JP2017016237A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力操作の際に押下可能な位置が制限されていても、フリック操作に基づく誤操作の発生を低減可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置としての携帯型電話機1は、キー301〜312を備えた静電キー130と、CPUとを備える。静電キー130は、キーの押下を伴わないフリック操作と、キーの押下操作と、キーを押下した状態でのフリック操作とを判別する。CPUは、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。CPUは、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、前記キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。【選択図】図3
Description
本発明は、文字入力が可能な情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、キーの押下操作に基づき文字を入力する方法、およびフリック操作により文字を入力する方法が知られている。キーの押下操作に基づき文字を入力する方法は、フィーチャーフォン等で採用されている。また、フリック操作により文字を入力する方法は、スマートフォン等で採用されている。
また、従来、キーの押下操作と、キーの押下を伴わないキー操作とを判別可能な情報処理装置も知られている。たとえば、特許文献1には、上記の情報処理装置として、指等の操作物体の操作を受け付ける表示入力部と、表示入力部の面に対する操作物体の操作位置を検出することにより操作物体の入力操作を受け付ける操作検出手段と、入力操作に応じて予め設定された処理を実行する制御手段とを備える構成が開示されている。
上記操作検出手段は、受け付けた入力操作に基づいて、表示入力部の面の同一操作位置に対する第1操作状態(具体的には、表示面に対して操作物体が接触する接触状態)と第2操作状態(具体的には、接触物体が表示面を押下する押下状態)とのいずれかの操作状態を検出する。制御手段は、第1操作状態が検出された場合に、入力操作により選択された特定情報の指定指示を行ない、第2操作状態が検出された場合に、特定情報の確定指示を行う。
特許文献1の情報処理装置では、ユーザは指を移動した後で押下操作をするので、「任意の場所を押下できる入力デバイス」を用いる必要がある。それゆえ、特許文献1の情報処理装置では、押下位置がキー配置によって制限されている入力デバイスを用いることはできない。
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、入力操作の際に押下可能な位置が制限されていても、フリック操作に基づく誤操作の発生を低減可能な情報処理装置を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、情報処理装置は、キーを備えた入力デバイスと、プロセッサとを備える。入力デバイスは、キーの押下を伴わないフリック操作と、キーの押下操作と、キーを押下した状態でのフリック操作とを判別する。プロセッサは、入力デバイスがキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。プロセッサは、入力デバイスが押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
本発明によれば、任意の押下位置の座標値を検出する必要がない入力デバイスを利用した情報処理装置において、フリック操作に基づく誤操作の発生を低減可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る情報処理装置について説明する。具体的には、情報処理装置の一例として、携帯型電話機を例に挙げて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<A.外観>
図1は、携帯型電話機1の斜視図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、上部筐体101と、下部筐体102と、ヒンジ部103とを備える。上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により接続されている。
[実施の形態1]
<A.外観>
図1は、携帯型電話機1の斜視図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、上部筐体101と、下部筐体102と、ヒンジ部103とを備える。上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により接続されている。
上部筐体101は、表示部としてのディスプレイ160を備える。下部筐体102は、入力部としての静電キー130を備える。
静電キー130は、携帯型電話機1に情報を入力するためのユーザ操作を受付けるための入力デバイスである。静電キー130は、テンキー300と、静電センサ350と、十字キー等の他の操作キーとを備える。詳細については後述するが、静電センサ350は、下部筐体102に内蔵された基板の上に配置されている。
静電キー130は、テンキー300を含む複数のキーの押下操作と、当該キーの押下を伴わないフリック操作と、当該キーを押下した状態でのフリック操作とを判別する。また、本実施の形態では、「フリック操作」は、指を弾いた後(スライドした後)に指が静電キー130から離れるまでの一連の操作を指すものとして説明する。
静電キー130は、上述したように、キーが押下された状態でフリック操作を受け付けることも可能である。つまり、キーへのタッチ操作だけではなく押下操作によっても、複数の文字(たとえば、「あ」,「い」,「う」,「え」,「お」)を表示し、この状態からフリック操作を受け付けることも可能である。この場合には、ユーザは、複数の文字から1つの文字を選択するに際して、単に指を弾けばよく、押下したキーに対して指を弾く方向に隣接する他のキーを押下する必要はない。
また、図1の携帯型電話機1は、折り畳み型であるが、フラットタイプであってもよい。また、情報処理装置は、携帯型電話機1に限定されず、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、オーディオプレイヤ、スマートフォン、ウェアラブル端末等であってもよい。
なお、以下では、下部筐体102の面であって、上部筐体101と下部筐体102とが折り畳まれた状態において、ディスプレイ160の表示面と対向する面を、「主面」と称する。
