JP2017017444A - 撮像装置およびその制御方法、プログラムならびにシステム - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラムならびにシステム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影者側の状況を撮影した画像と撮影画像とを関連付けて記録することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る撮像装置は、撮影者側の少なくとも一部を撮影可能な外部装置と通信する撮像装置であって、撮像手段と、外部装置で撮影された、撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を取得する取得手段と、撮像手段により撮影された第1の画像と、外部装置から取得した第2の画像とを関連付けて記録する記録手段と、を有する。このとき、第2の画像は、第1の画像の撮影指示に応じて外部装置から送信される、当該撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法、プログラムならびにシステムに関する。
デジタルカメラの撮影機能として、静止画の撮影において、シャッター釦押下の数秒前からのライブビュー映像を記録し、撮影した静止画に関連付けて記録する機能(動画関連付け機能)が知られている(特許文献1)。撮影された映像には撮影現場における被写体の表情の変化や一連の会話等が記録されているため、静止画再生時に映像も再生できれば、撮影時の雰囲気や臨場感が再現されて、撮影時の記憶をより印象的に想起させる効果が期待できる。
特許第4500465号公報 特開2009−21914号公報
上記特許文献1では、1台のデジタルカメラで静止画及び動画を撮影するため、動画に記録される被写体はデジタルカメラの画角内の被写体のみである。一方、例えば、被写体と撮影者のやり取りなども、撮影現場の雰囲気を構成する重要な要素である。しかし、上述した動画関連付け機能では撮影者側の状況を記録することが想定されていないため、例えば、被写体と撮影者のやり取りなどを含めた映像を作成することはできない。
ところで、複数のデジタルカメラ間でデータを受送信して、撮影した画像を共有することができる無線通信機能を備えたデジタルカメラが知られている(特許文献2)。しかし、デジタルカメラで被写体の撮影を行っているときに、別のデジタルカメラで撮影者側の状況を撮影し、それぞれの画像を関連付けて記録することは考慮されていない。
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑み、撮影者側の状況を撮影した画像と撮影画像とを関連付けて記録することが可能な撮像装置およびその制御方法、プログラムならびにシステムを提供することを目的とする。
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
撮影者側の少なくとも一部を撮影可能な外部装置と通信する撮像装置であって、撮像手段と、外部装置で撮影された、撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を取得する取得手段と、撮像手段により撮影された第1の画像と、外部装置から取得した第2の画像とを関連付けて記録する記録手段と、を有し、第2の画像は、第1の画像の撮影指示に応じて外部装置から送信される、当該撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である、ことを特徴とする。
本発明によれば、撮影者側の状況を撮影した画像と撮影画像とを関連付けて記録することが可能になる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図 本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのウェアラブルカメラの機能構成例を示すブロック図 実施形態1に係るシステムの利用例を説明する図 実施形態1に係る動画関連付け処理の一連の動作を示すシーケンス図 実施形態1に係るSSIDの通知方法の一例として液晶画面を用いた例を説明する図 実施形態1に係る動画取得要求メッセージの例を説明する図 実施形態2に係るシステムの利用例を説明する図 実施形態2に係る動画関連付け処理の一連の動作を示すシーケンス図 実施形態2に係るSSIDの通知方法の一例として発光部を用いた例を説明する図 実施形態3に係る動画関連付け処理の一連の動作を示すシーケンス図 実施形態4に係る動画関連付け処理の一連の動作を示すシーケンス図
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では撮像装置の一例として、外部の撮像装置で撮影したデータを取得可能な任意のデジタルカメラに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、デジタルカメラに限らず、当該データを取得可能な任意の電子機器にも適用可能である。これらの機器には、例えば携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、眼鏡型や時計型の情報端末などが含まれてよい。また、外部の撮像装置の一例として通信機能と撮像機能を備えたウェアラブルカメラに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明はウェアラブルカメラに限らず、通信機能と撮像機能を備えた任意の電子機器にも適用可能であり、これらの機器には、携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、監視カメラ、車載カメラなどが含まれてよい。
実施形態1では、撮影者がウェアラブルカメラ200を身につけ、デジタルカメラ100を用いて被写体を撮影する場合の、動画関連付け処理に関して説明する。
(デジタルカメラ100の構成)
図1は、本実施形態の撮像装置の一例としてデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
