JP2017020855A - 二次電池の充電状態推定方法 - Google Patents

二次電池の充電状態推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017020855A
JP2017020855A JP2015137542A JP2015137542A JP2017020855A JP 2017020855 A JP2017020855 A JP 2017020855A JP 2015137542 A JP2015137542 A JP 2015137542A JP 2015137542 A JP2015137542 A JP 2015137542A JP 2017020855 A JP2017020855 A JP 2017020855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
soc
spectrum
voltage
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015137542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6499939B2 (ja
Inventor
昌嘉 宇野
Masayoshi Uno
昌嘉 宇野
隆志 高取
Takashi Takatori
隆志 高取
康之 井奥
Yasuyuki Ioku
康之 井奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2015137542A priority Critical patent/JP6499939B2/ja
Publication of JP2017020855A publication Critical patent/JP2017020855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6499939B2 publication Critical patent/JP6499939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】 計算量の増大を抑え、かつSOCの推定精度の向上を図ることができる二次電池の充電状態推定方法を提供する。
【解決手段】 直交座標系において描かれる二次電池の充電過程におけるSOC−電圧グラフと、二次電池の放電過程におけるSOC−電圧グラフとが1つの閉ループになる、二次電池のSOC及び電圧の測定データに基づいて、閉ループを所与の基底で張るヒルベルト空間上へ写像変換しそのスペクトルを予め求めておき、ヒルベルト空間上に写像変換された閉ループのベクトルと、スペクトルとの内積を求める第1のステップと、第1のステップで求める内積の値に基づいて、二次電池のSOCの値を算出する第2のステップとを有している。
【選択図】 図11

