JP2017015480A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スループットを高くしつつ、電子部品の外観検査を迅速に行うことができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】電子部品搬送装置は、電子部品を載置し搬送可能な搬送部と、前記搬送部に設けられた被検出部と、前記被検出部を検出可能な検出部と、前記電子部品の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部と、を有し、前記検出部による前記被検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品の表面状態の情報を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関するものである。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスの検査の際は、ICデバイスが保持部に配置され、保持部に設けられた複数のプローブピンとICデバイスの各端子とを接触させる。
前記電子部品搬送装置は、事前にICデバイスを加熱または冷却して、ICデバイスを検査に適した温度に調整するソークプレートと、ソークプレートで温度調整されたICデバイスを検査部の近傍まで搬送する供給シャトルと、ICデバイスが配置されたトレイとソークプレートとの間のICデバイスの搬送およびソークプレートと供給シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第1のデバイス搬送ヘッドと、検査後のICデバイスを搬送する回収シャトルと、供給シャトルと検査部との間のICデバイスの搬送および検査部と回収シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第2のデバイス搬送ヘッドと、回収シャトルと回収されるICデバイスが配置されるトレイとの間のICデバイスの搬送を行う第3のデバイス搬送ヘッド等を有している。
また、特許文献1には、ICデバイスの電気的特性の検査の他に、ICデバイスの外観検査、すなわち、ICデバイスの表面に、クラック、凹み、カケ等の傷があるか否かを判定する検査を行うことが可能なデバイス・テスタ用オートハンドラが開示されている。このデバイス・テスタ用オートハンドラでは、ICデバイスの外観検査を行うための専用の外観検査領域が設けられており、前記外観検査の際は、外観検査領域にICデバイスを移動させ、配置する。また、ICデバイスの外観検査においては、CCDカメラによりICデバイスの表面を撮像し、その画像データに基づいて、ICデバイスの表面の傷の有無等を判定する。
特開平8−105937号公報
しかしながら特許文献1に記載のデバイス・テスタ用オートハンドラでは、ICデバイスの外観検査の際は、ICデバイスの本来の搬送経路とは異なる位置に設けられた外観検査領域にICデバイスを移動させ、配置する必要があるので、外観検査だけのために時間を費やしてしまい、スループットが低下するという問題がある。
本発明の目的は、スループットを高くしつつ、電子部品の外観検査を迅速に行うことができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の電子部品搬送装置は、電子部品を載置し搬送可能な搬送部と、
前記搬送部に設けられた被検出部と、
前記被検出部を検出可能な検出部と、
前記電子部品の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部と、を有し、
前記検出部による前記被検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品の表面状態の情報を取得することを特徴とする。
これにより、電子部品が搬送部に載置された状態で電子部品の表面状態の情報を取得することができるので、スループットを低下させずに、電子部品の外観検査を迅速に行うことができる。
また、搬送部において、電子部品が載置される部分(ポケット)の数、ピッチ、位置等が変更された場合でも、検出部による被検出部の検出結果に基づいて電子部品の表面状態の情報を取得することにより、その表面状態の情報を取得する時期がずれてしまうことを抑制することができ、前記表面状態の情報を取得することができる。これにより、電子部品の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記被検出部は、光が透過可能な光透過部であることが好ましい。
これにより、簡易な構成で容易に被検出部を検出することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記被検出部は、光を反射可能な光反射部であることが好ましい。
これにより、簡易な構成で容易に被検出部を検出することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記検出部は、光照射部と受光部とを有することが好ましい。
これにより、簡易な構成で容易に被検出部を検出することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記検出部により前記被検出部が検出されたときの位置から前記搬送部が所定距離移動したときに、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得することが好ましい。
これにより、電子部品の表面状態の情報を取得する時期がずれてしまうことを抑制することができ、前記表面状態の情報を取得することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、時間を計測する時間計測部を有し、
前記検出部により前記被検出部が検出されたときから前記時間計測部により計測された時間が所定時間に到達したときに、前記搬送部が前記所定距離移動したと判断されることが好ましい。
これにより、電子部品の表面状態の情報を取得する時期がずれてしまうことを抑制することができ、前記表面状態の情報を取得することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得するとき、または取得する前に、振動を検出可能な振動検出部を有することが好ましい。
これにより、例えば、検出された振動が所定の振動以下の場合に外観検査を行うことにより、表面状態取得部が例えば撮像装置の場合、ブレが防止または軽減され、すなわち、画像が鮮明(明確)になり、電子部品の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得して前記電子部品の外観検査を行うことが好ましい。
これにより、容易に電子部品の外観検査を行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記外観検査では、前記表面状態の情報に基づいて前記電子部品の表面の傷の有無を判定することが好ましい。
これにより、電子部品の外観についての良品と不良品とを選別することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品の電気的な検査が行われた後、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得することが好ましい。
