JP2017007540A - ウィンドガラスおよびその製造方法 - Google Patents

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Toshiyuki Kano
利幸 加納
芳男 小坂
Yoshio Kosaka
芳男 小坂
量一 浦田
Ryoichi Urata
量一 浦田
孝司 島田
Koji Shimada
孝司 島田
英二 大木
Eiji Oki
英二 大木
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Abstract

【課題】切り欠きのあるガラスに対してより安定的にシール部材を取り付けること。【解決手段】車内側ガラス板および車外側ガラス板と、それら間に設けられた通電部とを備えたウィンドガラスであって、車内側ガラス板は、通電部に給電する給電線を取り出すための切り欠き部を有する。ウィンドガラスは、車内側ガラス板および車外側ガラス板の下縁面、車内側ガラスの車内側面に接着して、ウィンドガラス下縁からの水の侵入を防止するシール部材を備える。また、切り欠き部に対応する形状を有し、切り欠き部内において、車外側ガラス板の車内側面に接着され、シール部材を支持する支持部材をさらに備える。支持部材の車内側表面の表面積は、支持部材を車内側ガラス板の車内側面と平行な面で切断した場合の切断面積よりも大きい。【選択図】 図4

Description

本発明は、ウィンドガラスおよびその製造方法に関し、特に通電部を有するウィンドガラスおよびその製造方法に関する。
上記技術分野において、特許文献1は、ウィンドガラスの内側のガラスに切り欠きを設け、その切り欠きにスペーサを設け、スペーサを介してシール部材をウィンドガラスに接着する構成を開示している。
WO/2013/114855号公報
しかしながら、上記文献1に記載の技術では、スペーサの車内側面が平滑な平面になっているために、シール部材が、スペーサから剥がれやすく、シール部材の安定的な固定を実現できていなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るウィンドガラスは、
車内側ガラス板および車外側ガラス板と、前記車内側ガラス板と前記車外側ガラス板との間に設けられた通電部とを備えたウィンドガラスであって、
前記車内側ガラス板は、前記通電部に給電する給電線を取り出すための切り欠き部を有し、
前記ウィンドガラスは、さらに、
前記車内側ガラス板および前記車外側ガラス板の下縁面、前記車内側ガラスの車内側面に接着して、前記ウィンドガラスの下縁からの水の侵入を防止するシール部材と、
前記切り欠き部に対応する形状を有し、前記切り欠き部内において、前記車外側ガラス板の車内側面に接着され、前記シール部材を支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材の車内側面の表面積は、前記支持部材を前記車内側ガラスの車内側面と平行な面で切断した場合の切断面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明に係るウィンドガラスの製造方法は、
車内側ガラス板および車外側ガラス板と、前記車内側ガラス板と前記車外側ガラス板との間に設けられた通電部とを備えたウィンドガラスの製造方法であって、
前記車内側ガラス板に設けられた、前記通電部に給電する給電線を取り出すための切り欠き部内に、前記切り欠き部に対応する形状を有する支持部材を配置し、前記車外側ガラス板の車内側面に接着する支持部材取付ステップと、
前記車外側ガラス板の下縁面および前記車内側ガラスの車内側面に、前記ウィンドガラスの下縁からの水の侵入を防止するシール部材を接着するシール部材取付ステップと、
を含み、
シール部材取付ステップは、前記支持部材の車内側面に設けられた凸部または凹部を、前記シール部材の車外側面に設けられた凹部または凸部と嵌合することにより、前記シール部材を位置決めする位置決めステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、切り欠きのあるガラスに対してより安定的にシール部材を取り付けることができる。
本発明の第1実施形態に係るウィンドガラス100の周辺構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るウィンドガラス100の構成を示す部分斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るウィンドガラス100において、シール部材を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るウィンドガラス100の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るウィンドガラス500の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るウィンドガラス600の構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るウィンドガラス700の構成を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るウィンドガラス800の構成を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るウィンドガラス900の構成を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係るウィンドガラス1000の構成を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係るウィンドガラス1000の構成を示す部分斜視図である。 