JP2017006346A - 電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Taiji Tajima
泰治 田島
剛一 長田
Koichi Osada
剛一 長田
将 矢野
Masaru Yano
将 矢野
泰弘 米川
Yasuhiro Yonekawa
泰弘 米川
貴弘 中居
Takahiro Nakai
貴弘 中居
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Abstract

【課題】被掃除面のごみが多いときは吸込室の負圧を大きくして(絶対値が大きくなる事)集塵性能を向上させ、被掃除面のごみが少ないときは吸込室の負圧を減少させて吸口体を操作する際の力(操作力),特に前後方向の操作力を軽くすることができる電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸口体は、吸引したごみを検出する手段と、吸込室Qと、該吸込室Qと外部とを連通する開口部63と、該開口部63の開口面積を可変する手段とを有し、前記ごみを検出する手段により、ごみを検出したとき前記開口部63の開口面積を大きくし、ごみを検出していないときは前記開口部63の開口面積を小さくする。これにより、被掃除面Mのごみが多いときは吸込室Qの負圧を増大させて集塵性能を向上させ、被掃除面Mのごみが少ないときは吸込室Qの負圧を減少させて吸口体を前後に操作する際の力(操作力)を軽くすることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2010-022745号公報(特許文献1)がある。この公報には、ホースに、吸引した塵埃の量と大きさを検知する塵埃検知手段を備え、吸込具には、電動送風機による吸引風により浮遊ごみを吸引する空気取り入れ口と、空気取り入れ口の開口面積を変える電動フラップを備えており、電動フラップは、開口面積設定手段が設定した開口面積に応じて動作し、舞い上がりやすい塵埃が多いときには、空気取り入れ口の開口面積をより広げて、より多量の空気を吸引しながら高く舞い上がった塵埃を吸引し、逆に塵埃が少ない、または大きなごみである場合は、電動フラップを空気取り入れ口の開口面積が小さくなる方向へ動作させる事が記載されている。
また、特開2009-261431号公報(特許文献2)には、吸口体の上部に、吸気口の開口面積を調整する可撓性を有するフラップが設けられていることが記載されている。フラップは、回転清掃体室の負圧の大きさによって撓む構造となっている。掃除機使用者がじゅうたんを掃除すると、本体の吸引力により吸口体がじゅうたんに沈み込み、被掃除面との間にできる隙間が小さくなり、回転清掃体室の負圧が高くなる。すると、フラップが吸い寄せられて撓み、閉じていた吸気口が開き、外部からの空気が流れ込み、回転清掃体室の負圧が減少する。これにより、じゅうたんと吸口体との吸着が緩和され、軽快操作が行える事が記載されている。
特開2010-022745号公報 特開2009-261431号公報
しかしながら特許文献1に記載の吸込口体は、塵埃が多いときに、空気取り入れ口の開口面積をより広げるため、回転清掃体室の負圧(ゲージ圧で大気圧より低い圧力の事)が小さくなり(絶対値が小さくなる事)、被掃除面の集塵性能が低下する恐れがある。また、塵埃検知手段がホースに設けられているため、開口面積設定手段が掃除機本体に設けられている場合、それらの間でデータの通信を行う必要があり、ホースや延長管に通信配線が必要になるという課題があった。
また、特許文献2に記載の吸口体も、じゅうたんを掃除する時に、フラップが吸い寄せられて撓み、閉じていた吸気口が開き、外部からの空気が流れ込み、回転清掃体室の負圧が小さくなるため、被掃除面の集塵性能が低下する恐れがあった。
本発明の目的は、被掃除面の塵埃が多いときは吸込室の負圧を大きくして(絶対値が大きくなる事)集塵性能を向上させ、被掃除面の塵埃が少ないときは吸込室の負圧を減少させて吸口体を操作する際の力(操作力),特に前後方向の操作力を軽くすることができる電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機を提供することである。