これにより、電子部品の電気的な検査が終了するまでに電子部品の表面に生じた傷を検出することができ、適切に電子部品の外観検査を行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品の電気的な検査で合格した前記電子部品に対して、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得することが好ましい。
これにより、電子部品の表面状態の情報を無駄に取得することを防止することができ、迅速に電子部品の外観検査を行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記表面状態取得部は、前記電子部品を撮像可能な撮像装置を有することが好ましい。
これにより、電子部品の表面状態の情報として、電子部品の表面の画像データが得られ、その画像データに基づいて電子部品の表面の傷の有無の判定を行うことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記表面状態取得部は、ストロボを有し、
前記撮像装置による前記電子部品の撮像時に、前記ストロボを駆動して前記電子部品に光を照射することが好ましい。
これにより、光量不足で画像が暗くなることを抑制することができ、電子部品の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
本発明の電子部品検査装置は、電子部品を載置し搬送可能な搬送部と、
前記搬送部に設けられた被検出部と、
前記被検出部を検出可能な検出部と、
前記電子部品の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部と、
前記電子部品を検査する検査部と、を有し、
前記検出部による前記被検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品の表面状態の情報を取得することを特徴とする。
これにより、電子部品が搬送部に載置された状態で電子部品の表面状態の情報を取得することができるので、スループットを低下させずに、電子部品の外観検査を迅速に行うことができる。
また、搬送部において、電子部品が載置される部分の数、ピッチ、位置等が変更された場合でも、検出部による被検出部の検出結果に基づいて電子部品の表面状態の情報を取得することにより、その表面状態の情報を取得する時期がずれてしまうことを抑制することができ、前記表面状態の情報を取得することができる。これにより、電子部品の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。 図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。 図1に示す電子部品検査装置の検査部、デバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。 図1に示す電子部品検査装置の検査部、デバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。 図1に示す電子部品検査装置の検査部、デバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。 図1に示す電子部品検査装置の表面状態取得部およびその近傍を示す側面図(一部断面図を含む)である。 本発明の電子部品検査装置の第2実施形態におけるデバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置について添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。図2は、図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。図3〜図5は、それぞれ、図1に示す電子部品検査装置の検査部、デバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。図6は、図1に示す電子部品検査装置の表面状態取得部およびその近傍を示す側面図(一部断面図を含む)である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、X軸、Y軸およびZ軸の各軸の矢印の方向をプラス側、矢印と反対の方向をマイナス側と言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いている状態も含む。
また、以下では、説明の便宜上、図6中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」、右側を「右」、左側を「左」と言う。また、図2には、代表的に、1つの表面状態取得部と、1つの検出部と、1つずつの第1の振動検出器および第2の振動検出器とが記載されている。
図1に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(以下単に「供給領域」と言う)A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域(以下単に「回収領域」と言う)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。これらの各領域は、互いに、図示しない壁部やシャッター等により仕切られている。そして、供給領域A2は、壁部やシャッター等で画成された第1室R1となっており、また、検査領域A3は、壁部やシャッター等で画成された第2室R2となっており、また、回収領域A4は、壁部やシャッター等で画成された第3室R3となっている。また、第1室R1(供給領域A2)、第2室R2(検査領域A3)および第3室R3(回収領域A4)は、それぞれ、気密性や断熱性を確保することができるように構成されている。これにより、第1室R1、第2室R2および第3室R3は、それぞれ、湿度や温度を可能な限り維持することができる。なお、第1室R1および第2室R2内は、それぞれ、所定の湿度および所定の温度に制御される。
ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように検査装置1は、各領域でICデバイス90を搬送し、制御部80を有する電子部品搬送装置と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、図示しない検査制御部とを備えたものとなっている。なお、検査装置1では、検査部16および検査制御部を除く構成によって電子部品搬送装置が構成されている。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される領域である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上の複数のICデバイス90をそれぞれ検査領域A3まで供給する領域である。なお、トレイ供給領域A1と供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送する第1のトレイ搬送機構11A、第2のトレイ搬送機構11Bが設けられている。