本発明の第8実施形態に係るウィンドガラス1200の構成を示す部分斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るウィンドガラス1300の構成を示す部分斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るウィンドガラス1400の構成を示す部分斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのウィンドガラス100について、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、ウィンドガラス100を、例えば、車両110のフロントガラスとして用いた場合の外観図である。なお、本実施形態では、車両110の一例として、乗用車を図1に示しているが、汽車、電車、トラックなど、あらゆる車両に適用可能である。さらに、本発明に係るウィンドガラスは車両用に限定されるものでもなく、航空機や船舶にても適用可能である。
図1に示すように、ウィンドガラス100は、発熱体101を備えている。この発熱体101により、降雪走行時、ワイパー121、122で掻き落とした雪を融解し、ワイパー121、122の可動範囲を確保したり、ワイパー121、122が凍結により作動しない場合に融氷したりすることができる。発熱体101は、給電部103から電力の供給を受けて発熱する通電部であり、ウィンドガラス100の車内側の面には、給電部103を設けるための切り欠き部102を備えている。
図2は、切り欠き部102を車内側から見た場合の部分拡大斜視図である。ウィンドガラス100は、車内側ガラス板201および車外側ガラス板202が中間膜により接着された合わせガラスとなっており、車内側ガラス板201と車外側ガラス板202との間に発熱体101を備えている。
車内側ガラス板201に設けられた切り欠き部102からは、発熱体101に電気的に接続される給電部103に対して電力を供給するための給電線203が接続されている。
ウィンドガラス100は、さらに、車外側ガラス板202の下縁面212および車内側ガラス板201の車内側面213に接着して、ウィンドガラス下縁からの水等の侵入を防止するシール部材204を備えている。
シール部材204は、いわゆる、カウルフラッシュモールであり、ウィンドガラス100の左右方向(車幅方向)に延設された長尺部材である。シール部材204は、車内側に凸となるように湾曲しつつ下方に延び、車外側に開いたフック部241を備えている。また、シール部材204は、車外側へと突出し、先端が車外側ガラス板202の下縁面212と、カウルトップ206の上端面261との間に挟まれるリップ部242を含む。カウルトップ206は、カウルボックス(不図示)の上部開口を閉塞する蓋である。リップ部242の車外側端面は、車外側ガラス板202の車外側面と略面一となっている。そのため、シール部材204は、ワイパー121、122の動きを阻害することがなく、ワイパー121、122は、ウィンドガラス100の下方に収容可能な構成となっている。
ウィンドガラス100は、さらにまた、切り欠き部102内において、車外側ガラス板202の車内側面221に接着され、シール部材204を支持する支持部材205を備えている。支持部材205は、車内側からみて、切り欠き部102に対応する形状を有している。シール部材204の上方板243は、車内側ガラス板201の車内側面213の下縁および支持部材205の車内側表面251に接着されている。
支持部材205は、例えば樹脂を成形したものであり、略四角柱状をなし、左右方向に延設されている。支持部材205の材質としては、合成樹脂が考えられる。合成樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂としては、汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアリングプラスチックが好ましい。汎用プラスチックとしては、ポリエチレン (PE)、ポリプロピレン (PP)、ポリ塩化ビニル (PVC)、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン (PS)、ポリ酢酸ビニル (PVAc)、ポリウレタン(PUR)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、AS樹脂、アクリル樹脂 (PMMA)などがある。エンジニアリングプラスチックとしては、ポリアミド (PA) 、ナイロン、ポリアセタール (POM)、ポリカーボネート (PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE、変性PPE、PPO)、ポリエチレンテレフタレート (PET)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート (GF−PET)、ポリブチレンテレフタレート (PBT)、環状ポリオレフィン (COP)などがある。スーパーエンジニアリングプラスチックとしては、ポリフェニレンスルファイド (PPS)、ポリテトラフロロエチレン(PTFE)、ポリサルフォン (PSF)、ポリエーテルサルフォン (PES)、非晶ポリアリレート (PAR)、液晶ポリマー (LCP)、ポリエーテルエーテルケトン (PEEK)、熱可塑性ポリイミド (PI)、ポリアミドイミド (PAI)などがある。
