JP2017024062A - 溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開先形状が変化した場合でも溶接の自動化が可能な溶接装置を提供する。
【解決手段】開先5内にアークを発生させる溶接トーチ42と、該溶接トーチに溶接ワイヤを供給するワイヤ供給部と、前記溶接トーチを溶接線に沿って走行させる走行駆動部19と、前記溶接トーチをウィービングさせるウィービング駆動部43,44と、前記開先内の断面形状を計測するセンサ24と、前記断面形状に対応して設定された複数のパスパターンが格納された記憶部52と、前記センサが検出した前記断面形状から前記複数のパスパターンのうちの1つを選択し、選択されたパスパターンに基づき溶接を実行させる制御部49とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動で多層盛り溶接を行う溶接装置に関するものである。
従来、多層盛り溶接、例えば被溶接物の横向きの開先に対して自動で多層盛り溶接を行う際には、予め開先の形状を設計データ等により求め、得られた形状を記憶し、記憶した開先形状を基に溶接条件を作成して溶接条件データベースとして保存し、溶接条件データベースを基に溶接を行っていた(ティーチングプレイバック方式)。
尚、特許文献1には、溶接トーチに隣接して開先部の断面形状を測定する一対の光センサが設けられ、該光センサにより測定された断面形状のうち一番深い位置を選択し、一番深い位置を溶接線方向に連結したラインに沿ってビードを形成する構成が開示されている。
特開平6−277843号公報
然し乍ら、溶融金属が凝固することで開先が収縮し形状が変形する場合があり、溶接変形によりデータから得られる狙い位置と実際の狙い位置とでズレが生じた場合には、作業者が手動で狙い位置を補正する必要があった。
本発明は斯かる実情に鑑み、開先形状が変化した場合でも溶接の自動化が可能な溶接装置を提供するものである。
本発明は、開先内にアークを発生させる溶接トーチと、該溶接トーチに溶接ワイヤを供給するワイヤ供給部と、前記溶接トーチを溶接線に沿って走行させる走行駆動部と、前記溶接トーチをウィービングさせるウィービング駆動部と、前記開先内の断面形状を計測するセンサと、前記断面形状に対応して設定された複数のパスパターンが格納された記憶部と、前記センサが検出した前記断面形状から前記複数のパスパターンのうちの1つを選択し、選択されたパスパターンに基づき溶接を実行させる制御部とを具備する溶接装置に係るものである。
又本発明は、前記制御部は、前記センサにより計測された前記開先内の断面形状データを基に単一ビードの上端及び下端を検出し、該単一ビードの上端又は下端を基準として前記溶接トーチの狙い位置を決定する様構成された溶接装置に係るものである。
又本発明は、前記記憶部には最新パスの単一ビード上端と前記開先との間の残り幅に関する第1の閾値と、前記最新パスの単一ビード上端の層厚に関する第2の閾値が格納され、前記制御部は、前記センサにより計測された前記断面形状データを基に実行される溶接が最下段のパスであるかを判断すると共に、前記残り幅と前記第1の閾値を比較し、前記層厚と前記第2の閾値を比較し、パスパターンを選択する様構成された溶接装置に係るものである。
又本発明は、前記記憶部には、下端パス、中間パス、上端パスの3つのパスパターンが格納され、前記制御部は、実行される溶接が最下段のパスである場合には前記下端パスを選択し、前記残り幅が前記第1の閾値よりも大きい場合には前記中間パスを選択し、前記残り幅が前記第1の閾値以下である場合には前記上端パスを選択する様構成された溶接装置に係るものである。
又本発明は、前記記憶部には、パスパターンとして追加パスが更に格納され、前記制御部は、前記上端パスが実行された後に前記層厚と前記第2の閾値とを比較し、前記層厚が前記第2の閾値以下である場合に前記追加パスを選択する様構成された溶接装置に係るものである。
更に又本発明は、前記溶接トーチと前記センサは、それぞれ独立して昇降可能、進退可能、回転可能に構成された溶接装置に係るものである。
