JP2017018516A - 電気刺激装置およびその制御装置 - Google Patents

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福弥 難波
Fukuya Nanba
福弥 難波
一哉 村井
Kazuya Murai
一哉 村井
金綱 良壽
Yoshihisa Kanetsuna
良壽 金綱
大輔 塚田
Daisuke Tsukada
大輔 塚田
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Abstract

【課題】ユーザーに不快感を与えにくい電気刺激装置およびその制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置50は、身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極11A,11B,12A,12Bと、電極11A,11B,12A,12Bに電圧を供給可能な電圧供給部33と、電極11A,11B,12A,12Bに供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部43とを備える電気刺激装置1に用いられる。制御装置50は、指示操作部43の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、電圧供給部33により電極11A,11B,12A,12Bに供給される電圧である供給電圧が指示電圧よりも低くなるように電圧供給部33を制御する制御部51を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は電気刺激装置およびその制御装置に関する。
主動筋または拮抗筋に電気刺激を与える電気刺激装置が知られている。その一例である特許文献1の電気刺激装置は、身体の対象部位に電気刺激を与える電極、および、電極から出力される電気刺激の強さを設定可能な操作部を備える。ユーザーがこの電気刺激装置を装着して運動した場合、操作部により設定された強さを有する電気刺激がユーザーの対象部位に与えられる。
特開2000−279536号公報
ユーザーが運動している最中に電極と対象部位との間の電気的な接触抵抗が小さくなることがある。これは、ユーザーの姿勢および発汗等の影響により、電極と対象部位との接触面積が広がることが関係していると考えられる。接触抵抗が低下した場合、対象部位を流れる電流が増加するため、対象部位に与えられる電気刺激が操作部により設定された強さを有する電気刺激よりも強くなり、ユーザーが不快感を覚えるおそれがある。
なお、ユーザーが静止した状態においても発汗等の影響により電極と対象部位との間の電気的な接触抵抗が小さくなることがある。このため、ユーザーの運動中に対象部位に電気刺激を与える電気刺激装置に限らず、ユーザーが静止した状態において対象部位に電気刺激を与える電気刺激装置においても上述した課題と同様の課題が存在する。
本発明の目的は、ユーザーに不快感を与えにくい電気刺激装置およびその制御装置を提供することである。
本発明に従う電気刺激装置の制御装置の一形態は、身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電圧供給部により前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記供給電圧が前記指示電圧よりも低くなるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える。
本発明に従う電気刺激装置の制御装置の別の一形態は、身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部と、前記供給電圧に関する情報を出力する報知部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記指示電圧よりも低い前記供給電圧に関する情報を前記報知部に出力させ、その供給電圧と実質的に同じ大きさを有する前記指示電圧が前記指示操作部の操作により選択された場合、その指示電圧に応じた前記供給電圧が供給されるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える。
本発明に従う電気刺激装置の一形態は、前記電極と、前記指示操作部と、制御装置とを備える。
上記電気刺激装置およびその制御装置はユーザーに不快感を与えにくい。
は実施の形態1の電気刺激装置が取り付けられた下半身の正面図である。 は図1のサポーターの展開図である。 は図1の電気刺激装置のブロック図である。 は割合情報の一例を示すマップである。 は電流値と経過時間との関係の一例を示すグラフである。 は電流値と経過時間との関係の一例を示すグラフである。 は図1の電気刺激装置により実行される制御のフローチャートである。 は実施の形態2の制御のフローチャートである。
(電気刺激装置およびその制御装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う電気刺激装置の制御装置の一形態は、身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電圧供給部により前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記供給電圧が前記指示電圧よりも低くなるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える。
電気刺激装置の使用方法の一例によれば、電気刺激装置により対象部位に与えられる電気刺激の強さはユーザーまたはその補助者(以下では「ユーザー等」)により次のように設定される。電気刺激装置が対象部位に装着された状態において指示操作部の操作により電気刺激の強さが変更され、ユーザー等が好ましいと判断した強さの電気刺激が対象部位に与えられた場合、そのときに指示操作部により指示された指示電圧が供給電圧に設定される。このため、ユーザーが電気刺激装置を使用している最中に電極と対象部位との間の電気的な接触抵抗の低下により、ユーザーが不快感を覚える強さを有する電気刺激が対象部位に供給されやすい。
