JP2017011067A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な発電を行うことが可能な太陽光発電装置を提供する。【解決手段】太陽光発電装置は、受光量に応じた電力を生成する発電素子と、前記発電素子に対応して設けられ、受けた光を前記発電素子へ集光する集光レンズと、前記発電素子の周囲に設けられ、前記発電素子に対する集光位置のずれを検出するセンサとを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、太陽光発電装置に関し、特に、集光型の太陽光発電装置に関する。
レンズ等を用いることによって太陽光を発電素子に収束させ、当該発電素子の発電効率を高める集光型の太陽光発電装置の開発が行われている。
集光型の太陽光発電装置の一例として、たとえば、特開2004−153202号公報(特許文献1)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、集光式太陽光発電装置は、集光式太陽電池パネルを地球自転軸とほぼ平行な回転軸のまわりに方位角方向へ回動させる駆動手段と、前記集光式太陽電池パネルと同方向を向きこれと一体に回動させられる検出面を備え、当該検出面上への太陽スポット光の入射位置より方位角方向での太陽の相対位置を検出する位置検出手段と、前記太陽スポット光が前記検出面上の所定位置を越えた時から一定時間経過後に、前記駆動手段を所定時間作動させて前記太陽スポット光が前記所定位置を反対側へ越えるように前記検出面を回動させ、その後、前記太陽スポット光が前記所定位置へ戻るまでの戻り時間を計測し、前記一定時間経過後に、前記戻り時間によって補正した所定時間だけ前記駆動手段を作動させる駆動制御手段とを具備する。
特開2004−153202号公報 特許第3877637号公報 特開2003−142702号公報 特許第3163969号公報
特許文献1に記載の、集光式太陽光発電装置等、従来の技術を超えて、効率的な発電を行うことが可能な技術が望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、効率的な発電を行うことが可能な太陽光発電装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る太陽光発電装置は、受光量に応じた電力を生成する発電素子と、前記発電素子に対応して設けられ、受けた光を前記発電素子へ集光する集光レンズと、前記発電素子の周囲に設けられ、前記発電素子に対する集光位置のずれを検出するセンサとを備える。
本発明によれば、効率的な発電を行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例の斜視図である。 図2は、図1に示す太陽光発電装置の側面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの、図3におけるIV−IV線に沿う断面を示す断面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの受光部に太陽光が斜めに到来する状態を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電回路ユニットを示す平面図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における、集光ずれセンサを含む発電モジュールの発電回路ユニットを示す平面図である。 図9は、図8に示す発電回路ユニットの一部を詳細に示す図である。 図10は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における発電回路ユニットの、図9に示すX−X線に沿う断面を示す断面図である。 図11は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における集光ずれセンサを含む発電モジュールの、図3におけるIV−IV線に相当する直線に沿う断面を示す断面図である。 図12は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の構成の一部を示すブロック図である。 図13は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの位置を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の変形例における発電回路ユニットの一部の詳細を示す図である。 図15は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の変形例における発電回路ユニットの一部の詳細を示す図である。 図16は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の変形例における発電回路ユニットの一部の詳細を示す図である。 図17は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の変形例における発電回路ユニットの一部の詳細を示す図である。 図18は、本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電装置において、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの位置を示す図である。 図19は、本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置の設置状態の一例を示す図である。 図20は、本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置において、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの配置を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る太陽光発電装置は、受光量に応じた電力を生成する発電素子と、前記発電素子に対応して設けられ、受けた光を前記発電素子へ集光する集光レンズと、前記発電素子の周囲に設けられ、前記発電素子に対する集光位置のずれを検出可能なセンサとを備える。