本発明によれば、溶接変形により前記開先が変形し、前記溶接トーチの狙い位置やビードの必要溶着量が変化した場合であっても、別途補正処理を行うことなく溶接の自動化を可能とするという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る溶接装置の正面図である。 本発明の実施例に係る溶接装置の斜視図である。 開先内でのビードの積層状態と、選択されるパスの種類を説明する説明図である。 (A)は下端パスが選択される場合を示す説明図であり、(B)は中間パスが選択される場合を示す説明図であり、(C)は上端パスが選択される場合を示す説明図である。 (A)〜(D)は、本発明の実施例に係る溶接装置による多層盛り溶接を説明するシーケンス図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明の実施例に係る溶接装置1について説明する。尚、図1中、紙面に対して上下方向をZ軸方向、紙面に対して左右方向をX軸方向、Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。又、図2中では、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は図示の通りとなっている。
台座2上に円板状の下側被溶接物3が載置され、該下側被溶接物3上に円筒状の上側被溶接物4が載置されている。前記下側被溶接物3には、前記上側被溶接物4と同心で、且つ該上側被溶接物4の内径と同径の円形の孔が穿設されている。該上側被溶接物4は、基部4aと本体部4bとから構成され、前記基部4aは予め前記下側被溶接物3に溶接されている。
前記本体部4bの下端は、全周に亘って外周側に向って漸次拡幅される様欠切され、開先5が形成されている。又、前記基部4aと前記本体部4bの接続部の内周面には、全周に亘って裏当て材6が取付けられている。前記開先5に対して多層盛り溶接が行われる。
尚、前記基部4aと前記本体部4bとは前記裏当て材6を介して仮止めされ、前記本体部4bは前記基部4aに対して同心に位置決めされ、且つ前記本体部4bは自立可能となっている。
前記上側被溶接物4上には、前記溶接装置1が設けられている。該溶接装置1は、上端が閉塞された円筒状の支持部材7を有し、該支持部材7は前記上側被溶接物4の上端部に嵌合し、嵌合により前記支持部材7と前記本体部4bとは同心に位置決めされる。又、前記支持部材7と前記本体部4bとはネジ等所定の手段により固定される。
前記支持部材7上には、回転軸部8を介して溶接装置本体部9が設けられている。該溶接装置本体部9は、前記支持部材7を介して前記上側被溶接物4に支持されると共に、前記回転軸部8を介して前記支持部材7の軸心を中心に回転自在となっている。
前記回転軸部8上には、支持台座部11が設けられている。該支持台座部11には、前記溶接装置本体部9を回転させる回転モータ12が設けられると共に、鉛直方向に延びる支柱13が立設されている。該支柱13の一面には第1昇降部14が設けられ、前記支柱13の反対側の面には第2昇降部15が設けられている。尚、前記第1昇降部14と前記第2昇降部15は同様の構造となっている。
前記第1昇降部14には、一端側(図1中紙面に対して左側)に向って水平方向(X軸方向)に延出する第1進退部16が鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能に設けられている。前記第1昇降部14は、垂直に立設された第1昇降ガイドシャフト17と、第1昇降スクリューロッド18と、該第1昇降スクリューロッド18に連結された第1昇降モータ19とを有している。前記第1進退部16は、前記第1昇降ガイドシャフト17に摺動自在に嵌合すると共に、前記第1昇降スクリューロッド18に螺合する。前記第1昇降モータ19により前記第1昇降スクリューロッド18が回転されることで、前記第1進退部16が前記第1昇降ガイドシャフト17に沿って昇降する様になっている。