<B.静電キー130>
図2は、静電キー130の構成を概略的に示す断面図である。図2を参照して、テンキー300を構成する各キー301,302,…(図3(A)参照)は、主面に配置された静電センサ350の上に実装されている。各キー301,302,…は、内部に中空部を有した半球形(ドーム形状)の弾性部材391と、フィルム392の一部とにより構成されている。
図2は、静電キー130の構成を概略的に示す断面図である。図2を参照して、テンキー300を構成する各キー301,302,…(図3(A)参照)は、主面に配置された静電センサ350の上に実装されている。各キー301,302,…は、内部に中空部を有した半球形(ドーム形状)の弾性部材391と、フィルム392の一部とにより構成されている。
フィルム392は、弾性部材391に対して、静電センサ350とは反対側に備えられている。フィルム392には、対応するキーに応じた、数値(「0」、「1」、「2」、「3」、「4」…、「9」),文字,記号等が印字されている。
各弾性部材391は、ユーザがフィルム392に外側から矢印999の方向へ所定以上の力を加えると、頂上部が静電センサ350に近づく方向に変形する。当該変形により静電容量が、タッチ操作の時よりもさらに変化するため、携帯型電話機1は、キーの押下を検出することができる。
詳しくは、静電センサ350は、マトリックス状に配置された複数のセンサ電極を含む。テンキー300を構成する各キー301,302,…は、マトリックス状に配置された複数のセンサ電極上に実装されている。図示されるように、テンキー300を構成する各キー301,302,…は、弾性部材391の箇所で物理的に分離されているので、ユーザは、各キー301,302,…個別に操作することができる。キー301,302,…が操作されると、対応するセンサ電極の静電容量が変化する。静電容量の変化の大小により、携帯型電話機1は、ユーザの操作が、「押下操作」であるのか、あるいは「タッチ操作」であるのかを判別することができる。
より詳しくは、静電キー130は、静電センサ350の各センサ電極からの検出信号の雑音を除去し、当該検出信号を出力する。各センサ電極からの検出信号は、静電容量の変化量と、当該センサ電極のマトリックス上の位置を表す信号を含む。
なお、実施の形態1では、静電センサ350は、テンキー300の下に配置されているが、静電センサ350の配置方法は、この方法に限定されない。つまり、静電センサ350はテンキー300に重ねて配置されればよい。したがって、静電センサ350は、テンキー300の上に重ねて配置されてもよい。
<C.操作例>
図3は、フリック操作を用いた文字入力の具体的方法を説明するための図である。詳しくは、図3は、一例として平仮名の「え」を入力する際のユーザ操作を説明するための図である。なお、入力する平仮名は、一例であって、これに限定されるものではない。
図3は、フリック操作を用いた文字入力の具体的方法を説明するための図である。詳しくは、図3は、一例として平仮名の「え」を入力する際のユーザ操作を説明するための図である。なお、入力する平仮名は、一例であって、これに限定されるものではない。
図3を参照して、携帯型電話機1は、テンキー300を構成する各キー301〜309,311と、*のキー310と、#のキー312と、十字キー313とを備える。ユーザ操作に基づき携帯型電話機1の動作モードが文字入力モードに遷移すると、携帯型電話機1は、状態(A)に示すとおり、ディスプレイ160に、文字入力領域610と、文字テーブル510とを表示する。なお、携帯型電話機1は、図示していないが、典型的には、文字入力領域610と文字テーブル510との間に、変換候補を表示するための領域を表示する。
文字入力領域610は、ユーザ操作によって入力された文字が表示される領域である。文字テーブル510は、「あ」の段の文字(「あ」,「か」,「さ」,「た」,「な」,「は」,「ま」,「や」,「ら」,「わ」)と、予め定められた記号(「、」,「。」,「←」)とを含む。文字テーブル510は、典型的には、ディスプレイ160の表示領域における下部に表示される。
状態(A)においてユーザが「1」のキー301にタッチする(つまり、キー301の押下を伴わないタッチ操作を行なう)と、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(A)から状態(B)に遷移させる。状態(B)では、携帯型電話機1は、フリック操作またはフリック操作を行なわずにそのまま指を離す操作により入力可能な入力候補の一覧を表したオブジェクト520を、文字入力領域610および文字テーブル510に重畳した態様で表示する。詳しくは、携帯型電話機1は、キー301へのタッチ操作が継続していることを条件に、キー301に対応付けられた複数の入力候補(具体的には、「あ」,「い」,「う」,「え」,「お」)を表示し続ける。
状態(B)においてユーザが指901でキー301を押下すると、携帯型電話機1は、フリック操作による文字入力を受け付けるモードに遷移する。また、ユーザが指901を右方向へフリックすると、状態(C)に示すとおり、携帯型電話機1は、「あ」の右隣の「え」が文字入力領域610に入力された状態に遷移する。つまり、ユーザは、キー301を押下後に、右方向(キー302の方向)にフリック操作を行なうことにより、「え」を文字入力領域610に入力することができる。
なお、ユーザがキー301を押下した後、ユーザが指901を左方向へフリックすると、携帯型電話機1は、「あ」の左隣の「い」が選択された状態に遷移する。その後、ユーザが指901を静電キー130から離すと、「い」が文字入力領域610に入力される。
同様に、ユーザがキー301を押下した後、ユーザが指901を上方向へフリックすると、携帯型電話機1は、「あ」の上隣の「う」が選択された状態に遷移する。ユーザがキー301を押下した後、ユーザが指901を下方向へフリックすると、携帯型電話機1は、「あ」の下隣の「お」が選択された状態に遷移する。これらの操作のいずれかの後、ユーザが指901を静電キー130から離すと、選択状態にある入力候補が文字入力領域610に入力される。
また、ユーザがキー301を押下した後、ユーザが指901を移動させなければ、携帯型電話機1は、「あ」が選択された状態を維持する。その後、ユーザがフリック操作を行なうことなく静電キー130から離すと、「あ」が文字入力領域610に入力される。
<D.小括>
以上のように、携帯型電話機1の入力デバイスである静電キー130は、キーの押下を伴わないフリック操作と、キーの押下操作と、キーを押下した状態でのフリック操作とを判別する。携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