このような構成により、集光レンズによって集光された太陽光のセンサにおける受光量に基づいて、集光レンズの光軸に対する太陽の方向のずれを検出することができる。これにより、たとえば、集光レンズの光軸上に太陽が位置するように、集光レンズ、発電素子およびセンサを含む太陽光発電パネルの向きを制御することができるため、太陽光発電装置の発電効率を高めることができる。ここで、太陽の位置を検出するためのセンサユニットを太陽光発電パネルに別途取付け、取り付けたセンサユニットの出力信号に基づいて太陽光発電パネルの向きを制御する構成では、センサユニットの取付け角度のずれにより、太陽光発電パネルを正確に太陽に向けることができなくなる可能性がある。これに対して、本発明の実施の形態に係る太陽光発電装置では、たとえば、発電素子、集光レンズ、および集光位置のずれを検出するセンサを一体化した太陽光発電パネルを用いることができるため、太陽光発電パネルをより正確に太陽に向けることができる。したがって、効率的な発電を行うことができる。
(2)好ましくは、前記センサは、前記発電素子の周囲に設けられた複数の光電変換素子を含む。
このような構成により、各光電変換素子の出力信号のレベルに基づいて、太陽光が集光レンズの光軸に対して斜めに到来しているか否かをより確実に検出することができる。具体的には、たとえば、各光電変換素子を、発電素子を囲むように、かつ当該発電素子からの距離が等しくなるように配置した構成において、各光電変換素子の出力信号のレベルが不均一である場合、太陽光が集光レンズの光軸に対して斜めに到来していると判断することができる。
(3)好ましくは、前記太陽光発電装置は、前記発電素子および前記集光レンズの組を複数備え、さらに、各前記組が配置された平板状の1または複数の第1のベース部を備え、前記第1のベース部において前記各組のうちの少なくともいずれか1つの前記発電素子の周囲に前記センサが設けられている。
このような構成により、ベース部の傾きを変えることで上記各組の傾きを同じ角度で変えることができる。これにより、簡易な制御で太陽光発電装置の発電効率を高めることができる。
(4)より好ましくは、前記太陽光発電装置は、さらに、前記発電素子および前記集光レンズの組が複数配置され、かつ前記センサが設けられていない平板状の1または複数の第2のベース部を備え、前記第1のベース部および前記第2のベース部は、並べて配置され、前記第1のベース部は、前記第1のベース部および前記第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部である。
このような構成により、複数のベース部を含む太陽光発電パネルがたわんだり、反ったりした場合であっても、太陽光発電パネルの中央部または重心位置付近に位置する発電素子が集光レンズによって集光された太陽光を受光するように、太陽光発電パネルの向きを制御することができるため、太陽光発電装置の発電効率が大きく低下することを回避することができる。
(5)より好ましくは、前記第1のベース部は、前記第1のベース部および前記第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部および前記配置における端部のベース部である。
このような構成により、太陽光発電パネルがたわんだり反ったりした場合に、太陽光発電パネルの端部付近のセンサを用いて、たわみおよび反りの発生を容易に検知することができる。また、太陽光発電パネルの中心部付近のセンサおよび端部付近のセンサを用いて太陽光発電パネルの向きを決めることができるため、太陽光発電パネルにたわみまたは反りがある場合であっても、太陽光発電装置の発電効率の低下が抑制されるように、太陽光発電パネルの向きを調整することができる。
(6)より好ましくは、前記太陽光発電装置は、並べて配置された複数の前記第1のベース部を備える。
このような構成により、太陽光発電装置を組み立てる際、または太陽光発電装置の設置後におけるメンテナンスの際に、太陽または太陽に見立てた光源からの照射光を用いて各ベース部の向きを正確にそろえることができるため、太陽光発電装置の発電効率をより高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[比較例]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例の斜視図である。図2は、図1に示す太陽光発電装置の側面図である。
図1および図2を参照して、太陽光発電装置100は、太陽光発電パネル12と、架台40と、連結部89と、位置可変部84と、機能部90とを備える。太陽光発電パネル12は、複数の発電モジュール10と、太陽センサユニット11と、フレーム部80とを含む。位置可変部84は、仰角駆動部82と、方位角駆動部83とを含む。架台40は、土台46と、支柱48とを含む。また、太陽光発電パネル12は、受光面FLを有する。
