JP2017013552A - 車両 - Google Patents

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豊 高村
高橋 功
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高橋  功
雅樹 佐藤
Masaki Sato
雅樹 佐藤
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Abstract

【課題】ジャンパ線連結部の連結作業等の状況でジャンパ線に電圧が印加されることを低減する。【解決手段】実施形態による車両は、切替部材と、検出部と、制御装置とを備える。切替部材は、ジャンパ線連結部に設けられたジャンパ線に電圧を印加させる接続状態と印加させない遮断状態とで切り替わる。検出部は、他の車両のジャンパ線連結部と連結されるジャンパ線連結部の連結状態に応じた検出情報を検出する。制御装置は、検出情報が予め定められた閾値に対してジャンパ線連結部の離脱状態を示す側である場合、切替部材を遮断状態とする。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、車両に関する。
機関車等の鉄道車両等の車両間を電気的に接続するジャンパ線を連結するジャンパ線連結部が知られている。例えば、鉄道車両の走行時等は、ジャンパ線には電圧が印加される。一方、ジャンパ線連結部を連結するときまたは連結を解除する連結作業時には、ジャンパ線には電圧が印加されない。
特開2003−346980号公報
しかしながら、ジャンパ線への電圧の印加状態は作業者等の人が切り替えている。このため、電力の必要のないジャンパ線連結部の連結作業時等において、作業者が手順通りに電圧を非印加状態とすることを忘れた場合、ジャンパ線に電圧が印加されて、車両機器が破損するといった課題がある。
本発明の実施形態は、上記に鑑みてなされたものであって、電力の必要のないジャンパ線連結部の連結作業等の状況でジャンパ線に電圧が印加されることによる車両機器の破損を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の実施形態による車両は、切替部材と、検出部と、制御装置とを備える。切替部材は、ジャンパ線連結部に設けられたジャンパ線に電圧を印加させる接続状態と印加させない遮断状態とで切り替わる。検出部は、他の車両のジャンパ線連結部と連結されるジャンパ線連結部の連結状態に応じた検出情報を検出する。制御装置は、検出情報が予め定められた閾値に対してジャンパ線連結部の離脱状態を示す側である場合、切替部材を遮断状態とする。
図1は、実施形態にかかる第1鉄道車両及び第2鉄道車両の側面図である。 図2は、栓型のジャンパ線連結部の連結面側から見た図である。 図3は、栓受型のジャンパ線連結部の連結面側から見た図である。 図4は、第1鉄道車両及び第2鉄道車両の制御系を説明するブロック図である。 図5は、ジャンパ線連結部が連結または離脱される際に制御装置によって実行される切替制御処理のフローチャートである。 図6は、ジャンパ線連結部の連結作業におけるピンとピン受部材との離脱状態を示す図である。 図7は、ピンの一部がピン受部材に挿入された状態におけるピンとピン受部材との離脱状態を示す図である。 図8は、ピンとピン受部材との連結状態を示す図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
<実施形態>
図1は、実施形態にかかる制御装置30を備えた第1鉄道車両10及び第2鉄道車両12の側面図である。
第1鉄道車両10は、車両本体20と、連結器22と、複数の車両機器24と、複数のジャンパ線26と、栓型のジャンパ線連結部28と、制御装置30とを備える。
車両本体20は、乗員または乗客を収容する。車両本体20は、モータ等の駆動源、連結器22、車両機器24、ジャンパ線26、ジャンパ線連結部28、及び、制御装置30を保持する。
連結器22は、車両本体20の前端部及び後端部に設けられている。連結器22は、第1鉄道車両10と、第2鉄道車両12とを機械的に連結する。
車両機器24は、電力によって動作する電子機器である。車両機器24の一例は、インバータである。車両機器24は、例えば、筐体の扉等の開閉を検出する開閉センサを有する。車両機器24の開閉センサは、扉が開状態であればON信号を出力して、扉が閉状態であればOFF信号を出力する。
