JP2017023364A - 遊技台 - Google Patents

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健二 原
大樹 緑川
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Abstract

【課題】弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関し、表示手段に特徴を持った遊技台を提供する。
【解決手段】操作手段136を操作することを促す第一の表示(図52(C)〜同図(F)のボタン表示態様の保留アイコンの表示)の表示と、一斉演出に関連する表示(図52(D)〜(F)に示す一斉演出の表示)の両方が表示されている第四の状態において、操作手段136が操作されたことに応じた表示(殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコンの表示)が開始されない場合があるように構成されており、皿満タンエラー状態において行われる第四の表示(「球を抜いてください」という表示)は、第四の状態で表示されている場合であっても皿満タンエラー状態が解消した場合(図52(D)〜同図(E))に消える表示である。
【選択図】図52

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
また、こういった遊技台には、表示手段が備えられている。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、表示手段に改良の余地がある。
本発明の目的は、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
上記目的を解決する本発明の遊技台は、
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段を操作することを促す表示であり、
前記第六の表示は、一斉演出に関連する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示であり、
前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態(以下、「第四の状態」という。)において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があるように構成されており、
前記第四の表示は、前記第四の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
ことを特徴とする。
本発明によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図10を用いて説明したボタン演出とは異なる他のボタン演出の例を段階的に示す図である。 発展演出の一例を段階的に示す図である 図12を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。 図12および図13を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。 図12〜図14を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。 これまで説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。 ボタン演出と発展演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 操作強制無効期間が発展演出の途中で終了する例を段階的に示す図である。 発展演出に失敗した後にチャンスボタンランプ138の操作が受け付けられる例を段階的に示す図である。 発展演出の開始が遅れた場合の例を段階的に示す図である。 ボタン演出が開始されてすぐにチャンスボタン136の操作が行われた例を段階的に示す図である。 チャンスボタン136の操作に基づく演出としてランク表示がなされる例を段階的に示す図である。 ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の例を段階的に示す図である。 発展演出と図23を用いて説明したボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示される一例を段階的に示す図である。 保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示される他の一例を段階的に示す図である。 エフェクト効果によるボタン演出の一例を段階的に示す図である。 発展演出と保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出が発展演出実行中に開始された場合の複合演出の一例を段階的に示す図である。 図17に示すボタン演出と発展演出の複合演出の実行中と、発展演出の終了後にも球抜き操作が行われた場合の一例を段階的に示す図である。 2種類のボタン演出が重複して行われる複合演出の一例を段階的に示す図である。 オートボタン機能を有する場合のボタン演出の一例を段階的に示す図である。 オートボタン機能を有する場合の、ボタン演出と発展演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 普図演出の一例を段階的に示す図である。 ボタン演出と発展演出の複合演出の実行中にルーレット表示演出が開始される一例を段階的に示す図である。 これまで説明したボタン演出とは異なる他のボタン演出の例を段階的に示す図である。 左右のカーソルボタンと、装飾図柄表示装置208とは別の表示装置を備えたパチンコ機における演出の例を示す図である。 城下町の背景が左から右に流れるように変化していく様子を段階的に示す図である。 フリーズ演出の一例を、城下町の背景が左から右に流れるように変化していく背景画像を例にあげて段階的に示した図である。 フリーズ演出の他の場合の一例を段階的に示した図である。 ボタン演出とフリーズ演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 フリーズ演出中における保留アイコンのアニメーションの例を段階的に示す図である。 保留アイコンの待機アニメーションのその他の例を示す図である。 普図演出等とフリーズ演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 これまで説明したきたフリーズ演出とは異なるフリーズ演出を示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 第1変形例において左右キー191L,191Rが操作される例を段階的に示す図である。 第1変形例における図柄変動表示中の演出についての例を段階的に示す図である。 図23に示す、ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第1変形例を段階的に示す図である。 ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第2変形例を段階的に示す図である。 図49に示すボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第1変形例と、発展演出の複合演出の実行中と、発展演出の終了後にも球抜き操作が行われた場合の一例を段階的に示す図である。 一斉演出と保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 大当り遊技中におけるキャラクタ選択演出とV演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。 図26に示すボタン表示態様の保留アイコンが出現する演出の変形例である。 演出表示の様々な適用を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機を背面側から見た外観図である。 遊技盤を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の停止図柄態様の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部のCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部のコマンド受信割込み処理のフローチャートである。(c)第1副制御部のタイマ割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 (a)は、図56に示す操作部136を示す図であり、(b)は、操作部136を模式的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 メニュー画面における表示例を示す図である。 演出可動物の初期設定が行われている様子を示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 他の適用可能形態の概要を説明するための図である。 他の適用可能形態の回路ブロック図である。 (a)他の実施形形態のデータの構成を示す概略図である。(b)他の適用可能形態のコマンドの概要図である。(c)他の適用可能形態のコマンドの送受信の様子を説明するタイミングチャートである。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の適用可能形態のコマンド送受信のタイミングチャートの一例である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 他の実施形形態のボタン演出と演出表示を時系列に示した図である。 操作が無効となる演出の基本概念を説明するための図である。 操作が無効となる演出においてチュートリアル表示を行う例を時系列で示した図である。 チュートリアル表示の他の例を示した図である。 操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示を行う例を時系列で示した図である。 操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示と出音を行う例を時系列で示した図である。 操作が無効となる演出における操作無効期間の一例を説明するための図である。 操作が無効となる演出における操作無効期間の一例を説明するための図である。 表示手段における演出の一例を示す概要図である。 表示手段における演出の一例を示す概要図である。 演出(演出A,演出Bを含む演出)を実行可能な演出手段の概要図である。 計時手段の一例を示す図である。 演出A,演出Bの実行と他の機能との関係の一例を示すテーブルである。 演出手段による演出A,演出Bの実行パターンの対応関係の一例を示す表である。 演出(演出データ)の構成例を示す概要図である。 演出A,Bの演出時間と、演出開始時間の一例を示すタイムテーブルである。 複数の演出が設定される場合のタイムテーブルの一例である。 演出Aと演出Bについて示す図であり(a)、(b)がタイミングチャートであり、(c)がタイムテーブルである。 演出とそれらを表示する表示領域との関係を示すタイミングチャートである。 演出とそれらを表示する表示領域との関係を示すタイミングチャートである。 表示領域D(主表示領域D1、副表示領域D2)について説明する図である。 演出A、演出Bの実行の一例を示すタイミングチャートである。 演出A、演出Bの一例を示すタイミングチャートである。 演出Aと演出Cの実行の一例を示すタイミングチャートである。 演出B、特定遊技状態および演出Cの実行の他の例を示すタイミングチャートである。 演出B、特定遊技状態および演出Cの実行の他の例を示すタイミングチャートである。 演出B、特定遊技状態および演出Cの実行の他の例を示すタイミングチャートである。 演出B、特別遊技状態、特定遊技状態および演出Cの実行の一例を示すタイミングチャートである。 演出B、特別遊技状態、特定遊技状態および演出Cの実行の他の例を示すタイミングチャートである。 演出B、特別遊技状態、特定遊技状態および演出Cの実行の他の例を示すタイミングチャートである。 演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の実行例を示すタイミングチャートである。 演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の他の実行例を示すタイミングチャートである。 演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の他の実行例を示すタイミングチャートである。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)を時系列に示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出B,C)を時系列に示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を時系列に示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を時系列に示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出B,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,演出B)の表示例を示した図である。 装飾図柄表示装置208における演出(演出A,演出C)の他の表示例を示した図である。 可動体224による一斉演出の一例を示す外観斜視図である。 遊技店内に設けられた遊技島および一斉演出の一例を示した図である。 遊技店内に設けられた遊技島および一斉演出の一例を示した図である。 第2適用可能形態に係るパチンコ機を背面側から見た外観図である。 (a)〜(e)第1出力設定スイッチと第2出力設定スイッチの一例を示した図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 第1副制御部400の音制御回路431とランプ制御回路420の周辺回路を示すブロック図である。 (a)上述の第1副制御部400を構成する回路のうち、音制御に用いられる各種回路(音制御関連回路)を抜き出して示したブロック図である。(b)音制御関連回路のリセット信号線の接続の一例を示したブロック図である。 リセット信号線の接続の変形例を示したブロックである。 (a)音制御回路431を概略的に示すブロック図である。(b)音制御回路431の再生音出力設定における各種処理を概略的に示すブロック図である。 (a)音制御回路431が備えるコントールRAMのメモリマップの一例を示したものである。(b)チャネル1・コントロールRAM〜チャネル32・コントロールRAMと、チャネルの対応関係を示した図である。(c)チャネルと音の用途の対応関係を示した図である。(d)サウンドリストの一例である。 演出実行タイミングデータの一例である。 ランプデータの一例である。 (a)ランプ(LED)の輝度制御について説明するための図である。(b)LEDのデューティ比について説明する図である。 (a)サウンド選択データの一例である。(b)増幅回路442で増幅されたサウンドデータの波形の一例を示している。 (a)スピーカ120から出力される音の音量(音圧)および各種ランプ418の輝度の設定値の一例を示すテーブルである。(b)用途の一例を示したテーブルである。(c)輝度の一例を示した図である。 ランプの輝度と時間の関係を示した図である。 (a)第1副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。(b)コマンド受信割込処理の流れを示すフローチャートである。(c)1msタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。(d)10msタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。(e)DMA割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)遊技者設定画面表示処理の流れを示したフローチャートである。(b)サウンド制御ループ処理の流れを示したフローチャートである。(c)サウンドドライバ処理の流れを示したフローチャートである。 (a)ボリュームスイッチ処理の流れを示したフローチャートである。(b)ボリューム値変更処理の流れを示したフローチャートである。 管理者設定値制御処理の流れを示したフローチャートである。 主制御部300による特図変動表示と第1副制御部400による装飾図柄変動表示の関係を示したタイムチャートである。 (a)特図変動表示とデモ画面の表示タイミングの適用可能例1を示した図である。(b)特図変動表示とデモ画面の表示タイミングの適用可能例2を示した図である。(c)適用可能例1のデモ画面表示前に設定画面を表示する例を示した図である。 (a)適用可能例1のデモ画面表示中に設定画面を表示し、デモ画面表示を中断する例を示した図である。(b)適用可能例1のデモ画面表示中にデモ画面表示を中断することなく設定画面を表示する例を示した図である。(c)適用可能例1のデモ画面表示の終了間際にデモ画面表示を中断することなく設定画面を表示する例を示した図である。 (a)特図変動表示が開始される前にボリューム調整が行われなかった例を示したタイムチャートである。(b)(c)特図変動表示が開始される前に音量調整が行われた例を示したタイムチャートである。 (a)特図変動表示が開始される前に音量調整が行われた例を示したタイムチャートである。(b)設定画面の表示中に音量調整が行われた例を示したタイムチャートである。(c)設定画面表示が強制終了された例を示したタイムチャートである。 (a)設定画面表示が強制終了された例を示したタイムチャートである。(b)設定画面の終了前に他のイベントが発生した例を示したタイムチャートである。 (a)、(b)デモ中に設定画面が表示されボリューム調整が行われた例を示したタイムチャートである。(c)デモ中の設定画面の終了前に他のイベントが発生した例を示したタイムチャートである。 (a)、(b)デモ中の設定画面で音量を変化させた例を示したタイムチャートである。(c)エラー発生時のタイムチャートである。 音量調整画面と輝度調整画面を表示するまでの画面遷移の一例を時系列で示した図である。 音量調整例1を時系列で示した図である。 音量調整例2を時系列で示した図である。 音量調整例3を時系列で示した図である。 音量調整例3を時系列で示した図である。 音量調整例4を時系列で示した図である。 音量調整例4を時系列で示した図である。 音量調整例5を時系列で示した図である。 音量調整例6を時系列で示した図である。 音量調整例7を時系列で示した図である。 音量調整例8を時系列で示した図である。 (a)デモ表示の一例を時系列で示した図である。(b)音量調整後にデモ表示を最初から行なう例を示した図である。(c)音量調整後にデモ表示を途中から行なう例を示した図である。 (a)複数の演出モードから特定の演出モードを選択させるための演出モード選択画面の一例である。(b)ログインの認証を行うパスワードを入力させるための会員制メニュー関連画面の一例である。(c)音量調整画面を構成する画像の少なくとも一部にエラー表示を重ねて表示する例である。 第3適用可能形態に係るパチンコ機100の制御部の回路ブロック図を示したものである。 制御部の回路ブロック図の一部を抜き出して示したものである。 (a)パチンコ機100の正面図である。(b)可動体の一例を示した図である。 第一の動作と第二の動作の実行時間のパターンを示したタイムチャートである。 可動体の初期動作の一例を示したタイムチャートである。 (a)可動体の通常動作の一例を示したタイムチャートである。(b)可動体の復帰動作の一例を示したタイムチャートである。 可動体の動作の一例を示したタイムチャートである。 可動体と光出力手段の動作の一例を示したタイムチャートである。 可動体と表示手段の動作の一例を示したタイムチャートである。 可動体と表示手段の動作の一例を示したタイムチャートである。 復帰動作中の可動体と光出力手段の動作の一例を示したタイムチャートである。 動作データと動作の関係の一例を示したタイムチャートである。 動作データと動作の関係の一例を示したタイムチャートである。 表示手段による複数の動作の一例を示したタイムチャートである。 先読み演出中の可動体の動作例1を時系列で示した図である。 先読み演出中の可動体の動作例2を時系列で示した図である。 先読み演出中の可動体の動作例3を時系列で示した図である。 島一斉演出の開始条件が成立しない場合の演出の流れの一例を時系列で示した図である。 島一斉演出の開始条件が成立した場合の演出の流れの一例を時系列で示した図である。 電源投入後の可動体の初期動作の一例を時系列で示した図である。 図柄変動停止中の可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。 前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。 図柄変動表示中の可動体の演出動作1の一例を時系列で示した図である。 図柄変動表示中の可動体の演出動作2の一例を時系列で示した図である。 図柄変動表示中の可動体の演出動作3の一例を時系列で示した図である。 操作手段による操作に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。 始動口入賞に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。 可動体の変形例を示した図である。 図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 (a−1)〜(f−1)図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。(a−2)〜(h−2)図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。 (a−1)〜(f−1)大当り遊技中の可動体の演出動作を時系列で示した図である。(a−2)〜(f−2)大当り遊技中に電断・復電が発生した場合の可動体の動作を時系列で示した図である。 前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作後の演出動作の一例を時系列で示した図である。 可動体の復帰動作中の始動口入賞に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。 演出動作中の前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。 本例の概要を説明するための図面である。 本例の概要を説明するための図面である。 本例の概要を説明するための図面である。 第4適用可能形態における音演出の一例を示すタイミングチャートである。 本適用可能形態における音演出の他の例を示すタイミングチャートである。 第一の演出から第三の演出までによる音演出の一例を示すタイミングチャートである。 第四の演出と第五の演出による音演出の一例を示すタイミングチャートである。 RTCの時間情報に基づいて開始される第四の演出の他の例を示す図である。 本適用可能形態における演出モードを説明するための図である。 電源を投入してから演出モードを選択し、装飾図柄表示装置208で開始される演出モードのアニメーションを示す図である。 図255の続きを表す図である。 図256の続きを表す図である。 図257の続きを表す図である。 図258(k)以降の選択演出の変形例を示す図である。 大当り遊技中の演出の一例を示す図である。 大当り遊技中の演出の他の一例を示す図である。 RTCの時間情報に基づく演出の一例を示す図である。 パチンコ機100に電源が投入されてからの演出Bに関する動作の一例について説明するタイミングチャートである。 本適用可能形態におけるリンク演出の一例としての演出Bの具体的演出例について説明する図である。 図264に示す演出Bの具体的演出例の続きを示す図である。 図265に示す演出Bの具体的演出例の続きを示す図である。 電サポ状態である複数のパチンコ機A,Bが同調してリンク演出を行っている様子を示す図である (a)は演出Bの実行状態を示す第1の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(b)は演出Bの実行状態を示す第2の適用可能例を示すタイミングチャートである。 (a)は演出Bの実行状態を示す第3の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(b)は演出Bの実行状態を示す第4の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(c)は演出Bの実行状態を示す第5の適用可能例を表すタイミングチャートである。 (a)は演出Bの実行状態を示す第6の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(b)は演出Bの実行状態を示す第7の適用可能例を表すタイミングチャートである。 (a)は演出Bの実行状態を示す第8の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(b)は演出Bの実行状態を示す第9の適用可能例を表すタイミングチャートである。 (a)は演出Bの実行状態を示す第10の適用可能例を表すタイミングチャートであり、(b)は演出Bの実行状態を示す第11の適用可能例を表すタイミングチャートである。 遊技の進行に伴う動作について説明するタイミングチャートである。 (a)は他の例のパチンコ機100の正面図であり、(b)は(a)に示されるパチンコ機100の斜視図である。 演出Bに係る可動体による演出動作を実行するためのデータ構成例を示す概念図であって、(a)は第1のデータ構成例を示し、(b)は第2のデータ構成例を示し、(c)は第3のデータ構成例を示す。 本例を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 (a)は、第6適用可能形態のパチンコ機における特別図柄の大当り停止図柄態様とラウンド毎のアタッカの動作パターンの一例を示したものであり、(b)は、大当り遊技における大入賞口(可変入賞口)の具体的動作パターンの一例を示したものである。 可変入賞口の形状及び配置について模式的に説明する図である。 第7適用可能形態に係るパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。 適用可能なスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図3参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図3参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図4参照)を備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。さらに、操作レバー190も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた状態(第一の状態)は入賞困難状態である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた状態(第二の状態)は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
図3に示す演出可動体224は、人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。
左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段(例えば、副制御手段)ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、操作レバー190の操作を検出する操作レバーセンサ425と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、操作レバーセンサ425や遮蔽装置センサ430や検出部710からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出するための演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図4では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、本実施形態では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図1に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図1に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、ここでは、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(例えば、約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(例えば、32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。ここでは、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、ここでは特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値カウンタ値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)および外れ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当たりフラグがオンの場合には特図G、第2小当たりフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第1はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、扉開放コマンド等のエラーコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
さらに、払出制御部600から主制御部300に扉開放コマンドが送信されてきた場合には、その扉開放コマンドを第1副制御部400に送信する。なお、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609から扉開放コマンドが直接送信されてきた場合にも同様である。また、主制御部300が、扉開放センサ609の検出信号を直接受け取る場合には、検出信号が送信されてくると、扉開放コマンドを第1副制御部400に送信する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
次に、図8を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、演出可動体224に関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図9を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動体制御処理を行った後にステップS703に戻る。この可動体制御処理では、第1副制御部400から、演出可動体224に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、演出可動体224の稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図9(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、本実施形態のパチンコ機100における具体的な演出例について説明する。
図10は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図10では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
また、図10に示す装飾図柄表示装置208では、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図10(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図10(b)に示す装飾図柄表示装置208には、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
また、図10に示す装飾図柄表示装置208では、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。
さらに、図10には、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図10には、装飾図柄表示装置208の右横に、チャンスボタン136も示されている。図10に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。なお、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図10に示す装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図10(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図10(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は3つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図10(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図10(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図10(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図10(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図10(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図10(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作され、その操作が受け付けられると、装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図10(g)に示す装飾図柄表示装置208では、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図10(h)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチAという文字そのものが表示されているが、例えば、キャラクタ同士が勝負する演出の略記を示したり、あるいは、スーパーリーチの種類ごとに対応付けられたキャラクタが用意されている場合には、そのキャラクタを示したりしてもよい。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図10(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、他の場面でも表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図10(f)から続く他の例を示す図10(g’)では、装飾図柄表示装置208に“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、装飾図柄表示装置208には、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
ここでは、チャンスボタン136を対象にした演出であったが、チャンスボタン136に限らず、操作手段であればよく、例えば、図1に示す操作レバー190を対象にした演出であってもよい(以下、同じ)。この場合には、操作レバー190を模したレバー画像を含む画像が表示される。
図11は、図10を用いて説明したボタン演出とは異なる他のボタン演出の例を段階的に示す図である。以下、図10を用いて説明した例と重複する説明は省略する場合がある。
図11の左側の縦一列は、ボタン演出が開始されてもチャンスボタン136が操作されなかった場合の例を示す。図11(d)では、残期間メータ表示136cが0になりそれまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。このようにチャンスボタン136は操作されなかったが、図11(e)に示す装飾図柄表示装置208では、図10(h)と同じようにスーパーリーチAの演出が開始されている。これは、副制御部400,500側では、図柄変動表示が開始する前に図柄変動表示中に実行する演出を決定しており、この例の場合には、スーパーリーチAの演出を開始することが既に決定されているからである。ただし、チャンスボタン136が装飾図柄表示装置208されなかったため、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆する予告の表示(例えば、図10(g)に示す“CHANCE”という表示)は行われない。
一方、ボタン演出が行われている図11(b)から続く、図11の右側に示す(c’)では、チャンスボタン136が操作(押下)され、図11(d’)では、スーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる“CHANCE”という予告表示が、城下町の背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、図11(e’)に示すように、スーパーリーチAに発展しているが、ここでは、背景画像が、城下町から海に変化している。すなわち、城下町モードから海モードに切り替わっており、スーパーリーチAの演出表示は、海の背景で行われる。このように、背景画像が切り替わると、大当りの期待度も変化する態様であってもよい。例えば、同じスーパーリーチAの演出表示が行われるにしても、城下町の背景画像よりも海の背景画像の方が、大当りの期待度が向上する。またこれとは逆には、山の背景画像に切り替わった場合は、大当りの期待度が低下する。なお、ここでも説明では、背景画像と演出モードを対応付けているが、背景画像と演出モードは別であってもよい(以下、同じ。)。
また、ボタン演出が行われている図11(b)から続くもう一つの例である図11(c’’)でも、チャンスボタン136が操作され、図11(d’’)ではスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる“熱い”という予告表示が城下町の背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、図11(e’’)に示すように、背景画像が、城下町から海に変化して、スーパーリーチBに発展している。スーパーリーチBは、スーパーリーチAよりも大当りの期待度が高いスーパーリーチである。ここでの例では、カットインする予告表示の種別(例えば、表示される文字の違い)と、その後に開始されるスーパーリーチの種別は対応関係にある。ただし、“CHANCE”という予告表示がカットインした後に、スーパーリーチBに発展する場合があってもよいし、“熱い”という予告表示がカットインした後に、スーパーリーチに発展しない場合があってもよい。また、“激熱”という予告表示がカットインした場合には、必ずスーパーリーチに発展するようにしてもよい。
以上、図10および図11を用いて説明したボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出であったが、チャンスボタン136が操作されると、演出可動体224が稼働するしたりしなかったりする演出であってもよいし、スピーカ120から演出音が出力されたりされなかったりする演出であってもよい。なお、図10および図11を用いて説明したボタン演出は、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出である。
以上説明したように、ボタン演出が開始され、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作があり、“CHANCE”という予告表示がカットインして、その後、演出が発展(スーパーリーチ演出に発展)する場合もあれば、ボタン演出が開始され、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作があり、“残念”という表示がカットインして、その後、演出が発展せずにハズレ図柄が停止表示される場合もあれば、ボタン演出が開始され、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなく、カットイン表示がなされずに、演出が発展(スーパーリーチ演出に発展)する場合もあれば、ボタン演出が開始され、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作があり、“CHANCE”という予告表示がカットインして、その後、演出が発展(スーパーリーチ演出に発展)するものの、その際の背景画像が異なる場合もあれば、ボタン演出が開始され、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作があり、“熱い”という予告表示がカットインして、その後、演出が発展するものの、その際の演出の種類(スーパーリーチの種類)および背景画像が異なる場合もある。
図12は、発展演出の一例を段階的に示す図であるが、図10を用いて説明した例と重複する説明は省略する場合がある。
図12(b)で装飾図柄表示装置208に城下町の背景画像が表示されている状態で特図1の図柄変動表示が開始され、同図(c)でリーチ状態になり、装飾図柄表示装置208には、「リーチ」という文字表示がなされる。図12(d)では、その文字表示が一旦消え、その後、発展演出が開始される。ここでの発展演出は、演出モードの発展演出であって、背景画像が変化する。すなわち、背景画像が演出時間をかけて切り替わる。
図12(e)〜同図(g)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が徐々に出現してきており、その暗闇の背景画像に押されて、城下町の背景画像は右端へ移動し、徐々に消えていっている。すなわち、城下町の背景画像が左側から右側に向けて徐々に暗闇の背景画像に切り替わっていく。図12(h)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わっており、発展演出は終了であり、演出モードは、城下町モードから暗闇モードに発展している。装飾図柄表示装置208では、背景画像が暗闇になると、図12(i)に示すように、スーパーリーチCに発展する。なお、背景画像が暗闇の背景画像になると、必ず、スーパーリーチCに発展する態様であってもよいし、必ずスーパーリーチに発展するとは限らないが、スーパーリーチに発展する場合はスーパーリーチCのみに発展する態様であってもよい。また、スーパーリーチへの発展とは無関係に、単に対応する演出モードが変わっただけであってもよいし、演出モードも関係なく、単に背景画像が変わっただけであってもよい。
発展演出が開始されてから終了し、背景画像が暗闇の背景画像に切り替わっても、スーパーリーチ演出が開始されるまでは、保留アイコンh1〜h3、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は総て、表示され続けている。
発展演出が行われている途中の図12(f)に示す状態に続く同図(g’)では、さらに発展演出が進み、背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わるまであとわずかの状態である。しかしながら、図12(h’)では、背景画像が、城下町の背景画像に戻ってしまっており、発展演出が失敗だった例になる。なお、城下町の背景画像に戻る速度は、徐々に暗闇の背景画像に切り替わっていった速度と同程度の速度であってもよいし、その速度よりも速い速度であってもよい(例えば、一瞬で戻ってもよい)。発展演出が失敗だった場合は、スーパーリーチに発展しない。ただし、逆転演出によって大当りする場合はある。
なお、ここでの発展とは、遊技者の有利度が向上することを意味する場合の他、遊技者の有利度には変化がなくても、出現率の低い演出に移行することを意味したり、あるいは派手な演出(例えば、動作する役物の数が増えたり、ランプの輝度が増す演出)や演出時間が長くなる演出に移行することを意味してもよい。また、発展とはいうものの、ランクアップに限らず、ランクは同じであったり、逆にランクダウンする演出であってもよい。要するに、発展演出とは、広義の意味では、現在行われている演出からその演出とは異なる演出に移行する途中の演出をのことである。一方、発展演出とは、狭義の意味では、開始された演出が最後まで完遂した場合に成功となる演出であったり、発展先の演出が発展前から分かる演出であったりする。
図13は、図12を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。以下、図12を用いて説明した例と重複する説明は省略する場合がある。
図13の左側の縦一列に示す例では、城下町の背景画像でリーチ状態である図13(d)に続く同図(e)において、発展演出が開始されている。ここでの発展演出では、装飾図柄表示装置208の表示画面が均等に四分割され、四分割された各領域には背景画像が縮小表示される。図13(e)に示すように、左上には城下町の背景画像が表示され、左下には暗闇の背景画像が表示され、右上には枯れ松の背景画像が表示され、右下には海の背景画像が表示されている。装飾図柄表示装置208では、これら4種類の背景画像の中からいずれか1種類の背景画像に切り替わる。ここで、4種類の背景画像の中に、それまでの背景画像(ここでは城下町の背景画像)が含まれている場合は、発展演出が失敗することがある。すなわち、それまでの背景画像と同じ背景画像になってしまった場合は、発展演出失敗である。一方、それまでの背景画像と異なる背景画像に切り替わった場合は、発展演出成功である。また、4種類の背景画像の中に、それまでの背景画像(ここでは城下町の背景画像)が含まれていない場合は、4種類の背景画像が表示された段階で発展演出成功である。ただし、4種類の背景画像とは異なる背景画像に切り替わる場合を設けてもよく、この場合に、それまでの背景画像に戻ってしまえば、結局、発展演出失敗になる。
図13の右側の縦一列に示す例では、城下町の背景画像に、レベルアップのメータ表示Mがなされている。図13(A)に示す装飾図柄表示装置208では、このメータ表示Mは表示画面の左端に表示されており、0レベルである。図13(B)では、特図1の図柄変動表示が開始され、左端に表示されているメータ表示Mは1レベルにレベルアップしている。図13(C)では、リーチ状態になり、「リーチ」という文字表示がなされ、左端に表示されているメータ表示Mは2レベルにレベルアップしている。図13(D)では、その文字表示が一旦消え、左端に表示されているメータ表示Mは最高レベル(5レベル)までレベルアップしている。なお、メータ表示Mのレベルアップの契機は特に限定されない。
メータ表示Mが最高レベルに到達した状態の図13(E)では、チャンスという文字表示がなされ、発展演出が開始される。このチャンスという文字表示は、メータ表示Mが最高レベルに到達したことに基づく表示であってもよいし、発展演出の期待度を示す表示であってもよい。ここでの発展演出は、図13(C)でリーチ状態になったことを契機に開始される演出であってもよいし、メータ表示Mが最高レベルに到達したことを契機に開始される演出であってもよい。さらに、発展演出は、先読みの結果、大当りの期待度が高い始動情報を取得(保留増加)したことを契機に開始される演出であってもよいし、大当り遊技中に開始される演出であってもよいし、制御状態が有利状態(例えば、確変状態あるいは電サポ状態(時短状態))に移行した時点、あるいは有利状態中に開始される演出であってもよいし、特図2の図柄変動表示が割り込んだ場合に開始される演出であってもよい。また、発展演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出であってもよいし、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。
図13(F)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してきており、その暗闇の背景画像に押されて、それまでの城下町の背景画像は右側に移動し、右端部分は消えている。また、これまで、城下町の背景画像の左端に表示されていたメータ表示Mは、城下町の背景画像とともに右側へ移動し、表示位置が変化している。すなわち、メータ表示Mは、城下町の背景画像との相対的な位置は同じであるが、装飾図柄表示装置208の表示画面における表示位置は変化している。メータ表示Mは、第二の表示の一例に相当する。一方、左隅に縮小表示された装飾図柄の変動表示、保留アイコンh1〜h3、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像の表示位置には変化はなく、これらは、第一の表示の一例に相当する。また、図13(A)〜同図(E)までの表示は第一の演出表示の一例に相当し、図13(F)における表示を含む発展演出の表示は第二の演出表示の一例に相当する。
表示位置が変化する表示(ここではメータ表示)は、多少は見にくくなるものの目立ちやすく、表示位置が変化しない表示(ここでは保留アイコン等)は、目立ちにくいものの、反面、見やすく、見間違えることが少ない。このため、遊技者の利益に関する表示や、遊技者に注意を促す表示は、表示位置を変化させず、演出的効果(視覚的効果)を主とした表示は表示位置を変化させることが好ましい。
図14は、図12および図13を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。以下、これまで説明した例と重複する説明は省略する場合がある(以降の説明においても同じ。)。
図14の左側の縦一列に示す例では、特図1の図柄変動表示中である。なお、リーチ状態ではないが、リーチ状態であってもよい。図14(a)に示す装飾図柄表示装置208では、背景画像が城下町の背景画像であって、上部中央に「城下町モード」という文字表示がなされている。この例では、演出モードと背景画像は対応付けられており、遊技者は、「城下町モード」という文字表示のうちの城下町という文字で背景画像を特定可能である。また、この例では、右上部分に、特図の保留数が数字で表示されている。この保留数を表す数字表示は、第一の表示の一例に相当する。図14(a)では、特図1の保留数を表す「3」と特図2の保留数を表す「0」が表示されている。さらに、この例では、ボタン演出も開始されている。ここでのボタン演出は、発展演出の成否を占う演出であって、図14(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央部分に、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「PUSH」という文字表示がワンセットになって表示されている。なお、ここでのボタン演出の表示には、チャンスボタン136の操作を受付ける期間に関する表示は含まれていないが、その表示を含んでいてもよい。また、図14では、装飾図柄表示装置208の右横にチャンスボタン136も表示されている。図14(a)に示すチャンスボタン136は、赤色に点灯している状態であり、押下を促している。図14(a)に示す装飾図柄表示装置208における表示は第一の演出表示の一例に相当する。
図14(b)では、発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してきており、その暗闇の背景画像に押されて、それまでの背景画像であった城下町の背景画像は右側に移動し、右端部分は消えている。暗闇の背景画像は、右端部分から徐々に出現してきており、その右端部分に、「暗闇モード」という文字表示がなされ、遊技者は、「暗闇モード」という文字表示のうちの暗闇という文字で、これから徐々に出現してくる背景画像を特定可能である。「城下町モード」という文字表示や、「暗闇モード」という文字表示は第二の表示の一例に相当する。なお、「城下町モード」や「暗闇モード」といった文字表示の他に、モードごとに対応付けられたアイコンや図形やキャラクタ等が用意されている場合には、それらのアイコンや図形やキャラクタ等を表示してもよい。この図14(b)では、遊技者は、チャンスボタン136を操作せず、ボタン演出の表示136a,136bは表示されたままであり、チャンスボタン136も、赤色に点灯したままである。また、図14(b)に続く同図(c)でも遊技者は、チャンスボタン136を操作せず、同様な状態のままである。
図14(d)では、ちょうど装飾図柄表示装置208の表示画面の左半分に暗闇の背景画像が表示され、右半分に城下町の背景画像が表示されている。遊技者は、このタイミングでチャンスボタン136を操作する。
図14(e)では、暗闇の背景画像がさらに右側に移動し、同図(f)では、背景画像が完全に暗闇の背景画像に切り替わり、ここでの発展演出は成功であった。図14(b)から同図(f)直前までに示す発展演出の表示は第二の演出表示の一例に相当する。
なお、保留アイコンh1〜h3の表示や特図の保留数を数字で示した表示は、遊技者の利益に関する表示の一例であるが、遊技者の利益に関するその他の表示として、大当りの連荘数や出球数、あるいは電サポ状態の残り回数を表示してもよい。
図14の右側の縦一列に示す例も、特図1の図柄変動表示中である。なお、この例もリーチ状態ではないが、リーチ状態であってもよい。図14(A)では、発展演出が既に開始されており、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してきており、その暗闇の背景画像に押されて、それまでの背景画像であった城下町の背景画像は右側に移動し、右端部分は消えている。なお、この例では、モード名を表す文字表示は行われておらず、特図の保留数を数字で示した表示も行われていないが、これらの表示を行ってもよい。また、図14(A)では、ボタン演出は開始されておらず、チャンスボタン136は、白色に点灯、あるいは消灯している。
図14(B)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左半分に暗闇の背景画像が表示され、右半分に城下町の背景画像が表示されている。この図14(B)でも、ボタン演出は開始されておらず、チャンスボタン136は、白色に点灯、あるいは消灯したままである。このタイミングで、発展演出の成否を占うボタン演出が開始され、同図(C)に示すように、中央部分に、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「PUSH」という文字表示がワンセットになって表示されている。なお、ここでのボタン演出の表示も、チャンスボタン136の操作を受付ける期間に関する表示は含まれていないが、その表示を含んでいてもよい。また、図14(C)に示すチャンスボタン136は、赤色に点灯している状態に変化し、押下を促している。
遊技者は、図14(D)のタイミングで、チャンスボタン136を操作する。図14(E)では、これまで右方向に移動していた暗闇の背景画像が、反対方向の左方向に移動し始め、消えていっていた城下町の背景画像が復活してきており、同図(F)では、背景画像が完全に城下町の背景画像に戻り、ここでの発展演出は失敗であった。
図15は、図12〜図14を用いて説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。
この図15でも、装飾図柄表示装置208の右横にチャンスボタン136が表示されている。図15(a)に示すチャンスボタン136は、白色に点灯、あるいは消灯している。
図15(b)で特図1の図柄変動表示が開始され、図15(d)では、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出では、一斉演出への参加を希望する場合にはチャンスボタン136を押下する必要があることが報知されるとともに、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bがワンセットになって表示されている。このボタン演出の表示は、チャンスボタン136が操作されるか、あるいは一斉演出が開始されるまで継続して表示される。そのため、上記報知とともに、一斉演出が開始されるまでの残り時間(ここでは60秒であること)も報知されているが、この残り時間は、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間にも相当し、チャンスボタン136の操作を受付ける期間に関する表示も行われていることになる。また、図15(d)に示すチャンスボタン136は、赤色に点灯している状態に変化し、押下を促している。この例では、遊技者は、即座にチャンスボタン136を操作し、図15(e)に示すように、ボタン演出が終了するとともに、チャンスボタン136も、白色の点灯状態、あるいは消灯状態に戻る。また、図15(e)では、特図1の図柄変動表示が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。そして、次の特図1の図柄変動表示が開始されると、背景画像が切り替わり、一斉演出開始までの準備画像になるとともに、スピーカ120からは演出音が出力される。この準備画像には、準備中という文字表示とともに、一斉演出開始までのカウントダウン表示がなされ、準備画像に切り替わって、一斉演出開始まで、この準備画像が表示される演出は、スピーカ120からの演出音の出力とともに発展演出の一例に相当する。
図16は、これまで説明した発展演出とは異なる他の発展演出の例を段階的に示す図である。
この図16には、左側の縦一列における例、中央の縦一列における例、右側の縦一列における例の合計3つの例が示されている。これら3つの例のいずれにおいても、背景画像に対応付けられたキャラクタが表示される。このキャラクタは、例えば、保留アイコンの表示態様を変化させる際に活躍する。
左側の縦一列における例では、図16(a)において、装飾図柄表示装置208の背景画像は城下町の背景画像であり、その背景画像の右下には、城下町の背景画像に対応付けられた殿様のキャラクタC1が表示されている。また、変動アイコンcは左端に表示され、保留アイコンh1〜h3も左側に表示されている。なお、第4図柄2081,2082の表示位置はこれまでと同じである。この図16(a)に示す装飾図柄表示装置208における表示は第一の演出表示の一例に相当する。
図16(b)では、発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面が均等に四分割され、左上の領域には暗闇の背景画像が表示され、右下の領域にはこれまでの城下町の背景画像が表示され、左下と右上それぞれの領域は黒一色で塗りつぶされている。左上の暗闇の背景画像の右下には、その背景画像に対応付けられた爺のキャラクタC2が表示されているが、右下の城下町の背景画像には、侍のキャラクタが表示されていない。背景画像に対応付けられたキャラクタの表示は、第二の表示の一例に相当する。図16(b)に示す爺のキャラクタC2は、図16(a)に示す殿様のキャラクタC1よりも小さい。なお、左隅に縮小表示された装飾図柄の変動表示、保留アイコンh1〜h3、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcの表示位置には変化はなく、表示サイズも変化はない。
図16(c)では、左上の暗闇の背景画像が拡大表示され、城下町の背景画像は縮小表示されている。また、黒一色で塗りつぶされた左下と右上それぞれの領域も縮小されている。暗闇の背景画像の拡大表示に伴い、爺のキャラクタC2は、右斜め下に向かって拡大されながら移動し、表示位置が変化している。すなわち、爺のキャラクタC2の表示は、暗闇の背景画像との相対的な位置は同じであるが、装飾図柄表示装置208の表示画面における表示位置は変化している。また、表示サイズも大きくなっている。なお、左隅に縮小表示された装飾図柄の変動表示、保留アイコンh1〜h3、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcの表示位置は、ここでも変化はなく、表示サイズも変化はない。4つの領域のうちのいずれか1つの領域が拡大表示する演出も発展演出の一部である。
図16(d)では、背景画像が完全に暗闇の背景画像に切り替わり、爺のキャラクタC2も、表示画面全体の右下の位置に表示されており、ここでの発展演出は成功である。なお、発展演出が終了した後でも、左隅に縮小表示された装飾図柄の変動表示、保留アイコンh1〜h3、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcの表示位置に変化はない。図16(b)から同図(d)直前までに示す発展演出の表示が第二の演出表示の一例に相当する。
以上説明した左側の縦一列における例では、発展演出が開始されてからキャラクタが表示がなされている背景画像が拡大表示されたが、中央の縦一列における例ではその逆である。すなわち、図16(B)では、暗闇の背景画像にはキャラクタが表示されておらず、右下の城下町の背景画像に侍のキャラクタC1が表示されている。しかしながら、図16(C)では、キャラクタが表示されていない暗闇の背景画像が拡大表示され、キャラクタが表示されていた城下町の背景画像は縮小表示されている。図16(D)では、背景画像が完全に暗闇の背景画像に切り替わるが、まだこの段階では、暗闇の背景画像に対応付けられたキャラクタは表示されていない。このキャラクタC2は、図16(E)が示すように、暗闇の背景画像への切り替えが完了した後に、表示画面全体の右下の位置に突如出現する。
また、右側の縦一列における例では、発展演出が開始されてから複数の背景画像にそれぞれのキャラクタが表示される。すなわち、図16(い)では、暗闇の背景画像にも、城下町の背景画像にも、それぞれのキャラクタC2,C1が表示されている。左側の縦一列における例も、中央の縦一列における例も、発展演出が成功した例であったが、この右側の縦一列における例は、発展演出が失敗する例である。図16(う)では、これまでと同じ城下町の背景画像の方が拡大表示を開始している。そして、図16(え)では、背景画像が完全に城下町の背景画像に戻ってしまっており、侍のキャラクタC1も、表示画面全体の右下の位置に表示されており、ここでの発展演出は失敗である。
なお、図16に示す3つの例の発展演出は、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出である。また、図12〜図16を用いて説明した発展演出も、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出であってもよい。
図17は、ボタン演出と発展演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図17(b)で装飾図柄表示装置208に城下町の背景画像が表示されている状態で特図1の図柄変動表示が開始され、同図(c)でリーチ状態になり、装飾図柄表示装置208には、「リーチ」という文字表示がなされる。図17(d)では、ボタン演出が開始され、装飾図柄表示装置208の中央には、ボタン画像136aと、操作促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになってボタン演出画像として表示されている。このボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示は、操作関連表示の一例に相当し、残期間メータ表示136cは、期間関連表示の一例に相当する。また、図17(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。ボタン演出は、リーチ状態になると開始され、スーパーリーチへの発展を占う演出であってもよい。あるいは、この後開始される発展演出の開始前に開始され、発展演出の成否を占う演出であってもよい。この図17(d)に示す状態(第一の状態の一例に相当)は、チャンスボタン136の操作を受け付ける状態である。
残期間メータ表示136cのメータがわずかに(ここでは1/10程度)減った段階で、図17(e)に示すように発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。遊技者は、チャンスボタン136を操作せず、発展演出が開始されても、ボタン演出は継続しており、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示位置に変化はない。しかし、この例では、発展演出が開始されると、発展演出に注目を集めさせるためにボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されていても、チャンスボタン136の操作を強制的に受け付けない操作強制無効期間が開始される。すなわち、ボタン演出と発展演出のうちボタン演出のみが実行されている場合には、チャンスボタン136の操作を受け付ける操作有効期間であるが、発展演出が開始されると、操作有効期間であっても、その発展演出の開始と同時に操作強制無効期間になり、発展演出が終了するまで操作強制無効期間は継続する。なお、ボタン演出の後に発展演出が開始されることが当初から決まっている場合には、ボタン演出のみが開始された時点で早々に操作強制無効期間を開始してもよい。発展演出が終了した段階で、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っている場合(残期間メータ表示136cが0になっていない場合)には、残期間の間だけ操作有効期間が確保される。チャンスボタンランプ138は、操作強制無効期間であっても、残期間メータ表示136cが0になるまで、赤色に点灯し続ける。
なお、操作を強制的に受け付けないとは、そもそも、操作検出信号を受信したか否かを判定すらしないで、操作検出フラグを常時オフにしておくことや、上記判定は行うが、判定結果は無視して、操作検出フラグを常時オフにしておくことや、上記判定結果に基づき操作検出フラグをオンにするが、操作検出フラグの状態に関係なく、操作非検出として処理(例えば、演出実行抽選処理等)を進めることであってもよい(以下、同じ)。
また、「操作を強制的に受け付けない」あるいは「操作を受け付けない」とは、演出を有効として取り扱うための操作の受け付けは行わないという意味である(以下、同じ)。
また、操作強制無効期間は、ボタン操作した場合に実行される演出が発行されない期間、あるいは実行されない期間であってもよい(以下、同じ)。
さらに、ここでの発展演出は、図17(b)の図柄変動表示の開始の際には、例えば、実行可否抽選に当選する等して、実行することが決定されているが、始動入賞を契機に実行可否抽選が行われて、発展演出の実行が決定される態様であってもよく、この態様によれば、図柄変動表示の開始の後に、実行することが決定される場合もある。例えば、大当りの期待が高い熱い保留を取得した際に発展演出が開始されたり、あるいは、熱い保留の取得後のあるタイミングで発展演出が開始され、先読みゾーンに突入する態様であってもよい。
発展演出が継続している図17(f)のタイミングでチャンスボタン136が操作されても、操作強制無効期間であるため、何ら変化がない。すなわち、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示がカットインすることはなく、図17(g)に示すように、発展演出は継続され、暗闇の背景画像がさらに右側へ向けて移動し、ボタン演出画像(136a,136b,136c)も表示されたままである。なお、ボタン演出画像のうちの残期間メータ表示136cのメータは減少を続けている。
残期間メータ表示136cが0になると(チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が0になると)、ボタン演出画像(136a,136b,136c)全部が消え、チャンスボタンランプ138は、白色の点灯状態、あるいは消灯状態に戻る。この例では、その後、発展演出が終了する。図17(i)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わっており、発展演出は成功に終わっている。図17(e)から同図(h)の直前までに示された発展演出の表示が、発展演出表示の一例に相当する。また、ボタン演出画像(136a,136b,136c)全部が消え、チャンスボタンランプ138は、白色の点灯状態、あるいは消灯状態に戻っている。
図17(i)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチCに発展している。この例でも図12の例と同じく、背景画像が暗闇の背景画像になると、必ず、スーパーリーチCに発展するが、図12で説明したように、必ずしもそうでなくてもよい。
以上説明した例では、操作強制無効期間は、図17(d)と同図(e)の間から、図17(g)と同図(h)の間までの期間になる。上述のごとく、操作強制無効期間の開始は、ボタン演出の開始と同時であってもよい。また、発展演出の開始よりも後であってもよい。一方、操作強制無効期間の終了は、発展演出の終了よりも先に、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が0になった場合(残期間メータ表示136cが0になった場合)には、0になった時点になり、発展演出が終了しても、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っている場合には、発展演出の終了時点になる。
また、ボタン演出の実行期間(操作関連表示表示期間の一例に相当)は、図17(d)から、図17(g)と同図(h)の間までの期間になる。なお、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っていても(残期間メータ表示136cが残っていても)、発展演出が終了すれば、その発展演出と同時に終了してもよいし、あるいは、残期間に関係なく、実行時間が予め決めておいた時間に達すると強制的に終了させてもよい。強制的に終了させる場合には、残期間メータ表示136cが残っているのに、その残期間メータ表示136cも含めてボタン演出画像が消えることになる。なお、ボタン演出は、操作を受け付ける状態(操作強制無効期間ではない期間)でチャンスボタン136が操作されることで終了する。
さらに、発展演出の実行期間(発展演出表示表示期間の一例に相当)は、図17(d)と同図(e)の間から、図17(h)までの期間になる。
なお、ボタン演出からのスーパーリーチへの発展よりも、発展演出が成功してスーパーリーチへ発展する方が、遊技者とって大当りの期待度は高い。すなわち、発展演出等の演出表示(第二の表示の一例)は、ボタン演出(第一の表示の一例)よりも大当りの期待度が高い表示である。
また、ボタン演出画像は、ボタン画像136aのみであってもよいし、操作促進表示のみであってもよいし、残期間メータ表示136cのみであってもよい。あるいは、ボタン演出画像は、ボタン画像136aと操作促進表示のみの組合せであってもよいし、ボタン画像136aと残期間メータ表示136cのみの組合せであってもよいし、操作促進表示と残期間メータ表示136cのみの組合せであってもよい。さらに、操作促進表示としては、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示のセットの他、矢印の表示136bのみであってもよいし、操作を促す文字表示のみであってもよい。
さらに、装飾図柄表示装置208に表示されるタイミングと、チャンスボタン136の操作を検出するタイミングとは、装飾図柄表示装置208を制御する基板(例えば、図4に示すVDP434が実装された基板)と、チャンスボタン136の操作を受け付ける基板(例えば、図4に示すセンサ回路428の基板)とが異なるため、タイムラグが生じる。そのため、このタイムラグによって、表示タイミングと操作タイミングが一致していてもずれたりすることもあるが、たまたま一致することもある。あるいは、制御基板を一つにまとめることで常に一致する場合もあり得る。さらに、装飾図柄表示装置208に表示されるタイミングと、操作強制無効期間の開始タイミングあるいは終了タイミングとについても、同様に、ずれたり、一致したりすることがある。図17に示す例では、操作強制無効期間の開始タイミングと、発展演出の実行期間(発展演出表示表示期間)の開始タイミングは一致しているが、厳密には、制御状のタイムラグによりズレる場合もあり得る。、また、操作強制無効期間の終了タイミングと、ボタン演出の実行期間(操作関連表示表示期間)の終了タイミングも一致しているが、厳密には、制御状のタイムラグによりズレる場合もあり得る。
以上の説明では、操作強制無効期間は、発展演出の途中で終了する場合はなかったが、発展演出の途中で終了する場合があってもよい。例えば、発展演出の特定の部分のみに特に注目をさせたい場合には、その特定の部分が終了すれば、ボタン操作を受け付ける。
図17を用いて説明した複合演出を実行可能な遊技台では、ボタン演出が発生する際には、発展演出が開始されないように制御することもできるが、ここではあえて、そのような制御は行わず、発展演出の開始を規制していない。そのため、ボタン演出と発展演出が重複して実行されることがあり、この場合には、一方の演出が他方の演出によって目立たなくなってしまう恐れがある。そこで、操作強制無効期間を設け、発展演出に注目を集めさせることができるようにしている。また、操作強制無効期間が開始される前の早期のタイミングでの操作を促すことができる場合もある。なお、ボタン演出と発展演出が重複して実行されることは、演出抽選における実行確率からすると、非常に稀である場合もあるが、このときにでも、操作強制無効期間を設けておくと、発展演出に注目を集めさせることができる場合があり、好ましい。
図17を用いて説明した複合演出では、操作強制無効期間を設けたことで、発展演出に注目を集めさせることができる場合がある。また、操作強制無効期間が開始される前の早期のタイミングでの操作を促すことができる場合もある。
図18は、操作強制無効期間が発展演出の途中で終了する例を段階的に示す図である。
この例では、図17(g)の状態と同じ状態である図18(g)のタイミングで、操作強制無効期間が終了する。すなわち、操作強制無効期間が発展演出の途中で終了する。操作強制無効期間中であっても、操作強制無効期間が終了しても、ボタン演出画像(136a,136b,136c)は表示されており、残期間メータ表示136cのメータも時間経過に伴い減っていき、チャンスボタンランプ138も、赤色の点灯状態であることから、操作強制無効期間が終了したか否かは遊技者は外観上からはわからない。なお、操作強制無効期間中であることを報知する演出を実行し、操作強制無効期間が終了した場合には、その演出も終了させて、操作強制無効期間が終了したことをわからせるようにしてもよい。あるいは、チャンスボタン136の点灯態様を、操作強制無効期間中と操作強制無効期間が終了した後とで異ならせてもよい。例えば、ボタン演出開始前は白色の点灯態様であるのに対し、操作強制無効期間中は青色の点灯態様にし、操作を受け付けることができる状態では赤色の点灯態様にしてもよい。
発展演出がさらに続く図18(h)では、遊技者がチャンスボタン136を操作し、同図(i)に示すように、“CHANCE”という予告表示が、暗闇の背景画像に90%程度置き換わった背景画像にオーバーラップするように割り込んで表示され、その後、図18(j)ではスーパーリーチAに発展している。なお、スーパーリーチAに発展する時点で、タイミング良く発展演出が終了し、暗闇の背景画像に置き換わっているが、発展演出が終了するまで、スーパーリーチ演出の開始を遅延させてもよい。また、発展演出が成功してスーパーリーチへ発展する図17の例では大当りの期待度が相対的に高いスーパーリーチCに発展しているが、ここでは、ボタン演出からのスーパーリーチへの発展であったため、大当りの期待度が相対的に低いスーパーリーチAに発展している。ただし、ボタン演出からのスーパーリーチへの発展であっても、スーパーリーチCに発展する場合があってもよい。
図19は、発展演出に失敗した後にチャンスボタンランプ138の操作が受け付けられる例を段階的に示す図である。
この例では、図17(g)の状態と同じ状態である図19(g)の後に、発展演出は終了する。この例における発展演出は失敗に終わり、背景画像は、発展演出が開始される前の城下町の背景画像に戻っている。なお、暗闇の背景画像は、即座に左側に移動し一瞬にして城下町の背景画像に戻ってもよいし、右側に移動する速度と同じ速度で左側に移動してもよい。
図19(h)では、城下町の背景画像にボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されており、発展演出は終了しても、ボタン演出は継続している。このように、発展演出が終了しても、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っている場合(残期間メータ表示136cが0になっていない場合)には、ボタン演出が継続する場合がある。すなわち、この例では、操作強制無効期間は、発展演出の終了と同時に終了する。
なお、暗闇の背景画像が右側に移動する速度と同じ速度で左側に移動し始めたら、操作強制無効期間が終了になるようにしてもよい。遊技者は、暗闇の背景画像が左側に移動し始めた瞬間に発展演出は失敗であったことに気付き、この場合には、チャンスボタン136の操作を少しでも早く認めてあげることで、遊技意欲の持続につながる場合がある。
また、この例では、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っていたので、ボタン演出が継続するが、その残期間が残っていなくても、発展演出に失敗したことを契機に、ボタン演出を再度最初から行うようにしてもよい。
図20は、発展演出の開始が遅れた場合の例を段階的に示す図である。
図17等に示す例では、残期間メータ表示136cのメータが1/10程度減った段階で発展演出が開始されたが、この例では、6/10程度も減った段階で、図20(f)に示すように発展演出が開始される。遊技者は、この遅めの発展演出が開始された後に、タイミングでチャンスボタン136を操作する。すなわち、図20(g)に示すように、残期間メータ表示136cのメータが2/10程度しか残っていないタイミングでチャンスボタン136を操作する。このタイミングは、操作強制無効期間であり、チャンスボタン136の操作は強制的に受け付けられず、やがて、図20(h)に示すようにチャンスボタン136の操作を受付ける残期間が0になり、ボタン演出が終了する。図20(i)に示すように、ボタン演出が終了しても発展演出は継続しており、結局ここでは発展演出は失敗に終わり、背景画像は、発展演出が開始される前の城下町の背景画像に戻っている(図20(j)参照)。この例では、発展演出が失敗に終わっても、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が0になってしまっているので、チャンスボタン136の操作は受け付けられない。
図21は、ボタン演出が開始されてすぐにチャンスボタン136の操作が行われた例を段階的に示す図である。
図21に示す例では、同図(d)でボタン演出が開始されると、遊技者は、同図(e)に示すようにチャンスボタン136を即座に操作する。すなわち、発展演出が開始される前にチャンスボタン136を操作する。この例では、発展演出が開始される前は、操作強制無効期間ではなく、チャンスボタン136の操作を受け付ける状態にあり、図20(f)には、“CHANCE”という予告表示が、城下町の背景画像にオーバーラップするように割り込んで表示され、その後、同図(g)ではスーパーリーチAに発展している。
そして、その後に発展演出が開始され(図21(h)参照)、図21(i)に示すように、発展演出成功からスーパーリーチCにさらに発展する。
発展演出は、例えば、図21(c)等に示すリーチ状態の開始から予め定められた時間を経過すると開始される演出であってもよく、この例のように、チャンスボタン136の操作タイミングが早いと、チャンスボタン136操作に基づく演出(ここではスーパーリーチA)を見ることができ、このことを項略本等で知った遊技者は、チャンスボタン136操作に基づく演出を見ようとして、チャンスボタン136を早いタイミングで操作するようになり、操作促進につながる。また、発展演出の開始前にチャンスボタン136が操作された場合には、例え、発展演出の開始タイミングが到来しても、“CHANCE”等の予告表示や、チャンスボタン136操作に基づく演出(例えば、スーパーリーチ演出)の実行を優先し、発展演出の開始タイミングを遅延させるようにしてもよい。また反対に、発展演出を優先させてもよい。
以上説明したように、他の演出実行中に、発展演出が開始されて煽り、その発展演出が、成功する場合(演出が発展(スーパーリーチ演出に発展)する場合)と、失敗する場合(演出が発展しない場合)とがある。なお、ここにいう他の演出とは、ボタン演出に限らず、様々な演出であってもよく、島設備の一斉演出であってもよい。
なお、発展演出における背景画像の最初の出現位置は、様々であってもよく、例えば、装飾図柄表示装置208の表示画面の中心に縮小表示された状態で出現してもよい。また、発展演出の終了タイミングは、発展演出を開始した図柄変動表示の実行期間内であればいつでもよい。なお、複数回の図柄変動表示にまたがって発展演出を行ってもよい。
また、ボタン演出の開始タイミングやボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示開始タイミングと、発展演出が開始されるタイミングとの間に法則性を持たせてもよい。例えば、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されて残期間メータ表示136cのメータが、予め定められた位置まで減った場合に、発展演出が開始される態様であってもよい。
また、以上の説明では、ボタン演出が開始された後に、発展演出が開始され、操作強制無効期間の間も、チャンスボタン138は赤色に点灯し、発展演出成功となる例や、反対に発展演出失敗となる例について説明した。また、操作強制無効期間が終了しても、ボタン操作の残期間が残っている場合には、ボタン操作の受付が復活する例や、残期間が残っておらず、ボタン操作の受付が復活しない例についても説明した。さらに、発展演出が開始される前にボタン操作を行い、操作結果(“CHANCE”という予告表示)は、発展演出に持ち越さない例についても説明した。なお、操作結果を発展演出に持ち越す場合があってもよい。
図22は、チャンスボタン136の操作に基づく演出としてランク表示がなされる例を段階的に示す図である。
この例でも、発展演出が開始される前にチャンスボタン136が操作され(図22(e)参照)、図22(f)には、“CHANCE”という予告表示が、城下町の背景画像にオーバーラップするように割り込んで表示され、その後、同図(g)ではスーパーリーチAに発展している。チャンスボタン136の操作に基づく演出の一つは、このスーパーリーチAの演出であるが、この例では、チャンスボタン136の操作に基づくもう一つの演出としてランク表示rvの演出が付加されている。ランク表示rvは、大当りの予告演出の一種であって、大当りの期待度は、ランクAが最も高く、ランクFが最も低い。図22(h)に示す装飾図柄表示装置208には、左下に「ランクC達成」というランク表示rvがなされている。ここでのランク表示rvは、“CHANCE”という予告表示に対応したランクCであってもよいし、スーパーリーチAに対応したランクCであってもよく、“激熱”という予告表示ではランクAになり、スーパーリーチCでもランクAになる。
なお、ランク表示は、他の予告演出の期待度を、段階的に報知する表示であってもよい。例えばSSランク、Sランク、Nランク、Nランク、SNランクの5段階の表示であってもよい。また、予告としての機能を直接は持たずに、単に他の予告の期待度を映像化しているものであってもよい。
この例では、チャンスボタン136の操作タイミングが早いとランク表示rvを見ることができ、大当りの期待度の目安になる。
そして、その後に発展演出が開始されてもランク表示rvは左下に表示されたままであり(図22(h)参照)、図22(i)に示すように、発展演出成功からスーパーリーチCにさらに発展しても、ランク表示rvは左下に表示されたままである。このように、チャンスボタン136の操作に基づく演出が、発展演出が終了した後も履歴として残り、持ち越される。なお、ランク表示rvが持ち越されることにより、キャラクタ表示やアイコン表示がランク表示によって隠される場合もある。
図23は、ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の例を段階的に示す図である。
図23(c)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、左図柄表示領域208aには「A」のカードが表示され、中図柄表示領域208bには「B」のカードが表示され、右図柄表示領域208cには「C」のカードが表示されている。このように各カードに表示されている図柄は、特殊図柄であって、装飾図柄の一種である。
図23(d)では、各カードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示され、3回のボタン操作を促す。
図23(e)では、チャンスボタン136の1回目の操作が行われ、同図(f)では、「A」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化している。なお、殿様のキャラクタC1の顔以外に、その他のキャラクタの顔に変化する場合もある(以下、同じ。)。
図23(g)では、チャンスボタン136の2回目の操作が行われ、同図(h)では、「B」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化している。
図23(i)では、チャンスボタン136の3回目の操作が行われ、同図(j)では、「C」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化し、殿様のキャラクタC1の顔が3つ揃う。すなわちここでは、チャンスボタン136を操作することで、絵合わせゲームが行われたことになり、この例では絵合わせゲームに成功したことになる。
やがて、図23(k)に示すように、3つ並んだ殿様のキャラクタC1の顔を覆うように、“激熱”という予告表示が割り込んで表示される。なお、この例では、各カードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されたが、最初に「A」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つだけ表示され、チャンスボタン136が操作されると、「B」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つ表示され、チャンスボタン136が再び操作されると、「C」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つ表示される態様であってもよい。
図24は、発展演出と図23を用いて説明したボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図24(a)では、各表示領域208a〜208cにカードが表示されており、同図(b)では、図23を用いて説明したボタン演出画像が複数表示されるボタン演出が開始される。チャンスボタン136の一回目の操作を終えたところで、発展演出が開始され、図24(e)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してきている。
発展演出が開始されると、操作強制無効期間が開始され、図24(f)で、チャンスボタン136の二回目の操作を行っても、その操作は強制的に受け付けられず、やがて、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が0になり、その後、発展演出は成功に終わり、図24(h)ではスーパーリーチCの演出が開始されている。
なお、発展演出が失敗に終わった場合は、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間に関係なく、チャンスボタン136の操作を受け付けるようにしてもよい。
図24(h’)でもスーパーリーチC演出が開始されているが、その後、図24(i’)に示すように、“激熱”という予告表示が割り込んで表示される。ここでは、チャンスボタン136の操作が3回行われなかったが、予告表示が表示されている。この予告表示は、チャンスボタン136の操作を1回も行わなくても表示される。
図25は、保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示される一例を段階的に示す図である。
図25(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されており、これらのうち、始動入賞タイミングが最も新しい4番目の保留アイコンh4のみが、チャンスボタン136の表示態様(以下、ボタン表示態様という。)で表示されている。ボタン表示態様は、デフォルトの表示態様である黒丸の表示態様に、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bの組合せが付加された表示態様であって、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示は含まれていない表示態様である。このボタン表示態様は、操作関連表示態様の一例に相当する。保留アイコンの表示態様をボタン表示態様にすることによって、ボタン演出が実行されている。ただし、特図の図柄変動表示の実行中しか、チャンスボタン136の操作を受け付けず、特図の図柄変動表示の停止表示中は操作強制無効期間に相当する。また、この例では、チャンスボタン136の点灯態様は、常時、白色の点灯態様であるが、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されている間は、常時、赤色の点灯態様であってもよい。あるいは、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されている特図の図柄変動表示の実行中に限って赤色の点灯態様とし、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されていても特図の図柄変動表示の停止表示中は青色の点灯態様としてもよい。
特図の図柄変動表示の停止表示中である図25(c)のタイミングで、遊技者は、チャンスボタン136を操作するが、操作強制無効期間のため、操作は強制的に受け付けられず、図25(d)でも4番目の保留アイコンh4はボタン表示態様のままである。
図25(e)では、次の特図1の図柄変動表示が開始され、保留アイコンは左へ一つシフト移動し、その結果、ボタン表示態様の保留アイコンは3番目の保留アイコンh3になる。
図25(f)では、図柄変動表示の実行中にチャンスボタン136が操作され、図25(g)では、それまでボタン表示態様であった3番目の保留アイコンh3の表示態様が、エフェクトの表示態様に一旦変化し、同図(h)では、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化している。この殿様のキャラクタC1の顔の表示態様は、大当りの期待度が高い先読み予告の表示態様である。このように、チャンスボタン136の操作が受け付けられて大当りの期待度が高い表示態様に変化した場合は、ボタン演出成功に相当し、反対に、デフォルトの表示態様に戻ったり、大当りの期待度が低い表示態様(例えば、バツ印の表示態様)に変化した場合は、ボタン演出失敗に相当する。なお、ボタン表示態様も先読み予告の表示態様の一種と見ることもできる。
なお、ボタン表示態様は、ボタン画像136aのみであってもよいし、操作促進表示のみであってもよいし、残期間メータ表示136cのみであってもよいし、ボタン画像136aと操作促進表示と残期間メータ表示136cの組合せであってもよい。あるいは、ボタン表示態様は、ボタン画像136aと残期間メータ表示136cのみの組合せであってもよいし、操作促進表示と残期間メータ表示136cのみの組合せであってもよい。さらに、操作促進表示としては、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示のセットの他、矢印の表示136bのみであってもよいし、操作を促す文字表示のみであってもよい。
図26は、保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示される他の一例を段階的に示す図である。
図25に示す例では、ボタン表示態様の保留アイコンは、保留増加時(始動入賞時)に最初からボタン表示態様で表示される。一方、この図26に示す例では、ボタン表示態様の保留アイコンは、保留増加後(始動入賞後)に、デフォルトの表示態様から変化して表示される。図26(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4がいずれもデフォルトの表示態様で表示されている。これらの保留アイコンh1〜h4は、演出表示領域208dの左側に表示されており、右隅にはスペースが確保されている。
図26(b)では、特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始された特図1の図柄変動表示は、図26(l)まで継続する。
図26(c)〜同図(e)では、スペースが確保された右隅に、殿様のキャラクタC1が、画面下方から徐々に上昇してくる。この殿様のキャラクタC1は、右肩に、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン136xをかついでいる。ここでは、操作を促す画像等は付加されておらず、単なるボタン136xの画像である。図26(f)では、右肩にボタン136xをかついだ殿様のキャラクタC1が、そのボタン136xを投げる。ここでの単なるボタン136xの画像は、ボタン操作を促しているとはいえず、単なるボタン136xの画像が表示されただけでは、ボタン操作を受け付ける期間は開始されない。すなわち、ボタン操作は受け付けられない。投げられたボタン136xはどこに到達するか不明であるが、図26(h)では、三番目の保留アイコンh3に到達し、それまでデフィルトの黒丸の表示態様であった三番目の保留アイコンh3が、ボタン136xの画像に置き換わる。次いで、図26(i)に示すように、ボタン136xの画像に、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bが付加され、三番目の保留アイコンh3の表示態様は、ボタン表示態様になる。保留アイコンh3の表示態様がボタン表示態様になると、ボタン操作を受け付ける期間が開始され、ボタン操作を受け付ける。ただし、チャンスボタン136の点灯態様は、保留アイコンh3の表示態様がボタン表示態様になっても、白色の点灯態様のままである。
図26(j)〜同図(k)では、ボタン136xを投げ終えた殿様のキャラクタC1が、徐々に下降し、同図(l)では、表示画面から完全に消える。
図27は、エフェクト効果によるボタン演出の一例を段階的に示す図である。
図27(a)ではリーチ状態が開始される。リーチ状態が開始されると、ボタン演出が開始される。図27(b)では、ボタン演出が開始され、まずは、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像がエフェクト効果によって左右に分かれて半透明状に表示されている。この段階では、ボタン操作を受け付ける期間は開始されず、ボタン操作は受け付けられない。左右に分かれて半透明状に表示されたボタン画像136a’は、時間の経過とともに互いに接近し合い、やがて一つに合体し、ボタン画像136aになる。この段階でも、単なるボタン画像136a’にしかすぎず、ボタン操作を促しているとはいえないことから、ボタン操作を受け付ける期間はまだ開始されず、ボタン操作は受け付けられない。最後に、操作促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、残期間メータ表示136cとが追加され、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示される。ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されると、それまで白色に点灯していたチャンスボタン136は、赤色に点灯し、ボタン操作を受け付ける期間が開始され、ボタン操作を受け付ける。
図28は、発展演出と保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図28(a)では、3つ表示されている保留アイコンのうち三番目の保留アイコンh3の表示態様がボタン表示態様であり、ボタン演出が行われている。ボタン表示態様の保留アイコンh3は、操作関連表示の一例に相当する。また、特図1の図柄変動表示中である。ここで行われている特図1の図柄変動表示は、図28(g)の直前まで継続される。ボタン表示態様の保留アイコンが特図1の図柄変動表示中に表示されている状態で、図28(b)に示すように発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。特図1の図柄変動表示中ではあるが、発展演出が開始されたことで操作強制無効期間が開始される。したがって、図28(c)のタイミングでチャンスボタン136が操作されても、その操作は強制的に受け付けられず、図28(d)でも3番目の保留アイコンh3はボタン表示態様のままである。
やがて、図28(e)に示すように発展演出が成功に終わり、背景画像は暗闇の背景画像に切り替わる。この段階でも、3番目の保留アイコンh3はボタン表示態様のままである。図28(f)では、発展演出が成功に終わったことによりスーパーリーチCの演出が開始されている。スーパーリーチCの演出が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。したがって、ボタン表示態様の保留アイコンh3も消えてしまっている。
図28(g)では、スーパーリーチ演出が開始されながらも、暗闇の背景画像で左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示では、ハズレの装飾図柄の組合せが表示され、同図(h)では、城下町の背景画像に戻って、左図柄表示領域208aに「装飾3」、中図柄表示領域208bに「装飾2」、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示されている。図28(h)では、スーパーリーチ演出中に消えていた保留アイコンの表示が復活し、ボタン表示態様の保留アイコンh3も表示されている。しかしながら、特図の図柄変動表示が停止表示中であるため、操作強制無効期間であり、このタイミングでチャンスボタン136を操作しても、操作は強制的に受け付けられない。保留アイコンの表示態様を用いたボタン演出では、その保留アイコンの表す保留が消化されるまでボタン演出を継続可能(ボタン表示態様で表示継続可能)であり、図28(h)に示すボタン表示態様の保留アイコンh3は、次の図柄変動表示が開始されると、2番目の保留アイコンh2にシフト移動し、さらに、1番目の保留アイコンh1としても表示可能である。またさらに、1番目の保留アイコンh1がボタン表示態様で表示されている状態で、その1番目の保留アイコンh1の表す保留が消化されると、当該1番目の保留アイコンhは変動アイコンcに変化し、変動アイコンcに変化してもボタン表示態様で表示されるようにしてもよい。
なお、この例でも、図25に示す例と同じく、チャンスボタン136の点灯態様は、常時、白色の点灯態様であるが、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されている間は、常時、赤色の点灯態様であってもよい。あるいは、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されている特図の図柄変動表示の実行中に限って赤色の点灯態様とし、ボタン表示態様の保留アイコンが表示されていても特図の図柄変動表示の停止表示中は青色の点灯態様としてもよい。
スーパーリーチ演出が開始された図28(f)に続く、他の例の図28(i)では、ボタン表示態様の保留アイコンh3が消えている状態でスーパーリーチ演出の実行中にチャンスボタン136を操作する。ここでのチャンスボタン136の操作は有効に受け付けられ、図28(j)では、同図(g)と同じく、暗闇の背景画像で左上にハズレの装飾図柄の組合せが表示されている。この図28(g)の段階でも保留アイコンは消えており、同図(h)に示す、城下町の背景画像に戻って装飾図柄の停止表示が行われる段階で保留アイコンの表示は復活する。表示が復活した保留アイコンのうち、スーパーリーチ演出前はボタン表示態様であった3番目の保留アイコンh3は、スーパーリーチ演出中にボタン操作がされたことで、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化して、復活表示されている。なお、スーパーリーチ演出中にボタン操作がされ、その操作が有効に受け付けられた場合には、スピーカ120から演出音を出力したり、チャンスボタン136の点灯態様を変化(例えば、点滅態様に変化)させてもよい。
図29は、保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出が発展演出実行中に開始された場合の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図29(a)では、特図1の図柄変動表示中であり、2つの保留アイコンh1,h2が表示されている。これら2つの保留アイコンh1,h2はいずれもデフォルトの表示態様である。ここで行われている特図1の図柄変動表示は、図29(g)まで継続される。
図29(b)では発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。
図29(c)では、発展演出が継続している状態で第1特図始動口230に入球があり、特図1の保留数が一つ増加し、3番目の保留アイコンh3が追加表示される。ここで追加表示された3番目の保留アイコンh3は、ボタン表示態様で追加表示され、発展演出実行中にボタン演出が開始される。このように、発展演出実行中にボタン演出が開始されると、ボタン演出の開始当初から操作強制無効期間になり、チャンスボタン136の操作を最初から強制的に受け付けない。発展演出が継続している図29(d)のタイミングでチャンスボタン136を操作してもその操作も強制的に受け付けられず、同図(e)に示すように、3番目の保留アイコンh3は、ボタン表示態様のままである。
図29(f)では、発展演出が成功に終わり、背景画像は暗闇の背景画像に切り替わり、次いで、同図(g)に示すようにスーパーリーチCの演出が開始される。
ここで、スーパーリーチCの演出の後、装飾図柄表示装置208に、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示される場合であっても、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示される場合であっても、3番目の保留アイコンh3は、ボタン表示態様で復活表示される。ただし、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示される場合には、デフォルトの表示態様(黒丸の表示態様)に戻して復活表示するようにしてもよい。あるいは、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示される場合には、ボタン表示態様のまま復活表示されるが、大当り遊技が開始された場合には、ボタン表示態様から黒丸の表示態様に戻してもよい。
発展演出が成功に終わった図29(f)に続く他の例を示す図29(g’)では、発展演出が終わったことにより操作強制無効期間が終了しており、チャンスボタン136が操作されると、その操作を有効に受付ける。しかしながら、スーパーリーチ演出が開始されており、保留アイコンは消去されているため、保留アイコンの表示態様の変化を確認することができない。図29(h’)は、装飾図柄表示装置208に、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示された場合の例であり、この場合、保留アイコンの表示態様は総てデフォルトの表示態様(黒丸の表示態様)に戻ってしまい、ボタン演出は終了してしまう。このため、保留アイコンの表示態様の変化が不明のままボタン演出が終了してしまったことになる。一方、図29(h’’)は、装飾図柄表示装置208に、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示された場合の例であり、この場合は、保留アイコンの表示態様はデフォルトの表示態様に戻らず、図29(h’’)では、3番目の保留アイコンh3が、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化して、復活表示されている。このため、ボタン演出における保留アイコンの表示態様の変化を確認することができる。
なお、停止図柄の表示の際に、保留アイコンの表示を復帰させず、次の図柄変動表示が開始されるタイミングで保留アイコンの表示を復帰させてもよく、この場合には、次の図柄変動表示が開始されるタイミングで、ボタン演出における保留アイコンの表示態様の変化を確認することができる。
図30は、図17に示すボタン演出と発展演出の複合演出の実行中と、発展演出の終了後にも球抜き操作が行われた場合の一例を段階的に示す図であり、図17の説明と重複する説明は省略する。
この例では、図1に示す下皿128から球を抜くことを促す表示(球抜き促進表示の一例に相当)である「球を抜いてください」という文字表示が、図30(a)の段階から装飾図柄表示装置208に表示されている。図30(c)ではリーチ状態になり、同図(d)では、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示によるボタン演出が開始され、同図(d)と同図(e)の間では、発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。この間、球抜き促進表示は継続して表示されており、図30(e)で、球抜き動作が行われる。球抜き動作が行われると、下皿満タンセンサが下皿満タン状態の是正を検出し、球抜き促進表示は即座に終了する。すなわち、ボタン演出の実行中であっても、あるいは発展演出の実行中であっても、操作強制無効期間中であっても、球抜き促進表示は非表示になる。また逆に、ボタン演出の実行中であっても、あるいは発展演出の実行中であっても、下皿満タンエラーが発生すれば、球抜き促進表示は即座に行われる。
なお、下皿満タンエラーが発生すれば、球抜き促進表示が直ちに行われる他、第一の時間、下皿満タンエラー状態が継続すると表示を開始する態様であってもよい。また、大当り遊技中には、球抜き促進表示を表示してもよいし、反対に表示しないようにしてもよい。さらには、確変状態/非確変状態、時短状態/非時短状態、図柄変動中/停止中、大当り遊技状態/通常状態等の遊技状態に応じて、球抜き促進表示は表示される場合があったり、表示されない場合があったりしてもいよい。ここでは、球抜き促進表示について説明した、他のエラーに関する表示についても同じであり、以降のエラーに関する表示(球抜き促進表示を含む)の説明についても同様である。
発展演出は成功に終わるが、図30(e)で行った球抜き動作が僅かにしか行われなかった結果、発展演出の終了直後に下皿満タンエラーが再び発生する。発展演出が終了し、暗闇の背景画像に切り替わった後でも、下皿満タンエラーが発生すれば、図30(h)に示すように、「球を抜いてください」という球抜き促進表示が即座に表示され、球抜き動作が行われると、球抜き促進表示は即座に終了する。
図31は、2種類のボタン演出が重複して行われる複合演出の一例を段階的に示す図である。
図31(a)では、3つ表示されている保留アイコンのうち三番目の保留アイコンh3の表示態様がボタン表示態様であり、保留アイコンの表示態様を用いたボタン演出(第一のボタン演出)が行われている。保留アイコンの表示態様を用いたボタン演出は、その保留アイコンが表す保留の図柄変動表示で大当りするか否かを予告する先読み予告の演出に相当する。
図31(b)では、リーチ状態になり、同図(c)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央部分にボタン演出画像(136a,136b,136c)を表示して行うボタン演出(第二のボタン演出)が開始されている。ボタン表示態様の保留アイコンh3も表示され続けており、2種類のボタン演出が重複して実行されている状態になる。
図31(d)では、発展演出が開始され、画面中央部分にボタン演出画像(136a,136b,136c)を表示して行うボタン演出(第二のボタン演出)に対しては、操作強制無効期間になる。
一方、保留アイコンの表示態様を用いたボタン演出(第一のボタン演出)に対しては、特図の図柄変動表示の実行中は、操作を受付可能であり、特図1の図柄変動表示の実行中である図31(e)のタイミングでチャンスボタン136が操作されると、ボタン表示態様であった3番目の保留アイコンh3が、同図(f)に示すように、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化する。なお、操作強制無効期間中の、ボタン演出画像(136a,136b,136c)を表示して行うボタン演出では、残期間メータ表示136cのメータが減っている他は何ら変化はない。
図31(g)でも、発展演出は継続され、暗闇の背景画像がさらに右側へ向けて移動し、ボタン演出画像(136a,136b,136c)も表示されたままである。なお、ボタン演出画像のうちの残期間メータ表示136cのメータは減少を続けている。また、3番目の保留アイコンh3は、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様で表示されている。
図31(h)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わっており、発展演出は成功に終わっている。また、残期間メータ表示136cが0になり、ボタン演出画像(136a,136b,136c)全部が消え、第一のボタン演出は終了し、チャンスボタンランプ138は、白色の点灯状態、あるいは消灯状態に戻っている。一方、3番目の保留アイコンh3は、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様で表示されている。
図31(i)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチCに発展し、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコンh3を含めて総ての保留アイコンh1〜h3は消え、視認不能になっている。ただし、大当りにならずに次の図柄変動表示が開始されれば、3番目の保留アイコンh3は、2番目の保留アイコンh2として、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様で再び表示され、次以降の図柄変動表示中にも確認することができる。
なお、図31(c’)に示すように、保留アイコンではなく、変動アイコンcの表示態様を用いたボタン演出が実行される場合もある。すなわち、図31(c’)に示す変動アイコンcの表示態様は、デフォルトの表示態様である星形の表示態様に、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bの組合せが付加された表示態様(以下、この表示態様もボタン表示態様という。)であって、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示は含まれていない表示態様である。矢印の表示136bは、画面中央部分に表示されたボタン演出画像(136a,136b,136c)のうちの残期間メータ表示136cの一部にオーバラップして、その残期間メータ表示136cの一部を隠している。なお、操作が受け付けられる(操作強制無効期間中ではない)ボタン演出に係る表示の方を、操作強制無効期間中のボタン演出に係る表示よりも優先してもよい。例えば、操作が受け付けられる(操作強制無効期間中ではない)ボタン演出に係る表示の一部又は全部が、操作強制無効期間中のボタン演出に係る表示の一部又は全部にオーバーラップして、操作が受け付けられるボタン演出に係る表示の方が見やすくなるようにしてもよい。
変動アイコンcの表示態様を用いたボタン演出は、現在行われている特図の図柄変動表示が終了すると同時に終了する演出であり、現在行われている特図の図柄変動表示中にチャンスボタン136が操作されると、ボタン表示態様の変動アイコンcは、図31(g’)では、お姫様のキャラクタC3の顔の表示態様に変化している。変動アイコンcの表示態様を用いたボタン演出は、現在行われている特図の図柄変動表示で大当りするか否かを予告する通常予告の演出に相当する。
スーパーリーチの演出が開始されると、上述の如く、保留アイコンは総て消えてしまうが、変動アイコンは消去されず、図31(i’)に示すように、お姫様のキャラクタC3の顔の表示態様を、図柄変動表示中はいつでも確認することができる。
なお、図31に示す例では、保留アイコンの表示態様を用いたボタン演出(第一のボタン演出)に対しては、特図の図柄変動表示の実行中は、操作を受付可能であり、ボタン演出画像(136a,136b,136c)を表示して行うボタン演出(第二のボタン演出)に対しては、操作強制無効期間が設定されていたが、発展演出が開始されなければ、第二のボタン演出に対しても、特図の図柄変動表示の実行中は、操作を受付可能である。したがって、チャンスボタン136が一回操作されると、“CHANCE”等のカットイン表示が出現するとともに、ボタン表示態様の保留アイコンの表示態様が変化する。また、第一のボタン演出に操作強制無効期間を設定し、第二のボタン演出に対しては、特図の図柄変動表示の実行中は、操作を受付可能にしてもよいし、両者ともに操作強制無効期間を設定してもよいし、両者ともに操作強制無効期間を設定せずに両者ともに操作受付可能にしてもよい。
図32は、オートボタン機能を有する場合のボタン演出の一例を段階的に示す図である。
ここにいうオートボタン機能とは、チャンスボタン136の操作に係る演出の実行中に、チャンスボタン136の操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う機能である。この例では、チャンスボタン136を用いた演出の内容に応じてオートボタン機能を有効又は無効にしている。また、オートボタン機能が有効となっている状態において、チャンスボタン136を用いた演出の内容に応じて、単発操作、長押し操作及び連打操作のうちのいずれか一つ又は二つの機能だけ有効となるように構成されていてもよい。
図32(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、オートボタン機能が有効になっていることを表す「オートボタンモード」という文字表示がなされている。この文字表示は、オートボタン機能が有効になっている期間中、継続して表示される。
図32(c)ではリーチ状態になり、同図(d)からボタン演出が開始され、装飾図柄表示装置208の中央部分には、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示される。ここでのオートボタン機能は、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が予め定められた残期間(ここでは半分)になったら、無操作で操作を行った扱いにしてくれる。図32(e)では、残期間は1/10程度しか減っておらず、同図(f)では6/10程度まで減ってきている。やがて、残期間が半分になると、オートボタン機能が発動し、チャンスボタン136を操作していなくても操作したのと同じように扱ってくれる。図32(g)に示す装飾図柄表示装置208には、チャンスボタン136を操作した場合に限って表示される、スーパーリーチ演出の開始についての期待度を表す予告表示(ここでは“CHANCE”という予告表示)がなされている。その後、図32(h)に示すように、スーパーリーチAの演出が開始される。なお、オートボタン機能が一回発動しても、オートボタン機能が有効である期間は「オートボタンモード」という文字表示は消えず、スーパーリーチの演出が開始されても、その文字表示は消えない。
図33は、オートボタン機能を有する場合の、ボタン演出と発展演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図33(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下にも「オートボタンモード」という文字表示がなされており、同図(c)ではリーチ状態になり、同図(d)からボタン演出が開始されている。そして、図33(e)では、発展演出が開始され、暗闇の背景画像が出現してくる。オートボタン機能が有効になっている状態でも、発展演出が開始されると、操作強制無効期間になり、オートボタン機能の発動が無効化される。したがって、この例でも、オートボタン機能の発動が無効化され、図32(g)に示すような、チャンスボタン136を操作した場合に限って表示される、スーパーリーチ演出の開始についての期待度を表す予告表示は実行されず、図33(h)では、発展演出が成功に終わっている。図33(i)では、発展演出が成功に終わったことによりスーパーリーチCの演出が開始されている。
なお、オートボタン機能が有効になっている状態での操作強制無効期間における制御では、オートボタン機能の発動を有効と扱った上で、上記予告表示を実行しない場合もある。
図34は、普図演出の一例を段階的に示す図である。
図34(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、同図(c)ではリーチ状態になる。また、ここでは不図示の普図表示装置210(図3参照)における普図の図柄変動表示も実行中である。この例では、普図の図柄変動表示中に普図演出が実行される。ここでは、普図演出として、ルーレット表示演出が実行される。普図演出ではまず、図34(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の左下隅に殿様のキャラクタが登場する。次いで、図34(e)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅にルーレット表示2087が出現し、殿様から矢arが発射される。
図34(f)に示す装飾図柄表示装置208では、ルーレット表示2087の「助」に矢arが命中する。このタイミングで、不図示の普図表示装置210には普図当りの図柄が停止表示され、図34(g)に示す装飾図柄表示装置208には、「電チューを狙え」という文字表示がなされている。この普図演出では、電チュー(第2特図始動口232)が、通常よりも長い時間、開放する電チューロング開放に当選したことが報知される。すなわち、「助」の文字は、電チューロング開放を意味する。なお、電チューロング開放にハズレた場合には、×の記号に矢arが命中する。
普図表示装置210に普図当りの図柄が停止表示された後に、図34(h)に示すように、電チュー(第2特図始動口232)が通常よりも長い時間、開放する。
図34(f’)および同図(g’)は、保留アイコンの変化予告演出の一例を示す図である。この例でも、特図の図柄変動表示と普図の図柄変動表示の両方の図柄変動表示が実行されている状態である。なお、いずれか一方の図柄変動表示のみ実行されている状態であってもよいし、いずれの図柄変動表示も実行されていない状態であってもよい。そして、装飾図柄表示装置208では、図34(e)を用いて説明したルーレット表示演出と同じルーレット表示演出が実行される。このルーレット表示演出が、保留アイコンの変化予告演出であり、図34(f’)に示す装飾図柄表示装置208では、左下隅に表示された殿様のキャラクタから発射された矢arがルーレット表示2087の「変」に命中している。
図34(f’)に示す装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。これら3つの保留アイコンh1〜h3はいずれも、デフォルトの表示態様である。そして、保留アイコンの変化予告演出であるルーレット表示演出において矢arが「変」に命中した場合には、現在表示されている保留アイコンのうちいずれかの保留アイコンの表示態様が変化する。図34(g’)では、3番目の保留アイコンh3の表示態様が、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化している。殿様のキャラクタC1の顔の表示態様は、先読み予告の表示態様であり、保留アイコンの変化予告演出は先読み予告演出の一種と見ることもできる。一方、不図示の×の記号に矢arが命中した場合には、いずれの保留アイコンの表示態様も変化しない。なお、保留アイコンの変化予告演出が、特図の保留増加時に行われる場合には、増加した保留を表す保留アイコンの表示態様が変化したり、しなかったりするようにしてもよい。
なお、ルーレット表示演出は、特図の先読み予告演出の他、特図の通常予告演出にも適用することができる。また、ルーレット表示演出は、特図の図柄変動表示において、いわゆる擬似連演出が開始されるか否かを予告する擬似連予告演出にも適用することができる。擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、装飾図柄表示装置208における図柄表示領域208a〜208cの一部又は総てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止(装飾図柄の更新を停止しているが確定はしていない状態であって、揺り動かすなどの状態としていてもよい)させた後に、総ての装飾図柄を再度、変動表示させる再変動表示を1又は複数回実行する。例えば、中図柄表示領域208bでは装飾図柄の更新(変動表示)が行われている状態で、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにおいては装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよいし、総ての図柄表示領域208a〜208cで装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよい。なお、仮停止が行われると、装飾図柄以外の図柄や絵柄が仮停止することもある。この擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、再変動表示を何回実行するかについても、第1副制御部400における抽選によって決定される。擬似連演出は、現在行われている特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する、当該変動の大当たり予告演出(いわゆる通常予告演出)であってもよいし、現在行われている特図の図柄変動表示でスーパーリーチに発展することを予告するリーチ予告演出であってもよい。あるいは、現在行われている特図の図柄変動表示よりも後に開始される特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する先読み予告演出であってもよい。いずれの予告演出であっても、再変動表示の回数が多くなればなるほど、期待度(予告の信頼度)が上昇し、熱い演出になる。なお、第一の回数(例えば、4回)再変動表示が行われた場合には、大当り確定やスーパーリーチ確定にしてもよい。また、先読み予告演出の場合には、予告対象となる特図の図柄変動表の開始に近づくにつれて、再変動表示の回数が多くなる、ステップアップ予告が組み込まれることがある。例えば、3回後の特図の図柄変動表を予告対象にする場合には、1回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では1回の再変動表示が行われ、2回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では2回の再変動表示が行われ、3回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では3回の再変動表示が行われ、予告対象となる特図の図柄変動表における擬似連演出では4回の再変動表示が行われる。
以上説明したように、ルーレット表示演出は、普図演出であったり、特図演出であったりする。
図35は、ボタン演出と発展演出の複合演出の実行中にルーレット表示演出が開始される一例を段階的に示す図である。
図35(b)でも、図34(b)と同じく、特図1の図柄変動表示が開始され、図35(c)ではリーチ状態になる。また、ここでは不図示の普図表示装置210(図3参照)における普図の図柄変動表示も実行中である。この例でも、普図の図柄変動表示中に、ルーレット表示演出による普図演出が実行される。
図35(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ状態になり、左下隅に殿様のキャラクタが登場する。次いで、図35(d)では、ボタン演出が開始され、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示される。また、図35(d)に示す装飾図柄表示装置208の右下隅には、ルーレット表示2087が出現しており、殿様から矢arが発射されている。
図35(e)では、発展演出が開始され、暗闇の背景画像が出現してくる。この例でも、発展演出が開始されると、操作強制無効期間になる。図35(f)のタイミングで、チャンスボタン136が操作されるが、操作強制無効期間であるため、その操作は強制的に受け付けられず、ボタン演出画像(136a,136b,136c)は画面中央部分に表示されたままである。殿様から発射された矢arは、ボタン演出画像(136a,136b,136c)にオーバーラップしながら、ルーレット表示2087に向かって飛んでいく。矢arは、オーバーラップしているとはいうものの、ボタン演出画像(136a,136b,136c)に重なるため多少なりとも見えにくくなるが、見えにくくなることで、反対に、普図演出が注目される場合もある。
図35(h)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わっており、発展演出は成功に終わっている。図35(i)では、発展演出が成功に終わったことによりスーパーリーチCの演出が開始されている。また、このタイミングで、ルーレット表示2087の「助」に矢arが命中し、次いで、図35(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、「電チューを狙え」という文字表示がなされ、電チュー(第2特図始動口232)が通常よりも長い時間、開放する(図35(k)参照)。
図36は、これまで説明したボタン演出とは異なる他のボタン演出の例を段階的に示す図である。
図36の左側の縦一列は、会話予告を絡めたボタン演出の例を示す。
図36(b)では、チビ姫のキャラクタC4が登場し、リーチについての説明文(チュートリアル的な文)が、ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せとともに、吹き出しb1内に表示されている。この例におけるボタン演出は、この段階から開始され、これまで白色に点灯あるいは消灯したままであったチャンスボタン136も、赤色に点灯し始めている。
図36(c)のタイミングで、チャンスボタン136が操作され、この操作は有効に受け付けられる。図36(d)では、爺のキャラクタC2が登場し、自身のキャラクタについての説明文(チュートリアル的な文)が吹き出しb2内に表示されている。
なお、発展演出が開始されていた場合には、チャンスボタン136が操作は強制的に受け付けらず、爺のキャラクタC2も登場せず、吹き出しb2も表示されないことになる。
図36の右側の縦一列は、操作強制無効期間中は、残期間メータ表示136cのメータが一時停止する例を示す。
図36(A)でボタン演出が開始され、画面中央に、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cを含むボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示される。残期間メータ表示136cのメータは表示された瞬間から減少を始める。
図36(B)では、発展演出が開始され、暗闇の背景画像が出現してくる。発展演出が開始されると、操作強制無効期間になり、この例では、発展演出の開始と同時(操作強制無効期間の開始と同時)に、残期間メータ表示136cのメータの減少が停止する。残期間メータ表示136cのメータは、1/10程度減少したところで停止している。ただし、副制御部400,500のカウンタで、残期間についての内部カウントは実行されている。
この例では、発展演出は失敗に終わり、図36(E)では城下町の背景画像に戻っている。発展演出が終了し、内部カウントによる残期間がまだ残っている場合には、残期間メータ表示136cのメータは、内部カウントの値に応じたところまで一気に減少する。図36(E)に示す残期間メータ表示136cのメータは、4/10程度まで一気に減少している。すなわち、操作受付可能になると、残期間メータ表示136cはスキップ表示される。なお、内部カウントによる残期間が既に残っていなかった場合には、ボタン演出は終了になり、残期間メータ表示136cも表示されない。
なお、内部カウントも実行せず、操作強制無効期間の間は、残期間の減少を完全に止めてしまってもよい。この場合には、発展演出が終了すると、残期間メータ表示136cのメータは、停止していたところから、減少を開始する。
図37は、左右のカーソルボタンと、装飾図柄表示装置208とは別の表示装置を備えたパチンコ機における演出の例を示す図である。
左右のカーソルボタン136L,136Rは、チャンスボタン136の左右にそれぞれ設けられた操作手段である。また、装飾図柄表示装置208とは別の表示装置(以下、第二表示手段という。)209は、装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。この第2表示手段209の表示画面は、装飾図柄表示装置208の表示画面よりも小さい。
図37(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、殿様のキャラクタC1が表示されているが、左右のカーソルボタン136L,136Rを操作することで、キャラクタ変更が可能である。第二表示手段209には、その旨が表示されている。
図37(a)のタイミングで、チャンスボタン136が操作され、同図(b)に示す装飾図柄表示装置208の左下に表示されたキャラクタは、爺のキャラクタC2に変更されている。なお、図37(b)の状態からでも、左右のカーソルボタン136L,136Rを操作することで、キャラクタ変更はさらにが可能である。
なお、第二表示手段209に表示された事項は、装飾図柄表示装置208に表示されてもよい。また、装飾図柄表示装置208で発展演出が開始された場合には、操作強制無効期間になり、左右のカーソルボタン136L,136Rを操作しても強制的に受け付けられなくなる。このため、発展演出が開始された装飾図柄表示装置208では、上記事項の表示を行う意味が薄れる。なお、このような場合であっても、発展演出が実行されない表示手段である第二表示手段209では、上記事項を表示しても差し障りがない。
さらに、上記操作関連表示や上記第一の表示は、大きい方の表示手段(ここでは、第二表示手段209と装飾図柄表示装置208とのうちの装飾図柄表示装置208)に表示される表示であってもよい。
図37(A)は、左右のカーソルボタンを操作することによって、スピーカ120から出力される楽曲を選択することができる例を示す図である。
図37(A)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、スピーカ120から出力可能な楽曲名が横方向に並んで表示されているが、左右のカーソルボタン136L,136Rを操作することで、楽曲を変更可能である。第二表示手段209には、その旨が表示されている。この例では、装飾図柄表示装置208で発展演出が開始された場合であっても、左右のカーソルボタン136L,136Rの操作は受け付けられ、中央のチャンスボタン136の操作のみ強制的に受け付けられなくなる。したがって、発展演出が開始されても、楽曲選択は可能である。
図37(あ)に示す例は、第二表示手段209に、スピーカ120から出力可能な楽曲名が横方向に並んで表示されている例を示す図である。
図37(あ)に示す例では、装飾図柄表示装置208で発展演出が開始された場合であっても、左右のカーソルボタン136L,136Rの操作は有効であり、第二表示手段209に表示された楽曲の選択を、左右のカーソルボタン136L,136Rの操作で行うことで受け付けられる。
なお、第二表示手段がタッチパネルであってもよく、この場合にも、装飾図柄表示装置208で発展演出が開始されても、タッチパネルは受け付けられる。
図38は、城下町の背景が左から右に流れるように変化していく様子を段階的に示す図である。
図38(a)に示す装飾図柄表示装置208における背景画像では、瓦の屋根rfは左端に表示されている。図38(b)では特図1の図柄変動表示が開始され、背景画像のうちの瓦の屋根rfは中央やや左側まで移動する。図38(c)ではリーチ状態になり、背景画像のうちの瓦の屋根rfは中央やや右側まで移動する。リーリ状態が続く図38(d)では、瓦の屋根rfは右側にさらに移動する。そして、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示された図38(e)では、瓦の屋根rfは右端部分が見えなくなるまで右側に移動している。
以上説明したように、城下町の背景画像は、左から右に流れるように変化している。なお、これまでの説明に用いた城下町の背景画像も、左から右に流れるように変化する背景画像であってもよい。
図39は、フリーズ演出の一例を、城下町の背景が左から右に流れるように変化していく背景画像を例にあげて段階的に示した図である。
図39(a)から、特図1の保留が増加する直前(同図(d)の直前)までは、城下町の背景が左から右に流れるように変化している。
しかしながら、図39(d)以降は、城下町の背景が流れるように変化することはなくなり、瓦の屋根rfは同じ位置に留まったままである。すなわち、城下町の背景が流れるように変化する複数フレームからなる動画像のうちの、瓦の屋根rfが右端に位置する1フレーム分の画像が表示し続けられている。以下、表示については、複数フレームからなる動画像が本来は表示されるのに対し、1フレーム分の画像が表示し続けられている状態をフリーズと称する。ここでのフリーズは、始動情報の先読みの結果、大当りの期待度が高い始動情報を取得したこと、すなわち熱い保留が増加したことを契機に発生し、その保留に基づく特図の図柄変動表示が開始されて終了する前までの間まで継続する。この例では、保留アイコンの数や、第1特図保留ランプ218の点灯数から明らかなように、特図1の保留数は、図39(c)の状態では3つであり、同図(d)〜同図(e)の状態では4つであり、同図(f)〜同図(g)の状態では3つであり、同図(h)の状態では2つであり、同図(i)以降の状態では0である。すなわち、図39(d)のタイミングで第1特図始動口230に入球があり、特図1の保留数が一つ増加し、図39(f)のタイミングで特図1の保留が一つ消化され図柄変動表示が開始されており、図39(h)のタイミングでも特図1の保留が一つ消化され図柄変動表示が開始されており、図39(i)のタイミングでは特図1の最後の保留が消化され図柄変動表示が開始されている。図39(d)のタイミングで第1特図始動口230に入球があって増加した特図1の保留が熱い保留であって、先読み予告として図39(d)からフリーズ演出が開始され、図39(d)から同図(j)までがフリーズ期間に相当し、図39(d)から同図(k)までがフリーズ演出期間に相当する。図39(d)から同図(j)までのフリーズ期間は、4回の特図1の図柄変動表示にまたがる期間であって、このフリーズ期間では瓦の屋根rfが右端に位置する1フレーム分の画像(フリーズ画像fz)が継続して表示されている。この結果、背景画像は、動画(アニメーション)再生ではなく、静止画再生あるいは一時停止画面のように見える。フリーズ期間中であっても、画面左上で縮小表示されて行われている装飾図柄の変動表示、保留アイコンのアニメーション、変動アイコンcのアニメーション、第4図柄2081,2082の表示切替はフリーズしておらず、継続して行われている。
図39(k)に示す装飾図柄表示装置208では、フリーズ終了演出が実行されており、フリーズ画像fzがガラスのように割れる様子が示されている。この例では、フリーズ演出が終了すると、スーパーリーチ演出が開始され、スーパーリーチ演出が開始された図39(l)では、主人公の殿様と敵役の侍との決闘アニメーションの再生が開始されている。この例では、このスーパーリーチ演出を経て、大当り図柄が停止表示される。したがって、先読み予告として、複数回(ここでは4回)の図柄変動表示に亘って継続して行われたフリーズ演出は、真の先読み予告(大当りを予告して本当に大当りする先読み予告)であったことになる。一方、複数回の図柄変動表示に亘って継続してフリーズ演出を行った後、ハズレの図柄が停止表示される場合もあり、この場合のフリーズ演出は、偽の先読み予告(大当りを予告しておきながら本当は大当りしない先読み予告)であったことになる。
なお、この例では、熱い保留(大当りの期待度が高い保留)が増加したタイミングでフリーズ演出は発生したが、熱い保留が増加したタイミング以降に開始されるリーチ演出(例えば、スーパーリーチ演出)の中でフリーズを発生させてもよい。この場合には、そのリーチ演出から、熱い保留が消化された図柄変動表示で開始されるリーチ演出までの間がフリーズ演出期間になり、リーチ演出からリーチ演出をつなぐ演出とすることもできる。
また、フリーズ演出の終了タイミングは、熱い保留が消化されて開始される図柄変動表示の開始以降であればいつでもよく、例えば、フリーズ演出は、その図柄変動表示の開始と同時に終了してもよいし、その図柄変動表示で行われるリーチ演出の開始前に終了してもよいし、そのリーチ演出の開始と同時に終了してもよいし、そのリーチ演出の途中で終了してもよい。
さらに、保留数がゼロの場合には、開始された図柄変動表示の中でフリーズ演出が実行されてもよく、この場合のフリーズ演出は、1回の図柄変動表示の中で完結する通常予告として演出になる。
また、特図2優先変動機では、複数回の特図1の図柄変動表示の間に特図2の図柄変動表示が割り込んで実行される場合があるが、特図1の図柄変動表示の実行中に開始されたフリーズ演出は、割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の間も継続して実行される。
図40は、フリーズ演出の他の場合の一例を段階的に示した図である。
上述の説明では、偽の先読み予告として複数回の図柄変動表示に亘って継続してフリーズ演出が行われることがあることを説明したが、偽の先読み予告として一回の図柄変動表示内でフリーズ演出が開始して終了する場合もある。
図40(d)のタイミングで特図1の保留(4番目の保留アイコンh4の保留)が増加したことを契機に、フリーズ演出が開始される。ここで開始されたフリーズ演出は、図40(d)から同図(g)までの間、実行される。すなわち、ここでのフリーズ演出は、図40(c)でリーチ状態になった図柄変動表示の途中から(リーチ状態開始後から)、その図柄変動表示の終了まで(ハズレの図柄が停止表示されるまで)実行される。したがって、図40におけるフリーズ演出は、一回の図柄変動表示の中で完結している。
そして、図40(i)では、4番目の保留アイコンh4の保留に対応した図柄変動表示が開始され、同図(k)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄のハズレの組合せ(バラケ目)が停止表示されている。なお、フリーズ演出が終了した後は、図40(h)〜同図(k)に示すように、城下町の背景画像が左から右に流れるように変化している。
図41は、ボタン演出とフリーズ演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図41(a)から、特図1の保留が増加する直前(同図(d)の直前)までは、城下町の背景が左から右に流れるように変化し、瓦の屋根rfの表示位置は左から右に移動している。
図41(b)では特図1の図柄変動表示が開始され、同図(c)ではリーチ状態になり、ボタン演出が開始され、装飾図柄表示装置208の中央部分には、残期間メータ表示136cを含むボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示される。ここでのボタン演出は、図41(c)と同図(d)の間で開始される。
また、図41(d)のタイミングで第1特図始動口230に入球があり、増加した特図1の保留を表す4番目の保留アイコンh4が追加表示されている。ここで増加した保留は、熱い保留であって、先読み予告として図41(d)からフリーズ演出が開始され、図41(d)〜同図(j)に示す装飾図柄表示装置208には、瓦の屋根rfが右端に位置する1フレーム分の画像(フリーズ画像fz)が継続して表示されている。
なお、フリーズ演出の開始タイミングは、第1特図始動口230への入球タイミングであり、ボタン演出の開始時期はリーチ状態開始後であり、両者のタイミングは前後したり、たまたま一致したりする。この例では、ボタン演出の方が、フリーズ演出よりも先に開始されている。
フリーズ演出が開始されると、操作強制無効期間になる。すなわち、フリーズ演出の開始以前にポタン演出が開始されている場合は、フリーズ演出期間の開始タイミングと、操作強制無効期間の開始タイミングは一致し、フリーズ演出期間の終了タイミングと、操作強制無効期間の終了タイミングも一致する。したがって、フリーズ演出期間中、チャンスボタン136の操作は強制的に受け付けられない。また、ボタン演出画像のうちの残期間メータ表示136cのメータは、表示されている期間中減少を続けるものだが、フリーズ演出が開始されると、メータもフリーズし、そのメータの減少は止まる。メータのフリーズは、フリーズ期間中継続する。図41(d)〜同図(j)に示す残期間メータ表示136cのメータは、4/10程度減少したところでフリーズしている。
図41(k)に示す装飾図柄表示装置208では、フリーズ終了演出が実行されており、同図(l)では、フリーズ演出が終了してスーパーリーチ演出が開始されている。
また、図41(e)に続く同図(d’)〜同図(f’)の例では、フリーズ演出が開始、すなわち操作強制無効期間が開始されると、ボタン演出によるボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示が、フリーズ演出が開始された際に実行されていた特図の図柄変動表示が終了した時点(図41(e’)の直後)で消える。あるいは、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示は、フリーズ演出が開始された際に実行されていた特図の図柄変動表示の次の図柄変動表示の開始と同時に消えてもよい。
図42は、フリーズ演出中における保留アイコンのアニメーションの例を段階的に示す図である。
図42の左側の縦一列は、フリーズ演出中における保留アイコンの待機アニメーションの一例を示す。図42(a)から同図(d)までは、フリーズ演出中であって、城下町の背景画像がフリーズしている。すなわち、瓦の屋根rfが右端に位置する1フレーム分のフリーズ画像fzが表示し続けられている。この例では、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されており、各保留アイコンh1〜h4は、フリーズ演出中であっても、真円と縦長の円との形状変化を繰り返す待機アニメーションを継続している。すなわち、この例によれば、背景画像のフリーズ演出中であっても、保留アイコンの待機アニメーションはフリーズせずに再生が続けられる。
図42の右側の縦一列は、フリーズ演出中における保留アイコンの増加アニメーションの一例を示す。図42(A)から同図(E)までは、フリーズ演出中であって、城下町の背景画像がフリーズしている。図42(A)では、4つの特図1の保留アイコンh1〜h4が表示されている。図42(B)の直前で、第1特図始動口230への入球があり、特図1の保留が一つ増加し、保留増加アニメーションが開始される。この保留増加アニメーションは、図42(B)の直前から同図(D)の直前までの間、実行される。図42(B)に示す装飾図柄表示装置208では、無模様の黒丸の保留アイコンh4が、画面右下から出現し、同図(C)では、その保留アイコンh4が、4番目の保留アイコンの表示位置(白丸の位置)に向けて上昇を続けており、同図(D)では、その保留アイコンh4が、4番目の保留アイコンの表示位置に到達している。
図42の左側の縦一列を用いて説明した例や、あるいはフリーズ演出中でなければ、保留アイコンの増加アニメーションが終了すると、増加した保留アイコンは、到達した表示位置で待機アニメーションを開始するが、この例では、待機アニメーションは開始せず、保留アイコンは、表示位置でフリーズしている。すなわち、表示位置についても形状についても模様についても色についても何ら変化なく表示されている。
なお、ここで説明した保留アイコンの各種アニメーションは、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出であってもよい。
図43は、保留アイコンの待機アニメーションのその他の例を示す図である。
図43に示す保留アイコンhの表示態様は、例えば、先読み予告の表示態様であって、白丸の図形の中に、「八代将軍」という四文字の漢字が周方向に均等に配置された態様であり、待機アニメーションによって回転する。すなわち、図43に示すように、表示位置は変更せずに、「八」の漢字に注目して見れば、12時の位置→3時の位置→6時の位置→9時の位置→12時の位置→3時の位置→・・・というように回転する。一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100で、図42の左側の縦一列を用いて説明した待機アニメーションの他に、このような待機アニメーションも行うことがある。図43に示す待機アニメーションの場合には、フリーズ演出に合わせて、待機アニメーションもフリーズさせてもいよいし、反対に、フリーズ演出中であっても、待機アニメーションを継続するようにしてもよい。
また、フリーズ演出中に、フリーズさせる保留アイコンと、フリーズさせない保留アイコンを設けてもよい。すなわち、表示されている保留アイコンのうち総ての保留アイコンをフリーズさせてもよいし、反対にフリーズさせなくてもよいが、一部の保留アイコンのみをフリーズさせてもよい。
さらに、フリーズ演出中に、保留アイコンのアニメーションを実行すると、アニメーションが実行されている保留アイコンには注目が普段よりも集まりやすい。そこで、注目させたい保留アイコンに限って、フリーズ演出中であっても、増加アニメーションや待機アニメーション等のアニメーションを実行するようにしてもよい。例えば、デフォルトの表示態様の保留アイコンについては、フリーズ演出中に合わせてフリーズさせ、先読み予告の表示態様の保留アイコンについは、フリーズ演出中であっても、増加アニメーションや待機アニメーション等のアニメーションを実行させたり、あるいは、先読み予告の表示態様の保留アイコンの中でも、大当りの期待度が高い保留アイコンに限って、アニメーションを実行させてもよい。
また、保留アイコンに限らず、変動アイコンcのアニメーション、画面左上で縮小表示されて行われている装飾図柄の変動表示、第4図柄2081,2082の変動表示や表示切替についても、フリーズ演出中にフリーズさせてもよいし、フリーズさせずに継続させてもよい。例えば、変動アイコンcのアニメーションについてはフリーズさせ、装飾図柄の変動表示についてはフリーズさせなかったり、装飾図柄の変動表示についてはフリーズさせ、第4図柄2081,2082の変動表示や表示切替についてはフリーズさせなかったりしてもよい。さらに、これらをフリーズさせるか否かについて、副制御部側400,500における抽選で決定してもよい。また、フリーズさせずに継続させる場合であっても、途中まで継続させて、その後フリーズさせてもよい。例えば、1ループだけ継続させて、その後フリーズさせたり、キリのよいところ(楽曲であれば1フレーズ終了や1小節終了)まで継続させて、その後フリーズさせてもよい。
図44は、普図演出等とフリーズ演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図44の左側の縦一列に示す例は、図34を用いて説明した普図演出の実行途中でフリーズ演出が開始される例である。図44(a)では、特図1の図柄変動表示が実行中であり、さらに、ここでは不図示の普図表示装置210(図3参照)における普図の図柄変動表示も実行中である。この図44(a)のタイミングから、ルーレット表示演出の普図演出が開始されている。図44(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下隅には殿様のキャラクタが登場している。そして、図44(a)の直後に、第1特図始動口230への入球があり、熱い保留が一つ増加したことで、フリーズ演出が開始される。図44(b)では、城下町の背景画像がフリーズしており、瓦の屋根rfが中央やや左寄りに位置する1フレーム分のフリーズ画像fzが、図46(d)まで表示され続ける。また、背景画像がフリーズした図44(b)では、右下隅にルーレット表示2087が出現し、殿様から矢arが発射される。フリーズ演出が開始されても、普図演出はフリーズせずに継続され、図44(c)では、殿様から発射された矢arがルーレット表示2087の「助」に命中している。このタイミングで、不図示の普図表示装置210には普図当りの図柄が停止表示され、図44(d)に示す装飾図柄表示装置208には、「電チューを狙え」という文字表示がなされるとともに、図44(d)に示すスピーカ120からは普図演出成功を表す演出音が出力され、普図演出は終了する。
普図表示装置210に普図当りの図柄が停止表示された後に、図44(e)に示すように、電チュー(第2特図始動口232)が通常よりも長い時間、開放する。
以上説明した、図44の左側の縦一列に示す例では、フリーズ演出が発生しても、普図演出は表示も音出力もフリーズせずに継続される。
図44の中央の縦一列に示す例は、普図演出の実行途中でフリーズ演出が開始され、普図演出が途中からフリーズする例である。装飾図柄表示装置208の左下隅に殿様のキャラクタが登場した図44(A)の直後にフリーズ演出が開始され、普図演出が途中からフリーズし、図44(A)に示す殿様のキャラクタが左下隅に表示された1フレーム分の画像がフリーズ画像fzとして、図44(D)まで表示され続ける。すなわち、右下隅に表示されるはずのルーレット表示2087や、殿様から発射される矢arは表示されず、普図演出の終了直前にスピーカ120から出力される、普図演出成功あるいは失敗を表す演出音も出力されない。この結果、遊技者は、普図演出が成功したか否か分からないが、成功していた場合には、不図示の普図表示装置210(図3参照)に普図当りの図柄が停止表示され、その後に、図44(E)に示すように、電チュー(第2特図始動口232)が通常よりも長い時間、開放する。
以上説明した、図44の中央の縦一列に示す例では、フリーズ演出が発生した結果、普図演出が途中から表示も音出力もフリーズしてしまう。
なお、フリーズ演出が先に発生している状態で、普図演出が発生した場合は、普図演出は最初からフリーズして、装飾図柄表示装置208の左下隅に殿様のキャラクタも表示されないことになる。
また、普図演出のうちの表示部分のみがフリーズし、音出力部分はフリーズしない場合もあり得る。例えば、普図演出のうちの表示部分のみが最初からフリーズし、遊技者は、普図演出が行われていないと思っていたが、しばらくすると、普図演出の終了直前に出力される、普図演出成功あるいは失敗を表す演出音がスピーカ120から出力され、普図演出が行われていたことを知る。このように、フリーズ演出の実行中に普図演出が開始された場合に、普図演出の全部はフリーズせず、普図演出の一部がフリーズすることがある。普図演出は、第一の演出の一例に相当する。
図44の右側の縦一列に示す例は、普図演出の実行途中でフリーズ演出が開始され、普図演出の表示が途中から消える例である。この例でも、これまでの2つの例と同じく、装飾図柄表示装置208の左下隅に殿様のキャラクタが登場した図44(あ)の直後にフリーズ演出が開始され、図44(え)までフリーズ演出は継続する。ここでは、フリーズ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の左下隅に表示されていた普図演出としての殿様のキャラクタが消え、以降、右下隅に表示されるはずのルーレット表示2087も、殿様から発射される矢arも表示されない。この結果、遊技者は、普図演出が途中で終了してしまったと思う場合もあるが、普図演出の終了直前にスピーカ120から出力される、普図演出成功あるいは失敗を表す演出音がスピーカ120から出力され、復活演出のように遊技者が感じる場合もある。図44(え)では、スピーカ120から普図演出成功を表す演出音が出力され、その後に、図44(お)に示すように、電チュー(第2特図始動口232)が通常よりも長い時間、開放する。
図45は、これまで説明したきたフリーズ演出とは異なるフリーズ演出を示す図である。
図45の左側の縦一列に示す例は、普図演出と同じ演出態様のルーレット表示演出である特図演出(例えば、上述の特図の先読み予告演出)の実行途中でフリーズ演出が開始され、特図演出が途中から消える例である。この例でも、装飾図柄表示装置208の左下隅に殿様のキャラクタが登場した図45(a)の直後に、第1特図始動口230への入球があり、熱い保留が一つ増加したことで、フリーズ演出が開始され、図45(d)までフリーズ演出は継続する。ここでは、フリーズ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の左下隅に表示されていた特図演出としての殿様のキャラクタが消え、以降、右下隅に表示されるはずのルーレット表示2087も、殿様から発射される矢arも表示されない。すなわち、特図演出は途中で終了する。なお、普図の図柄変動表示が、特図の図柄変動表示と一緒に行われていた場合には、遊技者は、左下隅に表示されている殿様のキャラクタが、特図演出のキャラクタなのか、普図演出のキャラクタなの識別することができない。すなわち、これから特図演出が開始されるのか、普図演出が開始されるのか識別することができない。
なおこの例では、スピーカ120からは何も出力されない。
以上説明した図45(a)〜同図(d)の例は、特図演出(例えば、上述の特図の先読み予告演出)の実行中に、フリーズ演出が開始されると、その特図演出が途中で終了する例であり、普図演出に見せかけた特図演出(例えば、上述の特図の先読み予告演出)は第二の演出の一例に相当する。
図45の中央の縦一列に示す例は、フリーズ演出の実行中に普図演出が行われて電チューがロング開放し、さらに、その後もフリーズ演出が継続する例である。
図45(A)に示す装飾図柄表示装置208では、城下町の背景画像がフリーズしており、瓦の屋根rfが中央やや左寄りに位置する1フレーム分のフリーズ画像fzが表示されている。この例では、図44の左側の縦一列に示した例と同じく、フリーズ演出が発生しても、普図演出は表示も音出力もフリーズせずに継続しており、図44(A)に示す装飾図柄表示装置208には、「電チューを狙え」という文字表示がなされるとともに、図44(A)に示すスピーカ120からは普図演出成功を表す演出音が出力され、普図演出は終了する。
その後、図45(B)では、電チュー(第2特図始動口232)がロング開放し、遊技球が第2特図始動口232に入球する。
図45(C)に示す第2特図保留ランプ220は3つ点灯しており、特図2の保留は、無しの状態から一気に3つ貯まったことになる。この例では、フリーズ演出が以前として継続しており、保留アイコンの表示についてもフリーズしている。すなわち、図45(C)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2の保留を表す保留アイコンの増加アニメーションも実行されず、特図2の保留を表す保留アイコンが一つも表示されていない。
図45(A)に示す装飾図柄表示装置208の画面左上で縮小表示されて行われていた特図1についての装飾図柄の変動表示は終了し、特図2優先変動機であることから、特図2の図柄変動表示が割り込み、図45(C)では、特図2の図柄変動表示が開始されている。特図2の図柄変動表示に対応した装飾図柄の変動表示は、装飾図柄表示装置208の中にワイプ表示Wがなされ、そのワイプ表示Wの中で実行される。フリーズ演出中であっても、装飾図柄の変動表示はフリーズせずに行われる。
図45の右側の縦一列に示す例は、可動手段を用いた演出とフリーズ演出の複合演出の一例を段階的に示す例である。
図45(あ)に示す装飾図柄表示装置208の右横には、可動手段2248が設けられている。この可動手段2248には「吉宗」という文字が記されている。可動手段2248は、内部に設けられた発光手段の点灯と消灯によって表示態様を変化させることができる。ここでは、ハッチングが施されている状態が点灯状態を表し、無模様の状態が消灯状態を表す。また、可動手段2248は、装飾図柄表示装置208よりも遊技者側(前側)で動作するものであり、可動手段2248の可動領域は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部に重なっている。
図45(あ)に示す可動手段2248は、初期位置(第一の位置の一例に相当)にあり、消灯した状態である。この図45(あ)では、リーチ状態になっている。
リーチ状態になると、可動手段2248が点灯し、初期位置から装飾図柄表示装置208の表示領域に重なる位置まで進出してくる。この例では、可動手段2248が動作を開始した後に、第1特図始動口230への入球があり、熱い保留が一つ増加したことで、フリーズ演出が開始され、図45(お)までフリーズ演出は継続する。図45(い)〜同図(お)それぞれに示す装飾図柄表示装置208ではいずれも、瓦の屋根rfが右端に位置する1フレーム分のフリーズ画像fzが表示されている。フリーズ演出であっても、可動手段2248はフリーズせす動作を継続し、図45(う)に示す可動手段2248は点灯したままさらに進出し、同図(え)になると、可動手段2248は消灯状態になって初期位置に向かって戻り出し、同図(お)では、可動手段2248は初期位置に復帰し、消灯している。
なお、この例では、フリーズ演出の発生は、可動手段2248が動作を開始した後であったが、可動手段2248が動作を開始する前にフリーズ演出が発生していた場合は、可動手段2248をフリーズさせてもよいし、させなくてもよい。
以上、可動手段2248における演出動作の際にフリーズ演出が発生した場合のことについて説明したが、可動手段2248等の役物では、電源投入時(瞬停後の復帰時も含む)に、初期動作を行ったり、初期位置戻し動作を行ったりする。これらの動作中にフリーズ演出が発生した場合は、これらの動作を必ず継続させるようにしてもよい。
また、図45(あ)〜同図(お)に示す可動手段2248(第一の可動手段)は、フリーズしないが、他の可動手段(遮蔽装置246や演出可動体224等の第二の可動手段)は、フリーズ演出とともにフリーズするようにしてもよい。さらに、図4に示す遊技盤用ランプ532または遊技台枠用ランプ542等の発光手段やスピーカ120が、フリーズ演出とともにフリーズするようにしてもよい。すなわち、複数種類の役物のうち1又は複数の役物がフリーズ演出とともにフリーズし、残りの役物はフリーズしない態様があってもよいし、複数種類の役物総てがフリーズする態様があってもよい。
また、フリーズ演出とは、本来予定していた演出が途中で中断してしまったように思わせる演出であったり、パチンコ機が応答しなくなったように思わせる演出であったりする。さらに、発光については、例えば、点灯態様の変化が止まることをフリーズと称し、音出力については、例えば、同じ音がいつまでも出力され続けることをフリーズと称し、稼働については、例えば、動作が途中で止まることをフリーズと称する場合があってもよい。
また、ここでの説明は、フリーズ演出が、熱い保留が増加したことを契機に発生するが、リーチ演出の一つとしてフリーズ演出を発生させてもよいし、大当り遊技中の演出の一つとしてフリーズ演出を発生させてもよいし、制御状態が有利状態(例えば、確変状態あるいは電サポ状態(時短状態))に移行したこと、あるいは有利状態中にフリーズ演出を発生させてもよいし、特図2の図柄変動表示が割り込んだ場合にフリーズ演出を発生させてもよい。
また、これまで説明したフリーズ演出は、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出であってもよい。また、これまで説明した各種の演出(例えば、ボタン演出、発展演出、フリーズ演出等)も、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されている演出であってもよい。
以上説明したフリーズ演出を複数回の図柄変動表示に亘って継続して行うことで、例えば、連続予告が何回の図柄変動表示にわたって行われているか分かりにくくして、遊技者を煽ることができる場合がある。
なお、ボタン演出や発展演出やフリーズ演出といった演出は、発生した場合は、発生しない場合よりも大当りの期待度が高いことになる。また、こういった演出で成功と失敗がある場合には、成功する方が失敗する方よりも大当りの期待度が高いことになる。
図46は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図46に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
以上説明したように、図46に示すパチンコ機900は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、これまでランプと称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である。
以上の記載によれば、
『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、フリーズ演出[例えば、図39等に示すフリーズ演出]であり、
前記演出手段は、先読み予告として、前記フリーズ演出を複数回の図柄変動表示[例えば、図39の例では4回]に亘って継続して行うことが可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、フリーズ演出を複数回の図柄変動表示に亘って継続して行うことで、例えば、連続予告が何回の図柄変動表示にわたって行われているか分かりにくくして、遊技者を煽ることができる場合がある。
なお、前記フリーズ演出には、装飾図柄の変動表示は含まれず、最初から静止画のように表示される演出も含まれず、フリーズ演出は、動画が突然一時停止したようになる演出(キャプチャ画像のような表示演出)であってもよい。
また、前記フリーズ演出には、装飾図柄の変動表示、保留数を表示個数で表す保留アイコン、保留アイコンが表す保留が消化されて該保留アイコンが変化する変動アイコン、第4図柄、普図演出うちの少なくともいずれか一つがフリーズすることが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。すなわち、前記フリーズ演出には、前記装飾図柄の変動表示がフリーズすることのみが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。また、前記フリーズ演出には、前記変動アイコンがフリーズすることのみが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。また、前記フリーズ演出には、前記第4図柄がフリーズすることのみが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。また、前記フリーズ演出には、前記普図演出がフリーズすることのみが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。さらに、前記フリーズ演出には、前記保留アイコン、前記変動アイコン、前記第4図柄、および前記普図演出うちの2〜3の総ての組合せのうちの少なくとも一つの組合せがフリーズすることのみが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。加えて、前記フリーズ演出には、前記保留アイコン、前記変動アイコン、前記第4図柄、および前記普図演出の総てがフリーズすることが、含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、前記フリーズ演出には、装飾図柄の変動表示は含まれず、最初から静止画のように表示される演出も含まれず、フリーズ演出は、動画が突然一時停止したようになる演出(キャプチャ画像のような表示演出)であってもよい。
また、
『 遊技球が進入可能な始動領域[例えば、電チュー]と、
第一の当否判定[例えば、普図の当否判定]を実行可能な第一の当否判定手段[例えば、主制御部300のCPU304]と、
を備え、
前記始動領域は、前記第一の当否判定の結果が特定の当否判定結果[例えば、普図当り]であった場合に、第一の状態[例えば、進入困難状態である閉状態]から第二の状態[例えば、進入容易状態である開状態]に状態変更可能な領域であり、
前記始動領域は、前記第一の状態よりも前記第二の状態の方が、遊技球が進入しやすい領域であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の当否判定の結果に関する演出[例えば、普図演出]であり、
前記第一の演出は、前記フリーズ演出の実行中に開始される場合がある演出であり、
前記フリーズ演出の実行中に前記第一の演出が開始された場合に、該第一の演出の全部はフリーズせず、該第一の演出の一部[例えば、表示部分]がフリーズすることがある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の演出が、音と動画による演出であった場合に、前記フリーズ演出によって該動画はフリーズする(該動画の進行は停止する)ものの音はフリーズしない演出であってもよい。
また、
『 第二の当否判定[例えば、特図の当否判定]を実行可能な第二の当否判定手段[例えば、主制御部300のCPU304]と、
前記第二の当否判定の結果が大当りの当否判定結果であった場合に、非大当り制御状態から大当り制御状態に移行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300のCPU304]と、
を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の当否判定の結果に関する演出[例えば、先読み予告演出]であり、
前記第二の演出は、該第二の演出の実行中に、前記フリーズ演出が開始されると、途中で終了する演出[例えば、図45(a)〜同図(d)に示す演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記フリーズ演出は、複数フレームからなる動画像のうちの1フレーム分の画像を表示し続ける演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記演出手段は、表示手段であり、
前記フリーズ演出は、前記表示手段に表示される背景画像[例えば、城下町の背景画像]における演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、背景画像のみがフリーズしてもよいし、少なくとも背景画像がフリーズしてもよい。
また、
『 前記演出手段は、前記フリーズ演出によって実行していた前記先読み予告の対象となる図柄変動表示[例えば、図39(i)で開始された図柄変動表示]の実行中に該フリーズ演出を終了するものである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記演出手段は、装飾図柄の変動表示を実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記フリーズ演出を終了すると、前記装飾図柄の変動表示におけるリーチ演出[例えば、図39(l)から始まるスーパーリーチ演出]を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 図柄表示手段を備え、
前記演出手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示の数によって報知可能な手段であり、
前記保留表示は、アニメーションによって表示される場合がある表示であり、
前記フリーズ演出の実行中に前記アニメーションによって前記保留表示が表示される場合であっても、該アニメーション[例えば、図42(a)〜同図(d)に示す待機アニメーション]はフリーズせずに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記先読み予告によって大当りが予告されてもハズレである場合がある構成であり、
前記演出手段は、大当りである場合には、前記フリーズ演出を、前記複数回の図柄変動表示に亘って継続して行う手段であり、
前記演出手段は、ハズレである場合には、前記フリーズ演出を、1回の図柄変動表示が実行されている間に、開始して終了する[例えば、図40(d)〜同図(e)]手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1等に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載によれば、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の表示[例えば、保留アイコン、ボタン演出画像(136a,136b,136c)、保留数を表す数字表示]を含む演出表示(以下、「第一の演出表示」という。)[例えば、図13(A)から同図(E)までの表示、図14(a)の表示、図16(a)の表示]であり、
前記第一の演出表示は、第二の表示[例えば、メータ表示M、「暗闇モード」等の文字表示、背景画像に対応付けられたキャラクタ表示]を含む演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、演出が発展する際に表示される演出表示(以下、「第二の演出表示」という。)[例えば、図13(F)における表示を含む発展演出の表示、図14(b)から同図(f)直前までに示す発展演出の表示、図16(b)から同図(d)直前までに示す発展演出の表示]であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の演出表示の後に開始される演出表示であり、
前記第二の演出表示も、前記第一の表示および前記第二の表示を含む演出表示であり、
前記第二の演出表示における前記第一の表示は、前記第一の演出表示における前記第一の表示と同じ表示位置に表示されており、
前記第二の演出表示における前記第二の表示は、前記第一の演出表示における前記第二の表示とは異なる表示位置に表示されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、表示位置が変化する表示は、多少は見にくくなるものの目立ちやすく、表示位置が変化しない表示は、目立ちにくいものの、反面、見やすく、見間違えることが少ない。
なお、前記第二の演出表示は、発展先の演出表示を示唆する表示を含む演出表示であってもよい。また、前記第二の演出表示は、演出が発展するかどうかを表す表示であってもよいし、演出が発展する際に表示が開始される演出表示であってもよい。また、前記第二の演出表示は、演出が発展しない場合にも表示される演出表示であってもよいし、演出が発展する場合にのみ表示される演出表示であってもよい。また、前記第二の演出表示は、演出が発展する途中に表示される演出表示であってもよいし、演出が発展した後に表示される演出表示であってもよいし、これらを両方含む演出表示であってもよい。また、前記第二の演出表示は、背景画像が第一の背景画像から第二の背景画像に変化する際に表示される表示であってもよく、該第二の背景画像の一部の表示であったり、該第二の背景画像の縮小表示であったりしてもよい。なお、前記第一の背景画像は、前記第一の演出表示の背景画像であってもよい。
また、
『 操作手段[例えば、チャンスボタン136]を備え、
前記第一の表示は、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、遊技者の操作に関する表示[例えば、ボタン演出画像(136a,136b,136c)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、遊技者の利益に関する表示[例えば、保留アイコン、保留数を表す数字表示、大当りの連荘数、出球数、電サポ状態の残り回数]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、遊技者の利益に関しない表示としては、デモ表示等があげられる。
また、
『 図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212]を備え、
前記表示手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示[例えば、保留アイコン]の数によって報知可能な手段であり、
前記第一の表示は、前記保留表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、該第二の表示が表示されている背景画像を特定可能な表示[例えば、背景画像に対応した演出モードの名称表示である「暗闇モード」等の文字表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、該第二の表示が表示されている背景画像に対応した表示[例えば、背景画像に対応した演出モードの名称表示である「暗闇モード」等の文字表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、該第二の表示が表示されている背景画像に対応したキャラクタ[例えば、図16(a)に示す殿様のキャラクタC1]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記背景画像は、演出モードに応じた画像である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1等に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載によれば、
『 操作手段[例えば、チャンスボタン136]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示(以下、「操作関連表示」という。)[例えば、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、演出が発展する際に表示される表示(以下、「発展演出表示」という。)[例えば、図17(e)から同図(h)の直前までに示された発展演出の表示]であり、
前記操作関連表示は、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、操作促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示]を含む表示であり、
前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示されている状態で、前記操作手段の操作が行われても、該操作を受付けない場合[例えば、操作強制無効期間中である場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
すなわち、前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示されている状態で、前記操作手段の操作を受付けない期間があってもよい。
この遊技台によれば、前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示されている状態で、前記操作手段の操作が行われても、該操作を受付けない場合がるため、前記発展演出表示に注目を集めさせることができる場合がある。また、操作を受付けなくなる前の早期のタイミングでの操作を促すことができる場合もある。
なお、前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの少なくとも一部の期間(以下、「第一の期間」という。)は、前記発展演出表示が表示されている期間であり、
前記操作関連表示は、前記第一の期間の中で表示される場合がある表示であってもよい。すなわち、前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの一部の期間のみが前記第一の期間であってもよく、前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの全部の期間が前記第一の期間であってもよい。
また、前記発展演出表示が表示されている期間のうちの少なくとも一部の期間は、前記操作手段の操作を受付けない期間であってもよい。すなわち、前記発展演出表示が表示されている期間のうちの一部の期間のみが前記操作手段の操作を受付けない期間であってもよく、前記発展演出表示が表示されている期間のうちの全部の期間が前記操作手段の操作を受付けない期間であってもよい。
また、前記操作関連表示は、前記第一の期間に必ず表示される表示であってもよい。
また、前記発展演出表示とは、前記第二の演出表示のことであり、発展先の演出表示を示唆する表示を含む演出表示であってもよいし、演出が発展するかどうかを表す表示であってもよいし、演出が発展する際に表示が開始される演出表示であってもよいし、演出が発展しない場合にも表示される演出表示であってもよいし、演出が発展する場合にのみ表示される演出表示であってもよいそ、演出が発展する途中に表示される演出表示であってもよいし、演出が発展した後に表示される演出表示であってもよいし、これらを両方含む演出表示であってもよいし、背景画像が第一の背景画像から第二の背景画像に変化する際に表示される表示であってもよく、該第二の背景画像の一部の表示であったり、該第二の背景画像の縮小表示であったりしてもよい。なお、前記第一の背景画像は、前記第一の演出表示の背景画像であってもよい。
また、発展演出表示は複数種類あってもよく、複数種類の発展演出表示のうちの一の発展演出表示のみを対象にしてもよいし、複数種類の発展演出表示のうちの一部の発展演出表示を対象にしてもよいし、全部の発展演出表示を対象にしてもよい。さらに、特定の演出(例えば、リーチ演出であって、より具体的にはスーパーリーチA)に発展する際の発展演出表示を対象としてもよいし、対象としなくてもよい。また、背景画像の表示を伴って開始される発展演出表示や、割り込み表示による発展演出表示や、特定のキャラクタの表示を伴う発展演出表示を対象としてもよいし、対象としなくてもよい。さらには、第一の表示手段と、その第一の表示手段よりも表示領域が小さい第二の表示手段それぞれで発展演出表示を実行可能な場合には、第一の表示手段で行われる発展演出表示、あるいは第一の表示手段のみで行われる発展演出表示を対象としてもよいし、対象としなくてもよい。また、反対に、第二の表示手段で行われる発展演出表示、あるいは第二の表示手段のみで行われる発展演出表示を対象としてもよいし、対象としなくてもよい。
さらに、「前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示されている状態で、」とは条件を表すことではなく、前記操作関連表示のみが表示されている状態で、前記操作手段の操作が行われても、該操作を受付けない場合があってもよく、前記発展演出表示のみが表示されている状態で、前記操作手段の操作が行われても、該操作を受付けない場合があってもよい。
また、
『 前記操作手段は、前記操作関連表示と前記発展演出表示のうち該操作関連表示のみが表示されている状態[例えば、図17(d)に示す状態]では、操作を受付る手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記操作関連表示と前記発展演出表示のうち前記操作関連表示のみが表示されている状態では、前記操作手段の操作を受付る態様であってもよい。
また、前記発展演出表示は、前記操作関連表示の表示中であっても表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の期間[例えば、操作無効期間の一部期間]は、前記操作関連表示[例えば、ボタン演出画像および「押せ」という文字表示]と前記発展演出表示の両方が表示されている期間の少なくとも一部を含む期間であり、
前記第一の期間[例えば、操作無効期間の一部期間]の後に開始される期間は、第二の期間であり、
前記第二の期間が前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの一部の期間となる場合には、該第二の期間において前記操作関連表示が行われないように構成されており、
前記第二の期間が前記操作手段の操作を受付ける期間のうちの一部の期間となる場合には、該第二の期間において前記操作関連表示が継続して行われるように構成されていてもよい。
また、前記発展演出表示は、前記操作関連表示の表示中であっても表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の期間は、前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示されている期間の少なくとも一部を含む期間であり、
前記第一の期間は、前記操作関連表示と前記発展演出表示の両方が表示された後、該操作関連表示が消え、該発展演出表示が継続する期間を含む場合があってもよい。
また、
『 前記操作関連表示は、前記操作手段の操作を受付ける期間に関する表示(以下、「期間関連表示」という。)[例えば、残期間メータ表示136c]を含む表示であり、
前記期間関連表示は、時間の経過によって表示内容を変化させながら、前記発展演出表示が表示されている期間中に表示される場合[例えば、図17(e)〜同図(h)]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記期間関連表示は、前記操作手段の操作を受付け可能な残期間を表す表示であって、該残期間の減少によって変化する表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、第一の背景画像[例えば、城下町の背景画像]を表示している状態から第二の背景画像[例えば、暗闇の背景画像]を表示している状態に移行可能な手段であり、
前記発展演出表示は、前記第一の背景画像を表示している状態から前記第二の背景画像を表示している状態に移行する途中の表示[例えば、図17(e)から同図(h)の直前までに示された発展演出の表示]であり、
前記操作関連表示は、前記第一の背景画像に表示される場合[例えば、図17(d)]がある表示であり、
前記操作手段は、前記操作関連表示が前記第一の背景画像に表示されている状態(以下、「第一の状態」という。)[例えば、図17(d)に示す状態]では、操作を受付け可能な手段であり、
前記操作関連表示は、前記第一の状態から、前記表示手段が前記第二の背景画像を表示している状態に移行すると、表示されなくなる表示である[例えば、図17(i)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の背景画像を表示している状態とは、前記表示手段の表示画面全体に該第一の背景画像が表示されている状態のことであってもよいし、該表示手段の表示画面の一部に該第一の背景画像が表示され、その表示の大きさが変化しない状態のことであってもよい。
また、前記第二の背景画像を表示している状態とは、前記表示手段の表示画面全体に該第二の背景画像が表示されている状態のことであってもよいし、該表示手段の表示画面の一部に該第二の背景画像が表示され、その表示の大きさが変化しない状態のことであってもよい。
また、
『 図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212]を備え、
前記表示手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示[例えば、保留アイコン]の数によって報知可能な手段であり、
前記保留表示は、複数種類の表示態様が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示態様(以下、「操作関連表示態様」という。)[例えば、図28(a)等に示す3番目の保留アイコンh3の表示態様であるボタン表示態様]であり、
前記操作関連表示は、前記操作関連表示態様の前記保留表示による表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記操作関連表示態様の前記保留表示は、前記第一の背景画像に表示される場合がある表示であり、
前記操作関連表示態様の前記保留表示は、前記第二の背景画像に表示される場合がある表示であり、
前記操作関連表示態様の前記保留表示は、前記発展演出表示とともに表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、先読み予告の表示態様(以下、「先読み予告態様」という。)であり、
前記操作関連表示態様の前記保留表示は、前記操作手段が操作されると、前記先読み予告表示態様の前記保留表示に変化する場合があってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、球抜きを促す表示(以下、「球抜き促進表示」という。)[例えば、図30に示す「球を抜いてください」という文字表示]であり、
前記球抜き促進表示は、前記操作手段の操作を受付けない期間[例えば、操作強制無効期間]に表示される場合がある表示であり[例えば、図30(e)]、
前記球抜き促進表示は、前記操作手段の操作を受付けない期間に表示されている間に、球抜きが実行されると非表示になる表示である[例えば、図30(f)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記球抜き促進表示は、前記発展演出表示の表示中であっても表示が開始される場合[例えば、図30(e)]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記球抜き促進表示は、演出が発展した後にも表示が開始される場合[例えば、図30(h)]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記操作関連表示は、表示位置が、表示されている期間中、変化しない表示[例えば、装飾図柄表示装置208の中央部分に表示され続ける表示]であり、
前記発展演出表示は、表示位置が、表示されている期間中、変化する表示[例えば、装飾図柄表示装置208の左端から右端に向かって徐々に表示位置が変化する表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1等に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 操作手段[例えば、チャンスボタン136]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示(以下、「第一の表示」という。)[例えば、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示、図28等に示すボタン表示態様の保留アイコンh3]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、演出表示(以下、「第二の表示」という。)[例えば、図17(e)から同図(h)の直前までに示された発展演出の表示や図41に示すフリーズ演出や段落0448に記載された「演出が発展しない場合にも表示される演出表示」]であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、操作促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示]を含む表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態」という。)においては、前記操作手段が操作されたことに応じた表示[例えば、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示、図23(f)に示す殿様のキャラクタC1の顔画像、図25(g)に示すエフェクトの表示態様の保留アイコンh3の表示や、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコンの表示等]が開始されない場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示(以下、「第三の表示」という。)[例えば、図30に示す「球を抜いてください」という文字表示]であり、
前記第三の表示は、前記第一の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示[例えば、図30(f)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、前記第二の表示の表示中[例えば、図30(e)]であっても表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、発展演出の表示[例えば、図30(d)と(e)の間から同図(h)の直前までに示された表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示[例えば、発展演出が成功してスーパーリーチの表示]は、前記第一の表示[例えば、ボタン演出からのスーパーリーチの表示]よりも大当りの期待度が高い表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 「前記操作手段が操作されたことに応じた表示」とは、前記操作手段が操作されないと表示されない専用の表示[例えば、図32(g)に示す“CHANCE”という予告表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示と前記第二の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される場合がある[例えば、図25(c)では開始されないが同図(g)では開始されている]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示と前記第二の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される[例えば、図10に示す例]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の状態[例えば、図18(e)〜同図(h)]における少なくとも一部の期間(以下、「第一の期間」という。)[例えば、図18(f)の期間]では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の期間は、前記第一の表示の一部[例えば、図18(f)に示すボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示の一部]が前記第二の表示の一部[例えば、暗闇の背景画像の一部]と重なって表示されている期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の状態[例えば、図30(e)〜同図(g)]における少なくとも一部の期間(以下、「第一の期間」という。)[例えば、図30(f)の期間]では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されており、
前記第一の期間は、前記第一の表示の一部[例えば、図30(f)に示すボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示の一部]が前記第二の表示の一部[例えば、暗闇の背景画像の一部]と重なって表示されている期間であり、
前記第三の表示は、前記第一の期間で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示[例えば、図30(f)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。
(付記1)
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、フリーズ演出であり、
前記演出手段は、先読み予告として、前記フリーズ演出を複数回の図柄変動表示に亘って行うことが可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、装飾図柄の図柄変動表示を表示可能な表示手段を備え、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、背景の動画像(以下、「第一の動画像」という。)の表示であり、
前記表示手段は、先読み予告として、前記第一の動画像を一時停止した表示(以下、「第一の表示」という。)を、複数回の前記図柄変動表示に亘って行うことが可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
であってもよい。
(付記A)
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の態様をした演出表示(以下、「第一の演出表示」という。)であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、演出が発展するかどうかを表す演出表示(以下、「第二の演出表示」という。)であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の演出表示の後に開始される演出表示であり、
前記第一の演出表示は、演出に関連する画像の表示(以下、「第一の表示」という。)を含む演出表示であり、
前記第一の演出表示は、演出に関連する画像の表示(以下、「第二の表示」という。)を含む演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の表示を含む演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第二の表示を含む演出表示であり、
前記第二の演出表示における前記第一の表示は、前記第一の演出表示における前記第一の表示と同じ表示位置に表示されており、
前記第二の演出表示における前記第二の表示は、前記第一の演出表示における前記第二の表示とは異なる表示位置に表示されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記B)
付記Bに記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記第一の表示は、前記操作手段を模した画像の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、演出が発展するかどうかを表す表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作を促す表示を含む表示であり、
前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの一部の期間(以下、「第一の期間」という。)は、前記第二の表示が表示されている期間であり、
前記第一の表示は、前記第一の期間に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b)
付記bに記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の表示の表示中であっても開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている期間の少なくとも一部の期間は、前記第一の期間であり、
前記第一の期間の後に開始される期間は、第二の期間であり、
前記第二の期間が前記操作手段の操作を受付けない期間のうちの一部の期間となる場合には、該第二の期間において前記第一の表示が行われないように構成されており、
前記第二の期間が前記操作手段の操作を受付ける期間のうちの一部の期間となる場合には、該第二の期間において前記第一の表示が継続して行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、これまでの説明において、「・・・場合がある。」の記載については、「・・・とならない場合があってもよい。」あるいは「必ず・・・となる。」と適宜置換可能である。
また、これまでの説明において、「実行可能」の記載については、「必ず実行する」と読み替えることができ、あるいは「実行する場合がある」と読み替えることもできる。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。
続いて、図1に示すパチンコ機100の変形例について説明する。以下の説明では、これまで説明した事項と重複する事項は説明を省略する場合があるが、これまでの説明と同じであって、適用や解釈に変更はない。
図1に示すパチンコ機100は、チャンスボタン136の横に操作レバー190が配置されていた。この操作レバー190は、少なくとも四方向(上下左右)に操作することができる操作手段であって、装飾図柄表示装置208の表示画面に表示されるカーソルを移動させる際や、音量や輝度等の制御パラメータの値を変更する際等に使用するものである。なお、操作レバー190は八方向、さらには16方向以上に操作可能なものであってもよい。第1変形例は、この操作レバー190の代わりに、方向指示操作子が設けられている。方向指示操作子としては、上下左右の四方向それぞれを指示する十字キーボタンであってもよいが、この第1変形例では、左右の二方向それぞれを指示する左右キーボタン191L,191Rが設けられている。なお、「キーボタン」は、以降、「キー」と省略することにする。
図47は、第1変形例において左右キー191L,191Rが操作される例を段階的に示す図である。
左キー191Lは、図1に示すチャンスボタン136の左横に配置され、右キー191Rは、図1に示すチャンスボタン136の右横に配置されている。なお、図47以降に示すチャンスボタン136も、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。なお、左右キー191L,191Rには、ボタンランプは内蔵されていないが、ボタンランプを内蔵して、チャンスボタン136と同様に点灯するようにしてもよい。なお、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
チャンスボタン136と左右キー191L,191Rを併せたものが操作手段になるが、これらのうち、チャンスボタン136が第一の操作手段の一例に相当し、左右キー191L,191Rが第二の操作手段の一例に相当する。