レンズ101は、ズームレンズやフォーカスレンズ等のレンズ群を含む撮影光学系であり、被写体像を撮像部102に結像させる。撮像部102は、CCD又はCMOS等の撮像素子やA/D変換回路等の各種回路を含み、レンズ101を介して入射する被写体像を光電変換し、さらにデジタル信号に変換して画像データとして出力する。また、撮像部102は、所定のフレーム数の動画データを出力することも可能である。なお、以降の説明において単に画像という場合であっても動画或いは音声付きの動画である映像を含む場合がある。
画像処理部103は、信号処理回路又は信号処理用の機能モジュールを含み、撮像部102から出力される静止画又は動画データに対して例えば輝度補正等の画像処理を施す。符号化部104は、信号処理回路又は信号処理用の機能モジュールを含み、所望の静止画又は動画データの符号化方式に従って入力したデータを符号化する。
制御部105は、例えばCPUあるいはMPUを含み、記録部108に格納されたプログラムを記憶部107の作業エリアに展開し、実行することにより、デジタルカメラ100全体を制御する。また、制御部105は、後述するウェアラブルカメラ200から受信した動画データと撮像部102により撮像した静止画データとを関連付けて記録する、後述する動画関連付け処理の全体を制御する。
通信部106は、無線通信に係る処理を実行する専用回路又は機能ブロックを含み、外部装置との通信を実現する。通信部106は、各種の所定の通信規格に従う接続処理に加え、静止画又は動画データの送受信に係る制御などを行う。
記憶部107は、例えば半導体メモリ等の揮発性の記憶媒体を含み、各機能ブロックの設定情報等を一時保持するほか、制御部105が実行する各種プログラムを展開しておくことができる。
記録部108は、例えば半導体又は磁気による不揮発性の記録媒体であり、デジタルカメラ100で撮影した静止画データや動画データ、制御部105で実行するプログラム等を記録しておくことができる。
表示部109は、例えばLCDやOLED等の表示パネルを含み、ユーザに対する通知や撮影した静止画データ又は動画データを表示する他、メニュー画面などのGUI(Graphical User Interface)を表示する。さらに、表示部109は、制御部105の指示に応じて、後述する二次元バーコードを表示する。
操作部110は、例えば操作ボタンやダイヤル、タッチパネル等を含み、デジタルカメラ100に対するユーザ操作を検出する。発光部111は、発光素子を含み、静止画撮影時のフラッシュ及び動画撮影時のライトとして被写体に対する光を発光する。
(ウェアラブルカメラ200の構成)
図2は、本実施形態の撮像装置の一例としてウェアラブルカメラ200の機能構成例を示すブロック図である。図1と同様、図2に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
レンズ201は、ズームレンズやフォーカスレンズ等のレンズ群を含む撮影光学系であり、被写体像を撮像部202に結像させる。撮像部202は、CCD又はCMOS等の撮像素子やA/D変換回路等の各種回路を含み、レンズ201を介して入射する被写体像を光電変換し、さらにデジタル信号に変換して画像データとして出力する。また、撮像部302は、所定のフレーム数の動画データを出力することも可能である。
画像処理部203は、信号処理回路又は信号処理用の機能モジュールを含み、撮像部202から出力される静止画又は動画データに対して例えば輝度補正等の画像処理を施す。符号化部204は、信号処理回路又は信号処理用の機能モジュールを含み、所望の静止画又は動画データの符号化方式に従って入力したデータを符号化する。
制御部205は、例えばCPUあるいはMPUを含み、記録部208に格納されたプログラムを記憶部207の作業エリアに展開し、実行することにより、ウェアラブルカメラ200全体を制御する。後述するように、制御部205は、撮像部202により撮影される動画データをデジタルカメラ100に送信する処理を行う。
通信部206は、無線通信に係る処理を実行する専用回路又は機能ブロックを含み、外部装置との通信を実現する。通信部206は、各種の所定の通信規格に従う接続処理に加え、静止画又は動画データの送受信に係る制御などを行う。
記憶部207は、例えば半導体メモリ等の揮発性の記憶媒体を含み、各機能ブロックの設定情報等を一時保持するほか、制御部205が実行する各種プログラムを展開しておくことができる。
記録部208は、例えば半導体又は磁気による不揮発性の記録媒体であり、ウェアラブルカメラ200で撮影した静止画データや動画データ、制御部205で実行するプログラム等を記録しておくことができる。
(デジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200を含むシステムの例)
図3は、本実施形態に係るデジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200が撮影現場で連携して動作するシステムの例を示している。
撮影者301は、デジタルカメラ100を操作して被写体302を捉えた静止画を撮影する。また、ウェアラブルカメラ200は、デジタルカメラ100に対する外部装置として機能し、デジタルカメラ100を用いた撮影現場を撮影可能である。例えば、撮影者301は、ウェアラブルカメラ200を頭部に取り付けて、撮影者301の目線と同じ高さで動画を撮影する。ウェアラブルカメラ200は、撮影者側の一部として、撮影者301が構えているデジタルカメラ100の一部又は全部(この場合、背面の一部又は全部)を映像として捉えている。従って、ウェアラブルカメラ200は、撮影者301がデジタルカメラ100を操作している様子や被写体302に指示を出している様子、更には奥にいる被写体302をともに記録している。また、ウェアラブルカメラ200は、デジタルカメラ100と所定のタイミングで無線通信を確立し、当該無線通信を用いてデジタルカメラ100に撮影した動画データを送信する。デジタルカメラ100は、デジタルカメラ100で撮影した静止画データとウェアラブルカメラ200から受信した動画データとを関連付けて、記録部108に記録する。
(動画関連付け処理に係る一連の動作)
次に、図4に示すシーケンス図を参照して、本実施形態に係る動画関連付け処理に係る一連の動作を説明する。なお、本処理に係るデジタルカメラ100の一連の動作は、制御部105が記録部108に記憶されたプログラムを記憶部107の作業用領域に展開し、実行することにより実現される。また、本処理に係るウェアラブルカメラ200の一連の動作も同様に、制御部205が記録部208に記憶されたプログラムを記憶部207の作業用領域に展開し、実行することにより実現される。