上記〔1〕の電気刺激装置の制御装置によれば、上記のとおり供給電圧が指示電圧よりも低い電圧に設定される。このため、ユーザーが電気刺激装置を使用している最中に接触抵抗が低下し、対象部位に与えられる電気刺激が増大したとしても、ユーザーが不快感を覚える強さに到達しにくい。すなわち、上記電気刺激装置の制御装置はユーザーに不快感を与えにくい。
〔2〕前記電気刺激装置の制御装置の一例によれば、前記電気刺激装置は前記電極により出力される電気刺激の出力形態が互いに異なる複数の動作モードを備え、前記制御部は前記動作モード毎に前記供給電圧を設定する。
電極と対象部位との間の電気的な接触抵抗が変化する度合はユーザーの動作に応じて異なる。一方、電気刺激装置が複数の動作モードを備える場合、ユーザーは電気刺激装置を装着した状態において実施する予定の動作に応じて動作モードを選択する。このため、選択された動作モードはユーザーがどのような動作を実施するかを示唆する。
上記〔2〕の電気刺激装置の制御装置によれば、上記のとおり動作モード毎に供給電圧が設定されるため、指示電圧と供給電圧との差が接触抵抗の変化の度合に応じた大きさを有し、電気刺激の強さがユーザーの不快感を覚える強さに一層到達しにくくなる。
〔3〕前記電気刺激装置の制御装置の一例によれば、前記制御部は前記電極が取り付けられる対象部位に基づいて前記供給電圧を設定する。
電極と対象部位との間の電気的な接触抵抗が変化する度合はその電極が装着された対象部位の種類に応じて異なる。このため、上記電気刺激装置の制御装置のとおり供給電圧が設定される場合、指示電圧と供給電圧との差が接触抵抗の変化の度合に応じた大きさを有し、電気刺激の強さがユーザーの不快感を覚える強さに一層到達しにくくなる。
〔4〕本発明に従う電気刺激装置の制御装置の別の一形態は、身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部と、前記供給電圧に関する情報を出力する報知部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記指示電圧よりも低い前記供給電圧に関する情報を前記報知部に出力させ、その供給電圧と実質的に同じ大きさを有する前記指示電圧が前記指示操作部の操作により選択された場合、その指示電圧に応じた前記供給電圧が供給されるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える。
制御部は最初に入力された指示電圧よりも低い供給電圧に関する情報を報知部に出力させる。ユーザー等は報知部から報知された情報に基づいて供給電圧と実質的に同じ大きさを有する指示電圧を選択できる。制御部はその指示電圧に基づいて、最初に入力された指示電圧よりも低い供給電圧を電極に供給する。このため、ユーザーが電気刺激装置を使用している最中に接触抵抗が低下し、対象部位に与えられる電気刺激が増大したとしても、ユーザーが不快感を覚える強さに到達しにくい。すなわち、上記電気刺激装置の制御装置はユーザーに不快感を与えにくい。
〔5〕前記電気刺激装置の制御装置の一例によれば、前記供給電圧は対象部位の筋肉を増強させることが可能な大きさを有する。
本願発明者が実施した試験によれば、供給電圧が指示電圧よりも低い状態において電気刺激装置が使用された場合であっても、対象部位の筋肉を増強させる効果が現れることが確認された。また、使用条件等によっては、供給電圧が指示電圧と同じ大きさに設定される場合と実質的に同じ効果が得られることも確認された。これらの結果は、ユーザー等が好ましいと判断した強さの電気刺激よりも弱い電気刺激を対象部位に与えても、好ましい効果が得られることを示唆している。このため、上記〔5〕の電気刺激装置の制御装置によれば、電気エネルギーを効率的に利用して身体をトレーニングできる。
〔6〕本発明に従う電気刺激装置の一形態は、前記電極と、前記指示操作部と、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の制御装置とを備える。
上記電気刺激装置によれば、上記〔1〕〜〔5〕の電気刺激装置の制御装置により得られる効果と実質的に同じ効果が得られる。
(実施の形態1)
図1は電気刺激装置1の使用状態の一例を示す。電気刺激装置1は、身体の対象部位である大腿100に装着される複数のサポーター10を備える。複数のサポーター10は、左半身の大腿100に装着される第1のサポーター10、および、右半身の大腿100に装着される第2のサポーター10を含む。第1のサポーター10および第2のサポーター10は、身体の正中面に対して左右対称の関係を有する。なお、以下の説明では第1のサポーター10および第2のサポーター10に共通する事項を説明する場合、サポーター10の種類を区別していない。
電気刺激装置1はさらに、各サポーター10の内面に分離可能に取り付けられ、大腿100に電気刺激を与える第1の電極部11および第2の電極部12(図2参照)、ならびに、各サポーター10に取り付けられる角速度センサー20を備える。第1の電極部11は例えば、サポーター10が大腿100に装着された場合に大腿四頭筋と対向するサポーター10上の位置に配置される。第2の電極部12は例えば、サポーター10が大腿100に装着された場合にハムストリングと対向するサポーター10上の位置に配置される。
角速度センサー20は、例えば第1の電極部11と分離可能に一体的に構成され、第1の電極部11の背面に取り付けられる。角速度センサー20は、例えば膝関節まわりで回転する大腿100の角速度が反映された信号を出力する。
