JP2017018181A - 型取りキット - Google Patents

型取りキット Download PDF

Info

Publication number
JP2017018181A
JP2017018181A JP2015136477A JP2015136477A JP2017018181A JP 2017018181 A JP2017018181 A JP 2017018181A JP 2015136477 A JP2015136477 A JP 2015136477A JP 2015136477 A JP2015136477 A JP 2015136477A JP 2017018181 A JP2017018181 A JP 2017018181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
portions
side plate
cylindrical
rectangular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015136477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6412836B2 (ja
Inventor
好哲 東
Kotetsu Azuma
好哲 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GRANT FOOT
Grant Foot Co Ltd
Original Assignee
GRANT FOOT
Grant Foot Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GRANT FOOT, Grant Foot Co Ltd filed Critical GRANT FOOT
Priority to JP2015136477A priority Critical patent/JP6412836B2/ja
Publication of JP2017018181A publication Critical patent/JP2017018181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6412836B2 publication Critical patent/JP6412836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Abstract

【課題】臀部の型取りの際に専用の椅子を用意しなくても、臀部の形状を正確に型取ることができる型取りキットを提供する。
【解決手段】型取り器10と、梱包材60と、二つの四角筒状部とを備える。梱包材は、複数の壁部のうちの1つが型取り器を載置可能な載置面を有する。四角筒状部は、側板部71,73同士が接触した状態に折り畳み可能に構成されている。梱包材の載置面を有する壁部に対向する壁部には、貫通孔が形成されている。また四角筒状部は、筒軸方向に切り込まれた切込部と、筒軸方向に延びる突出片とを有している。そして、二つの四角筒状部が開かれた状態で、一方の四角筒状部の切込部に他方の四角筒状部の切込部が嵌り込むことで、二つの四角筒状部が組み合わされ、さらに突出片が梱包材の貫通孔に挿通することで、梱包材と二つの四角筒状部とが組み立て可能に構成されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、型取りキットに関し、特に臀部の形状を型取る技術に関する。
個人の体型に合わせて衣服、靴、椅子等を製作する所謂オーダーメイドのサービスが普及している。当該サービスにおいては個人の体型を計測する必要がある。メジャー等を用いて計測することも可能であるが、より正確な形状を計測するために個人の体型を型取る型取り器が考案されている。例えば特許文献1には、可変材を収容した容器に型取り対象となる足を挿入させ、当該足の裏面から受ける圧力により可変材の表面に足の裏面に対応した凹凸を形成可能な型取り器が開示されている。
特開2012−217527号公報
型取り対象が臀部である場合、型取り器を椅子の座板上に載置して、当該型取り器の上に個人が座ることで、臀部から受ける圧力により臀部の形状に対応した凹凸が形成される。
ここで、型取り器を載置する椅子の座板がクッション性を有する場合等では、型取り器が載置される面が不安定となる。このため、型取りの際に型取り器が傾くおそれがあり、臀部の形状を正確に型取ることができない。また、型取り器を載置する椅子の脚の長さが、型取りを行う個人の体型に合っていない場合(例えば、個人の脚の長さよりも大幅に長い場合)、型取りを行う際の個人の姿勢が不安定になるため、臀部の形状を正確に型取ることができない。