Description

本発明は、二次電池の充電状態推定方法に関する。
近年、二次電池は、駆動源等として自動車に搭載される他、鉄道システムにも用いられるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
特に最近の鉄道システムでは、回生失効対策、省エネ、ピークカット、契約電力低減、地震時津波対処、需要家力率改善、高調波抑制、母線電圧の安定等を目的として、変電所等に、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池が電力貯蔵装置として設置されている。この電力貯蔵装置として設置される二次電池は、例えば、き電線と帰線(レール)との間に電気的に接続される。
特許第3571026号公報 国際公開第2009/107715号
一般に、二次電池は、充電過程におけるSOCと電圧(開回路電圧:OCV)との関係を示す充電曲線と、放電過程におけるSOCと電圧(開回路電圧:OCV)との関係を示す放電曲線とが異なる。このように、二次電池は充電過程と放電過程とにおいてSOC電圧特性が異なるという特性(ヒステリシス特性)を有している。また、このヒステリシス特性(充電曲線及び放電曲線)は単一ではなく、二次電池の使用履歴(動作履歴)によって異なる。
このように動的に変化する二次電池のSOCの推定方法としては、電流センサで二次電池の電流を検出し、電流値を積分して残容量を求め、この残容量と満充電容量とからSOCを算出する方法がある。しかしこの方法では、長時間運用すると電流センサの電流値の検出誤差が蓄積され、推定精度が低下するという問題や、電流値を積分しなければならないため計算量が増大するという問題がある。
特に、鉄道システムに電力貯蔵装置として用いられている二次電池の負荷には、電気車両の力行(加速)及び回生(制動)の繰り返し運転による、充放電の繰り返し頻度が高くなる通常時の負荷や、系統停電時等において旅客を最寄りの駅まで輸送するための深放電による異常時の大負荷がある。このような、通常時から異常時までの種々の負荷が想定される二次電池においては、従来に無いワイドバンドかつダイナミックなSOCの推定手法が必要とされている。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、計算量の増大を抑え、かつSOCの推定精度の向上を図ることができる二次電池の充電状態推定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る二次電池の充電状態推定方法は、直交座標系において描かれる二次電池の充電過程におけるSOC−電圧グラフと、前記二次電池の放電過程におけるSOC−電圧グラフとが1つの閉ループになる、前記二次電池のSOC及び電圧の測定データに基づいて、前記閉ループを所与の基底で張るヒルベルト空間上へ写像変換しそのスペクトルを予め求めておき、前記ヒルベルト空間上に写像変換された前記閉ループのベクトルと、前記スペクトルとの内積を求める第1のステップと、前記第1のステップで求める内積の値に基づいて、前記二次電池のSOCの値を算出する第2のステップとを有している。
前記所与の基底は、2のべき乗の台を有する基底であってもよい。
前記第2のステップは、前記第1のステップで求める内積の値に基づいて、前記二次電池を含むシステムにおいて前記二次電池に流れる電流値を算出し、この電流値に基づいてSOCの値を算出するようにしてもよい。
上記二次電池の充電状態推定方法によれば、SOC−電圧グラフとして示されるヒステリシスループ(閉ループ)を図形として捉え、その形状をヒルベルト空間上のスペクトルとして同定することにより、様々なヒステリシスループを精度よく計算できるようになり、SOCの推定精度の向上を図ることができるようになる。また、二次電池のエネルギー損失(ヒステリシス損失)の推定精度が向上し、温度シミュレーションによる二次電池の内部温度の同定精度も向上する。また、SOC−電圧グラフとして示されるヒステリシスループを図形として捉え、連続的な図形変換を、積分変換ではなく、微分同相なヒルベルト空間上の内積による積の加算で行うことができ(言い換えれば、時刻歴の応答を積分に代えて内積で行うことができ)、計算量の増大を抑えることができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、二次電池の充電状態推定方法において、計算量の増大を抑え、かつSOCの推定精度の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、充電及び放電を繰り返したときの二次電池の充放電曲線の一例を示す図である。 図2は、本実施形態においてヒステリシス特性の定式化を説明するための概念図である。 図3は、二次電池のSOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データとモデルデータの一例とを示す図である。 図4は、二次電池のSOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データとモデルデータの一例とを示す図である。 図5は、二次電池のSOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データとモデルデータの一例とを示す図である。 図6は、二次電池のSOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データとモデルデータの一例とを示す図である。 図7は、二次電池のSOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データとモデルデータの一例とを示す図である。 図8は、図3〜図7の各近似モデルでのスペクトルの状況をまとめた図である。 図9は、二次電池のタンクモデルを示す図である。 図10(A)は、二次電池の内部抵抗の2次元マップデータを示す図であり、図10(B)は、二次電池の電流効果の2次元マップデータを示す図である。 図11は、二次電池のヒステリシスループ図形モデル(スペクトルの係数)の導出方法を示すフローチャートの一例である。 図12は、鉄道システムに用いられた二次電池のSOCの推定方法を示すフローチャートの一例である。 図13は、図11及び図12の処理を実行するシミュレーション装置の概略構成を示す図である。 図14は、鉄道システムに用いられる二次電池の設置例を示す模式図である。 図15は、シミュレーションに用いた列車運行の状況を示す列車ダイヤのデータを示す図である。 図16は、図15の列車ダイヤで運行された場合の二次電池にかかる負荷(電流)のスペクトルを示す図である。 図17は、図15の列車ダイヤに基づきシミュレーションした結果、解析された二次電池のSOCの履歴を示す図である。 図18は、1日における二次電池の温度変動の状況を示す図である。 図19は、1日における二次電池の温度変動の周波数特性を示す図である。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
二次電池は、充電過程と放電過程とにおいて、SOC(State Of Charge:充電状態=充電率)と電池電圧(開回路電圧:OCV)との関係であるSOC電圧特性が異なるという特性(ヒステリシス特性)を有しており、さらに、ヒステリシス特性(充電曲線及び放電曲線)は単一ではなく、二次電池の使用履歴(動作履歴)によって異なるという特性を有している。
本実施形態では、二次電池のSOCの推定精度を向上させるため、SOCと電圧(電池電圧)とを座標軸とする直交座標系において描かれる、ヒステリシス特性を示すヒステリシスループ(SOC−電圧グラフ)の取扱いをヒルベルト空間上に写像して行う方法を示し、さらに二次電池を電力貯蔵装置として鉄道システムに設置した例においてシミュレーションによってSOCの履歴を推定する方法を示す。なお、本実施形態では、二次電池の一例としてニッケル水素電池を用いて説明するが、リチウムイオン電池などの他の二次電池であってもよい。
図1は、二次電池の一例としてニッケル水素電池を用い、充電及び放電を繰り返したときの充放電曲線の一例を示す図である。この図1において、横軸はSOC、縦軸は電池電圧(OCV)を示す。
図1に示すように、充電及び放電で化学現象を利用する二次電池は、一般にヒステリシス特性を持っており、このヒステリシスの特性は、図形の特徴で簡明に表現することができて、以下の3つの幾何学的特徴(a)〜(c)がある。
(a)ループを描く。
(b)大きなループから小さなループまで変化する。
(c)小ループの位置は大ループ内で移動可能である。
上記の3つの幾何学的特徴(a)〜(c)を、計算で扱うため代数での定式化を行う。この定式化について以下に説明する。
〔ヒステリシス特性の定式化〕
図2は、ヒステリシス特性の定式化を説明するための概念図であり、一般化座標(ξ,ζ)で{-1≦ξ≦1 , -1≦ζ≦1}の正方形ループPsを、ヒステリシスループPhに写像することを示している。
図形の連続的滑らかな移り変わりは、一般には線に沿った作用の積分で与えられるが、鉄道システムにおける二次電池は電力潮流解析と組み合わされ、CPUの負荷が膨大となる。そこで、ヒステリシスループに沿った作用の積分を内積計算で置き換えるため、ヒルベルト空間H=L2(N)の上で有界作用素Bを次の(1)式を満足するように定める。