以上のように、携帯型電話機1の入力デバイスである静電キー130は、キーの押下を伴わないフリック操作と、キーの押下操作と、キーを押下した状態でのフリック操作とを判別する。携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
詳しくは、携帯型電話機1は、複数のキー301〜312のうちのいずれかのキーに対するタッチ操作に基づき、当該タッチ操作を受け付けたキーに予め対応付けられた複数の文字の各々を入力候補としてディスプレイ160に表示させる(図3の状態(B)に対応)。携帯型電話機1は、複数の入力候補が表示された状態で、上記タッチ操作を受け付けたキーが押下操作を受け付けた後に静電キー130が当該キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合(図3の状態(C)に対応)には、上記選択された文字の入力処理として、複数の入力候補の中から当該フリック操作により選択された入力候補の入力を受け付ける。その一方、携帯型電話機1は、記複数の入力候補が表示された状態で、上記タッチ操作を受け付けたキーが押下操作を受け付けることなく静電キー130がフリック操作(キーの押下を伴わないフリック操作)を受け付けた場合には、複数の入力候補の中からフリック操作により選択された入力候補の入力を受け付けない。
以上の構成によれば、携帯型電話機1のユーザは、フリック操作による文字入力を行なうためには、フリック操作に先立ち、キーの押下操作を要求される。したがって、携帯型電話機1によれば、ユーザが静電キー130に触れただけで文字入力領域610に文字が入力されてしまうといった事態の発生を防止することが可能となる。それゆえ、携帯型電話機1によれば、フリック操作に基づく誤操作の発生を低減可能となる。さらには、ユーザに、フリック操作に慣れてもらうことが可能となる。
<E.制御構造>
図4は、携帯型電話機1における処理の流れの典型例を説明するためのフローチャートである。図4を参照して、ステップS2において、携帯型電話機1(詳しくは、後述するCPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS2においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS4において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた複数の入力候補を表示する。受け付けていないと判断された場合(ステップS2においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS2に戻す。
図4は、携帯型電話機1における処理の流れの典型例を説明するためのフローチャートである。図4を参照して、ステップS2において、携帯型電話機1(詳しくは、後述するCPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS2においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS4において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた複数の入力候補を表示する。受け付けていないと判断された場合(ステップS2においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS2に戻す。
ステップS6において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。離れていないと判断された場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、携帯型電話機1は、タッチ操作を受け付けたキーに対する押下操作を受け付けたか否かを判断する。離れたと判断された場合(ステップS6においてNO)、携帯型電話機1は、一連の処理を終了する。
押下操作を受け付けたと判断された場合(ステップS8においてYES)、ステップS10において、携帯型電話機1は、当該キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けたか否かを判断する。押下操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS8においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS6に進める。
フリック操作を受け付けたと判断された場合(ステップS10においてYES)、ステップS12において、携帯型電話機1は、表示されている複数の入力候補のうち、フリック操作に応じた入力候補を、文字入力領域610に入力する。これにより、携帯型電話機1は、フリック操作により選択された文字を文字入力領域610に表示する。フリック操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS10においてNO)、ステップS14において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。
離れたと判断された場合(ステップS14においてYES)、ステップS16において、携帯型電話機1は、表示されている複数の入力候補のうち、所定の入力候補(典型的には、真ん中に表示されている入力候補)を文字入力領域610に入力する。図3の例では、携帯型電話機1は、「あ」を文字入力領域610に入力する。離れていないと判断された場合(ステップS14においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS10に戻す。
<F.ハードウェア構成>
図5は、携帯型電話機1のハードウェア構成を説明するための図である。図5を参照して、携帯型電話機1は、プロセッサの一例としてのCPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、静電キー130と、静電キードライバ140と、ディスプレイドライバ150と、ディスプレイ160とを備える。
図5は、携帯型電話機1のハードウェア構成を説明するための図である。図5を参照して、携帯型電話機1は、プロセッサの一例としてのCPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、静電キー130と、静電キードライバ140と、ディスプレイドライバ150と、ディスプレイ160とを備える。