掃除機本体に電動送風機及び集塵部を備え、吸口体と前記掃除機本体の前記集塵部とを結ぶ管路を備え、前記電動送風機によって、前記吸口体から前記集塵部に被掃除面のごみを吸引する電気掃除機において、前記吸口体は、吸込室と、該吸込室と外部とを連通する開口部と、吸引したごみを検出するごみ検出手段と、前記開口部の開口面積を設定する開口面積設定手段と、前記開口部の開口面積を可変する開口面積可変手段と、を設け、前記開口面積設定手段と前記開口面積可変手段は、前記ごみ検出手段の検出結果に応じて、ごみの量が多いときには前記開口部の面積を小さくし、ごみの量が少ないときには前記開口部の面積を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、被掃除面のごみが多いときは吸込室の負圧を大きくして集塵性能を向上させ、被掃除面のごみが少ないときは吸込室の負圧を現象させて吸口体を操作する際の力(操作力),特に前後方向の操作力を軽くすることができる。 さらに、吸口体内に、ごみ検出手段と、開口面積設定手段と、開口面積可変手段とを有しているために、ごみ検出手段の出力に応じて、ごみの量が多いときには該開口部の面積を小さくし、ごみの量が少ないときには該開口部の面積を大きくするという制御を吸口体内だけで行うことができ、掃除機本体との間でデータの通信を行う必要がなく、ホースや延長管に通信配線を設ける必要がないという効果もある。
本発明に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。 実施形態例1の吸口体の上面図である。 実施形態例1の吸口体の底面図である。 実施形態例1の吸口体の分解斜視図である。 図2に記載の吸口体のB−B断面図である。 図2に記載の吸口体のB−B断面図である。 図2に記載の吸口体のA−A断面図である。 図2に記載の吸口体のA−A断面図である。 実施形態例2の吸口体の斜視図である。 図9に記載の吸口体のC−C断面図である。 図9に記載の吸口体のC−C断面図である。 吸口体の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して説明する。図示中の前後左右上下は、各図示中の表記に基づくものとする。
(実施形態例1)
以下、本発明に係る第1の実施形態例について図面を参照して説明する。
図1に本発明の第1の実施形態例に係る電気掃除機1の外観図を示す。電気掃除機1は、掃除機本体2と、ホース部3と接続し手元操作スイッチSW等が設けられた操作管4と、伸縮自在に設けられた延長管5と、吸口体6と、を有する。
掃除機本体2は、吸引力を発生させる電動送風機2a、この電動送風機2aの吸引力で集塵したごみ(塵埃)を収容する集塵部2bなどを備えている。なお、本実施形態例では、いわゆるサイクロン式の電気掃除機を例に挙げて説明するが、いわゆる紙パック式の電気掃除機に適用してもよい。
ホース部3の一端は、掃除機本体2の集塵部2bと連通するように掃除機本体2の接続口2cに接続されている。また、ホース部3の他端は、操作管4の一端に接続されている。
操作管4は、手元操作スイッチSWなどを備えたハンドル4a、掃除機本体2から給電される図示しない給電端子などを備えている。この給電端子には、延長管5の一端に設けられる図示しない通電端子が接続される。
操作管4の手元操作スイッチSWを操作することによって、電動送風機2aの運転と停止や強中弱の切り替え、吸口体6に設けられたモータ15(図4参照)の運転と停止が可能となっている。
延長管5は、外管5aと内管5bとを備え、外管5aの他端部に内管5bの一端部が挿入されて外管5aと内管5bとの内側に設けられた図示しない通風路が連通するように連結されて、伸縮自在に構成されている。なお、図1は、延長管5が最短の状態を図示している。
図2は、吸口体6の上面図である。
図2に示すように、吸口体6は、上面視において略T字形状を呈する吸口ケース10と、吸口ケース10に連結される吸口継手13とを備えている。
吸口ケース10は、上面視において、左右方向(幅方向)に細長く形成された吸口本体11と、吸口本体11の左右方向の中央部に吸口継手13と連結される連結部12とを備えている。連結部12には、吸口本体11と吸口継手13とを連通させる流路R(図3参照)が形成されている。
