JP2017010973A - 光検出器 - Google Patents

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【課題】単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおける高い量子効率が実現できるようにする。【解決手段】基板101の上に設けられた入力導波路102と、入力導波路102に光接続して対象とする光の回折限界以下の幅および厚さとされた細線構造のシリコンから構成された電子だめ104とを備える。コア形状とされている電子だめ104の両方の側面には、第1金属層105,第2金属層106が接して形成され、これらで、プラズモニクス導波路が構成されている。また、基板101の上のコア102aの一端と電子だめ104の一端とは、シリコンから構成されたモード変換部103により連結されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、単電子トランジスタを用いた光検出器に関する。
単電子トランジスタ(SET)を用いた光検出器が提案されている。この光検出器は、電磁波によって励起されたキャリアを、単電子トランジスタのゲート電極における電荷量変化として検出する。この光検出器は、一般的なフォトダイオードと異なり、吸収媒質のバンドギャップによらず様々なエネルギーの電磁波を検出できるという優れた特長を有する。
単電子トランジスタの中でも、微細加工技術に優れるSiを用いたSi−SETは、室温での単一電荷検出が可能という、他の単電子トランジスタに無い優れた特長を有している。このような特徴を有するSi−SETを用いた光検出器として、既に通信波長帯での光検出器が実現されている(非特許文献1参照)。
以下、非特許文献1に開示されたSi−SETを用いた光検出器について、図5を用いて簡単に説明する。この光検出器では、基板301の上に、電子だめ302,転送部303,下部ゲート電極304,電子箱305、単電子島311,トンネル接合312,ソース313,ドレイン314を備える。電子だめ302,転送部303,下部ゲート電極304,電子箱305、単電子島311,トンネル接合312,ソース313,ドレイン314は、シリコンから構成されている。単電子島311,トンネル接合312,ソース313,ドレイン314により、よく知られた単電子トランジスタが構成されている。
この光検出器は、電子だめ302には、図示しない電子供給部より電子が供給されて伝導帯に電子を蓄積している。この状態の電子だめ302に光が入射すると、入射した光の波長に対応して蓄積している電子が励起し、励起した電子は、印加されているバイアス電圧により転送部303を電子箱305の方向に移動する。このように励起して移動する電子の中で、下部ゲート電極304によって形成されるポテンシャルバリアを超えた励起電子が、電子箱305にまで到達してトラップされる。電子箱305は、単電子トランジスタのゲート電極として機能し、電子箱305で電子がトラップされたことが、単電子トランジスタにより検出される。
下部ゲート電極304によって形成されるポテンシャル障壁高さは可変であり、これによって、下部ゲート電極304の下を通過できる電子の励起エネルギーが制限され、結果として検出波長が可変となる。また、上記光検出器は、入射光子とのエネルギー交換によって励起されるキャリアを、個数分解能をもって検出することが可能である。光子−電子変換効率を高くすることで、上述した光検出器は、室温動作可能で光子数分解能を有する単一光子検出器が実現できるという、優れた特長を有する。
K. Nishiguchi et al., "Infrared detection with silicon nano-field-effect transistors", Applied Physics Letters, vol.90, 223108, 2007. A. Melikyan et al., "Photonic-to-plasmonic mode converter", Optics Letters, vol.39, no.12, pp.3488-3491, 2014.