複数のジャンパ線26は、樹脂等によって被覆されて一本に束ねられている。ジャンパ線26の本数の一例は、62本である。複数のジャンパ線26の一端は、車両機器24等と接続された端子台と電気的に接続されている。複数のジャンパ線26の他端は、ジャンパ線連結部28に設けられている。
栓型のジャンパ線連結部28は、車両本体20の前後方向の端部に設けられている。ジャンパ線連結部28は、ジャンパ線26によって、端子台と電気的に接続されている。
制御装置30は、第1鉄道車両10の制御全般を司る。制御装置30の一例は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びフラッシュメモリ等の記憶装置等を有するコンピュータである。例えば、制御装置30は、車両機器24等を制御する。また、制御装置30は、ジャンパ線26への電圧印加を制御する。
第2鉄道車両12は、車両本体20と、連結器22と、車両機器24と、複数のジャンパ線26と、栓受型のジャンパ線連結部32と、制御装置30とを備える。尚、第2鉄道車両12の構成のうち、第1鉄道車両10の構成と同じ構成には、同じ符号を付与して説明を省略する。
栓受型のジャンパ線連結部32は、車両本体20の前後方向の端部に設けられている。複数のジャンパ線26の一端は、車両機器24等と接続された端子台と電気的に接続されている。複数のジャンパ線26の他端は、ジャンパ線連結部32に設けられている。ジャンパ線連結部32は、ジャンパ線26によって、端子台と電気的に接続されている。第2鉄道車両12の栓受型のジャンパ線連結部32は、第1鉄道車両10の栓型のジャンパ線連結部28と連結される。これにより、それぞれのジャンパ線連結部28、32に設けられたジャンパ線26が電気的に接続される。この結果、第1鉄道車両10と第2鉄道車両12が、信号を送受信可能に接続される。
図2は、栓型のジャンパ線連結部28の連結面側から見た図である。図2に示すように、栓型のジャンパ線連結部28は、本体部40と、複数のピン42と、検出部44と、磁石46とを有する。
本体部40は、樹脂等の絶縁性の部材で形成されている。本体部40は、ジャンパ線26の他端部を保持する。ジャンパ線連結部32と連結される本体部40の連結側の面である連結面48は、ほぼ平面状に形成されている。
複数のピン42は、本体部40に設けられている。複数のピン42の一端部は、本体部40に埋設されている。各ピン42の一端部は、いずれかのジャンパ線26と接続されている。複数のピン42の他端部は、本体部40の連結面48から突出して、露出している。
検出部44は、第1鉄道車両10のジャンパ線連結部28、及び、第2鉄道車両12のジャンパ線連結部32の連結状態に応じた情報を検出情報として検出する。検出部44は、例えば、磁気センサである。検出部44は、連結状態に応じた情報として、磁気の大きさを検出する。磁気の大きさと連結状態との関係については後述する。検出部44は、本体部40の連結面48に設けられている。検出部44は、制御装置30と情報を送受信可能に接続されている。
磁石46は、本体部40の連結面48に設けられている。磁石46は、例えば、永久磁石である。
図3は、栓受型のジャンパ線連結部32の連結面側から見た図である。図3に示すように、栓受型のジャンパ線連結部32は、本体部50と、複数のピン受部材52と、検出部54と、磁石56とを有する。
本体部50は、樹脂等の絶縁性の部材で形成されている。本体部50は、ジャンパ線26の他端部を保持する。ジャンパ線連結部28と連結される本体部50の連結側の面である連結面58は、ほぼ平面状に形成されている。ジャンパ線連結部28とジャンパ線連結部32とが連結されると、連結面48と連結面58は接近した状態で対向する。
複数のピン受部材52は、本体部50に設けられている。複数のピン受部材52は、凹状に形成されている。複数のピン受部材52は、本体部50に埋設されている。各ピン受部材52の一端部は、いずれかのジャンパ線26と接続されている。複数のピン受部材52の他端は、本体部50の連結面58で、ピン42が挿入可能な形状に開口している。複数のピン受部材52のそれぞれは、栓型のジャンパ線連結部28の複数のピン42と対向する位置に形成されている。ジャンパ線連結部28とジャンパ線連結部32とが連結されると、複数のピン42のそれぞれが、複数のピン受部材52のいずれかに挿入される。これにより、ジャンパ線連結部28のジャンパ線26とジャンパ線連結部32のジャンパ線26とが電気的に接続され、第1鉄道車両10と第2鉄道車両12とが接続される。