また、本実施形態では、撮影者301が装着しているウェアラブルカメラ200は、常時動画を記録しているものとし、撮影された動画データは記録部208に記録されている。
S401で撮影者301は、デジタルカメラ100を起動する。撮影者301によるボタン操作が操作部110において検出されると、制御部105は、デジタルカメラ100の各ブロックを初期化して起動する。
S402で撮影者301は、デジタルカメラ100を動画追加記録モードに設定する。撮影者301による所定のボタン操作が操作部110において検出されると、制御部105は、デジタルカメラ100の状態を動画追加記録モードに移行させる。なお、本実施形態において動画追加記録モードは、デジタルカメラ100の動作モードであって、静止画の撮影において静止画に関連する動画を関連付けて記録するモードである。
S403でデジタルカメラ100は、動画追加記録モード専用のアクセスポイントを起動する。具体的には、制御部105は、通信部106を起動し、所定の通信パラメータを用いてビーコンの発信を開始させることによってネットワークを生成する、アクセスポイント機能を実行する。
S404でデジタルカメラ100は、S403で生成したネットワークのSSID(Service Set IDentifier)およびパスワードを表す情報を二次元バーコード形式で表示する。具体的には、制御部105は、SSIDの情報を示す二次元バーコードを生成して、図5に示すように二次元バーコード501を表示部109に表示する。
S405でウェアラブルカメラ200は、S404でデジタルカメラ100が表示した二次元バーコード501を検出する。本実施形態では、撮影者301が装着しているウェアラブルカメラ200は、撮影者301が操作しているデジタルカメラ100の表示部109を撮影している。従って、表示部109が二次元バーコード501を表示することにより、ウェアラブルカメラ200は撮影する映像からこの二次元バーコード501を検出することができる。制御部205は、ウェアラブルカメラ200で撮影した映像で捉えている(デジタルカメラ100の表示部109に表示された)二次元バーコード501を、例えば公知の物体検出機能を用いて検出する。制御部205はさらに、検出した二次元バーコード501の内容からデジタルカメラ100が生成したネットワークのSSIDおよびパスワードの情報を取得する。
S406でウェアラブルカメラ200は、取得したSSIDおよびパスワードの情報を用いてデジタルカメラ100との無線通信を確立する。すなわち、制御部205は、デジタルカメラ100に対して、通信部206を介して通信接続の確立要求メッセージを送信する。
S407でデジタルカメラ100は、通信接続の確立要求を許可する。すなわち、制御部105は、通信部106を介して通信接続の確立要求メッセージを受信すると、S403で起動したアクセスポイントの情報と一致しているか否かを判定し、これらが一致している場合に通信接続の確立を許可する。通信接続の確立要求に対する許可は、制御部105が通信部106を介して許可メッセージを送信することによって行われ、結果としてデジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200の接続が確立する。このように、デジタルカメラ100の表示部109に表示した二次元バーコード501を用いて接続が確立されるようにすることで、ウェアラブルカメラ200が、デジタルカメラ100を画角に捉えているという関係に限定して接続を確立することができる。なお、接続が確立したならば、制御部105は、二次元バーコード501の表示を消す。
S408で撮影者301は、デジタルカメラ100に対して、撮影条件の設定等のカメラ操作を行って、例えばシャッター速度、露出、ISO感度、フラッシュのON/OFFなどカメラパラメータの設定を行う。すなわち、操作部110が撮影者301によるカメラ操作を検出すると、制御部105は各機能ブロックの設定値を変更し、カメラパラメータ(撮影条件)の設定を反映させる。図3に示したシステムでは、撮影者301によるこうした一連のカメラ操作をウェアラブルカメラ200が動画として記録している。そして、S409で撮影者301は、撮影を実行する。すなわち、操作部110が撮影者301によるシャッター釦の押下を検出すると、制御部105はS408で設定した撮影条件に応じて撮影を実行する。
S410でデジタルカメラ100は、静止画の撮影タイミングに関連した動画データの取得要求をウェアラブルカメラ200に送信する。すなわち、制御部105は、例えば撮影前4秒から撮影後2秒までの動画取得要求を通信部106を介して送信する。動画取得要求は、例えば図6に示すXML形式のデータである。動画取得要求タグ601は、動画取得を要求するコマンドであることを示す。動画取得要求タグ601は、そのタグの構造中に、撮影時刻タグ602、撮影前期間タグ603、撮影後期間タグ604を含む。撮影時刻タグ602は、例えばISO8601の形式に従って撮影時刻の情報を示す。撮影前期間タグ603及び撮影後期間タグ604は、撮影時刻を基準に前後にどの程度の期間の動画を要求するかを示す情報であり、例えば秒単位で設定される。これにより撮影時刻を基準に撮影前と撮影後を指定した所定の期間の動画を取得することができる。
なお、上述した特許文献1では、静止画の撮影タイミングで動画データの記録を停止するため、撮影後の撮影現場を記録することが想定されていなかった。本実施形態のようにすれば、撮影後の期間における、撮影者301と被写体302による撮影後の余韻を撮影することができる。撮影者301による静止画の撮影タイミングの前後を撮影した動画を、その静止画に関連付けて記録することで、静止画を観賞する際に、静止画撮影時の記憶をより印象的に想起させる効果が期待できる。
制御部105は、この動画取得要求コマンドを生成して記憶部107に格納し、通信部106を介してウェアラブルカメラ200に送信する。なお、当該コマンドは、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従って送信される。その後、送信されたコマンドは、ウェアラブルカメラ200の通信部206で受信され、制御部205によって内容が解析されて動画取得要求として認識される。
