JP2017017556A - 無線lanシステム、送信機、受信機、無線通信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線lanシステム、送信機、受信機、無線通信方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電波干渉の回避能力の向上を図ること。
【解決手段】基地局装置10と端末装置20を備える無線LANシステム1であって、基地局装置10は、端末装置20との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、帯域幅情報を送信してから以後の端末装置20との間の無線通信を帯域幅情報で示される帯域幅で行い、端末装置20は、基地局装置10から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、基地局装置10との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムの技術に関するものであり、特に無線LAN(Local Area Network)システムの技術に適する。
一般に無線LANシステムは、個人が基地局装置(アクセスポイント(Access Point):AP)や移動端末装置(端末)を自由に設置し運用することができることを特徴としている。このため、APや端末が送信する電波の無線周波数チャネルや送信タイミングは通信事業者によって管理されていない。したがって、異なる者が各々設置した無線LANシステムが同じ無線周波数チャネルで通信をすることが想定されるため、複数の無線LANシステムが同一の無線資源を共用するための仕組みが設けられている。例えば、自己の周辺に存在する他の無線LANシステムとの協調動作は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式によって実現される。具体的には、通信を開始しようとする無線通信装置は、通信を開始する前に周辺の無線通信装置が電波を出していないかを確認し、電波が出ていなければ一定期間待った後にランダムな時間が経過した後で電波を送信する。一方、通信を開始しようとする無線通信装置は、周辺の無線通信装置が電波を出していれば、その電波の送信が完了した後に同様の待ち時間が経過した後で電波を送信する。このようにすることによって信号の衝突を防止する。
このような仕組みにも関わらず、2つの無線通信装置が互いの信号の到達範囲の外に存在する場合には、それらの無線通信装置は互いの通信状態を知ることができない。このため、通信相手に対して、2つの無線通信装置が同時に無線信号を送信することにより無線信号の衝突が発生することがある。無線信号の衝突によって通信誤りが発生すると、信号の再送が必要になることなどが通信性能の低下の要因になる。
また、無線LANシステムの中には、複数の無線周波数チャネルを束ねて通信に使用することができるものがある。例えば、IEEE802.11シリーズの無線LANの通信規格のうちのIEEE802.11ac規格の無線LANシステムでは、無線周波数チャネルの基本帯域幅「20MHz」を4つ又は8つ束ねて使用することができる。複数の無線周波数チャネルを束ねて通信に使用すると、通信の高速化ができる利点がある一方で、複数の無線周波数チャネルに渡って電波が使用されていないことを確認しなければ無線信号を送信できないこと、また無線信号の衝突(電波干渉)の可能性が増えることなどによって通信性能の低下が起こりやすくなる。
従来、無線LANシステムにおける電波干渉回避技術が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1の電波干渉回避技術では、複数の帯域幅の狭い無線周波数チャネルを束ねた広い帯域幅の無線周波数チャネルで通信相手と通信し、通信相手との間の通信品質の低下を検出した場合に、広い帯域幅の無線周波数チャネルの帯域内で、通信相手との送受信に使用中の無線周波数チャネルを、帯域幅の狭い無線周波数チャネルの1つに変更する。
特開2008−072563号公報
無線LANシステムの無線周波数チャネルには、プライマリチャネルとセカンダリチャネルが設けられる場合がある。例えば、20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを2つ束ねた40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを通信相手との通信に使用する場合、一方の20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを第1のチャネルであるプライマリチャネルと呼び、もう一方の20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを第2のチャネルであるセカンダリチャネルと呼ぶ。無線通信装置間で交換される信号のうち管理用や制御用の信号は、プライマリチャネルで伝送される。したがって、40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルに非対応であって20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルのみに対応する無線通信装置であっても、プライマリチャネルによって、40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを使用する無線通信装置と通信をすることができる。また、80MHzや160MHzなどのより広帯域の無線周波数チャネルを使用する無線通信装置においても、広帯域の無線周波数チャネル内の1つの20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルをプライマリチャネルとして運用する。これにより、無線LANシステムにおいて、20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルのみに対応する無線通信装置と、40MHz以上の広帯域の無線周波数チャネルにも対応する無線通信装置との間の互換性を保つことができる。
このため、例えば、最大40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルで運用する第1の無線LANシステムと最大20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルで運用する第2の無線LANシステムとが混在する場合、第2の無線LANシステムは、第1の無線LANシステムとの電波干渉を回避するために、第1の無線LANシステムのプライマリチャネルを避けて第1の無線LANシステムのセカンダリチャネルに、自己の無線周波数チャネルを設定することが多くなる。特に、無線LANシステムの無線通信装置が高密度に設置される環境において第1の無線LANシステムで使用中の無線周波数チャネルの他に未使用の無線周波数チャネルが存在しない場合に、第2の無線LANシステムにおいてその傾向が強くなる。このような理由から、第1の無線LANシステムの無線通信装置が、セカンダリチャネルにおける電波干渉の回避のために、通信相手との通信に使用する帯域幅を狭くしてプライマリチャネルのみに変更することが考えられる。