ここでは、太陽光発電パネル12は、5行5列の発電モジュール10つまり25個の発電モジュール10を含んでいる。各発電モジュール10は、フレーム部80の上部に並べて配置されている。発電モジュール10は、太陽光を受けて発電し、発電した電力である直流電力を、図示しない配線を用いて、支柱48の側面に取り付けられた機能部90へ出力する。
連結部89は、太陽光発電パネル12および位置可変部84を連結している。支柱48は、たとえば地面に設けられた土台46に、地面に対して垂直に立てられている。
位置可変部84は、支柱48の先端部に取り付けられている。位置可変部84は、機能部90からのパネル制御信号に基づいて、太陽光発電パネル12の方向、つまり矢印Asで示す受光面FLの法線方向を太陽に向け、日の出から日没までの間、受光面FLの方向が太陽を追尾するように動作する。
具体的には、たとえば、位置可変部84における仰角駆動部82は、モータを含み、連結部89を矢印Aanで示すように傾動させることにより、太陽光発電パネル12を仰角方向に駆動する。
方位角駆動部83は、仰角駆動部82の下方に設けられている。たとえば、方位角駆動部83は、モータを含み、矢印Aroで示すように、仰角駆動部82を水平方向に回転させさせることにより、太陽光発電パネル12を方位角方向に駆動する。
太陽センサユニット11は、太陽の方向すなわち太陽光の入射方向を検知するために用いられ、検知結果を示すセンサ信号を機能部90へ出力する。太陽センサユニット11は、太陽光発電パネル12に外部から固定されている。
機能部90は、太陽光発電装置100に関する機能を提供する。具体的には、たとえば、機能部90は、筐体と、当該筐体に収納された各種ユニットとを含む。より具体的には、たとえば、当該筐体には、太陽光発電装置100に関する機能を提供するユニットとして、各発電モジュール10からの配線を接続する接続箱、発電モジュール10から出力される直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ、太陽センサユニットから出力されるセンサ信号に基づいて太陽の方向を検出する太陽方向検出部、太陽光発電パネル12の向きを制御するためのパネル制御部、太陽光発電装置100の動作状況を表示するためのモニタ回路、安全回路、および温度計等の計測装置等が収納されている。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの構成を示す図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの、図3におけるIV−IV線に沿う断面を示す断面図である。
図3および図4を参照して、発電モジュール10は、受光部17と、筐体24と、発電回路ユニット118とを含む。筐体24は、底部である平板状のベース部13と、側壁部19とを含む。受光部17は、複数の集光レンズ16を含む。発電回路ユニット118は、複数の発電素子14と、基板115とを含む。集光レンズ16は、たとえば、フレネルレンズである。基板115は、たとえばプリント基板である。
受光部17は、たとえば板状であり、ベース部13に対して間隔を空けてかつ平行になるように固定されている。
受光部17において、集光レンズ16は、たとえば正方格子状に配置されている。具体的には、各集光レンズ16は、互いに隣接する集光レンズ16の中心同士の距離が等しくなるように配置されている。集光レンズ16は、自己の光軸に平行に到来する太陽光すなわち発電モジュール10の受光面Fmに対して垂直に到来する太陽光を発電素子14へ集光する。なお、上述した太陽光発電パネル12の受光面FLは、複数の発電モジュール10の受光面Fmの集合である。
各発電素子14は、対応の集光レンズ16の光軸上に位置し、対応の集光レンズ16によって集光された太陽光を受けて受光量に応じた電力を生成する。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電モジュールの受光部に太陽光が斜めに到来する状態を示す図である。
図5を参照して、発電モジュール10の受光面Fmに対して太陽光が斜めに到来した場合、集光レンズ16によって集光された太陽光は、発電素子14のたとえば中心から外れた位置に集光される。このような場合、発電素子14の受光量が低下するため、発電モジュール10の発電量が低下する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の比較例における発電回路ユニットを示す平面図である。
図6を参照して、発電回路ユニット118において、基板115は、各々が平行になるように配置された複数の帯状部22と、隣り合う帯状部22の端部同士を連結する複数の連結部23とを含む。
また、基板115は、複数の導電部21を有する。基板115において、導電部21は、基板115の延伸方向に沿って並んで配置されている。
基板115における帯状部22に複数の発電素子14が並んで実装されている。具体的には、たとえば、発電素子14の有する正側および負側の2つの電極のうち、発電素子14の底部に設けられた負側の電極が導電部21にはんだ付けされている。そして、当該導電部21の隣の導電部21と当該発電素子14の上部に設けられた正側の電極とがワイヤ20によって接続されている。各発電素子14は、ここでは直列に接続されている。なお、発電素子14が並列に接続される構成であってもよい。
[本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置]