S411でデジタルカメラ100は、S409におけるシャッター釦押下に従って撮影した静止画を記録する。すなわち、制御部105は、画像処理部103、符号化部104、記録部108に指示することにより、S409で撮影された静止画データを処理し、記録部108に記録する。
S412でウェアラブルカメラ200は、動画取得要求コマンドで指定された期間の動画データをデジタルカメラ100に送信する。具体的には、ウェアラブルカメラ200の制御部205は、記録部208に随時記録されている動画データから動画取得要求に従った期間の動画データを読み出し、通信部206を介してデジタルカメラ100に送信する。動画データは、デジタルカメラ100側の通信部106で受信され、記録部108に記録される。
S413でデジタルカメラ100は、S411で記録した静止画データと、S412で受信した動画データの関連付けを行う。制御部105は、例えば、専用の管理ファイルを生成して静止画データと動画データの関連付けを記録する。制御部105は、記録部108の所定の領域にこの専用のファイルを生成することで撮影した静止画データと取得した動画データの関連付けを管理することができる。
以上の処理により、デジタルカメラ100は、当該デジタルカメラ100を画角に捉えているウェアラブルカメラ200から、シャッター釦押下に応じてウェアラブルカメラ200が撮影している動画データを受信することができる。そして、撮影した静止画データと受信した動画データとを関連付けて記録することができる。また、図3に示したシステムにおいて本シーケンスが動作することによって、ウェアラブルカメラ200から受信する動画データは、撮影前の期間に撮影者301がデジタルカメラ100を操作する様子と被写体302の様子を撮影したものになる。
なお、本実施形態では、ウェアラブルカメラ200で撮影された動画データを、デジタルカメラ100が撮影した静止画データと関連付けるものとして説明した。しかし、ウェアラブルカメラ200で撮影された静止画データを、デジタルカメラ100が撮影した静止画データと関連付けてもよい。例えば、デジタルカメラ100が撮影した静止画データに、S410で指定された期間にウェアラブルカメラ200で撮影された1枚以上の静止画を関連付けてもよい。或いは、ウェアラブルカメラ200で撮影された動画データを、デジタルカメラ100が撮影した動画データと関連付けてもよい。このようにしても、静止画撮影時の記憶を印象的に想起させる効果が期待できる。
また、図4に示したシーケンス図では、二次元バーコード501の表示タイミングとしてS404のタイミングを例に説明したが、これに限定されない。例えば、S409の撮影実行後に表示してもよい。すなわち、操作部110が撮影者301によるシャッター釦押下を検出した後に、制御部105はS403とS404の処理を行ってもよい。この場合、撮影者301による撮影指示のタイミングで、制御部105はデジタルカメラ100を画角に捉えているウェアラブルカメラ200と接続を確立する。撮影者301による撮影指示という一定の限定された時間間隔においてウェアラブルカメラ200から動画データを取得することにより、より確実に撮影者301を映した動画データを取得することができる。また、S401におけるデジタルカメラ100の起動後に、二次元バーコード501を表示してもよい。この場合、制御部105は、デジタルカメラ100の動作モードと無関係に撮影者301の撮影指示と連動し、接続しているウェアラブルカメラ200から動画データを取得することができる。動作モードに関係なく動画データを取得することで、あらゆる静止画に対して撮影現場の様子を記録しておくことが可能となる。
図4に示したシーケンス図では、S410において、撮影前4秒から撮影後2秒までを指定した動画取得要求を送信するようにしたが、動画の期間としてはこれに限らない。例えば撮影前と撮影後とをそれぞれ指定する場合に、秒数を変更した指定や撮影前よりも撮影後の時間を長くした指定を行ってもよい。また、撮影前のみについて指定する、逆に撮影後のみについて数秒指定するものであってもよい。撮影前後の時間の変更は、例えば図6に示すXMLについて、撮影前期間タグ603又は撮影後期間タグ604の値を変更すればよい。
さらに、転送する動画データの撮影期間の決定をウェアラブルカメラ200側に任せる方法であってもよい。この場合、例えばデジタルカメラ100を捉えている全期間の動画データを、ウェアラブルカメラ200が送信するようにしてもよい。ウェアラブルカメラ200は、S405で二次元バーコード501を検出する以前からデジタルカメラ100を画角に捉えている可能性がある。従って、ウェアラブルカメラ200の制御部205は物体検出機能を実行させて、動画中からデジタルカメラ100を検出し、S405において検出されたSSIDと物体情報と関連付ける。このようにすれば、デジタルカメラ100が画角に入った時点からの動画データを選別し、デジタルカメラ100に送信することができる。この場合、デジタルカメラ100では、動画取得要求の際に指定する、撮影前期間タグ603及び撮影後期間タグ604について、具体的な値を設定しない或いは予約済みの値を用いればよい。これにより、送信する動画の期間をウェアラブルカメラ200側に任せる旨を指示することができる。
加えて、S406とS407により接続を確立した時点で、デジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200とがそれぞれの時刻情報を同期させるようにしてもよい。例えば、制御部205は、ウェアラブルカメラ200側でNTP(Network Time Protocol)サーバを起動させておく。そして、両者間の通信が確立した時点で、制御部105はNTPクライアントとしてウェアラブルカメラ200の時刻との時刻同期処理を行う。制御部205がNTPサーバのプログラムを、制御部105がNTPクライアントのプログラムをそれぞれ動作させ、お互いの通信部から時刻調整用のメッセージを送受信する。このようにして、デジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200の時刻が正確に同期されていれば、S409における撮影者301の撮影指示を基準として、より高い精度で動画データの撮影や送受信が可能になる。