静電キー130は、上述したように、少なくとも、複数のキー301,302,303,…から構成されるテンキー300と、静電センサ350とを含む。メモリ120は、典型的には、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリである。メモリ120は、OS(Operating system)、漢字変換ソフトウェア(日本語入力システム)を含む複数のアプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。静電キー130は、上述した検出信号を静電キードライバ140に出力する。
静電キードライバ140は、静電キー130用のドライバである。静電キードライバ140は、静電センサ350からタッチ情報を受け付ける。ユーザがフリック操作を行なった場合には、静電センサ350は、タッチ情報としてフリック操作の情報(正確には、複数の座標値の情報)を、静電センサ350から受け付ける。
また、静電キードライバ140は、ユーザによる押下操作に基づいて、テンキー300を構成する各キー301,302,303,…の下に配置された静電センサが感知する静電容量の変化を検知する。キーの上でキーを押さずに行うタッチ操作やフリック操作と、キーを押下する操作とでは、静電容量の変化の仕方が異なる。それゆえ、静電キードライバ140は両者を区別して認識することができる。ここで、各キー301,302,303,…は静電センサ350上の特定の位置に設置されているため、どのキーが押下されたかということは、キーを押下する操作が行われた座標によって認識できる。
静電キードライバ140は、受け付けたユーザ操作(タッチ操作、フリック操作、押下操作)と、キーが押下されたと判断された場合には押下されたキーの識別情報とを、CPU110に送る。
なお、携帯型電話機1に用いられる入力デバイスは、静電キー130に限定されない。たとえば、静電キー130の代わりに、各キーから押下の情報を取得できる入力デバイスを用いてもよい。
CPU110は、ディスプレイドライバ150を介して、ディスプレイに各種の情報を表示される。一例として、CPU110は、ディスプレイ160に、図3に示した文字入力領域610、文字テーブル510、オブジェクト520等を予め定められた位置に表示させる。また、CPU110は、フリック操作により選択された入力候補を、文字入力領域610に表示させる制御を行なう。
[実施の形態2]
本実施の形態に係る携帯型電話機1は、実施の形態1に係る携帯型電話機1と同様に、(i)静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けず、(ii)静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
[実施の形態2]
本実施の形態に係る携帯型電話機1は、実施の形態1に係る携帯型電話機1と同様に、(i)静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けず、(ii)静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
ただし、本実施の形態に係る携帯型電話機1は、主として入力候補の表示方法が実施の形態1に係る携帯型電話機1と異なる。以下、実施の形態1に係る携帯型電話機1と異なる点について具体的に説明する。
<G.操作例>
図6Aおよび図6Bは、文字入力の具体的方法を説明するための図である。図6Aは、文字入力の具体的方法における前半の処理を説明するための図であり、図6Bは、当該文字入力の具体的方法における後半の処理を説明するための図である。詳しくは、図6Aおよび図6Bは、平仮名の「け」が入力されるとともに当該入力された「け」に関連付けられた変換候補を表示する迄のユーザ操作の一例を説明するための図である。なお、入力する平仮名および表示される変換候補は、一例であって、これに限定されるものではない。
図6Aおよび図6Bは、文字入力の具体的方法を説明するための図である。図6Aは、文字入力の具体的方法における前半の処理を説明するための図であり、図6Bは、当該文字入力の具体的方法における後半の処理を説明するための図である。詳しくは、図6Aおよび図6Bは、平仮名の「け」が入力されるとともに当該入力された「け」に関連付けられた変換候補を表示する迄のユーザ操作の一例を説明するための図である。なお、入力する平仮名および表示される変換候補は、一例であって、これに限定されるものではない。
図6Aを参照して、ユーザ操作に基づき携帯型電話機1の動作モードが文字入力モードに遷移すると、携帯型電話機1は、状態(A)に示すとおり、ディスプレイ160に、指901等によるユーザ操作によって入力された文字を表示するための文字入力領域610を表示する。
状態(A)においてユーザが「5」のキー305に対してタッチ操作を行なうと、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(A)から状態(B)に遷移させる。状態(B)では、携帯型電話機1は、文字入力領域610に、キー305に対応付けられた平仮名「な」を表示する。
状態(B)においてユーザが指901を少しだけ上方(キー302の方向)に移動(スライド)させると、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(B)から状態(C)に遷移させる。状態(C)では、携帯型電話機1は、文字入力領域610に平仮名「ぬ」を表示する。
図6Bを参照して、上記の状態(C)においてユーザが指901をさらに上方(キー302の方向)に移動(スライド)させ、「2」のキー302に指901が接触すると、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(C)から状態(D)に遷移させる。状態(D)では、携帯型電話機1は、文字入力領域610に、キー302に対応付けられた平仮名「か」を表示する。つまり、携帯型電話機1は、「2」のキー302に対してタッチ操作が行なわれたときの表示を行なう。
状態(D)においてユーザが指901でキー302を押下すると、携帯型電話機1は、フリック操作による文字入力を受け付けるモードに遷移する。また、フリック操作のために、ユーザが指901を右方向へ移動すると、状態(E)に示すとおり、携帯型電話機1は、「か」の行の文字であって、右方向に関連付けられた「け」が文字入力領域610に表示された状態に遷移する。
状態(E)においてユーザが901を静電キー130から離すと、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(E)から状態(F)に遷移させる。状態(F)では、携帯型電話機1は、「け」を文字入力領域610に入力する。