前記第1進退部16には、センサ部21が進退可能に設けられている。前記第1進退部16は、水平方向に設けられた第1進退ガイドシャフト(図示せず)と、第1進退スクリューロッド(図示せず)と、該第1進退スクリューロッドに連結された第1進退モータ22とを有している。該第1進退モータ22により前記第1進退スクリューロッドが回転されることで、前記センサ部21が前記第1進退ガイドシャフトに沿って水平方向(X軸方向)に進退する様になっている。
前記センサ部21は、前記第1進退部16より垂下されたセンサ支持部23と、該センサ支持部23の下端に設けられたセンサ24とを有すると共に、該センサ24を所定の方向に回転させる第1ピッチモータ(図示せず)及び第1ロールモータ(図示せず)を有している。前記第1ピッチモータは、Y軸方向に延出する第1ピッチ軸25を中心に前記センサ24を回転させ、前記第1ロールモータは、X軸方向に延出する第1ロール軸26を中心に前記センサ24を回転させる様になっている。即ち、該センサ24は、鉛直軸(Z軸)と直交する水平2軸(X軸、Y軸)を中心に回転可能となっている。
該センサ24は、例えばレーザセンサであり、前記開先5内にラインレーザを照射するレーザ照射器27と、前記開先5内を撮影するカメラ28とで構成されている。前記センサ24は、前記カメラ28により取得された前記開先5内に照射されたラインレーザの画像を基に、該開先5内の断面形状データを取得し、該断面形状データを基に前記開先5内の断面形状を計測可能となっている。即ち、図3に示される様な、該開先5内に形成される単一ビード29の上端下端を検出可能となっている。
前記第2昇降部15には、他端側に向って水平方向(X軸方向)に延出する第2進退部31が鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能に設けられている。前記第2昇降部15は、垂直に立設された第2昇降ガイドシャフト(図示せず)と、第2昇降スクリューロッド(図示せず)と、該第2昇降スクリューロッドに連結された第2昇降モータ32とを有している。該第2昇降モータ32により前記第2昇降スクリューロッドが回転されることで、前記第2進退部31が前記第2昇降ガイドシャフトに沿って昇降する様になっている。
前記第2進退部31には、トーチ部33が進退可能に設けられている。前記第2進退部31は、水平方向に設けられた第2進退ガイドシャフト34と、第2進退スクリューロッド35と、該第2進退スクリューロッド35に連結された第2進退モータ36とを有している。該第2進退モータ36により前記第2進退スクリューロッド35が回転されることで、前記トーチ部33が前記第2進退ガイドシャフト34に沿って水平方向(X軸方向)に進退する様になっている。
前記トーチ部33は、上下2枚の棚板部37,38を有するトーチ支持部39と、該トーチ支持部39より垂下されたトーチ本体部41と、該トーチ本体部41の下端に設けられた溶接トーチ42とを有している。又、前記トーチ部33は、上側の前記棚板部37に設けられたヨウモータ43と、下側の前記棚板部38に設けられた第2ピッチモータ44と第2ロールモータ45とを有している。
前記ヨウモータ43は、Z軸方向に延出するヨウ軸46を中心に、前記第2ピッチモータ44、前記第2ロールモータ45毎前記溶接トーチ42を回転させる。又、前記第2ピッチモータ44は、Y軸方向に延出する第2ピッチ軸48を中心に前記溶接トーチ42を回転させ、前記第2ロールモータ45は、X軸方向に延出する第2ロール軸47を中心に前記溶接トーチ42を回転させる様になっている。即ち、前記溶接トーチ42は鉛直軸(Z軸)と、鉛直軸と直交する水平2軸(X軸、Y軸)を中心に3軸方向に回転可能となっている。
上記した様に、前記センサ24と前記溶接トーチ42とは、それぞれ独立して鉛直方向に昇降可能であり、水平方向に進退可能である。又、前記センサ24は水平2軸を中心に回転可能であり、前記溶接トーチ42は鉛直軸及び水平2軸を中心に回転可能となっている。尚、前記回転モータ12、前記第1昇降モータ19、前記第2昇降モータ32等により、前記センサ24及び前記溶接トーチ42を前記開先5の溶接線に沿って移動させる為の走行駆動部が構成される。又、前記ヨウモータ43、前記第2ピッチモータ44、前記第2ロールモータ45等により、前記溶接トーチ42に供給される溶接ワイヤの先端を前記開先5内で往復移動させる為のウィービング駆動部が構成される。