供給領域A2には、ICデバイス90を配置する配置部である温度調整部(ソークプレート)12と、第1のデバイス搬送ヘッド13と、第3のトレイ搬送機構15とが設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整(制御)する装置である。すなわち、温度調整部12は、ICデバイス90を配置し、そのICデバイス90の加熱および冷却の両方を行うことが可能な温度制御部材(部材)である。本実施形態では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、第1のトレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入された(搬送されてきた)トレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12に搬送され、載置される。
第1のデバイス搬送ヘッド13は、供給領域A2内でX方向、Y方向およびZ方向に移動可能に支持されている。これにより、第1のデバイス搬送ヘッド13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、第1のデバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持する把持部(電子部品把持部)として、複数のハンドユニット131を有しており、各ハンドユニット131は、後述する第2のデバイス搬送ヘッド17と同様に、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。また、第1のデバイス搬送ヘッド13の各ハンドユニット131では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができるように構成されていてもよい。
第3のトレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、第2のトレイ搬送機構11Bによって供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、ICデバイス90を配置(載置)して搬送可能な搬送部(載置部)であるデバイス供給部(供給シャトル)14と、検査部16と、第2のデバイス搬送ヘッド17と、ICデバイス90を配置(載置)して搬送可能な搬送部(載置部)であるデバイス回収部(回収シャトル)18とが設けられている。
デバイス供給部14は、温度調整(温度制御)されたICデバイス90を検査部16近傍まで搬送する装置である。
デバイス供給部14は、ICデバイス90を配置(載置)する配置板142と、X方向に移動可能なデバイス供給部本体141とを有している。配置板142の上面には、ICデバイス90を収容(保持)する凹部である複数のポケット145が設けられている。この配置板142は、デバイス供給部本体141に着脱可能に設置される。デバイス供給部14は、供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、本実施形態では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されおり、温度調整部12上のICデバイス90は、第1のデバイス搬送ヘッド13により、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。なお、デバイス供給部14では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験する(電気的な検査を行う)ユニット、すなわち、ICデバイス90を検査する場合にそのICデバイス90を保持する部材である。
検査部16は、ICデバイス90を保持する保持部材162と、保持部材162を支持する検査部本体161とを有している。保持部材162は、検査部本体161に着脱可能に設置される。
検査部16の保持部材162の上面には、ICデバイス90を収容(保持)する凹部である複数の保持部163が設けられている。ICデバイス90は、保持部163に収容され、これにより、検査部16に配置(載置)される。
また、検査部16の各保持部163に対応する位置には、それぞれ、ICデバイス90を保持部163に保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続されるプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続される図示しないテスターが備える検査制御部の記憶部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。なお、検査部16では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
第2のデバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内でY方向およびZ方向に移動可能に支持されている。また、本実施形態では、第2のデバイス搬送ヘッド17は、Y方向に1つ配置されており、第2のデバイス搬送ヘッド17は、供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができ、また、検査部16上のICデバイス90を、デバイス回収部18上に搬送し、載置することができる。また、ICデバイス90を検査する場合は、第2のデバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を検査部16に向けて押圧し、これにより、ICデバイス90を検査部16に当接させる。これによって、前述したように、ICデバイス90の端子と検査部16のプローブピンとが電気的に接続される。なお、第2のデバイス搬送ヘッド17の数は、1つに限らず、例えば、2つであってもよい。
第2のデバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を把持する把持部(電子部品把持部)として、複数のハンドユニット171を有している。各ハンドユニット171の構成は同様であるので、以下では、代表的に1つのハンドユニット171について説明する。ハンドユニット171は、ICデバイス90を保持する把持部材173と、把持部材173を支持するハンドユニット本体172とを有している。把持部材173は、ハンドユニット本体172に着脱可能に設置される。このハンドユニット171は、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。また、第2のデバイス搬送ヘッド17の各ハンドユニット171では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90を回収領域A4まで搬送する装置である。
デバイス回収部18は、ICデバイス90を配置する配置板182と、X方向に移動可能なデバイス回収部本体181とを有している。配置板182の上面には、ICデバイス90を収容(保持)する凹部である複数のポケット185が設けられている(図3参照)。この配置板182は、デバイス回収部本体181に着脱可能に設置される。デバイス回収部18は、検査領域A3と回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、本実施形態では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されおり、検査部16上のICデバイス90は、第2のデバイス搬送ヘッド17により、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。
なお、本実施形態では、デバイス回収部18とデバイス供給部14とが互いに独立して移動するように構成されているが、これに限らず、例えば、デバイス回収部18とデバイス供給部14とが連結または一体化し、デバイス回収部18とデバイス供給部14とが一体的に移動するように構成されていてもよい。