店舗等で型取り器が用いられる場合には、臀部の型取りを行うための専用の椅子を用意することが可能であるため、上記の問題は発生しない。しかしながら、型取り器を個人の自宅等に配送し、型取り器を個人の自宅等で用いる場合には、臀部の型取りを行うための専用の椅子を用意することができないため、上記の問題が発生する場合がある。また、臀部の形状を正確に型取るために別途に専用の椅子を必要とするのでは、ユーザーにとって煩わしいものとなり、ユーザー利便性に欠ける。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、臀部の型取りの際に専用の椅子を用意しなくても、臀部の形状を正確に型取ることを可能にすることを目的とする。
本発明の一態様にかかる型取りキットは、臀部が押し当てられることで当該臀部の形状を型取るフォームを有する型取り器と、前記型取り器を内部に収容する箱形の梱包材と、四つの側板部を有し、当該側板部同士が接触した状態に折り畳まれている二つの四角筒状部と、を備え、前記梱包材は、本梱包材を構成する複数の壁部のうちの1つが前記型取り器を載置可能な載置面を有し、当該載置面を有する壁部に対向する壁部に貫通孔が形成され、前記二つの四角筒状部のうち、第1の四角筒状部は、筒軸方向の一端部から筒軸方向に延びる突出片と、前記一端部から筒軸方向に切り込まれた切込部とを有し、前記二つの四角筒状部のうち、第2の四角筒状部は、筒軸方向の一端部から筒軸方向に延びる突出片と、筒軸方向の他端部から筒軸方向に切り込まれた切込部とを有し、前記二つの四角筒状部が開かれた状態で、前記第1の四角筒状部の一端部に設けられた前記切込部に、前記第2の四角筒状部の他端部に設けられた前記切込部が嵌り込むことで、前記二つの四角筒状部が組み合わされ、さらに前記二つの四角筒状部の各突出片が前記型取り器が取り出された状態の前記梱包材の貫通孔に挿通することで、前記梱包材と前記二つの四角筒状部とが組み立て可能に構成されている。
上記の態様によれば、臀部の型取りの際に専用の椅子を用意しなくても、臀部の形状を正確に型取ることが可能になる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、前記二つの四角筒状部の各突出片の前記筒軸方向の長さは、前記貫通孔が形成された壁部の厚みと、前記梱包材の内部空間の前記筒軸方向の長さとの合計の長さに設定されている。
上記の態様によれば、梱包材と二つの四角筒状部とを組み合わせたときに、突出片の先端部が梱包材の載置面を有する壁部に接した状態になる。このとき突出片は、載置面に対する筒軸方向(重力方向)への力に対して載置面を支える役割を果たす。このため、個人の体重により載置面が傾いたりする事態を避けることができ、型取りを行う際の個人の姿勢が安定するため、臀部の形状をより正確に型取ることが可能になる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、前記二つの四角筒状部において、前記切込部は、前記四つの側板部のうちの互いに対向する二つの側板部にそれぞれ二つずつ設けられ、前記二つの四角筒状部において、前記二つの側板部の一方に設けられた二つの切込部は、他方に設けられた二つの切込部に対向する位置にあり、前記第1の四角筒状部において同じ側板部に設けられた二つの切込部同士の間隔は、前記第2の四角筒状部において切込部が設けられていない側板部の前記軸方向に直交する方向と同じ長さに設定されている。
上記の態様によれば、第1の四角筒状部と第2の四角筒状部とを組み合わせたときに、第1の四角筒状部の側板部と第2の四角筒状部の右側板部とが直交した状態となる。このため、第1の四角筒状部と第2の四角筒状部とを組み合わせることで、筒軸方向への力に対して強い抗力を備えることが可能となる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、前記二つの四角筒状部において、前記突出片は、前記二つの側板部のそれぞれに設けられた二つの切込部の間に一つずつ設けられ、前記貫通孔は、前記二つの四角筒状部が組み合わされた状態の各突出片に対応する位置に四つ設けられている。
上記の態様によれば、第1の四角筒状部と第2の四角筒状部とを組み合わせたときに、第1の四角筒状部の突出片が第2の四角筒状部の突出片に平行な仮想平面と直交した状態となる。このため、突出片が載置面をより安定して支えることが可能になる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、前記型取り器は、臀部が押し当てられる前記フォームの押当面を開放した状態で前記フォームを収容する収容部材を有する。
上記の態様によれば、型取り対象の臀部以外から受ける外圧によりフォームが変形することをより確実に防ぐことができる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、 前記梱包材の前記載置面には、面ファスナーのフックまたはループの一方が設けられ、前記収容部材の底壁には、前記型取り器を前記載置面に載置した状態において前記フックまたはループのいずれか一方に対応する位置に、面ファスナーのフックまたはループのいずれか他方が設けられている。