又、前記溶接装置1は、制御部49を有している。該制御部49は、前記回転モータ12、前記第1昇降モータ19、前記第1進退モータ22、前記第1ピッチモータ、前記第1ロールモータ、前記第2昇降モータ32、前記第2進退モータ36、前記ヨウモータ43、前記第2ピッチモータ44、前記第2ロールモータ45の駆動を制御すると共に、前記溶接トーチ42の先端より生じるアークの制御等を行い、更に前記センサ24による前記開先5内の積層ビード51(図3参照)の表面形状(断面形状)の計測を行う。
又、前記制御部49は、記憶部52を有している。該記憶部52には、予め計測された溶接前の前記開先5内の断面形状データ、前記センサ24で計測された前記開先5内の断面形状データに対応して設定された複数のパスパターン、該複数のパスパターンに対応したトーチ角度が格納されると共に、前記センサ24により計測された前記開先5内の断面形状データとその時の計測位置が関連付けられて順次格納される。又、前記記憶部52には、前記センサ24により計測された前記開先5内の断面形状データに基づいてパスパターンを選択し、溶接を行うシーケンスプログラム等のプログラム等の制御プログラムが格納される。
図3、図4に於いて、本実施例の前記溶接装置1で適用されるパスパターンについて説明する。尚、本実施例では、始端から終端迄の一筆の溶接の軌跡をパスと称し、予め狙い位置及びトーチ角度が設定されたパスをパスパターンと称している。
本実施例では、下端パス、中間パス、上端パスの3つのパスパターンを設定している。尚、図3中、下端パスから上端パス迄実行し、上下方向に積層された前記単一ビード29を1層の積層ビード51a〜51cとしている。又、図4(A)〜図4(C)中、白丸は溶接により形成された各単一ビード29の上端及び下端を示し、黒丸は前記溶接トーチ42による狙い位置を示している。
図3、図4(A)に示される様に、下端パスは、前記開先5内に形成される前記積層ビード51の各層の1パス目を溶接する際に選択されるパスパターンとなっている。下端パスでは、前記開先5に対する前記溶接トーチ42の角度を第1トーチ角度、例えば30°とし、前層の2パス目の単一ビード29aの下端を狙い位置として溶接を行う様になっている。
下端パスに於ける前記溶接トーチ42の狙い位置としては、前記前層の2パス目の単一ビード29aの下端よりも僅かに上方、例えば1mm程度上方を狙うのが望ましい。
図3、図4(B)に示される様に、中間パスは、前記開先5内に形成される前記積層ビード51の各層の2パス目以降を溶接する際に選択されるパスパターンとなっている。中間パスでは、前記開先5に対する前記溶接トーチ42の角度を第1トーチ角度より小さい第2トーチ角度、例えば20°とし、最新パスの単一ビード29b上端、即ち2パス目であれば同層1パス目の単一ビード29の上端、3パス目であれば同層2パス目の単一ビード29の上端を狙い位置として溶接を行う様になっている。
又、中間パスは、前記最新パスの単一ビード29bの上端と、前層最上段パスの単一ビード29cの上端との高さ方向の距離Wが、予め設定された前記最新パスの単一ビード29b上端と前記開先5との間の残り幅に関する第1の閾値である閾値αよりも大きい場合に選択される。即ち、中間パスは、2パス目からα<Wとなる範囲で選択される。
中間パスに於ける前記溶接トーチ42の狙い位置としては、前記最新パスの単一ビード29b上端よりも僅かに上方、例えば1mm程度上方を狙うのが望ましい。
図3、図4(C)に示される様に、上端パスは、中間パス終了後、前記開先5内の上端部を溶接する際に選択されるパスパターンとなっている。上端パスでは、前記開先5に対する前記溶接トーチ42の角度を第2トーチ角度より小さい第3トーチ角度、例えば10°とし、前記最新パスの単一ビード29b上端を狙い位置として溶接を行う様になっている。