この有界作用素Bのスペクトル半径σ(B)は、(2)式で表される。

これは、2の負のベキ乗に{0}の単位原を1/20=1で加えたもので、0割りを生じないので有界作用素Bは微分同相で滑らかとなる。固有値は、次の(3)式で表される。

有界作用素Bのスペクトルf(λn)がヒステリシスループに対応する形状の特徴を表すとすると、

となり、各固有値でのスペクトルの係数となる。
次に、図2に示すように、正方形ループPsを1ループ描く点列(ξ,ζ){-1≦ξ≦1 , -1≦ζ≦1}を、ヒステリシスループPhに写像する方法を示す。
基底関数をヒステリシスループの形状に内在する特徴に対応させる。すなわち、アスペクト比が小さく正方形に近いものから、アスペクト比が大きく直線に近い図形の合成となるように基底を対応させる。
ヒルベルト空間であるので、基底関数の張る部分空間φn(ξ)=Bξの直和で全ヒステリシスループ形状を表すことを期待でき、式で表すと(5)式で示される。

ただし、φi(ξ)は固有値λiに対応した固有関数で、スペクトル半径内の値をとる。
これは、部分空間φn(ξ)が、値の範囲に関しコンパクト(有界)なsupport(台)を持つことで、(6)式で表せる。

2のべき乗の値の範囲とした理由は、(1)式で示した有界作用素Bの代数演算で各部分空間のユニタリー性を確保する(7)式を成立させるためである。

以上の(1)式〜(7)式の仕組みにより、図2に示した正方形ループPsがヒステリシスループPhに写像され、代数演算により履歴である軌跡を含めて数値として取り扱うことができるようになる。
〔ヒステリシスループのモデル化〕
ヒルベルト空間上のスペクトルの定義で、ヒステリシスループの形状をモデル化することができる。
図3〜図7は、それぞれ、二次電池のSOCが、例えば、30%から80%にまで充電された後、80%から30%に放電されるというように、SOCが30%と80%との間で一巡する場合のSOC電圧特性の測定データと、モデルデータの一例とを示している。モデルデータは、ヒステリシスループの形状をモデル化した場合に算出されるデータである。なお、図3〜図7には、充電上限、放電下限、及びそれらの中央値を示す中央ラインも併せて示している。また、図3〜図7では、それぞれモデルデータのみが異なる。
図3〜図7における、測定データで示される1ループのヒステリシスループ図形をスペクトルで表す。このヒステリシスループの形状を近似するスペクトルは、一般には数点の離散した点スペクトルから無限点列の連続スペクトルまで考えられる。
幾何学的には、最適近似は基底φiの線形結合全体の成す部分空間の”上へ”のf(λi)の射影であり、次の(8)式でその部分空間の電圧寄与分ζが計算できる。

なお、近似をする上で、nは有限個でもよく、ある1点スペクトルであっても近似が可能である。nが十分に大きく連続スペクトルと見なせる場合を含めて、2乗誤差ε2を最小化することで、スペクトルf(λi)=σiを計算できる。測定データで得られたヒステリシスループ上の電圧“V”と、(8)式の部分空間の電圧寄与分ζとから、2乗誤差ε2 は次の(9)式で示される。なお、kは1〜mのデータに付された番号であり、mはデータの個数である。

この2乗誤差ε2を、公知の最適化法で最小化することで、スペクトルの係数f(λi)=σi(=σ1,σ2,・・・,σn)を算出する。
ここで、最適化法としては、例えば文献A(宇野,"ダイヤと変電所配置の同時最適化",鉄道サイバネティクス会誌Vol.16, No.3, 2011, pp35-40)を参照できる。
図3中のモデルデータは、1点スペクトルで近似した場合(部分空間1個のみを取り出してスペクトルとした場合)の算出データであり、図4中のモデルデータは、2点スペクトルで近似した場合の算出データであり、図5中のモデルデータは、3点スペクトルで近似した場合の算出データである。また、図6中のモデルデータは、指数スペクトルで近似した場合の算出データであり、図7中のモデルデータは、最尤推定スペクトルで近似した場合の算出データである。
図3〜図7において測定データとモデルデータとを比較すれば、精度の違いこそあれ、ヒルベルト空間上のスペクトルでヒステリシスループの形状を表せることがわかる。図3のように、1点スペクトルで近似した場合は菱形のヒステリシスループ形状を描く。図3に比べ、図4、図5のように、2点、3点スペクトルで近似した方が、近似精度が向上している。連続の場合には、図6、図7のように、より近似精度の高い図形(ループ)を描くことができる。
スペクトルの係数f(λi)は、実測値電圧ベクトル(測定ベクトル)とモデル電圧ベクトル(モデルベクトル)の関数類似度であり、実測値電圧とモデル電圧の2乗誤差を最小化したものであり、形状をヒルベルト空間で表した時の形状の近さの2乗距離となっている。
スペクトルの係数f(λi)は、リチウムイオン電池であるとかニッケル水素電池であるとかで独自のものとなる。スペクトルの係数は一旦決定してしまえば、各部分空間の基底上の値φn(ξ)と、スペクトルf(λn)との内積により、電池の特性に合ったスペクトル形状のみを追跡することが出来る。更に、この追跡は、前述の(a)〜(c)で示した図形の特徴を再現する能力を有するものでもある。
図8は、横軸に固有値番号、縦軸にスペクトル値をとって、図3〜図7の各近似モデルでのスペクトルの状況をまとめた図である。図8において、1 point spectrum、2 points spectrum 、3 points spectrum が、それぞれ図3、図4、図5中のモデルデータで示される近似モデルでのスペクトルである。また、Exponentが、図6中のモデルデータで示される近似モデルでのスペクトルであり、Autoregressiveが、図7中のモデルデータで示される近似モデルでのスペクトルである。
3点スペクトルとすれば、内積は3個の乗算と2個の加算で完了するが、2乗誤差ε2は大きい。有界次元として(n)をとれば、n個の乗算とn−1個の加算で連続スペクトルを扱うこととなるが、少ない演算でヒステリシスを求めることが出来る。
〔SOCの推定〕
図9は、二次電池のSOCの推定の際に用いられるタンクモデルを示す図である。
図9において、FCCは、満充電容量(Full Charge Capacity)であり、SOPは、充放電可能電力(State Of Power)である。また、Initial FCCは、製造後の初期段階で劣化が生じていない状態での満充電容量を示し、Limit FCCは、例えば鉄道における、回生失効防止の過電圧充電、系統停電時の最寄駅へ避難において非常用電源として運用可能な電池の利用範囲を示す。また、Initial SOPは、製造後の初期段階で劣化が生じていない状態での充放電可能電力を示す。
二次電池のある時点のSOCは、同時点のFCCと残容量とを用いて次式で定義される。
SOC=(残容量/FCC)×100(%)
二次電池は、前述のように履歴値によってヒステリシスループ図形が変わる。このため、SOCに対応するξは時刻tに依存する。また、SOCは%の単位で扱っており、図9のLimit FCCの範囲がξ座標で[-1,1]となるようにする。