検出部54は、第1鉄道車両10のジャンパ線連結部28、及び、第2鉄道車両12のジャンパ線連結部32の連結状態に応じた情報を検出情報として検出する。検出部54は、例えば、磁気センサである。検出部54は、本体部50の連結面58に設けられている。ジャンパ線連結部28とジャンパ線連結部32とが連結された場合、検出部54は、ジャンパ線連結部28の磁石46と対向する位置になるように設けられている。これにより、検出部54は、ジャンパ線連結部28の磁石46の磁気の大きさを検出する。検出部54は、制御装置30と情報を送受信可能に接続されている。検出部54は、検出した磁石46の磁気の大きさに関する情報を連結状態に関する情報として制御装置30へと送信する。
磁石56は、本体部50の連結面58に設けられている。磁石56は、例えば、永久磁石である。一対のジャンパ線連結部28、32が連結された場合、磁石56は、ジャンパ線連結部28の検出部44と対向する位置に設けられている。これにより、ジャンパ線連結部28の検出部44は、磁石56の磁気の大きさを検出する。検出部44は、検出した磁石56の磁気の大きさに関する情報を連結状態に関する情報として制御装置30へと送信する。
図4は、第1鉄道車両10及び第2鉄道車両12の制御系を説明するブロック図である。図4に示すように、第1鉄道車両10は、印加部60と、複数の車体配線62とを更に備える。
印加部60は、複数の切替部材64を有する。切替部材64の一例は、ONとOFFとを切り替え可能なリレーである。切替部材64は、例えば、車両機器24に接続された各車体配線62と、栓型のジャンパ線連結部28のピン42に接続されたジャンパ線26との間に接続されている。従って、各切替部材64は、ONとOFFとで切り替えられることによって、車両機器24と、ジャンパ線26及びピン42との間を電気的に接続または遮断する。即ち、切替部材64は、ジャンパ線26へ電圧を印加させる接続状態と電圧を印加させない遮断状態とで切り替わる。切替部材64の接続状態において、ジャンパ線26に印加される電力の一例は、100Vである。例えば、接続状態では、100VをH信号とするデジタル信号がジャンパ線26を伝達する。切替部材64は、作業者によって手動で接続状態と遮断状態とが切り替えられるとともに、制御装置30によって自動で接続状態と遮断状態とが切り替えられる。
制御装置30は、切替部材64を含む第1鉄道車両10の電子機器を制御する。制御装置30は、取得部66と、判定部68と、切替部70とを有する。制御装置30は、例えば、記憶装置からプログラムを読み込むことによって、取得部66、判定部68、及び、切替部70として機能する。尚、取得部66、判定部68、及び、切替部70の一部または全部は、回路等のハードウエアによって構成してもよい。
取得部66は、検出部44と情報を送受信可能に無線または有線通信によって接続されている。例えば、第1鉄道車両10の取得部66は、第2鉄道車両12の磁石56の磁気の大きさに関する情報を連結状態に関する検出情報として検出部44から取得する。取得部66は、取得した検出情報を判定部68へ出力する。
取得部66は、車両機器24と情報を送受信可能に無線または有線通信によって接続されている。取得部66は、ジャンパ線26と接続された車両機器24の状況を示す状況情報を車両機器24から取得する。取得部66は、例えば、車両機器24の開閉センサから扉の開閉を示すON/OFF信号を状況情報として取得する。取得部66は、取得した状況情報を判定部68へ出力する。
判定部68は、取得部66から取得した検出情報と予め定められた閾値とを比較して、第1鉄道車両10のジャンパ線連結部28と第2鉄道車両12のジャンパ線連結部32とが連結状態か離脱状態かを判定する。例えば、判定部68は、検出情報が閾値に対して連結状態を示す側である場合、連結状態と判定する。判定部68は、検出情報が閾値に対して離脱状態を示す側である場合、離脱状態と判定する。本実施形態の判定部68は、検出情報に含まれる磁石46の磁気の大きさの情報に基づいて、一対のジャンパ線連結部28、32が連結状態か否かを判定する。判定部68は、ジャンパ線連結部28とジャンパ線連結部32との間の距離が短い場合、検出情報に基づいて磁石46の磁気の大きさが閾値以上と判定して、一対のジャンパ線連結部28、32が連結された連結状態と判定する。換言すれば、閾値以上は、連結状態を示す閾値の側の一例である。一方、判定部68は、連結されていたジャンパ線連結部28、32が離脱して、ジャンパ線連結部28とジャンパ線連結部32との間の距離が長い場合、検出情報に基づいて磁石46の磁気の大きさが閾値未満と判定して、ジャンパ線連結部28、32が離脱した離脱状態と判定する。換言すれば、閾値未満は、離脱状態を示す閾値の側の一例である。連結状態か離脱状態かを判定部68が判定した結果を第1判定結果とする。
