JP2017022460A - 発振装置および力学量センサ - Google Patents

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武 金澤
酒井 峰一
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Abstract

【課題】接合歪みに起因する電荷の誘発を抑え、センサ精度の悪化を抑制した水晶振動子を備えた力学量センサを提供する。
【解決手段】力学量センサは、各々水晶基板から構成される、水晶振動子を有するセンサ基板10、支持基板40及びキャップ層50を備えたWLP(ウェハレベルパッケージ)構造で、金属接合部60及び61で接合されている。キャップ層に、接地電位とされる部位に接続される電荷引抜配線80を形成すると共に、電荷引抜配線をセンサ基板の周辺部12と接合する金属接合部61と接続している。これにより、キャップ層に誘発された電荷が金属接合部61を通じて電荷引抜配線より力学量センサの外部に引き抜かれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、水晶振動子を有する発振装置に関し、特に、印加される力学量に応じたセンサ信号を出力する水晶振動子を含むセンサ部が備えられた力学量センサに適用されて好適なものである。
従来より、水晶が良好な圧電材料であることから、発振器やジャイロセンサ、弾性表面波素子(以下、SAW素子という)などの発振装置における振動子として水晶振動子が用いられている。そして、真空下で用いられる発振装置の小型化、低コスト化のために、ウェハレベルパッケージ(以下、WLP(Wafer Level Package)という)を用いた構造が提案されている(特許文献1参照)。
この水晶振動子を真空封止したWLPは、支持基板を構成する第一の基板とキャップ層を構成する第一の基板に接合された第二の基板とを有し、第一の基板もしくは第二の基板の少なくとも一方を所定深さ除去して真空室を構成している。そして、この真空室内に水晶振動子を配置し、第一の基板もしくは第二の基板に接続電極を介して水晶振動子を接合すると共に、第一の基板もしくは第二の基板に形成した貫通電極を接続電極に接続している。これにより、貫通電極を通じて水晶振動子に備えられる各種電極などと外部との電気的接続が行えるようになっている。
特開2010−081127号公報
水晶基板を用いたWLPでは、水晶の結晶成長の特異性より四角形のものが多く、また、同じ形で貼り合わせし易いなどの理由により、水晶振動子を含むセンサ基板と支持基板およびキャップ層を3枚の水晶基板で構成し、各基板を金属接合部で接合することが多い。水晶振動を含むセンサ基板を支持基板およびキャップ層によって挟み込み、金属接合部を介して接合する場合、キャップ層が圧電材料である水晶で構成されていることから、金属接合部においてキャップ層に接合歪みが発生し、電荷が誘発される。このため、金属接合部に電荷が発生してしまい、センサ信号に影響を与え、センサ精度が悪化するという問題が生じる。
なお、ここでは水晶振動子を備えたセンサ基板が適用される装置、つまり力学量センサを例に挙げて説明しているが、水晶振動子を発振器に適用する場合にも、接合歪みによる問題を発生させる。具体的には、接合歪みによって発生する電荷が発振器における発振周波数に影響を与え、精度良い発振周波数が得られなくなるという問題がある。つまり、発振器や力学量センサのように、水晶振動子を備える発振装置について上記問題が発生し得る。
また、ここでは水晶振動子が形成された水晶基板に対して、同様に水晶基板で構成される支持基板およびキャップ層を接合したWLPを例に挙げている。しかし、接合歪みの問題は、キャップ層が水晶基板によって構成されることで発生するのであり、支持基板については水晶基板で構成されていなかったとしても発生する。
本発明は上記点に鑑みて、水晶振動子を有する振動基板を支持基板および水晶基板で構成されるキャップ層によって挟み込み、金属接合部を介して接合するWLPにて構成される発振装置において、接合歪みによる精度悪化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水晶基板によって構成され、電圧印加に基づいて振動させられる振動子(13)と、該振動子に連結されていると共に振動子の周囲を囲む周辺部(12)とを有してなる振動基板(10)と、振動基板の一面側に配置され、周辺部において振動基板と接合された支持基板(40)と、振動基板の一面と反対側となる他面側に配置され、周辺部において金属接合部(61)を介して振動基板と接合されたキャップ層(50)と、金属接合部に接続され、金属接合部の電荷を引き抜く電荷引抜配線(80)と、を備えていることを特徴としている。