しかしながら、例えば図10に示すように、第1の無線LANシステムの基地局装置がセカンダリチャネルにおける電波干渉の回避のために端末装置との通信に使用する無線周波数チャネルをプライマリチャネルのみに変更しても、端末装置が当該無線周波数チャネルの変更を知らずにプライマリチャネルとセカンダリチャネルの両方を受信すると、端末装置においてセカンダリチャネルの受信信号がプライマリチャネルに対する干渉信号となってプライマリチャネルの信号受信に悪影響を及ぼす可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電波干渉の回避能力の向上を図ることができる、無線LANシステム、送信機、受信機、無線通信方法及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明の一態様は、送信機と受信機を備える無線LANシステムであって、前記送信機は、前記受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線部を備え、前記受信機は、前記送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更部を備える、無線LANシステムである。
(2)本発明の一態様は、上記(1)の無線LANシステムにおいて、前記送信機は、データ送信の準備段階で前記帯域幅情報の送信を実行する、無線LANシステムである。
(3)本発明の一態様は、上記(1)又は(2)のいずれかの無線LANシステムにおいて、前記送信機は、データ送信の途中で帯域幅を変更する場合に、データ送信の途中で前記帯域幅情報の送信を実行する、無線LANシステムである。
(4)本発明の一態様は、上記(1)から(3)のいずれかの無線LANシステムにおいて、前記送信機は、前記受信機に送信した前記帯域幅情報で示される第1の帯域幅のみに対して第1のキャリアセンスを実行し、前記第1のキャリアセンスの実行結果に応じて、前記受信機との間の無線通信に使用する候補の帯域幅のうち前記第1の帯域幅以外の第2の帯域幅に対して第2のキャリアセンスを実行する使用可能帯域幅判定部、をさらに備える無線LANシステムである。
(5)本発明の一態様は、上記(4)の無線LANシステムにおいて、前記無線部は、前記第1のキャリアセンス及び前記第2のキャリアセンスの実行の結果に基づいて使用可能であると判定された前記第1の帯域幅と前記第2の帯域幅を示す前記帯域幅情報を無線により送信する無線LANシステムである。
(6)本発明の一態様は、上記(5)の無線LANシステムにおいて、前記送信機及び前記受信機は、前記第1の帯域幅と前記第2の帯域幅の適用後のデータフレームの送達確認手順までが完了したら、前記送信機と前記受信機の間の無線通信に使用する帯域幅を前記第1の帯域幅に戻す、無線LANシステムである。
(7)本発明の一態様は、上記(1)から(6)のいずれかの無線LANシステムにおいて、前記送信機は、前記受信機毎に前記無線通信の性能を計測する通信性能計測部をさらに備え、前記性能の計測結果に基づいて、前記帯域幅情報をユニキャストで送信するか又はブロードキャストで送信するかを選択する、無線LANシステムである。
(8)本発明の一態様は、無線LANシステムの送信機であって、前記無線LANシステムの受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線部を備える送信機である。
(9)本発明の一態様は、無線LANシステムの受信機であって、前記無線LANシステムの送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更部を備える受信機である。
(10)本発明の一態様は、送信機と受信機を備える無線LANシステムの無線通信方法であって、前記送信機が、前記受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線通信ステップと、前記受信機が、前記送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更ステップと、を含む無線通信方法である。
(11)本発明の一態様は、無線LANシステムの送信機のコンピュータに、前記無線LANシステムの受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線通信ステップ、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
(12)本発明の一態様は、無線LANシステムの受信機のコンピュータに、前記無線LANシステムの送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更ステップ、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、電波干渉の回避能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
第1実施形態に係る無線LANシステム1を示す構成図である。 第1実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。 第1実施形態に係る帯域幅情報を格納したMACフレームの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る端末装置20を示す構成図である。 第1実施形態に係る無線通信方法の説明図である。 第2実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。 第2実施形態に係る無線通信方法の説明図である。 第2実施形態に係る無線通信方法の説明図である。 第3実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。 従来技術の説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る無線LANシステム1を示す構成図である。図1において、無線LANシステム1は、1つの基地局装置10と複数の端末装置20を備える。基地局装置10は、無線LANのアクセスポイントとして機能する。基地局装置10の無線LANエリア内に存在する端末装置20は、基地局装置10を経由して、インターネット等の他の通信ネットワーク2に接続したり、又は同じ無線LANエリア内に存在する他の端末装置20と通信したりすることができる。
図2は、第1実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。図2において、基地局装置10は、無線部102とバンドパスフィルタ(band pass filter:BPF、帯域通過フィルタ)103と変復調部104とMAC(Media Access Control)部105とバッファメモリ部106と通信性能計測部107と帯域幅決定部108と帯域幅情報生成部109を備える。