また、図47(a)に示す装飾図柄表示装置208には、デモンストレーション表示(以下、「デモ表示」という。)がなされている。このデモ表示は、装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示)が停止してから定まった時間経過しても、装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示)が再開されない場合に開始される表示であって、最初は、図47(a)に示す図柄デモ表示が行われ、それでも装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示)が再開されない場合に、動画デモ表示に切り替わる。なお、上記「定まった時間」とは、確定表示時間の0.6秒という極めて短い時間であってもよいし、確定表示時間を越えたさらに長い時間であってもよい。
図47(a)に示す図柄デモ表示は、装飾図柄の変動表示が停止した場面の、装飾図柄の組合せおよび背景画像で開始される。図47(a)に示す装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」の装飾図柄の組合せが、城下町の背景画像に表示されている。また、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像も表示されている。なお、特図の保留数を表示個数で表す保留アイコンは一つも表示されていないが、保留アイコン表示領域208fにおける各保留アイコンの表示位置には点線の丸印が示されている。また、右上には、特図1の丸い第4図柄2081と特図2の四角い第4図柄2082も表示されているが、いずれも、ハズレ図柄の停止表示中であることを表す白色の表示である。
さらに、図47(a)に示す装飾図柄表示装置208の左上隅には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bがワンセットになって表示されている。ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せの表示は、図柄デモ表示が開始されると同時に表示され始めるものであってもよいし、図柄デモ表示開始後に表示され始めるものであってもよい。この、ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せの表示は、操作手段(ここではチャンスボタン136)を操作することを促す表示の一例であって、第一の表示の一例に相当する。加えて、「押せ」や「PUSH」という文字表示は表示されていないが、「でメニュー表示」といった、チャンスボタン136の操作(押下)を行った結果を示す文字表示も表示されている。ここでの文字表示は、操作手段に関する表示の一例に相当し、チュートリアル的な説明表示である。ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せの表示がなされている状態で、チャンスボタン136が操作(押下)されると、装飾図柄表示装置208には各種設定等のメニュー画面が表示される。このメニュー画面では、各種の制御パラメータの値(例えば、音量、光量や輝度等)を設定(変更)可能である。
また、ボタン画像136aの右横には、左キー191Lと右キー191Rそれぞれを模したキー画像191aが表示されている。このキー画像191aにも、「押せ」や「PUSH」という文字表示は表示されていないが、「で音量変更」といった、左キー191Lと右キー191Rの操作(押下)を行った結果を示す文字表示も表示されている。ここでの文字表示は、操作手段に関する表示の一例に相当し、チュートリアル的な説明表示である。なお、図47に示すキー画像191aは、左キー191Lあるいは右キー191Rを操作することを促す表示には相当しないが、操作を促す表示を追加してもよい。
図47(a)では、右キー191Rが一回押下される。右キー191Rが一回押下されると、図1に示すスピーカ120から出力される音の音量のレベルは1レベル大きくなり、左キー191Lが一回押下されると、反対に、上記音の音量のレベルは1レベル小さくなる。
左キー191Lおよび右キー191Rのいずれか一方が押下(操作)されると、図47(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央部分には、音量メータ191bの画像が表示される。図47(b)では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」の装飾図柄の組合せの下に、キー画像191aよりも大きく表示されている。この音量メータ191bの表示は、図1に示すスピーカ120から出力される音の音量のレベルを表す表示であり、音量に関連する表示の一例であって、第三の表示の一例に相当する。音量メータ191bの表示は、デモ表示中に表示が開始されている。すなわち、特図の図柄変動表示の停止中に表示が開始されている。
やがて、第1特図始動口230に1球入賞し、特図の図柄変動表示が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が開始される。図47(c)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せの表示は消え、代わって、装飾図柄の変動表示が画面左上隅に縮小表示されている。なお、特図1の丸い第4図柄2081は変動中表示(灰色)に変化している。ボタン画像136aと矢印の表示136bの組合せの表示は、装飾図柄の変動表示が開始される(デモ表示が終了する)消える表示であってもよいし、表示開始から一定時間経過後に消える表示であってもよいし、他の操作(例えば、チャンスボタン136、左キー191L、あるいは右キー191Rの長押し操作や連打操作、図1に示す球発射ハンドル134の操作や、球抜き操作等)が行われると消える表示であってもよい。
また、図47(b)に示す音量メータ191bの表示は消えている。この音量メータ191bの表示(第三の表示)は、装飾図柄の変動表示が開始される(デモ表示が終了する)と消える表示であってもよいし、表示開始から一定時間経過後に消える表示であってもよいし、他の操作(例えば、チャンスボタン136の操作や、左キー191Lあるいは右キー191Rの長押し操作、図1に示す球発射ハンドル134の操作や、球抜き操作等)が行われると消える表示であってもよい。
さらに、装飾図柄表示装置208の右側の上方に表示されていたキー画像191aと、「で音量変更」といった説明表示は、その場所から消え、画面の左下隅に移動して表示され続けている。すなわち、特図の図柄変動表示中であっても、キー画像191aと説明表示は継続して表示されており、左キー191Lおよび右キー191Rの操作を受け付ける状態にある。なお、キー画像191aと、「で音量変更」といった説明表示に加えて、左キー191Lおよび右キー191Rの操作を促す表示を行ってもよい。
図47(b)では、右キー191Rが一回押下される。
左キー191Lおよび右キー191Rのいずれか一方が押下(操作)されても、図47(b)に示す音量メータ191bは画面中央には表示されないが、図47(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の左下隅に音量のレベルを表す文字表示(ここでは「音量:6」の表示)がなされる。この文字表示の大きさは、キー画像191aの大きさ以下であって、音量メータ191bの表示よりも小さい。なお、この変形例では、文字表示であったが、メータ表示であってもよい。
以上説明したように、図柄の変動表示中であっても停止表示中であっても、音量変更は受け付けられるが、図柄の変動表示中と停止表示中とでは、音量を表す値の表示態様が異なり、メータ表示と文字表示であったり、変動表示中の方が停止表示中よりも小さい表示態様で表示される。なお、図柄の変動表示中であっても停止表示中であっても、キー画像191aが表示されている点は同じであり、一部の表示は同じであるといえる。また、図柄の変動表示中であっても停止表示中で、音量に関連する表示は全部が同じであってもよい。
なお、図47(a)〜同図(b)は、デモ表示のうちの図柄デモ表示であったが、動画デモ表示でも同様に、音量変更を受付け、キー画像191aと説明表示を表示し、左キー191Lまたは右キー191Rが操作されると、音量メータ191bの表示を表示するようにしてもよい。あるいは、動画デモ表示では、音量変更を受付けるが、キー画像191aと説明表示の両方、またはいずか一方が非表示であってもよいし、そもそも、音量変更自体を受付けず、表示も何も行わなくてもよい。
また、この変形例では、図柄デモ表示から動画デモ表示に切り替わるが、図柄デモ表示から静止画デモ表示に切り替わってもよい。例えば、装飾図柄の変動表示が停止してから1分間は図柄デモ表示が行われ、次いで、静止画デモ表示に切り替わってもよい。静止画デモ表示でも同様に、音量変更を受付け、キー画像191aと説明表示を表示し、左キー191Lまたは右キー191Rが操作されると、音量メータ191bの表示を表示するようにしてもよい。あるいは、静止画デモ表示では、音量変更を受付けるが、キー画像191aと説明表示の両方、またはいずか一方が非表示であってもよいし、そもそも、音量変更自体を受付けず、表示も何も行わなくてもよい。
また、状況を変えた(例えば、背景画像を変えたりバックミュージックを変えた)図柄デモ表示を複数回実行した後に、動画デモ表示あるいは静止画デモ表示に切り替わってもよい。
また、キー画像191aと説明表示、あるいは左キー191Lまたは右キー191Rが操作されて表示される、音量メータ191bの表示や音量のレベルを表す文字表示は、装飾図柄表示装置208に表示された複数の選択肢の中から、左キー191Lまたは右キー191Rを含む操作手段を操作して選択肢を選ぶ選択演出が開始されたり、スーパーリーチ演出が開始されたりすると、非表示になってもよい。また、選択演出が開始されたり、スーパーリーチ演出が開始されたりすると、左キー191Lおよび右キー191Rの操作が無効になってもよい。
また、デモ表示中でも、上述の球抜き促進表示は表示され続け、下皿満タンエラーが解消されれば、球抜き促進表示は即座に非表示になる。
さらに、ここでは説明では、左キー191Lおよび右キー191Rは、音量を変更するための機能が付与されていたが、他の制御パラメータの値を変更する機能を付与して、音量メータ191bに代えて、その値のレベルや大きさを表す表示を行うようにしてもよい。例えば、左キー191Lおよび右キー191Rに、枠ランプ122や遊技盤用ランプ532の光量や輝度を変更するための機能が付与されていてもよく、この場合、音量メータ191bは光量メータあるいは輝度メータになる。あるいは、装飾図柄表示装置208で、3D画像を表示可能であって、立体度を変更可能な場合には、左キー191Lおよび右キー191Rに、立体度を変更するための機能を付与し、音量メータ191bに代えて立体度メータを表示するようにしてもよい。
また、左キー191Lおよび右キー191Rに、装飾図柄表示装置208の表示画面に表示されるカーソルを移動させる機能を付与し、音量メータ191bに代えて、カーソルを含めた表示(例えば、複数の表示の中から一つを選択する選択表示)を行うようにしてもよい。
さらに、左キー191Lおよび右キー191Rに上キー191Uと下キー191Dを追加して十字キーとしてもよい。
図47(A)は、左キー191L、右キー191R、上キー191U、および下キー191Dからなる十字キーを搭載したパチンコ機の例を示す図である。
図47(A)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、4つのキーを表すキー画像191bと、説明表示がなされている。4つのキー表示のうち、左キー191Lを模した表示と右キー191Rを模した表示は、上キー191Uを模した表示と下キー191Dを模した表示と表示色が異なっており、左キー191Lと右キー191Rで音量変更が可能なことを報知している。なお、この例では、上キー191Uと下キー191Dでは他の制御パラメータの値(例えば、光量や輝度あるいは立体度等)を変更可能であって、上キー191U又は下キー191Dが操作されると、光量や輝度あるいは立体度のレベルを表す文字表示がなされる。なお、上キー191Uと下キー191Dでも音量変更が可能なようにしてもよい。
また、ボタン画像136aとキー画像191aの表示開始は、同時であってもよいし、ボタン画像136aが先であってもよいし、キー画像191aが先であってもよい。また、ボタン画像136aと上方に表示されたキー画像191aの表示終了も、同時であってもよいし、ボタン画像136aが先であってもよいし、上方のキー画像191aが先であってもよい。さらに、図柄変動中の下方に表示されたキー画像191aは、図柄変動開始から第一の時間表示され続けてもよいし、図柄変動停止前に消えてもよいし、図柄変動停止と同時に消えてもよいし、確定表示終了と同時に消えてもよいし、図柄変動表示が連続する限り、表示され続けてもよい。また、音量のレベルを表す文字表示(例えば、「音量:6」の表示)は、新たなキー操作がなければ表示されてから第二の時間経過すると消えてもよいし、図柄変動停止前に消えてもよいし、図柄変動停止と同時に消えてもよいし、確定表示終了と同時に消えてもよいし、図柄変動表示が連続する限り、表示され続けてもよいし、下方に表示されたキー画像191aが表示され続ける限り、表示され続けてもよい。
なお、音量を示す表示(メータ等)がなされていない状態で音量変更操作を行った場合には、現在設定されている音量で操作音が出力され、かつ現在設定されている音量を示す表示がなされてもよいし、音量変更操作を反映した後の音量で操作音が出力され、かつ変更操作反映後の音量を示す表示がなされてもよい。あるいは、現在設定されている音量が最小値の場合にさらに音量を下げようとする操作が行われた場合には、最小音量で操作音が出力され、かつ最小音量を示す表示がなされてもよいし、現在設定されている音量が最大値の場合にさらに音量を上げようとする操作が行われた場合には、最大音量で操作音が出力され、かつ最大音量を示す表示がなされてもよい。
図48は、第1変形例における図柄変動表示中の演出についての例を段階的に示す図である。
図48(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示である。また、図48(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図の停止表示が行われた直後であり、城下町の背景画像に、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」の装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、右上に表示された特図1の丸い第4図柄2081も特図2の四角い第4図柄2082もいずれも、ハズレ図柄の停止表示中であることを表す白色の表示である。また、図48には、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220も示されている。図48(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯している。
さらに、図48(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下隅には、キー画像191aと、「で音量変更」といった説明表示が表示されている。キー画像191aと説明表示は、この後も表示が継続される。
図48(b)では、装飾図柄表示装置208に城下町の背景画像が表示されている状態(城下町モードの状態)で特図1の図柄変動表示が開始され、同図(c)でリーチ状態になり、装飾図柄表示装置208には、「リーチ」という文字表示がなされる。リーチ演出が開始されると、図48(d)に示すように、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示される。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図48(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。なお、チャンスボタンランプ138の左右それぞれに配置された左キー191Lと右キー191Rには変化はない。図48に示す状態では、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示と、キー画像191aおよび説明表示との両方が表示されている。
残期間メータ表示136cのメータがわずかに(ここでは1/10程度)減った段階で、図48(e)に示すように、割込演出として、ここでは発展演出が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。遊技者は、チャンスボタン136を操作せず、発展演出が開始されても、ボタン演出は継続しており、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の表示位置に変化はない。しかし、発展演出が開始されると、発展演出に注目を集めさせるためにボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されていても、第一の操作手段の一例に相当するチャンスボタン136の操作を強制的に受け付けない操作強制無効期間が開始される。すなわち、ボタン演出と発展演出のうちボタン演出のみが実行されている場合には、チャンスボタン136の操作を受け付ける操作有効期間であるが、発展演出が開始されると、操作有効期間であっても、その発展演出の開始と同時に操作強制無効期間になり、発展演出が終了するまで操作強制無効期間は継続する。なお、ボタン演出の後に発展演出が開始されることが当初から決まっている場合には、ボタン演出のみが開始された時点で早々に操作強制無効期間を開始してもよい。発展演出が終了した段階で、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間が残っている場合(残期間メータ表示136cが0になっていない場合)には、残期間の間だけ操作有効期間が確保される。チャンスボタンランプ138は、操作強制無効期間であっても、残期間メータ表示136cが0になるまで、赤色に点灯し続ける。
一方、第二の操作手段の一例に相当する左右キー191L,191Rの操作は常時受け付けられ、左右キー191L,191Rが操作(押下)されると、キー画像191aの上に、現在の音量のレベルを表す文字表示の表示が開始される。
第一の操作手段の一例に相当するチャンスボタン136が、発展演出が継続している図48(f)のタイミングで操作されても、操作強制無効期間であるため、演出表示は何ら変化がない。すなわち、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示がカットインすることはなく、図48(g)に示すように、発展演出は継続され、暗闇の背景画像がさらに右側へ向けて移動し、ボタン演出画像(136a,136b,136c)も表示されたままである。なお、ボタン演出画像のうちの残期間メータ表示136cのメータは減少を続けている。
次に、第二の操作手段の一例に相当する右キー191Rが、発展演出が依然として継続している図48(h)のタイミングで操作されると、その操作は受け付けられ、同図(i)に示すように、キー画像191aの上に、現在の音量のレベルを表す文字表示の表示(ここでは「音量:6」の表示)が開始される。すなわち、割込演出の発展演出実行中であっても、音量変更操作は受け付けられ、現在の音量のレベルを表す文字表示の表示も開始される。ただし、音量変更操作は選択演出が行われている場合等には、受け付けられないことがあってもよいが、どのような場合でも優先して必ず受け付けられるようにしてもよい。図48(i)では、発展演出は引き続き実行されており、ほとんどが暗闇の背景画像に切り替わっている。図48(j)では、同図(b)から行われている特図の図柄変動表示(装飾図柄の変動表示)は未だ継続しており、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わって、発展演出は終了している。すなわち、演出モードが、城下町モードから暗闇モードに発展している。暗闇モードに発展(発展演出が終了)しても、キー画像191aおよび説明表示の両方は依然として表示され続けているが、現在の音量のレベルを表す文字表示の表示は消えている。この例では、現在の音量のレベルを表す文字表示は、発展演出が終了すると同時に終了する。
以上説明した図48示す例では、図48(d)と同図(e)の間〜同図(i)と同図(j)の間の状態が、ボタン演出画像と発展演出の表示の両方が表示されている状態(第一の状態の一例に相当)であり、ここでは、この状態の全期間にわたってチャンスボタン136の操作が受け付けられなかったが、例えば、ボタン演出画像の少なくとも一部と発展演出の表示の一部が重なっている期間(図48(f)〜同図(i)と同図(j)の間の期間)に限って、チャンスボタン136の操作が受け付けられなくてもよい。
なお、ここでは割込演出として、モードが発展する発展演出が開始されたが、リーチ態様が発展(例えば、ノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出への発展)する発展演出であってもよいし、演出上の発展を伴わない単なるリーチ演出であってもよい。すなわち、先に開始されたボタン演出の途中から割り込んでくる演出としては、発展演出に限定されず、どのような演出であってもよい。この図48を用いた説明よりも前の説明で、発展演出として説明されている演出も、発展演出に限定されず、何らかの演出(例えば、演出上の発展を伴わないノーマルリーチ演出等)であればよい。
また、演出表示のうちの第一の演出表示(例えば、背景画面が切り替わる演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されないが、演出表示のうちの第二の演出表示(例えば、ノーマルリーチ演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、いかなる演出表示であっても、ボタン演出表示とともに表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
また、割込演出中に、下皿満タンエラーが発生すれば、即座に球抜き促進表示が表示され、下皿満タンエラーが解消されるまで、キー画像191aおよび現在の音量のレベルを表す文字表示の表示とともに球抜き促進表示は表示され続け、下皿満タンエラーが解消されれば、球抜き促進表示は即座に非表示になる。
図49は、図23に示す、ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第1変形例を段階的に示す図である。
図49(c)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、左図柄表示領域208aには「1」の数字が記されたカードが表示され、中図柄表示領域208bには「2」の数字が記されたカードが表示され、右図柄表示領域208cには「3」の数字が記されたカードが表示されている。各カードに記された数字は、チャンスボタン136が操作されると表示態様が変化する順番を示す数字である。すなわち、チャンスボタン136の操作に関するナビゲーションの機能を有する。なお、この順番は複数パターンあり、違う順番が表示される場合がある。また、図49に示す左から「1」「2」「3」の順番よりも、右から「1」「2」「3」の順番の方が、大当りの期待度が高いものであってもよい。
図49(d)では、各カードの上にはボタン演出画像(136a,136b,136c)が出現し、チャンスボタン136の操作を促すとともに、チャンスボタン136自体も白色の点灯態様から赤色の点灯態様に変化している。
図49(e)では、チャンスボタン136の1回目の操作が行われ、同図(f)では、「1」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔の画像に変化している。殿様のキャラクタC1の顔の画像は、操作手段(ここではチャンスボタン136)が操作されたことに応じた表示の一例に相当する。なお、殿様のキャラクタC1の顔以外に、その他のキャラクタの顔に変化する場合もある(以下、同じ。)。殿様のキャラクタC1の顔画像は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であり、その他のキャラクタの顔画像は、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
図49(g)では、チャンスボタン136の2回目の操作が行われ、同図(h)では、「2」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化している。
図49(i)では、チャンスボタン136の3回目の操作が行われ、同図(j)では、「3」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化し、殿様のキャラクタC1の顔が3つ揃う。すなわちここでは、チャンスボタン136を操作することで、絵合わせゲームが行われたことになり、この例では絵合わせゲームに成功したことになる。
やがて、図49(k)に示すように、3つ並んだ殿様のキャラクタC1の顔を覆うように、“激熱”という予告表示が割り込んで表示される。
なお、同図(j)に示すように、同じ図柄(ここでは殿様のキャラクタC1の顔の図柄)が3つ揃った後に、図48(d)に示すボタン演出画像(136a,136b,136c)が装飾図柄表示装置208の中央領域に大きく表示され、チャンスボタン136の操作をもう一度促し、そこでのチャンスボタン136の操作の後に、“激熱”という予告表示の割り込みが表示されたり(成功)されなかったり(失敗)するようにしてもよい。
また、この例では、図49(c)に示すように、数字が記されたカードが表示された後、ボタン演出画像が表示されるが、ボタン演出画像に数字も含まれていて、図49(c)のタイミングで同時に表示されてもよい。また、「1」の数字が含まれたボタン演出画像がまずは一つ表示され、チャンスボタン136が操作されると、「2」の数字が含まれたボタン演出画像が次に一つ表示され、チャンスボタン136が再び操作されると、「3」の数字が含まれたボタン演出画像が最後に表示される態様であってもよい。
さらに、殿様のキャラクタC1の顔を含めた成功画像に変化する場合と、残念や失敗を表す失敗画像に変化する場合があってもよい。例えば、最初は、「1」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つだけ表示され、チャンスボタン136が操作されて、成功画像に変化すると、「2」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つ表示され、チャンスボタン136が再び操作されて、成功画像がまた変化すると、最後に「3」のカードの上にボタン演出画像(136a,136b,136c)が一つ表示される態様であってもよい。この場合には、失敗画像に変化すると、以降は、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されない。
図50は、ボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第2変形例を段階的に示す図である。
先の第1変形例では、チャンスボタン136を3回操作(押下)したが、この第2変形例では、1回の操作(押下)で足りる。
図50(c)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示が左隅に縮小表示され、各図柄表示領域208a〜208cに表示されるカードには、いずれも「1」の数字が記されている。この「1」の数字も、第1変形例と同じく、チャンスボタン136が操作されると表示態様が変化する順番を示す数字である。
図50(d)では、各カードの上にはボタン演出画像(136a,136b,136c)が出現し、チャンスボタン136の操作を促すとともに、チャンスボタン136自体も白色の点灯態様から赤色の点灯態様に変化している。
図50(e)では、チャンスボタン136の操作が一回だけ行われ、同図(f)では、総てのカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化している。すなわち、左図柄表示領域208aに表示されたカードも、中図柄表示領域208bに表示されたカードも、右図柄表示領域208cに表示されたカードも総て、同じタイミングで殿様のキャラクタC1の顔に変化している。第2変形例では、3つ並んだ殿様のキャラクタC1の顔の画像が、操作手段が操作されたことに応じた表示の一例に相当する。
この第2変形例でも、殿様のキャラクタC1の顔が3つ揃ったことで、絵合わせゲームに成功したことになり、図50(g)に示すように、3つ並んだ殿様のキャラクタC1の顔を覆うように、“激熱”という予告表示が割り込んで表示される。
このように、第2変形例では、チャンスボタン136を一回操作するだけで良いが、ボタン演出画像は、ボタン操作必要回数よりも多くの数(ここでは3つ)表示されており、遊技者の興味を引く演出となっている。
なお、この第2変形例でも、同じ図柄が3つ揃った後(図50(f)の後)に、図48(d)に示すボタン演出画像(136a,136b,136c)が装飾図柄表示装置208の中央領域に大きく表示され、チャンスボタン136の操作をもう一度促し、そこでのチャンスボタン136の操作の後に、“激熱”という予告表示の割り込みが表示されたり(成功)されなかったり(失敗)するようにしてもよい。
また、各カードに表示された表示は、チャンスボタン136が操作されると表示態様が変化する順番を示す数字であったが、操作すべき操作手段を指示する表示がなされたものであってもよい。例えば、左図柄表示領域208aには「右」の文字あるいは右キー191Rを模したキー画像が記されたカードが表示され、中図柄表示領域208bには「左」の文字あるいは左キー191Lを模したキー画像が記されたカードが表示され、右図柄表示領域208cには「中」の文字あるいはチャンスボタン136を模したボタン画像が記されたカードが表示されてもよい。ここでの「右」の文字あるいは右キー191Rを模したキー画像は、右キー191Rを操作することを指示し、右キー191Rが操作されると、左図柄表示領域208aのカードの表示態様が変化し、「左」の文字あるいは左キー191Lを模したキー画像は、左キー191Lを操作することを指示し、左キー191Lが操作されると、中図柄表示領域208bのカードの表示態様が変化し、「中」の文字あるいはチャンスボタン136を模したボタン画像は、チャンスボタン136を操作することを指示し、チャンスボタン136が操作されると、右図柄表示領域208cのカードの表示態様が変化する。さらに、各カードに表示された表示は、チャンスボタン136が操作されると表示態様が変化する順番を示す数字であったが、操作すべき操作手段の順番を指示する表示(押し順ナビ表示)がなされたものであってもよい。例えば、予め、左図柄表示領域208aのカードには左キー191Lが対応付けられており、中図柄表示領域208bのカードにはチャンスボタン136が対応付けられており、右図柄表示領域208cのカードには右キー191Rが対応付けられていて、左図柄表示領域208aのカードには「3」の表示、中図柄表示領域208bのカードには「2」の表示、右図柄表示領域208cのカードには「1」の表示がなされている場合には、いわゆる右押し(逆押し)が指示されていることになり、右押し(逆押し)を実行した場合にのみ、同じ図柄が3つ揃って、予告表示の割り込みが表示される。
さらに、ボタン演出画像(136a,136b,136c)は、3つ表示されているが、2つしか表示されなくてもよいし、4つ以上表示されてもよい。
図51は、図49に示すボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第1変形例と、発展演出の複合演出の実行中と、発展演出の終了後にも球抜き操作が行われた場合の一例を段階的に示す図である。
図51(a)では、図49を用いて説明した、ボタン演出画像が複数表示される第1変形例のボタン演出が開始されており、図51(c)では、チャンスボタン136の1回目の操作が行われ、同図(d)では、「1」のカードが、殿様のキャラクタC1の顔に変化している。ここでの表示変化は、必ず行われる。ただし、チャンスボタン136を使う他の種類の演出が重複して実行されている場合であって、他の種類の演出の方が優先される場合には、ここでの表示変化が行われない場合もある。また、図1に示す下皿128から球を抜くことを促す表示(球抜き促進表示の一例に相当)である「球を抜いてください」という文字表示が、図51(a)の段階から装飾図柄表示装置208に表示されている。
この図51における例では、ボタン演出が先に開始されている状態で、割込演出としてモードが発展する発展演出が開始され、操作強制無効期間に移行し、図51(e)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してきている。この間、球抜き促進表示は継続して表示されており、図51(e)で、球抜き動作が行われる。球抜き動作が行われると、下皿満タンセンサが下皿満タン状態の是正を検出し、球抜き促進表示は即座に終了する。すなわち、ボタン演出の実行中であっても、あるいは発展演出の実行中であっても、操作強制無効期間中であっても、球抜き促進表示は消える(非表示になる)。また逆に、ボタン演出の実行中であっても、あるいは発展演出の実行中であっても、下皿満タンエラーが発生すれば、球抜き促進表示は即座に行われる。
球抜き促進表示が非表示になった図51(f)では、チャンスボタン136の二回目の操作が行われているが、発展演出が開始されたことにより操作強制無効期間に移行しており、二回目の操作は強制的に受け付けられず、中図柄表示領域208bには、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示である殿様のキャラクタC1の顔の画像の表示は開始されない(図51(g)参照)。なお、この例では、球抜き促進表示が行われている例であったが、球抜き促進表示の有無に関わらず、チャンスボタン136の操作回数に対応した表示領域では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示(殿様のキャラクタC1の顔の画像)の表示は開始されない。この結果、図49(j)に示すように同じ図柄が3つ揃うことはなく、図49(k)に示すように予告表示の割り込みが表示されることもない。
図49に示すボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第1変形例では、チャンスボタン136を3回操作しなければならず、図50に示すチャンスボタン136を1回操作すればすむ第2変形例よりも、発展演出等の演出表示に割り込まれる可能性が高くなりやすい。
図51(h)に示すように、発展演出は成功に終わるが、同図(e)のタイミングで行った球抜き操作は非常に僅かしか行われておらず、発展演出の終了直後に下皿満タンエラーが再び発生する。発展演出が終了し、暗闇の背景画像に切り替わった後でも、下皿満タンエラーが発生すれば、図51(h)に示すように、「球を抜いてください」という球抜き促進表示が即座に表示され、球抜き動作が行われると、球抜き促進表示は即座に終了する。このように、球抜き促進表示は、下皿満タンエラーが発生すれば、いかなる状態であっても表示され、下皿満タンエラーが解消すれば、いかなる状態であっても非表示になる(消える)。
球抜き促進表示が再び非表示になった図51(i)ではスーパーリーチCの演出が開始されている。
なお、図51(h’)でもスーパーリーチC演出が開始されているが、その後、図51(i’)に示すように、“激熱”という予告表示が割り込んで表示される。ここでは、チャンスボタン136の操作が3回受け付けられなかったが、予告表示が表示されている。この予告表示は、チャンスボタン136の操作を1回も行わなくても表示される。
以上説明した図51示す例では、図51(d)と同図(e)の間〜同図(g)と同図(h)の間の状態が、ボタン演出画像と発展演出の表示の両方が表示されている状態(第三の状態の一例に相当)であり、ここでは、この状態の全期間にわたってチャンスボタン136の操作が受け付けられなかったが、例えば、ボタン演出画像の少なくとも一部と発展演出の表示の一部が重なっている期間(図51(f)〜同図(g)と同図(h)の間の期間)に限って、チャンスボタン136の操作が受け付けられなくてもよい。
また、演出表示のうちの第一の演出表示(例えば、背景画面が切り替わる演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されないが、演出表示のうちの第二の演出表示(例えば、ノーマルリーチ演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、いかなる演出表示であっても、ボタン演出表示とともに表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
また、図51に示す例では、球抜き促進表示の一例に相当する「球を抜いてください」という文字表示が、図51(a)の段階から装飾図柄表示装置208に表示されていた。すなわち、下皿満タンエラーが、最初から生じていたことになるが、下皿満タンエラーが発生するタイミングは、特定できるものはなく、様々であり、下皿満タンエラーが生じると即座に表示が開始される球抜き促進表示の開始も、図51(a)と同図(b)との間のタイミングであってもよいし、同図(b)以降のタイミングであってもよい。
さらに、図50に示すボタン演出画像が複数表示されるボタン演出の第2変形例と、発展演出の複合演出の実行中と、発展演出の終了後にも球抜き操作が行われた場合についても、図51を用いて説明した場合と同様である。
また、ボタン演出画像(136a,136b,136c)は、3つ表示されているが、2つしか表示されなくてもよいし、4つ以上表示されてもよい。
また、割込演出が開始されると、操作強制無効期間に移行して、それ以降の操作は強制的に受け付けられないが、割込演出の開始と同時、あるいは割込演出の開始後に、表示態様が変化していない残りのカードが自動的に変化するようにしてもよい。すなわち、チャンスボタン136の操作とは無関係に、「2」のカードと「3」のカードの表示態様が同時に変化したり、タイミングをズラして変化してもよい。
続いて、これまで説明したきた割込演出の他の例として一斉演出について説明する。一斉演出とは、電源投入からの時間に応じて開始される演出であって、一台の遊技台だけでも実行可能な演出であり、複数台の遊技台でも実行可能な演出である。電源は、島単位で同時投入される場合があり、その島に設置された複数の遊技台は、電源が同時投入されたことになり、電源投入からの決まった時間経過に応じて、それら複数の遊技台で揃って演出が実行されることから一斉演出、あるいは島一斉演出と称されている。すなわち、複数の遊技台によって一斉に実行される場合がある。よって、一斉演出とは、複数台の遊技台において第一の期間内に実行される演出のことを意味する場合もあり、別のとらえ方をすれば、複数の遊技台において、同一の演出、同じ種類の演出、あるいは関連する演出が、同期してあるいは第一のタイミングだけズレて実行されることをことを意味する場合もある。より詳しく言えば、計時手段(例えば、制御手段のCPUが備えるハードウェアタイマ、制御手段のユーザプログラムによって実現されるソフトウェアタイマ、RTC(リアルタイムクロック)など)の計時開始から固定時間(例えば、1時間)の経過があったことを条件に開始される演出や、一斉演出開始条件(例えば、電源投入コマンドなどの主制御部からのコマンドが送信されたこと、大当り、電サポ状態等が開始または終了、および一斉演出用のモード等が開始されること等)があった場合に開始される演出を含む。一斉演出の最小単位は、遊技台一台であり、電源投入が同時に行われた遊技台のうち、一又は複数の遊技台(例えば、演出開始条件を満足した遊技台や島全体の全ての遊技台)が対象になる。
なお、一斉演出は、複数の遊技台による一斉演出によって構成される演出のことであってもよい。例えば、遊技台Aが一斉演出Aを実行可能であり、遊技台Bが一斉演出Bを実行可能であり、遊技台Aにより一斉演出Aを実行中に、遊技台Bにより一斉演出Bが実行されることで構成される演出のことを示していてもよい。また、遊技台Aにより一斉演出Aが実行されている期間に遊技台Bにより一斉演出Bが実行されていなくてもよく、その場合であっても一斉演出といってもよい。また、遊技台Bによる一斉演出Bについても同様であってもよい。
一斉演出には、例えば、電源投入一斉報知や、デモ画面一斉表示も含まれる。
また、一斉演出は、遊技台とは別の遊技台の演出手段による一斉演出と関連する演出であり、計時手段による計時が開始されてから第一の時間が経過する前に演出開始許可期間が開始されても、その第一の時間が経過した後に演出手段が一斉演出を開始するものであってもよい。
このような構成とすれば、一斉演出が第一の時間よりも前に実行されないので、異常が発生している可能性があることを遊技店の店員等が気づきやすく、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。なお、一斉演出開始条件が成立する前に第一の時間が経過した場合に、一斉演出開始条件の成立があった際に一斉演出が開始されるようにしてもよい。
なお、一斉演出開始許可期間が開始され、かつ、第一の時間が経過した後にのみ、演出手段は一斉演出を実行してもよい。また、演出手段は、一斉演出開始条件の成立があった場合に、計時手段による計時が開始されてから第一の時間が経過することで一斉演出を開始する手段であってもよい。
また、本実施形態に係る遊技台が設置可能な島設備は、複数の遊技台(例えば、パチンコ機100)を設置可能な島設備であって、前記遊技台とは、演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120)および計時手段(例えば、制御手段のCPUが備えるハードウェアタイマ、制御手段のユーザプログラムによって実現されるソフトウェアタイマ、RTC(リアルタイムクロック)を少なくとも備えたもののことであり、前記島設備は、一の操作により前記複数の遊技台に電源を投入することが可能に構成された島設備であり、前記遊技台における前記演出手段は、複数の演出を少なくとも実行可能な手段であり、前記遊技台の前記演出手段による前記複数の演出のうちの一つは、島一斉演出であり、前記遊技台における前記演出手段が前記島一斉演出を開始する条件は、島一斉演出開始条件の成立があり、かつ、前記計時手段による計時が開始されてから第一の時間が経過したことであり、前記複数の遊技台のそれぞれが前記島一斉演出を実行すると、前記複数の遊技台のそれぞれによって実行される該島一斉演出が揃うように構成されている、ことを特徴とする島設備であってもよい。
図52は、一斉演出と保留アイコンがチャンスボタン136の表示態様で表示されるボタン演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図52の左側に示す同図(a)の装飾図柄表示装置208には、城下町の背景に4つの保留アイコンh1〜h4がいずれもデフォルトの表示態様で表示されている。図52(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、保留アイコンが左へシフト移動し、それまで1番目に表示されていた保留アイコンh1は星形の変動アイコンcになって変動アイコン表示領域208eに表示されている。また、それまで4番目に表示されていた保留アイコンh4は3番目の保留アイコンh3になって、保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されていない状態になる。
図52(c)では、特図1の図柄変動表示が継続している状態で第1特図始動口230に入球があり、特図1の保留数が一つ増加し、4番目の保留アイコンh4が追加表示される。ここで追加表示された4番目の保留アイコンh4は、ボタン表示態様で追加表示され、ボタン演出が開始される。ボタン表示態様は、これまでの説明と同じく、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bの組合せによる表示態様であって、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示は含まれていない表示態様である。なお、図52(c)に示すチャンスボタン136は、消灯したままであるが、ボタン演出が開始されると同時に赤色に点灯してもよい。ここで、チャンスボタン136の操作が行われた場合には、チャンスボタン136の操作は必ず受け付けられ、ボタン表示態様の4番目の保留アイコンh4は、表示態様が必ず変化する。例えば、図25(g)に示すエフェクトの表示態様や、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様に変化する。あるいは、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様よりも大当りの信頼度(期待値)が低い姫のキャラクタの顔の表示態様に変化してもよいし、大当りの信頼度(期待値)がさらに低い×印の表示態様やデフォルトの表示態様に戻ってしまってもよい。ただし、チャンスボタン136を使う他の種類の演出が重複して実行されている場合であって、他の種類の演出の方が優先される場合には、ここでの表示態様の変化は行われない場合もある。
図52(d)では、4番目の保留アイコンh4がボタン表示態様で表示されている状態で、一斉演出が開始される。ここで開始された一斉演出は、島単位で行われる島一斉演出である。この例における一斉演出は、対象となる複数のパチンコ機100それぞれの装飾図柄表示装置208の左下隅に、演出開始時間までのカウントダウン表示CDが表示され始めることで開始される。図52(d)に示す装飾図柄表示装置208では、城下町の背景の左下隅に、「あと59」というカウントダウン表示CDが表示されている。なお、「あと59」の意味はあと59秒の意味であるが、あと59分の意味であってもよい。一斉演出が開始されても、保留アイコンの表示は消えず、ボタン演出は継続している。先にボタン演出が開始されている状態で、一斉演出が開始されると、一斉演出がボタン演出に割り込んできたかたちになるが、一斉演出が開始されると、操作強制無効期間に移行する。すなわち、ボタン演出が行われているが、チャンスボタンボタン136を操作しても、その操作は受け付けられず、あるいは受け付けられたとしても、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示の一例に相当する、エフェクトの表示態様の保留アイコン(図25(g)に示す3番目の保留アイコンh3参照)の表示は開始されない。なお、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示としては、エフェクトの表示態様の保留アイコンの表示から一歩進んだ、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコン(図25(h)に示す3番目の保留アイコン参照)の表示であってもよいし、バツ印の表示態様の保留アイコンの表示であってもよいし、あるいは表示態様が戻ってしまったデフォルトの表示態様の保留アイコンの表示であってもよい。
図52(d)に示すカウントダウン表示CDは、時間経過とともにカウントダウンでされ、「あと0」になると演奏演出が開始される。図52(e)に示す装飾図柄表示装置208では、城下町の背景からクロスハッチングの背景に変化し、装飾図柄の変動表示は左上隅に縮小表示され、中央領域には代わって、マイクを持った姫のキャラクタが登場し、同じ島内の各パチンコ機のスピーカ120からは同一の曲が揃って流れたり、ある小節文遅らせて輪唱のようにして流れたりする。以下、クロスハッチングの背景で中央領域にマイクを持った姫のキャラクタが登場している表示を一斉演出表示という。
一斉演出が開始されても、スーパーリーチ等の期待度の高い強リーチ(ノーマルリーチとは異なるリーチ)が開始されると、図52(f)に示すように、背景は、スーパーリーチの背景に切り替わり、一斉演出で中央領域に表示されていた、マイクを持った姫のキャラクタは、左下隅のワイプ表示Wの中に表示される。すなわち、大当りの期待度の低い演出(例えば、ノーマルリーチ演出)では、一斉演出表示が継続されるが、大当りの期待度の高い演出(例えば、スーパーリーチ演出)では、一斉演出よりもスーパーリーチ演出ほ方が優先される。この場合、図52(f)に示すように、変動アイコンcは非表示になるが、保留アイコンh1〜h4は表示され続け、ボタン演出は継続している。一斉演出よりもスーパーリーチ演出の方が優先されたことから、操作強制無効期間は終了し、チャンスボタン136が操作されると、ボタン表示態様の保留アイコンは、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示態様の保留アイコンに変化する。ただし、広く一般の演出がボタン演出と重なった場合にも操作強制無効期間に移行してもよく、スーパーリーチ演出が重なった場合にも、操作強制無効期間に移行するようにしてもよいし、そもそも、一斉演出は継続していることから、操作強制無効期間も継続させてもよい。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留アイコンが非表示になる場合には、ボタン表示態様の保留アイコンも非表示になってしまい、ボタン演出が終了したことになるが、スーパーリーチ演出が終了すると、保留アイコンの表示が復活し、ボタン表示態様の保留アイコンも見えるようになることから、スーパーリーチ演出が開始されてボタン表示態様の保留アイコンが非表示になっても、ボタン演出は継続していることにしてもよいし、非表示の間はボタン演出は中断している(ボタン操作無効)としてもよい。また、図52(f)では、変動アイコンcは非表示になっているが、スーパーリーチ演出中は、変動アイコンcと保留アイコンのうち、変動アイコンcのみが表示されてもよい。以上説明した、スーパーリーチ演出中における、変動アイコンcと保留アイコンの表示/非表示については、一斉演出の実行中における説明であったが、一斉演出が実行されていなくても、同様であってもよい。
なお、演奏演出自体を一斉演出ととらえることもでき、この場合には、一斉演出の開始は、演奏演出の開始になり、カウントダウン表示CDは、予兆演出に相当する。予兆演出(カウントダウン表示CDの表示中)では、操作強制無効期間に移行せずに、チャンスボタン136が操作されると、ボタン表示態様の保留アイコンは、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示態様の保留アイコンに変化する。ただし、広く一般の演出がボタン演出と重なった場合にも操作強制無効期間に移行してもよく、この場合には、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示態様の保留アイコンに変化しない。
また、一斉演出終了後に、ボタン表示態様の保留アイコンが消化されていなけば、ボタン表示態様の保留アイコンは引き続き表示される。すなわち、一斉演出終了後にもボタン演出は継続していることになり、この場合は、操作強制無効期間は一斉演出の終了とともに終了しており、チャンスボタン136が操作されると、ボタン表示態様の保留アイコンは、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示態様の保留アイコンに変化する。なお、一斉演出と重複してボタン演出が実行された場合は、そのボタン演出は、一斉演出が終了しても、依然としてボタン操作を無効にする扱いにしてもよい。
なお、一斉演出を含む様々な演出(例えば、発展演出やフリーズ演出やリーチ演出等)が先に開始されている状況でボタン演出が割り込んでも、操作強制無効期間に移行するようにしてもよいし、反対に、割り込んだボタン演出が優先され、操作強制無効期間に移行せずにボタン操作を受け付けて、操作手段が操作されたことに応じた表示が表示されるようにしてもよい。また、一斉演出を含む様々な演出(例えば、発展演出やフリーズ演出やリーチ演出等)とボタン演出が同時に開始された場合にも、操作強制無効期間に移行するようにしてもよいし、操作強制無効期間に移行せずにボタン操作を受け付けて、操作手段が操作されたことに応じた表示が表示されるようにしてもよい。
図52の右側に示す同図(A)は、図1に示す下皿128から球を抜くことを促す表示(球抜き促進表示の一例に相当)である「球を抜いてください」という文字表示が表示されている以外は、左側の同図(a)と同じ状況である。球抜き操作レバーの操作は、球抜き促進表示が表示されている間は有効であって、球抜き操作レバーが操作されれば、球抜きが実行される。また、球抜き促進表示が非表示の間も球抜き操作レバーの操作は有効であり、球抜き操作レバーが操作されれば、球抜きが実行される。すなわち、球抜き操作レバーの操作は常時有効であり、球抜き操作レバーが操作されれば、球抜きが常に即座に実行される。図52(B)も球抜き促進表示が表示されている以外は、左側の同図(b)と同じ状況である。また、図52(C)も球抜き促進表示が表示されている以外は、左側の同図(c)と同じ状況である。すなわち、球抜き促進表示が表示されている状況でボタン演出が開始されている。
図52(D)も球抜き促進表示が表示されている以外は、左側の同図(d)と同じ状況である。すなわち、カウントダウン表示CDが開始されても、球抜き促進表示の表示は継続され、チャンスボタン136の操作は無効になるが、球抜き操作レバーの操作は有効である。ここで、球抜き操作レバーが操作され、球抜き動作が行われる。球抜き動作が行われると、下皿満タンセンサが下皿満タン状態の是正を検出し、球抜き促進表示は即座に終了する。すなわち、一斉演出の実行中であっても、操作強制無効期間中であっても、球抜き促進表示は消える(非表示になる)。
球抜き促進表示が非表示になった図52(E)は、左側の同図(e)と全く同じ状況であって、装飾図柄表示装置208では、一斉演出表示が開始されている。なお、下皿満タンエラーが解消されなければ、一斉演出表示が開始されても、球抜き促進表示は依然として表示されたままである。
図52(D)のタイミングで行った球抜き操作は非常に僅かしか行われておらず、スーパーリーチ演出の開始と同時、あるいは開始後に、下皿満タンエラーが再び発生する。図52(F)に示す装飾図柄表示装置208では、同図(f)に示す装飾図柄表示装置208と同じく、背景は、スーパーリーチの背景に切り替わり、マイクを持った姫のキャラクタは、左下隅のワイプ表示Wの中に表示されている。さらに、図52(F)に示す装飾図柄表示装置208では、そのワイプ表示Wの上方に、球抜き促進表示が再び表示されている。なお、この状況でも、球抜き操作レバーが操作され、球抜き動作が行われると、球抜き促進表示は即座に終了する。すなわち、球抜き促進表示は消える(非表示になる)。
以上説明した図52の右側に示す例では、図52(D)〜同図(F)の状態を含み同図(F)以降も続く状態が、ボタン演出画像と一斉演出の表示の両方が表示されている状態(第四の状態の一例に相当)であり、ここでは、この状態の全期間にわたってチャンスボタン136の操作が受け付けられなかったが、例えば、ボタン演出画像の少なくとも一部と一斉演出の表示の一部が重なっている期間(図52(E)の期間等)に限って、チャンスボタン136の操作が受け付けられなくてもよい。
また、一斉演出表示のうちの第一の一斉演出表示(例えば、島全体を対象にした演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されないが、演出表示のうちの第二の一斉演出表示(例えば、条件を満足した隣り合う遊技台を対象にした演出の表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、一斉演出表示のうちの第三の一斉演出表示(例えば、電源投入から第一の時間経過に応じて開始される演出表示や第一のキャラクタが登場する島一斉演出表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されないが、一斉演出表示のうちの第四の一斉演出表示(例えば、電源投入から第二の時間経過に応じて開始される演出表示や第二のキャラクタが登場する島一斉演出表示等)とボタン演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよい。ここでの第一の時間は、第二の時間よりも短い時間であってもよい。すなわち、相対的に実行頻度が高い一斉演出の実行中には、チャンスボタン136がきないようにしてもよい。ただし、反対に第一の時間は、第二の時間よりも長い時間であってもよく、この場合には、チャンスボタン136がきないようにして、相対的に実行頻度が低い一斉演出に注目させることができる。また、いかなる一斉演出表示であっても、ボタン演出表示とともに表示されている状態では、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
なお、図52の右側に示す例でも、下皿満タンエラーが発生するタイミングは、様々であり、下皿満タンエラーが生じると即座に表示が開始される球抜き促進表示の開始も、図52(A)と同図(B)との間のタイミングであってもよいし、同図(B)以降のタイミングであってもよい。また、一斉演出表示が終了した後も、下皿満タンエラーが発生すると、球抜き促進表示の表示は即座に開始される。
また、装飾図柄の変動表示が終了し、装飾図柄の組合せが停止表示または/および確定表示されている状態(例えば、図52(A)に示す状態)でも、ボタン表示態様の保留アイコンは表示されている場合がある。しかしながら、装飾図柄の組合せが停止表示または/および確定表示されている状態では、チャンスボタン136を操作しても、その操作は受け付けられず、ボタン表示態様の保留アイコンの表示態様は変化せず、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示、すなわち表示態様が変化して、例えば、殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコンの表示は開始されない。また、装飾図柄の組合せが停止表示または/および確定表示されている状態において、下皿満タンエラーが発生していれば、球抜き促進表示も表示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の組合せが停止表示または/および確定表示、ボタン表示態様の保留アイコン、および球抜き促進表示が表示されている場合がある。この場合であっても、球抜き動作が行われると、球抜き促進表示は消える。
図53は、大当り遊技中におけるキャラクタ選択演出とV演出の複合演出の一例を段階的に示す図である。
図53(a)には、大当り遊技の10ラウンド目における装飾図柄表示装置208が示されている。この装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の組合せ)が左上隅に小さく表示され、その右横には、現在のラウンド数(10Rといった文字表示)が表示され、さらにその右横には、打ち方を示唆する表示として、右向きの矢印の中に右打ちという文字示がなされた表示が表示されている。なお、右上隅には、特図2の四角い第4図柄2082と、特図1の大当り図柄が停止したことを表す黒丸の第4図柄2081も表示されている。
また、図53(a)では、選択演出の一つであるキャラクタ選択演出が開始されており、図53(a)に示す装飾図柄表示装置208には、キャラクタ選択表示CCがなされている。このキャラクタ選択表示CCは、選択対象のキャラクタの名称表示(ここでは「キャラA」、「キャラB」、「キャラC」それぞれの表示)CC1と、左キー191Lと右キー191Rそれぞれを模したキー画像191aを含む、左キー191Lと右キー191Rの操作促進表示CC2と、カーソル表示CC3からなるものである。キャラクタ選択表示CCは、第一の表示の一例に相当する。
なお、図53(a)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、大当りの連荘回数を表す「2回目」という文字表示もなされている。
この例におけるパチンコ機は、確変作動領域としてVアタッカを有する。このVアタッカには、遊技球の通過を検出するV通過スイッチSWVが設けられている。V通過スイッチSWVが遊技球の通過を検出すると、大当り遊技終了後に確変状態に移行することが決定される。このVアタッカは開放ラウンドが予め定められており、開放ラウンドが開始されると、V演出も開始される。あるいは、開放ラウンドの一つ前のラウンドが開始されると、V演出も開始されるようにしてもよい。図53(b)では、11ラウンドが開始され、V演出も開始されている。図53(b)に示す装飾図柄表示装置208の右下隅には、「V狙え」といったVアタッカを狙うことを示唆したV演出表示235が表示されている。すなわち、先に開始されていたキャラクタ選択演出に、V演出が割り込んできたかたちである。なお、V演出表示235はワイプ表示である。V演出が開始されると、カーソル表示CC3を移動させる左キー191Lあるいは右キー191Rの操作は無効とされ、選択決定機能を有するチャンスボタン136も無効とされる。なお、左キー191Lあるいは右キー191Rが操作されたことに応じた表示は、カーソル表示CC3の移動表示が相当し、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示は、選択決定されたキャラクタが画面上に実際に登場する表示が相当する。図53(b)では、右キー191Rが操作されているが、カーソル表示CC3は「キャラA」の表示の所に止まったままである。なお、V演出が開始されると、それまで、キャラクタの名称表示CC1の下に表示されていた操作促進表示CC2は、キャラクタの名称表示CC1の上に表示されるようになる。V演出表示235は、第二の表示の一例に相当する。
図53(d)では、遊技球BがV通過スイッチSWVを通過する様子が示されている。
この例では、V演出は、開放ラウンドが開始されると開始される例であり、図53(e)に示す装飾図柄表示装置208では、11Rといった文字表示がなされたまま、ワイプ表示のV演出表示235は、遊技球BのV通過スイッチSWVの通過を受けて、「V狙え」から大きなVの一文字の表示に切り替わっている。この段階でも、左右キー191L,191Rおよびチャンスボタン136の操作は受け付けられず、同図(d)では、右キー191Rが再び操作されているが、カーソル表示CC3は依然として「キャラA」の表示の所に止まったままである。
図53(f)では、Vアタッカが開放しない12ラウンドに進み、V演出は終了し、V演出表示235は消え、操作促進表示CC2がキャラクタの名称表示CC1の上に表示されている。V演出が終了すると、左右キー191L,191Rおよびチャンスボタン136の操作は有効になり、この図53(f)では、右キー191Rが一回操作(押下)され、カーソル表示CC3が一つ右側に移動して、「キャラB」の表示の所にカーソル表示CC3が表示されている。なお、12ラウンドに進むと、キャラクタ選択演出も終了してしまう場合があってもよい。
なお、Vアタッカの開放ラウンドが複数ある場合や、例えば、開放ラウンド前と開放ラウンドといったようにV演出が複数ラウンドにまたがって実行される場合には、一部のラウンドでのみボタン操作が受け付けられないようにしてもよいし、全ラウンドでにわたってボタン操作が受け付けられないようにしてもよい。また、V演出が実行されているうちで、遊技球BがV通過スイッチSWVを通過する前に表示されるV演出表示235(ここでは「V狙え」)が表示されている期間は、ボタン操作が受け付けられるが、遊技球BがV通過スイッチSWVを通過した後に表示されるV演出表示235(ここでは大きなVの一文字の表示)が表示されている期間はボタン操作が受け付けられないようにしてもよい。あるいは、その逆に、「V狙え」が表示されている期間は、ボタン操作が受け付けられず、大きなVの一文字の表示が表示されている期間は、ボタン操作が受け付けられるようにしてもよい。
また、このようなキャラクタ選択演出(選択演出)が実行されている期間は、選択演出に使用する操作手段(ここでは左右キー191L,191R)を用いた音量変更は行えないが、それ以外の操作手段(例えば、上下キー191U,191D)を用いた音量変更は行えるようにしてもよいし、選択演出実行期間中は一律に音量変更が行えないようにしてもよい。また、選択演出実行期間中は、その期間中に限って、それまで音量変更に使用していなかった操作手段を音量変更の操作手段として新たに割り振り、音量変更をできるようにしてもよい。
図54は、図26に示すボタン表示態様の保留アイコンが出現する演出の変形例である。
図54(a)では城下町モードであり、その装飾図柄表示装置208には、城下町の背景に3つの保留アイコンh1〜h3がいずれもデフォルトの表示態様で表示されている。これらの保留アイコンh1〜h3は、演出表示領域208dの左側に表示されており、右隅にはスペースが確保されている。
図54(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、変動アイコンcが変動アイコン表示領域208eに表示されている。ここで開始された特図1の図柄変動表示は、図54の最後まで継続する。
図54(c)では、リーチ演出が開始され、同図(d)では、導入アニメーション表示として、スペースが確保された右隅に、殿様のキャラクタC1が、画面下方から徐々に上昇してくる。この殿様のキャラクタC1は、右肩に、チャンスボタン136を模したボタン136xをかついでいる。ここでは、操作を促す画像等は付加されておらず、単なるボタン136xの画像である。また、リーチ演出の一環として、背景画像の発展演出も開始される。図54(e)では、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が徐々に出現してきており、その暗闇の背景画像に押されて、城下町の背景画像は右端へ移動し、徐々に消えていっている。また、図54(e)では、右肩にボタン136xをかついだ殿様のキャラクタC1が、そのボタン136xを投げる。ここでの単なるボタン136xの画像は、ボタン操作を促しているとはいえず、単なるボタン136xの画像が表示されただけでは、ボタン操作を受け付ける期間は開始されない。すなわち、ボタン操作は受け付けられない。投げられたボタン136xはどこに到達するか不明である。図54(f)では、暗闇の背景画像が半分程度まで出現してきており、殿様のキャラクタC1が投げたボタン136xはまだ宙を飛んでいる。
図54(g)では、三番目の保留アイコンh3にボタン136xが到達し、それまでデフィルトの黒丸の表示態様であった三番目の保留アイコンh3が、ボタン136xの画像に置き換わるとともに、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての矢印の表示136bが付加され、三番目の保留アイコンh3の表示態様は、ボタン表示態様になる。保留アイコンの表示態様がボタン表示態様に変化してから、ボタン演出は開始され、図54(d)〜同図(g)直前までの導入アニメーション表示は、ボタン演出の導入アニメーション表示に相当する。ボタン演出が開始されると、操作強制無効期間に移行し、図54(g)では、チャンスボタン136が操作(押下)されているが、三番目の保留アイコンh3の表示態様は、チャンスボタン136が操作されたことに応じた表示態様に変化せず、ボタン表示態様のままである。なお、ボタン演出が開始されても、殿様のキャラクタC1は表示されたままである。
図54(h)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が完全に暗闇の背景画像に置き換わっており、発展演出は終了であり、演出モードは、城下町モードから暗闇モードに発展している。暗闇モードに発展しても、保留アイコンh1〜h3と殿様のキャラクタC1は表示されたままである。すなわち、発展演出が終了しても、ボタン演出は継続している。図54に示す例では、ボタン演出は、発展演出よりも後に開始され、発展演出よりも先に終了している。このため、ボタン演出の全期間(図54(g)〜図54(i)直前までの間)にわたって、操作強制無効期間であるが、チャンスボタン136の操作を促す促進表示は継続して表示されている。
図55は、演出表示の様々な適用を示す図である。
図55(a)〜同図(b)は、ボタン演出画像(136a,136b,136c)の変形例を示す。図55(a)には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、操作促進表示としての矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。図55(b)では、チャンスボタン136が操作された後の様子を示し、チャンスボタン136を模していたはずのボタン画像がへこんでいる(つぶれている)。すなわち、チャンスボタン136が操作されると、ボタン画像136aが変化し、つぶれたボタン画像136a’になる。図55(b)に示すつぶれたボタン画像136a’が表示されている状態で、図41等を用いて説明したフリーズ演出が発生すると(割込むと)、つぶれたボタン画像136a’が表示されたままの状態になるとともに、残期間メータ表示136cもフリーズし、そのメータの減少は止まる。フリーズ演出が開始されると、操作強制無効期間になる。したがって、チャンスボタン136の操作が受け付けられないにも関わらず、ボタン画像136a’は、操作を受け付けたつぶれたボタン画像136a’のままである。このボタン演出では、チャンスボタン136の連打や長押しが要求され、フリーズ演出の開始タイミングは、第1特図始動口230への入球タイミングであってもよいが、チャンスボタン136の一回目の押下(単押し)であってもよい。チャンスボタン136の一回目の押下(単押し)でフリーズ演出が発生する場合には、チャンスボタン136の連打や長押しが受け付けられないことになる。
なお、つぶれたボタン画像136a’が表示されたままの状態になる代わりに、ボタン画像が常時点滅する仕様においては、ボタン画像が点滅しなくなることでもフリーズ感を出すことができる。
図55(A)〜同図(C)は、共通の入球口を有し、その入球口に入球した遊技球が、第1特図始動口230と第2特図始動口232のいずれか一方の始動口に振り分けられる(例えば、1球ずつ交互に振り分けられる)パチンコ機100におけるボタン演出と発展演出の複合演出の一例である。このパチンコ機100は、特図1の保留として最大4つ、特図2の保留として最大4つ、合計最大8つの保留を貯めることができ、変動アイコン表示領域208eよりも左側の領域が特図1の保留アイコンが表示される特図1保留アイコン表示領域208f1であり、変動アイコン表示領域208eよりも右側の領域が特図2の保留アイコンが表示される特図2保留アイコン表示領域208f2である。図55(A)では、特図1の保留アイコンが4つ表示され、特図2の保留アイコンが3つ表示されている。図55(B)では、特図2の保留アイコンが一つ増え、特図1と特図2を合わせた保留数が最大8つの状態になり、装飾図柄表示装置208では、保留最大の報知がなされている。このパチンコ機では、保留最大になると、特殊演出として、例えば、発展演出の表示(第二の表示の一例に相当)が開始され、装飾図柄表示装置208の表示画面の左端から暗闇の背景画像が出現してくる。図55(C)では、暗闇の背景画像が半分程度まで出現してきている。装飾図柄表示装置208の背景画像が、暗闇の背景画像に完全に置き換わってしまえば、先読みゾーンに移行(発展)したことになり、保留内での大当りが期待できる状態になる。すなわち、ここでの発展演出は、先読みゾーンへの移行(発展)を期待させる演出であって、先読みゾーンでは、保留アイコンの表示態様が、大当りの信頼度に応じた、いくつかの先読み予告の表示態様に変化する。ここでの発展演出が開始されても、操作強制無効期間になる。
図55(あ)〜同図(い)は、ボタン演出と可動演出の複合演出の一例である。図55(あ)に示す装飾図柄表示装置208には、ボタン演出画像(136a,136b,136c)が表示されている。また、その装飾図柄表示装置208の右横には、第一の可動手段2243と第二の可動手段2244が設けられている。第一の可動手段2243には「吉」という文字が記されており、第二の可動手段2244には「宗」という文字が記されている。第一の可動手段2243も第二の可動手段2244も、表示態様が変化可能である。具体的には、それぞれ内部に設けられた発光手段の点灯と消灯によって表示態様を変化させることができる。図55では、ハッチングが施されている状態が点灯状態を表し、無模様の状態が消灯状態を表す。また、第一の可動手段2243にしても第二の可動手段2244にしても、装飾図柄表示装置208よりも遊技者側(前側)で動作するものであり、第一の可動手段2243の可動領域も、第二の可動手段2244の可動領域も、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部に重なっている。第一の可動手段2243と第二の可動手段2244は、互いに独立して動作することも可能であるし、連動することも可能である。図55(あ)では、装飾図柄表示装置208から離れた初期位置から、第一の可動手段2243と第二の可動手段2244が連動して、第一の可動手段2243および第二の可動手段2244それぞれの一部が装飾図柄表示装置208の表示領域の一部に重なる位置まで進出してくる。装飾図柄表示装置208に表示された特図2の四角い第4図柄2082は第一の可動手段2243によって全部が隠され、4番目の保留アイコンは第二の可動手段2244によって一部が隠されている。また、装飾図柄表示装置208では、可動手段2243,2244の動作に合わせて、エフェクト画像EPが表示される。装飾図柄表示装置208に表示されていたものは、このエフェクト画像EPによってオーバーラップされて隠される場合もある。なお、可動手段2243,2244の全部が装飾図柄表示装置208の表示領域の一部にオーバーラップする位置まで可動手段2243,2244が進出してきてもよいし。
図55(い)は、可動手段2243,2244の動作中に、割込演出が発生した場合の例を示す図である。ここでの割込演出は発展演出であって、図55(い)に示す装飾図柄表示装置208には、暗闇の背景画像が半分程度まで出現してきている。割込演出の実行中は、チャンスボタン136は操作強制無効期間になる。また、割込演出が開始されると、可動手段2243,2244は初期位置に戻るが、エフェクト画像EPはそのまま表示され続ける。ただし、暗闇の背景画像が進出してくると、エフェクト画像EPも暗闇の背景画像にオーバーラップされ、見えなくなる。
なお、エフェクト画像EPの表示は、第五の表示の一例に相当し、そのエフェクト画像EPは、可動手段2243,2244の動作開始と同時に表示され始めてもよいし、可動手段2243,2244の動作開始前から表示され始めていてもよいし、可動手段2243,2244の動作開始後に表示され始めてもよい。
さらに、割込演出が発生すると、エフェクト画像EPはそのまま表示され続けるが、これは、エフェクト画像EPに対してフリーズが発生したことによるものであってもよい。また反対に、割込演出が発生すると、エフェクト画像EPは消えるが、可動手段2243,2244は進出した位置のままであってもよい。この場合には、可動手段2243,2244に対してフリーズが発生したことによるものであってもよい。
さらに、ここでの割込演出が発展演出のため、装飾図柄表示装置208の表示画面全体を覆う暗闇の背景画像の表示には、時間がかかるため、表示画面全体を覆う暗闇の背景画像と、エフェクト画像EPとでは、エフェクト画像EPの方が先に表示が完了するが、割込演出の種類によっては、表示画面全体を覆う暗闇の背景画像の方が先に表示が完了する場合もあり、この場合には、暗闇の背景画像がエフェクト画像EPによってオーバーラップされ、暗闇の背景画像の一部がエフェクト画像EPによって見えなくなるようにしてもよい。
なお、以上の説明における、球抜き促進表示や音量変更に関する表示は、前面枠扉106等の扉部材の開放が図4に示す扉開放センサ609等で検出された場合に表示される扉開放エラー表示に置き換えてもよいし、左打ちすべきときの右打ちエラー表示(「左打ちに戻して下さい」といった表示)や、右打ちすべきときの左打ちエラー(「右打ちして下さい」といった表示)に置き換えてもよい。
また、割り込まれる側である演出、すなわち先に開始している演出として、ボタン演出の他に、装飾図柄表示装置208(メイン液晶表示手段)の下部や、メイン液晶表示手段よりも表示画面が小さいサブ液晶表示手段等で行われる演出であって、成功すると経験値が付与される特定の演出が実行されるミニゲーム演出であってもよい。
また、メイン液晶表示手段におけるボタン演出は無効になるが、サブ液晶表示手段のボタン演出は無効にならないようにしてもよい。
以上説明した各変形例は、一台のパチンコ機(同一のパチンコ機)100に搭載されていてもよい。
以上の説明では、
『 第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136、球発射ハンドル134、球抜き操作レバー等]と、
第二の操作手段[例えば、左右キー191L,191R、上下キー191U,191D、操作レバー190等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208(メイン液晶表示手段)、サブ液晶表示手段等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段を操作することを促す表示[例えば、一又は複数のボタン演出画像(136a,136b,136c)、操作促進表示としての矢印の表示136b単体、図54(g)〜同図(h)のボタン表示態様の保留アイコン表示等]であり、
前記第二の表示は、演出表示[例えば、割込演出の表示、発展演出の表示、フリーズ演出の表示、一斉演出の表示、スーパーリーチ演出の表示、ノーマルリーチ演出の表示、選択演出の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示[例えば、図47(b)に示すメータ表示や同図(d)に示す「音量:6」の文字表示等]であり、
前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態」という。)[例えば、図48(d)と同図(e)の間〜同図(i)と同図(j)の間の状態等]において、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示[例えば、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示、図49に示す殿様のキャラクタC1の顔画像等]が開始されない場合があるように構成されており、
前記第一の状態であっても、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて前記第三の表示が開始される場合[例えば、図48(j)に示す場合等]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここにいう第一の表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、含まない表示であってもよい。
なお、他の技術的思想として、第一の表示は、前記操作手段に関した表示であってもよい。すなわち、前記第一の操作手段を操作することを促す表示は含まれず、該操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該操作手段を表す文字を含む表示であってもよい。
ここにいう第二の表示は、演出が発展する際に表示される発展演出表示であってもよいし、リーチ演出表示等、一つの完結している演出(一般的な演出)の表示であってもよい。また、第二の表示は、フリーズ演出であってもよい。
また、前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であればよく、広く、デモ表示や設定表示や演出表示やエラー表示等が含まれる。前記第三の表示は、例えば、パラメータに関する表示であってもよく、値(例えば、設定値や賞球数やゲーム数等)を表す表示であってもよく、設定のオン/オフを表す表示であってもよく、より具体的な一例では、現在の音量を示す表示であってもよいし、変更後の音量を示す表示であってもよい。さらに、その表示態様は、メータによる表示であってもよいし数字による表示であってもよい。
なお、前記第三の表示は、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて必ず開始される表示であってもよい。また、前記第三の表示は、前記第一の状態でなくても(例えば、他のいかなる状態であっても)、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて開始される場合がある表示であってもよいし、必ず開始される表示であってもよい。さらに、前記第三の表示は、前記第一の状態において表示を終了する表示であってもよく、前記第一の状態でなくても(例えば、他のいかなる状態であっても)表示を終了する表示であってもよい。
前記第一の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第一の状態における一部の期間のみにおいて、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第一の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第一の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第一の状態における全期間において、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。また、前記第一の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第一の状態における一部の期間のみにおいて、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第一の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第一の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第一の状態における全期間において、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよい。
また、前記第二の表示のうちの演出表示A(例えば、背景画面が切り替わる演出の表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないが、前記第二の表示のうちの演出表示B(例えば、ノーマルリーチ演出の表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、いかなる演出表示であっても、前記第一の表示とともに表示されている状態では、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
さらに、複数種類の表示のうちの一の表示として、前記第二の表示(例えば、演出表示A)とは異なる第十の表示(例えば、演出表示B)があってもよく、この第十の表示と前記第一の表示の両方が表示されている状態においても、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。
また、前記第一の表示は、前記第一の操作手段を操作することを促す画像を含む表示であってもよく、前記第二の表示は、演出画像を含む表示であってもよく、音量に関連する画像を含む表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示とは、前記第一の操作手段が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の状態は、前記図柄変動表示の実行中の状態であってもよく、前記図柄変動表示は実行されておらず、図柄の停止表示(確定表示)中の状態であってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示する手段であってもよいし、複数種類の表示を表示する場合もあるし表示しない場合もある手段であってもよい(以下、同じ)。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行する手段であってもよいし、図柄変動表示を実行する場合もあるし実行しない場合もある手段であってもよい(以下、同じ)。
また、
『 前記第一の表示は、前記第一の操作手段を模した画像[例えば、図48に示すボタン画像136a、図49に示すボタン画像136a、図54に示すボタン136xの画像等]を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、発展演出表示[例えば、図48や図51や図54等に示す画面の左端から暗闇の背景画像が進出してくる演出等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、設定に関連する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、音量に関連する表示であってもよいし、光量に関連する表示であってもよいし、輝度に関連する表示であってもよいし、立体度に関連する表示であってもよいし、その他の制御パラメータの値に関連する表示であってもよい。
また、
『 前記第三の表示は、メータによる表示[例えば、図47(b)に示すメータ表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、数字による表示[例えば、図47(d)に示す「音量:6」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 「前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示」とは、前記第一の操作手段が操作されないと表示されない専用の表示[例えば、殿様のキャラクタC1の顔画像等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、「前記第二の操作手段が操作されたことに応じて、」とは、前記第二の操作手段の操作を受け付けたことに応じて、であってもよいし、前記第二の操作手段の操作を有効操作として受け付けたことに応じて、であってもよいし、前記第二の操作手段の操作を検知可能な検出手段が検知したことに応じて、であってもよい。また、上記いずれの「操作されたことに応じて、」も、「操作されたことで、」、「操作されると、」、「操作された場合に、」、「操作された後に、」であってもよい。
なお、前記検知手段は、前記第二の操作手段の操作を必ず検知する手段であってもよいし、前記第二の操作手段の操作を検知する場合もあるし検知しない場合もある手段であってもよい(以下、同じ)。
また、
『 前記第一の操作手段は、一つのボタンからなる手段[例えば、チャンスボタン136等の操作子]であり、
前記第二の操作手段は、複数のボタンからなる手段[例えば、二方向キー191L,191R、四方向(十字)キー191L,191R,191U,191D等の操作子]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう第二の操作手段は、例えば、四方向キー(十字キー)における左右ボタンのみであってもよいし、上下左右総てのボタンであってもよいし、二方向キー(例えば、左右ボタンあるいは上下ボタン)における総てのボタンであってもよい。
「第一の表示」は、この明細書全体で「第一の表示」の一例として説明されている表示が総て適用可能である。例えば、第一の操作手段を模した画像を含む表示や“押せ”あるいは“PUSH”等の文字を含む表示であってもよい。また、この明細書全体でチャンスボタン136に関する表示は、「第一の表示」として適用可能であり、左右のカーソルボタン136L,136Rに関する表示も「第一の表示」として適用可能である。
さらに、第三の操作手段を備え、前記第三の操作手段は、エラー解除操作手段(例えば、球抜き操作手段)であってもよい。
また、
『 前記第一の状態[例えば、図48(d)と同図(e)の間〜同図(i)と同図(j)の間の状態等]における少なくとも一部の期間(以下、「第一の期間」という。)[例えば、図48(f)〜同図(i)と同図(j)の間の期間等]では、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の期間は、前記第一の状態における全部の期間[例えば、図48(d)と同図(e)の間〜同図(i)と同図(j)の間の期間等]であってもよいし、一部の期間であってもよい。
また、
『 前記第一の期間は、前記第一の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、第一の表示の一部が前記第二の表示の一部よりも手前側に表示されているように見え、前記第一の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間は少なくとも、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
なお、前記第一の期間は、前記第一の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間[例えば、図48(f)〜同図(g)等]を含み、前記第一の表示の全部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間[例えば、図48(h)〜同図(i)等]を含む。
また、前記第一の状態は、前記第一の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なっては表示されていない状態[例えば、図48(e)等]も含み、この状態であっても、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
また、
『 前記第一の期間[例えば、図48(f)〜同図(i)の期間等]であっても、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて前記第三の表示が開始される[例えば、図48(i)等]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の状態[例えば、図48(e)〜同図(i)の期間等]であっても、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて前記第三の表示が開始される[例えば、図48(i)等]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、複数種類の保留アイコン[例えば、デフォルトの保留アイコン、ボタン表示態様の保留アイコン、図25(g)に示すエフェクトの表示態様の保留アイコンh3、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコン等]のうちの一の保留アイコン[例えば、ボタン表示態様の保留アイコン]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
さらに、
「 前記表示手段は、第一の背景画像[例えば、城下町の背景画像等]を表示している状態から第二の背景画像[例えば、暗闇の背景画像等]を表示している状態に移行可能な手段であり、
前記第二の表示は、前記第一の背景画像を表示している状態から前記第二の背景画像を表示している状態に移行する途中の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の背景画像に表示される場合[例えば、図48(d)に示す場合等]がある表示であり、
前記第一の操作手段は、前記第一の表示が前記第一の背景画像に表示されている状態(以下、「第三の状態」という。)では、操作を受付け可能な手段であり、
前記第一の表示は、前記第三の状態から、前記表示手段が前記第二の背景画像を表示している状態[例えば、図48(j)に示す状態等]に移行すると、表示されなくなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記表示手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示の数によって報知可能な手段であり、
前記保留表示は、複数種類の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様、ボタン表示態様等]が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、前記第一の操作手段を模した画像を含む表示態様(以下、「第一の表示態様」という。)[例えば、図52(c)に示す4番目の保留アイコンの表示態様等]であり、
前記第一の表示は、前記第一の表示態様の前記保留表示による表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記第一の表示は、表示位置が、表示されている期間中、変化しない表示[例えば、図48(d)〜同図(i)に示すボタン演出画像(136a,136b,136c)等]であり、
前記第二の表示は、表示位置が、表示されている期間中、変化する表示[例えば、図48(e)〜同図(j)に示す暗闇の背景画像等]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であってもよく、前記第四の表示は、皿満タンエラー表示であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であってもよく、前記第五の表示は、操作手段を操作することを促す複数の画像の表示であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であってもよく、前記第六の表示は、一斉演出に関連する表示であってもよい。
また、第二の状態は、皿満タンエラーが発生している状態である。また、第三の状態は、前記第五の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態であり、第二の期間は、前記第三の状態における少なくとも一部の期間である。また、第四の状態は、前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態であり、第三の期間は、前記第四の状態における少なくとも一部の期間である。
以上の説明では、
『 操作手段[例えば、チャンスボタン136、球発射ハンドル134、球抜き操作レバー、左右キー191L,191R、上下キー191U,191D、操作レバー190等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208(メイン液晶表示手段)、サブ液晶表示手段等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第五の表示は、第一の数の第一の画像の表示[例えば、複数のボタン演出画像(136a,136b,136c)、操作促進表示としての矢印の表示136b、図54(g)〜同図(h)のボタン表示態様の保留アイコンの表示等]であり、
前記第一の画像は、前記操作手段を操作することを促す画像[例えば、操作促進表示としての矢印の表示136b、「押せ」という文字表示、「PUSH」という文字表示の画像等]であり、
前記第一の数は、二以上の数[例えば、図51に示す例では3つ]であり、
前記第二の表示は、演出表示[例えば、割込演出の表示、発展演出の表示、フリーズ演出の表示、一斉演出の表示、スーパーリーチ演出の表示、ノーマルリーチ演出の表示、選択演出の表示等]であり、
前記第四の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示[例えば、図51(a)に示す「球を抜いてください」という表示等]であり、
前記第五の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態(以下、「第三の状態」という。)[例えば、図51(d)と同図(e)の間〜同図(g)と同図(h)の間の状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示[例えば、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示、図51に示す殿様のキャラクタC1の顔画像等]が開始されない場合があるように構成されており、
前記第四の表示は、前記第三の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここにいう第五の表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、含まない表示であってもよい。
なお、他の技術的思想として、第五の表示は、前記操作手段に関した表示であってもよい。すなわち、前記操作手段を操作することを促す表示は含まれず、該操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該操作手段を表す文字を含む表示であってもよい。
ここにいう第二の表示は、演出が発展する際に表示される発展演出表示であってもよいし、リーチ演出表示等、一つの完結している演出(一般的な演出)の表示であってもよい。また、第二の表示は、フリーズ演出であってもよい。
なお、前記第三の状態であっても前記第二の状態になると、前記第四の表示が開始される場合があってもよいし、前記第四の表示が必ず開始される構成であってもよい。
前記第三の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第三の状態における一部の期間のみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第三の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第三の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第三の状態における全期間において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。また、前記第三の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第三の状態における一部の期間のみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第三の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第三の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第三の状態における全期間において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよい。
また、前記第二の表示のうちの演出表示A(例えば、背景画面が切り替わる演出の表示等)と前記第五の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないが、前記第二の表示のうちの演出表示B(例えば、ノーマルリーチ演出の表示等)と前記第五の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、いかなる演出表示であっても、前記第五の表示とともに表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
さらに、複数種類の表示のうちの一の表示として、前記第二の表示(例えば、演出表示A)とは異なる第十の表示(例えば、演出表示B)があってもよく、この第十の表示と前記第一の表示の両方が表示されている状態においても、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。
また、前記操作手段は、複数種類の操作手段からなる手段であってもよい。例えば、第一の操作手段と、第二の操作手段と、第三の操作手段を含む複数種類の操作手段からなる手段であってもよい。ここにいう第一の操作手段は、一つの操作子からなる手段であり、第二の操作手段は、複数の操作子からなる手段であり、第三の操作手段は、エラー解除操作手段(例えば、球抜き操作手段)であってもよい。
また、ここでは、皿満タンエラーを対象にしたが、扉開放エラー(「扉が開いています」や「扉を閉めてください」といった表示)や、右打ちエラー(「左打ちに戻して下さい」といった表示)や、左打ちエラー(「右打ちして下さい」といった表示)にも適用することができる。
さらに、複数種類の表示のうちの一の表示として、前記第四の表示とは異なる第十一の表示(例えば、扉開放エラー表示や打ち方エラー表示等)があってもよく、この第十一の表示は、エラーに関する表示であり、第十一の表示は、前記第三の状態で表示されている場合であっても該エラーが解消した場合に消える表示であってもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第三の状態は、前記図柄変動表示の実行中の状態であってもよく、前記図柄変動表示は実行されておらず、図柄の停止表示(確定表示)中の状態であってもよい。
『 「前記操作手段が操作されたことに応じた表示」とは、前記操作手段の一操作に対して、前記第五の表示のうちの一つの前記第一の画像[例えば、図51(c)に示す「1」の数字が記されたカード等]が変化した表示[例えば、図51(d)に示す殿様のキャラクタC1の顔画像等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、
『 「前記操作手段が操作されたことに応じた表示」とは、前記操作手段の一操作に対して、前記第五の表示のうちの全ての前記第一の画像[例えば、図50(e)に示す「1」の数字が記された3枚のカード等]が変化した表示[例えば、図50(f)に示す3つの殿様のキャラクタC1の顔画像等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第二の表示の表示中[例えば、図51(e)に示すタイミング等]であっても表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第二の表示の表示が終了した後にも表示が開始される場合[例えば、図51(h)の場合等]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第五の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図51(f)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第二の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図51(f)の場合や図51(i)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の表示と前記第二の表示のうち該第五の表示のみが表示されている状態[例えば、図51(c)に示す状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される場合[例えば、図51(d)の場合等]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ここにいう「開始される場合がある」とは開始されない場合があってもよいことを含む。
また、
『 前記第五の表示と前記第二の表示のうち該第五の表示のみが表示されている状態[例えば、図51(c)に示す状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される[例えば、図51(d)等]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ここにいう「開始される」とは必ず開始されることを意味する。
また、
『 前記第三の状態[例えば、図51(d)と同図(e)の間〜同図(g)と同図(h)の間の状態等]における少なくとも一部の期間(以下、「第二の期間」という。)[例えば、図51(f)〜同図(g)と同図(h)の間の期間等]では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の期間は、前記第三の状態における全部の期間[例えば、図51(d)と同図(e)の間〜同図(g)と同図(h)の間の期間等]であってもよいし、一部の期間であってもよい。
また、
『 前記第二の期間は、前記第五の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、第五の表示の一部が前記第二の表示の一部よりも手前側に表示されているように見え、前記第五の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間は少なくとも、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
なお、前記第二の期間は、前記第五の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間[例えば、図51(f)〜同図(g)等]を含み、前記第五の表示の全部が前記第二の表示の一部と重なって表示されている期間を含む。
また、前記第三の状態は、前記第五の表示の一部が前記第二の表示の一部と重なっては表示されていない状態[例えば、図51(e)等]も含み、この状態であっても、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
また、
『 前記第四の表示は、前記第二の期間で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える[例えば、図51(f)等]表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
さらに、
「 図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記表示手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示の数によって報知可能な手段であり、
前記保留表示は、複数種類の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様、ボタン表示態様等]が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、前記操作手段を模した画像を含む表示態様(以下、「第一の表示態様」という。)[例えば、図52(c)に示す4番目の保留アイコンの表示態様等]であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示態様の前記保留表示による表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であってもよく、前記第一の表示は、操作手段(例えば、前記第一の操作手段)を操作することを促す表示であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であってもよく、前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示(例えば、設定に関連する表示)であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であってもよく、前記第六の表示は、一斉演出に関連する表示であってもよい。
また、第一の状態は、前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態であり、第一の期間は、前記第一の状態における少なくとも一部の期間である。また、第四の状態は、前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態であり、第三の期間は、前記第四の状態における少なくとも一部の期間である。
以上の説明では、
『 操作手段[例えば、チャンスボタン136、球発射ハンドル134、球抜き操作レバー、左右キー191L,191R、上下キー191U,191D、操作レバー190等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208(メイン液晶表示手段)、サブ液晶表示手段等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段を操作することを促す表示[例えば、複数のボタン演出画像(136a,136b,136c)、操作促進表示としての矢印の表示136b、図52(C)〜同図(F)のボタン表示態様の保留アイコンの表示等]であり、
前記第六の表示は、一斉演出に関連する表示[例えば、図52(E)〜同図(F)等に示す演出等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示[例えば、図52(A)に示す「球を抜いてください」という表示等]であり、
前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態(以下、「第四の状態」という。)[例えば、図52(D)〜同図(F)の状態を含み同図(F)以降も続く状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示[例えば、図25(g)に示すエフェクトの表示態様の保留アイコンh3の表示や、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコンの表示等]が開始されない場合があるように構成されており、
前記第四の表示は、前記第四の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図52(D)〜同図(E)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここにいう第一の表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、含まない表示であってもよい。
なお、他の技術的思想として、第一の表示は、前記操作手段に関した表示であってもよい。すなわち、前記操作手段を操作することを促す表示は含まれず、該操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該操作手段を表す文字を含む表示であってもよい。
なお、前記第四の状態であっても前記第二の状態になると、前記第四の表示が開始される場合があってもよいし、前記第四の表示が必ず開始される構成であってもよい。
前記第四の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第四の状態における一部の期間のみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第四の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第四の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよいし、前記第四の状態における全期間において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。また、前記第四の状態における少なくとも一部の期間、あるいは前記第四の状態における一部の期間のみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第四の状態における少なくとも一部のタイミング、あるいは前記第四の状態における一部のタイミングのみにおいて、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよいし、前記第四の状態における全期間において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が必ず開始されない構成であってもよい。
また、前記第六の表示のうちの島一斉演出表示(例えば、島全体を対象にした演出の表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないが、前記第六の表示のうちの隣一斉演出表示(例えば、条件を満足した隣り合う遊技台を対象にした演出の表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、前記第六の表示のうちの島一斉演出表示A(例えば、電源投入から第一の時間経過に応じて開始される演出表示や第一のキャラクタが登場する島一斉演出表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないが、前記第六の表示のうちの島一斉演出表示B(例えば、電源投入から第二の時間経過に応じて開始される演出表示や第二のキャラクタが登場する島一斉演出表示等)と前記第一の表示の両方が表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される態様であってもよいし、いかなる演出表示であっても、前記第六の表示とともに表示されている状態では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない態様であってもよい。
さらに、複数種類の表示のうちの一の表示として、前記第六の表示(例えば、島一斉演出表示、あるいは上記島一斉演出表示A)とは異なる第十二の表示(例えば、上記隣一斉演出表示、あるいは島一斉演出表示B)があってもよく、この第十二の表示と前記第一の表示の両方が表示されている状態においても、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があってもよい。
なお、前記第四の状態であっても前記第二の状態になると、前記第四の表示が開始される場合があってもよいし、前記第四の表示が必ず開始される構成であってもよい。
また、前記操作手段は、複数種類の操作手段からなる手段であってもよい。例えば、第一の操作手段と、第二の操作手段と、第三の操作手段を含む複数種類の操作手段からなる手段であってもよい。ここにいう第一の操作手段は、一つの操作子からなる手段であり、第二の操作手段は、複数の操作子からなる手段であり、第三の操作手段は、エラー解除操作手段(例えば、球抜き操作手段)であってもよい。
また、ここでは、皿満タンエラーを対象にしたが、扉開放エラー(「扉が開いています」や「扉を閉めてください」といった表示)や、右打ちエラー(「左打ちに戻して下さい」といった表示)や、左打ちエラー(「右打ちして下さい」といった表示)にも適用することができる。
さらに、複数種類の表示のうちの一の表示として、前記第四の表示とは異なる第十一の表示(例えば、扉開放エラー表示や打ち方エラー表示等)があってもよく、この第十一の表示は、エラーに関する表示であり、第十一の表示は、前記第四の状態で表示されている場合であっても該エラーが解消した場合に消える表示であってもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第四の状態は、前記図柄変動表示の実行中の状態であってもよく、前記図柄変動表示は実行されておらず、図柄の停止表示(確定表示)中の状態であってもよい。
また、
『 前記一斉演出は、電源投入からの時間に応じて開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記一斉演出は、一台の遊技台だけでも実行可能な演出であり、複数台の遊技台でも実行可能な演出である。一台の遊技台で実行される場合には、電源投入から第一の時間が経過すると、一台の遊技台だけが、該第一の時間が経過したことに応じた演出を開始する。また、複数台の遊技台で実行される場合には、電源投入から第一の時間が経過すると、複数台の遊技台が、該第一の時間が経過したことに応じた演出を開始し、この場合の一斉演出とは、複数台の遊技台[例えば、同一島設備の総ての遊技台、あるいは隣り合う2台の遊技台等]において第一の期間内[例えば、演奏演出の実行期間内等]に実行される演出のことになる。
また、
『 前記第四の表示は、前記第六の表示の表示中[例えば、図52(E)に示すタイミングや図52(F)に示すタイミング等]であっても表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第六の表示の表示が終了した後にも表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第一の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図52(E)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示は、前記第六の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図52(E)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示と前記第六の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態[例えば、図52(C)に示す状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ここにいう「開始される場合がある」とは開始されない場合があってもよいことを含む。
また、
『 前記第一の表示と前記第六の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態[例えば、図52(C)に示す状態等]において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ここにいう「開始される」とは必ず開始されることを意味する。
また、
『 前記第四の状態[例えば、図52(D)〜同図(F)の状態を含み同図(F)以降も続く状態等]における少なくとも一部の期間(以下、「第三の期間」という。)[例えば、図52(E)の期間等]では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の期間は、前記第四の状態における全部の期間[例えば、図52(D)〜同図(F)の状態を含み同図(F)以降も続く状態等]であってもよいし、一部の期間であってもよい。
また、
『 前記第三の期間は、前記第一の表示が前記第六の表示の一部と重なって表示されている期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、第一の表示が前記第六の表示の一部よりも手前側に表示されているように見え、前記第一の表示が前記第六の表示の一部と重なって表示されている期間は少なくとも、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
なお、一斉演出に関連する表示(第六の表示)が、例えば、表示画面の全画面にわたって表示されず、ボタン表示態様の保留アイコンの表示(第一の表示)の一部が第六の表示の一部と重なって表示されている期間があってもよく、第三の期間は、この期間を含み、第一の表示の全部が前記第六の表示の一部と重なって表示されている期間も含む。
また、前記第四の状態は、前記第一の表示が前記第六の表示の一部と重なっては表示されていない状態[例えば、図52(D)等]も含み、この状態であっても、前記第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている。
また、
『 前記第四の表示は、前記第三の期間で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える[例えば、図52(E)等]表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、複数種類の保留アイコン[例えば、デフォルトの保留アイコン、ボタン表示態様の保留アイコン、図25(g)に示すエフェクトの表示態様の保留アイコンh3、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコン等]のうちの一の保留アイコン[例えば、ボタン表示態様の保留アイコン]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
さらに、
「 前記第六の表示は、カウントダウン表示[例えば、図52(d)に示すカウントダウン表示CD等]から開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ただし、前記第六の表示は、カウントダウン表示の後から開始される表示であってもよい。
また、
「 図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記表示手段は、前記図柄表示手段の作動が保留されている保留数を、保留表示の数によって報知可能な手段であり、
前記保留表示は、複数種類の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様、ボタン表示態様等]が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、前記操作手段を模した画像を含む表示態様(以下、「第一の表示態様」という。)[例えば、図52(C)に示す4番目の保留アイコンの表示態様等]であり、
前記第六の表示は、前記第一の表示態様の前記保留表示による表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であってもよく、前記第二の表示は、演出表示であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であってもよく、前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示(例えば、設定に関連する表示)であってもよい。また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であってもよく、前記第五の表示は、操作手段を操作することを促す複数の画像の表示であってもよい。
また、第一の状態は、前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態であり、第一の期間は、前記第一の状態における少なくとも一部の期間である。また、第三の状態は、前記第五の表示と前記第二の表示の両方が表示されている状態であり、第二の期間は、前記第三の状態における少なくとも一部の期間である。
なお、
「 操作手段[例えば、チャンスボタン136、球発射ハンドル134、球抜き操作レバー、左右キー191L,191R、上下キー191U,191D、操作レバー190等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208(メイン液晶表示手段)、サブ液晶表示手段等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第七の表示は、前記操作手段に関する画像を含む表示[例えば、一又は複数のボタン演出画像(136a,136b,136c)、ボタン画像136a単体、図54(g)〜同図(h)のボタン表示態様の保留アイコンの表示等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示と異なる表示[例えば、装飾図柄の変動表示、割込演出の表示、発展演出の表示、フリーズ演出の表示、一斉演出の表示、スーパーリーチ演出の表示、ノーマルリーチ演出の表示、選択演出の表示等の演出表示等]であり、
前記第七の表示と前記第八の表示の両方が表示されている状態(以下、「第五の状態」という。)において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示[例えば、図10(g)に示すような、“CHANCE”という予告表示、図49に示す殿様のキャラクタC1の顔画像等]が開始されない場合[例えば、図51(f)〜同図(g)に示す場合等]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示(以下、「第四の表示」という。)[例えば、図51(a)に示す「球を抜いてください」という表示等]であり、
前記第四の表示は、前記第五の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合[例えば、図51(e)〜同図(f)の場合等]に消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「前記第一の表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示[例えば、ボタン画像136a等]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「前記第一の表示は、前記操作手段の操作を促す表示を含む表示[例えば、矢印の表示136b等]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「前記第一の表示は、前記操作手段の操作を促す表示を含む表示[例えば、矢印の表示136b等]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記第一の表示は、複数種類の保留アイコン[例えば、デフォルトの保留アイコン、ボタン表示態様の保留アイコン、図25(g)に示すエフェクトの表示態様の保留アイコンh3、それから一歩進んだ図25(h)に示す殿様のキャラクタC1の顔の表示態様の保留アイコン等]のうちの一の保留アイコン[例えば、ボタン表示態様の保留アイコン]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記第八の表示は、装飾図柄の停止表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第八の表示は、装飾図柄の確定表示であってもよい。
続いて、これまで説明した各実施形態や各変形例を適用可能なパチンコ機について詳述する。また、以下に説明する様々な演出等について、図1に示すパチンコ機に適用してもよく、一台のパチンコ機に搭載することができる。以下では、これまで使用した符号と同じ符号が用いられることがあるが、これまで使用した符号と、以下に使用する符号との相仇に共通性や関連性はなく、別個独立の符号とする。すなわち、図56〜図96に示す符号は、図56〜図96の説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図56〜図96の説明では図56〜図96に示す符号を優先する。一方、以下の説明において図56〜図96に示されていない符号については、上述の説明における構成要素と同一構成要素として同一符号を用いる。また、複数の図面において同様のタイミングを示している図面がある場合には、重複する説明を省略する場合がある。
<全体構成>
まず、図56を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、本適用可能形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者による各種操作を受け付けるための操作部136と、操作部136に内蔵され、その操作部136を発光させる演出ボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。演出ボタンランプ138は、例えば、フルカラーLEDにより構成され、多数色による発光が可能である。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。本適用可能形態では、操作部136は、遊技者により操作が可能な操作手段として機能する。また、本適用可能形態において、演出ボタンランプ138は、操作手段の内側から光を照射可能な発光手段の一例である。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図57は、図58のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図58は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本適用可能例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。本適用可能形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の演出を実行可能な演出手段として機能する。また、本適用可能形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の表示を実行可能な表示手段として機能する。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本適用可能例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本適用可能例では7セグメントLEDによって構成する。本適用可能形態では、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214は、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段として機能する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本適用可能例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本適用可能例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本適用可能例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本適用可能例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本適用可能例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本適用可能例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本適用可能例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本適用可能例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本適用可能形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図59を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本適用可能例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、操作部136の内部に設けられた演出ボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、操作部136が有する各種ボタン(詳細は後述)の押下を検出する操作部センサ426と、遮蔽装置センサ430や操作部センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
また、第1副制御部400には、電源制御部660から第1副制御部400に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路(図示省略)を設けており、この電圧監視回路は、電源の電圧値が所定の値(本適用可能例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路402に出力する。
また、第1副制御部400には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路。図示省略)を設けており、CPU404は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する第1副制御部メイン処理を開始する)。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本適用可能形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図60(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
同図(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されており、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄である。本適用可能形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当り図柄であり、「特図H」は第2小当り図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当りは、2R時短無し大当りと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本適用可能形態のパチンコ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。
図60(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本適用可能形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当りに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当りを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当り、「特図F」の突然通常と称される2R大当り、あるいは「特図G」の第1小当り、「特図H」の第2小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当り、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図60(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本適用可能形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図61を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図61に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本適用可能形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本適用可能形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図62を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本適用可能形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本適用可能形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本適用可能形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本適用可能形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図59に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本適用可能形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本適用可能形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本適用可能形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本適用可能形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図60(c)に示す普図A)および外れ図柄(図60(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、第1小当りフラグ、第2小当りフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図60(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当りフラグがオンの場合には特図G、第2小当りフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図A)、15R大当り図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当り図柄(特図G)、第2小当り図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本適用可能例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本適用可能形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
図63を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップSC05の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。この演出制御処理では、例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、操作部136の各種ボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データを各種ボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS313では、画像制御処理を行う。詳細は後述するが、この画像制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
ステップS323では、ミッション達成判定処理(詳細は後述)を行い、ステップS325では、オリジナルモード制御処理(詳細は後述)を行った後に処理を終了する。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本適用可能例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS503では、ステップS321で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
また、ステップS505では、上述の低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS507に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)には処理を終了する。ステップS507では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM408の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行う。
<画像制御処理>
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図64を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本適用可能例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、操作部136の具体的構成について、図65を参照しながら説明する。ここで、図65(a)は、図56に示す操作部136を示す図であり、(b)は、操作部136を模式的に示す図である。
図65(a)に示すように、操作部136は、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c、右ボタン136d、演出ボタン136e及びクリアボタン136fの6つのボタンを有して構成されている。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために、操作部136の構成部分のうち、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c、右ボタン136d及び演出ボタン136eについては、図65(b)に示す態様で表す場合がある。
本適用可能形態におけるパチンコ機100は、演出ボタン136eの長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136eが押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136eによる押下操作を複数回行う操作態様のことである。本適用可能形態では、演出ボタン136eを用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本適用可能形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136eが継続して押下されている間、一定間隔(例えば、200ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本適用可能形態では、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136eによる単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136eの押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。
続いて、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例について説明する。
図66は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図66は、疑似連演出において複数回の演出ボタン136eを操作する演出が行われる様子を示している。ここで、疑似連とは、特図の変動表示に応じて装飾図柄表示装置208で装飾図柄が変動表示されるが、1回分の特図の変動表示に対して、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cの全てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止させた後に、全ての装飾図柄を再度変動表示させる再変動表示を1回または複数回実行する装飾図柄の変動パターンを指す。すなわち、疑似連とは、1回の特図の変動表示に対して、装飾図柄が複数回変動しているように見せかける疑似変動のことである。
図66(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、第1特図表示装置212の表示状態に対応して可変表示する特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、例えば、丸印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われている。なお、特図1第四図柄t1は、図66以下では、説明の便宜のため、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図1第四図柄t1が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下部には、特図1の保留数をアイコンの数で表す保留表示領域が設けられている。この保留表示領域には、特図1の一つ目の保留に対応する第1の特図1保留表示h11と、特図1の二つ目の保留に対応する第2の特図1保留表示h12と、特図1の三つ目の保留に対応する第3の特図1保留表示h13と、特図1の四つ目の保留に対応する第4の特図1保留表示h14とが表示されている。図66(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様(デフォルトの保留アイコン)で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様(例えば、グレーアウトされた態様の保留アイコン)で表示されている。なお、保留されていない態様での表示に代えて、保留アイコンを非表示とする態様としてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコンを表示する変動アイコン表示領域284が設けられている。変動アイコンは、例えば、特図の保留表示と関連した表示態様からなり、保留表示と同様の表示態様で表示される。変動アイコンは、例えば、その表示態様によって当該変動表示の表示結果についての予告(当該変動予告)を実行可能なものである。変動アイコンは、当該変動表示が開始された後で消去される。なお、変動アイコンの消去タイミングはこれに限定されず、例えば、当該変動表示の終了とともに消去されるようにしてもよい。
図66(b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾3」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図66(c)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾4」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示装置208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図66(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「継続」の文字表示を含む疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
続いて、図66(e)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示される。演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTは、疑似連図柄GGに重ねて表示されている。これにより、演出ボタン136eによる操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図66(f)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図66(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136eの操作の結果、演出に成功して、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、2回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×2」の表示が装飾図柄の上方に表示される。
そして、図66(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ停止表示されていた装飾図柄が再び変動し、1回目の疑似連演出が開始される。すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、同図(b)〜(c)において上述したのと同様にして、第1停止及び第2停止が行われた後、図66(i)に示すように、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、2回目の疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
その後、図66(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、同図(e)に示して上述したのと同様に、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTも表示される。これにより、演出ボタン136eによる操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図66(k)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図66(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136eの操作の結果、演出に成功して、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、3回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×3」の表示が装飾図柄の上方に表示される。その後は、図66(m)に示すように、2回目の疑似連演出が開始される。
上述した演出例では、疑似連を発生させるか否かを煽る演出(疑似連発生演出ということがある)が実行される毎に演出ボタン画像BTが表示され、また、疑似連発生演出が複数回実行されるため、演出ボタン画像BTも複数回表示されるが、一度に表示される演出ボタン画像BTは一つであり、演出ボタン画像BTの表示は疑似連発生演出の発生毎に断続的に行われることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eが押下されて演出に成功した例を示したが、疑似連演出を開始しない場合には、例えば、演出ボタン136eの操作の結果、演出に失敗した旨の演出表示を実行し、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。また、演出に失敗した旨の演出表示を実行した後、大当りの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136eの演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136eが継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136eによる押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。この場合において、演出ボタン136eの操作を受け付け可能な状態となっても演出ボタンランプ138を消灯させた状態としてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態における発光態様(例えば、赤色で発光)とは異なる発光態様(例えば、青色で発光)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。
このように、本適用可能形態において、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)は、第一の操作態様の一例である。また、演出ボタン136eによる所定時間以上の長押し操作は、第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い第二の操作態様の一例である。
そして、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136eの操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136eの操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136eの連打操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図67は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図67は、チャンス目演出において複数回の演出ボタン136eを操作する演出が行われた後、スーパーリーチに移行する様子を示している。ここで、チャンス目とは、装飾図柄が特定の組み合わせ(例えば、同色の異なる図柄の組み合わせ)で停止表示する態様のことであり、予告演出の一態様である。
図67(a)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示される。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。
また、図67(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様で表示されている。
続いて、図67(b)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示される。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示される。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示される。
その後、図67(c)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図67(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されていたチャンス図柄「A」が、殿様の顔を模した殿様図柄YM1に変更される。このとき、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1は殿様図柄YM1に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT1は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。
その後、図67(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM1に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去され、殿様図柄YM1が視認容易な態様で表示される。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されるタイミングは適宜に設定することができ、例えば、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングと同時のタイミングであってもよい。このことは、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいても同様である。また、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図67(e)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図67(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208bに停止表示されていたチャンス図柄「B」が、殿様図柄YM2に変更される。このとき、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2は殿様図柄YM2に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT2は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図67(e)では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される様子と、演出ボタン136eによる押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去された後で、演出ボタン136eによる押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1の消去と、演出ボタン136eによる押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136eによる押下操作があった後で、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されてもよい。また、演出ボタン136eによる押下操作があっても、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT1のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT1のみが消去されてもよい。
その後、図67(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM2に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去され、殿様図柄YM2が視認容易な態様で表示される。また、残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図67(g)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図67(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに停止表示されていたチャンス図柄「C」が、殿様図柄YM3に変更される。このとき、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3は殿様図柄YM3に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT3は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図67(g)では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される様子と、演出ボタン136eによる押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去された後で、演出ボタン136eによる押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2の消去と、演出ボタン136eによる押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136eによる押下操作があった後で、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されてもよい。また、演出ボタン136eによる押下操作があっても、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT2のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT2のみが消去されてもよい。
その後、図67(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM3に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去され、殿様図柄YM3が視認容易な態様で表示され、殿様図柄YM1〜YM3が揃った態様となる。すると、図67(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cが表示画面の左上隅に移動するとともに、スーパーリーチに移行した旨を示す「SPリーチ」の表示が行われる。なお、演出ボタン136eによる押下操作があっても、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT3のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT3のみが消去されてもよい。
上述した演出例では、装飾図柄毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が表示され、これらの演出ボタン画像BT1〜BT3は同時に複数表示されるとともに、演出ボタン136eが操作される毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が一つずつ消去されることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eが押下されて演出に成功し、全てのチャンス図柄が殿様図柄に変更されてスーパーリーチに移行する例を示したが、チャンス目演出が行われた後にスーパーリーチに移行しない場合には、例えば、演出ボタン136eの操作の結果、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cに表示されたチャンス図柄のうちの少なくとも一つについて、チャンス図柄から殿様図柄とは異なる図柄(例えば、悪代官の顔を模した悪代官図柄)に変更する表示をして、スーパーリーチに移行しない旨を報知し、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136eの演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136eが継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136eによる押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136eの連打操作の結果チャンス図柄が殿様図柄に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図68は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図68は、装飾図柄の変動表示中に複数回の演出ボタン136eを操作する演出が行われる様子を示している。この演出例では、演出ボタン136eによる押下操作が行われる毎にカットイン画像を表示するカットイン演出が行われる。
図68(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央左側には、演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央右側には、演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。
また、図68(a)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図68(b)に示すように、残時間メーターMT1〜MT3が、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図68(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央左側に表示された演出ボタン画像BT1とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT1が表示される。このとき、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示は停止される。すなわち、演出ボタン136eの操作受付残り時間は減少しない。なお、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136eの操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図68(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される。
続いて、図68(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が表示される。第一のカットイン画像CI1は、演出ボタン画像BT2及び演出ボタン画像BT3に重なるようにして表示される。
その後、図68(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が消去されて、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136eの操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図68(g)に示すように、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図68(h)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央に表示されていた演出ボタン画像BT2とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT2が表示される。このとき、残時間メーターMT3の更新表示は停止される。なお、残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136eの操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図68(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される。
続いて、図68(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が表示される。第二のカットイン画像CI2は、演出ボタンBT3に重なるようにして表示される。また、第二のカットイン画像CI2は、第一のカットイン画像CI1よりも表示される範囲が上下方向に拡大している。
その後、図68(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が消去されて、残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136eの操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図68(m)に示すように、残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図68(n)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央右側に表示されていた演出ボタン画像BT3とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT3が表示される。
その後、図68(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去される。
続いて、図68(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三のカットイン画像CI3が表示される。第三のカットイン画像CI3は、装飾図柄表示装置208の表示画面全体にわたって表示される画像である。
上述した演出例では、3回の演出ボタン136eの押下操作を行い、演出ボタン136eが押下される毎に、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、3回の演出ボタン136eの押下操作のうちのいずれか一つ又は二つについてのみカットイン画像が表示されるようにしてもよく、また、3回の演出ボタン操作136eの押下操作のいずれの場合もカットイン画像が表示されないようにしてもよい。
また、これらのカットイン画像は、演出ボタン136eの押下操作が行われない場合にも表示されるようにしてもよい。このとき、演出ボタン136eの押下操作が行われた場合と、行われない場合とで異なる表示態様としてもよいし、同じ表示態様としてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136eの演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136eが継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136eによる押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。このとき、演出ボタン136eの操作を受け付け可能な状態となると、すぐに演出ボタン136eによる疑似的な押下操作が行われるので、残時間メーターの更新が演出ボタン136eの操作を受け付け可能な状態で行われる場合には、残時間メーターの残り時間の表示態様がほとんど変化しないで3つのカットイン画像を表示させることができる場合がある。すなわち、この演出例では、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136eの連打操作の結果カットイン画像が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図69は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図69(a−1)〜(a−6)は、装飾図柄の変動表示中において演出ボタン136eの単発操作による演出が行われる様子を示しており、図69(b−1)〜(b−6)は、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136eの単発操作による演出が行われる様子を示している。ここで、オートボタン機能とは、演出ボタン136eの操作に係る演出の実行中に、演出ボタン136eの操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う機能である。本適用可能形態では、演出ボタン136eを用いた演出の内容に応じてオートボタン機能を有効又は無効にしている。また、オートボタン機能が有効となっている状態において、演出ボタン136eを用いた演出の内容に応じて、単発操作、長押し操作及び連打操作のうちのいずれか一つ又は二つの機能だけ有効となるように構成されていてもよい。
図69(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示される。なお、演出ボタン136eの操作受付状態でない場合には、特定の色(例えば、青色)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。ここで、発光する色は青に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本適用可能形態では、演出ボタン136eは、操作受付状態でない場合には、第二の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図69(a−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図69(a−3)に示されるタイミングで演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、発光する色は赤に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本適用可能形態では、演出ボタン136eは、操作受付状態となった場合には、第一の状態となるということができる。
そして、図69(a−4)に示されるタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図69(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図69(a−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136eによる押下操作がなされた後、図69(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
一方、図69(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は、オートボタン機能が有効な状態となっていることを示す緑色に発光している。なお、発光する色は緑に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本適用可能形態では、演出ボタン136eは、オートボタン機能が有効な状態である場合には、第三の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図69(b−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図69(b−3)に示されるタイミングで演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。
その後、演出ボタン136e押下の受付期間の半分の期間が経過すると、オートボタン機能により、図69(b−4)に示されるタイミングで、演出ボタン136eによる単発操作が疑似的に行われる。
すると、図69(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図69(b−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、オートボタン機能により演出ボタン136eの操作が疑似的に行われた後、図69(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136eの操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI4の表示)は、演出ボタン136eによる単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じとなっているが、オートボタン機能により演出ボタン136eの操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136eによる単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図69に示す演出例は、単発操作の演出における演出ボタン136eの通常の操作を受け付け可能な状態と、オートボタン機能が有効になっている状態とで、演出ボタンランプ138の発光態様が異なることを示している。
図70は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図70(a−1)〜(a−7)及び図70(b−1)〜(b−8)は、演出ボタン136eの操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。
図70(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。
図70(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコン表示領域284が設けられている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図70(a−2)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。
その後、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図70(a−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始される。図70(a−3)では、円形で表示された保留アイコンが横方向に伸びて楕円形に変化するアニメーションが表示されている。なお、このとき、演出ボタン画像BTHは引き続き表示されているが、演出ボタン136eが操作されたタイミングで消去するようにしてもよい。その後は、図70(a−3)〜同図(a−5)に示すように、所定の演出実行期間(例えば、2秒間)だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーションが続けられる。
その後、図70(a−6)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図70(a−7)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
一方、図70(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。
その後、図柄停止表示のタイミングとなると、図70(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組み合わせが、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾2」−「装飾3」−「装飾3」で確定表示される。また、第1特図表示装置212では、はずれの表示結果で確定表示され、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
この状態で、例えば、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされても、図70(b−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示は開始されない。すなわち、この演出例では、図柄の停止表示中では、演出ボタン136eの操作を受け付けないようにしている。なお、図柄の停止表示中においても、演出ボタン136eの操作を受け付けるようにしてもよい。ここで、図柄の停止表示中とは、特図の停止表示中であってもよいし、装飾図柄の停止表示中であってもよい。
その後、図70(b−4)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に消去するとともに、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンは、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。
上述したようにして図柄変動表示が開始された後、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図70(b−5)に示されるタイミングで、第3の特図1保留表示h13における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始され、その後は、図70(b−5)〜同図(b−6)に示すように、所定の演出実行期間だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーション表示が続けられる。
その後、図70(b−7)に示すように、第3特図1保留表示h13における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図70(b−8)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして保留アイコンを変化させる表示を行う例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして保留アイコンを変化させる表示を行わないようにしてもよく、例えば、演出ボタン136eによる単発操作が行われると、保留アイコンが変形するアニメーション表示を行った後、再びデフォルトの表示態様となる演出表示を行うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、演出ボタン136eを押しなおして長押し操作を行うことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を有効なものとしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、長押しオート連打機能を有効にさせるために演出ボタン136eを押しなおすことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を継続した場合でも長押しオート連打機能を継続して有効なものとしてもよい。また、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。また、オートボタン機能を有効にして演出ボタン136eの操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図71は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図71は、スーパーリーチにおいて演出ボタン136eを操作する演出が行われる様子を示している。なお、図71に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220を装飾図柄表示装置208の右側下方に示している。
図71(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の右側端部に重なるようにして演出可動体224が配置されている様子が示されている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図71(b)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。
そして、図71(c)に示すようにしてスーパーリーチに移行した後、装飾図柄表示装置208では、図71(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す「ボタンを押せ」の文字表示が行われる。
そして、図71(e)に示すタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図71(f)に示すように、演出可動体224が鎖線で示される初期位置(第一の位置)から、実線で示される位置(第二の位置)に変位する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして演出可動体224が移動する例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして演出可動体224が移動しないようにしてもよい。また、単発操作が行われると、演出可動体224が第二の位置に向かって移動するが、演出に失敗したとして移動の途中で第一の位置に戻るように動作してもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。このとき、例えば、演出ボタン136eが押下される毎に、徐々に位置が変わるようにしてもよいし、第一の位置で搖動するようにしてもよいし、第一の位置から第二の位置に向けて徐々に移動するようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、例えば、図71(d)に示すような表示が行われて演出ボタン136eの操作の受け付けが可能となるよりも前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136eの操作の受け付けが可能となったときに疑似的に演出ボタン136eが押下されたとして演出可動体224が移動するように構成されてもよい。その後、演出ボタン136eが継続して押下され続けている状態で、さらに、演出ボタン136eを操作する他の演出が発生した場合には、当該発生した演出において、疑似的に演出ボタン136eが押下されたとして操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい(換言すれば、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果が表示あるいは演出され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい)し、長押しオート連打機能を無効化して疑似的に演出ボタン136eが押下されたものとしないようにしてもよい。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
図72は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図72は、リーチ演出において、演出ボタン136eの単発操作による演出が行われる様子を示している。
図72(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、この演出例では、特図1第四図柄t1の下方に特図2第四図柄t2が表示されている。特図2第四図柄t2では、第2特図表示装置214の図柄変動表示に対応して、例えば、四角印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われるものである。図72(a)に示すように、第2特図表示装置214が、はずれの表示結果で確定表示されているので、特図2第四図柄t2は、第2特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色四角印)で確定表示されている。図72以下では、説明の便宜のため、特図2第四図柄t2について、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図2第四図柄t2が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。なお、図72(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図72(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図72(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。この演出例では、変動アイコンh00が消去されるタイミングを、装飾図柄が確定表示するタイミングとしたが、適宜のタイミングに設定することができ、例えば、装飾図柄が確定表示するよりも前のタイミングであってもよく、また、リーチ演出が開始されるよりも前のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh00は、デフォルトの表示態様で表示する場合には、デフォルトの表示態様である保留アイコンと同じ表示態様で表示される。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図72(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図72(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、図72(e)に示されるタイミングで演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図72(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI5が表示される。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、上述した演出例において、オートボタン機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
図73は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図73は、リーチ演出において、演出ボタン136eの単発操作による演出が行われる様子を示している。
図73(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。なお、本適用可能形態において、演出ボタンランプ138が点灯している状態では、基本的に操作受付状態とするようにしてもよい。この場合において、演出ボタンランプ138が消灯している場合でも操作受付状態であったり、演出ボタンランプ138が点灯している場合でも操作受付状態であったりしてもよい。また、演出ボタンランプ138が点灯している場合は常に操作受付状態であるが、演出ボタンランプ138が消灯している場合であっても常に操作非受付状態であるとは限らないようにしてもよい。
また、図73(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図73(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図73(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図73(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、このとき、長押しオート連打機能が無効の状態となっているので、演出ボタン136eの操作が受け付けられていない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136eの押下を解除して、再度、演出ボタン136eを押下する必要がある。
そして、図73(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136eの操作受付期間の間も演出ボタン136eが引き続き押下され続けた後、図73(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。その後、図73(h)に示すように、最終的にはカットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、演出ボタン136eが有効に操作されなかった場合には、カットイン画像CI5を表示しないようにしてもよいし、図72(f)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図74は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図74は、リーチ演出において、演出ボタン136eの単発操作による演出が行われる様子を示している。
図74(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図74(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態であり、装飾図柄表示装置208の左下には、その旨を示す「オート設定」の文字表示が行われている。なお、この演出例では、演出ボタンランプ138は消灯された状態となっているが、上述したようにして緑色に発光させるようにしてもよい。また、この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図74(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図74(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図74(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、オートボタン機能が有効な状態であることを示す緑色の発光態様であってもよい。
そして、図74(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136eが引き続き押下され続けた後、図74(g)のタイミングで所定のオートボタン機能発動時間(例えば、演出ボタン136eが操作受付状態となってから2.5秒経過したタイミング)となると、オートボタン機能が発動して演出ボタン136eによる単発操作が疑似的に行われる。すると、図74(h)に示すように、カットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、オートボタン機能が発動して演出ボタン136eが疑似的に操作された場合には、図72(f)や図73(h)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図75は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図75は、リーチ演出において、演出ボタン136eの連打操作による演出が行われる様子を示している。
図75(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図75(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図75(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図75(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図75(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図75(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。すなわち、連打操作演出が開始される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。この連打メーターRDは、演出ボタン136eの操作回数に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図75(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136eによる連打操作がなされると、演出ボタン136eの操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図75(g)に示すタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図75(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136eを連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
この演出例において、連打操作演出は、図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、操作手段を第一の操作態様で連続的に操作させることを促す第三の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136eの操作受付期間において、演出ボタンランプ138を第二の状態としてもよい。すなわち、演出ボタンランプ138を発光していない状態としてもよいし、青色に発光させるようにしてもよい。
図76は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図76は、リーチ演出において、演出ボタン136eの連打操作による演出が行われる様子を示している。
図76(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図76(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図76(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図76(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図76(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図76(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図76(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136eの長押し操作を開始する。
そして、図76(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136eが押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図76(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図76(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136eの疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、例えば、長押し操作を4秒間行って連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数(例えば、20回)操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。換言すれば、この演出例では、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果(第一の演出)が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果(第一の演出)が表示されるということができる。
図77は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図77は、リーチ演出において、演出ボタン136eの連打操作による演出が行われる様子を示している。
図77(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図77(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図77(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eを継続的に押下し続けている。
その後、図77(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図77(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図77(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図77(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この演出例では、遊技者によって、既に演出ボタン136eの長押し操作が開始されているので、演出ボタン136eが操作受付状態となったときから疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図77(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図77(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136eの疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図78は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図78は、リーチ演出において、演出ボタン136eの連打操作による演出が行われる様子を示している。
図78(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図78(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図78(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図78(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図78(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図78(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図78(e)〜同図(h)に示すように、演出ボタン136eによる連打操作がなされると、演出ボタン136eの操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの押下操作がある毎に消灯し、押下操作が解除されると再び赤色に発光するので、遊技者に演出ボタン136eが押下されていることを容易に認識させることができる場合がある。また、演出ボタン136eの押下操作がある毎に異なる色(例えば、青色)に発光するようにしてもよい。