尚、上記した第1トーチ角度、第2トーチ角度、第3トーチ角度は、熟練の作業者が手動で前記開先5の多層盛り溶接を行なった際の判断を蓄積してデータベース化し、該データベースを基に設定した値であり、適宜変更可能である。
上端パスが実行されると、前記最新パスの単一ビード29bの上端と前記前層最上段パスの単一ビード29cの上端との距離(開先残り幅)Wが、予め設定された閾値α以下、即ちW≦αであるか、又前記最新パスの単一ビード29bの上端と、前記前層最上段パスの単一ビード29cの上端との水平方向の距離(層厚)hが、予め設定された前記最新パスの単一ビード29bの上端の層厚に関する第2の閾値である閾値βよりも小さい、即ちh<βであるかが前記制御部49により判断される様になっている。
W≦α且つh<βであった場合には、再度上端パスが選択され、β<hとなった時点で同層の溶接を終了し、次層に於いて再度下端パスが選択され、溶接が実行される。
上端パスに於ける前記溶接トーチ42の狙い位置としては、前記最新パスの単一ビード29b上端よりも僅かに上方、例えば1.5mm程度上方か、或は前記最新パスの単一ビード29b上端よりも僅かに下方、例えば1.5mm程度下方のいずれかが選択される。狙い位置の選択としては、例えば開先残り幅Wが0であれば前記最新パスの単一ビード29b上端よりも下方が選択され、開先残り幅Wが0でなければ前記最新パスの単一ビード29b上端よりも上方が選択される様になっている。
尚、上記した各パスパターンで設定される閾値α、閾値βは、熟練の作業者が手動で前記開先5の多層盛り溶接を行なった際の判断を蓄積してデータベース化し、該データベースを基に設定した値となっている。
次に、図1、図2、図5(A)〜図5(D)に於いて、前記溶接装置1を用いた前記開先5の自動多層盛り溶接について説明する。尚、図5(A)〜図5(D)中、実線の矢印は溶接や計測が実行されながら移動している状態を示し、波線の矢印は溶接や計測が行われずに移動している状態を示している。
先ず、図1、図2に示される様に、前記上側被溶接物4の上端部に前記支持部材7を覆い被せ、ネジ等所定の手段で固着する。
次に、前記回転モータ12を駆動させて前記溶接装置本体部9を回転させ、前記ヨウモータ43、前記第2ピッチモータ44、前記第2ロールモータ45を駆動させて前記溶接トーチ42の位置を調整することで、図示しないワイヤ供給部より供給された溶接ワイヤの先端位置を前記開先5内の溶接開始位置へと誘導する。
又、第1ピッチモータ(図示せず)、第1ロールモータ(図示せず)を駆動させて前記センサ24の位置を調整し、前記溶接トーチ42と対向する位置へと誘導する。
誘導が完了すると、前記制御部49により前記溶接トーチ42の電極と前記基部4a、前記本体部4b間にアークが発生され、更に溶接ワイヤが供給され、溶接が開始される。
尚、1パス目の溶接については、前記開先5内にビードが形成されていないので、前記記憶部52に格納された予め計測された溶接前の前記開先5内の断面形状データを基に、予め設定された狙い位置より溶接が行われる。
本実施例では、図5(A)に示される様に、先ず前記制御部49が走行駆動部、ウィービング駆動部を駆動させ、前記溶接トーチ42を前記開先5に沿って紙面に対して下方から上方迄時計回りで半周分(180°分)移動させ、溶接が行われる。左半周分の溶接が完了すると、溶接を停止し、前記溶接トーチ42を更に時計回りに半周分移動させ、該溶接トーチ42を溶接開始位置へと再度誘導する。
この時、図5(B)に示される様に、前記溶接トーチ42の溶接開始位置への誘導と並行して、前記センサ24により溶接が行われた左半周分の前記開先5内の断面形状データが計測される。
該開先5内の計測は、所定角度ピッチ毎、例えば6°ピッチ毎に行われる様になっており、計測された断面形状データは計測位置(計測点)と関連付けられて前記記憶部52に格納される。