以上説明したように本実施形態では、デジタルカメラ100は、撮影者側を画角に捉える外部のウェアラブルカメラ200によって撮影された動画データを受信し、デジタルカメラ100で撮影した静止画データと関連付けるようにした。このとき、デジタルカメラ100は、静止画を撮影するタイミングに基づく所定の期間を指定して動画データを受信する。このようにすることで、撮影者側の状況を撮影した画像と撮影画像とを関連付けて記録することが可能になる。特に、静止画への動画関連付け機能において、撮影前後の撮影者側の撮影状況が記録された動画データを容易に記録可能になる。また、ウェアラブルカメラ200は、デジタルカメラ100の表示部109に表示された二次元バーコードを検出し、この情報を用いて無線通信を確立するようにした。このようにすることで、接続する外部装置を、デジタルカメラ100を画角に捉えている外部装置に限定することができるとともに、外部装置と必要なタイミングで接続を確立することができる。このため、ネットワーク資源の合理化や無駄な消費電力の抑制を図ることができる。
(実施形態2)
次に実施形態2について説明する。実施形態1では、ウェアラブルカメラ200は撮影者に装着され、デジタルカメラ100(又は更に被写体302)などの撮影者側の一部を画角に捉えるように動画データを撮影した。実施形態2では、被写体がウェアラブルカメラ200を装着して、撮影者側を画角に捉えるように動画データを撮影する点が異なる。本実施形態におけるデジタルカメラ100及びウェアラブルカメラ200の構成は、実施形態1における図1及び図2の構成と同様であるが、デジタルカメラ100が可視光を用いてウェアラブルカメラ200にSSIDの情報を通知する構成が異なる。このため、本実施形態において参照する図面において、実施形態1と同一の構成及びステップについては同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
図7は、本実施形態におけるデジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200が、
撮影現場で連携して動作するシステムの例を示している。撮影者701は、デジタルカメラ100を操作して被写体702を捉えた静止画を撮影する。また、本実施形態では、被写体702は、ウェアラブルカメラ200を頭部に取り付けて撮影を行う。従って、ウェアラブルカメラ200は、デジタルカメラ100を操作して撮影している撮影者701やデジタルカメラ100の一部又は全部(この場合、前面の一部又は全部)を正面から撮影している。すなわち、ウェアラブルカメラ200によって撮影者701の表情を撮影できる。
(動画関連付け処理に係る一連の動作)
次に、図8に示すシーケンス図を参照して、本実施形態に係る動画関連付け処理に係る一連の動作を説明する。なお、本処理に係るデジタルカメラ100の一連の動作は、実施形態1と同様、制御部105が記録部108に記憶されたプログラムを記憶部107の作業用領域に展開し、実行することにより実現される。また、本処理に係るウェアラブルカメラ200の一連の動作も同様に、制御部205が記録部208に記憶されたプログラムを記憶部207の作業用領域に展開し、実行することにより実現される。
また、本実施形態では、被写体702が装着しているウェアラブルカメラ200は、常時動画を記録しているものとし、撮影された動画データは記録部208に記録されている。
図4に示したシーケンス図と異なる点は、S804とS805でウェアラブルカメラ200にデジタルカメラ100で起動したアクセスポイントのSSIDの情報を通知する処理である。
S401〜S402で撮影者701は、実施形態1と同様、撮影者701はデジタルカメラ100を起動し、動作モードを動画追加記録モードに設定する。また、S403でデジタルカメラ100は、実施形態1と同様、アクセスポイントを起動する。
S801でデジタルカメラ100は、図9に示すように発光部111を点滅させ、可視光通信によりアクセスポイントのSSIDの情報を送信する。すなわち、制御部105は、公知の可視光通信技術を用いて発光部111に対する発光制御を行って、S403で起動したアクセスポイントのSSIDの情報をウェアラブルカメラ200に通知する。
S802でウェアラブルカメラ200は、S801でデジタルカメラ100が開始した可視光通信を受信して、ウェアラブルカメラ200のSSIDの情報を検出する。すなわち、制御部205は、撮影している動画データを用いて可視光通信の信号を受信することにより、デジタルカメラ100が可視光通信のために光源の点滅を開始した時点で受信を開始できる。そして、制御部205は、デジタルカメラ100の送信したアクセスポイントのSSIDの情報を取得する。
その後のS406〜S413の処理は、実施形態1と同様である。
以上の処理により、デジタルカメラ100は、当該デジタルカメラ100を画角に捉えているウェアラブルカメラ200から、シャッター釦押下に応じてウェアラブルカメラ200が撮影している動画データを受信することができる。そして、撮影した静止画データと受信した動画データとを関連付けて記録することができる。また、図7に示したシステムにおいて本シーケンスが動作することによって、ウェアラブルカメラ200から受信する動画データは、静止画の撮影前の期間にデジタルカメラ100を操作している撮影者701の正面からの様子を撮影したものになる。そして、静止画の撮影後の期間を撮影した動画データは、撮影者701による撮影後の余韻を撮影したものになる。
本実施形態では、可視光通信の表示タイミングとしてS801のタイミングを例に説明したがこれに限定されない。例えばS409の撮影実行後に表示してもよい。すなわち、操作部110が撮影者701によるシャッター釦押下を検出した後に、制御部105はS403とS801の処理を行ってもよい。この場合、撮影者701による撮影指示のタイミングで、制御部105はデジタルカメラ100を画角に捉えているウェアラブルカメラ200と通信を確立する。撮影者701による撮影指示という一定の限定された時間間隔においてウェアラブルカメラ200から動画データを取得することにより、より確実に撮影者701を正面から映した動画データを取得できることが期待できる。
また、S401におけるデジタルカメラ100の起動後に、可視光通信を開始してもよい。この場合、デジタルカメラ100の撮影モードと無関係に撮影者701の撮影指示と連動し、接続しているウェアラブルカメラ200から動画データを取得することができる。動作モードに関係なく動画データを取得することで、あらゆる静止画に対して撮影現場の様子を記録することが可能となる。