そして、図78(h)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図78(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136eを連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、この場合、最初に演出ボタン136eが押下操作されたタイミングで1回だけ演出ボタンランプ138を点滅させるようにしてもよい。
図79は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図79は、リーチ演出において、演出ボタン136eの連打操作による演出が行われるとともに、保留変化予告が同時に行われている様子を示している。
図79(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図79(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図79(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図79(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図79(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図79(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図79(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136eの長押し操作を開始する。
そして、図79(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136eが押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
また、この演出例では、上述した連打演出の実行中において第1特図始動口230に遊技球が入球し、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、図79(f)に示すように、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。すなわち、保留変化予告が開始される。しかしながら、この演出例では、実行中であった連打演出を優先し、演出ボタン136eの操作は、連打演出に係る連打操作のみを受け付け、保留変化予告に係る演出ボタン136eの操作は、少なくとも連打演出が終了するまでは受け付けないようになっている。
そして、図79(h)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図76(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
この演出例では、このようにして連打演出が終了した後に、保留変化予告に係る演出ボタン136eの操作が受付可能な状態となる。このとき、長押しオート連打機能を引き続き有効な状態としておいて、演出ボタン136eが引き続き押下されている場合には、演出ボタン136eの疑似的な操作により、保留変化予告を開始するようにしてもよいし、連打演出が終了したときに長押しオート連打機能を無効な状態とし、演出ボタン136eの押しなおしを要するように構成してもよい。なお、連打演出の実行中に、保留変化予告に係る演出ボタン136eの操作を受付可能な状態として、連打演出と保留変化予告を同時に実行するようにしてもよい。このとき、長押しオート連打機能の作動により保留変化予告に係る演出ボタン136eの操作が受け付けられるようにしてもよいし、保留変化予告が開始された後で、演出ボタン136eの長押し操作を一旦解除して、再度演出ボタン136eの押下操作を行うことにより保留変化予告を実行可能に構成されてもよい。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136eの疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、演出ボタンを2つ設け、連打演出においては、第一の演出ボタン及び第二の演出ボタンの操作が受付可能であり、第一の演出ボタンの操作でのみ保留変化予告を開始可能に構成されていてもよい。この場合、例えば、第二の演出ボタンについて、長押しオート連打機能を有効にすると、第二の演出ボタンを長押し操作して連打演出を行いながら、第一の演出ボタンを操作して保留変化予告を開始させることができる。
図80は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図80は、リーチ演出において、演出ボタン136eの長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図80(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図80(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図80(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図80(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図80(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図80(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この長押しメーターNOは、演出ボタン136eが押下されている累積時間に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図80(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136eによる長押し操作がなされると、演出ボタン136eの押下時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図80(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図80(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる長押し操作を行い、長押し操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136eを長押しし続けたとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136eを長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図81は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図81は、リーチ演出において、演出ボタン136eの長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図81(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図81(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図81(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図81(a)に示すように、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けている。
その後、図81(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図81(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図81(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この演出例では、長押し演出の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けていたので、演出ボタン136eの操作は受け付けられず、長押しメーターNOのゲージが増加しない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136eの押下を解除して、再度、演出ボタン136eを操作(長押し)する必要がある。
そして、図81(e)、同図(f)・・・に示すように、演出ボタン136eの操作受付期間の間も演出ボタン136eが引き続き押下され続けた後、図81(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、0であることが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図81(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136eが継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合には、当該演出ボタン136eの操作を有効に取り扱わないようにしたが、演出ボタン136eが継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合でも、当該演出ボタン136eの操作を有効に取り扱うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136eを長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図82は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図82は、リーチ演出において、演出ボタン136eの長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図82(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図82(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図82(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図82(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図82(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図82(d)に示すタイミングで、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。
そして、この演出例では、図82(e)〜同図(g)に示すように、遊技者により、演出ボタン136eによる長押し操作ではなく、連打操作が行われている。このような連打操作が行われた場合でも、実際に演出ボタン136eが押下されている時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。この演出例では、図80に示すように、長押し操作が行われるよりも、実際に演出ボタン136eが押下されている時間は短いので、長押しメーターNOのゲージの増加量は少ない。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eの操作の有無にかかわらず、演出ボタン136eの操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図82(g)のタイミングとなって演出ボタン136eの操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136eの操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図82(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押し演出において演出ボタン136eによる連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
図83は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図83(a−1)〜同図(a−4)は、演出ボタン136eが操作されることにより会話予告演出が実行される様子を示しており、図83(b−1)〜同図(b−2)は、演出ボタン136eの操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。ここで、会話予告演出とは、例えば、キャラクタの会話内容による予告演出である。
図83(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。なお、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。
図83(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。
そして、この演出例では、図83(a−1)に示すように、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BTが装飾図柄表示装置208の中央に表示されている。また、演出ボタン136eは、操作受付状態となっているので、演出ボタンランプ138は赤色に発光している。なお、この演出例では、残時間メーターが表示されていない。
その後、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図83(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136eが押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示と同時に出力されてもよい(表示制御、音声出力制御及び信号の送受信のタイミング等により、表示のタイミングと音声出力のタイミングとが前後する場合もある)し、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、確認音を出力しないようにしてもよい。また、この演出例では、チビ姫のキャラクタ画像CHと吹き出しFD1とを同時に表示するようにしたが、チビ姫のキャラクタ画像CHが表示された後で吹き出しFD1が表示されるようにしてもよい。
その後、図83(a−3)に示すように、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1が表示された後も演出ボタン画像BTが引き続き表示されている。これにより、遊技者は、演出ボタン136eの操作による演出がさらに行われることを認識することができる場合がある。
そして、演出ボタン136eによる1回の押下操作がさらになされると、図83(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136eが押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示と同時に出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、この演出例では、爺のキャラクタ画像GYと吹き出しFD2とを同時に表示するようにしたが、爺のキャラクタ画像GYが表示された後で吹き出しFD2が表示されるようにしてもよい。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、会話予告演出において出現するキャラクタ画像や吹き出しの内容は上述したものに限定されず、種々のものを採用することができることは言うまでもない。また、1回の会話予告演出において実行する会話予告の回数も2回に限らず、1回だけ実行するものであってもよいし、3回以上実行するものであってもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136eの演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136eが継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136eによる押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、疑似的な連打操作の間隔で会話予告が次々と実行されるようにしてもよい。また、長押しオート連打機能により、会話予告が実行される場合には、上述した確認音が出力されないようにしてもよい。また、会話予告演出におけるキャラクタ画像及び吹き出しが表示されるタイミングと、確認音が出力されるタイミングとのずれ幅が大きくなるようにしてもよい。
また、上述した演出例では、会話予告の実行毎に、キャラクタ画像及び吹き出しが追加して表示されるように構成されているが、キャラクタ画像及び吹き出しの追加を行わず、吹き出しに含まれる文字のみが変更されるようにしてもよい。例えば、1回目の演出ボタン136eの操作で、チビ姫のキャラクタ画像CHと「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1の表示が行われ、その後、2回目の演出ボタン136eの操作で、吹き出しFD1に表示される文字を「爺出現でチャンスアップよ」に変更するようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。すなわち、この演出例では、演出ボタン136eが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136eの連打操作の結果実行される会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
一方、図83(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。なお、この演出例では、演出ボタン136eは、操作受付状態となっているが、演出ボタンランプ138は消灯されている。なお、演出ボタンランプ138を、例えば、赤色に点灯させるようにしてもよい。
そして、図83(b−1)に示すように、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、装飾図柄表示装置208では、図83(b−2)に示すタイミングで、第4の特図1保留表示h14が殿様の顔を模した予告表示態様の保留アイコンに変化する。なお、このとき、演出ボタン画像BTHを表示させたままにしてもよい。
図84は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図84(a−1)〜同図(a−4)、及び、図84(b−1)〜同図(b−4)は、装飾図柄の変動表示中に演出ボタン136eを操作する演出が同時期に複数行われる様子を示している。
図84(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図84(a−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図84(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けている。
その後、図84(a−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図84(a−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。ここで、第一の演出ボタン演出は、例えば、会話予告演出が実行される演出であり、第二の演出ボタン演出は、例えば、保留変化予告が実行される演出である。また、この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けているので、演出ボタン136eの操作を有効と扱わず、図84(a−4)に示すように、いずれの演出ボタン演出についても操作の結果が演出されない。なお、第一の演出ボタン演出は、第二の演出ボタン演出の開始よりも前のタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始と同じタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始よりも後のタイミングで開始されていてもよい。
図84(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図84(b−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図84(b−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図84(b−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図84(b−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能が有効な状態となっているので、図84(b−4)に示すように、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン136eの操作の結果のみが表示される。なお、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン136eの操作の結果のみが表示されるようにしてもよい。いずれの演出ボタン演出に係る演出ボタン136eの操作の結果を表示させるかについては、例えば、早く開始した方の演出についてだけ行うようにしてもよいし、優先して実行される演出が予め定められていてもよい。
図85は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図85は、演出ボタン136eを操作する演出の実行中に演出ボタン136eを操作する他の演出が開始された様子を示している。
図85(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図85(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示されている。
また、図85(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136eが継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図85(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図85(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が表示画面の左上隅に移動するとともに、表示画面の中央に演出ボタン画像BTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136eが操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、演出ボタン136eによる長押し操作が開始されると、演出ボタン136eによる1回の押下操作があったとして、図85(d)に示すように、第一の演出ボタン演出として、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図85(e)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様の保留アイコンで表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。この演出ボタン画像BTHの表示は、第二の演出ボタン演出の一例である。しかしながら、この演出例では、第二の演出ボタン演出は、第一の演出ボタン演出の後で開始された演出であるので、演出ボタン136eの長押し操作が継続されている場合には、この演出ボタン画像BTHに係る演出ボタン136eの操作の結果は表示されない。
その後、装飾図柄表示装置208では、長押しオート連打機能により、図85(f)のタイミングで、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、この演出例では、会話予告演出だけ実行して、保留変化予告については実行しないようにしたが、長押しオート連打機能により、会話予告演出が終了した後で保留変化予告を引き続き実行するようにしてもよいし、会話予告演出が終了した後で、演出ボタン136eの押下操作を一旦解除した後で、再度押下操作することで、保留変化予告を実行するようにしてもよい。
図86は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図86は、スーパーリーチにおいて、リズムに合わせて演出ボタン136eを操作する演出が実行されている様子を示している。
図86(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が実行されているとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図86(a)に示すように、左図柄表示領域208aに示される装飾図柄と、右図柄表示領域208cに示される装飾図柄とが同一の「7」の図柄で停止表示されており、中図柄表示領域208bでは、未だ装飾図柄の変動表示が行われており、リーチ状態となっている。図86(a)では、リーチ状態となった後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。装飾図柄表示装置208では、移行したスーパーリーチの種類を示す「姫様ダンスSPリーチ」とともに、演出内容を説明する「流れてくるボタンをタイミングよく押せ」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、この演出の難易度を示す「モード3」の表示が行われている。難易度は複数種類あり、例えば、大当りに対する期待度によって変更するように構成されている。
また、図86(a)では、特図1の変動表示の保留数は2つであるので、第1特図保留ランプ218における2つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
そして、「姫様ダンスSPリーチ」が開始された後は、図86(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に姫のキャラクタ画像HMが音楽に合わせて踊っているアニメーション表示が行われる。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側に、「CHANCE」の文字を含むタイミング画像TMが表示画面の上方から下方に向けて移動する表示が行われるとともに、タイミング画像TMの移動経路上にヒット画像HTが表示される。このタイミング画像TMは、音楽に合わせてヒット画像HTに重なるタイミングで移動表示されている。
図86(c)に示すように、遊技者は、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なる位置で演出ボタン136eを押下操作すると、図86(d)に示すように、タイミング画像TMが、演出ボタン136eの操作のタイミングに応じた結果表示RSに変化する。結果表示RSは、例えば、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミングで演出ボタン136eの押下操作が受け付けられた場合には「PERFECT」の文字表示を含む態様で表示され、わずかにずれたタイミングで演出ボタン136eの押下操作が受け付けられた場合には「GOOD」の文字表示を含む態様で表示され、大きくずれたタイミングで演出ボタン136eの押下操作が受け付けられた場合には「BAD」の文字表示を含む態様が表示される。この演出例では、演出ボタン136eの押下操作のタイミングに応じてポイントが加算あるいは減算され、最終的なポイントに応じた予告演出が実行されるように構成されている。なお、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングにおいて演出ボタン136eによる操作が行われなかった場合には、結果表示RSに変化せずに、表示画面の下方へスクロールアウトされる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態としてもよい。この場合、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングとは関係なく、一定間隔で疑似的な演出ボタン136eの連打操作が行われるようにしてもよく、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミング以外のタイミングで疑似的な演出ボタン136eの操作が行われた場合には、ポイントが減算されて、予告演出の実行される可能性が低減するようにしてもよい。これにより、遊技者が、長押しオート連打機能に頼らずに、遊技者自身のタイミングでの演出ボタン136eの操作を行わせるインセンティブにもなり、演出効果を向上させることができるようになる。また、長押しオート連打機能により、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミング(「PERFECT」となるタイミング)、あるいは、わずかにずれたタイミング(「GOOD」となるタイミング)のときだけ、疑似的に演出ボタン136eが操作されるように構成されてもよい。
図87は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図87(a−1)〜同図(a−4)は、オートボタン機能が解除される様子を示しており、図87(b)は、オートボタン機能が設定されている様子を示しており、図87(c)は、演出ボタン136eの操作の好ましいタイミングを報知する様子を示しており、図87(d−1)〜同図(d−3)は、オートボタン機能が有効となっている状態で、裏ボタン演出が実行されている様子を示している。
図87(a−1)に示すように、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。また、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。すなわち、図87(a−1)は、図柄変動が行われていない待機状態を表している。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136eが操作受付状態でないことが示される。この演出例では、例えば、この待機状態において、左ボタン136cと右ボタン136dとを同時に押下操作することで、オートボタン機能を有効な状態に設定することができる。
上述したようにして、オートボタン機能が有効な状態となると、図87(a−2)に示すように、演出ボタンランプ138が緑色に発光する。
一方、図87(a−3)に示すように、例えば、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136e以外のボタン(例えば、左ボタン136c)が操作されると、図87(a−4)に示すように、オートボタン機能が解除される。すなわち、オートボタン機能が無効な状態となる。なお、オートボタン機能が有効な状態において、演出ボタン136eが操作されることにより、オートボタン機能が解除されるように構成されてもよいし、左ボタン136cと右ボタン136dとが同時に押下操作されることによりオートボタン機能が解除されるように構成されてもよい。
また、図87(b)に示すように、オートボタン機能が有効な状態となったときには、例えば、装飾図柄表示装置208に、「オートボタン設定中」の表示を行って、遊技者に、オートボタン機能が有効な状態であることを認識容易に報知するようにしてもよい。
オートボタン機能が有効な状態であるときにおける動作については、上述した通りであるが、例えば、図87(c)に示すように、演出ボタン136eに係る演出が実行されているときにおいて、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136eが操作される場合よりも、演出ボタン136eを操作する有利なタイミングを報知するようにし、このタイミングで演出ボタンが136eが操作された場合には、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136eが操作されて実行される演出とは異なる演出が実行されるように構成されてもよい。
なお、本適用可能形態では、演出ボタン136eの押下操作により演出が行われる場合には、演出ボタン136eの操作を促す画像を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136eの操作を促す画像を表示することなく、演出ボタン136eの操作が行われた場合に、裏演出が実行される場合があってもよい。
図87(d−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されている。また、図87(d−1)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、図87(d−1)では、演出ボタンランプ138は緑色に発光しており、オートボタン機能が有効な状態であることを示している。
その後、図87(d−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、この演出例では、演出ボタン136eの操作を促す表示は行われていないが、演出ボタン136eが操作された場合には、裏ボタン演出が実行可能な状態となっている。なお、裏ボタン演出は、例えば、図柄の変動表示の結果に基づいて、実行するか否かが決定され、裏ボタン演出を実行すると決定されたことを条件として実行可能となっている。
その後、所定のオートボタン機能の発動タイミングとなると、オートボタン機能により、演出ボタン136eによる単発操作が疑似的に行われる。
すると、図87(d−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、裏ボタン演出としてのカットイン画像CI6の表示が行われる。
上述した演出例では、オートボタン機能が有効となっている場合でも、演出ボタン136eの操作を促す表示が行われていることを示している。
上述した演出例では、演出ボタン136eによる単発操作により、裏ボタン演出が実行されるようにしたが、例えば、演出ボタン136eによる長押し操作がなされることにより、裏ボタン演出がされるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136eによる連打操作がなされることにより、裏ボタン演出が実行されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、演出ボタン136eの操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136eが継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136eの操作が受け付けられない場合があり、その場合には、演出ボタン136eの操作を促す旨の演出を見ることができる場合がある。一方、演出ボタン136eの操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136eが継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136eの操作が受け付けられる場合があり、その場合には、演出ボタン136eの操作を促す旨の演出を見ることができない場合がある。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136eの操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI6の表示)は、演出ボタン136eによる単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じであってもよいし、オートボタン機能により演出ボタン136eの操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136eによる単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図88は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。なお、図88に示す演出例では、演出ボタンとして第一の演出ボタン136eAと第二の演出ボタン136eBとが設けられており、これらの操作に応じて演出ボタンに係る演出が実行されるように構成されている。ここで、図88(a−1)〜同図(a−7)、図88(b−1)〜同図(b−4)及び図88(c−1)〜同図(c−6)は、装飾図柄の変動表示中において第一の演出ボタン136eAあるいは第二の演出ボタン136eBの単発操作による演出が行われる様子を示している。なお、この演出例では、第一の演出ボタン136eAと第二の演出ボタン136eBとでボタンの形状を異ならせているが、同じ形状であってもよい。
図88(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置121は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図88(a−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136eAの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図88(a−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図88(a−3)に示すように、第一の演出ボタン136eAによる1回の押下操作がなされたが、図88(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136eAの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図88(a−3)では、第一の演出ボタン136eAの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
その後、図88(a−5)に示すように、第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプが赤色に発光する。これにより、第二の演出ボタン136eBが操作されることにより、操作の結果が表示されることを遊技者が認識できる場合がある。
そして、図88(a−6)に示すように、第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作がなされると、図88(a−7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136eBによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136eBによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136eBが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136eBの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、第二の演出ボタン136eBの押しなおしを要するようにしてもよい。
図88(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図88(b−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、この演出例では、図88(b−2)に示すように、第一の演出ボタン136eAの演出ボタンランプが赤色に発光しており、第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプは消灯している。
そして、図88(b−3)に示すように、演出ボタンランプが発光していない第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作がなされると、図88(b−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。このように、この演出例では、操作の結果が表示されることとなる演出ボタンの演出ボタンランプを消灯し、操作をしてもその結果が表示されない演出ボタンの演出ボタンランプを発光させることにより、遊技者に演出の意外性を抱かせることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136eBによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136eBによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136eBが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136eBの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、第二の演出ボタン136eBの押しなおしを要するようにしてもよい。
図88(c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図88(c−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136eAの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図88(c−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図88(c−3)に示すように、第一の演出ボタン136eAによる1回の押下操作がなされたが、図88(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136eAの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図88(c−3)では、第一の演出ボタン136eAの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136eBの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
図88(c−5)に示すように、この演出例では、その後も、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBのいずれの演出ボタンランプも消灯したままとなっている。
そして、図88(c−5)に示すように、第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作がなされると、図88(c−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136eBによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136eBによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136eBによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136eBが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136eBの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136eBが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBが継続的に押下され続けている場合には、図88(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136eA及び第二の演出ボタン136eBの押下を解除して、第二の演出ボタン136eBの押しなおしを要するようにしてもよい。
図89は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図89は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図89(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。例えば、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136eが操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが殿様のキャラクタに決定され、姫のキャラクタ画像Hが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136eが操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが姫のキャラクタに決定され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136eが操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが爺のキャラクタに決定されることとなる。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138は、第二の状態となっている。
そして、図89(b)に示すタイミングで、右ボタン136dによる1回の押下操作がなされると、図89(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態であることが報知される。その後は、図89(c)〜同図(f)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図89(f)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。姫のキャラクタ画像Hを選択可能な状態とする場合には、図89(f)に示す状態で右ボタン136dによる1回の押下操作をさらに行うことにより実現することができる。すなわち、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、姫のキャラクタ画像Hは、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像であるということもできる。なお、左ボタン136cによる1回の押下操作がなされると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように時計回りに回転する表示が行われる。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン136c又は右ボタン136dが操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。また、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン136c又は右ボタン136dが操作されると、回転表示のアニメーションが省略され、選択可能な状態となっているキャラクタ画像が表示画面の正面の位置となるように表示するようにしてもよく、例えば、図89(c)に示されるタイミングで、右ボタン136dによる1回の押下操作がなされた場合には、図89(d)〜図89(e)に示される回転表示のアニメーションが省略されて、図89(f)に示される態様で表示されるようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例では、長押しオート連打機能が無効な状態とされており、長押し操作を行っても、選択可能な状態となるキャラクタ画像は1つしか移行しないため、第一の選択表示の実行中では、操作手段が操作されている状態が第一の時間以上維持された場合であっても、操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されているということができる。
図90は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図90は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図90(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、キャラクタ選択演出の開始前から右ボタン136dを継続的に押下し続けている。
その後、図90(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、右ボタン136dの押下が継続的に行われているので、長押しオート連打機能により右ボタン136dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図90(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン136dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。すなわち、例えば、図90(b)に示されるタイミングで、キャラクタ選択キャンセル表示が行われると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのそれぞれの表示位置を維持しながら、図90(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Yの表示されていた位置に爺のキャラクタ画像Gが表示され、姫のキャラクタ画像Hの表示されていた位置に殿様のキャラクタ画像Yが表示され、爺のキャラクタ画像Gの表示されていた位置に姫のキャラクタ画像Hが表示される。そして、選択可能な状態にあったキャラクタ画像は、爺のキャラクタ画像Gから姫のキャラクタ画像Hに変更され、姫のキャラクタ画像Hが明るく表示される。すなわち、この演出例では、右ボタン136dが連打された場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択され、長押しされた場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択されるということができる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な場合であっても、キャラクタ選択演出の開始前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わないようにしてもよく、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わせる場合には、キャラクタ選択演出が開始した後で、左ボタン136cあるいは右ボタン136dを押しなおすことを要するようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を制限するようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。
そして、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
図91は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図91は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図91(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、演出ボタンランプ138が緑色に発光している。
その後、図91(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、右ボタン136dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図91(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン136dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。なお、オートボタン機能が有効な状態となったときに、左ボタン136cの連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図92は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図92は、例えば、大当り開始時に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。このキャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択する演出である。
図92(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「キャラを選択しろ」という文字表示が行われて、キャラクタ選択演出における説明表示が行われる。また、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。これらのキャラクタ画像は、上述した文字表示により一部が覆われた態様で表示されている。この演出例では、演出ボタン136eの操作により選択可能な状態であるキャラクタを変更することができ、キャラクタ選択演出の終了タイミングで選択可能な状態であるキャラクタ(明るく表示されたキャラクタ画像に対応するキャラクタ)が大当り遊技中に登場するキャラクタとして決定されるように構成されている。
その後、図92(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「START」という文字表示が行われた後、図92(c)に示すように、キャラクタ選択演出を開始する。図92(c)に示される装飾図柄表示装置208では、これらのキャラクタ画像の下方に、演出ボタン画像136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示画面の左下隅部に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示されている。また、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTの右側には、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図92(d)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図92(e)に示されるタイミングで、演出ボタン136eによる1回の押下操作がなされると、図92(f)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。その後は、図92(f)〜同図(i)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図92(i)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。この動作は、演出ボタン136eによる押下操作がなされる毎に実行される。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、演出ボタン136eが操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。
キャラクタ選択キャンセル表示が実行可能である場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。例えば、キャラクタ選択演出が開始された後、演出ボタン136eの長押し操作が行われると、長押しオート連打機能により演出ボタン136eの連打操作が疑似的に行われ、その結果、疑似的な演出ボタン136eの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われるようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよい。
また、この演出例では、残時間メーターMTは、キャラクタ選択演出が開始されると、キャラクタ選択演出が終了するまで、ゲージの更新表示を停止させない(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させない)ようにしているが、キャラクタ画像の回転表示が行われている間は、ゲージの更新表示を停止させる(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させる)ようにしてもよい。すなわち、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのうちのいずれかのキャラクタ画像が正面で停止表示されている間だけ、ゲージの更新表示をさせるようにしてもよい。
また、演出ボタン136eによる長押し操作が行われている間は、残時間メーターMTのゲージの更新表示を停止させるようにしてもよい。これによれば、遊技者による無用な演出ボタン136eの操作を抑制することができる場合がある。
また、この演出例では、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択するものに適用したが、例えば、複数種類の楽曲から大当り遊技中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択するものや、複数種類のストーリーから大当り遊技中において実行するストーリーを選択するものについても適用が可能である。
図93は、本適用可能形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図93は、装飾図柄の変動表示中に実行される選択演出の一例であって、左ボタン136c及び右ボタン136dを操作していずれかの宝箱を選択する演出(宝箱選択演出)が実行されている様子を示している。
図93(a)に示すように、宝箱選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左右中央には、それぞれ右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2とが表示され、また、右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2との間には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンが左右に並べられて表示されるとともに、その下方には、残時間メーターMTが表示される。右宝箱画像BG1及び左宝箱画像BG2は、例えば、水色で表されており、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンは、例えば、白色で表されている。そして、表示画面の上部には、「方向キーで開ける宝箱を選べ」という文字表示が行われ、宝箱選択演出が開始されたことが報知される。なお、表示画面の右上隅部では、装飾図柄の変動表示が行われている。この宝箱選択演出では、操作受付期間が経過するまでに左ボタン136c及び右ボタン136dを操作して右宝箱画像BG1又は左宝箱画像BG2を選択し、操作受付期間が経過した時点で選択された宝箱画像からアイテムが出現することがある演出が実行される。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図93(b)に示すように、残時間メーターMTが1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。このとき、まだ左ボタン136c及び右ボタン136dによる操作は行われていない。
そして、左ボタン136cによる1回の押下操作がなされると、図93(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左ボタン136cを示すアイコンの色が白色から赤色に変化するとともに、左宝箱画像BG2の色が水色から赤色に変化する。すなわち、左宝箱画像BG2が選択中であることが報知される。このとき、確認音が1回出力され、ボタンの操作が行われたことが報知される。なお、音声出力のタイミングは、表示が変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、表示が変化するタイミングよりも後のタイミングでもよいし、表示が変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよい。また、図93(c)に示すタイミングでは、操作受付期間が開始してから、例えば、3秒が経過した様子が示されている。
その後、操作受付期間が経過すると、装飾図柄表示装置208では、図93(d)に示すように、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるとともに、左宝箱画像BG2が赤色で表示されて左宝箱画像BG2が選択されたことが報知される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図93(e)に示すタイミングで、左宝箱画像BG2が拡大表示された後に、蓋が開放し、中からアイテムの一例としての冊子が飛び出す演出表示が行われる。なお、左宝箱画像BG2の中から出現するアイテムは上述した冊子に限らず、例えば、図93(e1)に示すような姫のキャラクタHM等、種々のアイテムを出現させることも可能である。また、図93(e2)に示すように、宝箱画像が選択されたが、蓋が開放せず、アイテムも出現しない場合があってもよい。また、左宝箱画像BG2が選択された場合と右宝箱画像BG1が選択された場合とで同一のアイテムが出現するようにしてもよいし、異なるアイテムが出現するようにしてもよい。
上述した演出例では、左ボタン136c又は右ボタン136dの1回の押下操作で左宝箱画像BG2及び右宝箱画像BG1のいずれか一方を選択することができるが、例えば、選択の対象がループとなっていてもよい。具体的には、例えば、図93(c)に示される状態で、左ボタン136cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象がループになっていることにより、右宝箱画像BG1が選択され、その状態で、さらに左ボタン136cの1回の押下操作が行われた場合には、左宝箱画像BG2が選択されるように構成されてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて選択の対象である宝箱を順次変更するようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である宝箱が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である宝箱を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、宝箱選択演出が開始されるよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、宝箱選択演出が開始された後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、選択の対象がループとなっていなくてもよく、例えば、図93(c)に示される状態で、左ボタン136cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象が左宝箱画像BG2から変化しないように構成されてもよい。この場合、左ボタン136cの1回の押下操作による確認音だけ出力するようにしてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作は行われるが、選択の対象である宝箱画像は変化しないように構成されてもよい。さらに、この場合、疑似的な連打操作毎に確認音だけ出力するようにしてもよい。
図94は、メニュー画面における表示例を示す図である。図94は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態であるときに実行可能なメニュー画面において、各種設定が行われる様子を示している。
図94(a)に示される装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が停止表示されている。なお、図示はしていないが、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で停止表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。また、特図1の変動表示の保留数は0であるので、第1の特図1保留表示h11〜第四の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。さらに、図94(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅部に、特図1の変動表示の保留数を数字で表す特図1保留数表示部281Aが表示されており、特図1保留数表示部281Aには、保留数が0である旨の「0」の表示が行われている。すなわち、図94(a)に示される装飾図柄表示装置208では、待機状態の演出表示が行われている。
また、表示画面の上部には、演出ボタン136eを表すアイコンとともに「でメニュー画面表示」という文字が表示されており、演出ボタン136eが操作されることによりメニュー画面に移行することができることを報知している。
そして、演出ボタン136eによる1回の押下操作が行われると、装飾図柄表示装置208では、図94(b)に示されるようなメニュー画面が表示される。具体的には、メニュー画面では、音量及び光量の調整を行うための「音量光量調整」、パスワードを入力することで遊技者の遊技履歴を登録する「会員登録」及び遊技者の遊技履歴を取得する「遊技履歴」の3つのメニューが選択可能に表示されている。これらのメニューの下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン136c及び右ボタン136dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136eを操作することにより、カーソルCLで示されたメニューを実行可能であることが報知されている。この演出例において、「遊技履歴」のメニューは、右ボタン136dを2回操作することにより選択可能な表示であり、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合には、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、この演出例において、メニュー画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
このメニュー画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象であるメニューが変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象であるメニューを順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、メニュー画面に移行するよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、メニュー画面に移行した後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
上述したようにして「音量光量調整」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図94(c)に示すような調整画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、音量及び光量の調整が可能である旨の「調整画面」の表示が行われており、その下方には、音量を示す0〜10の11段階のゲージと、装飾図柄表示装置208における表示画面の明るさや遊技盤用ランプ532及び遊技台枠用ランプ542の光量を示す0〜10の11段階のゲージとが表示されている。そして、これらのゲージの下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン136c及び右ボタン136dを操作することにより、カーソルCLで示された項目(音量及び光量)についての設定を変更でき、演出ボタン136eを操作することにより、変更後の音量設定及び光量設定で演出が実行されるように決定するとともに、調整画面を終了することができることが報知されている。この調整画面では、上ボタン136a及び下ボタン136bを操作することにより、カーソルCLを音量又は光量に移動させることができ、上ボタン136a及び下ボタン136bを操作してカーソルCLを音量又は光量に移動させた後、左ボタン136cを押下操作する毎に音量又は光量を小さくする方向に設定を変更させることができ、右ボタン136dを押下操作する毎に音量又は光量を大きくする方向に設定を変更することができる。
この調整画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて音量及び光量の設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ音量及び光量の設定を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、調整画面に移行するよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、調整画面に移行した後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、上ボタン136a及び下ボタン136bも同様に、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、音量設定を行うための表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、音量設定において設定が「0」となっている場合において、設定「10」の表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができ、また、音量設定が「10」で実行される音声出力は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。光量設定についても同様である。
また、メニュー画面で「会員登録」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図94(d)に示すようなパスワード入力画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、パスワードの入力が可能である旨の「パスワードを入力してください」の表示が行われており、その下方には、入力された文字を表示する4ケタの入力文字表示領域が設けられている。そして、入力文字表示領域の下方には、A〜Zまでのアルファベットと、下線の表示態様であるカーソルUBが表示されている。カーソルUBは、A〜Zまでのアルファベットのうちのいずれか一つのみを指し示しており、図94(d)に示す表示画面では、「S」を指し示している。このパスワード入力画面では、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c及び右ボタン136dが押下操作されると、カーソルUBが移動し、演出ボタン136eが押下操作されると、カーソルUBの指し示しているアルファベットを入力対象文字として、入力文字表示領域に当該アルファベットが表示される。そして、4ケタの入力文字表示領域にそれぞれアルファベットが入力された結果、入力されたパスワードが正しい場合には、入力されたパスワードに対応する遊技履歴が入力される。なお、パスワード入力画面を終了させる場合には、例えば、キャンセルボタン136fを押下操作することにより実行することができる。
このパスワード入力画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルUBを移動させることができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみカーソルUBを移動させることができるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、パスワード入力画面に移行するよりも前から上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、パスワード入力画面に移行した後で上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。換言すれば、左ボタン136cが連打された場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示され、長押しされた場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示されるということができる。
また、メニュー画面で「遊技履歴」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図94(e)に示すようなコード発行画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、撮像手段を備えた携帯端末等で二次元コードを読み取ることにより遊技履歴を取得することができる旨の「コード発行画面」の表示が行われており、その下方には、遊技者の遊技履歴がコード化された二次元コードCDが表示されるとともに、当該二次元コードCDの読み取りを促す「読み取ってください」の文字表示が行われている。この演出例では、コード発行画面は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な演出の一例ということができる。
なお、上述したメニュー画面で選択可能なメニューは上述したものに限らず、種々のメニューを設定することが可能である。例えば、図94(f)に示すように、大当り中や通常遊技状態において登場させるキャラクタを選択するお気に入り選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、お気に入り選択画面では、表示画面の上部に、キャラクタを選択可能である旨の「お気に入り選択画面」の表示が行われており、その下方には、キャラクタAを登場させるための「キャラA」、キャラクタBを登場させるための「キャラB」及びキャラクタCを登場させるための「キャラC」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン136c及び右ボタン136dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136eを操作することにより、カーソルCLで示されたキャラクタを登場させることができることが報知されている。
このお気に入り選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、お気に入り選択画面に移行するよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、お気に入り選択画面に移行した後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図94(g)に示すように、大当り中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択する曲選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、曲選択画面では、楽曲Aを出力させるための「曲A」、楽曲Bを出力させるための「曲B」及び楽曲Cを出力させるための「曲C」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン136c及び右ボタン136dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136eを操作することにより、カーソルCLで示された楽曲を出力させることができることが報知されている。
この曲選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、曲選択画面に移行するよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、曲選択画面に移行した後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図94(g)に示される曲選択画面は、例えば、大当り開始演出において実行されるものであってもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図94(h)に示すように、遊技における各種設定を個別に設定するためのカスタマイズ画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、表示画面の上部には、遊技における各種設定を個別に設定することが可能である旨の「カスタマイズ画面」の表示が行われており、その下方には、機能1、機能2、機能3・・・の各設定項目と、設定項目毎の設定内容とが表示されている。そして、これらの表示の下方には、上ボタン136a及び下ボタン136bのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示されており、上ボタン136a及び下ボタン136bを押下操作して設定変更する機能を選択し、左ボタン136c及び右ボタン136dで選択された機能についての設定を変更することができることが報知されている。なお、選択された機能は太枠で囲まれている。
このカスタマイズ画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン136a又は下ボタン136bが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて太枠を移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である機能が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン136a及び下ボタン136bの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である機能を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から上ボタン136aあるいは下ボタン136bが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で上ボタン136a又は下ボタン136bを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、長押しオート連打機能が有効な状態において、左ボタン136c又は右ボタン136dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン136c及び右ボタン136dの1回の押下操作毎にのみ機能を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から左ボタン136cあるいは右ボタン136dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で左ボタン136c又は右ボタン136dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図94(b)〜同図(h)に示される各種設定画面が表示されているときにおいて、上ボタン136a、下ボタン136b、左ボタン136c、右ボタン136d又は演出ボタン136eが長押しされている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136e等の操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、当該操作しているボタンの疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後でボタンを押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
また、図94(b)〜同図(h)に示される各種設定画面は、装飾図柄表示装置208の表示画面いっぱいに表示するように構成されているが、例えば、図94(b)〜同図(h)に示される各種設定画面を表示画面全体よりも小さい画面にして、図94(a)に示される待機状態の演出表示に重ねて表示するようにしてもよい。
また、図94(a)に示される待機状態の演出表示において、演出ボタン136eによる1回の押下操作が行われた場合に、図94(b)に示されるメニュー画面の表示を経由しないで、例えば、図94(c)〜同図(h)に示されるような各種設定画面を直接表示するようにしてもよい。
また、本適用可能形態において、長押しオート連打機能を有効にすることを可能にするか否かについて予め設定できるようにしてもよい。例えば、図94(b)に示されるメニュー画面において、長押しオート連打機能のON/OFFの設定メニューを設け、この設定メニューにおいて、長押しオート連打機能をONにしたことを条件として、演出ボタン136eを長押しした場合に長押しオート連打機能が有効となるようにし、長押しオート連打機能をOFFにした場合には、演出ボタン136eを長押しした場合でも長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。また、操作部136による所定の操作により長押しオート連打機能のON/OFFを設定できるようにしてもよい。
また、これまでに説明した演出例において、連打操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136eを連打すると演出ボタン画像もこれに応じて連打しているような動画を表示してもよい。また、長押し操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136eを長押しすると演出ボタン画像もこれに応じて長押ししているかのような動画を表示してもよい。また、長押しオート連打機能が有効となって演出ボタン136eで長押しされていることにより疑似的な連打操作が行われている場合には、演出ボタン画像もこれに応じて長押しではなく連打しているような動画を表示するようにしてもよいし、長押ししているかのような動画を表示してもよい。このような操作に応じた動画表示は、演出ボタン136eに限らず、例えば、図94に示される左ボタン136c及び右ボタン136dのアイコンに適用してもよく、また、上ボタン136a及び下ボタン136bのアイコンに適用してもよい。
図95は、演出可動物の初期設定が行われている様子を示す図である。
図95に示すパチンコ機100は、図95(a)に示すように、遊技盤200に演出可動物GM1が設けられており、同図中、鎖線で示された位置(装飾図柄表示装置208の上方であって、装飾図柄表示装置208に重ならない位置)から、実線で示された位置(装飾図柄表示装置208に重なる位置)に移動することが可能に構成されている。また、図95(c)に示すように、前面枠扉106の左下には、演出可動部材GM2が設けられ、前面枠扉106の右上には、演出可動部材GM3が設けられている。演出可動部材GM2は、前面枠扉106の回動支軸側を支軸として前面側に回動可能に取り付けられており、演出可動部材GM3は、前面枠扉106の上端辺に沿うように支持軸が設けられ、この支持軸を支軸として上方に回動可能に取り付けられている。これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、例えば、ステッピングモータにより駆動される。
これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、正常に動作させるために、初期動作を行って、初期位置を認識させておく必要がある。しかしながら、前面枠扉106に設けられた演出可動部材GM2,GM3は、例えば、開店作業を行っている遊技店員の意図しないタイミングで動作されることにより、遊技店員にぶつかってしまう可能性があるため、これらの演出可動部材GM2,GM3は、遊技店員の意図したタイミングで初期動作が行われる必要がある。
そのため、本適用可能形態では、電源が投入されると、まず、図95(a)に示すように、遊技店員にぶつかってしまう可能性のない遊技盤200に設けられた演出可動部材GM1の初期動作が行われる。その後、例えば、図95(b)に示すように、電源の投入があってから1分以内の間で、演出ボタン136eによる長押し操作が行われると、図95(c)に示すように、演出可動部材GM2,GM3の初期動作が行われる。これにより、遊技店員の開店作業中に、遊技店員が初期動作を行っている演出可動部材にぶつかってしまうおそれを低減することができる場合がある。
ここで、演出可動部材GM2,GM3の初期動作を行わせるために演出ボタン136eの長押し操作が行われ、演出ボタン136eが継続して押下され続けている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136eの操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、演出ボタン136eの疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後で演出ボタン136eを押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
なお、演出ボタン136eによる長押し操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしたが、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよいし、演出ボタン136eによる連打操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよい。
図96は、封入式のパチンコ機の正面図である。
図96に示す封入式のパチンコ機1000では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段1001から遊技領域1002に発射された遊技媒体が、遊技領域1002から排出されて再び発射手段1001へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段1003が遊技台前面の遊技領域1002の下方に配設されており、図56に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図56に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段1003がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段1003にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段1003に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136eの操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図96に示すパチンコ機1000は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
なお、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしてもよい。また、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。
また、前面枠扉106の開放中において、演出ボタン136eが所定回数操作された場合に、遊技店員により設定するための特定のメニューを実行可能に構成されていてもよい。この場合において、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよいし、有効な状態にしてもよい。
また、上述した長押しオート連打機能は、複数の図柄変動に跨って有効な状態にするようにしてもよいし、図柄が停止表示されたときに無効な状態にして、複数の図柄変動に跨って機能しないようにしてもよい。
また、演出ボタンを複数備えた場合において、一方の演出ボタンについて長押しオート連打機能により疑似的な演出ボタンの連打が行われているときに、他方の演出ボタンに対する操作については受け付けないようにしてもよいし、一方の演出ボタンについての操作の受け付けをいったん中止し、他方の演出ボタンに対する操作を受け付けた後、当該一方の演出ボタンについての操作の受け付けを再開するようにしてもよい。
また、例えば、演出ボタン136eの他に、演出用のレバーや、タッチセンサ等を設け、演出用のレバーやタッチセンサについて、長押しオート連打機能やオートボタン機能を有効にしてもよい。
また、これまでに説明した適用可能例も含めて、演出ボタン136eと演出ボタン136eに係る演出(ボタン演出)との関係について例示すると、以下のようになる。
(1)演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)を実行させるボタン演出(単発操作演出)が開始された後で、単発操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。
(2)単発操作演出が連続で複数回実行される場合において、演出ボタン136eによる長押し操作が行われた場合は、最初のボタン演出に係る操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、全てのボタン演出に係る操作の結果に関する演出が実行される。
(3)演出ボタン136eによる複数回の押下操作(連打操作)を実行させるボタン演出(連打操作演出)が開始された後で、連打操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、演出ボタン136eによる長押し操作が行われた場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、操作の結果に関する演出が実行される。
(4)長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われた場合は、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。また、長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。この場合、例えば、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、それなりに演出が進むようにしてもよいし、演出ボタン136eが長押し操作されたとして操作を受け付けるようにしてもよい。
(5)演出ボタン136eが継続的に押下されている状態(継続押下状態)において、単発操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136eによる操作を受け付けない。
(6)継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、操作の結果に関する演出が実行される。この場合において、連打操作演出が開始された時から疑似的な連打操作が行われる。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、疑似的な単発操作が行われてから所定時間後(例えば、0.5秒後)に疑似的な連打操作が行われるようにしてもよい。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136eによる操作を受け付けない。
(7)継続押下状態において、長押し操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136eによる操作を受け付けない。
(8)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、これらの単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(9)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(10)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(11)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(12)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、これらの連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(13)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(14)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(15)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(16)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、これらの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(17)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(18)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、連打操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(19)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、後に開始された長押し操作演出についても、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
(20)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。
(21)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。
(22)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行され、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136eの押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図66に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136eの操作の結果実行される疑似連による演出表示]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136eによる長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図66に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136eの操作の結果実行される疑似連による演出表示は、演出ボタン136eによる長押し操作では開始されない]、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出を実行しない場合があってもよい。
ここで、第一の演出は、例えば、「ドレミ」のうちの「レ」に対応する演出ということができる場合があり、第二の演出は、例えば、「あいう」のうちの「い」に対応する演出ということができる場合がある。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図76(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図76(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである[例えば、演出ボタン136eが押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に開始可能なものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、
前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の説明では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136eによる1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136eによる長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示[例えば、図89に示されるキャラクタ選択演出]であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図89に示される姫のキャラクタ画像H]であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図89に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136eによる長押し操作では選択されない]、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の選択表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の選択表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の選択表示を必ず実行するのであってもよいし、第一の選択表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外も選択可能なものであってもよい。また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合[例えば、図89に示されるキャラクタ選択演出において、姫のキャラクタ画像Hが選択された場合]に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図76(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図76(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様[例えば、演出ボタン136eが押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の画像は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に選択可能なものであってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示[例えば、図94(f)に示されるお気に入り選択画面]であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像[例えば、「キャラC」の選択項目]であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数[例えば、2回]の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外のものも選択可能なものであってもよい。また、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、第二の画像は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ選択可能なものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも選択可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず選択するものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合以外の場合にも開始可能なものであってもよい。また、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、
前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図66に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136eの操作の結果実行される疑似連による演出表示]」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図76(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図76(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である[例えば、図66に示す例では、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字は表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい
また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のうちの一部又は全部を実行しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、発光手段は、第二の状態でのみ第二の発光状態となってもよいし、第二の状態以外の状態でも第二の発光状態となってもよい。
また、『前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図69(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている]、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図69(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光]している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光]している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、図75(d)〜同図(g)に示すように、特図1及び装飾図柄の変動表示中に連打操作演出が行われる]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である[例えば、図66(l)に示される表示は、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136eが2回操作されないと表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、操作手段が長押しされたこと以外でも開始されない表示であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136eが4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図76に示すように、演出ボタン136eが4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様での表示(以下、「第四の表示[例えば、図89に示されるキャラクタ選択演出]」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図89に示される姫のキャラクタ画像H]であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が複数回操作された場合の方が選択されやすい画像である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図89に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136eによる長押し操作では選択されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示[例えば、図76に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像[例えば、図89に示される姫のキャラクタ画像H]が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図76(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図76(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされたことのみでは選択されない画像である[例えば、図89に示される表示において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136eが2回操作されないと姫のキャラクタ画像H
は表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の画像は、操作手段が長押しされたこと以外でも選択されない画像であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136eが4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図76に示すように、演出ボタン136eが4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』

また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]と、
遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136等]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図21に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図12に示されるチャンス目演出において殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃う表示]」という。)であり、
前記第二の表示は、第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図21(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出等]」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図21(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出等]であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示[例えば、図12(b)〜同図(h)に示される、チャンス目演出等]」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示される表示[例えば、図12(b)〜同図(h)に示される、演出ボタン画像BT1〜BT3のそれぞれに「PUSH」という文字が表示された表示等]であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示が開始された後で、前記操作手段が第一の回数[例えば、3回等]操作された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の回数は、2以上の回数であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは開始されない表示である[例えば、図12(i)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示は、演出ボタン136eが3回操作されないと表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『複数種類の発光状態で発光可能な発光手段[例えば、演出ボタンランプ138等]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態等]であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、前記第一の発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、
前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図14(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている等]、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図14(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、
前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光等]している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光等]している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の表示は、予告表示[例えば、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等]であり、
前記第二の表示は、予告表示[例えば、図12(i)に示すように、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃うことでスーパーリーチに移行することを予告している等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示[例えば、図34に示されるキャラクタ選択演出や、図39(c)に示される調整画面においてカーソルCLで音量が示されたときの表示、あるいは、カーソルCLで光量が示されたときの表示等]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢[例えば、図34に示される姫のキャラクタ画像Hや、音量「10」の設定あるいは光量「10」の設定等]が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示[例えば、図34に示される姫のキャラクタ画像Hが表示画面の中央に明るく表示される表示や、音量の設定が「10」の表示態様での表示、あるいは、光量の設定が「10」の表示態様での表示等]」という。)であり、
前記第五の表示は、前記選択表示が開始された後で、前記操作手段が第二の回数[例えば、2回や5回等]操作された場合に開始可能な表示であり、
前記第二の回数は、2以上の回数であり、
前記第五の表示は、前記選択表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは開始されない表示である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図34に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136eによる長押し操作だけでは選択されない、また、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図39(c)に示される音量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン136dによる長押し操作だけでは選択されない、あるいは、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図39(c)に示される光量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン136dによる長押し操作だけでは選択されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136eが4秒操作された場合等]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図21に示すように、演出ボタン136eが4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、該第一の状態となってから第一の時間[例えば、5秒等]が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1−1)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−2)
付記1−1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、消灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−3)
付記1−1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光する状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光する状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−4)
付記1−1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−5)
付記1−1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−6)
付記1−1乃至5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−7)
付記1−1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−8)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様での表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−9)
付記1−8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、非発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−10)
付記1−8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光態様は、前記第一の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−11)
付記1−9又は10に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−12)
付記1−8乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−13)
付記1−8乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−14)
付記1−8乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−15)
付記1−14に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−16)
付記1−8乃至15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−17)
付記1−8乃至16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−18)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−19)
付記1−18に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−20)
付記1−18又は19に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−21)
付記1−20に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−22)
付記1−18乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−23)
付記1−18乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−24)
付記1−23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−25)
付記1−23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−26)
付記1−25に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−27)
付記1−23乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−28)
付記1−18乃至27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−29)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様の表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様の表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段による第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第四の表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−30)
付記1−29に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−31)
付記1−29又は30に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様の表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受け付け可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示された表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−32)
付記1−31に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−33)
付記1−29乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−34)
付記1−29乃至33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−35)
付記1−29乃至34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−36)
付記1−35に記載の遊技台において、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持されてた場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−37)
付記1−29乃至36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−38)
付記1−29乃至36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−39)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−40)
付記1−39に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−41)
付記1−39又は40に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−42)
付記1−39乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−43)
付記1−42に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−44)
付記1−42又は43に記載の遊技台であって、
前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−45)
付記1−39乃至44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−46)
付記1−39乃至45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−47)
付記1−46に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−48)
付記1−39乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−49)
付記1−48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−50)
付記1−48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−51)
付記1−50に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−52)
付記1−39乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1−53)
付記1−39乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、適用可能な形態に記載された作用および効果は、最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、作用および効果は、ここに記載されたものに限定されるものではない。また、以上説明した適用可能形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、適用可能形態や変形例や付記に適用してもよい。
さらに、適用可能なパチンコ機について詳述する。また、以下に説明する様々な演出等について、図1に示すパチンコ機に適用してもよく、一台のパチンコ機に搭載することができる。以下では、これまで使用した符号と同じ符号が用いられることがあるが、これまで使用した符号と、以下に使用する符号との相仇に共通性や関連性はなく、別個独立の符号とする。すなわち、図97〜図121に示す符号は、図97〜図121の説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図97〜図121の説明では図97〜図121に示す符号を優先する。一方、以下の説明において図97〜図121に示されていない符号については、上述の説明における構成要素と同一構成要素として同一符号を用いる。また、複数の図面において同様のタイミングを示している図面がある場合には、重複する説明を省略する場合がある。
<他の適用可能形態(ボタン操作表示がされていなくてもボタンの操作を有効とする適用可能形態)>
まず、図97〜図114を参照して、他の適用可能形態(ボタン操作表示がされていなくてもボタンの操作を有効とする適用可能形態)に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機等の弾球遊技台やスロット機等の回胴遊技台)について詳細に説明する。
図97は、本適用可能形態の概要を説明する図であり、操作手段(例えば、チャンスボタン136)の操作と装飾図柄表示装置208で表示される演出の一例を示す。
同図(a)、(d)に示すように、装飾図柄表示装置208に操作手段(ここでは、チャンスボタン138)の操作を示唆する操作手段画像BG(この例では、チャンスボタン136を模した画像)と、操作手段の受付期間を報知する経過時間報知画像TG(この例では、チャンスボタン136の操作の受付期間の経過時間に合わせてメーターの目盛り(塗り潰し部分)が徐々に少なくなっていく画像(目盛りの減少表示))による操作手段操作表示(以下、ボタン操作表示という。)を表示して、チャンスボタン136の操作受付期間中の演出を実行している場合に、チャンスボタン136の操作を行うと(同図(b)、(e))、当該操作が受け付けられ、同図(c)、(f)に示すように、演出態様を変化させて遊技者に操作が受け付けられたことを報知する。
ここでは一例として、経過時間報知画像TGの目盛りの減少表示が一時停止し、また他の演出表示を実行するなど演出態様が変化している。つまりこの場合、操作手段(チャンスボタン136)の操作を促す表示(以下、ボタン操作表示800という。)が実行されている場合に、ボタン操作表示800に対応した(ボタン操作表示800で示唆される)チャンスボタン136の操作(操作受付)が有効となっている。なお、以下の説明では、ボタン操作表示800は、チャンスボタン136を模した操作手段画像BGと、受付期間の経過状態を報知する経過時間報知画像TGを含む表示を例に説明する。しかし、ボタン操作表示800は、ある特定の操作手段の操作を遊技者に促す(操作手段の受付期間であることを報知する)演出表示であれば、この例に限らない。また、ボタン操作表示800に経過時間報知画像TGが含まれていなくてもよい。
一方、同図(g)では、遊技者が操作可能な操作ボタンが複数(ここでは、チャンスボタン136と、他の操作ボタン810)あり、装飾図柄表示装置208の表示領域には、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800が表示されているが、他の操作ボタン810の操作を示唆するボタン操作表示は表示されていない。この場合、ボタン操作表示800に対応する(ボタン操作表示800が示唆する)チャンスボタン136を操作しても、当該操作は無効となり、他の操作ボタン810の操作が有効となる。
このように、本適用可能形態は、第一の操作手段(他の操作ボタン810)の操作手段操作表示(ボタン操作表示)が実行されていない場合であっても、第一の操作手段(他の操作ボタン810)の操作の受付を有効とするものである。
また、第一の操作手段(他の操作ボタン810)と第二の操作ボタン(チャンスボタン136)を有する遊技台において、第二の操作ボタンに関する操作操作手段操作表示(ボタン操作表示800)が実行されている場合、当該ボタン操作表示800で示唆されている第二の操作手段(チャンスボタン136)の操作を無効としつつ、ボタン操作表示が行われていない第一の操作手段(他の操作ボタン810)の操作を有効とするものである。これにより、ボタン操作演出に多様性を持たせて、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。以下、本適用可能形態について、図面を参照して詳述する。
<制御部の回路構成>
図98を用いて、このぱちんこ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。ぱちんこ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて各種機器を制御する第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて主に演出の制御を行う第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、ぱちんこ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、ぱちんこ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路(乱数値生成回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にぱちんこ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本適用可能例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、ぱちんこ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発信器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138や遊技台枠用ランプ122など)の制御を行うための駆動回路420と、チャンスボタン136およびボタンユニット190の可動部の駆動制御を行うための駆動回路432と、チャンスボタン136の押下やボタンユニット190の押下を検出するボタン検出センサ426および各種センサ430と、各種センサ430やボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、
を接続している。
次に、ぱちんこ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224や、遮蔽装置246や、可動表示装置288の可動部の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224や、遮蔽装置246などの現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、基本回路502と遊技盤用ランプ駆動回路530との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、
を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、ぱちんこ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、ぱちんこ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、ぱちんこ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本適用可能形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<液晶制御部>
次に、液晶制御部700について説明する。液晶制御部700は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて液晶制御部700の全体を制御するCPU704と、一時的にデータを記憶するためのRAM708と、液晶制御部700の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506と、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)710を備えている。CPU704は、水晶発振器714Aが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
VDP710は、水晶発振器714Bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、CPU404からの信号に基づいてCGROM716に記憶された画像データ等を読み出してVRAM718のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208および可動表示装置288に画像を表示する。
<第1副制御部400と液晶制御部700間のデータの送受信>
次に、本適用可能形態の前提として、図99〜図102を参照して、第1副制御部400と液晶制御部700との間の一般的なデータの送受信の関係について説明する。
まず、図99(a)は、第1副制御部400のRAM408で保持するデータの一例を示し、同図(b)は、液晶コマンドの一例を示す。また同図(c)は、第1副制御部400と液晶制御部700との間のデータの送受信の関係を示すタイミングチャートである。
第1副制御部400は、変動開始時、保留増加時、大当り開始時、ボタン操作演出発生時など、各演出実行のタイミングで、同図(a)に示すボックスデータ(例えば、ボックスデータA1)をRAM408のボックスデータ設定領域に設定する。ボックスデータは液晶コマンド(ここでは液晶コマンド05)、ポジション(ここでは一例として、ポジション00、ポジション01)などにより構成される。これにより、ボックスデータには、各パーツの格納位置(ポジション)が設定される。ここでは、ボックスデータにパーツ01の格納位置として、ポジション00(の先頭アドレス)が設定され、パーツA2の格納位置として、ポジション01(の先頭アドレス)が設定されている。ボックスデータは、第1副制御部400が液晶制御部700に送信する液晶コマンドを設定する際、合わせて設定される。
また、ポジションはRAM408の所定の領域に配置され、複数のポジション(ここではポジション00〜ポジション9F)に対応したパーツが格納されている。例えば同図の例では、ポジション00にパーツ01、ポジション01にパーツ01、ポジション04にパーツA1が格納されている。なお、複数のポジションの全てにパーツが格納されていなくてもよい。
パーツデータリストは、RAM408の所定の領域に配置され、複数のパーツ(ここではパーツ00、01,A1、A2に対応したパーツデータが格納されている。またパーツデータは、それぞれの演出に対応して実行するスピーカ120からの出力音(サウンド)、ランプL(各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)、遊技盤用ランプ532など)の発光態様、可動物体(演出可動体246、224、可動表示装置288)の可動態様の情報である。
それぞれのパーツデータは、サウンドデバイスデータを有するサウンドレイヤー、ランプデバイスデータを有するランプレイヤー、シャッタデバイスデータやサブ液晶可動部デバイスデータなどを有する役物動作レイヤーなどからなる。サウンドデバイスデータ、シャッタデバイスデータおよびサブ液晶可動部デバイスデータなどは、ここでは1つまたは複数のデバイスデータを有している。例えば、ランプデバイスデータを複数有する場合、第1のランプデバイスデータはBGM出力時のランプの発光態様の情報であり、第2のランプデバイスデータは、一発告知時のランプの発光態様の情報である。また、例えば各レイヤーの数は1つまたは複数であり、複数のレイヤーがある場合はそれぞれに優先度が異なる。
同図(b)に示すように、液晶コマンド(ここでは、ボックスデータA1の液晶コマンド05)は、変動開始時、保留増加時、大当り開始時、ボタン操作演出発生時などに、それぞれに対応した演出表示を装飾図柄表示装置208に表示させるためのコマンド(例えば、液晶表示0D)、戻りコマンド00、01を含んでいる。
第1副制御部400は、それぞれの演出実行のタイミングで(演出毎に)上述のボックスデータ(液晶コマンド)を設定し、液晶コマンドを液晶制御部700に送信するとともに、ポジションに各パーツをセットする。また第1副制御部400は、液晶制御部700からの戻りコマンドを受信した場合、RAM408の該当するポジションを参照し、パーツデータが格納されている場合には、そのパーツデータのサウンドレイヤーの音、ランプレイヤーの発光態様、および役物動作レイヤーの可動態様を送信コマンドに設定して各デバイスに送信し、演出表示に対応した演出を行う。
なお、ポジションには固定データが格納されるのではなく、それぞれの演出実行のタイミングで(演出毎に)データが入れ替わる。
同図(c)に示すように、第1副制御部400は、第1副制御部メイン処理の演出制御処理において演出抽選処理を行い、その結果に応じた各演出を行うよう、液晶制御部700およびスピーカ120、ランプ、可動物などに制御用のコマンドを送信する。ここで、本適用可能形態では演出の一例として、ボタン操作演出(チャンスボタン136の操作受付に関連した演出)について説明する。チャンスボタン136の操作受付に関連した演出としては、装飾図柄表示装置208によるボタン操作表示800(図では(液晶)演出表示)、チャンスボタンランプ138の発光演出(図では(サブ)ボタンLED)、その他のサウンドおよび発光演出(図では、(サブ)音ランプ等の演出)があり、図99〜図105のタイミングチャートではこれらの演出について主に示している。
例えば、第1副制御部400は、図柄変動を開始するの演出を行う場合、液晶制御部700に対して、複数のボックスデータA1・・・(すなわち液晶コマンド)を送信する(A)。液晶コマンドは、演出の種類に応じて複数用意されており、例えばこの場合では、液晶コマンドには、例えば、チャンスボタン136を押下した後に返信されるデータ等の情報や、装飾図柄表示装置208に装飾図柄の変動表示の開始を指示するコマンドが含まれる。
液晶制御部700は、図示は省略するが装飾図柄表示装置208において、装飾図柄の変動表示や予告演出などの制御を実行し、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(B)。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、当該パーツデータに対応するコマンドの送信設定を行う。例えば、戻りコマンドにポジションの情報が含まれている場合、RAM408のポジションに格納されているパーツに対応する各種パーツデータ(音、ランプの発光態様など)のデータを送信コマンドに設定し、スピーカ120、チャンスボタンランプ138にそれぞれ送信する。これにより、第1副制御部400は各種演出を実行する。なお、戻りコマンドとして単一のコマンドともいえるポジションが送信される場合もあるが、ボックスデータのように複数のポジションが送信されるものであってもよい。
次に、液晶制御部700は、ボタン操作演出(ボタン操作表示800およびこれに伴う演出)を行うタイミング(チャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(C))で、装飾図柄表示装置208においてボタンの押下を促す演出表示(ボタン操作表示800)を実行する(D)。
また、液晶制御部700は、このボタン操作演出を行うタイミングで、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(C)。この戻りコマンドには、ボタン操作演出を行うデータとして、ポジションの情報が含まれており、これを受信した第1副制御部400は、チャンスボタン136の操作受付を有効とし(E)、RAM408のポジションに格納されているパーツに対応する各種パーツデータ(チャンスボタンランプ138の発光態様)のデータを送信コマンドに設定し、チャンスボタンランプ138に送信する。また、チャンスボタンランプ138の駆動コマンドを送信する。これにより、チャンスボタンランプ138が所定の発光態様で発光する(F)。
チャンスボタン136の操作受付有効期間中に、チャンスボタン136が操作されると(G)、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(G)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、チャンスボタン136の操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(H)。また、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800を終了する(I)。
戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし(J))、RAM408のポジションに格納されているパーツに対応する各種パーツデータ(チャンスボタンランプ138の発光態様などや、音など)のデータを送信コマンドに設定し、チャンスボタンランプ138,スピーカ120に送信する。またこれらの駆動コマンドを送信する。また、チャンスボタンランプ138やスピーカ120の制御を行う。これにより、チャンスボタンランプ138の発光が終了し(K)、音や他のランプL等の演出が所定期間、実行される((K)〜(L))。その後、図柄変動が終了する(M)。
<タイミングチャートの適用可能例1>
図100は、引き続き、第1副制御部400と液晶制御部700との間の一般的なデータの送受信の一例を示すタイミングチャートであり、第1副制御部400から送信されるコマンド(液晶コマンド)に基づき、ボタン操作演出が実行される場合の一例である。同図(a)は、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われない場合を示し、同図(b)は、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われた場合を示している。なお、以下で図示とともに説明するタイミングチャートでは、主要なタイミングのみ抽出しているが、上述のとおり、液晶コマンドや戻りコマンドの送受信は適宜行われている。また、以下のタイミングチャートには、第1副制御部400の内部状態(チャンスボタン136の操作の状態、すなわち入力(操作)有り、入力(操作)待ち、入力(操作)無し)も併記している。
同図(a)に示すように、第1副制御部400は、第1副制御部400においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(B)。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を開始し(C)、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(D)。
第1副制御部400における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(E)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(F)。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)(G)、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(H)。
この例では、操作受付有効期間にチャンスボタン136の操作が行われないため、第1副制御部400の内部状態は、入力待ち(チャンスボタン136の操作待ち)の状態が維持される。
また、同図(b)に示すように、第1副制御部400は、第1副制御部400においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(B)。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を開始し(C)、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(D)。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(E)、第1副制御部400の内部状態は入力有りの状態となる。また第1副制御部400は、操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(E)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(F)。また、この例では第1副制御部400はこのタイミングで、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(F)。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)(G)、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(H)。なお、図示は省略するが、チャンスボタン136の操作を有効に受け付けた場合は、ボタン操作演出の終了後、チャンスボタン136の操作に対応する他の演出(例えば、カットイン画像の表示など)を実行する(以下の適用可能例においても同様である)。
このように、図100の場合では、第1副制御部400からのコマンド(液晶コマンド)に基づき、液晶制御部700の操作受付有効期間が開始している。なお、同図(b)に示すように、この例では、液晶制御部700が意図しないタイミング(I)で第1副制御部400からのコマンド(例えば、ボタン操作に対応した液晶コマンド)を受信しても、これを無視するようにしている。
<タイミングチャートの適用可能例2>
図101および図102は、第1副制御部400と液晶制御部700との間の一般的なデータの送受信の他の例を示すタイミングチャートであり、液晶制御部700から送信されるコマンド(戻りコマンド)に基づき、ボタン操作演出が実行される場合の一例である。図101(a)、図102(a)は、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われない場合を示し、図101(b)、図102(b)は、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われた場合を示している。
図101(a)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。その後、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(B)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(C)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(D)。
液晶制御部700における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信し(E)、その後、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(F)。液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)(G)、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(H)。
この例では、操作受付有効期間にチャンスボタン136の操作が行われないため、第1副制御部400の内部状態は、入力待ち(チャンスボタン136の操作待ち)の状態が維持される。
また、同図(b)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。その後、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(B)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(C)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(D)。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(E)、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(E)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(F)。その後液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(G)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了し(H)、その後、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(I)。また、この例では第1副制御部400はこのタイミングで、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(I)。
この例では、第1副制御部400の内部状態は、第1副制御部400における操作受付有効期間が終了したタイミング(H)で更新され、入力有りの状態となっている。
図101(a)は、第1副制御部400における操作受付有効期間の終了直前に、チャンスボタン136の操作が実行された場合に、これを有効に受け付ける構成のタイミングチャートの一例である。
液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。その後、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(B)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(C)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(D)。
液晶制御部700における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(E)。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、操作受付有効期間を終了させるのであるが、その直前で、チャンスボタン136の操作が実行された場合には、液晶制御部700に液晶コマンド(破線矢印)を送信する(G)とともに、第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし(G))、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(H)。
この例では、第1副制御部400における操作受付有効期間の終了直前に押下されたチャンスボタン136の操作を有効に受け付けるために、液晶制御部700における操作受付有効期間は、図101(a)の場合よりも長くなっている。具体的には、液晶制御部700における操作受付有効期間は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし(G))た後に(例えば、チャンスボタンランプ138の発光が終了したタイミング(H)で)終了する。その後、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(I)。
このように、第1副制御部400における操作受付有効期間の終了直前にチャンスボタン136の操作があった場合は、液晶制御部700では操作を有効に受け付けて、ボタン操作演出の終了後にチャンスボタン136の操作に基づく演出(不図示)を開始するが、第1副制御部400では操作を有効に受け付けない(演出を開始しない)場合がある。
また、チャンスボタン136が操作された場合、液晶制御部700では操作を有効に受け付けず、チャンスボタン136の操作に基づく演出を開始しないのであるが、演出を開始する予定の時間までボタン操作演出の実行を行う場合がある。また、ボタン表示演出の終了のタイミング(H)で、第1副制御部400の内部状態は、液晶制御部700からの戻りコマンドを受信しておらず、入力待ちの状態が維持される。
また、図102(b)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。その後、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を開始する(B)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(C)。その後、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信して、チャンスボタンランプ138を発光させる(D)。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(E)、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(E)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(F)。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了し(G)、その後、チャンスボタンランプ138の発光を終了させる(H)。また、この例では第1副制御部400はこのタイミングで、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(H)。
そしてこのタイミングで液晶制御部700は、操作受付有効期間を終了し(H)、その後液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出の実行を終了する(J)。
この例では、第1副制御部400の内部状態は、第1副制御部400における操作受付有効期間が終了したタイミング(G)で更新され、入力有りの状態となっている。
このように、図101〜図102に示す各タイミングチャートでは、液晶制御部700からのコマンド(戻りコマンド)に基づき、第1副制御部400の操作受付有効期間が開始する例を示している。なお、図101(b)、図102(b)に示すように、この例では、第1副制御部400が意図しないタイミング(J)で液晶制御部700からのコマンド(例えば、ボタン操作に対応した戻りコマンド)を受信しても、これを無視するようにしている。
図103〜図105は、本適用可能形態に係る、第1副制御部400と液晶制御部700との間のデータの送受信の関係を示すタイミングチャートである。
<タイミングチャートの適用可能例3>
図103は、第1副制御部400から送信されるコマンド(液晶コマンド)に基づき、チャンスボタン136の操作受付が有効になる場合の一例であり、同図(a)がチャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われない場合を示し、同図(b)が、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われた場合を示している。
同図(a)に示すように、第1副制御部400は、第1副制御部400においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A))で液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。一方、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信せず、チャンスボタンランプ138を発光させない。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を開始するが(B)、装飾図柄表示装置208においてボタン操作演出の実行を開始しない。
第1副制御部400における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(C)。 第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を終了する(操作受付を無効とする)(D)。
また、同図(b)に示すように、第1副制御部400は、第1副制御部400においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A))で液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。一方、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信せず、チャンスボタンランプ138を発光させない。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を開始するが(B)、装飾図柄表示装置208ではボタン操作演出の実行をしない。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(C)、第1副制御部400の内部状態は入力有りの状態となる。また第1副制御部400は、操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。その後、この例では第1副制御部400は、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(D)。
第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、液晶制御部700における操作受付有効期間を終了する(操作受付を無効とする)(E)。
このように本適用可能形態では、ボタン操作演出(チャンスボタン136に関するボタン操作表示800およびチャンスボタンランプ138の発光)が実行されていない場合であっても、第1副制御部400(および液晶制御部700)において、チャンスボタン136の操作受付が有効となる。なお、同図(b)に示すように、この例では、液晶制御部700が意図しないタイミング(F)で第1副制御部400からのコマンド(例えば、ボタン操作に対応した液晶コマンド)を受信しても、これを無視するようにしている。
<タイミングチャートの適用可能例4>
図104および図105は、液晶制御部700から送信されるコマンド(戻りコマンド)に基づき、チャンスボタン136の操作受付が有効になる場合の一例であり、図104(a)、図105(a)がチャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われない場合を示し、図104(b)、図105(b)が、チャンスボタン136の操作受付の有効期間中に、チャンスボタン136の操作が行われた場合を示している。
図104(a)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。一方、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作演出を実行しない。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(B)。一方、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信せず、チャンスボタンランプ138を発光させない。
液晶制御部700における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(C)。液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了する(操作受付を無効とする(D))。
この例では、操作受付有効期間にチャンスボタン136の操作が行われないため、第1副制御部400の内部状態は、入力待ち(チャンスボタン136の操作待ち)の状態が維持される。
また、同図(b)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A))で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。一方で、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208においてボタン操作演出を実行しない。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(B)。一方、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信せず、チャンスボタンランプ138を発光させない。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(C)、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(C)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、操作受付有効期間を終了し(操作受付を無効とし)、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(D)。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了する(E)。また、この例ではその後に第1副制御部400はこのタイミングで、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(F)。
この例では、第1副制御部400の内部状態は、第1副制御部400における操作受付有効期間が終了したタイミング(E)で更新され、入力有りの状態となっている。
図105(a)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。一方、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208においてボタン操作演出を実行しない。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(B)。また、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信し、チャンスボタンランプ138を発光させる(B')。
第1副制御部400における操作受付有効期間が終了する(操作受付が無効になる)タイミングで、第1副制御部400は、液晶制御部700に、液晶コマンドを送信する(C)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、操作受付有効期間を終了させる。また、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138を消灯する(D)。
なお、チャンスボタンランプ138の点灯とは、操作受付有効期間に常時点灯する場合、操作受付有効期間内で点滅する場合、操作受付有効期間の開始時点を含む一部の期間のみ(一瞬)点灯する場合を含むものとし、他の適用可能例についても同様とする。
また、図105(b)に示すように、液晶制御部700は、液晶制御部700においてチャンスボタン136の操作の受付を有効にする(受付を開始する)タイミング(A)で第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。一方、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でボタン操作演出を実行しない。
液晶制御部700から戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を開始する(B)。また、第1副制御部400は、チャンスボタンランプ138にパーツデータを送信し、チャンスボタンランプ138を発光させる(B')。
第1副制御部400における操作受付有効期間中にチャンスボタン136が操作されると(C)、第1副制御部400は、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する(C)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(E)。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、第1副制御部400における操作受付有効期間を終了する(F)。その後、第1副制御部400は、スピーカ120等を駆動して音等の演出の実行を開始させる(G)。そしてこのタイミングで液晶制御部700は、操作受付有効期間を終了し、チャンスボタンランプ138を消灯する(G)。
この例では、第1副制御部400の内部状態は、第1副制御部400における操作受付有効期間が終了したタイミング(F)で更新され、入力有りの状態となっている。
このように、本適用可能形態では、ボタン操作演出(チャンスボタン136に関するボタン操作表示800およびチャンスボタンランプ138の発光)が実行されていない場合であっても、第1副制御部400(および液晶制御部700)において、チャンスボタン136の操作受付が有効となる。なお、同図(b)に示すように、この例では、第1副制御部400が意図しないタイミング(H)で液晶制御部700からのコマンド(例えば、ボタン操作に対応した戻りコマンド)を受信しても、これを無視するようにしている。
図106から図114を参照して、ボタン操作受付状態と演出の一例について説明する。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例1>
図106は、図100に示したタイミングチャートの適用可能例1に対応するボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。
同図(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域内の例えば右上方寄りに第四図柄表示領域208eが設けられている。第四図柄表示領域208eでは特図(特図1または特図2)の変動遊技の実行中に例えば「○」が例えば青色などで塗りつぶし表示され、変動遊技の停止中に白色で塗り潰し表示される。また、装飾図柄表示装置208は、表示領域の一部において、例えば、同図(b)の左上方に下向きの矢印で示すように、装飾図柄の変動表示を行うことが可能である。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、特図1表示装置212および特図2表示装置214が設けられ、特図の変動表示および停止表示が実行される。また、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220は、保留されている変動遊技の数をLEDの点灯および消灯で報知する。
ここで、図106から図114に示す表示例では、特図1表示装置212および特図2表示装置214における変動表示と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示とを特に区別せずに記載するが、特図1表示装置212および特図2表示装置214における変動表示は、主制御部300により実行され、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400によって実行される。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が終了した状態を示しており、第四図柄表示領域208eにおいては特図(例えば、特図2)の変動遊技の停止表示中であることを表示し、特図2表示装置214では、停止図柄態様が停止表示されている。
また、装飾図柄表示装置208では、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800は非表示となっている。また、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。すなわち、ボタン操作演出が実行されていない状態を示している。なお、本適用可能形態(図106〜図114)において、同図(a)に示すように、装飾図柄表示装置208に何も表示されていない場合は、少なくともボタン操作表示800(のみ)が非表示であることを意味しており、他の表示が表示されていてもよい。
このタイミングは、第1副制御部400では、操作受付有効期間以外の期間であり、すなわち、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。同様に、液晶制御部700では、操作受付有効期間以外の期間であり、すなわち、液晶制御部700の操作受付状態は無効となっている。
同図(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始した状態を示しており、第四図柄表示領域208eにおいては特図(例えば、特図2)の変動遊技の実行中であることを表示し、特図2表示装置214では、停止図柄態様が停止表示され、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している。
一方、このタイミングでは、ボタン操作演出は開始されておらず、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。
そして第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(c)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(A)のタイミングである。この状態では、特図の変動遊技中であって、引き続きボタン操作演出は開始されていないが、第1副制御部400では操作受付有効期間が開始しており、すなわち、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。一方、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
同図(d)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(B)のタイミングである。この状態では、特図の変動遊技中であって、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800は非表示であるが、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯している。また、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっているが、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
同図(e)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(C)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800は非表示であるが、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯している。また、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効であり、液晶制御部700でも操作受付有効期間が開始しており、すなわち液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態も有効となっている。
同図(f)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(D)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が表示を開始している。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央に操作手段画像BG(例えば、チャンスボタン136を模した画像およびそれを押下することを示唆する「PUSH!!」の文字と下矢印の画像)と、チャンスボタン136の操作の受付期間の経過時間を報知するための経過時間報知画像TG(この例では、チャンスボタン136の操作の受付期間の経過時間に合わせてメーターの目盛りが塗り潰されている画像)とが表示される。
また、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯を継続している。第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効であり、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態も有効となっている。
同図(g)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(E)のタイミングである。すなわちここでは、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの塗り潰しが徐々に少なくなる減少表示が実行され、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯を継続するとともに、第1副制御部400および液晶制御部700のいずれにおいてもチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている状態で、チャンスボタン136が操作(押下)された状態を示している。
同図(h)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(F)のタイミングであって同図(g)の直後の状態を示している。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が実行され、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯を継続しているが、第1副制御部400では、チャンスボタン136の押下によって操作受付有効期間が終了し、チャンスボタン136の操作受付状態が無効となっている。一方、液晶制御部700ではチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている。
同図(i)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(G)のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が実行されているが、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は消灯している。第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっているが、液晶制御部700ではチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(j)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(G)から(H)の間のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が実行されているが、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は消灯し、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。またこのタイミングでは、液晶制御部700での操作受付有効期間が終了し、液晶制御部700においてもチャンスボタン136の操作受付状態が無効となっている。
同図(k)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(H)の直前のタイミングであり、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800の表示の終了直前の画像を表示している。すなわち、操作手段画像BGは、チャンスボタン136が白い塗り潰しとなり、「PUSH!!」の文字が非表示となるとともに、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が終了している。チャンスボタンランプ138は消灯し、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
同図(l)に示すタイミングは、例えば図100(b)に示すタイミングチャートの(H)以降のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が非表示となり、他の演出表示(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像806の表示)が実行されている。チャンスボタンランプ138は消灯し、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例2>
図107は、図101に示したタイミングチャートの適用可能例2に対応するボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が終了した状態を示しており、第四図柄表示領域208eにおいては特図(例えば、特図2)の変動遊技の停止表示中であることを表示し、特図2表示装置214では、停止図柄態様が停止表示されている。
また、装飾図柄表示装置208では、ボタン操作表示800は非表示となり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯して、ボタン操作演出が実行されていない状態を示している。
このタイミングでは、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効であり、液晶制御部700の操作受付状態も無効となっている。
同図(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始した状態を示しており、第四図柄表示領域208eにおいては特図(例えば、特図2)の変動遊技の実行中であることを表示し、特図2表示装置214では、停止図柄態様が停止表示され、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している。
一方、このタイミングでは、ボタン操作演出は開始されておらず、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。
そして第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(c)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(A)のタイミングである。この状態では、特図の変動遊技中であって、引き続きボタン操作演出は開始されていないが、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。一方、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
同図(d)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(B)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800が表示を開始している一方、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は消灯している。また、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっているが、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(e)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(C)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800は継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が実行されているが、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は消灯している。また、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となり、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態も有効となっている。
同図(f)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(D)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が表示が継続し、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138が点灯している。第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効であり、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態も有効となっている。
同図(g)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(E)のタイミングである。すなわちここでは、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの塗り潰しが徐々に少なくなる減少表示が実行され、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯を継続するとともに、第1副制御部400および液晶制御部700のいずれにおいてもチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている状態で、チャンスボタン136が操作(押下)された状態を示している。
同図(h)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(F)のタイミングでる。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が継続し、経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が実行され、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138は点灯を継続しているが、液晶制御部700では、チャンスボタン136の押下によって操作受付有効期間が終了し、チャンスボタン136の操作受付状態が無効となっている。一方、第1副制御部400ではチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている。
同図(i)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(G)の直前のタイミングであり、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800の表示の終了直前の画像を表示している(経過時間報知画像TGのメーターの目盛りの減少表示が終了している)。チャンスボタンランプ138は点灯し、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となり、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(l)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(H)のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が非表示となり、チャンスボタンランプ138は点灯しているが、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(k)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(I)のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が非表示となり、チャンスボタンランプ138は消灯し、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(l)に示すタイミングは、例えば図101(b)に示すタイミングチャートの(I)以降のタイミングである。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800が非表示となり、他の演出表示(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像806の表示)が実行されている。チャンスボタンランプ138は消灯し、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例3>
図108は、図103に示したタイミングチャートの適用可能例3に対応するボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ボタン操作表示800は非表示となり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯して、ボタン操作演出が実行されていない状態を示している。
このタイミングでは、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効であり、液晶制御部700の操作受付状態も無効となっている。
同図(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始した状態を示している。ボタン操作演出は開始されておらず、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。そして第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(c)に示すタイミングは、例えば図103(b)に示すタイミングチャートの(A)のタイミングである。この状態では、特図の変動遊技中であって、ボタン操作演出は開始されていないが、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となり、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。つまり、ボタン操作表示800が非表示であるが、第1副制御部400ではチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(d)に示すタイミングは、例えば図103(b)に示すタイミングチャートの(B)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800は非表示のままであり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。一方、第1副制御部400および液晶制御部700はいずれもチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(e)に示すタイミングは、例えば図103(b)に示すタイミングチャートの(C)のタイミングである。この状態では、ボタン操作演出(ボタン操作表示800およびチャンスボタンランプ138の点灯)は実行されていない状態で、チャンスボタン136が操作(押下)された状態を示している。
同図(f)に示すタイミングは、例えば図103(b)に示すタイミングチャートの(C)以降のタイミングでる。ボタン操作演出は実行されていないが、第1副制御部400では、チャンスボタン136の押下によって操作受付有効期間が終了し、チャンスボタン136の操作受付状態が無効となっている。一方、液晶制御部700ではチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている。
同図(g)に示すタイミングは、例えば図103(b)に示すタイミングチャートの(E)のタイミングである。ボタン操作演出は実行されておらず、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
このように、本適用可能例では、ボタン操作演出は実行されない(ボタン操作表示800が非表示である)が、第1副制御部400(および液晶制御部700)ではチャンスボタン136の操作受付状態は有効となる。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例4>
図109は、ボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が実行中の状態を示している。装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800は非表示であるが、ボタン操作表示800以外の第一の画像804が表示されている。また、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。
同図(b)に示すタイミングは、同図(a)に続くタイミングで、チャンスボタン136を操作した後の状態を示している。ボタン操作表示800は非表示であるにもかかわらず、チャンスボタン136の操作(押下)があると、第二の画像(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像)806が表示され、同図(a)で表示されていた第一の画像804の少なくとも一部にオーバーラップする。これにより、第一の画像804の少なくとも一部は、第二の画像806の少なくとも一部に覆われ、遊技者にとって視認性が低くなる(視認不可または視認困難となる)。
また、第一の画像(隠される画像)804は、経過時間報知画像TG、状態報知画像SG、保留表示、先読み予告演出表示、その他演出表示の少なくともいずれか、またはこれらの組合せであってもよい。状態報知画像SGとは、メーター表示であり、変化条件の成立があった場合に、その表示態様が少なくとも変化可能な表示をいう。変化条件の成立とは例えば、所定の画像(状態報知画像SG)の表示開始時からの時間が経過した場合や、予め決められた操作手段の操作(1回または複数回の操作や長押しなど)があった場合などをいう。具体的には、操作手段(例えばチャンスボタン136)の連打の回数や長押しの時間などによって、メーターの塗り潰し部分が増加(または減少)するような画像をいう。また、第二の画像806(隠す画像)は、経過時間報知画像TG、保留表示、状態報知画像SG、先読み予告演出表示、その他演出表示の少なくともいずれか、またはこれらの組合せであってもよい。また、第一の画像が経過時間報知画像TGや状態報知画像SGなどのメーター表示の場合、その開始端部(開始時点)または終了端部(終了時点)のいずれかが第二の画像806によって隠されるものとしてもよいし、中間部部分(開始時点と終了時点の中間時点)が第二の画像806によって隠されるものとしてもよい。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例5>
図110は、図104に示したタイミングチャートの適用可能例4に対応するボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ボタン操作表示800は非表示となり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯して、ボタン操作演出が実行されていない状態を示している。このタイミングでは、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効であり、液晶制御部700の操作受付状態も無効となっている。
同図(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始した状態を示している。ボタン操作演出は開始されておらず、装飾図柄表示装置208においてボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。そして第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(c)に示すタイミングは、例えば図104(b)に示すタイミングチャートの(A)のタイミングである。この状態では、特図の変動遊技中であって、ボタン操作演出は開始されていないが、液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態は有効となり、第1副制御部400のチャンスボタン136の操作受付状態は無効となっている。つまり、ボタン操作表示800が非表示であるが、液晶制御部700ではチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(d)に示すタイミングは、例えば図104(b)に示すタイミングチャートの(B)のタイミングである。この状態では、装飾図柄表示装置208におけるボタン操作表示800は非表示のままであり、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138も消灯している。一方、第1副制御部400および液晶制御部700はいずれもチャンスボタン136の操作受付状態は有効となっている。
同図(e)に示すタイミングは、例えば図104(b)に示すタイミングチャートの(C)のタイミングである。この状態では、ボタン操作演出(ボタン操作表示800およびチャンスボタンランプ138の点灯)は実行されていない状態で、チャンスボタン136が操作(押下)された状態を示している。
同図(f)に示すタイミングは、例えば図104(b)に示すタイミングチャートの(D)のタイミングでる。ボタン操作演出は実行されていないが、液晶制御部700では、チャンスボタン136の押下によって操作受付有効期間が終了し、チャンスボタン136の操作受付状態が無効となっている。一方、第1副制御部400ではチャンスボタン136の操作受付状態が有効となっている。
同図(g)に示すタイミングは、例えば図104(b)に示すタイミングチャートの(E)のタイミングである。ボタン操作演出は実行されておらず、第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
同図(l)に示すタイミングは、同図(g)に続くタイミングである。ボタン操作演出は実行されておらず、他の演出表示(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像806)が表示されている。第1副制御部400および液晶制御部700のチャンスボタン136の操作受付状態はいずれも無効となっている。
このように、本適用可能例では、ボタン操作演出は実行されない(ボタン操作表示800が非表示である)が、第1副制御部400(および液晶制御部700)ではチャンスボタン136の操作受付状態は有効となる。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例6>
図111は、ボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。本適用可能例では、遊技台は、遊技者が操作可能な複数の操作手段を備えており、具体的には、チャンスボタン136に加えて、他の操作ボタン810を少なくとも有している。
他の操作ボタン810は、ボタン操作表示800で操作が示唆されるチャンスボタン136とは異なる操作ボタンである。また、他の操作ボタン810とは、当該他の操作ボタン810の操作を示唆するボタン操作表示がない状態であっても、当該他の操作ボタン810の操作によって演出が実行されるものである。本適用可能形態ではこのような他の操作ボタン810を、裏ボタンと称して説明する。
同図(a)、(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始し、装飾図柄表示装置208において、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800が表示されている状態を示している。
同図(c)に示すタイミングは、チャンスボタン136を押下した状態を示している。なお、この例では、チャンスボタン136のボタン操作表示800が表示されている状態であっても、チャンスボタンランプ138は消灯している。
同図(d)に示すタイミングは、チャンスボタン136を押下した後の状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示領域には、新たな演出が実行されるなどの変化はなく、経過時間報知画像TGの減少表示のみが実行されている。すなわち、チャンスボタン136のボタン操作表示800が表示されている期間に、チャンスボタン136を押下しても、その操作が無効とされている。
同図(e)に示すタイミングは、ボタン操作表示800で示唆されていない、裏ボタン810を操作(押下)した状態を示している。
同図(f)は、裏ボタン810を押下した後の状態を示している。裏ボタン810を押下すると、装飾図柄表示装置208の表示領域では、新たな演出(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像の表示演出)が実行されている。このように、本適用可能例では、ボタンの操作を示唆するボタン操作表示が行われていない(ボタンの点灯も行われていない)裏ボタン810の操作が有効とされるものである。あるいは、ボタン操作表示810で示唆されるボタン(チャンスボタン136)とは異なる、裏ボタン810の操作が有効とされるものである。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例7>
図112は、ボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。本適用可能例も、チャンスボタン136と裏ボタン810を備える構成である。
同図(a)、(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始し、装飾図柄表示装置208において、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800が表示されている状態を示している。
同図(c)に示すタイミングは、ボタン操作表示800で操作が示唆されているチャンスボタン136を押下した状態を示している。なお、この例では、チャンスボタン136のボタン操作表示800が表示されている状態であっても、チャンスボタンランプ138は消灯している。
同図(d)に示すタイミングは、チャンスボタン136を押下した後の状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示領域には、新たな演出が実行されるなどの変化はなく、経過時間報知画像TGの減少表示のみが実行されている。すなわち、チャンスボタン136のボタン操作表示800が表示されている期間に、チャンスボタン136を押下しても(同図(c))、その操作が無効とされている。