前記溶接トーチ42の溶接開始位置への誘導が完了すると、次に図5(C)に示される様に、前記制御部49が走行駆動部、ウィービング駆動部を駆動させ、前記溶接トーチ42を前記開先5に沿って紙面に対して下方から上方迄反時計回りで半周分(180°分)移動させ、溶接が行われる。右半周分の溶接が完了すると、溶接を停止し、前記溶接トーチ42を更に反時計回りに半周分移動させ、該溶接トーチ42を溶接開始位置へと再度誘導する。
この時、図5(D)に示される様に、前記溶接トーチ42の溶接開始位置への誘導と並行して、前記センサ24により溶接が行われた右半周分の前記開先5内の断面形状データが計測される。
尚、前記センサ24により計測された前記開先5内の断面形状データは、所定角度ピッチ毎の不連続なデータとなっており、前記制御部49が各断面形状データ間の補完処理を行うことで、前記開先5内の全周の断面形状データを得ることができる。
左右半周ずつ、全周に亘って前記開先5の1パス目の溶接、計測が完了すると、2パス目の溶接が行われる。2パス目の溶接も1パス目と同様、前記溶接トーチ42により前記開先5の左半周分の溶接が行われ、前記センサ24により前記開先5内の左半周分の断面形状計測が行われた後、前記溶接トーチ42により前記開先5の右半周分の溶接が行われ、前記センサ24により前記開先5内の右半周分の断面形状計測が行われる。
2パス目以降の溶接については、前記センサ24により取得された前記開先5内の断面形状データを基に、前記制御部49が最下段のパスかどうかを判断し、又開先残り幅Wと閾値αとの比較、層厚hと閾値βとを比較し、上端パス、中間パス、下端パスのいずれか1つのパスパターンを選択する(図3参照)。前記制御部49は、選択したパスパターンに基づき、前記溶接装置1に2パス目以降の溶接を実行させる。
尚、1層目の溶接については、最上段のビードが存在しないので、前記最新パスのビード29b上端と前記開先5底部の上端との高さ方向の距離を開先残り幅Wとして閾値αとの比較を行い、前記最新パスのビード29b上端と前記開先5底部の上端との水平方向の距離を層厚hとして閾値βとの比較を行う。
3パス目以降についても同様に溶接が行われ、前記開先5内に順次前記単一ビード29を積層していく。前記開先5内全体が前記積層ビード51により充填されると、即ち前記制御部49が層厚hを検出できなくなると、該制御部49が前記開先5内が前記積層ビード51により充填されたと判断し、最後に前記開先5の上端部に化粧ビードを1パス分施し、該開先5の自動多層盛り溶接処理を終了する。
上述の様に、本実施例では、前記開先5内にアークを発生させる前記溶接トーチ42と、該溶接トーチ42に溶接ワイヤを供給するワイヤ供給部と、前記溶接トーチ42を溶接線に沿って走行させる走行駆動部と、前記溶接トーチ42をウィービングさせるウィービング駆動部と、前記開先5内の断面形状を計測する前記センサ24と、前記断面形状に対応して設定された複数のパスパターンが格納された前記記憶部52と、前記センサ24が検出した前記断面形状から前記パスパターンのうちの1つを選択し、選択された該パスパターンに基づき溶接を実行させる前記制御部49とを具備するので、溶接変形により前記開先5が変形し、前記溶接トーチ42の狙い位置や前記積層ビード51の必要溶着量が変化した場合であっても、別途補正処理を行うことなく溶接を自動化させることができる。
又、得られた断面形状データから前記単一ビード29の上端及び下端を検出し、該単一ビード29の上端又は下端を基準として前記溶接トーチ42の狙い位置を決定する様にしている。従って、溶接により前記開先5が変形して前記単一ビード29の形成される位置が当初の予測とずれた場合であっても、狙い位置の補正処理を行う必要がない。
又、上端パスに於いて、開先残り幅Wと層厚hを予め設定された閾値α、閾値βと比較し、比較結果に応じて自動で上端パスの実行回数を増減させる様になっているので、前記開先5の形状が溶接により変形し、必要な前記積層ビード51の溶着量が変化した場合であっても、別途補正処理を行うことなく自動で最適な溶着量のビードを得ることができる。