基地局装置10が端末装置20へデータを送信する場合、バッファメモリ部106は送信予定の送信データを一時保存する。MAC部105は、バッファメモリ部106から順次、送信データを受け取り、受け取った送信データ、データ送信の宛先アドレス、制御情報及び誤り検出符号などを格納したMACフレームを生成する。変復調部104は、MAC部105から受け取ったMACフレームに対して所定の無線変調処理を行い、無線変調信号を出力する。無線部102は、変復調部104から出力されてBPF_103を通過した無線変調信号を受け取り、受け取った無線変調信号を所定の無線周波数の無線フレームに変換した後、アンテナ101を介して無線により送信する。なお、MAC部105は、無線LANシステム1の通信を管理したり又は制御したりするためのMACフレームを生成する。このMACフレームも同様にしてアンテナ101を介して無線により送信される。
基地局装置10が端末装置20からデータを受信する場合、無線部102は、アンテナ101により受信した無線フレームをベースバンド信号に変換して出力する。変復調部104は、無線部102から出力されてBPF_103を通過したベースバンド信号を受け取り、受け取ったベースバンド信号に対して所定の無線復調処理を行い、無線復調信号を出力する。MAC部105は、変復調部104から受け取った無線復調信号に対してMACフレームの検査を行い、検査に合格したMACフレームからデータを取得してバッファメモリ部106へ出力する。MAC部105からバッファメモリ部106に出力されたデータは、バッファメモリ部106で一時保存され、バッファメモリ部106から受信データとして出力される。
通信性能計測部107は、基地局装置10と端末装置20間の通信の性能を示す通信性能データを計測する。通信性能計測部107は、基地局装置10から端末装置20へ送信した無線フレームの情報や、該端末装置20へ送信した無線フレームに対して端末装置20から受信した応答信号などの情報を使用して、通信性能データの計測を行う。通信性能計測部107は、通信性能データの計測に使用する情報を、変復調部104及びMAC部105から取得する。通信性能計測部107は、通信性能データとして、スループット、無線フレームの再送率又は無線フレームの送信機会の獲得率などを計測する。
基地局装置10と端末装置20間の通信で使用する無線周波数チャネルが周辺の他の無線LANシステムで使用されていなければ、通信性能計測部107で計測される通信性能データは安定して良好な結果となる。しかし、周辺の他の無線LANシステムが同じ無線周波数チャネルを使用していると、通信性能計測部107で計測される通信性能データは、無線フレームの衝突や再送、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式による送信機会の獲得率の低下、送信待ち時間の増加などの影響により、良好な結果とはならない可能性がある。
通信性能計測部107は、計測結果の通信性能データを所定の閾値と比較することにより、通信性能の低下を判定する。通信性能計測部107は、計測結果の通信性能データが閾値より劣化した場合に、通信性能が低下したと判定する。通信性能計測部107は、通信性能の判定結果を帯域幅決定部108へ通知する。
通信性能計測部107によって通信性能が低下したと判定された場合、現在適用中の帯域幅が広いために電波干渉を受けている可能性がある。このため、帯域幅決定部108は、通信性能計測部107から通知された通信性能の判定結果が通信性能の低下である場合、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を狭める決定を行う。例えば、基地局装置10と端末装置20間の通信に80MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを使用している場合に、当該通信に使用する無線周波数チャネルを、40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルに変更すると決定する。又は、例えば、基地局装置10と端末装置20間の通信に40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを使用している場合に、当該通信に使用する無線周波数チャネルを、20MHzの帯域幅の無線周波数チャネルに変更すると決定する。帯域幅決定部108は、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの変更後の帯域幅を、BPF_103と変復調部104と帯域幅情報生成部109へ通知する。
BPF_103は、帯域幅決定部108から通知された変更後の帯域幅に従ってフィルタの通過帯域を変更する。変復調部104は、帯域幅決定部108から通知された変更後の帯域幅に従って、無線変調処理及び無線復調処理の帯域幅を変更する。
帯域幅情報生成部109は、帯域幅決定部108から通知された変更後の帯域幅を示す帯域幅情報を生成する。帯域幅情報生成部109は、生成した帯域幅情報をMAC部105へ出力する。MAC部105は、帯域幅情報生成部109から受け取った帯域幅情報を格納したMACフレームを生成する。この帯域幅情報を格納したMACフレームは、上記のMACフレームと同様にアンテナ101を介して無線により送信される。
図3は、第1実施形態に係る帯域幅情報を格納したMACフレームの構成例を示す図である。図3に示すMACフレームにおいて、フレームボディにはインフォメーションエレメント(Information Element)として帯域幅情報を格納する。帯域幅情報の一例として、使用可能帯域幅とプライマリチャネル番号と運用中帯域幅の情報がある。図3の例では、帯域幅情報は、使用可能帯域幅「80MHz」とプライマリチャネル(プライマリCH)番号「XX」と運用中帯域幅「20MHz」である。
また、帯域幅情報を格納したMACフレームにおいて、例えば、フレームタイプは「ビーコン(Beacon)」とし、宛先アドレスはブロードキャストとする。これにより、基地局装置10の無線LANエリア内に存在する複数の端末装置20に対して、一斉に、帯域幅情報を送信することができる。
なお、帯域幅情報を格納したMACフレームを個々の端末装置20に対してユニキャスト送信してもよい。ユニキャスト送信する場合、帯域幅情報を格納したMACフレームにおいて、フレームタイプは「帯域幅指示フレーム」とし、宛先アドレスは送信相手のアドレスとする。
また、基地局装置10は、従来のビーコンフレームに帯域幅情報を格納して送信してもよい。
図4は、第1実施形態に係る端末装置20を示す構成図である。図4において、端末装置20は、無線部202とBPF_203と変復調部204とMAC部205とバッファメモリ部206と帯域幅変更部207を備える。
端末装置20が基地局装置10へデータを送信する場合、バッファメモリ部206は送信予定の送信データを一時保存する。MAC部205は、バッファメモリ部206から順次、送信データを受け取り、受け取った送信データ、データ送信の宛先アドレス、制御情報及び誤り検出符号などを格納したMACフレームを生成する。変復調部204は、MAC部205から受け取ったMACフレームに対して所定の無線変調処理を行い、無線変調信号を出力する。無線部202は、変復調部204から出力されてBPF_203を通過した無線変調信号を受け取り、受け取った無線変調信号を所定の無線周波数の無線フレームに変換した後、アンテナ201を介して無線により送信する。