以上のように、ユーザは、キー302を押下後に、キー302が押下された状態での右方向(キー303の方向)へのフリック操作を行なうことにより、「け」を文字入力領域610に入力することができる。
さらに、携帯型電話機1は、状態(F)において、平仮名「け」に関連付けられた1つ以上の変換候補を、変換候補表示領域620に表示する。変換候補が表示された状態において、ユーザが、対応する番号のキーを選択することにより、携帯型電話機1は、平仮名「け」の代わりに、文字入力領域610に選択されたキーに応じた1つの変換候補を入力(表示)する。なお、この場合には、変換候補表示領域620は非表示となる。
<H.制御構造>
図7は、本実施の形態に係る携帯型電話機1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図7を参照して、ステップS102において、携帯型電話機1(詳しくは、CPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS102においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS104において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた1つの入力候補を表示する(図6Aの状態(B)参照)。受け付けていないと判断された場合(ステップS102においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS102に戻す。
図7は、本実施の形態に係る携帯型電話機1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図7を参照して、ステップS102において、携帯型電話機1(詳しくは、CPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS102においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS104において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた1つの入力候補を表示する(図6Aの状態(B)参照)。受け付けていないと判断された場合(ステップS102においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS102に戻す。
ステップS106において、携帯型電話機1は、タッチ位置の移動があるか否かを判断する。移動があると判断された場合(ステップS106においてYES)、ステップS108において、携帯型電話機1は、移動に応じた1つの入力候補を文字入力領域610に表示する(図6Aの状態(C)参照)。移動がないと判断された場合(ステップS106においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS112に進める。
ステップS110において、携帯型電話機1は、上記タッチ位置の移動により他のキーがタッチされたか否かを判断する。他のキーがタッチされたと判断された場合(ステップS110においてYES)、ステップS120において、携帯型電話機1は、移動によりタッチされたキー(つまり、上記他のキー)に対応付けられた1つの入力候補を、文字入力領域610に表示する(図6Bの状態(D)参照)。その後、携帯型電話機1は、処理をステップS112に進める。他のキーがタッチされていないと判断された場合(ステップS110においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS112に進める。
ステップS112において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。離れたと判断された場合(ステップS112においてYES)、携帯型電話機1は、一連の処理を終了する。離れていないと判断された場合(ステップS112においてNO)、ステップS114において、携帯型電話機1は、タッチしているキーに対する押下操作を受け付けたか否かを判断する。
押下操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS114においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS112に戻す。押下操作を受け付けたと判断された場合(ステップS114においてYES)、ステップS116において、携帯型電話機1は、当該キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けたか否かを判断する。
フリック操作を受け付けたと判断された場合(ステップS116においてYES)、ステップS118において、携帯型電話機1は、表示されている入力候補(平仮名)と同じグループ(同じ行)であって、フリック操作応じた入力候補(平仮名)を文字入力領域610に入力する(図6Bの状態(F)参照)。フリック操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS116においてNO)、ステップS122において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。
離れたと判断された場合(ステップS122においてYES)、ステップS124において、携帯型電話機1は、表示されている入力候補を文字入力領域610に入力する。離れていないと判断された場合(ステップS122においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS116に戻す。
<I.小括>
(1)以上のように、携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
(1)以上のように、携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
(2)携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けることなく複数のキーのうちの第1のキー(たとえば図6Aの状態(B)に示すキー305)を選択する操作を受け付けた場合には、第1のキーに対応付けられた第1の入力候補(図6Aの状態(B)の場合、平仮名「な」)をディスプレイ160に表示させる。
携帯型電話機1は、上記押下操作の前に、第1のキーの選択操作に連続して複数のキーのうちの第2のキー(たとえば図6Bの状態(D)に示すキー302)を選択する操作を受け付けた場合には、上記第1の入力候補の代わりに、第2のキーに対応付けられた第2の入力候補(図6Bの状態(D)の場合、平仮名「か」)をディスプレイ160に表示させる。