そして、Δtの微小時間の間に、充電あるいは放電によってSOCが変化する。

写像空間上でΔSOC→Δξの変化があったとすると、各ベクトル値の部分空間における値の変化は次式となる。

ただし、Gはゲインであり採用した最大Support値と等しく、Δφk(t)は各部分空間の台の範囲内の関数であり次式となる。

そして、スペクトルとして実電池の測定データから算出しておいたスペクトルσiとの内積により、ヒステリシスループ上の電圧ζが次式で計算される。

鉄道システムに設置される電力貯蔵装置(例えば、後述する図14の電力貯蔵装置21のようにき電線27と帰線28との間に接続されている)を構成する二次電池の直列数をKH 個とすると、電力貯蔵装置の存在する潮流計算が次の(15)式で表される。

ただし、I,V,ζはベクトル、R-1はマトリックスである。なお、Iは電力貯蔵装置(二次電池)に流れる電流、Vはヒステリシスを考慮していない電力貯蔵装置(二次電池)の電池電圧、R-1は電力貯蔵装置の内部抵抗を考慮した鉄道システムのコンダクタンスである。
二次電池の内部抵抗やヒステリシス損失は、電池での発熱になるため、Δt間の熱量Qを求める。

ただし、二次電池の内部抵抗Rと電流効果ηはそれぞれSOCと電池の温度(内部温度)Tとに依存し、内部抵抗R(SOC,T)は、図10(A)の2次元マップデータで示され、電流効果η(SOC,T)は、図10(B)の2次元マップデータで示されるものである。これらの2次元マップデータは、実測データとして予め用意されている。電流効果ηは、内部の自己放電による蓄電量の減少を含むものである。なお、電流効果ηを示す図10(B)では百分率(%)の値が表示されているが、(16)式等の式中では、少数あるいは整数に換算された値(例えば、100%=1)が用いられる。
そして、熱量Q、電池の熱容量、放熱能力、周囲温度等から電池の温度Tt を(17)式によって更新する。また、SOC(t)を、例えば(18)式によって更新する。