電気刺激装置1はさらに、各電極部11,12から出力される電気刺激を制御するコントローラー30、ならびに、各電極部11,12および角速度センサー20とコントローラー30とを電気的に接続するハーネス60を備える。コントローラー30は、電気刺激装置1の動作に関する情報を入力するために操作される操作部40、情報が出力される報知部31、ならびに、コントローラー30を構成する要素等に一次電池または二次電池の電力を供給する電源32(図3参照)を備える。報知部31の一例はディスプレイである。ハーネス60は、例えば各電極部11,12および各角速度センサー20に電源32の電力を供給する。
図2は展開された状態の第1のサポーター10の内面を示す。サポーター10は長手方向および短手方向を規定可能な帯であり、大腿100に巻き付けられる。サポーター10は、サポーター10が大腿100にフィットするように調節可能な面ファスナー13を備える。面ファスナー13は、サポーター10の内面に取り付けられるフック13A、および、サポーター10の外面に取り付けられるループ(図示略)を含む。
フック13Aは例えばサポーター10の長手方向における一方の端部に形成される。ループは例えばサポーター10の長手方向における他方の端部に形成される。サポーター10が大腿100に巻き付けられ、フック13Aおよびループが互いに貼り合せられることによりサポーター10が大腿100に装着された状態が保持される。サポーター10の長手方向においてループに対するフック13Aの貼付位置が調節されることにより、サポーター10に対する大腿100のフィット感が調節される。
第1の電極部11は、例えば大腿100(図1参照)に電気刺激を与えることが可能な一対の電極11A,11Bを備える。各電極11A,11Bは互いに平行するように配置され、サポーター10の短手方向に沿って並べられる。各電極11A,11Bから出力される電気刺激の強さは実質的に同じであり、操作部40(図1参照)の操作により一括して調節される。なお、各電極11A,11Bの表面には導電性を有する導電ゲルが取り付けられる。
第2の電極部12は、例えば大腿100に電気刺激を与えることが可能な一対の電極12A,12Bを備える。各電極12A,12Bは互いに平行するように配置され、サポーター10の長手方向に沿って並べられる。各電極12A,12Bから出力される電気刺激の強さは実質的に同じであり、操作部40の操作により一括して調節される。なお、各電極12A,12Bの表面には導電性を有する導電ゲルが取り付けられる。
ハーネス60は、第1の電極部11とコントローラー30(図1参照)とを電気的に接続する第1のハーネス61、および、第1の電極部11と第2の電極部12とを電気的に接続する第2のハーネス62を含む。第1のハーネス61は電源32(図3参照)の電力を第1の電極部11に供給する。第2のハーネス62は第1の電極部11から第2の電極部12に電力を供給する。
図3は電気刺激装置1の電気的な接続関係を示す。なお、図3は一方のサポーター10およびそのサポーター10に取り付けられる各種の要素を省略している。
コントローラー30は、各電極部11,12に電圧を供給可能な電圧供給部33、各種の情報を記憶する記憶部34、ならびに、角速度センサー20および記憶部34等から取得した情報に基づいて電圧供給部33を制御する制御装置50をさらに備える。制御装置50は、操作部40、報知部31、電源32、電圧供給部33、および、記憶部34と電気的に接続されている。
記憶部34は、例えば各電極部11,12により出力される電気刺激の出力形態が互いに異なる複数の動作モードを記憶している。複数の動作モードは例えば、第1の動作モード、第2の動作モード、第3の動作モード、第4の動作モード、および、第5の動作モードを含む。
第1の動作モードは、例えば歩行運動における着地時に各電極部11,12から大腿100(図1参照)に電気刺激を与えることにより歩行を補助するモードである。第2の動作モードは、例えば歩行運動時に各電極部11,12から拮抗筋である大腿100の筋肉に電気刺激を与えるモードである。第3の動作モードは、例えば着座した静止状態において各電極部11,12から大腿100に連続して電気刺激を与えるモードである。第4の動作モードは、例えば屈伸運動時に各電極部11,12から拮抗筋である大腿100の筋肉に電気刺激を与えるモードである。第5の動作モードは、例えば腿上げ運動時に各電極部11,12から拮抗筋である大腿100の筋肉に電気刺激を与えるモードである。
操作部40は例えば、電源スイッチ41、モード選択部42、指示操作部43、出力決定部44、および、始動停止部45を含む。電源スイッチ41は電気刺激装置1の電源のオンおよびオフを切り替えるためのスイッチである。モード選択部42は実施する予定の動作に応じた動作モードを選択するためのスイッチである。指示操作部43は電圧供給部33により各電極部11,12に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作されるスイッチである。出力決定部44は指示操作部43による操作を決定するためのスイッチである。始動停止部45は電気刺激装置1による電気刺激の開始および停止を切り替えるためのスイッチである。
制御装置50は、指示操作部43の操作により指示された電圧である指示電圧を電極部11,12毎に取得し、供給電圧が指示電圧よりも低くなるように電圧供給部33を制御する制御部51を含む。供給電圧は例えば大腿100の筋肉を増強させることが可能な大きさを有する。すなわち、大腿100の筋肉を増強させることが可能な電気刺激が各電極部11,12から出力される。制御部51は、モード選択部42により選択可能な動作モード、および、各電極部11,12が取り付けられる大腿100の筋肉に基づいて供給電圧を設定する。
図4は指示電圧に対する供給電圧の割合に関する情報の一例を示す。記憶部34は、指示電圧に対する供給電圧の割合に関する情報である割合情報を動作モードおよび電極部11,12毎に記憶している。制御部51は、モード選択部42の操作により選択された動作モード、指示操作部43の操作により指示された指示電圧、および、記憶部34に記憶されている割合情報に基づいて次のように供給電圧を設定する。なお、第1のサポーター10に取り付けられる各電極部11,12の指示電圧に対する供給電圧の割合と、第2のサポーター10に取り付けられる各電極部11,12の指示電圧に対する供給電圧の割合とは実質的に同じである。