同図(e)に示すタイミングは、ボタン操作表示800で示唆されていない、裏ボタン810が裏ボタンランプ812により点灯された状態を示している。裏ボタンランプ812は、例えば、チャンスボタン136のボタン操作表示800を開始してから所定時間経過後に点灯される。あるいは、裏ボタンランプ812は、裏ボタン810の操作受付有効期間が開始するタイミングで、点灯するものとしてもよい。
同図(f)に示すタイミングは、裏ボタンランプ812が点灯している状態で、裏ボタン810を操作(押下)した状態を示している。
同図(g)は、裏ボタン810を押下した後の状態を示している。裏ボタン810を押下すると、装飾図柄表示装置208の表示領域では、新たな演出(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像の表示演出)が実行されている。このように、本適用可能例では、ボタンの操作を示唆するボタン操作表示が行われていない(ボタンの点灯も行われていない)裏ボタン810の操作が有効とされるものである。あるいは、ボタン操作表示810で示唆されるボタン(チャンスボタン136)とは異なる、裏ボタン810の操作が有効とされるものである。さらに裏ボタン810は、裏ボタンランプ812の点灯条件が成立すると裏ボタンランプ812が点灯する。裏ボタンランプ812の点灯条件は、例えば、チャンスボタン136のボタン操作表示800開始から所定時間経過後、あるいは、裏ボタン810の操作受付有効期間が開始した後、などとすることができる。
なお、本適用可能例では、同図(c)、(d)において、チャンスボタン136の操作を無効としたが、有効としてもよい。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例8>
図113は、ボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。本適用可能例も、チャンスボタン136と裏ボタン810を備える構成である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始し、装飾図柄表示装置208において、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800が表示されている状態を示している。
同図(b)に示すタイミングは、ボタン操作表示800で操作が示唆されているチャンスボタン136のチャンスボタンランプ138が点灯した状態を示している。一方、裏ボタン810のボタン操作表示は行われず、裏ボタンランプ812も消灯している。
同図(c)に示すタイミングは、ボタン操作表示800で示唆されていない、裏ボタン810を操作(押下)した状態を示している。
同図(d)は、裏ボタン810を押下した後の状態を示している。裏ボタン810を押下すると、装飾図柄表示装置208の表示領域では、新たな演出(例えば、キャラクタ(殿)のカットイン画像の表示演出)が実行されている。このように、本適用可能例では、ボタンの操作を示唆するボタン操作表示が行われていない(ボタンの点灯も行われていない)裏ボタン810の操作が有効とされるものである。あるいは、ボタン操作表示810で示唆されるボタン(チャンスボタン136)とは異なる、裏ボタン810の操作が有効とされるものである。つまり、同図(a)、(b)で示すチャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作演出(ボタン操作表示800およびチャンスボタンランプ138の点灯)があった場合であっても、当該ボタン操作演出で示唆されるボタン(チャンスボタン136)とは異なるボタン(裏ボタン810)の操作が有効とされるものである。
なお、この例においてもチャンスボタン136の操作を有効としてもよいし、また裏ボタンランプ812の点灯条件が成立した場合に裏ボタンランプ812を点灯するものとしてもよい。
<ボタン操作受付状態と演出の適用可能例9>
図114は、ボタン操作受付状態とボタン操作演出の一例を時系列に示した図である。本適用可能例は、チャンスボタン136のみを備える構成である。
同図(a)に示すタイミングは、特図の変動遊技が停止中の状態を示している。このタイミングでは、チャンスボタン136のボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタンランプ138も消灯している。また、第1副制御部400および/または液晶制御部700のチャンスボタン136の操作の受付状態は無効である。
同図(b)に示すタイミングは、特図の変動遊技が開始した状態を示している。このタイミングでは、チャンスボタン136のボタン操作表示800は非表示であり、チャンスボタンランプ138も消灯している。また、第1副制御部400および/または液晶制御部700のチャンスボタン136の操作の受付状態は無効である。
同図(c)に示すタイミングは、特図の変動遊技中にチャンスボタン136のボタン操作表示800が表示を開始し、チャンスボタンランプ138が点灯した状態を示している。このタイミングで、第1副制御部400および/または液晶制御部700のチャンスボタン136の操作の受付状態は有効となる。
同図(d)に示すタイミングは、ボタン操作表示800が表示を開始し、所定時間が経過した状態を示している。ボタン操作表示800は継続され、チャンスボタンランプ138も点灯を継続している。また、第1副制御部400および/または液晶制御部700のチャンスボタン136の操作の受付状態は有効となる。
同図(e)(f)に示すタイミングは、ボタン操作表示800の消去条件が成立し、ボタン操作表示800が非表示となった状態を示している。ボタン操作表示800の消去条件は、チャンスボタン136(または他のボタン)の操作や、所定時間の経過などとすることができる。またこのタイミングであっても、第1副制御部400および/または液晶制御部700のチャンスボタン136の操作の受付状態は有効となっている。なお、これらのタイミングにおいて、ボタン操作表示800は非表示となった後も、チャンスボタンランプ138は点灯を継続しているものとしてもよい。
以上説明したように、本実施形形態に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208で)と、制御手段(例えば、第1副制御部400で)と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を少なくとも実行可能な手段であり、前記制御手段は、複数種類の状態に少なくとも移行可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第一の表示(例えば、通常のボタン操作演出の実行時に表示される表示)であり、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第二の表示(例えば、通常のボタン操作演出が実行されない時に表示される表示、裏ボタン演出時の表示など)であり、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第三の表示(例えば、ボタン操作演出時の表示(ボタン操作表示800を含む))であり、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第四の表示(例えば、裏ボタン操作演出時の表示など、ボタン操作表示800を含まない演出)であり、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第一の状態(例えば、通常のボタン操作演出が実行可能な状態)であり、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第二の状態(例えば、通常のボタン操作演出が実行されない状態)であり、前記第一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、第一の制御(例えば、通常のボタン操作演出を実行する制御)を少なくとも実行することが可能な状態であり、前記第二の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、第二の制御(例えば、通常のボタン操作演出が実行されない制御)を少なくとも実行することが可能な状態であり、前記第一の制御は、前記表示手段に前記第一の表示を実行させる制御を少なくとも含む制御であり、前記第二の制御は、前記表示手段に前記第二の表示を実行させる制御を少なくとも含む制御であり、前記第三の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であり、前記第四の表示は、前記第二の状態の場合に、表示される場合がある表示であり、前記第三の表示は、第一の画像(例えば、ボタン操作表示800)を少なくとも含む表示であり、前記第四の表示は、前記第一の画像を少なくとも含まない表示であり、前記第一の画像(例えば、前記第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)に関する画像であり、前記第一の操作手段は、発光手段(例えば、チャンスボタンランプ138)を少なくとも含む手段であり、前記発光手段は、前記第一の状態の場合に、発光している手段であり、前記発光手段は、前記第二の状態の場合に、発光していない手段である、
ことを特徴とする遊技台である。
このような構成によれば、ボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
また、チャンスボタンランプ138は、第一の状態の場合には発光し、第二の状態の場合には発光しない場合がある。チャンスボタンランプ138は、第1副制御部400で発光が制御されるが、他の制御手段で発光が制御されるものであってもよい。
また、第二の操作手段(裏ボタン810、他のチャンスボタンや、音量変更等の際に使用するボタン)を備え、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第五の表示(例えば、裏ボタン810の操作に対応する表示))であり、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第三の状態であり、前記第一の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に、前記第一の制御を少なくとも実行しない状態であり、前記第三の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に、第三の制御(例えば、裏ボタン810の操作に対応する演出)を少なくとも実行することが可能な状態であり、前記第三の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、前記第三の制御を少なくとも実行しない状態であり、前記第三の制御は、前記表示手段に前記第五の表示を実行させる制御を少なくとも含む制御である、ものとしてもよい。
このような構成によれば、ボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
また、前記制御手段は、他の制御手段(例えば、液晶制御部700)から第一のコマンドを受信した後に、前記第二の状態(例えば、通常のボタン操作演出が実行されない状態)に少なくとも移行する手段である、ものとしてもよい。
また、前記第二の状態(例えば、通常のボタン操作演出が実行されない状態)は、前記第一の状態(例えば、通常のボタン操作演出が実行される状態)とは異なる状態である、ものとしてもよい。
また、前記第二の操作手段(例えば、裏ボタン810)は、前記第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)とは異なる手段である、ものとしてもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第六の表示(例えば、裏ボタン810操作後に表示される演出表示)である、ものとしてもよい。
また、前記第六の表示(例えば、裏ボタン810操作後に表示される演出表示)は、第二の画像(例えば、遊技者に有利な情報を含む画像)を少なくとも含む表示である、ものとしてもよい。
また、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第四の状態(例えば、デモ画像表示状態や、変動遊技状態)である、ものとしてもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ものとしてもよく、前記遊技台は、スロットマシンである、ものとしてもよい。
なお、ボタン操作演出以外でもボタン操作を有効に受付ける場合があり、ある制御処理でボタン受付情報を参照しない場合であっても、ボタン操作を有効に受付ける状態となる場合がある。また、ある制御処理でボタン受付情報を参照しない場合には、ボタン操作を有効に受け付ける状態でない場合もある。
また、ぱちんこ機100は、第二の操作手段(裏ボタン810)を備えるものであってもよく、この場合の裏ボタン810は、他のチャンスボタンや、選択ボタン、音量変更等の際に使用するボタン等であってもよい。裏ボタン810は当該裏ボタン810を発光させるランプ(裏ボタンランプ812)を有するものであってもよいし、有しないものであってもよい。また、裏ボタン810の操作を示唆するボタン操作表示が無い状態で裏ボタン810を操作しても、裏ボタン810に対応した操作(例えば、裏ボタン810が音量変更ボタンの場合などにおいて音量変更など)をする場合があってもよいし、当該操作を行わない場合があってもよい。
また裏ボタン810が他のチャンスボタンの場合、第一の状態(通常のボタン操作演出が実行可能な状態)において、裏ボタン810を操作しても、裏ボタン810に対応した演出を実行するものであってもよいし、当該演出を実行しないものであってもよい。また、裏ボタン810を備える場合において、裏ボタン810に対応した裏ボタン操作演出があるものであってもよいし、裏ボタン操作演出がなくてもよい。
また、第1副制御部400は、液晶制御部700からのコマンド(例えば、戻りコマンド)を受信した場合に、第二の状態(裏ボタン状態)に移行するものであってもよい。
このように、本適用可能形態にかかるぱちんこ機100は、チャンスボタン136の操作があった場合に、通常のボタン操作演出が実行可能な第一の状態と、通常のボタン操作演出が実行されない第二の状態との間を少なくとも移行可能である。そして、第一の状態では、装飾図柄表示装置208に、通常のボタン操作演出の実行時表示される第一の表示を表示可能であり、第二の状態では、装飾図柄表示装置208に、通常のボタン操作演出が実行されないときに表示される第二の表示を表示可能である。また、装飾図柄表示装置208には、ボタン操作演出時の表示(ボタン操作表示800を含む)である第三の表示が表示可能であり、当該第三の表示は、第一の状態の場合に、表示される場合がある表示である。また、装飾図柄表示装置208には、通常のボタン操作演出時の表示とは異なる表示(ボタン操作表示800を含まない表示、あるいは実際に操作が有効となっているボタンとは異なるボタンの操作を示唆する表示など)である第四の表示が表示可能であり、当該第四の表示は、第二の状態の場合に、表示される場合がある表示である。
また、第二の状態とは、裏ボタン状態であり、ボタン操作表示800が表示されていないが、チャンスボタン136の操作が有効に受け付けられる状態である。あるいは、チャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800が表示されているが、これとは異なる他のボタン(物理的な裏ボタン810)の操作が有効に受け付けられる状態である。つまり、物理的な裏ボタン810を備える遊技台であって、裏ボタン810の操作が有効に受け付けられるときに、これとは異なるチャンスボタン136の操作を示唆するボタン操作表示800は、ここでいう第二の表示といえる。
また、ボタン操作表示800を行わない場合であっても、ボタン操作の受付けを有効とする(ボタン受付状態とする)ものであってもよい。
また、ボタン操作表示800を行っている場合は、ボタン操作の受付けを有効(ボタン受付状態)とし、またボタンのランプを点灯するものであってもよい。
また、裏ボタン810の操作の受付けを有効にする場合に、裏ボタンランプ812は点灯していても点灯してなくてもよい。また裏ボタン810の操作の受付けを有効にする場合に、裏ボタンランプ812は一瞬だけ点灯した後に消灯するが、その消灯中も裏ボタン810の操作の受付けを有効とするものであってもよい。
また、上記の説明では、第一の操作ボタンと第二の操作ボタンがある場合に、第一の操作ボタンの操作を示唆するボタン操作表示がない状態であっても第一の操作ボタンの操作によって演出が実行されるものを「裏ボタン」と称したが、第一の操作ボタンの操作を示唆するボタン操作表示がない状態であり、かつ第一の操作ボタンを発光させるランプが消灯している状態であっても場合であっても、第一の操作ボタンの操作によって演出が実行されるものを「裏ボタン」としてもよい。
また、第一の画像804が表示され、かつボタン操作表示がされていない場合に操作ボタンを押下すると、他の演出表示(第二の画像806の表示)が実行され、当該他の演出表示が他の表示にオーバーラップしてこれを隠すものであってもよい。
また、第一の画像804が表示され、ボタン操作表示がされていない裏ボタン810を操作した場合に、他の演出表示(第二の画像806の表示)が実行され、当該他の演出表示が他の表示にオーバーラップしてこれを隠すものであってもよい。例えば、第一の画像804(隠される画像)がチャンスボタン136のボタン操作表示800(操作手段画像(チャンスボタン136を模した画像)BGと経過時間報知画像(メーター)TG)であって、チャンスボタン136のボタン操作表示800(操作手段画像(チャンスボタン136を模した画像)BGと経過時間報知画像(メーター)TGとが表示されている場合に、裏ボタン810の操作によって他の演出表示(第二の画像806の表示)が実行され、当該他の演出表示806がメーターの一部(ボタンの操作受付期間の開始時点、終了時点、中間時点など)とオーバーラップし、メーターの一部の視認性を低下させるものであってもよい。この場合、第一の画像804が経過時間報知画像(メーター)TG)のみであってもよい。また、第一の画像(隠される画像)804は、状態報知画像SG、保留表示、先読み演出表示の少なくともいずれかまたはこれらの組合せ演出であってもよい。また、第二の画像806(隠す画像)は、保留表示、状態報知画像SG、先読み表示演出の少なくともいずれかまたはこれらの組合せ演出であってもよい。
また、裏ボタン810は複数種類設けられていても良く、その場合、第一の裏ボタンで第一の隠し演出が実行され、第二の裏ボタンで第二の隠し演出が実行されるものとしてもよい。
また、操作受付期間を示す経過時間報知画像(メーター)の表示終了やボタン操作に基づいてボタン操作表示800を消去した後であっても、当該ボタン操作表示800で操作が示唆されていた操作ボタン(あるいは裏ボタン)の操作は有効に受け付けられる(実際の操作受付有効期間中である)ものとしてもよく、その際、操作ボタン(あるいは裏ボタン)は点灯していてもよく、消灯していてもよい。
また、第一の操作ボタン(裏ボタン810)と第二の操作ボタン(チャンスボタン136)がある場合に、第二の操作ボタンの操作では液晶制御部700にコマンドを送信せず、第一の操作ボタンの操作受付有効期間中(第1副制御部400の操作受付有効期間中)のみコマンドを送信するものとしてもよく、その場合、第一の操作ボタン(裏ボタン810)の操作受付有効期間中に裏ボタン810のボタン操作演出(発光・音など)が実行されていてもよい。
また、第一の操作ボタンと第二の操作ボタンの操作のいずれが操作された場合であっても、第1副制御部400から液晶制御部700へコマンド送信するもの(以下、第1副制御部400主導の制御という)としてもよいし、液晶制御部700から第1副制御部400へコマンド送信する(以下、液晶制御部700主導の制御という)ものとしてもよいし、コマンドを送信する場合であっても、操作受付有効期間中の操作コマンドであるか否かの情報を付加してもよい。
また、第1副制御部400主導の制御において、液晶制御部700では、液晶制御部700における操作受付有効期間中のみコマンドを受信するものとしてもよい。また、液晶制御部700は、常にコマンドを受信し、液晶制御部700における操作受付有効期間中のみ、受信したコマンドを解析する処理に移行する、あるいは、コマンドに含まれる情報に基づいて分岐するものとしてもよい。また、液晶制御部700は、常にコマンドを受信し、液晶制御部700における操作受付有効期間中のみ、受信したコマンドを解析する処理に移行し、かつコマンドに含まれる情報に基づいて分岐するものとしてもよい。
また、ボタン点灯直前のボタン操作は、液晶制御部700で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン点灯直後のボタン操作は、液晶制御部700で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン消灯直前のボタン操作は、液晶制御部700で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン消灯直後のボタン操作は、液晶制御部700で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン点灯直前のボタン操作は、第1副制御部400で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン点灯直後のボタン操作は、第1副制御部400で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン消灯直前のボタン操作は、第1副制御部400で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタン消灯直後のボタン操作は、第1副制御部400で操作受付されないものであってもよいし、操作受付されるものであってもよい。
また、ボタンの操作受付有効期間内にボタン操作をした場合であっても、操作受付有効期間終了時に液晶制御部700からコマンドが送信されるものであってもよいし、液晶制御部側にコマンドを送信するものであってもよく、変動終了時にも同様の処理を行うものであってもよい。これにより、コマンド取りこぼしがあった場合にその演出をリセットさせること(安全制御)ができる。
また、ボタンの操作受付有効期間内の所定のタイミングでボタンが点灯し、そのタイミングでボタンを操作すると特別演出を実行してもよく、当該タイミングでボタン操作をしても特別演出を実行しない(演出に変化がない)ものとしてもよい。
また、裏ボタン810を備える構成において、オートボタン設定中であっても第1副制御部400の操作受付有効期間を開始してもよい。例えば、オートボタン設定中であっても裏ボタン810の操作受付有効期間に裏ボタンランプ812を点灯するものとしてもよい。
また第二の操作ボタン(チャンスボタン136)のボタン操作表示800が表示されている場合において、第二の操作ボタンと第一の操作ボタン(裏ボタン810)のいずれも操作受付を有効にしてもよい。
また第二の操作ボタン(チャンスボタン136)のボタン操作表示800が表示されている場合において、第二の操作ボタンの操作受付は無効とし、第一の操作ボタン(裏ボタン810)の操作受付のみ有効にしてもよい。
液晶制御部700主導の制御を行う構成において、装飾図柄表示装置208にボタン操作表示800を表示していないにもかかわらず、液晶制御部700から送信されるコマンドに基づいて第1副制御部400でボタンの操作受付有効期間を開始してもよい。このようにすることで、例えば裏ボタンの演出以外の場合において、装飾図柄表示装置208で(ボタン操作表示800以外の)演出を表示した後に、第1副制御部400によって音出力などの演出を実行できる場合があり、液晶制御部700の処理が低下した場合に、音出力による先バレ(煽る演出表示中に先にハズレ音が聞こえると表示が楽しめなくなる)を防止することができる場合がある。
また以上の説明において、第1副制御部400主導の制御について説明した構成を、液晶制御部700主導の制御に適用することもできる。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。 (付記2−)
遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、制御手段(例えば、第1副制御部400および/または液晶制御部700)と、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、操作手段(例えば、チャンスボタン138)と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、前記第一の表示は、少なくとも前記操作手段に関する表示(例えば、ボタン操作表示800)を含まない表示であり、前記制御手段は、第一の期間において少なくとも前記操作手段の操作の受付を有効とする手段であり、前記第一の期間は、前記表示手段が前記第一の表示を少なくとも表示開始可能な期間である、
ことを特徴とする遊技台である。
つまり、本適用可能形態は、ボタン操作表示800によって操作が示唆されていない場合であっても、操作ボタン(チャンスボタン136)の操作(の受付け)を有効とするものである。
また、前記操作手段は、第一の操作手段(裏ボタン810)を含み、前記操作手段は、第二の操作手段(チャンスボタン)を含み、前記第一の表示は、少なくとも前記第一の操作手段に関する表示(例えば、裏ボタン810のボタン操作表示)を含まない表示であり、前記第一の表示は、少なくとも前記第二の操作手段に関する表示(例えば、チャンスボタン136のボタン操作表示800)を含む表示であり、前記制御手段は、前記第一の期間において少なくとも前記第一の操作手段の操作の受付を有効とする手段である、
ことを特徴とする遊技台である。
つまり、第一の操作ボタン(裏ボタン810)と第二の操作ボタン(チャンスボタン136)を有する遊技台において、ボタン操作表示800によって操作が示唆されている第二の操作ボタンとは異なる第一の操作ボタン(すなわち、ボタン操作表示800によって操作が示唆されていない第一の操作ボタン)の操作(の受付け)を有効とするものである。
このような構成によれば、ボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。なお、ボタン操作表示800によって操作が示唆されていなにも関わらず操作の受付けが有効となるボタンを本適用可能形態では裏ボタンというが、裏ボタンには物理的な裏ボタン、および制御的な裏ボタンのいずれも含む。すなわち、ボタン操作表示800によって操作が示唆されていない場合であっても、操作ボタン(チャンスボタン136)の操作(の受付け)を有効とする場合には、物理的なチャンスボタン136が制御的な裏ボタンとしても機能する構成である。一方、第一の操作ボタン(裏ボタン810)と第二の操作ボタン(チャンスボタン136)を有する遊技台において、ボタン操作表示800によって操作が示唆されていない第一の操作ボタンの操作(の受付け)を有効とする構成では、チャンスボタンとは異なる操作ボタン810が物理的な裏ボタンとしてする構成である。
また、前記制御手段(例えば、第1副制御部400および/または液晶制御部700)は、前記第一の期間において前記第二の操作手段の操作の受付を無効とする手段である、ものとしてもよい。
このような構成によれば、ボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
また、第一の発光手段(例えば、裏ボタンランプ812)を備え、前記第一の発光手段は、第二の期間(例えば、裏ボタン810の操作受付期間経過後、所定の時間が経過後までの期間)において前記第一の操作手段を発光可能とする手段であり、前記制御手段は、前記第二の期間において少なくとも前記第一の操作手段の操作の受付を有効とする手段である、ものとしてもよい。また、前記制御手段は、前記第二の期間において少なくとも前記第二の操作手段の操作の受付を無効とする手段である、ものとしてもよい。
このような構成によれば、ボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。また現在操作が有効となっているボタン(裏ボタン)を段階的に示唆することができるため、操作が有効とならないことによる遊技者の遊技意欲を削ぐことを防止できる。
また、第二の発光手段(例えば、チャンスボタンランプ138)を備え、前記第二の発光手段は、第三の期間において前記第一の操作手段を発光可能とする手段であり、前記第三の期間は、少なくとも前記第一の期間が開始した後に開始する期間である、ものとしてもよい。また、前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、ものとしてもよい。
このような構成によれば、操作が無効であるボタンをあたかも有効であるように発光させて遊技者に認識させることにより、よりボタン操作演出に多様性を持たせて遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
以上説明したように、本適用可能形態にかかる遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、 操作手段(例えば、決定ボタン136)と、演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、制御手段(例えば、第1副制御部400)と、
を備えた遊技台であって、前記演出手段は、複数種類の演出を少なくとも実行可能な手段であり、前記制御手段は、複数種類の状態に少なくとも変更可能な手段であり、前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第一の演出(例えば、選択したものに関する演出)であり、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第一の選択状態(例えば、キャラクタ選択演出実行中の状態(仮選択状態において、キャラクタAが選択されている状態や、いずれのキャラクタも選択されていない状態など))であり、前記複数種類の状態のうちの少なくとも一つは、第二の選択状態(例えば、キャラクタ選択演出実行中の状態)であり、前記演出手段は、第一の条件の成立があった場合に、前記第一の演出を少なくとも実行開始する手段であり、前記第一の条件は、前記操作手段の操作があった場合に、成立する場合がある条件であり、前記制御手段は、第一の場合に、第一の制御(前記第一の選択状態から前記第二の選択状態に変更させる制御、第1副制御部400の内部選択状態を変更する制御(例えば、無選択状態からキャラクタBに変更したり、キャラクタAからキャラクタBに変更する制御)、キャラクタ選択演出の実行制御など)を少なくとも実行する手段であり、前記制御手段は、第二の場合に、前記第一の制御を少なくとも実行しない手段であり、前記第一の制御は、前記第一の選択状態から前記第二の選択状態に変更させる制御を少なくとも含む制御であり、前記第一の場合は、最後の前記第一の条件の成立から第一の時間が経過した場合であり、前記第二の場合は、前記第一の条件の成立から前記第一の時間が経過する前に、第二の条件の成立(図柄変動開始、大当り中の選択演出における次のR開始や、当該Rの終了、大当り・小当りの終了、役物連続作動装置作動用ゲートに遊技球通過)があった場合であり、前記第一の演出は、前記第一の条件の成立から前記第一の時間が経過する前に、実行開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台である。
なお、役物連続作動装置作動用ゲートとは、大当り図柄が停止した後、アタッカ開放の契機となる機構である。大当り図柄が停止した後、条件装置が作動し、遊技球が役物連続作動装置作動用ゲートを通過した場合に、役物連続作動装置が作動することによって、アタッカの開放等の処理が行われる。
このような構成とすることにより、割込み要因による演出等が終了するまで、キャラクタ変更を不可能とすることができ、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて遊技者の射幸心を押さえることができる場合がある。また、遊技者は、別のデモ画面や設定画面が表示されことによって、キャラクタ選択演出が予定された演出期間の経過によって終了し、キャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が完了したことを認識できる。換言すると、キャラクタ選択演出が中止されて(別のデモ画面や設定画面が表示されずに)図柄変動表示などが開始すると、遊技者はキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新が行われなかったことを認識できるので、遊技者が気付かないうちにキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が行われてしまう事態の発生を減少できる場合がある。
また、第一の演出は、第二の選択状態に関する演出(例えば、第1副制御部400の内部選択状態が変更(更新)される前に実行開始されるキャラクタ選択演出)であり、キャラクタ選択演出時に実行される、選択決定されたキャラクタ(キャラクタB)特有の台詞や効果音なども含まれる。また第二の選択状態に関する演出は、キャラクタAからキャラクタBにカーソルを移動させた(仮選択状態)における、(キャラクタB)特有の台詞や効果音なども含まれる。
また、前記第一の演出は、音を出力する演出を少なくとも含む演出である、ものとしてもよい。また、前記第一の演出は、画像を表示する演出を少なくとも含む演出である、ものとしてもよい。
このような構成とすることにより、割込み要因による演出等が終了するまで、キャラクタ変更を不可能とすることができ、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて遊技者の射幸心を押さえることができる場合がある。
また、前記制御手段は、前記第二の場合に、前記第二の選択状態に少なくとも変更しない手段である、ものとしてもよい。
このような構成とすることにより、割込み要因による演出等が終了するまで、キャラクタ変更を不可能とすることができ、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて遊技者の射幸心を押さえることができる場合がある。また、遊技者は、別のデモ画面や設定画面が表示されことによって、キャラクタ選択演出が予定された演出期間の経過によって終了し、キャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が完了したことを認識できる。換言すると、キャラクタ選択演出が中止されて(別のデモ画面や設定画面が表示されずに)図柄変動表示などが開始すると、遊技者はキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新が行われなかったことを認識できるので、遊技者が気付かないうちにキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が行われてしまう事態の発生を減少できる場合がある。
また、第二の条件は、図柄変動表示が実行された場合に成立する場合がある条件であるものとしてもよい。ここで、図柄変動表示とは、スロットマシンのリールの回動開始も含まれる。
また、前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第二の演出(例えば、図柄変動表示の演出)であり、前記演出手段は、前記第二の条件(例えば、図柄変動開始条件)の成立があった場合に、前記第二の演出を少なくとも実行開始可能な手段である、ものとしてもよい。
このような構成とすることにより、遊技者は、キャラクタ選択演出が中止されて(別のデモ画面や設定画面が表示されずに)図柄変動表示などが開始すると、キャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新が行われなかったことを認識できるので、遊技者が気付かないうちにキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が行われてしまう事態の発生を減少できる場合がある。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ものとしてもよく、前記遊技台は、スロットマシンである、ものとしてもよい。
本適用可能形態の遊技台は、キャラクタ変更をする際に実行される演出(キャラクタ変更演出)中に所定の割込みが発生した場合には、当該演出をキャンセルするものであり、特に、キャラクタ変更演出中の、キャラクタを選択決定した後に実行されるキャラクタ選択演出中に中に所定の割込みが発生した場合には、当該選択をキャンセルするものである。なお、キャラクタ変更演出中の、選択可能なキャラクタを遊技者に認識させるキャラクタ紹介演出中に所定の割込みが発生した場合に、当該演出をキャンセルするものとしてもよい。
所定の割込みは、例えば図柄変動(特図変動)の開始であり、キャラクタ変更演出(特に、キャラクタを選択決定した後のキャラクタ選択演出)中に図柄変動が開始した場合、そのキャラクタ変更をキャンセルする。図柄変動が終了するまでキャラクタ変更を不可能とすることにより、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて射幸心を押さえることができる場合がある。
なお、キャラクタ選択演出のキャンセル要因となる「所定の割込み」とは、例えば、特図始動口(例えば、第1特図始動口230および/または第2特図始動口232)への入賞、乱数取得、第1副制御部400へのコマンド送信、第1副制御部400のコマンド受信、第1副制御部400のコマンド解析、そのコマンドの実行処理(例えば、液晶制御部700へのコマンド送信)、液晶制御部700のコマンド受信、液晶制御部700のコマンド解析、そのコマンドの実行処理などが行われた(検出された)場合である。
また、装飾図柄表示装置208におけるキャラクタ選択演出のキャンセル要因は、液晶制御部700におけるコマンドの実行処理など、液晶制御部700における所定の処理が上記所定の割込みに含まれる。
また、第1副制御部400の内部情報更新(内部選択情報の更新)のキャンセル要因は、第1副制御部400におけるコマンド実行処理など、第1副制御部400における所定の処理が上記所定の割込みに含まれる。
また、決定ボタン136によるキャラクタ選択決定操作後、直ちに第1副制御部400および/または液晶制御部700の内部選択状態が変化する場合があってもよい。例えば、大当たり遊技中のあるラウンド(例えば5R目)にキャラクタ変更演出が開始し、キャラクタが選択決定(キャラクタAからキャラクタBに変更)されてキャラクタ選択演出が実行されていた場合には、直ちに第1副制御部400において内部選択状態が変更後のキャラクタ(キャラクタB)に更新される。そして、キャラクタ選択演出中に変動開始などの割込みが発生し、キャラクタ選択演出がキャンセルされた場合であっても、(内部選択状態は更新済みであるので)次回のラウンド(例えば、6ラウンド目)では、キャラクタ変更が完了している(キャラクタBが選択されている)ものとしてもよい。
また、キャラクタ選択演出は、複数の演出部(前段の演出部と後段の演出部)とがあり、前段の演出部の演出実行中における所定割込みではキャンセルされるが、後段の演出部の演出実行中における所定割込みではキャンセルしないものとしてもよい。また、前段の演出部の演出実行中における所定割込みではキャンセルされず、後段の演出部の演出実行中における所定割込みではキャンセルするものとしてもよく、前段、後段のいずれの演出部の演出実行中における所定割込みでもキャンセルするものとしてもよい。例えば演出がスピーカ120からの演出音出力の場合、前段の演出部は、導入部であり、後段の演出部はループ部である。
また、本適用可能形態はキャラクタ選択演出中(予め定められた演出実行時間中)に所定の割込みがあった場合に、キャラクタ選択演出をキャンセルする構成であるが、厳密には実際の演出実行時間の終了間際に所定の割込み(キャンセル要因)が発生した場合もキャラクタ選択演出(内部選択状態の更新)をキャンセルする構成も含む。すなわち、制御部(例えば、第1副制御部400と液晶制御部700)間のコマンド送受信に要する時間も考慮すると、実際の演出実行時間+αの期間ににキャンセル要因が発生した場合にキャラクタ選択演出をキャンセルするものも含まれる。
また、液晶制御部700からの戻りコマンドに基づいて処理を実行する(液晶制御部700主導の制御を行う)構成において、第1副制御部400で決定ボタン136の操作を検出して液晶制御部700に液晶コマンドを送信し、第1副制御部400がそれに対応する戻りコマンドを液晶制御部700から受信する以前に、主制御部300において変動開始となった場合(所定の割込みが発生した場合)は、キャラクタ選択演出をキャンセルするものとしてもよい。
キャラクタ選択演出をキャンセルした場合の具体例を以下に列挙する。例えば、前回のキャラクタ変更演出でキャラクタ(殿)が選択決定され、今回のキャラクタ変更演出をキャラクタ(殿)から開始し、今回のキャラクタ紹介演出における遊技者操作(選択ボタン136a、136b操作)でキャラクタ(爺)が選択され、さらに今回のキャラクタ紹介演出における遊技者操作(選択ボタン136a、136b操作)でキャラクタ(姫)が選択され、かつ遊技者操作(決定ボタン136)でキャラクタ(姫)が選択決定され、キャラクタ選択演出の実行中に、当該演出がキャンセルされた場合には、キャラクタ選択状態は以下のそれぞれの状態になる場合が含まれる。
(1)終了条件成立前(キャンセル要因発生前)に選択決定されたキャラクタ(姫)が変更された選択キャラクタになる。
(2)キャラクタ変更演出開始時に決定されている前回のキャラクタであるキャラクタ(殿)が変更された選択キャラクタになる。
(3)前回のキャラクタであるキャラクタ(殿)が変更された選択キャラクタになる。
(4)遊技者操作がなかった場合のデフォルトキャラクタとしてのキャラクタ(殿)が変更された選択キャラクタとなる。
(5)いずれのキャラクタも選択されなかったことになる。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−)
本適用可能形態に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、遊技者による選択操作を受付け可能な操作手段(例えば、決定ボタン136)と、
を備えた遊技台であって、前記演出手段は、選択演出期間(例えば、キャラクタ変更演出)中において選択状態演出(例えば、キャラクタ紹介演出)を実行可能な手段であり、前記選択状態演出は、複数の画像が選択状態であることを示す演出であり、前記演出手段は、前記選択状態演出の実行中に前記選択操作が実行された場合において選択決定演出(例えば、キャラクタ選択演出)を実行可能な手段であり、前記選択決定演出は、前記複数の画像から選択された一の画像(以下、「選択画像」という。)を示す演出であり、前記演出手段は、前記選択決定演出の実行中に割込み条件が成立した場合(例えば、図柄変動表示が開始した場合など)に、前記選択決定演出を中止する手段である、
ことを特徴とする遊技台である。
このような構成とすることにより、割込み要因による演出等が終了するまで、キャラクタ変更を不可能とすることができ、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて遊技者の射幸心を押さえることができる場合がある。
また、前記選択操作で決定された前記選択画像に関する情報を記憶可能な記憶手段(例えば、第1副制御部400のRAM408)を備え、前記記憶手段は、第一の場合に前記情報を記憶する手段であり、前記記憶手段は、第二の場合に前記情報を記憶しない手段であり、前記第一の場合とは、前記選択決定演出の予め定められた演出実行時間が経過した場合であり、前記第二の場合とは、前記選択決定演出が実行中に前記割込条件が成立した場合である、ものとしてもよい。また、前記演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、前記第一の場合に第一の表示を表示可能な手段であり、前記第一の表示は、前記選択決定演出の終了を示唆する表示(例えば、デモ画面や設定画面など)である、ものとしてもよい。
すなわち、第1副制御部400は、キャラクタ選択演出の予め定められた期間(演出実行時間)が経過した場合には、別のデモ画面や設定画面を表示し、その後に第1副制御部400における内部選択状態を更新するものとし、キャラクタ選択演出の実行中に所定の割込みが発生した場合には、キャラクタ選択演出をキャンセルすることにより、第1副制御部400の内部選択状態を更新しない構成とする。
このような構成とすることにより、遊技者は、別のデモ画面や設定画面が表示されことによって、キャラクタ選択演出が予定された演出期間の経過によって終了し、キャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が完了したことを認識できる。換言すると、キャラクタ選択演出が中止されて(別のデモ画面や設定画面が表示されずに)図柄変動表示などが開始すると、遊技者はキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新が行われなかったことを認識できるので、遊技者が気付かないうちにキャラクタ変更(第1副制御部400の内部選択状態の更新)が行われてしまう事態の発生を減少できる場合がある。
また、少なくとも一つの入賞口(例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232など)を備え、前記割込み条件は、前記入賞口に遊技球が入賞したことに基づく条件である、ものとしてもよい。また、前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、ものとしてもよい。
このような構成とすることにより、図柄変動表示の演出が終了するまで、キャラクタ変更を不可能とすることができ、キャラクタ変更をする場合に遊技間隔を空けさせて遊技者の射幸心を押さえることができる場合がある。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
表示手段と、
操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一の表示とは、前記操作手段に関する表示であり、
前記第二の表示とは、保留に関する表示であり、
前記第一の表示は、第二の状態である場合に、第一の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第二の状態とは、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第一の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記第一の状態とは、前記第二の表示が前記第一の表示にオーバーラップしていない状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示とは、時間の経過に応じて開始位置から終了位置へ向かって表示態様を変化させることが可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンであり、
前記表示手段は、複数の前記第二の表示を少なくとも表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
表示手段と、
操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一の表示とは、前記操作手段に関する表示であり、
前記第二の表示とは、保留に関する表示であり、
前記第二の表示とは、アニメーション表示が可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の状態である場合に、第一の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第二の状態とは、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第一の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記第一の状態とは、前記第二の表示が前記第一の表示にオーバーラップしていない状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示とは、時間の経過に応じて開始位置から終了位置へ向かって表示態様を変化させることが可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンであり、
前記表示手段は、複数の前記第二の表示を少なくとも表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
表示手段と、
操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一の表示とは、前記操作手段に関する表示であり、
前記第二の表示とは、保留に関する表示であり、
前記第二の表示とは、保留数の変化があった場合に、表示位置を移動することが可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の状態である場合に、第一の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第二の状態とは、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第一の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記第一の状態とは、前記第二の表示が前記第一の表示にオーバーラップしていない状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示とは、時間の経過に応じて開始位置から終了位置へ向かって表示態様を変化させることが可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンであり、
前記表示手段は、複数の前記第二の表示を少なくとも表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示であり、
前記表示手段は、第一の期間において前記第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、表示条件の成立があった場合に、第二の期間において前記第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第二の期間は、前記第一の期間よりも長い期間であり、
前記表示条件は、前記操作手段の操作があった場合に、成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、メーター表示を少なくとも含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−2に記載の遊技台であって、
前記メーター表示は、時間の経過に応じて表示態様が少なくとも変化可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−4に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記表示条件の成立があった場合に、前記第二の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段は、遊技者が操作可能な位置に少なくとも設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−8)
付記2−1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示領域に第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二の表示領域に第二の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第三の表示領域に第三の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段に関する表示であり、
前記第一の表示領域の少なくとも一部の表示領域(以下、「第四の表示領域」という)は、前記第三の表示領域の少なくとも一部の表示領域と重なる表示領域であり、
前記第二の表示領域の少なくとも一部の表示領域(以下、「第五の表示領域」という)は、前記第三の表示領域の少なくとも一部の表示領域と重なる表示領域であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域よりも大きな表示領域であり、
前記第五の表示領域は、前記第四の表示領域よりも大きな表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第三の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第三の表示の表示中に、前記第一の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示中に、前記第三の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第三の表示の表示中に、前記第二の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第二の表示の表示中に、前記第三の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第二の状態である場合に、第一の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−8)
付記2−7に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第一の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−9)
付記2−7または8に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−10)
付記2−1乃至9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第四の状態である場合に、第三の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−11)
付記2−10に記載の遊技台であって、
前記第四の状態は、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−12)
付記2−10または11に記載の遊技台であって、
前記第三の状態は、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−13)
付記2−10乃至12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記第四の状態である場合に、前記第二の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−14)
付記2−1乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、メーター表示を少なくとも含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−15)
付記2−1乃至14のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示領域に第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二の表示領域に第二の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第三の表示領域に第三の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示であり、
前記第二の表示は、演出表示であり、
前記第三の表示は、図柄表示であり、
前記第二の表示領域の少なくとも一部の表示領域は、前記第一の表示領域の少なくとも一部の表示領域と重なる表示領域であり、
前記第三の表示領域の少なくとも一部の表示領域は、前記第一の表示領域の少なくとも一部の表示領域と重なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、前記第三の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示中に、前記第二の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第二の表示の表示中に、前記第一の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第三の表示の表示中に、前記第一の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示中に、前記第三の表示を少なくとも表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第二の状態である場合に、第一の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−8)
付記2−7に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第一の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−9)
付記2−7または8に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第二の表示の少なくとも一部が前記第一の表示の少なくとも一部にオーバーラップしていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−10)
付記2−1乃至9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第四の状態である場合に、第三の状態よりも視認性が少なくとも低くなる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−11)
付記2−10に記載の遊技台であって、
前記第四の状態は、前記第一の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−12)
付記2−10または11に記載の遊技台であって、
前記第三の状態は、前記第一の表示の少なくとも一部が前記第三の表示の少なくとも一部にオーバーラップしていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−13)
付記2−1乃至12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、メーター表示を少なくとも含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−14)
付記2−1乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示であり、
前記表示手段は、第一のモードにおいて前記第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記表示手段は、第二のモードにおいて前記第一の表示を少なくとも表示可能な手段であり、
前記第一のモードは、前記操作手段が自動で操作されたことにならないモードであり、
前記第二のモードは、前記操作手段が自動で操作されたことになるモードである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作を遊技者に促す表示を少なくとも含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの少なくとも一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−3に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示条件の成立があった場合に、前記第二の表示を少なくとも表示開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−4に記載の遊技台であって、
前記表示条件は、前記第一のモードにおいて前記操作手段が操作された場合に、成立する場合がある条件であり、ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−4または5に記載の遊技台であって、
前記表示条件は、前記第二のモードにおいて前記操作手段が操作されなかった場合に、成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−4乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示条件は、前記第二のモードにおいて前記操作手段が操作された場合に、成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−8)
付記2−1乃至7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段は、遊技者が操作可能な位置に少なくとも設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−9)
付記2−1乃至8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
所定の移行条件が成立した場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度より有利度が高い第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段と、
遊技を演出する演出画像を表示する演出表示手段と、
所定の画像選択演出期間中に複数の画像のうちから遊技者により選択された画像を特定可能な特定の画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記特定の画像情報によって特定された画像を前記演出表示手段に表示させる演出制御手段と、
遊技者による選択操作を受け付けるための操作受付部と、
を備えた遊技台であって、
前記画像選択演出期間は所定の第1の期間と該第1の期間の開始よりも後で開始される所定の第2の期間を含み、
前記演出制御手段は、
前記第2の期間中に前記操作受付部で受け付けた遊技者による選択操作に基づいて、前記演出表示手段に表示させる画像を特定するための前記特定の画像情報を前記記憶手段に記憶するとともに、 予め定められた第2の期間の開始条件が成立する以前に、予め定められた画像選択演出期間の終了条件が成立した場合には、前記遊技者に代って前記複数の画像のうちから所定の画像を選択し、該所定の画像を前記演出表示手段に表示させることを特徴とする、 遊技台。
(付記2−2)
前記演出制御手段は、
前記第1の期間中に前記操作受付部が受け付けた遊技者による選択操作を無視することを特徴とする、
付記2−1に記載の遊技台。
(付記2−3)
所定の閉状態および該閉状態よりも遊技球の入賞が容易な所定の開状態のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞口を備え、
前記第2の制御状態は、
前記閉状態から前記開状態に前記可変入賞口の開閉状態を所定の回数変化させるラウンド動作を所定の回数行なう制御状態であり、
前記第1の制御状態は、
前記ラウンド動作が行なわれていない制御状態であり、 画像選択演出期間の終了条件は、
前記第2の制御状態中の特定のラウンド動作を開始してから前記可変入賞口に入賞した遊技球の個数が特定の個数以上となった場合に成立することを特徴とする、
付記2−1または2に記載の遊技台。
(付記2−4)
遊技者の操作に基づいて所定の発射期間の経過ごとに遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置が発射した遊技球を流下させるとともに前記可変入賞口が設けられた遊技領域と、
を備え、
前記第1の期間は、 特定の個数の前記遊技球を発射するために必要な期間よりも短い期間であることを特徴とする、
付記2−3に記載の遊技台。
(付記2−5)
複数の前記可変入賞口と、
遊技球の落下の方向に変化を与える遊技釘と、
前記発射装置により発射された遊技球が進入するための進入領域と、
を前記遊技領域に設け、
前記複数の可変入賞口は、 第1の可変入賞口および第2の可変入賞口を含み、
前記遊技釘は、
前記進入領域から進入した遊技球が前記第2の可変入賞口に到達するまでに接触する可能性のある遊技釘の本数より、前記進入領域から進入した遊技球が前記第1の可変入賞口に到達するまでに接触する可能性のある遊技釘の本数が多くなるように配置され、
前記特定のラウンド動作は、
前記第2の制御状態中において前記第1の可変入賞口の開閉状態を所定の回数変化させるラウンド動作であることを特徴とする、
付記2−3または4に記載の遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
画像の表示を少なくとも実行可能な表示手段と、
前記表示手段の制御を少なくとも実行可能な制御手段と、
情報を記憶可能な記憶手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、選択演出を少なくとも実行可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出中に第一の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出中に第二の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出中に第三の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出中に第一の選択変更アニメーションを表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出中に第二の選択変更アニメーションを表示可能なものであり、
前記第一の選択状態画像は、選択画像が第一の画像であることを少なくとも示すものであり、
前記第二の選択状態画像は、前記選択画像が第二の画像であることを少なくとも示すものであり、
前記第三の選択状態画像は、前記選択画像が第三の画像であることを少なくとも示すものであり、
前記第一の選択変更アニメーションは、前記選択画像が前記第一の画像から前記第二の画像に変更される態様を少なくとも示すものであり、
前記第二の選択変更アニメーションは、前記選択画像が前記第二の画像から前記第三の画像に変更される態様を少なくとも示すものであり、
前記選択画像は、選択状態にある画像であり、
前記制御手段は、選択操作を受付ける制御を少なくとも実行可能なものであり、
前記選択操作は、遊技者によって前記操作手段を用いて行なわれる操作を示すものであり、
前記制御手段は、第一の期間中に前記選択操作を受付けた場合に、第一の制御を少なくとも実行可能なものであり、
前記表示手段は、前記第一の期間中に前記第一の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記第一の制御は、前記第一の選択変更アニメーションの後で前記第二の選択状態画像を前記表示手段に表示させる制御であり、
前記制御手段は、第二の期間中に前記選択操作を受付けた場合に、第二の制御を少なくとも実行可能なものであり、
前記表示手段は、前記第二の期間中に前記第一の選択変更アニメーションを表示可能なものであり、
前記第二の制御は、前記第一の選択変更アニメーションの表示を中止させ、前記第二の選択変更アニメーションの後で前記第三の選択状態画像を前記表示手段に表示させる制御であり、
前記記憶手段は、前記選択演出中に前記制御手段によって前記選択操作が受付けられた場合に、第一の情報を記憶可能なものであり、
前記記憶手段は、前記選択演出中に前記制御手段によって前記選択操作が受付けられなかった場合に、第二の情報を記憶可能なものであり、
前記第一の情報は、前記選択画像に対応する情報であり、
前記第二の情報は、前記選択演出中に遊技者が選択可能な複数の画像のうちの何れかの画像に対応する情報である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記第二の制御は、前記第一の選択変更アニメーションの表示を中止させ、前記第二の選択状態画像を表示させず、前記第二の選択変更アニメーションの後で前記第三の選択状態画像を前記表示手段に表示させる制御である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
移行条件の成立があった場合に、第一の制御状態と第二の制御状態を少なくとも含む複数の制御状態のうちの何れかに制御状態を移行可能な制御状態移行手段を備え、
前記第一の制御状態は、遊技者に対する有利度が第一の有利度のものであり、
前記第二の制御状態は、遊技者に対する有利度が第二の有利度のものであり、
前記第二の有利度は、前記第一の有利度よりも高いものであり、 第一の状態および第二の状態のうちの一方から他方に状態を変化可能な可変入賞口を備え、
前記第二の状態は、前記第一の状態よりも遊技球の入賞が容易なものであり、
前記第二の制御状態は、前記可変入賞口が少なくとも前記第二の状態となるラウンド動作を少なくとも実行可能な制御状態であり、
前記第一の制御状態は、前記ラウンド動作が実行されない制御状態であり、
前記選択演出の期間の終了条件の成立は、前記第二の制御状態中の特定のラウンド動作を開始してから前記可変入賞口に特定の個数の遊技球の入賞があった場合を少なくとも含む、ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1〜3の何れかに記載の遊技台であって、
前記第二の情報は、前記選択画像に対応する情報である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1〜3の何れかに記載の遊技台であって、
前記第二の情報は、前回の前記選択演出において前記記憶手段に記憶された情報である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−1〜5の何れかに記載の遊技台であって、
前記選択演出中に表示可能な選択状態画像の数は、4以上である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−1〜6の何れかに記載の遊技台であって、
前記選択演出中に表示可能な選択変更アニメーションの数は、3以上である、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
所定の移行条件が成立した場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度より有利度が高い第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段と、
遊技を演出する演出画像を表示する演出表示手段と、
所定の画像選択演出期間中に複数の画像のうちから遊技者により選択された画像を特定可能な特定の画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記特定の画像情報によって特定された画像を前記演出表示手段に表示させる演出制御手段と、
遊技者による選択操作を受け付けるための操作受付部と、
を備えた遊技台であって、
前記画像選択演出期間中は、前記複数の画像のうち所定の画像が選択状態であることを示す選択状態画像を前記演出表示手段に表示し、
前記選択状態画像によって所定の画像が選択状態であると示されている場合に前記操作受付部が遊技者による選択操作を受け付けると、所定の選択変更アニメーションを前記演出表示手段に表示してから前記複数の画像のうち前記所定の画像とは別の画像が選択状態であることを示す前記選択状態画像を前記演出表示手段に表示し、 所定の確定条件が成立した時点で選択状態にある画像を特定可能な前記特定の画像情報を前記記憶手段に記憶するように構成され、
前記操作受付部が遊技者による選択操作を受付たことに基づいて、前記選択変更アニメーション後に特定の画像が選択状態であることを示す前記選択状態画像を前記演出表示手段に表示する場合に、該選択変更アニメーション中に前記操作受付部が遊技者による選択操作を受け付けると、該選択変更アニメーション後に特定の画像とは別の画像が選択状態であることを示す前記選択状態画像を前記演出表示手段に表示する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
所定の変更前画像が選択状態であることを示す前記選択状態画像が前記演出表示手段に表示されている場合に前記操作受付部が遊技者による選択操作を受付たことに基づいて、前記選択変更アニメーションを表示してから所定の変更後画像が選択状態であることを示す前記選択状態画像を前記演出表示手段に表示するように構成され、
前記選択変更アニメーションには、前記変更後画像が含められており、
前記選択変更アニメーション中に前記操作受付部が遊技者による選択操作を受付た場合には、前記選択変更アニメーションにおける前記変更後画像を、該アニメーション後に前記選択状態画像によって選択状態であると示される画像に差し替えることを特徴とする、
付記2−1に記載の遊技台。
(付記2−3)
所定の閉状態および該閉状態よりも遊技球の入賞が容易な所定の開状態のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞口を備え、
前記第2の制御状態は、
前記閉状態から前記開状態に前記可変入賞口の開閉状態を所定の回数変化させるラウンド動作を所定の回数行なう制御状態であり、
前記第1の制御状態は、
前記ラウンド動作が行なわれていない制御状態であり、 画像選択演出期間の終了条件は、
前記第2の制御状態中の特定のラウンド動作を開始してから前記可変入賞口に入賞した遊技球の個数が特定の個数以上となった場合に成立することを特徴とする、
付記2−1または2に記載の遊技台。
(付記2−4)
遊技者の操作に基づいて所定の発射期間の経過ごとに遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置が発射した遊技球を流下させるとともに前記可変入賞口が設けられた遊技領域と、
を備え、
前記選択変更アニメーションの再生時間は、
前記発射期間より長い期間であることを特徴とする、
付記2−3に記載の遊技台。
(付記2−5)
前記画像選択演出期間は、第1の期間と該第1の期間よりも後で開始される第2の期間を含み、
前記第1の期間中は、前記選択変更アニメーション中における前記選択操作を無視し、
前記第2の期間中は、前記選択変更アニメーション中における前記選択操作に基づいて、前記選択状態画像によって選択状態であると示される画像を変化させることを特徴とする、
付記2−1〜4のいずれかに記載の遊技台。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。なお、以下の説明は、上述の適用可能形態を含むこの明細書中で説明した遊技台に適宜、適用可能である。
(付記2−1)
画像の表示を少なくとも実行可能な表示手段と、
前記表示手段の制御を少なくとも実行可能な制御手段と、
情報を記憶可能な記憶手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記記憶手段は、確定条件の成立があった場合に、選択状態にある画像を特定可能な情報を記憶可能なものであり、
前記表示手段は、選択演出を少なくとも実行可能なものであり、
前記表示手段は、第一の画像が選択状態であることを示す第一の選択状態画像を少なくとも表示可能なものであり、
前記表示手段は、第二の画像が選択状態であることを示す第二の選択状態画像を少なくとも表示可能なものであり、
前記表示手段は、第三の画像が選択状態であることを示す第三の選択状態画像を少なくとも表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記第一の画像から前記第二の画像に選択状態を変更する第一の選択変更アニメーションを少なくとも表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記第二の画像から前記第三の画像に選択状態を変更する第二の選択変更アニメーションを少なくとも表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記選択演出の実行中に、前記第一の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記第一の選択状態画像を表示中に前記操作手段が遊技者による選択操作を受付けた場合に、前記第一の選択変更アニメーションを表示した後に前記第二の選択状態画像を表示可能なものであり、
前記表示手段は、前記第一の選択変更アニメーションを表示中に前記操作手段が遊技者による選択操作を受付けた場合に、該第一の選択変更アニメーションの表示を中止して前記第二の選択変更アニメーションを表示した後に前記第三の選択状態画像を表示可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の選択変更アニメーションを表示中に前記操作手段が遊技者による選択操作を受付けた場合に、該第一の選択変更アニメーションの表示を中止して前記第二の選択状態画像の表示を行わずに前記第二の選択変更アニメーションを表示した後に前記第三の選択状態画像を表示可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1または2に記載の遊技台であって、
移行条件の成立があった場合に、遊技者に対する有利度が第一の有利度である第一の制御状態と該第一の有利度より有利度が高い第二の有利度である第二の制御状態を含む複数の制御状態のうちのいずれかに制御状態を移行可能な制御状態移行手段と、
第一の状態および該第一の状態よりも遊技球の入賞が容易な第二の状態のうちの一方から他方に状態を変化可能な可変入賞口を備え、
前記第二の制御状態は、前記可変入賞口が少なくとも前記第二の状態となるラウンド動作を少なくとも実行可能な制御状態であり、
前記第一の制御状態は、前記ラウンド動作が実行されない制御状態であり、
前記選択演出の期間の終了条件の成立は、前記第二の制御状態中の特定のラウンド動作を開始してから前記可変入賞口に特定の個数の遊技球の入賞があった場合を少なくとも含む、ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施の形態および各種変形例は、相互に組み合わせて実施可能である。
<操作が無効となる演出>
次に、図115〜図121を用いて、操作が無効となる演出について詳細に説明するが、最初に、図115を用いて、操作が無効となる演出の基本概念について説明する。
<操作が無効となる演出/基本概念>
図115は、操作が無効となる演出の基本概念を説明するための図である。本例に係る遊技台(例えば、図1に示すぱちんこ機100や、スロットマシン)は、操作手段と、表示手段と、
を備える。
<操作が無効となる演出/基本概念/操作手段>
本例に係る遊技台が備える「操作手段」とは、遊技者等が少なくとも操作可能な位置に設けられた手段のことであり、例えば、図115に示すようなチャンスボタン(演出ボタン)136のほか、設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサなどが該当する。
なお、操作手段の形状は、特に限定されず、例えば、ボタン形状、スティック形状、レバー形状のいずれの形状であってもよい。また、遊技台が備える操作手段は、一つであってもよいし、二つ(第一の操作手段と、該第一の操作手段とは異なる第二の操作手段)であってもよいし、三つ以上であってもよい。また、操作手段は、発光手段(例えば、LED)を内蔵したものであってもよいし、別体の発光手段(例えば、LED)と組み合わせて使用されるものであってもよい。
また、操作手段の構造や機能は、特に限定されず、例えば、振動可能な操作手段や、所定方向に進退可能な操作手段や、硬化可能な操作手段や、所定方向に回転可能な操作手段や、点滅や点灯が可能な光出力手段(例えば、LED)を備えた操作手段や、風を送出することが可能な風出力手段を備えた操作手段や、突出が可能な操作手段などでもよい。また、操作手段は、これらの機能のいずれか一の機能を備えたものであってもよいし、任意の二以上の機能を備えたものであってもよい。また、いずれか一の機能を備えないものであってもよいし、任意の二以上の機能を備えないものであってもよい。
また、操作手段は、複数の操作部(上下左右の4つのボタンと1つの決定ボタン)によって構成されていてもよく、この場合、複数の操作部のすべて(上下左右の4つのボタンと1つの決定ボタン)を、操作手段として定義してもよいし、複数の操作部のうちの少なくとも一つ(例えば、上下の2つのボタン、または、1つの決定ボタン)を、操作手段として定義してもよい。
また、操作手段が複数の操作部を備える場合に、複数の操作部のうちの一つである第一の操作部(例えば、左右の2つのボタン)が操作可能な場合と、複数の操作部のうちの一つである第二の操作部(例えば、上下左右の4つのボタンと1つの決定ボタン)が操作可能な場合とで、操作手段による機能を異ならせてもよい。
また、操作手段による操作には、押す、引く、上下に傾ける、左右に傾ける、押し込む、ひねる(回転させる)、叩く等が含まれ、操作手段の操作態様は、1回の操作、複数回の操作(例えば、連打)、所定時間に亘る操作(例えば、長押し)のいずれでもよい。
<操作が無効となる演出/基本概念/表示手段>
本例に係る遊技台が備える「表示手段」とは、複数種類の表示を実行可能な手段のことであり、例えば、図115に示すような装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208のほか、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタなどが該当する。
また、本例に係る表示手段は、操作に応じて(操作手段による操作を受け付けた場合に)開始される表示(第一の表示)(または、操作に応じて(操作手段による操作を受け付けた場合に)開始される演出(第一の演出))と、操作手段の外観を示す画像(第一の画像)を含む表示(第二の表示)と、
を少なくとも実行可能である。
例えば、図115(b−3)に示す表示DP1は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示(第一の表示)、または、操作手段(本例では、チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出(第一の演出)の一例である。
なお、第一の表示は、本例のキャラクタ画像の表示に限定されず、例えば、遊技者にとって有利な結果(例えば、大当りやBB)を予告する予告表示であってもよいし、偽(ガセ)の予告表示であってもよいし、遊技状態の変化(例えば、確変昇格、再遊技役の確率の上昇)を報知する表示でもよいし、特別な遊技(例えば、大当り遊技、BB遊技)の開始を知らせる表示でもよいし、先読み予告の表示などであってもよい。
同様に、第一の演出は、本例のキャラクタ画像の表示を含む演出に限定されず、例えば、遊技者にとって有利な結果(例えば、大当りやBB)を予告する予告表示を含む演出であってもよいし、偽(ガセ)の予告表示を含む演出であってもよいし、遊技状態の変化(例えば、確変昇格、再遊技役の確率の上昇)を報知する表示を含む演出でもよいし、特別な遊技(例えば、大当り遊技、BB遊技)の開始を知らせる表示を含む演出でもよいし、先読み予告の表示を含む演出などであってもよい。
また、図115(a−1)、同図(a−3)、および同図(b−1)に示す表示DP2は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)の外観を示す画像BG(第一の画像。本例では、ボタン画像)を含む表示(第二の表示)の一例である。
なお、第二の表示は、本例のボタン画像BGのみを含む表示に限定されず、例えば、操作手段による操作を受け付け可能な有効時間の残り時間を画像で表すメーター画像(例えば、図116(e)参照)を含む表示でもよいし、遊技者に対して操作手段による操作を促す促進画像(例えば、「PUSH!!」や「押してね」の文字を含む画像)を含む表示でもよい。また、第二の表示が複数の画像を含んで構成される場合には、各々の画像の表示タイミングが異なっていてもよいし、同じであってもよい。
<操作が無効となる演出/基本概念/第一の状態、第二の状態>
本例に係る遊技台は、複数種類の状態になることが可能である。また、この複数種類の状態のうちの一の状態は、操作手段の操作があった場合に第一の表示が行われない状態(第一の状態)であり、複数種類の状態のうちの他の一の状態は、操作手段の操作があった場合に第一の表示が行われる状態(第二の状態)である。
例えば、図115(a−1)〜同図(a−3)に示す状態は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)の操作があった場合に第一の表示DP1が行われない状態(第一の状態)の一例である。換言すれば、第一の状態は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)による操作が無効となり、第一の表示DP1が行われない状態である。
また、同図(a−1)に示すように、第二の表示DP2は、この第一の状態(図115(a−1)〜同図(a−3)に示す状態)の場合に、表示される場合がある表示である。
なお、第一の状態は、本例に限定されず、例えば、上述のオートボタンモードの設定または非設定をさらに条件に付加し、オートボタンモードの設定中に操作手段の操作があった場合に、第一の表示が行われない状態であってもよいし、オートボタンモードの非設定中に操作手段の操作があった場合に、第一の表示が行われない状態であってもよい。
一方、図115(b−1)〜同図(b−3)に示す状態は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)の操作があった場合に第一の表示DP1が行われる状態(第二の状態)の一例である。換言すれば、第二の状態は、操作手段(本例では、チャンスボタン136)による操作が有効となり、第一の表示DP1が行われる状態である。
また、同図(b−1)に示すように、第二の表示DP2は、この第二の状態(図115(b−1)〜同図(b−3)に示す状態)の場合にも、表示される場合がある表示である。
なお、第二の状態は、本例に限定されず、例えば、上述のオートボタンモードの設定または非設定をさらに条件に付加し、オートボタンモードの設定中に操作手段の操作があった場合に、第一の表示DP1が行われる状態であってもよいし、オートボタンモードの非設定中に操作手段の操作があった場合に、第一の表示DP1が行われる状態であってもよい。また、操作手段による操作の受け付けが可能な有効時間が経過した場合(操作の受け付けが有効となる第一の状態から操作の受け付けが無効となる第二の状態に移行した場合)に、第一の表示DP1が行われる状態であってもよい。
また、遊技台が、第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、該第一の操作手段とは異なる第二の操作手段(例えば、図111に示す第二のチャンスボタン810(裏ボタン))と、
を備えている場合においては、第一の状態は、第一の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われず、かつ、第二の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われない状態であってもよいし、第一の状態は、第一の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われない一方で、第二の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われる場合がある(または、必ず行われる)状態であってもよい。
また、遊技台が、第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、該第一の操作手段とは異なる第二の操作手段(例えば、図111に示す裏ボタン810)と、
を備えている場合においては、第二の状態は、第一の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われる場合があり(または、必ず行われ)、かつ、第二の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われる場合がある(または、必ず行われる)状態であってもよいし、第二の状態は、第一の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われる場合がある(または、必ず行われる)一方で、第二の操作手段の操作があった場合に第一の表示DP1が行われない状態であってもよい。
<操作が無効となる演出/チュートリアル表示>
次に、図116と図117を用いて、操作が無効となる演出においてチュートリアル表示を行う例について説明する。図116は、操作が無効となる演出においてチュートリアル表示を行う例を時系列で示した図である。
本例に係る遊技台は、操作手段(チャンスボタン136)と、表示手段(装飾図柄表示装置208)を備え、表示手段(装飾図柄表示装置208)は、装飾図柄表示領域208a〜208cと、保留アイコン表示領域208dと、変動アイコン表示領域208eと、第4図柄表示領域208fと、
を有して構成されている。
装飾図柄表示領域208a〜208cは、装飾図柄の変動表示が可能な表示領域であり、保留アイコン表示領域208dは、特図変動遊技の保留数を示す保留アイコンの表示が可能な表示領域である。また、変動アイコン表示領域208eは、当該特図変動遊技の結果を報知可能な変動アイコンの表示が可能な表示領域であり、第4図柄表示領域208fは、特図変動遊技の実行と停止を報知可能な第4図柄の表示が可能な表示領域である。
同図(a)に示す状態は、変動停止中の状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の停止を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて4つの保留アイコンを表示することで、特図変動遊技の保留数が4であることを報知している。
続く同図(b)に示す状態は、変動表示を開始した状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示を開始し、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の実行を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて保留アイコンを1つ消去することで、特図変動遊技の保留数が4から3に減少したことを報知している。
続く同図(c)に示す状態は、変動表示中に2つの同種の装飾図柄が停止したリーチ状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cを縮小して装飾図柄表示装置208の表示領域の正面視左上に移動させるととともに、この装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄のリーチ表示を行っている。また、同状態では、保留アイコン表示領域208dと変動アイコン表示領域208eを消去している。
続く同図(d)に示す状態は、リーチ中にチュートリアル表示を行っている状態である。ここでは、装飾図柄表示装置208の表示領域の正面視左側において、チュートリアル表示を行っている。
ここで、チュートリアル表示とは、上述の第一の状態に関連する表示(第三の表示)のことである。本例のチュートリアル表示(第三の表示)では、「ボタンが効かないと〜」という文字を含む画像の表示を行うことで、遊技台が、第一の状態になること、すなわち、チャンスボタン136の操作があった場合に、チャンスボタン136の操作に応じて開始される表示が行われない状態(チャンスボタン136による操作が無効になる状態)になることを遊技者に示唆している。
続く同図(e)に示す状態は、第一の状態に移行し、かつ、この第一の状態において第二の表示を行っている状態である。
上述の通り、第二の表示とは、操作手段の外観を示す画像(第一の画像)を含む表示のことである。同図(e)に示す状態では、第二の表示として、操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGを含む第二の表示DP2を行っている。また、この第二の表示DP2の表示とともに、操作手段(チャンスボタン136)を点灯させる演出と、操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効時間の残り時間を画像で表すメーター画像MGの表示と、遊技者に対して操作手段(チャンスボタン136)による操作を促す促進画像SGの表示を行っている。
続く同図(f)に示す状態は、同図(e)に示す第一の状態を継続し、第二の表示DP2の表示とチャンスボタン136の点灯を行っている状態において、操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付けた状態である。
第一の状態は、操作手段(チャンスボタン136)の操作があった場合に、操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示が行われない状態である。このため、続く同図(g)に示す状態では、操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示(第一の表示)を行わずに、同図(e)に示すタイミングで開始した第二の表示DP2の表示を継続している。
続く同図(h)に示す状態は、操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効期間が経過した状態である。ここでは、メーター画像MGによって表す目盛りを0にすることで、操作手段(チャンスボタン136)を受け付け可能な有効期間が経過したことを報知している。
続く同図(i)に示す状態は、リーチ中に、大当りを予告する大当り予告表示を行っている状態である。
ここでは、操作手段(チャンスボタン136)の操作(同図(f)に示す操作)に応じて開始される表示(第一の表示)として、大当りを予告する大当り予告表示を行っている。なお、本例では、同図(i)に示すタイミングにおいて、操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示(第一の表示)を行っているが、操作手段(チャンスボタン136)の操作とは無関係な表示を行ってもよい。
続く同図(j)に示す状態は、大当りの確定表示を行っている状態である。ここでは、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせを表示することで、大当りの確定表示を行っている。
<操作が無効となる演出/チュートリアル表示/その他の例>
なお、本例では、1回の変動表示中にチュートリアル表示(第三の表示)と大当り予告表示(第一の表示)の両方を行う例を示したが、第一の変動表示中に、チュートリアル表示を行い、第一の変動表示の前(または後)に実行する第二の変動表示中に、大当り予告表示を行ってもよい。
また、チュートリアル表示は、図116(d)に示す表示(遊技台が第一の状態になること(操作手段による操作が無効になること)を示唆する表示)に限定されるものではない。したがって、例えば、図117(a)に示すように、遊技台が第一の状態になった(操作手段による操作が無効になった)後に実行する演出内容に関するチュートリアル表示(本例では、「家紋落下で大チャンス」という文字を含む画像の表示)を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。
また、図117(b)に示すように、遊技台が第一の状態になった(操作手段による操作が無効になった)場合に遊技者に付与される利益に関するチュートリアル表示(本例では、「ボタンが無反応だと熱いぞ」という文字を含む画像の表示)を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。
また、図117(c)に示すように、遊技台が第一の状態になること(操作手段による操作が無効になること)とは無関係の表示であるが当該操作手段による操作に関連する表示(本例では、「ボタンを長押しすると連打になるぞ!!」という文字を含む画像の表示)を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。
また、図117(d)に示すように、遊技台が第一の状態になること(操作手段による操作が無効になること)とは無関係の表示であるが他の操作手段による操作に関連する表示(本例では、「デカボタンは激熱だぞ!!」という文字を含む画像の表示)を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。なお、デカボタンとは、チャンスボタン136とは別体の操作手段のことであってもよいし、チャンスボタン136と兼用であるが、受け付け可能な有効期間が相異なるように設定された操作手段であってもよい。
また、図117(e)に示すように、遊技台が第一の状態になる(操作手段による操作が無効になる)にも関わらず当該操作手段に注意をひく(興味を持たせる)表示(本例では、「ボタン押下でランプ光るぞ」という文字を含む画像の表示)を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。
また、チュートリアル表示は、操作手段による操作前に実行される表示に限定されるものではなく、例えば、図117(f)に示すように、第一の状態であったことや第一の表示を行ったことを事後的に示唆する表示(本例では、「ボタン操作無効演出見た」という文字を含む画像の表示)を、操作手段による操作後(例えば、図116(j)に示す確定表示と同時)に表示してもよい。また、この表示を、図116(d)に示すチュートリアル表示に替えて(または、加えて)行ってもよい。
また、チュートリアル表示は、上述の複数種類のチュートリアル表示のうちの一つでもよいし、複数を組み合わせて構成してもよい。また、特定の表示(例えば、メーター画像やボタン画像の表示)を行う前には、チュートリアル表示を行わないように構成してもよい。また、チュートリアル表示の表示場所は、例示した表示場所に限定されず、装飾図柄表示装置208における他の表示領域で表示してもよいし、その他の表示手段を用いて表示してもよい。
また、遊技台が第一の状態となることに関連する表示以外の表示(例えば、遊技方法を示唆する表示や、演出を説明する表示)を含むチュートリアル表示を行ってもよい。また、操作無効のチュートリアルは、当該変動や保留内で該当する演出が実行される場合に表示される場合があってもよい。また、操作無効演出は、操作無効のチュートリアルが表示された後に実行される場合があってもよいし、操作無効のチュートリアルが表示されずに実行される場合があってもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すぱちんこ機や、スロットマシン)は、第一の操作手段(例えば、図115(a−2)や図116に示すチャンスボタン136のほか、設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサ)と、表示手段(例えば、図115(a−1)や図116に示す装飾図柄表示装置208のほか、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ)と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を実行可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、操作(例えば、チャンスボタン136による操作)に応じて開始される表示(以下、「第一の表示」という。例えば、図1191(b−3)に示す第一の表示DP1、図116(i)に示す第一の表示DP1)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(例えば、図115や図116(e)に示すボタン画像BG)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われない状態(以下、「第一の状態」という。例えば、図115(a−1)〜同図(a−3)に示す状態や、図116(e)〜同図(g)に示す状態)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の状態に関連するチュートリアル表示(以下、「第三の表示」という。例えば、図116(d)に示すチュートリアル表示TG)である、
ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第一の状態となることに関連するチュートリアル表示を行うことで、操作に応じて開始される表示が行われないことに対する遊技者の違和感を軽減することができる上に、意外性のある遊技を提供することができ、遊技者の遊技意欲を高めることができる場合がある。
なお、前記第一の表示は、操作に応じてのみ表示される表示であってもよいし、操作がない場合であっても表示される表示であってもよい。また、前記第一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合にのみ前記第一の表示が行われない状態であってもよいし、前記第一の操作手段の操作に応じては表示が開始されない状態であってもよい。
また、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、必ず表示される表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像を含む表示に替えて、遊技者に操作を促す報知を含む表示であってもよい。
また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、操作を受け付けない状態(前記第一の操作手段の操作に応じた前記第一の表示を開始するための操作を受け付けない状態)であってもよい。また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示(以下、「第四の表示」という。)であり、前記第二の画像は、前記第一の画像とは異なる画像であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第二の表示が行われる状態(以下、「第二の状態」という。)であり、前記第四の表示は、前記第二の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記第一の状態は、前記第一の操作手段の操作に応じた新たな表示が開始されない状態であり、前記第三の表示は、前記第一の状態について説明する表示であってもよい。また、前記第三の表示は、操作手段の受け付けが無効の場合の信頼度を示す表示(例えば、図117(b)に示す「ボタンが無反応だと熱いぞ」という文字の表示)であってもよいし、第二の表示がなされている状態において操作手段の操作に応じた新たな表示が開始されない場合における信頼度を示す表示(例えば、図117(b)に示す「ボタンが無反応だと熱いぞ」という文字の表示)であってもよいし、操作手段の受付が無効の場合に関する表示(例えば、図116(d)に示す「ボタンが効かないと〜」という文字の表示)であってもよい。
<操作が無効となる演出/第二の操作手段による操作に応じた表示>
次に、図118を用いて、操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示を行う例について説明する。図118は、操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示を行う例を時系列で示した図である。
同図(a)に示す状態は、変動停止中の状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の停止を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて4つの保留アイコンを表示することで、特図変動遊技の保留数が4であることを報知している。
続く同図(b)に示す状態は、変動表示を開始した状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示を開始し、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の実行を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて保留アイコンを1つ消去することで、特図変動遊技の保留数が4から3に減少したことを報知している。
続く同図(c)に示す状態は、変動表示中に2つの同種の装飾図柄が停止したリーチ状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cを縮小して装飾図柄表示装置208の表示領域の正面視左上に移動させるととともに、この装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄のリーチ表示を行っている。また、同状態では、保留アイコン表示領域208dと変動アイコン表示領域208eを消去するとともに、殿のキャラクタと侍のキャラクタが決闘を行うシーンを含む決闘演出の表示を開始している。
続く同図(d)に示す状態は、第二の状態に移行し、かつ、この第二の状態において第二の表示を行っている状態である。
第二の表示とは、第一の操作手段の外観を示す画像(第一の画像)を含む表示のことである。同図(d)に示す状態では、第二の表示として、第一の操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGを含む第二の表示DP2を行っている。また、この第二の表示DP2の表示とともに、第一の操作手段(チャンスボタン136)を点灯させる演出と、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効時間の残り時間を画像で表すメーター画像MGの表示と、遊技者に対して第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を促す促進画像SGの表示を行っている。
続く同図(e)に示す状態は、同図(d)に示す第二の状態を継続し、第二の表示DP2の表示と第一の操作手段(チャンスボタン136)の点灯を行っている状態において、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付けた状態である。
第二の状態は、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作があった場合に、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出が行われる状態である。このため、続く同図(f)に示す状態では、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出(第一の演出)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆するカットイン画像DP1の表示を含む演出を行っている。
一方、続く同図(g)に示す状態は、第一の状態に移行し、かつ、この第一の状態において第二の表示を行っている状態である。
第二の表示とは、第一の操作手段(チャンスボタン136)の外観を示す画像(第一の画像)を含む表示のことである。同図(g)に示す状態では、第二の表示として、第一の操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGを含む第二の表示DP2を行っている。また、この第二の表示DP2の表示とともに、第一の操作手段(チャンスボタン136)を点灯させる演出と、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効時間の残り時間を画像で表すメーター画像MGの表示と、遊技者に対して第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を促す促進画像SGの表示を行っている。
続く同図(h)に示す状態は、同図(g)に示す第一の状態を継続し、第二の表示DP2の表示と第一の操作手段(チャンスボタン136)の点灯を行っている状態において、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付けた状態である。
第一の状態は、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作があった場合に、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出が行われない状態である。このため、続く同図(g)に示す状態では、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出(第一の演出)を行わずに、操作に反応しない第二の表示DP2の表示を継続している。
また、第一の状態は、第二の操作手段(本例では、十字キーの右ボタン190e)の操作があった場合に、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される演出が行われる状態である。このため、続く同図(k)に示す状態では、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される演出(第一の演出)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆するカットイン画像DP1´の表示を含む演出を行っている。
なお、本例では、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される演出(同図(k)に示すカットイン画像DP1´の表示を含む演出)が表示される場合の期待度(遊技者に付与する利益の度合い)が、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される演出(同図(f)に示すカットイン画像DP1の表示を含む演出)が表示される場合の期待度よりも高くなるように設定している。なお、前者の期待度を100%、後者の期待度を0%としてもよい。
<操作が無効となる演出/第二の操作手段による操作に応じた表示と出音>
次に、図119を用いて、操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示と出音を行う例について説明する。図119は、操作が無効となる演出において第二の操作手段による操作に応じた表示と出音を行う例を時系列で示した図である。
同図(a)に示す状態は、変動停止中の状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の停止を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて4つの保留アイコンを表示することで、特図変動遊技の保留数が4であることを報知している。
続く同図(b)に示す状態は、変動表示を開始した状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示を開始し、第4図柄表示領域208fにおいて、特図変動遊技の実行を報知している。また、保留アイコン表示領域208dにおいて保留アイコンを1つ消去することで、特図変動遊技の保留数が4から3に減少したことを報知している。
続く同図(c)に示す状態は、変動表示中に2つの同種の装飾図柄が停止したリーチ状態である。ここでは、装飾図柄表示領域208a〜208cを縮小して装飾図柄表示装置208の表示領域の正面視左上に移動させるととともに、この装飾図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄のリーチ表示を行っている。また、同状態では、保留アイコン表示領域208dと変動アイコン表示領域208eを消去するとともに、殿のキャラクタが走るシーンを含む特別演出の表示を開始している。
続く同図(d)に示す状態は、第四の状態に移行し、かつ、この第四の状態において第二の表示を行っている状態である。
第二の表示とは、第一の操作手段の外観を示す画像(第一の画像)を含む表示のことである。同図(d)に示す状態では、第二の表示として、第一の操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGを含む第二の表示DP2を行っている。また、この第二の表示DP2の表示とともに、第一の操作手段(チャンスボタン136)を点灯させる演出と、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効時間の残り時間を画像で表すメーター画像MGの表示と、遊技者に対して第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を促す促進画像SGの表示を行っている。
続く同図(e)に示す状態は、同図(d)に示す第四の状態を継続し、第二の表示DP2の表示と第一の操作手段(チャンスボタン136)の点灯を行っている状態において、第一の操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付けた状態である。
第四の状態は、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作があった場合に、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示と出音が行われる状態である。
このため、続く同図(f)に示す状態では、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される表示(第一の表示)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆するカットイン画像DP1の表示を行うとともに、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される出音(第一の音の出力)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆する演出音Aを音出力手段(スピーカ128)から出力している。
なお、本例では、第四の状態を、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に応じて開始される表示と出音が行われる状態としているが、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に応じて開始される出音のみ(または、表示のみ)が行われる状態としてもよい。
一方、続く同図(g)に示す状態は、第三の状態に移行し、かつ、この第三の状態において第二の表示を行っている状態である。
第三の状態は、第二の操作手段(本例では、十字キーの右ボタン190e)の操作があった場合に、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される表示と出音が行われる状態である。
このため、続く同図(h)に示す状態では、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される表示(第一の表示)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆するカットイン画像DP1の表示を行うとともに、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される出音(第二の音の出力)として、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に移行することを示唆する演出音Bを音出力手段(スピーカ128)から出力している。
なお、本例では、第三の状態を、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に応じて開始される表示と出音が行われる状態としているが、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に応じて開始される出音のみ(または、表示のみ)が行われる状態としてもよい。
また、本例では、第二の操作手段(十字キーの右ボタン190e)の操作に応じて開始される出音(同図(h)に示す演出音Bの出力)を行う場合の期待度(遊技者に付与する利益の度合い)が、第一の操作手段(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される出音(同図(f)に示す演出音Aの出力)を行う場合の期待度よりも高くなるように設定している。なお、前者の期待度を100%、後者の期待度を0%としてもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すぱちんこ機や、スロットマシン)は、第一の操作手段(例えば、図118に示すチャンスボタン136のほか、設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサ)と、第二の操作手段(例えば、図118に示す十字キーの右ボタン190eのほか、設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサ)と、表示手段(例えば、図118に示す装飾図柄表示装置208のほか、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ)と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を実行可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、操作(例えば、チャンスボタン136による操作)に応じて開始される演出(以下、「第一の演出」という。例えば、図118(k)に示す第一の表示DP1´の表示を含む演出)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(例えば、図118(d)、(e)、(g)〜(j)に示すボタン画像BG)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の演出が行われない状態(以下、「第一の状態」という。例えば、図118(g)〜同図(i)に示す状態)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であり、前記第一の状態において前記第二の操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が実行される場合があるように構成されている、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第一の状態において第二の操作手段を操作した場合に、第一の演出を実行可能とすることで、意外性のある遊技を提供することができ、遊技者の遊技意欲を高めることができる場合がある。また、第一の操作手段を無効にすることで、遊技者に注意喚起を行うことができ、第二の操作手段を有効にすることで、集中力のある遊技者に新たな楽しみを与えることができる場合がある。
なお、前記第一の表示は、操作に応じてのみ表示される表示であってもよいし、操作がない場合であっても表示される表示であってもよい。また、前記第一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合にのみ前記第一の表示が行われない状態であってもよいし、前記第一の操作手段の操作に応じては表示が開始されない状態であってもよい。
また、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、必ず表示される表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像を含む表示に替えて、遊技者に操作を促す報知を含む表示であってもよい。
また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、操作を受け付けない状態(前記第一の操作手段の操作に応じた前記第一の表示を開始するための操作を受け付けない状態)であってもよい。また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示(以下、「第四の表示」という。)であり、前記第二の画像は、前記第一の画像とは異なる画像であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第二の表示が行われる状態(以下、「第二の状態」という。)であり、前記第四の表示は、前記第二の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始される場合がある表示(以下、「第一の表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第二の操作手段の操作に応じて開始される場合がある表示(以下、「第一の表示」という。)であり、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる制御(以下、「第一の制御」という。)が開始される場合がある状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる場合がある状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記第一の状態において前記第一の操作手段の操作によって前記第一の表示が行われる確率は、第一の確率であり、前記第一の状態において前記第二の操作手段の操作によって前記第一の表示が行われる確率は、第二の確率であり、前記第二の確率は、前記第一の確率よりも高い確率であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始される場合がある表示(以下、「第一の表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第二の操作手段の操作に応じて開始される場合がある表示(以下、「第一の表示」という。)であり、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる制御(以下、「第一の制御」という。)が開始される場合がある状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第二の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる場合がある状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記第一の状態において前記第二の操作手段の操作によって前記第一の表示が行われる確率(以下、「第二の確率」という。)は、該第一の状態において前記第一の操作手段の操作によって該第一の表示が行われる確率(以下、「第一の確率」という。)よりも高い確率であってもよい。
<操作が無効となる演出/操作無効期間>
次に、図120と図121を用いて、操作が無効となる演出における操作無効期間の一例について説明する。図120と図121は、操作が無効となる演出における操作無効期間の一例を説明するための図である。
ここで、操作無効期間とは、第一の状態(操作手段の操作があった場合に、操作手段の操作に応じて開始される表示が行われない状態)が継続する期間(第一の期間)のことであり、例えば、上記図511(a−1)〜同図(a−3)に示す期間や、上記図116(e)〜同図(f)に示す期間などが該当する。
第一の期間(操作無効期間)は、上述の例に限定されず、例えば、図120(a)〜同図(d)に示す、操作手段(チャンスボタン136)が消灯している期間、図120(e)〜同図(f)に示す、操作手段(チャンスボタン136)が点灯している期間、図120(d)〜同図(f)に示す、操作手段(チャンスボタン136)による操作を受け付け可能な有効期間を報知するメーター画像MGが表示されている期間、当該メーター画像MGが表示されていない期間、図120(d)〜同図(f)に示す、操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGが表示されている期間、当該ボタン画像BGが表示されていない期間、図120(d)〜同図(f)に示す、操作手段(チャンスボタン136)の操作を促す促進表示SG(本例では、「押せ!!」という文字の表示)が表示されている期間、当該促進画像SGが表示されていない期間、図120(b)〜同図(c)に示す、操作手段(チャンスボタン136)の外観を示すボタン画像BGに関連するアニメーションを実行している期間のうちの一の期間、または、複数の期間であってもよい。
また、操作手段が複数の操作部を備える場合に、複数の操作部のうちの一つである第一の操作部(例えば、左右の2つのボタン)による操作が有効な期間中は、複数の操作部のうちの一つである第二の操作部(例えば、上下左右の4つのボタンと1つの決定ボタン)による操作が無効であってもよいし、その逆でもよい。
また、図121(a−1)〜同図(a−3)に示すように、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)の外観を示す画像の表示を行っている期間中は、この所定の操作手段による操作を有効とする遊技台において、同図(b−1)に示すように、所定の操作手段以外の操作手段(本例では、楽曲の選択を行うための操作手段)の外観を示す画像の表示を行っている期間中は、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)による操作を無効としてもよい。
また、同図(c−1)に示すように、所定の操作手段以外の操作手段(本例では、キャラクタの選択を行うための操作手段)の外観を示す画像の表示を行っている期間中は、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)による操作を無効としてもよい。
また、同図(d−1)に示すように、図柄変動表示中、かつ、所定の操作手段以外の操作手段(本例では、保留アイコンを変化させるための操作手段)の外観を示す画像の表示を行っている期間中は、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)による操作を無効としてもよいし、同図(d−2)に示すように、図柄変動停止中、かつ、所定の操作手段以外の操作手段(本例では、楽曲の選択を行うための操作手段)の外観を示す画像の表示を行っている期間中は、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)による操作を無効としてもよい。
また、同図(e−1)〜同図(e−3)に示すように、所定の操作手段以外の操作手段(本例では、同図(e−3)に示す突出した状態になることによって操作が有効となる、からくりボタン(サプライズボタン))による操作が無効となっている期間中(突出した状態に変化している準備期間中)は、所定の操作手段(本例では、音量調整を行うための操作手段)による操作を無効としてもよい。
また、操作無効期間(第一の期間)は、1回の図柄変動中における1回の期間であってもよいし、1回の図柄変動中における複数回の期間であってもよい。また、操作手段が点灯(または、点滅)している期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよいし、操作手段が消灯している期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよい。また、操作手段の外観を示す画像を表示している期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよいし、操作手段の外観を示す画像を表示していない期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよい。
また、操作手段が振動している期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよいし、操作手段が振動していない期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよい。また、操作手段が突出している期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよいし、操作手段が突出していない期間が操作無効期間(第一の期間)であってもよい。
また、図116〜図121を用いて説明した複数の適用可能例の構成の一部を相互に組み合わせてもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すぱちんこ機や、スロットマシン)は、第一の操作手段(例えば、図120に示すチャンスボタン136のほか設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサ)と、第二の操作手段(例えば、図118に示す十字キーの右ボタン190eのほか、設定操作部や、図1に示す球発射ハンドル134や、図1に示す球抜ボタン130や、図示しないタッチパネル、球排出レバー、球貸操作ボタン、返却操作ボタン、タッチセンサ)と、表示手段(例えば、図120に示す装飾図柄表示装置208のほか、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ)と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を実行可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、操作(例えば、チャンスボタン136による操作)に応じて開始される表示(以下、「第一の表示」という。例えば、図118(k)に示す第一の表示DP1´)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(例えば、図118(d)、(e)、(g)〜(j)に示すボタン画像BG)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われない状態(以下、「第一の状態」という。例えば、図118(g)〜同図(i)に示す状態や、図120(e)〜同図(f)に示す状態)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であり、前記第一の状態は、第一の期間(例えば、図118(g)〜同図(i)や図120(e)〜同図(f)に示す、チャンスボタン136が点灯している期間、図116(h)に示す、操作手段による操作を受け付け可能な有効期間が経過した直後の状態)に亘って継続する状態である、
ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第一の操作手段を無効にすることで、遊技者に注意喚起を行うことができ、第二の操作手段を有効にすることで、集中力のある遊技者に新たな楽しみを与えることができる場合がある。
なお、前記第一の表示は、操作に応じてのみ表示される表示であってもよいし、操作がない場合であっても表示される表示であってもよい。また、前記第一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合にのみ前記第一の表示が行われない状態であってもよいし、前記第一の操作手段の操作に応じては表示が開始されない状態であってもよい。
また、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、必ず表示される表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像を含む表示に替えて、遊技者に操作を促す報知を含む表示であってもよい。
また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、操作を受け付けない状態(前記第一の操作手段の操作に応じた前記第一の表示を開始するための操作を受け付けない状態)であってもよい。また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる状態(以下、「第一の状態」という。)であり、前記第二の表示は、前記第一の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示(以下、「第二の表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記第一の操作手段の外観を示す画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示(以下、「第四の表示」という。)であり、前記第二の画像は、前記第一の画像とは異なる画像であり、複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第二の表示が行われる状態(以下、「第二の状態」という。)であり、前記第四の表示は、前記第二の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記第一の期間(無効期間)は、所定の始期から所定の終期までの期間であると定義した場合に、所定の始期および所定の終期は、図柄変動表示の開始または終了、特定の遊技(例えば、大当り遊技)の開始または終了、前記第一の操作手段(または前記第二の操作手段)による操作の受け付けが有効または無効になった時、特定の画像(例えば、前記第一の操作手段(または前記第二の操作手段)の外観を示す画像)が表示または消去された時、特定の演出が開始または終了した時、のうちのいずれか一つであってもよい。また、前記第一の期間は、連続する複数の無効期間を合算した期間であってもよいし、断続的な(不連続の)複数の無効期間を合算した期間であってもよい。
また、前記第二の状態は、第二の期間に亘って継続する状態であり、前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間であってもよい。また、前記第二の状態は、第二の期間に亘って継続する状態であり、前記第二の期間は、複数の前記第一の期間の間の期間であってもよい。また、前記第一の期間は、複数種類のボタン演出のうちの一の演出が開始される前の期間であって、メーターの減算が開始される以前の期間であってもよい。
また、前記複数種類の状態のうちの一の状態は、前記第一の操作手段の操作があった場合に前記第一の表示が行われる状態(以下、「第二の状態」という。)であり、前記第二の表示は、前記第二の状態の場合に、表示される場合がある表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第二の操作手段の外観を示す画像を含まない表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第一の操作手段による操作を受け付け可能な有効期間を示す画像(例えば、メーター画像MG)を含む表示であってもよい。また、前記第二の表示は、前記第一の操作手段による操作を促す文字を含む表示(例えば、促進画像SG)であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、装飾図柄の変動表示(以下、「図柄変動表示」という。)であってもよい。また、前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に表示される場合がある(または、必ず表示される)表示(演出表示を含む)であってもよいし、前記図柄変動表示の停止中に表示される場合がある(または、必ず表示される)表示(演出表示を含む)であってもよい。また、前記第一の演出は、前記図柄変動表示の実行中に開始される場合がある(または、必ず開始される)演出であってもよいし、前記図柄変動表示の停止中に開始される場合がある(または、必ず開始される)演出であってもよい。
なお、適用可能な形態に記載された作用および効果は、最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、作用および効果は、ここに記載されたものに限定されるものではない。また、以上説明した適用可能形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、適用可能形態や変形例や付記に適用してもよい。
さらに、適用可能なパチンコ機について詳述する。また、以下に説明する様々な演出等について、図1に示すパチンコ機に適用してもよく、一台のパチンコ機に搭載することができる。以下では、これまで使用した符号と同じ符号が用いられることがあるが、これまで使用した符号と、以下に使用する符号との相仇に共通性や関連性はなく、別個独立の符号とする。すなわち、図122〜図279に示す符号は、図122〜図279の説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図122〜図279の説明では図122〜図279に示す符号を優先する。一方、以下の説明において図122〜図279に示されていない符号については、上述の説明における構成要素と同一構成要素として同一符号を用いる。また、複数の図面において同様のタイミングを示している図面がある場合には、重複する説明を省略する場合がある。
[第1適用可能形態]
<演出手段による演出の一例>
図122〜図168を参照して、本例の一適用可能形態に係る、演出手段による演出の一例について、説明する。
図122は、表示手段(装飾図柄表示装置208)における本適用可能形態の演出の一例を示す概要図である。
本適用可能形態の遊技台は、同図(a)に示すように、予め定められたタイミング(例えば、一定の周期)で実行される演出Aと、同図(b)に示すように、任意のタイミングで(例えば、非周期的に)実行される演出Bとをいずれも、実行可能である。演出Aは例えば、電源投入から所定時間(例えば、1時間)毎に、ホールに導入された同機種の遊技台が全台一斉に特別演出を繰り出す一斉演出(島一斉演出ともいう)であり、演出Bは演出Aとは異なる演出であって、例えば、遊技者が有利な有利状態において実行される演出である。有利状態は、例えば、大当り遊技状態、確変状態、電サポ状態等がある。また、有利状態でなくても、一定の条件が成立した場合(例えば、大当り遊技の終了後に通常遊技状態となる場合)には、例えば、大当り遊技の終了後から30回の特別図柄の変動表示が行われるまでにおいても演出Bを実行可能としてもよい。すなわち、演出Bは、大当り遊技の開始、確変状態や電サポ状態への移行、あるいは、大当り遊技から通常遊技状態への移行等の第一の演出開始条件が成立すると開始される演出であるということができる。演出Bは大当り中の1台の遊技台100のみで実行される場合もあるし、大当り中(または確変中、電サポ中など)の複数台の遊技台100で同調して実行される場合もある。このように、複数台の遊技台100で同調して行われる演出をリンク演出ということがある。ここで、本適用可能形態の「リンク演出」とは、複数の遊技台100の演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ、可動体など)を用いて、互いに関連する演出(例えば、個々の演出手段で同一の表示を行ったり、個々の演出手段から同一の音を出力したりする演出や、個々の演出手段で異なる表示を行ったり、個々の演出手段から異なる音を出力したりするが、全体としては纏まりのある演出など)を行うことをいう。
また、演出Aと演出Bは少なくとも一部の期間において同時に実行可能である。また、演出Aと演出Bが同時に実行されている場合に、演出Aの少なくとも一部と演出Bの少なくとも一部は、互いに関連する演出(例えば、互いに演出態様が同期する演出)となる場合がある。この点については、本適用可能形態の全ての適用可能例において以下同様とする。なお、演出Aと演出Bとが同時に実行される場合には、一方の演出を、例えば、ワイプ表示するようにしてもよい。
このような構成により、所定の(周期的な)タイミングで実行される一斉演出(演出A)の実行頻度を確保しつつ、有利な状態である(例えば、出玉を得ている)遊技者に対しても、更に遊技の興趣を高める演出(演出B)を体感させることができる場合がある。
図123は、表示手段(装飾図柄表示装置208)における、本適用可能形態の演出の他の一例を示す概要図である。
本適用可能形態の遊技台は、同図(a)に示すように、ある期間においては、予め定められたタイミング(例えば、所定の周期)で実行される演出Aを一の領域(例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域(主表示領域)D1)で実行可能であり、他の領域(例えば、サブ表示装置208Sの表示領域(副表示領域)D2)でも他の演出を実行可能である。また、同図(b)に示すように、ある期間においては、任意のタイミングで(例えば、非周期的に)実行される演出Bも一の領域(例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域(主表示領域)D1)で実行可能であり、他の領域(例えば、サブ表示装置208Sの表示領域(副表示領域)D2)でも演出を実行可能である。
そして、同図(c)に示すように、演出Aと演出Bが少なくとも一部の期間において同時に実行可能された場合には、例えば、演出Aは、主表示領域D1(例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域)において実行可能であり、演出Bは、副表示領域D2(例えば、サブ表示装置208Sの表示領域D2)で実行可能である。また、これらの実行中に、操作手段が操作された場合には、演出Aを副表示領域D2において実行し、演出Bを、第主表示領域D1において実行するように、切替可能である。以下の適用可能例では、図122、図123に示した演出について、詳細に説明する。
<演出手段>
図124は、図122および図123に示した、本適用可能形態の演出(演出A,演出Bを含む演出)を実行可能な演出手段の概要図である。
同図(a)に示すように、図122および図123に示した演出A(例えば、周期的に実行される一斉演出),演出B(非周期的に実行される有利な遊技状態におけるリンク演出)は、表示手段(装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S)に限らず、他の演出手段(例えば、可動体224A,224B,224Cなどの可動手段)によっても実行可能である。また演出手段には、ここでは不図示のスピーカ120や各種ランプ418も含まれる。各種ランプ418とは、例えば、遊技台100に設けられたLEDである。すなわち、演出には、スピーカ120から出力される音による演出あるいは各種ランプ(LED)418の発光による演出なども含まれる。
また、演出A,演出Bを含む演出は複数のパターンが準備され、夫々の演出は、例えば同図(b)に示す演出切替手段650により切替可能となっている。演出切替手段650は、例えば、ぱちんこ機100の背面などに設けられて遊技店の店員により操作が可能とされるDIP(Dual In−line Package)スイッチ650である。DIPスイッチ650は、演出の態様に対応して複数(例えば4つ)設けられ、第1副制御部400(第1副基板160)などと電気的に接続している。
同図(c)〜(e)は、演出を表示する表示手段の表示領域Dを示す概要図である。本適用可能形態の演出(演出A,演出Bを含む演出)は、同図(c)〜(e)に示す表示領域Dで表示可能である。
表示領域Dは、主表示領域D1と副表示領域D2を含む。主表示領域D1は遊技者が視認しやすい主(メイン)となる表示領域であり、副表示領域D2は、例えば主表示領域D1よりも表示領域の面積が小さく、副(サブ)となる表示領域である。
同図(c)に示すように、例えば、主表示領域D1と副表示領域D2は互いに分離して設けられた領域である。この場合の主表示領域D1は、例えば装飾図柄表示装置208の全面の表示領域であり、副表示領域D2は、例えば、サブ表示装置208Sの表示領域である。主表示領域D1と副表示領域D2は、全く同じ演出を表示可能であり、またそれぞれに独立して演出を実行可能である。
また、同図(d)に示すように、副表示領域D2は主表示領域D1に含まれる(主表示領域D1の一部と重なる)領域であってもよい。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の全体が主表示領域D1であり、当該装飾図柄表示装置208の表示領域の一部に設けられて主表示領域D1と重なる領域が副表示領域D2である。この構成においても、主表示領域D1と副表示領域D2は、全く同じ演出を表示可能であり、またそれぞれに独立して演出を実行可能であるが、副表示領域D2は、いわゆるワイプ状に主表示領域D1の一部に重ねて表示されるため、副表示領域D2において演出を表示中は、その背後の主表示領域D1の一部が視認困難となる。一方、副表示領域D2での演出が非表示の場合は、主表示領域D1の全てにおいて演出(表示)が視認可能となる。
また、本適用可能形態の副表示領域D2は、主表示領域D1で表示される演出とは独立して演出を表示可能な領域をいい、同図(e)に示すように副表示領域D2が複数存在していてもよい。この例では、一つの装飾図柄表示装置208内で主表示領域D1の一部と重なるワイプ状の副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)と、装飾図柄表示装置208とは別体の表示手段からなる副表示領域D22(サブ表示装置208S)の二つの副表示領域D2(D21、D22)を設ける場合を示している。なお、「主表示領域D1で表示される演出とは独立して演出を表示可能」とは、主表示領域D1で表示される演出と全く異なる演出を表示可能であってもよいし、主表示領域D1で表示される演出と一部が異なる(一部が同じ、または関連する(同期する))演出を表示可能であってもよいし、主表示領域D1で表示される演出と全く同じ演出を表示可能であってもよいことをいう。
<計時手段>
図125は、計時手段の一例を示す図である。同図(a)に示すように、第1副制御部400のマイクロコンピュータ(基本回路402)は、計時手段を備えている。計時手段はソフトウェアタイマやハードウェアタイマであり、具体的には、所定期間の割込みごとに1ずつカウントするカウンタタイマ412、タイマ回路652などである。これらの計時手段により、電源投入後の一定時間経過後に(周期的に、予め定められた時間毎に)一斉演出を実行することができる。また、基本回路402は、RTC(real−time clock:リアルタイムクロック)回路654も備える。RTC回路654のICには電源が内蔵されており、それによる電力供給開始からあらかじめプログラムされた時間になるとホールに導入された同機種の遊技台が全台一斉に特別演出(RTC演出)を繰り出すこともできる。その意味ではRTC回路654も計時手段といえ、RTC演出も、一斉演出といえる。
また、同図(b)に示すように、タイマ回路652およびRTC回路654は、第1副制御部400(の基本回路402)とは別体で、外付けされたものであってもよい。
なお、本適用可能形態において、タイマ回路652を2つ以上設けてもよく、そのうちの一つのタイマ回路652を第一の計時手段とし、他の一つのタイマ回路652を第二の計時手段としてもよい。また、RTC回路654を2つ以上設けてもよく、そのうちの一つのタイマ回路652を第一の計時手段として、他の一つのRTC回路654を第二の計時手段としてもよい。また、タイマ回路652を第一の計時手段としてもよく、RTC回路654を第二の計時手段としてもよい。あるいは、タイマ回路652を第二の計時手段としてもよく、RTC回路654を第一の計時手段としてもよい。そして、第一の計時手段により管理される演出(例えば、演出B)と、第二の計時手段により管理される演出(例えば、演出E)とを備えるように構成されてもよい。すなわち、演出E(第四の演出という場合がある)についても、演出Bと同様の構成にすることにより、例えば、演出Eが開始される際における第二の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合もあるし、先頭から開始される場合もあるように構成されてもよい。例えば、演出Bを、電サポ状態において実行される演出等とする一方、演出Eを、特図の変動表示が行われていない客待ち状態において実行される演出等であってもよい。また、演出B及び演出Eも同一の条件で実行される演出であってもよく、例えば、電サポ状態に移行する場合に、演出Bと演出Eとのいずれを実行するかを抽選等により決定するように構成されてもよい。
同図(c)、(d)は計時手段による計時の方法と実行される演出の対応関係の一例を示すテーブルである。本適用可能形態の演出A,演出Bはそれぞれ、計時手段による計時値に関連して実行可能である。「計時手段による計時値に関連して実行可能」とは、演出A,演出Bのそれぞれの実行開始に計時値が関連する場合や、演出A、演出Bの演出内容に計時値が関連する場合や、これらの両方に関連する場合などであり、計時値そのものに関連する場合もあるし、計時値に応じて変化するデータに関連する場合もある。なお、演出Bが大当り中や確変中に実行される演出の場合には、演出Bの実行開始に計時値が関連するものではなく、演出Bの演出内容に計時値が関連するものといえる。
具体的には、同図(c)に示すように、第1副制御部400は、1〜nまでを計時可能なカウンタ1を備え、例えば、当該カウンタ1の数値(計時値)が108000になった場合には演出A1aが実行され、計時値が216000になった場合には、演出A2aが実行され、計時値が324000になった場合には、演出A3aが実行され、計時値が540000になった場合には、演出A1bが実行され、計時値が648000になった場合には、演出A2bが実行され、計時値が756000になった場合には、演出A3bが実行される。
ここで、演出A1a、演出A2a、演出A3a・・・、演出A1b、演出A2b、演出A3b・・・は、時間経過によって変化する演出Aの各パート(演出パート、演出データ)を表し、演出A1a、演出A2a、演出A3aが第一の演出態様の関連する(例えば、連続する)演出であり、演出A1b、演出A2b、演出A3bが第二の演出態様の関連する(例えば、連続する)演出である。
一例として、演出Aが歌唱の音声出力演出の場合には、演出A1aが男性ボーカルによる歌唱パート1、演出A2aが男性ボーカルによる歌唱パート2、演出A3aが男性ボーカルによる歌唱パート3であり、演出A1bが女性ボーカルによる歌唱パート1、演出A2bが女性ボーカルによる歌唱パート2、演出A3bが女性ボーカルによる歌唱パート3、などである。この場合、男性ボーカルによる歌唱と女性ボーカルによる歌唱は同じであっても異なるものであってもよい。また、演出Aには歌唱に合わせた伴奏や、アニメーションなどの表示、可動体224の可動、各種ランプ(LED)418の発光による演出が含まれても良い。また、歌唱の場合、独唱であってもよいし、斉唱、合唱、重唱、輪唱など複数人で歌唱するものであってもよく、演奏(伴奏)がついてもよい。またここでは歌唱を例に説明したが、楽曲のみの演奏(合奏、独奏など)であってもよい。
また、同図(d)に示すように第1副制御部400は、例えば、1〜108000までを計時可能なカウンタ1(計時手段)と、当該カウンタ1(計時手段)に基づくデータ(例えば、カウンタ1の計時値が108000になった場合にインクリメントされるデータ)を記憶可能なカウンタ2を備え、計時手段に基づくデータに応じて、対応する演出を実行するようにしてもよい。つまり、カウンタ1の数値(計時値)が108000になった場合にはカウンタ2の数値が1となり(カウンタ1は0にクリアされ)、カウンタ1の計時値が再び108000になった場合には、カウンタ2の数値が2となり、カウンタ1が0にクリア後再び108000になった場合には、カウンタ2の数値が3となり、カウンタ1が0にクリア後再び108000になった場合には、カウンタ2の数値が4となり、カウンタ1が0にクリア後再び108000になった場合には、カウンタ2の数値が5となり、カウンタ1が0にクリア後再び108000になった場合には、カウンタ2の数値が6となる。
そして、カウンタ2の数値が1の場合には、演出A1aが実行され、カウンタ2の数値が2の場合には、演出A2aが実行され、カウンタ2の数値が3の場合には、演出A3aが実行され、カウンタ2の数値が4の場合には、演出A1bが実行され、カウンタ2の数値が5の場合には、演出A2bが実行され、カウンタ2の数値が6の場合には、演出A3bが実行される。
<演出の態様>
以下、演出A,演出Bを含む演出の態様について説明する。図126は、演出A,演出Bの実行と他の機能との関係の一例を示すテーブルである。
同図(a)に示すように、ぱちんこ機100は複数の機能(例えば,機能A〜機能G)を備える。なお、機能A〜Gは、ぱちんこ機100の有する機能が7つに限定されることを意味するものではなく、単に任意の複数の機能を有することを意味するものである。機能A〜G・・・の一例を列挙すると、音量調節(変更)機能、曲選択機能、当該変動の保留数を示す保留アイコンの移動、変化などのアニメーション表示機能、チュートリアル表示機能、予告演出機能、光量変更機能、ステージ選択機能、表示領域選択機能、演出愛用選択機能、キャラクタ選択機能、メニュー表示機能などであり、遊技者が選択可能な機能および、遊技者が選択不可な機能のいずれも含まれる。
同図(a)では、演出A,演出Bの実行中およびこれらの非実行中に有効(無効)となる機能A〜Gの関係の一例を示す。例えば、機能Aは、演出Aの実行中に有効(○)であり、演出Bの実行中にも有効であり、演出Aの非実行中(図では「非演出A」と表示)にも有効であり、演出Bの非実行中(図では「非演出B」と表示)にも有効であることを意味している。また、機能Cは、演出Aの実行中に有効(○)であるが、演出Bの実行中には無効(×)であり、演出Aと演出Bの非実行中にはいずれも有効であることを意味している。また、機能Gは、演出Aの実行中および演出Bの実行中にはいずれも無効(×)であるが、演出Aと演出Bの非実行中にはいずれも有効(○)であることを意味している。
各機能の具体例を挙げて説明すると、例えば、機能Gがキャラクタ選択機能(または音量調節機能)であるとすると、演出A,演出Bの実行中にはキャラクタ選択機能(または音量調節機能)が無効になるが、演出Aおよび演出Bの非実行中であれば、キャラクタ選択機能(または音量調節機能)が有効になる、ということを示している。また、例えば、機能Cが保留アイコンの移動アニメーション表示機能であるとすると、演出Aの実行中、および、演出Aの非実行中および演出Bの非実行中には保留アイコンの移動アニメーション表示機能が有効(すなわち、保留アイコンの移動アニメーションが実行可能)であるが、演出Bの実行中には保留アイコンの移動アニメーション表示機能が無効(すなわち、保留アイコンの移動アニメーションが実行不可)となり、演出Bが実行されると保留アイコンの移動アニメーションが実行中でもキャンセルされる、ということを示している。なお、同図に示した有効(○)、無効(×)の組合せも一例であり、図示以外の様々な組合せが可能である。
同図(b)は、遊技状態と、演出A,Bおよび各機能(ここでは機能A)との関係の一例を示すテーブルである。
状態Aは、例えば図柄変動中の状態であり、状態Bは例えば状態Aでない(図柄変動中でない)状態である。つまり、機能Aは、図柄変動中(状態A)の状態では、演出A,演出Bのいずれの実行中でも有効であり、演出A、演出Bのいずれの非実行中でも有効である。一方、図柄変動中でない状態(状態B)では、演出Aの実行中、および演出A,演出Bのいずれの非実行中において有効となるが、演出Bの実行中には無効となる、ということを示している。なお、同図において機能Aのみを示しているが、機能B〜G・・・についても同図(a)に示す様にそれぞれの機能に対応して、状態A,Bと演出A,演出Bの組合せに応じた有効/無効の関係を有している。
状態Aおよび状態B(状態A≠状態B)の一例としては、特図変動開始、特図変動停止、大当り開始、大入賞口開放、大入賞口閉鎖、Vアタッカ開放、Vアタッカ閉鎖、大当り終了、特定遊技状態開始、特定遊技状態終了、普図変動開始、普図変動停止、電チュー開放、電チュー閉鎖、装飾図柄変動開始、装飾図柄変動停止、デモ移行、デモ終了などである。
また、同図(c)に示すように、演出Aと演出Bの同時実行中の場合に、各種機能(ここでは機能A)の有効/無効が対応づけられていても良い。なお、同図において機能Aのみを示しているが、機能B〜G・・・についても同図(a)に示す様にそれぞれの機能に対応して、状態A,Bと演出A,演出Bの組合せに応じた有効/無効の関係を有する。
図127は、演出手段による演出A,演出Bの実行パターンの対応関係の一例を示す表である。ここでは一例として、演出手段A、B、Cはそれぞれ、図124(a)に示す可動体224A,224B,224Cである。
同図(a)に示すように、例えば、演出A実行中で演出B非実行中の場合は、演出手段A〜Cはいずれも演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御される。また、演出B実行中で演出A非実行中の場合は、演出手段A〜Cはいずれも演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御される。そして、演出Aと演出Bがいずれも実行中(同時実行)の場合は、演出手段Aと演出手段Bは演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御され、演出手段Cは演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御される。
また、同図(b)に示すように、例えば、演出A実行中で演出B非実行中の場合は、演出手段A、Bはいずれも演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御されるが、演出手段Cは演出Aには使用されない。また、演出B実行中で演出A非実行中の場合は、演出手段A、Cはいずれも演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御されるが、演出手段Bは演出Bには使用されない。そして、演出Aと演出Bがいずれも実行中(同時実行)の場合は、演出手段Aと演出手段Bは演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御され、演出手段Cは演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御される。
また、同図(c)に示すように、例えば、演出A実行中で演出B非実行中の場合は、演出手段A、Bはいずれも演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御されるが、演出手段Cは演出Aには使用されない。また、演出B実行中で演出A非実行中の場合は、演出手段A〜Cはいずれも演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御される。そして、演出Aと演出Bがいずれも実行中(同時実行)の場合は、演出手段Aと演出手段Bは演出Aの制御データに基づいて演出動作が制御され、演出手段Cは演出Bの制御データに基づいて演出動作が制御される。
なお、この例では、演出手段A〜Cが可動体224A〜224Cである場合を例に説明したが、演出手段A〜Cは、スピーカ120、各種ランプ(LED)418、表示装置(装飾図柄表示装置208,サブ表示装置208S)など全ての演出手段に相当する。また、演出手段A〜Cは演出手段の数が3つであることを限定するものではなく、単にぱちんこ機100が任意の複数の演出手段を有することを意味するものである。また、演出手段A〜Cと演出A,Bの対応関係も同図に示した組合せに限らず、図示以外の様々な組合せが可能である。
図128は、本適用可能形態の演出(演出パート)の構成例を示す概要図である。同図(a)に示すように、ぱちんこ機100は複数の演出(演出A,演出B,演出C,演出D・・・)を実行可能である。
既に述べているとおり、演出Aは例えば、周期的に実行される一斉演出であり、演出Bは、非周期的に実行される演出であって有利な遊技状態(例えば、大当り中や確変中)において実行されるリンク演出であり、また、DIPスイッチ650によって実行のオン、オフの切替が可能な演出である。これに対し演出C,D・・・は、演出A、B以外の演出であって、例えば図柄変動中の演出や、通常遊技中の演出、スーパーリーチ中の演出などであり、DIPスイッチ650の操作によらない演出である。
演出Aは、例えば、演出A1−1a、演出A1−2a、演出A1−3a・・・の複数のパート(演出パート(演出データともいう))で構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、演出A2−1a、演出A2−2a、演出A2−3a・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、演出A1−1b、演出A1−2b、演出A1−3b・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、演出A2−1b、演出A2−2b、演出A2−3b・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、を含んで構成される。
ここで、各パートの表記の違いは、演出態様(内容)の違いを示しており、例えば、「演出A1○○」と、「演出A2○○」は異なる楽曲であることを示し、末尾が「a」は男性ボーカルによる歌唱であり、末尾が「b」は女性ボーカルによる歌唱であることを示す。
そして、各行に記載された演出は、毎日定刻に(例えば、開店から一時間おきに)実行される。すなわち、演出A1−1a、演出A1−2a、演出A1−3a・・・の複数のパートで構成される楽曲(演出A1a)は、毎日10時の一斉演出時に実行され、演出A2−1a、演出A2−2a、演出A2−3a・・・の複数のパートで構成される楽曲(演出A2a)は、毎日11時の一斉演出時に実行されるように1時間毎に所定の楽曲が実行される。このように、本適用可能形態では、演出Aは、定刻となった場合(第一の演出開始時間となった場合)に、必ず先頭(例えば、演出A1や演出A2)から開始される演出であるということができる。なお、本適用可能形態では、演出Bの演出時間を管理する同一のタイマ回路652を用いて演出Aの開始時間を管理するようにしたが、演出Aの開始時間の管理と演出Bの演出時間の管理とを別々のタイマ回路652を用いるようにしてもよい。
また、一斉演出では、一部のぱちんこ機100において上記演出を実行するとともに、他の一部のぱちんこ機100において演出A1−1b、演出A1−2b、演出A1−3b・・・の複数のパートで構成される楽曲(演出A1b)が、毎日10時の一斉演出時に実行され、演出A2−1b、演出A2−2b、演出A2−3b・・・の複数のパートで構成される楽曲(演出A2b)が、毎日11時の一斉演出時に実行されるようにしてもよい。すなわち、毎日10時の一斉演出時には、隣り合う2台のぱちんこ機100において、右の台では、演出A1−1aで開始される演出A1a(例えば、男性ボーカルによる楽曲A1)が実行され、左の台では、演出A1−1bで開始される演出A1b(例えば、女性ボーカルによる楽曲A1)が実行される。また、毎日11時の一斉演出時には、隣り合う2台のぱちんこ機100のうち右の台では、演出A2−1aで開始される演出A2a(例えば、男性ボーカルによる楽曲A2)が実行され、左の台では、演出A2−1bで開始される演出A2b(例えば、女性ボーカルによる楽曲A2)が実行される。
演出Bも演出Aと同様であり、例えば、演出B1−1a、演出B1−2a、演出B1−3a・・・の複数のパート(演出パート)で構成される1曲(例えば5分)の楽曲(演出B1a)と、演出B2−1a、演出B2−2a、演出B2−3a・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲(演出B2a)と、演出B1−1b、演出B1−2b、演出B1−3b・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲(演出B1b)と、演出B2−1b、演出B2−2b、演出B2−3b・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲(演出B2b)と、を含んで構成される。
また、各パートの表記の違いは、演出態様(内容)の違いを示しており、例えば、「演出B1○○」と、「演出B2○○」は異なる楽曲であることを示し、末尾が「a」は男性ボーカルによる歌唱であり、末尾が「b」は女性ボーカルによる歌唱であることを示す。
そして、各行に記載された演出は、大当り演出時や確変演出時など、任意のタイミングで実行される。以下、演出Bについて、大当り演出時の場合に実行されるものとして説明するが、確変演出時など他の有利な状態で実行される演出時であってもよい。すなわち、演出B1−1a、演出B1−2a、演出B1−3a・・・の複数のパートで構成される楽曲は、例えば大当り演出時に実行され、演出B2−1a、演出B2−2a、演出B2−3a・・・の複数のパートで構成される楽曲も、大当り演出時に実行される。また、演出Bは、大当り演出時や確変演出時の他、例えば、電サポ状態における演出時であってもよい。すなわち、演出Bは、電サポ状態となった場合に開始される演出であってもよい。また、有利な遊技状態でない場合であって、特定の条件を満たす場合においても実行可能であってもよく、例えば、大当り遊技の終了後の遊技状態が確変状態でも電サポ状態でもない通常遊技状態となる場合であって、大当り遊技の終了後の所定回数(例えば、30回)の図柄変動が行われるまでの間に演出Bが実行されるようにしてもよい。
また、同じ大当り演出を複数台のぱちんこ機100で同時に実行するリンク演出の場合であってもぱちんこ機100によって、異なる演出を実行してもよい。すなわち、隣り合う2台のぱちんこ機100において、右の台では、大当り演出時に演出B1−1aで開始される演出B1a(例えば、男性ボーカルによる楽曲B1)が実行されるが、左の台では同時に実行される大当り演出時に、演出B1−1bで開始される演出B1b(例えば、女性ボーカルによる楽曲B1)が実行される。また、隣り合う2台のぱちんこ機100のうち右の台では、大当り演出時に演出B2−1aで開始される演出B2a(例えば、男性ボーカルによる楽曲B2)が実行され、左の台では、演出B2−1bで開始される演出B2b(例えば、女性ボーカルによる楽曲B2)が実行されるようにしてもよい。
演出Aおよび演出Bについて、それぞれどの演出(この例では、各行に記載された楽曲)を実行するかは、それぞれのぱちんこ機100毎にDIPスイッチ650により設定可能である。
なお、この例では、各演出の構成について「演出A1○○」、「演出A2○○」、「演出B1○○」、「演出B2○○」は楽曲の違いを意味し、末尾が「a」、「b」はボーカルの違いを意味するものとしたが、これに限らない。つまり、演出A(演出Bも同様)を構成する複数の異なる演出(各行の演出)において、同じ数字や同じアルファベットを用いた部分は、一の演出のそれぞれ少なくとも一部が他の演出の一部と関連するものであることを意味する。「一の演出の一部が他の演出の一部と関連する」とは、一の演出と他の演出が同時に実行された場合であっても、不調和にならない(違和感がない)ように関連している(何らかが調和している)ことをいう。具体的に一例を挙げると、楽曲の少なくとも一部が同じメロディーであったり、異なるメロディーであるが調和している(主旋律と副旋律など)ものであったり、楽曲同士が同様の調子で掛け合いになっているものなどをいう。また楽曲が歌唱の場合には、同じ歌詞であったり、同じ(性別の)ボーカルであったり、合唱、輪唱、斉唱である場合をいう。また、歌唱に限らず、演奏(合奏、重奏、掛け合いの演奏)などであってもよい。
また、演出A,演出Bは楽曲に限らず、各種ランプ(LED)による発光、可動体224による動作、装飾図柄表示装置208(サブ表示装置208S)における表示であってもよい。また、これらの演出手段のうちの一つ又は2以上の組み合わせにより演出A,演出Bを実行するようにしてもよい。LEDの発光や可動体224の「動作が関連する」例としては、同じタイミング、同じリズムあるいは互いに呼応するように発光または動作する状態が挙げられる。また、「表示が関連する」例としては、同じキャラクタが登場したり、キャラクタ同士が互いに会話したり、表示の一部が共通する状態などが挙げられる。
また、演出Aを構成する複数の演出において一の演出の一部が他の演出の一部と関連する、あるいは演出Bを構成する複数の演出において一の演出の一部が他の演出の一部と関連する構成に限らず、演出Aと演出Bの間で、一の演出の一部が他の演出の一部と関連する構成であってもよい。
更に、演出C(例えば,図柄変動中の演出)も、例えば、演出C1−1、演出C1−2、演出C1−3・・・の複数のパート(演出パート(演出データともいう))で構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、演出C2−1、演出C2−2、演出C2−3・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、を含んで構成される。
また、演出D(例えば、、スーパーリーチ中の演出)も、例えば、演出D1−1、演出D1−2、演出D1−3・・・の複数のパート(演出パート(演出データともいう))で構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、演出D2−1、演出D2−2、演出D2−3・・・の複数のパートで構成される1曲(例えば5分)の楽曲と、を含んで構成される。
同図(b)は、演出Aのうち、同図(a)の、電源投入後の一定時間(10時)に実行される一斉演出(演出A1)を抽出したテーブルである。
演出A1は例えば、楽曲A1に基づく演出であって、同図(b)に示すように同じ楽曲A1に対して複数の演出データを用意することで、同じ楽曲A1を異なる態様で演奏可能となっている。例えば演出A1−1a、A1−2a、A1−3aは男性ボーカルが歌唱する(男性パートの)演出データ(音声データ)であり、演出A1−1b、A1−2b、A1−3bは女性ボーカルが歌唱する(女性パートの)演出データ(音声データ)であり、演出A1−1ab、A1−2ab、A1−3abは男性ボーカルと女性ボーカルが歌唱(する(混声パートの)演出データ(音声データ)である。
ぱちんこ機100は、第1副制御部400の音源IC416が複数のチャンネルを有しており、複数のチャンネルにそれぞれ対応づけて同図(b)の演出データ(音声データ)を出力することができる。例えば、チャンネル1を用いて男性パートの演出データ(演出A1−1a、A1−2a、A1−3a)を出力し、チャンネル2を用いて女性パートの演出データを出力し、チャンネル3を用いて混声パートの演出データを出力する、などである。これらはDIPスイッチ650により切替可能であり、これにより、例えば隣り合うぱちんこ機100の右の台では男性パートの演出A1を実行し、同時に左の第では女性パートの演出A1を実行することができる。また1つのぱちんこ機100で混声パートの演出A1を実行することができる。なお、上述した、演出パート設定スイッチ195b,195cによって演出パートを選択するようにしてもよい。
なお、複数のチャンネルのそれぞれに、男性パート(あるいは女性パート)のみ、男性パートまたは女性パート、あるいは、混声パートの演出データを対応させることができる。
同図(c)〜(e)は複数の演出手段による演出データの構成を示す図である。ここでは演出Aを実行する演出手段が、装飾図柄表示装置208(およびサブ表示装置208S)(図では「液晶」と表示)、各種ランプ418(図では「LED」と表示)、スピーカ120(図では「音」と表示)、可動体224の場合を例に説明する。
同図(c)に示すように、演出Aの楽曲A1に関する演出データとして、それぞれの演出手段が各パート毎に演出データを有していても良いし、同図(d)に示す様に、一部または全部の演出手段(ここでは「液晶」)は、各パート(演出A1−1a、演出A1−2a、演出A1−3a)を1データとして有していても良い。また、同図(e)に示すように、一部の演出手段(ここでは「可動体」)は、一部のパート(演出A1−0a)について、演出データを有していなくてもよい。
以上、同図(b)〜(e)では演出Aについて説明したが、演出Bについても同様の構成である。
図129は、演出A,Bの演出時間と、演出開始時間の一例を示すテーブル(タイムテーブル)である。演出時間は、各演出(各パート)の開始から終了までの時間であり、開始時間は電源投入後からの時間(計時手段による計時値)である。
同図(a)に示す様に、演出A1a(例えば,男性パートの楽曲A1)は、電源投入の例えば60分後から開始され、演出時間は5分と設定されている。また、演出A2a(例えば,男性パートの楽曲A2)は、電源投入の120分後から開始され、演出時間は5分20秒であり、演出A3a(例えば,男性パートの楽曲A3)は、電源投入の180分後から開始され、演出時間は4分と設定されている。以下同様に、電源投入の240分後から開始される演出A1b(例えば,女性パートの楽曲A1)、300分後から開始される演出A2b(例えば,女性パートの楽曲A2)、360分後から開始される演出A3b(例えば,女性パートの楽曲A3)・・・と続く。
同図(b)に示す様に、演出B1a、演出B2a・・・がそれぞれ複数のパートから構成されている場合には、各パート毎に、演出時間と電源投入後からの演出開始時間が設定されている。例えば、演出B1aの演出B1−1aのパートは、電源投入直後に開始され、演出時間は20秒であり、演出B1−2aのパートは、電源投入の20秒後から開始され、演出時間は15秒であり、演出B1−3aのパートは、電源投入の35秒後から開始され、演出時間は25秒である。なお、同図(a)に示した演出A1a〜A3aも複数のパートから構成されている場合は、同様に各パート毎に演出時間と開始時間が設定されている。
また同図(c)に示す様に、演出B1a(例えば,男性パートの楽曲B1)は、内部的には、電源投入直後から開始され、演出時間は3分であり、演出B2a(例えば,男性パートの楽曲B2)は、電源投入の3分後から開始され、演出時間は4分40秒であり、演出B3a(例えば,男性パートの楽曲B3)は、電源投入の7分40秒後から開始され、演出時間は4分20秒であり、演出B1b(例えば,女性パートの楽曲B1)は電源投入の12分後から開始され、演出時間は3分・・・と、実行されるように設定されている。このように、演出Bは、楽曲B1、B2及びB3の3つの演出パートから構成された演出であるということができる。そして、楽曲B2は、楽曲B1の次に実行される演出パートであり、楽曲B3は、楽曲B2の次に実行される演出パートであり、楽曲B1は、楽曲B3の次に実行される演出パートであるということができる。
このように、演出Aは、60分ごとに実行されるものであり、演出A1aの終了後であっても、電源投入後120分が到来しない限り演出A2aは実行されない。また、電源投入後に最初に実行される演出は、常にタイムテーブルの先頭の演出A1aである。
一方、演出Bは、演出B1a(演出B1−1aのパート)が電源投入直後から開始されるように設定され、以降、演出B1−2a、演出B1−3a・・・、演出B2a、演出B3a、演出B1b・・・と、それぞれ演出時間の終了直後から(すなわち連続して)実行されるように設定されている。つまり、演出Bは、電源投入直後から内部的に(遊技者には視認不可な状態で)同図に示すタイムテーブルに添って実行するよう制御されており、大当りとなった場合に、そのとき実行が制御されている演出から遊技者に視認可能となるように表示領域Dに表示される(表示領域Dにおいて演出Bが実行される)。つまり、同図(c)において、演出Bは内部的には電源投入直後からタイムテーブルに添って実行するよう制御されているが、例えば電源投入から36分後に大当りとなった場合には、演出B1bが遊技者に視認可能となるように表示(表示領域Dにおいて実行され)、電源投入から55分40秒後に大当りとなった場合は、演出B3aが遊技者に視認可能となるように表示(表示領域Dにおいて実行)される。また、演出Bは、電源投入から40分後に大当りとなった場合は、演出B2bが途中から遊技者に視認可能となるように表示(表示領域Dにおいて実行)される場合もある(例えば、演出Bが音やLEDの発光のみなど、動画以外の場合)。本適用可能形態では、同図(c)に示すように、演出Bは、演出B1a、演出B2a、演出B3a、演出B1b、演出B2b、演出B3bからなり、これを、ループしている。すなわち、演出Bは、24分サイクルで繰り返し実行されているということができる。そのため、例えば、電源投入から24分後に大当りとなった場合には、演出Bの先頭から遊技者に視認可能となるように表示されることとなる。換言すれば、演出Bは、演出Bが開始される際に、タイマ回路652による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり、また、先頭から開始される場合がある演出ということができる。さらに換言すれば、演出Bは、タイマ回路652による計時の結果に応じて開始される演出であるということもできる。本適用可能形態では、「演出Bの実行」といった場合には、主に、表示手段による表示や、スピーカ120からの音声出力、各種ランプ418の発光など、演出Bについて遊技者に認識可能となるように実行される状態(遊技者が演出Bが実行されているように認識する状態)をいうものとし、電源投入直後から同図(c)に示すタイムテーブルに添って内部的な実行制御が行われる場合と併記する場合はその旨を記載してこれと区別する。
つまり電源投入後に最初に実行される演出は、タイムテーブルの先頭の演出B1aとは限らず、最初に大当りとなった時間に対応した演出Bである。このような構成により、遊技者は、電源投入直後から内部的な制御により同図(c)に示すタイムテーブルの先頭(演出B1a)から順次実行(第1副制御部400による実際の実行処理)されている演出Bについて、大当りとなった場合にはその時間(電源投入からの開始時間)に内部的に実行制御がされている演出データ(例えば、演出B1bや、演出B1aなど、あるいは演出B1bの途中など)から視認することになり、演出Bがあたかも途中から実行されたように認識する。
なお、演出Aについても、演出Bと同様に構成してもよい。すなわち、図129(a)に示される演出A1aが電源投入直後から開始されるように設定され、以降、演出A2a、演出A3a、演出A1b、演出A2b、演出A3b・・・と、それぞれ演出時間の終了直後から(すなわち連続して)実行されるように設定されるようにしてもよい。つまり、演出Aを、電源投入直後から内部的に(遊技者に視認不可な状態で)連続して実行されるように制御し、電源投入後からの時間(例えば、60分毎)に応じて実行されるように構成されるようにしてもよい。このように構成した場合には、例えば、60分毎に開始される演出Aがあたかも途中から実行されたように認識される場合がある。すなわち、この変形例によれば、島一斉演出(演出A)は、島一斉演出が開始される際に、計時手段(例えば、タイマ回路652)による計時の結果(例えば、計時値)に応じて、途中から開始される場合があり、また、先頭から開始される場合がある演出であるということができる。
図130は、ある一の開始時間に対応して、複数の演出が設定される場合のテーブル(タイムテーブル)の一例である。同図(a)は、電源投入後、毎時実行される演出Aが複数(ここでは2種類)設定される場合のタイムテーブルであり、同図(b)は、大当り時に実行される演出Bが複数(ここでは2種類)設定される場合のタイムテーブルである。
同図(a)に示すように、この例では、設定Aと設定Bで実行される演出データ(演出パート)のグループの順序が異なっている。すなわち設定Aは、電源投入の60分後から1時間毎に、一の演出データのグループ(演出A1a→演出A2a→演出A3a)が実行された後、他の演出データのグループ(演出A1b→演出A2b→演出A3b)・・・が実行される。一方設定Bは、電源投入の60分後から1時間毎に、他の演出データのグループ(演出A1b→演出A2b→演出A3b)が実行された後、一の演出データのグループ(演出A1a→演出A2a→演出A3a)・・・が実行される。つまり、設定Aの場合には、電源投入の60分後、すなわち最初の一斉演出で実行される演出はタイムテーブルの先頭の演出A1aであり、240分後の一斉演出で実行される演出は演出A1bである。また設定Bの場合には、電源投入の60分後の最初の一斉演出で実行される演出はタイムテーブルの先頭の演出A1bであり、240分後の一斉演出で実行される演出は演出A1aである。
また同図(b)に示す様に、演出Bは、設定Aでは、電源投入の直後から演出B1a、演出B2a、演出B3a、演出B1b、演出B2b、演出B3b、・・・以下同様のパターンで連続して繰り返し実行するように設定されている。また、設定Bでは、電源投入の直後から演出B1b、演出B2b、演出B3b、演出B1a、演出B2a、演出B3a、・・・以下同様のパターンで連続して繰り返し実行するように設定されている。つまり、演出Bは、設定Aと設定Bとはいずれも、演出データの一のグループ(演出B1a→演出B2a→演出B3a)の演出と、演出データの他のグループ(演出B1b→演出B2b→演出B3b)の演出が繰り返し実行されるが、設定Aと設定Bとでは時系列においてこれらの繰り返しが交互に実行される設定となっている。この例において、設定Aの場合には、電源投入の27分後に初めて大当りがあった場合には、(タイムテーブルの先頭の演出B1aではなく)タイムテーブルの途中の演出B2aから実行される。また設定Bの場合には、電源投入の27分後に初めて大当りがあった場合、(タイムテーブルの先頭の演出B1bではなく)タイムテーブルの途中の演出B2bから実行される。
なお、演出Aも同図(b)に示す様に、設定Aと設定Bとでは時系列において所定の演出データのグループの繰り返しが交互に実行される設定としてもよく、演出Aのみが、設定Aと設定Bとでは時系列において所定の演出データのグループの繰り返しが交互に実行される設定としてもよい。
同図(a)、(b)のいずれの場合も、設定Aと設定Bは、DIPスイッチ650の設定および切替によって、切替(選択)可能である。つまり、DIPスイッチ650の設定および切替によって、演出の順序や実行される演出を変化させることができる。また、この例では、設定Aと設定Bで行われる演出を同じ演出(演出データ)としたが、設定Aのみで実行される演出データ、あるいは設定Bのみで実行される演出データがあってもよい。
このように、上記の例では本適用可能形態の演出Aの開始条件は、電源投入後の予め定められた時間が到来した場合(第1副制御部400のカウンタ値(タイマ回路による計時値、RTC回路による計時値)が所定値となった場合である。一方、演出Bの開始条件は、電源投入後の予め定められた時間(第1副制御部400のカウンタ値(タイマ回路による計時値、RTC回路による計時値)に対応するものではあるが、大当り時や確変時など任意のタイミングで成立するものであり、各演出(パート)の途中から実行される場合もある。
なお、図129、図130では、演出Aが電源投入後の毎時間毎に実行される演出を例に示したが、これに加えて月の情報をRTC回路(第1副制御部400に内蔵または外付けの回路であって、第1副制御部400の基本回路とは異なるIC)から取得し、1月であれば演出A11,2月であれば演出A12・・・のように、月ごとに設定された一斉演出を実行してもよく、この場合もRTC演出といる。この場合、時間経過は第1副制御部400のプログラムのカウンタ値あるいは、当該カウンタ値に応じて変化するデータに基づいて判定し、月はRTC回路に基づいて判定するので、それぞれが実行条件に含まれる各要件となる。
図131は、演出Aと演出Bが同時に実行される期間がある場合について説明する図であり、同図(a)、(b)がタイミングチャートであり、同図(c)がタイムテーブルである。
同図(a)に示す様に、本適用可能形態のぱちんこ機100は、演出Aと演出Bを同時に実行することができる(同時に実行するように設定可能である)。同図(a)は、図129のタイムテーブルによって演出Aと演出Bが設定されていた場合の電源投入後60分前後のタイミングチャートの一例である。
例えば、図129(a)のタイムテーブルにより、電源投入後60分から、演出A1aが5分間実行されるように設定される。また図129(c)のタイムテーブルにより55分40秒から演出B3aが実行され、60分から演出B1bが実行され、63分から演出B2bが実行され、67分40秒から演出B3bが実行されるように設定される。そして、電源投入から60分が経過すると、演出A1aが実行され、5分間で終了する。この間に、大当り(または確変)がなければ、演出Bは実行されない。一方、例えば、60分から63分までの間に大当りがあると、演出A1aと同時に演出B1bが実行される。このように一台のぱちんこ機100において演出Aと演出Bが同時に実行される場合には、いずれか一方(例えば、演出A1a)が主表示領域D1(装飾図柄表示装置208)で実行され、他方(例えば、演出B1b)が副表示領域D2(例えば、サブ表示装置208S)で実行される。そして、大当りの状態が65分以降も継続していた場合、演出A1aは終了するが、63分で演出B1bが完了した後、演出B2bが実行を開始する。この例では、演出A1aの開始時間と、演出B1bの開始時間(電源投入後60分)が一致しており、演出A1aの終了時間(電源投入後65分)は、演出B2bの実行途中の時間となる。このような場合、演出Aと演出Bは同時に表示可能(遊技者に視認可能)ではあるが、演出B2bの途中で演出A1aが終了することで、遊技者が演出B2bに集中しにくくなる場合もある。
同図(b)は、演出A1aの終了時間を、演出B2bの開始時間(電源投入後63分)と一致させた場合のタイミングチャートである。このように、演出Aの終了時間を、演出Bの開始時間と合わせてもよく、そのために、演出Aは必ずしも、電源投入後1時間毎に実行するものとしなくてもよい。
同図(c)は、毎回の演出Aの終了時間を演出Bのいずれかの開始時間と一致させたタイムテーブルの一例である。この例では、演出A1aの開始時間は電源投入後58分、演出A2aの開始時間は電源投入後117分40秒、演出A3aの開始時間は電源投入後179分・・・とし、演出Aの終了時間を、演出B(演出B1a、演出B2a、演出B3a、演出B1b、演出B2b、演出B3b)のいずれかの開始時間の一致させている。このようにすることで、例えば演出A1aが終了した場合に、演出B2bを最初から遊技者に視認しやすくすることができる。
このように、演出Aは、必ずしも一定期間(1時間)毎に実行される演出にかぎらず、予め定められた時間(同図(c)に示す開始時間)が到来した場合に実行される演出であってもよい。
図132は、演出(例えば、演出Aと演出C)とそれらを表示する表示領域との関係を示すタイミングチャートである。同図において、表示領域Aは、主表示領域D1(装飾図柄表示装置208の表示領域)であり、表示領域Bは、副表示領域D2(装飾図柄表示装置208のワイプ状表示領域208W、あるいは、サブ表示装置208Sの表示領域)である。
同図(a)では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、例えば、演出A,演出B以外の演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示(特に、スーパーリーチ演出など))が実行されている。また、表示領域Bでは、表示領域Aと同様の演出Cβ(装飾図柄の変動表示(特に、スーパーリーチ演出など))が実行されている。なお、以下の説明において、演出○αと演出○βは、同じ状態で表示される演出であるが、表示領域のサイズの違いから内容が若干異なる演出(例えば、演出○αより演出○βの方が簡素な演出)であることを意味する。例えば演出Cαは、複数のキャラクタが登場するスーパーリーチ演出であり、演出Cβは一人のキャラクタが登場するスーパーリーチ演出などである。
そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を継続するが、表示領域Bでは、演出Cβ(例えば、演出Cαの簡素版の演出)の実行が終了し(キャンセルされ)、表示領域Bにおいて、本来表示領域Aで実行すべき演出Aα(一斉演出)が実行を開始する。そして、図柄変動表示が停止し、表示領域Aの演出Cαが終了すると、表示領域Aで演出Aαが実行を開始し、表示領域Bでも演出Aβ(例えば、演出Aαの簡素版の一斉演出)が実行を開始する。この例では、一斉演出の開始時間の到来で、本来は、表示領域Aにおいて演出Aαが実行されるべきところ、表示領域Aにおいて装飾図柄の変動表示(特に、遊技者に注目させたいスーパーリーチ演出Cα)が実行中であるため、表示領域Bにおいて、表示領域Aで実行されるべき演出Aαを縮小するなどして内容はそのまま実行し、演出Cαが終了したタイミングで表示領域Aにおいて演出Aαを実行している。
同図(b)は他の表示例である。この例では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行されている。また、表示領域Bでは、表示領域Aと同じ演出であるが内容を例えば簡素にした演出Cβ(装飾図柄の変動表示)が実行されている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を終了し(キャンセルされ)、表示領域Aにおいて演出Aαが実行を開始する。一方表示領域Bでは、演出Cβの実行が終了し(キャンセルされ)、表示領域Aで実行していた演出Cαが実行を開始する。表示領域Bの演出Cαは、図柄変動表示の停止時まで継続し、図柄変動表示が停止した後は、演出Aβ(演出Aαと同内容であるが簡素に演出)を実行する。表示領域Aでは引き続き、演出Aαの実行を継続する。この例では、一斉演出の開始タイミングで、表示領域Aで演出Aαが実行を開始するため、中断された演出Cαを縮小表示するなどして内容をそのまま表示領域Bで引き続き実行する。
同図(c)は他の表示例である。この例では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行され、表示領域Bでは、演出Cαより例えば簡素版の演出Cβ(装飾図柄の変動表示)が実行されている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を終了し(キャンセルされ)、表示領域Aにおいて演出Aαが実行を開始する。また、表示領域Bでにおいても演出Cβが実行を終了し(キャンセルされ)、演出Aβ(例えば、演出Aαの簡素版の演出)が実行を開始する。
同図(d)は他の表示例である。この例では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行されている。また、表示領域Bでは、いずれの演出も実行されず、非表示の状態となっている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を継続し、表示領域Bにおいて演出Aαが実行を開始する。そして図柄変動表示が停止し、表示領域Aにおいて演出Cαが実行を終了した後は、表示領域Aにおいて演出Aαを実行する。このタイミングで、表示領域Bでは演出Aαと同内容で例えば簡素版の演出Aβの実行を開始する。
同図(e)は他の表示例である。この例では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行されている。また、表示領域Bでは、いずれの演出も実行されず、非表示の状態となっている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Aαが実行を開始し、表示領域Bでは演出Cαが実行を開始する。そして図柄変動表示が停止し、表示領域Aにおいて演出Cαが実行を終了した後は、表示領域Aにおいて演出Aαを実行する。このタイミングで、表示領域Bでは演出Aαと同内容で例えば簡素版の演出Aβの実行を開始する。
なお、ここでは、演出Aと演出Cと、これらを表示する表示領域との関係について説明したが、演出Bと演出Cを実行する場合、演出Aと演出Bを実行する場合、あるいは演出A〜演出Cを実行する場合においても同様にして表示を切り替えることができる。
図133は、演出(例えば、演出Aと演出C)とそれらを表示する表示領域との関係を示すタイミングチャートである。同図において、表示領域Aは、主表示領域D1(装飾図柄表示装置208の表示領域)であり、表示領域Bは、主表示領域D1に重なる一の副表示領域D21(装飾図柄表示装置208のワイプ状表示領域208W)であり、表示領域Cは、主表示領域D1とは別体の他の副表示領域D22(サブ表示装置208Sの表示領域)である。
同図(a)では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、例えば、演出A,演出B以外の演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行されている。また、表示領域Bでは、いずれの演出も実行されず、非表示となっている。また表示領域Cでは表示領域Aと同じ内容であるが、例えば演出Cαよりは簡素版の演出Cβ(装飾図柄の変動表示)が実行されている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を継続し、表示領域Cでも演出Cβの実行を継続するが、表示領域Bでは、本来表示領域Aで表示すべき演出Aαを縮小するなどしてそのままの内容で実行する。そして図柄変動表示が停止し、表示領域Aの演出Cα、および表示領域Cの演出Cβが終了すると、表示領域Aで演出Aαが実行を開始し、表示領域Cでも同じ内容であるが例えば簡素版の演出Aβの実行を開始する。また表示領域Bではいずれの演出も実行されず、非表示となる。
次に一斉演出の開始時間Tが到来すると、表示領域Aにおいて演出Cαを開始し、表示領域Cにおいて、演出Cβを実行する。そして表示領域Bでは、表示領域Aで実行されるべき演出Aαを縮小するなどして内容をそのままで実行する。そして図柄変動表示が停止したタイミングで、表示領域Aでは演出Aαを表示し、表示領域Cでは演出Aβを表示して、表示領域Bは非表示となる。
また、同図(b)では、図柄変動表示中は、表示領域Aにおいて、演出Cα(例えば、装飾図柄の変動表示)が実行されている。また、表示領域Bでは、いずれの演出も実行されず、非表示となっている。また表示領域Cでは表示領域Aと同じ内容であるが、例えば演出Cαよりは簡素版の演出Cβ(装飾図柄の変動表示)が実行されている。そして、図柄変動表示中に、一斉演出の実行時間Tが到来すると、表示領域Aでは、演出Cαが実行を継続し、表示領域Bでは、表示領域Aで表示すべき演出Aαを縮小するなどしてそのままの内容で実行する。また表示領域Cでは演出Aαと同内容であるが例えば簡素版の演出Aβを実行する。そして図柄変動表示が停止し、表示領域Aの演出Cαが終了すると、表示領域Aでは演出Aαを実行する。また表示領域Bは非表示となる。また表示領域Cでは演出Aβを継続する。
次に一斉演出の開始時間Tが到来すると、表示領域Aにおいて演出Cαを開始し、表示領域Bでは、表示領域Aで実行されるべき演出Aαを縮小するなどして内容をそのままで実行する。また表示領域Cでは演出Cβを実行する。そしてそして図柄変動表示が停止したタイミングで、表示領域Aでは演出Aαを表示し、表示領域Cでは演出Aβを表示して、表示領域Bは非表示となる。
図134を参照して、表示領域D(主表示領域D1、副表示領域D21)について説明する。図124(d)に示したように、装飾図柄表示装置208の表示領域の全体が主表示領域D1であり、当該装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)である構成の場合、副表示領域D21は、主表示領域D1の一部に重ねて表示されるため、副表示領域D21において演出を表示中は、その背後の主表示領域D1の一部が視認困難となる。ここで、一般的なぱちんこ機において、変動遊技の保留数を保留アイコンを表示して報知する構成が知られているが、当該保留アイコンも装飾図柄表示装置208の表示領域の一部に重ねて表示されるものであって、保留アイコンの表示領域(保留表示領域)は、本適用可能形態の副表示領域D21と同様の構成といえる。
このため、図134では、説明の便宜上、保留数を表示する保留表示領域を例に、副表示領域D21について説明する。
同図(a)に示すように、主表示領域D1の一部に重畳するように副表示領域D21が設けられている。副表示領域D21は、所定の演出(ここでは、保留アイコンPIの表示演出)を実行する領域である。この場合、副表示領域D21は最大で4つの保留アイコンPIが表示されるのに必要な大きさで確保される。具体的には、副表示領域D21は4つの保留アイコンPIの上下左右の一番突出している部分の四点を含む矩形状の領域(破線で示す領域)である。つまり、隣り合う保留アイコンPIの間は、保留アイコンPIは表示されていないが、副表示領域D21である。
同図(b)、(c)は、各保留アイコンPI部分の拡大図である。各保留アイコンPIは、最大で16×16ピクセルのサイズの画像データであり、視認可能となる画像データ部分(同図(b)、(c)では塗りつぶされた部分)以外の余白部分も保留アイコンPIのための領域である。
つまり、本適用可能形態のワイプ状の副表示領域D21は、当該副表示領域D21で表示すべき演出を上下左右方向において表示するのに十分なサイズを確保した領域をいい、演出表示(演出画像)に空白部分があったとしても、画像当該副表示領域D21で表示される演出表示のために確保された領域(同図(b)、(c)の余白部分)であれば、そこまでを含む領域である。
同図(d)〜(f)は、余白部分を塗り潰して副表示領域D21を示している。同図(f)、(g)に示す様に、副表示領域D21は主表示領域D1と一部重畳し、副表示領域D21によって主表示領域D1の演出表示(ここでは装飾図柄の変動表示)の一部が視認困難となっている。
<演出実行のタイミングチャート>
以下、タイミングチャートを用いて、演出A(例えば、一斉演出),演出B(例えば、大当り、確変など有利な状態における演出)の実行例について説明する。
<適用可能例A>
図135は、演出A、演出Bの実行の一例を示す図であり、同図(a)、(b)は、演出Aのタイミングチャートであり、同図(c)、(d)は、演出Bのタイミングチャートである。
同図(a)に示す様に、演出Aは全て演出時間(演出の実行時間)が同じ(一定)であり、演出Aの開始時間から次回の演出Aの開始時間までの時間(以下、この時間を「開始間隔」という)も一定である。このように演出Aは周期的に実行されるものであり、その周期も一定である。
また同図(b)に示す様に、演出Aの開始間隔は一定であるが、各演出Aの演出時間は一定でなくてもよい。この場合も開始間隔は一定であり、演出Aは周期的に実行されるものである。
一方、同図(c)に示す様に、演出Bは、大当りや確変など、所定の条件(開始条件)が成立した場合に任意のタイミングで実行を開始する。また、その演出時間も一定とは限らない。このように演出Bの開始間隔は、一定ではなく、演出Bは周期的に実行されるものではない。
また同図(d)に示す様に、演出Bの開始条件(例えば,大当り)が一定の間隔で成立する場合には、演出Bの開始間隔が一定の間隔となる。しかし、大当りや確変などの有利な状態の成立条件は、予め定められた間隔(時間)で成立するものではないため、結果的に開始間隔は一定となったとしても、演出Aの「周期的な実行」とは区別される。このように、演出Bは非周期的に実行される演出、あるいは予め定められた時間の到来が開始条件とはならない演出である。