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置を示す図である。
図7を参照して、太陽光発電装置101は、太陽光発電パネル12と、架台40と、図示しない連結部89と、図示しない位置可変部84と、機能部90とを備える。
すなわち、太陽光発電装置101は、図1において示した太陽光発電装置100と比べて、太陽センサユニット11を備えない。また、太陽光発電装置101において、複数の発電モジュール10のうちのたとえば1つが、発電素子14に対する集光位置のずれを検出する集光ずれセンサを含んでいる。
詳細には、集光ずれセンサは、集光レンズ16によって集光された光の発電素子14に対するずれを検出する。
以下、集光ずれセンサを含む発電モジュール10を発電モジュール10Kとも称し、集光ずれセンサを含まない発電モジュール10を発電モジュール10Nとも称する。つまり、たとえば図3において示した発電モジュール10は、発電モジュール10Nである。また、発電モジュール10Kにおけるベース部13を第1のベース部とも称し、発電モジュール10Nにおけるベース部13を第2のベース部とも称する。
発電モジュール10Kは、発電モジュール10Nと比べて、発電回路ユニット118の代わりに、発電回路ユニット18を含む。発電回路ユニット18の構成は、以下で説明する内容以外は、発電回路ユニット118と同様である。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における、集光ずれセンサを含む発電モジュールの発電回路ユニットを示す平面図である。図9は、図8に示す発電回路ユニットの一部を詳細に示す図である。
図8および図9を参照して、発電回路ユニット18は、複数の発電素子14と、基板15と、集光ずれセンサ29とを含む。すなわち、発電回路ユニット18は、図6に示した発電回路ユニット118と比べて、基板115の代わりに基板15を含み、さらに、集光ずれセンサ29を含む。基板15は、たとえばプリント基板である。
集光ずれセンサ29は、発電素子14である発電素子14Aの周囲に設けられている。詳細には、集光ずれセンサ29は、発電素子14Aの周囲に設けられた4つの光電変換素子25を含む。
なお、集光ずれセンサ29は、4つの光電変換素子25を含む構成に限らず、さらに多数または少数の光電変換素子25を含む構成であってもよい。たとえば、集光ずれセンサ29は、1つの光電変換素子25を含む構成であってもよい。
基板15は、各々が平行になるように配置された複数の帯状部22と、隣り合う帯状部22の端部同士を連結する複数の連結部23とを含む。
また、図9において、基板15は、複数の導電部21、2つの導電部26および4つの導電部27を含む。すなわち、基板15は、図5に示した基板115と比べて、さらに、2つの導電部26および4つの導電部27を含む。また、導電部26および導電部27の各々には、ビアホール30が設けられている。
4つの光電変換素子25は、基板15の集光レンズ16側の主表面において、発電素子14Aの周囲に配置されている。詳細には、光電変換素子25は、基板15の集光レンズ16側の主表面において、集光レンズ16の光軸を囲むように、かつ当該光軸からの距離が等しくなるように配置されている。
具体的には、発電素子14Aの周囲に配置された導電部26に、光電変換素子25の有する正側および負側の2つの電極のうち、光電変換素子25の底部に設けられた負側の電極がはんだ付けされている。そして、光電変換素子25の上部に設けられた正側の電極と、導電部26の隣に配置された導電部27とがワイヤ20によって接続されている。
なお、発電回路ユニット18は、1つの発電素子14に対応して設けられた1つの集光ずれセンサ29に限らず、複数の発電素子14の各々に対応して設けられた複数の集光ずれセンサ29を含む構成であってもよい。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における発電回路ユニットの、図9に示すX−X線に沿う断面を示す断面図である。
図10を参照して、光電変換素子25がはんだ付けされた導電部26は、ビアホール30を介して、基板15の反対側の主表面に設けられた導電部126に接続されている。光電変換素子25とワイヤ20を介して接続された導電部27は、ビアホール30を介して、基板15の反対側の主表面に設けられた導電部127と接続されている。
導電部126および導電部127の各々は、ケーブル31を介して、機能部90における太陽方向検出部に接続されている。すなわち、発電回路ユニット18における各光電変換素子25は、太陽方向検出部に接続されている。
図11は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における集光ずれセンサを含む発電モジュールの、図3におけるIV−IV線に相当する直線に沿う断面を示す断面図である。
図11を参照して、発電モジュール10Kは、発電素子14および当該発電素子14に対応して設けられた集光レンズ16の組DRを複数含む。
発電モジュール10Kにおいて、複数の組DRが平板状のベース部13つまり第1のベース部に配置されている。
具体的には、たとえば、ベース部13の主表面に複数の発電素子14を含む発電回路ユニット18が載置されている。各発電素子14に対応する集光レンズ16が、発電回路ユニット18に対してベース部13の反対側に位置している。
発電モジュール10Kでは、複数の組DRのうちのたとえば1つの組DRにおける、発電素子14である発電素子14Aの周囲に集光ずれセンサ29が設けられている。具体的には、発電素子14Aの周囲に複数の光電変換素子25が設けられている。
