JP2014120833A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトウェアキーボードを備える情報処理装置において、濁音、半濁音、拗促音、英字、数字など複数のグループの文字をユーザが容易に入力することができる技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザがキー配列41の「は」行を示すキーにタッチする操作を受け付けると、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。ユーザが指を浮かせると、情報処理装置は、「ホバー状態」を検出し、清音に関連する派生文字を派生候補配列44に表示する。ユーザが派生候補配列44にタッチすると、情報処理装置は、「接触状態」を検出する。その後ユーザが指を離すことで、情報処理装置は、「無入力状態」を検出し、ユーザによって選択された派生文字の入力操作を受け付ける。情報処理装置は、入力を受け付けた派生文字を表示領域42に表示する。
【選択図】図7
【解決手段】情報処理装置は、ユーザがキー配列41の「は」行を示すキーにタッチする操作を受け付けると、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。ユーザが指を浮かせると、情報処理装置は、「ホバー状態」を検出し、清音に関連する派生文字を派生候補配列44に表示する。ユーザが派生候補配列44にタッチすると、情報処理装置は、「接触状態」を検出する。その後ユーザが指を離すことで、情報処理装置は、「無入力状態」を検出し、ユーザによって選択された派生文字の入力操作を受け付ける。情報処理装置は、入力を受け付けた派生文字を表示領域42に表示する。
【選択図】図7
Description
本発明は、ソフトウェアキーボードを画面に表示して画面へのタッチによる入力操作を受け付ける情報処理装置に関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンなどの情報処理装置は、タッチパネル等を備え、例えば画面上にソフトウェアキーボードを表示し、ユーザの手やスタイラスペン等の入力手段の接触をタッチパネル等で検出することでユーザから文字、絵文字、記号などの入力操作を受け付ける。
ソフトウェアキーボードによって入力可能な文字等は、例えば日本語のかな文字のグループ、英字のグループ、数字のグループ、絵文字のグループなど複数のグループに分類されている。情報処理装置は、例えば0から9までの10個の数字それぞれにキーを用意するテンキー配列によって入力操作を受け付ける。テンキー配列では、各キーに、例えば日本語のかな文字と、英字と、記号とが割り当てられている。
また、情報処理装置は、濁音、半濁音、拗促音等の入力をソフトウェアキーボードによって受け付ける。情報処理装置は、例えばテンキー配列のソフトウェアキーボードの場合、清音の入力を受け付けた後に、濁点/半濁点/小文字への切替キー、カナ変換キー、英数字変換キーへの操作を受け付けることで濁音/半濁音/拗促音、カタカナ文字、英数字を入力候補として表示する。例えば、ユーザが日本語の文字「ぷ」を入力する場合、情報処理装置は、日本語の文字「は」を示すキーへの入力操作を受け付けて、この文字「は」のキーの周囲に「は」行の文字(文字「ひ」、文字「ふ」、文字「へ」、文字「ほ」)を入力候補として表示する。ユーザは、例えば、文字「は」にタッチし、画面にタッチした状態のままスライドさせて文字「ふ」を選択する(フリック操作)。さらに、ユーザは、画面に表示される濁音/半濁音/小文字への切替キーにタッチすることで、文字「ぷ」を入力する。
ソフトウェアキーボードによる文字入力において、入力操作を容易にするための技術が知られている。例えば、特開2011−233051号公報(特許文献1)は、画面上の第1の領域へのユーザの操作を検出し、第1の領域に割り当てられた文字を第2の領域に表示し、第2の領域とは別に、文字種を切り替えるための第3の領域を生成し、当該第3の領域に対する操作を検出して第2の領域に表示される文字種を切り替える技術を開示している。
しかし、特許文献1のように、文字等のグループを切り替えるための領域を画面上に割り当てる場合、その領域には文字を入力するための領域を割り当てられないため、ユーザに文字を選択させるための領域の配置が制限され、例えばフリック操作による入力時の操作方向が制限される。また、濁音などの文字をユーザが入力する場合、元となる清音を選択するためのフリック操作と、文字のグループを切り替えるための領域へのフリック操作とが必要となり、ユーザの入力操作が複雑となるという課題がある。特に、ユーザが片手で情報処理装置を把持して親指で文字入力の操作を行おうとする場合、画面上での指の動きが一方向とならず複雑でユーザに違和感やストレスを感じさせるおそれがある。
上述のような課題を解決するため、本発明は、ソフトウェアキーボードを備える情報処理装置において、濁音、半濁音、拗促音、英字、数字など複数のグループの文字等をユーザが容易に入力することができる技術を提供することを目的とする。
一実施形態に従う情報処理装置は、ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付けており、ソフトウェアキーボードを表示するための表示部と、ソフトウェアキーボードの各キーに割り当てられた第1の入力候補と、第1の入力候補に関連する第2の入力候補とを対応づけて記憶するための記憶部と、操作部材を含み、操作部材と物体との距離に応じて、操作部材に物体が接触しているタッチ状態と、操作部材に物体が近接しているホバー状態とを検出し、物体が操作部材に接触している位置に基づいてソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付ける操作受付部とを備え、表示部は、物体がタッチ状態において操作部材に接触している位置に基づいて第1の入力候補を表示し、操作受付部によるホバー状態の検出結果に基づいて、表示される第1の入力候補に対応づけられる第2の入力候補を表示する。
別の実施形態に従うと、ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付ける情報処理装置の動作を制御するためのプログラムが提供される。情報処理装置は、プロセッサと、ソフトウェアキーボードの各キーに割り当てられた第1の入力候補と、第1の入力候補に関連する第2の入力候補とを対応づけて記憶するためのメモリとを備える。プログラムは、プロセッサに、ソフトウェアキーボードをモニタに表示するステップと、情報処理装置の操作部材と物体との距離に応じて、操作部材に物体が接触しているタッチ状態と、操作部材に物体が近接しているホバー状態とを検出し、物体が操作部材に接触している位置に基づいてソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付けるステップと、物体がタッチ状態において操作部材に接触している位置に基づいて第1の入力候補をモニタに表示し、ホバー状態の検出結果に基づいて、表示される第1の入力候補に対応づけられる第2の入力候補をモニタに表示するステップとを実行させる。