従って、本実施例では、前記開先5の変形により変化した前記積層ビード51の必要溶着量毎に溶接条件を設定する必要がなく、下端パス、中間パス、上端パスの3つのパスパターンを設定するだけで溶接の自動化が可能であるので、必要溶着量毎の狙い位置やパス数等の溶接条件が不要となり、又自動化の為の溶接条件データベースを容易に構築することができる。
又、前記センサ24及び前記溶接トーチ42は、それぞれ独立して昇降可能、進退可能、回転可能となっているので、傾斜した前記下側被溶接物3に前記上側被溶接物4を垂直に取付ける場合等、図2に示される様に、前記開先5の形状が傾斜した楕円等であっても多層盛り溶接を実行することができる。
尚、本実施例では、前記開先5の溶接を行なう際のパスパターンとして、下端パス、中間パス、上端パスの3つのパスパターンを設定しているが、上端パスを上端パスと追加パスの2つのパスパターンに分割してもよい。
この場合、上端パスの実行回数を1回のみとし、上端パスの実行後に前記制御部49が層厚hと閾値βとを比較する。h≦βであれば前記制御部49が追加パスを実行させ、β<hであれば追加パスを実行することなく次層の溶接が実行される。
又、本実施例では、リング状の前記開先5に対する円周溶接を行っているが、前記溶接装置1を水平方向に直進走行可能とし、直線上の開先に対して多層盛り溶接を行う様にしてもよい。この場合、溶接パスと形状計測を交互に行い、直線上の開先に対して1パス分の溶接を行った後、該開先の断面形状を計測し、計測結果に基づいて次のパスが実行される。
1 溶接装置 3 下側被溶接物
4 上側被溶接物 5 開先
7 支持部材 9 溶接装置本体部
12 回転モータ 14 第1昇降部
15 第2昇降部 16 第1進退部
19 第1昇降モータ 24 センサ
29a〜29c 単一ビード 31 第2進退部
32 第2昇降モータ 42 溶接トーチ
43 ヨウモータ 44 第2ピッチモータ
45 第2ロールモータ 49 制御部
52 記憶部

Claims (6)

  1. 開先内にアークを発生させる溶接トーチと、該溶接トーチに溶接ワイヤを供給するワイヤ供給部と、前記溶接トーチを溶接線に沿って走行させる走行駆動部と、前記溶接トーチをウィービングさせるウィービング駆動部と、前記開先内の断面形状を計測するセンサと、前記断面形状に対応して設定された複数のパスパターンが格納された記憶部と、前記センサが検出した前記断面形状から前記複数のパスパターンのうちの1つを選択し、選択されたパスパターンに基づき溶接を実行させる制御部とを具備する溶接装置。
  2. 前記制御部は、前記センサにより計測された前記開先内の断面形状データを基に単一ビードの上端及び下端を検出し、該単一ビードの上端又は下端を基準として前記溶接トーチの狙い位置を決定する様構成された請求項1に記載の溶接装置。
  3. 前記記憶部には最新パスの単一ビード上端と前記開先との間の残り幅に関する第1の閾値と、前記最新パスの単一ビード上端の層厚に関する第2の閾値が格納され、前記制御部は、前記センサにより計測された前記断面形状データを基に実行される溶接が最下段のパスであるかを判断すると共に、前記残り幅と前記第1の閾値を比較し、前記層厚と前記第2の閾値を比較し、パスパターンを選択する様構成された請求項2に記載の溶接装置。
  4. 前記記憶部には、下端パス、中間パス、上端パスの3つのパスパターンが格納され、前記制御部は、実行される溶接が最下段のパスである場合には前記下端パスを選択し、前記残り幅が前記第1の閾値よりも大きい場合には前記中間パスを選択し、前記残り幅が前記第1の閾値以下である場合には前記上端パスを選択する様構成された請求項3に記載の溶接装置。
  5. 前記記憶部には、パスパターンとして追加パスが更に格納され、前記制御部は、前記上端パスが実行された後に前記層厚と前記第2の閾値とを比較し、前記層厚が前記第2の閾値以下である場合に前記追加パスを選択する様構成された請求項4に記載の溶接装置。
  6. 前記溶接トーチと前記センサは、それぞれ独立して昇降可能、進退可能、回転可能に構成された請求項1〜請求項5のうちいずれか1項に記載の溶接装置。
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