また、本実施形態においても、実施形態1において説明したように、ウェアラブルカメラ200は動画データの代わりに静止画データを送信してもよい。また、動画取得要求における撮影前期間タグ603や撮影後期間タグ604の値を変更し、或いは動画データの撮影時間をウェアラブルカメラ200側で決定するようにしてもよい。さらに、実施形態1において説明したように、デジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200のそれぞれの時刻情報を同期させてもよい。
以上説明したように本実施形態では、静止画データを撮影するデジタルカメラ100が、撮影者側を被写体側から画角に捉えるウェアラブルカメラ200によって撮影された動画データを受信して、撮影した静止画データと関連付けるようにした。このようにすることで、被写体側から見た、撮影者側の状況を撮影した画像を撮影画像と関連付けて記録することが可能になる。特に、静止画への動画関連付け機能において、被写体側から見た、撮影前後の撮影者側の撮影状況が記録された動画データを容易に記録可能になる。また、ウェアラブルカメラ200は、デジタルカメラ100と可視光通信を行って無線アクセスポイントの情報を取得し、この情報を用いて無線通信を確立するようにした。このような方法によっても、接続する外部装置を、デジタルカメラ100を画角に捉えている外部装置に限定することができるとともに、外部装置と必要なタイミングで接続を確立することができる。
(実施形態3)
さらに、実施形態3について説明する。実施形態1では、デジタルカメラ100におけるシャッター釦押下のタイミングでウェアラブルカメラ200によって撮影された動画データを取得するためには、ウェアラブルカメラ200が一定の長さの動画データを随時記録部208に記録する必要があった。本実施形態では、ウェアラブルカメラ200が動画データを記録部208に記録できない場合であっても、撮影前後の撮影者側の撮影状況や雰囲気が記録された動画データを記録可能な構成について説明する。なお、記録部208が動画データを記録できない状況として、例えばウェアラブルカメラ200の記録部208の空き領域が無いため追加記録ができない、或いはウェアラブルカメラ200がそもそも記録部208を備えていない場合などを含む。
本実施形態におけるデジタルカメラ100及びウェアラブルカメラ200の構成は、実施形態1における図1及び図2の構成と同様であるが、ウェアラブルカメラ200が撮影した動画データをストリーミング配信する点が異なる。このため、本実施形態において参照する図面において、上述した実施形態と同一の構成及びステップについては同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
(動画関連付け処理に係る一連の動作)
図10は、図3のシステムにおいてデジタルカメラ100とウェアラブルカメラ200が連動しながら動作する処理を示すシーケンス図を示している。
S401〜S407については実施形態1と同様に各ステップの処理を実行する。
S1001で制御部105は、ウェアラブルカメラ200に対してストリーミング開始要求を送信する。例えばRTSP(Real Time Streaming Protocol)プロトコルに従ったコマンドを送信する。RTSPによる通信において、制御部105は、ストリーミングを行うためのセッションの確立やストリーミングの開始又は停止といった制御を行うことができる。本ステップでは、制御部105はセッションの確立とストリーミングを開始する処理を行う。制御部105がRTSPプロトコルに従うコマンドをウェアラブルカメラ200に送信すると、ウェアラブルカメラ200の制御部205は、セッションの確立処理を行ってRSTPプロトコルに従ってレスポンスを返す。制御部105は、ウェアラブルカメラ200からのレスポンスを受信して、送信したRTSPコマンドが正しく処理されたことを確認して以降の処理を行う。
S1002でウェアラブルカメラは、S1001で受信したストリーミング開始要求に従って、デジタルカメラ100に対するストリーミングの配信を開始する。制御部205は、ウェアラブルカメラ200の各部を制御して撮影を行い、撮影した動画データを記憶部207に一時的に記録させる。さらに、制御部205は記憶部207に一時記録されている動画データを随時読み出して通信部206を介して送信する。本ステップの処理をウェアラブルカメラ200による撮影中に繰り返すことで、撮影した動画データをリアルタイムに送信することができる。
S1003でデジタルカメラ100は、受信したストリーミングデータのバッファリングを開始する。すなわち、制御部105は、記憶部107の所定領域を確保し、通信部106で受信した一定期間分のストリーミングデータを一時的に記録する。特に確保した所定領域をリングバッファとして利用すれば、常に一定期間のストリーミングデータをバッファリングすることができる。本実施形態では、ストリーミングデータから例えば撮影前4秒から撮影後の2秒までの動画データを生成するため、制御部105は、最低でも4秒分の動画データをバッファリングする領域を記憶部107に確保する。
S408及びS409で制御部105は、実施形態1と同様に、撮影者301の指示に応じて撮影条件を設定するとともに、撮影を実行する。なお、図3に示したシステムでは、撮影者301によるこうした一連のカメラ操作をウェアラブルカメラ200が撮影し、撮影したストリーミングデータを送信している。
S411で制御部105は、実施形態1と同様に、S409におけるシャッター釦押下に従って撮影した静止画データを記録部108に記録する。
S1004でデジタルカメラ100は、S1002以降に受信していたストリーミングデータを動画データとして記録する。本実施形態では、例えば撮影前4秒から撮影後2秒までの動画データを記録するため、制御部105は、記憶部107にバッファリングされているストリーミングデータを動画データとして記録部108に記録する。S1003で説明したように、4秒分のストリーミングデータをバッファリングしているため、撮影前4秒から撮影後2秒までの動画データを生成することは可能である。
S1005でデジタルカメラ100は、ストリーミング終了要求を送信する。すなわち、制御部105は、RTSPプロトコルに従うストリーミング終了要求コマンドを生成して、通信部106を介してウェアラブルカメラ200に送信する。送信されたコマンドは、ウェアラブルカメラ200の通信部206で受信され、制御部205によって内容が解析されてストリーミング終了要求として認識される。制御部205は、ストリーミング終了要求を受信したことに応じて、ストリーミングデータの送信を終了する。