しかしながら、上述した光検出器では、電子だめ302に上方から垂直に光を入射させているが、電子だめ302が薄いため、吸収長が十分確保できず、量子効率が低いことが問題となっている。光検出器を構成している単電子トランジスタは、数十nmという薄いシリコン層に形成するため、モノリシックに形成する電子だめ302も、単純には薄いものとなり、上述したように十分な吸収長が確保できない。
この問題を解決する手段として、一般的なフォトダイオードで良く知られているように、面入射型から光導波路型への光入射方法の変更が挙げられる。しかしながら、上述したように、転送部303およびこれに続く電子箱305は、厚さ数十nmのSiにより形成されるために非常に薄く、Siが光導波路コアとして機能する波長(λ=1.1μm以上)に対しては、光導波路として十分な光閉じこめが困難である。このように、従来では、単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおける高い量子効率が実現できないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおける高い量子効率が実現できるようにすることを目的とする。
本発明に係る光検出器は、基板の上に設けられた入力導波路と、入力導波路に光接続して対象とする光の回折限界以下の幅および厚さとされた細線構造のシリコンから構成された電子だめと、電子だめの両方の側面に接して形成された第1金属層,第2金属層と、電子だめの他端に接続してシリコンから構成された電子箱と、電子箱の手前の一部の電子だめの上に形成された制御電極と、電子箱をゲート電極とする単電子トランジスタとを備え、電子だめ、第1金属層、第2金属層によりプラズモニクス導波路が構成されている。
上記光検出器において、入力導波路を構成する基板の上に形成されたコアと、基板の上でコアの一端と電子だめの一端とを連結してシリコンから形成され、コアから電子だめにかけて暫時細くなるモード変換部とを備えるようにすれば良い。
上記光検出器において、電子だめと平行に延在する部分を備えて電子だめの上に離間して配置されたコアを備え、このコアにより入力導波路が構成されているようにしても良い。
以上説明したように、本発明によれば、細線構造のシリコンから構成された電子だめをプラズモニクス導波路としたので、単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおいて高い量子効率が実現できるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における光検出器の構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1における光検出器の一部構成を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態2における光検出器の構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態2における光検出器の一部構成を示す断面図である。 図5は、非特許文献1に開示されたSi−SETを用いた光検出器の一部構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1,図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における光検出器の構成を示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における光検出器の一部構成を示す斜視図である。
この光検出器は、基板101の上に設けられた入力導波路102と、入力導波路102に光接続して対象とする光の回折限界以下の幅および厚さとされた細線構造のシリコンから構成された電子だめ104とを備える。細線コア形状とされている電子だめ104の両方の側面には、第1金属層105,第2金属層106が接して形成され、これらで、プラズモニクス導波路が構成されている。プラズモニクス導波路は、第1金属層105,第2金属層106による金属表面プラズモンポラリトンを利用し、電子だめ104内の回折限界以下のサイズに光を閉じ込める光導波路である。
実施の形態1では、入力導波路102は、基板101の上に形成されたコア102aから構成されている。また、基板101の上のコア102aの一端と電子だめ104の一端とは、シリコンから構成されたモード変換部103により連結されている。モード変換部103は、コア102aから電子だめ104にかけて暫時に細くなっている。
また、この光検出器は、電子だめ104の他端に接続してシリコンから構成された電子箱108と、電子箱108の手前の一部の電子だめ104の上に形成された制御電極107と、電子箱108をゲート電極とする単電子トランジスタ110とを備える。電子箱108は、電子だめ104と一体に形成されている。実施の形態1において、単電子トランジスタ110は、単電子島111,単電子島111を挾む2つのトンネル接合112,各々のトンネル接合112を介して接続するソース113,ドレイン114を備える。
例えば、よく知られたSOI(Silicon on Insulator)基板を用いて実施の形態における光検出器が構成できる。SOI基板の表面シリコン層をパターニングすることなどにより、電子だめ104,電子箱108,単電子島111,ソース113,ドレイン114が形成できる。SOI基板の埋め込み絶縁層は、入力導波路102の下部クラッドとして機能する。また、第1金属層105,第2金属層106,制御電極107,単電子トランジスタ110は、埋め込み絶縁層の上に各々絶縁分離して形成される。また、第1金属層105,第2金属層106は、Alなどの金属から構成し、よく知られたリフトオフ法により形成すれば良い。また、制御電極107は、高濃度に不純物を添加氏らポリシリコンから構成すればよい。なお、制御電極107と電子だめ104との間は、絶縁分離されている。