上記の態様によれば、面ファスナーにより型取り器を載置面上に固定することが可能になるため、型取り器を梱包材の載置面にセットして臀部の型取りを行う際に、型取り器が載置面からずれることがない。
また、本発明の一局面にかかる型取りキットの別の局面では、前記収容部材は、複数の周壁と底壁とを備える箱形を有し、当該複数の周壁のうち、型取りの際に大腿部側に位置する一つの周壁の少なくとも一部が取り外し可能に構成されている。
型取り対象が臀部である場合、取り外された上記の周壁の一部が存在した範囲に大腿部が位置することになる。上記の態様によれば、大腿部が収容部材の周壁に乗り上げることがないため、臀部の型取りの際に個人の姿勢が崩れることがなく、個人の臀部の形状を正確に型取ることができる。
また、本発明の一態様にかかる型取りキットの別の局面では、前記載置面の上方に設けられる平板形の部材をさらに備える。
上記の態様によれば、載置面の筒軸方向への力に対する抗力を高めることができ、型取りを行う際の個人の姿勢が安定するため、臀部の形状をより正確に型取ることが可能になる。
本発明の一実施形態にかかる型取りキットを示す斜視図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる型取りキットの梱包材を示す斜視図であり、(C)は、梱包材の内部に収容されている型取り器を示す図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる型取りキットの型取り器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる型取りキットの収容部材の底壁を示す図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる型取りキットの2つの四角筒状部のうち、一方の四角筒状部を示す斜視図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる型取りキットの2つの四角筒状部のうち、他方の四角筒状部を示す斜視図である。 一方の四角筒状部と他方の四角筒状部とを組み合わせる様子を示す図である。 一方の四角筒状部と他方の四角筒状部とが組み合わされた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる型取りキットの梱包材の下壁部を示す図である。 梱包材と脚部とを組み合わせる様子を示す図である。 梱包材と脚部とが組み合わされた状態を示す斜視図である。 椅子の上に型取り器が載置された状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる型取りキットの使用形態の一例を示す図である。
本発明の一実施形態にかかる型取りキットについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる型取りキットを示す斜視図である。型取りキット1は、型取り器10(図2(C)参照)を内部に収容した梱包材60と、二つの四角筒状部70、80とを備える。詳細は後述するが、型取りキット1は、個人の自宅等に配送され、個人の自宅等で用いられる。型取りキット1の配送の際には、梱包材60と二つの四角筒状部70、80とが1つにパッケージングされた状態とされる。個人は、梱包材60と二つの四角筒状部70、80とから椅子100を組み立てることができる(図11参照)。そして、当該椅子100に型取り器10を載置して(図12参照)、型取り器10の上に座る(図13参照)ことで臀部の形状を型取ることができる。
図2(A)は、梱包材60を示す斜視図である。梱包材60は、矩形の上壁部61、下壁部63(図9参照)、および4つの側壁部を有する段ボール製の箱形部材から構成されている。梱包材60の上壁部61は、椅子100の組み立て後に型取り器10が載置される載置面を有する。当該載置面には、Z方向に延びる長尺状の面ファスナーのループ部65A、65BがX方向に並設されている。また左側壁部62は、図2(B)に示すように開閉可能になっている。左側壁部62を開いた状態で、梱包材60の内部に収容した型取り器10を取り出すことが可能になる。型取り器10は、図2(C)に示すように、段ボール製の箱部材11に囲われた状態で梱包材60の内部に収容されている。
図3(A)は、型取り器10を示す斜視図である。型取り器10は、個人の臀部を型取る器具であって、フォーム20、および当該フォーム20を収容する収容部材30を備える。
フォーム20は、塑性変形性の材料である発泡ウレタンから構成される平板状の部材である。フォーム20の材料として一般に用いられる粘土等の比較的柔らかい部材ではなく、一定の定形性を有する発泡ウレタンを用いることで、変形後のフォーム20の形状を維持することができる。図3(A)に示す例では、フォーム20は、縦幅(Z方向の長さ)が33.5cmであり、横幅(X方向の長さ)が47.0cmであり、高さ(Y方向の長さ)4.5cmである。型取り対象の臀部以外から受ける外圧によりフォーム20が変形することを防ぐために、フォーム20は収容部材30内に収容されている。