最後にS413で、実施形態1と同様に、デジタルカメラ100の制御部105は、S411で記録した静止画データと、S1004で記録した動画データの関連付けを行う。
以上の処理により、デジタルカメラ100は、デジタルカメラ100を画角に捉えているウェアラブルカメラ200から、シャッター釦押下に応じてウェアラブルカメラ200が撮影している動画データをストリーミングデータとして受信することができる。そして、撮影した静止画データと受信したストリーミングデータに基づく動画データとを関連付けて記録することができる。また、図3に示したシステムにおいて本シーケンスが動作することによって、関連付けた動画データは、撮影前の期間に撮影者の301がデジタルカメラ100を操作する様子と被写体302の様子を撮影したものになる。本実施形態では、特に、ウェアラブルカメラ200が撮影した動画データを記録できない構成であっても、デジタルカメラ100は、シャッター釦押下のタイミングに基づく動画データを関連付けることが可能となる。
なお、本実施形態においても、実施形態1において説明した、二次元バーコードの表示タイミングや動画の期間等について同様の変更を適用することができる。
また、本実施形態では、S1005でストリーミング終了要求を送信することによってストリーミングの終了タイミングを制御したがこれに限定されない。例えば、制御部105はデジタルカメラ100の動作モードが変化したタイミングでストリーミング終了要求を送信してもよい。つまり、動画追加記録モードの間はストリーミングを受信し続けるようにしてもよい。このようにすれば、撮影者301が複数枚の静止画を続けて撮影する場合であっても、常に撮影者301による静止画の撮影タイミングに関連した動画を静止画に関連付けて記録することができる。
また、本実施形態では、デジタルカメラ100がS1001以降で受信するストリーミングデータを表示部109に表示することもできる。表示部109の液晶画面内に小窓を設けて当該小窓に受信したストリーミングデータを表示することにより、撮影者301は、撮影者自身が身につけているウェアラブルカメラ200の映像を確認しながら撮影を行うことができる。
(実施形態4)
さらに、実施形態4について説明する。実施形態3では、ウェアラブルカメラ200は撮影者に装着され、撮影者側の一部や被写体302を画角に捉えるように動画データを撮影した。実施形態4では、被写体がウェアラブルカメラ200を装着して撮影者側を画角に捉えるように動画データを撮影する点が異なる。本実施形態におけるデジタルカメラ100及びウェアラブルカメラ200の構成は、実施形態3における構成と同様であるが、デジタルカメラ100が可視光を用いてウェアラブルカメラ200にSSIDの情報を通知する構成が異なる。このため、本実施形態において参照する図面において、上述した実施形態と同一の構成及びステップについては同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
(動画関連付け処理に係る一連の動作)
図11は、図7のシステムにおいてデジタルカメラ100と被写体702が装着しているウェアラブルカメラ200が連動しながら動作する処理を示すシーケンス図を示している。
S401〜S403については実施形態3と同様に各ステップの処理を実行する。
S801でデジタルカメラ100の制御部105は、実施形態2で上述したように、可視光通信によってウェアラブルカメラ200にアクセスポイントのSSIDの情報を通知する。そして、S802で、ウェアラブルカメラ200の制御部205は、撮影している動画データを用いて可視光通信の信号を受信して、デジタルカメラ100のSSIDの情報を取得する。
そして、S406〜S413に係る処理は、実施形態3と同様である。
以上のシーケンス処理により、デジタルカメラ100と、それを画角に捉えているウェアラブルカメラ200との間で無線通信を確立することができ、シャッター釦押下に応じてウェアラブルカメラ200が撮影している動画データをストリーミングデータとして受信することができる。そして、撮影した静止画データと受信したストリーミングデータに基づく動画データとを関連付けて記録することができる。また、図7に示したシステムにおいて本シーケンスが動作することによって、ウェアラブルカメラ200から受信するストリーミングデータは、撮影前の期間に撮影者の301がデジタルカメラ100を操作する様子を正面から撮影したものになる。本実施形態では、特に、ウェアラブルカメラ200が撮影した動画データを記録できない構成であっても、デジタルカメラ100は、シャッター釦押下のタイミングに基づく動画データを関連付けることが可能となる。
なお、本実施形態においても、実施形態2において説明した可視光通信の開始タイミングや、実施形態1から実施形態3において説明した動画の期間等についての同様の変更を適用することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102…撮像部、106…通信部、108…記録部、109…表示部、111…発光部、202…撮像部、206…通信部

Claims (19)

  1. 撮影者側の少なくとも一部を撮影可能な外部装置と通信する撮像装置であって、
    撮像手段と、
    前記外部装置で撮影された、前記撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を取得する取得手段と、
    前記撮像手段により撮影された第1の画像と、前記外部装置から取得した第2の画像とを関連付けて記録する記録手段と、を有し、
    前記第2の画像は、前記第1の画像の撮影指示に応じて前記外部装置から送信される、当該撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記外部装置に対して、前記撮像装置との通信を確立するために用いる情報を通知する通知手段、を更に有し、