このような構成により、接合歪みによってキャップ層に誘発された電荷が金属接合部を通じて電荷引抜配線より力学量センサの外部に引き抜かれるようにできる。したがって、接合歪みに起因する電荷がセンサ信号に影響を与えることを抑制でき、センサ精度の悪化を抑制することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる力学量センサの正面レイアウトを示す図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 水晶基板100に圧力が加わったときの電荷の様子を表した図である。 本発明の第2実施形態にかかる力学量センサの正面レイアウトを示す図である。 図5のVI-VI断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1および図2に示されるように、力学量センサは、センサ基板10、支持基板40およびキャップ層50などを備えたWLP構造とされている。センサ基板10の一面側を裏面10a、その反対側の一面を表面10bとすると、裏面10a側に金属接合部60を介して支持基板40が接合され、表面10b側に金属接合部61を介してキャップ層50が接合されている。このように、センサ基板10を支持基板40およびキャップ層50によって挟み込むことで真空室を構成し、この内側にセンサ部11が配置される構造とされている。本実施形態では、センサ基板10、支持基板40およびキャップ層50をすべて圧電基板である水晶基板によって構成しているが、少なくともセンサ基板10およびキャップ層50が水晶基板で構成されていれば良く、支持基板40やキャップ層50についてはガラスなどの他の材料によって構成されていても良い。
センサ基板10は、図1に示すように、センサ部11と、センサ部11の周囲を囲む周辺部12とを有した構成とされている。センサ部11は、水晶振動子13を備えたものである。本実施形態では、水晶振動子13として三脚音叉型振動子を適用しているが、他の構造のもの、例えばT型音叉型、H型音叉などのような振動子として従来より知られている構造のものを適用できる。
センサ部11は、センサ基板10に対して周知のマイクロマシン加工を行って溝部10cを形成し、水晶振動子13を周辺部12から区画することによって形成されている。
水晶振動子13は、第1駆動片14、第2駆動片15および検出片16が基部17にて支持され、基部17を連結部位として第1駆動片14、第2駆動片15および検出片16が周辺部12に連結された構成とされている。詳述すると、水晶振動子13は、第1、第2駆動片14、15および検出片16が基部17から同じ方向に突出するように配置された三脚音叉型とされており、検出片16が第1、第2駆動片14、15の間に配置されている。
基部17には、外乱振動を吸収する防振部17aが形成されている。防振部17aは、第1駆動片14、第2駆動片15および検出片16の長手方向に対する垂直方向を長手方向とした2本の梁部17bと2本の梁部17bを繋ぐ接続部17cとを有した構成とされている。このような構成により、外乱振動が生じたときに梁部17bが撓むことでその外乱振動が吸収され、第1駆動片14、第2駆動片15および検出片16への影響が抑制されるようになっている。
第1、第2駆動片14、15および検出片16は、図3に示されるように、センサ基板10の面方向と平行となる表面14a、15a、16a、裏面14b、15b、16b、側面14c、14d、15c、15d、16c、16dを有する断面矩形状とされた棒状とされている。
そして、第1駆動片14には、表面14aに駆動電極19aが形成されていると共に裏面14bに駆動電極19bが形成され、側面14c、14dに共通電極19c、19dが形成されている。同様に、第2駆動片15には、表面15aに駆動電極20aが形成されていると共に裏面15bに駆動電極20bが形成され、側面15c、15dに共通電極20c、20dが形成されている。また、検出片16には、表面16aに検出電極21aが形成されていると共に裏面16bに検出電極21bが形成され、側面16c、16dに共通電極21c、21dが形成されている。