図3(B)のB部拡大図に示すように、フォーム20の上面21には、複数の孔22が形成されている。当該複数の孔22は、フォーム20の上面21より下方に位置する緩衝部の厚み方向(図中のマイナスY方向)に向けて延び、フォーム20を貫通している。
フォーム20の上面21に形成した複数の孔22は、型取り対象の臀部から受ける圧力により移動(変形)するフォーム20の移動先として機能する。このため、フォーム20が型取り対象の臀部から受ける圧力により変形し易くなる。すなわち、フォーム20の材料として一定の定形性を有する発泡ウレタンを用いることにより生じる、型取り対象の臀部から受ける圧力によりフォーム20が変形し難いという問題を解消することができる。
収容部材30は、段ボール製の部材からなり、複数の周壁(前壁31、後壁32、左壁33、右壁34)と底壁35(図4参照)とを備える箱型形状を有する。収容部材30の底壁35には、後述する平板40(図3(B)参照)を介して、フォーム20が載置されている。この状態において、フォーム20の周面および下面が収容部材30の周壁および底壁35により覆われる一方、フォーム20の矩形状の上面21が開放されている。当該フォーム20の上面21が、型取り対象の臀部が押し当てられる押当面となる。また、フォーム20の上面21より下方に位置する部分が、型取り対象の臀部から受ける圧力に応じて変形する緩衝部として機能する。
収容部材30の前壁31には、切り目312が形成されている。当該切り目312に沿って前壁31を切り取ることで、前壁31の一部分311が収容部材30の本体から取り外すことができる。図3(B)に示すように、前壁31の一部分311が取り外された状態において、フォーム20の周面のうち前面23が露出する。
臀部の型取りの際には、個人の大腿部が、前壁31の一部分311が存在した範囲に位置することになる。このように、個人の大腿部が収容部材30の周壁に乗り上げることがないため、臀部の型取りの際に個人の姿勢が崩れることがなく、個人の臀部の形状を正確に型取ることができる。
平板40は、プラスチック製の部材からなり、柱形に成形された中芯43の両面にライナ41、42が貼り合わせて構成されている(図中のA部拡大図参照)。このように平板40は、所謂ハニカム構造を有しているため、Y方向およびマイナスY方向への力に対して強い抗力を有する。
詳細は後述するが、梱包材60の上壁部61は、臀部の型取りの際に型取り器10を載置する座部としての役割を果たす。梱包材60は、段ボール製の部材からなるため、Y方向およびマイナスY方向への力に対してそれほど強い抗力を有していない。そこで、平板40を収容部材30の底壁35とフォーム20との間に挿入することで、すなわち平板40を上壁部61の上方に設けることで、Y方向およびマイナスY方向への力に対して強い抗力を備えることができる。このため、臀部の型取りの際に型取り器10が載置される上壁部61の一面(載置面)を安定させることができ、個人の臀部の形状を正確に型取ることができる。このように、平板40は、梱包材60の上壁部61の一面を補強する補強部材としての役割を果たす。なお、平板40がハニカム構造を有する部材である場合を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。梱包材60の上壁部61の一面を補強する補強部材としての役割を果たすことが可能な部材であればどのような部材であってもよく、例えば、MDF(medium density fiberboard)材料からなる平板であってもよい。
図4は、収容部材30の底壁35を示す図である。本図に示すように、底壁35には、Z方向に延びる長尺状の面ファスナーのフック部35A、35BがX方向に並設されている。すなわち、フック部35A、35Bは、型取り器10を載置面に載置した状態において上壁部61に設けられたループ部65A、65Bに対応する位置に設けられている。当該フック部35A、35Bは、椅子100の組み立て後に型取り器10を梱包材60の上壁部61の載置面上に載置する場合に、上壁部61に設けられたループ部65A、65Bにより係止される。なお、収容部材30の底壁35に面ファスナーのループ部を設け、梱包材60の上壁部61に面ファスナーのフック部を設けてもよい。
図5(A)および図5(B)は、四角筒状部70を示す斜視図である。図5(B)に示すように、四角筒状部70は、段ボール製の部材からなる四つの側板部(前側板部71、後側板部72、左側板部73、右側板部74)を有する。左側板部73および右側板部74の高さL4(Y方向の長さ)は、前側板部71および後側板部72の高さよりも、長さL1だけ短くなっている。この長さL1は、梱包材60の高さ(Y方向の長さ)と等しい長さに設定されている。
ここで左側板部73には、Y方向(四角筒状部70の筒軸方向)に延びる折り目78が2つ形成されている。また同様に右側板部74にも、Y方向に延びる折り目78が2つ形成されている(1つの折り目は図5(B)では表れていない)。左側板部73および右側板部74がこの折り目78に沿って折り曲がることにより、図5(A)に示すように、四角筒状部70の側版部同士が接触した状態に折り畳まれる。四角筒状部70は、当該折り畳まれた状態で配送できるため、配送物の体積を小さくすることができる。一方、図5(A)に示す状態から四角筒状部70が開かれると、図5(B)に示すように四角筒状部70の隣り合う側板部が直交した状態となる。