<適用可能例B>
図136は、演出A、演出Bの開始条件(開始要件)および終了条件(終了要件)の一例を示すものであり、同図(a)、(b)は、演出Aのタイミングチャートであり、同図(c)〜(f)は、演出Bのタイミングチャートである。以下の適用可能例において、各タイミングチャートの最下段に示す矩形のブロックは、各演出の演出データ(演出パート)の最小単位(図128の演出A1−1a、A1−1b、演出B1−1aなど)である。また、開始条件は、1つまたは複数の要件(開始要件)を備えた場合に成立するものであり、終了条件は、1つまたは複数の要件(開始要件)を備えた場合に成立するものである。以下の例では、開始条件は1つの要件を備えた場合に成立(開始要件=開始条件)し、終了条件は1つの要件を備えた場合に成立(終了要件=終了条件)するものとして説明する。
同図(a)に示す様に、演出Aは周期的に所定時間、実行される。つまり、演出Aの開始条件(開始要件)は、計時手段による計時値、あるいは計時値に応じたデータが所定の値となった場合である。計時手段による計時値とは、図125(c)に示すカウンタ値、あるいは図129(a)等に示す電源投入後に周期的に到来する(予め定められた)経過時間である。また、計時値に応じたデータとは、図125(d)に示すカウンタ値である。また、)が所定の値となった場合である。
また演出Aの終了条件(終了要件)は、演出時間の終了(例えば、図129(a)の演出A1aでは5分)であり、また、演出データの終了タイミングである。具体的には、演出A(A1a)が2つの演出データA1−1a、A1−2aで構成されているとすると、演出データA1−2aの終了タイミングが演出Aの終了条件である。
また同図(b)は同図(a)の場合と演出Aの演出時間が異なる例を示し、こでは演出Aは、3つの演出データA1−1a、A1−2a、A1−3aで構成されているとする。この場合の演出Aの開始条件(開始要件)は、計時手段による計時値、あるいは計時値に応じたデータが所定の値となった場合であり、終了条件は、演出データA1−3aの終了タイミングである。
また同図(c)に示す様に、演出Bは、大当りや確変など、所定の条件(開始条件)が成立した場合に任意のタイミングで実行(遊技者に視認可能となる表示)を開始し、大当りや確変などの状態が終了した時点で実行(遊技者に視認可能となる表示)を終了する。
既述の如く、演出Bは電源投入直後から内部的には図129(c)に示した様なタイムテーブルに基づいて最下段のブロックで示す様に演出データ(例えば、演出B1−1a、演出B1−2a、演出B1−3a、演出B2−1a、演出B2−2a、演出B2−3a、演出B3−1a)が連続して実行するよう制御されている。従って、演出Bの開始条件が成立したタイミングでは、遊技者は、演出B2−1aの途中から実行開始したように認識し、終了条件が成立したタイミングでは、演出B2−3aの途中で実行が終了したように認識する。このように、本適用可能例および以下の適用可能例で示す演出Bに関するタイミングチャートでは、H/Lで示すタイミングチャートが、遊技者に認識可能となる演出Bの実行タイミングを示し、ブロックで示す各演出パートが内部的に実行制御されている演出Bを示すものとする。
同図(d)は、演出Bの開始条件が成立したタイミングが、内部的に実行制御されている演出データの途中であって、当該演出データ(演出パート)がムービーで構成されている場合の実行例である。演出データがムービーの場合、その途中から実行(表示)を開始することができない。そのため、同図(d)に示すように、開始条件が成立した時点で、内部的に実行が制御されている演出データ(演出パート)の終了を待って、次の演出データ(演出パート)の開始タイミングで、演出Bの実行(表示)を開始する。つまり、破線で示すように、開始条件の成立と演出Bの実行開始にはタイムラグが生じることになる。このタイムラグの期間には、演出Bとは異なる演出(表示など)を実行してもよい。以下、破線で示すタイムラグの期間に実行する演出を、「追加演出」と称する。
一方、演出Bの終了タイミングについては、終了条件が成立したタイミングで演出Bの実行を終了している。つまり終了条件が成立した状態で実行されていたも演出データは(内部的な実行処理は継続するが)遊技者には途中の状態で終了したように認識される。当該演出データがムービー以外で構成されている場合には、途中であっても演出Bの実行が終了したように遊技者に認識させることができる。
同図(e)は、同図(c)と同様に演出Bの開始条件が成立したタイミングが内部的に実行制御されている演出データの途中であって、当該演出データの途中から演出Bの実行を開始することが可能(演出Bの実行が開始したように遊技者に認識させることが可能)な場合の実行例である。この例では、終了条件が成立したタイミングも内部的に実行制御されている演出データの途中であるが、当該演出データがムービーなどで構成されている場合には、当該演出データを途中で終了させることができない。つまり、終了条件が成立したタイミングで、演出Bが終了したように遊技者に認識させることは可能である場合もあるが、次の演出は、破線で示すように、終了条件が成立したタイミングで内部的に実行が制御されている演出データの終了を待って、実行させることになる。この例では、演出Bの終了条件の成立(演出Bの終了)と、次の演出が開始可能となるまでの間に破線で示すようなタイムラグが生じている。このタイムラグの期間にも、演出Bとは異なる追加演出(表示など)を実行してもよい。
同図(f)は、同図(d)で示した演出Bの開始時のタイムラグ(開始条件が成立したタイミングからの破線部分)と同図(e)で示した演出Bの終了時のタイムラグ(終了条件が成立した時点からの破線部分)とが生じている例である。このタイムラグの期間には、演出Bとは異なる追加演出(表示など)を実行してもよい。
<適用可能例C>
図137は、演出Aと装飾図柄変動表示(演出C)の実行の一例を示すタイミングチャートである。
同図(a)に示す様に、装飾図柄表示装置208において、装飾図柄変動表示は、変動と停止を繰り返している。そして、演出A(一斉演出)の開始条件が成立すると、演出Aが実行開始する。例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面を使用して(主表示領域D1において)演出Aが実行される。装飾図柄変動表示は、例えば、演出Aの背面で、変動表示と停止表示を繰り返している。そして演出Aは、所定の演出データ(演出パート)に基づく演出が終了すると実行を終了する。このように演出A(例えば、図129(a)に示す演出A1a)の開始タイミングと終了タイミングは、、これを構成する演出データ(例えば、図128(a)に示す演出A1−1a、演出A1−2a・・・)の開始タイミングおよび終了タイミングと一致する。装飾図柄表示装置208では、演出Aが実行を終了する(非表示となる)と、背面で実行されていた装飾図柄変動表示(演出C)が視認可能となる。
同図(b)は、同図(a)において、追加演出を実行する場合の一例を示す。例えば、演出Aの終了条件が成立した演出Aの終了タイミングにおいて、演出Aが終了する(非表示となる)と、その背面で実行されていた装飾図柄変動表示が途中から視認可能となる。このような場合に、当該装飾図柄変動表示が停止表示となるまで、演出Aの終了後に破線で示すように追加演出を実行してもよい。この追加演出は、例えば、装飾図柄変動表示の開始前に表示されていた背景画像などを記憶手段に記憶しておき、それを表示するようにしてもよい。
同図(c)は、演出Aが終了したタイミングでは、装飾図柄変動表示が途中から視認可能となる状態であるが、保留を全て消化しており、次の装飾図柄変動表示が開始しない状態を示している。このような場合は、破線で示すように、次の装飾図柄変動表示が開始するまで、演出Aの終了後に追加演出(例えば、背景画像の表示)を実行するようにしてもよい。
なお、以下の適用可能例において、特に記載しない場合には、演出A,演出B、装飾図柄変動表示(演出C)のいずれも装飾図柄表示装置208の全面で実行されるものとし、装飾図柄変動表示中に演出Aまたは演出Bが開始された場合には、これらは装飾図柄変動表示の前面で実行され、演出Aまたは演出B終了した場合に装飾図柄変動表示が継続していた場合は、演出Aまたは演出Bが非表示になった後に、背面で実行されていた装飾図柄変動表示が再表示されるものとする。
<適用可能例D>
図138は、演出B、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の他の例を示すタイミングチャートである。ここで、特定遊技状態とは大当り以外の、演出Bの実行開始条件となる有利な遊技状態(例えば、確変、電サポ中など)である。
同図(a)に示す様に、演出Bは、特定遊技状態の開始を開始条件として実行され、特定遊技状態の終了を終了条件として実行を終了する。装飾図柄変動表示は、特定遊技状態の開始とともに変動表示、停止表示を保留数に応じて繰り返し実行するが、特定遊技状態の終了と共に、停止表示となる。すなわち、演出Bは、複数回の図柄の変動表示に跨って実行可能な演出ということができる。また、演出Bは内部的には、電源投入直後から図129(c)に示した様なタイムテーブルに基づいて複数の演出データが連続して実行するよう制御されている。この例では、演出Bの開始タイミングおよび終了タイミングのいずれも、内部的に実行が制御される演出Bの演出データの開始タイミング、終了タイミングとずれている場合を示している。
同図(b)は、同図(a)において、演出Bの開始条件が成立した場合に追加演出を実行し、その直後の演出データの開始タイミングまで演出Bの開始タイミングを待機する実行例を示している。演出Bの開始条件が成立した場合に内部的に実行が制御されていた演出データがムービーなどの場合には、途中から表示されることができないため、追加演出を実行し、当該演出データが終了した時点で、演出Bを実行(遊技者に認識可能な状態出実行)する。
本適用可能形態では、図138(a)及び同図(b)に示すように、演出Bが実行される期間(第一の期間)は、装飾図柄の変動開始から終了までの期間(第二の期間)よりも長い期間であるということができる。なお、演出Bが実行される期間が、装飾図柄の変動開始から終了までの期間よりも短い場合があってもよい。
<適用可能例E>
図139は、演出B、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の他の例を示す他のタイミングチャートである。
同図(a)に示す様に、演出Bは、特定遊技状態の開始を開始条件として実行され、特定遊技状態の終了後の、次回の装飾図柄変動表示の開始を終了条件として実行を終了するものであってもよい。
同図(b)は、同図(a)において、演出Bの開始条件が成立した場合に追加演出を実行し、その直後の演出データの開始タイミングまで演出Bの開始タイミングを待機する実行例を示している。演出Bの終了条件が、特定遊技状態の終了後の、次回の装飾図柄変動表示の開始である以外は、図138(b)と同様であるので、説明は省略する。
同図(c)は、演出Bの終了条件が異なる他の例である。この例では、特定遊技状態の開始を開始条件として実行され、特定遊技状態の終了に合わせて終了する最後の装飾図柄変動表示中に、演出Bを終了するものである。より詳細には、演出Bは、特定遊技状態の終了に合わせて終了する最後の装飾図柄変動表示の、変動表示開始直後に終了する演出データ(黒塗りの星印を付した演出データ)の終了を終了条件としている。例えば,装飾図柄変動表示の回数が100回と決まっている場合などには、最後の装飾図柄変動表示が把握できるので、このような制御が可能となる。また、演出Bが終了した場合(非表示となった場合)、最後の装飾図柄変動表示が途中から再表示されることを防止するために、演出Bの終了後に破線で示すように追加演出を実行してもよい。追加演出は、特定遊技状態の終了に合わせて実行を終了する。この例において、最後の装飾図柄変動表示中に、複数の演出データが含まれる場合(黒塗りの星印を付した演出データと白塗りの星印を付した演出データ)、いずれの演出データの終了を、演出Bの終了条件としてもよいが、ここでは、最後の装飾図柄変動表示が開始した直後に内部的な実行が制御されている演出データ(黒塗りの星印を付した演出データ)の終了を、演出Bの終了条件としている。
<適用可能例F>
図140は、演出B、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の他の例を示すタイミングチャートである。
同図(a)は、特定遊技状態の開始タイミングが、内部的な実行が制御されている演出データの途中であるために、演出Bの開始条件を特定遊技状態の開始より送らせて演出Bの開始前に追加演出を実行する他の例である。演出Bの開始条件は、特定遊技状態が開始した直後の(最初の)装飾図柄変動表示中に内部的に実行が制御される演出データのいずれかの開始(終了)タイミングである。
そしてこの例では、最初の装飾図柄変動表示の期間を、それ以降の装飾図柄変動表示の期間よりも長く設定している。これにより、最初の装飾図柄変動表示の期間中に演出データの開始(終了)タイミングを多く設けることができるため、演出Bの開始条件(開始タイミング)を細かい期間で設定することができる。
同図(b)は、演出Bの終了条件を特定遊技状態の終了よりも早めて、演出Bの終了後に追加演出を実行する他の例である。演出Bの終了条件は、特定遊技状態が終了する直前の(最後の)装飾図柄変動表示中に内部的に実行が制御される演出データのいずれかの開始(終了)タイミングである。
この場合も、同図(a)と同様に、最後の装飾図柄変動表示の期間を、それ以前の装飾図柄変動表示の期間よりも長く設定することで、演出Bの終了条件(終了タイミング)を細かい期間で設定することができる。
<適用可能例G>
図141は、演出B、特別遊技状態(例えば、大当たり遊技状態)、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の一例を示すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、特定遊技状態(例えば、確変、電サポ状態)は、特別遊技状態(大当たり遊技状態)の終了後に開始する。ここでは演出Bは、特別遊技状態が開始した後、内部的な実行が制御されている演出データの開始(終了)を開始条件として、実行される。なお、演出Bは、特別遊技状態の開始を条件として(特別遊技状態の開始と同時に)開始されるものであってもよい。また、この例では、演出Bの終了条件は、特定遊技状態終了後の、次回の装飾図柄変動表示の開始である。
同図(b)は、特定遊技状態が終了する数回前(例えば4回前)の装飾図柄変動表示の開始が、演出Bの終了条件となる例である。例えば、ST機では、大当り後に100%確変状態となるが、その変動回数が例えば、100回等と決まっている。このような場合に、変動回数の終了の数回前に演出Bを終了し、装飾図柄変動表示を複数回表示させることで、確変状態の変動回数の終了が近いことを報知することにより、遊技者の射幸心を煽ることができる。
<適用可能例H>
図142は、演出B、特別遊技状態(例えば、大当たり遊技状態)、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の他の例を示すタイミングチャートである。
演出Bの開始条件は、特別遊技状態の終了、すなわち特定遊技状態の開始である。また、演出Bの終了条件は、次回の特別遊技状態の開始、すなわち特定遊技状態の終了である。そして、この例では、最後の装飾図柄変動表示の期間をそれ以前の装飾図柄変動表示の期間よりも長くしている。
<適用可能例I>
図143は、演出B、特別遊技状態(例えば、大当たり遊技状態)、特定遊技状態および装飾図柄変動表示(演出C)の実行の他の例を示すタイミングチャートである。
同図(a)では、演出Bの開始条件は、特定遊技状態の開始である。この例では、演出Bは装飾図柄表示装置208の主表示領域D1で実行され、演出Bの開始に合わせて開始される装飾図柄変動表示は、演出Bの背面で実行を開始する。そして、装飾図柄変動表示の1回目の停止表示で「はずれ」に対応する装飾図柄が停止表示され(t1)、その後の装飾図柄変動表示中にスーパーリーチ演出が開始(t2)したとする。スーパーリーチ演出が開始した場合は、当該演出(装飾図柄変動表示)を装飾図柄表示装置208の前面で実行するように切り替える。そして同時に実行される演出Bは、t2のタイミングで副表示領域D2(ワイプ状表示領域208Wまたはサブ表示装置208S)で実行するように切り替える。スーパーリーチ演出で「はずれ」に対応する装飾図柄が停止表示された場合(t3)には、次の装飾図柄変動表示の開始タイミング(t4)で演出Bを、第一表示領域D1での実行に切り替える。ここで、演出Bが第一表示領域D1で実行されている場合に、装飾図柄変動表示をその背面で実行するものとして説明したが、演出Bが第一表示領域D1で実行されている場合に、装飾図柄変動表示は、副表示領域D2(ワイプ状表示領域208Wまたはサブ表示装置208S)で実行するものとしてもよい。
同図(b)は、同図(a)において、スーパーリーチ演出で「当り」に対応する装飾図柄が停止表示された場合の一例である。
スーパーリーチ演出の開始(t2)で、当該演出(装飾図柄変動表示)を装飾図柄表示装置208の前面で実行するように切り替え、演出Bは、t2のタイミングで副表示領域D2(ワイプ状表示領域208Wまたはサブ表示装置208S)で実行するように切り替えられているが、スーパーリーチ演出で「当り」に対応する装飾図柄が停止表示された場合(t3)、次回の装飾図柄の変動表示の開始(t4)が、演出Bの終了条件となる。またt4のタイミングで特別遊技状態が開始している。装飾図柄変動表示は、スーパーリーチ演出の実行時に引き続き、装飾図柄表示装置208において実行される。
<適用可能例J>
図144は、演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の実行例を示すタイミングチャートである。
同図(a)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が重複しない(重ならない)場合を示している。実行期間が重複しないため、いずれも装飾図柄表示装置208の主表示領域D1で実行可能であるが、この例において、演出A、演出Bのいずれか一方が、主表示領域D1で実行され、他方が副表示領域D2(ワイプ状表示領域208Wまたはサブ表示装置208S)で実行されるようにしてもよい。
同図(b)では、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており(図131参照)、ここでは演出Aの実行中に演出Bが実行を開始している場合を示している。このように、演出Aと演出Bの実行期間が重複する場合には、主表示領域D1と副表示領域D2でこれらを切り替えて表示するとよい。例えば、主表示領域で演出Aを実行中に、演出Bが開始する場合には、演出Bを副表示領域D2(ワイプ状表示領域208Wまたはサブ表示装置208S)で実行する。あるいは、演出Aを副表示領域D2での実行に切り替え、主表示領域D1で演出Bを実行する(図124参照)。
同図(c)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており、ここでは演出Bの実行中に演出Aが実行を開始している場合を示している。この場合も、主表示領域D1と副表示領域D2によって、これらの演出を切り替えて表示するとよい。
同図(d)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており、ここでは1回目の演出Aの実行中に演出Bが実行を開始し、演出Bの実行中に1回目の演出Aは実行を終了し、演出Bの実行中に2回目の演出Aが実行を開始した場合を示している。この場合も、主表示領域D1と副表示領域D2によって、これらの演出を切り替えて表示するとよい。主表示領域D1と副表示領域D2による演出の切り替えについては、本適用可能形態の全ての適用可能例において同様である。
このように、本適用可能形態では、一台のぱちんこ機100において、または複数台のぱちんこ機100において、一斉演出の演出Aと、特別遊技状態あるいは特定遊技状態の場合に実行される演出Bとを同時に実行することができる。そしてこのように同時に実行している場合には、演出Aと演出Bは少なくとも一部が関連性のある演出を実行することができる。例えば、周期的に実行される一斉演出で、複数のぱちんこ機100が図128(a)に示した演出A1(演出A1−1a、演出A1−2a、演出1−3a・・・)を実行中に、そのうちの一台または複数台のぱちんこ機100が、特定遊技状態の開始を開始条件として演出B1(演出B1−2a、演出B1−3a・・・)を実行する。一台のぱちんこ機100において、演出Aと演出Bを同時に実行する場合には、主表示領域D1と副表示領域D2を利用する。複数台のぱちんこ機100において、演出Aと演出Bを同時に実行場合(例えば、右の台が演出A,左の台が演出Bを実行)する場合には、主表示領域D1のみを使用しても良いし、副表示領域D2を使用しても良い。
また、演出Aと演出Bを同時に実行する場合、演出A1の一部(例えば、演出A1−2a)と演出B1の一部(例えば、演出B1−2a)は、関連する演出にすることができる。つまり、この場合の演出A1−2aと演出B1−2aは、同時に実行された場合であっても、不調和にならない(違和感がない)ように関連している(何らかが調和している)演出データである。具体的に一例を挙げると、楽曲が同じメロディーであったり、異なるメロディーであるが調和している(主旋律と副旋律など)ものであったり、楽曲同士が同様の調子で掛け合いになっているものなどをいう。また楽曲が歌唱の場合には、同じ歌詞であったり、同じ(性別の)ボーカルであったり、合唱、輪唱、斉唱である場合をいう。また、歌唱に限らず、演奏(合奏、重奏、掛け合いの演奏)などであってもよい。また、楽曲に限らず、各種ランプ(LED)による発光、可動体224による動作、装飾図柄表示装置208(サブ表示装置208S)における表示であってもよい。ここでは一例として一つの演出データ(パート)が関連する場合を説明したが、演出A、演出Bを構成する複数の演出データ(パート)が関連するものであってもよい。なお、演出A,演出Bの関連性については、本適用可能形態の全ての適用可能例において同様である。
<適用可能例K>
図145は、演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の他の実行例を示すタイミングチャートである。
同図(a)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており、ここでは1回目の演出Bの実行中に演出Aが実行を開始し、演出Aの実行中に1回目の演出Bは実行を終了し、演出Aの実行中に2回目の演出Bが実行を開始した場合を示している。
同図(b)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており、演出Aの実行中(開始後)に演出Bが実行を開始し、演出Aの実行中(終了前)に演出Bは実行を終了し、その後、演出Aの実行が終了する場合を示している。
同図(c)は、演出Aの実行期間と、演出Bの実行期間が少なくとも一部の期間において重複する(重なる)場合を示しており、演出Bの実行中(開始後)に演出Aが実行を開始し、演出Bの実行中(終了前)に演出Aは実行を終了し、その後、演出Bの実行が終了する場合を示している。
<適用可能例L>
図146は、演出Aと演出Bとを同時に実行する場合の他の実行例を示すタイミングチャートである。同図における最下段は、内部的な実行制御が行われる演出Bを構成する演出データを示す。
同図(a)は、演出Aの実行中に、演出Bの開始条件(例えば、確変の開始)が成立し、演出Bが実行可能であるが、このタイミングでは実行せず、演出Aの終了後に演出Bを実行する場合を示している。このように、演出Bの開始条件が成立していても演出Aと同時に実行できない場合には、演出Aの終了後に演出Bを実行するものとしてもよい。また演出Aは、主表示領域D1で実行し、破線部分の期間は、演出Bを副表示領域D2で実行し、演出Aが終了した後の演出Bは主表示領域D1に切り替えて実行するようにしてもよい。
同図(b)は、同図(a)と同様に、演出Aの終了後に演出Bを実行するものであるが、演出Aの終了が、演出Bを構成する演出データの途中のタイミングであるため、当該演出データの終了まで演出Bの実行開始を待機する例である。このような場合、破線部分の、特に演出Aの終了から演出Bの開始まではタイムラグが発生し、何も表示されない状態となるので、この期間に追加演出を実行するものとしてもよい。
同図(c)は、演出Aと演出Bの実行期間が重複しない場合の実行例である。演出Aは、演出時間の終了で、実行を終了する(t1)。演出Bは、特定遊技状態中のあるタイミング(例えば、装飾図柄変動表示の3回目の開始(t2))を開始条件として実行開始するものとする。しかし、t2のタイミングでは、内部的な実行制御が行われる演出Bを構成する演出データの途中であるので、当該演出データの終了(t3)まで演出Bの開始を待機する。この場合、演出Aの終了後のt1〜t2の期間、および演出Bの開始前のt2〜t3の期間において、追加演出を行ってもよい。
<演出の表示例>
<適用可能例M>
次に、主に表示手段におけるの演出(演出A,演出B)の演出の一例について説明する。なお、以下の適用可能例において、演出Aと演出Bを入れ替えても同様に実施できる。図147は、適用可能例Mの装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)を時系列に示した図である。
同図(a)に示す様に、装飾図柄表示装置208は、装飾図柄を表示するための3つの図柄表示領域208a〜208c(左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208c)と、変動遊技の保留数を示す保留アイコンPIを表示するための保留表示領域208dと、を有している。装飾図柄の変動表示は、図柄表示領域208a〜208cの各々の表示範囲内で行われ、装飾図柄を停止表示(疑似連の仮停止表示も含む)する場合には、図柄表示領域208a〜208cの各々の表示範囲のほぼ中央に装飾図柄を停止表示する。
また、本適用可能形態では、右図柄表示領域208cの左側の表示領域に、特図1変動遊技の当否結果を示唆するための特図1用第四図柄表示領域208eと、特図2変動遊技の当否結果を示唆するための特図2用第四図柄表示領域208fとを有している。
同図(a)、(b)に示す状態は、演出C(図柄変動中の演出)の演出例を示している。まず、同図(a)に示すタイミングは、特図1の変動停止を行った状態である。この変動停止の状態では、主制御部300は、特図1表示装置212に「はずれ」を停止表示しているとともに、特図1保留ランプ218の全てのLEDを点灯して特図1変動遊技の保留数が4であることを報知している。
また、この変動停止の状態では、第1副制御部400は、図柄表示領域208a〜208cに、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾3−装飾4−装飾1」)を停止表示している。また、保留表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、保留アイコン表示領域900、第1副制御部400、第2副制御部500)は、所定の保留表示条件が成立した場合(例えば、第1特図始動口230への入賞など)には、増加した特図1変動遊技の保留に対応する一の保留アイコンを表示可能である。ここでは、保留手段は、保留表示領域208dに4つの保留アイコンPIを表示して、特図1変動遊技の保留数が4であることを報知している。また、特図1用第四図柄表示領域208e、特図2用第四図柄表示領域208fを消灯し、変動停止中であることを報知している。また、スピーカ120は、図柄変動中の演出(演出C)の音声を出力している。
同図(b)に示すタイミングは、特図1変動遊技の保留を1つ消化して、特図1の変動表示を開始(変動開始)した状態である。この変動開始の状態では、主制御部300は、特図1表示装置212を用いて特図1の変動表示を開始するとともに、特図1用の第4図柄表示領域208eを点滅表示(図では塗り潰し)して変動中であることを報知している。また、第1副制御部400は、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図図柄の変動表示を開始する。また保留表示手段は、保留表示領域208dに一番右の保留アイコンPIを塗り潰しから白抜き表示に変更し、特図1変動遊技の保留数が3になったことを報知している。また、スピーカ120は、図柄変動中の演出(演出C)の音声を出力している。
同図(c)に示すタイミングは、演出A(一斉演出)の実行条件が成立した状態を示している。すなわち、電源投入から、図129(a)のタイムテーブルに示す予め定められた時間(例えば60分)が経過した状態である。
同図(d)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において演出Aの実行が開始した状態を示している。すなわち、同図(b)と同様の図柄変動中の演出(演出C)を継続しつつ、装飾図柄表示装置208の主表示領域D1のうちの一部の副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において一斉演出(演出A(演出A1−1a)を開始している。具体的には、一斉演出(演出A)のうちの本編開始前であることを示す予告編を表示(襖が少し開いた状態の画像(アニメーション)を表示)している。また、スピーカ120からは演出Aを構成する演出A1−1a(予告編)の音声データ(例えば、図128(c)〜(e)の演出A1−1a(音)、以下音声データについて同様)を出力している。なお、ここでは、副表示領域D2としてワイプ状表示領域208W(副表示領域D21)に表示する場合を例に説明しているが、サブ表示装置208S(副表示領域D22)に表示するものであってもよく、これについては本適用可能形態の以下の全ての適用可能例において同様である。
同図(e)に示すタイミングは、特図1の変動停止を行った状態である。この変動停止の状態では、主制御部300は、特図1表示装置212に「はずれ」を停止表示している。また、この変動停止の状態では、第1副制御部400は、図柄表示領域208a〜208cに、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾2−装飾1−装飾7」)を停止表示している。こ変動停止のタイミングでは、ワイプ状表示領域208Wを一旦消去し、装飾図柄表示装置208の表示領域(主表示領域D1)の全面で演出Cを表示している。一方、スピーカ120からは、演出Aを構成する演出A1−2aの音声データを出力し、演出A(演出A1−2a)の継続中であることを報知している。
同図(f)に示すタイミングは、主表示領域D1の全面で演出A(演出A1−3a)を実行(表示)している状態である。具体的には、演出Aのうちの予告編として、襖が少し開いた状態の画像(アニメーション)と演出Aの本編が開始される前の状態であることを示す表示(例えば「準備中」の文字や、「あと60」など本編開始までのカウントダウン表示)を表示する。また、このタイミングでは主制御部300は、特図1表示装置212を用いて特図1の変動表示を開始するとともに、特図1用の第4図柄表示領域208eを点滅表示して変動中であることを報知している。そして、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において装飾図柄の変動表示(演出C)を表示している。また、主表示領域D1の左端部においても、装飾図柄の変動表示と保留数表示(ここでは「2」)を表示している。スピーカ120からは、演出Aを構成する演出A1−3aの音声データを出力している。このタイミングでは、同図(c)でワイプ状表示領域208Wで表示されていた演出を主表示領域D1に表示し、同図(c)で主表示領域D1で表示されていた演出Cをワイプ状表示領域Wで表示するように切り替えている。なお、この例では副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)は主表示領域D1の前面に表示される。このため、演出Aは主表示領域D1の全面で実行されるが、副表示領域D21によってその一部が視認困難となっている。
同図(g)に示すタイミングは、主表示領域D1で演出A(予告編(演出A1−7a))の実行を継続し、スピーカ120から演出A1−4aの音声データを出力している状態であり、同図(h)に示すタイミングは、本編開始までのカウントダウン表示の数値が「0」となり、スピーカ120から、演出A1−7aの音声データを出力している状態である。またこのタイミングでは主表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「4」を表示している。副表示領域D21においても装飾図柄の変動表示を継続している。
同図(i)に示すタイミングは、主表示領域D1において、演出Aの本編(ここではキャラクタ「姫」が登場する演出A1−8a)が開始するとともに、スピーカ120から演出A1−8a(本編)の音声データを出力している状態である。またこのタイミングでは主表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「4」の表示を継続し、副表示領域D21においても装飾図柄の変動表示(演出Cの実行)を継続している。
同図(j)に示すタイミングは、主表示領域D1において、演出Aの本編(演出A1−10a)の実行を継続し、スピーカ120から演出A1−10a(本編)の音声データを出力している状態である。このタイミングでは保留が1つ消化されて次回の装飾図柄の変動表示が実行されており、主表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「3」を表示し、副表示領域D21においても装飾図柄の変動表示(演出Cの実行)を継続している。
同図(k)に示すタイミングは、主表示領域D1において、演出Aのうちエンディング(演出A1−11a)を実行し、スピーカ120から演出A1−11a(エンディング)の音声データを出力している状態である。このタイミングでは主表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「3」の表示を継続し、副表示領域D21においても装飾図柄の変動表示(演出Cの実行)を継続している。
同図(l)に示すタイミングは、主表示領域D1において、演出Aのうちエンディングの実行を継続し、スピーカ120から演出A1−11a(エンディング)の音声データを出力するとともに、変動停止となった状態である。すなわち、主制御部300は、特図1表示装置212に「はずれ」を停止表示し、第1副制御部400は、副表示領域D2に、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾5−装飾4−装飾5」)を停止表示している。また、主表示領域D1の左端部において、「はずれ」に対応する図柄組合せで停止表示されたことを示す「545」の数字と、保留数の「3」の表示を行っている。
同図(m)に示すタイミングは、主表示領域D1において、演出Aのうちエンディングの実行を継続し、スピーカ120から演出A1−11a(エンディング)の音声データを出力している状態である。副表示領域D21では、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾5−装飾4−装飾5」)の停止表示を継続し、また、主表示領域D1の左端部において装飾図柄の停止表示を示す「545」の数字と、保留数の「3」の表示を行っている。一方、主制御部300は、特図1保留ランプ218のLEDを1つ消灯(2つ点灯)し、保留が1つ消化され、次の変動遊技が開始することを報知している。
同図(n)に示すタイミングは、次の特図1の変動表示を開始(変動開始)した状態である。主制御部300は、特図1表示装置212を用いて特図1の変動表示を開始するとともに、特図1用の第4図柄表示領域208eを点滅表示(図では塗り潰し)して変動中であることを報知している。また、第1副制御部400は、主表示領域D1において演出Aの実行を終了し、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示を開始するとともに、保留表示領域208dに2つの保留アイコンPIを塗り潰し表示して特図1変動遊技の保留数が2になったことを報知している。また、スピーカ120は、図柄変動中の演出(演出C)の音声を出力している。演出Aの終了と同時に副表示領域D21の表示も消去される。
このように、演出Aは、例えば予告編(同図(f)〜(h))、本編(同図(i)〜(j))、エンディング(同図(k)〜(m))などそれぞれ一纏まりで完結している複数の部分から構成されていてもよい。この場合、予告編、本編、エンディングは演出Aの一部である。また、特に予告編、本編、またはエンディングのみが演出Aであってもよい。
<適用可能例N>
図148は、適用可能例Nの装飾図柄表示装置208における演出(演出B,C)を時系列に示した図である。なお、以下の適用可能例においては、本適用可能形態の主要部分について主に説明するものとし、特に明記しない構成については適用可能例Mと同様とする。同図は、一例として、ST機において例えば「特図K」(16R特別大当り(16R特別確変))に当選し、大当り終了後に確変状態に突入したことを開始条件として演出Bが実行される演出の一例を示す。また、本適用可能例の演出Bは、複数のぱちんこ機100による一斉演出である。
同図(a)、(b)に示すタイミングは、適用可能例Mの図147(a)、(b)と同様であるで説明は省略する。
同図(c)に示すタイミングは、第1副制御部400が、主表示領域D1(図柄表示領域208a、208c)に「装飾5」を停止表示して、リーチ(スーパーリーチ)演出(演出C)を行っている状態である。
同図(d)に示すタイミングは、引き続き第1副制御部400が主表示領域D1に「SPリーチ」の文字を表示するとともに主表示領域D1の左上方に装飾図柄を変動 表示してスーパーリーチ演出(演出C)を行っている状態である。
同図(e)に示すタイミングは、第1副制御部400が、主表示領域D1(図柄表示領域208a〜208c)で「特図K」の16R大当り(16R確変大当り)の図柄組合せ(例えば「装飾5−装飾5−装飾5」)の揺れ変動表示を行っている状態であり、同図(f)に示すタイミングは、「特図K」の図柄組合せを停止表示している状態である。
同図(g)に示すタイミングは、大当り演出が開始した状態であり、同図(h)に示すタイミングは、大当り遊技の1ラウンド(1R)目の演出を実行している状態であり、同図(i)は、大当り遊技の16ラウンド(16R)目の演出を実行している状態である。大当り演出では、右打ちで入賞口に入賞しやすくなることを報知する右打ち報知表示や、ラウンド数の表示を行う。
同図(j)に示すタイミングは、16Rの大当り遊技終了後に確変に突入した状態であり、第1副制御部400は、主表示領域D1に「確変突入」などの文字を表示して、確変状態となったことを報知する。確変の変動回数はここでは例えば150回とする。
同図(k)に示すタイミングは、確変状態となったことを開始条件として、演出Bが実行を開始した状態である。第1副制御部400は、主表示領域D1の全面で演出B(吉宗リンク演出)を実行(表示)する。演出Bは例えば、演出B1aを含んで構成され、演出B1aは、演出B1−1a、演出B1−2a、演出B1−3a・・・の複数の演出データ(演出パート)で構成される(図130(b)、図128(a)参照)。
第1副制御部400は、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−1aを実行する。また、例えば主表示領域D1の上方において変動回数の残り回数(残149)を表示し、第一表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「4」を表示する。また、右打ち報知表示を引き続き行う。副表示領域D21では、装飾図柄の変動表示を行うとともに、保留数に対応した4つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−1aの音声データを出力する。
この例では副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)は主表示領域D1の前面に表示される。このため、演出Bは主表示領域D1の全面で実行されるが、副表示領域D21によってその一部が視認困難となっている。
なお、このタイミングで表示される演出Bは、必ずしも最初(先頭)の演出B1−1aとは限らない。すなわち、演出Bは、図129(c)に示す様に電源投入の直後から内部的に演出B1−1aから順次、演出B1−2a、演出B1−3a・・・と実行の制御がされており、確変状態となったことを条件として、電源投入後から確変となった状態までの経過時間に対応した演出データ(例えば、演出B1−3aなど)が、このタイミングで遊技者に認識可能に表示される。この例も、演出Bを構成する最初の(先頭の)演出データから開始したことを示すものではない。例えば、図130(b)に示す設定の場合には、開始時間12分で確変に突入しすると、演出B1a(演出B1−1a・・・)が実行される。
同図(l)に示すタイミングは、次回の変動が開始され、引き続き主表示領域D1において演出Bを実行している状態である。具体的には、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−2aを実行する。また、例えば主表示領域D1の上方において変動回数の残り回数(残148)を表示し、第一表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「3」を表示する。また、右打ち報知表示を引き続き行う。副表示領域D21では、次回の装飾図柄の変動表示を行うとともに、保留数に対応した3つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−2aの音声データを出力する。
同図(m)に示すタイミングは、最後の変動が開始され、引き続き主表示領域D1において演出Bを実行している状態である。具体的には、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−8aを実行する。また、例えば主表示領域D1の上方において変動回数の残り回数(LAST)を表示し、第一表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「4」を表示する。また、「右打ち報知」を引き続き行う。副表示領域D21では、最後の装飾図柄の変動表示を行うとともに、保留数に対応した4つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−8aの音声データを出力する。
同図(n)に示すタイミングは、引き続き主表示領域D1において演出Bを実行している状態である。具体的には、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−9aを実行する。また、第一表示領域D1の左端部において装飾図柄の変動表示と、保留数の「4」を表示する。また、右打ち報知表示を引き続き行う。副表示領域D21では、確変の変動遊技における結果表示(例えば、獲得球数や連チャン回数の表示など)を行うとともに、保留数に対応した4つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−9aの音声データを出力する。
同図(o)に示すタイミングは、引き続き主表示領域D1において演出Bを実行している状態である。具体的には、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−9aを実行する。また、第一表示領域D1の左端部において、「はずれ」に対応する図柄組合せで停止表示されたことを示す「787」の数字と、保留数の「4」を表示する。また、右打ち報知表示を引き続き行う。副表示領域D21では、引き続き確変の変動遊技における結果表示を行うとともに、保留数に対応した4つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−9aの音声データを出力する。
同図(p)に示すタイミングは、確変の状態が終了し、保留が一つ消化され次回の通常の変動遊技が開始する(演出Bの終了条件が成立する)直前の状態である。このタイミングでは引き続き主表示領域D1において演出Bを実行している。具体的には、主表示領域D1において、「吉宗リンク演出」の演出B1−9aを実行する。また、第一表示領域D1の左端部において、装飾図柄の停止表示を示す「787」の数字と、保留数の「4」を表示する。また、右打ち報知表示を引き続き行う。副表示領域D21では、引き続き確変の変動遊技における結果表示を行うとともに、保留数に対応した4つの保留アイコンPIを塗り潰しで表示する演出(演出C)を実行する。また、スピーカ120では、演出B1−9aの音声データを出力する。
同図(q)に示すタイミングは、次回の通常の変動遊技が開始し、演出Bの終了条件が成立した状態である。演出Bの終了条件の成立によって、主表示領域D1では演出Bの実行を終了し、図柄表示領域208a〜208cで装飾図柄の変動表示を実行するとともに、保留数に対応する3つの保留アイコンPIを塗りつぶして表示している。また、スピーカ120からは、演出Cの音声データを出力している。
<適用可能例O>
図149、図150は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を時系列に示した図である。適用可能例Oは、適用可能例Mのワイプ状表示領域208W(副表示領域D21)に代えて(あるいはこれに加えて)サブ表示装置208S(副表示領域D22)を用いて演出を実行する例である。
図149(a)〜(j)は、図147(a)〜(j)と同じタイミングを示し、図150(a)〜(d)は、図147(k)〜(n)と同じタイミングを示しているので、適用可能例Mと同様の構成については説明を省略する。
同図(a)(b)に示すように、本適用可能例では副表示領域D2(D22)としてサブ表示装置208Sを備えており、主表示領域D1で演出C(装飾図柄の変動表示)を実行する場合には、サブ表示装置208Sにおいても演出Cを実行する。この場合、副表示領域D22(サブ表示装置208S)では、主表示領域D1の演出Cと全く同じ内容の演出Cを縮小表示しても良いし、主表示領域D1で実行される演出Cの内容を簡素にした演出C´を実行してもよい。
同図(c)に示すタイミングで演出A(一斉演出)の実行条件が成立すると、同図(d)に示すタイミングは主表示領域D1では装飾図柄の変動表示(演出C)が継続するが、ワイプ状表示領域208W(副表示領域D21)において演出A(予告編)の実行が開始される。また、サブ表示装置208S(副表示領域D22)において、引き続き演出Cが実行される。なお、このタイミングにおいてワイプ状表示領域208Wを表示せず、サブ表示装置208Sにおいて演出A(予告編)の実行を開始してもよい。
同図(e)に示すタイミングは、主表示領域D1で装飾図柄の停止表示(演出C)を実行し、副表示領域D2(D22)においても演出Cを実行する状態である。
同図(f)に示すタイミングは、主表示領域D1で演出A(予告編(演出A1−1a))の実行を開始し、副表示領域D2(D22)において、演出Cの実行を継続する状態である。その後、同図(g)では、主表示領域D1で演出A(予告編(演出A1−2a))を実行し、副表示領域D2(D22)において演出Cの実行を継続し、同図(h)では、主表示領域D1で演出A(予告編(演出A1−3a))を実行し、副表示領域D2(D22)において演出Cの実行を継続し、同図(i)では、主表示領域D1で演出A(本編(演出A1−8a))を実行し、副表示領域D2(D22)において演出Cの実行を継続し、同図(j)では、主表示領域D1で演出A(本編(演出A1−10a))を実行し、副表示領域D2(D22)において演出Cの実行を継続する。
以降、図150(a)〜(d)は、ワイプ状表示領域208W(副表示領域D21)に代えてサブ表示装置(副表示領域D22)において演出Cを実行する以外は、適用可能例Nと同様であるので説明を省略する。
なお、本適用可能形態の全ての適用可能例において、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)で演出が実行される構成を、副表示領域D22(サブ表示装置208S)で演出が実行される構成に置き替えても良く、副表示領域D22(サブ表示装置208S)で演出が実行される構成を副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)で演出が実行される構成に置き替えてもよい。
<適用可能例P>
図151は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図151(a)〜(c)は、通常の演出Cを実行する場合の演出例を時系列に示した図である。演出Cは、保留アイコンPIを変化させる表示を含む演出である。
同図(a)は、適用可能例Mの図147(b)と同様のタイミングであるが、当該変動の次に消化される保留に対応する保留アイコン(左から3番目の保留アイコンPI)に重ねて、操作手段(例えば、チャンスボタン136など)の操作を示唆する画像(ボタン操作アイコンBI)を表示している状態である。
この状態で(装飾図柄の変動表示中に)、同図(b)に示す様にチャンスボタン136を操作(押下)すると、同図(c)に示すように、ボタン操作アイコンBIと重ねて表示されていた保留アイコンPIが黒丸の塗り潰し画像からキャラクタ「殿」のアイコンに変化する(以下、「保留アイコンPIの変化表示」という)。
このような構成において、演出Aを実行する場合の適用可能例を同図(d)〜(f)に示す。
まず、同図(d)に示すタイミングは、同図(a)に示すタイミングにおいて(ボタン操作アイコンBIが表示されている状態で)、演出A(予告編)が実行を開始した状態である。演出Aは、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において実行されている。
同図(e)に示すタイミングは、装飾図柄の変動表示中にボタン操作アイコンBIが表示されていたにもかかわらず、チャンスボタン136が操作されず、図柄表示領域208a〜208cに、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾2−装飾1−装飾7」)を停止表示した状態である。そして、同図(f)に示すタイミングは、図147(f)に示すタイミングと同様である。このように、装飾図柄の変動表示中にボタン操作アイコンBIが表示されていたにもかかわらず、チャンスボタン136が操作されず、装飾図柄が停止表示された場合には、保留アイコンPIの変化表示は実行されない。
なお、同図(d)、(e)に示すように、演出Aが実行されていても、主表示領域D1で表示されていない場合には、スピーカ120から出力する音声データは演出Cの演出データであり、同図(f)に示すように、演出Aが主表示領域D1で表示された場合に、スピーカ120から出力する音声データを演出Aの演出データ(演出A1−1a)としてもよい。
また、同図(g)〜(i)は保留アイコンPIの変化表示が実行されない他の例を示す。同図(g)、(h)に示すタイミングは、装飾図柄の変動表示中にボタン操作アイコンBIが表示されていたにもかかわらず、チャンスボタン136が操作されず、図柄表示領域208a〜208cに、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾2−装飾1−装飾7」)を停止表示した状態である。この場合、同図(i)に示すタイミングでは、主表示領域D1において演出A(演出A1−3a)を実行し、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において、次回の装飾図柄の変動表示を実行しつつ、変化しない保留アイコンPIを表示する。保留が1つ消化されているが、いずれの保留アイコンPIも変化せず、2つの保留アイコンPIが黒塗りの状態で表示される。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、保留アイコンの変化表示の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例Q>
図152は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図152(a)〜(d)は、通常の演出Cを実行する場合の演出例を時系列に示した図である。演出Cは、保留アイコンに関するアニメーションを含む演出である。
同図(a)は、適用可能例Mの図147(b)と同様のタイミングである。同図(b)に示すタイミングは、第1特図始動口230に入賞があり、保留が1つ増加した状態である。この例では、保留表示手段は、所定の保留移動条件(例えば、特図変動遊技の開始、保留の増加)が成立した場合には、所定の保留に対応する所定の保留アイコンの表示位置を移動させる所定の保留移動アニメーション(例えば、保留アイコンの移動アニメーション、増加アニメーション、消去アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション)を表示可能である。
保留表示手段は、同図(b)、(c)に示す様に、保留の増加に伴って、保留アイコンPIが主表示領域D1の下端から徐々に上昇する保留アイコンの増加アニメーションを実行する。
同図(d)に示すタイミングは、保留アイコンの増加アニメーションが完了し、4つめの保留アイコンPIが保留表示領域208dに表示された状態である。
このような構成において、演出Aを実行する場合の適用可能例を同図(e)〜(h)に示す。
まず、同図(e)、(f)に示すタイミングは、同図(a)、(b)に示すタイミングと同様である。
同図(g)に示すタイミングは、主表示領域D1において保留アイコンの増加アニメーションの実行中に、副表示領域D21において演出A(予告編(演出A1−1a))が実行を開始した状態である。この場合、同図に示すように、保留アイコンの増加アニメーションは、途中でキャンセルされ、4つめの保留アイコンPIは、1フレームで保留表示領域208dに表示される。その後は同図(h)に示す様に、演出Aは、副表示領域D21において予告編(演出A1−2a)の実行を継続する。
また、同図(i)〜(l)は保留アイコンの増加アニメーションがキャンセルされる他の例を示す。
まず、同図(i)、(j)に示すタイミングは、同図(a)、(b)に示すタイミングと同様である。
同図(k)に示すタイミングは、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に、主表示領域D1において演出A(予告編(演出A1−1a))が実行を開始し、副表示領域D21において演出C(装飾図柄の変動表示)が実行を開始した状態である。この場合、同図に示すように、保留アイコンの増加アニメーションは、途中でキャンセルされ、4つめの保留アイコンPIは、1フレームで保留表示領域208dに表示される。その後は同図(l)に示す様に、演出Aは、主表示領域D2において予告編(演出A1−2a)の実行を継続する。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、保留アイコンに関するアニメーションの機能の一部が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例R>
図153は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図153(a)〜(f)は、通常の演出Cを実行する場合の演出例を時系列に示した図である。演出Cは、保留アイコンに関するアニメーションを含む演出である。本適用可能例では、保留表示領域208dとして、保留アイコンPIを表示する通常保留表示領域208d1と、当該変動に係る保留アイコンであることを示す変動アイコンCIを表示するための変動保留表示領域208d2とが設けられている。
同図(a)、(b)に示すタイミングは、主表示領域D1の図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示が実行され、変動保留表示領域208d2において当該変動にかかる変動アイコンCI(星形のアイコン)が表示され、通常保留表示領域208d1において、保留数に対応した3つの保留アイコンPI(黒丸のアイコン)が表示される、という演出Cが実行されている状態である。
同図(c)に示すタイミングは、図柄表示領域208a〜208cにおいて、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾2−装飾1−装飾7」)を停止表示した状態であり、同図(d)に示すタイミングは、保留が1つ消化され、特図1保留ランプ218のLEDを1つ消灯して特図1変動遊技の保留数が2となったことを報知した状態である。
同図(e)に示すタイミングは、保留の消化に伴い、図柄表示領域208a〜208cにおいて次回の装飾図柄の変動表示が開始した状態である。このタイミングでは、通常保留表示領域208d1において消化された保留に対応する保留アイコンPIを消去し、変動保留表示領域208d2において変動アイコンCIを消去するとともに、保留アイコンPIを移動させて当該変動に対応する変動アイコンCIを再表示する、保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションが実行されている。
同図(f)に示すタイミングは、保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションが完了した状態である。このタイミングでは、通常保留表示領域208d1において2つの保留アイコンPIが表示され、変動保留表示領域208d2に変動アイコンCIが表示されている。
このような構成において、演出Aを実行する場合の適用可能例を同図(g)〜(l)に示す。
まず、同図(g)に示すタイミングは、主表示領域D1で演出Cが実行され、副表示領域D21で演出A(A1−1a)が実行されている状態である。演出Cは、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の変動表示が実行され、変動保留表示領域208d2において当該変動にかかる変動アイコンCI(星形のアイコン)が表示され、通常保留表示領域208d1において、保留数に対応した3つの保留アイコンPI(黒丸のアイコン)が表示される、という演出である。
同図(h)に示すタイミングは、保留が1つ消化され、特図1保留ランプ218のLEDを1つ消灯して特図1変動遊技の保留数が2となったことを報知した状態であり、同図(i)に示すタイミングは、図柄表示領域208a〜208cにおいて、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾2−装飾1−装飾7」)を停止表示した状態である。

同図(j)に示すタイミングは、演出Aの開始条件が成立し、演出Aが開始される直前の状態である。このタイミングでは、変動保留表示領域208d2の変動アイコンCIを消去している。
同図(k)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出A(予告編(演出A1−1a))が実行を開始し、副表示領域D21において演出C(装飾図柄の変動表示)が実行を開始した状態であり、同図(l)に示すタイミングは、演出Aは、主表示領域D1において予告編(演出A1−2a)の実行を継続している状態である。
このように、本適用可能例では、通常の演出Cのみが実行される場合には、同図(d)に示すように、装飾図柄の停止表示中は変動アイコンCIが表示されており、同図(e)に示すように保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始したタイミングで変動アイコンCIが消去されるとともに保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションが実行されるが、演出Aの開始条件が成立した場合には、同図(j)に示すように、早めに変動アイコンCIを消去し、同図(k)に示すように主表示領域D1において演出Aを開始する。
同図(m)〜(p)は、保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションがキャンセルされる他の例を示す。
同図(m)〜(j)に示す様に、保留の消化に伴って保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションが実行されていた場合、主表示領域D1において演出(例えば、演出C)が実行を開始すると、保留アイコンの移動(消去)・変化アニメーションがキャンセルされ、1フレームで、変動保留表示領域208d2に変動アイコンCIを表示し、通常保留表示領域208d1に、保留数に対応した(ここでは2つの)保留アイコンPIを表示する構成としてもよい。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、保留アイコンに関するアニメーションの機能の少なくとも一部が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例S>
図154は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図154(a)は、主表示領域D1において、演出Cを実行している状態である。演出Cは、第一の表示700と第二の表示702を含む演出である。
この状態において、演出Aの開始条件が成立すると、同図(b)に示す様に、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において、演出Aが実行を開始する。本適用可能例ではこのタイミングで、演出Cの一部である第二の表示702を、副表示領域D21に表示する。
また、図154(c)、(d)は他の例を示す。同図(c)は、主表示領域D1において、演出Cを実行している状態である。演出Cには、第一の表示700と第二の表示702が含まれている。
この状態において、演出Aの開始条件が成立すると、同図(d)に示す様に、副表示領域D22(サブ表示装置208S)において、演出Aが実行を開始する。そしてこのタイミングで、演出Cの一部である第二の表示702を、副表示領域D22に表示する。
同図(e)、(f)を参照して、第一の表示700と第二の表示702の具体例について説明する。第一の表示700と第二の表示702は例えば,関連している表示でる。この例では、第一の表示700が右打ちを報知する「右打ちしてください」の文字であり、第二の表示702が右向きの矢印である。同図(e)に示すように、演出C(のみ)の実行中は、主表示領域D1において、第一の表示700と第二の表示702が表示されている。そして、同図(e)に示すように、副表示領域D21において演出Aが実行を開始したタイミングで、第二の表示702(右向きの矢印)が主表示領域D1から消去され、副表示領域D21に表示される。なお、ここでは、第二の表示702を副表示領域D21に移動表示させる場合を例に説明したが、第一の表示700を副表示領域D21に移動表示させるものとしてもよい。また、第一の表示700と第二の表示702は関連しない表示であってもよい。
<適用可能例T>
図155は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。本適用可能例は、構造物の動作(複数のアタッカの開閉動作)によって特定領域(確変作動領域、V入賞領域)の進入の可否が振り分けられる、V入賞確変機における表示例である。
図155(a)は、主表示領域D1において、演出Cを実行している状態である。ここでの演出Cは、右打ちでV入賞しやすい大当りであることを報知する演出であり、主表示領域D1の中央付近に「V狙え」という文字が表示され、左上方に、大当りを示す装飾図柄の停止表示(ここでは「装飾4−装飾4−装飾4」)が表示され、右上方には、右打ち報知表示(右打ちを示唆する右向き矢印と「右打ち」という文字)が表示されている。
同図(b)に示すタイミングは、同図(a)に示す演出Cを実行可能な構成において、主表示領域D1に演出Aが実行されている状態であり、同図(b)に示すタイミングは、V入賞しやすい大当りに当選した状態である。V入賞しやすい大当りは、遊技者にとって有利な情報であるため、主表示領域D1で実行されている演出Aを副表示領域D21に切り替えて表示し、主表示領域D1において演出Cを実行する。
また、同図(d)に示す様に、V入賞しやすい大当りに当選した状態であっても、(先に主表示領域D1において演出Aが実行されている場合には、そのまま継続し、第二副表示領域D21において、演出Cを実行してもよい。
また、演出Cのうち例えば、装飾図柄の停止表示(または変動表示)を第一の表示700とし、右打ち報知表示を第二の表示702として、同図(e)に示すように、演出Cが副表示領域D21で実行される場合に、第二の表示702を副表示領域D21で表示するようにしてもよい。この場合、第一の表示700と第二の表示702は関連しない表示である。
<適用可能例U>
図156は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図156(a)〜(d)は、主表示領域D1において、演出Cを実行している状態である。演出Cは、チュートリアル表示を含む演出である。この例は、同図(a)〜(d)に示すように、主表示領域D1で装飾図柄の変動表示または停止表示を行っている複数のタイミングに亘って、複数回のチュートリアル(チュートリアル1,2,3,4)が表示される構成である。
このような構成において、演出Aが実行された場合の演出の表示例を、同図(e)〜(h)に時系列で示す。
同図(e)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出Cが実行され、チュートリアル1が表示されている状態である。この状態で、演出Aの開始条件が成立すると、同図(f)に示すように、チュートリアル1の表示領域に重ねて設けられたワイプ状表示領域208Wにおいて、演出Aが実行を開始する。演出Aはチュートリアル1の前面で実行され、これによりチュートリアル1は遊技者に視認困難となる。
同図(g)に示すタイミングは、装飾図柄が停止表示された状態で、このタイミングではワイプ状表示領域208Wの演出Aは一旦消去される。これにより、ワイプ状表示領域208Wの背面のチュートリアル3が遊技者に視認可能となる。
同図(h)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出Aが実行され、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)で装飾図柄の変動表示が開始した状態である。この状態では、主表示領域D1において演出Aが実行されることにより、チュートリアルを表示する演出(チュートリアル4)は、中止される。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、チュートリアル表示の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例V>
図157は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
図157(a)〜(c)は、主表示領域D1において、演出Cを実行している状態である。演出Cは、チュートリアル表示を含む演出である。この例も、同図(a)〜(c)に示すように、主表示領域D1で装飾図柄の変動表示を行っている複数のタイミングに亘って、複数回のチュートリアルが表示される構成である。本適用可能例のチュートリアルは、キャラクタ「姫」と「Aリーチは発展に期待だ」という文字の表示、およびキャラクタ「爺」と「爺出現でチャンスアップだ」という文字の表示である。
このような構成において、演出Aが実行された場合の演出の表示例を、同図(d)〜(f)に時系列で示す。
同図(d)に示すタイミングは、主表示領域D1において装飾図柄の変動表示が実行されている状態であり、同図(e)に示すタイミングは、キャラクタ「姫」のチュートリアルが表示されている状態であり、同図(f)に示すタイミングは、キャラクタ「爺」のチュートリアルが追加で表示されている状態である。同図(f)のタイミングで、演出Aの開始条件が成立すると、キャラクタ「姫」のチュートリアル、およびキャラクタ「爺」のチュートリアルの両方の一部に重ねて設けられたワイプ状表示領域208Wにおいて、演出Aが実行を開始する。演出Aは2つのチュートリアルの前面で実行され、これにより2つのチュートリアルはいずれも遊技者に視認困難となる。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、チュートリアル表示の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例W>
図158は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。同図は、演出Aの、特に予告編の他の表示例について時系列に示す図である。
図158(a)に示すタイミングは、主表示領域D1にメニュー画面(演出C)を表示している状態である。
同図(b)に示すタイミングは、主表示領域D1の前面に設けられた副表示領域D21に、演出Aの予告編(ここでは「まもなく開演」という文字)を表示した状態である。演出Aの表示によって、メニュー画面の一部が遊技者に視認困難となっている。この例の副表示領域D21は、ワイプ状表示領域208Wであるが同図に示すよう主表示領域D1の幅と同等にすることで、カットイン画像風に演出A(予告編)を表示することもできる。
同図(c)に示すタイミングは、予告編の実行終了後に、別の副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において、演出Aの本編の実行を開始した状態である。このように、副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)は、実行する演出Aの内容(例えば、予告編と本編)によって、形状を異ならせた領域としてもよい。
また、同図(a)の後に、同図(b)に示す予告編を実行せずに、同図(c)の本編を実行するようにしてもよい。
同図(d)〜(g)は、予告編の他の表示例である。
同図(d)に示すタイミングでは、主表示領域D1において装飾図柄の変動表示が実行されている状態であり、同図(e)に示すタイミングは、演出Aの実行条件が成立し、主表示領域D1の前面を覆うように、副表示領域D21において演出Aの予告編が表示された状態である。同図(f)に示すタイミングは、装飾図柄の停止表示が行われた状態であり、装飾図柄の停止表示が演出Aの予告編の前面で再表示され、演出Aの予告編が視認困難となる。そして、同図(g)に示すタイミングで、装飾図柄の変動表示が再び開始されると、演出Aの予告編が装飾図柄の変動表示の前面で再表示され、装飾図柄の変動表示が視認困難となる。
<適用可能例X>
図159は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。同図は、演出Aの、特に予告編の他の表示例について時系列に示す図である。
図159(a)〜(f)は、演出Cの実行時に操作手段(例えば、チャンスボタン136など)を操作した場合の演出例を時系列に示す図である。
同図(a)〜(f)に示す様に、主表示領域D1において装飾図柄の変動表示(演出C)が実行され(同図(a)、(b))、装飾図柄が停止表示された状態(同図(c)、(d))において、操作手段(例えば、チャンスボタン136など)を操作すると(同図(e))メニュー画面が表示される(同図(f))。
このような構成において、演出Aが実行される場合を同図(g)〜(l)に示す。主表示領域D1において装飾図柄の変動表示(演出C)が実行中に(同図(g))、演出Aの開始条件が成立すると、副表示領域D21において演出A(予告編)の実行が開始される(同図(h))。そして、装飾図柄が停止表示されたタイミングで副表示領域D21の演出Aは一旦消去される(同図(i))。その後、演出Aが主表示領域D1で実行され、演出C(装飾図柄の停止表示)が副表示領域D21で実行されるように切り替えて表示される(同図(j))。このタイミングで操作手段(例えば、チャンスボタン136など)を操作すると(同図(k))、メニュー画面は表示されない(同図(l))。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、メニュー表示の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例Y>
図160は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。図160(a)〜(e)は、通常の演出Cを実行する場合の演出例を時系列に示した図である。演出Cは、予告演出を含む演出である。
同図(a)〜(c)は、主表示領域D1の図柄変動領域208a〜208cにおいて、装飾図柄の変動表示を実行するとともに主表示領域D1の普図変動表示領域208hにおいて普図変動表示を開始し、主表示領域D1の左上方において第一の予告演出704(キャラクタ「殿」の予告アイコン)を表示している状態である。
同図(d)、(e)は、普図変動表示領域208hの普図変動表示当否判定に基づいた第二の予告演出706(普図変動表示領域208hに向かって矢印が移動するアニメーションと、当該矢印が普図変動表示領域208hに到達して大当りを示唆する「激」の文字が表示される予告演出)を表示している状態である。
このような構成において、演出Aが実行される場合の表示例を図(f)〜(j)に示す。主表示領域D1において装飾図柄の変動表示が実行されている状態で、演出Aの開始条件が成立すると、副表示領域D21において演出A(予告編)が実行される。副表示領域D21は、第二の予告演出706の表示領域(すなわち普図変動表示領域208h)の前面に重なって設けられており、演出Aの実行によって第二の予告演出706の表示領域(普図変動表示領域208h)は視認困難となる。そして、同図(h)に示す様に、装飾図柄が停止表示されると、一旦、演出Aは消去される。その後、同図(i)、(h)に示す様に、主表示領域D1において演出A(予告編)が実行され、副表示領域D21において装飾図柄の変動表示が実行される。このように、本適用可能例では、演出Aの実行中は、予告表示の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例Z>
図161は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。図161(a)は、主表示領域D1においてキャラクタ選択機能を含む演出(演出C)を実行している状態である。この状態で、同図(b)に示すように副表示領域D21において演出Aが実行を開始すると、演出Aによってキャラクタ選択機能の一部が視認不能となる。つまりこの例では、演出Aの実行中は、キャラクタ選択機能の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
同図(c)は、主表示領域D1において曲選択機能を含む演出(演出C)を実行している状態である。この状態で、、同図(d)に示すように副表示領域D21において演出Aが実行を開始すると、演出Aによって曲選択機能の一部が視認不能となる。つまりこの例では、演出Aの実行中は、曲選択機能の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
同図(e)は、主表示領域D1において,メーター表示機能を含む演出(演出C)を実行している状態である。この状態で、、同図(f)に示すように副表示領域D21において演出Aが実行を開始すると、演出Aによってメーター表示機能の一部が視認不能となる。つまりこの例では、演出Aの実行中は、メーター表示機能の少なくとも一部の機能が無効になる(図126(a)参照)。
<適用可能例a>
図162は、装飾図柄表示装置208における演出(演出B,C)の他の例を示した図であり、「特図E」の潜伏確変(隠れ確変)の大当りに当選した場合の演出の表示例を示す。
特図低確率普図低確率状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間100ms×2R)終了後に特図高確率普図低確率状態(いわゆる潜伏確変状態)に移行し、特図低確率普図低確率状態以外の状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間29000ms×2R)終了後に特図高確率普図高確率状態に移行する。すなわち「特図E」は、停止表示されたときの遊技状態(本例では、特図低確率普図低確率状態であるか否か)によって大当り遊技中の動作およびその後に移行する遊技状態が異なる図柄である。
同図(a)に示すタイミングは、潜伏確変の予告演出(演出C、ここでは「潜伏モード」の表示)を実行している状態であり、同図(b)は確変が確定した場合の演出(演出C)を実行している状態である。そして、同図(c)では、確変の確定を条件として主表示領域D1の全面において演出B(吉宗リンク演出)が実行されている状態である。このように、潜伏確変の大当りに当選した場合は、確変が確定するまでは演出Bは実行しないようにしてもよい。
<適用可能例b>
図163は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,C)の他の例を示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出A(予告編)が実行中で、副表示領域D22(サブ表示装置208S)において装飾図柄の変動表示(演出C)が実行中の状態である。この演出A(予告編)では、ボタン操作で表示領域の切り替えが可能であることを示唆するボタン操作報知(ここでは、「上下ボタンで入れ替え可能です」)を表示している。
この状態で、同図(b)に示すように操作手段(操作ボタン710)を操作すると、同図(c)に示すように、主表示領域D1で実行されていた演出Aが副表示領域D22で実行され、副表示領域D22で実行されていた演出Aが主表示領域D1で実行されるように、切り替わる。
<適用可能例c>
図164は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,演出B)の表示例を示した図である。
演出Bは、大当り中の複数台のぱちんこ機100で同調して行われるリンク演出であり、大当りに当選した場合は、スピーカ120から演出B(吉宗の曲)が出力され、主表示領域D1では演出B(吉宗リンク演出)が実行され、副表示領域D22も(例えば簡素版の)演出B(吉宗リンク演出)が実行される。
そして、演出Bを実行中に、演出Aの開始条件が成立した場合(電源投入から一定時間が経過した場合)には、主表示領域D1で実行されていた演出Bは、縮小表示で副表示領域D22で実行されるように切り替わり、主表示領域D1では演出A(姫 島一斉演出)の実行が開始する。また、スピーカ120から演出A(姫の曲)が出力される。この場合において、操作手段(例えば、操作ボタン710)の操作によって、主表示領域D1の演出Aと副表示領域D22の演出Bとを切り替えることができる。
<適用可能例d>
図165は、装飾図柄表示装置208における演出(演出A,演出C)の他の表示例を示した図である。
同図(a)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出A(本編)を実行中であり、副表示領域D22(サブ表示装置208S)において演出Cとして表示切り替え報知(ここでは「左右ボタンでチェンジできます」の文字)を表示している状態である。このタイミングでは、キャラクタ「姫」が目を閉じて踊る画像が表示され、スピーカ120からは例えば演出A1−8aの音声データが出力されている。また、同図(b)は、操作手段(操作ボタン710)の右ボタンを操作した状態である。
同図(c)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出A(本編)を実行中であるが、演出Aの演出態様(表示態様)が変化した状態である。この例では、キャラクタ「姫」が正面を向いて正座をする画像が表示される。また、スピーカ120から出力される音声データは演出A1−8aが維持される。
このように、操作手段の操作によって、同じ演出Aであるが、その演出態様(表示態様)が変化するようにしてもよい。演出態様の変化としては、音(音声)や表示の全てが変化しても良いし、例えば、音(音声)へ変化せず、演出の他の構成(例えば、表示、可動体など)が変化するように構成してもよい。
また同図(d)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出C(装飾図柄の変動表示)を実行中であり、一の副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において演出A(予告編)を実行中であり、他の副表示領域D22において演出Cとしてボタン操作報知(ここでは例えば、演出Aの実行の継続の有無などを選択する「参加する=左 参加しない=右」の文字)を表示している状態である。スピーカ120からは演出A1−1aの音声データが出力されている。また、同図(b)は、操作手段(操作ボタン710)の右ボタンを操作した状態である。
同図(c)に示すタイミングは、主表示領域D1において演出C(装飾図柄の変動表示)を実行中であり、副表示領域D22において演出Cに関連する表示を実行中の状態である。スピーカ120からは演出Cの音声データが出力される。つまり、同図(a)で予告編が表示されていた演出Aの実行継続に「参加しない」という選択をしたため、副表示領域D21における演出Aが中止され、非表示となっている。
このように、操作手段の操作によって、演出A(および/または演出B)の実行の可否を選択(決定)可能に構成してもよい。
また同図(g)に示すタイミングは、同図(a)に示すタイミングと同様であり、スピーカ120からは演出A1−8a(例えば、男性ボーカルの歌唱)の音声データが出力されている状態である。この状態において操作ボタン710を操作すると(同図(h))、同図(i)では、スピーカ120から出力される音声データが演出A1−8b(例えば、女性ボーカルの歌唱)に切り替わる。
図130で示したように、本適用可能形態では、例えばあるタイミング(電源投入後60分)に実行される演出Aについて、例えば、男性ボーカルの歌唱の演出A1aを実行する設定Aと、女性ボーカルの歌唱の演出A1bを実行する設定B、など複数の設定が可能であり、設定A,設定Bの切り替えはDIPスイッチ650によって行うことができる。
しかし、DIPスイッチ650による切り替えに限らず、この例で示した様に、操作ボタン710の操作によって演出A1−8a(男性ボーカルの歌唱)と演出A1−8b(女性ボーカルの歌唱)とを切り替え可能に構成してもよい。
<適用可能例e>
図166は、可動体224による一斉演出の一例を示す外観斜視図である。例えば、同図(a)に示すように、前面枠扉106の上部に設けた扇状の可動体224aは前面枠扉106の上辺付近を回転軸として上下方向(開放方向と閉鎖方向)に回動可能となっている。そして一斉演出(演出A,演出Bのいずれでもよいし両方でもよい)の実行時には、可動体224aが上方に開放している。
この状態で、例えば前面枠扉106が開放されるなどの不正行為があると、その不正行為を行った遊技台100のみ可動部224aが閉鎖方向に移動する(初期位置に戻る)。このように、可動部224によって一斉演出を実行中に不正行為が行われた場合は、当該不正行為が行われた遊技台100の可動部244のみを一斉演出の動作とは異なる態様とすることで、不正行為が行われたことを報知することができる。
なお、扉開放の不正行為以外にも、遊技状態に対応しない入賞口への入球、大入賞口に入球しない状態、扉開放、閉鎖、皿満タン、磁気、電波、振動エラー、入賞超過エラーなどのエラーの場合に、一斉演出中の可動体224の一部について特定の動作をさせることにより、エラーを報知するものとしてもよい。また、この例では可動体224による報知の場合を例に説明したが,一斉演出中の他の演出手段(例えば、LEDなど)による報知を実行してもよい。
<適用可能例f>
図167は、遊技店内に設けられた遊技島30、30´および一斉演出(島一斉演出)の一例を示した図であり、例えば、島設備(データ表示器20、遊技島30の発光手段32等)と遊技台100の可動体224による一斉演出を行っている遊技島30(遊技台100)と、一斉演出を行っていない遊技島30´(遊技台100´)を示している。
同図に示すように、遊技島30(30´)は、島設備に設置された複数台の遊技台100(100´)と、この遊技台100の各々に対応して設けられたデータ表示器20と、を有して構成されている。また、遊技台100の間には台間機18が配置されている。このような遊技島30に設置する遊技台100としては、上述の弾球遊技台(ぱちんこ機)の他、例えば、回胴遊技台(スロットマシン)、封入式遊技台あるいはメダルレススロットマシンなどが挙げられる。
また、図示は省略するが、遊技用システムは、システム全体を制御する管理コンピュータ(「ホールコンピュータ」や「ホールコン」と称する場合がある)と、この管理コンピュータの配下にネットワークを介して接続された複数の島コンピュータと、この島コンピュータの配下にネットワークを介して接続された複数の台コンピュータと、この台コンピュータの配下にネットワークを介して接続された複数の台間機18およびデータ表示器20と、このデータ表示器20を介して台コンピュータに接続された複数の遊技台100と、を有して構成されている。
本適用可能形態の一斉演出(島一斉演出)は、遊技台(ぱちんこ機)100の上方に設けられ、大当り回数等を表示するためのデータ表示器20、台間機18に設けられた液晶表示部、遊技島30に設けられた発光手段32等のうちのいずれか、またはこれらの組合せ、または全部で実行されるように構成してもよい。
この場合は例えば、ぱちんこ機100からの外端信号や、その他の信号(例えば第1副制御部400(または,第2副制御部500)から出力される信号)をデータ表示器20や遊技島30に対して入力し、それに基づいて一斉演出を行う。または、電源オン(電源投入)情報や電源投入時間をホールコンピュータが把握しており、所定のタイミングでデータ表示器20等に信号を出力することで一斉演出を実行するものとしてもよい。なお一斉演出は、ホールコンピュータからの信号ではなく、ぱちんこ機100に設けられた計時手段によって実行するものであってもよいし、ホールコンピュータからの信号を直接的、または間接的にぱちんこ機100の副制御手段(例えば第1副制御部400)等に入力し、それに基づいて実行してもよい。
<適用可能例g>
図168は、遊技店内に設けられた遊技島30および一斉演出(島一斉演出)の一例を示した図であり、例えば、島設備(データ表示器20、遊技島30の発光手段32等)と遊技台100の装飾図柄表示装置208において一斉演出を行っている遊技島30(遊技台100)を示している。
同図に示すように、ぱちんこ機100の演出手段(装飾図柄表示装置208、可動手段224、スピーカ120,各種ランプ(LED)418)による一斉演出(島一斉演出)と、島設備関連(データ表示器20、台間機18,遊技島30の発光手段32等)による一斉演出(島一斉演出)は、同時に実行されるように構成してもよく、時間をずらして実行されるように構成してもよい。また、島設備関連による一斉演出は、1つの遊技台(例えば、遊技島30の端の遊技台)から順番に一斉演出が開始されるように構成してもよい。
ここで、本適用可能形態の一斉演出(演出A)、リンク演出(演出B)の少なくとも一方は、演出の内容が大幅に変化する場合には、通常時に行われる演出領域(主表示領域D1)を用いて実行するものであってもよい。
また、演出A,演出Bの少なくとも一方は、表示の場合に背景のみが僅かに変化するような演出であってり、少なくとも一部の演出が他の演出に変化するような演出など、全体として僅かに変化する演出であってもよい。
また、演出A,演出Bの少なくとも一方は、本編開始前の予告編(カウントダウン)、本編、エンディング、次回予告など、ひとまとまりの小演出(パート、部分)が複数集まって大演出を構成するものであってもよい。
また、演出A,演出Bの少なくとも一方は、実行の回数に応じて(例えば、4回実行するうちの1回など)、特別な一斉演出を実行してもよい。
また、演出A(一斉演出)の開始条件は例えば、カウンタ値が所定値(周期的(一定周期、それぞれの周期は異なるが予め定められた値となった場合))で開始、カウンタ値に応じたデータが所定のデータで開始、カウンタ値等と予め定められたタイムテーブルに基づいて開始、他のカウンタ値との組み合わせに基づいて開始、などであってもよい。また、演出Bも演出Aと同じ開始条件でなければ、これらのいずれを開始条件としてもよい。
また、演出Bの開始条件は、所定の遊技状態に移行で開始するものであってもよい。所定の遊技状態とは例えば、有利な遊技状態になった場合であり、所定の連荘回数やST残回数に到達した場合などであってもよい。あるいは、有利ではない遊技状態に移行後における所定変動回数(例えば、30回)に到達した場合などであってもよい。さらには、特定の演出が実行されたことを条件として開始してもよいし、パスワード入力で開始してもよいし、周期的に実行される一斉演出(演出A)において所定条件(大当り、ミッション達成など)が成立した場合に開始してもよい。
また、演出A,演出Bの少なくとも一方の終了条件は、カウンタ値等が所定値で終了するもの(例えば、演出時間の終了など)であってもよい。また、カウンタ値等が所定値であり、且つ所定の制御状態(例えば、装飾図柄停止表示など)で終了するものであってもよい。
なお、本適用可能形態における「第一の・・・」、「第二の・・・」等の記載は、単にこれらのものが同一でないことを意味するための便宜上の記載であり、これらに対応する具体的構成を特定するための記載ではない。
例えば、適用可能形態中の演出Aを第一の演出と称し、適用可能形態中の演出Bを第二の演出と称していた場合の「第一」、「第二」の記載は、演出A,演出Bが異なる演出であることを区別するために便宜上付しているに過ぎず、演出Aが第一の演出であり、演出Bが第二の演出であることを特定する趣旨ではない(演出Aが第二の演出であり、演出Bが第一の演出になってもよい)。
また、例えば、演出Bが第一の演出と称した場合、その他の演出を便宜上第二の演出と称することもできる。例えば、第二の演出としては、上述した演出Aの他、特図の変動開始から停止表示されるまでの期間(第二の期間の一例)に行われる装飾図柄の変動表示や、大当りの開始から終了までの期間(第二の期間の一例)に実行される大当り演出等がある。これらの演出は、計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始可能な演出ということができる。例えば、装飾図柄の変動表示の演出にあっては、特図の変動開始が第二の演出開始条件ということができるし、大当り演出にあっては、大当り遊技の開始が第二の演出開始条件ということができるし、演出Aにあっては、予め定められた時間(1時間)が経過することが第二の演出開始条件ということができる。
本適用可能形態の遊技台100は、以下の一斉演出の機能を有する。まず、第一の機能としては、複数の異なる演出で構成される特定演出を一又は複数の遊技台100で実現可能にするため、複数の異なる演出をそれぞれの遊技台100で実行可能にした機能である。従来の遊技島を構成する複数の遊技台における一斉演出として、同一の演出が同一のタイミングで実行される場合は単に音量がアップするだけであり、同一の演出が異なるタイミングで実行される場合は雑音に聞こえる。また、異なる演出が同一のタイミングで実行される場合や異なる演出が異なるタイミングで実行される場合も雑音に聞こえる。つまり、従来では、複数の遊技台間において相互に関連する複数の演出を備えた遊技台は存在しなかった。
本適用可能形態によれば、一又は複数の遊技台100のそれぞれにおいて、一の特定演出を構成する複数の異なる演出(例えば、第一の演出と第二の演出)を実行可能である。
これにより、タイミングによっては、複数の遊技台100による一の特定演出を実現可能となる。
また、第二の機能としては、複数の異なる演出で構成される特定演出を一又は複数の遊技台100で実現可能にするため複数の異なる演出をそれぞれの遊技台100で実行可能にし、意図したタイミングで特定演出を実現するために所定のカウンタで複数の異なる演出の実行を制御する機能である。
従来の一斉演出では、同一の演出が偶然異なるタイミングで実行されることによって輪唱のように聞こえることがあった。また、いわゆるRTC演出機能を有する遊技機においては、電源投入のタイミングをずらすことで輪唱による演出を実現可能であったが、電源投入作業が煩わしいという問題があった。
これに対し、本適用可能形態によれば、一の特定演出を構成する複数の異なる演出(例えば、第一の演出と第二の演出)を、一又は複数の遊技台100において実行可能である。また、所定の契機が到来した場合に、複数の異なる演出のうちの一の演出または他の演出のうちのいずれかを実行させるように設定可能である。
これにより、予め定めたタイミングで、複数の遊技台100による一の特定演出を実現可能である。
さらに第三の機能としては、一又は複数の遊技台において予め定められたスケジュールに沿った一斉演出(例えば、1時間毎の一斉演出)と、大当り中(確変中、電サポ中など、有利な状態)における一斉演出とを実行可能である。
以上説明したように、本適用可能形態の遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、演出手段(例えば、装飾図柄表示手段208,可動体224,スピーカ120、各種ランプ(LED)418など)と、計時手段(例えば、プログラムカウンタ、タイマ回路652,RTC回路654など)と、を備えた遊技台であって、前記計時手段は、電源投入の際に計時を開始する手段であり、前記演出手段は、複数種類の演出を実行可能な手段であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第一の演出(例えば、周期的に実行される一斉演出(演出A))」という。)であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第二の演出(例えば、非周期的に実行される演出(演出B))」という。)であり、前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、前記第一の演出は、第一の条件の成立(例えば、電源投入後の予め定められた時間の到来)があった場合に開始される演出であり、前記第二の演出は、第二の条件の成立(例えば、大当たり遊技の当選など)があった場合に開始される演出であり、前記第二の条件は、前記第一の条件と異なる条件である、ことを特徴とする遊技台である。
このような構成により、周期的な一斉演出の実行頻度を担保しつつ、有利な状態にある(例えば、出玉を得ている)遊技者に対して更に演出(一斉演出)を体感させることができるので、遊技の興趣を高めることができる場合がある。
ここで、前記第一の条件の成立要件は、第一の要件を含む要件であり、前記第二の条件の成立要件は、第二の要件を含む要件であり、前記第一の条件の成立要件は、前記第二の要件を含まない要件である。例えば、第一の条件と第二の条件とは、いずれも同じ計時手段の計時値に関連して成立する条件であっても、図129(a)に示した演出A1aの開始時間と演出A2aの開始時間のように、予め定められた時間であって、その数値(開始時間)異なる場合は、異なる条件とはならない(この場合はいずれも演出Aが実行を開始する第一の条件となる)。
また、第一の演出、第二の演出の一方または両方は、予め定められたタイミングで終了するものであってもよい。例えば、演出によって同じタイミングで終了するものであってもよいし、演出によって、終了するタイミングが異なる場合があってもよい。
また、「計時値に関連する演出」とは、計時値によって開始される演出や、計時値によって大当り時に同じ演出が実行可能に構成されている演出などをいう。
また、演出Bについて、1時間に1回行われる島一斉演出中に特定条件の成立(例えば大当り)があった場合に、大当り中等に選択することができるキャラクタが増え、以後、大当り中や電サポ中に当該増えたキャラクタによって演出を行うことでできるような演出も含む。
また、第一の演出および第二の演出の一方又は両方は、主制御部300側で管理している振り分け装置(電動式で特図1特図2に振り分けるもの等)の位置を副制御部(例えば、第1副制御部400)側に出力し、計時値が予め定められた値になった場合に、その情報を報知する演出(一斉演出の代わりに、振り分け装置が今、どちらに振り分けるかを報知する演出)も含む。
なお、第一の演出は、第二の条件の成立があった場合に必ず実行される演出であってもよく、第一の条件の成立があった場合に実行されない場合があってもよく、第一の条件の成立があった場合にのみ実行される演出であってもよく、第一の条件の成立があった場合に実行する場合がある演出であってもよい。
また、、第二の演出は、第二の条件の成立があった場合に必ず実行される演出であってもよく、第二の条件の成立があった場合に実行されない場合があってもよく、第二の条件の成立があった場合にのみ実行される演出であってもよく、第二の条件の成立があった場合に実行する場合がある演出であってもよい。
また、前記第一の条件は、予め定められたタイミング(例えば、一時間毎など一定の周期)であることを含む条件であり、前記第二の条件は、遊技者に有利な状態(例えば、大当り中、または確変中、電サポ中などの状態)であることを含む条件であり、前記第一の演出は、島一斉演出であり、前記第二の演出は、島一斉演出であり、前記遊技台は、島一斉演出を単独で実行可能である、ものであってもよい。
また、第一の演出は、予め定められたタイミングである場合には必ず実行するものでってもよく、予め定められたタイミングである場合には、特定のエラー以外の場合には必ず実行するものであってもよい。
また、第一の演出は、予め定められたタイミングの場合に実行されない場合があってもよく、予め定められたタイミングの場合にのみ実行される演出であってもよく、予め定められたタイミングの場合に実行する場合がある演出であってもよい。
また、前記第一の条件は、周期的に成立する条件であり、前記第二の条件は、非周期的に成立する条件である、ものであってよもい。
また、前記第一の条件の成立要件は、第一の要件を含む要件であり、前記第一の要件は、前記計時値が予め定められた値であることであり、前記第二の条件の成立要件には、前記第一の要件を含まない、ものであってもよい。
なお、前記第二の条件の成立要件には、前記第一の要件を含んでいてもよい。
また、設定手段(例えば、DIPスイッチ650)を備え、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第三の演出(例えば、図130に示す一定周期毎に他の演出データのグループ(演出A1b→演出A2b→演出A3b)が実行された後、一の演出データのグループ(演出A1a→演出A2a→演出A3a)・・・が実行される演出)」という。)であり、前記第三の演出は、第三の条件の成立があった場合に開始される演出であり、前記第三の条件は、前記第一の条件と異なる条件であり、前記第一の条件の成立要件は、第二の要件を含む要件であり、前記第三の条件の成立要件は、前記第一の要件を含む要件であり、前記第三の条件の成立要件は、第三の要件を含む要件であり、前記第二の要件は、前記設定手段によって第一の設定(例えば、図130に示す設定A)がなされていることであり、前記第三の要件は、前記設定手段によって第二の設定(例えば、図130に示す設定B)がなされていることであり、前記第二の設定は、前記第一の設定とは異なる設定であってもよい。
また、前記演出手段は、音出力手段(例えば、スピーカ120)を含む手段であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出と並列的に実行されることが可能となるように構成されている演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出であってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよく、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
また、本適用可能形態の遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、操作手段(例えば、チャンスボタン136、操作ボタン710)と、演出手段(例えば、装飾図柄表示手段208,可動体224,スピーカ120、各種ランプ(LED)418など)と、計時手段(例えば、プログラムカウンタ、タイマ回路652,RTC回路654など)と、を備えた遊技台であって、前記計時手段は、電源投入の際に計時を開始する手段であり、前記演出手段は、複数種類の演出を実行可能な手段であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第二の演出(例えば、非周期的に実行される演出(演出B))」という。)であり、前記第二の演出は、第二の条件の成立があった場合に開始される演出であり、前記第二の演出は、前記操作手段の操作に関連して開始される演出であり、前記第二の条件は、遊技者に有利な状態(例えば、大当り中、または確変中、電サポ中などの状態)であることを含む条件である、ことを特徴とする遊技台である。
このような構成により、周期的な一斉演出と、有利な状態で実行される演出(一斉演出)の実行の可否(実行の領域)を遊技者に選択させることができるので、遊技の興趣を高めることができる場合がある。
また、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第一の演出(例えば、周期的に実行される一斉演出(演出A))」という。)であり、前記第一の演出は、第一の条件の成立があった場合に開始される演出であり、前記第一の演出は、前記第二の演出とは異なる演出であり、前記第一の条件は、予め定められたタイミングであることを含む条件であり、前記第一の条件は、前記第二の条件と異なる条件であり、前記第一の演出は、島一斉演出であり、前記第二の演出は、島一斉演出であり、前記遊技台は、島一斉演出を単独で実行可能であってもよい。
また、前記第一の条件は、周期的に成立する条件であり、前記第二の条件は、非周期的に成立する条件である、ものであってもよい。
また、前記第一の条件の成立要件は、第一の要件を含む要件であり、前記第一の要件は、前記計時値が予め定められた値であることであり、前記第二の条件の成立要件には、前記第一の要件を含まない、ものであってもよい。
また、設定手段(例えば、DIPスイッチ650)を備え、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、前記計時手段の計時値に関連する演出(以下、「第三の演出(例えば、図130に示す一定周期毎に他の演出データのグループ(演出A1b→演出A2b→演出A3b)が実行された後、一の演出データのグループ(演出A1a→演出A2a→演出A3a)・・・が実行される演出)」という。)であり、前記第三の演出は、第三の条件の成立があった場合に開始される演出であり、前記第三の条件は、前記第一の条件と異なる条件であり、前記第一の条件の成立要件は、第二の要件を含む要件であり、前記第三の条件の成立要件は、前記第一の要件を含む要件であり、前記第三の条件の成立要件は、第三の要件を含む要件であり、前記第二の要件は、前記設定手段によって第一の設定(例えば、図130に示す設定A)がなされていることであり、前記第三の要件は、前記設定手段によって第二の設定(例えば、図130に示す設定B)がなされていることであり、前記第二の設定は、前記第一の設定とは異なる設定である、ものであってもよい。
また、前記演出手段は、音出力手段(例えば、スピーカ120)を含む手段であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出と並列的に実行されることが可能となるように構成されている演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出であってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよく、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
[第2適用可能形態]
以下、図面を用いて、本例の第2適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について、図169〜図207を参照しながら詳細に説明する。
図169は、パチンコ機100を背面側から見た外観図である。本適用可能形態では、第1副基板ケース162の左上に、第1出力設定スイッチ190を配設している。詳細は後述するが、この第1出力設定スイッチ190は、パチンコ機100のスピーカ120から出力する音(例えば、BGM、効果音、エラー音等)の音量(ボリューム)や、各種ランプの輝度(光量)を調整するためのスイッチである。第1出力設定スイッチ190は、パチンコ機100の背面に配設されているため、前面枠扉106の施解錠を行うことができる者(例えば、遊技店の店員等)は前面枠扉160を開放することで操作を行うことができるが、前面枠扉106の施解錠を行うことができない者(例えば、遊技者)は操作を行うことができないように構成されている。
また、図示は省略するが、主基板ケース158、第1副基板ケース162、および、第2副基板ケース164は、これらの基板を保護するための透明なケースに覆われている。したがって、第1出力設定スイッチ190の操作を行うためには、ケースを一時的に外す必要があるが、操作の必要が無い場合には、ケースを通して第1出力設定スイッチ190の設定値を容易に視認することができる。なお、第1出力設定スイッチ190の操作性を重視する場合には、ケースを設けなくてもよい。
また、RWMクリアスイッチ180については、ケースで覆ってもよいし、覆わなくてもよい。また、RWMクリアスイッチ180をケースで覆う一方で、第1出力設定スイッチ190をケースで覆わなくてもよい。また、RWMクリアスイッチ180と第1出力設定スイッチ190の両方をケースで覆わなくてもよいし、両方をケースで覆ってもよい。
また、本例では、RWMクリアスイッチ180を背面左下に配置する一方で、第1出力設定スイッチ190を背面左上に配置しているが、RWMクリアスイッチ180を第1出力設定スイッチ190よりも操作し難い位置(例えば、前面枠扉106を開放したときにできる隙間から遠い位置)に配置してもよいし、その逆でもよい。
<第1出力設定スイッチ>
図170(a)は、第1出力設定スイッチ190の拡大図である。本例の第1出力設定スイッチ190は、16個の接点を有し、回転可能に構成された円形状の回転部190aと、この回転部190aを基端として外側に突出形成された指示部190bと、を有する。また、第1出力設定スイッチ190の周囲には、回転部190aの16個の接点の各々に対応して、16個の数字(本例では、0〜Fの16進数)が施されている。
この第1出力設定スイッチ190は、指示部190bが指し示している数値の情報を検出信号として外部に出力可能に構成されており、例えば、同図(a)に示すように、指示部190bが「B」を指し示している場合には、16進数の「B」の数値情報を2進数4ビットの検出信号(0b1011)として出力可能である。したがって、制御部は、この検出信号を入力することで、第1出力設定スイッチ190の指示部190bが指し示している数値(本例では、16進数の0〜Fの数値のいずれか)を検出することが可能な構成となっている。
なお、本例に係る「第二の操作手段」は、例示した第1出力設定スイッチ190に限定されるものではなく、例えば、同図(b)に示すようなロータリースイッチ191を適用してもよいし、同図(c)に示すようなスライドスイッチ192を適用してもよい。
同図(b)に示すロータリースイッチ191は、16個の接点を有し、回転可能に構成されたリング形状の回転部191aと、この回転部191aに形成された切欠き窓191bと、を有する。また、ロータリースイッチ191の回転部191aの底部には、回転部191aの16個の接点の各々に対応して、16個の数字(本例では、0〜Fの16進数)が施されている。
このロータリースイッチ191は、切欠き窓191bから見える数値の情報を検出信号として外部に出力可能に構成されており、例えば、同図(b)に示すように、切欠き部191bから見える数値が「F」である場合には、16進数のFの数値情報を2進数4ビットの検出信号(0b1111)として出力可能である。したがって、制御部は、この検出信号を入力することで、ロータリースイッチ191の切欠き部191bから見える数値(本例では、16進数の0〜Fの数値のいずれか)を検出することが可能な構成となっている。
同図(c)に示すスライドスイッチ192は、長方形形状の案内溝192aと、16個の接点を有し、案内溝192aに沿ってスライド可能なスライド部192bと、を有する。また、スライドスイッチ192の上方には、スライド部192bの16個の接点の各々に対応して、16個の数字(本例では、0〜Fの16進数)が施されている。
このスライドスイッチ192は、スライド部192bが位置する数値の情報を検出信号として外部に出力可能に構成されており、例えば、同図(c)に示すように、スライド部192bが数値「0」の場所に位置している場合には、16進数の0の数値情報を2進数4ビットの検出信号(0b0000)として出力可能である。したがって、制御部は、この検出信号を入力することで、スライドスイッチ192のスライド部192bが位置する数値(本例では、16進数の0〜Fの数値のいずれか)を検出することが可能な構成となっている。
これらの第二の操作手段は、機械式(メカ式)のスイッチであるため、通電されていない状態であっても作動できる上に、停電等によって電源が遮断された場合でも、音量の調整値を保持することが可能である。したがって、一度、設定を行えば、電源を落とした場合でも調整値を保持することができ、例えば、遊技店の意図した音量に調整することが容易である。また、音量の調整値を確認することができる数字(表示手段)を備えているため、調整値の確認が容易であり、利便性が高い。
<第2出力設定スイッチ>
図170(d)は、第2出力設定スイッチ194の拡大図である。本例の第2出力設定スイッチ194は、上述のチャンスボタン136としても機能する決定ボタン194aと、決定ボタン194aの左側に配設された左ボタン194bと、決定ボタン194aの右側に配設された右ボタン194cと、を有する。
この第2出力設定スイッチ194は、決定ボタン194a、左ボタン194b、または、右ボタン194cのいずれかが操作された場合に、各々のボタンに対応する検出信号を出力可能である。したがって、制御部は、この検出信号を入力することで、決定ボタン194a、左ボタン194b、または、右ボタン194cのいずれが操作されたかを検出することが可能な構成となっている。
なお、「第一の操作手段」は、例示した第2出力設定スイッチ194に限定されるものではなく、例えば、同図(e)に示すように、チャンスボタン136とは別に、上下左右のボタンと決定ボタンを有する十字キー195を備え、この十字キー195を第一の操作手段として適用してもよい。また、2種類の操作手段を備え、いずれか一方の操作手段が演出ボタンを兼ねるものでもよいし、いずれか一方の操作手段のみが第一の操作手段であってもよい。
また、第一の操作手段(または第二の操作手段)の操作を条件として、カットイン表示を行ったり、いずれか一方の操作手段をボタン連打演出等で使用し、他方の操作手段を隠しコマンドで使用してもよい。ここで、隠しコマンドとは、操作手段の操作を示唆していないのにも関わらず、操作手段を操作すると何らかの演出が行われるもの(例えば、画面に表示されない、ボタンも光らないのうちの少なくとも一つまたは両方)をいう。
これらの第一の操作手段は、機械式(メカ式)のスイッチではないため、通電されていない状態では作動することができず、自身では音量の調整値を保持することができないため、音量の調整値を記憶するための記憶手段を別に備える必要がある。また、本例では、音量の調整値をバックアップしないように構成しているが、バックアップするように構成してもよい。
<制御部>
次に、図171を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。本適用可能形態では、第1副制御部400の基本回路402に、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音制御回路431と、各種ランプ440(例えば、設定操作部ランプ、賞球残数表示部の各セグメント、情報報知用ランプ群の各ランプ、払出表示ランプ、エラー表示ランプ)と、第2出力設定スイッチ194の押下操作を検出するセンサ回路428に接続されたスイッチセンサ426と、第1出力設定スイッチ190とが接続されている。なお、第1出力設定スイッチセンサ190をスイッチセンサ426、センサ回路428を介して基本回路402に接続してもよい。
<音制御回路、ランプ駆動回路の周辺回路>
図172は、第1副制御部400の音制御回路431とランプ制御回路420の周辺回路を示すブロック図である。
第1副制御部400は、基本回路402、音制御回路431、サウンドROM431a、増幅回路442、点灯制御部450、およびランプ駆動回路420と、を備えている。なお、音制御回路431に、サウンドROM431aや増幅回路442を内蔵してもよいし、一時的に情報を記憶するための記憶手段(例えば、SDRAM)を外付けしてもよい。
音制御回路431は、基本回路402のCPU404に接続されるCPUI/Fと、CPU404からのコマンドを一時記憶する制御レジスタと、後述する効果音やBGMなどの音情報や音量情報が記憶されるサウンドROM431aと、制御レジスタ内のコマンドに従って音声の再生制御を行う再生制御部と、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するためのD/A変換部と、を備える。増幅回路442は、音制御回路431から入力するアナログ音声信号を増幅する音量増幅部と、この音量増幅部から入力するアナログ音声信号をスピーカ120に出力するための出力部と、を備える。
点灯制御部450は、基本回路402からのコマンドに基づき、ランプ440(例えば、設定操作部ランプ、賞球残数表示部の各セグメント、情報報知用ランプ群の各ランプ、払出表示ランプ、エラー表示ランプ)をランプ駆動回路420を介さずに点灯制御するとともに、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138、枠ランプ、演出用ランプ)をランプ駆動回路420を介して制御する。
ランプ駆動回路420は、点灯制御部450に接続されるCPUI/F420aと、点灯制御部450からのコマンドを一時記憶する制御レジスタ420bと、制御レジスタ420b内のコマンドに従ってランプ418の輝度制御(例えば、デューティ比(電流を流す時間の比率)の制御)を行う輝度制御部420cと、を備える。ランプ駆動回路420は、複数のランプ418が備えられた基板毎に設けられる。
本例では、ランプ418がランプ駆動回路420の制御により輝度変更可能であるのに対して、ランプ440はランプ駆動回路を介さずに制御されるため、輝度変更不能(点灯・消灯のみ制御可能)である。
図173(a)は、上述の第1副制御部400を構成する回路のうち、音制御に用いられる各種回路(音制御関連回路)を抜き出して示したブロック図である。
第1副制御部400のCPU404の入力端子P1〜P4は、第1出力設定スイッチ190の出力端子b0〜b3に接続されている。第1出力設定スイッチ190の出力端子b0は、第1出力設定スイッチ190によって検出された検出信号(本例では、0〜Fの16進数)のビット0(最下位ビット)の情報を出力するための端子であり、出力端子b1は、第1出力設定スイッチ190によって検出された検出信号(0〜Fの16進数)のビット1の情報を出力するための端子である。また、出力端子b2は、第1出力設定スイッチ190によって検出された検出信号(0〜Fの16進数)のビット2の情報を出力するための端子であり、出力端子b3は、第1出力設定スイッチ190によって検出された検出信号(0〜Fの16進数)のビット3(最上位ビット)の情報を出力するための端子である。
すなわち、CPU404は、入力端子P1〜P4を介して、第1出力設定スイッチ190の指示部190bが指し示している数値(本例では、16進数の0〜Fの数値のいずれか)を2進数4ビットの検出信号として検出することが可能な構成となっている。
また、第1副制御部400のシリアル端子TxD、RxD、SCK、割込み入力端子IRQ、および入出力端子P5、P6は、音制御回路431の対応する端子に接続されている。また、音制御回路431には、1個のスピーカ120が接続された1chアンプ433a(増幅回路442)と、2個のスピーカ120が接続された2chアンプ433b(増幅回路442)と、が接続されている。音制御回路431は、1chアンプ433aおよび2chアンプ433bを介してスピーカ120に音声信号を出力する。
なお、本例では、1chアンプ433aと2chアンプ433bを別体(別基板)としたが、一つの基板で構成してもよいし、これらの一部または全てを音制御回路431に内蔵してもよい。また、図示はしないが、ROM406やRAM408に加えて(または代えて)、音制御回路431専用のROMやRAMを、音制御回路431に内蔵または外付けしてもよい。
<音制御関連回路のリセット信号>
図173(b)は、音制御関連回路のリセット信号線の接続の一例を示したブロック図である。本例では、CPU404のリセット入力端子RESETは、リセット回路403のリセット出力端子に接続されている。したがって、CPU404は、リセット回路403から出力されるリセット信号の電圧レベルに応じて、リセット状態またはリセット解除状態のいずれかの状態となる。
また、CPU404の出力端子P7は、音制御回路431のリセット入力端子RESET、1chアンプ433aのリセット入力端子RESET、および、2chアンプ433bのリセット入力端子RESET、にそれぞれ接続されている。したがって、音制御回路431、1chアンプ433a、2chアンプ433bは、CPU404から出力されるリセット信号の電圧レベルに応じて、リセット状態またはリセット解除状態のいずれかの状態となる。
図174は、リセット信号線の接続の変形例を示したブロックである。この変形例では、リセット回路403のリセット出力端子RESETを、CPU404に加えて、音制御回路431、2chアンプ433b、およびROM406の各リセット入力端子RESETに接続するとともに、1chアンプ433aのリセット入力端子RESETには、2chアンプ433bの出力端子を接続している。
したがって、音制御回路431、および2chアンプ433bは、CPU404から出力されるリセット信号の電圧レベル、または、リセット回路403から出力されるリセット信号の電圧レベルに応じて、リセット状態またはリセット解除状態のいずれかの状態となる。また、ROM406は、リセット回路403から出力されるリセット信号の電圧レベルに応じて、リセット状態またはリセット解除状態のいずれかの状態となり、1chアンプ433aは、2chアンプ433bから出力されるリセット信号の電圧レベルに応じて、リセット状態またはリセット解除状態のいずれかの状態となる。
<音制御回路>
次に、図175を用いて、音制御回路431について詳細に説明する。なお、同図(a)は、音制御回路431を概略的に示すブロック図であり、同図(b)は、音制御回路431の再生音出力設定における各種処理を概略的に示すブロック図である。
本例では、音制御回路431は、いわゆるDSP(Digital Signal Processor)として、後述する各種モジュールを有して1パッケージで構成されている。同図(a)に示すように、音制御回路431は、再生音出力設定の制御を司る制御部1が、I/F2およびSPI (Serial Peripheral Interface)を介して外部のホストCPUであるCPU404と接続されている。
また、制御部1はエンコードデータ入力部3と接続され、該エンコードデータ入力部3は、EMIF(External Memory Interface)を介して外部のサウンドROM431aと接続されている。また、エンコードデータ入力部3は、デコード処理、ミキシング処理、立体音響処理、シーケンサ処理、フィルタ処理等の各種処理を行う各種処理部4と接続されている。各種処理部4は、PCM出力部5と接続され、PCM出力部5はインターフェースとしてのMcASPを介して外部のスピーカ120と接続されている。そして、制御部1は、上述したI/F2、エンコードデータ入力部3、各種処理部4、PCM出力部5とバスを介して接続され、それぞれにおける処理の制御を行うようになっている。
ここで、音制御回路431において制御部1が行う再生音出力設定について、より詳細に説明する。まず、制御部1がCPU404の制御に基づき、サウンドROM431aから取得した音源データを、EMIFを介してエンコードデータ入力部3に入力した後、各種処理部4に取り込む。各種処理部4は、入力される音源データに対し、上述した各種処理を施す。
かかる各種処理を具体的に説明すると、同図(b)に示すように、まず、EMIFを介して取り込まれた音源データに対し、チャネル・モジュール41においてチャネル処理を施す。本例の場合、制御部1は、1〜32の計32チャネルを有し、サウンドROM431aから呼び出された複数のデータのそれぞれにチャネルを割り当てることで、複数の音源データを同時に管理することが可能となっている。
ここで、チャネル処理は、まず入力される音源データ(フレーズデータ)に対しデコード(再生)処理を行う。フレーズデータは、Muzip形式に圧縮されたファイルであり、ステレオ音源と、モノラル音源と、バイノーラル音源(3Dサウンド処理が適用されているステレオ音源)などのタイプの音源データを有している。
そして、次にデコードしたフレーズデータに対し、フレーズまたはスロットのボリューム調整を実行する。ここで、スロットとは、フレーズ番号と、モノラル1chの移動情報を記述したデータである移動情報コード番号と、再生範囲指定情報などを含むデータであり、フレーズ番号と移動情報コード番号とが指定されているスロットとしての3D音源の再生および再生範囲指定を行うために使用される。この3D音源は、音制御回路431内で3Dサウンド処理されることにより、バイノーラル音源となる。
次いで、ボリューム調整したフレーズデータに対し、フレーズまたはスロットのパン調整を実行する。このとき、パン調整は、モノラル音源を再生する場合にのみ適用され、ステレオ音源および3D音源には適用されない。そして、パン調整後のフレーズデータに対し、再生、停止、一時停止、一時停止解除などのフェード処理を追加し、次いで、1〜65,535回のループ、または無限ループを指定可能なループ処理を行い、さらに、再生中のフレーズの再生が完了したら、別のフレーズを自動的に再生することで、複数のフレーズを隙間なく連続で再生可能なフレーズ・チェーン再生を行った後、ステレオ音源/モノラル音源として出力する。なお、フレーズ・チェーン再生を実行する場合、所望のフレーズ番号とループ回数とを予め設定することができるようになっている。
このとき、制御部1は、チャネル処理に並行して、コンプレッサ動作(コンプレッサ機能が作動しているか否か)を監視しており、以下に説明するコンプレッサ動作監視処理を行う。すなわち、制御部1は、かかるコンプレッサ動作監視処理において、まず、入力されるフレーズデータ(音源データ)の入力レベルが所定の閾値(スレッショルドレベル)を超えているか否か判断する。このとき、入力されるフレーズデータの入力レベルが所定の閾値を超えていない否定結果を得た場合、このルーチンを繰り返し、該閾値を超える入力レベルのフレーズデータが入力されるまで待機している。
一方、制御部1は、入力されるフレーズデータの入力レベルが所定の閾値を超える肯定結果を得た場合、次のステップに移行して、当該閾値を超えた(すなわち、コンプレッサ機能としての圧縮処理を実行(作動)させた)デコード(再生)中のフレーズデータにおけるフレーズ番号をサウンドRAMに用意されたフレーズデータに関するアドレスポートに書き込み(エンキュー)、コンプレッサ機能を作動させたフレーズデータに関する再生音情報(ステータス情報)をDRCステータス情報のキュー(以下、これをDRCステータスキューと称する)として作成する。
次いで、制御部1は、閾値を超えたフレーズデータに関する各種情報をサウンドRAMに用意されたフレーズデータに関するデータポートに書き込み(エンキュー)、DRCステータスキューとして完成させる。そして、制御部1は作成したDRCステータスキューを、コンプレッサ機能を作動させたフレーズデータ(音源データ)に関する再生音情報として、第1副制御部400のCPU404へと出力する。
制御部1は、チャネル・モジュール41でのデコード処理後のフレーズデータをミキサー・モジュール43に入力し、該ミキサー・モジュール43によって、入力したフレーズデータ(音源データ)に対しマスター・ボリュームを乗算するマスター・ボリューム調整を行った後、ステレオ音源およびパン調整後のモノラル音源をミキシングする一方、3D音源に対し3Dゲインを乗算してモノラル・バッファに格納する3D音源のゲイン調整を行うミキシング処理を施す。
一方、制御部1は、かかるミキサー・モジュール43でのミキシング処理後のフレーズデータを、モノラル・ミックス処理するためのエフェクト・モジュール44に入力し、ミキサー・モジュール43によるミキシング処理後のステレオ音源(ステレオ信号)をモノラル・ミックスする。このとき、モノラル・ミックス処理は、(Lchデータ+Rchデータ)÷2で実行される。
そして、制御部1は、モノラル・ミックス処理後のフレーズデータをLPF45に入力すると共に、ミキシング処理後のフレーズデータをHPF46に入力する。ここで、LPF45は、所定の周波数成分(遮断周波数)より高い周波数の帯域を遮断する(減衰させる)ローパスフィルタ(Low−Pass Filter:LPF)であり、LPFコントロール情報のテーブルに従ってフィルタ処理を実行する。また、HPF46は、所定の周波数成分(遮断周波数)より低い周波数の帯域を遮断する(減衰させる)ハイパスフィルタ(High−Pass Filter:HPF)であり、HPFコントロール情報のテーブルに従ってフィルタ処理を実行する。
LPF45およびHPF46は、帯域分割フィルタとして機能するようになっている。これにより、モノラル・ミックス処理後のフレーズデータ、および、ミキシング処理後のフレーズデータを、所望の周波数帯に分割したフレーズデータを生成することができるようになっている。
この後、制御部1は、LPF45およびHPF46による帯域分割したフィルタ処理後のフレーズデータを、それぞれ対応するボリューム調整部47a、47bに入力し、出力チャネル・ボリュームを乗算する。そして、制御部1は、かかるボリューム調整後のフレーズデータを、それぞれ対応するDRCモジュール48a、48bに入力する。
制御部1は、DRCモジュール48a、48bによって、ボリューム調整後のフレーズデータのうち、入力レベルが所定の閾値(スレッショルドレベル)を超えるフレーズデータに対し、コンプレッサ機能としての圧縮処理を施した後、フレーズデータを、McASPを介して対応するスピーカ120に出力させる。
ここで、コンプレッサ機能(圧縮処理)とは、フレーズデータ(音源データ)の入力レベル(入力音量)が予め設定した一定の閾値(スレッショルドレベル)を超えた場合、該フレーズデータに基づく再生音の出力音量の変化を設定した比率(レシオ、レイシオ、圧縮比)で抑え、所定の設定した時間で解放(リリース)するプロセスによって、当該再生音における出力音量の最大と最小の差(ダイナミックレンジ)を圧縮する処理である。
制御部1は、サウンドROM431aからEMIFを介して取り込まれたシーケンスコードをシーケンサ・モジュール42に入力する。本例の場合、制御部1は、8系統のシーケンサ・モジュール42を有し、サウンドROM431aからEMIFを介して入力された複数のシーケンスコードを、それぞれのシーケンサ・モジュール42に割り当てるようになっている。
このシーケンスコードとは、シーケンサが再生を行うためのパラメータを含んだ情報であり、かかるシーケンサ・モジュール42は、当該シーケンスコードを基に、他のモジュール(例えば、チャネル・モジュール41、ミキサー・モジュール43、ボリューム調整部47a、47b等)における再生・停止・一時停止・一時停止解除・フェードアウト・音量調整などを実行するモジュールである。
ここで、再生とはシーケンスコードを再生することであり、停止とはシーケンスコードを停止することである。該停止により、シーケンサ・モジュール42は使用中のチャネル・モジュール41を停止させるようになっている。また、一時停止とはシーケンスコードを一時停止することであり、該一時停止により、シーケンサ・モジュール42は使用中のチャネル・モジュール41に対して、以下の処理を実行するようになっている。すなわち、シーケンサ・モジュール42は、当該一時停止によって、まず、フェードアウト停止中のチャネル・モジュール41を停止させる。次に、再生中、フェードイン中、フェードアウト一時停止中、フェードボリューム調整中のチャネル・モジュール41を一時停止させる。
また、一時停止解除とは一時停止されたシーケンスコードの再生を再開することであり、該一時停止を解除することにより、シーケンサ・モジュール42は使用中のチャネル・モジュール41に対して、以下の処理を実行するようになっている。すなわち、シーケンサ・モジュール42は、当該一時停止解除によって、まず、シーケンサ・モジュール42を一時停止したときに再生中、フェードイン中、またはフェードボリューム調整中であったチャネル・モジュール41の一時停止を解除する(このとき、一時停止解除時にはフェードは追加されない)。次に、シーケンサ・モジュール42を一時停止したときに一時停止中、またはフェードアウト一時停止中であったチャネル・モジュール41は、そのまま解除することなく、一時停止のままにする。
また、フェードアウトとは、シーケンサ・モジュール42が使用中のチャネル・モジュール41のフェードアウトを停止させ、シーケンスコードを停止することである。さらに、音量調整とは、シーケンサ・モジュール42が再生中のチャネル・モジュール41における音量(ボリューム)を調整することである。
このように、音制御回路431は、制御部1によって各種モジュールを制御することにより、上述のような各種処理部3における各種処理を行った後のフレーズデータ(音源データ)をPCM出力部5に入力する。そして、該PCM出力部5にてパルス符号変調(PCM:Pulse Code Modulation)処理を行った後のフレーズデータをMcASPを介して外部のスピーカ120に出力するようになっている。
<コントロールRAM>
図176(a)は、音制御回路431が備えるコントールRAMのメモリマップの一例を示したものである。なお、同図(a)に示すアドレスは、コントロールRAMの先頭アドレスからのオフセット値である。なお、コントロールRAMを、公知のレジスタと読み替えてもよい。
音制御回路431は、不図示のコントロールRAMを内蔵しており、CPU404は、このコントロールRAMに割り当てられた(マッピングされた)各種コントロールRAMにデータを書き込んだり、各種コントロールRAMからデータを読み出したりすることで、音制御回路431を制御することが可能である。
例えば、コントロールRAMの先頭アドレスから4バイトの領域(0x0000 0000〜0x0000 0003)に割り当てられているマスターコントールRAMは、マスターボリュームに関する制御に使用されるコントロールRAMである。CPU404は、このマスターコントロールRAMを介して、現在のマスターボリュームを読み出したり、マスターボリュームを設定したりすることが可能である。
また、出力チャネル・コントロールRAMは、モノラル出力のボリュームや、ステレオ出力のボリュームに関する制御に使用されるコントロールRAMである。CPU404は、この出力チャネル・コントロールRAMを介して、モノラル出力のボリュームやステレオ出力のボリュームを設定することが可能である。
また、ミュート・コントロールRAMは、ミュート(消音)に関する制御に使用されるコントロールRAMである。CPU404は、このミュート・コントロールRAMを介して、チャネル1〜32を個別にミュートしたり、チャネル1〜32のミュートを個別に解除したりすることが可能である。
また、チャネル・コントロールRAMは、フレーズ(圧縮されたモノラル音源やステレオ音源)の再生制御に使用されるコントロールRAMであり、1〜32のチャネルに対応してチャネル1・コントロールRAM〜チャネル32・コントロールRAMの32個のチャネル・コントロールRAMが割り当てられている。CPU404は、このチャネル・コントロールRAMを介して、チャネル1〜32の各々で再生するフレーズを指定したり、チャネル1〜32の各々のボリュームを設定したり、チャネル1〜32の各々に対する再生制御などを行うことが可能である。
同図(b)は、チャネル1・コントロールRAM〜チャネル32・コントロールRAMと、チャネルの対応関係を示した図であり、同図(c)は、チャネルと音の用途の対応関係を示した図である。
本例では、チャネル1〜20の20チャネルを、ステレオ音源を再生するためのチャネル(ステレオ01〜ステレオ20)として利用し、チャネル21〜32の12チャネルを、モノラル音源を再生するためのチャネル(モノラル01〜モノラル12)として利用している。例えば、ステレオ01とステレオ02は、主として、ステレオ音源のBGMを再生するためのチャネルとして利用し、モノラル01は、主として、モノラル音源のセリフを再生するためのチャネルとして利用し、モノラル02は、主として、モノラル音源の効果音を再生するためのチャネルとして利用し、モノラル12は、モノラル音源のエラー音を再生するためのチャネルとして利用している。
同図(d)は、第1副制御部400のROM406に予め記憶されるサウンドリストの一例を示した図である。第1副制御部400は、後述するサウンド制御メインループ処理において、このサウンドリストを参照し、制御対象の音源に対応する各種制御情報(ボリューム情報、パン情報など)を取得した後に、取得した制御情報を、対応するコントロールRAMに設定する。
<演出実行タイミングデータ>
図177は、第1副制御部400のROM406に予め記憶される演出実行タイミングデータの一例を示している。第1副制御部400は、後述する演出制御メインループ処理で設定された演出実行タイミングデータに基づいて各報知手段の制御を行う。
この演出実行タイミングデータは、主制御部300からのコマンドに含まれる特図変動時間が10秒である場合に、一義的にあるいは所定の乱数抽選に基づいて選択されるノーマルリーチA用の演出実行タイミングデータである。
演出実行タイミングデータは、「時間(ms)」、「ランプデータ」および「サウンドデータ内容」の3項目で構成されている。例えば、時間0msに対応して、ランプデータには「ノーマル変動」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「変動開始」が割り当てられている。時間33.3ms、66.6ms、99.9msのそれぞれに対応して、ランプデータには「↑」(その時点で設定されているランプデータを引き続き設定する)が割り当てられ、サウンドデータ内容には「−」(非設定)が割り当てられている。
ここで、無音や無点灯を設定する場合、演出実行タイミングデータ上でランプデータまたはサウンドデータ内容を非設定としてもよいし、無点灯のランプデータまたは無音のサウンドデータ内容を設定してもよい。時間133.2msに対応して、ランプデータには「↑」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「チャンス告知」が割り当てられている。
時間4995msに対応して、ランプデータには「−」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「−」が割り当てられている。時間5028.3msに対応して、ランプデータには「ノーマルリーチA」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「リーチ報知」が割り当てられている。時間5061.6msに対応して、ランプデータには「↑」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「−」が割り当てられている。時間5094.9msに対応して、ランプデータには「↑」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「エフェクトA」が割り当てられている。
時間9956.7ms、9990msのそれぞれに対応して、ランプデータには「↑」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「−」が割り当てられている。時間10023.3msに対応して、ランプデータには「↑」が割り当てられ、サウンドデータ内容には「変動停止」が割り当てられている。ここで、音制御回路431は、サウンドデータを再生し終わった際にループ再生するか否かを設定可能である。音制御回路431がループ再生するように設定されている場合、再生を終了させるときには再生終了を示すコマンドを音制御回路431に新たに送信する必要がある。
<ランプデータ>
図178は、第1副制御部400のROM406に予め記憶されるランプデータの例を示している。同図(a)は、演出実行タイミングデータに基づきランプデータが「ノーマル変動」に設定されたタイミングで読み出されるランプデータ「ノーマル変動」を示している。
ランプデータは、「時間(ms)」、「対象ポート」および「輝度(デューティ比)」の3項目により構成されている。ここで、本例の演出用ランプ(各種ランプ418)は前面枠扉106の前面側に多数設けられており、演出用ランプのそれぞれは、ランプ駆動回路420の出力ポート01〜03のいずれかに接続されている。これにより、複数の演出用ランプは、どの出力ポートに接続されているかによってグループ化され、各グループ毎に独立したタイミングで輝度制御されるようになっている。輝度の範囲は0〜255であり、0はデューティ比0%を表し、255はデューティ比100%を表している。
ランプデータ「ノーマル変動」では、時間0msに対応して対象ポート「01」および輝度「0」(デューティ比0%)が割り当てられ、時間33.3msに対応して対象ポート「01」および輝度「5」(デューティ比約2%(=5/255))が割り当てられ、時間66.6msに対応して対象ポート「01」および輝度「10」(デューティ比約4%(=10/255))が割り当てられている。これらのデータは、出力ポート01に接続されたグループの演出用ランプの輝度を時間経過とともに徐々に上昇させることを表している。
また、時間4928.4ms、4961.7ms、4995msのそれぞれに対応して、対象ポート「03」および輝度「255」(デューティ比100%)が割り当てられている。これらのデータは、出力ポート03に接続されたグループの演出用ランプの輝度を最大輝度に維持することを表している。
同図(b)は、演出実行タイミングデータに基づきランプデータが「ノーマルリーチA」に設定されたタイミングで読み出されるランプデータ「ノーマルリーチA」を示している。ランプデータ「ノーマルリーチA」では、時間0msに対応して対象ポート「02」および輝度「255」が割り当てられ、時間33.3msに対応して対象ポート「02」および輝度「127」(ディーティ比約50%(=127/255))が割り当てられ、時間66.6msに対応して対象ポート「02」および輝度「255」が割り当てられている。また、時間9956.7msに対応して対象ポート「01、02」および輝度「10」が割り当てられ、時間9990msに対応して対象ポート「01、02」および輝度「5」が割り当てられ、時間10023.3msに対応して対象ポート「01、02」および輝度「0」が割り当てられている。
なお、ランプデータは対象ポート毎に設定されていてもよいし、ランプ駆動回路420を複数備えている場合には各ランプ駆動回路420毎にランプデータが設定されていてもよい。また、複雑な制御パターンのランプデータを多数用意すれば多彩なランプ演出を実行することができるが、ROM406内のランプデータのデータ容量が増大する。
このため、単純な制御パターンのランプデータをいくつか用意しておき、演出実行タイミングデータでそれらのランプデータを細かく組み合わせる方が、多彩なランプ演出を実行できるとともにランプデータのデータ容量を削減できる場合がある。例えば、上記図177に示した演出実行タイミングデータでは、2つのランプデータ「ノーマル変動」および「ノーマルリーチA」を組み合わせている。
<ランプの輝度制御>
図179は、ランプ(LED)の輝度制御について説明するための図である。同図(a)は、LEDに流す電流I(mA)と相対光度との関係を示すグラフである。LEDの相対光度は、電流Iが0mAのときには0であり、電流Iにほぼ比例して上昇する。このように、電流Iを制御することによりLEDの輝度を制御することも可能である。LEDの消費電力は流す電流値に比例するため、LEDの相対光度が高くなるほど消費電力が増大することが分かる。本実施の形態ではデューティ比の制御によりLEDの輝度を制御しているが、電流値の制御によりLEDの輝度を制御するようにしてもよい。
また、上述のランプ(LED)のような電流を流すことで光を発する発光手段は、低電流であっても、発光自体を認識しやすく、遊技者が見落としづらい。そのため遊技の進行に応じて変化する利益に関する情報(詳細は後述するが、例えば抽選結果や遊技者に払い出された利益の量を示す情報等の遊技者にとって重要度の高い情報)を報知する手段として好適である。
同図(b)は、LEDのデューティ比について説明する図である。上段、中段、下段のそれぞれのグラフにおいて、横軸は時間を表し、縦軸はLEDに流す電流値を表している。上段のグラフでは、微小な単位時間Lにおいて、LEDには一定の電流を時間T(T≦L)だけ流している。中段のグラフでは、所定の周期Lにおいて、LEDには同電流を時間T/2だけ流している。下段のグラフでは、所定の周期Lにおいて、LEDには同電流を時間T/4だけ流している。上段を基準(デューティ比:100%、明るさ:明るい)とすると、中段のデューティ比は50%でやや暗くなり、下段のデューティ比は25%で暗くなる。このように、デューティ比を制御することによりLEDの輝度を制御することが可能である。ただし、デューティ比を半分にしてもLEDの輝度がそのまま半分になるわけではない。LEDの消費電力は、流す電流値が同じであれば流す時間にほぼ比例するため、LEDの輝度(デューティ比)を高くするほど消費電力が増大し、LEDの輝度を低くするほど消費電力が減少することが分かる。
<サウンド選択データ>
図180(a)は、音制御回路431のサウンドROM431aに予め記憶されるサウンド選択データの例を示している。このサウンド選択データは、「データ内容」(サウンドデータ内容)、「再生チャネル」および「サウンドデータ」の3項目により構成されている。「再生チャネル」の項目は例えば「01」〜「FF」で表され、サウンドデータ毎の優先度等を表している。優先度が最も高い「FF」は、システム音声や異常報知音声等に割り当てられている。「サウンドデータ」の項目は、圧縮された音声データ(例えばWAV形式)を特定するデータ(例えばファイル名)を表している。
同図(a)に示すように、データ内容「払出し」に対応して再生チャネル「02」およびサウンドデータ「払出し音」が割り当てられ、データ内容「大当り告知」に対応して再生チャネル「01」およびサウンドデータ「大当り告知音」が割り当てられ、データ内容「BGM01」に対応して再生チャネル「03」およびサウンドデータ「BGM01」が割り当てられ、データ内容「BGM02」に対応して再生チャネル「03」およびサウンドデータ「BGM02」が割り当てられ、データ内容「BGM03」に対応して再生チャネル「03」およびサウンドデータ「BGM03」が割り当てられ、データ内容「扉開放」に対応して再生チャネル「FF」およびサウンドデータ「扉開放報知音」が割り当てられ、データ内容「払出し異常」に対応して再生チャネル「FF」およびサウンドデータ「払出異常報知音」が割り当てられ、データ内容「磁界検出」に対応して再生チャネル「FF」およびサウンドデータ「磁界検出報知音」が割り当てられている。
なお、同図(a)では図示を省略しているが、サウンド選択データには、上記図177に示したサウンドデータ内容「変動開始」、「チャンス告知」、「リーチ報知」、「エフェクトA」および「変動停止」等も当然に含まれている。
本例では、サウンドデータの再生時間については基本回路402からのコマンドにより制御されるため、サウンド選択データには再生時間のデータは含まれていない。既に説明したように、サウンドデータの再生音量は、再生チャネル「FF」のサウンドデータについては最大音量、それ以外のサウンドデータについては省電力モードで予め設定されている音量またはユーザー調整モードで設定された音量となる。これらの再生音量の情報に基づいて増幅回路442でサウンドデータが増幅されることにより、スピーカ120から出力される再生音声の音量が決定される。
同図(b)は、増幅回路442で増幅されたサウンドデータの波形の一例を示している。図の横方向は時間軸を表し、縦方向は音量(振幅)を表している。再生音量が相対的に大きいサウンドデータに増幅した波形(図中、下段)は、同データを再生音量が相対的に小さいサウンドデータに増幅した波形(図中、上段)と比較して振幅が大きくなっている。一般に、再生音量を大きくすると増幅回路442等での消費電力が増加し、再生音量を小さくすると増幅回路442等での消費電力が減少する。
<スピーカ120の音量と各種ランプ418の輝度>
図181(a)は、スピーカ120から出力される音の音量(音圧)および各種ランプ418の輝度の設定値の一例を示すテーブルである。また、同図(b)は用途の一例を示したテーブルであり、同図(c)は輝度の一例を示した図である。
このテーブルは、例えば第1副制御部400のROM406に予め記憶される。第1副制御部400は、このテーブルに従い、第1出力設定スイッチ190(または第2出力設定スイッチ190)の設定に基づいて、音量および輝度の初期値や調整可能範囲を設定する。
なお、本例では、第1出力設定スイッチ190の設定に基づく音量および輝度の初期値や調整可能範囲と、第2出力設定スイッチ194の設定に基づく音量および輝度の初期値や調整可能範囲を同じに設定しているが、異なる設定としてもよい。したがって、例えば、一方の数値が特定の数値の場合にのみ、他方の数値を設定可能に構成してもよい。また、一方の音量が特定の音量の場合にのみ、他方を消音可能に構成してもよいし、一方の音量が特定の音量の場合にのみ、他方の音量を一定の音量に設定するように構成してもよい。また、一方の音量が特定の音量の場合には、他方の音量を調整できないように構成してもよい。
また、パチンコ機100が出力する音の音量の測定方法は特に限定されないが、例えば、音量を測定するためのマイクロフォンをパチンコ機100の正面中心部、かつ、ガラス面の上方約500mmの位置に取り付けて測定を行ってもよい。また、平均的な身長を有する遊技者の頭部に近い位置(座席の上方約700mmの位置)に取り付けて測定を行ってもよい。
音量(音圧)は、第1出力設定スイッチ190の操作によって管理者設定値(目盛り0〜F)を変更するか、設定値調整モード(例えば、図195(f)に示す音量調整画面)において、第2設定出力スイッチ194の操作によって遊技者設定値(目盛り1〜15)を変更することにより調整可能である(詳細は後述する)。
本例では、同図(b)に示すように、第1出力設定スイッチ190(または第2出力設定スイッチ194)による設定のうち「5」〜「F」は通常営業用(通常モード)に使用され、「4」は省電力モードA用に使用され、「3」は省電力モードB用に使用され、「1」および「2」は開発および販促用に使用され、「0」は申請用に使用される。
設定が「F」であるときには、音圧の初期値は100dBに設定され、音量設定の初期位置は15に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り15(音圧100dB)に設定される。なお、同図では、各設定における目盛り(音圧)のデフォルト値を太い枠線で囲っている。設定「F」では、音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧は86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dB、および100dBの各レベルに調整可能である。
また、設定が「F」であるとき、輝度設定の初期値は「明(デューティ比100%)」に設定される。輝度の設定は、ユーザー調整モード(例えば、図195(g)に示す輝度調整画面)において矩形画(暗、中、明)のいずれかを選択および確定することにより調整可能である。ただし、輝度調整画面に遷移したときには、輝度のユーザー設定値はデフォルトとして、最も輝度が高い「明(デューティ比100%)」に設定される。
設定が「E」であるときには、音圧の初期値は99dBに設定され、音量設定の初期位置は14に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り14(音圧99dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dBおよび100dBの各レベルに調整可能である点は、設定「F」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点も、設定「F」のときと同じである。
設定が「D」であるときには、音圧の初期値は98dBに設定され、音量設定の初期位置は13に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り13(音圧98dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dBおよび100dBの各レベルに調整可能である点は、設定「E」、「F」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点も、設定「E」、「F」のときと同じである。
設定が「C」であるときには、音圧の初期値は97dBに設定され、音量設定の初期位置は12に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り12(音圧97dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dBおよび100dBの各レベルに調整可能である点は、設定「D」〜「F」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点も、設定「D」〜「F」のときと同じである。
設定が「B」であるときには、音圧の初期値は96dBに設定され、音量設定の初期位置は11に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り11(音圧96dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dBおよび100dBの各レベルに調整可能である点は、設定「C」〜「F」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点も、設定「C」〜「F」のときと同じである。
設定が「A」であるときには、音圧の初期値は95dBに設定され、音量設定の初期位置は10に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り10(音圧95dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が86dB、87dB、88dB、89dB、90dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dB、97dB、98dB、99dBおよび100dBの各レベルに調整可能である点は、設定「B」〜「F」のときと同じである。
また、設定が「A」であるときには、輝度設定の初期値は「中(デューティ比70%)」に設定される。ユーザー調整モードの輝度調整画面において矩形画像(暗、中、明)のいずれかを選択および確定することにより輝度の設定を調整可能である点は、設定「B」〜「F」のときと同じである。ただし、輝度調整画面に遷移したときには、輝度がやや低い設定を示す矩形画像(暗)がデフォルトとして選択された状態になる。
設定が「9」であるときには、音圧の初期値は91dBに設定され、音量設定の初期位置は9に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り9(音圧91dB)に設定される。設定「9」のときには、設定「A」〜「F」のときと比較して、音量調整画面で調整可能な音圧レベルの範囲が全体的に低くなっている。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれは、音圧74dB、76dB、78dB、79dB、80dB、83dB、86dB、89dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dBおよび97dBに対応する。なお、音量調整画面の外観は、デフォルトの目盛り数を除いて設定「A」〜「F」のときと同じである。したがって、設定「9」のときには、例えば、音量調整画面で音量のユーザー設定値を最大の目盛り15に設定したとしても、音圧レベルは設定「A」〜「F」のときのように100dBには設定されず、それよりも低い97dBに設定される。また、設定「9」のときに音量のユーザー設定値を目盛り6以下に設定すると、設定「A」〜「F」のときに設定可能な最低の音圧レベル86dBよりも低い音圧レベル74dB〜83dBに設定される。輝度設定の初期値が「中(デューティ比70%)」である点は、設定「A」のときと同じである。
設定が「8」であるときには、音圧の初期値は89dBに設定され、音量設定の初期位置は8に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り8(音圧89dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が74dB、76dB、78dB、79dB、80dB、83dB、86dB、89dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dBおよび97dBの各レベルに調整可能である点は、設定「9」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「中(デューティ比70%)」である点も、設定「9」、「A」のときと同じである。
設定が「7」であるときには、音圧の初期値は86dBに設定され、音量設定の初期位置は7に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り7(音圧86dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が74dB、76dB、78dB、79dB、80dB、83dB、86dB、89dB、91dB、92dB、93dB、94dB、95dB、96dBおよび97dBの各レベルに調整可能である点は、設定「8」、「9」のときと同じである。
また、設定が「7」であるときには、輝度設定の初期値は「暗(デューティ比40%)」に設定される。ユーザー調整モードの輝度調整画面において矩形画像(暗、中、明)のいずれかを選択および確定することにより輝度の設定を調整可能である点は、設定「8」〜「F」のときと同じである。ただし、輝度調整画面に遷移したときには、輝度が低い設定を示す矩形画像(暗)がデフォルトとして選択された状態になる。
設定が「6」であるときには、音圧の初期値は75dBに設定され、音量設定の初期位置は6に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り6(音圧75dB)に設定される。設定「6」のときには、設定「7」〜「9」のときと比較して、音量調整画面で調整可能な音圧レベルの範囲が全体的にさらに低くなっている。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれは、音圧65dB、67dB、69dB、71dB、73dB、75dB、77dB、79dB、81dB、83dB、85dB、87dB、88dB、89dBおよび90dBに対応する。したがって、設定「6」のときには、例えば、音量調整画面で音量のユーザー設定値を最大の目盛り15に設定したとしても、音圧レベルは設定「7」〜「9」のときの最高音圧レベル97dBよりも低い90dBに設定される。また、設定「6」のときに音量のユーザー設定値を目盛り5以下に設定すると、設定「7」〜「9」のときに設定可能な最低の音圧レベル74dBよりも低い音圧レベル65dB〜73dBに設定される。輝度設定の初期値が「暗(ディーティ比40%)」である点は、設定「7」のときと同じである。
の設定が「5」であるときには、音圧の初期値は73dBに設定され、音量設定の初期位置は5に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り5(音圧73dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が65dB、67dB、69dB、71dB、73dB、75dB、77dB、79dB、81dB、83dB、85dB、87dB、88dB、89dBおよび90dBの各レベルに調整可能である点は、設定「6」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「中(デューティ比70%)」である点も、設定「6」、「7」のときと同じである。
以上のように、設定が通常営業用の「5」〜「F」の範囲である場合、設定が低くなるほど(「5」に近づくほど)、デフォルトで設定される音量が低くなり、調整可能な音量範囲が低くなり、デフォルトで設定される輝度が低くなる。
設定が「4」であるときには、動作モードが省電力モードAに設定されるとともに、音圧の初期値は、設定「5」〜「F」のときに設定可能な最低音圧レベル(すなわち、遊技者が設定可能な最低音圧レベル)65dBよりもさらに低い60dBに設定される。設定「4」のときには、遊技者による音量調整が不可能であり、音圧は60dBに固定される。
また、設定「4」のとき、輝度設定の初期値は、設定「5」〜「F」のときに設定可能な最低輝度(すなわち、遊技者が設定可能な最低輝度)である「暗(デューティ比40%)」よりもさらに低い「極暗(デューティ比10%)」に設定される。設定「4」のときには、遊技者による輝度調整が不可能であり、輝度は「極暗(デューティ比10%)」に固定される。
設定が「3」であるときには、動作モードが省電力モードBに設定されるとともに、音圧の初期値は、設定「4」のときの音圧60dBよりもさらに低い0dB(消音)に設定される。設定「3」のときにも、遊技者による音量調整が不可能であり、音圧は0dBに固定される。また、設定「3」のとき、輝度設定の初期値は、の設定「4」のときの輝度「極暗(デューティ比10%)」よりもさらに低い「消灯(デューティ比0%)」に設定される。の設定「3」のときにも、遊技者による輝度調整が不可能であり、輝度は「消灯(デューティ比0%)」に固定される。
このように、省電力モードA、Bでは、音量および輝度が遊技者の設定不可能なレベル(遊技者により設定可能な範囲よりも低いレベル)に固定される。なお、本例では、第1出力設定スイッチ190(または第2出力設定スイッチ194)の操作により省電力モードA、Bを設定するようになっているが、遊技店員によるパチンコ機100の設定確認や設定変更等の所定の操作に合わせて省電力モードA、Bを設定できるようにしてもよい。
設定が「2」(開発および販促用)であるときには、音圧の初期値は70dBに設定され、音量設定の初期位置は2に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り2(70dB)に設定される。設定「2」のときには、音量調整画面で調整可能な音圧レベルが、設定「5」〜「F」のいずれとも異なっている。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれは、音圧64dB、70dB、74dB、77dB、80dB、83dB、86dB、87dB、88dB、89d、90dB、91dB、92dB、93dBおよび94dBに対応する。輝度設定の初期値は、設定「B」〜「F」と同じ「明(デューティ比100%)」である。
設定が「1」(開発および販促用)であるときには、音圧の初期値は64dBに設定され、音量設定の初期位置は1に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り1(64dB)に設定される。音量調整画面の目盛り1〜15のそれぞれに対応して、音圧が64dB、70dB、74dB、77dB、80dB、83dB、86dB、87dB、88dB、89d、90dB、91dB、92dB、93dBおよび94dBの各レベルに調整可能である点は、設定「2」のときと同じである。また、輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点も設定「2」のときと同じである。
設定が「0」(申請用)であるときには、音圧の初期値は0dBに設定され、音量設定の初期位置は0に設定される。すなわち、音量調整画面に遷移したとき、音量のユーザー設定値はデフォルトとして目盛り0(0dB)に設定される。なお、上述の設定「5」〜「F」のときには、音量のユーザー設定値は目盛り1〜15でのみ設定可能であるため、目盛り0に設定することはできない。音量調整画面の目盛り0〜15のそれぞれは、音圧0dB、64dB、70dB、74dB、77dB、80dB、83dB、86dB、87dB、88dB、89d、90dB、91dB、92dB、93dBおよび94dBに対応する。輝度設定の初期値が「明(デューティ比100%)」である点は、設定「1」、「2」のときと同じである。
<LEDランプの輝度と点灯時間>
図182は、LEDランプの消費電力が上記の設定「F」(デューティ比100%)、「A」(デューティ比70%)、「7」(デューティ比40%)でどのように変化するかについて説明する図である。なお、設定「F」、「A」、「7」のそれぞれにおいて、デューティ比の設定は初期設定のままであると仮定する。また、LEDランプAは、所定のランプデータ(上記図178(a)、(b)等参照)に基づき比較的高い輝度(デューティ比)で発光し、LEDランプBは、ランプデータに基づきLEDランプAより低い輝度で発光するものとする。
LEDランプの消費電力は輝度(本例ではデューティ比)と時間の積に概ね依存するため、設定「F」でのLEDランプA、Bの消費電力を基準とすると、設定「A」でのLEDランプA、Bの消費電力はそれぞれ約3割減となり、設定「7」でのLEDランプA、Bの消費電力はそれぞれ約6割減となる。このように、設定を変えることによる消費電力の減少率はLEDランプA、Bで同等であるが、消費電力の下がり幅は、図中の太矢印で示すように輝度の高いLEDランプAの方が輝度の低いLEDランプBよりも大きい。
<第1副制御部メイン処理>
次に、図183(a)を用いて、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部メイン処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
第1副制御部400は、上述のリセット回路403からリセット信号を入力した場合に、リセット割込によりリセットスタートしてROM406に予め記憶した制御プログラムに従って処理を実行する。まず、ステップS301では、初期設定を行う。この初期設定では、入出力ポートの初期設定や、各種変数の初期化処理(後述する変数CNTを0に初期化する処理も含む)などを行う。
ステップS302では、RAM408に記憶している変数CNTが33以上であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS303に進み、該当しない場合にはステップS302の判定処理を繰り返し実行する。ここで、変数CNTは、後述する1msタイマ割込処理において1msごとに加算される変数である。したがって、ステップS302で変数CNTが33以上であるか否かを判定する処理は、ステップS301またはステップS303において変数CNTを0に初期化してから、33msの時間が経過したか否かを判定する処理と同義である。ステップS303では、変数CNTを0に初期化した後にステップS304に進む。なお、ステップS302の処理は本例に限定されず、例えば、100msに3回(1秒間に30回)、メインループ処理(ステップS302〜S312)を実行するように構成してもよい。
ステップS304では、液晶受信ドライバ処理を行う。この液晶受信ドライバ処理では、不図示の液晶制御部(装飾図柄表示装置208の制御を行う制御部)から受信したコマンドの処理などを行う。ステップS305では、演出制御ドライバ処理を行う。この演出制御受信ドライバ処理では、第2副制御部500から受信したコマンドの処理などを行う。
ステップS306では、演出制御メインループ処理を行う。この演出制御メインループ処理では、後述するコマンド受信割込処理によって受信した未処理コマンドを、RAM408に設けたコマンド記憶領域から取得し、当該未処理コマンドに対応する処理を行い、例えば、上記図263に示した演出実行タイミングデータに基づいてランプや音の制御等を行う。
ステップS307では、ランプ制御メインループ処理を行う。このランプ制御メインループ処理では、ステップS306の演出制御メインループ処理で設定されたランプデータに基づいてランプに関連する制御を行う。ステップS308では、サウンド制御メインループ処理を行う。詳細は後述するが、このサウンド制御メインループ処理では、ステップS306の演出制御メインループ処理で設定されたサウンドデータに基づいてサウンド(音)に関連する制御を行う。
ステップS309では、ランプドライバ処理を行う。このランプドライバ処理では、ステップS307のランプ制御メインループ処理で設定されたランプ制御情報に基づいて、各種ランプ418、440から出力する光の制御を行う。ステップS310では、サウンドドライバ処理を行う。詳細は後述するが、このサウンドドライバ処理では、ステップS308のサウンド制御メインループ処理で設定されたサウンド制御情報に基づいて、音制御回路431を介してスピーカ120から出力する音の制御を行う。
ステップS311では、液晶通信ドライバ処理を行う。この液晶通信ドライバ処理では、不図示の液晶制御部にコマンドを送信する処理などを行う。ステップS312では、演出制御部通信ドライバ処理を行う。この演出制御通信ドライバ処理では、第2副制御部500にコマンドを送信する処理などを行った後にステップS302に進む。
第1副制御部400は、後述するコマンド受信割込処理、1msタイマ割込処理、10msタイマ割込処理、または、DMA割込処理による中断を除いて、ステップS302〜S312の処理を繰り返し実行する。
<コマンド受信割込処理>
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のCPU404が実行するコマンド受信割込処理について説明する。なお、同図(b)は、コマンド受信割込処理の流れを示すフローチャートである。
このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300からのコマンドを受信した場合に発生するコマンド受信割込みを契機として実行する処理である。ステップS401では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶した後に処理を終了する。
<1msタイマ割込処理>
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404が実行する1msタイマ割込処理について説明する。なお、同図(c)は、1msタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
第1副制御部400は、所定時間(本例では、1ms)に1回、タイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、1msタイマ割込処理を実行する。ステップS501では、RAM406に設けた変数CNTに1を加算する処理を行った後に処理を終了する。
<10msタイマ割込処理>
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のCPU404が実行する10msタイマ割込処理について説明する。なお、同図(d)は、10msタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
第1副制御部400は、所定時間(本例では、10ms)に1回、タイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、10msタイマ割込処理を実行する。ステップS601では、第一のセンサ読み取り処理を行い、次のステップS602では、第二のセンサ読み取り処理を行った後に処理を終了する。ここで、第一のセンサ読み取り処理では、例えば、センサ回路を介して第2出力設定スイッチ194の検出信号を取得し、取得した検出信号を、遊技者設定値としてRAM408に記憶する処理などを行う。また、第二のセンサ読み取り処理では、他のスイッチ類の検出信号を取得し、取得した検出信号をRAM408に記憶する処理などを行う。
<DMA割込処理>
次に、同図(e)を用いて、第1副制御部400のCPU404が実行するDMA割込処理について説明する。なお、同図(e)は、DMA割込処理の流れを示すフローチャートである。
第1副制御部400は、DMA転送の終了を知らせるDMA割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このDMA割込を契機として、DMA割込処理を実行する。ステップS701では、DMA転送の終了に伴う各種処理を行った後に処理を終了する。
<遊技者設定画面表示処理>
次に、図184(a)を用いて、上記第1副制御部メイン処理における演出制御メインループ処理(ステップS306)で実行する遊技者設定画面表示処理について説明する。なお、同図(a)は、遊技者設定画面表示処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS801では、遊技者設定画面表示開始条件が成立したか否かを判定し、該当する場合にはステップS802に進み、該当しない場合にはステップS803に進む。ステップS802では、遊技者設定画面(例えば、図195(d)に示すメニュー画面)の表示を開始した後にステップS803に進む。ここで、遊技者設定画面表示開始条件とは、例えば、普図や特図の変動表示が行われていない状態で(普図非変動中や特図非変動中に)特定の操作手段が操作された場合や、デモ表示中に特定の操作手段が操作された場合、大当り遊技中以外に特定の操作手段が操作された場合などである。
ステップS803では、遊技者設定画面表示終了条件が成立したか否かを判定し、該当する場合にはステップS804に進み、該当しない場合には処理を終了。ステップS804では、遊技者設定画面の表示を終了した後に処理を終了する。ここで、遊技者設定画面表示終了条件とは、特定の操作手段が操作された場合などである。なお、ステップS801〜S802の処理とステップS803〜S804の処理を別々のモジュールとしてもよく、この場合、演出制御メインループ処理で両者を毎回実行してもよいし、両者を異なる周期で実行してもよい。
<サウンド制御メインループ処理>
次に、図184(b)を用いて、上述の第1副制御部メイン処理におけるサウンド制御メインループ処理(ステップS308)について説明する。なお、同図(b)は、サウンド制御ループ処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1001では、サウンドデータ更新処理を行う。このサウンドデータ更新処理では、演出制御メインループ処理で設定された演出に含まれる音の再生、停止などの制御や、再生中の音に対して、フェードイン、フェードアウト、パンなどの処理を行う。また、次のステップS1002では、ボリュームスイッチ処理(詳細は後述)を行う。詳細は後述するが、このボリュームスイッチ処理では、第1出力設定スイッチ192によるボリュームの変更処理等を行う。
<サウンドドライバ処理>
次に、図184(c)を用いて、上述の第1副制御部メイン処理におけるサウンドドライバ処理(ステップS310)について説明する。なお、同図(b)は、サウンドドライバ処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1101では、管理者設定値制御処理を行う。詳細は後述するが、この管理者設定値制御処理では、管理者設定値の更新処理等を行う。ステップS1102では、その他のサウンドドライバ処理(音制御回路431の初期化処理、診断処理、エラー時の処理など)を行った後に処理を終了する。
<ボリュームスイッチ処理>
次に、図185(a)を用いて、上述のサウンド制御メインループ処理におけるボリュームスイッチ処理(ステップS1002)について説明する。なお、同図(a)は、ボリュームスイッチ処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1301では、ボリューム値変更処理を行う。詳細は後述するが、このボリューム値変更処理では、第1出力設定スイッチ190によるボリュームの変更処理等を行う。ステップS1302では、その他のボリュームスイッチ処理を行った後に処理を終了する。
<ボリューム値変更処理>
次に、図185(b)を用いて、上述のボリュームスイッチ処理におけるボリューム値変更処理(ステップS1301)について説明する。なお、同図(b)は、ボリューム値変更処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1501では、第1出力設定スイッチ190の検出信号を取得し、取得した検出信号を、今回管理者設定値としてRAM408に記憶する。ステップS1502では、ステップS1501で取得した今回管理者設定値と、RAM408に記憶している前回管理者設定値が一致するか否かを判定し、一致しない場合にはステップS1503に進み、一致する場合にはステップS1510に進む。
ステップS1503では、上述の遊技者設定値を取得し、ステップ1504では、変数CH_CNTに1を設定する。ステップS1505では、変数CH_CNTが1から32になるまで、次のステップS1506〜ステップS1509の処理を繰り返し実行する。
ステップS1506では、チャネル(CH_CNT)に出力中のフレーズがあるか無いかを判定し、ある場合にはステップS1507に進み、無い場合にはステップS1509に進む。ステップS1507では、チャネル(CH_CNT)のボリュームを計算し、次のステップS1508では、チャネル(CH_CNT)のボリュームを設定する処理を行った後にステップS1508に進む。ステップS1509では、CH_CNTに1を加算した後にステップS1505に進む。
ステップS1510では、前回管理者設定値に今回管理者設定値を設定することで前回管理者設定値を更新した後に処理を終了する。なお、本例では、変数CH_CNTが1から32になるまでステップS1506〜ステップS1509の処理を繰り返し実行することで、チャネル1〜チャネル32のボリュームを更新しているが、例えば、変数CH_CNTが1から31になるまでステップS1506〜ステップS1509の処理を繰り返し実行することで、チャネル32(エラー音)を除いたチャネル1〜チャネル31のボリュームを更新するように構成してもよい。
<管理者設定値制御処理>
次に、図186を用いて、上述のサウンドドライバ処理における管理者設定値制御処理(ステップS1101)について説明する。なお、同図、管理者設定値制御処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1601では、RAM408に記憶している今回ポート値を、RAM408に記憶している前回ポート値に退避し、ステップS1602では、入力端子P1〜P4の状態(第1出力設定スイッチ190のb0〜b3の状態)を読み出して今回ポート値にセットする。
ステップS1603では、今回ポート値と前回ポート値を比較し、値が同じである場合には、ステップS1604に進み、値が異なる場合にはステップS1608に進んで変数F_CNTを0に初期化して処理を終了する。ステップS1604では、RAM408に記憶している変数F_CNTに1を加算し、ステップS1605では、変数F_CNTが15以上であるか否かを判定する。判定の結果、15以上の場合には、ステップS1606において、今回ポート値に記憶している値を、RAM408に記憶している管理者設定値に記憶し、ステップS1607において変数F_CNTを0に初期化して処理を終了する。
<遊技制御と演出制御>
次に、図187を用いて、主制御部300による遊技制御と、第1副制御部400による演出制御の流れについて説明する。なお、同図は、主制御部300による特図変動表示と第1副制御部400による装飾図柄変動表示の関係を示したタイムチャートである。
例えば、同図(a)のタイミングで、主制御部300が特図変動表示を開始した場合、主制御部300は第1副制御部400に対して変動開始コマンドを送信する。この変動開始コマンドを受信した第1副制御部400は、装飾図柄変動表示を開始するが、主制御部300からのコマンド受信処理やコマンド解析処理などに時間を要するため、同図(a)に示すタイミングよりも遅い、同図(b)に示すタイミングで、液晶制御部に対して装飾図柄の表示を指示するコマンドを送信する。このコマンドを受信した液晶制御部は、装飾図柄の表示を開始するが、第1副制御部400からのコマンド受信処理やコマンド解析処理などに時間を要するため、同図(b)に示すタイミングよりも遅い、同図(c)に示すタイミングで、装飾図柄の表示を開始する。
すなわち、特図変動表示と装飾図柄表示の開始タイミングは、厳密に言えば完全同一ではないが、このタイミングのずれは、制御部間の通信や各制御部の割込み周期などに起因する不可避のものである。
したがって、「同時」とは、完全同一のタイミングのほか、このような不可避なタイミングのずれを許容する概念であり、例えば「特図変動表示の開始と同時に装飾図柄表示を開始する」とは、特図変動表示と装飾図柄表示を完全同一のタイミングで開始する場合のほか、例えば、同図(a)に示すタイミングで特図変動表示を開始し、同図(c)に示すタイミングで装飾図柄表示を開始する場合も含まれる。また、「特図変動表示の停止と同時に装飾図柄表示を停止する」とは、特図変動表示と装飾図柄表示を完全同一のタイミングで停止する場合のほか、例えば、同図(d)に示すタイミングで特図変動表示を停止し、同図(f)に示すタイミングで装飾図柄表示を停止する場合も含まれる。
さらに、割込み周期のゆらぎなどに起因してタイミングのずれが長くなったり短くなったりすることがあり、例えば、同図に示す時間Xや時間Yは、いずれも、第1副制御部400が主制御部300からコマンドを受信してから液晶制御部にコマンドを送信するまでの時間であるが、時間Xが時間Yよりも長くなったり短くなることがある。したがって、同図(a)〜(c)に示す時間と、同図(g)〜(i)に示す時間が異なる場合があるが、いずれも「特図変動表示の開始と同時に装飾図柄表示を開始する」タイミングである。なお、「特図変動表示の停止と同時に装飾図柄表示を停止する」タイミングについても同様である。
<設定画面の表示タイミング>
次に、設定画面の表示タイミングの一例について説明する。ここで、設定画面とは、遊技者が第2出力設定スイッチ194を用いて、スピーカ120から出力される音の音量を調整したり、各種ランプ418から発せられる光の輝度を調整したりすることが可能となる画面をいい、例えば、図195(d)に示すメニュー画面等が相当する。
図188(a)は、特図変動表示とデモ画面の表示タイミングの適用可能例1を示した図である。本例では、特図変動表示を終了した後に、特図変動表示が行われることなく時間Ta(例えば、30秒)が経過した場合、または、前回のデモ(デモ画面表示)が終了した後に、特図変動表示が行われることなく時間Taが経過した場合に、再生時間Tbのデモを開始する。
図188(b)は、特図変動表示とデモ画面の表示タイミングの適用可能例2を示した図である。本例では、特図変動表示を終了した後に、特図変動表示が行われることなく時間Ta(例えば、30秒)が経過した後に、第一のデモ画面表示を開始し、再生時間Tbのデモ1(第一のデモ画面表示。例えば、静止画表示)が終了した後に、特図変動表示が行われることなく時間Taが経過した場合に、デモ1とは異なる再生時間Tcのデモ2(第二のデモ画面表示。例えば、動画表示)を開始する。
図188(c)は、同図(a)に示す適用可能例1のデモ画面表示前に設定画面を表示する例を示した図である。本例では、設定画面表示を終了した後に、特図変動表示が行われることなく時間Ta(例えば、30秒)が経過した後に、再生時間Tbのデモを開始する。本例では、第1複制御部400は、主制御部300から変動停止コマンドを受信した後、次のコマンドが受信可能となるまでの時間が経過した場合に、設定ボタンの操作を受け付け、設定画面を表示させる。
図189(a)は、図188(a)に示す適用可能例1のデモ画面表示中に設定画面を表示し、デモ画面表示を中断する例を示した図である。本例では、再生時間Tbのデモ中に、デモを一時的に中断して設定画面表示を行い、その後に、再生時間Tbのデモを再開する。なお、本例では、設定画面表示前のデモの再生時間Tb1と設定画面表示後のデモの再生時間Tb2の総時間(Tb1+Tb2)がTbになるようにデモの再生時間を調整する処理を行っている。
図189(b)は、図188(a)に示す適用可能例1のデモ画面表示中にデモ画面表示を中断することなく設定画面を表示する例を示した図である。本例では、再生時間Tbのデモ中に、デモを中断することなく設定画面表示を行い、その後に、再生時間Tbのデモを再開する。なお、本例では、設定画面の表示開始時に設定画面表示をデモ画面表示の上に重ねて表示させることで、デモ画面表示を視認不能にし、設定画面の表示終了時に設定画面表示を消去することで、デモ画面表示を視認可能とする。このような構成とすれば、デモ画面表示を中断・再開する処理が不要となるため、制御負担を軽減できる場合がある。
図189(c)は、図188(a)に示す適用可能例1のデモ画面表示の終了間際にデモ画面表示を中断することなく設定画面を表示する例を示した図である。本例では、再生時間Tbのデモの終了間際に、デモを中断することなく設定画面表示を行う。なお、本例では、設定画面の表示開始時に設定画面表示をデモ画面表示の上に重ねて表示させることで、デモ画面表示を視認不能にし、設定画面の表示終了時に設定画面表示を消去することで、デモ画面表示を視認可能とするが、設定画面の表示終了時にはデモが終了しているためデモ画面表示は行われない。
<ボリューム調整の例>
次に、ボリューム調整の例について説明する。図190(a)は、特図変動表示が開始される前にボリューム調整が行われなかった例を示したタイムチャートである。本例では、0〜100の全ての期間に亘ってボリュームが96dBに設定されているため、BGM01(ステレオ01)、変動開始音01(モノラル02)、セリフ01(モノラル01)を0〜100msの期間に亘って96dBの音圧で出力する。なお、本例では、図に示す数値(本例では0〜100)の単位をmsとしているが、数値の単位はフレームであってもよい。
図190(b)は、特図変動表示が開始される前に音量調整が行われた例を示したタイムチャートである。本例では、30msのタイミングでボリュームが96dBから100dBに変更されている。このため、30msより前のタイミングでは、BGM01(ステレオ01)を96dBの音圧で出力し、30ms以降のタイミングでは、BGM01(ステレオ01)を100dBの音圧で出力し、その後に行う変動表示では変動開始音01(モノラル02)を100dBの音圧で出力する。
なお、本例では、30msのボリューム変更のタイミングでは、BGM01(ステレオ01)に対応する音データの書き換えを行っていないが、図190(c)に示すように、ボリューム変更と同じタイミングで、BGM01(ステレオ01)を一時的に停止した後、新たな音データを設定し直してもよいし、同タイミングで新たな音データを上書きしてもよい。
また、図191(a)に示すように、ボリューム変更のタイミングで、BGM01(ステレオ01)に対応する音データを消去することでBGM01(ステレオ01)を一時的に停止した後、所定時間の経過後(本例では、10ms経過後)にBGM01(ステレオ01)に対応する音データを改めて設定し直してもよい。本例では、30msのタイミングでは、操作手段の操作により設定画面の表示が開始されているが、30ms〜40msの期間中は音を出力しないように構成している。また、図191(b)で出音しているような設定画面中のBGM02(ステレオ02)を出音しないように構成している。なお、設定画面の表示中は、BGM01(ステレオ01)の音量を下げるか、消音(音量を0に設定、または、ミュート)してもよい。
図191(b)は、設定画面の表示中に音量調整が行われた例を示したタイムチャートである。本例では、30msのタイミングでは、設定画面の表示が開始されており、BGM01(ステレオ1)が停止される一方で、設定画面の表示に合わせて、BGM2(ステレオ02)と画面表示音01(モノラル01)の出音を開始している。また、300msのタイミングでは、ボリュームが96dBから98dBに変更されるとともに、音量決定音(モノラル02)の出音を開始している。さらに、330msのタイミングでは、BGM02(ステレオ02)に対応する音データを消去することでBGM02(ステレオ02)を停止した後、BGM01(ステレオ01)に対応する音データを設定することでBGM01(ステレオ01)の出音を再開している。
図191(c)は、設定画面表示が強制終了された例を示したタイムチャートである。本例では、30msのタイミングで設定画面の表示が開始された後、300msのタイミングで、特定の操作手段が操作されたことを条件として設定画面表示が強制終了され、BGM02(ステレオ02)に対応する音データを消去することでBGM02(ステレオ02)を停止した後、BGM01(ステレオ01)に対応する音データを設定することでBGM01(ステレオ01)の出音を再開している。なお、図192(a)に示すように設定画面表示が強制終了された場合に、所定時間の経過後(本例では、10ms経過後)にBGM01(ステレオ01)に対応する音データを改めて設定し直してもよい。また、設定画面において輝度を変更した場合に、音量を変更した場合に出音する音量決定音と同じ音を出音してもよい。
図192(b)は、設定画面の終了前に他のイベントが発生した例を示したタイムチャートである。本例では、300msのタイミングで他のイベント(例えば、始動口への入球)が発生したため、BGM01(ステレオ01)の出音を再開するとともに、変動開始音01(モノラル02)の出音を開始しているが、設定画面に対応するBGM02(ステレオ02)の停止が遅れて、BGM01(ステレオ01)と変動開始音01(モノラル02)に重なって出音されている。
図193(a)は、デモ中に設定画面が表示されボリューム調整が行われた例を示したタイムチャートである。本例では、BGM03(ステレオ01)の出音を行っているデモ中に、30msのタイミングで設定画面を表示し、この設定画面において、300msのタイミングでボリュームが96dBから100dBに変更されている。なお、図193(b)に示すように、ボリューム変更のタイミングでBGM03(ステレオ01)に対応する音データ改めて設定し直してもよい。
図193(c)は、デモ中の設定画面の終了前に他のイベントが発生した例を示したタイムチャートである。本例では、300msのタイミングで他のイベント(例えば、始動口への入球)が発生したため、BGM03(ステレオ01)の出音を再開するとともに、変動開始音01(モノラル02)の出音を開始しているが、設定画面に対応するBGM02(ステレオ02)の停止が遅れて、BGM01(ステレオ01)と変動開始音01(モノラル02)に重なって出音されている。
図194(a)は、デモ中の設定画面で音量を変化させた例を示したタイムチャートである。本例では、30msのタイミングで設定画面の表示を開始し、80msのタイミングで第2出力設定スイッチ194が操作されたことにより、ボリュームを96dBから98dBに変化させている。また、ボリュームの変更のタイミングで音量変更音01(モノラル02)の出音を開始している。
図194(b)では、同図(a)に加えて、300msのタイミングで第1出力設定スイッチ190が操作されたことにより、ボリュームを98dBから100dBに変化させているが、出音は行っていない。
図194(c)は、エラー発生時のタイムチャートである。本例では、異常を検出したことにより、デモ中、設定画面表示中等とは無関係に、エラー音(モノラル12)の出音を長時間に亘って継続している。
<音量調整画面と輝度調整画面の例>
次に、音量調整画面と輝度調整画面の一例について説明する。図195は、音量調整画面と輝度調整画面を表示するまでの画面遷移の一例を時系列で示した図である。
本例では、同図(b)に示す特図の停止表示や装飾図柄の停止表示が終了した後、所定期間が経過し、かつ、第2出力設定スイッチ194の操作を受付けた場合に、同図(d)以降に示すメニュー表示を可能としている。
最初に、第1副制御部400は、装飾図柄の停止表示を行った後に所定時間が経過したことを条件に、同図(c)に示すように、メニュー表示が可能なことを示唆するメニュー表示示唆報知を行う。本例では、メニュー表示示唆報知として、装飾図柄表示装置208を用いて、第2出力設定スイッチ194の外観を模した画像の表示を行うとともに、この画像の右隣りに、「でメニュー画面表示」という文字表示を行う。
続いて、第1副制御部400は、第2出力設定スイッチ194の操作を受付けたことを条件に、設定値調整モードに移行するとともに、同図(d)に示すようなメニュー画面を表示する。本例では、メニュー表示として、音量調整と輝度調整の選択メニューを表示するとともに、第2出力設定スイッチ194の左ボタン194bと右ボタン194cの操作に応じて、選択メニューのいずれか一方を強調表示することで仮選択の状態にする。
続いて、第1副制御部400は、第2出力設定スイッチ194の決定ボタン194aの操作を受付けた場合に、仮選択されている選択メニューに対応する画面を表示させる。具体的には、メニュー画面において音量調整が仮選択されている状態で決定ボタン194aの操作を受付けた場合には同図(f)に示すような音量調整画面を表示し、メニュー画面において輝度調整が仮選択されている状態で決定ボタン194aの操作を受付けた場合には同図(g)に示すような輝度調整画面を表示する。
なお、設定画面(メニュー画面、音量調整画面、輝度調整画面)は、特図変動中は表示できないが、普図変動中は表示できるものでもよい。また、設定画面を表示する場合に、普図変動に基づく「所定の演出」を表示してもよい。ここで、「所定の演出」は、電チューがロング開放する普図(例えば第二の普通図柄)に当選した場合に実行されるものでもよく、ガセ(偽)の場合にも行われるものでもよく、電チューが開放する前や開放中に所定の表示や所定の音が出力されるものでもよい。また、「所定の演出」を、第二の普通図柄の当選を煽る演出1、当選を報知するための演出2A、外れを報知するための演出2B、電チューの開放に係る演出3などに分類してもよい。また、設定画面表示中は、これらの演出1〜3のうちの全部を実行してもよいし、演出3のみを実行してもよい。
また、所定の演出では、表示はせずに音だけ出力してもよいし、この音が出力されている場合には、音量調整を可能にしてもよいし、不可能にしてもよい。また、普図が当選した場合に設定画面を消去してもよいし、設定画面の表示中は、所定の演出の音の音量を下げてもよい。また、所定の演出中に音量調整を行った場合に、確認音が鳴らないようにしてもよいし、デフォルトの音量で鳴らしてもよいし、小さい音で鳴らしてもよい。
<音量調整例1>
次に、図196を用いて、音量調整例1について説明する。なお、同図は、音量調整例1を時系列で示した図である。
同図(a)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「B」に対応するデフォルト値の96dBに設定されている。
続いて、第1副制御部400は、同図(a)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(b)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に音量調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(c)に示す音量調整画面を表示している。
続いて、第1副制御部400は、同図(c)に示す音量調整画面の表示中に第2出力設定スイッチ194の右ボタン194cの押下操作を2回受付けたことから、遊技者設定値を「11」から「13」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「11」に対応する96dBから、「13」に対応する98dBに変更している。また、音量(ボリューム)の設定値を2段階上昇させたことに対応して、同図(d)に示すように、音量調整の目盛りを11から13に2段階上昇させる表示を行っている。
続いて、第1副制御部400は、同図(d)に示すタイミングで第2出力設定スイッチ194の決定ボタン194aの押下操作を1回受付けたことから設定値調整モードを終了している。なお、本例では、設定値調整モードの終了を報知する表示として、音量調整の目盛りを消去すると同時に、「ボリュームを変更しました」という文字表示を行っているが、通常遊技の画面に戻るように構成してもよいし、ボリュームの変更を音声で報知してもよい。
<音量調整例2>
次に、図197を用いて、音量調整例2について説明する。なお、同図は、音量調整例2を時系列で示した図である。
同図(a)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「B」に対応するデフォルト値の96dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(b)に示す、設定値調整モードの移行前のタイミングで第1出力設定スイッチ190の操作(例えば、遊技店の店員による操作)を受付けたことから、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「B」のデフォルト値に対応する96dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
続いて、第1副制御部400は、同図(b)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(c)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に音量調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(d)に示す音量調整画面を表示している。このとき、第1副制御部400は、遊技者設定値が「15」であることから、音量調整の目盛りを15にする表示を行っている。
すなわち、本例では、設定値調整モードにおいて遊技者は音量調整を行っていないが、同図(b)に示すタイミングで第1出力設定スイッチ190による音量調整が行われたことにより、遊技者の意思とは無関係に遊技者設定値が管理者設定値に強制的に変更されている。したがって、第1出力設定スイッチ190による音量調整を行った管理者(遊技店の店員など)のみならず、遊技者も音量調整が行われたことを把握することができる。
<音量調整例3>
次に、図198と図199を用いて、音量調整例3について説明する。なお、図198は、音量調整例3を時系列で示した図である。図198(a)〜(c)は、上述の音量調整例1の図196(a)〜(c)と同様であるため、その説明は省略する。
第1副制御部400は、同図(c)〜(d)に示す音量調整画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、同図(e)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「B」のデフォルト値に対応する96dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。
このように、本例では、同図(d)に示すタイミングで音量調整を行っているが、同タイミングよりも後の同図(e)に示すタイミングで管理者設定値を変更している。このような構成とすれば、音量調整よりも音量が変化するタイミングを遅らせることができるため、音量変化に容易に気付くことができる場合がある。
また、同図(e)に示すタイミングでは、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
一方、本例では、音量(ボリューム)の設定値を4段階上昇させているが、第2出力設定スイッチ194による音量調整ではないことから、同図(d)、(e)に示すタイミングでは、音量調整の目盛りを11から15に4段階上昇させる表示は行なっていない。
図199(f)〜(h)は、図198に示す音量調整後に再度、音量調整画面を表示させた様子を時系列で示した図である。図199(f)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「F」であるため、管理者設定値がFに設定され、遊技者設定値が15に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「F」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「F」に対応するデフォルト値の100dBに設定されている。
続いて、第1副制御部400は、同図(f)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(g)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に音量調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(h)に示す音量調整画面を表示している。このとき、第1副制御部400は、遊技者設定値が「15」であることから、音量調整の目盛りを15にする表示を行っている。
すなわち、本例では、設定値調整モードにおいて遊技者は音量調整を行っていないが、図198(d)に示す、設定値調整モード中のタイミングで第1出力設定スイッチ190による音量調整が行われたことにより、遊技者の意思とは無関係に遊技者設定値が管理者設定値に強制的に変更されている。したがって、第1出力設定スイッチ190による音量調整を行った管理者(遊技店の店員など)のみならず、遊技者も音量調整が行われたことを把握することができる。
<音量調整例4>
次に、図200と図201を用いて、音量調整例4について説明する。なお、同図は、音量調整例4を時系列で示した図である。
同図(a)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「B」に対応するデフォルト値の96dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(a)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(b)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に音量調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(c)に示す音量調整画面を表示している。