上記一実施形態によると、複数のグループの文字等をユーザが容易に入力可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施形態の情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。図1を参照して、情報処理装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、通信インタフェース14と、ディスプレイ15と、タッチパネル16と、マイク17と、スピーカ18と、を備える。
<構成>
図1は、本実施形態の情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。図1を参照して、情報処理装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、通信インタフェース14と、ディスプレイ15と、タッチパネル16と、マイク17と、スピーカ18と、を備える。
CPU11は、プログラムに従って動作するプロセッサであり、例えばROM12に格納されるプログラムを読み出して実行することにより、情報処理装置100の動作を制御する。ROM12は、情報処理装置100の動作を制御するためのプログラムや、文字、絵文字および記号等の入力操作に用いるための文字コード等のデータを格納する。RAM13は、プログラムや、CPU11がプログラムを実行するためのデータ等を保持する。通信インタフェース14は、情報処理装置100が他の装置と通信するためのインタフェースであり、無線LAN(Local Area Network)モジュールや、移動体通信システム用(LTE(Long Term Evolution)、3Gなど)の通信モジュールなどである。
ディスプレイ15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)であり、ソフトウェアキーボード等を表示する。タッチパネル16は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、ユーザが画面に接触している位置を検出し、検出されたユーザの操作位置を示す信号をCPU11へ出力する。また、タッチパネル16は、ホバー検知機能を有している。
ホバー検知機能とは、タッチパネル16から所定距離(例えば数mm程度)浮かせた状態のユーザの指やスタイラスペンなどの物体を検知して検知位置を取得する機能である。タッチパネル16は、ホバー検知機能により検知した物体の検知位置の座標(X座標とY座標)を取得する。また、タッチパネル16は、タッチパネル16と検知対象の物体との距離が一定距離以内であれば、物体とタッチパネル16との距離を数段階で検出することができる。以下の説明では、ホバー検知機能により物体が検知された状態(ユーザの指やスタイラスペン等をタッチパネルから所定距離浮かせた状態)を、「ホバー状態」という。ホバー状態について、詳しくは後述する。マイク17は、ユーザによる音声入力を受け付けるための音声入力部として機能する。スピーカ18は、情報処理装置100から音声を出力するための音声出力部として機能する。
図2は、情報処理装置100の機能を示すブロック図である。図2を参照して、情報処理装置100は、無線通信部21と、操作受付部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25により構成される。無線通信部21は、アンテナや高周波回路などを含み、情報処理装置100の無線通信信号の変復調や周波数変換など無線通信のための機能を発揮する。無線通信部21は、各通信方式に対応してアンテナなどを含む。操作受付部22は、ユーザの入力操作を受け付けて操作信号を出力する機能を発揮する。操作受付部22は、例えば静電容量方式によってユーザの接触操作を受け付けるタッチパネルである。操作受付部22は、ホバー状態を検出するためのホバー状態検出機構31を含む。
表示部23は、文字入力画面におけるソフトウェアキーボードの表示、メニュー画面におけるアイコンや背景画像の表示、アプリケーションの動作による静止画や動画の表示など、制御部25の制御に応じてディスプレイに情報を表示する機能を発揮する。記憶部24は、ROM、RAM等により構成され、プログラムやデータ等を記憶する。記憶部24は、ソフトウェアキーボードの各キーに割り当てられた文字、記号等を示すキー配列をキー配列情報32として記憶する。制御部25は、CPU等により構成され、プログラムに従って情報処理装置100の動作を制御する。
<ホバー状態>
図3を参照して、ホバー状態について詳しく説明する。図3は、ディスプレイ15とユーザの入力手段との距離に応じた各状態を示す図である。情報処理装置100は、ディスプレイ15と入力手段との距離に応じて、「無入力状態」「ホバー状態」「タッチ状態」の各状態を判別する。
図3を参照して、ホバー状態について詳しく説明する。図3は、ディスプレイ15とユーザの入力手段との距離に応じた各状態を示す図である。情報処理装置100は、ディスプレイ15と入力手段との距離に応じて、「無入力状態」「ホバー状態」「タッチ状態」の各状態を判別する。
静電容量方式のタッチパネルは、パネル上の各位置における静電容量の値を検出し、検出された静電容量の値を示す信号を出力する。タッチパネルは、ユーザの指との距離に応じた信号を出力する。情報処理装置100は、例えば、タッチパネルからの距離が所定の距離である場合の信号の大きさを閾値とし、タッチパネルが出力する信号と閾値とを比較することで、ホバー検知機能を発揮する。
図3(A)に示すように、情報処理装置がタッチパネルディスプレイを備えてユーザの手による入力操作を受け付ける場合、ディスプレイ15と、ユーザの手やペンなどの入力手段との距離が所定の距離Thより大きい状態を「無入力状態」とする。情報処理装置100は、入力手段がディスプレイ15と距離Thにあるときの静電容量の値を第1の閾値に設定する。