端末装置20が基地局装置10からデータを受信する場合、無線部202は、アンテナ201により受信した無線フレームをベースバンド信号に変換して出力する。変復調部204は、無線部202から出力されてBPF_203を通過したベースバンド信号を受け取り、受け取ったベースバンド信号に対して所定の無線復調処理を行い、無線復調信号を出力する。MAC部205は、変復調部204から受け取った無線復調信号に対してMACフレームの検査を行う。MACフレームの検査では、誤り検出符号や宛先アドレスなどの検査を行う。MAC部105は、検査の結果が不合格のMACフレームを破棄する。MAC部105は、検査に合格したMACフレームからデータを取得してバッファメモリ部206へ出力する。MAC部205からバッファメモリ部206に出力されたデータは、バッファメモリ部206で一時保存され、バッファメモリ部206から受信データとして出力される。
MAC部205は、検査に合格したMACフレームが帯域幅情報を格納する場合、該帯域幅情報を帯域幅変更部207へ出力する。帯域幅変更部207は、MAC部205から受け取った帯域幅情報が示す帯域幅への変更を、BPF_203と変復調部204へ指示する。BPF_203は、帯域幅変更部207から指示された帯域幅に従ってフィルタの通過帯域を変更する。変復調部204は、帯域幅変更部207から指示された帯域幅に従って、無線変調処理及び無線復調処理の帯域幅を変更する。
図5は、第1実施形態に係る無線通信方法の説明図である。図5の例では、基地局装置10は、端末装置20との通信に、20MHzの帯域幅のプライマリチャネルと20MHzの帯域幅のセカンダリチャネルの合計40MHzの帯域幅の無線周波数チャネルを使用している場合に、当該通信に使用する無線周波数チャネルを20MHzの帯域幅のプライマリチャネルのみに変更すると決定する。基地局装置10は、無線周波数チャネルの帯域幅の変更を通知する無線フレームを送信する。この無線フレームは、帯域幅情報を格納するMACフレームから生成されている。端末装置20は、基地局装置10から受信した無線フレームからMACフレームを取得し、取得したMACフレームのうち検査に合格したMACフレームから帯域幅情報を取得する。端末装置20は、取得した帯域幅情報に従って、BPF_203及び変復調部204の帯域幅を変更する。これにより、端末装置20のBPF_203による受信フィルタは、20MHzの帯域幅のプライマリチャネルの受信信号のみを通過する。したがって、端末装置20において、セカンダリチャネルの受信信号はBPF_203によってカットされるので、セカンダリチャネルの受信信号がプライマリチャネルに対する干渉信号となることを防止できる。
なお、上述の図5に示す無線通信方法では、端末装置20は、基地局装置10から受信した帯域幅情報に従って自己の受信帯域幅をプライマリチャネルのみに限定するまで、自身の受信帯域幅を変更せず、プライマリチャネルとセカンダリチャネルを合わせた40MHzの帯域幅で帯域幅情報の受信を待ち受ける。このとき、基地局装置10がプライマリチャネルとセカンダリチャネルを合わせた40MHzの帯域幅で帯域幅情報を送信し、さらにセカンダリチャネルに電波干渉が存在すると、該帯域幅情報そのものが端末装置20で受信できない可能性が有る。このため、基地局装置10が帯域幅情報を常にプライマリチャネルの20MHzの帯域幅のみで送信し、端末装置20がプライマリチャネルの20MHzの帯域幅のみで帯域幅情報の受信を待ち受けるようにしてもよい。また、端末装置20がプライマリチャネルとセカンダリチャネルを合わせた40MHzの帯域幅で帯域幅情報の受信を待ち受けている可能性が有ることを考慮し、基地局装置10がプライマリチャネルで送信する帯域幅情報をセカンダリチャネルにコピーしてプライマリチャネルとセカンダリチャネルで各々同じタイミングに送信することも好ましい。
また、基地局装置10は、データ送信の準備段階で帯域幅情報の送信を実行してもよい。また、基地局装置10は、データ送信の途中で帯域幅を変更する場合に、データ送信の途中で帯域幅情報の送信を実行してもよい。
上述の第1実施形態によれば、基地局装置10から端末装置20へ帯域幅情報を送信することにより、基地局装置10と端末装置20が同期して帯域幅を変更することができる。これにより、端末装置20の受信帯域を基地局装置10の変更後の送信帯域に一致させて無線通信をすることができるので、端末装置20が基地局装置10の送信帯域以外の不要の帯域で電波干渉を受けることを防止でき、電波干渉の回避能力が向上するという効果が得られる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、上述の第1実施形態とは基地局装置10の構成が異なる。無線LANシステム1及び端末装置20の構成は、上述の図1及び図4と同様である。
図6は、第2実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。図6において、図2の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図6に示す基地局装置10は、図2の構成に対してさらに使用可能帯域幅判定部120を備える。また、図6に示す基地局装置10において、帯域幅決定部108aは、図2の帯域幅決定部108の機能に加えてさらに、使用可能帯域幅判定部120の判定結果に基づいて帯域幅を決定する機能を有する。以下、第2実施形態において、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
使用可能帯域幅判定部120はキャリアセンス機能を有する。使用可能帯域幅判定部120は、基地局装置10が端末装置20との間の無線通信を開始する前に、キャリアセンスを実行する。キャリアセンスでは、少なくとも変復調部104で適用中の帯域幅で、基地局装置10以外の他の無線通信装置が電波を出していないかを検査する。変復調部104で適用中の帯域幅は、基地局装置10が端末装置20に送信した帯域幅情報で示される帯域幅である。キャリアセンスにおける信号検出基準は公知の技術と同様でよい。
使用可能帯域幅判定部120は、キャリアセンスの実行結果に基づいて、基地局装置10が端末装置20との通信に使用することができる帯域幅である使用可能帯域幅を判定する。使用可能帯域幅判定部120は、使用可能帯域幅の判定結果を帯域幅決定部108aへ通知する。なお、キャリアセンスの実行タイミングの一例として、基地局装置10から端末装置20への送信データを格納する無線フレームを送信するための準備段階として事前に実行してもよい。
