JP2017006100A - 薬剤の発散器具 - Google Patents

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文一 加藤
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Abstract

【課題】薬剤を収容しつつ十分な量の気化薬剤を放出できる薬剤の発散器具を提供する。【解決手段】本発明の薬剤の発散器具は、上部が封止され、底部が開放されている筒状の収容本体部と、前記収容本体部の内部の収容空間に挿入される薬剤入りアンプルと、前記収容本体部の底部に装着される装着具と、前記装着具と前記収容本体部との間に取り付けられる透過膜と、を備え、前記装着具は、前記収容本体部の内面に対向する側面と、前記収容本体部の底部に対向する上面とを有し、前記装着具は、前記上面に貫通孔を有すると共に、前記側面に単数または複数の空隙を有する【選択図】図1

Description

本発明は、種々の目的に対応する薬剤を収容した薬剤の発散器具であって、収容した薬剤を蒸散させつつ外部に発散する薬剤の発散器具に係る。
近年、農作業において、イノシシ、鹿、猿などの生物による被害が問題となっている。商業農業としての農場であっても、趣味などの菜園であっても(いわゆる農園)、これらの生物による被害が問題となっている。例えば、夜間において、イノシシやシカなどの生物が、農園の作物を食したり、その際に農園を荒らしたりするなどの被害が生じている。
昔からこのような生物の被害は多々あったが、近年では、特に顕著に問題となっている。これは、いわゆる農村や里山の構造や風景が変化し、野生生物の居住地域と農園との境目が小さくなっていることが原因の一つとして挙げられる。過去においては、野生生物の居住地域は山間部などであり、農園との間はいわゆる里山によって区分されていた。このため、野生生物が、里山を超えて農園まで浸入することは少なかった。
しかしながら、近年の農業従事者の減少、地方の過疎化などが相まって、里山が消失している現状がある。この里山の消失や減少により、山林などを居住地域とする野生生物が簡単に農園に浸入するようになり、農園での作物を食したり耕作地を荒らしたりするなどの被害を生じさせている。
また、国土開発の進行の結果、山林面積が減少して野生生物の食糧が山林だけでは不足している現状もある。この食料の減少によって、野生生物が、山林から農園に浸入を図っている現状もある。更には、地球規模の気候変動で、野生生物の食糧が、山林などの居住地域において不足している現状もある。あるいは、農園の農作物を食して味をしめた野生生物が、山林の食糧よりも農作物を食すことを好むようになっている。これらによって、野生生物が繰り返し農園に浸入し、農作物を荒らす結果となっている。
このような野生生物による農園被害は、年々問題が顕著に拡大しており、農業従事者にとっての大きな悩みとなっている。
この野生生物による農園被害を減少させつつ防止するために、様々な対処が施されている。例えば、農園全体を囲いで囲ったり、電流を流す枠で囲ったりしている。あるいは、イノシシや猿などの野生生物が恐怖を感じる音を流したりして、農園に近づかないようにしている。例えば、銃声をスピーカで放送して、野生生物が農園に近づくのを防止している。
しかしながら、囲いや電流枠で囲っても、イノシシや鹿などは、その巨体を活かしてこれらを突破して農園内部に入ってしまう。また、銃声などの音声放送も、最初の内は効果があるが、次第に慣れてくると、野生生物はやはり農園に浸入してしまう。更には、音声放送は、農園周辺の住人にとっての夜間騒音となる点で、使用が禁止されていることもある。
また、野生生物を捕獲する罠を仕掛けて対応することも行われている。あるいは、一定数を駆除する対応も行われている。しかしながら、これらは、生物愛護の観点から反対の声が上がることがある。また、罠で捕獲した野生生物の処分に困ることもある。罠であれば、生きたまま捕獲されるが、捕獲した野生生物を山林に戻せば農園への被害が繰り返される。殺処分する場合には、その方法やコストが問題になる。もちろん、殺処分した生物の利用も問題になっている。
このような状況で、野生生物が農園に近づきにくいように、野生生物を忌避する薬剤を活用する方法が提案されている。
様々な研究によりあるいは経験則により、野生生物が、特定の臭いを嫌う傾向があることが分かってきている。このような臭いを発する薬剤を利用して、農園に野生生物が浸入することを防止することが行われ始めている。例えば、農園の周囲に薬剤を撒いて蒸散させて、野生生物が忌避する臭いを周囲に発散させる。この発散によって、野生生物が農園に近づくのを防止できる。