制御部51はモード選択部42の操作により第1の動作モードが選択された場合、第1の電極部11および第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを次のとおり設定する。制御部51は第1の電極部11に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第1の電極部11に対する指示電圧の90%の大きさに設定する。制御部51は第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第2の電極部12に対する指示電圧の80%の大きさに設定する。
制御部51はモード選択部42の操作により第2の動作モードが選択された場合、第1の電極部11および第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを次のとおり設定する。制御部51は第1の電極部11に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第1の電極部11に対する指示電圧の90%の大きさに設定する。制御部51は第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第2の電極部12に対する供給電圧の80%の大きさに設定する。
制御部51はモード選択部42の操作により第3の動作モードが選択された場合、第1の電極部11および第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを次のとおり設定する。制御部51は第1の電極部11に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第1の電極部11に対する指示電圧の80%の大きさに設定する。制御部51は第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第2の電極部12に対する供給電圧の80%の大きさに設定する。
制御部51はモード選択部42の操作により第4の動作モードが選択された場合、第1の電極部11および第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを次のとおり設定する。制御部51は第1の電極部11に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第1の電極部11に対する指示電圧の90%の大きさに設定する。制御部51は第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第2の電極部12に対する供給電圧の80%の大きさに設定する。
制御部51はモード選択部42の操作により第5の動作モードが選択された場合、第1の電極部11および第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを次のとおり設定する。制御部51は第1の電極部11に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第1の電極部11に対する指示電圧の80%の大きさに設定する。制御部51は第2の電極部12に供給される供給電圧の大きさを指示操作部43の操作により指示された第2の電極部12に対する供給電圧の80%の大きさに設定する。
指示電圧に対する供給電圧の割合の設定方法について説明する。
本願発明者は次の2つの条件において、電気刺激による筋肉の増強効果を確認する試験を実施した。第1の条件では、供給電圧が指示電圧よりも低い電圧に設定される。第2の条件では、供給電圧が指示電圧と実質的に同じ大きさに設定される。
第1の条件において身体に流れる電流の大きさを示す電流値Eが、第2の条件において身体に流れる電流に対する所定の割合以上である場合、筋肉を増強させる効果が得られることが確認された。複数回の試験により得られた効果はおおよそ、第2の条件の場合と実質的に同じ効果から第2の条件の場合よりも低いもののトレーニングの観点から好ましいと考えられる効果までの範囲に含まれる。
この試験結果から、供給電圧が指示電圧よりも低い電圧に設定されても、大腿100の筋肉を増強させる効果が得られることが確認された。また、電流値Eが上記所定の割合未満の場合でも、使用条件等によっては筋肉を増強させる効果が得られる場合があることが確認されている。また、電流値Eが上記所定の割合以上の場合、所定の割合未満の場合と比較して得られる効果の程度が大きいことも確認されている。
図5および図6は、電流値Eと第1の閾値TAおよび第2の閾値TBとの関係を示している。第1の閾値TAは第2の条件において身体に流れる電流の大きさを示す電流値と対応する閾値である。第2の閾値TBは上記第1の閾値TAに関する電流値に対する所定の割合の電流値と対応する閾値である。すなわち、電流値Eが第2の閾値TBよりも高いとき、大腿100の筋肉を増強させる効果が得られやすい。
ユーザーが運動している最中に各電極部11,12と大腿100との間の電気的な接触抵抗が小さくなることがある。これは、ユーザーの姿勢および発汗等の影響により、各電極部11,12の電極11A,11B,12A,12Bと大腿100との接触面積が広がることが関係していると考えられる。すなわち、各電極部11,12と大腿100との間の電気的な接触抵抗が変化する度合は、ユーザーの動作および各電極部11,12が取り付けられる大腿100の筋肉によって異なる。
接触抵抗が低下した場合、大腿100を流れる電流が増加する。このため、ユーザーの動作および各電極部11,12が取り付けられる大腿100の筋肉によっては電流値Eが大きく変化することが考えられる。本願発明者はこの点を踏まえ、電流値Eが第2の閾値TBよりも高い値を取るように指示電圧に対する供給電圧の割合を動作モードおよび電極部11,12毎に検討した。