このように、本実施形態では、第1、第2駆動片14、15、検出片16、駆動電極19a、19b、20a、20b、検出電極21a、21b、共通電極19c、19d、20c、20d、21c、21dを含んでセンサ部11が構成されている。
周辺部12には、図1に示されるように、駆動電極19a、19b、20a、20b、検出電極21a、21b、共通電極19c、19d、20c、20d、21c、21dと図示しない配線層等を介して電気的に接続される複数のパッド接続部23が形成されている。
パッド接続部23は、駆動電圧印加用の電源パッド接続部23aやセンサ出力用の出力パッド接続部23bおよび接地電位印加用の接地パッド接続部23cなどがある。各パッド接続部23は、上記した各種電極19a〜19d、20a〜20d、21a〜21dから引き出された配線パターンに繋がっており、例えば配線パターンの一部として形成されている。
例えば、駆動電極19a、19b、20a、20bは電源パッド接続部23aに接続される。検出電極21a、21bは出力パッド接続部23bに接続される。共通電極19c、19d、20c、20d、21c、21dは接地パッド接続部23cに接続される。なお、図1では、センサ基板10に形成された各部については実線で示してあるが、キャップ層50に形成した部分などは破線で示してある。また、ここで図示したパッド接続部23は一例を示したに過ぎず、必ずしも図に示した数でなくても良い。
さらに、センサ基板10の裏面10aおよび表面10b側には、センサ部11を1周囲むように金属接合部60、61の一部を構成する接合パターン60a、61aが形成されている。これら接合パターン60a、60bは、例えば金属共晶による金属結合が行われる金属材料で構成されており、例えば金(Au)や銅(Cu)などを用いて形成されている。
支持基板40は、例えば水晶基板によって構成され、センサ基板10側の一面のうち周辺部12と対応する部分よりも内側、つまりセンサ部11と対応する位置においてキャビティ41が形成されている。このようなキャビティ41が形成されていることにより、水晶振動子13が支持基板40と接触し難くなるようにされている。また、支持基板40における周辺部12と対応する部分には、センサ部11を1周囲むように金属接合部60の一部を構成する接合パターン60bが形成されている。接合パターン60bは、例えば金属共晶による金属結合が行われる金属材料で構成されており、例えば金や銅などを用いて形成されている。接合パターン60bは、センサ基板10の裏面10a側に形成された接合パターン60aと同パターンとされており、接合パターン60a、60bが金属接合されることで金属接合部60が構成され、支持基板40とセンサ基板10との接合が行われている。
キャップ層50は、例えば水晶基板によって構成され、センサ基板10側の一面のうち周辺部12と対応する部分よりも内側、つまりセンサ部11と対応する位置においてキャビティ51が形成されている。このようなキャビティ51が形成されていることにより、水晶振動子13がキャップ層50と接触し難くなるようにされている。また、キャップ層50における周辺部12と対応する部分には、センサ部11を1周囲むように金属接合部61の一部を構成する接合パターン61bが形成されている。接合パターン61bは、例えば金属共晶による金属結合が行われる金属材料で構成されており、例えば金や銅などを用いて形成されている。接合パターン61bは、センサ基板10の表面10b側に形成された接合パターン61aと同パターンとされており、接合パターン61a、61bが金属接合されることで金属接合部61が構成され、キャップ層50とセンサ基板10との接合が行われている。
また、キャップ層50には、各パッド接続部23と対応する位置に貫通孔52が形成されていると共に、貫通孔52内からキャップ層50のうちセンサ基板10と反対側の一面に至るように延設されたパッド部70が形成されている。パッド部70は、各パッド接続部23と対応して電源印加用の電源パッド部70a、センサ出力用の出力パッド部70b、接地電位印加用の接地パッド部70cなどがあり、それぞれが分離されてる。そして、各パッド部70が対応する各パッド接続部23に電気的に接続されている。
パッド部70は、例えば、キャップ層50に対してエッチングなどによって貫通孔52を形成したのち、貫通孔52内を含めてアルミニウム(Al)などの電極材料にて構成される導体層を成膜し、これをエッチングでパターンすることなどによって形成される。なお、パッド部70の形成については、キャップ層50をセンサ基板10に接合する前であっても後であっても、いずれであっても良い。