帯域幅決定部108aは、使用可能帯域幅判定部120による使用可能帯域幅の判定結果に基づいて、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を決定する。帯域幅決定部108aは、使用可能帯域幅判定部120による使用可能帯域幅の判定結果が、通信性能計測部107による通信性能の判定結果に基づいて決定した現在適用中の帯域幅よりも広い帯域幅である場合に、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を現在適用中の帯域幅よりも広い帯域幅に変更すると決定する。帯域幅決定部108aは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの変更後の帯域幅を、BPF_103と変復調部104と帯域幅情報生成部109へ通知する。
BPF_103は、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅に従ってフィルタの通過帯域を変更する。変復調部104は、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅に従って、無線変調処理及び無線復調処理の帯域幅を変更する。帯域幅情報生成部109は、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅を示す帯域幅情報を生成し、生成した帯域幅情報をMAC部105へ出力する。以下、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を現在適用中の帯域幅よりも広い帯域幅に変更する場合の帯域幅情報を、説明の便宜上、拡張帯域幅情報と称する。
MAC部105は、帯域幅情報生成部109から受け取った拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを生成する。この拡張帯域幅情報を格納したMACフレームは、変復調部104とBPF_103を介して無線部102に入力され、無線部102により無線フレームに変換されてからアンテナ101を介して無線により送信される。
基地局装置10が拡張帯域幅情報を格納したMACフレームから生成した無線フレームを端末装置20へ送信する時点では、端末装置20はまだ変更前の狭い帯域幅で受信を行う。したがって、基地局装置10は、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを送信する際には、変更前の帯域幅を適用する。このため、BPF_103と変復調部104は、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームの送信処理後に、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅を適用する。なお、基地局装置10の周辺の無線通信装置によってセカンダリチャネルが使用されることを抑止するために、基地局装置10が、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを送信する際に拡張帯域幅情報をセカンダリチャネルにコピーしてプライマリチャネルと同じタイミングで送信してもよい。
図7及び図8を参照して第2実施形態に係る無線LANシステム1の動作を説明する。図7及び図8は第2実施形態に係る無線通信方法の説明図である。
まず図7を参照して説明する。図7は、キャリアセンスの実行結果、現在適用中の帯域幅よりも広い帯域幅に変更することができる場合である。
(ステップS10)基地局装置10は、帯域幅決定部108aが通信性能計測部107による通信性能の判定結果に基づいて20MHzの帯域幅を端末装置20間の通信に使用すると決定し、端末装置20に対してMACフレームの帯域幅情報により運用中帯域幅「20MHz」を報知済みである。そして、基地局装置10は、20MHzの帯域幅のプライマリチャネル(プライマリCH)のみで運用するモードで動作している。
基地局装置10において、端末装置20に対して送信予定の送信データがバッファメモリ部106に格納されたために、使用可能帯域幅判定部120が、プライマリCHを使用できるかを検査するためのキャリアセンスを開始する。検査の当初は、基地局装置10の周辺に存在する他の無線通信装置がプライマリCHの周波数帯で送信を行なっていたために、プライマリCHが他の無線通信装置によって使用中であると判定された。その後、他の無線通信装置によるプライマリCHの周波数帯での送信が終了し、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなくなった。これにより、基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120はプライマリCHの空きを認識する。
(ステップS11)基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなくなった時点から一定の期間Δt1において、プライマリCHに対してキャリアセンスを実行する。この時、セカンダリチャネル(セカンダリCH)に対しては検査していないので、他の無線通信装置によるセカンダリCHの使用の状態は不明である。
一般には、無線LANシステム1の全帯域幅に対してキャリアセンスを実行し、使用可能な帯域幅を調べる。しかし、ここでは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用するプライマリCHのみに対してキャリアセンスを実行し、プライマリCHが実際に使用できるかを調べる。もし、キャリアセンスの実行結果としてプライマリCHが使用できない場合には、基地局装置10は無線フレームを端末装置20へ送信できない。したがって、この段階では、プライマリCHのみをキャリアセンスにより検査すればよい。これにより、キャリアセンスの効率を向上させることができる。
ここでは、ステップS11において、プライマリCHに対するキャリアセンスの実行の結果、期間Δt1において継続して、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった。
(ステップS12)基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間Δt1において継続して、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合、次の一定の期間Δt2において、プライマリCHとセカンダリCHの両方に対してキャリアセンスを実行する。ここでは、ステップS12において、プライマリCHとセカンダリCHの両方に対するキャリアセンスの実行の結果、期間Δt2において継続して、プライマリCHとセカンダリCHの両方で他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった。
(ステップS13)基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間Δt2において継続して、プライマリCHとセカンダリCHの両方で他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合、プライマリCHの空きを認識した時点からの一定の期間「IFS+CW」が満了するまで、プライマリCHとセカンダリCHの両方に対するキャリアセンスを実行する。なお、IFS(Inter Frame Space)はフレーム間の送信待ち時間である。CW(Contention Window)は、複数の送信機からのフレーム衝突を緩和するためのランダムな待ち時間である。IFS及びCWの決定方法は公知の技術と同じでよい。