情報処理装置100は、ユーザの手がディスプレイ15に接触している時の静電容量の値を第2の閾値に設定する。図3(A)に示すように、情報処理装置100は、タッチパネルが出力する静電容量の値が第1の閾値より小さい場合は、無入力状態であると判定し、入力手段がディスプレイ15に近接していないことを検出する。図3(B)に示すように、情報処理装置100は、タッチパネルが出力する静電容量の値が第1の閾値より大きく第2の閾値より小さい場合は、「ホバー状態」を検知する。図3(C)に示すように、情報処理装置100は、タッチパネルが出力する静電容量の値が、ユーザがディスプレイ15に接触している時の値である場合は、「タッチ状態」を検知する。
<キー配列>
図4は、テンキー配列を示す図である。情報処理装置100は、テンキーにより入力される文字、記号などを、かな文字のグループ、英字のグループ、数字のグループなどに分類しており、グループを切り替える操作を受け付けることで、ディスプレイ15に表示するグループを切り替える。
図4は、テンキー配列を示す図である。情報処理装置100は、テンキーにより入力される文字、記号などを、かな文字のグループ、英字のグループ、数字のグループなどに分類しており、グループを切り替える操作を受け付けることで、ディスプレイ15に表示するグループを切り替える。
図4(A)は、テンキー配列における各キーとかな文字との割り当てを示す図である。キー配列41Aは、各キーと、かな文字の各行(かな文字の「あ」行、「か」行など)とを対応づけてソフトウェアキーボードに表示している。また、キー配列41Aは、濁音、半濁音を入力するための切替キーを左下部分に設けている。図4(B)は、テンキー配列における各キーと英字との割り当てを示す図である。キー配列41Bは、英字の大文字と小文字の入力を切り替えるための切替キーを左下部分に設けている。図4(C)は、テンキー配列における各キーと数字との割り当てを示す図である。キー配列41Cは、数字の0から9までのそれぞれを各キーに割り当てている。
<動作>
次に、実施の形態1の情報処理装置100の動作を詳しく説明する。情報処理装置100は、ソフトウェアキーボードによって文字入力を受け付けている際、ホバー状態を検出することで、ソフトウェアキーボードの各キーに表示するかな文字、英字、数字、カタカナ文字、記号などの各グループを切り替える。
次に、実施の形態1の情報処理装置100の動作を詳しく説明する。情報処理装置100は、ソフトウェアキーボードによって文字入力を受け付けている際、ホバー状態を検出することで、ソフトウェアキーボードの各キーに表示するかな文字、英字、数字、カタカナ文字、記号などの各グループを切り替える。
図5は、実施の形態1の情報処理装置100がソフトウェアキーボードによって文字入力を受け付ける動作を示すフローチャートである。情報処理装置100は、ディスプレイ15にソフトウェアキーボードを表示してユーザによる入力操作を受け付ける。
ステップS11において、情報処理装置100は、ユーザの手などの入力手段がタッチパネル16に接触した位置(画面上の座標)を取得する。ステップS13において、情報処理装置100は、タッチパネル16の検出結果に基づいて、ユーザによって選択されたキーに対応する、入力候補のキーを表示する。ステップS15において、情報処理装置100は、ステップS11でユーザによって選択されたキーを、他のキーと異なる強調した態様でディスプレイ15に表示する。
ステップS17およびステップS19において、情報処理装置100は、ディスプレイ15と入力手段との距離に応じて、「タッチ状態」を判定している間(ステップS19においてNO)、ユーザがフリック操作等によってディスプレイ15に対する接触位置を移動させた移動先の座標を取得し、取得した座標に対応するキーを強調表示して当該キーが選択されていることをディスプレイ15に表示する。情報処理装置100は、タッチパネル16が「タッチ状態」以外の状態(「ホバー状態」または「無入力状態」)を検出した場合(ステップS19においてYES)、ステップS21の処理を行う。
ステップS21において、情報処理装置100は、タッチパネル16が「ホバー状態」を検出しているか否かを判断し、「ホバー状態」の検出ではない場合は(ステップS21においてNO)、ステップS37の処理を行う。情報処理装置100は、ステップS21において「ホバー状態」を検出している場合(ステップS21においてYES)、ステップS23の処理を行う。
ステップS23において、情報処理装置100は、ステップS17で選択されたキーに関連する派生文字候補キーをディスプレイ15に表示する。派生文字候補キーとは、ステップS17で選択されたキー(清音のキー)に関連する濁音、半濁音、また、ステップS17で選択されたキーと対応づけられる英字、数字などのキーである。
ステップS25およびステップS27において、情報処理装置100は、タッチパネル16が「ホバー状態」を判定している間(ステップS27においてNO)、タッチパネル16において検出される座標を取得し、取得した座標に対応するキーを強調して表示する。情報処理装置100は、タッチパネル16が「ホバー状態」以外の状態(「タッチ状態」または「無入力状態」)を検出した場合(ステップS27においてYES)、ステップS29の処理を行う。ステップS29において、情報処理装置100は、タッチパネル16が「無入力状態」を検出した場合はステップS37の処理を行い、タッチパネル16が「タッチ状態」を検出した場合はステップS31の処理を行う。
ステップS31およびステップS33において、情報処理装置100は、タッチパネル16が「タッチ状態」を判定している間(ステップS33においてNO)、タッチパネル16において検出される座標を取得し、取得した座標に対応するキーを強調して表示する。情報処理装置100は、タッチパネル16が「タッチ状態」以外の状態(「ホバー状態」または「無入力状態」)を検出した場合(ステップS33においてYES)、ステップS35の処理を行う。ステップS35において、情報処理装置100は、ステップS31でユーザが選択したキーに応じて、ユーザによる入力操作を受け付ける。
一方、上述のようにステップS21において情報処理装置100が「ホバー状態」を検出しない場合(ステップS21においてNO)、またはステップS29において情報処理装置100が「無入力状態」を検出した場合(ステップS29において「無入力状態」)、情報処理装置100はステップS37の処理を行い、ステップS17におけるタッチパネル16の座標の検出結果に示されるキーに対応する文字を、ユーザによって入力された文字として受け付ける。
<実施の形態1の文字入力の具体例>
図6は、実施の形態1の情報処理装置100における文字入力操作の例を示す図である。概要を説明すると、情報処理装置100は、「タッチ状態」を判定することでユーザが選択したキーを特定し、その後、「ホバー状態」を検出すると、当該特定されたキーに関連する派生文字候補キーを表示する。情報処理装置100は、「ホバー状態」を判定している間、ユーザによる派生文字候補キーを選択する操作を受け付けて、再度、「タッチ状態」と「無入力状態」を検出することで、派生文字候補キーによる入力操作を確定文字として受け付ける。