続いて、第1副制御部400は、同図(c)に示す音量調整画面の表示中に第2出力設定スイッチ194の左ボタン194bの押下操作を2回受付けたことから、遊技者設定値を「11」から「9」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「11」に対応する96dBから、「9」に対応する94dBに変更している。また、音量(ボリューム)の設定値を2段階下降させたことに対応して、同図(d)に示すように、音量調整の目盛りを11から9に2段階下降させる表示を行っている。
続いて、第1副制御部400は、同図(d)〜(e)に示す音量調整画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、図200(e)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を94dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
一方、本例では、音量(ボリューム)の設定値を2段階下降させた後に6段階上昇させているが、6段階の上昇は第2出力設定スイッチ194による音量調整ではないことから、図200(e)、図201(f)に示すタイミングでは、量調整の目盛りを9から15に6段階上昇させる表示は行なっていない。
図201(g)〜(i)は、図200に示す音量調整後に再度、音量調整画面を表示させた様子を時系列で示した図である。同図(g)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「F」であるため、管理者設定値がFに設定され、遊技者設定値が15に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「F」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、デフォルト値の100dBに設定されている。
続いて、第1副制御部400は、同図(g)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(h)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に音量調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(i)に示す音量調整画面を表示している。このとき、第1副制御部400は、遊技者設定値が「15」であることから、音量調整の目盛りを15にする表示を行っている。
すなわち、本例では、設定値調整モードにおいて遊技者は音量を下げる調整を行い、音量を上げる調整は行っていないが、図200(e)に示すタイミングで第1出力設定スイッチ190による音量を上げる調整が行われたことにより、遊技者の意思とは無関係に遊技者設定値が管理者設定値に強制的に変更されている。したがって、第1出力設定スイッチ190による音量調整を行った管理者(遊技店の店員など)のみならず、遊技者も音量調整が行われたことを把握することができる。
<音量調整例5>
次に、図202を用いて、音量調整例5について説明する。なお、図202は、音量調整例5を時系列で示した図である。
同図(a)に示す音量調整前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「B」に対応するデフォルト値の96dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(a)に示すタイミングでメニュー画面の選択操作を受付けたことから、設定値調整モードに移行するとともに、同図(b)、(c)に示すメニュー画面を表示し、このメニュー画面の表示中に輝度調整画面の選択操作を受付けたことから、同図(d)に示す輝度調整画面を表示している。
続いて、第1副制御部400は、同図(d)に示す輝度調整画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、同図(e)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「B」のデフォルト値に対応する96dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
また、本例では、同図(d)に示す輝度調整画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、設定値調整モードを終了し、音量調整の目盛りを11から15に4段階上昇させる表示は行なっていない。
すなわち、本例では、設定値調整モードにおいて遊技者は音量調整を行っていないが、図202(d)に示す、輝度調整画面表示のタイミングで第1出力設定スイッチ190による音量調整が行われたことにより、設定値調整モードを強制的に終了している。したがって、第1出力設定スイッチ190による音量調整を行った管理者(遊技店の店員など)のみならず、遊技者も音量調整が行われたことを把握することができる。
<音量調整例6>
次に、図203を用いて、音量調整例6について説明する。なお、図203は、音量調整例6を時系列で示した図である。
同図(a)〜(b)はパチンコ機100の電源投入直後の状態であり、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が初期値の11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、設定「B」に対応する音量(ボリューム)の設定値が、デフォルト値の96dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(c)に示すタイミングにおいて、電源投入後の初期設定が完了した後に、遊技店向け説明画面を表示している。本例では、遊技店向け説明画面として、第1出力設定スイッチ190の外観を模した画像と、設定値および設定内容を表示している。
続いて、第1副制御部400は、同図(d)に示す遊技店向け説明画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、同図(e)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「B」のデフォルト値に対応する96dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
また、本例では、同図(d)に示す遊技店向け説明画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、音量調整の目盛りを11から15に4段階上昇させる表示は行なっていない。
<音量調整例7>
次に、図204を用いて、音量調整例7について説明する。なお、図204は、音量調整例7を時系列で示した図である。
同図(a)に示す節電モード前においては、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、遊技者設定値が11に設定されている。また、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であることから、音量(ボリューム)の設定値が、設定「B」に対応するデフォルト値の96dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(b)に示すタイミングにおいて、節電モード(例えば、上述の省電力モードAや省電力モードB)に移行した後に、節電モード中であることを報知する節電モード報知画面を表示している。本例では、節電モード報知画面として、背景色を黒に変更するとともに、「節電モード」の文字表示を行っている。
なお、節電モードに移行した場合に、遊技者設定値を下げるように構成し、節電モードからデモ画面などに復帰した場合に、遊技者設定値を節電モード直前の値に戻してもよい。また、節電モードからデモ画面などに復帰した場合に、遊技者設定値をデフォルト値に戻してもよい。また、節電モード中の音量や輝度、節電モードから復帰した後の音量や輝度を、第1出力設定スイッチ190で予め設定できるように構成してもよい。
続いて、第1副制御部400は、同図(c)に示す節電モード報知画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、同図(d)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「F」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を「B」のデフォルト値に対応する96dBから、「F」のデフォルト値に対応する100dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「F」に変更したことから、遊技者設定値を、管理者設定値の「B」に対応する「11」から、管理者設定値の「F」に対応する「15」に変更している。
また、本例では、同図(c)に示す節電モード報知画面の表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、音量調整の目盛りを11から15に4段階上昇させる表示は行なっていない。
<音量調整例8>
次に、図205を用いて、音量調整例8について説明する。なお、図205は、音量調整例8を時系列で示した図である。
同図(a)に示すタイミングでは、第1出力設定スイッチ190の設定が「B」であるため、管理者設定値がBに設定され、第2出力設定スイッチ194による設定が「2」であるため、遊技者設定値が2に設定されている。また、管理者設定値が「B」で、遊技者設定値が「2」であることから音量(ボリューム)の設定値が87dBに設定されている。
第1副制御部400は、同図(b)に示す特図変動の停止表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、同図(c)に示すタイミングで、管理者設定値を「B」から「9」に変更するとともに、音量(ボリューム)の設定値を87dBから、「9」のデフォルト値に対応する91dBに変更している。また、管理者設定値を「B」から「9」に変更したことから、遊技者設定値を、「2」から、管理者設定値の「9」に対応する「9」に変更している。
本例では、同図(b)に示す特図変動の停止表示中に第1出力設定スイッチ190の操作を受付けたことから、音量調整の目盛りの表示は行なっていない。また、本例では、設定値調整モードにおいて遊技者は音量を下げる調整を行い、音量を上げる調整は行っていないが、図205(b)に示すタイミングで第1出力設定スイッチ190によって音量のデフォルト値を変更する調整が行われたことにより、遊技者の意思とは無関係に遊技者設定値が管理者設定値に強制的に変更されている。
したがって、第1出力設定スイッチ190による音量調整を行った管理者(遊技店の店員など)のみならず、遊技者も音量調整が行われたことを把握することができる。
<デモ表示中の音量調整の例>
次に、図206を用いて、デモ表示中の音量調整の一例について説明する。なお、同図(a)は、デモ表示の一例を時系列で示した図であり、同図(b)は、音量調整後にデモ表示を最初から行なう例を示した図であり、同図(c)は、音量調整後にデモ表示を途中から行なう例を示した図である。
本例では、デモ表示を、複数のデモ画像1〜n(nは正の整数)で構成している。なお、デモ画像1〜nは静止画でもよいし動画でもよい。同図(b)に示す例では、デモ表示中に音量調整画面を表示して音量調整を行う場合には、実行中のデモ表示を完全に中止し、音量調整後は、デモ画像1(デモ表示の最初の画像)からデモ表示を再開するように構成している。
一方、同図(c)に示す例では、デモ表示中に音量調整画面を表示して音量調整を行う場合には、実行中のデモ表示を中止せずに音量調整画像の背後で継続し、音量調整後は、デモ画像n−1(デモ表示の途中の画像)からデモ表示を行うように構成している。
<その他の画面表示>
次に、図207を用いて、その他の画面表示について説明する。図207(a)は、複数の演出モードから特定の演出モードを選択させるための演出モード選択画面の一例である。このような演出モード選択画面において、決定ボタンの操作を受付けた場合に、当該画面を消去しないように構成してもよい。なお、曲選択画面、あらすじ画面、キャラ選択画面、リーチ選択画面、アイテム選択画面等についても同様である。
また、同図(b)は、ログインの認証を行うパスワードを入力させるための会員制メニュー関連画面の一例である。このような会員制メニュー関連画面において、決定ボタンの操作を受付けた場合に、当該画面を消去するように構成してもよい。なお、遊技履歴参照画面、遊技台説明選択画面、キャラ選択画面等についても同様である。
また、同図(c)は、音量調整画面を構成する画像の少なくとも一部にエラー表示を重ねて表示する例である。本例のように、エラー表示を行う場合に、他の画像の少なくとも一部に重なり合うように表示を行なえば、単にエラー表示を行う場合に比べ、遊技者をエラー表示に注目させることができ、エラー表示を気付かせやすくすることができる場合がある。また、磁気検出、電波検出などの、エラーを検知した場合は設定画面を非表示にしてもよい。
また、デモ中に役物を作動させたり、遊技者操作で動かすことができる遊技台の場合、役物が動いている場合であっても設定画面を表示可能としてもよい。また、役物が動作中で該役物が表示画面を一部遮蔽(表示部の前面に役物がある状態)している場合であっても、設定画面を表示可能としてもよい。
以上説明したように、本適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、複数の操作手段と、演出手段(例えば、スピーカ120、各種ランプ418、演出可動体224、遮蔽装置246)と、第一の制御手段(例えば、第1副制御部400)と、を備えた遊技台であって、前記複数の操作手段のうちの少なくとも一つは、第一の操作手段(例えば、第2出力設定スイッチ194)であり、前記複数の操作手段のうちの少なくとも一つは、第二の操作手段(例えば、第1出力設定スイッチ190)であり、前記第一の操作手段は、第一の位置に少なくとも設けられたものであり、前記第二の操作手段は、第二の位置に少なくとも設けられたものであり、前記第一の位置は、遊技者が少なくとも操作可能な位置であり、前記第二の位置は、前記第一の位置よりも遊技者から少なくとも遠い位置であり、前記第一の制御手段は、実行条件の成立があった場合に、第一の処理を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の処理は、前記演出手段の演出態様に関する設定(例えば、スピーカ120から出力する音の音量の調整、各種ランプ418が発する光の輝度の調整、演出可動体224の移動量の調整)を少なくとも含むものであり、前記実行条件は、第一の状態において前記第一の操作手段が操作された場合に、成立する場合がある条件であり、前記実行条件は、前記第一の状態において前記第二の操作手段が操作された場合に、成立する場合がある条件であり、前記実行条件は、第二の状態において前記第一の操作手段が操作された場合に、成立しない条件であり、前記実行条件は、前記第二の状態において前記第二の操作手段が操作された場合に、成立する場合がある条件である、ことを特徴とする遊技台。
本適用可能形態に係る遊技台によれば、第一の操作手段の操作によって演出手段の演出態様に関する設定を行うことができる条件(第一の状態のみ)と、第二の操作手段の操作によって演出手段の演出態様に関する設定を行うことができる条件(第一の状態と第二の状態の両方)と、が異なり、第二の操作手段よりも第一の操作手段の方が設定条件が厳しい。このため、第一の操作手段の操作を行うことが可能な遊技者は、第一の操作手段の操作に気を奪われることがなく、遊技に集中することができる場合がある。また、第一、第二の操作手段を使い分けることができ、利便性を高めることができる場合がある。また、いずれか一方の操作手段が故障等によって利用できなくなった場合でも、他方の操作手段によって設定を行うことができ、複数の操作手段による処理に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、図柄変動表示を少なくとも実行可能な表示手段(例えば、普図表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置)と、を備え、前記第一の状態は、前記図柄変動表示の実行中でないことを少なくとも含む状態であり、前記第二の状態は、前記図柄変動表示の実行中であることを少なくとも含む状態であってもよい。
このような構成とすれば、遊技者は図柄変動表示の実行中に第一の操作手段の操作に気を奪われることがなく、遊技に集中することができるため、付与される利益を確実に獲得できる場合がある。
また、遊技領域(例えば、遊技領域124)が少なくとも設けられた遊技盤(例えば、遊技盤200)と、を備え、前記第一の操作手段は、前記遊技領域よりも前方に少なくとも設けられたものであり、前記第二の操作手段は、前記遊技領域よりも後方に少なくとも設けられたものであってもよい。また、前記第二の位置は、前記第一の位置よりも遊技者が少なくとも操作困難な位置であってもよい。また、前記第二の位置は、遊技者が操作不可能な位置(例えば、施解錠可能な扉の内側)であってもよい。
このような構成とすれば、第二の操作手段を安易に操作できないようにすることができ、例えば、遊技店の店員など、限られた者だけに第二の操作手段による操作を許可することができる。
また、前記第一の制御手段は、第二の処理(例えば、チャンスボタン等の操作手段の操作受付を検出する処理、第2副制御部500にコマンドを送信する処理など)を少なくとも実行可能なものであってもよい。また、第二の制御手段(例えば、主制御部300)と、を備え、前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段からのコマンドに応じた制御を少なくとも実行可能なものであってもよい。
このよう構成とすれば、制御部を複数で構成した場合でも、容易に適用することができ、汎用性を持たせることができる。
また、当否判定(普図の当否判定、特図の当否判定)を少なくとも実行可能な当否判定手段(例えば、普図関連抽選処理、特図2関連抽選処理、特図1関連抽選処理)と、を備え、前記第二の制御手段は、前記当否判定手段を少なくとも含むものであってもよい。また、前記第一の制御手段は、前記コマンドに応じて、前記演出手段の制御を少なくとも実行可能なものであってもよい。
また、複数の制御基板を備え、前記複数の制御基板のうちの少なくとも一つは、第一の制御基板(例えば、第1副基板160)であり、前記複数の制御基板のうちの少なくとも一つは、第二の制御基板(例えば、主基板156)であり、前記第一の制御手段は、前記第一の制御基板を少なくとも含んで構成されるものであり、前記第二の制御手段は、前記第二の制御基板を少なくとも含んで構成されるものであってもよい。
(1)本例に係る遊技台は、操作が少なくとも可能な第一の操作手段(例えば、第1出力設定スイッチ190)と、操作が少なくとも可能な第二の操作手段(例えば、第2出力設定スイッチ194)と、音を少なくとも出力可能な出音手段(例えば、音制御回路431、スピーカ120)と、を備えた遊技台であって、前記第一の操作手段は、前記音の音量(ボリューム、音圧)を調整する操作が少なくとも可能なものであり、前記第二の操作手段は、前記音の音量を調整する操作が少なくとも可能なものであり、前記第一の操作手段は、前記第二の操作手段と異なるものである、ことを特徴とする遊技台である。
このような遊技台によれば、異なる第一、第二の操作手段によって音の音量を調整することができるため、第一、第二の操作手段の使用用途を分けることができ、利便性を高めることができる場合がある。また、いずれか一方の操作手段が故障等によって利用できなくなった場合でも、他方の操作手段によって音量調整を行うことができ、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
(2)また、本例に係る遊技台は、上記(1)に記載の遊技台であって、前記第一の操作手段は、遊技者によって操作できないものであり、前記第二の操作手段は、遊技者によって少なくとも操作可能なものである、ことを特徴とする遊技台でもよい。
(3)また、本例に係る遊技台は、上記(1)または(2)に記載の遊技台であって、前記第一の操作手段は、前記音の音量を第一の音量に調整する操作が少なくとも可能なものであり、前記第二の操作手段は、前記音の音量を第二の音量に調整する操作が少なくとも可能なものであり、前記出音手段は、前記第一の音量と前記第二の音量が異なる場合に、前記音を前記第一の音量で出音する、ことを特徴とする遊技台である。
(4)また、本例に係る遊技台は、上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の遊技台であって、光を少なくとも発することが可能な発光手段を備え、前記第一の操作手段は、前記光の輝度を調整する操作が少なくとも可能なものであり、前記第二の操作手段は、前記光の輝度を調整する操作が少なくとも可能なものである、ことを特徴とする遊技台である。
(5)また、本例に係る遊技台は、上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の遊技台であって、前記第一の操作手段の操作を少なくとも検出可能な第一の検出手段と、前記第二の操作手段の操作を少なくとも検出可能な第二の検出手段と、を備え、前記第一の検出手段は、前記前記第一の操作手段の操作をメイン処理において少なくとも検出するものであり、前記第二の検出手段は、前記前記第二の操作手段の操作を割込み処理において少なくとも検出するものである、ことを特徴とする遊技台である。
(6)また、本例に係る遊技台は、上記(1)乃至(5)のいずれか1項に記載の遊技台であって、前記音量の調整値を視認可能な表示手段を備え、前記第一の操作手段は、前記表示手段を少なくとも備えるものであり、前記第二の操作手段は、前記表示手段を備えないものである、ことを特徴とする遊技台である。
(7)また、本例に係る遊技台は、上記(1)乃至(6)のいずれか1項に記載の遊技台であって、前記音量の調整が可能な音量調整モードを備え、前記音量調整モードは、該音量調整モード中に前記第一の操作手段によって調整された前記音量を該音量調整モード中に確認することができないものであり、前記音量調整モードは、該音量調整モード中に前記第二の操作手段によって調整された前記音量を該音量調整モード中に確認することが可能なものである、ことを特徴とする遊技台である。
(8)また、本例に係る遊技台は、上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の遊技台であって、前記音量の調整が不可能な省電力モードを備える、ことを特徴とする遊技台である。
(9)また、本例に係る遊技台は、上記(4)乃至(8)のいずれか1項に記載の遊技台であって、前記音の音量は、第一の段階に調整可能なものであり、前記光の輝度は、第二の段階に調整可能なものであり、前記第一の段階は、前記第二の段階と異なるものである、ことを特徴とする遊技台である。
なお、本例に係る遊技台の構成は、上述のパチンコ機100の構成に限定されるものではなく、例えば、液晶表示装置を複数備えてもよく、この場合、第一の操作手段による調整を第一の液晶表示装置を用いて行い、第二の操作手段による調整を第二の液晶表示装置を用いて行うように構成してもよい。
また、遊技者設定値は設置値調整モード中のみ調整可能としてもよいし、その他の状態でも調整可能としてもよい。
[第3適用可能形態]
以下、図面を用いて、第3適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について、図208〜図248を参照しながら詳細に説明する。
<制御部>
図208を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。本適用可能形態では、第1副制御部400におけるVRAM436及びVDP434により液晶制御部435を構成しており、また、第2副制御部500の基本回路502に、演出可動体224が備える演出可動体用ランプ552の制御を行うための駆動回路550が接続されている点で。
<サブ制御部、液晶制御部、および演出制御部による各種制御>
次に、図209を用いて、サブ制御部(第1副制御部)400、液晶制御部435、および演出制御部(第2副制御部)500による各種制御について説明する。なお、図209は、制御部の回路ブロック図の一部を抜き出して示したものである。
本適用可能形態に係る表示装置(例えば、装飾図柄表示装置208)は、サブ制御部400からの指令(コマンド)を受けた液晶制御部435によって制御される。また、本適用可能形態に係る複数の可動体のうちの第一の可動体(例えば、演出可動体224)は、サブ制御部400からの指令(コマンド)を受けた演出制御部500によって制御される。
一方、本適用可能形態に係るランプ(例えば、演出可動体用ランプ552)、音出力装置(例えば、スピーカ120)、および、複数の可動体のうちの第二の可動体(例えば、遮蔽装置246)は、液晶制御部435や演出制御部500を介することなく、サブ制御部400によって制御される。
なお、上述の第1副基板160を、第一の制御部(例えば、サブ制御部(第1副制御部)400)のみで構成し、第1副基板160とは別体の基板を、第二の制御部(例えば、液晶制御部435)のみで構成してもよい。また、第1副基板160を、複数の制御部(例えば、サブ制御部(第1副制御部)400と液晶制御部435)で構成してもよい。また、サブ制御部(第1副制御部)400、液晶制御部435、および演出制御部(第2副制御部)500のうちの一つ、複数、または、全てを、複数の基板で構成してもよい。
<「動作」>
次に、図210を用いて、「動作」について説明する。なお、図210(a)は、パチンコ機100の正面図であり、同図(b)は、可動体の一例を示した図である。
「動作」には、少なくとも、可動体を動かす動作、光出力手段を用いて出力する光の態様を変化させる動作、音出力手段を用いて出力する音の態様を変化させる動作、表示手段を用いて表示の態様を変化させる動作が含まれる。なお、遊技台は、これらの動作のうちの少なくとも一つ、複数、または、全てを備えてもよい。
<「可動体」と「可動体の動作」>
可動体の一例としては、例えば、図210(a)に示す、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562、移動可能に構成された液晶表示装置(図示省略)、リール(図示省略)、駆動手段によって上下動可能に構成されたチャンスボタン136などが挙げられ、可動体を動かす動作の一例としては、可動体を第一の位置から第二の位置まで連続的に(または断続的に)、直線移動(または回転移動)させる動作、可動体を開放または閉鎖する動作、可動体を振動(または停止)させる動作、可動体を第一の位置と第二の位置との間で進退させる動作などが挙げられる。
<「光出力手段」と「光出力手段の動作」>
また、光出力手段の一例としては、例えば、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LEDなどが挙げられ、光の態様を第一の態様から第二の態様に変化させる動作としては、点灯態様の変更(点灯、消灯、点滅など)、発光色の変更、点滅周期の変更、輝度の変更などが挙げられる。
<「音出力手段」と「音出力手段の動作」>
また、音出力手段の一例としては、例えば、図208に示すスピーカ120などが挙げられ、音の態様を第一の態様から第二の態様に変化させる動作としては、例えば、音の態様の変更(出音、消音など)、音の音量の変更、フェードイン、フェードアウトなどが挙げられる。
<「表示手段」と「表示手段の動作」>
また、表示手段の一例としては、例えば、図3に示す、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210,装飾図柄表示装置208などが挙げられ、表示の態様を第一の態様から第二の態様に変化させる動作としては、例えば、図柄の変動表示/停止表示、各種演出の開始/停止、演出態様の切り替え(例えば、通常演出から特別演出の切り替え)、表示領域の大きさの拡大(または縮小)などが挙げられる。
<「動作」の開始契機、終了契機>
次に、「動作」の開始契機、終了契機について説明する。「動作」を開始する条件(開始契機)(または、「動作」を終了する条件(終了契機))としては、例えば、特図(または普図)変動遊技を開始(または終了)した場合、大当り遊技を開始(または終了)した場合、BB遊技やRB遊技を開始(または終了)した場合、復帰動作を開始(または終了)した場合、リトライ動作を開始(または終了)した場合、所定時間の計時を開始(または終了)した場合、遊技台に電源が投入された場合、遊技台への電源が遮断された場合(電断した場合)、遊技台への電源が復帰した場合(復電した場合)、操作手段による操作を検出した場合、所定の演出を開始(または終了)した場合、デモ画面の表示が開始(または終了)した場合、初期動作が開始(または終了)した場合などが挙げられる。
なお、これらの開始契機や終了契機が到来した場合のみ、該当する動作を実行してもよいし、これらの開始契機や終了契機が到来した場合に必ず該当する動作を実行してもよいし、これらの開始契機や終了契機が到来した場合に該当する動作を少なくとも実行してもよい。
また、「動作」の実行期間は、これらの「動作」の開始契機から終了契機までの時間をいい、例えば、特図変動遊技を開始した場合が開始契機で、当該特図変動遊技を終了した場合が終了契機のときは、特図変動遊技の開始から終了までの時間が、「動作」の実行期間となる。また、例えば、特図変動遊技を開始した場合が開始契機で、当該変動の次の特図変動遊技を開始した場合が終了契機のときは、特図変動遊技の開始から次の特図変動遊技の開始までの時間が、「動作」の実行期間となる。
また、第一の動作(例えば、特図変動遊技)と第二の動作(例えば、可動体の動作)を少なくとも有し、第一の動作の開始契機(例えば、特図変動遊技の開始)を第一の開始契機、第一の動作の終了契機(例えば、特図変動遊技の終了)を第一の終了契機、第二の動作の開始契機(例えば、可動体の動作開始)を第二の開始契機、第二の動作の終了契機(例えば、可動体の動作完了)を第二の終了契機とした場合に、第一の動作の終了契機(特図変動遊技の終了)と、第二の動作の開始契機(可動体の動作開始)を同一にしてもよい。また、この場合に、特図変動遊技の終了(可動体の動作開始)から可動体の動作完了までの時間を、第一の動作の実行期間としてもよい。
<複数の「動作」の実行時間のパターン>
次に、図211を用いて、「動作」を複数実行する場合の実行時間のパターンについて説明する。なお、図211は、第一の動作と第二の動作の実行時間のパターンを示したタイムチャートである。図211における「第一の動作」、「第二の動作」、および「第三の動作」は、上述の複数の「動作」のうちの任意の一つの動作を示している。
例えば、図211(a)に示す例では、符号T1で示すタイミングにおいて第一の動作の開始契機が到来したことを条件に第一の動作を開始した後、符号T2で示すタイミングにおいて第二の動作の開始契機が到来したことを条件に第二の動作を開始し、符号T3で示すタイミングにおいて第一の動作の終了契機が到来したことを条件に第一の動作を終了した後、符号T4で示すタイミングにおいて第二の動作の終了契機が到来したことを条件に第二の動作を終了している。したがって、第一の動作の実行期間は、符号T1に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間であり、第二の動作の実行期間は、符号T2に示すタイミングから符号T4に示すタイミングまでの期間であり、第一、第二の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間である。
図211(b)に示す例では、符号T1で示すタイミングにおいて第二の動作の開始契機が到来したことを条件に第二の動作を開始した後、符号T2で示すタイミングにおいて第一の動作の開始契機が到来したことを条件に第一の動作を開始し、符号T3で示すタイミングにおいて第二の動作の終了契機が到来したことを条件に第二の動作を終了した後、符号T4で示すタイミングにおいて第一の動作の終了契機が到来したことを条件に第一の動作を終了している。したがって、第一の動作の実行期間は、符号T2に示すタイミングから符号T4に示すタイミングまでの期間であり、第二の動作の実行期間は、符号T1に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間であり、第一、第二の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間である。
図211(c)に示す例では、符号T1で示すタイミングにおいて第一の動作の開始契機が到来したことを条件に第一の動作を開始した後、符号T2で示すタイミングにおいて第二の動作の開始契機が到来したことを条件に第二の動作を開始し、符号T3で示すタイミングにおいて第二の動作の終了契機が到来したことを条件に第二の動作を終了した後、符号T4で示すタイミングにおいて第一の動作の終了契機が到来したことを条件に第一の動作を終了している。したがって、第一の動作の実行期間は、符号T1に示すタイミングから符号T4に示すタイミングまでの期間であり、第二の動作の実行期間は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間であり、第一、第二の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間(第二の動作の全実行期間)である。
図211(d)に示す例では、符号T1で示すタイミングにおいて第二の動作の開始契機が到来したことを条件に第二の動作を開始した後、符号T2で示すタイミングにおいて第一の動作の開始契機が到来したことを条件に第一の動作を開始し、符号T3で示すタイミングにおいて第一の動作の終了契機が到来したことを条件に第一の動作を終了した後、符号T4で示すタイミングにおいて第二の動作の終了契機が到来したことを条件に第二の動作を終了している。したがって、第一の動作の実行期間は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間であり、第二の動作の実行期間は、符号T1に示すタイミングから符号T4に示すタイミングまでの期間であり、第一、第二の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間(第一の動作の全実行期間)である。
図211(e)に示す例では、符号T1で示すタイミングにおいて第一の動作の開始契機が到来したことを条件に第一の動作を開始した後、符号T2で示すタイミングにおいて第二の動作の開始契機が到来したことを条件に第二の動作を開始し、符号T3で示すタイミングにおいて第一の動作の終了契機が到来したことを条件に第一の動作を終了した後、符号T4で示すタイミングにおいて第三の動作の開始契機が到来したことを条件に第三の動作を開始し、符号T5で示すタイミングにおいて第二の動作の終了契機が到来したことを条件に第二の動作を終了した後、符号T6で示すタイミングにおいて第三の動作の終了契機が到来したことを条件に第三の動作を終了している。したがって、第一の動作の実行期間は、符号T1に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間であり、第二の動作の実行期間は、符号T2に示すタイミングから符号T5に示すタイミングまでの期間であり、第一、第二の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T2に示すタイミングから符号T3に示すタイミングまでの期間である。また、第三の動作の実行期間は、符号T4に示すタイミングから符号T6に示すタイミングまでの期間であり、第二、第三の動作が同時に実行される期間(動作が重複する期間)は、符号T4に示すタイミングから符号T5に示すタイミングまでの期間である。
なお、同図(a)〜同図(d)において符号T1で示すタイミングと符号T4で示すタイミングまでの総動作期間の各々と、同図(e)において符号T1で示すタイミングと符号T6で示すタイミングまでの総動作期間、のうちの複数、または全てが同一であってもよいし、同図(a)〜同図(e)に図示したとおりの時間関係であってもよい。また、例えば、同図(a)、同図(b)において符号T4で示すタイミングと、同図(c)、同図(d)において同一の符号T4で示すタイミングを同じにしてもよいし、同図(a)、同図(b)において符号T4で示すタイミングと、同図(e)において同一の符号T4で示すタイミングを同じにしてもよい。
<初期動作>
次に、図212を用いて、「動作」の一例である初期動作について説明する。なお、図212は、可動体の初期動作の一例を示したタイムチャートである。
図212(a)に示す例は、第一の位置(初期位置)と第二の位置(初期位置とは異なる位置)との間を移動可能な可動体の初期動作を示したものである。本例では、符号T1で示すタイミングで初期動作の開始契機が到来したことを条件に、可動体を、第一の位置から第二の位置に移動した後、第二の位置から第一の位置に移動させている。
図212(b)に示す例は、第一の位置(初期位置)と第二の位置(初期位置とは異なる位置)との間を移動可能な第一、第二の可動体の初期動作を示したものである。本例では、符号T1で示すタイミングで第一の可動体の初期動作の開始契機が到来したことを条件に、第一の可動体を、第一の位置から第二の位置に移動した後、第二の位置から第一の位置に移動させているとともに、符号T1で示すタイミングで第二の可動体の初期動作の開始契機が到来したことを条件に、第一の可動体の動作に同期させて、第二の可動体を、第一の位置から第二の位置に移動した後、第二の位置から第一の位置に移動させている。本例では、第一の可動体と第二の可動体の動作を完全に同期させているが、動作の開始契機(または終了契機)を異ならせてもよい。
一方、図212(c)に示す例では、符号T1で示すタイミングで第一の可動体の初期動作の開始契機が到来したことを条件に、第一の可動体を、第一の位置から第二の位置に移動した後、第二の位置から第一の位置に移動させ、その後の符号T3で示すタイミングで第二の可動体の初期動作の開始契機が到来したことを条件に、第二の可動体を、第一の位置から第二の位置に移動した後、第二の位置から第一の位置に移動させている。本例では、必ず第一の可動体を第二の位置から第一の位置に移動させた後に、第二の可動体の初期動作を開始するように構成してもよいし、第一の可動体を第二の位置から第一の位置に移動させる前に、第二の可動体の初期動作を開始するように構成してもよい。
なお、本例では、可動体の初期動作について説明したが、上述のとおり、「動作」は、初期動作に限定されるものではなく、他の動作(後述する復帰動作など)であってもよい。また、「初期動作」は、可動体の初期動作に限定されず、光出力手段による初期動作、音出力手段による初期動作、表示手段による初期動作なども含まれる。
また、初期動作における第一、第二の可動体の移動態様は特に限定されず、例えば、図212(d)(1)に示すように、第一の可動体CB1を第一の方向(例えば、垂直方向)に移動し、第二の可動体CB2を第二の方向(例えば、水平方向)に移動させてもよい。また、この場合に、同図(d)(2)の側面図に示すように、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を同一平面上に配置し、第一の可動体CB1または第二の可動体CB2が移動したときに両者が接触可能な構成としてもよいし、同図(d)(3)の側面図に示すように、第一の可動体Cb1または第二の可動体CB2を異なる平面上に配置し、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2が移動したときに両者が接触しない構成としてもよい。
また、可動体の形状も特に限定されず、例えば、図212(e)(1)の正面図、同図(e)(2)の側面図に示すように、第一の可動体CB3を立方体形状とする一方で、第二の可動体CB4を側面視コの字形状とし、第二の可動体CB4の内側空間内に、第一の可動体CB3の一部を収容可能に構成してもよい。また、第二の可動体CB4を、固定配置されたセンサに置き換えた場合に、第一の可動体CB3を、第一の位置(センサによって検出可能な位置)と、第二の位置(センサによって検出不能な位置)との間で垂直方向(または水平方向)に移動可能に構成してもよい。
また、図212(f)に示すように、第一の可動体CB5と第二の可動体CB6を同時に第一の位置から第二の位置に移動させた後、第二の可動体CB6のみを第二の位置から第三の位置に移動させてもよい。
<復帰動作>
次に、図213を用いて、「動作」の一例である復帰動作について説明する。なお、図213(a)は、可動体の通常動作の一例を示したタイムチャートであり、図213(b)は、可動体の復帰動作の一例を示したタイムチャートである。
第一の可動体CB1は、図213(a)(1)に示す第一の位置(初期位置)と、図213(a)(4)に示す第二の位置(閉鎖位置)との間を移動可能に構成され、第二の可動体CB2は、図213(a)(1)、(7)に示す第三の位置(初期位置)と、図213(a)(4)に示す第四の位置(閉鎖位置)との間を移動可能に構成されている。
図213(a)に示す通常動作では、同図(a)(1)〜同図(a)(4)に示す期間において、第一の可動体CB1を第一の位置(初期位置)から第二の位置(閉鎖位置)に移動させるとともに、第二の可動体CB2を第三の位置(初期位置)から第四の位置(閉鎖位置)に移動させることで、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を接触させ、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を開放状態から閉鎖状態に変化させている。
続く同図(a)(4)〜同図(a)(7)に示す期間では、第一の可動体CB1を第二の位置(閉鎖位置)から第一の位置(初期位置)に移動させるとともに、第二の可動体CB2を第四の位置(閉鎖位置)から第三の位置(初期位置)に移動させることで、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を離間させ、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を閉鎖状態から開放状態に変化させている。
図213(b)に示す復帰動作は、図213(a)に示す通常動作が実行できなくなった場合(例えば、第一の可動体CB1に何らかの異常が発生し、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2の動作にズレが生じた場合)に、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2を一旦、初期位置に戻し、第一の可動体CB1と第二の可動体CB2の同期を取り直す動作である。
この復帰動作では、復帰動作の開始契機が到来したことを条件として、第一の可動体CB1を、同図(b)(1)〜同図(b)(3)に示す第一の期間で第二の位置(閉鎖位置)まで移動させた後、続く同図(b)(3)〜同図(b)(6)に示す第二の期間で第一の位置(初期位置)まで移動させる一方で、第二の可動体CB2を、同図(b)(1)〜同図(b)(2)に示す第三の期間(第一の期間よりも短い期間)で第四の位置(閉鎖位置)まで移動させた後、続く同図(b)(2)〜同図(b)(5)に示す第四の期間(第二の期間と同じ期間)で第三の位置(初期位置)に移動させている。
<可動体の動作の一例>
次に、図214を用いて、可動体の動作の一例について説明する。なお、図214は、可動体の動作の一例を示したタイムチャートである。
図214(a)に示す例では、可動体が第二の位置(例えば、メカエンド、センサによって検知可能な位置など)に位置している状態で、符号T1で示すタイミングで可動体の動作(上述の初期動作、復帰動作を含む。以下同じ)の開始契機が到来したことを条件に、可動体を第二の位置から第一の位置(例えば、メカエンド、センサによって検知可能な位置など)まで移動させている。また、図214(b)に示す例では、可動体が第二の位置と第一の位置の間の途中位置(例えば、位置センサによって検知不可能な位置など)に位置している状態で、符号T2で示すタイミングで可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、可動体を第一の位置まで移動させている。
また、図214(c)に示す例では、可動体が途中位置に位置している状態で、符号T3で示すタイミングで可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、可動体を第二の位置まで移動させた後、第一の位置まで移動させている。また、図214(d)に示す例では、可動体が途中位置に位置している状態で、符号T4で示すタイミングで可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、可動体を第二の位置まで移動させた後に第一の位置に向けて移動させ、所定時間に亘って途中位置で停止させた後、再び第二の位置に移動させた後に、第一の位置まで移動させている。本例では、可動体を第一の位置まで移動させることができない場合に、一旦、第二の位置に向けて可動体を移動させた後に再び第一の位置に向けて可動体を移動させる動作(リトライ動作)を繰り返し実行するように構成してもよい。
また、図214(e)に示す例では、第一、第二の可動体が途中位置に位置している状態で、符号T5で示すタイミングで第一、第二の可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、第一、第二の可動体を第一の位置まで同時に移動させている。また、図214(f)に示す例では、第一、第二の可動体が途中位置に位置している状態で、符号T6で示すタイミングで第一の可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、第一の可動体を第一の位置まで移動させた後、符号T7で示すタイミングで第二の可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、第二の可動体を第一の位置まで移動させている。本例では、符号T7で示すタイミング第一の可動体が第一の位置まで移動したことを条件に、第二の可動体を第一の位置まで移動させてもよい。
また、図214(g)に示す例では、第一の可動体が途中位置に位置している状態で、符号T8で示すタイミングで第一の可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、第一の可動体を第二の位置まで移動させた後、第一の位置まで移動させ、その後、第二の可動体が途中位置に位置している状態で、符号T9で示すタイミングで第二の可動体の動作の開始契機が到来したことを条件に、第二の可動体を第一の位置まで移動させている。
<可動体と光出力手段の動作の一例>
次に、図215を用いて、可動体と光出力手段の動作の一例について説明する。なお、図215は、可動体と光出力手段の動作の一例を示したタイムチャートである。
図215(a)に示す例では、符号T1で示すタイミングで光出力手段(例えば、LED)の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行開始契機が到来したこと)を条件に、光出力手段を第一の態様(例えば、点灯)から第二の態様(例えば、点滅)に変化させるとともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行開始契機が到来したこと)を条件に、可動体を第一の位置から第二の位置まで移動させ、第二の位置で停止させている。また、符号T2で示すタイミングで可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行終了の所定時間前になったこと)を条件に、可動体を第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させるとともに、符号T3で示すタイミングで光出力手段の動作の終了契機が到来したこと(例えば、演出の実行終了契機が到来したこと)を条件に、光出力手段を第二の態様(例えば、点滅)から第一の態様(例えば、点灯)に変化させている。
図215(b)に示す例では、符号T4で示すタイミングで光出力手段の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行開始契機が到来したこと)を条件に、光出力手段を第一の態様(例えば、消灯)から第二の態様(例えば、点灯)に変化させるとともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行開始契機が到来したこと)を条件に、可動体を第一の位置と第二の位置との間で周期的に往復移動させている。
また、符号T5で示すタイミングで光出力手段の動作の終了契機が到来したこと(例えば、演出の実行終了契機が到来したこと)を条件に、光出力手段を第二の態様(例えば、点灯)から第一の態様(例えば、消灯)に変化させているとともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、演出の実行終了契機が到来したこと)を条件に、可動体を第一の位置で停止させている。
なお、光出力手段の態様を変化させるタイミングは本例に限定されず、例えば、可動体が第一の位置に位置しているときは、光出力手段の態様を第一の態様とし、可動体が第二の位置に位置しているときは、光出力手段の態様を第二の態様に変化させる、または、可動体の移動中は、光出力手段の態様を第一の態様とし、可動体の停止中は、光出力手段の態様を第二の態様に変化させるなど、可動体の位置や動作に同期するように光出力手段の態様を変化させてもよい。
また、光出力手段の動作の開始契機(または終了契機)を、可動体の動作の開始契機(または終了契機)を一致させてもよいし、異ならせてもよい。また、光出力手段の動作の開始契機(または終了契機)や可動体の動作の開始契機(または終了契機)が複数ある場合に、複数の契機のうちの一つ、複数、または、全てを一致させてもよいし、異ならせてもよい(例えば、図215(a)において符号T1で示す可動体の動作の開始契機、符号T1で示す光出力手段の動作の開始契機、符号T2で示す可動体の動作の開始契機、符号T3で示す可動体の動作の終了契機、符号T3で示す光出力手段の動作の終了契機のうちの一つ、複数、または、全てを一致させてもよいし、異ならせてもよい)。
<可動体と表示手段の動作の一例>
次に、図216と図217を用いて、可動体と表示手段の動作の一例について説明する。なお、図216と図217は、可動体と表示手段の動作の一例を示したタイムチャートである。
図216(a)に示す例では、符号T1で示すタイミングで表示手段(例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、装飾図柄表示装置208のいずれか)の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、表示手段を第一の態様(例えば、停止表示)と第二の態様(例えば、変動表示)との間で変化させるとともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、可動体を第一の位置から第二の位置まで移動させ、第二の位置で停止させている。
また、符号T2で示すタイミングで表示手段の動作の終了契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行終了契機が到来したこと)を条件に、表示手段を第二の態様(例えば、変動表示)から第一の態様(例えば、停止表示)に変化させるともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行終了契機が到来したこと)を条件に、可動体を第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
図216(b)に示す例では、符号T3で示すタイミングで表示手段の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、表示手段を第一の態様(例えば、停止表示)から第二の態様(例えば、変動表示)に変化させるとともに、可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、可動体を第一の位置から第二の位置まで移動させた後に第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。以降、表示手段の動作の開始契機が到来する毎に、表示手段を第一の態様(例えば、停止表示)から第二の態様(例えば、変動表示)に変化させるとともに、可動体の動作の開始契機が到来する毎に、可動体を第一の位置から第二の位置まで移動させた後に第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
なお、図216(b)には、可動体の動作の変化と、表示手段の態様の変化を同期させる例を示したが、可動体の動作の変化の一部と、表示手段の態様の変化の一部を同期させずに異ならせてもよい。例えば、同図(b)に示す可動体の3回目の動作において、第一の位置から第二の位置に移動させずに第一の位置に停止させてもよいし、第二の位置まで移動する前に第一の位置に向けて移動させてもよい。
また、表示手段の動作の開始契機(または終了契機)を、可動体の動作の開始契機(または終了契機)を一致させてもよいし、異ならせてもよい。また、表示手段の動作の開始契機(または終了契機)や可動体の動作の開始契機(または終了契機)が複数ある場合に、複数の契機のうちの一つ、複数、または、全てを一致させてもよいし、異ならせてもよい(例えば、図216(a)において符号T1で示す可動体の動作の開始契機、符号T1で示す表示手段の動作の開始契機、符号T2で示す可動体の動作の開始契機、符号T2で示す表示手段の動作の終了契機のうちの一つ、複数、または、全てを一致させてもよいし、異ならせてもよい)。
図217に示す例では、符号T1で示すタイミングで表示手段の動作の終了契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行終了契機が到来したこと)を条件に、表示手段を第二の態様(例えば、変動表示)から第一の態様(例えば、停止表示)に変化させるとともに、第一の可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行終了契機が到来したこと)を条件に、第一の可動体を第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
また、符号T2で示すタイミングでは、表示手段の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、表示段を第一の態様(例えば、停止表示)から第二の態様(例えば、変動表示)に変化させるとともに、第二の可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、図柄変動の実行開始契機が到来したこと)を条件に、第二の可動体を第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
また、符号T3で示すタイミングでは、第三の可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、直近の図柄変動の停止表示開始から時間t1が経過したこと)を条件に、第三の可動体を第一の速度で第一の位置から第二の位置まで移動させ、第二の位置で停止させた後、第三の可動体の動作開始から時間t2が経過したことを条件として、第一の速度よりも遅い第二の速度で第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
また、符号T4で示すタイミングでは、第三の可動体の動作の開始契機が到来したこと(例えば、直近の図柄変動の変動表示開始から時間t3が経過したこと)を条件に、第三の可動体を第一の速度で第一の位置から第二の位置まで移動させ、第二の位置で停止させた後、第三の可動体の動作開始から時間t4が経過したことを条件として、第一の速度よりも遅い第二の速度で第二の位置から第一の位置まで移動させ、第一の位置で停止させている。
なお、本例では、第三の可動体は、常時、復帰動作を行うように構成してもよく、例えば、表示手段が第一の態様(停止)であって第三の可動体が初期位置に位置していない場合に復帰動作を行ったり、表示手段が第二の態様(変動)であって第三の可動体が初期位置に位置していない場合に復帰動作を行ったりしてもよい。
<復帰動作中の可動体と光出力手段の動作の一例>
次に、図218を用いて、復帰動作中の可動体と光出力手段の動作の一例について説明する。なお、図218は、復帰動作中の可動体と光出力手段の動作の一例を示したタイムチャートである。
図218(a)に示す例では、可動体を第二の位置から第一の位置(初期位置)に移動させる復帰動作の実行中に、符号T1で示すタイミングで演出の実行開始契機(予め定めた演出の実行開始契機)が到来したことを条件に、光出力手段(例えば、LED)の態様を第一の態様(例えば、点灯)から第二の態様(例えば、点滅)に変化させている。また、演出の実行開始契機とは無関係に可動体の復帰動作を継続し、符号T2で示すタイミングで可動体が第一の位置まで移動したことを検出したことを条件に、可動体は、演出に対応する動作(上記図215(a)に示す動作)を開始している。
図218(b)に示す例では、符号T3で示す「予め定めた演出の実行開始契機」とは異なる符号T4で示すタイミングで、可動体の第一の位置の検出(可動体を第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作が完了したこと)を条件に、光出力手段の態様を第一の態様(例えば、点灯)から第二の態様(例えば、点滅)に変化させるとともに、可動体は、演出に対応する動作(上記図215(a)に示す動作)を開始している。
図218(c)に示す例では、符号T5で示す「予め定めた演出の実行開始契機」とは異なる符号T6で示すタイミングで、可動体の第一の位置を検出した場合でも(可動体を第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作が完了した場合でも、光出力手段や可動体の動作を開始しないように構成している。
図218(d)に示す例では、可動体を第二の位置から第一の位置(初期位置)に移動させる復帰動作の実行中に、可動体の移動が一時的に不能になった後、符号T7で示す「予め定めた演出の実行開始契機」とは異なる符号T8で示すタイミングで、可動体の第一の位置の検出(可動体を第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作が完了したこと)を条件に、光出力手段の態様を第一の態様(例えば、点灯)から第二の態様(例えば、点滅)に変化させるとともに、可動体は、演出に対応する動作(上記図215(a)に示す動作)を開始している。なお、本例では、可動体の移動が一時的に不能となった期間の分だけ、可動体や光出力手段による演出時間を短縮することで、図218(a)、(b)に示す演出の終期と一致させることで、演出時間を調整している。
<動作データと動作の関係>
次に、図219と図220を用いて、動作データと動作の関係について説明する。なお、図219と図220は、動作データと動作の関係の一例を示したタイムチャートである。
図に示す「動作データ」とは、動作を制御するためのデータ(制御情報)のことであり、例えば、可動体の動作を制御するためのデータ、光出力手段の動作を制御するためのデータ、音出力手段の動作を制御するためのデータ、表示手段の動作を制御するためのデータなどが該当する。
液晶制御部435は、例えば、表示装置208を制御するための動作データを記憶手段(例えば、ROM)に予め記憶しており、この動作データを記憶手段から読み出す処理や、読み出した動作データに基づいた指令を表示装置208に出力する処理などを実行することで、表示装置208に各種動作を行わせるように構成されている。また、演出制御部500は、例えば、第一の可動体224を制御するための動作データを記憶手段(例えば、ROM)に予め記憶しており、この動作データを記憶手段から読み出す処理や、読み出した動作データに基づいた指令を第一の可動体224に出力する処理などを実行することで、第一の可動体224に各種動作を行わせるように構成されている。
また、サブ制御部400は、例えば、ランプ552,音出力装置120,第二の可動体246を制御するための動作データを記憶手段(例えば、ROM)に予め記憶しており、この動作データを記憶手段から読み出す処理や、読み出した動作データに基づいた指令をランプ552,音出力装置120,第二の可動体246に出力する処理などを実行することで、ランプ552,音出力装置120,第二の可動体246に各種動作を行わせるように構成されている。
図219(a)に示す例では、遊技台の制御部が、動作データを記憶手段から読み出す処理と、読み出した動作データに基づいた指令を制御対象に出力する処理を並列的に実行することで、動作データに対応する実際の動作が、各種処理の実行とほぼ同じタイミングで実行されるように構成している。例えば、動作データA−1に対応する動作A−1は、動作データA−1に対する各種処理とほぼ同じタイミングで実行され、以降も同様である。
一方、図219(b)に示す例では、図219(a)に示す処理に加えて、動作データの内容が変更になる場合に、次の動作データを記憶手段から先読みするように構成している。本例では、動作データが動作データAから動作データBに変更になる場合に、次の動作データBのうちの先頭の動作データB−1を記憶手段から先読みしている。また、本例では、動作データB−1に対応する動作を実行させることなく、動作データA−3に対応する動作の次に、動作データB−2に対応する動作を実行している。
次に、図220(a)に示すように、記憶手段(例えば、ROM)に動作データA(動作データA−1〜A−3)と動作データB(動作データB−1〜B−3)を少なくとも記憶し、動作データAを変数iで管理し、動作データBを変数jで管理する場合を考える。
同図(b)に示す例では、変数i=0に基づいて動作データA−1を参照し、動作データA−1に対応する動作を実行した後に変数iを1つ加算し、加算後の変数i=1に基づいて動作データA−2を参照し、動作データA−2に対応する動作を実行した後に変数iを1つ加算し、加算後の変数i=2に基づいて動作データA−3を参照し、動作データA−3に対応する動作を実行している。
また、変数i=2に基づいて動作データA−3を参照する際に、変数j=0に基づいて動作データB−1を参照するが、動作データB−1に対応する動作は実行せずに変数jを1つ加算し、加算後の変数j=1に基づいて動作データB−2を参照し、動作データB−2に対応する動作を実行した後に変数jを1つ加算し、加算後の変数j=2に基づいて動作データB−3を参照し、動作データB−3に対応する動作を実行している。
また、同図(c)に示す例では、変数i=0に基づいて動作データA−1を参照するとともに、変数j=0に基づいて動作データB−1を参照し、動作データA−1と動作データB−1のうちの動作データA−1に対応する動作のみを実行した後に変数i、変数jを1つ加算し、加算後の変数i=1に基づいて動作データA−2を参照するとともに、変数j=1に基づいて動作データB−2を参照し、動作データA−2と動作データB−2のうちの動作データA−2に対応する動作のみを実行した後に変数i、変数jを1つ加算し、加算後の変数i=2に基づいて動作データA−3を参照するとともに、変数j=2に基づいて動作データB−3を参照し、動作データA−3と動作データB−3のうちの動作データA−3に対応する動作のみを実行している。
また、続いて、変数i=0に基づいて動作データA−1を参照するとともに、変数j=0に基づいて動作データB−1を参照し、動作データA−1と動作データB−1のうちの動作データB−1に対応する動作のみを実行した後に変数i、変数jを1つ加算し、加算後の変数i=1に基づいて動作データA−2を参照するとともに、変数j=1に基づいて動作データB−2を参照し、動作データA−2と動作データB−2のうちの動作データB−2に対応する動作のみを実行している。
<表示手段による複数の動作の一例>
次に、図221を用いて、表示手段による複数の動作の一例について説明する。なお、図221は、表示手段による複数の動作の一例を示したタイムチャートである。
本例では、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)によって、複数の動作(演出)を実行可能に構成している。複数の演出のうちの一つは、演出A(演出A1+演出A2)と演出B(演出B1+演出B2)で構成された第一の演出であり、複数の演出のうちの一つは、演出C(演出C1+演出C2)と演出D(演出D1+演出D2)で構成された第二の演出である。
図221(a)に示す例は、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)を第二の期間に亘って実行する通常の演出である。また、図221(b)に示す例は、第二の演出の前半部(演出C1+演出D1)を第二の期間に亘って実行した後、第二の演出の後半部(演出C2+演出D2)を第三の期間に亘って実行する通常の演出である。
また、図221(c)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出の実行を中止し、第二の演出を優先して実行するように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)を実行することなく、第二の演出の前半部(演出C1+演出D1)を第二の期間に亘って実行した後、第二の演出の後半部(演出C2+演出D2)を第三の期間に亘って実行する。
また、図221(d)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出の実行を一時的に中断し、第二の演出を優先して実行した後、第一の演出を再開するように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出を中断し、第二の演出の前半部(演出C1+演出D1)を第二の期間に亘って実行した後、第二の演出の後半部(演出C2+演出C2)を第三の期間に亘って実行し、最後に、第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)を第四の期間に亘って実行する。
また、図221(e)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を開始するが、第二の演出の表示は行わずに第一の演出の表示のみを行い、第一の演出の終了契機が到来した場合に、第二の演出の表示を行うように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を開始するが第二の演出の表示は行わずに第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)の表示のみ第二の期間に亘って行い、その後、第二の演出の後半部(演出C2+演出D2)を第三の期間に亘って実行する。
また、図221(f)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を保留し、第一の演出の終了契機が到来した場合に、第二の演出を開始するように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を保留して第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)を第二の期間に亘って実行し、その後、第二の演出を第三、第四の期間に亘って実行する。
また、図221(g)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を実行しないように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第二の演出を行うこと無く、第一の演出の後半部(演出A2+演出B2)を第二の期間に亘って実行する。
また、図221(h)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出とともに第二の演出の一部を実行するように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出の後半部の一部(演出A2)と第二の演出の前半部の一部(演出D1)を第二の期間に亘って実行した後、第二の演出の後半部(演出C2+演出D2)を第三の期間に亘って実行する。
また、図221(i)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出を中止するとともに第二の演出の実行準備を開始した後、次回の演出開始タイミングで第二の演出を表示するように構成している。例えば、第一の演出の前半部(演出A1+演出B1)を第一の期間に亘って実行した後、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出を中止するとともに第二の演出の実行準備を開始した後、次回の演出開始タイミングで第二の演出の後半部(演出C2+演出D2)を第三の期間に亘って実行する。なお、第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出を中止するとともに第二の演出の実行準備を開始した後、次回の演出開始タイミングで第二の演出の前半部(演出C1+演出D1)を第三の期間に亘って実行するように構成してもよい。
また、図221(j)に示す例では、第一の演出の実行中に第二の演出の実行開始契機が到来した場合には、第一の演出を中止するとともに、第二の演出を開始しないように構成している。なお、第一の演出を中止する契機は、第二の演出の実行開始に限定されず、例えば、第一、第二の演出とは異なる第三の演出の実行開始を契機としてもよいし、第一の演出を開始してから所定時間が経過したことを契機としてもよい。
<動作の具体例/先読み演出中の可動体の動作例1>
次に、動作の具体例の一つとして、先読み演出中の可動体の動作例1について説明する。図222は、先読み演出中の可動体の動作例1を時系列で示した図である。なお、以降の図面における各々の図は、一連の演出や図柄変動表示の特徴部分だけを抜き出して示したものであり、必ずしも同じ時間間隔で抜き出したものではない。また、具体例で示す各種動作の前後関係は、本例に限定されるものではない。
図222(a)に示す状態は、特図1の変動遊技を実行している状態である。この状態では、主制御部300は、第1特図表示装置212を用いて特図の変動表示を行うとともに、(サブ制御部400から指令を受けた)液晶制御部435は、装飾図柄表示装置208を用いて装飾図柄の変動表示を行っている。また、(サブ制御部400から指令を受けた)演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを、第一の位置(初期位置)に停止させ、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bが備えるLEDの態様を第一の態様(消灯)に設定している。
続く図222(b)に示す状態は、特図1の変動遊技中に、特図1変動遊技の保留数が4になった状態である。この状態では、主制御部300は、第1特図保留ランプ218を4つ点灯させることで、特図1変動遊技の保留数が4であることを報知し、液晶制御部435は、装飾図柄表示装置208に設けた保留表示領域208eに保留アイコンPI1〜PI4を4つ表示させることで、特図1変動遊技の保留数が4であることを報知している。
なお、サブ制御部400は、主制御部300から受信した特図1変動遊技の先読み情報(当否判定結果)に基づいて、保留アイコンの表示態様を決定し、この保留アイコンの表示態様に関する指令を液晶制御部435に送信する。本例では、主制御部300から受信した特図1変動遊技の先読み情報は、1〜3番目の保留に対応する特図1変動遊技の当否判定結果がハズレ、4番目の保留に対応する特図1変動遊技の当否判定結果が大当りであるため、サブ制御部400は、1〜3番目の保留に対応する保留アイコンPI11〜PI13を通常色(例えば、青)で表示し、4番目の保留に対応する保留アイコンPI14を特別色(例えば、赤)で表示するように、液晶制御部435に対して指令を出している。なお、4番目の保留に対応する特図1変動遊技の当否判定結果がハズレであってもよい。
続く図222(c)に示す状態は、特図1の変動遊技が終了した状態である。この状態では、液晶制御部435は、装飾図柄表示装置208を用いて装飾図柄の停止表示(本例では、「装飾3−装飾4−装飾1」の組合せ表示)を行っている。
続く図222(d)に示す状態は、先読み演出を開始した状態である。ここで、先読み演出とは、通常演出とは演出態様が異なる演出をいい、例えば、通常演出と少なくとも一部の表示(例えば、背景画像)が異なる演出、通常演出よりも演出時間が長い演出(複数回の図柄変動表示に亘って実行される演出)などが該当する。
サブ制御部400は、主制御部300から受信した特図1変動遊技の先読み情報(当否判定結果)に基づいて演出態様を決定し、この演出態様に関する指令を液晶制御部435と演出制御部500に送信するとともに、演出態様に応じて、ランプ、音出力装置、第二の可動体などの制御を開始する。本例では、主制御部300から受信した特図1変動遊技の先読み情報は、4番目の保留に対応する特図1変動遊技の当否判定結果が大当りであるため、サブ制御部400は、先読み演出を行うことを決定し、この先読み演出を実行するように、液晶制御部435と演出制御部500に対して指令を出している。
サブ制御部400から先読み演出の指令を受けた液晶制御部435は、図222(d)〜同図(n)に示すように、特図1変動遊技の開始から終了までの期間に亘って、装飾図柄表示装置208を用いて先読み演出を行っている。また、サブ制御部400から先読み演出の指令を受けた演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを、図222(a)に示す第一の位置から同図(d)に示す第二の位置まで移動させている。また、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(点灯)に変化させている。
以降、図222(m)に示す特図および装飾図柄の停止表示を行うまで、演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを第一の位置と第二の位置との間で往復移動させる演出動作を行うとともに、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を第二の態様(点灯)に維持させる。また、特図および装飾図柄の停止表示の所定時間の経過後には、同図(n)に示すように、演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを、第一の位置に移動させるとともに、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(点灯)から第一の態様(消灯)に変更し、第一の態様(消灯)を維持させている。
<動作の具体例/先読み演出中の可動体の動作例2>
次に、動作の具体例の一つとして、先読み演出中の可動体の動作例2について説明する。図223は、先読み演出中の可動体の動作例2を時系列で示した図である。本例は、先読み演出中の可動体の動作態様が、図222を用いて説明した動作例1と異なっている。
具体的には、サブ制御部400から先読み演出の指令を受けた演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを、図223(a)に示す第一の位置から同図(d)に示す第二の位置まで移動させた後、同図(l)に示す特図および装飾図柄の停止表示を行うまで第二の位置で停止させ、所定時間後の同図(m)に示すタイミングで第二の位置から第一の位置に移動させている。
また、サブ制御部400は、装飾図柄表示装置208を用いた先読み演出を開始すると同時に、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(点灯)に変化させている。続いて、サブ制御部400は、演出制御部500が第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを第二の位置から第一の位置に移動させるまで、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(点灯)に維持させた後、演出制御部500が第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bを第一の位置に移動させると同時に、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(点灯)から第一の態様(消灯)に変化させている。なお、可動体の動作または光出力手段の動作の一方のみを維持してもよい。
<動作の具体例/先読み演出中の可動体の動作例3>
次に、動作の具体例の一つとして、先読み演出中の可動体の動作例3について説明する。図224は、先読み演出中の可動体の動作例3を時系列で示した図である。本例は、可動体の構造と、先読み演出中の可動体の動作態様が、図222を用いて説明した動作例1や図223を用いて説明した動作例2と異なっている。
具体的には、本例に係る遊技台は、家紋を模した円盤状の演出可動体612a〜612dを、特図変動遊技の最大保留数と同数(本例では、4つ)備えており、演出可動体612a〜612dの各々は、演出制御部500の制御により時計回りに回転可能に構成されている。
本例では、演出制御部500は、図224(d)に示すタイミングで先読み演出を開始している。本例の先読み演出では、同図(d)に示すタイミングで特図1変動遊技を1つ消化し、保留数が4から3に減少したことを契機として、演出可動体(第四の可動体)612dの動作を第一の動作(停止)から第二の動作(回転)に変更することで、演出可動体(第四の可動体)612dを時計回りに回転させた後、同図(f)に示すタイミングで特図1変動遊技を1つ消化し、保留数が3から2に減少したことを契機として、演出可動体(第三の可動体)612cの動作を第一の動作(停止)から第二の動作(回転)に変更することで、演出可動体(第三の可動体)612cを時計回りに回転させている。
また、同図(h)に示すタイミングで特図1変動遊技を1つ消化し、保留数が2から1に減少したことを契機として、演出可動体(第二の可動体)612bの動作を第一の動作(停止)から第二の動作(回転)に変更することで、演出可動体(第二の可動体)612bを時計回りに回転させた後、同図(i)に示すタイミングで特図1変動遊技を1つ消化し、保留数が1から0に減少したことを契機として、演出可動体(第一の可動体)612aの動作を第一の動作(停止)から第二の動作(回転)に変更することで、演出可動体(第一の可動体)612aを時計回りに回転させている。
その後、サブ制御部400は、同図(k)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208を用いたスーパーリーチ演出を実行し、演出制御部500は、同図(l)に示す特図および装飾図柄の停止表示を行うまで演出可動体612a〜612dの回転を継続した後、所定時間の経過後に、同図(m)に示すように、演出可動体612a〜612dの回転を停止している。
<動作の具体例/島一斉演出>
次に、動作の具体例の一つとして、島一斉演出について説明する。図225は、島一斉演出の開始条件が成立しない場合の演出の流れの一例を時系列で示した図であり、図226は、島一斉演出の開始条件が成立した場合の演出の流れの一例を時系列で示した図である。
図225に示す例は、5回の特図1変動遊技中に、島一斉演出の開始条件が成立しなかった場合を示している。本例では、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bの動作開始契機を「島一斉演出の開始」としているため、島一斉演出の開始条件が成立しない場合には、演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bの動作を変更することはなく、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bは第一の位置(初期位置)のままである。
また、本例では、光出力手段の動作開始契機も「島一斉演出の開始」としているため、島一斉演出の開始条件が成立しない場合には、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を変更することはなく、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様は第一の態様(例えば、消灯)のままである。
一方、図226に示す例は、2回目の特図1変動遊技中に、島一斉演出の開始条件が成立した場合を示している。本例では、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bの動作開始契機を「島一斉演出の開始」としているため、島一斉演出の開始条件が成立した場合(例えば、遊技台の電源投入から所定時間が経過した場合)には、演出制御部500は、第一の演出可動体610aを第一の位置と第二の位置との間で往復移動させる演出動作と、第二の演出可動体610bを第一の位置と第二の位置との間で往復移動させる演出動作を順番に繰り返して実行する。なお、本適用可能形態における第一の位置や第二の位置はセンサによって検出可能な位置でなくてもよく、例えば、第一の位置から所定時間だけ移動させた位置を第二の位置としてもよいし、機構上の限界位置(メカエンド)であってもよい。
また、本例では、光出力手段の動作開始契機も「島一斉演出の開始」としているため、島一斉演出の開始条件が成立した場合には、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を第一の態様(例えば、消灯)から第二の態様(例えば、点灯)に変更し、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を第二の態様(例えば、点灯)に維持する。
また、サブ制御部300は、島一斉演出の開始条件が成立した場合に、装飾図柄の変動表示に使用している表示領域を縮小し、正面視左上に移動するとともに、装飾図柄表示装置208の中央の表示領域を用いて、島一斉演出に対応する表示を行う。
<動作の具体例/電源投入後の可動体の初期動作>
次に、動作の具体例の一つとして、電源投入後の可動体の初期動作について説明する。図227は、電源投入後の可動体の初期動作の一例を時系列で示した図である。
図227(a)に示す状態は、遊技台の電源投入直後の状態である。本例では、第一の演出可動体610aと第二の可動体610bの動作開始契機を「電源投入後に所定時間が経過したこと」としているため、電源投入後に所定時間が経過した場合には、演出制御部500は、第一の演出可動体610aと第二の可動体610bを、同図(a)に示す第一の位置から、同図(f)に示す第二の位置まで移動させる演出動作を行った後、第二の位置から同図(k)に示す第一の位置に移動させている。なお、本例では、光出力手段の動作開始契機は「電源投入後に所定時間が経過したこと」としていないため、電源投入後に所定時間が経過した場合でも、サブ制御部400は、第一の演出可動体610aと第二の演出可動体610bのLEDの態様を第一の態様(例えば、消灯)から第二の態様(例えば、点灯)に変更していない。なお、第一の演出可動体610aと第二の可動体610bの動作開始契機は、「電源投入後に所定の処理(例えば、初期設定)が終了したこと」などであってもよい。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作について説明する。図228(a−1)〜同図(f−1)と同図(a−2)〜同図(f−2)は、図柄変動停止中の可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」としている。図228(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、演出制御部500は、同図(b−1)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行し、この復帰動作が完了した後(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動した後)に保留中の変動遊技が開始されている。
一方、図228(a−2)〜同図(f−2)に示す例では、演出制御部500は、同図(b−2)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の変動遊技が開始されている。このため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e−2)に示すタイミングで、復帰動作を完了させている(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。
<動作の具体例/前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作>
次に、動作の具体例の一つとして、前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作について説明する。図229は、前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」と「前面枠扉106の開放」としている。演出制御部500は、図229(b)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、復帰動作が完了していない。
本例では、図柄変動停止を契機とした復帰動作を複数回実行しても復帰動作が完了しない場合には、前面枠扉106の開放を契機として、可動体の復帰動作が可能であり、同図(e)〜同図(i)に示す例では、前面枠扉106が開放されたことを契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。
<動作の具体例/図柄変動表示中の可動体の演出動作1>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動表示中の可動体の演出動作1について説明する。図230(a−1)〜(k−1)と同図(a−2)〜(f−2)は、図柄変動表示中の可動体の演出動作1の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」とし、可動体の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。図230(a−1)〜同図(k−1)に示す例では、同図(h−1)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動させた後、同図(k−1)に示す特図1変動遊技の終了(特図1の停止表示)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第二の位置から第一の位置(初期位置)まで移動させている。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」とし、光出力手段の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。図230(a−1)〜(k−1)に示す例では、同図(h−1)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させた後、同図(k−1)に示す特図1変動遊技の終了(特図1の停止表示)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(例えば、青色に点灯)から第一の態様(消灯)に変化させている。
なお、本例では、可動体の演出動作の動作開始契機が到来した場合(図柄変動が開始された場合)でも、可動体の演出動作を開始させないことがあり、例えば、同図(d−1)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)のタイミングでは、可動体の演出動作の動作開始契機が成立しているにも関わらず、可動体の演出動作を行わないように構成しているため、、意外性のある演出を行うことができる場合がある。
図230(a−2)〜同図(f−2)に示す例では、同図(b−2)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動させた後、同図(f−2)に示す特図1変動遊技の終了(特図1の停止表示)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第二の位置から第一の位置(初期位置)まで移動させている。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」とし、光出力手段の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。図230(a−2)〜同図(f−2)に示す例では、同図(b−2)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第三の態様(例えば、赤色に点灯)に変化させた後、同図(f−2)に示す特図1変動遊技の終了(特図1の停止表示)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第三の態様(例えば、赤色に点灯)から第一の態様(消灯)に変化させている。
本例では、特図変動遊技の当否判定結果が第一の結果(本例では、ハズレ)の場合に、光出力手段(本例では、LED)の態様を第二の態様(青色に点灯)に変化させ、特図変動遊技の当否判定結果が第一の結果よりも遊技者にとって有利な第二の結果(本例では、大当り)の場合に、光出力手段(本例では、LED)の態様を第三の態様(赤色に点灯)に変化させるため、遊技者の期待感を高めることができる場合がある。
<動作の具体例/図柄変動表示中の可動体の演出動作2>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動表示中の可動体の演出動作2について説明する。図231(a−1)〜同図(k−1)と同図(a−2)〜同図(f−2)は、図柄変動表示中の可動体の演出動作2の一例を時系列で示した図であり、図231(a−1)〜同図(k−1)は、上記図230(a−1)〜同図(k−1)に対応する図面であり、図231(a−2)〜同図(f−2)は、上記図230(a−2)〜同図(f−2)に対応する図面である。
本例では、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第二の位置に滞在させる時間を、上記図143を用いて説明した例よりも短くしている。図230および図231に示すように、可動体を第一の期間に亘って第二の位置に停止させる第一の動作と、可動体を第一の期間よりも短い第二の期間に亘って第二の位置に停止させる第二の動作と、を備えれば、可動体の動作にバリエーションを持たせることができ、意外性のある演出を行うことができる場合がある。
<動作の具体例/図柄変動表示中の可動体の演出動作3>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動表示中の可動体の演出動作3について説明する。図232(a)〜同図(l)は、図柄変動表示中の可動体の演出動作3の一例を時系列で示した図であり、上記図230(a−1)〜同図(k−1)に対応する図面である。
本例では、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第二の位置に滞在させる時間を、上記図230や図231を用いて説明した例よりも長くしているとともに、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、同図(g)に示す第一の態様(消灯) → 同図(h)、(i)に示す第二の態様(例えば、青色で点灯) → 同図(j)に示す第三の態様(例えば、黄色で点灯) → 同図(k)に示す第四の態様(例えば、赤色で点灯) → 同図(l)に示す第一の態様(消灯)の順番で段階的に変化させている。
本例のように、可動体の動作中に光出力手段(本例では、LED)を複数の態様に段階的に変化させるように構成すれば、遊技者の期待感を徐々に高めることができる場合がある。
<動作の具体例/操作手段による操作に基づく可動体の演出動作>
次に、動作の具体例の一つとして、操作手段による操作に基づく可動体の演出動作について説明する。図233は、操作手段による操作に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「操作手段による操作を検出したこと」とし、可動体の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。演出制御部500は、図233(h)に示すチャンスボタン136による操作を検出したことを契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、同図(g)に示す第一の位置(初期位置)から、同図(i)に示す第二の位置まで移動した後、同図(l)に示す図柄停止表示を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第二の位置から第一の位置(初期位置)まで移動させている。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「操作手段による操作を検出したこと」とし、光出力手段の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。サブ制御部400は、同図(h)に示すチャンスボタン136(遊技者が少なくとも操作可能な位置に設けられた操作手段)による操作を検出したことを契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させた後、同図(l)に示す特図1変動遊技の終了(特図1の停止表示)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(例えば、青色に点灯)から第一の態様(消灯)に変化させている。
なお、液晶制御部435は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動したことを契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bの後方の表示領域においてエフェクト画像EGを表示するように構成している。したがって、エフェクト画像EGは、第一の可動体610aと第二の可動体610bが第二の位置に位置している場合には、第一の可動体610aと第二の可動体610bによって一部が覆い隠されることで、同図(j)に示すように、正面側から視認困難な状態となる。一方、第一の可動体610aと第二の可動体610bが第一の位置に位置している場合には、エフェクト画像EGは、第一の可動体610aと第二の可動体610bによって覆い隠されることがないため、同図(k)に示すように、正面側から視認容易な状態となる。
<動作の具体例/始動口入賞に基づく可動体の演出動作>
次に、動作の具体例の一つとして、始動口入賞に基づく可動体の演出動作について説明する。図234は、始動口入賞に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「始動口入賞(始動口への入球)」とし、可動体の演出動作の動作終了契機を「始動口入賞(始動口への入球)から所定時間が経過したこと」としている。演出制御部500は、図234(e)に示す始動口(例えば、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232)への入球(始動口入賞)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、同図(d)に示す第一の位置(初期位置)から、同図(f)に示す第二の位置まで移動した後、始動口入賞(始動口への入球)から所定時間が経過したことを契機として、同図(h)に示すように、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第二の位置から第一の位置(初期位置)まで移動している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「始動口入賞(始動口への入球)」とし、光出力手段の演出動作の動作終了契機を「始動口入賞(始動口への入球)から所定時間が経過したこと」としている。サブ制御部400は、図234(e)に示す始動口(例えば、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232)への入球(始動口入賞)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させた後、始動口入賞(始動口への入球)から所定時間が経過したことを契機として、同図(h)に示すように、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第二の態様(例えば、青色に点灯)から第一の態様(消灯)に変化させている。
なお、始動口入賞(始動口への入球)があった場合でも、可動体の演出動作を実行しないように構成してもよく、例えば、可動体のの動作が先読み演出の一種の場合、特図2優先変動機においては、電サポ中における特図1の始動口入賞、大当り中における特図1の始動口入賞では動作しないように構成してもよい。
<可動体の変形例>
次に、可動体の変形例について説明する。図235は、可動体の変形例を示した図である。本例では、装飾図柄表示装置(メイン液晶)208とは別に、水平方向に移動可能な第一のサブ液晶(第一の可動体)614と第二のサブ液晶(第二の可動体)616を備えている。本例のように、遊技台は、表示手段を兼ねた可動体を備えていてもよい。また、図示はしないが、音出力手段(例えば、スピーカ)または光出力手段(例えば、ランプ)を移動可能に構成することで、遊技台が、音出力手段を兼ねた可動体や、光出力手段を兼ねた可動体を備えていてもよい。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作1>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作1について説明する。図236(a−1)〜同図(f−1)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としている。図236(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、演出制御部500は、同図(b−1)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。また、演出制御部500は、同図(d−1)に示す図柄変動開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動させる演出動作を実行している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としている。図236(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、サブ制御部400は、同図(d−1)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させている。
一方、図236(a−2)〜同図(h−2)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。本例では、演出制御部500は、同図(b−2)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始されている。
「図柄変動開始」は、可動体の演出動作の動作開始契機であるが、本例では、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e−2)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行している。
ただし、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としているため、サブ制御部400は、同図(d−2)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、復帰動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作2>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作2について説明する。図237(a−1)〜同図(f−1)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図であり、上記図236(a−1)〜同図(f−1)と同じ図面である。
一方、図237(a−2)〜同図(h−2)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としている。演出制御部500は、同図(b−2)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始されている。
「図柄変動開始」は、可動体の演出動作の動作開始契機であるが、本例では、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e−2)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、本例では、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行しないように構成している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としているが、光出力手段の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、サブ制御部400は、同図(d−2)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を変化させる演出動作を実行していない。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作3>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作3について説明する。図238(a−1)〜同図(f−1)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図であり、上記図236(a−1)〜同図(f−1)と同じ図面である。
一方、図238(a−2)〜同図(h−2)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。本例では、演出制御部500は、同図(b−2)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始されている。
「図柄変動開始」は、可動体の演出動作の動作開始契機であるが、本例では、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e−2)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、本例では、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行しないように構成している。
ただし、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としているため、サブ制御部400は、同図(d−2)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、復帰動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作4>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作4について説明する。図239(a)〜同図(h)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。
本例では、演出制御部500は、同図(b)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始されている。
本例では、図柄変動開始が可動体の演出動作の動作開始契機であるが、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行しないように構成している。
また、本例では、光出力手段の演出動作に用いる動作データの読み出し開始の契機を「図柄変動開始」とし、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「可動体の復帰動作が完了していること」としている。このため、サブ制御部400は、同図(d)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの動作データの読み出しを開始した後、同図(e)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bの復帰動作完了を契機として、同図(f)に示すタイミングで、復帰動作後の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
なお、本例では、光出力手段の演出動作に用いる動作データの読み出し開始の契機と、光出力手段の演出動作の動作開始契機が異なることから、同図(f)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様(本例では、発光色)と、同図(g)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様(本例では、発光色)が異なっている。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作5>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作5について説明する。図240(a)〜同図(h)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。
本例では、演出制御部500は、同図(b)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始されている。
本例では、図柄変動開始が可動体の演出動作の動作開始契機であるが、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、図柄変動中も復帰動作を継続し、同図(e)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行するように構成している。
また、本例では、光出力手段の演出動作に用いる動作データの読み出し開始の契機を「図柄変動開始」とし、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「可動体の復帰動作が完了していること」としている。このため、サブ制御部400は、同図(d)に示す特図1変動遊技の開始(特図1の変動開始)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの動作データの読み出しを開始した後、同図(e)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bの復帰動作完了を契機として、同図(f)に示すタイミングで、演出動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
なお、本例では、光出力手段の演出動作に用いる動作データの読み出し開始の契機と、光出力手段の演出動作の動作開始契機が異なることから、同図(f)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様(本例では、発光色)と、同図(g)に示す第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様(本例では、発光色)が異なっている。
<動作の具体例/図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作6>
次に、動作の具体例の一つとして、図柄変動停止中の可動体の復帰動作後の演出動作6について説明する。図241(a−1)〜同図(f−1)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了した場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「先読み演出開始」としている。図241(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、演出制御部500は、同図(b−1)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。また、演出制御部500は、同図(d−1)に示す先読み演出開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動させる演出動作を実行している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「先読み演出開始」としている。図241(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、サブ制御部400は、同図(d−1)に示す先読み演出開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させている。なお、液晶制御部435は、同図(d−1)に示す図柄変動開始を契機として、装飾図柄表示装置208を用いて先読み演出を開始している。
一方、図241(a−2)〜同図(h−2)は、図柄変動停止中に可動体の復帰動作が完了しなかった場合の可動体の演出動作を時系列で示した図である。本例では、演出制御部500は、同図(b−2)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に先読み演出が開始されている。
先読み演出開始は、可動体の演出動作の動作開始契機であるが、本例では、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、先読み演出の実行中も復帰動作を継続し、同図(e−2)に示すタイミングで、復帰動作が完了している(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行している。
ただし、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「先読み演出開始」としているため、サブ制御部400は、同図(d−2)に示す先読み演出開始を契機として、復帰動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
<動作の具体例/可動体の演出動作中の電断・復電>
次に、動作の具体例の一つとして、可動体の演出動作中の電断・復電について説明する。図242(a−1)〜同図(f−1)は、大当り遊技中の可動体の演出動作を時系列で示した図である。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド開始」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド終了」としている。図242(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、演出制御部500は、同図(b−1)に示す6R(ラウンド)開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)と第二の位置との間で往復移動させる演出動作を実行している。
また、本例では、光出力手段体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド開始」とし、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド終了」としている。図242(a−1)〜同図(f−1)に示す例では、サブ制御部400は、同図(f−1)に示す7R(ラウンド)開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(例えば、青色に点灯)から第二の態様(例えば、赤色に点灯)に変化させている。なお、液晶制御部435は、大当り遊技中は、装飾図柄表示装置208を用いて大当り中演出を実行している。
一方、図242(a−2)〜同図(f−2)は、同図(a−1)〜同図(f−1)に示す大当り遊技中に電断・復電が発生した場合の可動体の動作を時系列で示した図である。本例では、演出制御部500は、同図(b−2)に示す大当り遊技の6R開始直後に電断(電源の遮断)が発生したことを契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)から第二の位置まで移動させた後に、第二の位置から第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。また、遊技台は、同図(f−2)に示す復電(電源の復帰)を契機として、大当り遊技を再開している。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド開始」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド終了」としているため、演出制御部500は、同図(f−2)に示す7R開始(大当り遊技の再開)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)と第二の位置との間で往復移動させる演出動作を実行している。
また、本例では、光出力手段体の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド開始」とし、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「大当り遊技中のラウンド終了」としているため、サブ制御部400は、同図(f−2)に示す7R開始(大当り遊技の再開)を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(例えば、青色に点灯)から第二の態様(例えば、赤色に点灯)に変化させている。
<動作の具体例/前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作後の演出動作>
次に、動作の具体例の一つとして、前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作後の演出動作について説明する。図243は、前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作後の演出動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」と「前面枠扉106の開放」としている。演出制御部500は、図243(c)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、復帰動作が完了していない。
本例では、図柄変動停止を契機とした復帰動作を複数回実行しても復帰動作が完了しない場合には、前面枠扉106の開放を契機として、可動体の復帰動作を行うように構成しているため、同図(f)〜同図(h)に示す例では、前面枠扉106が開放されたことを契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。
また、本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「操作手段による操作を検出したこと」とし、可動体の演出動作の動作終了契機を「図柄変動停止」としている。本例では、同図(h)に示すタイミングでチャンスボタン136による操作を検出しているが、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、チャンスボタン136による操作を検出した後も復帰動作を継続し、同図(m)に示すタイミングで、復帰動作を完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。
ただし、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「操作手段による操作を検出したこと」としているため、サブ制御部400は、同図(h)に示すタイミングでチャンスボタン136による操作を検出したことを契機として、復帰動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
<動作の具体例/可動体の復帰動作中の始動口入賞に基づく可動体の演出動作>
次に、動作の具体例の一つとして、可動体の復帰動作中の始動口入賞に基づく可動体の演出動作について説明する。図244は、可動体の復帰動作中の始動口入賞に基づく可動体の演出動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の復帰動作の動作開始契機を「図柄変動停止」とし、可動体の演出動作の動作開始契機を「始動口入賞(始動口への入球)」としている。演出制御部500は、同図(b)に示す図柄変動停止を契機として、第一の可動体610aを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行しているが、この復帰動作が完了する前(第一の可動体610aが第一の位置(初期位置)まで完全に移動し終える前)に保留中の図柄変動が開始され、始動口入賞を検出している。
本例では、「始動口入賞(始動口への入球)」が可動体の演出動作の動作開始契機であるが、可動体の演出動作よりも可動体の復帰動作を優先して実行するように構成しているため、演出制御部500は、始動口入賞の検出後も復帰動作を継続し、同図(f)に示すタイミングで、復帰動作を完了している(第一の可動体610aを第一の位置(初期位置)まで完全に移動している)。また、復帰動作の完了後は、第一の可動体610aと第二の可動体610bを第一の位置と第二の位置で往復移動させる演出動作を実行するように構成している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「始動口入賞(始動口への入球)」としているため、サブ制御部400は、始動口入賞の検出を契機として、同図(f)〜同図(h)に示すように、第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
<動作の具体例/演出動作中の前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作>
次に、動作の具体例の一つとして、演出動作中の前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作について説明する。図245は、演出動作中の前面枠扉の開放に基づく可動体の復帰動作の一例を時系列で示した図である。
本例では、可動体の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」とし、可動体の復帰動作の動作開始契機を「前面枠扉106の開放」としている。演出制御部500は、図245(b)に示す図柄変動開始を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、同図(a)に示す第一の位置(初期位置)から、同図(c)に示す第二の位置まで移動する演出動作を実行している。
また、本例では、光出力手段の演出動作の動作開始契機を「図柄変動開始」としているため、サブ制御部400は、同図(b)に示す図柄変動開始を契機として、演出動作中の第一の可動体610aと第二の可動体610bのLEDの態様を、第一の態様(消灯)から第二の態様(例えば、青色に点灯)に変化させる演出動作を実行している。
また、演出制御部500は、前面枠扉106の開放を契機として、第一の可動体610aと第二の可動体610bを、第一の位置(初期位置)とは異なる位置から、第一の位置(初期位置)まで移動させる復帰動作を実行している。
以上説明したように、本適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、例えば図246に示すように、複数種類の演出手段(例えば、図210(a)に示す、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LED、図208に示すスピーカ120、図3に示す、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210,装飾図柄表示装置208)を備えた遊技台であって、前記複数種類の演出手段のうちの少なくとも一つは、第一の演出手段であり、前記第一の演出手段は、複数種類の動作を少なくとも実行可能な手段であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第一の動作(例えば、演出動作)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第二の動作(例えば、復帰動作)であり、前記第一の動作は、第一の期間に実行開始可能な動作であり、前記第一の動作は、第二の期間に実行開始されない動作であり、前記第二の期間は、前記第二の動作が少なくとも実行されている期間である、ことを特徴とする遊技台である。本適用可能形態に係る遊技台によれば、演出手段の動作に特徴を持った遊技台を実現できる場合がある。
なお、前記第一の演出手段は、移動動作を少なくとも実行可能な手段(例えば、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562などの可動体)であり、前記第一の動作は、前記第一の演出手段が第一の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が第二の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第二の位置にない場合に、実行開始される場合がある動作であり、前記第二の位置は、前記第一の演出手段の初期位置であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段の復帰動作であってもよい。
また、前記第一の演出手段は、発光手段(例えば、LED)が少なくとも設けられた手段(例えば、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LEDなどの光出力手段)であり、前記発光手段は、複数種類の発光態様(例えば、点灯、消灯、点滅など)で発光が可能な手段であり、前記複数種類の発光態様のうちの少なくとも一つは、第一の発光態様(例えば、点灯)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第三の動作であり、前記第三の動作は、前記第一の期間に実行開始可能な動作であり、前記第三の動作は、前記第二の期間に実行開始可能な動作であり、前記第三の動作は、前記発光手段が前記第一の発光態様で発光する動作であってもよい。
また、前記第一の期間は、第一の契機が到来してから第一の時間(例えば、図柄変動時間)の経過後の期間であり、前記第一の契機は、図柄変動開始であってもよい。また、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第一の位置に移動する動作を行った後に、該第一の演出手段が前記第二の位置に移動する動作であってもよい。また、前記複数種類の演出手段のうちの少なくとも一つは、第二の演出手段(例えば、図3に示す、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210,装飾図柄表示装置208)であってもよい。
また、前記第一の動作は、第二の状態において、前記第一の期間に実行開始される動作であり、前記第二の状態は、前記第一の期間が第二の期間と重なっていない状態であってもよい。また、前記複数種類の発光態様のうちの少なくとも一つは、第二の発光態様(例えば、点滅)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第四の動作であり、前記第四の動作は、前記発光手段が前記第二の発光態様で発光する動作であってもよい。
また、本適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、例えば図247に示すように、複数種類の演出手段を備えた遊技台であって、前記複数種類の演出手段(例えば、図210(a)に示す、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LED、図208に示すスピーカ120、図3に示す、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210,装飾図柄表示装置208)のうちの少なくとも一つは、第一の演出手段であり、前記第一の演出手段は、複数種類の動作を少なくとも実行可能な手段であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第一の動作(例えば、演出動作)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第二の動作(例えば、復帰動作)であり、前記第一の動作は、第一の期間に実行開始される場合がある動作であり、前記第一の動作は、第二の期間に実行開始されない動作であり、前記第一の動作は、第三の期間に実行開始される場合がある動作であり、前記第二の期間は、前記第二の動作が少なくとも実行されている期間である、ことを特徴とする遊技台である。本適用可能形態に係る遊技台によれば、演出手段の動作に特徴を持った遊技台を実現できる場合がある。
なお、前記第一の演出手段は、移動動作を少なくとも実行可能な手段(例えば、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562などの可動体)であり、前記第一の動作は、前記第一の演出手段が第一の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が第二の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第二の位置にない場合に、実行開始される場合がある動作であり、前記第二の位置は、前記第一の演出手段の初期位置であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段の復帰動作であってもよい。
また、前記第一の演出手段は、発光手段(例えば、LED)が少なくとも設けられた手段(例えば、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LEDなどの光出力手段)であり、前記発光手段は、複数種類の発光態様(例えば、点灯、消灯、点滅など)で発光が可能な手段であり、前記複数種類の発光態様のうちの少なくとも一つは、第一の発光態様(例えば、点灯)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第三の動作であり、前記第三の動作は、前記第一の期間に実行開始される場合がある動作であり、前記第三の動作は、前記第二の期間に実行開始されない動作であり、前記第三の動作は、前記第三の期間に実行開始される場合がある動作であり、前記第三の動作は、前記発光手段が前記第一の発光態様で発光する動作であってもよい。
また、前記第一の期間は、第一の契機が到来してから第一の時間(例えば、図柄変動時間)の経過後の期間であり、前記第一の契機は、図柄変動開始であってもよい。また、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第一の位置に移動する動作を行った後に、該第一の演出手段が前記第二の位置に移動する動作であってもよい。
また、本適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、例えば図248に示すように、複数種類の演出手段(例えば、図210(a)に示す、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LED、図208に示すスピーカ120、図3に示す、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210,装飾図柄表示装置208)を備えた遊技台であって、前記複数種類の演出手段のうちの少なくとも一つは、第一の演出手段であり、第一の演出手段は、複数種類の動作を少なくとも実行可能な手段であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第一の動作(例えば、演出動作)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第二の動作(例えば、復帰動作)であり、前記第一の動作は、第一の期間に実行可能な動作であり、前記第一の動作は、第二の期間に実行されない動作であり、前記第二の期間は、前記第二の動作が少なくとも実行されている期間である、ことを特徴とする遊技台である。本適用可能形態に係る遊技台によれば、演出手段の動作に特徴を持った遊技台を実現できる場合がある。
また、前記第一の演出手段は、移動動作を少なくとも実行可能な手段(例えば、遮蔽装置246、演出可動体224、第2特図始動口232の羽根部材232a、可変入賞口234の扉部材234a、図210(b)に示す、遊技盤200に配設した役物564,566、前面枠扉106に配設した役物562などの可動体)であり、前記第一の動作は、前記第一の演出手段が第一の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が第二の位置に移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第二の位置にない場合に、実行開始される場合がある動作であり、前記第二の位置は、前記第一の演出手段の初期位置であり、前記第二の動作は、前記第一の演出手段の復帰動作であってもよい。
また、前記第一の演出手段は、発光手段(例えば、LED)が少なくとも設けられた手段(例えば、図210(a)に示す、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、図208に示す、各種ランプ418、演出可動体用ランプ552、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542、LEDなどの光出力手段)であり、前記発光手段は、複数種類の発光態様(例えば、点灯、消灯、点滅など)で発光が可能な手段であり、前記複数種類の発光態様のうちの少なくとも一つは、第一の発光態様(例えば、点灯)であり、前記複数種類の動作のうちの少なくとも一つは、第三の動作であり、前記第三の動作は、前記第一の期間に実行可能な動作であり、前記第三の動作は、前記第二の期間に実行されない動作であり、前記第三の動作は、前記発光手段が前記第一の発光態様で発光する動作であってもよい。
また、前記第一の期間は、第一の契機が到来してから第一の時間(例えば、図柄変動時間)の経過後の期間であり、前記第一の契機は、図柄変動開始であってもよい。また、前記第二の動作は、前記第一の演出手段が前記第一の位置に移動する動作を行った後に、該第一の演出手段が前記第二の位置に移動する動作であってもよい。
[第4適用可能形態]
以下、図面を用いて、第4適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について、図249〜図262を参照しながら詳細に説明する。なお、本適用可能形態におけるパチンコ機100の構成及び各種処理の内容については、第2適用可能形態と概略同様であるため、以下、第2適用可能形態に係るパチンコ機100と異なる構成について図示して説明し、第2適用可能形態に係るパチンコ機100と同一の構成については、特に明示しない限りにおいて符号は第2適用可能形態と同一にし、また、図示及び詳細な説明を省略する。
図249は、本適用可能形態における音演出の一例を示すタイミングチャートである。
図249に示すタイミングチャートは、図の左から右に向かって時間が経過していく。この図249には、電源スイッチ178をオンすることによる電源投入と、音演出の一例に相当する第一の演出の内部的な実行/非実行、その第一の演出のボリューム(音量)、音演出の一例に相当する第二の演出の内部的な実行/非実行、その第二の演出のボリューム(音量)、チャンスボタン136の操作/無操作、上記第一の演出の可聴(アクティブ)/非可聴(非アクティブ)、および上記第二の演出の可聴(アクティブ)/不可聴(非アクティブ)が示されている。なお、内部的な実行/非実行とは、第1副制御部400や音制御回路431における制御処理(例えば、図184におけるサウンドデータ更新処理(ステップS1001)等)の実行/非実行の意味であり、実際の可聴か不可聴かは問わない。実際の可聴か不可聴かは、上記第一の演出の可聴/非可聴、および上記第二の演出の可聴/不可聴に示す。
図249の下方に示す1点鎖線の枠で囲まれた楽譜は、それぞれ第一の演出のワンフレーズ、第二の演出のワンフレーズを表すものであり、第一の演出でも第二の演出でも、それぞれのワンフレーズが繰り返される。すなわち、図249の下方に示す1点鎖線の枠の中には、第一の演出の1ループ分の楽譜と、第二の演出の1ループ分の楽譜が示されている。両者を区別するために、第一の演出にはハッチングを施してある。また、上記第一の演出の可聴/非可聴、および上記第二の演出の可聴/不可聴では、グレーの期間が非可聴(非アクティブ)を表す。
電源投入後(初期設定終了後)、第一の演出および第二の演出の両方が、内部的に開始されているが、第一の演出はミュートのため遊技者は可聴できない。一方、第二の演出は、遊技者が可聴できる。電源投入(より厳密には初期設定完了)は、第二の条件の成立の一例に相当し、この例では、第二の条件が成立した場合に、第二の演出が開始され、第二の演出が遊技者に聞こえる構成となっている。
また、この例では、チャンスボタン136の操作によって、第一の演出が選択される。したがって、ボタン操作が、第一の条件の成立の一例に相当し、このボタン操作は、遊技者が操作タイミングを選択可能である。したがって、ここでの第一の条件は、成立時期を、遊技者が少なくとも選択可能な条件である。なお、複数種類の演出の中から、チャンスボタン136の操作によって第一の演出を選択する態様であってもよいし、第一の演出しか選択できない状況でチャンスボタン136の操作によって第一の演出を選択(第一の演出の開始決定に相当)する態様であってもよい。第一の演出が選択されると、第二の演出がミュートになり、第一の演出にボリューム値が設定され、第一の演出がアクティブになる。この結果、遊技者のボタン操作のタイミングにより、第一の演出のフレーズの途中から、遊技者が認識可能な状態(可聴できる状態)になる。すなわち、第一の演出は途中から開始される場合がある。第二の演出がミュートになっても、第二の演出は、内部的に引き続き実行され続ける。なお、第一の演出は最初から開始される場合があってもよい。例えば、チャンスボタン136の操作タイミングによっては、第一の演出は、最初から開始される場合もあるし、途中から開始される場合もある。
さらに、チャンスボタン136が再度操作されると、第二の演出が選択される。なおここでも、複数種類の演出の中から、チャンスボタン136の操作によって第二の演出を選択する態様であってもよいし、第二の演出しか選択できない状況でチャンスボタン136の操作によって第二の演出を選択(第二の演出の開始決定に相当)する態様であってもよい。第二の演出が選択されると、今度は、第一の演出がミュートになり、第二の演出にボリューム値が設定され、第二の演出がアクティブになる。この結果、遊技者のボタン操作のタイミングにより、第二の演出のフレーズの途中から、遊技者が認識可能な状態(可聴できる状態)になる。すなわち、第二の演出は、ミュートになった時点の箇所とは異なる箇所から再開される場合がある。
図中の2点鎖線は、演出の区切り部分に相当する。すなわち、1ループ分が終了するタイミングになる。この例では、第一の演出の1ループ分の時間長と第二の演出の1ループ分の時間長は、同じであるが、異なっていてもよい。
図250は、本適用可能形態における音演出の他の例を示すタイミングチャートである。
図250に示すタイミングチャートも、図の左から右に向かって時間が経過していく。以下、図249に示す例との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略することがある。
図250に示す例では、音演出の一例に相当する第一の演出は、左スピーカーと右スピーカーのうちの左スピーカーのみによって実行され、音演出の一例に相当する第二の演出は、左スピーカーと右スピーカーのうちの右スピーカーのみによって実行される。したがって、第一の演出のボリューム(音量)は左スピーカーの音量になり、第二の演出のボリューム(音量)は右スピーカーの音量になる。
図250には、第1特別図柄表示装置212あるいは第2特別図柄表示装置214における特図の図柄変動の変動中/停止中、大当り遊技の実行中/非実行中、第一の演出の内部的な実行/非実行、その第一の演出のボリューム(音量)、第二の演出の内部的な実行/非実行、その第二の演出のボリューム(音量)、上記第一の演出の可聴(アクティブ)/非可聴(非アクティブ)、および上記第二の演出の可聴(アクティブ)/不可聴(非アクティブ)が示されている。
また、図250の下方に示す1点鎖線の枠で囲まれた楽譜は、それぞれ第一の演出のワンフレーズ、第二の演出のワンフレーズを表すものであり、第一の演出でも第二の演出でも、それぞれのワンフレーズが繰り返される。すなわち、図250の下方に示す1点鎖線の枠の中には、第一の演出の1ループ分の楽譜と、第二の演出の1ループ分の楽譜が示されている。第一の演出の1ループ分の楽譜も、第二の演出の1ループ分の楽譜も、3小節分の長さであり、第一の演出の1ループ分の時間長と第二の演出の1ループ分の時間長は、同じである。また、第一の演出の1ループ分における第1小節は、第二の演出の1ループ分における第3小節と同じであり、第一の演出の1ループ分における第2小節は、第二の演出の1ループ分における第1小節と同じであり、第一の演出の1ループ分における第3小節は、第二の演出の1ループ分における第2小節と同じである。すなわち、第二の演出を基準にすれば、第一の演出は、第二の演出よりも1小節遅れている。なお、この関係は、逆であってもよい。
特図の変動停止と同時又は特図の変動停止後、あるいは大当り遊技の開始と同時又は大当り遊技の開始後、第一の演出および第二の演出の両方が、内部的に開始されているが、第一の演出は最初はミュートのため遊技者は可聴できない。一方、第二の演出は、可聴音として右スピーカから出力(再生)される。この例では、特図の変動停止や大当り遊技の開始が、第二の条件の成立の一例に相当する。また、第一の演出はボタンによる選択操作により開始されるものではなく、第二の演出の開始から一小節遅れて聞こえるようになる。すなわち、第二の演出が開始されて一小節分が終わると、第一の演出のミュートが解除(ボリュームアップ)され、第一の演出も第二の演出とともに遊技者に聞こえるようになる。上述のごとく、第一の演出の1ループ分の構成と、第二の演出の1ループ分の構成は、第一の演出が第二の演出よりも1小節遅れている点を除いて同じであるため、第一の演出が開始されると、左右のスピーカで楽曲が同期(シンクロ)して出力(再生)されることになり、遊技者には輪唱に聞こえ、遊技の興趣が向上する場合がある。また、この例では楽曲のシンクロ(同期)に関して第一の演出と第二の演出が一小節分遅れているだけの相違であったが、第一の演出と第二の演出が完全に異なるが、二つを組み合わせた場合に一つの楽曲として聞こえたり、第一演出における切れ目の部分を第二の演出が補完したりする場合は、本適用可能形態ではシンクロとして解釈することができる。
この例では、第二の演出の開始タイミングから第二の時間経過が、第一の条件の成立の一例になる。ただし、この例では、第一の演出は、図249に示す例のようなボタン操作により開始されるものではないため、特図の変動停止や大当り遊技の開始が、第一の条件の成立に相当するとも見ることができる。すなわち、第二の条件と第一の条件が同じであるとも言える。なお、第一の演出の出力(再生)と第二の演出の出力(再生)が同時に可聴音として開始されるようにしてもよい。
図251は、第一の演出から第三の演出までによる音演出の一例を示すタイミングチャートである。
図251に示すタイミングチャートも、図249や図250に示すタイミングチャートと同じく、図の左から右に向かって時間が経過していき、その他の点においても、図249や図250に示すタイミングチャートと同じである。以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略することがある。
図249および図250に示す例は、一台のパチンコ機における音演出の例であったが、図251に示す例は、複数台のパチンコ機(ここでは遊技台Aと遊技台Bの二台)で行われる音演出の一例になる。
図251には、遊技台Aおよび遊技台Bそれぞれについての、電源投入、音演出の一例に相当する第一の演出の内部的な実行/非実行、音演出の一例に相当する第二の演出の内部的な実行/非実行、音演出の一例に相当する第三の演出の内部的な実行/非実行、第一の演出のボリューム(音量)、第二の演出のボリューム(音量)、第三の演出のボリューム(音量)、およびチャンスボタン136の操作/無操作が示されている。なお、この例における電源投入は、パチンコ機における電源スイッチ178のオンではなく、島設備の電源投入である。複数の遊技台は、島設備の電源投入によって一斉に電源投入が行われる。したがって、電源投入のタイミングは同じになる。
また、図251に示す例では、第一の演出における第二小節と、第二の演出における第二小節の開始タイミングは一致しており、第三小節以降においても同様に開始タイミングが一致している。図251に示す1点鎖線は、第一の演出と第二の演出における各小節の開始タイミングを表すものである。第一の演出と、第二の演出は、同期(シンクロ)した演出になっている。一方、第三の演出における第二小節と、第一の演出および第二の演出における第二小節とは、開始タイミングがズレており、第三小節以降においても開始タイミングがズレている。すなわち、第三の演出と、第一および第二の演出とは、タイミングに関連性のない(非同期の)演出である。
電源投入後(初期設定終了後)、遊技台Aにおいても遊技台Bにおいても、第一の演出、第二の演出、および第三の演出の総てが、内部的に同時に開始されているが、第一の演出、および第三の演出はいずれもミュートのため遊技者は可聴できない。一方、第二の演出は、遊技者が可聴できる。
図251における矢印1の期間は、第二の条件が成立(電源投入)して、遊技台Aおよび遊技台Bにおいて第二の演出が完全に同期して行われている期間になる。
遊技台Bでは、チャンスボタン136が操作され第一の条件が成立し、第二の演出から第一の演出へと切り替わる。すなわち、これまでミュートであった第一の演出のミュートが解除(ボリュームアップ)され、第一の演出が可聴音としてスピーカから出力される一方、これまでスピーカから可聴音で出力されていた第二の演出がミュートされ、第二の演出は聞こえなくなる。この例では、チャンスボタン136の操作に応じて、第二の演出のミュートは即座に行われ、第二の演出の音は聞こえなくなる。一方、チャンスボタン136が操作されたタイミングは、一小節目の途中であったことから、第一の演出のミュートの解除(ボリュームアップ)は、小節の区切りまで(ここでは第二小節の開始タイミングまで)遅延される。したがって、遊技台Bでは、音演出が何も実行されていない期間が生じる。図251における遊技台Bのタイムチャートに記された矢印2の期間は、この期間に相当する。
遊技台Aでは、第一小節の期間中にはチャンスボタン136の操作が行われず、図251における遊技台Aのタイムチャートに記された矢印2の期間では、第二の演出が依然として継続している。遊技台Aでは、第二小節の途中でチャンスボタン136の操作が行われ、第一の条件が成立する。ここでは、第二の演出のミュートも、第一の演出のミュートの解除(ボリュームアップ)も、小節の区切りまで(ここでは第三小節の開始タイミングまで)遅延される。図251における遊技台Aのタイムチャートに記された矢印4の期間は、遅延期間になり、この期間では、第二の演出が依然として継続している。したがって、図251における矢印3および矢印4の期間では、遊技台Aにおける第二の演出と、遊技台Bにおける第一の演出が同期して行われる。
図251における矢印5の期間では、遊技台Aでも遊技台Bでも第一の演出が行われ、遊技台Aにおける第一の演出と遊技台Bにおける第一の演出は、完全に同期(シンクロ)して行われる。
遊技台Bでは、第三小節の途中でチャンスボタン136の操作が再び行われ、第三の条件が成立する。第三の条件が成立すると、これまでミュートであった第三の演出のミュートが即座に解除(ボリュームアップ)され、第三の演出が可聴音としてスピーカから即座に出力される一方、これまでスピーカから可聴音で出力されていた第一の演出が即座にミュートされ、第一の演出は即座に聞こえなくなる。上述のごとく、第三の演出と、第一および第二の演出とは、タイミングに関連性のない演出であるため、図251における矢印6および矢印7の期間は、遊技台Aにおける第一の演出に対して、同期しない状態で第三の演出が行われている期間になる。このように、この例における第三の演出は、遊技者が他の遊技台との同期、非同期を任意に選択できる演出として機能する。
以上説明した図251に示す例では、島における一体感を損なうことなく、遊技者が自分好みの音演出(例えば、BGM)を選択することができる場合がある。
図252は、第四の演出と第五の演出による音演出の一例を示すタイミングチャートである。
図252に示すタイミングチャートも、これまでに示したタイミングチャートと同じく、図の左から右に向かって時間が経過していき、その他の点においても、これまでに示したタイミングチャートと同じである。以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略することがある。
第四の演出は、電源スイッチ178をオンすることによる電源投入によって最初から可聴音で開始される演出であるが、電源投入からの操作有効期間(例えば、オープニング期間)内のチャンスボタン136の操作によって第五の演出に切り替わる。また、第四の演出は、現在の時刻を計時する計時手段であるRTC(リアルタイムクロック)の時間情報に基づいて、最初から可聴音で開始され、開始からの操作有効期間内のチャンスボタン136の操作によって第五の演出に切り替わる。上記操作有効期間内にチャンスボタン136が無操作の場合には、第四の演出は、上記操作有効期間の経過をもって一旦ミュートに切り替わる。なお、チャンスボタン136の操作の有無に関係なく、第四の演出は、最初から可聴音で第一の時間の間、あるいは第一の周期分行われ、第一の時間が経過すると、あるいは第一の周期分の再生が完了すると、ミュートに切り替わる場合もある。また、第四の演出は、電源投入と同時に計時を開始する電源投入後タイマの時間情報に基づき、電源投入から第四の時間経過後(ここでは1時間経過後)に可聴音で途中から開始される。さらに、第四の演出は、チャンスボタン136の操作によって、途中から可聴音で開始される場合もある。
図252に示す例では、電源投入後(初期設定終了後)、第四の演出および第五の演出の両方が、内部的に開始されているが、第五の演出はミュートのため遊技者は可聴できない。一方、第四の演出は、遊技者が可聴できる。第四の演出による可聴音の出力は、オープニング期間内、継続可能であるが、オープニング期間内にチャンスボタン136が操作されると、第四の演出がミュートになり、第五の演出にボリューム値が設定され、第五の演出による可聴音が、第五の期間出力される。第五の期間が経過すると、第五の演出がミュートになり、第四の演出も第五の演出も可聴音で出力されていない状態になる。
電源投入後タイマは、第二の条件に関するタイマに相当する。ここにいう第二の条件は、電源投入に関する条件であって、第二の条件には、電源投入自身を直接の契機とする条件の他、電源投入から第四の時間経過(ここでは1時間経過)という、電源投入を間接的な契機とする別条件も含まれている。この別条件が成立した場合にも、第四の演出が可聴音で途中から開始される。ここで開始された第四の演出は、第一の周期分再生され、第一の周期分の再生が完了すると、ミュートに切り替わる。
また、遊技台Aおよび遊技台Bが設置された店舗の新装開店から一ヶ月後の正午になると、RTC(リアルタイムクロック)の時間情報に基づいて、第四の演出が最初から可聴音で開始される。RTC(リアルタイムクロック)の時間情報が、予め定められた第一の時間情報になったことが、第一の条件の成立の一例に相当する。なお、第一の条件が成立した場合に、第四の演出は途中から可聴音で開始されてもよく、途中から開始される場合と最初から開始される場合があってもよい。RTCの時間情報に基づいて開始された可聴音での第四の演出が継続している状態で、チャンスボタン136が操作されると、第四の演出はミュートに切り替わり、代わって、第五の演出のミュートが解除(ボリュームアップ)され、第五の演出が可聴音として途中から開始される。
また、可聴音での第五の演出が継続している状態で、チャンスボタン136が再び操作されると、第五の演出はミュートに切り替わり、代わって、第四の演出のミュートが解除(ボリュームアップ)され、第四の演出が可聴音として途中から開始される場合がある。
以上説明したように、第四の演出は、成立した条件により、最初から可聴音で開始される場合と、途中から可聴音で開始される場合とがある。
図253は、RTCの時間情報に基づいて開始される第四の演出の他の例を示す図である。
この例では、第四のタイミング(ここでは店舗の新装開店から一ヶ月後の正午)が到来する直前に、振動エラーが発生する。振動エラーを検出したパチンコ機100では、エラー発生報知が行われる。このエラー発生報知では、装飾図柄表示装置208においてエラー発生表示がなされ、スピーカ120からは可聴音のエラー発生報知音が出力される。エラー発生報知は、演出の一種と見ることもでき、ここでは第六の演出と称する。また、エラーに関する報知(演出)の中には、エラー発生の他、エラー中やエラー解消の際に行われるものがある。
第六の演出であるエラー発生報知が実行されている状態で、第四のタイミングが到来し、RTCによる演出実行期間(第四の演出実行期間)が開始され、第四の演出がスピーカ120から可聴音で出力されるはずであるが、第六の演出によるエラー発生報知音の出力を優先し、ここでは、第四の演出のミュートは解除(ボリュームアップ)されず、スピーカ120からは、エラー発生報知音の出力が継続する。
エラー発生報知の終了条件が成立すると、第六の演出は終了し、エラー発生報知音はミュートされ、スピーカ120からは、第四の演出が可聴音で途中から出力される。
また、第四の演出がスピーカ120から可聴音で出力されている状態で、エラーが発生した場合には、第四の演出が即座にミュートになり、第六の演出によるエラー発生報知音が可聴音としてスピーカ120から即座に出力される。
第六の演出によるエラー発生報知音がスピーカ120から出力されている期間は、チャンスボタン136を操作してもその操作は無効である。なお、チャンスボタン136の操作を有効にして、エラー解消後に第五の演出のミュートを解除(ボリュームアップ)し、第五の演出が可聴音で開始されるようにしてもよい。すなわち、第五の演出のミュート解除を、エラーが解消されるまで遅延させるようにしてもよい。
なお、ここでは振動エラーといった利益に関係する行為(不正行為)であったが、例えば、下皿満タンエラー等、遊技者の不正行為に直結しにくいエラーについては、第四の演出を優先するようにしてもよい。すなわち、第六の演出を即座にミュートし、RTC演出である第四の演出のミュートを即座に解除(ボリュームアップ)してもよいし、第四の演出がスピーカ120から可聴音で出力されている状態で下皿満タンエラー等が発生しても、第四の演出による可聴音の出力を継続するようにしてもよい。もちろん、下皿満タンエラー等の軽微なエラーの発生においても、該エラーが解消されるまで第四の演出を遅延させてもよい。
図254は、本適用可能形態における演出モードを説明するための図である。
図254には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特別図柄保留ランプ218、および第2特別図柄保留ランプ220が示されている(以降の図においても同じ。)。また、図254に示す装飾図柄表示装置208の右上には、第4図柄が表示されている。この第4図柄は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するものであり、左側が特図1についての第4図柄であり、右側が特図2についての第4図柄である(以降の図においても同じ。)。図254においてはいずれの段階でも、第4図柄はバツ表示であり、特図1についても特図2についても図柄停止中である。
本適用可能形態では、少なくとも3つの演出モードが用意されている。ここにいう演出モードが異なると、装飾図柄表示装置208に表示される背景画面や登場キャラクタの種類が異なってくる。演出モードによる演出は選択演出である。
3つの演出モードのうちの一つである八代将軍モードの実行中の装飾図柄表示装置208の表示画面を、図254(a−1)〜同図(a−6)に示す。第一の演出モード(八代将軍モード)では、表示画面の背景に、「八」、「代」、「将」、「軍」の4文字が周方向に等間隔で記された円形の表示M1が位置を変えずにその場で時計回りに回転するアニメーションが表示される。図254(a−5)は、円形の表示M1が、図254(a−1)に示す状態から1回転して図254(a−1)に示す状態に戻った様子を示し、八代将軍モードでは、図254(a−1)から同図(a−5)直前までのアニメーションが繰り返される。すなわち、図254(a−1)から同図(a−5)直前までが、八代将軍モードにおける演出の一周期に相当する。また、アニメーションは、複数のフレームが連続してなる動画であり、図254(a−1)〜同図(a−6)それぞれは、一つ分のフレームの画面に相当する(以下、同じ)。図254では、点線で囲んだ装飾図柄表示装置208に表示されているフレームの画面が、演出周期の開始フレームの画面である(以降の図においても同じ。)。
3つの演出モードのうちの一つである番長モードの実行中の装飾図柄表示装置208の表示画面を、図254(b−1)〜同図(b−6)に示す。番長モードでは、表示画面の背景に、番長のキャラクタM2が卓球のラケットを振っているアニメーションが表示される。図254(b−4)は、番長のキャラクタM2が、図254(b−1)に示す状態から連続動作を行い図254(b−1)に示す状態に戻った様子を示し、番長モードでは、図254(b−1)から同図(a−4)直前までのアニメーションが繰り返される。すなわち、図254(b−1)から同図(b−4)直前までが、番長モードにおける演出の一周期に相当する。
3つの演出モードのうちの一つであるリラックスモードの実行中の装飾図柄表示装置208の表示画面を、図254(c−1)〜同図(c−6)に示す。リラックスモードでは、表示画面の背景に、兵隊のキャラクタM3が片肘をついた横向きの姿勢でページをめくりながら本を読んでいるアニメーションが表示される。図254(c−5)は、兵隊のキャラクタM3が、図254(c−1)に示す状態から連続動作を行い図254(c−1)に示す状態に戻った様子を示し、リラックスモードでは、図254(c−1)から同図(c−5)直前までのアニメーションが繰り返される。すなわち、図254(c−1)から同図(c−5)直前までが、リラックスモードにおける演出の一周期に相当する。
以上説明したように、八代将軍モードとリラックスモードでは、演出の一周期の長さが同じであるが、番長モードは、これらのモードと演出の一周期の長さが異なる。このように、演出の一周期の長さは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図255は、電源を投入してから演出モードを選択し、装飾図柄表示装置208で開始される演出モードのアニメーションを示す図である。
図255(α)では、電源が投入され、装飾図柄表示装置208の表示画面には「電源投入 お待ちください」といったオープニング表示がなされている。電源投入は、第二の条件の成立の一例に相当する。
図255(α)に続く同図(β)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面には、チャンスボタン136を操作して演出モードを選択することを促す表示がなされている。
図255(β)に続く同図(a−1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面には、電源投入という第二の条件が成立したことで、八代将軍モードの開始フレームの画面が表示されている。すなわち、八代将軍モードは、デフォルトの演出モードであり、電源投入が行われると、最初に選択される。この八代将軍モードの開始フレームの画面が表示されると同時に、演出モード選択期間が開始される。八代将軍モードの演出は第二の演出の一例に相当する。
図255におけるグレーの図の表示画面は、遊技者に実際に見える表示画面ではなく、白の図の表示画面が、遊技者には実際に見える。グレーの図の表示画面は、白の図の表示画面が描画されたレイヤよりも下(奥)のレイヤに、白の図の表示画面と同時に描画されている画面を示す図である(以降の図においても同じ。)。VDP434は、選択されていない演出モードに対応した表示画面を、選択された演出モードに対応した表示画面を描画するレイヤよりも下(奥)のレイヤに描画しておく場合がある。以下、白の図の表示画面をアクティブな表示画面と称し、グレーの図の表示画面を非アクティブな表示画面と称する場合がある。
図255(a−2)では、八代将軍モードの表示画面がアクティブな状態で、チャンスボタン136が操作され、図255(b−3)に示すように、番長モードの表示画面がアクティブになる。すなわち、装飾図柄表示装置208の表示画面が、八代将軍モードの表示画面から番長モードの表示画面に切り替わる。ここでのチャンスボタン136の操作は、複数種類の演出の中から一種類の演出を選択する操作であって、第一の条件の成立の一例に相当し、番長モードの演出は第一の演出の一例に相当する。こここで表示された番長モードの表示画面は、これまで奥のレイヤで描画されていた番長モードの続きとなる画面、すなわち演出の一周期における途中のフレームの画面である。一方、これまでアクティブであった八代将軍モードの表示画面は、非アクティブになり、下(奥)のレイヤで描画処理は継続される。
図256は、図255の続きを表す図である。
図256(b−5)では、番長モードの表示画面がアクティブな状態で、チャンスボタン136が再度操作され、図256(c−6)に示すように、リラックスモードの演出の一周期における途中のフレームの画面がアクティブになり、これまでアクティブであった番長モードの表示画面は、非アクティブになり、下(奥)のレイヤで描画処理は継続される。ここでのチャンスボタン136の操作も、複数種類の演出の中から一種類の演出を選択する操作であって、第一の条件の成立の一例に相当し、リラックスモードの演出も第一の演出の一例に相当する。このように、第一の演出として複数種類の演出があってもよい。
図256(c−9)では、リラックスモードの表示画面がアクティブな状態で、チャンスボタン136がまた操作され、図256(a−10)に示すように、八代将軍モードの演出の一周期における途中のフレームの画面がアクティブになり、これまでアクティブであったリラックスモードの表示画面は、非アクティブになり、下(奥)のレイヤで描画処理は継続される。ここでのチャンスボタン136の操作は、第二の演出である八代将軍モードの演出を選択する操作であり、八代将軍モードが途中から開始されている。このように、この例では、チャンスボタン136を1回押下する度に、次の演出モードの演出に切り替わる態様である。
図257は、図256の続きを表す図である。
図257(a−12)では、八代将軍モードの表示画面がアクティブな状態で、チャンスボタン136が操作されたことによって第一の条件が成立し、図257(b−13)に示すように、番長モードの表示画面がアクティブになり、これまでアクティブであった番長モードの表示画面は、非アクティブになり、下(奥)のレイヤで描画処理は継続される。ここでは、チャンスボタン136の操作タイミングによって偶然にも、番長モードの演出の開始フレームの画面からアクティブになっている。すなわち、番長モードの演出が最初から開始されている。
図257(d)では、第1特図始動口230に1球の入球があり、同図(e)に示す第1特別図柄表示装置212では特図の変動表示が開始されている。なお、図257(e)の時点ではまだ、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示は開始されていないが、番長モードの装飾図柄の変動表示の背景画面に切り替わっている。この背景画面では、上部に「番長モード」という文字表示がなされ、右側には番長の顔の絵柄が表示されている。そして、この背景画面には、「装飾1」−「装飾2」−「装飾3」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第4図柄も図柄停止中のままである。
図258は、図257の続きを表す図である。
図257(e)に続く図258(f)に示す装飾図柄表示装置208では、非電サポ状態において装飾図柄の変動表示が開始されている。また、特図1の第4図柄は、図柄変動中を表す「−」表示に変化している。なお、制御状態は、電サポ状態であってもよいし、確変状態であっても、非確変状態であってもよい。
図258(g)では、装飾図柄の第1停止が行われ、左図柄表示領域208aには「装飾7」が停止表示されている。図258(h)では、装飾図柄の第2停止が行われ、右図柄表示領域208cにも「装飾7」が停止表示され、同図(i)では、リーチ状態になったことを報知する「リーチ」という文字表示がなされている。続いて、図258(j)では、「番長モード」という文字表示が消え、装飾図柄の変動表示は左上に縮小表示され、番長の顔の絵柄も、第4図柄の下に縮小表示されている。
図258(k)に示す装飾図柄表示装置208では、チャンスボタン136を操作してスーパーリーチ演出を選択することを促す文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。また、右下には、チャンスボタン136の操作有効期間に関する時間表示もなされている。ここでは、残期間を表す「3」が表示されている。スーパーリーチ演出が実行される特図の図柄変動表示(または装飾図柄の変動表示)が開始されること、あるいは第1副制御部400における演出実行抽選においてスーパーリーチ演出に当選すること、さらには図258(k)に示す画面が表示されることが、第二の条件の成立の一例に相当する。
スーパーリーチ演出には討伐リーチ演出(第二の演出の一例に相当)と、ボーリングリーチ演出(第一の演出の一例に相当)の2種類の演出が用意されており、一つの演出を選択可能である。すなわち、スーパーリーチ演出も選択演出である。討伐リーチ演出のアニメーション表示を、図258(l−1)〜同図(l−5)に示し、ボーリングリーチ演出のアニメーション表示を、図258(m−1)〜同図(m−5)に示す。この図258では、点線で囲んだ装飾図柄表示装置208に表示されているフレームの画面が、各リーチ演出のアニメーションにおける開始フレームの画面である(以降の図においても同じ。)。
装飾図柄表示装置208では、第二の条件が成立し、チャンスボタン136が未操作であれば、討伐リーチ演出のアニメーション表示を最初から開始する。すなわち、討伐リーチ演出はスーパーリーチ演出のデフォルトの演出であり、最初に選択される。なお、グレーの図で示すように、ボーリングリーチ演出のアニメーションも、討伐リーチ演出のアニメーションと同期して、奥のレイヤで描画処理されているが、ボーリングリーチ演出の表示画面は遊技者が認識不能である。
図258(l−2)に示すように、チャンスボタン136の操作有効期間内に、チャンスボタン136が操作される。すなわち、討伐リーチ演出の表示画面がアクティブな状態で、チャンスボタン136が操作されると、図258(m−3)に示すように、ボーリングリーチ演出の表示画面がアクティブになる。ここでのチャンスボタン136の操作も、複数種類の演出の中から一種類の演出を選択する操作であって、第一の条件の成立の一例に相当する。こここで表示されたボーリングリーチ演出の表示画面は、これまで奥のレイヤで描画されていたボーリングリーチ演出の続きとなる画面、すなわち途中のフレームの画面である。一方、これまでアクティブであった討伐リーチ演出の表示画面は、非アクティブになり、下(奥)のレイヤで描画処理は継続される。
また、図258(m−3)のタイミングで、チャンスボタン136の操作有効期間が終了(残期間が0)しているが、チャンスボタン136の操作有効期間内であれば、何度でもチャンスボタン136を操作してスーパーリーチ演出の選択を行うことができる。従来のパチンコ機であれば、選択されたリーチを、ボタン操作の有効期間終了後に、最初から開始していたが、本適用可能形態では、操作有効期間を利用して演出を進めているので、必要以上に演出が間延びしないという効果を得ることができる場合がある。また、各スーパーリーチ演出の導入部分に操作有効期間を割り当てたことで、各リーチの主要な部分を見逃さないようにできる場合がある。
さらに、図258(m−4)と同図(l−4)それぞれに示すように、スーパーリーチ演出のアニメーションには、カットイン画像mcが含まれている。このカットイン画像mcは、これまで表示された表示にオーバーラップする画像であり、これまで表示された表示が視認困難になる。また、カットイン画像mcは、大当りの信頼度に応じて異なる画像である。例えば、大当りの信頼度が高いほど大きな画像であったり、大当りの信頼度に応じて登場キャラクタが異なったり、あるいは吹き出しのセリフが異なったりしてもよい。したがって、カットイン画像mcは、リーチの主要な部分の一例に相当する。
なお、ボーリングリーチ演出のアニメーションと討伐リーチ演出のアニメーションには、同じ表示画像、あるいは似たような表示画像、さらには関連する表示画像(例えば、カットイン画像mc)が含まれていてもよい。
図258(m−4)と同図(l−4)それぞれに示すように、スーパーリーチ演出の最終フレームでは、大当りするか否かを占う表示が行われる。ここでは、変動中の中図柄の装飾図柄を占う表示が含まれている。
スーパーリーチ演出が終了すると、特図の図柄変動表示が終了し、停止表示が行われ、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の停止表示が行われる。図258(n)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、特図1の第4図柄は丸印に変化している。この後、大当り遊技が開始されるが、大当り遊技中の演出については、後述する。
図259は、図258(k)以降の選択演出の変形例を示す図である。
ここでの選択演出は、図259(k’)から開始される。この変形例では、演出の選択が行われるまで、一定時間(例えば、一秒)ごとに、アクティブな演出の切替えが行われる。すなわち、第一の演出(ボーリングリーチ演出)と第二の演出(討伐リーチ演出)とが、一定時間ごとに、交互にアクティブになったり非アクティブになったりする。このため、この変形例においては、スーパーリーチ演出の開始から一定時間が経過することが第一の条件の成立に相当し、チャンスボタン136で演出が決定された後は、選択された演出が、途中から継続して実行される。
図259(k’)の時点から、1秒が経過すると、図259(i’−1)に示すように、まず、デフォルトの討伐リーチ演出がアクティブになり、2秒後には、同図(m’−2)に示すように、今度はボーリングリーチ演出がアクティブになる。したがって、選択演出が開始されてから2秒後に、第一の演出(ボーリングリーチ演出)の演出を開始する第一の条件が成立することになる。
図259(l’−3)に示すように、チャンスボタン136の操作有効期間内に、チャンスボタン136が操作され、討伐リーチ演出が選択される。この結果、以降は、討伐リーチ演出が継続してアクティブになる。このように、ボタン操作により、操作有効期間終了前に演出が決定され、残りの操作有効期間も含めて遊技者により選択された演出を実行できるので、間延びせずに演出を行うことができるとともに、遊技者にボタン操作を早く行わせることができる場合がある。
続いて、大当り遊技中の演出について説明する。
図260は、大当り遊技中の演出の一例を示す図である。
この図260では、図の左から右に向かって時間が経過する。また、図260では、装飾図柄表示装置208に表示されるアニメーション演出と、スピーカ120から出力される音演出を楽譜で示している。
図260(o)は、図258(n)に続く装飾図柄表示装置208の様子を示す図であり、図260(o)では大当り遊技が開始され、装飾図柄表示装置208には大当り遊技の開始演出の表示がなされている。大当り遊技の開始が第二の条件の成立の一例に相当する。
ラウンド消化中の演出(ラウンド消化演出)には、演出Aの大盤振舞演出(第二の演出の一例に相当)と、演出Bの轟GOGO演出(第一の演出の一例に相当)の2種類の演出が用意されており、一つの演出を選択可能である。すなわち、ラウンド消化演出も選択演出である。演出Aの大盤振舞演出のアニメーション表示を、図260(p−1)〜同図(p−3)に示し、演出Bの轟GOGO演出のアニメーション表示を、図260(q−1)〜同図(q−4)に示す。この例では、1ラウンド目のラウンド消化演出に限って、チャンスボタン136を操作することで曲(BGM)を選択可能であり、図260(p−1)〜同図(p−3)や図260(q−1)〜同図(q−3)に示すアニメーションでは、チャンスボタン136を操作して曲を選択することを促す表示がなされている。曲には、演出Aの大盤振舞演出の曲と、演出Bの轟GOGO演出の曲が用意されており、選択された曲に合わせてアニメーション表示も切り替わる。すなわち、表示と音がリンクした演出になっている。
装飾図柄表示装置208では、第二の条件が成立すると、スピーカ120からは、演出Aの大盤振舞演出の曲が可聴音で最初から出力され、装飾図柄表示装置208には、演出Aの大盤振舞演出のアニメーションが最初から表示される。すなわち、演出Aの大盤振舞演出はラウンド消化演出のデフォルトの演出であり、最初に選択される。なお、グレーの図で示すように、轟GOGO演出の曲は、大盤振舞演出の曲と同期して、内部的には再生されているが、ミュートになっており、轟GOGO演出の曲は遊技者が認識不能である。また、轟GOGO演出のアニメーションも、大盤振舞演出のアニメーションと同期して、裏のレイヤで描画処理されているが、轟GOGO演出の表示画面も遊技者が認識不能である。
1ラウンドの途中、すなわち図260(p−2)のフレーム再生を終えたタイミングでチャンスボタン136が操作されると、大盤振舞演出の曲がミュートされ、轟GOGO演出の曲にボリューム値が設定され、スピーカ120からは、轟GOGO演出の曲が可聴音で出力される。また、轟GOGO演出の表示画面がアクティブになる。ここでのチャンスボタン136の操作も、複数種類の演出の中から一種類の演出を選択する操作であって、第一の条件の成立の一例に相当する。こここで開始された轟GOGO演出の曲は途中からとなり、轟GOGO演出のアニメーションも途中からとなる。
この例では、チャンスボタン136の操作有効期間は、1ラウンド実行中の期間になり、1ラウンド中に選択された演出は、最終ラウンドまで継続して実行される。したがって、ここでは轟GOGO演出が最終ラウンドまで継続して実行される。そのため、2ラウンド目以降は、非選択の方の演出の曲は、内部的な再生を中止し、非選択の方の演出のアニメーションも、裏のレイヤにおける描画処理を中止する。なお、2ラウンド目以降も、内部的な再生や、裏レイヤにおける描画処理を継続してもよい。
図260(q−4)では、轟GOGO演出の曲の続きがスピーカ120から可聴音で出力されており、装飾図柄表示装置208では、轟GOGO演出のアニメーション表示の続きが表示されている。
図261は、大当り遊技中の演出の他の一例を示す図である。
以下、図260に示す例との相違点を中心に説明する。
この例では、電源投入(図261(α)参照)が第三の条件の成立の一例に相当し、その第三の条件が成立すると、演出Aの大盤振舞演出(第二の演出の一例に相当)の曲と、演出Bの轟GOGO演出(第一の演出の一例に相当)の曲の両方が、内部的には再生が開始される。ただし、両方ともミュートになっており、遊技者が認識不能である。
その後、大当りに当選し、大当り遊技が開始され(図261(o)参照)、第二の条件も成立する。第二の条件が成立すると、図260に示す例と同じく、装飾図柄表示装置208には、演出Aの大盤振舞演出のアニメーションが最初から表示される。一方、曲の方は、電源投入(第三の条件の成立)から、内部的な再生が開始されているため、1ラウンド目の開始タイミングによって、可聴音として、途中から出力されたり、あるいは偶然に最初から出力されることもある。すなわち、第二の条件の成立タイミングは、電源投入に対して不規則であるため、表示演出と楽曲演出の組み合わせにバリエーションを持たせることができる場合がある。
1ラウンドの途中、すなわち図261(p−2)のフレーム再生を終えたタイミングでチャンスボタン136が操作され、第一の条件が成立する。第一の条件が成立すると、図260に示す例と同じく、大盤振舞演出の曲がミュートされ、轟GOGO演出の曲にボリューム値が設定され、スピーカ120からは、轟GOGO演出の曲が可聴音で途中から出力される。また、轟GOGO演出のアニメーション表示が途中からアクティブになる。第一の条件の成立タイミングも不規則であるため、表示演出と楽曲演出の組み合わせにここでもバリエーションを持たせることができる場合がある。
図262は、RTCの時間情報に基づく演出の一例を示す図である。
以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明する。
この例でも、電源投入(図262(α)参照)が第三の条件の成立の一例に相当し、その第三の条件が成立すると、演出Aの大盤振舞演出(第二の演出の一例に相当)の曲と、演出Bの轟GOGO演出(第一の演出の一例に相当)の曲の両方が、内部的には再生が開始される。ただし、両方ともミュートになっており、遊技者が認識不能である。
また、この例では、第二の条件の成立は、大当り遊技が開始ではなく、RTC(リアルタイムクロック)の時間情報が、予め定められた時間情報になったことになる。図262(r)では、その第二の条件が成立し、番長モードの演出が実行されている装飾図柄表示装置208には、「イベントが始まるぜ」という文字表示がなされている。なお、RTC(リアルタイムクロック)の時間情報が、予め定められた時間情報になったタイミングは、非電サポ中における特図1の図柄変動表示の実行中のタイミングである。なお、制御状態は、電サポ状態であってもよいし、確変状態であっても、非確変状態であってもよい。
この例では、イベントとして、ラウンド消化演出と同じく、演出Aの大盤振舞演出(第二の演出の一例に相当)と、演出Bの轟GOGO演出(第一の演出の一例に相当)の2種類の演出が用意されており、図262(s−1)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出Aの大盤振舞演出のアニメーションが最初から表示される。一方、曲の方は、電源投入(第三の条件の成立)から、内部的な再生が開始されているため、電源投入のタイミングによって、可聴音として、途中から出力されたり、あるいは偶然に最初から出力されることもある。すなわち、第三の条件の成立タイミング(電源投入のタイミング)は、RTCに対して不規則であるため、表示演出と楽曲演出の組み合わせにバリエーションを持たせることができる場合がある。なお、図262(s−1)では、特図1のハズレの図柄が停止表示されている。
RTCによる演出実行期間中、すなわち図262(s−2)のフレーム再生を終えたタイミングでチャンスボタン136が操作され、第一の条件が成立する。第一の条件が成立すると、図260に示す例と同じく、大盤振舞演出の曲がミュートされ、轟GOGO演出の曲にボリューム値が設定され、スピーカ120からは、轟GOGO演出の曲が可聴音で途中から出力される。また、轟GOGO演出のアニメーション表示が途中からアクティブになる。ここでも、第一の条件の成立タイミングが不規則であるため、表示演出と楽曲演出の組み合わせにバリエーションを持たせることができる場合がある。なお、図262(s−2)および図262(t−3)では、特図1の図柄変動表示が実行中であり、RTCの時間情報に基づく選択演出のアニメーション表示が開始されると、第4図柄は消える。
なお、ボタン操作(より厳密にはチャンスボタン136等の操作手段の操作を制御手段が受付けたこと)を一例としてあげた第一の条件は、その操作手段の操作自体であってもよい。また、大当り遊技開始(例えば、楽曲や演出等の選択)で成立する条件であってもよいし、大当り遊技中(例えば、確変報知等の演出選択時)に成立する条件であってもよいし、大当り遊技終了(例えば、大当り終了後の電サポ状態等の楽曲選択等)で成立する条件であってもよい。また、電源投入(例えば、RTCの時間情報に関連して演出が実行され、電源投入のタイミングで演出が途中から開始される)に関連して成立する条件であってもよい。また、RTCの時間情報を使用して成立する条件であってもよい。また、デモ演出の開始(例えば、デモ演出が開始され、第二の演出からデモ演出へと切り替わり)で成立する条件であってもよい。さらに、第二の演出から第一の演出へと切り替わることで成立する条件であってもよい。
また、この明細書で使用する「開始」という文言は、遊技者が認識可能な状態となった場合のことであり、遊技者が認識不能(困難)な状態で行われている演出は「開始」には含まれない場合があり、「実行」を「開始」として解釈可能な場合がある。
また、電源投入自身を直接あるいは間接の契機とする例や、特図の変動停止や大当り遊技の開始や、RTCの時間情報を一例としてあげた第二の条件についても、ここで説明した第一の条件のその他の例と同じ条件であってもよい。また、大当り開始時等(選択演出時の遊技者の選択を第一の条件とすると、上記第一の条件の例に記載される各種選択演出における選択前の演出の開始自体を第二の条件としてもよい。
さらに、上記第一の条件は、上記第二の条件として機能する場合があってもよいし、第二の条件は、第一の条件として機能する場合があってもよい。また、それ以外の条件である第三の条件等により、第一の演出や第二の演出の少なくとも一方が実行される構成であってもよい。
また、第一の条件は、第二の演出を実行していない状態や、第三の演出等別の演出を実行している状態で成立するものであってもよい。また、第二の条件が成立した場合に、第二の演出以外の演出が最初に行われる構成であってもよい。また、第一の条件が成立したタイミングによっては、第一の演出が最初から実行される場合があってもよい。第二の演出も途中から開始される場合があってもよい。
また、第一の演出は、遊技者に選択操作により選択される演出でなくてもよい。例えば、抽選等で内部的に決定される構成であってもよいし、最初から選択されるべき演出が決定されていて、擬似的に遊技者がボタン操作により選択したかのように見せかける演出であってもよい。また、第二の演出は、第一の演出と同期しなくてもよい。また、第二の演出が途中から実行可能とされる演出であってもよい。さらに、第三の演出等は、第一の演出や第二の演出の少なくとも一方の演出と同期してもよい。
また、第一の演出および第二の演出は、音演出のみならず、表示演出、ランプ演出、またはこれらの組み合わせによって構成されるものであってもよい。
また、条件が成立した場合に、演出の開始位置を少なくとも決定可能な開始位置決定手段は、裏で第一の演出が行われていてアクティブになるような偶発的なものも含むし、第一の条件が成立した場合に乱数抽選等で決定するものも含む。また、開始位置決定手段は、第二の演出をアクティブから非アクティブにする開始位置を決定するものであってもよいし、第三の演出の開始位置を決定可能な構成であってもよい。また、第一〜第六の演出は開始位置決定手段の決定によりすべて途中から開始される構成であってもよいし、一部の演出のみ途中から開始される構成であってもよい。
また、開始位置決定手段は、演出が同時進行していて、第一の条件が成立したタイミングに応じて進行していた第一の演出をアクティブにするものの他、第一の演出の開始位置を複数のパターンから乱数抽選等によって選択してもよいし、特図や普図の遊技状態(確変/非確変状態や電サポ/非電サポ状態)、副制御手段の演出モード、遊技者固有のオリジナルモードの設定の有無等に関連付けられて決定するものであってもよい。
また、第一の演出〜第六の演出は、すべてが同期可能な演出であってもよいし、一部が同期可能な演出であってもよいし、すべてが独立して非同期となる関係であってもよい。また、一つの遊技台で第一の演出から第六の演出までのすべてを同時に実行可能であってもよいし、いずれか一つの演出が選択される構成であってもよいし、複数の遊技台で同期する構成であってもよい。
また、同期演出実行期間中に、エラーが発生する場合があるが、エラーの種類に応じてエラーを優先してもよいし、エラーの種類に関係なく、エラーか同期演出の一方を優先するようにしてもよい。
さらに、同期(シンクロ)について、例えば、楽曲Aと楽曲Bは同じ楽曲であり、楽曲Bが楽曲Aに対してキリのいい量(例えば一小節分やワンフレーズ分や一単語分)だけ遅れて流れることで同期が実現する。例えば、「かえるの歌がー/聞こえてくるよー/グワッグワッグワッ」に対して「・・・・・・/かえるの歌がー/聞こえてくるよー」といった例であってもよい。こうするためには、第一の条件が成立した後に第一の演出の実行を遅延させてタイミングを合わせる制御を行えばよい。また、楽曲Bが楽曲Aの少なくとも一部を補完する関係にあってもよい。例えば、楽曲Aはコーラスで、楽曲Bはメインボーカルなどの関係であっても、同期が実現する。さらに、楽曲Aと楽曲Bで一つの楽曲をステレオ再生することでも同期が実現する。また、一台の遊技台で同期する場合は楽曲毎にスピーカを対応づけてもよい。例えば、楽曲Aは第一のスピーカ(例えば、左スピーカ)から出力され、楽曲Bは第二のスピーカ(例えば、右スピーカ)から出力されるようにしてもよい。さらに、一台の遊技台で同期しつつ、他の遊技機と同期する構成であってもよい。例えば、遊技台Aでは、一小節ずれた楽曲(楽曲A)を再生し、遊技台Bでは楽曲Aに対してさらに一小節ずらして再生するようにしてもよい。なお、ずらす量は、一定(例えば、一小節分)であってもよいし、可変であってもよい。
また、上述のごとく、楽曲のシンクロ(同期)に関しては、第一の演出と第二の演出が一定量(例えば、一小節分)遅れる場合の他、第一の演出と第二の演出が完全に異なるが、二つを組み合わせた場合に一つの楽曲として聞こえたり、第一演出における切れ目の部分を第二の演出が補完したりする場合であっても、シンクロとして解釈することができる。
なお、図面に記載された各例や変形例は、不都合や矛盾がない限り、相互に組み合わせ可能である。例えば、第一の条件と第二の条件を入れ替えたり、演出が、途中からのみ開始されたり、最初からのみ開始されたり、途中からの場合があっったり、最初からの場合があったりしてもよい。
[第5適用可能形態]
以下、図面を用いて、第5適用可能形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について、図263〜図275を参照しながら詳細に説明する。なお、本適用可能形態におけるパチンコ機100の構成及び各種処理の内容については、第1適用可能形態と概略同様であるため、以下、第1適用可能形態に係るパチンコ機100と異なる構成について図示して説明し、第1適用可能形態に係るパチンコ機100と同一の構成については、特に明示しない限りにおいて符号は第1適用可能形態と同一にし、また、図示及び詳細な説明を省略する。
さらに、本適用可能形態では、特に図示しないが、第1副基板ケース162の左上には、第2出力設定スイッチ194や、設定操作部195が設けられている。
図263は、パチンコ機100に電源が投入されてからの演出Bに関する動作の一例について説明するタイミングチャートである。本適用可能形態において、演出Bは、第1適用可能形態において上述したリンク演出(演出B)と同様の演出であり、後述する特定の状態において実行される演出である。すなわち、この演出Bは、上述した第1適用可能形態と同様に、電源投入直後から開始される演出であるが、特定の状態においてその演出の内容が顕在化されるように構成されている。したがって、遊技島に設置された複数のパチンコ機100に対して一斉に電源がONにされた場合には、特定の状態にある複数台のパチンコ機100で同調して(リンクして)実行される演出となっている。
この図263では、上から順番に、演出Bの進行状態、大当り遊技の実行状態、電サポ状態、演出Bの実行状態、演出Bの無効期間、表示手段(装飾図柄表示装置208)による演出Bの表示/非表示状態、スピーカ120による演出Bの出力/非出力状態、各種ランプ(LED)による演出Bの実行/非実行状態、演出可動手段(演出可動体224)による演出Bの実行/非実行状態が示されている。ここで、電サポ状態は、特図高確率普図高確率状態(確変状態)や、特図低確率普図高確率状態(時短状態)を含む遊技状態のことである。演出Bの無効期間とは、演出Bが実行状態であっても、その実行をマスクするために設定される期間であり、本適用可能形態では、例えば、電サポ状態において大当り遊技に移行した場合に、当該大当り遊技の実行中の期間が演出Bの無効期間に設定される。なお、「演出B」、「表示手段」、「各種ランプ(LED)」、「演出可動手段」について、「実行/非実行」と表現しているが、「出力/非出力」と表現することもできる。すなわち、これらの演出手段(インターフェース)により演出内容を顕在化させることを「出力する」という場合がある。
図263に示すように、電源が投入された後、t0のタイミングとなると、タイマ回路652(図125参照)によるカウントが開始され、第1副制御部400では、演出Bによる演出制御が開始される。但し、この場合、表示手段、スピーカ、LED及び演出可動手段によるいずれの演出手段によっても実行されないので、遊技者には演出Bが行われていることを認識しえない状態となっている。ここで、演出Bは、演出B1、演出B2及び演出B3の演出パートに分かれて構成されており、この順で連続して実行されるようになっている。そして、演出B3の演出が終了すると(演出B3の終了位置となると)、続いて、演出B1の演出が開始されるようになっている。すなわち、演出Bは、演出B1、演出B2及び演出B3によるループ演出であり、電源が遮断されるまで中断されることなく繰り返し実行されるように構成されている。
その後、通常大当りによる大当り遊技に移行(大当り遊技の実行状態に移行)した後、t1のタイミングで当該大当り遊技が終了(大当り遊技の非実行状態に移行)すると、電サポが非作動状態から作動状態に移行する。すなわち、時短状態に移行することとなる。そして、このタイミングで演出Bの実行状態が、非実行状態から実行状態に移行する。このとき、第1副制御部400では、演出Bに係る表示制御及び音声制御が内部的に繰り返し実行されているため、表示手段(装飾図柄表示装置208)及びスピーカ120は、演出Bが実行状態となった場合には、その時点における表示内容が装飾図柄表示装置208に表示できるとともに、その時点における楽曲をスピーカ120から出力させることができる。すなわち、図263に示す例では、演出B2の演出パートにおけるタイミングt1時点での表示内容が表示され、楽曲が出力されることとなる。なお、演出表示及び音声出力について、タイミングt1の時点で演出を開始せず、例えば、次の演出パートが開始された時点等、制御上あるいは演出上キリのよいタイミングで演出を開始するようにしてもよい。また、ランプ(LED)による演出、及び、演出可動体224による演出は、演出Bが開始されたことを契機として、動作データがセットされることにより実行されるため、例えば、動作テーブルの読み出しや、他の演出手段とのタイミングの調整等により、装飾図柄表示装置208による表示の開始やスピーカ120からの音声出力開始から遅れて開始されることとなる。特に、演出可動体224については、演出Bが開始されても物理的に他の演出手段と連携して動作させることが困難である場合があるため、演出Bに係る演出動作を行うにあたり、他の演出手段との連携を取るために準備が必要であるため、演出表示や音声出力に遅れて開始されることとなる。すなわち、複数の演出手段のうちの発光手段と演出可動手段については、表示手段と音出力手段よる演出B(第一の演出)に係る演出動作が開始された後で、演出動作が開始されるように構成されているということができる。さらに、本適用可能形態において、ランプ(LED)では、大当り遊技の終了後、演出Bによる演出を開始する前に、時短状態に移行したことに伴い、例えば、右打ちすることを促す旨の右打ち報知態様での演出を実行するため、演出Bを実行するためのランプ制御データに上書きされる形で右打ち報知演出を行うためのランプ制御データ(例えば、消灯データ)がセットされる。なお、ランプによる右打ち報知演出を行わず、演出Bが実行されてもよい。また、右打ちで遊技を行う遊技状態であっても、確変状態か時短状態かによって演出Bを実行させない場合があってもよい。この場合において、右打ち報知演出を行うためのランプ制御データが演出Bを行うためのランプ制御データを上書きするように構成すると、右打ちで遊技を行う遊技状態に移行した際に、ランプが右打ち報知態様での演出を必ず実行し、一方で、演出Bを行うためのランプ制御データが右打ち報知演出を行うためのランプ制御データを上書きするように構成すると、演出Bを実行する電サポ状態(確変状態又は時短状態のうちの一方)では、ランプによる右打ち報知態様での演出が実行されず、演出Bを実行しない電サポ状態(確変状態又は時短状態のうちの他方)でのみ、ランプによる右打ち報知態様での演出が実行される。
続いて、t2のタイミングとなると、演出Bに係るランプ(LED)による発光演出が開始される。本適用可能形態では、例えば、演出Bが開始した時点において、次に実行されるランプの点滅パターンが格納されたデータテーブルがセットされ、当該セットされたデータテーブルに基づく発光演出の開始タイミング(例えば、本適用可能形態では、t2のタイミング)となったときにランプ(LED)による発光演出が開始されるように構成されている。また、t2のタイミングが右打ち報知態様での演出が終了するタイミングであってもよい。本適用可能形態では、このように構成することで、簡素な制御で演出効果を高めることができる場合がある。
続いて、t3のタイミングとなると、演出Bに係る演出可動体224による演出動作が開始される。このタイミングで、装飾図柄表示装置208による演出表示、スピーカ120による楽曲の出力、各種ランプ(LED)418や遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542(以下、「各種ランプ418等」ということがある。)による発光演出、及び、演出可動体224による演出動作がすべて一体となって演出Bが行われることとなる。本適用可能形態では、例えば、演出Bが開始した時点において、次に実行される演出可動体224の動作パターンが格納されたデータテーブルがセットされるとともに、当該セットされたデータテーブルによる演出可動体224の動作開始位置(スタンバイ位置という場合がある)まで演出可動体224を予め移動させてt3のタイミングになるまで待機させるように構成されている。なお、セットされるデータテーブルの内容に応じて演出可動体224のスタンバイ位置を変更するようにしてもよい。また、スタンバイ位置まで移動させずに、演出Bに係る演出可動体224の動作パターンの中で、初期位置となるタイミング(このタイミングをt3のタイミングとしてもよい)を契機として演出Bに係る動作を開始するようにしてもよい。この場合において、例えば、演出可動体224の動作パターンの中で、初期位置となるタイミングが到来しない限りにおいては、演出Bに係る演出可動体224の動作を開始しないようにしてもよい。
その後、t4のタイミングとなって大当り遊技が開始されると、電サポ状態において大当り遊技が開始されたため、演出Bの無効期間が設定される。そのため、演出Bは実行状態のまま維持されるが、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等、演出可動体224はいずれも非実行状態とされる。なお、この場合において、演出可動体224の動作は、演出Bに係る動作データに基づく動作の途中であっても当該動作を中断し、演出可動体224を初期位置に戻す制御を行う。また、他の演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等)の演出が終了しても、演出可動体224の動作は、いわゆるキリのよいところ(例えば、動作データを構成する複数のデータテーブルのうちの実行中のデータテーブルに基づく演出動作の終了)まで実行するようにしてもよい。また、演出可動体224の動作を中断した後(直後)に、次の動作(大当り用の動作)が実行されるようにしてもよい。また、演出可動体224だけでなく、他の演出手段の一部又は全部がキリのよいところまで継続させるようにしてもよい。なお、大当り遊技が開始されると、電サポ状態は非作動状態となる。
その後、t5のタイミングで大当り遊技が終了すると、再び電サポが非作動状態から作動状態に移行して時短状態となる。そして、このタイミングで演出Bの無効期間が解除され、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等及び演出可動体224による演出Bが再開されることとなる。上述したように、まずは、装飾図柄表示装置208及びスピーカ120により、t5のタイミング時点での表示内容が表示され、楽曲が出力される。すなわち、図263に示すように、t5のタイミングでは、演出B1の演出パートが実行されており、装飾図柄表示装置208では、タイミングt5時点での演出B1に係る表示内容が表示され、スピーカ120では、タイミングt5時点での演出B1に係る楽曲が出力されることになる。その後、上述した要領で、t6のタイミングで演出Bに係るランプ(LED)による発光演出が開始され、t7のタイミングで演出Bに係る演出可動体224による演出が開始される。
そして、電サポ状態で所定回数(例えば、100回)の特図の変動が実行されて、t8のタイミングで電サポ状態が作動状態から非作動状態となると、演出Bの終了条件が成立する。しかしながら、t8のタイミングでは、演出B1が未だ演出の途中であるので、図中破線で示すように、このタイミングで演出Bを終了させると、中途半端に終了させることとなり、興趣を低下させる場合がある。そのため、本適用可能形態では、演出Bの終了条件が成立した場合には、実行中の演出パートの終了位置まで演出Bを継続して行うようにしている。すなわち、図263に示す例では、t9のタイミングで演出B1が終了するまで演出Bが継続して行われることとなる。そして、t9のタイミングとなると、演出Bの実行状態が非実行状態となり、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等、演出可動体224のいずれも演出Bに係る演出を終了する。なお、本適用可能形態において、図中破線で示すように、t8のタイミングで演出Bを、演出の途中であっても終了するようにしてもよい。このとき、例えば、演出Bの終了条件が成立することとなる最後の特図の変動表示(例えば、電サポ状態に移行してから100回転目)の実行中において、後述するフェードアウト演出を行い、次回の特図の変動表示が開始したタイミングで通常演出を開始するようにしてもよい。また、t8のタイミングで、演出Bをその時点で強制的に終了させて通常演出を開始させるようにしてもよい。
本適用可能形態では、演出Bによる演出が終了してから通常の演出を開始させるまで違和感なく行わせるために、例えば、実行中の演出パート(例えば、演出B1)が終了した時点で、特図の変動表示中であった場合には、例えば、再度演出Bが行われることの期待感を持たせるような表示(例えば、「次回をお楽しみに」といった文字表示やアニメーション表示等)を当該特図の変動表示が終了するまで行い、次回の特図の変動表示が開始したときに通常の演出を開始させるようにしている。なお、例えば、実行中の演出パートの終了位置から所定時間前(例えば、5秒前)となったタイミングで、フェードアウト演出を行い、演出Bが終了することを遊技者に認識させるようにしてもよい。フェードアウト演出は、任意に構成することができるが、例えば、装飾図柄表示装置208において実行中の演出Bに係る演出表示を徐々に暗くしていき、スピーカ120から出力される楽曲のボリュームも徐々に低下させ、ランプ(LED)の輝度を徐々に低下させ、演出可動体224を一定の速度で初期位置まで移動させるようにすることにより実現してもよい。また、これらの演出手段のうちの一部の演出手段でのみフェードアウト演出を実行するようにしてもよい。また、例えば、演出Bの表示を画面外にスクロールアウトさせるとともに、通常演出の表示をスクロールインさせるようにしてもよいし、演出Bの表示を徐々に小さくしていくことによりフェードアウトさせるようにしてもよい。また、いわゆるステージチェンジ演出の手法を用いて演出Bの表示から通常演出の表示に切り替えるようにしてもよい。
また、本適用可能形態では、電サポ状態が移行した場合に演出Bに係る演出を開始するようにしたが、当該電サポ状態に移行することとなる大当り遊技の開始から演出Bに係る演出が開始されるように構成されてもよい。
図264は、本適用可能形態におけるリンク演出の一例としての演出Bの具体的演出例について説明する図であり、図265は、図264に示す演出Bの具体的演出例の続きを示す図であり、図266は、図265に示す演出Bの具体的演出例の続きを示す図である。
図264には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
同図(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。すなわち、15R大当り図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、ここでの背景は特に図示はしていないが、デフォルトの背景画像が表示されているものとする。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、図264には、パチンコ機100、スピーカ120及び演出可動体224も示されている。パチンコ機100では、演出の内容に応じて、各種ランプ418等が点灯し、スピーカ120からは演出の内容に応じた演出音が出力され、演出可動体224は、演出の内容に応じて変位する。なお、本適用可能形態では、演出可動体224の内部にもランプ(LED)418が設けられており、演出可動体224自体が内部から発光することができるように構成されている。なお、同図(a)では、スピーカ120からは、図柄確定時の演出音が出力され、各種ランプ418等では、図柄確定時の点灯パターンでランプが点灯され、演出可動体224は初期位置で停止した状態となっている。
同図(b)では、大当り遊技が開始し、大当り開始演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、通常大当りが開始されることを示す演出表示が行われ、スピーカ120からは大当りが開始することを示す大当り開始演出音が出力されている。また、各種ランプ418等では、大当り開始演出用の点灯パターンでランプが点灯し、演出可動体224は初期位置で停止した状態となっている。