(17)式において、Aは伝熱面積であり、Kaは熱通過率であり、Tは周囲空気温度であり、Cpは比熱であり、Wは質量である。

なお、上述した式のΔtごとのステップ間の積分に関しては、車両の運動解析系、変電所を含む潮流解析系とも公知のDommel手法を用いて積分する。Dommel手法としては、例えば文献B(H.W.Dommel,”Digital Computer Solution of Electromagnetic Transients in Single- and Multiphase Networks”, IEEE Trans. on Power Apparatus asn Systems, Vol1, Pas-88, No.4, April 1969)を参照できる。
以上に述べた方法をまとめたフローチャートの一例を図11及び図12に示す。
図11は、二次電池のヒステリシスループ図形モデル(スペクトルの係数)の導出方法を示すフローチャートの一例であり、図12は、鉄道システムに用いられた二次電池のSOCの推定方法を示すフローチャートの一例である。また、図13は、図11及び図12の処理を実行するシミュレーション装置の概略構成を示す図である。図14は、鉄道システムに用いられる二次電池の設置例を示す模式図である。
図13に示すシミュレーション装置1は、CPU等からなりデータを処理するための処理装置2およびデータ等を格納するための記憶装置5を含むコンピュータと、処理装置2上で実行されるプログラムとによって実現される。プログラムは、記憶装置5あるいはコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されて実行されてもよいし、インターネット等の通信回線を介して外部のサーバ装置からコンピュータへ送信されて実行されてもよい。
シミュレーション装置1は、ユーザが必要に応じてデータを入力するための入力装置3と、ユーザにシミュレーション結果等を提示するための出力装置4とを備える。入力装置3は、キーボードおよびマウスといったマン−マシンインタフェース、通信インタフェース、USBポート等でよい。出力装置4は、ディスプレイ装置、プリンタ、通信インタフェース、USBポート等でよい。
記憶装置5は、鉄道運行シミュレーションの実行に必要なデータ等を記憶する。このデータとしては、例えば、
・列車ダイヤのデータ、
・模擬対象線区の鉄道線路の線形(平面線形、縦断線形、カント)や分岐器制限速度および曲線制限速度に関するデータである鉄道線路の線形データ、
・列車を構成する車両の特性、電気車の電気的特性、旅客の乗車率による電気的特性等の変動特性といった車両に固有のデータである車両特性データ、
・自動列車停止装置や自動列車制御装置等の設定等に関するデータである信号保安設備データ、
・模擬対象線区における任意時刻任意位置における輸送需要に関するデータである旅客データ、
・鉄道線路に沿って複数設置される変電所等のき電設備に関するデータであるき電設備データ、
などがある。なお、これらのデータは、入力装置3を介した入力により適宜書き替え可能である。
また、図14に示されるように、二次電池で構成される電力貯蔵装置21は、き電線27と帰線28との間に接続されている。電力貯蔵装置21は、複数のセルが積層されてなる積層型のニッケル水素電池から構成され、その正極側外部端子がき電線27に接続され、負極側外部端子が帰線28に接続されている。この電力貯蔵装置21は、充放電制御装置を介さずに、き電線27に接続されており、浮動充電及び浮動放電が行われる。
き電線27及び帰線(レール)28には、鉄道用の変電所24が接続され、直流電力が供給される。変電所24は、電力系統に接続された交流電源23から交流電力回線を介して受電する変圧器25と、変圧器25に接続された整流装置26とを備える。整流装置26は、その正側端子がき電線27に接続され、負側端子が帰線28に接続されている。なお、電力貯蔵装置21は変電所24内に設置されていてもよい。
この鉄道システムにおいて、整流装置26は変圧器25からの交流電圧を直流電圧に変換してき電線27に出力する。整流装置26から出力される直流電力は、き電線27を経由し架線である電車線を介して電気車両22に供給される。
例えば、電気車両22が制動状態にある回生車両であり、他の電気車両(図示せず)が加速状態にある力行車両であるとき、回生車両からの回生電流が力行車両へ供給されるとともに、余剰の回生電流がき電線27を介して電力貯蔵装置21へ流入し、電力貯蔵装置21を充電する。
また、電力貯蔵装置21に蓄積された電力は、き電線27の電圧状態に応じて放電されて電気車両22に供給される。要するに、電力貯蔵装置21は、き電線27と帰線28との間の電圧(き電線電圧)が、電力貯蔵装置21の電池電圧より高いときに充電され、低いときに放電される。このように、電力貯蔵装置21では、浮動充電及び浮動放電が行われる。ここで、電力貯蔵装置21は、き電線電圧の平均値に相当する電池電圧を有するように複数のセル(ニッケル水素電池)が積層されて構成されている。
ここで、図11に示すフローチャートを参照して、シミュレーション装置1によって行われる前述のスペクトルの係数f(λi)=σi(=σ1,σ2,・・・,σn)を算出するまでの処理の概略を説明する。
ここで、記憶装置5には、例えば図3等の測定データで示されるヒステリシスループの測定データが、複数のループ分記憶されている。
そして、図11のステップS1では、入力装置3が操作されることによって、記憶装置5に記憶された複数のヒステリシスループの中から、1つのヒステリシスループの測定データ(SOCk,Vk)(k=1,2,・・・,m)が指定され、部分空間の大きさが指定される。指定されたヒステリシスループの測定データSOCkの各々は、(10)式によって一般座標の値ξkに変換される。
なお、記憶装置5には、ある1つのヒステリシスループの測定データ(SOCk,Vk)だけを記憶しておいてもよく、その場合には、その測定データ(SOCk,Vk)が自動的に指定され、その測定データSOCkの各々が、一般座標の値ξkに変換される。
次に、ステップS2〜S5では、前述の(8)式及び(9)式を用いて説明したように、2乗誤差ε2を、公知の最適化法で最小化することで、スペクトルの係数f(λi)=σi(=σ1,σ2,・・・,σn)を算出し、この算出したスペクトルの係数f(λi)を記憶装置5に記憶(保存)する(ステップS6)。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、シミュレーション装置1によって行われるシミュレーションにおけるSOC等の推定処理の概略を説明する。