さらに、キャップ層50には、金属接合部61と対応する位置に貫通孔53が形成されていると共に、貫通孔53内からキャップ層50のうちセンサ基板10と反対側の一面に至る電荷引抜配線80が形成されている。電荷引抜配線80は、接合歪みによって水晶基板で構成されたセンサ基板10に生じる電荷を引き抜くための配線である。電荷引抜配線80は、接地電位とされる部位に接続され、本実施形態では接地パッド部70cに連結されている。接地パッド部70cが図示しないボンディングワイヤなどを通じて外部の接地電位とされる部位に接続されることで、電荷引抜配線80が接地電位とされる。
電荷引抜配線80については、パッド部70と別構成としても良いが、パッド部70を形成するための導体層を用いてパッド部70と同時に形成すると好ましい。このようにすれば、電荷引抜配線80とパッド部70とを同じ工程で形成できるため、製造工程の簡略化を図ることができる。
以上が本実施形態における力学量センサの構成である。このような力学量センサは、例えばセンサ部11に形成された水晶振動子13を用いて角速度検出を行うジャイロセンサを構成する。次に、本実施形態にかかる力学量センサの作動について説明する。
第1駆動片14の駆動電極19a、19bと第2駆動片15の駆動電極20a、20bに位相が180°異なる駆動信号(搬送波)が印加されると、第1、第2駆動片14、15は図1の紙面左右方向に振動し、検出片16はほぼ静止した状態となる。そして、この状態でセンサ基板10の面内で角速度が印加されると、角速度に応じて検出片16が紙面左右方向に振動する。これにより、圧電現象に基づいて検出片16に電荷が発生し、これが検出電極21a、21bを介して出力されることから、この電荷の発生に基づくセンサ出力をセンサ信号として角速度が検出される。
このようにして角速度を検出することができるが、キャップ層50を圧電基板である水晶基板で構成していることから、金属接合部61を介してセンサ基板10と接合している接合部に接合歪みが発生する。この接合歪みが原因となって、キャップ層50に電荷が誘発される。図4に示すように、一般的に、水晶基板100に圧力を加えると、水晶基板100の表裏に電荷が発生する。圧力が加えたのが裏面であれば、図4に示すように裏面側に圧縮応力が加わって−電荷が誘発され、表面側に引張応力が加わって+電荷が誘発される。逆に、水晶基板100を引っ張ると表裏の入れ替わる。水晶振動子13は、第1駆動片14および第2駆動片15に対して駆動電極19a、19b、20a、20bを取り付け、これらに電圧を印加するものである。これにより、第1駆動片14および第2駆動片15を振動させるという逆圧電現象を利用して所望の周波数での振動を可能としている。しかしながら、キャップ層50も水晶基板によって構成すると、接合歪みによって電荷を発生させてしまう。
これに対して、本実施形態の力学量センサでは、キャップ層50に誘発された電荷が金属接合部61を通じて電荷引抜配線80より力学量センサの外部に引き抜かれるようにできる。したがって、接合歪みに起因する電荷がセンサ信号に影響を与えることを抑制でき、センサ精度の悪化を抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して電荷引抜配線80の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5および図6に示すように、本実施形態では、キャップ層50のうちセンサ部11と対応する位置にも電荷引抜配線80を延設している。具体的には、図5中の二点鎖線で示したように、センサ部11および溝部10cと対応する領域を含めて、それ以上の広い範囲の領域を電荷引抜配線80とし、接地パッド部70cに接続している。
また、電荷引抜配線80は、キャップ層50の表裏両面、つまりセンサ基板10側の一面とその反対側の一面の両方に備えられており、それぞれが同じパターンとされて対向配置されている。