判定部68は、取得部66から取得した状況情報と予め定められた第2閾値とを比較して、車両機器24の状況を判定する。判定部68は、判定した車両機器24の状況に基づいて、ジャンパ線26に電圧を印加してもよい許可状態か、ジャンパ線26への電圧の印加を禁止する禁止状態かを判定する。判定部68は、車両機器24がインバータである場合、インバータの筐体が開けられていると、車両機器24の開閉センサが出力した開状態を示すON信号を取得部66から取得する。ここで、ON信号は第2閾値に対して禁止状態を示す側の信号である。従って、判定部68は、当該ON信号を取得して第2閾値と比較すると、当該ON信号を閾値の禁止状態の側と判定して、当該車両機器24を禁止状態と判定する。一方、判定部68は、インバータの筐体が閉じられていると、車両機器24の開閉センサが出力した閉状態を示すOFF信号を取得部66から取得する。ここで、OFF信号は第2閾値に対して許可状態を示す側の信号である。従って、判定部68は、当該OFF信号を取得して第2閾値と比較すると、当該OFF信号を閾値の許可状態の側と判定して、当該車両機器24を許可状態と判定する。許可状態か禁止状態かを判定部68が判定した結果を第2判定結果とする。
判定部68は、第1判定結果及び第2判定結果に基づいて、ジャンパ線26への電圧の印加を指示するか否かを指示する。判定部68は、第1判定結果が離脱状態の場合、ジャンパ線26に電圧を印加させない非印加指示を切替部70に出力する。即ち、判定部68は、第1判定結果が離脱状態の場合、第2判定結果によらず、第1判定結果に基づいて非印加指示を出力する。判定部68は、第1判定結果が連結状態であって、かつ、第2判定結果が許可状態の場合、ジャンパ線26に電圧を印加させる印加指示を切替部70に出力する。判定部68は、第1判定結果が連結状態であっても、第2判定結果が禁止状態の場合、非印加指示を出力する。
切替部70は、切替部材64の接続状態と遮断状態との切り替えを制御する。切替部70は、判定部68から印加指示または非印加指示を取得する。切替部70は、判定部68の判定結果に基づく印加指示及び非印加指示に応じて、切替部材64の接続状態と遮断状態とを制御する。切替部70は、印加指示を取得した場合、切替部材64を接続状態にする。切替部70は、非印加指示を取得した場合、切替部材64を遮断状態にする。
第2鉄道車両12は、複数の切替部材64を有する印加部60と、複数の車体配線62とを更に備えている。切替部材64は、例えば、車両機器24に接続された各車体配線62と、栓受型のジャンパ線連結部32のピン受部材52に接続されたジャンパ線26との間に接続されている。
図5は、ジャンパ線連結部28、32が連結または離脱される際に制御装置30によって実行される切替制御処理のフローチャートである。図6は、ジャンパ線連結部28、32の連結作業におけるピン42とピン受部材52との離脱状態を示す図である。
以下の説明では、第1鉄道車両10の制御装置30において実行される切替制御処理について説明するが、第2鉄道車両12の制御装置30でも同様の切替制御処理を実行してよい。
まず、図6に示すように、ピン42とピン受部材52とが離脱して、第1鉄道車両10と第2鉄道車両12とが電気的に接続されていない状態において第1鉄道車両10の制御装置30で実行される図5の切替制御処理について説明する。
図5に示すように、切替制御処理では、取得部66が検出部44から検出情報を取得して、判定部68へ出力する(S100)。判定部68は、検出情報に基づいて、ジャンパ線連結部28、32が連結状態か離脱状態かを判定する(S110)。当該判定の結果が第1判定結果である。具体的には、判定部68は、検出情報に含まれる磁石56の磁気の大きさと、連結状態を判定するための閾値とを比較して、連結状態か離脱状態かを判定する。図6に示すようにピン42とピン受部材52とが離脱して、検出情報に含まれる磁気の大きさが閾値未満の場合、判定部68は、離脱状態と判定する(S110:No)。図7は、ピン42の一部がピン受部材52に挿入された状態におけるピン42とピン受部材52との離脱状態を示す図である。また、図7に示すようにピン42の一部がピン受部材52に挿入されている場合でも、判定部68が離脱状態と判定するように閾値は設定されている。