ここで、記憶装置5には、前述の鉄道システムのシミュレーションの実行に必要なデータ、図10(A)で示される二次電池の内部抵抗R(SOC,T)の2次元マップデータ、図10(B)で示される電流効果η(SOC,T)の2次元マップデータ、及び、算出したスペクトルの係数f(λi)も記憶されている。
図12のステップS11では、処理装置2は、記憶装置5から、列車ダイヤを除くシミュレーションの実行に必要なデータ(前述の鉄道線路の線形データ、車両特性データ、信号保安設備データ、旅客データ、き電設備データなど)を読み込んで初期設定処理を行い、鉄道システムのモデルを作成する。
ステップS12では、記憶装置5に記憶されている列車ダイヤにおいて、Δtごとに順番にある時点での鉄道システムの運用状況を把握する。
ステップS13では、記憶装置5から、二次電池の内部抵抗R(SOC,T)の2次元マップデータ、及び電流効果η(SOC,T)の2次元マップデータを読み出すとともに、スペクトルの係数f(λi)=σi(=σ1,σ2,・・・,σn)を読み出す。
ステップS14では、前述の(15)〜(18)式を用いて、潮流計算を行うとともに、発熱量Q、温度Tt 及びSOC(t)の計算を行う。
ステップS13〜S15を繰り返し、ステップS15で収束判定がなされると、そのときのSOC(t)の値と電池電圧(ζ)の値とを関連付けしSOCの履歴として記憶装置5に記憶する(ステップS16)。
以上のステップS12〜S16の処理が、Δtごとに列車ダイヤが終了するまで行われる(ステップS17)。
〔シミュレーションの実施〕
次に、実際に実施した鉄道運行シミュレーションについて説明する。
ここで、シミュレーション装置1は、すでに図11の処理を実施済みであり、ヒステリシスループ図形モデルを表すスペクトルの係数f(λi)を記憶している。なお、シミュレーション装置1は、前述のように、列車ダイヤや変電所を考慮して電力潮流解析を実施できるものであり(文献A:宇野,"ダイヤと変電所配置の同時最適化",鉄道サイバネティクス会誌Vol.16, No.3, 2011, pp35-40)、1つの鉄道システム全体を対象に解析を行う。
シミュレーションを実施した鉄道システムは、路線距離12kmで駅数16駅の一般的なシステムであり、架線電圧は直流1500Voltとした。二次電池(電力貯蔵装置)は、定置型の充放電制御が不要なタイプで、確実に回生失効を防止するものであり、冗長性を兼ねて路線中に2基設置した。これは、1基が定検中であっても、もう1基が停電に対処できるシステム設計としたものである。負荷の設定は、ピーク時14編成、昼間時8編成の車両を運行し、旅客は1日平均で編成定員の50%とした。
図15は、シミュレーションに用いた列車運行の状況を示す列車ダイヤのデータを示す図である。
図16は、図15の列車ダイヤで運行された場合の二次電池にかかる負荷(電流)のスペクトルを示す図である。ここで、500回/時よりも大きな変化は、1次遅れのローパスフィルターの応答で低下していくので影響が少ない。一方、1回/時〜500回/時の変動は優位に存在しており、特に34.5回/時つまり1分45秒で力行(加速)と回生(制動)の運転が繰り返される強い負荷変動が観測されている。
図17は、図15の1日にわたる列車ダイヤに基づきシミュレーションした結果、解析された二次電池のSOCの履歴を示す図である。1日に306列車の運行が行われ、駅間で力行と回生の運転が行われるので、多数のヒステリシスループがシミュレーションされている。
図17のSOCの履歴は、3つのグループに分かれており、その原因について検討した。朝及び夕方のラッシュ時と昼間の閑粗時とで、放電傾向と充電傾向の状態の違いから大きなヒステリシスループも形成されている。
さらに3グループでは、ヒステリシスループ図形のアスペクト比も異なるようであり、二次電池の温度変動に関しても分析を行った。図18は二次電池の温度変動の状況を示す図である。シミュレーションの対象とした実在の二次電池には、モニター用に温度計が設置されている。図18では、温度計により実際に計測された測定温度と、シミュレーションによる解析結果の温度(計算温度)とを示しており、実測とシミュレーションとがよくあっている。
図18の温度の遷移を見てみるとレベル的に3段に分かれていた。すなわち、朝の低温状態、昼間の中温状態、夕刻以降の高温状態である。
二次電池の物性は温度に依存しており、温度依存の効果でヒステリスの状況が温度の3段階に対応していたことが分かった。温度の低い時は、ヒステリシスループ図形のアスペクト比が大きく、温度が高くなるに従いヒステリシスループ図形のアスペクト比が小さくなることが解析された。
また、シミュレーションにおける温度変動に関しても、スペクトルで調べてみた。二次電池の温度の周波数分析を行い、その結果(温度変動の周波数特性)を図19に示す。
二次電池の温度変化は、熱容量のある物体の周囲温度への追従で理論的には1次遅れである。スペクトル分析では、横軸が10倍変化すると縦軸が20dB低下している。これは、1次遅れの特徴であり、(17)式で示したモデル式で十分な精度が得られることが分かった。
以上のように、定置型の電力貯蔵装置には、列車ダイヤから導かれる電力スペクトルで示した繰り返し負荷が課せられる。また、朝夕のラッシュ時や1日の温度変動を通じた大きな負荷サイクルも課せられていた。このような繰り返し周期の短いものから長いもの、及び振幅範囲の小さいものから大きいものまで、本実施形態におけるSOC推定方法は、従来に無いワイドバンドかつダイナミックなSOCの推定手法にもなっている。
鉄道システムにおいて、定置型の電力貯蔵装置は電力系に取り付けられて運用されるため、設計検討において電力潮流解析に(15)式のように組込むことで、鉄道システム全体の潮流解析の精度を向上させることができる。これにより、電池自身のSOCの予測精度も向上されることを示した。
従来より電力潮流解析は、変電所の非線形性や回生失効非線形性を既に扱っており、二次電池のヒステリシス非線形性を加えることは計算量の増大を生じる課題が存在した。このため、本実施形態では、SOC−電圧グラフとして示されるヒステリシスループを図形として捉え、連続的な図形変換を、積分変換ではなく、微分同相なヒルベルト空間上の内積による積の加算で行うことができ、計算量の増大を抑えることができる。
本発明は、計算量の増大を抑え、かつSOCの推定精度の向上を図ることができる二次電池の充電状態推定方法等として有用である。
S1〜S6 ヒステリシスループ図形モデル作成ステップ
S11〜S17 SOCの履歴算出ステップ