同図(c)では、大当り遊技における最終ラウンド(例えば、15ラウンド目)が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、大当り遊技の終了後には時短状態に移行する旨を示す演出表示が行われ、スピーカ120からは大当りが終了することを示す大当り終了演出音が出力されている。また、各種ランプ418等では、大当り終了演出用の点灯パターンでランプが点灯し、演出可動体224は初期位置で停止した状態となっている。本適用可能形態では、通常大当りであったため、大当り遊技の終了後は特図の変動表示が所定回数(例えば、100回)行われるまで、特図低確率普図高確率状態(以下、「電サポ状態」あるいは「時短状態」という場合がある。)に移行する。
大当り遊技が終了し、時短状態に移行すると、同図(d)に示すように、リンク演出の一例としての演出Bが開始される。なお、同図(d)に示される装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられ、変動アイコン表示領域280の左横には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられている。また、装飾図柄表示装置208の右端には、特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
同図(d)には、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されており、これら4つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13,h14はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、特図1の保留アイコン表示領域281、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、同図(d)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
また、装飾図柄表示装置208の左上隅には、電サポ状態であることを示す「時短中」の表示と、電サポ状態が維持される図柄変動表示の残り回数が上下に並んで表示されている。
本適用可能形態では、同図(d)に示すように、電サポ状態が開始されると、装飾図柄表示装置208に、リンク演出の一例としての演出Bに係る演出表示が開始される。同図(d)では、例えば、演出Bを構成する演出B2の演出パートが実行されていることが示されている。このとき、装飾図柄表示装置208には、電源が投入されてから計時が開始されるタイマ回路652が示すカウンタ値に対応する演出内容から開始することになるので、タイマ回路652が示すカウンタ値によれば、演出B2の先頭から開始する場合もあるし、演出B2の途中から開始する場合もある。なお、同図(d)では、演出B2の途中から開始されている様子が示されている。
また、スピーカ120では、装飾図柄表示装置208における表示内容に同調するように、演出B2に係る楽曲の出力が開始されている。スピーカ120から出力される楽曲についても、タイマ回路652が示すカウンタ値に対応する内容から開始することになるので、タイマ回路652が示すカウンタ値によれば、演出B2の先頭から開始する場合もあるし、演出B2の途中から開始する場合もある。なお、同図(d)では、演出B2の途中から開始されている様子が示されている。本適用可能形態では、装飾図柄表示装置208による演出Bに係る演出表示と、スピーカ120から出力される演出Bに係る楽曲の出力とを同時に開始するようにしたが、演出表示が開始された後で楽曲の出力が開始されてもよいし、楽曲の出力が開始された後で演出表示が開始されてもよい。
なお、同図(d)では、各種ランプ418等による演出Bに係るランプによる演出は開始されていない。本適用可能形態では、電サポ状態が開始されたときに、遊技者に右打ちを示唆する演出(右打ち報知演出)に各種ランプ418等が用いられるため、これを優先するために、少なくとも右打ち報知演出が終了するまでは、演出Bに係るランプの演出の開始が留保される。なお、各種ランプ418等による右打ち報知演出を行わず、電サポ状態が開始されたときに、装飾図柄表示装置208やスピーカ120と同時に演出Bに係る演出を開始するようにしてもよい。また、本適用可能形態では、演出Bに係るランプの点灯演出については、タイマ回路652が示すカウンタ値に依存せず、演出Bに係る演出の開始時点における演出状態を判定し、これに対応するランプの点灯パターンテーブルを第1副制御部400のROM406から読み出して設定し、当該設定したパターンテーブルの開始タイミングで演出Bに係るランプの点灯演出が開始され、当該設定されたパターンテーブルにしたがって各種ランプ418等が点灯、消灯あるいは点滅するように構成されている。そのため、各種ランプ418等による演出Bに係るランプによる演出は、演出表示及び楽曲の出力よりも後のタイミングで開始されるようになっている。なお、例えば、ランプの点灯制御についても、タイマ回路652が示すカウンタ値に対応する内容から開始するように構成し、演出表示や楽曲の出力と同時のタイミングで開始できるようにしてもよい。
また、同図(d)では、演出可動体224による演出Bに係る演出動作についても開始されていない。本適用可能形態では、演出Bの開始時に演出Bが先頭から開始されるとは限らないため、例えば、演出可動体224を動作させるためのデータテーブルの途中から実行させることは物理的に不可能である。そのため、本適用可能形態では、演出Bに係る演出の開始時点における演出状態を判定し、これに対応する演出可動体224の動作データテーブルが第2副制御部500のROM506から読み出されてセットされるように、第1副制御部400から第2副制御部500に指示するコマンドを送信する。第2副制御部500のCPU504は、このコマンドを受信すると、ROM506から対応する動作データテーブルを読み出し、RAM508に展開することで設定を行う。そして、演出可動体224の動作開始タイミングよりも前に準備動作を行わせることで、演出Bに係る演出動作を円滑に開始できるように構成し、他の演出手段と同調して演出することができるようになっている。そのため、演出可動体224は、他の演出手段(装飾図柄表示装置208やスピーカ120)よりも後のタイミングで演出Bにかかる演出が開始される。
その後、同図(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを促進する旨の右打ち報知画像が表示されている。この右打ち報知画像は、裏側が視認可能な半透明の白色帯状の画像の上に「右打ちだ」の文字表示が付されている画像である。なお、右打ち報知画像の白色帯状画像を半透明とせず、裏側を視認困難な態様としてもよい。また、演出Bの実行中において、下皿満タンエラーや扉開放エラー等の所定のエラーが発生した場合には、演出Bに係る演出表示に重ねてエラー表示を行うようにし、演出Bにかかる演出表示の一部が見えないようにしてもよい。
また、同図(e)において、スピーカ120から、右打ちを促す旨の音声報知が出力されてもよい。この音声報知は、例えば、「右打ちしてください」という音声を出力することにより報知するものである。この音声報知の出力中は、演出Bに係る楽曲のボリューム値を低下させるか、0にするようにしてもよい。また、演出Bの実行中において、所定のエラーが発生した場合にも、エラー報知音のボリューム値を最大値にして演出Bに係る楽曲のボリューム値を低下させるかもしくは0にするようにしてもよい。
なお、同図(e)においても、各種ランプ418等による演出Bに係るランプによる演出は開始されておらず、右打ち報知演出が引き続き行われている。また、演出可動体224も未だ演出Bに係る演出動作は開始されておらず、初期位置のままとなっている。また、演出Bの実行中において、所定のエラーが発生した場合にも、演出Bに係るランプの発光演出に優先してエラー報知用の発光態様により各種ランプ418等を発光させるようにしてもよい。
図265(f)では、装飾図柄表示装置208に表示されていた右打ち報知画像が消去され、スピーカ120から出力されていた右打ちを促す旨の音声報知の出力も終了した様子が示されている。そのため、スピーカ120から出力される演出Bに係る楽曲のボリューム値は最大となっている。
また、同図(f)では、各種ランプ418等による演出Bに係るランプによる演出が開始されている。すなわち、同図(f)に示されるタイミングで、上述したようにして設定されたランプの点灯パターンテーブルの実行開始タイミングとなったことにより、装飾図柄表示装置208に表示された演出Bに係る演出表示やスピーカ120から出力される演出Bに係る楽曲に同調するように各種ランプ418等が点滅する。
なお、同図(f)においても、演出可動体224は未だ演出Bに係る演出動作は開始されておらず、初期位置のままとなっている。
続いて、同図(g)では、演出可動体224による演出Bに係る演出動作を円滑に開始させるため、上述したようにして設定された動作データテーブルに対応する位置まで、演出可動体224を移動させる準備動作を実行する。すなわち、設定された動作データテーブルに基づく動作を正確に行うことができるように、当該設定された動作データテーブルにより定められた動作開始位置まで予め演出可動体224を移動させ、その位置で待機させておく。なお、動作開始位置は、設定された動作データテーブルによって異なっていてもよいし、同じであってもよい。また、このような準備動作を行わないようにしてもよい。
続いて、同図(h)となると、演出可動体224による演出Bに係る演出動作が上述したようにして設定された動作データテーブルにしたがって行われる。これにより、表示手段としての装飾図柄表示装置208、音出力手段としてのスピーカ120、発光手段としての各種ランプ418等及び演出可動手段としての演出可動体224により、同調して演出Bに係る演出が行われることとなる。なお、本実施の形態では、設定された動作データテーブルの先頭から動作を開始するように構成したが、動作データテーブルの途中から動作が開始されるように構成されてもよい。また、本適用可能形態では、上述したようにして、ランプの輝度やボリューム値を遊技者が任意に設定することができるが、演出Bの実行中では、遊技者が設定したランプの輝度値やボリューム値に関わらず、いずれも最大値となるように構成し、通常演出が行われる場合には、遊技者が設定したランプの輝度値やボリューム値により演出が行われるように構成してもよい。
そして、演出B2の演出パートが終了すると、同図(i)に示すように、引き続き、演出B3の演出パートが先頭から開始される。装飾図柄表示装置208では、これから実行される演出B3の内容を示す曲名が表示され、スピーカ120では、演出B3に係る楽曲が先頭から出力されている。また、各種ランプ418等や演出可動体224もスピーカ120から出力される楽曲に同調して演出が行われるようにそれぞれ動作する。なお、同図(i)では、電サポ状態が維持される図柄変動表示の残り回数が20回であることが示されている。
図266(j)は、演出Bのうちの演出B3の演出パートが行われている様子が示されている。また、同図(j)では、電サポ状態が維持される最後の図柄変動表示が終了した様子が示されている。本適用可能形態では、電サポ状態の終了が演出Bの終了条件となっている。しかしながら、同図(j)では、演出B3の演出の途中であるため、同図(k)に示すように、電サポ状態が終了して通常状態に移行した後も、当該演出B3が終了するまで(すなわち、演出B3の終了位置となるまで)引き続き演出B3に係る演出が行われる。なお、本適用可能形態において、演出Bの終了条件が成立した時点で、演出B3の演出が途中であっても即時に終了して後述する演出B4を開始してもよいし、演出B4を開始することなく通常演出を開始するようにしてもよい。
その後、演出B3が終了すると、同図(l)に示すように、演出Bが終了する旨の演出である演出B4の演出パートが引き続き開始される。この演出B4の演出パートは、演出Bにおけるループ演出に含まれない演出であり、演出Bの終了を報知するために特別に設けられた演出パートである。同図(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出Bが終了するとともに、次回の演出Bの開始に対する期待を持たせるような演出表示(例えば、「LIVE終了 次回もお楽しみに」といった文字表示)が行われている。そして、スピーカ120からは、演出B4に対応する演出音が出力され、各種ランプ418等も、演出B4に対応する点灯パターンで点灯、消灯あるいは点滅する。一方、演出可動体224は、演出Bに係る演出動作を終了し、初期位置に移動し、待機状態となる。なお、演出B4の実行中においても演出可動体224を動作させるようにしてもよい。この演出B4は、実行中の図柄変動表示が終了するまで継続して行われ、同図(m)に示すように、当該図柄変動表示が終了し、その後、同図(n)に示すように、図柄の変動表示が開始すると、演出B4に係る演出が終了し、通常演出が開始される。なお、本適用可能形態において、演出B4を当該図柄変動表示が終了するよりも前に終了して、通常演出を開始させるようにしてもよい。また、演出B3が終了した後、演出B4を実行することなく、通常演出を開始させるようにしてもよい。
なお、本適用可能形態では、タイマ回路652が示すカウンタ値に対応する演出内容から開始可能な演出Bについて説明したが、タイマ回路652が示すカウンタ値に対応する演出内容から開始可能な演出Bとは別の演出(例えば、演出F)を実行可能に構成されてもよい。この演出Fは、例えば、演出Bとは別データで管理されているアニメーション演出であり、演出Bと同期して演出するものであってもよい。
図267は、電サポ状態である複数のパチンコ機A,Bが同調してリンク演出を行っている様子を示す図である。図267において、(a−1)と(b−1)とは、時間的に同じタイミングであり、(a−2)と(b−2)とは、時間的に同じタイミングであり、(a−3)と(b−3)とは、時間的に同じタイミングであり、(a−4)と(b−4)とは、時間的に同じタイミングであり、(a−5)と(b−5)とは、時間的に同じタイミングである。なお、パチンコ機A,Bは、例えば、同一の遊技島に設置されており、同時に電源が投入されたものとする。
本適用可能形態におけるパチンコ機100は、上述した計時手段としてのタイマ回路652を備え、電サポ状態が開始される等、特定の演出状態となる場合には、電源が投入されてからの時間(タイマ回路652が示すカウンタ値)に対応する演出内容からリンク演出としての演出Bが開始されるように構成されている。そのため、遊技島に設置された同一機種のパチンコ機100に対して同一のタイミングで電源が投入された場合には、特定の演出状態となったパチンコ機100間で同一の演出が同調して行われることとなり、興趣を向上させることができる場合がある。
同図(a−1)は、通常遊技状態であるパチンコ機100Aにおける演出の様子が示されている。同図(a−1)に示されるように、パチンコ機100Aは、特定の演出状態となっていないので、通常の演出が行われている。
一方、同図(b−1)は、電サポ状態であり特定の演出状態となっているパチンコ機100Bにおける演出の様子が示されている。同図(b−1)では、上述した演出Bを構成する演出B2の演出パーツに係る演出が開始された直後の様子が示されている。同図(b−1)にしめすように、装飾図柄表示装置208では、これから実行される演出B2の曲名が表示され、スピーカ120からは、演出B2に係る楽曲が出力されている。また、演出可動体224及び各種ランプ418等も演出B2に係る演出内容にしたがって動作している。
同図(a−2)は、図柄変動表示の結果15R大当りとなった様子が示されている。一方、同図(b−2)は、同図(b−1)の続きが行われている様子が示されている。
同図(a−3)は、大当り遊技が終了し、電サポ状態に移行した直後の様子が示されている。同図(a−3)に示されるように、パチンコ機100Aは、電サポ状態に移行したことで特定の演出状態となったので、演出Bが開始されている。装飾図柄表示装置208では、タイマ回路652が示すカウンタ値に対応して演出B2の途中から演出表示が開始されている。また、スピーカ120からは演出B2に係る演出表示に同調して、演出B2に係る楽曲が途中から開始されている。一方、演出可動体224及び各種ランプ418等による演出B2に係る演出は未だ開始していない。なお、装飾図柄表示装置208では、右打ち報知画像が表示されており、各種ランプ418等による右打ち報知演出が行われている。
一方、同図(b−3)は、同図(b−2)の続きが行われている様子が示されている。このとき、パチンコ機100Bの装飾図柄表示装置208にて表示されている演出B2に係る演出表示の内容は、同図(a−3)に示されるパチンコ機100Aの装飾図柄表示装置208にて表示されている演出B2に係る演出表示の内容と同調している。これは、パチンコ機100Aにおけるタイマ回路652が示すカウント値もパチンコ機100Bにおけるタイマ回路652が示すカウント値も略同じ値を示していることによる。つまり、パチンコ機100Aもパチンコ機100Bも同一の遊技島に取り付けられており、同じタイミングで電源が投入されているため、タイマ回路652のカウント開始タイミングは略同じとなる。そのため、パチンコ機100Aとパチンコ機100B間で演出の同調を図ることができるのである。また、スピーカ120から出力される演出B2に係る楽曲も、パチンコ機100Aとパチンコ機100Bとで同調している。
同図(a−4)は、同図(a−3)の続きが行われている様子が示されている。このとき、パチンコ機100Aでは、各種ランプ418等による演出B2に係るランプによる演出が開始されている。
一方、同図(b−4)は、同図(b−3)の続きが行われている様子が示されている。このとき、パチンコ機100Bでは、装飾図柄表示装置208における演出B2に係る演出表示及びスピーカ120から出力される演出B2に係る楽曲の他、各種ランプ418等による演出B2に係るランプによる演出についてもパチンコ機100Aとの同調が開始されている。すなわち、パチンコ機100Aもパチンコ機100Bも略同じタイミングで各種ランプ418等の点灯、消灯及び点滅が行われるようになり、パチンコ機100Aとパチンコ機100Bとで一体感のある演出が実現されている。
同図(a−5)は、同図(a−4)の続きが行われている様子が示されている。このとき、パチンコ機100Aでは、演出可動体224による演出B2に係る演出動作が開始されている。
一方、同図(b−5)は、同図(b−4)の続きが行われている様子が示されている。このとき、パチンコ機100Bでは、装飾図柄表示装置208における演出B2に係る演出表示、スピーカ120から出力される演出B2に係る楽曲及び各種ランプ418等による演出B2に係るランプによる演出の他、演出可動体224による演出B2に係る演出動作についてもパチンコ機100Aとの同調が開始されている。すなわち、パチンコ機100Aの演出可動体224もパチンコ機100Bの演出可動体224も略同じタイミングで、且つ、同じ動作を行っており、パチンコ機100Aとパチンコ機100Bとでさらに一体感のある演出が実現されている。
本適用可能形態では、上述したようにして構成されているので、電サポ状態等の特定の演出状態となったパチンコ機100同士で演出を同調させることができるようになっている。
以下、図268〜図272を参照しながら、演出B(例えば、リンク演出)の実行例について説明する。
<適用可能例I>
図268(a)は、演出Bの実行状態を示す第1の適用可能例を表すタイミングチャートである。なお、以下に説明する適用可能例において、各タイミングチャートの最上段に示す矩形のブロックは、演出Bを演出パートで区切って表したもの(例えば、演出B1、演出B2、演出B3等)である。また、遊技状態における「状態A」とは、大当り状態、電サポ状態、確変状態、時短状態、通常遊技状態、非電サポ状態のうちの1又は2以上の状態を示している。また、これらの状態において、一定の条件(例えば、大当り遊技の終了後、30回の図柄変動が実行されるまで)が成立している状態を「状態A」としてもよい。また、「演出手段の出力状態」とは、表示手段としての装飾図柄表示装置208、音出力手段としてのスピーカ120、発光手段としての各種ランプ418等、演出可動手段としての演出可動体224のうちの1つ又は2つ以上により実行されている演出の内容を示しており、「非演出B」は、演出B以外の演出が実行されていることを示している。
同図(a)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B3の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B3の途中から演出が開始されることとなる。
その後、T2のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの終了条件が成立する。ここで、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行する場合の例としては、例えば、時短状態から通常状態に移行する、大当り遊技状態から確変状態に移行する、確変状態から時短状態に移行する、使用する変動パターンテーブルが変更される等、主制御回路300の制御により遊技状態の移行が発生することを条件としているが、これに限定されない。本適用可能例では、T2のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるため、このタイミングでは演出Bを終了せず、各演出手段は演出B3に係る演出を継続する。
その後、演出B3に係る演出が終了してT3のタイミングとなると、各演出手段は、演出B1を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。すなわち、演出B4が実行されることにより、遊技者にリンク演出が終了することが報知される。本適用可能例では、演出B4は、演出Bを構成する演出パートではあるが、繰り返し実行される演出パートとは別に用意された演出パートである。演出B4は、例えば、実行中の図柄変動表示が終了するまで行われる。なお、演出B4を演出Bには含まれない演出内容とし、T3のタイミングで演出Bの実行状態を「実行状態」から「非実行状態」に移行した上で演出B4を開始するような構成であってもよい。
そして、実行中の図柄変動表示が終了してT4のタイミングとなると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例II>
図268(b)は、演出Bの実行状態を示す第2の適用可能例を示すタイミングチャートである。
同図(b)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B3の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B3の途中から演出が開始されることとなる。
本適用可能例では、その後、T2のタイミングで演出B3に係る演出が終了した後は、各演出手段は、演出B1を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。この演出B4は、T3のタイミングで遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの終了条件が成立するまで行われる。
<適用可能例III>
図269(a)は、演出Bの実行状態を示す第3の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B3の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B3の途中から演出が開始されることとなる。
その後、T3のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの終了条件が成立する。本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるが、このタイミングで演出B3を終了し、各演出手段は、演出B4に係る演出を開始する。この演出B4は、例えば、実行中の図柄変動表示が終了するまで行われる。すなわち、この適用可能例では、演出Bの終了条件が成立した場合には、実行中の演出Bの演出パーツ(例えば、演出B3)に係る演出を最後まで行うことなく強制的に終了させている。
そして、実行中の図柄変動表示が終了してT4のタイミングとなると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例IV>
図269(b)は、演出Bの実行状態を示す第4の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(b)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B3の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B3の途中から演出が開始されることとなる。
本適用可能例では、T2のタイミングとなって所定の演出事前終了条件が成立すると演出B3が途中であってもこれを終了させ、各演出手段は、演出B4に係る演出を開始する。演出事前終了条件は、例えば、遊技状態が変化する前に成立する条件であって、例えば、時短状態やST(スペシャルタイム)状態が終了することとなる図柄変動表示よりも所定回数前(例えば、5回転前)の図柄変動表示が終了したときや、大当り遊技の最終ラウンドよりも所定ラウンド数前(例えば、1ラウンド前)のラウンドが終了したとき等に成立する。
その後、T3のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの終了条件が成立する。本適用可能例では、このT3のタイミングとなったときに演出B4を終了し、その後、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例V>
図269(c)は、演出Bの実行状態を示す第5の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(c)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B3の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B3の途中から演出が開始されることとなる。
その後、T3のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの終了条件が成立する。本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるが、このタイミングで演出B3を終了し、同図(a)に示す適用可能例とは異なり、演出B4に係る演出を開始せず、例えば、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例VI>
図270(a)は、演出Bの実行状態を示す第6の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B2の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B2の途中から演出が開始されることとなる。その後、演出B2が終了すると、続いて演出B3に係る演出が各演出手段によって開始される。
その後、本適用可能例では、T3のタイミングとなると演出Bの終了条件が成立する。例えば、演出Bが開始されてから所定の期間(例えば、演出Bが開始されてから所定回数(例えば、10回)の図柄変動表示が行われるまでの期間や、大当りが開始してから所定のラウンド(例えば、最終ラウンドの1つ前のラウンド)が終了するまでの期間や、演出Bが開始されてから所定時間(例えば、10分)が経過するまでの期間等)が経過した場合にT3のタイミングとなって演出Bの終了条件が成立するようにしてもよい。また、本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるため、このタイミングでは演出Bを終了せず、各演出手段は演出B3に係る演出を継続する。
その後、T4のタイミングとなると、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行するが、各演出手段は演出B3に係る演出を継続している。
その後、演出B3に係る演出が終了してT5のタイミングとなると、各演出手段は、演出B1を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。すなわち、演出B4が実行されることにより、遊技者にリンク演出が終了することが報知される。演出B4は、例えば、実行中の図柄変動表示が終了するまで行われる。
そして、実行中の図柄変動表示が終了してT6のタイミングとなると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例VII>
図270(b)は、演出Bの実行状態を示す第7の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(b)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B2の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B2の途中から演出が開始されることとなる。その後、演出B2が終了すると、続いて演出B3に係る演出が各演出手段によって開始される。
その後、T2のタイミングとなると、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行する。この適用可能例では、同図(a)に示して上述したように、T3のタイミングとなって演出Bの終了条件が成立するよりも前に、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行した場合には、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行したことにより演出Bの終了条件が成立する。このように、演出Bの終了条件を複数設定し、複数の終了条件のうちのいずれか一つが成立したときに演出Bの終了条件を成立させるようにしてもよい。また、この適用可能例において、T2のタイミングとなっても演出Bの終了条件を成立させず、T3のタイミングで演出Bの終了条件を成立させるようにしてもよい。
その後、演出B3に係る演出が終了してT5のタイミングとなると、各演出手段は、演出B1を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。すなわち、演出B4が実行されることにより、遊技者にリンク演出が終了することが報知される。演出B4は、例えば、実行中の図柄変動表示が終了するまで行われる。
そして、実行中の図柄変動表示が終了してT6のタイミングとなると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例VIII>
図271(a)は、演出Bの実行状態を示す第8の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B2の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B2の途中から演出が開始されることとなる。
その後、本適用可能例では、図270(a)に示す第6の適用可能例と同様に、T3のタイミングとなると演出Bの終了条件が成立する。また、本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B2に係る演出が途中であるため、このタイミングでは演出Bを終了せず、各演出手段は演出B2に係る演出を継続する。
その後、演出B2に係る演出が終了してT4のタイミングとなると、各演出手段は、演出B3を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。すなわち、演出B4が実行されることにより、遊技者にリンク演出が終了することが報知される。
その後、T6のタイミングとなると、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行すると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例IX>
図271(b)は、演出Bの実行状態を示す第9の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(b)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、演出Bを実行する条件が成立していないので、各演出手段は、演出Bでない遊技に応じた演出(非演出B)を実行している。
その後、T1のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行条件が成立する。このとき、内部的には演出B2の実行中であり、各演出手段では、タイミングT1の時点におけるタイマ回路652の示すカウント値に応じて、演出B2の途中から演出が開始されることとなる。
その後、T2のタイミングとなると、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行する。この適用可能例では、同図(a)に示して上述したように、T3のタイミングとなって演出Bの終了条件が成立するよりも前に、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行した場合には、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行したことにより演出Bの終了条件が成立する。なお、この適用可能例において、T2のタイミングとなっても演出Bの終了条件を成立させず、T3のタイミングで演出Bの終了条件を成立させるようにしてもよい。
その後、演出B2に係る演出が終了してT4のタイミングとなると、各演出手段は、演出B3を実行せず、演出B4に係る演出を開始する。すなわち、演出B4が実行されることにより、遊技者にリンク演出が終了することが報知される。演出B4は、例えば、実行中の図柄変動表示が終了するまで行われる。
そして、実行中の図柄変動表示が終了してT5のタイミングとなると、各演出手段による演出B4に係る演出を終了し、次の図柄変動表示の開始とともに、通常の図柄変動表示に係る演出(非演出Bの一例)が開始される。
<適用可能例X>
図272(a)は、演出Bの実行状態を示す第10の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、本適用可能例では、これまでに説明した第1〜第9適用可能例とは異なり、遊技状態が「非状態A」であるときに演出Bを実行し、「状態A」であるときに非演出Bを実行するように構成されている。
同図(a)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、したがって、各演出手段により演出Bに係る演出が実行されている。本適用可能例では、各演出手段による演出B2に係る演出が行われている。
その後、演出B2が終了してT1のタイミングとなると、各演出手段は、引き続き演出B3に係る演出を開始する。
その後、T2のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行中断条件が成立する。本適用可能例では、T2のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるが、このタイミングで演出B3を終了し、各演出手段は、例えば、大当り演出や時短中演出等といった非演出Bに係る演出を開始する。
その後、T3のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの実行再開条件が成立する。本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中の状態であるため、このタイミングでは演出Bに係る演出を再開しないで、非演出Bに係る演出を引き続き行う。
そして、T4のタイミングで内部的に演出B3が終了すると、各演出手段では、演出B1に係る演出を先頭から開始する。その後は、再び遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行するまで、演出B1、演出B2及び演出B3がこの順で繰り返し実行される。
<適用可能例XI>
図272(b)は、演出Bの実行状態を示す第11の適用可能例を表すタイミングチャートである。
同図(b)に示すように、本適用可能例では、第10の適用可能例と同様に、遊技状態が「非状態A」であるときに演出Bを実行し、「状態A」であるときに非演出Bを実行するように構成されている。
同図(b)に示すように、タイミングT1以前では、遊技状態は「非状態A」であり、したがって、各演出手段により演出Bに係る演出が実行されている。本適用可能例では、各演出手段による演出B2に係る演出が行われている。
その後、演出B2が終了してT1のタイミングとなると、各演出手段は、引き続き演出B3に係る演出を開始する。
その後、T2のタイミングになると、遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行することにより、演出Bの実行中断条件が成立する。本適用可能例では、T2のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中であるが、このタイミングで演出B3を終了し、各演出手段は、例えば、大当り演出や時短中演出、島一斉演出等といった非演出Bに係る演出を開始する。
その後、T3のタイミングとなって、遊技状態が「状態A」から「非状態A」に移行することにより、演出Bの実行再開条件が成立する。本適用可能例では、T3のタイミングでは、演出B3に係る演出が途中の状態であるため、このタイミングでは演出Bに係る演出を再開せず、代わりに、これからリンク演出が開始されることを報知する旨の演出である演出B5に係る演出が各演出手段により実行される。この演出B5の演出パートは、演出Bにおけるループ演出に含まれない演出であり、演出Bが開始されることを報知するために特別に設けられた演出パートである。
その後、T4のタイミングで内部的に演出B3が終了すると、各演出手段では、演出B5に係る演出を終了し、引き続き演出B1に係る演出を先頭から開始する。その後は、再び遊技状態が「非状態A」から「状態A」に移行するまで、演出B1、演出B2及び演出B3がこの順で繰り返し実行される。
続いて、図273を参照しながら、遊技の進行について詳しく説明する。
図273は、遊技の進行に伴う動作について説明するタイミングチャートである。
この図273では、上から順番に、特別図柄の変動状態、役物連続作動装置及び条件装置の作動状態、可変入賞口234に係る特別電動役物の作動状態、可変入賞口234に係る大入賞口ソレノイドの状態、遊技状態、時短の残り回数が示されている。また、図273中、「α」で示された期間は、特図表示確定タイマが設定されることにより、特図表示確定状態である期間を示しており、「β」で示された期間は、当り開始表示タイマが設定されて大当り開始演出が行われる期間を示しており、「δ」で示された期間は、特電役作動間隔タイマが設定されることにより、残存球検出状態である期間を示しており、「ε」で示された期間は、特電役作動終了タイマが設定されてラウンド間インターバル演出が行われる期間を示しており、「ζ」で示された期間は、当り終了表示タイマが設定されて大当り終了演出が行われる期間を示しており、「η」で示された期間は、特図表示間隔タイマが設定されて特図の変動開始が待機されている期間を示している。なお、特図表示間隔タイマを設定しない構成としてもよい。また、遊技状態は、「通常」である場合は特図低確率普図低確率状態(通常遊技状態)であることを示し、「確変(電サポ付)」である場合は特図高確率普図高確率状態(確変状態)であることを示し、「時短」である場合は特図低確率普図高確率状態(時短状態)であることを示している。
図273に示すように、変動中の特別図柄がTaのタイミングとなって停止表示し、特別図柄の変動表示が終了する。このとき、例えば、第1特図表示装置212に15R特別大当りの図柄態様が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間(α)が経過した後、Tbのタイミングで条件装置及び役物連続作動装置が未作動状態から作動状態となる。すなわち、Tbのタイミングで大当り遊技が開始される。そして、このタイミングで大当り開始演出が開始され、当り開始表示タイマにより設定された期間(β)が経過するまでこの大当り開始演出が行われる。なお、Tbのタイミングでは、遊技状態は通常遊技状態であるので、時短回数は「0」となっている。
大当り開始演出が終了してTcのタイミングとなると1ラウンド目が開始され、特別電動役物が未作動状態から作動状態となる。そして、大入賞口ソレノイドもこのときに駆動して可変入賞口234が開放状態となる。その後は、可変入賞口234が開放した後に上述したラウンド終了条件が成立すると可変入賞口234が閉鎖して1ラウンドが終了する動作が最終ラウンドまで繰り返し実行される。
そして、最終ラウンドにおいてラウンド終了条件が成立すると、Tdのタイミングで大入賞口ソレノイドの駆動が停止して可変入賞口234が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。この特電役作動間隔タイマにより設定されている期間(δ)は、可変入賞口234が閉鎖した後、可変入賞口234内に滞留する遊技球を排出するために設けられている期間である。そして、特電役作動間隔タイマにより設定された期間(δ)が経過してTeのタイミングとなると、続いて特電役作動終了タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。この特電役作動終了タイマにより設定された期間(ε)は、ラウンド間インターバルの期間に対応する。そして、特電役作動終了タイマにより設定された期間(ε)が経過してTfのタイミングとなると、最終ラウンドが終了し、特別電動役物が作動状態から未作動状態となる。また、Tfのタイミングになると大当り終了演出が開始され、当り終了表示タイマとして所定時間(例えば、10秒)が設定される。この当り終了表示タイマにより設定されている期間(ζ)において大当り終了演出が実行される。なお、本適用可能形態では、大入賞口ソレノイドが駆動して可変入賞口234が開放してから特電役作動終了タイマにより設定された期間(ε)が経過するまでをラウンドと称しているが、大入賞口ソレノイドが駆動して可変入賞口234が開放してから大入賞口ソレノイドの駆動が停止して可変入賞口234が閉鎖状態となるまでをラウンドと称してもよいし、大入賞口ソレノイドが駆動して可変入賞口234が開放してから特電役作動間隔タイマにより設定された期間(δ)が経過するまでをラウンドと称してもよい。
大当り終了演出が終了してTgのタイミングとなると条件装置及び役物連続作動装置が作動状態から未作動状態となる。すなわち、Tgのタイミングで大当り遊技が終了する。このとき、15R特別大当りによる大当り遊技が終了したので、遊技状態は確変状態に移行し、次回の大当りまで電サポ状態が維持されるので、時短回数は「無限」に設定される。また、Tgのタイミングでは、特図表示間隔タイマとして所定時間(例えば、1秒)が設定される。この特図表示間隔タイマにより設定された期間(η)が経過してThのタイミングとなると、特別図柄の変動表示が開始される。なお、本適用可能形態では、条件装置又は役物連続作動装置が作動状態から未作動状態となるときを大当り遊技の終了と称しているが、最終ラウンドにおいて特電役作動間隔タイマにより設定された期間(δ)が経過したときを大当り遊技の終了と称してもよいし、最終ラウンドにおいて特電役作動終了タイマにより設定された期間(ε)が経過したときを大当り遊技の終了と称してもよいし、最終ラウンドにおいて当り終了表示タイマにより設定されている期間(ζ)が経過したときを大当り遊技の終了と称してもよい。
その後、特別図柄の変動表示が1又は複数回行われた後、変動中の特別図柄がTiのタイミングとなって停止表示し、特別図柄の変動表示が終了する。このとき、例えば、第2特図表示装置214に15R大当りの図柄態様が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間(α)が経過した後、Tjのタイミングで条件装置及び役物連続作動装置が未作動状態から作動状態となる。すなわち、Tjのタイミングで大当り遊技が開始される。そして、このタイミングで大当り開始演出が開始され、当り開始表示タイマにより設定された期間(β)が経過するまでこの大当り開始演出が行われる。なお、Tjのタイミングでは、遊技状態は確変状態から通常遊技状態に移行するため、時短回数は「0」に設定される。
大当り開始演出が終了してTkのタイミングとなると1ラウンド目が開始され、特別電動役物が未作動状態から作動状態となる。そして、大入賞口ソレノイドもこのときに駆動して可変入賞口234が開放状態となる。その後は、可変入賞口234が開放した後に上述したラウンド終了条件が成立すると可変入賞口234が閉鎖して1ラウンドが終了する動作が最終ラウンドまで繰り返し実行される。
そして、最終ラウンドにおいてラウンド終了条件が成立すると、Tlのタイミングで大入賞口ソレノイドの駆動が停止して可変入賞口234が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。そして、特電役作動間隔タイマにより設定された期間(δ)が経過してTmのタイミングとなると、続いて特電役作動終了タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。そして、特電役作動終了タイマにより設定された期間(ε)が経過してTnのタイミングとなると、最終ラウンドが終了し、特別電動役物が作動状態から未作動状態となる。また、Tnのタイミングになると大当り終了演出が開始され、当り終了表示タイマとして所定時間(例えば、10秒)が設定される。この当り終了表示タイマにより設定されている期間(ζ)において大当り終了演出が実行される。
大当り終了演出が終了してToのタイミングとなると条件装置及び役物連続作動装置が作動状態から未作動状態となる。すなわち、Toのタイミングで大当り遊技が終了する。このとき、15R大当りによる大当り遊技が終了したので、遊技状態は時短状態に移行し、100回の特図の変動表示が行われるまで電サポ状態が維持されるので、時短回数は「100」に設定される。また、Toのタイミングでは、特図表示間隔タイマとして所定時間(例えば、1秒)が設定される。この特図表示間隔タイマにより設定された期間(η)が経過してTpのタイミングとなると、特別図柄の変動表示が開始される。
その後、変動中の特別図柄がTqのタイミングとなって停止表示し、特別図柄の変動表示が終了する。このとき、例えば、第2特図表示装置214にハズレの図柄態様が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)だけ停止表示された状態が維持される。なお、本適用可能形態では、時短状態において特図表示確定タイマによって設定される期間(例えば、0.3秒)を、通常遊技状態において設定される期間(例えば、0.5秒)よりも短くしたが、同じ時間に設定されていてもよい。
そして、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)が経過してTrのタイミングとなると、時短回数がデクリメントし、「100」から「99」に更新される。そして、Trのタイミングでは、特図表示間隔タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。この特図表示間隔タイマにより設定された期間(η´)が経過してTsのタイミングとなると、特別図柄の変動表示が開始される。なお、本適用可能形態では、時短状態において特図表示間隔タイマによって設定される期間(例えば、0.5秒)を、通常遊技状態において設定される期間(例えば、1秒)よりも短くしたが、同じ時間に設定されていてもよい。
その後、特別図柄の変動表示が98回行われた後、変動中の特別図柄がTtのタイミングとなって停止表示し、特別図柄の変動表示が終了する。このとき、例えば、第2特図表示装置214にハズレの図柄態様が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)だけ停止表示された状態が維持される。
そして、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)が経過してTuのタイミングとなると、時短回数がデクリメントし、「2」から「1」に更新される。そして、Tuのタイミングでは、特図表示間隔タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。この特図表示間隔タイマにより設定された期間(η´)が経過してTvのタイミングとなると、特別図柄の変動表示が開始される。
その後、変動中の特別図柄がTwのタイミングとなって停止表示し、特別図柄の変動表示が終了する。このとき、例えば、第2特図表示装置214にハズレの図柄態様が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)だけ停止表示された状態が維持される。
そして、特図表示確定タイマにより設定された期間(α´)が経過してTxのタイミングとなると、時短回数がデクリメントし、「1」から「0」に更新される。すなわち、時短状態となってから特別図柄の変動表示が100回行われたことになる。そのため、遊技状態は、Txのタイミングで時短状態から通常遊技状態に移行することとなる。また、Txのタイミングでは、特図表示間隔タイマとして所定時間(例えば、0.5秒)が設定される。この特図表示間隔タイマにより設定された期間(η´)が経過してTyのタイミングとなると、特別図柄の変動表示が開始される。
次に、変形例について、図274及び図275を参照しながら説明する。ここで、図274(a)は、他の例のパチンコ機100の正面図であり、図274(b)は、同図(a)に示されるパチンコ機100の斜視図である。
図274(a)に示すように、本適用可能例のパチンコ機100は、前面枠扉106の右上部に平面視扇形状の可動体224Aが設けられ、前面枠扉106の左下部に円筒状の可動体224Cが設けられている。また、遊技盤200には、上述した演出可動体224の他、装飾図柄表示装置208の上方に可動体224Bが設けられている。
可動体224Cは、図254(b)に示すように、前面枠扉106に対して前後方向に進退自在に移動することにより演出を行うものである。本適用可能例のパチンコ機100では、演出可動体224の他、これらの可動体224A,224B,224Cを用いて上述したリンク演出(演出B)を実現することが可能である。なお、上述した演出Bをこれらの可動体を用いて演出する場合に、前面枠扉106に設けられた可動体224A,224Cと、遊技盤200に設けられた可動体224B及び演出可動体224とで演出動作の開始タイミングが異なっていてもよいし、同じタイミングで演出動作が開始されてもよい。また、これらの可動体のうち、一部の可動体(例えば、前面枠扉106に設けられた可動体224A,224Cと演出可動体224)でのみ演出Bに係る演出動作が行われるようにしてもよい。この場合、他の可動体(遊技盤200に設けられた可動体224B)では、例えば、リーチ時に動作する等、演出Bとは異なる演出において動作するようにしてもよい。また、これらの可動体の全てが演出Bに係る演出動作を行わないものとしてもよい。
図275は、演出Bに係る可動体による演出動作を実行するためのデータ構成例を示す概念図であり、同図(a)は第1のデータ構成例を示し、同図(b)は第2のデータ構成例を示し、同図(c)は第3のデータ構成例を示す。
同図(a)に示されるデータ構成例は、演出Bを構成する各演出パート(演出B1、演出B2、演出B3等)についてそれぞれ複数のデータを持たせ、これらのデータを所定の順序で実行することで各可動体による演出動作を実現させるものである。
演出B1を実行する場合には、最初に、演出B1−1のパーツを実行する。具体的には、aパート(男性ボーカル)にあっては、演出B1−1aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、可動体224Aは動作を行わない。一方、bパート(女性ボーカル)にあっては、演出B1−1bに対応する可動体224Cの一連の動作と、演出B1−1bに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。なお、aパートを実行するかbパートを実行するかは、例えば、上述した設定操作部195におけるDIPスイッチの操作により予め設定することができる。これらのデータに基づく動作は予め定められた時間(例えば、30秒)だけ行われるように設計されている。
演出B1−1のパーツの実行が完了すると、続いて演出B1−2のパーツを実行する。具体的には、aパートにあっては、演出B1−2aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、演出B1−2aに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。一方、bパート(女性ボーカル)にあっては、演出B1−2bに対応する可動体224Cの一連の動作と、演出B1−2bに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。
演出B1−2のパーツの実行が完了すると、続いて演出B1−3のパーツを実行する。具体的には、aパートにあっては、演出B1−3aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、演出B1−3aに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。一方、bパート(女性ボーカル)にあっては、演出B1−3bに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、可動体224Aは動作を行わない。その後のパーツの内容について図示を省略しているが、その後は、各パーツの内容にしたがって各可動体の動作を演出B1が終了するまで行われる。
また、演出B2を実行する場合には、最初に、演出B2−1のパーツを実行する。具体的には、aパートにあっては、演出B2−1aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、演出B2−1aに対応する演出可動体224の一連の動作が行われ、演出B2−1aに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。
演出B2−1のパーツの実行が完了すると、続いて演出B2−2のパーツを実行する。具体的には、aパートにあっては、演出B2−2aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、演出B2−1aに対応する演出可動体224の一連の動作が行われ、演出B1−2aに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。すなわち、演出可動体224では、演出B2−1と同様の動作が行われることとなり、可動体Aは、演出B1−2と同様の動作が行われることとなる。
演出B2−2のパーツの実行が完了すると、続いて演出B2−3のパーツを実行する。具体的には、aパートにあっては、演出B2−3aに対応する可動体224Cの一連の動作が行われ、演出B2−1aに対応する演出可動体224の一連の動作が行われ、演出B1−3aに対応する可動体224Aの一連の動作が行われる。すなわち、演出可動体224では、演出B2−1と同様の動作が行われることとなり、可動体Aは、演出B1−3と同様の動作が行われることとなる。その後のパーツの内容について図示を省略しているが、その後は、各パーツの内容にしたがって各可動体の動作を演出B2が終了するまで行われる。なお、演出B2におけるbパートのパーツの内容については図示を省略しているが、適宜の動作内容が設定されたパーツが含まれている。
また、このデータ構成例において、ある演出パート(例えば、演出B1)においては演出動作を行わず、他の演出パート(例えば、演出B2)においては演出動作を行うなど、区切りによって演出を行ったり行わなかったりする可動体があってもよい。
第1のデータ構成例によれば、上述のようなデータ構成とすることにより、パーツの中途半端な位置(例えば、演出B1−1のパーツの途中)で演出が開始されても、次のパーツ(例えば、演出B1−2のパーツ)の先頭から演出動作を開始させることができるので、制御が簡素化される場合がある。
また、パーツの途中で可動体の動作を開始させる場合には、パーツに含まれる動作データに沿った演出動作を行わせることが物理的に困難な場合がある。その場合には、(1)当該可動体に関し、演出Bに係る演出動作を行わない、(2)次に実行されるパーツ(例えば、演出B2−1のパーツを実行中であれば、演出B2−2のパーツ)の開始時の位置を準備位置とし、次に実行されるパーツが開始されるよりも前にその準備位置に可動体を予め移動させておく、(3)パーツ(例えば、演出B2−2)が開始された際に、そのパーツの開始時の位置に可動体を速やかに移動させる、(4)パーツの実行中に、パーツの示す可動体の位置と現在の実際の可動体の位置とが合致したときに演出動作を開始する、等の制御を採用することができる。
同図(b)に示されるデータ構成例は、演出B全体を可動体毎にそれぞれ1つのデータによって制御するものである。すなわち、この1つのデータで演出Bの先頭から終了までの可動体についての一連の演出動作を制御することができる。
具体的には、演出Bを実行する場合には、aパートにあっては、演出Baに対応する可動体224Cの一連の動作(演出Bの先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出Baに対応する演出可動体224の一連の動作(演出Bの先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出Baに対応する可動体224Aの一連の動作(演出Bの先頭から終了までの一連の動作)が行われる。一方、bパートにあっては、演出Bbに対応する可動体224Cの一連の動作(演出Bの先頭から終了までの一連の動作)が行われる。なお、他の可動体については図示を省略しているが、同様に演出Bbのパーツが可動体毎に設定され、これにしたがった演出動作が行われることとなる。
同図(c)に示されるデータ構成例は、1つの演出パートにつき可動体毎にそれぞれ1つのデータによって制御するものである。すなわち、例えば、演出B1の演出パートを実行する場合には、1つのデータにより演出B1の先頭から終了までの可動体についての一連の演出動作を制御することができる。
具体的には、演出B1を実行する場合には、aパートにあっては、演出B1aに対応する可動体224Cの一連の動作(演出B1の先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出B1aに対応する演出可動体224の一連の動作(演出B1の先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出B1aに対応する可動体224Aの一連の動作(演出B1の先頭から終了までの一連の動作)が行われる。一方、bパートにあっては、演出B1aに対応する可動体224Cの一連の動作(演出B1の先頭から終了までの一連の動作)が行われる。なお、他の可動体については図示を省略しているが、同様に演出B1aのパーツが可動体毎に設定され、これにしたがった演出動作が行われることとなる。
また、演出B2を実行する場合には、aパートにあっては、演出B2aに対応する可動体224Cの一連の動作(演出B2の先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出B2aに対応する演出可動体224の一連の動作(演出B2の先頭から終了までの一連の動作)が行われ、演出B2aに対応する可動体224Aの一連の動作(演出B2の先頭から終了までの一連の動作)が行われる。一方、bパートにあっては、演出B2aに対応する可動体224Cの一連の動作(演出B2の先頭から終了までの一連の動作)が行われる。なお、他の可動体については図示を省略しているが、同様に演出B2aのパーツが可動体毎に設定され、これにしたがった演出動作が行われることとなる。
なお、このデータ構成例において、実行中のパーツの途中で演出Bが開始された場合に、当該パーツの途中から各可動体による演出動作が開始されるように構成されていてもよい。
以上の説明では、
『第一の演出(例えば、図249に示す「第一の演出」)を少なくとも実行可能な演出手段(例えば、スピーカ120)を備えた遊技台であって、
前記第一の演出は、少なくとも途中から開始される場合(例えば、図249に示す場合)がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、第一の演出は、最初から開始される場合があってもよいし、必ず途中から開始される構成であってもよい。
また、第一の条件が成立した場合に第一の演出を開始しない場合があってもよいし、必ず第一の演出を開始する構成であってもよい。
また、
『前記演出手段は、第一の条件が成立した場合(例えば、チャンスボタン136が操作された場合)に、前記第一の演出を少なくとも開始する手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の条件の成立時期により途中から開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の条件の成立時期により最初から開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第一の条件の成立時期が異なった場合において、第一の演出の開始位置が同じになる場合があってもよいし、第一の条件の成立時期が異なった場合は必ず第一の演出の開始位置が異なる構成であってもよい。
また、
『前記演出手段は、第二の演出(例えば、図249に示す「第二の演出」)を少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を少なくとも開始する手段であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が実行されている状態で成立する場合(例えば、図249に示す場合)がある条件であり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件(例えば、電源投入があった場合)であり、
前記第二の演出は、最初から少なくとも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第一の条件と第二の条件は成立時期のみが異なる条件であってもよい。例えば、両方の条件ともボタン操作により選択される構成であってもよい。
また、
「第一の演出(例えば、図249に示す「第一の演出」)を少なくとも実行可能な演出手段(例えば、スピーカ120)を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、第一の条件が成立した場合(例えば、チャンスボタン136が操作された場合)に、第一の演出を少なくとも開始可能な手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の条件が成立したタイミングによっては、途中から開始される場合(例えば、図249に示す場合)がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
すなわち、前記第一の演出は、前記第一の条件が成立したタイミングによっては、演出の途中から遊技者に認識される場合がある演出であってもよい。これは、制御自体は、前記第一の条件の成立前から前記第一の演出がバックグラウンドで実行されていて、該第一の条件が成立すると、それまでバックグラウンドで実行されていた第一の演出がフォアグラウンドに出てくる結果、演出の途中から開始されたように思える場合と、制御自体が、事前にバックグラウンドでの実行は行わず、前記第一の条件が成立すると、その時点で初めて第一の演出を途中から開始する制御を行う場合の両方の場合が含まれる。前者の場合と後者の場合の両方を含めて、前記演出手段は、前記第一の条件が成立したタイミングに応じて前記第一の演出を途中から実行する場合があるものであってもよい。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、前記第一の演出が開始された箇所に応じて遊技の進行状況等を把握できる場合がある。
なお、前記演出手段は、第一の演出の他に、第二の演出や、第三の演出等も実行可能なものであってもよく、前記第一の条件が成立した場合に、第一の演出の他に、第二の演出や、第三の演出等も開始可能なものであってもよい。
また、リアルタイムクロックを備え、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に前記第一の演出を途中から実行可能なものであり、
前記第一の条件は、前記リアルタイムクロックによる時間情報に関連して少なくとも成立可能な条件であってもよい。
こうすることで、リアルタイムクロックを使用しているにも関わらず、第一の演出を途中から実行することができ、遊技者に意外性を与えて該第一の演出に注目させることができる場合がある。なお、リアルタイムクロックとは、現在の時刻を計時する計時手段のことである。
また、前記演出手段は、第一の条件が成立した場合に、第一の演出を少なくとも開始可能な手段であってもよい。すなわち、上記第一の条件が成立したからといって、前記第一の演出を必ず開始するとは限らず、例えば、エラーが発生した場合(例えば、扉開放エラーが発生した場合)には、前記第一の演出を開始しないこともある。一方、上記第一の条件さえ成立すれば、例えエラーが発生した場合であっても、前記第一の演出を必ず開始するようにしてもよい。
さらに、前記第一の演出は、前記第一の条件が成立したタイミングによっては、最初から開始される場合がある演出であってもよい。
また、
「前記第一の条件が成立したタイミング(例えば、図249に示す左側のボタン操作のタイミング)に応じて、前記第一の演出の開始位置が定まる、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
例えば、前記第一の条件が成立した場合に、前記第一の演出の開始位置を少なくとも決定可能(例えば、乱数抽選等によって決定可能)な開始位置決定手段を備えた態様であってもよいし、決定制御を行わなくても、自然と決定される態様(バックグラウンドからフォアグラウンドへの移行)であってもよい。
この遊技台によれば、第一の演出の開始位置にバリエーションを持たせることができる場合がある。
また、
「前記演出手段は、第二の演出(例えば、図249に示す「第二の演出」)を少なくとも実行可能な手段であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が実行されている状態で成立する場合(例えば、図249に示す場合)がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
なお、前記演出手段は、前記第二の演出を実行している状態で前記第一の条件が成立した場合に、前記第一の演出を少なくとも開始可能な手段であってもよい。例えば、前記第二の演出は、前記第一の条件が成立する前から開始される場合がある演出であってもよい。また、前記演出手段は、前記第二の演出を実行している状態で前記第一の条件が成立した場合に、前記第二の演出を継続する一方で、前記第一の演出を開始する態様であってもよい。この態様によれば、前記第二の演出と前記第一の演出が同期間に一緒に行われることになる。
あるいは、前記演出手段は、前記第二の演出を実行している状態で前記第一の条件が成立した場合に、前記第二の演出に代えて前記第一の演出を途中から開始するものであってもよい。この態様によれば、前記第一の条件が成立したことによって前記第二の演出が終了する。こうすることによって、第一の演出が途中から実行される場合があることで、第二の演出から第一の演出へ切り替わったことがかえって分かりやすい場合がある。
また、
「前記演出手段は、第二の条件が成立した場合(例えば、電源投入があった場合)に、前記第二の演出を最初から少なくとも開始する手段であり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
なお、前記演出手段は、第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を最初からのみ開始可能なものであってもよい。すなわち、前記第二の演出は、最初からのみ開始される演出であってもよい。
また、前記第二の条件は、後述する第三の条件とも異なる条件であってもよい。
また、前記演出手段は、第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を最初から少なくとも開始可能な手段であってもよい。すなわち、上記第二の条件が成立したからといって、前記第二の演出を必ず開始するとは限らず、例えば、エラーが発生した場合(例えば、扉開放エラーが発生した場合)には、前記第二の演出を開始しないこともある。一方、上記第二の条件さえ成立すれば、例えエラーが発生した場合であっても、前記第二の演出を必ず開始するようにしてもよい。
また、前記演出手段は、前記第二の条件が第一のタイミングで成立した場合であっても、前記第二の演出を最初から開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第二の条件が第二のタイミングで成立した場合であっても、前記第二の演出を最初から開始可能なものであり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングと少なくとも異なるタイミングであってもよい。
さらに、前記演出手段は、前記第二の条件が成立したタイミングに関わらず、前記第二の演出を最初から開始可能なものであってもよい。
加えて、複数の計時手段を備え、
前記演出手段は、第三の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に、前記第三の演出を最初から少なくとも開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第三の演出を途中から少なくとも開始可能なものであり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第一の計時手段であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第二の計時手段であり、
前記第一の計時手段は、リアルタイムクロックであり、
前記第二の計時手段は、電源投入からの経過時間を少なくとも計測可能なものであり、
前記第一の条件は、前記第一の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件であり、
前記第二の条件は、前記第二の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件であってもよい。
また、
『前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合(例えば、電源投入があった場合)に、前記第二の演出を遊技者に認識可能な状態(例えば、図249に示す第二の演出のボリュームON)で少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第一の演出を遊技者に認識不能な状態(例えば、図249に示す第一の演出のボリュームOFF)で少なくとも実行可能(例えば、図249に示す第一の演出の内部実行)な手段であり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合(例えば、チャンスボタン136が操作された場合)に、遊技者に視認可能な状態で実行していた前記第二の演出を、遊技者に視認不能な状態(例えば、図249に示す第二の演出のボリュームOFF)で少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に、遊技者に視認不能な状態で実行していた前記第一の演出を、遊技者に視認可能な状態(例えば、図249に示す第一の演出のボリュームON)で少なくとも実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の演出の経過分だけ第一の演出が進行しているため、第一の演出が途中から開始された場合に第二の条件が成立してからの時間の経過を把握することができる場合がある。
なお、前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出と異なる第三の演出を遊技者が認識可能な状態で実行可能なものであってもよいし、前記第二の条件が成立した場合に、前記第一の演出と異なる第四の演出を遊技者が遊技者に認識不能な状態で実行可能なものであってもよいし、前記第一の条件が成立した場合に、遊技者に視認可能な状態で実行していた前記第三の演出を、遊技者に視認不能な状態で実行可能なものであってもよいし、前記第一の条件が成立した場合に、遊技者に視認不能な状態で実行していた前記第四の演出を、遊技者に視認可能な状態で実行可能なものであってもよい。
また、
『前記第二の条件は、電源投入である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記第一の演出は、前記第二の演出と少なくとも同期可能な演出であり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に、前記第一の演出を、前記第二の演出と同期(例えば、図251に示す矢印4の期間遅延させることで同期)させて少なくとも実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、途中から開始された第一の演出を第二の演出と同期させて実行可能とすることで遊技の興趣が向上する場合がある。
なお、前記第一の演出は、第四の演出等のその他の演出とも同期可能な演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記第二の演出と関連する演出であってもよい。
さらに、前記開始位置決定手段は、前記第一の条件が成立した場合に、前記第二の演出と同期可能な位置から前記第一の演出を少なくとも実行可能なものであってもよい。
また、前記演出手段は、前記第一の演出と前記第二の演出を同期させて実行可能なものであってもよい。
また、前記演出手段は、複数の演出のうちのいずれか一の演出を遊技者に認識可能な状態で実行可能なものであり、
前記複数の演出のうちの少なくとも一つは、前記第一の演出であり、
前記複数の演出のうちの少なくとも一つは、前記第二の演出であり、
前記開始位置決定手段は、前記第一の条件が成立した場合に、前記第一の演出の開始位置を、他の遊技台で実行されている前記第二の演出と同期する位置に決定するものであってもよい。
さらに、前記複数の演出のうちの少なくとも一つは、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記第一の演出と少なくとも関連しない演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の演出と少なくとも関連しない演出であり、
前記演出手段は、第三の条件が成立した場合に前記第三の演出を少なくとも実行可能なものであり、
前記第三の演出は、前記第一の演出と少なくとも同期せずに実行される演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の演出と少なくとも同期せずに実行される演出であってもよい。
これらのようにすることで、遊技者の選択により演出を選択可能な場合は、同期する演出で他の遊技台や遊技者と一体感を持って楽しむ一方、同期しない演出を選択して他の遊技台や遊技者と独立して遊技を楽しむこともできる場合がある。
また、
『前記第一の演出は、音演出を少なくとも含む演出(例えば、図260に示す演出Bの轟GOGO演出)であり、
前記第二の演出は、音演出を少なくとも含む演出(例えば、図260に示す演出Aの大盤振舞演出)である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第一の演出と第二の演出は、それぞれ音演出以外の演出を含んでいてもよいし、音演出のみでもよい。また、音演出以外の演出を必須とする構成であってもよい。すなわち、前記第一の演出は、音演出の他に、画像表示演出や発光演出を含むものであってもよく、前記第二の演出は、音演出の他に、画像表示演出や発光演出を含むものであってもよい。
また、
『前記演出手段は、第一の期間(例えば、図249に示す電源投入から第一の演出のボリュームOFFの期間)で前記第一の演出を遊技者が認識不能な状態で少なくとも実行可能な手段であり、
前記第一の期間は、前記第一の条件が成立する前の期間の少なくとも一部を含む期間であり、
前記演出手段は、遊技者に認識不能な状態で実行していた前記第一の演出を、前記第一の条件が成立したタイミングから、遊技者に認識可能な状態(例えば、図249に示す第一の演出のボリュームON)で少なくとも実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記演出手段は、第一の期間で、前記第一の演出とは異なる演出(例えば、第三の演出や第四の演出・・・)も遊技者が認識不能な状態で実行可能なものであってもよい。また、前記第一の期間は、前記第一の条件が成立する前の期間の一部のみの期間であってもよいし、前記第一の条件が成立する前の期間の全部の期間であってもよい。さらに、前記第一の期間は、前記第一の条件が成立する直前の期間であってもよいし、第二の期間経過後の期間であってもよい。
また、開始位置決定手段は、前記第一の条件が成立した場合に前記第一の演出を遊技者が認識可能な状態で実行可能なものであってもよい。こうすることで、前記第一の条件が成立したタイミングにより、開始位置決定手段は、容易に第一の演出の開始位置を決定することができる場合がある。
また、
『遊技者が操作可能な位置に少なくとも設けられた操作手段(例えば、チャンスボタン136)を備え、
前記第一の条件は、遊技者が前記操作手段の操作を行うことで少なくとも選択可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
「前記第一の条件は、成立時期を、遊技者が少なくとも選択可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、第一の条件の他に、成立時期を、遊技者が選択可能な条件(例えば、第三の条件や第四の条件・・・)があってもよい。
また、前記第一の演出や第二の演出は、遊技者が複数の選択肢から少なくとも選択可能な演出であってもよい。例えば、遊技者が最初に選択した演出が、第一の演出で次に選択した演出が第二の演出であってもよく、遊技者の選択操作次第では、第一の演出と第二の演出が入れ替わる場合がある構成であってもよい。
また、遊技者が少なくとも操作可能位置に操作手段を備え、
前記第一の条件は、前記操作手段の操作に関連して少なくとも成立する場合がある条件であってもよい。
さらに、前記第一の演出は、選択演出の選択肢の一つとして、遊技者が少なくとも選択可能な演出であり、
前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を遊技者が認識可能な状態で少なくとも開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第一の演出が選択された場合に、該第一の演出を遊技者が認識可能な状態で少なくとも開始可能なものであってもよい。
さらに、前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を最初から開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第三の条件が成立した場合に、前記第二の演出を途中から開始可能なものであり、
前記第三の条件は、遊技者の操作により前記第一の演出が選択された後でさらに遊技者の操作が行われて前記第二の演出の開始が選択された場合に少なくとも成立可能な条件であってもよい。
また、前記第一の演出は、選択演出の選択肢の一つとして、遊技者が少なくとも選択可能な演出であり、
前記第二の演出は、前記選択演出の選択肢の一つとして、遊技者が少なくとも選択可能な演出であり、
前記演出手段は、前記第一の演出が選択された場合に、該第一の演出を遊技者が認識可能な状態で少なくとも開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第二の演出が選択された場合に、該第二の演出を遊技者が認識可能な状態で少なくとも開始可能なものであってもよい。
また、操作手段は、操作有効期間が設けられた手段であり、前記第一の演出は、前記操作手段が操作されずに前記操作有効期間が終了した場合に開始される場合がある演出である態様であってもよい。この態様によれば、第一の演出の開始位置によって操作手段の操作有効期間がどのくらい経過したか把握できる場合がある。また、操作手段の操作有効期間を演出の時間に組み込んで演出時間が長くなりすぎることを防止できる場合がある。なお、前記操作手段は、ボタン、十字キー、タッチセンサ(タッチパネル)、ジョグダイアル等、遊技者が操作可能な手段であればよい。
さらに、以上の説明では、
『第一の演出(例えば、図252に示す第四の演出)を少なくとも実行可能な演出手段(例えば、スピーカ120)と、
複数の計時手段と、
を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、第一の条件が成立した場合(例えば、図252に示すRTCの時間情報が、新装開店から一ヶ月後の正午になった場合)に、前記第一の演出を最初から少なくとも開始可能な手段であり、
前記演出手段は、第二の条件が成立した場合(例えば、図252に示す電源投入後タイマによって電源投入から1時間経過した場合)に、前記第一の演出を途中から少なくとも開始可能な手段であり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第一の計時手段(例えば、図252に示すRTC)であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第二の計時手段(例えば、図252に示す電源投入後タイマ)であり、
前記第一の計時手段は、リアルタイムクロックであり、
前記第二の計時手段は、電源投入からの経過時間を少なくとも計測可能な手段であり、
前記第一の条件は、前記第一の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件であり、
前記第二の条件は、前記第二の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、リアルタイムクロックを使用しているにも関わらず、第一の演出を途中から実行することができ、遊技者に意外性を与えて該第一の演出に注目させることができる場合がある。
また、
『前記遊技台は、パチンコ機(例えば、図1に示すパチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の説明では、
『 演出手段[例えば、スピーカ120]を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数の演出を実行可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、演出Aの大盤振舞演出]であり、
前記演出手段は、開始条件の成立があった場合に、前記第一の演出の実行を開始する手段であり、
前記演出手段は、終了条件の成立があった場合に、前記第一の演出の実行を終了する手段であり、
前記演出手段は、前記第一の演出を繰り返し実行可能な手段であり、
前記開始条件は、有利状態[例えば、大当り遊技状態(アタッカーが開放する遊技状態)]が開始された場合に成立する条件であり、
前記終了条件は、前記有利状態が終了された場合に成立する条件であり、
前記有利状態とは、電源が投入された後、遊技者による遊技の結果に応じて開始される、遊技者に有利な状態のことであり、
前記有利状態が終了した場合は、通常状態[例えば、非大当り遊技状態(アタッカーが開放しない遊技状態)]に移行するように構成されており、
前記通常状態とは、前記有利状態よりも遊技者に対する有利度が低い状態のことであり、
前記演出手段は、前記第一の演出の実行を開始する際に、電源が投入されてからの時間に応じて[例えば、電源投入後に、大当り遊技が開始された時間に応じて]、該第一の演出を途中から開始する場合がある[例えば、図261に示す場合がある]手段であり、
前記第一の演出の実行とは、遊技を演出する第一の曲[例えば、大盤振舞演出の曲]の再生のことであり、
一斉に電源が投入された場合に、他の前記遊技台[例えば、電源がこの遊技台と同じタイミングで投入された後、前記第一の演出が既に開始されている遊技台]と、前記第一の演出が同期し得る[例えば、この遊技台において途中の小節からそろって再生され始める]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 第一の制御手段[例えば、主制御部300]と、
第二の制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500を併せたもの]と、
を備え、
前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段にコマンドを送信することが可能な手段であり、
前記第二の制御手段は、前記コマンドに基づいて、前記演出手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 複数の制御基板を備え、
前記複数の制御基板のうちの一つは、第一の制御基板[例えば、主基板156]であり、
前記複数の制御基板のうちの一つは、第二の制御基板[例えば、第1副基板160]であり、
前記第一の制御手段は、前記第一の制御基板を含んで構成される制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記第二の制御基板を含んで構成される制御手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記有利状態とは、大当り遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記有利状態とは、時短状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記演出手段は、前記第一の演出の実行を開始する際に、電源が投入されてからの時間に応じて、該第一の演出を最初から開始する場合がある手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記演出手段は、前記第二の演出の実行を開始する際に、電源が投入されてからの時間に応じることなく、該第二の演出を最初から開始する場合がある手段であり、
前記第二の演出の実行とは、遊技を演出する第二の曲の再生のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、上記「実行」は「開始」と解釈してもよいし、反対に上記「開始」は「実行」と解釈してもよい。
また、これまでランプと称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である。
さらに、本適用可能形態において、「・・・場合がある。」の記載については、「・・・とならない場合があってもよい。」あるいは「必ず・・・となる。」と適宜置換可能である。
以上の説明では、
『 遊技台と、
前記遊技台が設置された島設備と、
を備えた遊技システムであって、
前記遊技台は、演出手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、複数の演出を実行可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、演出Aの大盤振舞演出]であり、
前記演出手段は、開始条件の成立があった場合に、前記第一の演出の実行を開始する手段であり、
前記演出手段は、終了条件の成立があった場合に、前記第一の演出の実行を終了する手段であり、
前記演出手段は、前記第一の演出を繰り返し実行可能な手段であり、
前記開始条件は、有利状態[例えば、大当り遊技状態(アタッカーが開放する遊技状態)]が開始された場合に成立する条件であり、
前記終了条件は、前記有利状態が終了された場合に成立する条件であり、
前記有利状態とは、電源が投入された後、遊技者による遊技の結果に応じて開始される、遊技者に有利な状態のことであり、
前記有利状態が終了した場合は、通常状態[例えば、非大当り遊技状態(アタッカーが開放しない遊技状態)]に移行するように構成されており、
前記通常状態とは、前記有利状態よりも遊技者に対する有利度が低い状態のことであり、
前記演出手段は、前記第一の演出の実行を開始する際に、電源が投入されてからの時間に応じて[例えば、電源投入後に、大当り遊技が開始された時間に応じて]、該第一の演出を途中から開始する場合がある[例えば、図261に示す場合がある]手段であり、
複数の前記遊技台に一斉に電源が投入された場合に[例えば、電源が同じタイミングで投入された後に]、前記第一の演出が同期し得る[例えば、複数の前記遊技台の間で、大盤振舞演出が揃って実行され得る]、
ことを特徴とする遊技システム。』
について説明した。
また、
『 前記遊技台は、第一の制御手段[例えば、主制御部300]と第二の制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500を併せたもの]を備え、
前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段にコマンドを送信することが可能な手段であり、
前記第二の制御手段は、前記コマンドに基づいて、前記演出手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、複数の制御基板を備え、
前記複数の制御基板のうちの一つは、第一の制御基板[例えば、主基板156]であり、
前記複数の制御基板のうちの一つは、第二の制御基板[例えば、第1副基板160]であり、
前記第一の制御手段は、前記第一の制御基板を含んで構成される制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記第二の制御基板を含んで構成される制御手段である、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、
『 前記有利状態とは、大当り遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、
『 前記有利状態とは、時短状態のことである、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技システム。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等、演出可動体224]と、
第一の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC回路654]と、
を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数の演出を実行可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図148(k)〜同図(p)に示される吉宗リンク演出や、図264(d)〜図266(k)に示されるリンク演出(演出B)]であり、
前記第一の演出は、該第一の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の途中から開始する場合がある]、
前記第一の演出は、該第一の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持たせることができる。
また、この遊技台によれば、第一の演出が開始されるタイミングによって、第一の演出が先頭から、又は、途中から開始されるので、開始タイミングにバリエーションを持たせることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能であってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、1つの演出手段によって構成されるものであってもよいし、2以上の演出手段によって構成されるものであってもよい。また、複数種類の演出手段によって構成されるものであってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出が開始される際に、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果でない場合には、第一の演出が途中から開始され、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果である場合には、第一の演出が先頭から開始されるものであってもよい。第一の計時結果とは、例えば、第一の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記第一の演出は、第一の演出終了条件が成立した場合[例えば、図268(a)に示すように、T2のタイミングで遊技状態が状態A(電サポ状態、大当り遊技状態、確変状態等)から非状態Aへ移行した場合]に、該第一の演出の演出終了位置[例えば、図268(a)に示すように、演出B3に係る演出が終了する位置]まで、該第一の演出を継続する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出を終了させる条件が成立した場合であっても、第一の演出の終了位置まで演出を継続させるので、遊技者に違和感を与えないようにすることができ、興趣の低下を低減させることができる場合がある。
ここで、第一の演出の演出終了位置は、1つのみであってもよいし、2つ以上あってもよい。また、第一の演出の演出終了位置が2つ以上ある場合にあっては、一番早い時期の演出終了位置で終了させるようにしてもよいし、いずれの演出終了位置で第一の演出を終了させるかについて抽選等により決定するようにしてもよい。
また、第一の演出の演出終了位置は、例えば、楽曲の終了するタイミング(いわゆる、キリのいいタイミング)としてもよいし、楽曲の途中(キリのいいタイミングでないタイミング)であってもよい。
例えば、いわゆる1種2種混合タイプの遊技台にあっては、時短状態の開始のタイミングで第一の演出を開始し、その後、時短状態とならない大当り遊技が終了したときに第一の演出終了条件が成立する場合、当該大当り遊技の終了とともに第一の演出を終わらせることなく、第一の演出の演出終了位置まで(キリのいいところで)第一の演出を継続させるようにしてもよい。一方、時短状態となった後、大当り遊技に移行することなく時短状態が終了(いわゆる、時短抜け)した場合には、第一の演出の演出終了位置まで第一の演出を継続させることなく、時短抜けした時点で第一の演出を終了させるようにしてもよい。
さらに、例えば、2連荘以上の大当りとなった場合であって、時短状態とならない大当り遊技となった場合に、第一の演出を継続して行う回数限定モードに移行するようにしてもよい。ここで、回数限定モードとは、例えば、大当り遊技の終了後、予め決められた回数(例えば、30回)だけ第一の演出を継続して行うモードのことである。ここで、回数限定モードは、2連荘以上の大当りとなった場合にのみ移行するようにし、初回の大当りが時短状態とならない大当り(いわゆる、単発の大当り)の場合には移行しないようにしてもよい。また、単発の大当りの場合にも回数限定モードに移行するようにしてもよい。
また、主制御手段(例えば、主制御部300)は、副制御手段(例えば、第1副制御部400)によって制御される演出の内容に関係なく、大当り遊技を終了させる制御を実行可能であり、その後、特別図柄の変動表示を開始させることができる。
また、例えば、第一の演出の演出終了位置となるタイミングが、第一の演出終了条件が成立するタイミングよりも前となった場合には、主制御手段の制御上、キリのいいタイミング(例えば、大当り遊技の終了時や図柄停止時等)となるまで、第一の演出を継続して行うようにしてもよいし、第一の演出が終了する旨を報知する演出(例えば、「次回のリンク演出をお楽しみに」等の表示)を行うようにしてもよい。
その他、キリのいいタイミングでないタイミングで終了させる例としては、ST状態の終了(いわゆる、ST抜け)、時短抜け、確変状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない確変大当り(突然確変大当り:突確)、通常遊技状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない通常大当り(突然通常大当り:突通)、時短状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない時短付大当り(突然時短大当り:突時)、上述した島一斉演出の開始、電断復電等が挙げられる。ここで、島一斉演出が開始された場合において、島一斉演出の終了後も第一の演出を継続して実行する条件が成立していれば、島一斉演出の終了後に第一の演出を再開させるようにしてもよい。
また、『前記第一の演出は、複数の演出パート[例えば、演出B1、演出B2、演出B3]から構成された演出であり、
前記複数の演出パートのうちの一の演出パートは、第一の演出パート[例えば、演出B2]であり、
前記複数の演出パートのうちの一の演出パートは、第二の演出パート[例えば、演出B3]であり、
前記第二の演出パートは、前記第一の演出パートの次に実行される演出パートである[例えば、図268(a)に示すように、演出B3は、演出B2の次に実行されている]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出が開始されるタイミングによって、開始される演出パートが異なる場合があるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の演出は、第一の演出パート及び第二の演出パートのみからなるものであってもよいし、第一の演出パート及び第二の演出パート以外の演出パートをも含んで構成されたものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出パート及び第二の演出パートを必ず含むものであってもよいし、第一の演出パート及び第二の演出パートのうちの少なくともいずれか一方を含まない場合があってもよい。また、第一の演出は、第一の演出パートのみからなるものであってもよいし、第二の演出パートのみからなるものであってもよい。
また、第一の演出を構成する各演出パートは、それぞれの先頭から開始可能なものであってもよいし、途中から開始可能なものであってもよい。
また、第一の演出は、少なくとも第一の演出パート及び第二の演出パートを含んで構成されている場合において、これらの演出パートが繰り返し実行されるように構成されていてもよい。例えば、第一の演出パート、第二の演出パート・・・第Nの演出パートが実行された後は、第一の演出パートから再び実行されるようにしてもよい。
また、演出パートには、楽曲、動画、画像、演出可動手段による動作、ランプによる発光パターン等のうちの一つ又は2以上が含まれるものである。例えば、演出パートが楽曲を含んで構成されるものであれば、一つの楽曲により一つの演出パートを構成するようにしてもよいし、2曲以上の楽曲により一つの演出パートを構成するようにしてもよい。また、演出パートが楽曲を含んで構成されるものであれば、2以上の演出パートにより一つの楽曲を構成するようにしてもよい。
また、第一の演出を実行する場合において、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出パートの先頭から開始される場合があり、また、演出パートの途中から開始される場合があるように構成されてもよいし、演出パートの先頭からのみ開始可能であるように構成されてもよい。また、演出パートの途中からのみ開始可能であるように構成されてもよい。
また、第一の演出終了条件が成立した場合には、特定の演出パート(例えば、楽曲のラストを含むパート)が終了したときにのみ第一の演出を終了させ、それ以外の演出パートについては当該演出パートが終了しても第一の演出を終了させず、次に実行する演出パートを開始させるようにしてもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、島一斉演出や、図柄変動表示に係る演出や、大当り演出等]であり、
前記第二の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出にバリエーションを持たせることができる場合がある。
ここで、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭からのみ開始可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭以外から開始可能なものであってもよい。また、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、必ず先頭から開始するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始しない場合があってもよい。
また、『前記演出手段の制御を行う演出制御手段[例えば、第2副制御部400のCPU404]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記演出手段による前記第一の演出を途中から開始させる制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記演出手段による前記第一の演出を先頭から開始させる制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、前記演出手段による前記第二の演出を先頭から開始させる制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による演出制御と第一の計時手段によらない演出制御とが実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させつつも安定した制御を行うことができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を先頭から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を先頭から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を先頭から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を先頭から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、遊技の制御を実行可能な主制御手段を備えてもよく、主制御手段による遊技の制御は、演出制御手段の制御状態によらず実行されるように構成されていてもよい。また、例えば、主制御手段が演出制御手段の立ち上がり等を待って、遊技制御を開始するように構成されていてもよい。
また、『表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を備え、
前記演出手段は、前記表示手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記表示手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、表示手段のみによって実行されるものであってもよいし、表示手段及び表示手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]を備え、
前記演出手段は、前記発光手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記発光手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、発光手段のみによって実行されるものであってもよいし、発光手段及び発光手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、前記音出力手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記音出力手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、音出力手段のみによって実行されるものであってもよいし、音出力手段及び音出力手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『演出内容に応じて変位させることが可能な演出可動手段[例えば、演出可動体224]を備え、
前記演出手段は、前記演出可動手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記演出可動手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出可動手段は、演出内容に応じてのみ変位させることが可能なものであってもよいし、演出内容以外の場合にも変位させることが可能なものであってもよい。また、演出可動手段は、演出内容に応じて必ず変位させるものであってもよいし、演出内容に応じて変位させない場合があってもよい。
また、第一の演出は、演出可動手段のみによって実行されるものであってもよいし、演出可動手段及び演出可動手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、大当り演出であり、
前記第一の演出は、電サポ状態となった場合に開始される演出であり、
前記演出手段は、前記電サポ状態の実行中に大当り遊技が開始された場合に、前記第一の演出に換えて前記大当り演出を開始可能な手段であり、
前記第一の演出は、前記大当り遊技が終了し、前記電サポ状態が開始された場合に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、前記大当り遊技が終了し、前記電サポ状態が開始された場合に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出手段は、電サポ状態の実行中に大当り遊技が開始された場合には、第一の演出に換えて大当り演出のみを開始可能なものであってもよいし、電サポ状態の実行中に大当り遊技が開始された場合には、第一の演出に換えて大当り演出以外の演出を開始可能なものであってもよい。また、演出手段は、電サポ状態の実行中に大当り遊技が開始された場合には、第一の演出に換えて大当り演出を必ず開始するものであってもよいし、電サポ状態の実行中に大当り遊技が開始された場合には、第一の演出に換えて大当り演出を開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、大当り遊技が終了し、電サポ状態が開始された場合には、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果でない場合には、第一の演出が途中から開始され、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果である場合には、第一の演出が先頭から開始されるものであってもよい。第一の計時結果とは、例えば、第一の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図122等に示される姫島一斉演出]であり、
前記第三の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果が第一の演出開始時間[例えば、電源投入から1時間経過]となった場合に、必ず先頭から開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による演出のバリエーションを増加させ、演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合でも開始しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合であっても、さらに特定の条件が成立していない場合には、実行されないように構成されてもよい。ここで、特定の条件とは、例えば、店員による所定の操作(例えば、DIPスイッチ等の操作)や、遊技者による所定の操作(例えば、チャンスボタン操作などやユーザーモードによるカスタマイズ等)が行われたことにより、第三の演出の実行がONにされている場合などが挙げられる。また、所定のデモ演出(アニメデモ演出等)の実行中でない場合(すなわち、遊技者が遊技をしている状態であると判断される状態である場合)を特定の条件としてもよい。
また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい(例えば、演出Bを構成する演出B2が第三の演出を構成してもよい)。また、第一の演出の演出内容は、第三の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい。
また、第一の計時手段とは異なる計時手段によって第一の演出開始時間であるか否かを判断するように構成されてもよい。
また、『前記演出手段は、第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、第二の演出手段[例えば、演出可動体224]とを含む手段であり、
前記第一の演出は、少なくとも前記第一の演出手段及び前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による計時が開始されてからの時間に応じて、第一の演出と他の演出との両方が行われる場合や、いずれか一方のみが行われる場合等、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段のみを含むものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段以外の演出手段(例えば、第Nの演出手段)をさらに含むものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段を必ず含むものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段の少なくともいずれかを含まない場合があってもよい。
また、第一の演出手段と第二の演出手段とで、第一の演出が開始されるタイミングが同時であってもよいし、異なるタイミングであってもよい。また、第一の演出手段と第二の演出手段とで、第一の演出が終了するタイミングが同時であってもよいし、異なるタイミングであってもよい。
また、第一の演出手段による第一の演出におけるある演出部分と、第二の演出手段による第一の演出におけるある演出部分とが協働する場合があってもよい。すなわち、表示手段による演出表示が演出可動手段の動作とリンクするような演出(例えば、「越後屋」と表示された画像に、力こぶの形状を模した「演出可動手段」を接近させることで、攻撃しているかのように見せる演出)を行うようにしてもよい。また、第一の演出手段と第二の演出手段とで協働するような演出がなくてもよい。
また、第一の演出手段による第一の演出の開始のタイミングを決定するための計時手段と、第二の演出手段いよる第一の演出の開始のタイミングを決定するための計時手段とが別の計時手段であってもよい。また、計時手段と演出手段とが一対一対応であってもよいし、一対一対応に限定されず、例えば、一対二対応や二対一対応等であってもよい。
また、『前記第一の演出手段は、前記第一の演出を開始するタイミングが前記第二の演出手段と異なる演出手段である[例えば、図263に示すように、表示手段による演出Bの開始タイミングよりも演出可動手段による演出Bの開始タイミングの方が後のタイミングとなっている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出手段による第一の演出の開始タイミングは、第二の演出による第一の演出の開始タイミングよりも先である場合があってもよいし、後である場合があってもよいし、同時である場合があってもよい。
また、『第二の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC654]を備え、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、演出E]であり、
前記第四の演出は、該第四の演出が開始される際に、前記第二の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、演出Eは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、途中から開始する場合がある]、
前記第四の演出は、該第四の演出が開始される際に、前記第二の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、演出Eは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数の計時手段を用いた複数種類の演出を実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の計時手段による計時は、第一の計時手段による計時と同期するものであってもよいし、同期しないものであってもよい。
また、第四の演出は、第四の演出が開始される際に、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果でない場合には、第四の演出が途中から開始され、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果である場合には、第四の演出が先頭から開始されるものであってもよい。第二の計時結果とは、例えば、第二の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、電源が投入された際に計時を開始するタイマ[例えば、タイマ回路652]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、タイマは、電源をOFFからONにすると、カウンタ値がリセットされるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、リアルタイムクロック[例えば、RTC回路654]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第五の演出[例えば、演出F]であり、
前記第五の演出は、該第五の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、演出Fは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、途中から開始する場合がある]、
前記第五の演出は、該第五の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、演出Fは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による計時が開始されてからの時間に応じて、第一の演出と第五の演出との両方が行われる場合や、いずれか一方のみが行われる場合など、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第五の演出は、第一の演出と同期する演出であってもよいし、同期しない演出であってもよい。
また、第五の演出の開始のタイミングは、第一の演出の開始のタイミングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、第五の演出の終了のタイミングは、第一の演出の終了のタイミングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『複数の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等、演出可動体224]と、
第一の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC回路654]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の演出手段のうちの一の演出手段は、第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120]であり、
前記複数の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段[例えば、各種ランプ418等、演出可動体224]であり、
前記複数の演出手段は、複数の演出を実行可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図148(k)〜同図(p)に示される吉宗リンク演出や、図264(d)〜図266(k)に示されるリンク演出(演出B)]であり、
前記第一の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて開始される演出であり[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の途中から開始する場合があり、また、演出B2の先頭から開始する場合がある]、
少なくとも前記第一の演出手段及び前記第二の演出手段により前記第一の演出が実行されるように構成され、
前記第一の演出が開始される場合に、前記第一の演出手段による演出が開始された後で、前記第二の演出手段による演出が開始されるように構成されている[例えば、図263等に示すように、装飾図柄表示装置208及びスピーカ120による演出Bに係る演出が開始された後で、各種ランプ418等や演出可動体224による演出Bに係る演出が開始されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持たせることができる。
また、この遊技台によれば、第一の演出手段による第一の演出が開始された後に、第二の演出手段による第一の演出が開始されるので、第一の演出を徐々に盛り上げて遊技者を楽しませることができ、その結果、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段のみによって構成されたものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段以外の演出手段がさらに構成されたものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段のうちの少なくともいずれかを備えない場合があってもよい。
また、複数の演出手段のうちの全ての演出手段によって第一の演出を実行してもよいし、複数の演出手段のうちの一部の演出手段のみによって第一の演出を実行してもよい。例えば、表示手段と、音出力手段と、発光手段とにより第一の演出を行うが、演出可動手段は第一の演出を行わないものであってもよい。また、例えば、第一の表示手段と第二の表示手段とを備えた遊技台にあっては、第一の表示手段は第一の演出を行うが、第二の表示手段は第一の演出を行わないものであってもよい。また、例えば、遊技台の枠体に設けられた発光手段と、遊技盤に設けられた発光手段とを備えた遊技台にあっては、いずれか一方の発光手段については第一の演出を行うが、いずれか他方の発光手段については第一の演出を行わないものであってもよい。また、例えば、第一の音出力手段(例えば、高音域を出力可能な音出力手段)と、第二の音出力手段(例えば、低音域を出力可能な音出力手段)とを備えた遊技台にあっては、いずれか一方の音出力手段については第一の演出を行うが、いずれか他方の音出力手段については第一の演出を行わないものであってもよい。また、例えば、第一の演出可動手段(例えば、遊技台の枠体に設けられた演出可動手段)と、第二の演出可動手段(例えば、遊技盤に設けられた演出可動手段)とを備えた遊技台にあっては、いずれか一方の演出可動手段については第一の演出を行うが、いずれか他方の演出可動手段については第一の演出を行わないものであってもよい。
また、複数の演出手段は、第一の演出を含む複数の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出を含む複数の演出以外の演出も実行可能であってもよい。また、複数の演出手段は、第一の演出を含む複数の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を含む複数の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段及び第二の演出手段により必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段のみにより実行可能なものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段以外の演出手段によっても第一の演出が実行されるものであってもよい。
また、第一の演出が開始される場合には、第一の演出手段による演出が開始された後で、第二の演出手段による演出が必ず開始されるように構成されていてもよいし、第一の演出手段による演出が開始されるよりも前に、第二の演出手段による演出が開始される場合があってもよいし、第一の演出手段による演出が第二の演出手段による演出と同時に開始される場合があってもよい。
また、『前記第一の演出は、該第一の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出である[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の途中から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出の開始位置にバリエーションを持たせることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の演出は、第一の演出が開始される際に、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果でない場合には、第一の演出が途中から開始されるものであってもよい。第一の計時結果とは、例えば、第一の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記第一の演出は、該第一の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、第一の演出が開始される際に、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果である場合には、第一の演出が先頭から開始されるものであってもよい。
また、『前記第一の演出は、第一の演出終了条件が成立した場合[例えば、図268(a)に示すように、T2のタイミングで遊技状態が状態A(電サポ状態、大当り遊技状態、確変状態等)から非状態Aへ移行した場合]に、該第一の演出の演出終了位置[例えば、図268(a)に示すように、演出B3に係る演出が終了する位置]まで、該第一の演出を継続する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出を終了させる条件が成立した場合であっても、第一の演出の終了位置まで演出を継続させるので、遊技者に違和感を与えないようにすることができ、興趣の低下を低減させることができる場合がある。
ここで、第一の演出の演出終了位置は、1つのみであってもよいし、2つ以上あってもよい。また、第一の演出の演出終了位置が2つ以上ある場合にあっては、一番早い時期の演出終了位置で終了させるようにしてもよいし、いずれの演出終了位置で第一の演出を終了させるかについて抽選等により決定するようにしてもよい。
また、第一の演出の演出終了位置は、例えば、楽曲の終了するタイミング(いわゆる、キリのいいタイミング)としてもよいし、楽曲の途中(キリのいいタイミングでないタイミング)であってもよい。
例えば、いわゆる1種2種混合タイプの遊技台にあっては、時短状態の開始のタイミングで第一の演出を開始し、その後、時短状態とならない大当り遊技が終了したときに第一の演出終了条件が成立する場合、当該大当り遊技の終了とともに第一の演出を終わらせることなく、第一の演出の演出終了位置まで(キリのいいところで)第一の演出を継続させるようにしてもよい。一方、時短状態となった後、大当り遊技に移行することなく時短状態が終了(いわゆる、時短抜け)した場合には、第一の演出の演出終了位置まで第一の演出を継続させることなく、時短抜けした時点で第一の演出を終了させるようにしてもよい。
さらに、例えば、2連荘以上の大当りとなった場合であって、時短状態とならない大当り遊技となった場合に、第一の演出を継続して行う回数限定モードに移行するようにしてもよい。ここで、回数限定モードとは、例えば、大当り遊技の終了後、予め決められた回数(例えば、30回)だけ第一の演出を継続して行うモードのことである。ここで、回数限定モードは、2連荘以上の大当りとなった場合にのみ移行するようにし、初回の大当りが時短状態とならない大当り(いわゆる、単発の大当り)の場合には移行しないようにしてもよい。また、単発の大当りの場合にも回数限定モードに移行するようにしてもよい。
また、主制御手段(例えば、主制御部300)は、副制御手段(例えば、第1副制御部400)によって制御される演出の内容に関係なく、大当り遊技を終了させる制御を実行可能であり、その後、特別図柄の変動表示を開始させることができる。
また、例えば、第一の演出の演出終了位置となるタイミングが、第一の演出終了条件が成立するタイミングよりも前となった場合には、主制御手段の制御上、キリのいいタイミング(例えば、大当り遊技の終了時や図柄停止時等)となるまで、第一の演出を継続して行うようにしてもよいし、第一の演出が終了する旨を報知する演出(例えば、「次回のリンク演出をお楽しみに」等の表示)を行うようにしてもよい。
その他、キリのいいタイミングでないタイミングで終了させる例としては、ST状態の終了(いわゆる、ST抜け)、時短抜け、確変状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない確変大当り(突然確変大当り:突確)、通常遊技状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない通常大当り(突然通常大当り:突通)、時短状態に移行することとなる出玉のほとんど期待できない時短付大当り(突然時短大当り:突時)、上述した島一斉演出の開始、電断復電等が挙げられる。ここで、島一斉演出が開始された場合において、島一斉演出の終了後も第一の演出を継続して実行する条件が成立していれば、島一斉演出の終了後に第一の演出を再開させるようにしてもよい。
また、『表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を備え、
前記複数の演出手段は、前記表示手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記表示手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、表示手段のみによって実行されるものであってもよいし、表示手段及び表示手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]を備え、
前記複数の演出手段は、前記発光手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記発光手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、発光手段のみによって実行されるものであってもよいし、発光手段及び発光手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記複数の演出手段は、前記音出力手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記音出力手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、音出力手段のみによって実行されるものであってもよいし、音出力手段及び音出力手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『演出内容に応じて変位させることが可能な演出可動手段[例えば、演出可動体224]を備え、
前記複数の演出手段は、前記演出可動手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記演出可動手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出可動手段は、演出内容に応じてのみ変位させることが可能なものであってもよいし、演出内容以外の場合にも変位させることが可能なものであってもよい。また、演出可動手段は、演出内容に応じて必ず変位させるものであってもよいし、演出内容に応じて変位させない場合があってもよい。
また、第一の演出は、演出可動手段のみによって実行されるものであってもよいし、演出可動手段及び演出可動手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、島一斉演出や、図柄変動表示に係る演出や、大当り演出等]であり、
前記第二の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出にバリエーションを持たせることができる場合がある。
ここで、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭からのみ開始可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭以外から開始可能なものであってもよい。また、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、必ず先頭から開始するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数の演出手段の制御を行う演出制御手段[例えば、第2副制御部400のCPU404]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記複数の演出手段による前記第一の演出の実行制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御を実行しない場合があってもよい。
また、『前記複数の演出手段の制御を行う演出制御手段[例えば、第2副制御部400のCPU404]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記複数の演出手段による前記第一の演出の実行制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、前記複数の演出手段による前記第二の演出の実行制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
この遊技台によれば、第一の計時手段による演出制御と第一の計時手段によらない演出制御とが実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させつつも安定した制御を行うことができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、複数の演出手段による第一の演出の実行制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、複数の演出手段による第二の演出の実行制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、複数の演出手段による第二の演出の実行制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、複数の演出手段による第二の演出の実行制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、複数の演出手段による第二の演出の実行制御を実行しない場合があってもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図122等に示される姫島一斉演出]であり、
前記第三の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果が第一の演出開始時間[例えば、電源投入から1時間経過]となった場合に、必ず先頭から開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による演出のバリエーションを増加させ、演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合でも開始しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合であっても、さらに特定の条件が成立していない場合には、実行されないように構成されてもよい。ここで、特定の条件とは、例えば、店員による所定の操作(例えば、DIPスイッチ等の操作)や、遊技者による所定の操作(例えば、チャンスボタン操作などやユーザーモードによるカスタマイズ等)が行われたことにより、第三の演出の実行がONにされている場合などが挙げられる。また、所定のデモ演出(アニメデモ演出等)の実行中でない場合(すなわち、遊技者が遊技をしている状態であると判断される状態である場合)を特定の条件としてもよい。
また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい(例えば、演出Bを構成する演出B2が第三の演出を構成してもよい)。また、第一の演出の演出内容は、第三の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい。
また、『第二の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC654]を備え、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、演出E]であり、
前記第四の演出が開始される場合に、前記第二の計時手段による計時の結果に応じて、該第四の演出が開始される[例えば、演出Eは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、途中から開始する場合があり、また、先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数の計時手段を用いた複数種類の演出を実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の計時手段による計時は、第一の計時手段による計時と同期するものであってもよいし、同期しないものであってもよい。
また、第四の演出は、第四の演出が開始される際に、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果でない場合には、第四の演出が途中から開始され、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果である場合には、第四の演出が先頭から開始されるものであってもよい。第二の計時結果とは、例えば、第二の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、電源が投入された際に計時を開始するタイマ[例えば、タイマ回路652]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、タイマは、電源をOFFからONにすると、カウンタ値がリセットされるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、リアルタイムクロック[例えば、RTC回路654]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第五の演出[例えば、演出F]であり、
前記第五の演出は、該第五の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、演出Fは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、途中から開始する場合がある]、
前記第五の演出は、該第五の演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、演出Fは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による計時が開始されてからの時間に応じて、第一の演出と第五の演出との両方が行われる場合や、いずれか一方のみが行われる場合など、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第五の演出は、第一の演出と同期する演出であってもよいし、同期しない演出であってもよい。
また、第五の演出の開始のタイミングは、第一の演出の開始のタイミングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、第五の演出の終了のタイミングは、第一の演出の終了のタイミングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、各種ランプ418等、演出可動体224]と、
第一の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC回路654]と、
を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数の演出を実行可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図148(k)〜同図(p)に示される吉宗リンク演出や、図264(d)〜図266(k)に示されるリンク演出(演出B)]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、図265(f)〜同図(h)に示される、電サポ状態における装飾図柄の変動表示]であり、
前記第一の演出は、第一の演出開始条件[例えば、大当り遊技状態への移行]が成立した場合に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の途中から開始する場合がある]、
前記第一の演出は、前記第一の演出開始条件が成立してから第一の期間[例えば、電サポ状態の終了]が経過するまで実行可能な演出であり、
前記第二の演出は、第二の演出開始条件[例えば、図柄変動の開始]が成立した場合に、開始可能な演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出開始条件が成立してから第二の期間[例えば、図柄変動の終了]が経過するまで実行可能な演出であり、
前記第一の期間は、前記第二の期間よりも長い期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持たせることができる。
また、この遊技台によれば、第一の期間が第二の期間よりも長いので、第二の演出よりも第一の演出を注目させることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出及び第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出以外の演出も実行可能であってもよい。また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出のうちの少なくともいずれかを実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出開始条件が成立してから第一の期間が経過するまでにのみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出開始条件が成立してから第一の期間が経過するまで以外にも実行可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出開始条件が成立してから第一の期間が経過するまでに必ず実行するものであってもよいし、第一の演出開始条件が成立してから第一の期間が経過するまでに実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出開始条件が成立した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の演出開始条件が成立した場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第二の演出は、第二の演出開始条件が成立した場合に必ず開始するものであってもよいし、第二の演出開始条件が成立した場合に開始しない場合があってもよい。
また、第一の期間は、第二の期間よりも短い期間である場合があってもよい。例えば、第二の期間が、大当りの開始から終了までの最大時間であってもよい。ここで、大当りの開始から終了までの最大時間は、少なくとも、可変入賞手段の1ラウンドにおける最大開放時間、最大ラウンド数に依存し、例えば、可変入賞手段の1ラウンドにおける最大開放時間が30秒で、最大ラウンド数が15ラウンドである場合には、第二の演出としての大当り演出の第二の期間の最大時間は、8分+α(大当り開始演出の実行時間、ラウンド間インターバルの実行時間×15ラウンド分、大当り終了演出の実行時間を含む)となる。
また、第二の期間は、当該遊技台において実行可能な複数種類の特別図柄の変動表示時間のうちの最大変動時間であってもよいし、最小変動時間であってもよい。
また、第二の期間は、ST状態や時短状態の最小消化時間であってもよいし、最大消化時間であってもよい。ここで、ST状態や時短状態における特別図柄の変動表示時間の最小変動時間が0.5sで、ST状態あるいは時短状態が維持される図柄変動表示の回数が100回である場合には、最小消化時間は50秒+α(図柄確定時間×100回分を含む)となる。
また、第二の期間の一部又は全部が第一の期間の一部と重複してもよい。例えば、第一の演出の実行中に第二の演出(例えば、第一の演出の実行中における装飾図柄の変動表示(第二の演出の一例))が開始されてもよい。また、第二の演出の実行中に第一の演出(例えば、装飾図柄の変動表示(第二の演出の一例)中に第一の演出)が開始されてもよい。また、第二の演出の実行中に第一の演出が実行されなくてもよい。例えば、装飾図柄の変動表示(第二の演出の一例)中に第一の演出が実行されないで、次回の装飾図柄の変動表示の開始時に実行されてもよいし、大当り遊技に係る演出(第二の演出の一例)の実行中に第一の演出が実行されないで、大当り遊技の終了後(例えば、大当り遊技の終了後の1回目の装飾図柄の変動表示の開始時)から開始されるようにしてもよいし、島一斉演出(第二の演出の一例)の実行中は行わず、島一斉演出の終了後に行うようにしてもよい。また、第一の演出の実行中に第二の演出が実行されなくてもよい。
また、第一の期間は、第二の期間と同じ長さの期間である場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214]を備え、
前記第一の演出は、複数回の前記図柄変動表示に跨って実行可能な演出である[例えば、図140(a)に示すように、演出Bは、複数回の装飾図柄変動に跨って実行されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能であってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、複数回の図柄変動表示に跨ってのみ実行可能なものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に跨らずに実行可能なものであってもよい。また、第一の演出は、複数回の図柄変動表示に跨って必ず実行するものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に跨って実行しない場合があってもよい。
また、『前記第二の演出開始条件は、前記図柄変動表示が開始することにより成立する演出開始条件であり、
前記第二の期間は、前記図柄変動表示が停止することで終了する期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一遊技が行われる時間よりも第一の期間が長いので、第一の演出を一以上の遊技で実行される可能性があるので、遊技者を長く第一の演出を楽しませることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第二の期間は、電サポ時(確変状態及び時短状態を含む)において選択され得る変動時間の最大時間であってもよいし、最小時間であってもよい。また、第二の期間は、非電サポ時(確変状態及び時短状態を含む)に選択され得る変動時間の最大時間であってもよいし、最小時間であってもよい。
また、主制御手段と、主制御手段からのコマンド(例えば、停止する特図を識別するためのコマンドや、変動時間を特定するためのコマンド等)に応じて演出を実行可能な演出制御手段とを備えた遊技台にあっては、演出制御手段により制御される演出が第二の演出であってもよい。
また、図柄表示手段は、主制御手段により制御されるものであってもよいし、演出制御手段(副制御手段)によって制御されるものであってもよい。
また、『前記第二の演出開始条件は、大当り遊技が開始することにより成立する演出開始条件であり、
前記第二の期間は、前記大当り遊技が終了することで終了する期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、1回の大当り遊技が行われる時間(第二の期間)よりも第一の期間が長いので、遊技者を長く楽しませることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の期間は、大当り遊技の前後に有利な状態が付帯している場合には、大当り遊技の前後の有利な状態をも含めて第二の期間としてもよい。例えば、電サポ状態(確変状態及び時短状態を含む)に移行してから大当り遊技状態に移行した後、再び電サポ状態(確変及び時短状態を含む)に移行して当該電サポ状態が終了した場合には、最初に移行した電サポ状態から最後の電サポ状態が終了するまでを第二の期間としてもよい。ここで、大当りの開始から終了までの最大時間は、少なくとも、可変入賞手段の1ラウンドにおける最大開放時間、最大ラウンド数に依存し、例えば、可変入賞手段の1ラウンドにおける最大開放時間が30秒で、最大ラウンド数が15ラウンドである場合には、第二の演出としての大当り演出の第二の期間の最大時間は、8分+α(大当り開始演出の実行時間、ラウンド間インターバルの実行時間×15ラウンド分、大当り終了演出の実行時間を含む)となる。
また、ここで、
「第二の期間は、電サポ状態が開始することで開始する期間であり、
前記第二の期間は、前記電サポ状態が終了することで終了する期間である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
また、
「第二の期間は、確変状態が開始することで開始する期間であり、
前記第二の期間は、前記確変状態が終了することで終了する期間である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
また、
「第二の期間は、時短状態が開始することで開始する期間であり、
前記第二の期間は、前記時短状態が終了することで終了する期間である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
また、
「特定の当り(例えば、潜確や小当り)が終了した場合に特殊モードに移行可能に構成され、
前記第一の演出は、前記特殊モードにおいて実行可能である、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
ここで特殊モードとは、例えば、特殊な演出が実行可能なモードのことである。
また、『前記第一の演出は、前記第一の演出開始条件が成立した場合に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、図264(d)や、図267(a−3)や、図268等に示すように、演出Bは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出B2の先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出が開始されるタイミングによって、第一の演出が先頭から開始されるので、演出効果を高めることができる場合がある。
また、『前記第一の演出は、第一の演出終了条件が成立した場合[例えば、図268(a)に示すように、T2のタイミングで遊技状態が状態A(電サポ状態、大当り遊技状態、確変状態等)から非状態Aへ移行した場合]に、該第一の演出の演出終了位置[例えば、図268(a)に示すように、演出B3に係る演出が終了する位置]まで、該第一の演出を継続する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出を終了させる条件が成立した場合であっても、第一の演出の終了位置まで演出を継続させるので、遊技者に違和感を与えないようにすることができ、興趣の低下を低減させることができる場合がある。
ここで、第一の演出の演出終了位置は、1つのみであってもよいし、2つ以上あってもよい。また、第一の演出の演出終了位置が2つ以上ある場合にあっては、一番早い時期の演出終了位置で終了させるようにしてもよいし、いずれの演出終了位置で第一の演出を終了させるかについて抽選等により決定するようにしてもよい。
また、第一の演出の演出終了位置は、例えば、楽曲の終了するタイミング(いわゆる、キリのいいタイミング)としてもよいし、楽曲の途中(キリのいいタイミングでないタイミング)であってもよい。
例えば、いわゆる1種2種混合タイプの遊技台にあっては、時短状態の開始のタイミングで第一の演出を開始し、その後、時短状態とならない大当り遊技が終了したときに第一の演出終了条件が成立する場合、当該大当り遊技の終了とともに第一の演出を終わらせることなく、第一の演出の演出終了位置まで(キリのいいところで)第一の演出を継続させるようにしてもよい。一方、時短状態となった後、大当り遊技に移行することなく時短状態が終了(いわゆる、時短抜け)した場合には、第一の演出の演出終了位置まで第一の演出を継続させることなく、時短抜けした時点で第一の演出を終了させるようにしてもよい。
さらに、例えば、2連荘以上の大当りとなった場合であって、時短状態とならない大当り遊技となった場合に、第一の演出を継続して行う回数限定モードに移行するようにしてもよい。ここで、回数限定モードとは、例えば、大当り遊技の終了後、予め決められた回数(例えば、30回)だけ第一の演出を継続して行うモードのことである。ここで、回数限定モードは、2連荘以上の大当りとなった場合にのみ移行するようにし、初回の大当りが時短状態とならない大当り(いわゆる、単発の大当り)の場合には移行しないようにしてもよい。また、単発の大当りの場合にも回数限定モードに移行するようにしてもよい。
また、主制御手段(例えば、主制御部300)は、副制御手段(例えば、第1副制御部400)によって制御される演出の内容に関係なく、大当り遊技を終了させる制御を実行可能であり、その後、特別図柄の変動表示を開始させることができる。
また、例えば、第一の演出の演出終了位置となるタイミングが、第一の演出終了条件が成立するタイミングよりも前となった場合には、主制御手段の制御上、キリのいいタイミング(例えば、大当り遊技の終了時や図柄停止時等)となるまで、第一の演出を継続して行うようにしてもよいし、第一の演出が終了する旨を報知する演出(例えば、「次回のリンク演出をお楽しみに」等の表示)を行うようにしてもよい。
その他、キリのいいタイミングでないタイミングで終了させる例としては、ST状態の終了(いわゆる、ST抜け)、時短抜け、確変状態中に移行した出玉のほとんど期待できない確変大当り(突然確変大当り:突確)、確変状態中に移行した出玉のほとんど期待できない通常大当り(突然通常大当り:突通)、出玉のほとんど期待できない時短付大当り(突然時短大当り:突時)、上述した島一斉演出の開始、電断復電等が挙げられる。ここで、島一斉演出が開始された場合において、島一斉演出の終了後も第一の演出を継続して実行する条件が成立していれば、島一斉演出の終了後に第一の演出を再開させるようにしてもよい。
また、『前記第一の演出は、複数の演出パート[例えば、演出B1、演出B2、演出B3]から構成された演出であり、
前記複数の演出パートのうちの一の演出パートは、第一の演出パート[例えば、演出B2]であり、
前記複数の演出パートのうちの一の演出パートは、第二の演出パート[例えば、演出B3]であり、
前記第二の演出パートは、前記第一の演出パートの次に実行される演出パートである[例えば、図268(a)に示すように、演出B3は、演出B2の次に実行されている]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出が開始されるタイミングによって、開始される演出パートが異なる場合があるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の演出は、第一の演出パート及び第二の演出パートのみからなるものであってもよいし、第一の演出パート及び第二の演出パート以外の演出パートをも含んで構成されたものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出パート及び第二の演出パートを必ず含むものであってもよいし、第一の演出パート及び第二の演出パートのうちの少なくともいずれか一方を含まない場合があってもよい。また、第一の演出は、第一の演出パートのみからなるものであってもよいし、第二の演出パートのみからなるものであってもよい。
また、第一の演出を構成する各演出パートは、それぞれの先頭から開始可能なものであってもよいし、途中から開始可能なものであってもよい。
また、第一の演出は、少なくとも第一の演出パート及び第二の演出パートを含んで構成されている場合において、これらの演出パートが繰り返し実行されるように構成されていてもよい。例えば、第一の演出パート、第二の演出パート・・・第Nの演出パートが実行された後は、第一の演出パートから再び実行されるようにしてもよい。
また、演出パートには、楽曲、動画、画像、演出可動手段による動作、ランプによる発光パターン等のうちの一つ又は2以上が含まれるものである。例えば、演出パートが楽曲を含んで構成されるものであれば、一つの楽曲により一つの演出パートを構成するようにしてもよいし、2曲以上の楽曲により一つの演出パートを構成するようにしてもよい。また、演出パートが楽曲を含んで構成されるものであれば、2以上の演出パートにより一つの楽曲を構成するようにしてもよい。
また、第一に演出を実行する場合において、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出パートの先頭から開始される場合があり、また、演出パートの途中から開始される場合があるように構成されてもよいし、演出パートの先頭からのみ開始可能であるように構成されてもよい。また、演出パートの途中からのみ開始可能であるように構成されてもよい。
また、第一の演出終了条件が成立した場合には、特定の演出パート(例えば、楽曲のラストを含むパート)が終了したときにのみ第一の演出を終了させ、それ以外の演出パートについては当該演出パートが終了しても第一の演出を終了させず、次に実行する演出パートを開始させるようにしてもよい。
また、『表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を備え、
前記演出手段は、前記表示手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記表示手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、表示手段のみによって実行されるものであってもよいし、表示手段及び表示手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]を備え、
前記演出手段は、前記発光手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記発光手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、発光手段のみによって実行されるものであってもよいし、発光手段及び発光手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、前記音出力手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記音出力手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、音出力手段のみによって実行されるものであってもよいし、音出力手段及び音出力手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『演出内容に応じて変位させることが可能な演出可動手段[例えば、演出可動体224]を備え、
前記演出手段は、前記演出可動手段を含む手段であり、
前記第一の演出は、前記演出可動手段によって少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出可動手段は、演出内容に応じてのみ変位させることが可能なものであってもよいし、演出内容以外の場合にも変位させることが可能なものであってもよい。また、演出可動手段は、演出内容に応じて必ず変位させるものであってもよいし、演出内容に応じて変位させない場合があってもよい。
また、第一の演出は、演出可動手段のみによって実行されるものであってもよいし、演出可動手段及び演出可動手段とは別の演出手段によって実行されるものであってもよい。
また、『前記第二の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭からのみ開始可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭以外から開始可能なものであってもよい。また、第二の演出は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、必ず先頭から開始するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、先頭から開始しない場合があってもよい。
また、『前記演出手段の制御を行う演出制御手段[例えば、第2副制御部400のCPU404]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記演出手段による前記第一の演出を途中から開始させる制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出制御手段により第一の計時手段による演出制御を実行可能であるので、安定した制御を行うことができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、『前記演出手段の制御を行う演出制御手段[例えば、第2副制御部400のCPU404]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、前記演出手段による前記第一の演出を途中から開始させる制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第一の計時手段による計時の結果に関わらず、前記第二の演出を先頭から開始させる制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出制御手段が第一の計時手段による演出制御と第一の計時手段によらない演出制御とが実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させつつも安定した制御を行うことができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に応じて、演出手段による第一の演出を途中から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の計時手段による計時の結果に関わらず、演出手段による第二の演出を先頭から開始させる制御を実行しない場合があってもよい。
また、『前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図122等に示される姫島一斉演出]であり、
前記第三の演出は、前記第一の計時手段による計時の結果が第一の演出開始時間[例えば、電源投入から1時間経過]となった場合に、必ず先頭から開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による演出のバリエーションを増加させ、演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の演出開始時間が経過した場合でも開始しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、第一の演出開始時間が経過した場合であっても、さらに特定の条件が成立していない場合には、実行されないように構成されてもよい。ここで、特定の条件とは、例えば、店員による所定の操作(例えば、DIPスイッチ等の操作)や、遊技者による所定の操作(例えば、チャンスボタン操作などやユーザーモードによるカスタマイズ等)が行われたことにより、第三の演出の実行がONにされている場合などが挙げられる。また、所定のデモ演出(アニメデモ演出等)の実行中でない場合(すなわち、遊技者が遊技をしている状態であると判断される状態である場合)を特定の条件としてもよい。
また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第三の演出の演出内容は、第一の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい(例えば、演出Bを構成する演出B2が第三の演出を構成してもよい)。また、第一の演出の演出内容は、第三の演出の演出内容の一部によって構成されたものであってもよい。
また、『前記演出手段は、第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、第二の演出手段[例えば、演出可動体224]とを含む手段であり、
前記第一の演出は、少なくとも前記第一の演出手段及び前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の計時手段による計時が開始されてからの時間に応じて、第一の演出と他の演出との両方が行われる場合や、いずれか一方のみが行われる場合等、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段のみを含むものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段以外の演出手段(例えば、第Nの演出手段)をさらに含むものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出手段及び第二の演出手段を必ず含むものであってもよいし、第一の演出手段及び第二の演出手段の少なくともいずれかを含まない場合があってもよい。
また、第一の演出手段と第二の演出手段とで、第一の演出が開始されるタイミングが同時であってもよいし、異なるタイミングであってもよい。また、第一の演出手段と第二の演出手段とで、第一の演出が終了するタイミングが同時であってもよいし、異なるタイミングであってもよい。
また、第一の演出手段による第一の演出におけるある演出部分と、第二の演出手段による第一の演出におけるある演出部分とが協働する場合があってもよい。すなわち、表示手段による演出表示が演出可動手段の動作とリンクするような演出(例えば、「越後屋」と表示された画像に、力こぶの形状を模した「演出可動手段」を接近させることで、攻撃しているかのように見せる演出)を行うようにしてもよい。また、第一の演出手段と第二の演出手段とで協働するような演出がなくてもよい。
また、第一の演出手段による第一の演出の開始のタイミングを決定するための計時手段と、第二の演出手段による第一の演出の開始のタイミングを決定するための計時手段とが別の計時手段であってもよい。また、計時手段と演出手段とが一対一対応であってもよいし、一対一対応に限定されず、例えば、一対二対応や二対一対応等であってもよい。
また、『第二の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC654]を備え、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、演出E]であり、
前記第四の演出が開始される場合に、前記第二の計時手段による計時の結果に応じて、該第四の演出が開始される[例えば、演出Eは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、途中から開始する場合があり、また、先頭から開始する場合もある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数の計時手段を用いた複数種類の演出を実行可能であるので、演出のバリエーションを増加させることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の計時手段による計時は、第一の計時手段による計時と同期するものであってもよいし、同期しないものであってもよい。
また、第四の演出は、第四の演出が開始される際に、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果でない場合には、第四の演出が途中から開始され、第二の計時手段による計時の結果が第二の計時結果である場合には、第四の演出が先頭から開始されるものであってもよい。第二の計時結果とは、例えば、第二の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、電源が投入された際に計時を開始するタイマ[例えば、タイマ回路652]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、タイマは、電源をOFFからONにすると、カウンタ値がリセットされるものであってもよい。
また、『前記第一の計時手段は、リアルタイムクロック[例えば、RTC回路654]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
本例に係る遊技台は、パチンコ機に限定されるものではなく、例えば、複数種類の図柄が施された複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンなどにも好適である。
また、本例に係る遊技台は、所定の遊技領域に球を発射する発射装置と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口と、入賞口に入球した球を検知する検知手段と、検知手段が球を検知した場合に球を払出す払出手段と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技状態の推移を告知するようなパチンコ機などにも好適である。
また、本例に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。
図276は、本例を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図276に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
以上説明したように、図276に示すパチンコ機900は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本例に係る遊技台において、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
[第6適用可能形態]
次に、第6適用可能形態について説明する。本適用可能形態では、特別図柄の大当り停止図柄態様とラウンド毎のアタッカの動作パターンに特徴がある。なお、本適用可能形態において、遊技盤200に第2カウントスイッチSW2が設けられており、この第2カウントスイッチSW2は、V通過スイッチとしても機能している。なお、V通過スイッチとしても機能する第2カウントスイッチSW2の他にも、第2可変入賞口235に入球した遊技球が通過可能であって、V通過スイッチとしては機能しない第3カウントスイッチを設けるようにしてもよく、第2可変入賞口235に入球した遊技球が第2カウントスイッチSW2と第3カウントスイッチのいずれか一方を通過可能に構成してもよい。さらに、第2カウントスイッチSW2に、上述したようなVシャッタを設けて、第2カウントスイッチSW2への遊技球の通過を制御するようにしてもよい。この場合において、特定のラウンド(例えば、14ラウンド目と16ラウンド目)のみ第2カウントスイッチSW2を通過可能にVシャッタの開閉制御や第2可変入賞口235の開閉制御を行うようにしてもよく、例えば、特定のラウンド以外のラウンドでは、Vシャッタが開放して第2カウントスイッチSW2を通過することができないタイミングでのみ第2可変入賞口235を開放させるようにしてもよい。
図277(a)は、第6適用可能形態のパチンコ機における特別図柄の大当り停止図柄態様とラウンド毎のアタッカの動作パターンの一例を示したものであり、図277(b)は、大当り遊技における大入賞口(可変入賞口)の具体的動作パターンの一例を示したものである。
図277(a)に示すように、第6適用可能形態のパチンコ機での大当り図柄は「図柄1」〜「図柄9」、「図柄A」、「図柄C」、「図柄E」及び「図柄F」から構成されている。このうち、特図1の大当り図柄は、「図柄1」〜「図柄9」、「図柄A」、「図柄C」、「図柄E」及び「図柄F」であり、特図2の大当り図柄は、「図柄1」である。本適用可能形態では、大当り図柄により大当り遊技における大入賞口の動作パターンが異なっている。また、本適用可能形態では、いずれの大当りにおいても、1ラウンド目、3ラウンド目、5ラウンド目、7ラウンド目、9ラウンド目、11ラウンド目、13ラウンド目及び15ラウンド目(すなわち、奇数ラウンド)では、第1可変入賞口234(第1のアタッカ)が開放し、2ラウンド目、4ラウンド目、6ラウンド目、8ラウンド目、10ラウンド目、12ラウンド目、14ラウンド目、16ラウンド目(すなわち、偶数ラウンド)では、第2可変入賞口235(第2のアタッカ)が開放する。すなわち、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235とがラウンド毎に交互に開放されるように構成されている。その他、特図1及び特図2のいずれも、ハズレ図柄や小当り図柄の表示が可能である。なお、小当りを備えないものであってもよい。また、特図2の大当り図柄は、「図柄1」以外の図柄も表示可能であってもよい。
図277(b)に示すように、大入賞口の動作パターンは9種類用意されており、ラウンド毎の大入賞口の動作は、これらのうちのいずれかの動作パターンに基づいている。
「図柄1」で大当りした場合は、奇数ラウンドでは、第1可変入賞口234(第1のアタッカ)が最大29秒間開放した後、ラウンド後閉鎖時間(閉鎖状態1)として0.4秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間(閉鎖状態2)として0.1秒間閉鎖する(パターン6)。偶数ラウンドでは、第2可変入賞口235(第2のアタッカ)が29秒間開放した後、ラウンド後閉鎖時間として0.4秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間として0.1秒間閉鎖する(パターン9)。すなわち、「図柄1」は、1ラウンド〜16ラウンドまで、いずれのラウンドにおいても多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な16ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、偶数ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2を遊技球が通過しやすくなるため、「図柄1」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄1」で大当りした場合は、いずれのラウンドにおいてもラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数が減少され、大当り遊技における出玉の減少を抑制することができる場合があり、また、出玉の減少を抑制するためにいわゆる止め打ちを強いられるようなことがなくなる場合もある。
「図柄2」で大当りした場合は、奇数ラウンドでは、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、14ラウンド目を除く偶数ランドでは、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。14ラウンド目では、第2可変入賞口235(第2のアタッカ)が0.5秒間開放、3秒間閉鎖、28秒間開放する動作を行った後、ラウンド後閉鎖時間として0.4秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間として0.1秒間閉鎖する(パターン8)。すなわち、「図柄2」は、1ラウンド〜16ラウンドまで、いずれのラウンドにおいても多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な16ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、偶数ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄2」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄2」で大当りした場合も、いずれのラウンドにおいてもラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄3」で大当りした場合は、奇数ラウンドでは、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、14ラウンド目を除く偶数ラウンドでは、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。14ラウンド目では、第2可変入賞口235(第2のアタッカ)が0.5秒間開放開放した後、ラウンド後閉鎖時間(閉鎖状態1)として1.9秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間(閉鎖状態2)として0.1秒間閉鎖する(パターン7)。すなわち、「図柄3」は、1ラウンド〜13ラウンド、15ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質15ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、14ラウンド目を除く偶数ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄3」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄3」で大当りした場合は、14ラウンド目を除くいずれのラウンドにおいてもラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄4」で大当りした場合は、15ラウンド目を除く奇数ラウンドでは、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、14ラウンド目及び16ラウンド目を除く偶数ラウンドでは、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。また、14ラウンド目及び16ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。15ラウンド目では、第1可変入賞口234(第1のアタッカ)が0.5秒間開放した後、ラウンド後閉鎖時間(閉鎖状態1)として1.9秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間(閉鎖状態2)として0.1秒間閉鎖する(パターン1)。すなわち、「図柄4」は、1ラウンド〜13ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質13ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、14ラウンド目及び16ラウンド目を除く偶数ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄4」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄4」で大当りした場合は、14ラウンド〜16ラウンドを除くいずれのラウンドにおいてもラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄5」で大当りした場合は、1ラウンド目では、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、2ラウンド目及び16ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。そして、3ラウンド目、5ラウンド目、7ラウンド目、9ラウンド目、11ラウンド目及び15ラウンド目では、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、4ラウンド目、6ラウンド目、8ラウンド目、10ラウンド目、12ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。そして、13ラウンド目では、第1可変入賞口234(第1のアタッカ)が0.5秒間開放した後、ラウンド後閉鎖時間(閉鎖状態1)として1.9秒間閉鎖し、さらにその後、ラウンド間インターバル時間(閉鎖状態2)として8.1秒間閉鎖する(パターン3)。14ラウンド目では、上述したパターン8によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄5」は、1ラウンド、2ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質4ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、2ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄5」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄5」で大当りした場合は、1ラウンド、2ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄6」及び「図柄7」で大当りした場合は、1ラウンド目、3ラウンド目及び5ラウンド目では、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、2ラウンド目、4ラウンド目、6ラウンド目及び16ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。そして、7ラウンド目、9ラウンド目、11ラウンド目及び15ラウンド目では、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、8ラウンド目、10ラウンド目及び12ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。そして、13ラウンド目では、上述したパターン3によるアタッカの動作が行われ、14ラウンド目では、上述したパターン8によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄6」は、1ラウンド〜6ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質8ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、2ラウンド、4ラウンド、6ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄6」及び「図柄7」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄6」及び「図柄7」で大当りした場合は、1ラウンド〜6ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄8」で大当りした場合は、1ラウンド目、3ラウンド目、5ラウンド目、13ラウンド目及び15ラウンド目では、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、2ラウンド目、4ラウンド目及び6ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。そして、7ラウンド目、9ラウンド目及び11ラウンド目では、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、8ラウンド目、10ラウンド目、12ラウンド目及び14ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。そして、16ラウンド目では、上述したパターン8によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄8」は、1ラウンド〜6ラウンド、13ラウンド、15ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質9ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、2ラウンド、4ラウンド、6ラウンド及び16ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄8」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄8」で大当りした場合は、1ラウンド〜6ラウンド、13ラウンド、15ラウンド及び16ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄9」で大当りした場合は、1ラウンド目、3ラウンド目、5ラウンド目、13ラウンド目及び15ラウンド目では、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、2ラウンド目、4ラウンド目及び6ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。そして、7ラウンド目、9ラウンド目及び11ラウンド目では、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、8ラウンド目、10ラウンド目、12ラウンド目、14ラウンド目及び16ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄9」は、1ラウンド〜6ラウンド、13ラウンド及び15ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質8ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、2ラウンド、4ラウンド及び6ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄9」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄9」で大当りした場合は、1ラウンド〜6ラウンド、13ラウンド及び15ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄A」及び「図柄F」で大当りした場合は、1ラウンド目、3ラウンド目、5ラウンド目及び7ラウンド目では、上述したパターン6によるアタッカの動作が行われ、2ラウンド目、4ラウンド目、6ラウンド目、8ラウンド目及び16ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。そして、9ラウンド目、11ラウンド目、13ラウンド目及び15ラウンド目では、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、10ラウンド目及び12ラウンド目では、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。そして、14ラウンド目では、上述したパターン8によるアタッカの動作が行われ、16ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄A」及び「図柄F」は、1ラウンド〜8ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質10ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、2ラウンド、4ラウンド、6ラウンド、8ラウンド、14ラウンド及び16ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄A」及び「図柄F」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄A」及び「図柄F」で大当りした場合は、1ラウンド〜8ラウンド、13ラウンド及び15ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄C」で大当りした場合は、13ラウンド目を除く奇数ラウンドでは、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、14ラウンド及び16ラウンドを除く偶数ラウンドでは、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。そして、13ラウンド目では、上述したパターン3によるアタッカの動作が行われる。そして、14ラウンド目では、上述したパターン8によるアタッカの動作が行われ、16ラウンド目では、上述したパターン9によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄C」は、14ラウンド及び16ラウンドで多くの遊技球が可変入賞口へ入球可能な実質2ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、14ラウンド及び16ラウンドにおいて第2のアタッカがロング開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過しやすくなるため、「図柄C」は、確変獲得を予定している大当りであることを示す図柄である。また、「図柄C」で大当りした場合は、14ラウンド及び16ラウンドにおいて、ラウンド後閉鎖時間及びラウンド間インターバル時間の合計時間が0.5秒と短時間であるので、ラウンド間において第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に入賞できない遊技球の数を減少させることができる場合がある。
「図柄E」で大当りした場合は、奇数ラウンドでは、上述したパターン1によるアタッカの動作が行われ、偶数ラウンドでは、上述したパターン7によるアタッカの動作が行われる。すなわち、「図柄E」は、1ラウンド〜16ラウンドのいずれのラウンドも短開放であり、実質0ラウンド大当りであることを示す図柄である。また、いずれの偶数ラウンドにおいても第2のアタッカが短開放となり、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が通過し難くなるため、「図柄E」は、確変獲得を予定していない大当りであることを示す図柄である。
次に、本適用可能形態における、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の変形例について説明する。図278は、可変入賞口の形状及び配置について模式的に説明する図である。
図278(a)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235ともに横幅が同じであって、第1可変入賞口234の真下に第2可変入賞口235が配置された態様が示されている。
同図(b)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235ともに横幅が同じであるが、第2可変入賞口235の上方に設けられた第1可変入賞口234の配置される位置が第2可変入賞口235の配置された位置よりも左右方向で距離aだけ右側にずれている態様が示されている。
同図(c)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235ともに横幅が同じであるが、第2可変入賞口235の上方に設けられた第1可変入賞口234の配置される位置が第2可変入賞口235の配置された位置よりも左右方向で距離bだけ左側にずれている態様が示されている。
同図(d)では、第2可変入賞口235の横幅cよりも第1可変入賞口234の横幅dの方が短く、第1可変入賞口234が上下方向で第2可変入賞口235の左右両端の範囲内となる位置に配置されている態様が示されている。すなわち、横幅が異なる2つの可変入賞口のうちの一方の可変入賞口が上下方向で他方の可変入賞口の横幅に含まれるように配置されている態様が示されている。
同図(e)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の横幅は同図(d)に示す態様と同じであるが、第2可変入賞口235の上方に設けられた第1可変入賞口234が第2可変入賞口235よりも左右方向で距離eだけ右側に突出して配置されている態様が示されている。すなわち、横幅が異なる2つの可変入賞口のうちの一方の可変入賞口が上下方向で他方の可変入賞口の横幅に含まれないように配置されている態様が示されている。
同図(f)では、第1可変入賞口234の横幅fよりも第2可変入賞口235の横幅gの方が短く、第2可変入賞口235が上下方向で第1可変入賞口234の左右両端の範囲内となる位置に配置されている態様が示されている。すなわち、横幅が異なる2つの可変入賞口のうちの一方の可変入賞口が上下方向で他方の可変入賞口の横幅に含まれるように配置されている態様が示されている。
同図(g)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の横幅は同図(f)に示す態様と同じであるが、第1可変入賞口234の下方に設けられた第2可変入賞口235が第1可変入賞口234よりも左右方向で距離hだけ左側に突出して配置されている態様が示されている。すなわち、横幅が異なる2つの可変入賞口のうちの一方の可変入賞口が上下方向で他方の可変入賞口の横幅に含まれないように配置されている態様が示されている。
同図(h)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235ともに横幅が同じであるが、遊技球の直径の2倍よりも短い態様が示されている。また、同図(h)では、第1可変入賞口234の真下に第2可変入賞口235が間隔iをあけて配置されている。
同図(i)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の横幅は、同図(h)に示される態様と同じであるが、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235との間隔jが遊技球の直径よりも短い態様が示されている。
同図(j)では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の横幅及び第1可変入賞口234と第2可変入賞口235との間隔jは、同図(i)に示される態様と同じであるが、第1可変入賞口234が第2可変入賞口の下方に配置されている態様が示されている。
[第7適用可能形態]
次に、第7適用可能形態について説明する。本適用可能形態は、島一斉演出(演出A)を実行可能に構成されたものである。
図279は、第7適用可能形態に係るパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。
図279(19)〜同図(30)に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の主表示領域D1のうちの一部の副表示領域D21(ワイプ状表示領域208W)において島一斉演出(演出A)が実行されている様子が示されている。なお、副表示領域D21は、主表示領域D1の中央下部に配置されている。
図279(19)は、チャンスボタン136が押下されて主人公の殿様がカットインにより表示される内容の演出が実行されている様子が示されている。ここで、副表示領域D21に表示されている島一斉演出(演出A)は、大当り遊技中における演出表示が行われているレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されており、大当り遊技中における演出表示に重畳して島一斉演出が表示されるように構成されている。また、同図(19)では、上述したカットイン表示が、副表示領域D21に表示されている島一斉演出のレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されているため、カットイン表示が島一斉演出に重畳して表示されている。ここで、島一斉演出がカットイン表示の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。また、大当り遊技中における演出表示が島一斉演出の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。
同図(20)〜同図(22)は、引き続き島一斉演出が行われている。
その後、大当り遊技が進行して、13ラウンド目になると、同図(23)に示すように、上述した打ち方指示1演出(「次のRでVを狙え」という表示を含む演出)が実行される。この「次のRでVを狙え」という表示は、副表示領域D21に表示されている島一斉演出のレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されているため、島一斉演出に重畳して表示されている。ここで、島一斉演出が「次のRでVを狙え」という表示の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。
その後、14ラウンド目になると、第2可変入賞口235aがロング開放し、V通過が容易な状態となり、装飾図柄表示装置208では、同図(24)に示すように、「V狙え」という打ち方指示2演出が実行される。この「V狙え」という表示は、副表示領域D21に表示されている島一斉演出のレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されているため、島一斉演出に重畳して表示されている。これにより、遊技者は、この「V狙え」という表示を意識しつつ島一斉演出を楽しむことができる場合がある。ここで、島一斉演出が「V狙え」という表示の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。
同図(25)〜同図(28)は、引き続き島一斉演出が行われている。
図279(28)に示すタイミングで、第2可変入賞口235a内のV通過スイッチSW2への遊技球の通過(V通過)があると、同図(29)に示すように、V入賞した旨の演出(「V」の表示を含む演出)が実行される。この「V」の表示は、副表示領域D21に表示されている島一斉演出のレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されているため、島一斉演出に重畳して表示されている。ここで、島一斉演出が「V」の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。
16ラウンド目が終了すると、同図(30)に示すように、上述した大当り終了2の演出が行われる。ここで、副表示領域D21に表示されている島一斉演出は、大当り終了2の演出表示が行われているレイヤーよりも前面側のレイヤーに配置されており、大当り終了2の演出表示に重畳して島一斉演出が表示されるように構成されている。ここで、大当り終了2の演出表示が島一斉演出の前面側に重畳して表示されるようにしてもよい。
そして、大当り終了2の演出が終了して大当り遊技が終了すると、同図(31)に示すように、装飾図柄表示装置208では、副表示領域D21が消去され、副表示領域D21上で行われていた島一斉演出(演出A)が主表示領域D1にて引き続き行われる。すなわち、本適用可能形態では、島一斉演出(演出A)は、大当り遊技の実行中以外にも実行可能な演出であるということができる。
以上説明した、実施形態や変形例や適用可能形態や適用例等は、パチンコ機に限らず、スロトマシンにも適用することができる。
図280は、適用可能なスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図280に示すスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取り付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の背面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ1023は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1041は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1041から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器1025、遊技情報表示器1026、および、払出枚数表示器1027は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
ベットボタン1032の右横に配置された矩形状のチャンスボタン1100や、このチャンスボタン1100の右横に配置された操作ボタンユニット1046は、遊技者による各種操作に用いられる操作手段の一つである。操作ボタンユニット1046は、矩形状のベース1050を有し、このベース1050上には、OKボタンと、クリアボタンと、十字キーとしての、上キー、下キー、左キー、および右キーが配置されている。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1034は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット1036の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル1062が設けられている。タイトルパネル1062の下部には、メダル払出口1055、メダルの受け皿1061が設けられている。