基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間「IFS+CW」が満了するまで実行したキャリアセンスの結果、他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合に、使用可能帯域幅の判定結果「40MHz」を帯域幅決定部108aへ通知する。この通知を受けた帯域幅決定部108aは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を、現在適用中の帯域幅「20MHz」よりも広い帯域幅「40MHz」に変更すると決定する。帯域幅決定部108aは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの変更後の帯域幅「40MHz」を、BPF_103と変復調部104と帯域幅情報生成部109へ通知する。
帯域幅情報生成部109は、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅「40MHz」を示す拡張帯域幅情報を生成し、生成した拡張帯域幅情報をMAC部105へ出力する。この拡張帯域幅情報は、図3の例と同様にすると、使用可能帯域幅「80MHz」とプライマリCH番号「XX」とセカンダリCH番号「YY」と運用中帯域幅「40MHz」である。帯域幅情報生成部109は、生成した拡張帯域幅情報をMAC部105へ出力する。
MAC部105は、帯域幅情報生成部109から受け取った拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを生成する。このとき、MAC部105は、プライマリCHで送信するMACフレームとセカンダリCHで送信するMACフレームを生成する。プライマリCHのMACフレームとセカンダリCHのMACフレームは同じ拡張帯域幅情報を有する。
同じ拡張帯域幅情報を有するプライマリCHのMACフレームとセカンダリCHのMACフレームは、変復調部104とBPF_103を介して無線部102に入力され、無線部102により無線フレームに変換されてからアンテナ101を介して無線により送信される。当該プライマリCHのMACフレームと当該セカンダリCHのMACフレームの送信処理には、変更前の帯域幅「20MHz」を適用する。当該プライマリCHのMACフレームから生成された無線フレームと当該セカンダリCHのMACフレームから生成された無線フレームは、同じタイミングで送信される。BPF_103と変復調部104は、当該プライマリCHのMACフレームと当該セカンダリCHのMACフレームの送信処理後に、帯域幅決定部108aから通知された変更後の帯域幅「40MHz」を適用する。
なお、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームは、ブロードキャスト又はユニキャストで送信される。図7の例では、図3に例示されるユニキャストの場合として帯域指示フレームが使用されている。この帯域指示フレームは、変更前の帯域幅「20MHz」で送信処理されて、プライマリCHとセカンダリCHの各々で同じタイミングで送信される。
端末装置20は、基地局装置10からプライマリCHの無線フレームを受信し、受信したプライマリCHの無線フレームからMACフレームを取得し、取得したMACフレームのうち検査に合格したMACフレームから拡張帯域幅情報を取得する。端末装置20は、取得した拡張帯域幅情報に従って、BPF_203及び変復調部204の帯域幅を、変更前の帯域幅「20MHz」から拡張帯域幅情報で示される帯域幅「40MHz」に変更する。
なお、基地局装置10からセカンダリCHで送信された、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームは、基地局装置10の周辺の他の無線通信装置に対しての報知のためである。
基地局装置10は、期間「IFS+CW」が満了するまでにキャリアセンスの結果として、他の無線通信装置から送信された信号が検出された場合には、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームの送信を中止する。
(ステップS14)基地局装置10は、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを送信してから一定の期間「SIFS(Short IFS)」だけ経過した後に、プライマリCHとセカンダリCHの両方を使用した帯域幅「40MHz」で、送信データを格納するデータフレームから生成された無線フレームを送信する。SIFSの決定方法は公知の技術と同じでよい。
端末装置20は、プライマリCHとセカンダリCHの両方を使用した帯域幅「40MHz」で基地局装置10から無線フレームを受信し、受信した無線フレームからデータフレームを取得する。端末装置20は、取得したデータフレームのうちMACフレーム検査に合格したデータフレームから受信データを取得する。
なお、基地局装置10及び端末装置20は、データフレームの送達確認手順までが完了したら、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を、変更した帯域幅「40MHz」から変更前の帯域幅「20MHz」に戻してもよい。これは、電波環境が一時的に好転する場合の通信効率の向上策として特に有効である。変更前の帯域幅に戻す動作を説明する。基地局装置10の帯域幅決定部108aは、データフレームの応答確認が完了したら、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を、変更した帯域幅「40MHz」から変更前の帯域幅「20MHz」に戻すと決定する。帯域幅決定部108aは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅「20MHz」を、BPF_103と変復調部104へ通知する。これにより、BPF_103と変復調部104は、帯域幅決定部108aから通知された帯域幅「20MHz」を適用する。同様に、端末装置20の帯域幅変更部207は、データフレームの確認応答が完了したら、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を、変更した帯域幅「40MHz」から変更前の帯域幅「20MHz」に戻すと決定する。帯域幅変更部207は、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅「20MHz」を、BPF_203と変復調部204へ通知する。これにより、BPF_203と変復調部204は、帯域幅変更部207から通知された帯域幅「20MHz」を適用する。