回収領域A4は、検査が終了したICデバイス90が回収される領域である。この回収領域A4には、回収用トレイ19と、第3のデバイス搬送ヘッド20と、第6のトレイ搬送機構21とが設けられている。また、回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、回収領域A4内に固定され、本実施形態では、X方向に沿って3つ配置されている。また、空のトレイ200も、X方向に沿って3つ配置されている。そして、回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。
第3のデバイス搬送ヘッド20は、回収領域A4内でX方向、Y方向およびZ方向に移動可能に支持されている。これにより、第3のデバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、第3のデバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90を把持する把持部(電子部品把持部)として、複数のハンドユニット201を有しており、各ハンドユニット201は、前記第2のデバイス搬送ヘッド17と同様に、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。
第6のトレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される領域である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送する第4のトレイ搬送機構22A、第5のトレイ搬送機構22Bが設けられている。第4のトレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200を回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する機構である。第5のトレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5から回収領域A4に搬送する機構である。
前記テスターの検査制御部は、例えば、図示しない記憶部に記憶されたプログラムに基づいて、検査部16に配置されたICデバイス90の電気的特性の(電気的な)検査等を行なう。
また、図2に示すように、検査装置1は、制御部80と、制御部80に電気的に接続され、検査装置1の各操作を行う操作部6と、振動(振動情報)を検出する振動検出部4と、ICデバイス90の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部3と、ICデバイス回収部18に設けられたマーカー(被検出部)23と、マーカー(被検出部)23を検出可能な検出部7とを有し、ICデバイス90の外観検査(表面検査)を行うことが可能なように構成されている。
ICデバイス90の外観検査では、表面状態取得部3によりICデバイス90の表面状態の情報を取得し、その表面状態の情報に基づいて、例えば、制御部80の後述する判定部802によりICデバイス90の表面に、クラック、凹み、カケ等の傷があるか否かを判定したり、その傷の大きさを測定したり、位置を特定する。なお、外観検査は、ICデバイス90の図6中の上側の表面、下側の表面(裏面)、側面のすべて、すなわち、全表面に対して行ってもよく、また、一部の表面、例えば、上側の表面のみに対して行ってもよい。
また、外観検査は、どの段階(工程)で行ってもよいが、ICデバイス90の電気的特性の検査が行われた後に行うことが好ましく、本実施形態では、ICデバイス90がデバイス回収部18に載置された状態で、外観検査の最初の工程である後述する撮像装置31によるICデバイス90の撮像を行うようになっている。
これにより、ICデバイス90の電気的特性の検査が終了するまでにICデバイス90の表面に生じた傷を検出することができ、適切にICデバイス90の外観検査を行うことができる。
制御部80は、各情報を記憶する記憶部801、各判定(判断)を行う判定部802および時間を計測する時間計測部803等を有し、例えば、第1のトレイ搬送機構11A、第2のトレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、第1のデバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、第3のトレイ搬送機構15と、第2のデバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、第3のデバイス搬送ヘッド20と、第6のトレイ搬送機構21と、第4のトレイ搬送機構22Aと、第5のトレイ搬送機構22Bと、表示部62と、表面状態取得部3と、検出部7等の各部の駆動を制御する。
また、操作部6は、各入力を行う入力部61と、画像等の各情報(データ)を表示する表示部62とを有している。入力部61としては、特に限定されず、例えば、キーボード、マウス等が挙げられる。また、表示部62としては、特に限定されず、例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネル等が挙げられる。作業者(操作者)の操作部6の操作は、例えば、入力部61を操作し、表示部62に表示された各操作ボタン(アイコン)の位置にカーソルを移動させ、選択(クリック)することによりなされる。
なお、入力部61としては、前記の構成のものに限らず、例えば、押しボタン等の機械式の操作ボタン等が挙げられる。また、操作部6としては、前記の構成のものに限らず、例えば、タッチパネル等の入力および情報の表示が可能なデバイス等が挙げられる。
また、図6に示すように、表面状態取得部3は、ICデバイス90を撮像する撮像装置31と、その撮像装置31によるICデバイス90の撮像時にICデバイス90に光を照射するストロボ32とを有している。なお、撮像装置31自体がストロボ32を有していてもよく、また、ストロボ32が省略されていてもよい。
撮像装置31としては、特に限定されないが、例えば、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーを用いたカメラ(CCDカメラ)、撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーを用いたカメラ、撮像素子としてMOSイメージセンサーを用いたカメラ等の電子カメラ(デジタルカメラ)等が挙げられる。
また、撮像装置31は、オートフォーカス機構を有していなくてもよいが、オートフォーカス機構を有していることが好ましい。これにより、例えば、ICデバイス90の高さ(Z方向の高さ)が異なる場合でも、鮮明な画像を得ることができる。
なお、表面状態取得部3としては、ICデバイス90の表面状態の情報を取得可能なものであれば、撮像装置31に限らず、例えば、レーザー光をICデバイス90の表面に照射し、そのレーザー光を走査し、前記表面で反射したレーザー光を受光する装置等が挙げられる。
ストロボ32は、撮像装置31によるICデバイス90の撮像時に駆動され、ICデバイス90に光を照射する光源装置である。このストロボ32により、光量不足で画像が暗くなることを抑制することができる。
ストロボ32は、本実施形態では、円環状をなし、撮像装置31の周囲に配置されている。これにより、ICデバイス90に均一に光を照射することができる。なお、ストロボ32の形状や配置は前述の構成に限定されないことは言うまでもない。