音孔1081はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1060が配設されており、演出装置1060の上部には音孔1043が設けられている。この演出装置1060は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ1063a、左シャッタ1063bからなるシャッタ(遮蔽装置)1063と、このシャッタ1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ1063a、左シャッタ1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000においても、チャンスボタン1100や、十字キーが配置されており、液晶表示装置1057も搭載されている。この液晶表示装置1057にも、チャンスボタン1100に関する表示(例えば、チャンスボタン1100を操作することを促す表示)が表示され、演出表示も表示される。また、十字キーが操作されたことに応じてメータ表示や数値表示等も表示される。液晶表示装置1057に、チャンスボタン1100に関する表示と演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン1100が操作されたことに応じた表示(例えば、専用のキャラクタ登場表示)は開始されない場合があるが、十字キーが操作されたことに応じてメータ表示や数値表示等は表示が開始される場合がある。
また、チャンスボタン1100に関する表示としては、チャンスボタン1100を操作することを促す画像が複数表示される場合もある。さらに、液晶表示装置1057には、メダル詰まりエラーや、投入枚数異常エラーや、ホッパー詰まりエラーや、ホッパー満杯エラー等のエラー表示もなされる。チャンスボタン1100を操作することを促す複数の画像と、演出表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン1100が操作されたことに応じた表示は開始されない場合があるが、エラー表示は、エラーが解消されれば消える。
さらに、液晶表示装置1057には、一斉演出も表示される。チャンスボタン1100に関する表示と、一斉演出の表示の両方が表示されている状態では、チャンスボタン1100が操作されたことに応じた表示は開始されない場合があるが、エラー表示は、エラーが解消されれば消える。
以上の記載では、
『第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234]と、
第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235]と、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第二の領域[例えば、V通過スイッチとして機能する第2カウントスイッチSW2が設けられた領域]と、
複数種類の報知を実行可能な報知手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態[例えば、確変状態:特図高確率普図高確率状態]が開始可能に構成されており、
大当り遊技[例えば、図277(a)に示される「図柄1」が表示されて開始される大当り遊技]は、複数のラウンド[例えば、16ラウンド]で構成されており、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第一のラウンド[例えば、14ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第二の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第二のラウンド[例えば、15ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第一の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第三のラウンド[例えば、16ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第二のラウンドは、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第一の状態は、遊技球が入球不可能な状態[例えば、閉状態]であり、
前記第二の状態は、遊技球が入球可能な状態[例えば、開状態]であり、
前記第二のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第二のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進報知[例えば、「V狙え」という打ち方指示2演出]」という。)は、前記第二の領域への遊技球の進入を促す報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記大当り遊技は、前記複数のラウンドのそれぞれが、前記第二の状態となる期間が長期間である長期間ラウンド[例えば、図277(b)に示すように、第1可変入賞口234又は第2可変入賞口235が最大28秒間(大入賞口動作パターン8)や最大29秒間(大入賞口動作パターン6,9)のロング開放を行うラウンド]と、前記第二の状態となる期間が短期間である短期間ラウンド[例えば、図277(b)に示すように、第1可変入賞口234又は第2可変入賞口235が最も短い開放時間である最大0.5秒間(大入賞口動作パターン1〜5,7)の短開放を行うラウンド]のいずれか一方となるように構成されており、
前記報知手段は、前記第一のラウンド及び前記第三のラウンドが前記長期間ラウンドであって、かつ、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり[例えば、14ラウンド目と16ラウンド目で第2可変入賞口235がロング開放し、かつ、14ラウンド目において第2カウントスイッチSW2への遊技球の通過がなく14ラウンド目が終了した場合には、15ラウンド目に移行しても打ち方指示2演出が継続して行われる。すなわち、14ラウンド目から15ラウンド目に亘って継続して打ち方指示2演出が行われる。一方、14ラウンド目と16ラウンド目で第2可変入賞口235が短開放する場合には、14ラウンド目において第2カウントスイッチSW2への遊技球の通過がなかった場合でも、15ラウンド目において打ち方指示2演出は行われない。]、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第四のラウンド[例えば、13ラウンド目]」という。)は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第四のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態となるラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第四のラウンドの後で開始されるラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、大当り遊技に改良の余地があったが、この遊技台によれば、大当り遊技に特徴を持たせることができる。
また、この遊技台によれば、大当り遊技における消化スピードを高めることができ、さらに、消化スピードの高い大当り遊技においても第一のラウンドにおいて遊技球が第二の領域に進入しなかったことについて遊技者に気づかせることができる場合がある。
ここで、第二の領域は、第二の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入可能なものであってもよいし、第二の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入可能なものであってもよい。また、第二の領域は、第二の可変入賞手段に入球した遊技球が必ず進入するものであってもよいし、第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入しない場合があってもよい。
また、第一の可変入賞手段は、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態にのみ変化可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態とは別の状態に変化することが可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態にのみ変化可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態とは別の状態に変化することが可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第一の状態は、遊技球のみが入球不可能な状態であってもよいし、遊技球の他に入球不可能なものがあってもよい。
また、第二の状態は、遊技球のみが入球可能な状態であってもよいし、遊技球の他に入球可能なものがあってもよいし、遊技球が必ず入球する状態であってもよいし、遊技球が入球不可能な場合がある状態であってもよい。
また、報知手段は、遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態のみが開始可能に構成されてもよいし、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態以外の遊技状態も開始可能に構成されてもよい。また、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が必ず開始されるように構成されてもよいし、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、大当り遊技は、第一のラウンド、第二のラウンド、第三のラウンド及び第四のラウンドのみからなるものであってもよいし、第一のラウンド、第二のラウンド、第三のラウンド及び第四のラウンド以外のラウンドがあってもよい。
また、報知手段は、第一のラウンドで遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドで遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドで遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドで遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
なお、報知手段は、第一のラウンド及び第二のラウンドが長期間ラウンドであり、第三のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドが長期間ラウンドであり、第二のラウンド及び第三のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであり、第二のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。
また、『前記大当り遊技は、前記第一の可変入賞手段と前記第二の可変入賞手段がラウンド毎に交互に前記第二の状態となるように構成されている[例えば、図277(a)に示すように、奇数ラウンドでは第1可変入賞口234が開放し、偶数ラウンドでは第2可変入賞口235が開放する]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、大当り遊技の消化速度をより向上させることができる場合がある。
なお、大当り遊技が、一部のラウンドにおいて第一の可変入賞手段と第二の可変入賞手段がラウンド毎に交互に第二の状態とならないものであってもよい。また、一部のラウンドにおいて第一の可変入賞手段と第二の可変入賞手段がラウンド毎に交互に第二の状態とならない大当り遊技があってもよい。また、全部のラウンドにおいて第一の可変入賞手段と第二の可変入賞手段がラウンド毎に交互に第二の状態とならない大当り遊技があってもよい。
また、『前記大当り遊技は、前記第一の可変入賞手段が最初に第二の状態となるラウンドとなるように構成されている[例えば、図277(a)に示すように、1ラウンド目では第1可変入賞口234が開放する]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、大当り遊技が、第二の可変入賞手段が最初に第二の状態となるラウンドとなるように構成されていてもよい。また、第一の可変入賞手段が最初に第二の状態となるラウンドとなる大当り遊技と、第二の可変入賞手段が最初に第二の状態となるラウンドとなる大当り遊技とがあってもよい。
また、『前記第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234]は、前記第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235]よりも遊技球の流下方向の上流側の位置に配置されている可変入賞手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ラウンド間における出玉の減少を抑制することができる場合がある。また、出玉の減少を抑制するために止め打ちを強いられるようなことがなくなる場合がある。
なお、第一の可変入賞手段は、第二の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の下流側の位置に配置されていてもよい。
また、『前記第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235]は、前記第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234]に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過した遊技球が遊技釘に接触せずに入球可能な位置に配置された可変入賞手段である[例えば、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235との間に遊技釘238が配置されていないので、第1可変入賞口234に入球することなく第1可変入賞口234の前方を通過した遊技球が遊技釘238に接触せずに第2可変入賞口235に入球可能となっている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の可変入賞手段の前方を通過した遊技球が遊技釘によって遊技球が弾かれて第二の可変入賞手段に入賞できなくなることを減少でき、大当り遊技の消化速度をより向上させることができる場合がある。
なお、第一の可変入賞手段に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過した遊技球が遊技釘に接触した後に第二の可変入賞手段に入球する場合があってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第一の可変入賞手段に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過して遊技釘に接触しなかった遊技球のみが入球可能に構成されてもよいし、第一の可変入賞手段に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過して遊技釘に接触しなかった遊技球以外の遊技球も入球可能に構成されてもよい。また、第二の可変入賞手段は、第一の可変入賞手段に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過して遊技釘に接触しなかった遊技球が必ず入球するように構成されてもよいし、第一の可変入賞手段に入球することなく該第一の可変入賞手段の前方を通過して遊技釘に接触しなかった遊技球が入球しない場合があるように構成されてもよい。
また、『前記第一の可変入賞手段は、該第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に他の入賞手段がない位置に配置された可変入賞手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、大当り遊技中において発射された遊技球が第一の可変入賞手段以外の入賞手段に入賞することなく第一の可変入賞手段に到達することができるので、大当り遊技の消化速度をより向上させることができる場合がある。
なお、第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に他の入賞手段があってもよい。
また、『前記大当り遊技において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、該大当り遊技の終了後に第一の遊技状態[例えば、電サポ状態:特図低確率普図高確率状態]が開始されるように構成されており、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態のみが開始可能に構成されてもよいし、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態以外の遊技状態も開始可能に構成されてもよい。また、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態が必ず開始されるように構成されてもよいし、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態が開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の遊技状態は、いずれの遊技状態であってもよく、例えば、電サポなし確変状態(特図高確率普図低確率状態)であってもよいし、電サポ状態(特図低確率普図高確率状態)であってもよいし、非電サポ状態(特図低確率普図低確率状態)であってもよい。すなわち、第一の遊技状態は、第二の遊技状態よりも不利な遊技状態であれば、いずれの遊技状態であっても適用可能である。
また、『前記第一の遊技状態は、非確変状態[例えば、特図低確率普図高確率状態]であり、
前記第二の遊技状態は、確変状態[例えば、特図高確率普図高確率状態]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の遊技状態は、電サポ状態(例えば、特図低確率普図高確率状態)であってもよいし、非電サポ状態(例えば、特図低確率普図低確率状態)であってもよい。
また、第二の遊技状態は、電サポ状態であってもよい。すなわち、特図高確率普図高確率状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態であってもよい。また、特図高確率普図低確率状態であってもよい。
また、『前記第二の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入不可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入不可能な領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入不可能な領域であってもよい。
また、『前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第一の領域[例えば、第1カウントスイッチSW1が設けられた領域]を備え、
前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、賞球が払い出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入可能な領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入可能な領域であってもよい。また、第一の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球が必ず進入する領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入しない場合がある領域であってもよい。
また、『前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進事前報知[例えば、「次のRでVを狙え」という打ち方指示1演出]」という。)は、前記第一のラウンドで前記第二の領域へ遊技球を進入させるべきことを遊技者に事前に報知する報知であり、
前記報知手段は、前記第四のラウンドで前記遊技球進入促進事前報知を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一のラウンドで第二の領域へ遊技球を進入させるべきことを遊技者に確実に知らせることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知のみを実行可能なものであってもよいし、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知以外の報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第四のラウンド以外のラウンドで遊技球進入促進事前報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知を必ず実行するものであってもよいし、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知を行わない場合があってもよい。
また、『第二の領域有効状態[例えば、確変作動領域有効状態]において前記第二の領域に遊技球が進入した場合であって、前記大当り遊技の終了後に、前記第二の遊技状態が開始するように構成されており、
前記第二の領域有効状態とは、前記第二の領域への遊技球の進入を有効なものとして取り扱う状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域有効状態以外の状態において遊技球を第二の領域に進入させる不正を防止できる場合がある。
ここで、第二の遊技状態は、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の領域有効状態とは別の状態において第二の領域に遊技球が進入した場合にも、大当り遊技の終了後に開始可能なものであってもよい。また、第二の遊技状態は、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後に必ず開始されるものであってもよいし、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後に開始されない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入報知[例えば、確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示]」という。)は、前記第二の領域に遊技球が進入したことを報知する報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記遊技球進入報知を実行する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域に遊技球が進入したことを遊技者に確実に認識させることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ遊技球進入報知を実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合以外にも遊技球進入報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に遊技球進入報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に遊技球進入報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記報知手段は、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入報知を実行する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域に遊技球が進入したことを遊技者により確実に認識させることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記報知手段は、前記第一のラウンドにおける一部の期間で前記遊技球進入促進報知を実行する手段であり、
前記遊技球進入促進報知は、前記第二の領域に遊技球を進入させることを遊技者に促す報知であり、
前記第一のラウンドにおける一部の期間とは、該第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入する以前の期間のことである[例えば、14ラウンド目が開始されて打ち方指示2演出が開始された後、V通過スイッチSW2への遊技球の通過があると、V入賞した旨の演出が実行される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域への遊技球の進入があったタイミングを遊技者が容易に認識できる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234a]と、
第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235a]と、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第二の領域[例えば、V通路2340g]と、
複数種類の報知を実行可能な報知手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態[例えば、確変状態:特図高確率普図高確率状態]が開始可能に構成されており、
大当り遊技[例えば、「図柄1」が表示されて開始される大当り遊技]は、複数のラウンド[例えば、16ラウンド]で構成されており、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第一のラウンド[例えば、14ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第二の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第二のラウンド[例えば、15ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第一の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第三のラウンド[例えば、16ラウンド目]」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第二のラウンドは、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第一の状態は、遊技球が入球不可能な状態[例えば、閉状態]であり、
前記第二の状態は、遊技球が入球可能な状態[例えば、開状態]であり、
前記第二のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第二のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進報知[例えば、図279(24)に示される「V狙え」という打ち方指示2演出]」という。)は、前記第二の領域への遊技球の進入を促す報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記大当り遊技は、前記複数のラウンドのそれぞれが、前記第二の状態となる期間が長期間である長期間ラウンド[例えば第1可変入賞口234a又は第2可変入賞口235aが最大28秒間(大入賞口動作パターン8)や最大29秒間(大入賞口動作パターン6,9)のロング開放を行うラウンド]と、前記第二の状態となる期間が短期間である短期間ラウンド[例えば、第1可変入賞口234a又は第2可変入賞口235aが最も短い開放時間である最大0.5秒間(大入賞口動作パターン1〜5,7)の短開放を行うラウンド]のいずれか一方となるように構成されており、
前記報知手段は、前記第一のラウンド及び前記第三のラウンドが前記長期間ラウンドであって、かつ、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり[例えば、図279(24)〜同図(29)に示すように、14ラウンド目と16ラウンド目で第2可変入賞口235aがロング開放し、かつ、14ラウンド目においてV通過スイッチSW2への遊技球の通過がなく14ラウンド目が終了した場合には、15ラウンド目に移行しても打ち方指示2演出が継続して行われる。すなわち、14ラウンド目から15ラウンド目に亘って継続して打ち方指示2演出が行われる。一方、14ラウンド目と16ラウンド目で第2可変入賞口235aが短開放する場合には、14ラウンド目において第2カウントスイッチSW2への遊技球の通過がなかった場合でも、15ラウンド目において打ち方指示2演出は行われない。]、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、島一斉演出[例えば、図279に示される島一斉演出(演出A)]であり、
前記報知手段は、前記島一斉演出の実行中に前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段である[例えば、図279(24)〜同図(27)に示すように、島一斉演出の実行中に「V狙え」という打ち方指示2演出が行われている]、
ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、報知手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、報知手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、遊技者に、遊技球進入促進報知を意識させつつ島一斉演出を楽しませることができる場合がある。
ここで、第二の領域は、第二の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入可能なものであってもよいし、第二の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入可能なものであってもよい。また、第二の領域は、第二の可変入賞手段に入球した遊技球が必ず進入するものであってもよいし、第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入しない場合があってもよい。
また、第一の可変入賞手段は、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態にのみ変化可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態とは別の状態に変化することが可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態にのみ変化可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態とは別の状態に変化することが可能であってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第一の状態は、遊技球のみが入球不可能な状態であってもよいし、遊技球の他に入球不可能なものがあってもよい。
また、第二の状態は、遊技球のみが入球可能な状態であってもよいし、遊技球の他に入球可能なものがあってもよいし、遊技球が必ず入球する状態であってもよいし、遊技球が入球不可能な場合がある状態であってもよい。
また、報知手段は、遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、島一斉演出のみを実行可能なものであってもよいし、島一斉演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、島一斉演出を必ず実行するものであってもよいし、島一斉演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態のみが開始可能に構成されてもよいし、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態以外の遊技状態も開始可能に構成されてもよい。また、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が必ず開始されるように構成されてもよいし、第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、大当り遊技は、第一のラウンド、第二のラウンド及び第三のラウンドのみからなるものであってもよいし、第一のラウンド、第二のラウンド及び第三のラウンド以外のラウンドがあってもよい。
また、報知手段は、第一のラウンドで遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドで遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドで遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドで遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
なお、報知手段は、第一のラウンド及び第二のラウンドが長期間ラウンドであり、第三のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドが長期間ラウンドであり、第二のラウンド及び第三のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。また、報知手段は、第一のラウンド及び第三のラウンドが長期間ラウンドであり、第二のラウンドが短期間ラウンドであって、かつ、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、第二のラウンドで遊技球進入促進報知を実行可能であってもよい。
また、『前記島一斉演出は、前記大当り遊技の実行中以外にも実行可能な演出である[例えば、図279(31)に示すように、大当り遊技の終了後においても島一斉演出(演出A)が実行されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技者に、大当り遊技以外にも島一斉演出を楽しませることができる場合がある。
ここで、島一斉演出は、大当り遊技の実行中以外にも必ず実行するものであってもよいし、大当り遊技の実行中以外に実行しない場合があってもよい。
また、『前記島一斉演出は、電源が投入されてからの時間[例えば、電源が投入されてから60分毎]に応じて実行可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技の進行とは異なるタイミングで島一斉演出が実行されて遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、島一斉演出は、電源が投入されてからの時間に応じてのみ実行可能なものであってもよいし、電源が投入されてからの時間に応じて以外にも実行可能なものであってもよい。また、島一斉演出は、電源が投入されてからの時間に応じて必ず実行するものであってもよいし、電源が投入されてからの時間に応じて実行しない場合があってもよい。
また、『前記島一斉演出は、該島一斉演出が開始された後、第一の演出期間[例えば、図129(a)に示すように、演出A1aの場合は5分、演出A2aの場合は5分20秒、演出A3aの場合は4分]が経過した場合に終了する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一定の時間だけ島一斉演出を楽しませることができ、遊技者に限定的な楽しさを付与することができる場合がある。
ここで、島一斉演出は、島一斉演出が開始された後、第一の演出期間が経過した場合にのみ終了するものであってもよいし、島一斉演出が開始された後、第一の演出期間が経過した場合以外にも終了するものであってもよい。また、島一斉演出は、島一斉演出が開始された後、第一の演出期間が経過した場合に必ず終了するものであってもよいし、島一斉演出が開始された後、第一の演出期間が経過しても終了しない場合があってもよい。
また、『前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]を含む手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、島一斉演出を視覚的に楽しませることができる場合がある。
ここで、演出手段は、表示手段のみを含んで構成されたものであってもよいし、表示手段以外の手段も含んで構成されたものであってもよい。また、演出手段は、表示手段を必ず含んで構成されたものであってもよいし、表示手段を含まない場合があってもよい。
また、『前記演出手段は、音出力手段[例えば、スピーカ120]を含む手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、島一斉演出を聴覚的に楽しませることができる場合がある。
ここで、演出手段は、音出力手段のみを含んで構成されたものであってもよいし、音出力手段以外の手段も含んで構成されたものであってもよい。また、演出手段は、音出力手段を必ず含んで構成されたものであってもよいし、音出力手段を含まない場合があってもよい。
また、『第一の計時手段[例えば、タイマ回路652、RTC回路654]を備え、
前記島一斉演出は、該島一斉演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、途中から開始される場合がある演出であり[例えば、演出Aは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出Aの途中から開始する場合がある]、
前記島一斉演出は、該島一斉演出が開始される際に、前記第一の計時手段による計時の結果に応じて、先頭から開始される場合がある演出である[例えば、演出Aは、タイマ回路652が示すカウンタ値により、演出Aの先頭から開始する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、島一斉演出が開始されるタイミングによって、島一斉演出が先頭から、又は、途中から開始されるので、開始タイミングにバリエーションを持たせることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、島一斉演出は、島一斉演出が開始される際に、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果でない場合には、島一斉演出が途中から開始され、第一の計時手段による計時の結果が第一の計時結果である場合には、島一斉演出が先頭から開始されるものであってもよい。第一の計時結果とは、例えば、第一の計時手段による計時開始時が含まれるものであってもよい。
また、『前記大当り遊技において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、該大当り遊技の終了後に第一の遊技状態[例えば、電サポ状態:特図低確率普図高確率状態]が開始されるように構成されており、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態のみが開始可能に構成されてもよいし、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態以外の遊技状態も開始可能に構成されてもよい。また、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態が必ず開始されるように構成されてもよいし、大当り遊技において第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、大当り遊技の終了後に第一の遊技状態が開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の遊技状態は、いずれの遊技状態であってもよく、例えば、電サポなし確変状態(特図高確率普図低確率状態)であってもよいし、電サポ状態(特図低確率普図高確率状態)であってもよいし、非電サポ状態(特図低確率普図低確率状態)であってもよい。すなわち、第一の遊技状態は、第二の遊技状態よりも不利な遊技状態であれば、いずれの遊技状態であっても適用可能である。
また、『前記第一の遊技状態は、非確変状態[例えば、特図低確率普図高確率状態]であり、
前記第二の遊技状態は、確変状態[例えば、特図高確率普図高確率状態]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の遊技状態は、電サポ状態(例えば、特図低確率普図高確率状態)であってもよいし、非電サポ状態(例えば、特図低確率普図低確率状態)であってもよい。
また、第二の遊技状態は、電サポ状態であってもよい。すなわち、特図高確率普図高確率状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態であってもよい。また、特図高確率普図低確率状態であってもよい。
また、『前記第二の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入不可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入不可能な領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入不可能な領域であってもよい。
また、『前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第一の領域[例えば、入賞カウントスイッチSW4]を備え、
前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、賞球が払い出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球のみが進入可能な領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球以外の遊技球も進入可能な領域であってもよい。また、第一の領域は、第一の可変入賞手段に入球した遊技球が必ず進入する領域であってもよいし、第一の可変入賞手段に入球した遊技球が進入しない場合がある領域であってもよい。
また、『前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進事前報知[例えば、図279(23)に示される「次のRでVを狙え」という打ち方指示1演出]」という。)は、前記第一のラウンドで前記第二の領域へ遊技球を進入させるべきことを遊技者に事前に報知する報知であり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第四のラウンド[例えば、13ラウンド目]」という。)は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第四のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態となるラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第四のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記報知手段は、前記第四のラウンドで前記遊技球進入促進事前報知を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一のラウンドで第二の領域へ遊技球を進入させるべきことを遊技者に確実に知らせることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知のみを実行可能なものであってもよいし、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知以外の報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第四のラウンド以外のラウンドで遊技球進入促進事前報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知を必ず実行するものであってもよいし、第四のラウンドで遊技球進入促進事前報知を行わない場合があってもよい。
また、『第二の領域有効状態[例えば、確変作動領域有効状態]において前記第二の領域に遊技球が進入した場合であって、前記大当り遊技の終了後に、前記第二の遊技状態が開始するように構成されており、
前記第二の領域有効状態とは、前記第二の領域への遊技球の進入を有効なものとして取り扱う状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域有効状態以外の状態において遊技球を第二の領域に進入させる不正を防止できる場合がある。
ここで、第二の遊技状態は、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の領域有効状態とは別の状態において第二の領域に遊技球が進入した場合にも、大当り遊技の終了後に開始可能なものであってもよい。また、第二の遊技状態は、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後に必ず開始されるものであってもよいし、第二の領域有効状態において第二の領域に遊技球が進入した場合であって、大当り遊技の終了後に開始されない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入報知[例えば、図279(29)に示される、確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示]」という。)は、前記第二の領域に遊技球が進入したことを報知する報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記遊技球進入報知を実行する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域に遊技球が進入したことを遊技者に確実に認識させることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ遊技球進入報知を実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合以外にも遊技球進入報知を実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に遊技球進入報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に遊技球進入報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記報知手段は、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入報知を実行する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域に遊技球が進入したことを遊技者により確実に認識させることができる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおいて第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二のラウンドで遊技球進入報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記報知手段は、前記第一のラウンドにおける一部の期間で前記遊技球進入促進報知を実行する手段であり、
前記遊技球進入促進報知は、前記第二の領域に遊技球を進入させることを遊技者に促す報知であり、
前記第一のラウンドにおける一部の期間とは、該第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入する以前の期間のことである[例えば、14ラウンド目が開始されて打ち方指示2演出が開始された後、V通過スイッチSW2への遊技球の通過があると、V入賞した旨の演出が実行される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の領域への遊技球の進入があったタイミングを遊技者が容易に認識できる場合がある。
ここで、報知手段は、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知のみを実行可能なものであってもよいし、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知以外の報知も実行可能なものであってもよい。また、報知手段は、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知を必ず実行するものであってもよいし、第一のラウンドにおける一部の期間で遊技球進入促進報知を実行しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。
(付記3−1)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
前記図柄変動表示の時間(以下、「変動時間」という。)を複数のグループに分けて少なくとも記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている変動時間の中から一の変動時間を決定する変動時間決定手段と、
複数の遊技状態のいずれかの遊技状態に少なくとも制御可能な制御手段と、
を備え、
前記複数のグループは、それぞれ一または複数の変動時間が少なくとも記憶可能とされており、
前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第二のグループであり、
前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第一のグループであり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一の遊技状態は、第二の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一の遊技状態は、第一の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態と少なくとも異なる遊技状態であり、
前記制御手段は、第二の条件および第三の条件が成立した場合は、前記第二の遊技状態に少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第二の条件が成立し、かつ、前記第三の条件が成立しなかった場合(以下、「第一の特殊状態」という。)は、前記第一の遊技状態に少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、第一の条件が成立した場合には、前記第一の遊技状態を第六の期間で少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態を第七の期間で少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第一の特殊状態を経由した前記第一の遊技状態を前記第六の期間で少なくとも制御可能なものであり、
前記第二の条件が成立した場合は、前記第三の条件を容易に成立させるための要件を満たすことが可能に構成されており、
前記第六の期間は、前記第七の期間の少なくとも一部の期間であり、
前記変動時間決定手段は、前記第一の条件の成立による前記第一の遊技状態では、前記第一のグループから変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第二の遊技状態では、前記第二のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第一の特殊状態を経由した前記第一の遊技状態では、前記第二のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記第二のグループに含まれる一または複数の変動時間として、前記第一のグループに含まれる変動時間の少なくとも一部の変動時間を含んでいる、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第三の条件を達成するためだけの専用の入賞領域を設けてもよいし、アタッカと共通としてもよい。
また、ラウンド振分において、14Rで入賞すれば、第二の遊技状態確定のような条件で、第一の条件時には13Rで終了するような構成であってもよい。
イレギュラーが関連する切り替わりの部分では特定の予告の出現を控えたり、所定の変動時間の選択を行わなかったりしてもよい。
(付記3−2)
付記3−1記載の遊技台であって、
前記制御手段は、前記第一の条件が成立し、かつ、前記第三の条件が成立しなかった場合は、前記第一の遊技状態に少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第一の条件が成立し、かつ、前記第三の条件が成立した場合(以下、「第二の特殊状態」という。)は、前記第二の遊技状態に少なくとも制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第二の特殊状態を経由した前記第二の遊技状態を前記第七の期間で少なくとも制御可能なものであり、
前記第二の条件が成立した場合は、前記第三の条件を第一の確率で成立させるための要件を満たすことが可能に構成されており、
前記第一の条件が成立した場合は、前記第三の条件を第二の確率で成立させるための要件を満たすことが可能に構成されており、
前記第一の確率は、前記第二の確率よりも高い確率であり、
前記変動時間決定手段は、前記第二の特殊状態を経由した前記第二の遊技状態では、前記第一のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、この付記3−2の技術的思想は付記3−1に従属せず、単独でも成り立つ技術的思想である。
(付記3−3)
付記3−1又は2に記載の遊技台であって、
当否判定を少なくとも実行可能な当否判定手段と、を備え、
前記図柄態様を少なくとも決定可能な図柄決定手段と、
を備え、
前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を行ったあとで、前記当否判定の結果に応じた図柄(以下「図柄態様」という。)を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記当否判定の結果には、特定の当否判定結果が少なくとも含まれ、
前記制御手段は、前記図柄表示手段に前記特定の当否判定結果に応じた図柄(以下「特定の図柄態様」という。)が停止表示された後で、大当り遊技状態を少なくとも開始可能なものであり、
前記特定の図柄態様は、複数種類あり、
前記複数種類の特定の図柄態様のうちの少なくとも一の図柄態様は、第二の図柄態様であり、
前記複数種類の特定の図柄態様のうちの少なくとも一の図柄態様は、第一の図柄態様であり、
前記第二の図柄態様は前記第一の図柄態様と異なる図柄態様であり、
少なくとも前記図柄決定手段が前記第二の図柄態様を決定することで、前記第二の条件が少なくとも成立可能であり、
少なくとも前記図柄決定手段が前記第一の図柄態様を決定することで、前記第一の条件が少なくとも成立可能であり、
前記第三の条件は、前記大当り遊技状態中に少なくとも成立可能とされる条件である、ことを特徴とする遊技台。
(付記3−4)
付記3−3に記載の遊技台であって、
前記大当り遊技状態中にのみ入賞が許容される所定の入賞領域を備え、
前記所定の入賞領域に遊技球が少なくとも入賞することで、前記第三の条件が成立可能である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記所定の入賞領域はアタッカ(234,235)であってもよく、より限定すれば、第二のアタッカ(235)であってもよい。
(付記3−5)
付記3−1乃至4のいずれか1に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
例えば、前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも、確変の有無、電サポの有無などのいずれか1つが有利になっていればよい。
(付記3−6)
付記3−1乃至5のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記図柄表示手段は、複数の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一の図柄表示手段は、第一の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一の図柄表示手段は、第二の図柄表示手段であり、
前記第一の図柄表示手段は、第一の図柄変動表示を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の図柄表示手段は、第二の図柄変動表示を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも優先して実行可能とされ、
前記制御手段は、時短状態と非時短状態に少なくとも制御可能であり、
前記時短状態は、前記非時短状態よりも前記第二の図柄変動表示が実行されやすく、
前記非時短状態は、前記時短状態よりも前記第一の図柄変動表示が実行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
なお、特図2優先変動機で、前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第二の図柄変動表示の変動時間についてのグループ(以下、「特2グループ」という)であってもよい。
また、前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第一の図柄変動表示の変動時間についてのグループ(以下、「特1グループ」という)であってもよく、特2グループと特1グループは共通のグループであってもよい。
一方、前記特1グループは、前記特2グループとは異なるグループであってもよい。
大当りとなる変動時間として、複数種類の変動時間が用意されており、
前記複数種類の変動時間のうちの一の変動時間は、第一の変動時間(例えば、相対的に長い変動時間)であって、
前記第一のグループは、前記第一の変動時間を含むグループであり、
前記第二のグループは、前記第一の変動時間を含まないグループであってもよい。
こうすることで、前記第二の遊技状態中は、短い大当り変動が選ばれやすくなり、テンポよく大当りして連荘できるようになる場合がある。
さらに、イレギュラーで起きた第一の遊技状態(グループは第二のグループを選んでいるが、確変や電サポの有利な遊技状態ではない状態)の場合にも、短い大当り変動が選ばれやすくなり、かつ大当りに結びつくので通常の状態よりも期待を高めることができる場合がある。
(付記3−7)
付記3−6に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、少なくとも前記時短状態であり、
前記第二の遊技状態は、少なくとも確変状態であり、
前記第一の遊技状態は、少なくとも前記時短状態であり、
前記第七の期間は、前記大当り遊技状態が終了してから少なくとも開始される期間であり、
前記第六の期間は、前記大当り遊技状態が終了してから少なくとも開始される期間であり、
前記第六の期間は、前記第七の期間よりも短く、
前記第七の期間と前記第六の期間の差となる期間は、第三の期間であり、
前記第三の期間は、前記第一の遊技状態終了後の期間であり、
前記第三の期間は、少なくとも前記非時短状態となる第三の遊技状態であり、
前記変動時間決定手段は、前記第三の期間における遊技状態が、前記第二の遊技状態である場合には、前記第二のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第三の期間における遊技状態が前記第三の遊技状態である場合には、前記第一のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、ことを特徴とする遊技台。
付記3−7に記載の遊技台によれば、複雑なゲーム性ではあるが、第三の期間が生じる場合であっても、違和感がない演出を行うことができる場合がある。
なお、リーチすらかからない特図2はずれ変動時間については、第二のグループでは、保留数が所定数(例えば、0又は1)以下の場合に相対的に長い変動時間を選択しやすく、保留数が前記所定数を越える場合に、相対的に短い変動時間を選択しやすい。第一のグループでは、前記所定数を越える場合であっても、相対的に長い変動時間を選択しやすいようにしてもよい。
また、第三の遊技状態は、非時短状態(通常状態)である。よって、レア入賞であるとはいえ、短縮変動させて、ハズレを早く確定させてしまうのは、遊技の興趣が低下してしまう可能性がある。
また、電サポ状態(時短状態)の切り替わりにより、第一の遊技状態から第三の遊技状態へ状態移行する場合に、主となる図柄変動表示が、第二の図柄変動表示から第一の図柄変動表示へと移行するが、その時だけ長変動となりやすくなるだけであり、第一の特殊状態経由であっても全体的な変動時間の違和感がない場合がある。
また、非時短状態では、前記第二の図柄変動表示の開始の契機になる始動領域(特図2始動入賞口)に入賞しない構成であってもよい。
例えば、前記第三の期間への切り替わり時に、前記第二の図柄変動表示の残り消化が起こりうる現象が考えられる。
また、前記第二の遊技状態と、前記第一の遊技状態とでは、ハズレリーチ確率が異なっていてもよい。こうすることで、リーチの信頼度を適切な値に保持できる場合がある。
また、変動時間は完全に同じものでなくても近似している変動時間を採用してもよい。すなわち、時間の少々のずれや誤差は、変動開始〜第一停止までの変動時間や、第一停止〜第二停止までの変動時間や、第二停止〜第三停止までの変動時間や、ノーマルリーチの長さや、各種のスーパーリーチの煽り時間の長さや、揺れ変動の長さなどで吸収できる場合がある。
(付記3−8)
付記3−6に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、少なくとも前記時短状態であり、
前記第一の遊技状態は、少なくとも前記非時短状態であり、
前記第六の期間は、前記第七の期間と開始されるタイミングが同じであり、
前記タイミングは、大当りが終了後の最初の図柄変動表示からであり、
前記変動時間決定手段は、前記第七の期間における遊技状態が前記第二の遊技状態である場合には、前記第二のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第七の期間における遊技状態が前記第一の遊技状態である場合には、前記第一のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、ことを特徴とする遊技台。
付記3−8に記載の遊技台によれば、イレギュラーで電サポの有無が変わる場合であっても共通となる変動時間により、違和感がない場合がある。
なお、前記第二の遊技状態である回数は決まっており、前記第六の期間は、前記第七の期間よりも長くてもよい。
また、前記第六の期間は次回大当りまででもよい。
さらに、前記第六の期間は、当否判定の結果によっては短くなる場合があってもよい。
また、前記第二の遊技状態は確変状態であってもよい。
(付記3−9)
付記3−1乃至8のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
時短状態と非時短状態とで発射領域が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
例えば、装飾図柄表示手段を挟んで左領域と右領域とに打ち分ける構成のものであってもよい。
(付記3−10)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
前記図柄変動表示の実行時間(以下、「変動時間」という。)を少なくとも記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
複数の遊技状態と、
を備えた遊技台であって、
前記記憶手段は、前記複数の変動時間を複数のテーブルに分けて少なくとも記憶可能なものであり、
前記複数のテーブルのうちの少なくとも一つは、第十一のテーブルであり、
前記複数のテーブルのうちの少なくとも一つは、第十二のテーブルであり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第十一の変動時間であり、
前記第十一のテーブルは、前記第十一の変動時間を少なくとも含むテーブルであり、
前記第十二のテーブルは、前記第十一の変動時間を少なくとも含むテーブルであり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第十一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第十二の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第十三の遊技状態であり、
前記第十二の遊技状態は、前記第十一の遊技状態よりも少なくとも有利な遊技状態であり、
前記第十一の遊技状態は、第十一の条件が成立した後で第十三の条件が成立しなかった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十二の遊技状態は、第十二の条件が成立した後で前記第十三の条件が成立した場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十三の遊技状態は、前記第十二の条件が成立した後で前記第十三の条件が成立しなかった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十三の遊技状態は、前記第十一の遊技状態と同じ遊技状態であり、
前記第十二の条件は、前記第十一の条件と少なくとも異なる条件であり、
前記第十一の遊技状態は、第十一の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第十二の遊技状態は、第十二の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第十三の遊技状態は、前記第十一の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第十一の期間は、前記第十二の期間と少なくとも一部が重なる期間であり、
前記変動時間決定手段は、前記第十一の遊技状態では、前記第十一のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第十二の遊技状態では、前記第十二のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第十三の遊技状態では、前記第十二のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−11)
付記3−10に記載の遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第十四の遊技状態であり、
前記第十四の遊技状態は、前記第十一の条件が成立した後で前記第十三の条件が成立した場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十四の遊技状態は、前記第十二の遊技状態と同じ遊技状態であり、
前記変動時間決定手段は、前記第十四の遊技状態では、前記第十一のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−12)
付記3−10または11に記載の遊技台であって、
前記変動時間決定手段は、前記第十一の条件が成立した場合に、前記第十二のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第十二の条件が成立した場合に、前記第十一のテーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−13)
付記3−10乃至12のいずれか1に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第十二の変動時間であり、
前記第十二の変動時間は、前記第十一の変動時間と少なくとも異なる変動時間であり、
前記第十一のテーブルと前記第十二のテーブルのうちの一方のテーブルは、前記第十二の変動時間を少なくとも含むテーブルであり、
前記第十一のテーブルと前記第十二のテーブルのうちの他方のテーブルは、前記第十二の変動時間を少なくとも含まないテーブルである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−14)
付記3−10乃至13のいずれか1項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
当否判定を少なくとも実行可能な当否判定手段を備え、
前記図柄変動表示は、図柄の変動を開始した後で、前記当否判定の結果に応じた図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記図柄変動表示は、前記当否判定の結果が大当りの場合には、第十一の図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記図柄変動表示は、前記当否判定の結果が大当りの場合には、第十二の図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記第十二の図柄態様は、前記第十一の図柄態様と少なくとも異なる図柄態様であり、
前記第十一の条件は、前記第十一の図柄態様が停止表示された場合に少なくとも成立可能な条件であり、
前記第十二の条件は、前記第十二の図柄態様が停止表示された場合に少なくとも成立可能な条件であり、
前記第十三の条件は、大当り遊技の実行中において少なくとも成立可能な条件である、ことを特徴とする遊技台。
(付記3−15)
付記3−14に記載の遊技台であって、
前記大当り遊技の実行中における第十三の期間に遊技球が少なくとも入賞可能な入賞領域を備え、
前記第十三の条件は、前記第十三の期間に遊技球が前記入賞領域に入賞した場合に成立するものであり、
前記第十三の条件は、前記第十三の期間に遊技球が前記入賞領域に入賞しなかった場合に成立しないものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−16)
付記3−14又は15に記載の遊技台であって、
前記図柄表示手段は、複数の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一つは、第十一の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一つは、第十二の図柄表示手段であり、
前記第十一の図柄表示手段は、第十一の図柄変動表示を少なくとも表示可能なものであり、
前記第十二の図柄表示手段は、第十二の図柄変動表示を少なくとも表示可能なものであり、
前記第十二の図柄変動表示は、前記第十一の図柄変動表示よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記第十一の遊技状態は、少なくとも電サポ状態であり、
前記第十一の遊技状態は、少なくとも非確変状態であり、
前記第十二の遊技状態は、少なくとも電サポ状態であり、
前記第十二の遊技状態は、少なくとも確変状態であり、
前記第十一の期間は、前記大当り遊技が終了してから少なくとも開始される期間であり、
前記第十二の期間は、前記大当り遊技が終了してから少なくとも開始される期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−17)
付記3−14又は15に記載の遊技台であって、
前記図柄表示手段は、複数の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一つは、第十一の図柄表示手段であり、
前記複数の図柄表示手段のうちの少なくとも一つは、第十二の図柄表示手段であり、
前記第十一の図柄表示手段は、第十一の図柄変動表示を少なくとも表示可能なものであり、
前記第十二の図柄表示手段は、第十二の図柄変動表示を少なくとも表示可能なものであり、
前記第十二の図柄変動表示は、前記第十一の図柄変動表示よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記第十一の遊技状態は、少なくとも非電サポ状態であり、
前記第十一の遊技状態は、少なくとも確変状態であり、
前記第十二の遊技状態は、少なくとも電サポ状態であり、
前記第十二の遊技状態は、少なくとも確変状態であり、
前記第十一の期間は、前記大当り遊技が終了してから少なくとも開始される期間であり、
前記第十二の期間は、前記大当り遊技が終了してから少なくとも開始される期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−18)
付記3−10乃至17のいずれか1に記載の遊技台であって、
前記第十三の条件は、前記第十一の条件が成立した後よりも前記第十二の条件が成立した後の方が成立しやすい条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−19)
図柄変動を少なくとも表示可能な図柄表示手段と、
前記図柄変動の時間(以下、「変動時間」という。)を複数のグループに分けて少なくとも記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている変動時間の中から一の変動時間を決定する変動時間決定手段と、
複数の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備え、
前記複数のグループそれぞれは、一または複数の変動時間を含むものであり、
前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第十一のグループであり、
前記複数のグループのうちの少なくとも一のグループは、第十二のグループであり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一の遊技状態は、第十一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一の遊技状態は、第十二の遊技状態であり、
前記第十二の遊技状態は、前記第十一の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態であり、
前記第十一の遊技状態は、第十五の条件が不成立であった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十二の遊技状態は、前記第十五の条件が成立した場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第十五の条件は、第十一の大当りであった場合に、成立させることが不可能な条件であり、
前記第十五の条件は、第十二の大当りであった場合に、成立させることが可能な条件であり、
前記変動時間決定手段は、前記第十一の大当りであった場合に、前記第十一のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第十二の大当りであった場合に、前記第十二のグループから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記第十二のグループに含まれる一または複数の変動時間は、前記第十一のグループに含まれる変動時間のうちの少なくとも一部の変動時間と同じ変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
付記3−19記載の遊技台をまとめれば、第十二の大当り(特図A)に当選したら第十二のグループ(テーブルセット1)が選択され、第十一の条件(第2のアタッカへの入賞)が成立したら第十二の遊技状態(確変電サポ)が開始される。一方、第十一の条件が不成立であれば第一の遊技状態(非確変電サポ)が開始される。そして、第十一の大当り(特図C)に当選したら第十一のグループ(テーブルセット2)が選択される。すなわち、大当りの図柄の種別(大当り種別)によって、変動時間を決定する際に用いるテーブルが決定され、引いては変動時間が決定されるが、遊技状態については、大当りの図柄の種別だけでは決定されず、他の要因(他の条件)との関係で決定される。
(付記3−20)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
複数の大当り遊技のうちの一の大当り遊技を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示の後で当否判定の結果に対応した図柄を確定表示する手段であり、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の変動時間のことであり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技であり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第二の大当り遊技であり、
前記第一の大当り遊技は、第一の図柄が確定表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の大当り遊技は、第二の図柄が確定表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の図柄は、前記第一の図柄と異なる図柄であり、
前記制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態と異なる遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の大当り遊技が終了した後で少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態は、前記変動時間決定手段が前記第一の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−21)
付記3−20に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間は、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態における第一の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態における第二の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態における前記第二の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第一の期間は、前記第二の期間と同じ期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−22)
付記3−20に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間は、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態における第一の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態における第二の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態における前記第二の期間にわたって少なくとも使用される変動時間であり、
前記第一の期間は、前記第二の期間とは異なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−23)
付記3−20乃至22のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間とは異なる変動時間を少なくとも含み、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間とは異なる変動時間を少なくとも含む、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−24)
付記3−20乃至22のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間とは異なる変動時間を少なくとも含み、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間と同じ変動時間を少なくとも含む、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−25)
付記3−20乃至24のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
遊技球が少なくとも入賞可能な入賞領域を備え、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞した場合に成立する条件であり、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞しなかった場合に成立しない条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−26)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
複数の変動時間テーブルと、
を備えた遊技台であって、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の実行時間のことであり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第一の変動時間テーブルであり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第二の変動時間テーブルであり、
複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第一の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第二の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記変動時間決定手段は、前記第一の期間における前記第一の遊技状態では、前記第一の変動時間テーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第二の期間における前記第一の遊技状態では、前記第二の変動時間テーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−27)
付記3−26に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれるものであり、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれるものであり、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれるものであり、
前記第二の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれないものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−28)
付記3−26または27に記載の遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、第三の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、第四の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記変動時間決定手段は、前記第三の期間における前記第二の遊技状態では、前記第一の変動時間テーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものであり、
前記変動時間決定手段は、前記第四の期間における前記第二の遊技状態では、前記第二の変動時間テーブルから前記変動時間を少なくとも決定可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−29)
付記3−28に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態は、第一の条件が成立した後で、第三の条件が成立しなかった場合に、前記第一の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第二の条件が成立した後で、前記第三の条件が成立しなかった場合に、前記第二の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の条件が成立した後で、前記第三の条件が成立した場合に、前記第三の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の条件が成立した後で、前記第三の条件が成立した場合に、前記第四の期間において少なくとも実行可能な遊技状態であり、
前記第一の条件は、前記第二の条件と異なる条件であり、
前記第一の期間は、前記第二の期間と同じ期間であり、
前記第三の期間は、前記第四の期間と同じ期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−30)
付記3−29に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
当否判定を少なくとも実行可能な当否判定手段を備え、
前記図柄変動表示は、図柄の変動を開始した後で、前記当否判定の結果に応じた図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記図柄変動表示は、前記当否判定の結果が大当りの場合には、第一の図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記図柄変動表示は、前記当否判定の結果が大当りの場合には、第二の図柄態様を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記第二の図柄態様は、前記第一の図柄態様と少なくとも異なる図柄態様であり、
前記第一の条件は、前記第一の図柄態様が停止表示された場合に少なくとも成立可能な条件であり、
前記第二の条件は、前記第二の図柄態様が停止表示された場合に少なくとも成立可能な条件であり、
前記第三の条件は、大当り遊技の実行中において少なくとも成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−31)
付記3−30に記載の遊技台であって、
前記大当り遊技の実行中における第五の期間に遊技球が少なくとも入賞可能な入賞領域を備え、
前記第三の条件は、前記第五の期間に遊技球が前記入賞領域に入賞した場合に成立するものであり、
前記第三の条件は、前記第五の期間に遊技球が前記入賞領域に入賞しなかった場合に成立しないものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−32)
付記3−29乃至31のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記第三の条件は、前記第一の条件が成立した後よりも前記第二の条件が成立した後の方が成立しやすい条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−33)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
複数の変動時間テーブルと、
複数の大当り遊技のうちの一の大当り遊技を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記図柄変動表示は、図柄の変動を開始した後で当否判定の結果に対応した図柄(以下、「停止図柄」という。)を少なくとも停止表示可能なものであり、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の実行時間のことであり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技であり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第二の大当り遊技であり、
前記第一の大当り遊技は、前記停止図柄として第一の図柄が停止表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の大当り遊技は、前記停止図柄として第二の図柄が停止表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の図柄は、前記第一の図柄と異なる図柄であり、
前記制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態と異なる遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の大当り遊技が終了した後で少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第一の変動時間テーブルであり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第二の変動時間テーブルであり、
前記変動時間決定手段による前記変動時間の決定は、前記第一の大当り遊技が終了した後で開始される前記図柄変動表示において、前記第一の変動時間テーブルが少なくとも用いられ、
前記変動時間決定手段による前記変動時間の決定は、前記第二の大当り遊技が終了した後で開始される前記図柄変動表示において、前記第二の変動時間テーブルが少なくとも用いられ、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第二の変動時間テーブルと異なるテーブルである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−34)
付記3−33に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−35)
付記3−33又は34に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態における第一の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態における第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態における前記第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−36)
付記3−33乃至35のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−37)
付記3−33乃至35のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−38)
付記3−33乃至37のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
遊技球が少なくとも入賞可能な入賞領域を備え、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞した場合に成立する条件であり、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞しなかった場合に成立しない条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−39)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
複数の変動時間テーブルと、
複数の大当り遊技のうちの一の大当り遊技を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示の後で当否判定の結果に対応した図柄を確定表示する手段であり、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の変動時間のことであり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技であり、
前記複数の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第二の大当り遊技であり、
前記第一の大当り遊技は、第一の図柄が確定表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の大当り遊技は、第二の図柄が確定表示された後で少なくとも開始される遊技であり、
前記第二の図柄は、前記第一の図柄と異なる図柄であり、
前記制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態と異なる遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の大当り遊技が終了した後で少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の大当り遊技の実行中に前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始される遊技状態であり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第一の変動時間テーブルであり、
前記複数の変動時間テーブルのうちの少なくとも一つは、第二の変動時間テーブルであり、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第二の変動時間テーブルと異なるテーブルであり、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態において少なくとも使用されるテーブルである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−40)
付記3−39に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態における第一の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態における第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態における前記第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第一の期間は、前記第二の期間と同じ期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−41)
付記3−39に記載の遊技台であって、
前記第一の変動時間テーブルは、前記第一の大当り遊技が終了して開始された前記第一の遊技状態における第一の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態における第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第二の変動時間テーブルは、前記第一の条件が成立せずに開始された前記第一の遊技状態における前記第二の期間にわたって少なくとも使用されるテーブルであり、
前記第一の期間は、前記第二の期間とは異なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−42)
付記3−39乃至41のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−43)
付記3−39乃至41のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれない変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第一の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の変動時間テーブルに少なくとも含まれる変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−44)
付記3−39乃至43のうちいずれか1に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
遊技球が少なくとも入賞可能な入賞領域を備え、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞した場合に成立する条件であり、
前記第一の条件は、遊技球が前記入賞領域に入賞しなかった場合に成立しない条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−45)
第一の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
複数の状態のうちの一の状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第一の状態であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第二の状態であり、
前記第一の状態は、第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態よりも有利な状態であり、
前記第一の条件は、前記第一の演出が行われた後に、少なくとも成立する場合がある条件であり、
前記第一の演出は、前記第一の条件が成立しやすいことを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−46)
付記3−45に記載の遊技台において、
前記制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の状態に少なくとも含まれる遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の状態に少なくとも含まれる遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−47)
付記3−46に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第二の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第三の状態であり、
前記第三の状態は、前記第二の状態よりも不利な状態であり、
前記第三の状態は、前記第一の状態とは異なる状態であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が行われた後に少なくとも成立する場合がある条件であり、
前記第三の状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第二の演出は、前記第一の条件が成立しにくいことを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−48)
付記3−47に記載の遊技台であって、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第四の状態であり、
前記第四の状態は、前記第一の状態よりも有利な状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の状態とは異なる状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−49)
付記3−48に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
を備え、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の実行時間のことであり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記第一の状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第二の状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第三の状態は、前記変動時間決定手段が前記第一の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第四の状態は、前記変動時間決定手段が前記第一の変動時間を決定可能な状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−50)
付記3−47乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
装飾図柄の変動表示を少なくとも実行可能な表示手段を備え、
前記装飾図柄の変動表示は、当否判定の結果が大当りである場合には、第一の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記装飾図柄の変動表示は、前記当否判定の結果が前記大当りである場合には、第二の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記第一の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第二の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第一の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の組み合わせは、前記第一の組み合わせとは異なる組み合わせである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−51)
付記3−47乃至50のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技を少なくとも開始可能な手段であって、
前記第一の演出は、前記大当り遊技の実行中に開始可能な演出であり、
前記第二の演出は、前記大当り遊技の実行中に開始可能な演出であり、
前記第一の条件は、前記大当り遊技の実行中に成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−52)
付記3−47乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の条件は、前記第二の演出が行われた後よりも前記第一の演出が行われた後の方が成立しやすい条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−53)
付記3−47乃至52のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第三の状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−54)
付記3−45乃至54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第一の状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−55)
付記3−45乃至54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技球が少なくとも入球可能な入球領域を備え、
前記第一の条件は、前記入球領域に遊技球が入球することで成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−56)
請求項45乃至55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第二の状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−57)
付記3−45乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−58)
第一の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
第二の遊技状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第一の条件は、前記第一の演出が行われた後で少なくとも成立する場合がある条件であり、
前記第一の演出は、前記第一の条件が成立しやすいことを少なくとも示唆する演出であり、
前記第一の条件は、前記第一の演出が行われない場合であっても成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−59)
付記3−58に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第二の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記制御手段は、第一の遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の演出は、前記第一の条件が成立しにくいことを少なくとも示唆する演出であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が行われた後で少なくとも成立する場合がある条件であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が行われた後よりも前記第一の演出が行われた後の方が成立しやすい条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−60)
付記3−59に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技を少なくとも開始可能な手段であり、
前記第一の演出は、前記大当り遊技が開始される前に開始可能な演出であり、
前記第二の演出は、前記大当り遊技が開始される前に開始可能な演出であり、
前記第一の条件は、前記大当り遊技の実行中に成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−61)
付記3−59又は60に記載の遊技台であって、
装飾図柄の変動表示を少なくとも実行可能な表示手段を備え、
前記装飾図柄の変動表示は、当否判定の結果が大当りである場合には、第一の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記装飾図柄の変動表示は、前記当否判定の結果が前記大当りである場合には、第二の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記第一の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第二の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第一の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の組み合わせは、前記第一の組み合わせとは異なる組み合わせである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−62)
付記3−59に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技を少なくとも開始可能な手段であり、
前記第一の演出は、前記大当り遊技の実行中に開始可能な演出であり、
前記第二の演出は、前記大当り遊技の実行中に開始可能な演出であり、
前記第一の条件は、前記大当り遊技の実行中に成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−63)
付記3−62に記載の遊技台であって、
装飾図柄の変動表示を少なくとも実行可能な表示手段を備え、
前記装飾図柄の変動表示は、当否判定の結果が大当りである場合には、第一の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記装飾図柄の変動表示は、前記当否判定の結果が前記大当りである場合には、第二の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記演出手段は、第三の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、第四の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記第三の演出は、前記大当り遊技が開始される前に開始可能な演出であり、
前記第四の演出は、前記大当り遊技が開始される前に開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第二の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第四の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第一の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の組み合わせは、前記第一の組み合わせとは異なる組み合わせであり、
前記第一の演出は、前記第三の演出が行われた後で実行される演出であり、
前記第一の演出は、前記第四の演出が行われた後で実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第四の演出が行われた後で実行される演出であり、
前記第二の演出は、前記第三の演出が行われた後では実行されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−64)
付記3−59乃至63のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段と、
を備え、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の実行時間のことであり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記制御手段は、複数の状態のうちの一の状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第一の状態であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第二の状態であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第三の状態であり、
前記複数の状態のうちの少なくとも一つは、第四の状態であり、
前記第一の状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第二の状態は、前記変動時間決定手段が前記第二の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第三の状態は、前記変動時間決定手段が前記第一の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第四の状態は、前記変動時間決定手段が前記第一の変動時間を決定可能な状態であり、
前記第一の状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第三の状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合に少なくとも開始可能な状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−65)
請求項59乃至64のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第一の遊技状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−66)
付記3−58乃至65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第五の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記演出手段は、第六の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記第五の演出は、前記第一の条件が成立しなかったことを報知する演出であり、
前記第六の演出は、前記第一の条件が成立したことを報知する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−67)
付記3−58乃至66のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−68)
付記3−58乃至67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技球が少なくとも入球可能な入球領域を備え、
前記第一の条件は、前記入球領域に遊技球が入球することで成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−69)
付記3−58乃至68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−70)
第一の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第一の演出は、第一の条件が成立しやすいことを少なくとも示唆する演出であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合(以下、「第一の場合」という。)に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、前記第一の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合(以下、「第二の場合」という。)に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記演出手段は、前記第一の場合に前記第二の遊技状態に対応する演出を実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記第二の場合に前記第一の遊技状態に対応する演出を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−71)
付記3−70に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第二の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記第二の演出は、前記第一の条件が成立しにくいことを少なくとも示唆する演出であり、
前記第一の遊技状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立しなかった場合(以下、「第三の場合」という。)に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第二の演出が行われた後で前記第一の条件が成立した場合(以下、「第四の場合」という。)に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記演出手段は、前記第三の場合に前記第一の遊技状態に対応する演出を実行可能な手段であり、
前記演出手段は、前記第四の場合に前記第二の遊技状態に対応する演出を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−72)
付記3−71に記載の遊技台であって、
前記第一の条件は、大当り遊技の実行中に成立する場合がある条件であり、
前記第一の条件は、前記第二の演出が行われた場合よりも前記第一の演出が行われた場合の方が成立しやすい条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−73)
付記3−71又は72に記載の遊技台であって、
装飾図柄の変動表示を少なくとも実行可能な表示手段を備え、
前記装飾図柄の変動表示は、当否判定の結果が大当りである場合には、第一の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記装飾図柄の変動表示は、前記当否判定の結果が前記大当りである場合には、第二の組み合わせで前記装飾図柄を少なくとも確定表示可能な表示であり、
前記第一の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第二の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の演出は、前記装飾図柄の変動表示において前記第一の組み合わせが確定表示されることを少なくとも含む演出であり、
前記第二の組み合わせは、前記第一の組み合わせとは異なる組み合わせである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−74)
付記3−71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第一の遊技状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−75)
付記3−70乃至74のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段を備え、
前記制御手段は、複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な手段であり、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示の実行時間のことであり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の遊技状態に少なくとも対応する変動時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−76)
付記3−70乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−77)
付記3−70乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の予告を少なくとも実行可能な予告手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの少なくとも一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの少なくとも一つは、第二の予告であり、
前記第二の予告は、前記第一の予告と異なる予告であり、
前記第一の予告は、前記第一の遊技状態において実行される場合がある予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の遊技状態において実行されない予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の遊技状態において実行される場合がある予告であり、
前記第二の予告は、前記第一の遊技状態において実行されない予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−78)
付記3−77に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、保留アイコンによる先読み予告であり、
前記第二の予告は、保留アイコンによる先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−79)
請求項70乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−80)
付記3−70乃至79のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技球が少なくとも入球可能な入球領域を備え、
前記第一の条件は、前記入球領域に遊技球が入球することで成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−81)
付記3−70乃至80のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−82)
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
複数の遊技状態のうちの一の遊技状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第一の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、第二の条件が成立した場合に少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の条件は、第一の要件を少なくとも含んで成立する条件であり、
前記第二の条件は、第二の要件を少なくとも含んで成立する条件であり、
前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の要件を満たした後に、実行される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の要件を満たした後に、実行される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−83)
付記3−82に記載の遊技台であって、
遊技球が少なくとも進入可能な第一の領域と、
前記第一の領域へ遊技球が進入したことを少なくとも検出可能な検出手段と、
を備え、
前記第二の要件とは、少なくとも第一の検出期間に前記第一の領域へ遊技球が進入したことが検出された要件のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−84)
付記3−83に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、複数種類の大当り遊技状態のうちの一の大当り遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数種類の大当り遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技状態であり、
前記複数種類の大当り遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の大当り遊技状態であり、
前記第二の大当り遊技状態は、前記第一の大当り遊技状態よりも前記第二の遊技状態が開始されやすい大当り遊技状態であり、
前記第二の要件は、少なくとも前記第一の大当り遊技状態において成立する場合がある要件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−85)
付記3−84に記載の遊技台であって、
第一の可変入賞手段を備え、
前記第一の可変入賞手段は、前記第一の大当り遊技状態において、第一の状態および第二の状態のうちいずれか一方から他方に少なくとも変更可能な手段であり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第二の大当り遊技状態において、前記第一の状態および前記第二の状態のうちいずれか一方から他方に少なくとも変更可能な手段であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態よりも遊技球が前記第一の可変入賞手段に進入しやすい状態のことであり、
前記第一の領域は、少なくとも前記第一の可変入賞手段に進入した遊技球が進入可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−86)
付記3−85に記載の遊技台であって、
前記第一の可変入賞手段は、前記第一の大当り遊技状態において、第一の期間に少なくとも前記第二の状態となる手段であり、
前記第一の検出期間は、前記第一の期間と少なくとも一部が重なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−87)
付記3−86に記載の遊技台であって、
前記第一の可変入賞手段は、前記第二の大当り遊技状態において、前記第一の期間よりも少なくとも長い第二の期間に少なくとも前記第二の状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−88)
付記3−85乃至87のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数の状態に変更可能な可変入球手段を備え、
前記可変入球手段は、第三の状態および第四の状態のうちいずれか一方から他方に少なくとも変更可能な手段であり、
前記第四の状態とは、前記第一の可変入賞手段に進入した遊技球が前記第三の状態よりも前記第一の領域へ進入しやすい状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−89)
付記3−85乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可変入賞手段を備え、
前記第二の可変入賞手段は、前記第一の大当り遊技状態において、第五の状態および第六の状態のうちいずれか一方から他方に少なくとも変更可能な手段であり、
前記第二の可変入賞手段は、前記第二の大当り遊技状態において、前記第五の状態および前記第六の状態のうちいずれか一方から他方に少なくとも変更可能な手段であり、
前記第六の状態とは、前記第五の状態よりも遊技球が前記第二の可変入賞手段に進入しやすい状態のことであり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第一の大当り遊技状態において、少なくとも第一のラウンドで前記第二の状態となる手段であり、
前記第二の可変入賞手段は、前記第一の大当り遊技状態において、少なくとも第二のラウンドで前記第六の状態となる手段であり、
前記第二のラウンドとは、前記第一のラウンドとは異なるラウンドのことであり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第二の大当り遊技状態において、少なくとも前記第一のラウンドで前記第二の状態となる手段であり、
前記第二の可変入賞手段は、前記第二の大当り遊技状態において、少なくとも前記第二のラウンドで前記第六の状態となる手段であり、
前記第一の領域は、前記第二の可変入賞手段に進入した遊技球が少なくとも進入不可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−90)
付記3−84乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の図柄を少なくとも表示可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の図柄のうちの少なくとも一つは、第一の図柄であり、
前記複数種類の図柄のうちの少なくとも一つは、第二の図柄であり、
前記制御手段は、前記第一の図柄が表示された場合に前記第一の大当り遊技状態を少なくとも開始可能な手段であり、
前記制御手段は、前記第二の図柄が表示された場合に前記第二の大当り遊技状態を少なくとも開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−91)
付記3−90に記載の遊技台であって、
複数の変動時間の中から一の変動時間を少なくとも決定可能な変動時間決定手段を備え、
前記図柄表示手段は、図柄変動表示を少なくとも実行可能な手段であり、
前記変動時間とは、前記図柄変動表示を実行する時間のことであり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第一の変動時間であり、
前記複数の変動時間のうちの少なくとも一つは、第二の変動時間であり、
前記第一の変動時間は、前記第一の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記第二の変動時間は、前記第二の遊技状態に少なくとも対応する変動時間であり、
前記変動時間決定手段は、前記第二の条件が成立して開始された前記第二の遊技状態において、前記第一の変動時間を決定可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−92)
付記3−83乃至91のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の要件とは、前記第一の領域へ遊技球が進入したことが検出されなかった要件のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−93)
付記3−92に記載の遊技台であって、
前記第一の要件とは、少なくとも前記第一の検出期間に前記第一の領域へ遊技球が進入したことが検出されなかった要件のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−94)
付記3−92に記載の遊技台であって、
前記第一の要件とは、少なくとも第二の検出期間に前記第一の領域へ遊技球が進入したことが検出されなかった要件のことであり、
前記第二の検出期間は、前記第一の検出期間よりも少なくとも長い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−95)
付記3−82乃至94のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第一の遊技状態が開始されることを少なくとも示唆する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−96)
付記3−82乃至95のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−97)
付記3−82乃至96のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の条件は、第三の要件を少なくとも含んで成立する条件であり、
前記第二の条件は、前記第三の要件を少なくとも含んで成立する条件であり、
前記第三の要件とは、大当り遊技状態が少なくとも終了した要件のことである、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の条件は、第三の要件を必ず含んで成立する条件であってもよいし、第三の要件のみを含んで成立する条件であってもよい。
また、第二の条件は、第三の要件を必ず含んで成立する条件であってもよいし、第三の要件のみを含んで成立する条件であってもよい。
また、第三の要件は、大当り遊技状態が終了した場合に必ず満たす要件であってもよいし、大当り遊技状態が終了した場合にのみ満たす要件であってもよい。
(付記3−98)
付記3−82乃至97のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第三の演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第三の演出は、予告演出、先読み予告演出、装飾図柄の変動表示中に実行される演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出等のうちの少なくとも一つ又は2以上が含まれる演出である。
(付記3−99)
図柄変動表示を少なくとも実行可能な図柄表示手段と、
遊技球が少なくとも進入可能な第二の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記図柄表示手段は、図柄変動開始条件の成立があった場合に前記図柄変動表示を少なくとも開始可能な手段であり、
前記第二の領域は、始動領域であり、
前記図柄変動開始条件は、前記第二の領域に遊技球が進入した場合に少なくとも成立する場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の領域は、遊技球が必ず進入する領域であってもよいし、遊技球のみが進入可能な領域であってもよい。
また、図柄表示手段は、図柄変動開始条件の成立があった場合に図柄変動表示を必ず開始する手段であってもよいし、図柄変動開始条件の成立があった場合にのみ図柄変動表示を開始可能な手段であってもよい。
また、図柄変動開始条件は、第二の領域に遊技球が進入した場合に必ず成立する条件であってもよいし、第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ成立する場合がある条件であってもよい。
(付記3−100)
複数種類の遊技状態を少なくとも開始可能な制御手段と、
第一の可変入賞手段と、
第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第二の可変入賞手段と、
第一の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の状態は、遊技球が少なくとも入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が少なくとも入球可能な状態であり、
前記第一の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入不可能な領域であり、
前記第一の領域は、前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入可能な領域であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、第一の条件の成立があった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第一の条件は、第一の要件を成立要件に少なくとも含む条件であり、
前記第一の要件とは、前記第一の領域に遊技球が進入した要件のことであり、
前記制御手段は、複数種類の大当り遊技を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数種類の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技であり、
前記第一の大当り遊技における一部の期間は、第一の期間であり、
前記第一の大当り遊技における一部の期間は、第二の期間であり、
前記第一の大当り遊技における一部の期間は、第三の期間であり、
前記第一の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間であり、
前記第二の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第一の状態となる期間であり、
前記第三の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間であり、
前記第二の期間は、前記第一の期間の後で開始される期間であり、
前記第三の期間は、前記第二の期間の後で開始される期間であり、
前記第三の期間は、前記第一の期間よりも長い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−101)
付記3−100に記載の遊技台であって、
前記第一の大当り遊技は、複数のラウンドを少なくとも実行可能な大当り遊技であり、
前記複数のラウンドのうちの少なくとも一つは、第一のラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの少なくとも一つは、第三のラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第一の期間を少なくとも含むラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第三の期間を少なくとも含むラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−102)
付記3−101に記載の遊技台であって、
前記第一の可変入賞手段は、前記第一の状態及び前記第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な可変入賞手段であり、
前記第二の期間は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となる期間であり、
前記複数のラウンドのうちの少なくとも一つは、第二のラウンドであり、
前記第二のラウンドは、前記第二の期間を少なくとも含むラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−103)
付記3−100乃至102のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−104)
付記3−100乃至103のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第二の条件の成立があった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の条件は、第二の要件を成立要件に少なくとも含む条件であり、
前記第二の要件とは、前記第一の大当り遊技の実行中に前記第一の領域へ遊技球が進入しなかった要件のことであり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−105)
付記3−104に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態は、非確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−106)
第一の状態および第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第一の可変入賞手段と、
前記第一の状態および前記第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第二の可変入賞手段と、
第一の領域と、
複数種類の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の状態は、遊技球が少なくとも入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が少なくとも入球可能な状態であり、
前記第一の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入不可能な領域であり、
前記第一の領域は、前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入可能な領域であり、
複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、第一の条件の成立があった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第一の条件は、第一の要件を成立要件に少なくとも含む条件であり、
前記第一の要件とは、前記第一の領域に遊技球が進入した要件のことであり、
前記制御手段は、複数種類の大当り遊技を少なくとも開始可能な手段であり、
前記複数種類の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第一の大当り遊技であり、
前記第一の大当り遊技における一部の期間は、第一の期間であり、
前記第一の大当り遊技における一部の期間は、第二の期間であり、
前記第一の期間は、前記第一の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間であり、
前記第二の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間であり、
前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の期間において少なくとも実行可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の期間において少なくとも実行されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−107)
付記3−106に記載の遊技台であって、
前記複数種類の大当り遊技のうちの少なくとも一つは、第二の大当り遊技であり、
前記第二の大当り遊技における一部の期間は、第三の期間であり、
前記第三の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間であり、
前記第一の演出は、前記第三の期間において少なくとも実行可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−108)
付記3−106又は107に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、大当りラウンドに関する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−109)
付記3−106乃至108のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−110)
付記3−106乃至109のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記第一の遊技状態は、第二の条件の成立があった場合に、少なくとも開始可能な遊技状態であり、
前記第二の条件は、第二の要件を成立要件に少なくとも含む条件であり、
前記第二の要件とは、前記第一の大当り遊技の実行中に前記第一の領域へ遊技球が進入しなかった要件のことであり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−111)
付記3−110に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態は、非確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−112)
付記3−106乃至111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の大当り遊技は、複数のラウンドを少なくとも実行可能な大当り遊技であり、
前記複数のラウンドのうちの少なくとも一つは、第一のラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの少なくとも一つは、第三のラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第三のラウンドよりも実行期間が短いラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−113)
第一の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第一の図柄表示手段と、
第二の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第二の図柄表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも第二の遊技状態が開始されやすい図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−114)
第一の可変入賞手段と、
第一の状態及び第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第二の可変入賞手段と、
第二の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の状態は、遊技球が少なくとも入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が少なくとも入球可能な状態であり、
前記第二の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入不可能な領域であり、
前記第二の領域は、前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入可能な領域であり、
第二の大当り遊技の実行中に前記第二の領域へ遊技球が進入した場合に、該第二の大当り遊技の終了後に、第二の遊技状態が少なくとも開始可能に構成されており、
前記第二の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態である期間(以下、「第一の期間」という。)であり、
前記第二の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態である期間(以下、「第二の期間」という。)であり、
前記第二の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態である期間(以下、「第三の期間」という。)であり、
前記第二の期間は、前記第一の期間の後で開始される期間であり、
前記第三の期間は、前記第二の期間の後で開始される期間であり、
前記第三の期間は、前記第一の期間よりも長い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−115)
付記3−114に記載の遊技台であって、
前記第二の大当り遊技は、複数のラウンドを少なくとも実行可能な大当り遊技であり、
前記複数のラウンドのうちの第一のラウンドは、前記第一の期間を少なくとも含むラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの第三のラウンドは、前記第三の期間を少なくとも含むラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−116)
付記3−115に記載の遊技台であって、
前記第一の可変入賞手段は、前記第一の状態及び前記第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な可変入賞手段であり、
前記第二の期間は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となる期間であり、
前記複数のラウンドのうちの第二のラウンドは、前記第二の期間を少なくとも含むラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−117)
付記3−114乃至116のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−118)
付記3−114乃至117のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、前記第二の大当り遊技における第二の領域有効状態において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に少なくとも開始可能な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−119)
付記3−114乃至118のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の期間は、前記第一の期間よりも長い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−120)
付記3−114乃至119のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の大当り遊技の実行中に前記第二の領域へ遊技球が進入しなかった場合に、第一の遊技状態が少なくとも開始可能に構成されており、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−121)
付記3−120に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態は、非確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−122)
付記3−114乃至121のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第一の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第一の図柄表示手段と、
第二の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第二の図柄表示手段と、
を備え、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記第一の図柄変動表示は、前記第二の図柄変動表示よりも前記第二の大当り遊技が開始されやすい図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−123)
第一の状態および第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第一の可変入賞手段と、
前記第一の状態および前記第二の状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に少なくとも変化可能な第二の可変入賞手段と、
第二の領域と、
複数種類の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の状態は、遊技球が少なくとも入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が少なくとも入球可能な状態であり、
前記第二の領域は、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入不可能な領域であり、
前記第二の領域は、前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が少なくとも進入可能な領域であり、
第二の大当り遊技の実行中に前記第二の領域へ遊技球が進入した場合に、該第二の大当り遊技の終了後に、第二の遊技状態が少なくとも開始可能に構成されており、
前記第二の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態である期間(以下、「第四の期間」という。)であり、
前記第二の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態である期間(以下、「第五の期間」という。)であり、
前記複数種類の演出のうちの少なくとも一つは、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第四の期間において少なくとも実行可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第五の期間において少なくとも実行されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−124)
付記3−123に記載の遊技台であって、
第三の大当り遊技の実行中に前記第二の領域へ遊技球が進入した場合に、該第三の大当り遊技の終了後に、前記第二の遊技状態が少なくとも開始可能に構成されており、
前記第三の大当り遊技における少なくとも一部の期間は、前記第二の可変入賞手段が少なくとも前記第二の状態となる期間(以下、「第六の期間」という。)であり、
前記第一の演出は、前記第六の期間において少なくとも実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−125)
付記3−124に記載の遊技台であって、
第一の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第一の図柄表示手段と、
第二の図柄変動表示を少なくとも実行可能な第二の図柄表示手段と、
を備え、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記第二の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示よりも前記第三の大当り遊技が開始されやすい図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−126)
付記3−125に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示は、前記第二の図柄変動表示よりも前記第二の大当り遊技が開始されやすい図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−127)
付記3−123乃至126のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、大当りラウンドに関する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−128)
付記3−123乃至127のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−129)
付記3−123乃至128のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態は、前記第二の大当り遊技における第二の領域有効状態において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に少なくとも開始可能な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−130)
付記3−123乃至129のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の大当り遊技の実行中に前記第二の領域へ遊技球が進入しなかった場合に、第一の遊技状態が少なくとも開始可能に構成されており、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−131)
付記3−130に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態は、非確変状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−132)
付記3−123乃至131のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第四の期間の少なくとも一部の期間において実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−133)
付記3−123乃至132のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の大当り遊技は、複数のラウンドを少なくとも実行可能な大当り遊技であり、
前記複数のラウンドのうちの第一のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの第三のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第三のラウンドよりも実行期間が短いラウンドである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−134)
第一の可変入賞手段と、
第二の可変入賞手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の可変入賞手段に設けられた第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が開始可能に構成されており、
第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第一の期間」という。)は、前記第一の可変入賞手段が第二の状態となる期間であり、
前記第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第二の期間」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となる期間であり、
前記第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第三の期間」という。)は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となる期間であり、
前記第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第四の期間」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となる期間であり、
第一の状態は、遊技球が入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が入球可能な状態であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出(以下、「第一の演出」という。)は、前記第二の期間以降の期間において前記第二の領域に遊技球を進入させることを促す演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出(以下、「第二の演出」という。)は、前記第二の領域に遊技球を進入させることを促す演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出(以下、「第三の演出」という。)は、前記第二の遊技状態への移行が確定したことを表す演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の期間の少なくとも一部の期間において実行可能又は実行されるように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第三の期間の少なくとも一部の期間において実行可能に構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第四の期間の少なくとも一部の期間において実行可能に構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−135)
付記3−134に記載の遊技台であって、
前記第一の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態となる期間であり、
前記第二の期間は、前記第一の可変入賞手段が前記第一の状態となる期間であり、
前記第三の期間は、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態となる期間であり、
前記第四の期間は、前記第一の可変入賞手段が前記第一の状態となる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−136)
付記3−134又は135に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第二の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第一の演出は、前記第四の期間において実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−137)
付記3−134乃至136のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第三の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第四の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第三の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第四の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第二の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入するまでは、該第二の期間の少なくとも一部の期間又は該第二の領域に遊技球が進入するまでの期間において実行されるように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−138)
付記3−134乃至137のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、該第二の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第三の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、前記第四の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−139)
付記3−134乃至138のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の演出は、前記第一の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、該第二の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の期間において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第三の期間において実行されないように構成されている演出であり、
前記第三の演出は、前記第四の期間において前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、該第四の期間において実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−140)
付記3−134乃至139のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の演出は、前記第四の期間において前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、該第四の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−141)
第一の可変入賞手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第五の期間」という。)は、前記第一の可変入賞手段が第二の状態となる期間であり、
前記第二の大当り遊技における一部の期間(以下、「第六の期間」という。)は、前記第一の可変入賞手段が第二の状態となる期間であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出(以下、「第五の演出」という。)は、大当り演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出(以下、「第六の演出」という。)は、大当り演出であり、
前記第五の演出は、前記第五の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出であり、
前記第六の演出は、前記第六の期間の少なくとも一部の期間において実行されるように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−142)
音出力手段と、
遊技球が入球容易な入球容易状態と、遊技球が入球困難な入球困難状態とに変化可能な第一の可変入賞手段と、
前記入球容易状態と前記入球困難状態とに変化可能な第二の可変入賞手段と、
前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が通過可能な第一の通過領域と、
前記第一の通過領域を通過した遊技球を検出可能な第一の通過検出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の可変入賞手段は、前記入球容易状態となった後で、前記第一の通過領域への第一の最大入賞数の遊技球の通過があった場合に、前記入球困難状態に変化する可変入賞手段であり、
前記第一の通過検出手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態に変化してから第一の有効期間が経過するまで、前記第一の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段であり、
前記音出力手段は、前記第一の通過領域を前記第一の最大入賞数の遊技球が通過して前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となり、続いて前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の有効期間が経過するまでに該第一の通過領域への遊技球の通過があった場合に、第一のオーバー入賞音を出力可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−143)
付記3−142に記載の遊技台であって、
前記第一の通過検出手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間にも、前記第一の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−144)
付記3−142又は143に記載の遊技台であって、
前記音出力手段は、前記第一の通過領域への前記第一の最大入賞数の遊技球が通過して前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となり、続いて前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の有効期間が経過するまでに該第一の通過領域への遊技球の通過があった場合に、前記第一のオーバー入賞音を出力する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−145)
付記3−142乃至144のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が通過可能な第二の通過領域と、
前記第二の通過領域を通過した遊技球を検出可能な第二の通過検出手段と、
を備え、
前記第二の可変入賞手段は、前記入球容易状態となった後で、前記第二の通過領域への第二の最大入賞数の遊技球の通過があった場合に、前記入球困難状態に変化する可変入賞手段であり、
前記第二の通過検出手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間に、前記第二の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−146)
付記3−145に記載の遊技台であって、
前記第二の通過検出手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態に変化してから第二の有効期間が経過するまで、前記第二の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段であり、
前記音出力手段は、前記第二の通過領域を前記第二の最大入賞数の遊技球が通過して前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となり、続いて前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第二の有効期間が経過するまでに該第二の通過領域への遊技球の通過があった場合に、第二のオーバー入賞音を出力可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−147)
付記3−145又は146に記載の遊技台において、
複数種類の演出表示を実行可能な表示手段を備え、
前記表示手段は、前記第一の通過領域を通過した遊技球の数に応じて変化する表示(以下、「第一の通過表示」という。)を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の通過領域を通過した遊技球の数に応じて変化する表示(以下、「第二の通過表示」という。)を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第一の通過表示の表示を開始可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第二の通過表示の表示を開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−148)
付記3−147に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となった後で、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第一の通過表示に換えて前記第二の通過表示の表示を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−149)
付記3−147又は148に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となった後で、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第二の通過表示に換えて前記第一の通過表示の表示を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−150)
付記3−147に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となった後で、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第一の通過表示を表示したまま前記第二の通過表示の表示を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−151)
付記3−147又は150に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となった後で、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第二の通過表示を表示したまま前記第一の通過表示の表示を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−152)
付記3−145又は146に記載の遊技台であって、
大当り遊技を実行可能な遊技制御手段と、
複数種類の演出表示を実行可能な表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記大当り遊技の実行中において、前記第一の通過領域を通過した遊技球及び前記第二の通過領域を通過した遊技球の合計数に応じて変化する表示(以下、「第三の通過表示」という。)を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−153)
付記3−142乃至152のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の可変入賞手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間には前記入球困難状態となる可変入賞手段であり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間には前記入球困難状態となる可変入賞手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−154)
付記3−142乃至153のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第一の制御手段と、
前記音出力手段の制御を実行可能な第二の制御手段と、
を備え、
前記第一の制御手段は、前記第一の通過検出手段が前記第一の通過領域への遊技球の通過を検出した場合に、第一の通過情報を前記第二の制御手段に送信可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、第一の記憶領域を有する制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態となってから前記第一の有効期間が経過するまでに前記第一の通過情報を受信した回数(以下、「第一の通過回数」という。)を計数可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、計数した前記第一の通過回数を前記第一の記憶領域に記憶可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記第一の記憶領域に記憶された前記第一の通過回数の示す値が前記第一の最大入賞数を超えた場合に、前記音出力手段に前記第一のオーバー入賞音を出力させる制御を実行可能な制御手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−155)
付記3−142乃至154のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−156)
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
大当り遊技を実行可能な遊技制御手段と、
遊技球が入球容易な入球容易状態と、遊技球が入球困難な入球困難状態とに変化可能な第一の可変入賞手段と、
前記入球容易状態と前記入球困難状態とに変化可能な第二の可変入賞手段と、
前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球が通過可能な第一の通過領域と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の入球演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の入球演出であり、
前記第一の入球演出は、前記大当り遊技の実行中において、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合に開始可能な入球演出であり、
前記第二の入球演出は、前記大当り遊技の実行中において、前記第二の可変入賞手段に遊技球が入球した場合に開始可能な入球演出であり、
前記第二の入球演出は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合にも開始可能な入球演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−157)
付記3−156に記載の遊技台であって、
前記第一の入球演出は、前記第一の通過領域を遊技球が通過した数に応じて変化する入球演出であり、
前記第二の入球演出は、前記第二の可変入賞手段に遊技球が入球した数に応じて変化する入球演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−158)
付記3−156又は157に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となった後で、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態となった場合に、前記第一の入球演出を終了して前記第二の入球演出を開始する手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−159)
付記3−156乃至158のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の通過領域を通過した遊技球を検出可能な第一の通過検出手段を備え、
前記第一の通過検出手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態に変化してから第一の有効期間が経過するまで、前記第一の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段であり、
前記第二の入球演出は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態から前記入球困難状態となり、続いて前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の有効期間が経過するまでに該第一の通過領域への遊技球の通過があった場合に、前記第一の入球演出に換えて開始される入球演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−160)
付記3−159に記載の遊技台であって、
前記第一の通過検出手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間にも、前記第一の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−161)
付記3−159又は160に記載の遊技台であって、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が通過可能な第二の通過領域と、
前記第二の通過領域を通過した遊技球を検出可能な第二の通過検出手段と、
を備え、
前記第二の通過検出手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間(以下、「第四の有効期間」という。)に、前記第二の通過領域への遊技球の通過を有効なものとして取り扱うことが可能な通過検出手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−162)
付記3−161に記載の遊技台であって、
前記第二の入球演出は、前記第一の有効期間と前記第四の有効期間とが重複する期間において、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合に、前記第一の入球演出に換えて実行される入球演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−163)
付記3−156乃至162のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第三の入球演出であり、
前記第三の入球演出は、前記大当り遊技の実行中において、前記第一の可変入賞手段に入球した遊技球及び前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球の合計数に応じて変化する入球演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−164)
付記3−156乃至163のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、複数種類の演出表示を実行可能な表示手段を含む手段であり、
前記第一の入球演出は、前記複数種類の演出表示のうちの第一の入球演出表示であり、
前記第二の入球演出は、前記複数種類の演出表示のうちの第二の入球演出表示であり、
前記第一の入球演出表示は、前記大当り遊技の実行中において、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合に開始可能な入球演出表示であり、
前記第二の入球演出表示は、前記大当り遊技の実行中において、前記第二の可変入賞手段に遊技球が入球した場合に開始可能な入球演出表示であり、
前記第二の入球演出表示は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合にも開始可能な入球演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−165)
付記3−156乃至164のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の可変入賞手段は、前記第一の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間には前記入球困難状態となる可変入賞手段であり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態である期間には前記入球困難状態となる可変入賞手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−166)
付記3−156乃至165のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
音出力手段と、
前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した場合に、該第二の可変入賞手段に入球した遊技球の数の計数を開始可能な計数手段と、
を備え、
前記第二の可変入賞手段は、前記入球容易状態となった後で、第二の最大入賞数の遊技球の入球があった場合に、前記入球困難状態に変化する可変入賞手段であり、
前記計数手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合にも、該第二の可変入賞手段に入球した遊技球として計数する手段であり、
前記音出力手段は、前記計数手段によって計数された遊技球の数が前記第二の最大入賞数を超えた場合に、第三のオーバー入賞音を出力可能な手段である、
ことを特徴とする遊技球。
(付記3−167)
付記3−166に記載の遊技台であって、
第一の制御手段と、
前記音出力手段の制御を実行可能な第二の制御手段と、
を備え、
前記第一の制御手段は、前記第一の通過領域を遊技球が通過した場合に、第一の通過情報を前記第二の制御手段に送信可能な制御手段であり、
前記第一の制御手段は、前記第二の可変入賞手段に遊技球が入球した場合に、第二の通過情報を前記第二の制御手段に送信可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、第三の記憶領域を有する制御手段であり、
前記計数手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化してからの前記第二の通過情報を前記第二の制御手段が受信した回数を計数する手段であり、
前記計数手段は、前記第二の可変入賞手段が前記入球容易状態に変化した後で、前記第一の通過情報を受信した回数も計数する手段であり、
前記第二の制御手段は、前記計数手段の計数結果を前記第三の記憶領域に記憶可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記第三の記憶領域に記憶された前記計数手段の計数結果を示す値が前記第二の最大入賞数を超えた場合に、前記音出力手段に前記第三のオーバー入賞音を出力可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−168)
付記3−156乃至167のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−169)
第一の演出を少なくとも実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、第一の条件が成立した場合に第一の演出を少なくとも開始可能なものであり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立したタイミングに応じて前記第一の演出を途中から実行する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−170)
付記3−169に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第二の演出を少なくとも実行可能なものであり、
前記演出手段は、前記第二の演出を実行している状態で前記第一の条件が成立した場合に前記第一の演出を少なくとも開始可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−171)
付記3−169又は170に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を最初から少なくとも開始可能なものであり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−172)
付記3−169乃至171のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、第一の期間で前記第一の演出を遊技者が認識不能な状態で少なくとも実行可能なものであり、
前記第一の期間は、前記第一の条件が成立する前の期間の少なくとも一部を含む期間であり、
前記開始位置決定手段は、前記第一の条件が成立した場合に前記第一の演出を遊技者が認識可能な状態で実行可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−173)
付記3−171に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第二の演出を遊技者が認識可能な状態で少なくとも実行可能なものであり、
前記演出手段は、前記第二の条件が成立した場合に、前記第一の演出を遊技者が遊技者に認識不能な状態で少なくとも実行可能なものであり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に、(遊技者に視認可能な状態で行われていた)前記第二の演出を遊技者に視認不能な状態で少なくとも実行可能なものであり、
前記演出手段は、前記第一の条件が成立した場合に、(遊技者に視認不能な状態で行われていた)前記第一の演出を遊技者に視認可能な状態で少なくとも実行可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−174)
付記3−169乃至173のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、遊技者が少なくとも選択可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−175)
付記3−171に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第二の演出と少なくとも関連する演出であり、
前記開始位置決定手段は、前記第一の条件が成立した場合に、前記第二の演出と同期可能な位置から前記第一の演出を少なくとも実行可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−176)
付記3−171および175に記載の遊技台であって、
前記第二の条件は、電源投入である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−177)
付記3−171、175、および176に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、音演出を少なくとも含むものであり、
前記第二の演出は、音演出を少なくとも含むものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−178)
第一の演出を少なくとも実行可能な演出手段と、
複数の計時手段と、
を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、第一の条件が成立した場合に、前記第一の演出を最初から少なくとも開始可能なものであり、
前記演出手段は、第二の条件が成立した場合に、前記第一の演出を途中から少なくとも開始可能なものであり、
前記第二の条件は、前記第一の条件と少なくとも異なる条件であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第一の計時手段であり、
前記複数の計時手段のうちの少なくとも一つは、第二の計時手段であり、
前記第一の計時手段は、リアルタイムクロックであり、
前記第二の計時手段は、電源投入からの経過時間を少なくとも把握可能なものであり、
前記第一の条件は、前記第一の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件であり、
前記第二の条件は、前記第二の計時手段により計測された時間に関連して少なくとも成立可能な条件である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−179)
第一の可変入賞手段と、
第二の可変入賞手段と、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第二の領域と、
複数種類の報知を実行可能な報知手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が開始可能に構成されており、
大当り遊技は、複数のラウンドで構成されており、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第一のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第二の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第二のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第一の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第三のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第二のラウンドは、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第一の状態は、遊技球が入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が入球可能な状態であり、
前記第二のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第二のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進報知」という。)は、前記第二の領域への遊技球の進入を促す報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記大当り遊技は、前記複数のラウンドのそれぞれが、前記第二の状態となる期間が長期間である長期間ラウンドと、前記第二の状態となる期間が短期間である短期間ラウンドのいずれか一方となるように構成されており、
前記報知手段は、前記第一のラウンド及び前記第三のラウンドが前記長期間ラウンドであって、かつ、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第四のラウンド」という。)は、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第四のラウンドは、前記第二の可変入賞手段が前記第一の状態となるラウンドであり、
前記第一のラウンドは、前記第四のラウンドの後で開始されるラウンドである、
ことを特徴とする。
(付記3−180)
第一の可変入賞手段と、
第二の可変入賞手段と、
前記第二の可変入賞手段に入球した遊技球が進入可能な第二の領域と、
複数種類の報知を実行可能な報知手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の領域に遊技球が進入した場合に、第二の遊技状態が開始可能に構成されており、
大当り遊技は、複数のラウンドで構成されており、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第一のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第二の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第二のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が第一の状態となるラウンドであり、
前記複数のラウンドのうちの一のラウンド(以下、「第三のラウンド」という。)は、前記第二の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第二のラウンドは、前記第一の可変入賞手段が前記第二の状態となるラウンドであり、
前記第一の状態は、遊技球が入球不可能な状態であり、
前記第二の状態は、遊技球が入球可能な状態であり、
前記第二のラウンドは、前記第一のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記第三のラウンドは、前記第二のラウンドの後で開始されるラウンドであり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知(以下、「遊技球進入促進報知」という。)は、前記第二の領域への遊技球の進入を促す報知であり、
前記報知手段は、前記第一のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記大当り遊技は、前記複数のラウンドのそれぞれが、前記第二の状態となる期間が長期間である長期間ラウンドと、前記第二の状態となる期間が短期間である短期間ラウンドのいずれか一方となるように構成されており、
前記報知手段は、前記第一のラウンド及び前記第三のラウンドが前記長期間ラウンドであって、かつ、前記第一のラウンドにおいて前記第二の領域に遊技球が進入しなかった場合に、前記第二のラウンドで前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、島一斉演出であり、
前記報知手段は、前記島一斉演出の実行中に前記遊技球進入促進報知を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、適用可能な形態に記載された作用および効果は、最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、作用および効果は、ここに記載されたものに限定されるものではない。また、以上説明した適用可能形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、適用可能形態や変形例や付記に適用してもよい。
100 パチンコ機
136 チャンスボタン
138 チャンスボタンランプ
191L 左キー
191R 右キー
208 装飾図柄表示装置
136a ボタン画像
136b 矢印の促進表示
136c 残期間メータ表示
224 演出可動体
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
600 払出制御部

Claims (14)

  1. 操作手段と、
    表示手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
    前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
    前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
    前記第一の表示は、前記操作手段を操作することを促す表示であり、
    前記第六の表示は、一斉演出に関連する表示であり、
    前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
    前記第四の表示は、皿満タンエラー状態(以下、「第二の状態」という。)において行われる表示であり、
    前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態(以下、「第四の状態」という。)において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されない場合があるように構成されており、
    前記第四の表示は、前記第四の状態で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記一斉演出は、電源投入からの時間に応じて開始される演出である、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技台であって、
    前記第四の表示は、前記第六の表示の表示中であっても表示が開始される場合がある表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第四の表示は、前記第六の表示の表示が終了した後にも表示が開始される場合がある表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第四の表示は、前記第一の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第四の表示は、前記第六の表示の表示中であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の表示と前記第六の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始される場合があるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の表示と前記第六の表示のうち該第一の表示のみが表示されている状態において、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第四の状態における少なくとも一部の期間(以下、「第三の期間」という。)では、前記操作手段が操作されたことに応じた表示が開始されないように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項9に記載の遊技台であって、
    前記第三の期間は、前記第一の表示が前記第六の表示の一部と重なって表示されている期間である、
    ことを特徴とする遊技台。
  11. 請求項9又は10に記載の遊技台であって、
    前記第四の表示は、前記第三の期間で表示されている場合であっても前記第二の状態が解消した場合に消える表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  12. 請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の表示は、複数種類の保留アイコンのうちの一の保留アイコンの表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  13. 請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
  14. 請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
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