吸口本体11には、前端面から左右側面にかけてバンパ11aが設けられている。バンパ11aは、ゴムやエラストマー等の弾性材料から形成されており、使用時に吸口本体11内の気密を確保するとともに、電気掃除機1(図1参照)の使用時に吸口本体11が家具等に衝突した際に、当該家具等への傷付き防止と吸口本体11への衝撃を吸収する緩衝材の役割を果たしている。
吸口継手13は、連結部12に対して回動自在に連結される第1連結部14と、この第1連結部14に対して回動自在に連結される第2連結部15とを備えている。
第1連結部14は、図2の上面視において略半トラック形状を呈し、連結部12と連結される円筒形状の軸14aを有している。この軸14aは、軸方向が吸口本体11の左右方向と平行であって、軸14aの両端部が連結部12に形成された軸受部12g(図4参照)に支持されている。また、第1連結部14は、被掃除面(清掃面)M(図6参照)に対して略平行な状態から略垂直な状態まで(上下方向に)回動可能となるように構成されている。すなわち、第1連結部14を吸口ケース10に対して軸14aを支点として回動させることによって、延長管5(図1参照)を被掃除面M(図6参照)に略平行な状態と略垂直な状態との間において回動させることができる。
第2連結部15は、第1連結部14に対して吸口本体11の左右方向に(図2の紙面時計回り方向および反時計回り方向に)回動可能となるように構成されている。これにより、例えば、延長管5を被掃除面Mに対して略垂直にした状態から、延長管5を被掃除面Mに略平行な状態に向けて倒すことができる。
また、第2連結部15には、給電が行われる給電端子15aが設けられている。なお、本実施形態例の電気掃除機1(図1参照)では、吸口体6に給電する電力を、掃除機本体2からホース部3、操作管4、延長管5を通じて供給するように構成している。
このような吸口継手13は、例えば延長管5(図1参照)を被掃除面Mに対して略垂直とした状態において、その延長管5を左右方向(左右方向)に倒して、操作管4(グリップ4a)を左右方向のいずれかにねじることで、吸口本体11を左右方向のいずれかに略90度回転させ、吸口本体11の左右方向を移動方向にした掃除が可能である。したがって、壁際に沿って吸口体6を移動させて掃除したり、狭い隙間に吸口体6を挿入したりして掃除することが可能になる。
図3は、吸口体6の下面図である。
図3に示すように、吸口体6は、第1回転清掃体20、第2回転清掃体30を備えている。吸口ケース10(吸口本体11)には、下面(清掃面に対峙する面)に、開口部を有する吸込室Qが形成されている。
第1回転清掃体20は、第1回転清掃体20の軸21の軸方向が吸口本体11の左右方向と平行となるように、吸口本体11の左右方向に沿って前後方向の前側に配置され、吸込室Q内で回転可能に支持されている。また、第1回転清掃体20は、吸口本体11の左右方向(第1回転清掃体20の軸方向)の一端側から他端側まで連続して設けられている。
また、第1回転清掃体20は、硬さが異なるブラシなど複数種類のブラシ20a、20b、20cを備え、各ブラシ20a、20b、20cがらせん状に配設されている。なお、本実施形態では、3種類のブラシ20a、20b、20cを配設した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、2種類以下であってもよく、4種類以上であってもよく、らせん状に配置されたブラシ間にゴムなどの弾性材料からなるブレード部材をらせん状に配置する構成を追加してもよく、適宜変更することができる。なお、第1回転清掃体20は、電動機40によって駆動されるものである。
第2回転清掃体30は、第1回転清掃体20の直径よりも小径で、刷毛体により覆われていて、第1回転清掃体20に対して後方且つ平行に配置されている。また、第2回転清掃体30は、吸口本体11の左右方向の一端側から他端側にかけて連続して設けられている。
また、第2回転清掃体30は、第1回転清掃体20の回転軸21と平行な軸部30a(軸)を有し、軸部30aが吸口ケース10(吸口本体11)に回転可能に支持されている。なお、第2回転清掃体30は、電動機40によって駆動されるものではなく、吸口体6を移動させたときの被掃除面M(図6参照)との摩擦力によって回転するように構成されたものである。このように、第2回転清掃体30は、軸部30aを介して吸口本体11に支持されるものであるので、第2回転清掃体30の構成を簡略化することができる。