なお、発電モジュール10Kは、集光ずれセンサ29が周囲に設けられる発電素子14Aを複数含む構成であってもよい。
集光ずれセンサ29において、各光電変換素子25は、太陽光が発電モジュール10の受光面Fmに対して斜めに到来した場合すなわち太陽光が集光レンズ16の光軸に対して斜めに到来した場合において、集光レンズ16によって集光された太陽光を受光可能な位置に配置される。
また、たとえば、集光レンズ16による照射面積は、集光ずれセンサ29の面積より大きい。
一方、たとえば図4に示した発電モジュール10すなわち発電モジュール10Nも、発電モジュール10Kと同様に発電素子14および当該発電素子14に対応して設けられた集光レンズ16の複数の組DRを含む。
発電モジュール10Nにおいて、複数の組DRは、ベース部13すなわち第2のベース部に配置される。発電モジュール10Nでは、発電素子14の周囲に集光ずれセンサ29は設けられていない。
図12は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の構成の一部を示すブロック図である。
図12を参照して、太陽光発電装置101は、発電回路ユニット18と、機能部90と、位置可変部84とを含む。機能部90は、太陽方向検出部91と、パネル制御部92とを含む。
太陽光発電装置101は、発電モジュール10Kにおける各光電変換素子25のセンサ信号に基づいて太陽光発電パネル12の向きを太陽に追尾させる。具体的には、たとえば、太陽光発電装置101は、各光電変換素子25のセンサ信号のレベルが等しくなるように、すなわち発電モジュール10Kの受光面Fmが太陽の方向を向くように太陽光発電パネル12の向きを制御する。
より具体的には、たとえば、発電回路ユニット18における各光電変換素子25は、自己の受けた太陽光の光量に応じたレベルのセンサ信号を太陽方向検出部91へ出力する。
太陽方向検出部91は、各光電変換素子25から受けたセンサ信号のレベルに基づいて、太陽の方向を検出し、検出した太陽の方向と発電モジュール10Kの受光面Fmの向きとのずれを算出する。そして、太陽方向検出部91は、算出した当該ずれを示す太陽方向情報をパネル制御部92へ出力する。
パネル制御部92は、太陽方向検出部91から受けた太陽方向情報に基づいて、上記ずれを解消するためのパネル制御信号を位置可変部84へ出力する。位置可変部84は、パネル制御部92から受けたパネル制御信号に従って太陽光発電パネル12の方向を変更する。
図13は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置における、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの位置を示す図である。
図13を参照して、太陽光発電装置101における太陽光発電パネル12は、並べて配置された25個の発電モジュール10を含む。図13における「A」は、各発電モジュール10Kおよび発電モジュール10Nのうちの発電モジュール10Kを示している。つまり、太陽光発電パネル12は、24個の発電モジュール10Nと、1個の発電モジュール10Kとを含む。
すなわち、太陽光発電パネル12は、並べて配置された25個のベース部13を含む。具体的には、太陽光発電パネル12は、集光ずれセンサ29が設けられていない24個のベース部13すなわち24個の第2のベース部と、集光ずれセンサ29が発電素子14の周囲に設けられた1個のベース部13すなわち1個の第1のベース部とを含む。
発電モジュール10Kは、太陽光発電パネル12の中央部、つまり各発電モジュール10の配置における中央部に位置している。
すなわち、集光ずれセンサ29が発電素子14Aの周囲に設けられたベース部13である第1のベース部は、各ベース部13の配置における中央部、つまり第1のベース部および第2のベース部の配置における中央部に配置されている。なお、第1のベース部は、各ベース部13の配置における中央部に限らず、各ベース部13の重心位置に配置される構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置101は、上述の比較例における太陽センサユニット11を含まない構成であるとしたが、これに限定するものではなく、太陽センサユニット11を含む構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置101は、発電モジュール10において複数の発電素子14を含む構成であるとしたが、これに限定するものではなく、1つの発電素子14を含む構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置101は、複数の発電モジュール10を含む構成であるとしたが、これに限定するものではなく、1つの発電モジュール10を含む構成であってもよい。すなわち、太陽光発電装置101は、複数のベース部13を含む構成に限らず、1つのベース部13を含む構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置101は、発電モジュール10Kにおける各光電変換素子25のセンサ信号に基づいて、太陽を追尾するように太陽光発電パネル12の向きを制御する構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、太陽光発電装置101は、現在の日時を用いて太陽の大まかな方向を演算し、演算した太陽の方向に発電モジュール10Kの受光面Fmを向ける構成であってもよい。この場合、たとえば、太陽光発電装置101は、各光電変換素子25のセンサ信号を用いて、太陽光発電パネル12の向きを微調整する。