図3および図6に示すように、検査装置1は、第2のデバイス搬送ヘッド17を移動可能に支持する部材等が取り付けられた構造体5を有し、表面状態取得部3は、その構造体5に設置されている。
また、図3に示すように、本実施形態では、表面状態取得部3は、1つのデバイス回収部18の1列のポケット185、すなわち、X方向に並ぶ4つのポケット185に、1つの表面状態取得部3が対応するように設けられている。そして、デバイス回収部18がX方向に移動する際に、デバイス回収部18を移動させつつ、または、デバイス回収部18を停止させた状態で、撮像装置31によりICデバイス90の表面を撮像する。
また、本実施形態では、撮像装置31は、デバイス回収部18が撮像装置31に対応する位置に移動したとき、デバイス回収部18の上方に位置するように配置されており、その撮像装置31がICデバイス90の図6中の上側の表面を撮像するように構成されている。ICデバイス90は、その上部に回路が集中して配置されているので、このようにICデバイス90の図6中の上側の表面について外観検査を行うことが好ましい。なお、これに限らず、例えば、撮像装置31がICデバイス90の図6中の下側の表面(裏面)、側面等を撮像可能なように構成してもよい。ICデバイス90の裏面を撮像する場合は、例えば、デバイス回収部18のポケット185の下部を光透過性を有する部材(透明な部材)で形成したり、また、前記ポケット185の下部に孔を形成する。
また、デバイス回収部18のポケット185の内側の面等、デバイス回収部18のICデバイス90近傍の部分の表面は、ストロボ32から発せられ、デバイス回収部18で撮像装置31に向けて反射する光の光量が少なくなるように構成することが好ましい。これにより、撮像装置31によりICデバイス90を撮像するときに、不要な光が撮像装置31の撮像素子に入射することを抑制することができ、より鮮明な画像を得ることができる。
前記撮像装置31に向けて反射する光の光量を少なくするための方法(構成)としては、例えば、前記デバイス回収部18のポケット185の内側の面等のICデバイス90の近傍の部分の少なくとも表面を、光の反射率の小さい材料で形成する、光の吸収率の大きい材料で形成する、光の散乱が大きくなるように、例えば、粗面化する等が挙げられる。
ICデバイス90の外観検査では、デバイス回収部18がX方向に移動する際に、ストロボ32を駆動して、ICデバイス90の表面に光を照射するとともに、撮像装置31により、ICデバイス90の表面を撮像し、ICデバイス90の表面の画像データ(表面状態の情報)を取得する。このICデバイス90の撮像は、X方向に並ぶ4つのICデバイス90に対し、順次行う。なお、前記画像データは、制御部80に入力され、その記憶部801に記憶される。
ICデバイス90がデバイス回収部18に載置された状態でICデバイス90の撮像を行うことにより、ICデバイス90の外観検査を行うための専用の外観検査領域が設けられている場合に比べて、スループットを減少させずに、容易かつ迅速にICデバイス90の外観検査を行うことができる。また、ICデバイス90を把持したり、放したりする回数を減少させることができ、ICデバイス90を損傷させてしまうことを抑制することができる。
次に、得られた画像データに基づいて、制御部80の判定部802により、ICデバイス90の表面の傷の有無を判定する。また、必要に応じて、傷の大きさを測定したり、位置を特定する。また、この外観検査では、画像データを、例えば、微分干渉法、フーリエ変換法等を用いて解析することにより、微細な傷や見え難い傷を強調し、傷の検出感度を向上させることが可能である。
これにより、ICデバイス90の外観(表面状態)について、良品と不良品とを選別することができる。なお、前記電気的特性の検査で合格したICデバイス90でも、この外観検査において不合格となったものは、不良品として取り扱われる。
また、ICデバイス90の外観検査は、全部のICデバイス90に対して行ってもよいが、前記電気的特性の検査で合格したICデバイス90に対してのみ行うことが好ましい。これにより、ICデバイス90の無駄な撮像を防止することができ、迅速にICデバイス90の外観検査を行うことができる。
なお、本実施形態では、ICデバイス90の撮像は、ICデバイス90がデバイス回収部18に載置された状態で行っているが、これに限らず、例えば、被検出部が設けられた他の搬送部にICデバイス90が載置された状態で行ってもよい。
また、本実施形態では、表面状態取得部3は、構造体5に固定されているが、これに限らず、例えば、構造体5等にY方向に移動可能に設置されていてもよい。このような構成の場合は、例えば、下記の構成1および構成2を実現することができる。
(構成1)
1つのデバイス回収部18に対する表面状態取得部3の数を2つから1つに変更し、表面状態取得部3をY方向に移動させることにより、1つの撮像装置31で、2列に配置されたICデバイス90を撮像する。具体的には、撮像装置31で1列目のICデバイス90を撮像した後、表面状態取得部3をY方向に移動、すなわち、2列目のICデバイス90を撮像可能な位置に移動させ、その撮像装置31で2列目のICデバイス90を撮像する。この構成1の場合は、表面状態取得部3の数を減少させることができ、検査装置1の構成を簡素化することができる。
(構成2)
ICデバイス90の被撮像領域、すなわち、撮像装置31で撮像されるICデバイス90の表面における領域を複数(複数の部分)に分割して撮像する。これにより、高精細な画像を得ることができ、微細な傷でも検出することができる。
また、この撮像では、被撮像領域をY方向に複数に分割して撮像する場合は、表面状態取得部3をY方向に移動させて撮像を行い、また、被撮像領域をX方向に複数に分割して撮像する場合は、ICデバイス90(デバイス回収部18)をX方向に移動させて撮像を行う。なお、前記被撮像領域をX方向に複数に分割して撮像する場合、ICデバイス90をX方向プラス側に移動させるときに、順次、撮像を行ってもよく、また、ICデバイス90をX方向プラス側とX方向マイナス側とに往復させて撮像を行ってもよい。
また、被撮像領域を複数に分割して撮像する場合、その分割数は、特に限定されず、撮像装置31の性能等の諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、偶数であることが好ましく、2以上、64以下であることがより好ましく、2以上、16以下であることがさらに好ましい。具体的には、2分割または4分割が好ましく、4分割がより好ましく、X方向に2分割で、かつY方向に2分割(合計で4分割)がさらに好ましい。これにより、必要かつ十分に高精細な画像を得ることができ、また、迅速に被撮像領域全体を撮像することができる。
また、被撮像領域を分割して撮像する場合、各画像(撮像装置31の撮像領域)のうち、隣り合う2つの画像が共通の部分を有していてもよく、また、隣り合う2つの画像の境界同士が一致するようにしてもよい。
なお、前記被撮像領域の分割については、表面状態取得部3をY方向に移動させる構成に限定されず、例えば、1列分のICデバイス90に対し、固定された複数(例えば、2つ)の表面状態取得部3を設ける構成であってもよい。
また、表面状態取得部3は、ICデバイス90の3D(3次元)画像を取得可能なように構成されていてもよい。この場合、表面状態取得部3として、例えば、3D画像を得ることが可能な図示しない撮像装置を用いてもよく、また、2つ以上、好ましくは、3つ以上(例えば、3つ)の図示しない撮像装置を互いに異なる位置に配置させ、それぞれの撮像装置から得られる画像データに基づいて3D画像のデータを作成するように構成してもよい。また、レーザー光を用い、三角測量法により3Dイメージ計測が可能なレーザー測定器(レーザー測長器)を用いてもよい。この場合は、ICデバイス90の外観検査において、前記3D画像のデータや3Dイメージ計測により得られたデータに基づいて、傷の深さ等も測定することができる。