Claims (3)

  1. 直交座標系において描かれる二次電池の充電過程におけるSOC−電圧グラフと、前記二次電池の放電過程におけるSOC−電圧グラフとが1つの閉ループになる、前記二次電池のSOC及び電圧の測定データに基づいて、前記閉ループを所与の基底で張るヒルベルト空間上へ写像変換しそのスペクトルを予め求めておき、
    前記ヒルベルト空間上に写像変換された前記閉ループのベクトルと、前記スペクトルとの内積を求める第1のステップと、
    前記第1のステップで求める内積の値に基づいて、前記二次電池のSOCの値を算出する第2のステップとを有する、二次電池の充電状態推定方法。
  2. 前記所与の基底は、2のべき乗の台を有する基底である、請求項1に記載の二次電池の充電状態推定方法。
  3. 前記第2のステップは、
    前記第1のステップで求める内積の値に基づいて、前記二次電池を含むシステムにおいて前記二次電池に流れる電流値を算出し、この電流値に基づいてSOCの値を算出する、請求項1または2に記載の二次電池の充電状態推定方法。
JP2015137542A 2015-07-09 2015-07-09 二次電池の充電状態推定方法 Active JP6499939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015137542A JP6499939B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 二次電池の充電状態推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015137542A JP6499939B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 二次電池の充電状態推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017020855A true JP2017020855A (ja) 2017-01-26
JP6499939B2 JP6499939B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=57887957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015137542A Active JP6499939B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 二次電池の充電状態推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6499939B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6406470B1 (ja) * 2017-06-02 2018-10-17 株式会社Gsユアサ 管理装置、蓄電モジュール、管理方法、及びコンピュータプログラム
JP6406469B1 (ja) * 2017-06-02 2018-10-17 株式会社Gsユアサ 蓄電量推定装置、蓄電モジュール、蓄電量推定方法、及びコンピュータプログラム
JP2020137144A (ja) * 2019-02-12 2020-08-31 富士電機株式会社 充放電制御装置及び列車交通システム
CN111934032A (zh) * 2020-07-31 2020-11-13 中国汽车工程研究院股份有限公司 动力电池温度特性的图形化表示及温度异常单体识别方法
CN112103939A (zh) * 2019-06-18 2020-12-18 上海电机学院 一种电力系统稳定性分析方法及装置
CN112946482A (zh) * 2021-02-03 2021-06-11 一汽解放汽车有限公司 一种基于模型的电池电压估算方法、装置、设备及存储介质
US11145912B2 (en) 2017-12-12 2021-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery system and method of estimating stress of active material of secondary battery
US11454674B2 (en) 2017-12-12 2022-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery system and method for estimating SOC of secondary battery
CN117409557A (zh) * 2023-12-14 2024-01-16 成都格理特电子技术有限公司 基于动态分析的检测高温报警方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267214A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Canon Inc 有限要素法による制御プログラムおよび記憶媒体
US20120274331A1 (en) * 2011-04-01 2012-11-01 Liu Albert Shih-Young Method and Apparatus for Determining the State-of-Charge of a Battery
JP2015105875A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士通株式会社 近似関数作成プログラム、近似関数作成方法、近似関数作成装置および充電率推定プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267214A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Canon Inc 有限要素法による制御プログラムおよび記憶媒体
US20120274331A1 (en) * 2011-04-01 2012-11-01 Liu Albert Shih-Young Method and Apparatus for Determining the State-of-Charge of a Battery
JP2015105875A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士通株式会社 近似関数作成プログラム、近似関数作成方法、近似関数作成装置および充電率推定プログラム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6406469B1 (ja) * 2017-06-02 2018-10-17 株式会社Gsユアサ 蓄電量推定装置、蓄電モジュール、蓄電量推定方法、及びコンピュータプログラム
JP2018206762A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社Gsユアサ 蓄電量推定装置、蓄電モジュール、蓄電量推定方法、及びコンピュータプログラム
JP2018206765A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社Gsユアサ 管理装置、蓄電モジュール、管理方法、及びコンピュータプログラム
JP6406470B1 (ja) * 2017-06-02 2018-10-17 株式会社Gsユアサ 管理装置、蓄電モジュール、管理方法、及びコンピュータプログラム
US11145912B2 (en) 2017-12-12 2021-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery system and method of estimating stress of active material of secondary battery