図5は、第1の動作モードにおいて第1の電極部11に供給される供給電圧を指示電圧の80%に設定した場合における電流値と経過時間との関係の一例を示す。なお、経過時間は電気刺激装置1による運動を開始してから経過した時間である。
図5に示される例によれば、電流値Eはユーザーが運動を開始してから所定の時間が経過するまでの期間である初期期間において第2の閾値TBよりも低い値を取り、初期期間が経過した後に第2の閾値TB以上の値を取る。このため、電流値Eが初期期間において第2の閾値TBよりも低い値を取り、初期期間が経過した後においても第2の閾値TBよりも低い値を取る場合と比較して大腿100の筋肉を増強させる効果が得られやすい。しかし、電流値Eが初期期間において第2の閾値TB以上の値を取り、初期期間が経過した後においても第2の閾値TB以上の値を取る場合と比較して大腿100の筋肉を増強させる効果が得られにくい。
図6は、第1の動作モードにおいて第1の電極部11に供給される供給電圧を指示電圧の90%に設定した場合における電流値と経過時間との関係の一例を示す。
図6に示される例によれば、電流値Eはユーザーが運動を開始してから運動を終了するまでの期間である運動期間において第2の閾値TB以上の値を維持する。このため、電流値Eが運動期間の一部または全部において第2の閾値TBよりも低い値を取る場合と比較して大腿100の筋肉を増強させる効果が得られやすい。本願発明者はこの検討の結果を踏まえ、第1の動作モードにおける第1の電極部11の指示電圧に対する供給電圧の割合を90%に設定した。
また、本願発明者は上記の設定方法と同様に、第1の動作モードにおける第2の電極部12の指示電圧に対する供給電圧の割合、および、その他の動作モードにおける各電極部11,12の指示電圧に対する供給電圧の割合を設定した。なお、供給電圧を指示電圧の80%に設定した場合における電流値Eが第2の閾値TB以上の値を維持するとき、指示電圧に対する供給電圧の割合を80%に設定する。
図7を参照して、ユーザー等による操作部40の操作手順、および、制御部51に実行される制御について説明する。ユーザー等は電気刺激装置1を使用するユーザーまたはその補助者を含む。なお、図7に示される処理はユーザー等により各サポーター10が大腿100に装着され、電源スイッチ41が操作されることにより電気刺激装置1の電源がオンに設定された後に実行される。
まず、ユーザー等によりモード選択部42が操作され、実施する予定の動作に応じて動作モードが選択される。選択された動作モードはユーザーがどのような動作を実施するかを示唆する。制御部51はステップS11において、モード選択部42の操作により選択された動作モードに関する情報を取得する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第1のサポーター10の第1の電極部11における指示電圧である第1の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS12において、指示操作部43の操作により指示された第1の指示電圧を取得する。そして、制御部51はステップS11において取得した動作モードに関する情報、記憶部34から取得した割合情報、および、第1の指示電圧に関する情報に基づいて、第1のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧である第1の供給電圧を設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第1のサポーター10の第2の電極部12における指示電圧である第2の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS13において、指示操作部43の操作により指示された第2の指示電圧を取得し、ステップS12の処理と同様に第1のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧である第2の供給電圧を設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第2のサポーター10の第1の電極部11における指示電圧である第3の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS14において、指示操作部43の操作により指示された第3の指示電圧を取得し、ステップS12の処理と同様に第2のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧である第3の供給電圧を設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第2のサポーター10の第2の電極部12における指示電圧である第4の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS15において、指示操作部43の操作により指示された第4の指示電圧を取得し、ステップS12の処理と同様に第2のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧である第4の供給電圧を設定する。
制御部51はステップS16において、ユーザー等による始動停止部45の操作により電気刺激装置1による電気刺激を開始する。すなわち、制御部51は各角速度センサー20から取得した大腿100の角速度が反映された信号、および、ステップS12〜ステップS15において設定した各供給電圧に基づいて、ステップS11において取得した動作モードの出力形態に応じた電気刺激を各電極部11,12の電極11A,11B,12A,12Bから出力させる。