吸口体6は、吸口ケース10の連結部12の下面に、ブラシ駆動スイッチ16、車輪17、軸受押え部材31、32を備えている。
ブラシ駆動スイッチ16は、吸口体6の下面が被掃除面M(清掃面)に接触しているか否かを検出するスイッチであり、車輪16aとともに構成されている。この車輪16aは、ばね等の付勢手段によって常に吸口ケース10(連結部12)の下面から一部が突出するように設けられている。そして、車輪16aが吸口ケース10から飛び出して被掃除面Mと接触していないと検出されたときには、後記する回路基板50(制御基板)の制御によって電動機40の駆動が停止され、第1回転清掃体20の回転が停止する。また、車輪16aが押し込まれて被掃除面Mと接触していると検出されたときには、回路基板50の制御によって電動機40が駆動され、第1回転清掃体20が回転することができる。
車輪17は、操作管4で操作される前後動や回転操作の応力を受けて吸口体6の底面を被掃除面(清掃面)に密着させ、これにより吸口体6の操作性能を向上する役割を有している。
軸受押え部材31は、第1回転清掃体20の回転軸および第2回転清掃体30の軸部30aの一端を支持するものであり、吸口ケース10にねじを用いて固定されている。
軸受押え部材32は、第1回転清掃体20の回転軸および第2回転清掃体30の軸部30aの他端を支持するものであり、取り外し可能となるように吸口ケース10にロック機構(図示せず)を用いて固定されている。
図4は、吸口体6の内部構成を示す分解斜視図である。
図4に示すように、吸口体6は、第1回転清掃体20(図3参照)および第2回転清掃体30(図3参照)の上方に、第1回転清掃体20を駆動する電動機40および電動機40を制御する回路基板50を備えている。
電動機40は、吸口本体11における左右方向の一方側に取り付けられている。また、電動機40は、その出力軸が吸口本体11の左右方向と平行に配置されている。また、電動機40の出力軸は、左右方向の一端側に向けて延び、吸口本体11内の一端部(図示右側の端部)において、歯付きベルト41を介して第1回転清掃体20と連結されている。
吸引したごみを検出するごみ検出手段を構成する赤外線発光素子60と赤外線受光素子61は、流路R(図3参照)を挟んで直線上に対向して配置されている(図4参照)。流路内をごみが通過すると、赤外線発光素子60から放射された赤外線がごみに遮られて、赤外線受光素子61が受光する赤外線の量が減少する。ごみの量が多いほど、一定時間に赤外線が遮られる回数が多くなるので、この回数よりごみの量が判断できる。さらにごみの大きさが大きいほど、より長い時間赤外線が遮られるので、この時間を計測することにより、吸引したごみの大きさを検出することができる。
開口部63は、吸込室Qと吸口本体11の外部を連通する開口である。64は開口面積可変手段としてのフラップである。67はフラップ64を回動させるためのソレノイド、67aはソレノイド67のプランジャー(可動鉄心)、65はフラップ64に連結され、フラップ64を回転軸64aを中心に回転させるためのレバー、66はプランジャー67aとレバー65を連結するためのフックである。
回路基板50は、吸口本体11の左右方向で電動機40とは反対側に取り付けられている。また、回路基板50は、長辺が左右方向に沿って配置された長方形状の基板を有し、実装面が鉛直方向上向きの状態で吸口本体11内に配置されている。なお、実装面は、必ずしも鉛直方向上向きに限定されず、水平方向に対して傾斜してもよく、前後方向を向くように(縦向きに)してもよい。
回路基板50は、電動機40の駆動制御と、開口面積の設定制御と、開口面積の可変制御と、を行う。つまり、回路基板50は、開口部63の開口面積の設定制御をおこなう開口面積設定手段としての役割を果たす。図12に吸口体6の機能ブロック図を示す。図12において、90はマイクロコンピュータ、91はAC(交流)をDC(直流)に変換する電源回路、92はソレノイド67を駆動する駆動回路である。開口面積の設定制御は、具体的にはマイクロコンピュータ90が行い、赤外線受光素子61が受光した赤外線により、吸引したごみの量を判断する。そして、ごみの量が多いときには開口部63の開口面積を小さく(または全閉に)、ごみの量が少ないときには開口部63の開口面積を大きく設定する。