[変形例]
図14〜図17は、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置の変形例における発電回路ユニットの一部の詳細を示す図である。
図14〜図17では、図9に示した発電回路ユニット18におけるワイヤ20の一部、導電部27およびビアホール30に相当する部分は示していない。
図14を参照して、発電回路ユニット18は、発電素子14Aと、基板15と、6つの光電変換素子25とを含む。各光電変換素子25は、発電素子14Aを囲むように基板15に実装されている。
図15を参照して、発電回路ユニット18は、発電素子14Aと、基板15と、4つの光電変換素子25とを含む。図15に示す導電部26および光電変換素子25は、図9に示した導電部26および光電変換素子25と比べてそれぞれ形状が異なっている。
具体的には、発電回路ユニット18の上方すなわち集光レンズ16側から視た光電変換素子25の形状はL字状である。各光電変換素子25は、発電素子14Aを囲むように形成された導電部26にはんだ付けされている。
図16を参照して、発電回路ユニット18は、発電素子14Aと、基板15と、4つの光電変換素子25とを含む。図16に示す導電部26および光電変換素子25は、図9に示した導電部26および光電変換素子25と比べてそれぞれ形状が異なっている。
具体的には、発電回路ユニット18の上方から視た光電変換素子25の形状は半円状である。各光電変換素子25は、発電素子14Aを囲むように形成された導電部26にはんだ付けされている。
図17を参照して、発電回路ユニット18は、発電素子14Aと、基板15と、8つの光電変換素子25とを含む。基板15は、図示しない絶縁層60を含む。導電部26は、絶縁層60の上面を覆っている。絶縁層60および導電部26には、開口部61が設けられている。導電部21の一部は、絶縁層60の下に位置している。発電素子14Aおよび発電素子14Aの周囲の導電部21が開口部61において露出している。導電部26には、8つの光電変換素子25がはんだ付けされている。
ところで、特許文献1に記載の集光式太陽光発電装置等、従来の技術を超えて、効率的な発電を行うことが可能な技術が望まれる。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置では、発電素子14は、受光量に応じた電力を生成する。集光レンズ16は、発電素子14に対応して設けられ、受けた光を発電素子14へ集光する。集光ずれセンサ29は、発電素子14の周囲に設けられ、発電素子14に対する集光位置のずれを検出する。
このような構成により、集光レンズ16によって集光された太陽光の集光ずれセンサ29における受光量に基づいて、集光レンズ16の光軸に対する太陽の方向のずれを検出することができる。これにより、たとえば、集光レンズ16の光軸上に太陽が位置するように、集光レンズ16、発電素子14および集光ずれセンサ29を含む太陽光発電パネル12の向きを制御することができるため、太陽光発電装置101の発電効率を高めることができる。ここで、太陽の位置を検出するための太陽センサユニット11を太陽光発電パネルに別途取付け、取り付けた太陽センサユニット11の出力信号に基づいて太陽光発電パネルの向きを制御する場合、太陽センサユニット11の取付け角度のずれにより、太陽光発電パネルを正確に太陽に向けることができなくなる可能性がある。これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置では、発電素子14、集光レンズ16、および集光ずれセンサ29を一体化した太陽光発電パネル12を用いることができるため、太陽光発電パネル12をより正確に太陽に向けることができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置では、効率的な発電を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置では、集光ずれセンサ29は、発電素子14の周囲に設けられた複数の光電変換素子25を含む。
このような構成により、各光電変換素子25の出力信号のレベルに基づいて、太陽光が集光レンズ16の光軸に対して斜めに到来しているか否かをより確実に検出することができる。具体的には、たとえば、各光電変換素子25を、発電素子14Aを囲むように、かつ発電素子14Aからの距離が等しくなるように配置した構成において、各光電変換素子25の出力信号のレベルが不均一である場合、太陽光が集光レンズ16の光軸に対して斜めに到来していると判断することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置は、発電素子14および集光レンズ16の組DRを複数備える。平板状のベース部13である第1のベース部には、配置された各組DRのうちの少なくともいずれか1つの発電素子14の周囲に集光ずれセンサ29が設けられている。
このような構成により、ベース部13の傾きを変えることで各組DRの傾きを同じ角度で変えることができる。これにより、簡易な制御で太陽光発電装置101の発電効率を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装置は、ベース部13である第2のベース部を複数備える。第2のベース部には、組DRが複数配置され、かつ集光ずれセンサ29が設けられていない。第1のベース部および第2のベース部は、並べて配置される。集光ずれセンサ29が発電素子14の周囲に設けられている第1のベース部は、第1のベース部および第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部である。