また、図6に示すように、振動検出部4は、振動を検出する第1の振動検出器41および第2の振動検出器42を有している。
第1の振動検出器41は、撮像装置31(構造体5の撮像装置31の近傍の部分)の振動を検出するセンサーである。本実施形態では、第1の振動検出器41として、後述する角速度センサーと加速度センサーとの少なくとも一方を用いる場合、その第1の振動検出器41は、構造体5の撮像装置31の近傍の部分に設置される。なお、第1の振動検出器41は、構造体5の各撮像装置31の近傍の部分にそれぞれ設置されているが、これに限らず、例えば、構造体5に1つの第1の振動検出器41を設置してもよい。
また、第2の振動検出器42は、ICデバイス90の振動、すなわち、ICデバイス90が載置されたデバイス回収部18の振動を検出するセンサーである。本実施形態では、第2の振動検出器42として、後述する角速度センサーと加速度センサーとの少なくとも一方を用いる場合、その第2の振動検出器42は、デバイス回収部18に設置される。なお、第2の振動検出器42は、各デバイス回収部18にそれぞれ設置されている。
振動検出部4により、撮像装置31の振動と、ICデバイス90が載置されたデバイス回収部18の振動とを検出することにより、後述する所定の処理を行うことができ、これにより、撮像装置31により撮像して得られる画像において、ブレが防止または軽減され、鮮明な画像が得られ、ICデバイス90の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
なお、本実施形態では、ICデバイス90の撮像は、ICデバイス90がデバイス回収部18に載置された状態で行うので、第2の振動検出器42は、デバイス回収部18に設置されているが、これに限らず、ICデバイス90が他の部材に載置された状態でICデバイス90の撮像を行う場合は、第2の振動検出器42は、前記他の部材に設置され、前記他の部材の振動を検出する。
また、第1の振動検出器41および第2の振動検出器42としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、角速度センサー(ジャイロセンサー)、加速度センサー、光照射部および受光部を有する光学式のセンサーや、これらのうちの1または2つ以上を有するセンサー等が挙げられる。このようなセンサーを用いることにより、適切に振動を検出することができる。
また、前記光学式のセンサーとしては、例えば、レーザードップラー振動計、レーザー変位計(変位センサー)等が挙げられる。
なお、第1の振動検出器41と第2の振動検出器42とは、同じでもよく、また、異なっていてもよい。また、第1の振動検出器41と第2の振動検出器42とのいずれか一方が省略されていてもよい。
この検査装置1では、撮像を行うとき、または撮像を行う前に、振動検出部4により振動を検出し、検出された振動の情報(振動情報)に基づいて、所定の処理を行う。なお、検出された振動情報は、制御部80に入力され、その記憶部801に記憶される。以下、前記処理の具体例(処理1、2)を説明する。また、振動の検出については、代表的に、処理1において説明する。
なお、振動情報としては、例えば、振動の大きさ(強さ)、振動の周期(周波数)等が挙げられる。また、振動の大きさとしては、例えば、振動の振幅(振動により移動する対象点の変位)、振動により移動する対象点の速度(最大速度)、振動により移動する対象点の加速度(最大加速度)等が挙げられる。
(処理1)
振動情報に基づいて、ICデバイス90の外観検査を行うか否かを判断する。この判断は、制御部80の判定部802により行われる。
すなわち、振動検出部4により検出された振動が所定の振動(閾値)以下の場合は、撮像装置によりICデバイス90の表面を撮像して外観検査を行う。
これにより、撮像装置31により撮像して得られる画像において、ブレが防止または軽減され、すなわち、画像が鮮明(明確)になり、ICデバイス90の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
ここで、前記振動検出部4により検出された振動が所定の振動以下であるか否かの判断は、振動の振幅、振動により移動する対象点の速度(最大速度)、振動により移動する対象点の加速度(最大加速度)のうちのいずれか1つ、またはいずれか2つ、または3つを、所定の閾値と比較して行う。但し、これらのうちでは、振動の振幅が大きい場合が撮像装置31による撮像において最も悪影響を及ぼすので、本実施形態では、振動検出部4により振動の振幅を検出し、検出された振動の振幅を所定の閾値と比較する。そして、振動の振幅が閾値以下である場合は、振動が所定の振動以下であると判断し、また、振動の振幅が閾値よりも大きい場合は、振動が所定の振動よりも大きいと判断する。なお、前記振動の閾値は、所望の鮮明な画像が得られるための振動の振幅の許容範囲の上限値であり、予め実験的に求められ、記憶部801に記憶されている。
また、前記振動の判断は、振動検出部4の第1の振動検出器41により検出された撮像装置31(構造体5の撮像装置31の近傍の部分)の振動と、第2の振動検出器42により検出されたデバイス回収部18の振動のそれぞれに対して行ってもよく、また、いずれか一方の振動に対して行ってもよく、また、両方の振動を合成した振動、すなわち、一方の振動に対する他方の相対的な振動を求め、その振動に対して行ってもよい。
また、振動を検出する時期は、撮像装置31による撮像の前であれば特に限定されないが、前記撮像の直前であることが好ましい。これにより、撮像時の振動と同等または撮像時の振動に近似した振動を検出することができる。
また、振動検出部4により検出された振動が所定の振動よりも大きい場合は、撮像装置31によるICデバイス90の撮像およびICデバイス90の表面の傷の有無の判定を行わない、すなわち、ICデバイス90の外観検査を行わない。これにより、撮像装置31により撮像して得られる画像においてブレが生じ、画像が不鮮明になるような状況での撮像を防止することができる。このような場合は、例えば、下記[1]または[2]の処理を行うことが好ましい。
なお、前記の構成に限らず、まずは、振動の大小によらず、撮像装置31によるICデバイス90の撮像を行ってしまい、その撮像の後に、前記振動の振幅と閾値との比較を行い、その結果に基づいて、ICデバイス90の表面の傷の有無の判定を行うか否かを判断するように構成してもよい。検出された振動の振幅が閾値以下である場合は、前記傷の有無の判定を行って外観検査を完結させる。また、検出された振動の振幅が閾値よりも大きい場合は、前記傷の有無の判定を行わず、このため、外観検査は完結せず、外観検査は行わなかったこととなる。このような構成の場合は、振動の検出と、撮像とを同時に行うことができる。
[1]
再度、振動検出部4により振動を検出し、前記と同様の処理を行う。この場合は、振動の検出を行う回数の上限値を設定しておく。
[2]
下記に示す振動対策を行う。
この場合は、振動対策を行った後、再度、振動検出部4により振動を検出し、前記と同様の処理を行ってもよく、また、振動対策を行うことにより振動が十分に小さくなったものと推定し、振動検出部4による振動の検出を行わずに、外観検査を行ってもよい。また、振動対策を行っても振動が十分に低下していない場合は、条件や方法を変更して、再度、振動対策を行ってもよい。