携帯型電話機1は、静電キー130が上記第2のキーに対する押下操作を受け付けた後に当該第2のキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該フリック操作により選択された文字の入力を受け付ける(図6Bの状態(E),(F))。
(3)第1のキー(たとえば、キー305)は、上記第1の入力候補(たとえば、平仮名「な」)を含む複数の入力候補(たとえば、な行の5文字の平仮名)に対応付けられている。また、第1のキーの選択は、第1のキーへのタッチ操作により行われる。
携帯型電話機1(詳しくは、CPU110)は、第1のキーへのタッチ操作が維持される範囲内でのタッチ位置の移動が検出された場合には、上記第1の入力候補の代わりに、上記複数の入力候補のうちのタッチ位置の移動に応じた入力候補(たとえば、平仮名「ぬ」(図6Aの状態(C)参照))をディスプレイ160に表示させる。
<J.変形例>
(1)上記においては、図6Aの状態(C)からさらに指901を上方にスライドした場合には、図6Bの状態(D)に示すように、異なる行の平仮名(具体的には、「か」)を表示する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
(1)上記においては、図6Aの状態(C)からさらに指901を上方にスライドした場合には、図6Bの状態(D)に示すように、異なる行の平仮名(具体的には、「か」)を表示する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
たとえば、携帯型電話機1は、文字入力領域610に表示されている文字を消去してもよい。この場合には、たとえば、静電キー130からユーザが指901を離し、その後、静電キーの各キーに再度タッチするまで、文字入力領域610にユーザ操作に基づく文字を表示しないように、携帯型電話機1を構成すればよい。
あるいは、静電キー130に指901がタッチしている限りは、他の行の平仮名(たとえば、か行の平仮名)を表示せずに、元の行の平仮名(な行の平仮名)の表示を維持するように、携帯型電話機1を構成してもよい。
(2)携帯型電話機1を以下のように構成してもよい。すなわち、携帯型電話機1は、複数のキー301〜312のうちの任意のキーがタッチされた場合には、指901で当該キーを押した後にそのキーから指901を離したときに入力される文字を文字入力領域610に表示する。携帯型電話機1は、たとえば、キー305がタッチされた場合には、平仮名「な」を文字入力領域610に表示し、キー302がタッチされた場合には、平仮名「か」を文字入力領域610に表示する。
さらに、携帯型電話機1は、キー上で指901を移動させても、文字入力領域610に表示する文字を変更しない。たとえば、携帯型電話機1は、図6Aの状態(B)から状態(C)への遷移を行なわない。このような構成によれば、実装を簡略化することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態に係る携帯型電話機1は、主として入力候補の表示方法が上記の各実施の形態1,2における携帯型電話機1と異なる。以下、実施の形態1に係る携帯型電話機1と異なる点について具体的に説明する。
[実施の形態3]
本実施の形態に係る携帯型電話機1は、主として入力候補の表示方法が上記の各実施の形態1,2における携帯型電話機1と異なる。以下、実施の形態1に係る携帯型電話機1と異なる点について具体的に説明する。
<K.操作例>
図8は、文字入力の具体的方法を説明するための図である。詳しくは、図8は、一例として平仮名の「け」を入力する際のユーザ操作を説明するための図である。なお、入力する平仮名は、一例であって、これに限定されるものではない。
図8は、文字入力の具体的方法を説明するための図である。詳しくは、図8は、一例として平仮名の「け」を入力する際のユーザ操作を説明するための図である。なお、入力する平仮名は、一例であって、これに限定されるものではない。
図8を参照して、ユーザが「5」のキー305にタッチする(つまり、キー305の押下を伴わないタッチ操作を行なう)と、携帯型電話機1は、状態(A)に示すとおり、フリック操作またはフリック操作を行なわずに指を離す操作により入力可能な入力候補の一覧を表したオブジェクト521を、文字入力領域610および文字テーブル510に重畳した態様で表示する。詳しくは、携帯型電話機1は、キー305へのタッチ操作が継続していることを条件に、キー305に対応付けられた複数の入力候補(具体的には、「な」,「に」,「ぬ」,「ね」,「の」)を表示し続ける。
上記の状態(A)においてユーザが指901を上方(キー302の方向)に移動(スライド)させ、「2」のキー302に指901が接触すると、携帯型電話機1は、画面の表示内容を状態(A)から状態(B)に遷移させる。状態(B)では、携帯型電話機1は、フリック操作またはフリック操作を行なわずにそのまま指を離す操作により入力可能な入力候補の一覧を表したオブジェクト522を、文字入力領域610および文字テーブル510に重畳した態様で表示する。詳しくは、携帯型電話機1は、キー302へのタッチ操作が継続していることを条件に、文字入力領域610に、キー302に対応付けられた複数の入力候補(具体的には、「か」,「き」,「く」,「け」,「こ」)。つまり、携帯型電話機1は、「2」のキー302に対してタッチ操作が行なわれたときの表示を行なう。
状態(B)においてユーザが指901でキー302を押下すると、携帯型電話機1は、フリック操作による文字入力を受け付けるモードに遷移する。また、ユーザがキー302を押下した状態で指901を右方向へフリックすると、状態(C)に示すとおり、携帯型電話機1は、「か」の行の文字であって、右方向に関連付けられた「け」が文字入力領域610に入力された状態に遷移する。つまり、ユーザは、キー302を押下後に、キー302が押下された状態での右方向(キー303の方向)にフリック操作を行なうことにより、「け」を文字入力領域610に入力することができる。
<L.制御構造>
図9は、本実施の形態に係る携帯型電話機1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図9を参照して、ステップS202において、携帯型電話機1(詳しくは、CPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS202においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS204において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた複数の入力候補を表示する(図8の状態(A)参照)。受け付けていないと判断された場合(ステップS202においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS202に戻す。