しかしながら、農園の周囲に薬剤を撒く場合には、薬剤の蒸散が早く、短期間の間隔で薬剤を散布しなければならなくなってしまう。このため、コストや手間の問題がある。薬剤はコストが高いことが多く、短期間で蒸散することは好ましくない。また、農園(畑など)の外周に薬剤を直接まくことは、土壌への影響なども懸念され、農業従事者にとって好ましくない。
また、農園の外周に薬剤を直接まく場合には、薬剤が露出した状態となるので、安全性などの問題もあり、好ましくない。また、蒸散が早期に行われると、生物の忌避効果の発揮が悪くなり、生物の浸入を防止する十分な効果が得られない問題がある。
このような状況において、芳香剤や薬剤を収容容器に入れて蒸散した基体を外気に発散させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−019026号公報
特許文献1は、細長筒状で一端にだけ発散穴を設けた可塑性容器内に薬剤や芳香剤等を充填した細長筒状の破割性ガラスアンプルが収容されていると共に、可塑性容器内の発散穴の内側部に沿って吸収性素材を収容したことを特徴とした薬剤や芳香剤の発散具を開示する。
特許文献1は、薬剤を筒状の収容容器に収容することで、蒸散して効果を発する薬剤を、必要な場所に露出させることを防止しています。この結果、薬剤が直接必要な場所に撒かれることと薬剤が短期間で蒸散してしまうことを防止している。
しかしながら、特許文献1の収容容器は、底面に孔が設けられているのみである。加えて収容容器は、細長筒状であるので、底面の孔以外からは薬剤が外部に放出されない。このため、放出できる量が少ないとの問題を有している。また、底面の孔には薬剤を吸収する吸収性素材が装着されているが、液体としての薬剤が、この吸収性素材に吸収される。この吸収された液体としての薬剤が、十分に蒸散しないままに、外部に漏れ出てしまうことも生じる問題がある。
このような問題があると、薬剤の効果を十分に発揮できない問題につながってしまう。更には、液体のまま漏れ出てしまうことによって、薬剤の効果を十分に発揮できないままに薬剤が無くなってしまう問題にもつながる。
本発明は、上記課題に鑑み、薬剤を収容しつつ十分な量の気化薬剤を放出できる薬剤の発散器具を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の薬剤の発散器具は、上部が封止され、底部が開放されている筒状の収容本体部と、
収容本体部の内部の収容空間に挿入される薬剤入りアンプルと、
収容本体部の底部に装着される装着具と、
装着具と収容本体部との間に取り付けられる透過膜と、を備え、
装着具は、収容本体部の内面に対向する側面と、収容本体部の底部に対向する上面とを有し、
装着具は、上面に貫通孔を有すると共に、側面に単数または複数の空隙を有する。
本発明の薬剤の発散器具は筒状であることで、農園などの外周にぶら下げて設置することができる。この設置状態によって、収容部内部を底面側にたまる薬剤が、底面の放出部分から外部に放出される。
放出部分は、底面に装着される装着具の上面と側面に設けられた空隙から構成される。このように空隙が上面と側面の両方であることで、より広い範囲での蒸散した薬剤の発散を行うことができる。この結果、農園に被害をもたらす生物の忌避に十分な効果を奏することができる。
また、収容部と装着具の空隙とは、透過膜で仕切られているので、薬剤が液体のまま漏れ出ることが防止される。結果として、忌避などの効果を奏する状態となる気化した薬剤が、外部に発散される。結果として、高い効果を奏する十分な薬剤の発散と薬剤の保持を両立させることができる。
本発明の実施の形態における薬剤の発散器具の斜視図である。 本発明の実施の形態における薬剤の発散器具での薬剤発散状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における発散器具の構築を示す説明図である。 本発明の実施の形態における装着具の斜視図である。 薬剤の発散器具が設置された農園の模式図である。
本発明の第1の発明に係る薬剤の発散器具は、上部が封止され、底部が開放されている筒状の収容本体部と、
収容本体部の内部の収容空間に挿入される薬剤入りアンプルと、
収容本体部の底部に装着される装着具と、
装着具と収容本体部との間に取り付けられる透過膜と、を備え、
装着具は、収容本体部の内面に対向する側面と、収容本体部の底部に対向する上面とを有し、