そして、制御部51は電気刺激装置1による電気刺激が開始されてから所定の時間が経過することにより、電気刺激装置1による電気刺激を停止させる。所定の時間は例えば予めユーザー等により設定された時間である。なお、制御部51はユーザー等により始動停止部45が再び操作された場合においても電気刺激装置1による電気刺激を停止させる。
図1および図3を参照して、電気刺激装置1の作用について説明する。
従来の電気刺激装置の使用方法の一例によれば、電気刺激装置により大腿100に与えられる電気刺激の強さはユーザー等により次のように設定される。各サポーター10が大腿100に装着された状態において指示操作部43の操作により電気刺激の強さが電極部11,12毎に変更される。このとき、指示操作部43の操作に応じた電気刺激が対応する電極部11,12から出力される。そして、ユーザー等が好ましいと判断した強さの電気刺激が大腿100に与えられた場合、出力決定部44の操作によりそのときに指示操作部43により指示される指示電圧が供給電圧に設定される。このため、ユーザーが電気刺激装置を使用している最中に各電極部11,12と大腿100との間の電気的な接触抵抗の低下により、ユーザーが不快感を覚える強さを有する電気刺激が大腿100に提供されやすい。
一方、電気刺激装置1によれば、電圧供給部33により各電極部11,12に供給される供給電圧が指示操作部43の操作により指示された指示電圧よりも低くなるように電圧供給部33が制御される。具体的には、モード選択部42の操作により選択された動作モード、指示操作部43の操作により指示された指示電圧、および、記憶部34に記憶されている割合情報に基づいて供給電圧が設定される。このため、ユーザーが電気刺激装置1を使用している最中に接触抵抗が低下し、大腿100に与えられる電気刺激が増大したとしても、ユーザーが不快感を覚える強さに到達しにくい。すなわち、電気刺激装置1はユーザーに不快感を与えにくい。
実施の形態1の制御装置50によれば、さらに以下の効果が得られる。
(1)各電極部11,12と大腿100との間の電気的な接触抵抗が変化する度合はユーザーの動作に応じて異なる。一方、電気刺激装置1の制御装置50によれば、モード選択部42の操作により選択される動作モード毎に供給電圧が設定される。このため、指示電圧と供給電圧との差が接触抵抗の変化の度合に応じた大きさを有し、電気刺激の強さがユーザーの不快感を覚える強さに一層到達しにくくなる。
(2)各電極部11,12と大腿100との間の電気的な接触抵抗が変化する度合は各電極部11,12が取り付けられる大腿100の筋肉に応じて異なる。一方、電気刺激装置1の制御装置50によれば、電極部11,12毎に供給電圧が設定される。このため、指示電圧と供給電圧との差が接触抵抗の変化の度合に応じた大きさを有し、電気刺激の強さがユーザーの不快感を覚える強さに一層到達しにくくなる。
(3)供給電圧が指示電圧よりも低い状態において電気刺激装置1が使用された場合であっても、大腿100の筋肉を増強させる効果が現れることが確認されている。また、使用条件等によっては、供給電圧が指示電圧と同じ大きさに設定される場合と実質的に同じ効果が得られることも確認されている。これらの結果は、ユーザー等が好ましいと判断した強さの電気刺激よりも弱い電気刺激を大腿100に与えても、好ましい効果が得られることを示唆している。電気刺激装置1の制御装置50によれば、供給電圧が大腿100の筋肉を増強させることが可能な大きさを有するため、電気エネルギーを効率的に利用して身体をトレーニングできる。
(実施の形態2)
実施の形態2の電気刺激装置1の制御装置50は、以下に説明する点において実施の形態1の電気刺激装置1の制御装置50と相違し、その他の点において実施の形態1の電気刺激装置1の制御装置50と実質的に同じ構成を備える。なお、実施の形態2の電気刺激装置1の制御装置50の説明では、実施の形態1の電気刺激装置1の制御装置50と共通する構成に同一の符号を付し、その構成の説明の一部または全部を省略する。
制御装置50の制御部51は、指示操作部43の操作により指示された指示電圧を電極部11,12毎に取得し、指示電圧よりも低い供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。そして、その供給電圧と実質的に同じ大きさを有する指示電圧が指示操作部43の操作により選択された場合、制御部51は各電極部11,12に供給電圧が供給されるように電圧供給部33を制御する。
図8を参照して、ユーザー等による操作部40の操作手順、および、制御部51に実行される制御について説明する。なお、図8に示される処理はユーザー等により各サポーター10が大腿100に装着され、電源スイッチ41が操作されることにより電気刺激装置1の電源がオンに設定された後に実行される。
まず、ユーザー等によりモード選択部42が操作され、実施する予定の動作に応じて動作モードが選択される。制御部51はステップS21において、モード選択部42の操作により選択された動作モードに関する情報を取得する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第1のサポーター10の第1の電極部11における指示電圧である第1の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS22において、指示操作部43の操作により指示された第1の指示電圧を取得する。そして、制御部51はステップS21において取得した動作モードに関する情報、記憶部34から取得した割合情報、および、第1の指示電圧に関する情報に基づいて、第1のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。