また、基地局装置10は、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームをブロードキャスト又はユニキャストのいずれで送信するのかを、各端末装置20の通信性能データに基づいて選択するようにしてもよい。この場合、通信性能計測部107は、端末装置20毎に通信性能データを計測する。拡張帯域幅情報を格納したMACフレームをブロードキャストで送信すると、通信性能データが良くない端末装置20も帯域幅を広くしてしまう。このため、通信性能データが良好な端末装置20のみに宛ててユニキャストで、拡張帯域幅情報を格納したMACフレームを送信することは好ましい。
また、基地局装置10は、ステップS13等のデータ送信の準備段階で帯域幅情報の送信を実行してもよい。また、基地局装置10は、ステップS14以降のデータ送信の途中で帯域幅を変更する場合に、ステップS14以降のデータ送信の途中で帯域幅情報の送信を実行してもよい。
次に図8を参照して説明する。図8は、キャリアセンスの実行結果、現在適用中の帯域幅よりも広い帯域幅に変更することができない場合である。図8において、図7の各ステップに対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
ステップS10において、図7と同様に、基地局装置10は、端末装置20に運用中帯域幅「20MHz」を報知済みであり、20MHzの帯域幅のプライマリCHのみで運用するモードで動作している。基地局装置10によるプライマリCHの検査の結果、検査の当初は他の無線通信装置がプライマリCHを使用中であったが、その後、他の無線通信装置によるプライマリCHの使用が終了し、基地局装置10はプライマリCHの空きを認識した。
ステップS11において、図7と同様に、基地局装置10がプライマリCHに対してキャリアセンスを実行し、キャリアセンスの実行の結果、期間Δt1において継続して、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった。
(ステップS12)図7と同様に、基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間Δt1において継続して、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合、次の期間Δt2において、プライマリCHとセカンダリCHの両方に対してキャリアセンスを実行する。但し、ここでは、図7とは異なり、ステップS12において、プライマリCHとセカンダリCHの両方に対するキャリアセンスの実行の結果、期間Δt2において、セカンダリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出された。
(ステップS20)基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間Δt2においてセカンダリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出された場合、キャリアセンスの対象をプライマリCHのみに縮退してキャリアセンスを実行する。
(ステップS21)基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間Δt2においてセカンダリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出された場合、プライマリCHの空きを認識した時点からの期間「IFS+CW」が満了するまで、プライマリCHのみに対するキャリアセンスを実行する。
基地局装置10の使用可能帯域幅判定部120は、期間「IFS+CW」が満了するまで実行したキャリアセンスの結果、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合に、使用可能帯域幅の判定結果「20MHz」を帯域幅決定部108aへ通知する。この通知を受けた帯域幅決定部108aは、基地局装置10と端末装置20間の通信に使用する無線周波数チャネルの帯域幅を、現在適用中の帯域幅「20MHz」のまま維持すると決定する。したがって、帯域幅は変更されない。
基地局装置10は、期間「IFS+CW」が満了するまで実行したキャリアセンスの結果、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出されなかった場合に、プライマリCHのみを使用した帯域幅「20MHz」で、送信データを格納するデータフレームから生成された無線フレームを送信する。端末装置20は、プライマリCHのみを使用した帯域幅「20MHz」で基地局装置10から無線フレームを受信し、受信した無線フレームからデータフレームを取得する。端末装置20は、取得したデータフレームのうちMACフレーム検査に合格したデータフレームから受信データを取得する。
基地局装置10は、期間「IFS+CW」が満了するまでにキャリアセンスの結果として、プライマリCHで他の無線通信装置から送信された信号が検出された場合には、データフレームの送信を中止する。
上述の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、基地局装置10から端末装置20へ帯域幅情報を送信することにより、基地局装置10と端末装置20が同期して帯域幅を変更することができる。これにより、端末装置20の受信帯域を基地局装置10の変更後の送信帯域に一致させて無線通信をすることができるので、端末装置20が基地局装置10の送信帯域以外の不要の帯域で電波干渉を受けることを防止でき、電波干渉の回避能力が向上するという効果が得られる。
また、基地局装置10は、端末装置20に送信した帯域幅情報で示される第1の帯域幅のプライマリCHのみに対して第1のキャリアセンスを実行し、第1のキャリアセンスの実行結果に応じて、端末装置20との間の無線通信に使用する候補の帯域幅のうち第1の帯域幅以外の第2の帯域幅のセカンダリCHに対して第2のキャリアセンスを実行する。これにより、キャリアセンスの効率を向上させることができる。
また、基地局装置10と端末装置20が、帯域幅の変更前の第1の帯域幅のプライマリCHと帯域幅の拡張分の第2の帯域幅のセカンダリCHとの適用後のデータフレームの送達確認手順までが完了したら、基地局装置10と端末装置20の間の無線通信に使用する帯域幅を変更前の第1の帯域幅のプライマリCHに戻すことにより、電波環境が一時的に好転する場合の通信効率の向上を図ることができる。
効果が得られる。
また、基地局装置10が、端末装置20毎に無線通信の性能を計測し、無線通信の性能の計測結果に基づいて帯域幅情報をユニキャストで送信するか又はブロードキャストで送信するかを選択することにより、帯域幅の変更が適切な端末装置20に対して帯域幅情報を送信し、帯域幅の変更が不適切な端末装置20に対して帯域幅情報を送信しないことを図ることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。図9は、第3実施形態に係る基地局装置10を示す構成図である。図9において、図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図9に示す基地局装置10は、図6の構成に対してさらに、セカンダリチャネル(セカンダリCH)受信部130を備える。セカンダリCH受信部130は、BPF_131と復調部132を備える。BPF_131の通過帯域はセカンダリCHの帯域である。復調部132は、無線部102から出力されてBPF_131を通過したベースバンド信号を受け取り、受け取ったベースバンド信号に対して所定の無線復調処理を行い、無線復調信号を使用可能帯域幅判定部120へ出力する。