また、左側板部73には、その上端からマイナスY方向側に向けて長さL2だけ切り込まれた二つの切込部75A、75Bが形成されている。同様に右側板部74には、その上端からマイナスY方向側に向けて長さL2だけ切り込まれた二つの切込部75C、75D(切込部75Dは図5(B)では表れていない)が形成されている。
切込部75Aと切込部75Bとの間隔および切込部75Cと切込部75Dとの間隔は、等しい長さL6に設定されている。当該長さL6は、後述する四角筒状部80の前側板部81および後側板部82の幅L15と等しい長さに設定されている。四角筒状部70の隣り合う側板部が直交した状態において、すなわち、図5(B)に示す状態において、左側板部73に形成された切込部75A、75Bは、右側板部74に形成された切込部75C、75Dに対向する。
さらに、左側板部73には、切込部75Aと切込部75Bとの間に、上端からY方向側に向けて突出した突出片76が形成されている。同様に右側板部74には、切込部75Cと切込部75Dとの間に、上端からY方向側に向けて突出した突出片77が形成されている。突出片76、77のY方向の長さは、下壁部63の厚み(Y方向の長さ)と梱包材60の内部空間のY方向の長さとの合計の長さに設定されている。
図6(A)および図6(B)は、四角筒状部80を示す斜視図である。図6(B)に示すように、四角筒状部80は、四角筒状部70と同様に段ボール製の部材からなる四つの側板部(前側板部81、後側板部82、左側板部83、右側板部84)を有する。前側板部81および後側板部82の高さは、四角筒状部70の前側板部71および後側板部72の高さと同じ長さに設定されている。また左側板部83および右側板部84の高さL14は、四角筒状部70の左側板部73および右側板部74の高さL4と同じ長さに設定されている。従って、左側板部83および右側板部84の高さL14と前側板部81および後側板部82の高さとの差L11は、梱包材60の高さと等しい長さになっている。
四角筒状部80は、四角筒状部70と同様に、左側板部83にY方向に延びる折り目88が2つ形成され、右側板部84にY方向に延びる折り目88が2つ形成されている。左側板部83および右側板部84がこの折り目88に沿って折り曲がることにより、図6(A)に示すように、四角筒状部80の側版部同士が接触した状態に折り畳まれる。一方、図6(A)に示す状態から四角筒状部80が開かれると、図6(B)に示すように四角筒状部80の隣り合う側板部が直交した状態となる。
また、左側板部83には、その下端からY方向側に向けて長さL13だけ切り込まれた二つの切込部85A、85Bが形成されている。同様に右側板部84には、その下端からY方向側に向けて長さL13だけ切り込まれた二つの切込部85C、85D(切込部85C、85Dは図6(B)では表れていない)が形成されている。当該長さL13は、四角筒状部70において切込部75A、75B、75C、75Dの下方に位置する部分の長さL3と等しい長さに設定されている。また、切込部85A、85B、85C、85Dの上方に位置する部分の長さL12は、四角筒状部70において切り込まれた長さL2と等しい長さに設定されている。
切込部85Aと切込部85Bとの間隔および切込部85Cと切込部85Dとの間隔は、等しい長さL16に設定されている。当該長さL16は、四角筒状部70の前側板部71および後側板部72の幅L5と等しい長さに設定されている。四角筒状部80の隣り合う側板部が直交した状態において、すなわち、図6(B)に示す状態において、左側板部83に形成された切込部85C、85Dは、右側板部84に形成された切込部85A、85Bに対向する。
さらに、左側板部83には、切込部85Cと切込部85Dとの間に、上端からY方向側に向けて突出した突出片86が形成されている。同様に右側板部84には、切込部85Aと切込部85Bとの間に、上端からY方向側に向けて突出した突出片87が形成されている。当該突出片86、87のY方向の長さは、四角筒状部70の突出片76、77のY方向の長さと同じ長さに設定されている。
図7は、四角筒状部70と四角筒状部80とを組み合わせる様子を示す図である。本図に示すように、四角筒状部70の切込部75A、75B、75C、75Dに、四角筒状部80の切込部85A、85B、85C、85Dを嵌め込むことで、図8に示すように、四角筒状部70と四角筒状部80とが組み合わされ、脚部90が形成される。
既述の通り、四角筒状部80において切り込まれた長さL13は、四角筒状部70において切込部75A、75B、75C、75Dの下方に位置する部分の長さL3と等しい長さに設定されている。また、四角筒状部70において切り込まれた長さL2は、四角筒状部80において切込部85A、85B、85C、85Dの上方に位置する部分の長さL12と等しい長さに設定されている。このため、一方の四角筒状部の切込部に他方の四角筒状部の切込部を隙間なく嵌め込むことができる。