次に、報知部31から出力される供給電圧に関する情報を参照しながら、ユーザー等による指示操作部43の操作により第1の指示電圧が再び選択され、出力決定部44の操作により決定される。このとき、第1の指示電圧は供給電圧に関する情報により示唆される供給電圧と実質的に同じ大きさを有する電圧に設定される。制御部51はステップS23において、指示操作部43の操作により指示された第1の指示電圧を再び取得し、その第1の指示電圧を第1のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧である第1の供給電圧に設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第1のサポーター10の第2の電極部12における指示電圧である第2の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS24において、指示操作部43の操作により指示された第2の指示電圧を取得し、ステップS22の処理と同様に第1のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。
次に、報知部31から出力される供給電圧に関する情報を参照しながら、ユーザー等により指示操作部43の操作により第2の指示電圧が再び選択され、出力決定部44の操作により決定される。このとき、第2の指示電圧は供給電圧に関する情報により示唆される供給電圧と実質的に同じ大きさを有する電圧に設定される。制御部51はステップS25において、指示操作部43の操作により指示された第2の指示電圧を再び取得し、その第2の指示電圧を第1のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧である第2の供給電圧に設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第2のサポーター10の第1の電極部11における指示電圧である第3の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS26において、指示操作部43の操作により指示された第3の指示電圧を取得し、ステップS22の処理と同様に第2のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。
次に、報知部31から出力される供給電圧に関する情報を参照しながら、ユーザー等による指示操作部43の操作により第3の指示電圧が再び選択され、出力決定部44の操作により決定される。このとき、第3の指示電圧は供給電圧に関する情報により示唆される供給電圧と実質的に同じ大きさを有する電圧に設定される。制御部51はステップS27において、指示操作部43の操作により指示された第3の指示電圧を再び取得し、その第3の指示電圧を第2のサポーター10の第1の電極部11に供給される供給電圧である第3の供給電圧に設定する。
次に、ユーザー等による指示操作部43の操作により第2のサポーター10の第2の電極部12における指示電圧である第4の指示電圧が選択され、出力決定部44の操作により決定される。制御部51はステップS28において、指示操作部43の操作により指示された第4の指示電圧を取得し、ステップS22の処理と同様に第2のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。
次に、報知部31から出力される供給電圧に関する情報を参照しながら、ユーザー等により指示操作部43の操作により第4の指示電圧が再び選択され、出力決定部44の操作により決定される。このとき、第4の指示電圧は供給電圧に関する情報により示唆される供給電圧と実質的に同じ大きさを有する電圧に設定される。制御部51はステップS29において、指示操作部43の操作により指示された第4の指示電圧を再び取得し、その第4の指示電圧を第2のサポーター10の第2の電極部12に供給される供給電圧である第4の供給電圧に設定する。
制御部51はステップS30において、ユーザー等による始動停止部45の操作により電気刺激装置1による電気刺激を開始する。すなわち、制御部51は各角速度センサー20から取得した大腿100の角速度が反映された信号、および、ステップS22〜ステップS29において設定した各供給電圧に基づいて、ステップS21において取得した動作モードの出力形態に応じた電気刺激を各電極部11,12の電極11A,11B,12A,12Bから出力させる。
そして、制御部51は電気刺激装置1による電気刺激が開始されてから所定の時間が経過することにより、電気刺激装置1による電気刺激を停止させる。なお、制御部51はユーザー等により始動停止部45が再び操作された場合においても電気刺激装置1による電気刺激を停止させる。
実施の形態2の制御装置50によれば、実施の形態1により得られる(1)〜(3)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(4)制御部51は最初に入力された指示電圧よりも低い供給電圧に関する情報を報知部31に出力させる。ユーザー等は報知部31から報知された情報に基づいて供給電圧と実質的に同じ大きさを有する指示電圧を再び選択できる。制御部51はその指示電圧に基づいて、最初に入力された指示電圧よりも低い供給電圧を電極部11,12に供給する。このため、ユーザーが電気刺激装置1を使用している最中に接触抵抗が低下し、大腿100に与えられる電気刺激が増大したとしても、ユーザーが不快感を覚える強さに到達しにくい。すなわち、電気刺激装置1の制御装置50はユーザーに不快感を与えにくい。
(変形例)
上記各実施の形態に関する説明は本発明に従う電気刺激装置およびその制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う電気刺激装置およびその制御装置は上記各実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・実施の形態1の変形例の操作部40は、電圧供給部33により各電極部11,12に供給される供給電圧を指示電圧よりも低い電圧に設定するための電圧設定部をさらに備える。すなわち、制御部51は指示操作部43の操作により指示された指示電圧を取得した後、電圧設定部が操作されることにより各電極部11,12に供給される供給電圧を指示電圧よりも低い電圧に設定する。