開口面積の可変制御もマイクロコンピュータ90が行う。開口面積の可変制御は、開口面積の設定制御が設定した開口面積に応じて、ソレノイド67を駆動して、フラップ64を回動させ、開口部63の開口面積を可変する制御を行う。つまり、フラップ64が開口部の開口面積を設定する開口面積設定手段としての役割を果たす。
図5は、図2におけるB−B断面図であり、ごみ検出手段がごみを検出していないもしくは少ない場合を示す。このとき、ソレノイド67は通電されておらず、ばね(図示せず)の弾性により、フラップ64は回動軸64aを中心に矢印64bの方向へ付勢される。
図6は、図2におけるB−B断面図であり、ごみ検出手段が多い量のごみを
検出した場合を示す。このとき、ソレノイド67は回路基板50により通電され、ばね(図示せず)の弾性に打ち勝ってプランジャー67aがソレノイド67内へ吸引され、これに接続されたフック66によりレバー65を引っ張る。これによりフラップ64は、回動軸64aを中心に矢印64cの方向へ回転する。
図7は、図2におけるA−A断面図であり、ごみ検出手段がごみを検出していない場合を示す。このとき、ソレノイド67は通電されておらず、ばね(図示せず)の弾性により、フラップ64は回動軸64aを中心に矢印64bの方向へ付勢される。これにより、開口部63は開口され、吸口本体11の外部から吸込室Qへ空気が流入する(矢印70)。これにより、吸込室Qの負圧が小さくなるため、操作力が低下し、使用者は、軽快な吸口操作を行うことができる。なお、負圧が大きい時は大気圧と吸込室Qとの差圧が大きい事を意味し、吸口体が被掃除面に吸い付いて操作力が大きくなり、逆に負圧小さい時は大気圧と吸込室Qとの差圧が小さい事を意味し、吸口体の被掃除面に対する吸い付きが小さくなり、操作力が小さくなる。
図8は、図2におけるA−A断面図であり、ごみ検出手段が多い量のごみを
検出した場合を示す。このとき、ソレノイド67は回路基板50により通電され、ばね(図示せず)の弾性に打ち勝ってプランジャー67aがソレノイド67内へ吸引され、これに接続されたフック66によりレバー65を引っ張る。これによりフラップ64は、回動軸64aを中心に矢印64cの方向へ回転する。これにより、開口部63は閉じられ、吸込室Qの負圧が上昇し、被掃除面上のごみをより集塵しやすくなる。
このように本実施形態例によれば、被掃除面上にごみが無いときは、吸込室Qの負圧が小さくなるため、操作力が低下し、使用者は、軽快な吸口操作を行うことができ、被掃除面上にごみが多いときは、吸込室Qの負圧が大きくなり、被掃除面上のごみをより集塵しやすくなるという効果がある。とくに絨毯上の砂塵の集塵には、吸込室Qの負圧を大きくすることが効果的である。
また、被掃除面上にごみが少ないときは、操作が軽く、ごみが多いときは、被掃除面に吸い付いて被掃除面上のごみをより集塵するので、ごみの量を操作感覚で知ることができるという効果もある。
また、開口部63を開口しているとき、吸口体11上の浮遊ごみを吸引して、これをごみ検出手段が検出し、開口部63の開口面積を小さくすることが考えられる。このとき、開口部63の開口面積を小さくすると浮遊ごみの吸引量も減るので、ごみ検出手段がごみを検出しなくなり、開口部63は再び開口されるので問題ないが、以下の機能を追加することより、吸口体11上の浮遊ごみをごみ検出手段が検出し、開口部63の開口面積が変化することはない。
被掃除面上のごみは、比較的粒径が大きく(例えば100μmより大きい)、空気中の浮遊ごみは比較的粒径が小さい(例えば20μm以上100μm以下)ので、吸引したごみの大きさを検出することにより、被掃除面上のごみと空気中の浮遊ごみを区別することができる。これにより、ごみの量が多いときに開口面積を小さく(または全閉に)、ごみの大きさが小さいときは、ごみの量に関係なく開口面積を大きく設定する。これにより、比較的粒径が大きい被掃除面上のごみのみに反応し、比較的粒径が小さい空気中の浮遊ごみには反応しないようになり、開口部63が開いた状態で、外部からの浮遊ごみを含んだ空気が流入しても、開口面積は変化しない。
(実施形態例2)
以下、本発明に係る第2の実施形態例について図面を参照して説明する。
図9に本発明の第2の実施形態例に係る吸口体の斜視図を示す。図9において、第1の実施形態例と同一の部分には同一の符号を付けている。図9において、80は開口面積可変制御に応じて回動する開口面積設定手段としてのシャッター、80aはシャッター80の回動軸、81,82は前車輪である。