既述の通り、四角筒状部70における切込部同士の間隔L6は、四角筒状部80の前側板部81および後側板部82の幅15と等しい。また、四角筒状部80における切込部同士の間隔L16は、四角筒状部70の前側板部71および後側板部72の幅L5と等しい。このため、四角筒状部70と四角筒状部80とを組み合わせたとき、図8に示すように、左側板部73と右側板部84とが直交し、右側板部74と左側板部83とが直交した状態となる。また、突出片76および突出片77は、突出片86および突出片87に平行な仮想平面と直交した状態となっている。このように、左側板部73と右側板部84とが直交し、右側板部74と左側板部83とが直交した状態となるため、脚部90は、Y方向およびマイナスY方向への力に対して強い抗力を有する。
図9は、梱包材60の下壁部63を示す図である。本図に示すように、臀部の型取りの際に型取り器10が載置される上壁部61とは反対側の下壁部63には、4つの貫通孔64A〜64Dが形成されている。当該各貫通孔64A〜64Dは、脚部90の突出片76、77、86、87に対応する位置に位置している。すなわち、下壁部63における仮想矩形の各辺上に各貫通孔64A〜64Dが位置している。
図10は、梱包材60と脚部90とを組み合わせる様子を示す図である。本図に示すように、下壁部63の4つの貫通孔64A〜64Dのそれぞれに、突出片76、77、86、87のそれぞれを挿通することで、図11に示すように、梱包材60と脚部90とが組み合わされ、椅子100が形成される。
既述の通り、各突出片76、77、86、87のY方向の長さは、下壁部63の厚みと、梱包材60の内部空間のY方向の長さとの合計の長さに設定されている。このため、梱包材60と脚部90とを組み合わせたときに、各突出片76、77、86、87の先端部が梱包材60の上壁部61に接した状態になる。各突出片76、77、86、87は、梱包材60の上壁部61に重力方向(マイナスY方向)への力がかかった場合に、当該力から上壁部61を支える役割を果たす。
また既述の通り、突出片76、77、86、87は、突出片76および突出片77が突出片86および突出片87に平行な仮想平面と直交するように配置されている。このため、突出片76、77、86、87は、上壁部61に対する重力方向(マイナスY方向)への力に対して上壁部61を安定して支えることができる。
以上に示す手順により椅子100の組み立てが完了する。その後、図12に示すように椅子100の上壁部61の一面に型取り器10を載置する。このとき、フォーム20の前面23および収容部材30の前壁31が、椅子100の前方側(図中のマイナスZ方向)に向く。その後図13に示すように、個人が型取り器10の上に座る。このとき、フォーム20の上面21が個人の臀部により押圧され、臀部から受ける圧力により臀部の形状に対応した凹凸が形成される。
また、椅子100の上壁部61の一面に型取り器10を載置した場合に、収容部材30の底壁35に設けられたフック部35A、35Bが、梱包材60の上壁部61に設けられたループ部65A、65Bにより係止されるため、臀部の型取りを行う際に型取り器10がずれることがない。
ここで、四角筒状部70の左側板部73の高さL4および梱包材60の高さは、その合計の長さ、すなわち椅子100の高さが、標準的な個人の膝下の高さと等しい高さに設定されている。このように、組み立てられた椅子100は、臀部の型取りに適したものとなっている。このため、臀部の型取りを行うための専用の椅子を用意しなくとも、安定した姿勢で臀部の型取りを行うことができる。
なお、四角筒状部70の左側板部73の高さL4および梱包材60の高さを、個人から通知された膝下の高さに合うような長さに変更した上で、型取りキット1を個人に配送してもよい。梱包材60、および四角筒状部70、80は、段ボール製であるため、容易にそのサイズを変更することが可能である。
上記のように臀部を型取りした後、型取り器10を梱包材60の内部に収容した状態で型取りキット1が業者に配送される。四角筒状部70、80は、臀部の型取り後には不必要となる。この点四角筒状部70、80は、段ボール製であるため、廃棄が容易である。
なお型取り後、個人により前壁31の一部分311が元の位置に戻される。これにより露出していたフォーム20の前面23が覆われる。前壁31の一部分311が元の位置に戻されているため、配送中に受ける外圧によりフォーム20の周面や周面および下面が変形することが防がれる。
業者は、送り返された型取り器10のフォーム20の上面21の凹凸から、個人の臀部の形状を採取する。例えば、フォーム20の上面21を撮影して、当該撮影して得られた画像を解析する。この画像解析により上面21の凹凸の奥行き位置を特定することで、臀部の形状を採取する。そして業者は、当該採取した臀部の形状を用いて、個人の臀部の形状に合った座面を有する椅子やクッション等を製作する。
1 型取りキット
10 型取り器
20 フォーム
