦れによる画像スジ及び光沢ムラは問題とならない。
又、軸部61は金属で形成されるため、軸部61がプラスチックで形成される場合と比較して、高い剛性を有する。従って、シートPの搬送性を向上することができる。
又、軸部61を金属で形成しても、結露しやすい軸部61が大径部62と小径部63とで覆われるため、シートPが水濡れしにくくなる。
又、大径部62がフッ素樹脂で形成されることで、大径部62を金属で形成する場合と比較して、結露の発生を抑えることができる。従って、シートPの水濡れを抑制することができる。
又、大径部62を金属で形成する場合と比較して、シート当接部が過度に熱くなることを抑制できるため、シート当接部がシートPに貼り付くことを抑えることができる。従って、シートPの搬送不良、画像スジ及び光沢ムラを抑制することができる。
又、大径部62を金属で形成する場合と比較して、シート当接部が過度に冷えることを抑制できるため、シートPの熱が急激に奪われることを抑えることができる。従って、光沢ムラを抑制することができる。
又、フッ素樹脂はシリコンスポンジよりも安価であるため、シート当接部をシリコンスポンジで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、大径部62を金属で形成する場合と比較して、シート当接部が過度に熱くなることを抑制できるため、シート当接部がシートPに貼り付くことを抑えることができる。従って、シートPの搬送不良、画像スジ及び光沢ムラを抑制することができる。
又、大径部62を金属で形成する場合と比較して、シート当接部が過度に冷えることを抑制できるため、シートPの熱が急激に奪われることを抑えることができる。従って、光沢ムラを抑制することができる。
又、フッ素樹脂はシリコンスポンジよりも安価であるため、シート当接部をシリコンスポンジで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、大径部62と小径部63とは異なる材料で形成されることで、大径部62と小径部63とを同じ材料で形成する場合と比較して、搬送ローラ60の設計自由度を向上することができる。例えば、大径部62はシート当接部としての機能を有するため、大径部62を定着トナー画像に付着しにくい材料で形成することができる。一方、小径部63はシートPの波打ち抑制部としての機能を有するため、大径部62の形成材料よりも安価な材料で形成することができる。
又、大径部62がETFEで形成されると共に、小径部63がPOMで形成されることで、以下の効果を奏する。ETFEはPOMよりも定着トナー画像に付着しにくいため、大径部62をPOMで形成する場合と比較して、画像スジを抑制することができる。又、POMはETFEよりも安価であるため、大径部62及び小径部63をETFEで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、大径部62がETFEで形成されると共に、小径部63がPOMで形成されることで、以下の効果を奏する。ETFEはPOMよりも定着トナー画像に付着しにくいため、大径部62をPOMで形成する場合と比較して、画像スジを抑制することができる。又、POMはETFEよりも安価であるため、大径部62及び小径部63をETFEで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、軸線方向において大径部62が各突出部72a,73a,74aを避けることで、大径部62と各突出部72a,73a,74aとの接触を回避することができる。又、軸線方向において大径部62が各突出部72a,73a,74aを避けることで、搬送ローラ60(小径部63)と各突出部72a,73a,74aとを近接させることができる。搬送ローラ60(小径部63)と各突出部72a,73a,74aとを近接させることによって、搬送中のシートPの撓みを小さくすることができる。従って、シートPの搬送不良を抑制することができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の画像形成装置によれば、搬送ローラ60が結露してもシートPが水濡れしにくくなるため、シートPの水濡れを抑制することができる。
以下、変形例について説明する。
例えば、定着部材として、定着ベルトを備えてもよい。定着ベルトは、導電層を備える。定着ベルトの導電層を電磁誘導加熱方式(以下「IH方式」という。)により加熱することによって、誘導電流により導電層を発熱する。従って、IH方式において、シートPの水濡れを抑制することができる。
例えば、定着部材として、定着ベルトを備えてもよい。定着ベルトは、導電層を備える。定着ベルトの導電層を電磁誘導加熱方式(以下「IH方式」という。)により加熱することによって、誘導電流により導電層を発熱する。従って、IH方式において、シートPの水濡れを抑制することができる。
又、大径部62及び小径部63は、軸部61と共に一体に回転自在とされることに限らない。例えば、大径部62及び小径部63は、軸部61とは別個に独立して回転自在とされてもよい。
又、大径部62及び小径部63は、軸部61と異なる部材で形成されることに限らない。例えば、大径部62及び小径部63は、軸部61と同一の部材で一体に形成されてもよい。例えば、金属製又は樹脂線の円柱部材を削り出すことによって、軸部61、大径部62及び小径部63を一体的に形成してもよい。
又、大径部62は、フッ素樹脂で形成されることに限らない。例えば、大径部62は、POMで形成されてもよい。POMはシリコンスポンジよりも安価であるため、シート当接部をシリコンスポンジで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、大径部62と小径部63とは、同じ材料で形成されてもよい。大径部62と小径部63とを異なる材料で形成する場合と比較して、材料の管理がし易くなる。例えば、大径部62及び小径部63がPOMで形成されることで、POMはETFEよりも安価であるため、大径部62及び小径部63をETFEで形成する場合と比較して、低コストとすることができる。
又、定着後のシートPを最初に搬送する搬送ローラ60において、結露しやすい軸部61が大径部61と小径部62とで覆われることに限らない。例えば、シートPが発する水蒸気によって結露しやすいローラにおいて、結露しやすい軸部61が大径部61と小径部62とで覆われてもよい。ここで、定着後のシートPを最初から2番目に搬送するローラを「第2搬送ローラ」とする。シートPが発生する水蒸気によっては、定着後のシートPを最初に搬送する搬送ローラ60に加え、第2搬送ローラも結露することがある。従って、第2搬送ローラも結露する場合には、第2搬送ローラにおいて、結露しやすい軸部61が大径部61と小径部62とで覆われてもよい。即ち、少なくとも定着後のシートPを最初に搬送する搬送ローラ60において、結露しやすい軸部61が大径部61と小径部62とで覆われていればよい。
上述した実施形態における画像形成装置の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…MFP(画像形成装置)、34…定着装置(定着部)、50…ヒートローラ(加熱部)、51…プレスローラ(加圧部)、54…ニップ、60…搬送ローラ、61…軸部、62…大径部、63…小径部、70…分岐部(搬送ガイド)、72a,73a,74a…突出部、v…搬送方向、P…シート(記録媒体)
Claims (5)
- 加熱部の熱と加圧部の加圧とによって、前記加熱部と前記加圧部との間のニップを通る記録媒体に画像を定着させる定着部と、
前記記録媒体の搬送方向において、前記定着部の下流側に設けられ、定着後の前記記録媒体を最初に搬送する搬送ローラとを備え、
前記搬送ローラは、
金属で形成される軸部と、
前記軸部よりも大きい外径を有する複数の大径部と、
前記軸部よりも大きく且つ前記大径部よりも小さい外径を有する複数の小径部とを備える
画像形成装置。 - 前記大径部と前記小径部とは、前記軸部を覆う
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記大径部は、フッ素樹脂で形成される
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記大径部は、ポリアセタールで形成される
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記ニップの下流側且つ前記搬送ローラの上流側に設けられ、前記搬送ローラに近接する搬送ガイドを更に備え、
前記搬送ガイドは、前記搬送ローラに向けて突出する複数の突出部を備え、
前記軸部の軸線方向において、前記大径部は、前記突出部を避ける
請求項1から4までの何れか一項に記載の画像形成装置。
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