US11454674B2 (en) 2017-12-12 2022-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery system and method for estimating SOC of secondary battery
JP2020137144A (ja) * 2019-02-12 2020-08-31 富士電機株式会社 充放電制御装置及び列車交通システム
JP7234675B2 (ja) 2019-02-12 2023-03-08 富士電機株式会社 充放電制御装置及び列車交通システム
CN112103939B (zh) * 2019-06-18 2024-01-26 上海电机学院 一种电力系统稳定性分析方法及装置
CN112103939A (zh) * 2019-06-18 2020-12-18 上海电机学院 一种电力系统稳定性分析方法及装置
CN111934032A (zh) * 2020-07-31 2020-11-13 中国汽车工程研究院股份有限公司 动力电池温度特性的图形化表示及温度异常单体识别方法
CN111934032B (zh) * 2020-07-31 2021-05-28 中国汽车工程研究院股份有限公司 动力电池温度特性的图形化表示及温度异常单体识别方法
CN112946482A (zh) * 2021-02-03 2021-06-11 一汽解放汽车有限公司 一种基于模型的电池电压估算方法、装置、设备及存储介质
CN112946482B (zh) * 2021-02-03 2024-04-12 一汽解放汽车有限公司 一种基于模型的电池电压估算方法、装置、设备及存储介质
CN117409557A (zh) * 2023-12-14 2024-01-16 成都格理特电子技术有限公司 基于动态分析的检测高温报警方法
CN117409557B (zh) * 2023-12-14 2024-02-20 成都格理特电子技术有限公司 基于动态分析的检测高温报警方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6499939B2 (ja) 2019-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6499939B2 (ja) 二次電池の充電状態推定方法
Lacey et al. Smart EV charging schedules: supporting the grid and protecting battery life
Estandia et al. On the interaction between autonomous mobility on demand systems and power distribution networks—an optimal power flow approach
Kelly et al. Analyzing the impacts of plug-in electric vehicles on distribution networks in British Columbia
Amini et al. Allocation of electric vehicles' parking lots in distribution network
Wang et al. Distributed control for large-scale plug-in electric vehicle charging with a consensus algorithm
US9764649B2 (en) Power management apparatus, power management method and power management program
CN110350517B (zh) 一种基于运行风险的电动汽车并网配电网络重构方法
CN105277893A (zh) 实时电池估计
EP4123325A1 (en) Information processing device, information processing method, computer program, and information processing system for evaluating storage battery state
Bikcora et al. Prediction of availability and charging rate at charging stations for electric vehicles
JP2011127973A (ja) 二次電池の充電状態推定方法及び装置
Shinde et al. Optimal Electric Vehicle charging schedule for demand side management
Wohlschlager et al. Comparative environmental impact assessment of ICT for smart charging of electric vehicles in Germany
Challoob et al. Energy and battery management systems for electrical vehicles: a comprehensive review & recommendations
Jewell et al. Analysis of forecasting algorithms for minimization of electric demand costs for electric vehicle charging in commercial and industrial environments
Wu et al. A realistic and non-linear charging process model for parking lot’s decision on electric vehicles recharging schedule
Kwasinski et al. Signal processing in the electrification of vehicular transportation: techniques for electric and plug-in hybrid electric vehicles on the smart grid
Srinath et al. Enhancement of Charging Efficiency of Batteries for Electric Vehicles
Kelly Probabilistic modelling of plug-in hybrid electric vehicle impacts on distribution networks in British Columbia
CN108462195A (zh) 一种电动汽车的虚拟储能容量分配方法及系统
Zambrano Perilla Modeling and impacts of plug-in electric vehicles in residential distribution systems with coordinated charging schemes
Salah et al. Impact of electric vehicles on high-voltage grids: a Swiss case study
Ahmad et al. PHEV charging strategy via user preferences and its impacts on power system network
WO2022249482A1 (ja) 充放電管理装置、充放電管理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6499939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250