判定部68は離脱状態と判定すると、非印加指示を切替部70へ出力する(S120)。切替部70は、非印加指示を取得すると、切替部材64を遮断する(S130)。切替部材64が既に遮断されている場合は、切替部70は切替部材64の遮断状態を維持する。一方、切替部材64が接続されている場合、切替部70は切替部材64を遮断状態に切り替える。この後、ステップS100以降が繰り返される。
判定部68は、取得部66が再度取得した検出情報に基づいて、ジャンパ線連結部28、32の連結状態を判定する(S110)。図8は、ピン42とピン受部材52との連結状態を示す図である。図8に示すようにピン42がピン受部材52にほぼ挿入されて、検出情報に含まれる磁気の大きさが閾値以上となると、判定部68は、連結状態と判定する(S110:Yes)。尚、検出部44の誤差Δd等を考慮して、ピン42の先端がピン受部材52の奥からΔdに達したときに、判定部68が連結状態と判定するように閾値を設定してもよい。
判定部68が連結状態と判定すると、取得部66は状況情報を車両機器24から取得して、判定部68へ出力する(S140)。判定部68は、状況情報に基づいて、車両機器24の状況を判定して、ジャンパ線26に電圧を印加してよい許可状態か印加させない禁止状態かを判定する(S150)。当該判定の結果が第2判定結果である。判定部68は、車両機器24の状況がジャンパ線26に電圧を印加すべきでない禁止状態と判定すると(S150:No)、非印加指示を出力する(S120)。
一方、判定部68は、車両機器24の状況がジャンパ線26に電圧を印加してもよい許可状態と判定すると(S150:Yes)、印加指示を切替部70へ出力する(S160)。切替部70は、印加指示を取得すると、切替部材64を接続する(S170)。切替部材64が既に接続されている場合は、切替部70は切替部材64の接続状態を維持する。一方、切替部材64が遮断されている場合、切替部70は切替部材64を接続状態に切り替える。この後、ステップS100以降が繰り返される。
次に、図8に示すように、ピン42とピン受部材52とが連結されて、第1鉄道車両10と第2鉄道車両12とが電気的に接続されている状態において第1鉄道車両10の制御装置30で実行される図5の切替制御処理について説明する。
図5に示すように、切替制御処理では、取得部66が検出部44から検出情報を取得して、判定部68へ出力する(S100)。判定部68は、検出情報に基づいて、ジャンパ線連結部28、32が連結状態か否かを判定する(S110)。
図8に示すようにまだジャンパ線連結部28、32が連結状態の場合、ジャンパ線連結部28、32は連結状態と判定して(S110:Yes)、取得部66は車両機器24の状況情報を取得して、判定部68へ出力する(S140)。判定部68は、状況情報に基づいて、車両機器24の状況が許可状態と判定すると(S150:Yes)、印加指示を切替部70へ出力する(S160)。切替部70は、印加指示を取得すると、切替部材64を接続状態に切り替え、または、切替部材64の接続状態を維持する(S170)。
一方、判定部68は、状況情報に基づいて、車両機器24が禁止状態と判定すると(S150:No)、非印加指示を切替部70へ出力する(S120)。また、図6及び図7に示すように、ジャンパ線連結部28、32が離脱していると、判定部68は、ステップS110において、ジャンパ線連結部28、32が離脱状態と判定して(S110:No)、非印加指示を切替部70へ出力する(S120)。
切替部70は、非印加指示を取得すると、切替部材64を遮断状態に切り替え、または、切替部材64の遮断状態を維持する(S130)。この後、ステップS100以降を繰り返す。
上述したように、制御装置30では、判定部68は、ジャンパ線連結部28、32が離脱状態と判定すると、非印加指示を切替部70へ出力する。これにより、切替部70は、離脱状態の場合、切替部材64を遮断状態にする。この結果、制御装置30は、連結作業等において電力を必要としない、ジャンパ線連結部28、32が連結されていない離脱状態で、ジャンパ線26に電圧が印加されて、車両機器24等が破損することを低減できる。
制御装置30では、判定部68は、ジャンパ線連結部28、32が連結状態であっても、車両機器24が禁止状態の場合、非印加指示を切替部70へ出力する。これにより、切替部70は、連結状態であっても、車両機器24が禁止状態ならば、切替部材64を遮断状態にするので、制御装置30は、車両機器24が電圧を印加するのに適切でない連結作業時等の状況で、ジャンパ線26に電圧が印加されることを低減できる。
制御装置30では、判定部68は、ジャンパ線連結部28、32が連結状態と判定して、車両機器24が許可状態と判定すると、印加指示を切替部70へ出力する。これにより、切替部70は、連結状態かつ許可状態の場合に切替部材64を接続状態にするので、制御装置30は、適切な状態でジャンパ線26に電圧を印加することができる。