装着具は、上面に貫通孔を有すると共に、側面に単数または複数の空隙を有する。
この構成により、発散器具は、より広い連通領域を介して、薬剤を外部に発散できる。更には、発散方向を広げることで、薬剤の含む有効成分を、広く行き渡らせることができる。
本発明の第2の発明に係る薬剤の発散器具では、第1の発明に加えて、収容空間の底部は、収容本体部の底部を通じて開放されている。
この構成により、収容本体部は、底部を開放して装着具などを介して薬剤を外部に発散できる。また、底部に薬剤が溜まるので、薬剤の無くなるまで発散を行える。
本発明の第3の発明に係る薬剤の発散器具では、第1または第2の発明に加えて、装着具の貫通孔は、透過膜を挟んで、収容空間の底部と連通し、装着具の空隙は、透過膜を挟んで、収容空間の内面と装着具との隙間と連通する。
この構成により、装着具は、貫通孔と空隙により、様々な方向に向けて薬剤の発散を行える。
本発明の第4の発明に係る薬剤の発散器具では、第3の発明に加えて、貫通孔は、筒状の収容本体部の延伸方向に沿って、薬剤の発散経路を形成できる。
この構成により、発散器具は、貫通孔を通じて、延伸方向に沿って薬剤を発散できる。特に、収容本体部は底部を下にして設置されるので、底部に溜まる薬剤を、貫通孔41を介して、下方に発散できる。
本発明の第5の発明に係る薬剤の発散器具では、第3または第4の発明に加えて、空隙は、筒状の収容本体部の横方向に沿って、薬剤の発散経路を形成できる。
この構成により、発散器具は、空隙を介して、横方向に薬剤を発散できる。特に、収容本体部は底部を下にして設置されるので、底部の装着具と収容本体部との隙間に溜まる薬剤を、空隙を通じて横方向や下方向に発散できる。
本発明の第6の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第5のいずれかの発明に加えて、空隙は、スリットおよび孔の少なくとも一方の形状を含む。
この構成により、空隙が容易に形成できる。
本発明の第7の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第6のいずれかの発明に加えて、薬剤入りアンプルが、収容空間内部で破裂されることで、薬剤が収容空間に供給される。
この構成により、発散器具が使用される段階まで、薬剤が発散せずに保存できる。
本発明の第8の発明に係る薬剤の発散器具では、第7の発明に加えて、収容空間内部に供給された薬剤は、透過膜を介して、貫通孔および空隙から外部に発散される。
この構成により、発散器具は、薬剤の量に対して広い範囲で薬剤を発散できる。
本発明の第9の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第8のいずれかの発明に加えて、透過膜は、薬剤が気化した気化薬剤を透過させる。
この構成により、透過膜が薬剤の透過を調節できる。
本発明の第10の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第9のいずれかの発明に加えて、薬剤の発散器具は、収容本体部が縦方向となるように設置され、薬剤は、収容空間の底部であって、装着具の上面および側面に溜まる。
この構成により、薬剤を最後まで確実に使用して、外部に発散できる。
本発明の第11の発明に係る薬剤の発散器具では、第10の発明に加えて、装着具の側面と収容空間の内面との間には隙間が生じ、薬剤は該隙間にも溜まる。
この構成により、隙間に溜まった薬剤は、空隙を介して外部に発散できる。
本発明の第12の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第11のいずれかの発明に加えて、透過膜は、収容本体部の底部の外周に熱溶着される。
この構成により、底部外周のみで透過膜が固定され、透過膜は、装着具と合わさって、収容本体部の底部に嵌めこまれる。
本発明の第13の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第12のいずれかの発明に加えて、透過膜、収容本体部および装着具は、同一素材で形成される。
この構成により、全体の構成が適切となる。
本発明の第14の発明に係る薬剤の発散器具では、第1から第13のいずれかの発明に加えて、生物の近接を忌避する忌避成分を含む。
この構成により、薬剤の発散器具は、農園などでの生物による被害を軽減できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