支持部材205は、厚みを有する両面テープで構成してもよい。ここで、両面テープの基材としては、所定の厚さを有することができれば特に限定はされないが、アクリルフォーム、不織布、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラス、ポリエチレン(PE)、ゴムなどがある。ゴムとしては、エチレンプロビレンゴム(EPM)を用いたものが好ましく、耐熱性の優れたエチレンプロビレンジエンゴム(EPDM)がより好ましい。なお、厚さ方向のばらつきを考慮すると、基材としてはアクリルフォームが好ましい。ここで、シール部材との接着性をより向上させるために、両面テープの粘着層上に、シランカップリング材などのプライマーを塗布してもよい。
図3は、シール部材204を取り外した場合の、ウィンドガラス100の切り欠き部102を車内側から見た場合の部分拡大斜視図である。
本実施形態における支持部材205の車内側表面251は、車内側に向けて膨らんだ椀曲面を備えた形状となっている。
図4(a)は、図2のA−A断面図である。シール部材204の上方板243は、切り欠き部102以外の領域において車内側ガラス板201の車内側面213の下縁と、切り欠き部102の領域において支持部材205の車内側表面251と、それぞれ接着テープ401(または接着剤)によって接着されている。シール部材204の内部にはインサート材441が設けられており、インサート材441によりフック部241の形状を維持している。
支持部材205の車内側表面251の表面積は、支持部材205を車内側ガラス板201の車内側面213と平行面で切断した場合の切断面452の切断面積よりも大きく形成されている。
フック部241には、カウルトップ206に形成された車内側向きの矢じり形状のリブ461が係止される。
支持部材205と切欠部102の内壁面とによって囲まれた空隙には、シーリング材402が充填されている。支持部材205が設けられたことにより、シーリング材402は、車外側ガラス板202の下縁面212から下方へはみ出すことがない。そのため、ウィンドガラス100の下端端面が平坦に形成され、シール部材204のリップ部242は、確実かつ安定的に、ウィンドガラス100の下端に密着する。
また、本実施形態では、支持部材205の車内側表面251に接着テープ401を介してシール部材204の上方板243を接着する。このため、支持部材205の車内側面が平面である場合に比べて、シール部材204の固定強度が増し、安定的にシール部材204を取り付けることが可能となる。
なお、図4(b)に示すように、シール部材204の上方板243の、支持部材205と対向する面は、支持部材205の車内側表面251の凸曲面に対応する凹曲面442であってもよい。それにより、シール部材204と支持部材205との密着性が向上し、より安定的にシール部材204を取り付けることができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るウィンドガラス500について、図5を用いて説明する。図5(a)は、本実施形態に係るウィンドガラス500を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス500は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材505の車内側面551が車内側に向けて突出した山形面を備えた形状となっている点で異なる。つまり支持部材505の車内側面551は、シール部材204の車外側面と対向する凸部(または凹部)を有する。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図5(b)に示すように、シール部材504の上方板543の、支持部材505と対向する面は、凹平面542であってもよい。このように構成することで、シール材504を支持部材505に配置するときに位置決めし易くなる。なお、図5(c)に示すように、凹凸の方向は、ウィンドガラス500の端部から内部方向だけでなく、車幅方向であってもよい。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るウィンドガラス600について、図6を用いて説明する。図6(a)は、本実施形態に係るウィンドガラス600を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス600は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材605の車内側面651が車内上側に向けて突出した傾斜面を備えた形状となっている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図6(b)に示すように、シール部材604の上方板643の、支持部材605と対向する面が、傾斜面642であってもよい。このように構成することで、シール材504が内側へずれにくくなる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係るウィンドガラス700について、図7を用いて説明する。図7(a)は、本実施形態に係るウィンドガラス700を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス700は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材705の車内側面751が車内下側に向けて突出した傾斜面を備えた形状となっている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図7(b)に示すように、シール部材704の上方板743の、支持部材705と対向する面が、傾斜面742であってもよい。このように構成することで、シール材504が外側へずれにくくなる。