図6は、実施の形態1の情報処理装置100における文字入力操作の例を示す図である。概要を説明すると、情報処理装置100は、「タッチ状態」を判定することでユーザが選択したキーを特定し、その後、「ホバー状態」を検出すると、当該特定されたキーに関連する派生文字候補キーを表示する。情報処理装置100は、「ホバー状態」を判定している間、ユーザによる派生文字候補キーを選択する操作を受け付けて、再度、「タッチ状態」と「無入力状態」を検出することで、派生文字候補キーによる入力操作を確定文字として受け付ける。
例えば、テンキー配列のソフトウェアキーボードによってユーザが濁音/半濁音/拗促音を入力したい場合、情報処理装置100は、まず、ソフトウェアキーボードに対するユーザのフリック操作等によって、目的となる文字の清音を選択する操作を受け付ける。図6(A)〜図6(G)は、「か」行を構成する文字「け」、または文字「け」の濁音である文字「げ」の入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図6(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「か」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「か」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。情報処理装置100は、タッチパネル16によって「タッチ状態」を検出する。図6(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。具体的には、情報処理装置100は、「か」行に対応する入力候補である文字「き」と、文字「く」と、文字「け」と、文字「こ」とを、文字「か」を示すキーの周囲に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「け」を選択する操作を受け付ける。
図6(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図6(C)の例では、文字「け」の派生文字は、濁音である文字「げ」である。図6(D)に示すように、ユーザが清音を選択した後、情報処理装置100が「無入力状態」を検出すると、通常のフリック操作による入力として文字「け」の入力を受け付けて、表示領域42に文字「け」を表示する。
図6(E)に示すように、情報処理装置100は、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチすることで「タッチ状態」を検出し、派生候補配列44が選択されていることを示すよう表示する。一方、図6(F)に示すように、情報処理装置100は、ユーザが指を浮かせた状態から派生候補配列44にタッチせず、ユーザの指をディスプレイ15から離すと、「無入力状態」を検出し、清音である文字「け」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、表示領域42に文字「け」を表示する。図6(G)に示すように、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチし、その後指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して、ユーザが選択した文字「げ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「げ」を表示する。
<濁音と半濁音とを派生文字として表示する例>
図7は、実施の形態1の情報処理装置100における文字入力操作において、濁音と半濁音とを入力候補として表示する例を示す図である。例えば、テンキー配列のソフトウェアキーボードによってユーザが濁音/半濁音/拗促音を入力したい場合、情報処理装置100は、まず、ソフトウェアキーボードに対するユーザのフリック操作等によって、目的となる文字の清音を選択する操作を受け付ける。図7(A)〜図7(F)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図7は、実施の形態1の情報処理装置100における文字入力操作において、濁音と半濁音とを入力候補として表示する例を示す図である。例えば、テンキー配列のソフトウェアキーボードによってユーザが濁音/半濁音/拗促音を入力したい場合、情報処理装置100は、まず、ソフトウェアキーボードに対するユーザのフリック操作等によって、目的となる文字の清音を選択する操作を受け付ける。図7(A)〜図7(F)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図7(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「は」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「は」行を示すキーにユーザがタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。情報処理装置100は、タッチパネル16によって「タッチ状態」を検出する。図7(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。具体的には、情報処理装置100は、「は」行に対応する入力候補である文字「ひ」と、文字「ふ」と、文字「へ」と、文字「ほ」とを、文字「は」を示すキーの周囲に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「ふ」を選択する操作を受け付ける。
図7(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図7(C)の例では、文字「ふ」の派生文字は、濁音である文字「ぶ」と、半濁音である文字「ぷ」である。
図7(D)に示すように、ユーザが指を浮かせたまま指をスライドさせて文字「ぷ」上に移動させると、情報処理装置100は、ユーザの指の位置をタッチパネル16によって検出し、文字「ぷ」を、「ホバー状態」で選択されていることを示すよう強調表示する。図7(E)に示すように、情報処理装置100は、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチすることで「タッチ状態」を検出し、派生候補配列44が「タッチ状態」で選択されていることを示すよう表示する。図7(F)に示すように、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチし、その後指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して、ユーザが選択した文字「ぷ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「ぷ」を表示する。