(全体概要)
図1は、本発明の実施の形態における薬剤の発散器具の斜視図である。薬剤の発散器具1は、内部に封入する薬剤を、蒸発(蒸散)によって外部に徐々に発散して、薬剤の有効成分を、周囲にいきわたらせる。この発散によって、薬剤の有効成分の機能を、周囲において発揮させることができる。
薬剤の発散器具1(以下、「発散器具1」と省略する)は、収容本体部2と、薬剤入りアンプル3と、装着具4と、透過膜5と、を備える。
発散器具1は、図1に示される向きで、使用されることが多い。
収容本体部2は、上部が封止され、底部が開放されている筒状の部材である。収容本体部2は、発散器具1の全体の外形を形成する。収容本体部2が、発散器具1の全体外形を構築して、使用者の使用に供される。収容本体部2は、収容空間21を有している。この収容空間21により、筒状の部材の内部が空洞状態となっている。
収容本体部2は、樹脂やビニールなどの一定の柔軟性のある素材で形成される。
薬剤入りアンプル3は、収容本体部2内部に挿入される。収容本体部2は、上述の通り、収容空間21を有している。この収容空間21に、薬剤入りアンプル3が挿入される。この挿入によって、薬剤入りアンプル3が、収容空間21内に設置される。
ここで、薬剤は、害獣や害虫などの生物を忌避する成分を含む化学品であることもあり、消臭や芳香を生じさせる消臭剤や芳香剤などであることもある。
薬剤入りアンプル3は、ガラスなどの破壊可能な素材で形成されていることが好適である。後述するように、薬剤入りアンプル3は、収容本体部2内部に挿入された状態で、外部から圧力が加えられて薬剤31を放出できるためである。薬剤入りアンプル3は、内部に薬剤を封入している。薬剤入りアンプル3がそのままの状態である場合には、内部に封入された薬剤31は、薬剤入りアンプル3の内部に留まる。一方で、薬剤入りアンプル3が破損されると、封入されている薬剤31が薬剤入りアンプル3から漏れ出てくる。
薬剤入りアンプル3が破損する場合には、薬剤31が、薬剤入りアンプル3から漏れ出た上で、薬剤入りアンプル3から収容空間21に漏れ出る。すなわち、収容空間21に薬剤31が供給されることになる。
装着具4は、収容本体部2の底面に装着される。収容本体部2の底部は、開口状態となっており、この開口状態となっている収容本体部2の底部にはめ込まれるようにして、装着具4が装着される。
装着具4は、収容本体部2の内面に対向する側面と、収容本体部2の底部に対向する上面を有する。
装着具4は、収容本体部2の延伸方向に沿った方向に貫通孔41を有する。すなわち、装着具4は、その上面(底面と把握されてもよい)に、収容本体部2の延伸方向に沿った貫通孔41を有している。後述する透過膜5を考慮しなければ、貫通孔41は、収容本体部2の開口している底部をそのまま開口状態とする。
また、装着具4は、その側面に単数または複数の空隙42を有する。
装着具4は、収容本体部2の底部に装着されると、収容本体部2の延伸方向に沿っては、貫通孔41によって収容空間21との連通を形成する。更に、装着具4は、収容本体部2の底部に装着されると、空隙42によって、収容本体部2の収容空間21の内面との連通を形成する。
透過膜5は、収容本体部2と装着具4との間に取り付けられる。すなわち、透過膜5は、収容本体部2の開口されている底部に装着される。透過膜5の装着によって、収容本体部2の底部の開口が、透過膜5によって閉じられる。
ここで、透過膜5は、図1のように、収容本体部2の底部から、収容空間21に入り込むようにして固定される。このように固定されることで、装着具4は、透過膜5によってくぼんだ空間に装着される。すなわち、装着具4は、収容本体部2の底部から挿入されて装着されると共に、透過膜5を破損することなく、透過膜5に対向するようにして装着される。
結果として、装着具4は、収容本体部2の底部に装着されると共に透過膜5と揃う。すなわち、収容本体部2の底部では、透過膜5、装着具4の順で取り付けられた状態となる。
この結果、収容本体部2の底部では、収容空間21、透過膜5、装着具4の順序で外部と繋がることになる。更に、装着具4が備える貫通孔41、空隙42が、透過膜5を介して、収容空間21と外部を繋げる。すなわち、後述するように、薬剤入りアンプル3から放出された薬剤31は、透過膜5の内部であって収容空間21と装着具4との間に溜まる。この溜まった薬剤31は、透過膜5によって、収容空間21にとどまるが、透過膜5の透過性能によって外部に発散できる。