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態に係るウィンドガラス800について、図8を用いて説明する。図8(a)は、本実施形態に係るウィンドガラス800を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス800は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材805の車内側面851がのこぎり形状に突出した形状となっている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
支持部材805は、成形面が粗面化処理された金型によって射出成形された樹脂製部材であり、成形面が転写されて表面に非平滑面が形成される。例えば、支持部材805を射出成形によって製造する場合では、支持部材805の製造を容易にするために、金型の成形面をサンドブラスト装置等のブラスト装置によって粗面化し、その粗面化した成形面を支持部材805の表面に転写させる。これにより、表面が非平滑面である支持部材805を容易に製造でき、量産性に適している。
なお、他の粗面化方法として、支持部材805の表面をサンドブラスト等のブラスト装置で直接粗面化し、表面の表面積の拡大、および微小突起の成形によるアンカー効果により接着力を向上させてもよい。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図8(b)に示すように、シール部材804の上方板843の、支持部材805と対向する面が、のこぎり形状842であってもよい。このように構成することで、シール材504と支持部材805がより強く接合することができる。ここで、図示しないが、図5(c)に示すように、凹凸の方向は、ウィンドガラス500の端部から内部方向だけでなく、車幅方向であってもよい。
[第6実施形態]
次に本発明の第6実施形態に係るウィンドガラス900について、図9を用いて説明する。図9(a)は、本実施形態に係るウィンドガラス900を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス900は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材905の車内側面951が面取りを有する台形面であって、車内側ガラス板201の車内側面213よりも、若干、車内側に突出して形成されている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図9(b)に示すように、シール部材904の上方板943の、支持部材905と対向する面が、凹形状942であってもよい。このように構成することで、シール材504が外側へずれにくくなる。
[第7実施形態]
次に本発明の第7実施形態に係るウィンドガラス1000について、図10、図11を用いて説明する。図10は、本実施形態に係るウィンドガラス1000を図2のA−A面と同様の位置で切断した断面図である。本実施形態のウィンドガラス1000は、第1実施形態のウィンドガラス100と比べると、支持部材1005の車内側表面1051が車内側に凸形状であって、車内側ガラス板201の車内側面213よりも、車内側に突出して形成されている点で異なる。したがって、支持部材1005の車内側表面1051の表面積は、支持部材1005を車内側ガラス板201の車内側面213と平行面で切断した場合の切断面1052の面積よりも大きく形成されている。
さらに、シール部材1004の上方板1043の、支持部材1005と対向する面も、支持部材1005の車内側表面1051に対応して、凹形状となっている。
その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図11は、シール部材204を取り外した場合の、ウィンドガラス100の切り欠き部102を車内側から見た場合の部分拡大斜視図である。図11に示すとおり、支持部材1005は、左右方向に連続した凸形状の車内側表面1051を備えている。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、支持部材1005の車内側表面1051に設けられた凸部が、シール部材1004の車外側面に設けられた凹部と嵌合することによりシール部材1004の上下方向の位置決めを行なうことができる。
この場合、製造方法は、車内側ガラス板に設けられた切り欠き部102内に、支持部材1005を配置し、車外側ガラス板202の車内側面221に接着する支持部材取付ステップを含む。そして次に車内側ガラス板201および車外側ガラス板202の下縁面212、車内側ガラス板201の車内側面213に、ウィンドガラス下縁からの水の侵入を防止するシール部材1004を接着するシール部材取付ステップを実施する。さらに、シール部材取付ステップでは、支持部材1005の車内側面に設けられた凸部または凹部を、シール部材1004の車外側面に設けられた凹部または凸部と嵌合することにより、シール部材1004を位置決めする。
[第8実施形態]
次に本発明の第8実施形態に係るウィンドガラス1200について、図12を用いて説明する。図12は、シール部材204を取り外した場合の、ウィンドガラス1200の切り欠き部102を車内側から見た場合の部分拡大斜視図である。図12に示すとおり、本実施形態の支持部材1205は、左右長手方向に断続的に凸部1251および凹部1252を備えている。