・供給電圧が大腿100の筋肉を増強させることが可能な大きさを有するか否かは任意の選択事項である。この供給電圧は、例えば身体に有意な効果を与えることが可能な大きさであればよい。一例によれば、供給電圧は大腿100の筋肉の量を維持させることが可能な大きさを有する。
・変形例の記憶部34は、第1の動作モード、第2の動作モード、第3の動作モード、第4の動作モード、および、第5の動作モードのうちの少なくとも1つが複数の動作モードから省略される。
・変形例の記憶部34は、第1の動作モード、第2の動作モード、第3の動作モード、第4の動作モード、および、第5の動作モードに代えてまたは加えて、1つまたは複数の別の動作モードを記憶する。別の動作モードは、例えば走行運動時に各電極部11,12から拮抗筋である大腿100の筋肉に電気刺激を与えるモードである。
・変形例の記憶部34は、指示電圧に対する供給電圧の割合に関する情報である割合情報を動作モード毎に記憶している。この変形例によれば、各動作モードにおける各電極部11,12の指示電圧に対する供給電圧の割合が同じ割合に設定される。
・変形例の記憶部34は、指示電圧に対する供給電圧の割合に関する情報である割合情報を電極部11,12毎に記憶している。この変形例によれば、各電極部11,12の指示電圧に対する供給電圧の割合が動作モード毎に同じ割合に設定される。
・指示電圧に対する供給電圧の割合は任意の選択事項である。すなわち、指示電圧に対する供給電圧の割合は100%未満であれば80%または90%に限られない。なお、指示電圧に対する供給電圧の割合を任意に調節可能な別の操作部を設けてもよい。
・変形例の電気刺激装置1によれば、第1の電極部11から一対の電極11A,11Bの一方が省略される。
・変形例の電気刺激装置1によれば、第2の電極部12から一対の電極12A,12Bの一方が省略される。
・変形例の電気刺激装置1によれば、第1のサポーター10から第1の電極部11および第2の電極部12の一方が省略される。
・変形例の電気刺激装置1によれば、第2のサポーター10から第1の電極部11および第2の電極部12の一方が省略される。
・変形例の電源32は一次電池または二次電池に代えて、商用電源から得られる電力を制御部51等に供給する。
・変形例の報知部31は音声により情報を出力する。
・変形例の電気刺激装置1は、操作部40および報知部31に代えて、操作部40の機能および報知部31の機能を有するタッチパネルディスプレイを備える。
・実施の形態1の変形例の電気刺激装置1によれば、コントローラー30から報知部31が省略される。
・変形例の電気刺激装置1は、角速度センサー20に代えて加速度センサーを備える。
・変形例の電気刺激装置1は、一方のサポーター10に取り付けられる角速度センサー20が省略された構成を取り得る。この変形例によれば、1つの角速度センサー20の信号に基づいて各電極部11,12から出力される電気刺激が制御される。
・各サポーター10が対象部位である大腿100に装着されるか否かは任意の選択事項である。一例によれば、各サポーター10が別の対象部位である上腕に装着される。なお、各サポーター10が大腿100以外の対象部位に装着される場合、サポーター10は対象部位の形状に応じた形状を有する。
本電気刺激装置およびその制御装置は家庭用および業務用をはじめとする各種の電気刺激装置に利用できる。
1 :電気刺激装置
11A :電極
11B :電極
12A :電極
12B :電極
31 :報知部
33 :電圧供給部
43 :指示操作部
50 :制御装置
51 :制御部
100 :大腿(対象部位)

Claims (6)

  1. 身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電圧供給部により前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、
    前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記供給電圧が前記指示電圧よりも低くなるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える
    電気刺激装置の制御装置。
  2. 前記電気刺激装置は前記電極により出力される電気刺激の出力形態が互いに異なる複数の動作モードを備え、
    前記制御部は前記動作モード毎に前記供給電圧を設定する
    請求項1に記載の電気刺激装置の制御装置。
  3. 前記制御部は前記電極が取り付けられる対象部位に基づいて前記供給電圧を設定する
    請求項1または2に記載の電気刺激装置の制御装置。
  4. 身体の対象部位に電気刺激を与えることが可能な電極と、前記電極に電圧を供給可能な電圧供給部と、前記電極に供給される電圧である供給電圧を指示するために操作される指示操作部と、前記供給電圧に関する情報を出力する報知部とを備える電気刺激装置に用いられる制御装置であって、
    前記指示操作部の操作により指示された電圧である指示電圧を取得し、前記指示電圧よりも低い前記供給電圧に関する情報を前記報知部に出力させ、その供給電圧と実質的に同じ大きさを有する前記指示電圧が前記指示操作部の操作により選択された場合、その指示電圧に応じた前記供給電圧が供給されるように前記電圧供給部を制御する制御部を備える
    電気刺激装置の制御装置。
  5. 前記供給電圧は対象部位の筋肉を増強させることが可能な大きさを有する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気刺激装置の制御装置。
  6. 前記電極と、
    前記指示操作部と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の制御装置とを備える
    電気刺激装置。
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