透過膜5の外部に発散する際に、装着具4の貫通孔41と空隙42によって、外部と連通している。この連通を通じて、薬剤31は、外部に発散される。
次に、発散器具1の動作について説明する。
(動作説明)
図2は、本発明の実施の形態における薬剤の発散器具での薬剤発散状態を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態における発散器具の構築を示す説明図である。図〜図3を用いて、発散器具1の動作を説明する。
図1は、発散器具1の動作前の状態である。この発散器具1は、図3に示されるように、構築される。
収容本体部2の収容空間21に、薬剤入りアンプル3が挿入される。次いで、透過膜5が、図3のように収容空間21に向けて窪んだ状態で収容本体部2の底部22に取り付けられる。ここで、透過膜5は、収容本体部2の底部22の外周に熱溶着されればよい。この熱溶着によって、透過膜5は、収容本体部2の底部に固定される。
次いで、この透過膜5のくぼみに合わせて、装着具4が挿入される。装着具4は、その外周サイズが、収容本体部2の底部の内径に対応している。この対応によって、装着具4は、底部22に嵌合して装着される。
装着具4は、上述の通り貫通孔41と空隙42とを有している。このため、装着具4の貫通孔41は、透過膜5を挟んで、収容空間21の底部と連通する。収容空間21の底部は、収容本体部2の底部を通じて開放されている。これらの結果、収容空間21の底部は、貫通孔41と、透過膜5を挟んで連通する。
同様に、装着具4の空隙42は、透過膜5を挟んで、収容空間21の内面と装着具4との隙間を連通する。装着具4が装着されると、装着具4の側面と、収容空間21の内面との間には隙間25ができる。この隙間が、透過膜5を挟んで、空隙42を介して、外部と連通する状態となる。
図3により説明されたように、発散器具1が、構築される。構築された発散器具1は、図1に示されるような構成となる。図1のように、収容空間21に薬剤入りアンプル3が収容されている状態で、発散器具1は、提供、流通、設置される。
収容本体部2は、樹脂やビニールなどの一定の柔軟性を有している素材で形成されている。一方の薬剤入りアンプル3は、ガラスなどの素材で形成されている。収容本体部2が、使用者によって折り曲げられるなどすると、収容空間21内部の薬剤入りアンプル3に圧力が加わる。この圧力によって、薬剤入りアンプル3は、破損する。
図3は、この薬剤入りアンプル3が破損した状態を示している。破損個所33において、薬剤入りアンプル3は、破損している。この破損個所33から、薬剤入りアンプル3に封入されている薬剤31が外部に漏れ出る。
薬剤31は、収容空間21に漏れ出る。収容本体部2は、装着具4側を底部として設置されているので、薬剤入りアンプル3から漏れ出た薬剤31は、収容本体部2の底部22側に溜まるようになる。
ここで、装着具4が収容本体部2の底部22に装着されているので、薬剤31は、装着具4の上部に溜まる。同様に、薬剤31は、装着具4の側面と収容空間21の内面との隙間25にも溜まる。図3は、この薬剤31の収容空間21での溜まり方を示している。
すなわち、薬剤31は、収容空間21の底部22側で合って、装着具4の周囲に溜まる状態となる。この溜まっている場所においては、透過膜5が、薬剤31をせき止めている状態である。
これは、発散器具1が、図3のように、収容本体部2が縦方向となるように設置されることによる。このような設置によって薬剤入りアンプル3が破損されると、薬剤31は、収容空間21の底部22であって、装着具4の上面および側面(装着具4と収容空間21との隙間25を含む)に、溜まることになる。
薬剤31の一部は、透過膜5に接している。透過膜5は、装着具4の貫通孔41および空隙42を介して、外部と連通する。このため、薬剤31の内、透過膜5に接している薬剤31は、透過膜5を透過して、貫通孔41および空隙42から外部に発散される。
図3の矢印Aは、透過膜5を透過して、外部に発散される薬剤31の発散経路を示す。薬剤31は、透過膜5を透過して蒸発(蒸散)して、外部に発散される。この発散によって、発散器具1は、外部に、薬剤31の機能を供給できる。
このとき、薬剤31は、透過膜5との接触で蒸発して、蒸発した状態で外部に発散されてもよい。あるいは、透過膜5から染み出るようにして透過して、透過後に、蒸発して外部に発散されてもよい。
ここで、貫通孔41は、収容本体部2の延伸方向に沿って、薬剤31の発散経路を形成できる。貫通孔41の上部に、透過膜5を挟んで薬剤31が溜まる。この上部に溜まっている薬剤31が、透過膜5を透過して、貫通孔41から外部に発散される。