図9は、本実施の形態に係る携帯型電話機1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図9を参照して、ステップS202において、携帯型電話機1(詳しくは、CPU110)は、テンキー300を構成する複数のキー301〜312のいずれかのキーに対するタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断された場合(ステップS202においてYES)、携帯型電話機1は、ステップS204において、タッチ操作を受け付けたキーに対応付けられた複数の入力候補を表示する(図8の状態(A)参照)。受け付けていないと判断された場合(ステップS202においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS202に戻す。
ステップS206において、携帯型電話機1は、タッチ位置の移動により他のキーがタッチされたか否かを判断する。他のキーがタッチされたと判断された場合(ステップS206においてYES)、ステップS216において、携帯型電話機1は、移動によりタッチされたキー(つまり、上記他のキー)に対応付けられた複数の入力候補を、文字入力領域610に表示する(図8の状態(B)参照)。その後、携帯型電話機1は、処理をステップS208に進める。他のキーがタッチされていないと判断された場合(ステップS206においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS208に進める。
ステップS208において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。離れたと判断された場合(ステップS208においてYES)、携帯型電話機1は、一連の処理を終了する。離れていないと判断された場合(ステップS208においてNO)、ステップS210において、携帯型電話機1は、タッチしているキーに対する押下操作を受け付けたか否かを判断する。
押下操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS210においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS208に戻す。押下操作を受け付けたと判断された場合(ステップS210においてYES)、ステップS212において、携帯型電話機1は、当該キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けたか否かを判断する。
フリック操作を受け付けたと判断された場合(ステップS212においてYES)、ステップS214において、携帯型電話機1は、表示されている複数の入力候補(平仮名)のうち、フリック操作応じた入力候補(平仮名)を文字入力領域610に入力する。フリック操作を受け付けていないと判断された場合(ステップS212においてNO)、ステップS218において、携帯型電話機1は、指901が静電キー130から離れたか否かを判断する。
離れたと判断された場合(ステップS218においてYES)、ステップS220において、携帯型電話機1は、表示されている複数の入力候補のうち、所定の入力候補(真ん中に表示されている入力候補)を文字入力領域610に入力する。離れていないと判断された場合(ステップS218においてNO)、携帯型電話機1は、処理をステップS212に戻す。
<M.小括>
(1)以上のように、携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
(1)以上のように、携帯型電話機1は、静電キー130がキーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、当該キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けない。その一方、携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けた後にキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、当該キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける。
(2)携帯型電話機1は、静電キー130が押下操作を受け付けることなく複数のキーのうちの第1のキー(たとえば、図8の状態(A)に示すキー305)を選択する操作を受け付けた場合には、当該第1のキーに対応付けられた複数の入力候補(たとえば、な行の5文字)をディスプレイ160に表示する。
また、携帯型電話機1は、押下操作の前に、第1のキーの選択操作に連続して複数のキーのうちの第2のキー(たとえば、図8の状態(B)に示すキー302)を選択する操作を受け付けた場合には、第1のキーに対応付けられた複数の入力候補の代わりに、第2のキーに対応付けられた複数の入力候補(たとえば、か行の5文字)をディスプレイ160に表示する。
さらに、携帯型電話機1は、静電キー130が上記第2のキーに対する押下操作を受け付けた後に当該第2のキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、第2のキーに対応付けられた複数の入力候補(たとえば、図8の状態(B)に示すか行の5文字)のうちからフリック操作により選択された文字(たとえば、平仮名「け」)の入力を受け付ける。
<O.変形例>
たとえば、図8の状態(A)において、キー305に触れた状態で指901を移動させたか否かに関係なく、キー305に接触している間は図8の状態(A)に示したオブジェクト521を表示し続けるように、携帯型電話機1を構成してもよい。
たとえば、図8の状態(A)において、キー305に触れた状態で指901を移動させたか否かに関係なく、キー305に接触している間は図8の状態(A)に示したオブジェクト521を表示し続けるように、携帯型電話機1を構成してもよい。
あるいは、キー305に触れた状態で指901を移動させた場合には、フォーカスを当てた状態で当該移動に応じた1つの文字を表示することにより、当該文字を他の文字の表示態様とは異ならせるように、携帯型電話機1を構成してもよい。