その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
さらに、シール部材の上方板の、支持部材1205と対向する面も、支持部材1205の凸部1251に対応して、凹凸形状となっていてもよい。
本実施形態の構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、支持部材1005の車内側面1051に設けられた凸部が、シール部材1004の車外側面に設けられた凹部と嵌合することによりシール部材1004の左右方向の位置決めを行なうことができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、通電部の一例として発熱体(デフロスタ)について記載したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、デフォッガーでもよいしアンテナでもよい。
また、上記実施形態では、いずれのシーリング材402の位置が切欠部102内にのみ存在しているように図示しているが、これに限定されるものではない。例えば、図13に示すように、車内側ガラス板201上に堰部材1301を設け、シーリング材402を車内側ガラス板201上まで形成するようにしてもよい。このように構成することで、水分の侵入を抑制することができる。
また、図14に示すように、支持部材205の外側に、ウレタン系樹脂接着材1401、1402を設けてもよい。このように構成することで、水分の侵入を抑制することができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
100 500 600 700 800 900 1000 1200 ウィンドガラス
101 発熱体
102 切欠部
103 給電部
201 車内側ガラス板
202 車外側ガラス板
203 給電線
204 504 604 704 804 904 1004 シール部材
205 505 605 705 805 905 1005 1205 支持部材
206 カウルトップ
401 接着テープ
402 シーリング材

Claims (8)

  1. 車内側ガラス板および車外側ガラス板と、前記車内側ガラス板と前記車外側ガラス板との間に設けられた通電部とを備えたウィンドガラスであって、
    前記車内側ガラス板は、前記通電部に給電する給電線を取り出すための切り欠き部を有し、
    前記ウィンドガラスは、さらに、
    前記車内側ガラス板および前記車外側ガラス板の下縁面、前記車内側ガラスの車内側面に接着して、前記ウィンドガラスの下縁からの水の侵入を防止するシール部材と、
    前記切り欠き部に対応する形状を有し、前記切り欠き部内において、前記車外側ガラス板の車内側面に接着され、前記シール部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材の車内側面の表面積は、前記支持部材を前記車内側ガラスの車内側面と平行な面で切断した場合の切断面積よりも大きいことを特徴とするウィンドガラス。
  2. 前記支持部材の車内側面は、前記シール部材の車外側面と対向する凸部または凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のウィンドガラス。
  3. 前記支持部材を車内から見た場合に、前記凸部または凹部は、前記支持部材の左右長手方向に断続的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のウィンドガラス。
  4. 前記支持部材の車内側面は、前記凸部として、前記シール部材の車外側面と接着するための椀曲面を備えたことを特徴とする請求項2に記載のウィンドガラス。
  5. 前記支持部材の車内側面に設けられた凸部が、前記シール部材の車外側面に設けられた凹部と嵌合することを特徴とする請求項2に記載のウィンドガラス。
  6. 前記支持部材の車内側面は、傾斜面からなることを特徴とする請求項1に記載のウィンドガラス。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のウィンドガラスに用いられる支持部材。
  8. 車内側ガラス板および車外側ガラス板と、前記車内側ガラス板と前記車外側ガラス板との間に設けられた通電部とを備えたウィンドガラスの製造方法であって、
    前記車内側ガラス板に設けられた、前記通電部に給電する給電線を取り出すための切り欠き部内に、前記切り欠き部に対応する形状を有する支持部材を配置し、前記車外側ガラス板の車内側面に接着する支持部材取付ステップと、
    前記車外側ガラス板の下縁面および前記車内側ガラスの車内側面に、前記ウィンドガラスの下縁からの水の侵入を防止するシール部材を接着するシール部材取付ステップと、
    を含み、
    シール部材取付ステップは、前記支持部材の車内側面に設けられた凸部または凹部を、前記シール部材の車外側面に設けられた凹部または凸部と嵌合することにより、前記シール部材を位置決めする位置決めステップを含むことを特徴とするウィンドガラスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020100895A1 (ja) * 2018-11-12 2020-05-22 日本板硝子株式会社 ガラス板モジュール及びガラス板モジュールの製造方法

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