一方、装着具4の側面の空隙42は、筒状の収容本体部2の横方向に沿って、薬剤31の発散経路を形成できる。装着具4の側面と収容空間21との隙間25に、図3のように薬剤31が溜まる。この溜まった薬剤31が、透過膜5と挟んで、空隙42と対向する。この隙間25に溜まった薬剤31は、透過膜5を透過して、空隙42から外部に発散される。
このように、実施の形態の発散器具1は、装着具4の上面の貫通孔41と側面の空隙42とによって、外部との連通面積を大きくできる。特に、側面においては、隙間25が形成できる装着具4と収容空間21との関係にすることで、側面の空隙42の連通面積も活用できる。
これらの広い連通面積によって、発散器具1は、装着具4を介した薬剤31の発散を、効率的に行える。もちろん、これら貫通孔41と空隙42とによる連通領域が広いことに対して、透過膜5が形成されているので、薬剤31の発散速度を調整できる。この調整によって、薬剤31が、短期間で発散されてしまうことが防止できる。
また、貫通孔41の面積や空隙42の面積や数によって、装着具4は、薬剤31の発散速度を、更に調整することもできる。
このように、実施の形態における発散器具1は、従来技術に比べてより大きな連通領域を用いて、薬剤31を外部に放出できる。また、薬剤31は、薬剤入りアンプル3に封入されていることで、使用するまでは、薬剤31の発散を防止でき、不要な薬剤31の減少を抑えることができる。
更には、収容本体部2の延伸方向に沿った貫通孔41と側面に沿った空隙42との方向の違いを有する連通領域によって、薬剤31は、より広い角度で外部に発散されやすくなる。この広い角度での発散によって、発散器具1は、薬剤31の効果を、広い範囲に与えやすくなる。
例えば、薬剤31が、生物の近接を忌避する忌避成分を含む場合には、発散器具1は、広い範囲に薬剤31を発散して、忌避成分を広くいきわたらせることができる。この忌避成分の拡散によって、発散器具1は、田んぼや畑などに被害を与える生物(害獣や害虫)を、近づけないようにできる。
加えて、装着具4の貫通孔41の面積の増減によって、発散される薬剤31の量を調整できる。あるいは、装着具4の空隙42の数や面積の増減によっても、薬剤31の発散量を調整できる。あるいは、装着具4と収容空間21との間で形成される隙間25の体積の増減によっても、薬剤31の発散量を調整できる。
なお、収容空間21に供給された薬剤31は、透過膜5に接触する段階で蒸発して、蒸発した気化薬剤として、透過膜5を通過して、外部に発散されてもよい。あるいは、透過膜5に接触する段階では蒸発しておらず、液体の状態で透過膜5を透過して、透過後に、蒸発して気化薬剤として外部に発散されてもよい。
次に、各部の詳細について説明する。
(収容本体部2)
収容本体部2は、発散器具1の全体を構成する。内部には、薬剤入りアンプル3を収容可能な収容空間21を形成した筒状の部材である。上部には、フック6を備えていることも好適である。このフック6は、薬剤31の発散による効果を得たい場所に、収容本体部2を、ぶら下げて設置できる。
収容本体部2は、樹脂やビニールなどの柔軟性のある素材で形成されていることが好ましい。柔軟性があることで、挿入されている薬剤入りアンプル3を、外部からの圧力によって破損させることができるからである。
また、収容本体部2は、透過膜5および装着具4と同一素材で形成されることも好適である。同一素材で形成されることで、透過膜5の収容本体部2の底部22への熱溶着が確実となるからである。
収容本体部2は、ぶら下げて使用されると共に、底部22に薬剤31をためることで、装着具4を介して薬剤31を外部に発散する。このため、縦方向に延伸する長手方向のある筒状であることが好適である。
(薬剤入りアンプル3)
薬剤入りアンプル3は、内部に薬剤31を封入した状態で、収容空間21に挿入される。薬剤入りアンプル3は、収容空間21に収容された状態で、発散器具1は、使用される。
薬剤入りアンプル3は、ガラスや硬質樹脂などの破損可能である硬質性の素材で形成されることが好ましい。収容空間21に収容された状態であって、収容本体部2に圧力が加わることで、破損されるからである。破損されることで、薬剤入りアンプル3が封入している薬剤31が、収容空間21に漏れ出る。
薬剤入りアンプル3は、種々の大きさや形状を有すればよい。図1などでは、収容空間21の形状に沿って下の方が広くなっているが、これ以外の形状やサイズであってもよい。