上述した第2実施形態では、キャリアセンスによるプライマリCHとセカンダリCHの検査において、プライマリCHのみを検査したり又はプライマリCHとセカンダリCHの両方を検査したりするために、信号の受信帯域幅をプライマリCHのみにしたり又はプライマリCHとセカンダリCHの両方にしたりと動的に変化させた。本第3実施形態では、セカンダリCHの検査に専用の受信部としてセカンダリCH受信部130を設ける。これにより、第3実施形態では、キャリアセンスによるプライマリCHとセカンダリCHの検査において、BPF_103及び変復調部104は、プライマリCHに専用の受信部として機能させる。したがって、第3実施形態では、キャリアセンスによるプライマリCHとセカンダリCHの検査において、BPF_103及び変復調部104の受信処理に適用する帯域幅は、プライマリCHの帯域幅にする。
第3実施形態に係る無線通信方法は上述の図7及び図8と同様である。なお、図7において、ステップS14では、基地局装置10はプライマリCHとセカンダリCHの両方を使用した帯域幅「40MHz」で端末装置20と通信を行うので、BPF_103及び変復調部104に適用する帯域幅はプライマリCHとセカンダリCHの両方の帯域幅にする。
上述した各実施形態において、基地局装置10は送信機の例である。また、端末装置20は受信機の例である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態は、例えばIEEE802.11シリーズの無線LANの通信規格の無線LANシステムなど、任意の無線LANシステムに適用可能である。また、上述した実施形態は、無線LANシステムの利用可能な帯域幅として、20MHz、40MHz、80MHz又は160MHzなど、任意の帯域幅に適用可能である。例えば、IEEE802.11シリーズの無線LANの通信規格のうちのIEEE802.11ac規格の無線LANシステムに対して、上述した実施形態を適用可能である。IEEE802.11ac規格の無線LANシステムでは、無線周波数チャネルの基本帯域幅「20MHz」を4つ又は8つ束ねて使用することができる。
また、上述した基地局装置10又は端末装置20の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…無線LANシステム、10…基地局装置、101,201…アンテナ、102,202…無線部、103,131,203…バンドパスフィルタ(BPF)、104,204…変復調部、105,205…MAC部、106,206…バッファメモリ部、107…通信性能計測部、108,108a…帯域幅決定部、109…帯域幅情報生成部、130…セカンダリチャネル受信部、132…復調部、20…端末装置、207…帯域幅変更部

Claims (12)

  1. 送信機と受信機を備える無線LANシステムであって、
    前記送信機は、前記受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線部を備え、
    前記受信機は、前記送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更部を備える、
    無線LANシステム。
  2. 前記送信機は、データ送信の準備段階で前記帯域幅情報の送信を実行する、
    請求項1に記載の無線LANシステム。
  3. 前記送信機は、データ送信の途中で帯域幅を変更する場合に、データ送信の途中で前記帯域幅情報の送信を実行する、
    請求項1又は2のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  4. 前記送信機は、前記受信機に送信した前記帯域幅情報で示される第1の帯域幅のみに対して第1のキャリアセンスを実行し、前記第1のキャリアセンスの実行結果に応じて、前記受信機との間の無線通信に使用する候補の帯域幅のうち前記第1の帯域幅以外の第2の帯域幅に対して第2のキャリアセンスを実行する使用可能帯域幅判定部、
    をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  5. 前記無線部は、前記第1のキャリアセンス及び前記第2のキャリアセンスの実行の結果に基づいて使用可能であると判定された前記第1の帯域幅と前記第2の帯域幅を示す前記帯域幅情報を無線により送信する請求項4に記載の無線LANシステム。
  6. 前記送信機及び前記受信機は、前記第1の帯域幅と前記第2の帯域幅の適用後のデータフレームの送達確認手順までが完了したら、前記送信機と前記受信機の間の無線通信に使用する帯域幅を前記第1の帯域幅に戻す、
    請求項5に記載の無線LANシステム。
  7. 前記送信機は、前記受信機毎に前記無線通信の性能を計測する通信性能計測部をさらに備え、前記性能の計測結果に基づいて、前記帯域幅情報をユニキャストで送信するか又はブロードキャストで送信するかを選択する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  8. 無線LANシステムの送信機であって、前記無線LANシステムの受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線部を備える送信機。
  9. 無線LANシステムの受信機であって、前記無線LANシステムの送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更部を備える受信機。
  10. 送信機と受信機を備える無線LANシステムの無線通信方法であって、
    前記送信機が、前記受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線通信ステップと、
    前記受信機が、前記送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更ステップと、
    を含む無線通信方法。
  11. 無線LANシステムの送信機のコンピュータに、
    前記無線LANシステムの受信機との間の無線通信に使用する帯域幅を示す帯域幅情報を無線により送信し、前記帯域幅情報を送信してから以後の前記受信機との間の無線通信を前記帯域幅情報で示される帯域幅で行う無線通信ステップ、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  12. 無線LANシステムの受信機のコンピュータに、
    前記無線LANシステムの送信機から無線により受信した帯域幅情報で示される帯域幅に、前記送信機との間の無線通信に使用する帯域幅を変更する帯域幅変更ステップ、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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