30 収容部材
40 平板
60 梱包材
70、80 四角筒状部
90 脚部
100 椅子

Claims (8)

  1. 臀部が押し当てられることで当該臀部の形状を型取るフォームを有する型取り器と、
    前記型取り器を内部に収容する箱形の梱包材と、
    四つの側板部を有し、当該側板部同士が接触した状態に折り畳まれている二つの四角筒状部と、を備え、
    前記梱包材は、本梱包材を構成する複数の壁部のうちの1つが前記型取り器を載置可能な載置面を有し、当該載置面を有する壁部に対向する壁部に貫通孔が形成され、
    前記二つの四角筒状部のうち、第1の四角筒状部は、筒軸方向の一端部から筒軸方向に延びる突出片と、前記一端部から筒軸方向に切り込まれた切込部とを有し、
    前記二つの四角筒状部のうち、第2の四角筒状部は、筒軸方向の一端部から筒軸方向に延びる突出片と、筒軸方向の他端部から筒軸方向に切り込まれた切込部とを有し、
    前記二つの四角筒状部が開かれた状態で、前記第1の四角筒状部の一端部に設けられた前記切込部に、前記第2の四角筒状部の他端部に設けられた前記切込部が嵌り込むことで、前記二つの四角筒状部が組み合わされ、さらに前記二つの四角筒状部の各突出片が前記型取り器が取り出された状態の前記梱包材の貫通孔に挿通することで、前記梱包材と前記二つの四角筒状部とが組み立て可能に構成されている、型取りキット。
  2. 前記二つの四角筒状部の各突出片の前記筒軸方向の長さは、前記貫通孔が形成された壁部の厚みと、前記梱包材の内部空間の前記筒軸方向の長さとの合計の長さに設定されている、請求項1に記載の型取りキット。
  3. 前記二つの四角筒状部において、前記切込部は、前記四つの側板部のうちの互いに対向する二つの側板部にそれぞれ二つずつ設けられ、
    前記二つの四角筒状部において、前記二つの側板部の一方に設けられた二つの切込部は、他方に設けられた二つの切込部に対向する位置にあり、
    前記第1の四角筒状部において同じ側板部に設けられた二つの切込部同士の間隔は、前記第2の四角筒状部において切込部が設けられていない側板部の前記軸方向に直交する方向と同じ長さに設定されている、請求項1または請求項2に記載の型取りキット。
  4. 前記二つの四角筒状部において、前記突出片は、前記二つの側板部のそれぞれに設けられた二つの切込部の間に一つずつ設けられ、
    前記貫通孔は、前記二つの四角筒状部が組み合わされた状態の各突出片に対応する位置に四つ設けられている、請求項3に記載の型取りキット。
  5. 前記型取り器は、臀部が押し当てられる前記フォームの押当面を開放した状態で前記フォームを収容する収容部材を有する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の型取りキット。
  6. 前記梱包材の前記載置面には、面ファスナーのフックまたはループの一方が設けられ、
    前記収容部材の底壁には、前記型取り器を前記載置面に載置した状態において前記フックまたはループのいずれか一方に対応する位置に、面ファスナーのフックまたはループのいずれか他方が設けられている、請求項5に記載の型取りキット。
  7. 前記収容部材は、複数の周壁と底壁とを備える箱形を有し、当該複数の周壁のうち、型取りの際に大腿部側に位置する一つの周壁の少なくとも一部が取り外し可能に構成されている、請求項5または請求項6に記載の型取りキット。
  8. 前記載置面の上方に設けられる平板形の部材をさらに備える、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の型取りキット。
JP2015136477A 2015-07-07 2015-07-07 型取りキット Active JP6412836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136477A JP6412836B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 型取りキット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136477A JP6412836B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 型取りキット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017018181A true JP2017018181A (ja) 2017-01-26
JP6412836B2 JP6412836B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=57888728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015136477A Active JP6412836B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 型取りキット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6412836B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119554U (ja) * 1988-02-08 1989-08-14