<ユーザが指を浮かせた状態で派生文字を選択可能に表示する例>
図8は、ユーザが指を浮かせたまま派生文字を選択可能に動作する例を示す図である。図8(A)〜図8(F)は、「か」行を構成する文字列の濁音である文字「が」、文字「ぎ」、文字「ぐ」、文字「げ」、文字「ご」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図8は、ユーザが指を浮かせたまま派生文字を選択可能に動作する例を示す図である。図8(A)〜図8(F)は、「か」行を構成する文字列の濁音である文字「が」、文字「ぎ」、文字「ぐ」、文字「げ」、文字「ご」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図8(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「か」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「か」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。情報処理装置100は、タッチパネル16によって「タッチ状態」を検出する。図8(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。具体的には、情報処理装置100は、「か」行に対応する入力候補である文字「き」と、文字「く」と、文字「け」と、文字「こ」とを、文字「か」を示すキーの周囲に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「け」を選択する操作を受け付ける。
図8(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図8(C)の例では、文字「け」の派生文字は、濁音である文字「げ」である。図8(D)に示すように、ユーザが指を浮かせたまま指をスライドさせて通常候補配列43の各キー上を移動させると、情報処理装置100は、ユーザの指の位置をタッチパネル16によって検出し、各キーに対応する派生候補配列44を各キー上に表示する。図8(E)に示すように、情報処理装置100は、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチすることで「タッチ状態」を検出し、派生候補配列44が「タッチ状態」で選択されていることを示すよう表示する。図8(F)に示すように、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチし、その後指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して、ユーザが選択した文字「ご」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「ご」を表示する。
<ディスプレイ15に指を接触させた状態で派生文字を選択可能に表示する例>
図9は、ユーザが指をディスプレイ15にタッチさせた状態で派生文字を選択可能に動作する例を示す図である。図9(A)〜図9(H)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図9は、ユーザが指をディスプレイ15にタッチさせた状態で派生文字を選択可能に動作する例を示す図である。図9(A)〜図9(H)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図9(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「は」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「は」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。情報処理装置100は、タッチパネル16によって「タッチ状態」を検出する。図9(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「ふ」を選択する操作を受け付ける。
図9(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図9(C)の例では、文字「ふ」の派生文字は、濁音である文字「ぶ」と半濁音である文字「ぷ」である。図9(C)の状態でユーザが指をディスプレイ15から離すと、情報処理装置100は「無入力状態」を検出して、図9(D)に示すように清音である文字「ふ」の入力を受け付けて、表示領域42に文字「ふ」を表示する。また、図9(B)の状態でユーザが清音を選択した後、情報処理装置100が「無入力状態」を検出すると、通常のフリック操作による入力として文字「ふ」の入力を受け付けて、表示領域42に文字「ふ」を表示する。
図9(E)に示すように、ユーザが派生候補配列44のキーにタッチすると、情報処理装置100は「タッチ状態」を検出して派生候補配列44が「タッチ状態」で選択されていることを示すよう表示する。図9(F)に示すように、ユーザが派生候補配列44のキーにタッチしたまま指をスライドさせると、情報処理装置100は、タッチパネル16によってユーザが選択している派生候補配列44のキーを強調表示する。図9(G)に示すように、ユーザが派生候補配列44にタッチした後に指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出し、ユーザによって選択された文字「ぶ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、表示領域42に文字「ぶ」を表示する。図9(H)に示すように、ユーザが派生候補配列44にタッチしたまま指をスライドさせた後、指をディスプレイ15から離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して、ユーザが選択した派生候補配列44のキーをタッチパネル16によって検出し、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「ぶ」を表示する。
<情報処理装置100が「無入力状態」を検出することで派生文字の入力を確定させる場合の動作例>