このような構成により、複数のベース部13を含む太陽光発電パネル12がたわんだり、反ったりした場合であっても、太陽光発電パネル12の中央部または重心位置付近に位置する発電素子14Aが対応の集光レンズ16によって集光された太陽光を受光するように、太陽光発電パネル12の向きを制御することができるため、太陽光発電装置の発電効率が大きく低下することを回避することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と比べて、集光ずれセンサを含む発電モジュールの配置が異なる太陽光発電装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と同一である。
[課題の説明]
たとえば、太陽光発電装置100の設置後において、太陽光発電パネル12には、自重によるたわみ、および日中の温度上昇等による反りが生じる場合がある。このような場合、たとえば複数の発電モジュール10の受光面Fmに太陽光が斜めに到来することになるため、太陽光発電装置100の出力電力が大きく低下してしまう。このため、太陽光発電パネル12のたわみおよび反りを検出することが望まれる。
[本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電装置]
図18は、本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電装置において、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの位置を示す図である。
図18を参照して、太陽光発電装置101における太陽光発電パネル12は、並べて配置された25個の発電モジュール10を含む。具体的には、太陽光発電パネル12は、20個の発電モジュール10Nと、5個の発電モジュール10Kとを含む。
発電モジュール10Kは、太陽光発電パネル12の中央部および端部、つまり各発電モジュール10の配置における中央部および端部に位置している。
つまり、集光ずれセンサ29が発電素子14Aの周囲に設けられたベース部13つまり第1のベース部は、各ベース部13の配置における中央部のベース部13および当該配置における端部のベース部13である。
たとえば、太陽光発電装置100は、太陽光発電パネル12の中央部に位置する発電モジュール10Kにおける集光ずれセンサ29のセンサ信号を用いて、太陽光発電パネル12の向きを制御する。
また、たとえば、太陽光発電装置101は、太陽光発電パネル12の端部に位置する発電モジュール10Kにおける集光ずれセンサ29のセンサ信号に基づいて、当該端部に位置する発電モジュール10Kの受光面が太陽の方向を向いているか否かを定期的または不定期に確認する。
そして、太陽光発電装置101は、当該端部に位置する発電モジュール10Kが太陽の方向を向いていないと判断した場合、太陽光発電パネル12に、たわみまたは反りが生じている旨を示す情報を他の装置へ送信する。
なお、第1のベース部は、各ベース部13の配置における重心位置のベース部13および当該配置における端部のベース部13であってもよい。
また、太陽光発電装置101は、太陽光発電パネル12の中央部に位置する発電モジュール10Kにおける集光ずれセンサ29のセンサ信号に加え、太陽光発電パネル12の端部に位置する各発電モジュール10Kにおける集光ずれセンサ29のセンサ信号を用いて、太陽光発電パネル12の向きを制御する構成であってもよい。
上記のように、本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電装置では、集光ずれセンサ29が発電素子14の周囲に設けられている第1のベース部は、第1のベース部および第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部13、および当該配置における端部のベース部13である。
このような構成により、太陽光発電パネル12がたわんだり反ったりした場合に、太陽光発電パネル12の端部付近の集光ずれセンサ29を用いて、たわみおよび反りの発生を容易に検知することができる。また、太陽光発電パネル12の中心部付近の集光ずれセンサ29および端部付近の集光ずれセンサ29を用いて太陽光発電パネル12の向きを決めることができるため、太陽光発電パネル12にたわみまたは反りがある場合であっても、太陽光発電装置の発電効率の低下が抑制されるように、太陽光発電パネル12の向きを調整することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と比べて、集光ずれセンサを含む発電モジュールの配置が異なる太陽光発電装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と同一である。
[課題の説明]
たとえば、太陽光発電装置101の組み立て時において、各発電モジュール10の向きを正確に一致させることが困難な場合がある。また、太陽光発電装置101の設置後において、温度および湿度の変化、ならびに振動等の影響により、各発電モジュール10の向きにばらつきが生じる場合がある。
[本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置]
図19は、本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置の設置状態の一例を示す図である。