図10は、図9におけるC−C断面図であり、ごみ検出手段がごみを検出していない場合を示す。このとき、図示しない駆動手段によりシャッター80は、回動軸80aを中心に矢印80bの方向へ付勢される。これによりシャッター80は、吸口体後方斜め下方向に回動する。これにより、吸口体の前方の開口部が拡大し、吸口本体11の外部から吸込室Qへより多くの空気が流入する(矢印84)。これにより、吸込室Qの負圧が小さくなり、操作力が低下し、使用者は、軽快な吸口操作を行うことができる。また、このとき被掃除面上の米粒程度の大きさの比較的大きなごみも吸引できるという効果もある。
図11は、図9におけるC−C断面図であり、ごみ検出手段が比較的大きなごみを検出した場合を示す。このとき、図示しない駆動手段によりシャッター80は、回動軸80aを中心に矢印80cの方向へ付勢される。これによりシャッター80は、吸口体下方向に回動する。このとき、吸口体前方の開口部は狭くなり、吸口本体11の外部から吸込室Qへ流入する空気(矢印83)の量が減少する。これにより吸込室Qの負圧が大きくなり、被掃除面上のごみをより集塵しやすくなる。つまり、シャッター80が吸口体前方の開口部の開口面積を設定する開口面積設定手段としての役割を果たす。
このように本実施形態例によれば、被掃除面上にごみが少ないときは、吸込室Qの負圧が小さくなり、操作力が低下し、使用者は、軽快な吸口操作を行うことができ、被掃除面上にごみが多いときは、吸込室Qの負圧が大きくなるため、被掃除面上のごみをより集塵しやすくなるという効果がある。とくに絨毯上の砂塵の集塵には、吸込室Qの負圧を高くすることが効果的である。
また、被掃除面上にごみが少ないときは、操作が軽く、ごみが多いときは、被掃除面に吸い付いて被掃除面上のごみをより集塵するので、ごみの量を操作感覚で知ることができるという効果もある。
吸口体内に、ごみ検出手段と、開口面積設定手段と、開口面積可変手段とを有しているので、吸口体と掃除機本体との間で通信を行う必要が無く、延長管やホース内に通信のための配線を設ける必要が無いという効果もある。
また,シャッターが開口することにより,被掃除面上の比較的大きなごみも吸引できるという効果もある。
また,シャッター(開口部)を吸口体前方に設けることにより,吸口体後方上方向に位置する使用者に対して,開口部からの気流音が聞こえにくくなり,吸口体の低騒音化が図れるという効果もある。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 電動送風機
2b 集塵部
6、 吸口体
10 吸口ケース
20 第1回転清掃体
30 第2回転清掃体
30a 軸部(軸)
40 電動機
50 回路基板(制御基板)
60 赤外線発光素子 61 赤外線受光素子
63 開口部
64 フラップ
67 ソレノイド
80 シャッター
90 マイクロコンピュータ
M 被掃除面(床面)
Q 吸込室

Claims (3)

  1. 吸込室と、該吸込室と外部とを連通する開口部と、吸引したごみを検出するごみ検出手段と、前記開口部の開口面積を設定する開口面積設定手段と、前記開口部の開口面積を可変する開口面積可変手段と、を有し、
    前記ごみ検出手段と開口面積設定手段と前記開口面積可変手段とにより、吸引したごみの量が多いときに前記開口部の開口面積を大きく、ごみの量が少ないときは前記開口部の開口面積を小さくすることを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  2. 前記開口面積可変手段を前記吸込室の上部、もしくは前部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸口体。
  3. 掃除機本体に電動送風機及び集塵部を備え、吸口体と前記掃除機本体の前記集塵部とを結ぶ管路とを備え、前記電動送風機によって、前記吸口体から前記集塵部に被掃除面のごみを吸引する電気掃除機において、前記吸口体は請求項1又は2に記載の電気掃除機の吸口体であることを特徴とする電気掃除機。
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