図10は、ユーザが指を離して「無入力状態」となるまで派生文字の入力を確定させない場合の動作例を示す図である。図10(A)〜図10(E)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図10は、ユーザが指を離して「無入力状態」となるまで派生文字の入力を確定させない場合の動作例を示す図である。図10(A)〜図10(E)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図10(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「は」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「は」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。情報処理装置100は、タッチパネル16によって「タッチ状態」を検出する。図10(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「ふ」を選択する操作を受け付ける。
図10(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図10(C)の例では、文字「ふ」の派生文字は、濁音である文字「ぶ」と半濁音である文字「ぷ」である。図10(D)に示すように、ユーザが派生候補配列44のキーにタッチすると、情報処理装置100は「タッチ状態」を検出して派生候補配列44が「タッチ状態」で選択されていることを示すよう表示する。図10(D)の状態において、ユーザが指を浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出して図10(C)に戻る。図10(E)に示すように、ユーザが派生候補配列44にタッチした後に指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出し、ユーザによって選択された文字「ぶ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、表示領域42に文字「ぶ」を表示する。
<「無入力状態」を検出することによる派生文字の入力>
実施の形態1では、派生文字の入力を確定させるため、ユーザが派生文字を示すキーにタッチする操作を行うこととして説明してきた。これに限らず、派生文字が表示された状態で情報処理装置100が「無入力状態」を検出すると、情報処理装置100に対する入力操作を受け付けることとしてもよい。
実施の形態1では、派生文字の入力を確定させるため、ユーザが派生文字を示すキーにタッチする操作を行うこととして説明してきた。これに限らず、派生文字が表示された状態で情報処理装置100が「無入力状態」を検出すると、情報処理装置100に対する入力操作を受け付けることとしてもよい。
図11は、「無入力状態」の検出によって派生文字の入力操作を受け付ける操作例を示す図である。図11(A)〜図11(G)は、「か」行を構成する文字「け」、または文字「け」の濁音である文字「げ」の入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。図11(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「か」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「か」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。図11(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。情報処理装置100は、ユーザが指をスライドさせて文字「け」を選択する操作を受け付ける。
図11(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。図11(C)の例では、文字「け」の派生文字は、濁音である文字「げ」である。図11(D)に示すように、ユーザが図11(B)の状態で清音を選択した後、情報処理装置100が「無入力状態」を検出すると、通常のフリック操作による入力として文字「け」の入力を受け付けて、表示領域42に文字「け」を表示する。
図11(E)に示すように、派生候補配列44が表示されている状態でユーザが指をディスプレイ15から離すと、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、文字「げ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「げ」を表示する。図11(F)に示すように、図11(C)の状態からユーザが派生候補配列44にタッチすると、情報処理装置100は、「タッチ状態」を検出して、派生候補配列44の表示を取り消す。この図11(F)は、図11(B)と同様の状態である。図11(G)に示すように、ユーザが図11(F)の状態から指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して文字「け」の入力を受け付けて表示領域42に文字「け」を表示する。
<派生文字の領域を変形して表示>
図12は、派生文字の領域を変形して表示する例を示す図である。図12(A)〜図12(F)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図12は、派生文字の領域を変形して表示する例を示す図である。図12(A)〜図12(F)は、「は」行を構成する文字「ふ」、文字「ふ」の濁音である文字「ぶ」、または半濁音である文字「ぷ」のいずれかの入力操作を情報処理装置100が受け付ける例を示している。
図12(A)において、情報処理装置100は、ユーザが「は」行の文字を選択するため、ディスプレイ15に表示されるキー配列41の「は」行を示すキーにタッチする操作をタッチパネル16によって受け付ける。図12(B)において、情報処理装置100は、通常候補配列43をディスプレイ15に表示する。図12(C)に示すように、ユーザが選択した清音が確定文字として入力されるまでの間にユーザが指を少し浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、ユーザが選択した清音に対応する濁音/半濁音/拗促音などの派生文字を派生候補配列44に表示する。このとき、情報処理装置100は、派生候補配列44の各キーの領域を、通常候補配列43の各キーと比べて拡大して表示する。図12(D)に示すように、ユーザが指を浮かせたまま指をスライドさせると、情報処理装置100は、ユーザの指の位置をタッチパネル16によって検出し、文字「ぶ」を、「ホバー状態」で選択されていることを示すよう強調表示する。図12(E)に示すように、情報処理装置100は、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチすることで「タッチ状態」を検出し、派生候補配列44が「タッチ状態」で選択されていることを示すよう表示する。図12(F)に示すように、ユーザがディスプレイ15に表示されている派生候補配列44にタッチし、その後指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出して、ユーザが選択した文字「ぶ」が入力されたものとして入力操作を受け付けて、キーに対する入力が確定したことを派生確定キー46に表示し、表示領域42に文字「ぶ」を表示する。