図19を参照して、太陽光発電パネル12における各発電モジュール10の向き、すなわち、矢印Amで示す各発電モジュール10の受光面Fmの法線方向がばらついている。
このように、各発電モジュール10の向きがばらつくと、たとえば複数の発電モジュール10が太陽の方向を向いていない状態になるため、太陽光発電装置101の出力電力が低下する可能性がある。
図20は、本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置において、集光ずれセンサが設けられた発電モジュールの配置を示す図である。
図20を参照して、太陽光発電装置101における太陽光発電パネル12は、並べて配置された25個の発電モジュール10Kを含む。つまり、太陽光発電パネル12における発電モジュール10の全部が発電モジュール10Kであり、各発電モジュール10Kは太陽光発電パネル12において縦方向および横方向に並べて配置されている。
詳細には、太陽光発電パネル12において、発電素子14Aの周囲に集光ずれセンサ29が設けられているベース部13つまり第1のベース部が並べて配置されている。
このような構成により、太陽光発電装置101を組み立てる際、または設置後の太陽光発電装置101をメンテナンスする際に、たとえば、太陽または太陽に見立てた光源からの照射光を用いて、各発電モジュール10の向きを正確にそろえることができる。
以上のように、本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電装置では、複数の第1のベース部は、並べて配置される。
このような構成により、太陽光発電装置101を組み立てる際、または太陽光発電装置101の設置後におけるメンテナンスの際に、太陽または太陽に見立てた光源からの照射光を用いて各発電モジュール10すなわち各ベース部13の向きを正確にそろえることができるため、太陽光発電装置101の発電効率をより高めることができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る太陽光発電装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記]
太陽光発電パネルと、
機能部とを備え、
前記太陽光発電パネルは、
受光量に応じた電力を生成する発電素子と、
前記発電素子に対応して設けられ、受けた光を前記発電素子へ集光する集光レンズと、
前記発電素子の周囲に設けられ、前記発電素子に対する集光位置のずれを検出するセンサとを含み、
前記機能部は、前記センサの検出結果に基づいて、前記太陽光発電パネルの向きを制御する、太陽光発電装置。
10,10K,10N 発電モジュール
11 太陽センサユニット
12 太陽光発電パネル
13 ベース部
14,14A 発電素子
15 基板
16 集光レンズ
17 受光部
18 発電回路ユニット
19 側壁部
20 ワイヤ
21,26,27,126,127 導電部
22 帯状部
23 連結部
24 筐体
25 光電変換素子
29 集光ずれセンサ
30 ビアホール
31 ケーブル
40 架台
46 土台
48 支柱
51 集光レンズ
52 センサ筐体
60 絶縁層
61 開口部
80 フレーム部
82 仰角駆動部
83 方位角駆動部
84 位置可変部
89 連結部
90 機能部
91 太陽方向検出部
92 パネル制御部
100,101 太陽光発電装置
115 基板
118 発電回路ユニット
DR 組
FL 受光面
Fm 受光面

Claims (6)

  1. 受光量に応じた電力を生成する発電素子と、
    前記発電素子に対応して設けられ、受けた光を前記発電素子へ集光する集光レンズと、
    前記発電素子の周囲に設けられ、前記発電素子に対する集光位置のずれを検出可能なセンサとを備える、太陽光発電装置。
  2. 前記センサは、前記発電素子の周囲に設けられた複数の光電変換素子を含む、請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記太陽光発電装置は、前記発電素子および前記集光レンズの組を複数備え、
    さらに、
    各前記組が配置された平板状の1または複数の第1のベース部を備え、
    前記第1のベース部において前記各組のうちの少なくともいずれか1つの前記発電素子の周囲に前記センサが設けられている、請求項1または請求項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記太陽光発電装置は、さらに、
    前記発電素子および前記集光レンズの組が複数配置され、かつ前記センサが設けられていない平板状の1または複数の第2のベース部を備え、
    前記第1のベース部および前記第2のベース部は、並べて配置され、
    前記第1のベース部は、前記第1のベース部および前記第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部である、請求項3に記載の太陽光発電装置。
  5. 前記第1のベース部は、
    前記第1のベース部および前記第2のベース部の配置における中央部または重心位置のベース部および前記配置における端部のベース部である、請求項4に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記太陽光発電装置は、並べて配置された複数の前記第1のベース部を備える、請求項3に記載の太陽光発電装置。
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