例えば、コア102aの断面形状は、400nm×200nmとされている。このような寸法とされているコア102aによる入力導波路102は、コア幅が暫時細くなるモード変換部103により、プラズモニクス導波路の電子だめ104に高効率に光接続されている。これらは直接接続されている。電子だめ104は、断面の寸法が60nm×60nmとされている。
なお、プラズモニクス導波路において、電子だめ104に蓄積されるキャリア(電子)が、第1金属層105,第2金属層106へ流出しないようにするため、これら金属層がシリコンからなる電子だめ104にショットキ接続する構成とし、これらの間にショットキバリアが形成される状態にするとよい。さらに例えば、第1金属層105,第2金属層106に負バイアスを印加し、電気的に電子だめ104内部のキャリアが流出しないようにするとよりよい。
制御電極107は、電子だめ104を跨ぐように形成されている。制御電極107に負バイアスを印加することで、電子だめ104と電子箱108との間にポテンシャルバリアを形成する。
この光検出器において、電子だめ104には、図示しない電子供給部より電子が供給されて伝導帯に電子を蓄積している。このように電子が蓄積されてプラズモニクス導波路とされている電子だめ104には、入力導波路102を導波してきた光がモード変換部103を介して入射する。このようにして電子だめ104に光が入射すると、入射した光の波長に対応して蓄積している電子が励起し、励起した電子は、印加されているバイアス電圧により電子箱108の方向に移動する。このように励起して移動する電子の中で、制御電極107によって形成されるポテンシャルバリアを超えた励起電子が、電子箱108にまで到達してトラップされる。電子箱108は、単電子トランジスタ110のゲート電極として機能し、電子箱108で電子がトラップされたことが、単電子トランジスタ110により検出される。
制御電極107によって形成されるポテンシャル障壁高さは可変であり、これによって、制御電極107の下を通過できる電子の励起エネルギーが制限され、結果として検出波長が可変となる。また、この光検出器は、入射光子とのエネルギー交換によって励起されるキャリアを、個数分解能をもって検出することが可能である。
上述したように、実施の形態1によれば、入力導波路102のコア102aと、電子だめ104との間のサイズ不整合の問題を、モード変換部103およびプラズモニクス導波路によって解決することで、入力導波路102から供給される光を効率よく電子だめ104に導くことができ、光検出器の量子効率を従来以上に大きく高めることが可能となる。
例えば、よく知られた「Drude」モデルによってSiより構成されるコア形状内部の電子密度を1020[cm-3]とした際、Siの吸収係数αは26.9[cm-1]となる。1020[cm-3]の電子密度を有する厚さd=60nmのSi層に面入射した場合に比較し、実施の形態1における長さ200nmの電子だめ104によるプラズモニクス導波路内に入射させると、透過率I/I0=exp(−αd)を約1/3にすることができ、すなわち量子効率を約3倍とすることができる。
また、プラズモニクス導波路のコアとなる電子だめ104内部に蓄積されたキャリアによって自由キャリア吸収が生じる確率は、コア幅によって変化する。これは、コア幅によってプラズモニクス導波路のコア(電子だめ104)内部の電界強度が変化し、光子存在確率が変化するためと解釈できる。プラズモニクス導波路としている電子だめ104内部にキャリアが存在する場合と存在しない場合とでの、プラズモニクス導波路の実効的吸収係数差が大きい方が、入射光子によって自由キャリアをエネルギー励起する確率、すなわち量子効率がより高い。
例えば、電子の有無による上記構成のプラズモニクス導波路の実効的吸収係数差を、モードソルバーを用いて計算すると、電子だめ104のコア幅60nmであれば26.4[cm-1]であるが、電子だめ104のコア幅50nmであれば28.1[cm-1]とでき、さらに量子効率を高められる。
このように、実施の形態1によれば、電子だめをプラズモニクス導波路としたので、単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおける高い量子効率が実現できるようになる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について図3,図4を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態2における光検出器の構成を示す斜視図である。また、図4は、本発明の実施の形態2における光検出器の一部構成を示す断面図である。
この光検出器は、基板201の上に設けられた入力導波路202と、入力導波路202に光接続して対象とする光の回折限界以下の幅および厚さとされた細線構造のシリコンから構成された電子だめ203とを備える。コア形状とされている電子だめ203の両方の側面には、第1金属層204,第2金属層205が接して形成され、これらで、プラズモニクス導波路が構成されている。プラズモニクス導波路は、第1金属層204,第2金属層205による金属表面プラズモンポラリトンを利用し、電子だめ203内の回折限界以下のサイズに光を閉じ込める光導波路である。
実施の形態2では、入力導波路202は、基板201の上に配置されたコア202aから構成されている。コア202aの一部は、電子だめ203と平行に延在する部分を備えて電子だめ203の上に離間して配置されている。また、コア202aと電子だめ203との距離(間隔)は、光結合可能な範囲とされている。実施の形態2では、上記構成とした電子だめ203とコア202aとが平行に重なる領域によるモード変換器(非特許文献2参照)によって、入力導波路202と電子だめ203によるプラズモニクス導波路との間を光結合している。
また、この光検出器は、電子だめ203の他端に接続してシリコンから構成された電子箱207と、電子箱207の手前の一部の電子だめ203の上に形成された制御電極206と、電子箱207をゲート電極とする単電子トランジスタ210とを備える。電子箱207は、電子だめ203と一体に形成されている。実施の形態2において、単電子トランジスタ210は、単電子島211,単電子島211を挾む2つのトンネル接合212,各々のトンネル接合212を介して接続するソース213,ドレイン214を備える。