薬剤31は、種々の成分を含む薬剤であればよい。例えば、芳香成分を含むものでもよい。あるいは、生物を忌避する忌避成分を含むものでもよい。後者であれば、薬剤31が、外部に発散されることで、発散器具1は、生物を忌避して、農園等への害獣や害虫などの生物被害を軽減できる。
(装着具4)
装着具4は、収容本体部2の底部22にはめ込まれて装着される。実際には、底部22には、収容空間21に向けて凹んだ状態で透過膜5が取り付けられる。この透過膜5の凹んだ部分に、装着具4が嵌めこまれて装着される。この装着具4の装着によって、収容本体部2の底部22に蓋をされた状態となり、発散器具1の全体が構成される。
図4は、本発明の実施の形態における装着具の斜視図である。図4は、装着具4を横から見た状態で、斜視図としている。
装着具4は、貫通孔41を備える。貫通孔41は、装着具4が収容本体部2の底部22に装着される場合に、収容空間21と収容本体部2の延伸方向に沿った形態で連通する。
また、空隙42は、装着具4の側面43に設けられる。空隙42は、装着具4の側面43に設けられることで、装着具4が収容本体部2の底部22に装着されることで、収容空間21の内面と収容本体部2の横方向に沿って連通できる。
装着具4は、貫通孔41によって収容本体部2の延伸方向で外部と連通させる。同時に、空隙42によって、収容本体部2の横方向で外部と連通させる。それぞれの連通によって、収容空間21は、より広い面積で外部と連通できる。このとき、連通する領域は、透過膜5を介しているので、透過膜5を介して収容空間21と連通できる。
これらによって、発散器具1は、より広く薬剤31を、外部に発散できる。また、延伸方向である貫通孔41と横方向である空隙42とによって、より様々な方向に薬剤31を発散できる。これらの結果、発散器具1は、薬剤31の効能を、より広い範囲にいきわたらせることができる。特に、薬剤31の量に対する発散度合いが高く、薬剤31の量に対する効果を高めることができる。
また、図4に示すように、空隙42は、スリットであってもよい。側面43にスリットが設けられることで、空隙42が、容易に形成できるからである。
(透過膜5)
透過膜5は、図1のように、収容本体部2の底部22の外周に溶着されて取り付けられる。このため、収容空間21は、透過膜5によってふさがれた状態となる。透過膜5は、薬剤31の特性に合わせた透過性能を有すればよく、薬剤31を、一定の速度で、透過させることができる。このとき、透過膜5は、液体の状態での薬剤31を透過させることでもよく、気化した気体の状態での薬剤31を透過させることでもよい。
透過膜5の透過性能は、薬剤31の特性や、薬剤31の透過能力などのパラメータによって、定められればよい。
透過膜5は、底部22の外周に熱溶着や音波溶着によって固定される。このとき、透過膜5の素材が、収容本体部2の素材と同一であることで、溶着および固定が確実になる。
また、透過膜5は、装着具4を挿入可能なように、収容空間21の内部に凹んだ状態で、固定されることが適当である。この凹み部分に、装着具4が挿入されて、装着具4が収容本体部2の底部22に装着固定される。
(農園等での使用)
図5は、薬剤の発散器具が設置された農園の模式図である。
農園10は、田んぼや畑などの農作物が育成される領域である。この農園10では、従来技術で説明したように、種々の生物の被害を軽減することが求められている。
実施の形態で説明した薬剤の発散器具1は、薬剤31を、効果的に外部に発散する。このとき、薬剤31が、生物の忌避成分を含む場合には、発散されることで、生物を忌避して近接を防止できる。
図5の農園10には、支柱11とこの支柱11同士を結ぶ紐12が備えられている。この紐12に、複数の発散器具1が取り付けられている。複数の発散器具1は、それぞれ実施の形態で説明したように、収容空間21に収容する薬剤入りアンプル3が破損されることで漏れ出る薬剤31を、貫通孔41や空隙42を介して外部に発散できる。
この発散によって、薬剤31の忌避成分が、外部に発散される。
図5のように、複数の発散器具1が取り付けられていることで、それぞれの発散器具1から、薬剤31の有する忌避成分が外部に発散される。図5のように農園10の周囲に複数の発散器具1が設置されている場合には、農園10の周囲に、薬剤31の忌避成分が発散されて拡散している。
この拡散によって、農園10には、生物が近付きにくくなる。
このように、複数の発散器具1が、農園10の周囲に設置されることによって、農園10全体への生物の近接を防止しやすくなる。結果として、農園10への生物による被害を軽減できる。