振動が発生する振動発生部である第1のトレイ搬送機構11A、第2のトレイ搬送機構11B、第3のトレイ搬送機構15、第4のトレイ搬送機構22A、第5のトレイ搬送機構22B、第6のトレイ搬送機構21、第1のデバイス搬送ヘッド13、第2のデバイス搬送ヘッド17、第3のデバイス搬送ヘッド20、デバイス供給部14およびデバイス回収部18等の検査装置1(電子部品搬装置)の駆動機構の少なくとも1つの振動を、通常時(通常の動作時)よりも小さくする。なお、前記「振動を小さくする」には、振動をなくすことも含まれる。また、以下では、前記振動を通常時の振動よりも小さくすること(動作)を、単に「振動低減動作」とも言う。
この振動低減動作を行うことにより、撮像装置31により撮像して得られる画像において、ブレが防止または軽減され、すなわち、画像が鮮明になり、ICデバイス90の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
ここで、駆動機構の振動を通常時の振動よりも小さくする方法、すなわち、駆動機構の振動低減動作としては、例えば、駆動機構の速度を通常時よりも遅くする、駆動機構を停止させる、駆動機構が駆動源としてサーボモーターを有する場合、そのサーボモーターの励磁を停止する(サーボモーターへの電力の供給を停止する)等が挙げられる。これらのうち、振動の低減または振動をなくすために最も効果が高いのは、サーボモーターの励磁を停止する方法であり、次に効果が高いのは、駆動機構を停止させる方法であり、次に効果が高いのは、駆動機構の速度を撮像の前よりも遅くする方法である。これらは、諸条件に応じて適宜設定される。
なお、本実施形態では、第1のデバイス搬送ヘッド13、第2のデバイス搬送ヘッド17、第3のデバイス搬送ヘッド20、デバイス供給部14およびデバイス回収部18等の駆動源は、それぞれ、サーボモーターで構成されているが、それ以外の駆動源も適用可能である。
また、撮像装置31によりICデバイス90撮像するときは、すべての駆動機構において、振動低減動作を行ってもよく、また、一部の駆動機構において、振動低減動作を行ってもよいが、すべての駆動機構において、振動低減動作を行うと高い効果が得られる。また、一部の駆動機構において、振動低減動作を行う場合は、ICデバイス90が載置されているデバイス回収部18において、振動低減動作を行うと高い効果が得られる。
(処理2)
振動情報に基づいて、ICデバイス90の外観検査を行う。
具体例としては、振動検出部4により振動の周期(周波数)を検出し、検出された振動の1周期の期間に、撮像装置31により撮像を複数回行って外観検査を行う。
振動の1周期の期間に複数回撮像して得られた画像のうちには、ブレが防止または軽減された画像、すなわち、鮮明な画像が存在し、その鮮明な画像に基づいてICデバイス90の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
また、振動の1周期の期間に行う撮像の回数は、複数回であれば特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、2回以上、20回以下であることが好ましく、3回以上、15回以下であることがより好ましく、4回以上、10回以下であることがさらに好ましい。
なお、この処理2と前記処理1との両方を行ってもよい。
また、この検査装置1では、検出部7によるマーカー(被検出部)23の検出結果に基づいて、ICデバイスの表面状態の情報を取得するように構成されている。
まずは、検出部7およびマーカー23について説明する。
図3に示すように、各ICデバイス回収部18には、それぞれ、複数(図示の構成では4つ)のマーカー23が設けられている。また、各ICデバイス回収部18に対して、それぞれ、構造体5の所定の位置に、検出部7が設置されている。なお、図3では、X方向プラス側が、ICデバイス回収部18がICデバイス90を回収する際に移動する方向、すなわち、撮像装置31によりICデバイス90の表面を撮像する際に移動する方向である。以下、代表的に、図3中の上側に配置されている検出部7およびICデバイス回収部18に設けられたマーカー23について説明する。
マーカー23は、光を反射可能な光反射部の1例であり、例えば、反射膜、反射部材等で形成される。
また、マーカー23は、X方向に並ぶ4つのポケット185に対してそれぞれ対応するように、ICデバイス回収部18の配置板182の側面に、合計で4つ設置されている。なお、ポケット185の数およびマーカー23の数は、図示の数に限定されないことは言うまでもない。
また、マーカー23は、本実施形態では、ポケット185よりもX方向プラス側に配置されている。なお、マーカー23は、ポケット185よりもX方向マイナス側に配置されていてもよく、また、X方向においてポケット185と同じ位置に配置されていてもよい。
また、検出部7は、光を照射(出射)する光照射部71と、光を受光して光電変換する受光部72とを有している(図2参照)。
この検出部7は、光照射部71から出照した光がマーカー23で反射し、受光部72で受光可能なようになっている。この場合、検出部7は、デバイス回収部18よりもY方向プラス側に配置されている。また、検出部7は、撮像装置31よりもX方向マイナス側に配置されている。また、検出部7のZ方向の位置は、光照射部71から出照した光がマーカー23に照射可能な位置に設定されている。受光部72において生成された信号は、制御部80に入力される。制御部80の判定部802は、前記受光部72から入力される信号(電圧)のレベルがローレベルからハイレベルに変化した場合に、検出部7によりマーカー23が検出されたものと判断する。
この検査装置1では、検出部7によりマーカー23が検出されたときの位置(図4参照)からICデバイス回収部18が所定距離L移動したときに、撮像装置31によりICデバイス回収部18の表面を撮像する(図5参照)。
この場合、検出部7によりマーカー23が検出されたときに、時間計測部803により時間の計測を開始する。そして、前記時間計測部803により計測された時間が所定時間tに到達したときに、ICデバイス回収部18が所定距離L移動したと判断し、撮像装置31により撮像を行う。
ここで、図4に示すように、検出部7によりマーカー23が検出されたときのポケット185(ICデバイス90)と撮像装置31とのX方向の距離が、前記所定距離Lであり、その所定距離Lは、既知である。また、ICデバイス回収部18の移動速度も既知であるので、前記所定時間tは、予め求めることができる。
以上説明したように、この検査装置1によれば、検出部7がマーカー23を検出し、その情報に基づいて撮像装置31により撮像を行うので、検査装置1に対して撮像の時期等を設定する作業を行う必要がない。
例えば、ICデバイス回収部18の配置板182が、ポケット185の数、ピッチ、位置等の異なる別の配置板(図示せず)に変更された場合でも、検出部7がマーカー23を検出し、その情報に基づいて撮像装置31により撮像を行うことにより、撮像の時期がずれてしまうことを抑制することができ、ICデバイス90の表面を撮像することができ、その画像データを得ることができる。これにより、ICデバイス90の表面の傷の有無の判定を適切に行うことができる。
また、ICデバイス90がデバイス回収部18に載置された状態でICデバイス90の撮像を行うので、スループットを低下させずに、容易かつ迅速にICデバイス90の外観検査を行うことができる。