JPH0638699U (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 池谷紙工株式会社 腰掛け
US20050025953A1 (en) * 2003-07-28 2005-02-03 Hetzel Thomas R. Individually-contoured seat cushion and shape capturing and fabricating method for seat cushion

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119554U (ja) * 1988-02-08 1989-08-14
JPH0638699U (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 池谷紙工株式会社 腰掛け
US20050025953A1 (en) * 2003-07-28 2005-02-03 Hetzel Thomas R. Individually-contoured seat cushion and shape capturing and fabricating method for seat cushion

Also Published As

Publication number Publication date
JP6412836B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BR112012008840A2 (pt) componentes macios feitos individualmente sob medida
JP2006515776A5 (ja)
TW201038232A (en) Mattress
JP2006115198A5 (ja)
JP6412836B2 (ja) 型取りキット
KR102016284B1 (ko) 사용자 맞춤형 베개 및 그 제조방법
JP2019171855A (ja) インソールの設計装置、インソールの設計システム、インソールの設計方法、インソールの製造方法、インソールの設計プログラム、構造体、および、インソール
EP2708211B1 (en) Method and apparatus for manufacturing orthotic device, and orthotic device
JPWO2018100855A1 (ja) 歯科用トレーシステム
JP6454627B2 (ja) 有床義歯の設計方法、有床義歯の製造方法、位置決め手段
JP5073316B2 (ja) 足サイズ測定具及び足サイズ測定方法
CN104470383B (zh) 用于填塞香烟套管的装置
US10624424B2 (en) Foot measuring machine with user interface and corresponding method
TWM612984U (zh) 頭頸肩部取模裝置
JP7008444B2 (ja) 情報処理方法、マットレスの製造方法、情報処理システム、およびプログラム
KR100740647B1 (ko) 인상트레이용 보조결속구 및 이를 채용한 인상트레이
TWI740734B (zh) 頭頸肩部取模裝置及其方法
JP2017020152A (ja) 型取り器および型取りキット
JP2018143640A (ja) 溶着性ビーズ玩具用作成台
JP7050291B2 (ja) 背負いバッグ用背面サポートの製造方法および背面サポートを備えた背負いバック
RU139560U1 (ru) Горшок детский туалетный
JP2012017119A (ja) 梱包用受け型の作製方法
CN217704396U (zh) 一种倒装进胶双色模架定位机构
CN210382867U (zh) 一种便于切割鞋底的鞋底切割机
JP5302045B2 (ja) 衛生薄葉紙収納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180330

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180402

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180620

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6412836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250