実施の形態1によると、文字等のグループを切り替える操作を受け付けるための領域を画面に設ける必要が無くなり、ユーザに文字を選択させるための領域の配置の自由度が高まる。また、各キーに割り当てられた文字、これら文字に関連する濁音、半濁音、拗促音、カナ文字、各キーに割り当てられた英字、数字など複数の文字等の入力の切り替えを、ユーザの手等の入力手段をディスプレイから浮かせるという容易な操作によって実現することができ、ユーザに対し、複数種類の文字を容易に入力させることができる。
<実施の形態2>
図13を参照して、実施の形態2にかかる情報処理装置100について説明する。実施の形態2の情報処理装置100は、ユーザが派生文字の領域外に指を移動させた場合においても、指の移動する方向を取得して派生文字を選択することを可能としている。図13は、実施の形態2における派生文字の表示例を示す図である。図13は、文字「す」の派生文字として、数字「3」と、英字「F」と、英字「f」について、それぞれ全角文字と半角文字を表示する例を示す。
図13を参照して、実施の形態2にかかる情報処理装置100について説明する。実施の形態2の情報処理装置100は、ユーザが派生文字の領域外に指を移動させた場合においても、指の移動する方向を取得して派生文字を選択することを可能としている。図13は、実施の形態2における派生文字の表示例を示す図である。図13は、文字「す」の派生文字として、数字「3」と、英字「F」と、英字「f」について、それぞれ全角文字と半角文字を表示する例を示す。
図13(A)において、ユーザがキー配列41の「さ」行の文字を選択し、フリック操作等によって通常候補配列43の文字「す」を選択し、指を浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出して派生候補配列44をディスプレイ15に表示する。図13(B)において、ユーザが指を浮かせたまま、派生候補配列44の領域外に左下方向に指を移動させると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を判定したまま、派生候補配列44の左下の半角数字「3」が選択されているものとして半角数字「3」を強調表示する。
図13(C)において、ユーザが派生候補配列44の領域外において指を浮かせたまま指をディスプレイ15上で移動させると、情報処理装置100は、タッチパネル16によって「ホバー状態」を判定したままユーザの指の移動方向に従って派生候補配列44において選択されている文字の強調表示を切り替える。図13(D)において、ユーザがディスプレイ15にタッチする操作を行うと、情報処理装置100は、「タッチ状態」を検出し、図13(C)で選択されている文字が「タッチ状態」で選択されていることを示す表示をする。図13(E)において、ユーザが指をディスプレイ15から離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出し、ユーザによって選択されていた半角英字「F」を入力する操作を受け付けて、表示領域42に半角英字「F」を表示する。
上記実施形態2によると、ホバー状態のままユーザが派生文字の選択領域を超えて指を移動させた場合であっても、情報処理装置100は、指の移動する方向を取得し、その方向に対応する入力候補を選択する。そのため、ユーザに対し、ディスプレイ15上の任意の位置で文字の選択を可能とすることができ、ユーザにとって自然な持ち方で、ホバー状態のまま操作をさせることができる。
<実施の形態3>
図14を参照して、実施の形態3にかかる情報処理装置100について説明する。実施の形態3の情報処理装置100は、ユーザが同一のキーを繰り返しタッチすることで清音を選択し、その後指を浮かせることで派生文字を表示する。また、情報処理装置100は、派生文字が表示されているキーを繰り返しタッチすることで複数の派生文字を順に表示する。図14は、実施の形態3における派生文字の表示例を示す図である。以下、ユーザがソフトウェアキーボードの同一のキーを繰り返しタッチすることでキーに表示される文字を切り替える操作を「トグル操作」ということとし、トグル操作によってキーを選択することを「トグル選択」ということとする。
図14を参照して、実施の形態3にかかる情報処理装置100について説明する。実施の形態3の情報処理装置100は、ユーザが同一のキーを繰り返しタッチすることで清音を選択し、その後指を浮かせることで派生文字を表示する。また、情報処理装置100は、派生文字が表示されているキーを繰り返しタッチすることで複数の派生文字を順に表示する。図14は、実施の形態3における派生文字の表示例を示す図である。以下、ユーザがソフトウェアキーボードの同一のキーを繰り返しタッチすることでキーに表示される文字を切り替える操作を「トグル操作」ということとし、トグル操作によってキーを選択することを「トグル選択」ということとする。
図14(A)において、ユーザがキー配列41の「た」行を示すキーを繰り返しタッチすると、情報処理装置100は、「タッチ状態」と「無入力状態」とを交互に検出することで、ユーザのトグル操作を検出し、キーに表示する文字を切り替える。図14(B)において、ユーザが指を浮かせると、情報処理装置100は、「ホバー状態」を検出し、清音に対応する濁音/半濁音/拗促音を表示する。図14(B)の例では、「た」行の各文字の濁音である文字「だ」、文字「ぢ」、文字「づ」、文字「っ」、文字「で」、文字「ど」が派生候補配列44に表示される。
なお、図14(A)の状態から、ユーザが指を離して別のキーを入力するか、指を離して一定時間が経過するか、指を離して文字送りのためのキーを入力する等の入力を行うと、図14(A)において選択されていた「た」行の文字の入力が確定したものとして、通常確定キー45が強調表示される。