上述した実施形態の各構成は適宜変更してよい。
例えば、判定部68は、検出部44の検出情報が閾値の連結状態の側か離脱状態の側かを判定して、切替部70に印加指示または非印加指示を出力してもよい。この場合、判定部68は、車両機器24の状況情報によらず、切替部70に印加指示または非印加指示を出力する。従って、図5のフローチャートにおいて、ステップS140、S150が省略される。判定部68は、検出情報に基づいて一対のジャンパ線連結部28、32が連結状態と判定すると、切替部70に印加指示を出力する。切替部70は、印加指示を取得すると、切替部材64を接続状態にする。判定部68は、検出情報に基づいて一対のジャンパ線連結部28、32が離脱状態と判定すると、切替部70に非印加指示を出力する。切替部70は、非印加指示を取得すると、切替部材64を遮断状態にする。
上述の実施形態では、判定部68は、検出情報及び状況情報に基づいて、印加指示を出力するか非印加指示を出力するかを判定したが、これに限定されるものではない。例えば、判定部68は、検出情報に基づいて、印加指示を出力するか非印加指示を出力するかを判定してもよい。
上述の実施形態では、検出部44、54が磁石56、46の磁気の大きさを検出する磁気センサとしたが、検出部44、54はこれに限定されるものではない。例えば、検出部44、54は金属、樹脂、液体または紛体等の接近を検出することによって、ジャンパ線連結部28、32の接近を検出する近接センサであってもよい。検出部44、54は、様々な誘電率を持つ物体の接近を検出することによって、ジャンパ線連結部28、32の接近を検出する静電容量型の近接センサであってもよい。検出部44、54は、人などの金属以外の接近には反応せず、金属等の検出対象のみの接近を検出する近接センサであってもよい。また、検出部44、54はレーザまたは発光ダイオード等によって光を出力して、対向するジャンパ線連結部28、32の連結面48、58までの距離を検出する測距センサ等であってもよい。
上述の実施形態では、車両の一例として、鉄道車両を挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、動力を有する牽引車と牽引車に牽引される被牽引車とが機械的及び電気的に連結される連結自動車等に上述の実施形態の構成を適用してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1鉄道車両
12…第2鉄道車両
24…車両機器
26…ジャンパ線
28…ジャンパ線連結部
30…制御装置
32…ジャンパ線連結部
44…検出部
54…検出部
64…切替部材
66…取得部
68…判定部
70…切替部

Claims (4)

  1. ジャンパ線連結部に設けられたジャンパ線に電圧を印加させる接続状態と印加させない遮断状態とで切り替わる切替部材と、
    他の車両のジャンパ線連結部と連結されるジャンパ線連結部の連結状態に応じた検出情報を検出する検出部と、
    前記検出情報が予め定められた閾値に対して前記ジャンパ線連結部の離脱状態を示す側である場合、前記切替部材を遮断状態とする制御装置と、
    を備える車両。
  2. 前記制御装置は、
    前記検出情報が前記閾値に対して前記ジャンパ線連結部の連結状態を示す側である場合、前記切替部材を接続状態とする
    請求項1に記載の車両。
  3. 前記制御装置は、
    前記ジャンパ線と接続された車両機器の状況に応じた状況情報を取得して、
    前記検出情報が前記閾値に対して前記ジャンパ線連結部の連結状態を示す側である場合、かつ、前記状況情報が予め定められた第2閾値に対して前記車両機器に電圧を印加してもよい許可状態を示す側である場合、前記切替部材を接続状態とする
    請求項1に記載の車両。
  4. 前記検出部は、前記他の車両の前記ジャンパ線連結部に設けられた磁石の磁気の大きさを検出する磁気センサである
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11040488B2 (en) 2017-03-01 2021-06-22 Mimaki Engineering Co., Ltd. Building apparatus and building method

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