このように、キャップ層50のうちセンサ部11と対応する部分を覆うように電荷引抜配線80を形成し、これを接地電位とされる接地パッド部70cに接続することで、ノイズなどに対するシールド効果を持たせることが可能となる。また、キャップ層50の表裏両面において同じパターンで電荷引抜配線80を形成することで、表裏両面に発生する正負それぞれの電荷を共に引き抜いて接地パッド部70cに至ったときに正負の電荷が結合してキャンセルされるようにすることができる。これにより、よりセンサ精度の向上を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、水晶振動子を有する発振装置として、力学量センサ、具体的にはジャイロセンサを例に挙げて説明した。しかしながら、これは一例を示したに過ぎない。すなわち、ジャイロセンサ以外の水晶振動子を有する力学量センサ、例えば加速度センサに対しても適用できる。また、水晶振動子としては上記各実施形態で説明したような構造のものに限らず、例えばSAW素子のようにセンサ基板の表面にSAWを発生させることで力学量の検出を行う力学量センサであっても良い。また、力学量センサに限らず、発振装置としては、水晶発振器なども含まれる。すなわち、水晶基板によって構成され振動子を有する振動基板に対して、支持基板と水晶基板にて構成されるキャップ層とを金属接合部を介して接合する発振装置に対して、本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、基部17に対して防振部17aを備えた構造としたが、防振部17aがない構造であっても良い。
10 センサ基板
11 センサ部
12 周辺部
13 水晶振動子
40 支持基板
50 キャップ層
70 パッド部
80 電荷引抜配線

Claims (8)

  1. 水晶基板によって構成され、電圧印加に基づいて振動させられる振動子(13)と、該振動子に連結されていると共に前記振動子の周囲を囲む周辺部(12)とを有してなる振動基板(10)と、
    前記振動基板の一面側に配置され、前記周辺部において前記振動基板と接合された支持基板(40)と、
    前記振動基板の前記一面と反対側となる他面側に配置され、前記周辺部において金属接合部(61)を介して前記振動基板と接合されたキャップ層(50)と、
    前記金属接合部に接続され、前記金属接合部の電荷を引き抜く電荷引抜配線(80)と、を備えていることを特徴とする発振装置。
  2. 前記キャップ層に前記電荷引抜配線が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の発振装置。
  3. 前記キャップ層には、前記金属接合部に繋がる貫通孔(52)が形成されており、該貫通孔内に前記電荷引抜配線が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の発振装置。
  4. 前記電荷引抜配線は接地電位とされる部位に接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の発振装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の発振装置は、
    前記振動基板が前記振動子にて印加された力学量に応じて変位するセンサ部(11)を構成するセンサ基板とされた力学量センサであり、
    前記キャップ層には、前記振動子に対して駆動電圧印加を行う電源パッド部(70a)と、前記振動子の変位に基づいて前記力学量に応じた検出信号を出力する出力パッド部(70b)と、前記センサ基板の接地電位点に接続される接地パッド部(70c)とが形成されており、
    前記電荷引抜配線は前記接地パッド部に接続されていることを特徴とする力学量センサ。
  6. 前記電源パッド部、前記出力パッド部および前記接地パッド部は前記キャップ層の表面に形成した導体層がパターニングされたものであり、該導体層によって前記電荷引抜配線も構成され、前記接地パッド部と前記電荷引抜配線とが繋がった構造とされていることを特徴とする請求項5に記載の力学量センサ。
  7. 前記キャップ層のうち前記センサ基板側の一面と該センサ基板と反対側の一面の少なくとも一方において、前記振動子と対応する部分を覆うように配線パターン(80a)が形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の力学量センサ。
  8. 前記振動子と前記周辺部との連結部位に、外乱振動を吸収する防振部(17a)が備えられていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の力学量センサ。
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