図14(B)に示される派生候補配列44に対してユーザが繰り返しタッチすると、図14(C)に示すように、派生候補配列44に表示される派生文字が順次切り替わる。図14(D)に示すように、ユーザが図14(C)の状態から指を離すと、情報処理装置100は、「無入力状態」を検出し、派生文字の入力が確定したものとして入力を受け付けて、入力が確定したキーを派生確定キー46に示すように強調表示する。なお、清音に対する派生文字の候補が複数ある場合(図14の例では、文字「つ」に対する文字「づ」と、文字「っ」)、スライド操作等によってユーザの選択を受け付ける。
<変形例>
上記の各実施形態の説明では、主に、清音に対する派生文字は、濁音/半濁音/拗促音であるものとして説明したが、これらに限られない。図15は、派生文字として表示する文字種の例を示す図である。
上記の各実施形態の説明では、主に、清音に対する派生文字は、濁音/半濁音/拗促音であるものとして説明したが、これらに限られない。図15は、派生文字として表示する文字種の例を示す図である。
図15(A)は、清音が割り当てられたキーに対して拗促音を派生候補配列44に表示する例を示す。例えば、「や」行を示すキーにおいて、文字「ゃ」、文字「ゅ」、文字「ょ」を派生文字として表示する。図15(B)は、清音が割り当てられたキーに対してカタカナ変換された文字を派生候補配列44としてディスプレイ15に表示する例を示す図である。図15(C)は、清音が割り当てられたキーに対して英数字変換された文字を派生候補配列44として表示する例を示す図である。図15(D)は、清音が割り当てられたキーに対し、清音と拗促音からなる2文字を派生候補配列44として表示する例を示す図である。
各実施の形態は、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現され得る。情報処理装置を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 情報処理装置、11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 通信インタフェース、15 ディスプレイ、16 タッチパネル、17 マイク、18 スピーカ、21 無線通信部、22 操作受付部、23 表示部、24 記憶部、25 制御部、31 ホバー状態検出機構、32 キー配列情報、41 キー配列、42 表示領域、43 通常候補配列、44 派生候補配列、45 通常確定キー、46 派生確定キー。
Claims (5)
- ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付ける情報処理装置であって、
前記ソフトウェアキーボードを表示するための表示部と、
前記ソフトウェアキーボードの各キーに割り当てられた第1の入力候補と、前記第1の入力候補に関連する第2の入力候補とを対応づけて記憶するための記憶部と、
操作部材を含み、前記操作部材と物体との距離に応じて、前記操作部材に前記物体が接触しているタッチ状態と、前記操作部材に前記物体が近接しているホバー状態とを検出し、前記物体が前記操作部材に接触している位置に基づいて前記ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付ける操作受付部とを備え、
前記表示部は、前記物体が前記タッチ状態において前記操作部材に接触している位置に基づいて前記第1の入力候補を表示し、前記操作受付部による前記ホバー状態の検出結果に基づいて、前記表示される第1の入力候補に対応づけられる前記第2の入力候補を表示するように構成されている、情報処理装置。 - 前記記憶部は、日本語の清音を前記第1の入力候補として各キーに割り当てて記憶し、前記第1の入力候補の各清音に対応する濁音、半濁音、拗促音を、前記清音それぞれと対応づけて前記第2の入力候補として記憶し、
前記表示部は、前記接触操作に基づいて前記各キーに割り当てられた清音を前記第1の入力候補として表示し、前記操作受付部が前記近接する物体を検出することにより、前記第1の入力候補として表示している清音に対応する濁音、半濁音および拗促音を前記第2の入力候補として表示する、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、かな文字のグループからなるキー配列と、英字のグループからなるキー配列と、数字のグループからなるキー配列とを前記第1の入力候補として記憶し、
前記操作受付部は、前記かな文字のグループと、前記英字のグループと、前記数字のグループとを切り替えて前記ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付け、
前記表示部は、前記操作部材に接触している位置に基づいて、前記ソフトウェアキーボードに表示されるグループの入力候補を前記第1の入力候補として表示し、前記操作受付部が前記近接する物体を検出することにより前記第1の入力候補のグループとは異なるグループの入力候補を前記第2の入力候補として表示する、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記操作受付部は、前記ホバー状態を検出している間、前記操作部材に対する前記物体の位置情報を取得し、
前記表示部は、前記操作受付部による前記位置情報の取得結果に基づいて、前記表示する第2の入力候補のいずれかを選択状態として表示する、請求項1記載の情報処理装置。 - ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付ける情報処理装置の動作を制御するためのプログラムであって、前記情報処理装置は、プロセッサと、前記ソフトウェアキーボードの各キーに割り当てられた第1の入力候補と、前記第1の入力候補に関連する第2の入力候補とを対応づけて記憶するためのメモリとを備え、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記ソフトウェアキーボードをモニタに表示するステップと、
前記情報処理装置の操作部材と物体との距離に応じて、前記操作部材に前記物体が接触しているタッチ状態と、前記操作部材に前記物体が近接しているホバー状態とを検出し、前記物体が前記操作部材に接触している位置に基づいて前記ソフトウェアキーボードによるキー入力操作を受け付けるステップと、
前記物体が前記タッチ状態において前記操作部材に接触している位置に基づいて前記第1の入力候補をモニタに表示し、前記ホバー状態の検出結果に基づいて、前記表示される第1の入力候補に対応づけられる前記第2の入力候補を前記モニタに表示するステップとを実行させる、プログラム。
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