上記においては、図8に示すとおり、十字形状をしたオブジェクト521,522が表示される構成を例に挙げて説明したが、このような形状に限定されるものではない。たとえべ、指901でタッチしたキーが8個の入力候補に対応付けられている場合には、8個の入力候補を含んだ形状のオブジェクトをディスプレイ160に表示するように、携帯型電話機1を構成すればよい。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯型電話機、101 上部筐体、102 下部筐体、103 ヒンジ部、120 メモリ、130 静電キー、140 静電キードライバ、150 ディスプレイドライバ、160 ディスプレイ、300 テンキー、301,302,303,305,309,310,311,312 キー、313 十字キー、350 静電センサ、391 弾性部材、392 フィルム、510 文字テーブル、520,521,522 オブジェクト、610 文字入力領域、620 変換候補表示領域、901 指、999 矢印。
Claims (5)
- 情報処理装置であって、
キーを備えた入力デバイスと、
プロセッサとを備え、
前記入力デバイスは、前記キーの押下を伴わないフリック操作と、前記キーの押下操作と、前記キーを押下した状態でのフリック操作とを判別し、
前記プロセッサは、
前記入力デバイスが前記キーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、前記キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を受け付けず、
前記入力デバイスが前記押下操作を受け付けた後に前記キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、前記キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける、情報処理装置。 - ディスプレイをさらに備え、
前記入力デバイスは、前記キーを複数有し、
前記プロセッサは、
前記入力デバイスが前記押下操作を受け付けることなく前記複数のキーのうちの第1のキーを選択する操作を受け付けた場合には、前記第1のキーに対応付けられた複数の入力候補を前記ディスプレイに表示させ、
前記押下操作の前に、前記第1のキーの選択操作に連続して前記複数のキーのうちの第2のキーを選択する操作を受け付けた場合には、前記第1のキーに対応付けられた複数の入力候補の代わりに、前記第2のキーに対応付けられた複数の入力候補を前記ディスプレイに表示させ、
前記入力デバイスが前記第2のキーに対する前記押下操作を受け付けた後に前記第2のキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、前記第2のキーに対応付けられた複数の入力候補のうちから前記第2のキーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。 - ディスプレイをさらに備え、
前記入力デバイスは、前記キーを複数有し、
前記プロセッサは、
前記入力デバイスが前記押下操作を受け付けることなく前記複数のキーのうちの第1のキーを選択する操作を受け付けた場合には、前記第1のキーに対応付けられた第1の入力候補を前記ディスプレイに表示させ、
前記押下操作の前に、前記第1のキーの選択操作に連続して前記複数のキーのうちの第2のキーを選択する操作を受け付けた場合には、前記第1の入力候補の代わりに、前記第2のキーに対応付けられた第2の入力候補を前記ディスプレイに表示させ、
前記入力デバイスが前記第2のキーに対する前記押下操作を受け付けた後に前記第2のキーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、前記第2のキーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1のキーは、前記第1の入力候補を含む複数の入力候補に対応付けられており、
前記第1のキーの選択は、前記第1のキーへのタッチ操作により行われ、
前記プロセッサは、前記第1のキーへのタッチ操作が維持される範囲内でのタッチ位置の移動が検出された場合には、前記第1の入力候補の代わりに、前記複数の入力候補のうちの前記タッチ位置の移動に応じた入力候補を前記ディスプレイに表示させる、請求項3に記載の情報処理装置。 - キーを備えた入力デバイスと、ディスプレイと、プロセッサとを備えた情報処理装置における情報処理方法であって、
前記入力デバイスが前記キーの押下を伴わないフリック操作を受け付けた場合には、前記プロセッサが、前記キーの押下を伴わないフリック操作により選択された文字の入力を制限するステップと、
前記入力デバイスが前記押下操作を受け付けた後に前記キーが押下された状態でのフリック操作を受け付けた場合には、前記プロセッサが、前記キーが押下された状態でのフリック操作により選択された文字の入力を受け付けるステップとを備える、情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015129665A JP2017016237A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 情報処理装置および情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015129665A JP2017016237A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 情報処理装置および情報処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017016237A true JP2017016237A (ja) | 2017-01-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015129665A Pending JP2017016237A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 情報処理装置および情報処理方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2017016237A (ja) |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015129665A patent/JP2017016237A/ja active Pending
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