    前記取得手段は、前記通知手段によって通知した前記情報を用いて確立された通信を用いて、前記外部装置で撮影された画像を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記通知手段によって通知した前記情報を用いて確立された通信を用いて、前記撮影指示のタイミングに基づく前記所定の期間の画像に対する取得要求を送信する送信手段、を更に有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記通知手段は、前記撮像装置との通信を確立するために用いる情報を表す二次元バーコードを表示することにより、前記撮像装置との通信を確立するために用いる情報を通知する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記通知手段は、可視光通信を行うことにより、前記撮像装置との通信を確立するために用いる情報を通知する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  6. 前記外部装置との通信を確立したときに、当該外部装置との間で時刻情報を同期させる時刻同期手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の画像は、前記撮像装置の背面の少なくとも一部と前記撮影者の少なくとも一部と、の少なくともいずれかを画角に捉えた画像を含む、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の画像は、前記撮像装置の前面の少なくとも一部と前記撮影者の少なくとも一部と、の少なくともいずれかを画角に捉えた画像を含む、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記取得手段は、前記外部装置で撮影された画像をストリーミングで取得し、
    前記記録手段は、前記ストリーミングで取得した画像の、前記所定の期間の画像を前記第2の画像として記録する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記ストリーミングで取得した画像を表示する表示手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像装置の動作モードが、前記第1の画像と前記第2の画像とを関連付けて記録するモードから該モードと異なる動作モードに変化したことに応じて、前記取得手段は、前記ストリーミングによる前記外部装置で撮影された画像の取得を停止する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記所定の期間は、前記撮影指示のタイミングを含む期間、前記撮影指示のタイミングより前の期間、又は前記撮影指示のタイミングより後の期間、のいずれかの期間である、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記第1の画像は静止画、前記第2の画像は動画である、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 外部装置と通信する撮像装置であって、
    撮影者側の少なくとも一部を撮影可能な撮像手段と、
    前記外部装置における画像の撮影指示に応じて、前記撮像手段により前記撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を前記外部装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記外部装置に送信する画像は、前記外部装置における撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である、
    ことを特徴とする撮像装置。
  15. 撮影者側の少なくとも一部を撮影可能な外部装置と通信する撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段により撮影する撮像工程と、
    取得手段が、前記外部装置で撮影された、前記撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を取得する取得工程と、
    記録手段が、前記撮像工程において撮像された第1の画像と、前記外部装置から取得した第2の画像とを関連付けて記録する記録工程と、を有し、
    前記第2の画像は、前記第1の画像の撮影指示に応じて前記外部装置から送信される、当該撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 外部装置と通信する撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段が、撮影者側の少なくとも一部を撮影する撮像工程と、
    送信手段が、前記外部装置における画像の撮影指示に応じて、前記撮像手段により前記撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を前記外部装置に送信する送信工程と、を有し、
    前記外部装置に送信する画像は、前記外部装置における撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像である、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像装置の、前記撮像手段を除いた各手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、請求項14に記載の撮像装置の、前記撮像手段を除いた各手段として機能させるためのプログラム。
  19. 第1の撮像装置と第2の撮像装置とが通信するシステムであって、
    前記第1の撮像装置は、
    撮像手段と、
    前記第2の撮像装置で撮影された、撮影者側の少なくとも一部を撮影した画像を取得する取得手段と、
    前記撮像手段により撮影された第1の画像と、前記第2の撮像装置から取得した第2の画像とを関連付けて記録する記録手段と、を有し、
    前記第2の画像は、前記第1の画像の撮影指示に応じて前記第2の撮像装置から送信される、当該撮影指示のタイミングに基づく所定の期間の画像であり、
    前記第2の撮像装置は、
    前記撮影者側の少なくとも一部を撮影する撮像手段と、
    前記第1の撮像装置における前記第1の画像の撮影指示に応じて、前記第2の撮像装置で撮影された前記第2の画像を前記第1の撮像装置に送信する送信手段と、を有する、
    ことを特徴とするシステム。
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