なお、本実施形態では、検出部7は、X方向において、撮像装置31と異なる位置に配置されているが、これに限らず、撮像装置31と同じ位置に配置されていてもよい。
<第2実施形態>
図7は、本発明の電子部品検査装置の第2実施形態におけるデバイス回収部、表面状態取得部、検出部および構造体を示す平面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の検査装置1では、デバイス回収部18の配置板182に、被検出部として貫通孔24が設けられている。貫通孔24は、光が透過可能な光透過部の一例であり、配置板182のY方向に延在している。
また、貫通孔24は、本実施形態では、X方向においてポケット185と同じ位置に配置されている。なお、貫通孔24は、ポケット185よりもX方向プラス側に配置されていれもよく、また、ポケット185よりもX方向マイナス側に配置されていてもよい。
また、光透過部は、貫通孔24に限らず、例えば、スリットでもよく、また、光透過性を有する部材(透明な部材)で形成してもよい。
また、検出部70の光照射部71と受光部72とは、Y方向に沿って配置され、光照射部71から出照した光が受光部72で受光可能なようになっている。
また、光照射部71は、デバイス回収部18よりもY方向プラス側に配置され、受光部72は、デバイス回収部18よりもY方向マイナス側に配置されている。なお、光照射部71と受光部72とが前記と逆に配置されていてもよい。
また、光照射部71および受光部72は、それぞれ、撮像装置31よりもX方向マイナス側に配置されている。
また、光照射部71および受光部72のZ方向の位置は、それぞれ、光照射部71から出照した光が貫通孔24を通過可能な位置に設定されている。
この検査装置1でも前記第1実施形態と同様に、時間計測部803により計測された時間が所定時間に到達したときに、撮像装置31により撮像を行う。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、光照射部71および受光部72は、それぞれ、X方向において、撮像装置31と異なる位置に配置されているが、これに限らず、撮像装置31と同じ位置に配置されていてもよい。この場合は、受光部72により光が検出された場合に、瞬時に撮像装置31により撮像を行う。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1…検査装置(電子部品検査装置) 11A…第1のトレイ搬送機構 11B…第2のトレイ搬送機構 12…温度調整部(ソークプレート) 13…第1のデバイス搬送ヘッド 131…ハンドユニット 14…デバイス供給部(供給シャトル) 141…デバイス供給部本体 142…配置板 145…ポケット 15…第3のトレイ搬送機構 16…検査部 161…検査部本体 162…保持部材 163…保持部 17…第2のデバイス搬送ヘッド 171…ハンドユニット 172…ハンドユニット本体 173…把持部材 18…デバイス回収部(回収シャトル) 181…デバイス回収部本体 182…配置板 185…ポケット 19…回収用トレイ 20…第3のデバイス搬送ヘッド 201…ハンドユニット 21…第6のトレイ搬送機構 22A…第4のトレイ搬送機構 22B…第5のトレイ搬送機構 23…マーカー 24…貫通孔 3…表面状態取得部 31…撮像装置 32…ストロボ 4…振動検出部 41…第1の振動検出器 42…第2の振動検出器 5…構造体 6…操作部 61…入力部 62…表示部 7、70…検出部 71…光照射部 72…受光部 80…制御部 801…記憶部 802…判定部 803…時間計測部 90…ICデバイス 200…トレイ A1…トレイ供給領域 A2…デバイス供給領域(供給領域) A3…検査領域 A4…デバイス回収領域(回収領域) A5…トレイ除去領域 R1…第1室 R2…第2室 R3…第3室

Claims (14)

  1. 電子部品を載置し搬送可能な搬送部と、
    前記搬送部に設けられた被検出部と、
    前記被検出部を検出可能な検出部と、
    前記電子部品の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部と、を有し、
    前記検出部による前記被検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品の表面状態の情報を取得することを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記被検出部は、光が透過可能な光透過部である請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記被検出部は、光を反射可能な光反射部である請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記検出部は、光照射部と受光部とを有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記検出部により前記被検出部が検出されたときの位置から前記搬送部が所定距離移動したときに、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  6. 時間を計測する時間計測部を有し、
    前記検出部により前記被検出部が検出されたときから前記時間計測部により計測された時間が所定時間に到達したときに、前記搬送部が前記所定距離移動したと判断される請求項5に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得するとき、または取得する前に、振動を検出可能な振動検出部を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得して前記電子部品の外観検査を行う請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  9. 前記外観検査では、前記表面状態の情報に基づいて前記電子部品の表面の傷の有無を判定する請求項8に記載の電子部品搬送装置。
  10. 前記電子部品の電気的な検査が行われた後、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得する請求項8または9に記載の電子部品搬送装置。
  11. 前記電子部品の電気的な検査で合格した前記電子部品に対して、前記表面状態取得部により前記電子部品の表面状態の情報を取得する請求項10に記載の電子部品搬送装置。
  12. 前記表面状態取得部は、前記電子部品を撮像可能な撮像装置を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  13. 前記表面状態取得部は、ストロボを有し、
    前記撮像装置による前記電子部品の撮像時に、前記ストロボを駆動して前記電子部品に光を照射する請求項12に記載の電子部品搬送装置。
  14. 電子部品を載置し搬送可能な搬送部と、
    前記搬送部に設けられた被検出部と、
    前記被検出部を検出可能な検出部と、
    前記電子部品の表面状態の情報を取得可能な表面状態取得部と、
    前記電子部品を検査する検査部と、を有し、
    前記検出部による前記被検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品の表面状態の情報を取得することを特徴とする電子部品検査装置。
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