ここで、発散器具1は、透過膜5から貫通孔41および空隙42を介して、薬剤31を外部に蒸発させて発散する。このため、徐々に気化した薬剤を拡散させることができ、効果の持続性が高い。更には、大気中で発散させるので、より生物の忌避効果を高めやすいメリットがある。
以上、実施の形態における薬剤の発散器具1は、高い効果を発揮しつつ効果を持続させることも両立できる。
また、上述した通り、害獣や害虫などの生物を忌避する成分を含む薬剤だけでなく、消臭や芳香を生じさせる成分を含む薬剤が使用されることもある。これらは、発散器具1の目的や用途に応じて使い分けられる。
なお、実施の形態で説明された薬剤の発散器具は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 薬剤の発散器具
2 収容本体部
21 収容空間
22 底部
3 薬剤入りアンプル
31 薬剤
4 装着具
41 貫通孔
42 空隙
5 透過膜
10 農園
11 支柱
12 紐

Claims (14)

  1. 上部が封止され、底部が開放されている筒状の収容本体部と、
    前記収容本体部の内部の収容空間に挿入される薬剤入りアンプルと、
    前記収容本体部の底部に装着される装着具と、
    前記装着具と前記収容本体部との間に取り付けられる透過膜と、を備え、
    前記装着具は、前記収容本体部の内面に対向する側面と、前記収容本体部の底部に対向する上面とを有し、
    前記装着具は、前記上面に貫通孔を有すると共に、前記側面に単数または複数の空隙を有する、薬剤の発散器具。
  2. 前記収容空間の底部は、前記収容本体部の底部を通じて開放されている、請求項1記載の薬剤の発散器具。
  3. 前記装着具の前記貫通孔は、前記透過膜を挟んで、前記収容空間の底部と連通し、
    前記装着具の前記空隙は、前記透過膜を挟んで、前記収容空間の内面と前記装着具との隙間と連通する、請求項1または2記載の薬剤の発散器具。
  4. 前記貫通孔は、筒状の前記収容本体部の延伸方向に沿って、薬剤の発散経路を形成できる、請求項3記載の薬剤の発散器具。
  5. 前記空隙は、筒状の前記収容本体部の横方向に沿って、薬剤の発散経路を形成できる、請求項3または4記載の薬剤の発散器具。
  6. 前記空隙は、スリットおよび孔の少なくとも一つの形状を含む、請求項1から5のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  7. 前記薬剤入りアンプルが、前記収容空間内部で破裂されることで、前記薬剤が前記収容空間に供給される、請求項1から6のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  8. 前記収容空間内部に供給された前記薬剤は、前記透過膜を介して、前記貫通孔および前記空隙から外部に発散される、請求項7記載の薬剤の発散器具。
  9. 前記透過膜は、前記薬剤が気化した気化薬剤を透過させる、請求項1から8のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  10. 前記薬剤の発散器具は、前記収容本体部が縦方向となるように設置され、
    前記薬剤は、前記収容空間の底部であって、前記装着具の上面および側面に溜まる、請求項1から9のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  11. 前記装着具の側面と前記収容空間の内面との間には隙間が生じ、前記薬剤は該隙間にも溜まる、請求項10記載の薬剤の発散器具。
  12. 前記透過膜は、前記収容本体部の底部の外周に熱溶着される、請求項1から11のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  13. 前記透過膜、前記収容本体部および前記装着具は、同一素材で形成される、請求項1から12のいずれか記載の薬剤の発散器具。
  14. 前記薬剤は、生物の近接を忌避する忌避成分を含む、請求項1から13のいずれか記載の薬剤の発散器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024071122A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 株式会社ファイトクローム 長期間持続可能な作用を有する植物の耐性向上剤

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