例えば、よく知られたSOI基板を用いて実施の形態における光検出器が構成できる。SOI基板の表面シリコン層をパターニングすることなどにより、電子だめ203,電子箱207,単電子島211,ソース213,ドレイン214が形成できる。また、第1金属層204,第2金属層205,制御電極206,単電子トランジスタ210は、埋め込み絶縁層の上に各々絶縁分離して形成される。また、第1金属層204,第2金属層205は、Alなどの金属から構成し、よく知られたリフトオフ法により形成すれば良い。また、制御電極206は、高濃度に不純物を添加氏らポリシリコンから構成すればよい。なお、制御電極206と電子だめ203との間は、絶縁分離されている。
例えば、コア202aの断面形状は、400nm×200nmとされている。このような寸法とされているコア202aによる入力導波路202は、電子だめ203とコア202aとが平行に重なる領域によるモード変換器により、プラズモニクス導波路の電子だめ203に高効率に光接続されている。電子だめ203は、断面の寸法が60nm×60nmとされている。
なお、プラズモニクス導波路において、電子だめ203に蓄積されるキャリア(電子)が、第1金属層204,第2金属層205へ流出しないようにするため、これら金属層がシリコンからなる電子だめ203にショットキ接続する構成とし、これらの間にショットキバリアが形成される状態にするとよい。さらに例えば、第1金属層204,第2金属層205に負バイアスを印加し、電気的に電子だめ203内部のキャリアが流出しないようにするとよりよい。
制御電極206は、電子だめ203を跨ぐように形成されている。制御電極206に負バイアスを印加することで、電子だめ203と電子箱207との間にポテンシャルバリアを形成する。
この光検出器においても、電子だめ203には、図示しない電子供給部より電子が供給されて伝導帯に電子を蓄積している。このように電子が蓄積されてプラズモニクス導波路とされている電子だめ203には、入力導波路202を導波してきた光が、電子だめ203とコア202aとが平行に重なる領域で電子だめ203に結合することで入射する。このようにして電子だめ203に光が入射すると、入射した光の波長に対応して蓄積している電子が励起し、励起した電子は、印加されているバイアス電圧により電子箱207の方向に移動する。このように励起して移動する電子の中で、制御電極206によって形成されるポテンシャルバリアを超えた励起電子が、電子箱207にまで到達してトラップされる。電子箱207は、単電子トランジスタ210のゲート電極として機能し、電子箱207で電子がトラップされたことが、単電子トランジスタ210により検出される。
制御電極206によって形成されるポテンシャル障壁高さは可変であり、これによって、制御電極206の下を通過できる電子の励起エネルギーが制限され、結果として検出波長が可変となる。また、この光検出器は、入射光子とのエネルギー交換によって励起されるキャリアを、個数分解能をもって検出することが可能である。
上述したように、実施の形態2においても、入力導波路202のコア202aと、電子だめ203との間のサイズ不整合の問題を、電子だめ203とコア202aとが平行に重なる領域によるモード変換部、およびプラズモニクス導波路によって解決している。これにより、入力導波路202から供給される光を効率よく電子だめ203に導くことができ、光検出器の量子効率を従来以上に大きく高めることが可能となる。
また、実施の形態2によれば、入力導波路202を、電子だめ203,電子箱207,単電子トランジスタ210などとは個別に形成できる。例えば、電子だめ203,電子箱207,制御電極206,単電子トランジスタ210などを基板201の上に形成した後、入力導波路202を形成することができる。このように、実施の形態2によれば、電子側と光側の製造プロセスを切り分けることが可能となるという、優れた効果が得られる。
以上に説明したように、本発明によれば、細線構造のシリコンから構成された電子だめをプラズモニクス導波路としたので、単電子トランジスタを用いた光検出器において、電子だめにおいて高い量子効率が得られるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、金属層は、Alに限らず、Au、Ag、Ru、Ti、TiN、Ta、Crから構成しても良い。
101…基板、102…入力導波路、102a…コア、103…モード変換部、104…電子だめ、105…第1金属層、106…第2金属層、107…制御電極、108…電子箱、110…単電子トランジスタ、111…単電子島、112…トンネル接合、113…ソース、114…ドレイン。

Claims (3)

  1. 基板の上に設けられた入力導波路と、
    前記入力導波路に光接続し、対象とする光の回折限界以下の幅および厚さとされた細線構造のシリコンから構成された電子だめと、
    前記電子だめの両方の側面に接して形成された第1金属層,第2金属層と、
    前記電子だめの他端に接続してシリコンから構成された電子箱と、
    前記電子箱の手前の一部の前記電子だめの上に形成された制御電極と、
    前記電子箱をゲート電極とする単電子トランジスタと
    を備え、
    前記電子だめ、前記第1金属層、前記第2金属層によりプラズモニクス導波路が構成されていることを特徴とする光検出器。
  2. 請求項1記載の光検出器において、
    前記入力導波路を構成する前記基板の上に形成されたコアと、
    前記基板の上で前記コアの一端と前記電子だめの一端とを連結してシリコンから形成され、前記コアから前記電子だめにかけて暫時細くなるモード変換部と
    を備えることを特徴とする光検出器。
  3. 請求項1記載の光検出器において、
    前記電子だめと平行に延在する部分を備えて前記電子だめの上に離間して配置されたコアを備え、
    前記コアにより前記入力導波路が構成されている
    ことを特徴とする光検出器。
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