JP2017005547A - ヘッドセット - Google Patents

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保坂 明彦
Akihiko Hosaka
明彦 保坂
嘉之 渡部
Yoshiyuki Watabe
嘉之 渡部
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Shandong Electronic Tech Co Ltd
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Abstract

【課題】音漏れが少なく、小型軽量の骨伝導型のヘッドセットを提供すること。
【解決手段】ヘッドセット1は、振動を発生する振動装置30(すなわち、圧電素子32)、振動装置30の振動による慣性振動を骨に伝える骨伝導部材20、及び振動装置30を内部に実装し、骨伝導部材20を振動可能に支持する筐体10を含んで構成される。筐体10の内部に実装された振動装置30が振動し、その振動による振動装置30(すなわち、圧電素子32)の振動が振動可動に筐体10に支持された骨伝導部材20により骨に伝えられる。筐体10によって音漏れが防止され、音漏れすることなく又は少ない。
【選択図】図2

Description

本発明は、骨伝導により音を伝えるヘッドセットに関する。
音響信号によって振動装置を振動させ、その振動装置を耳の前方に当接させ、人骨を介して内耳にある蝸牛管(うずまき管とも呼ばれる)に伝えることで、リンパ液中に浮かぶ聴覚神経に音響信号に記録された音を認識させる骨伝導型のヘッドセットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
骨伝導型のヘッドセットの振動装置として、永久磁石とボイスコイルから構成される電磁式アクチュエータが広く採用されている。そのような構成のヘッドセットは、多くの部品を要するため構造が複雑であり、また重量化する傾向にあった。さらに、消費電力が大きいという問題も抱えていた。そこで、振動装置として圧電素子を用いる圧電アクチュエータが採用されるようになった。しかし、圧電素子の振動エネルギーが大きく、音漏れが大きいという問題が生じた。
特開2010−157974号公報
本発明は、音漏れが少なく、小型軽量の骨伝導型のヘッドセットを提供することを課題とする。
本発明のヘッドセットは、
骨伝導により音を伝えるヘッドセットであって、
振動を発生する圧電素子と、
前記圧電素子に結合されて前記圧電素子の振動を骨に伝える骨伝導部材と、
前記圧電素子を内部に実装し、前記骨伝導部材を振動可能に支持する筐体と、
前記骨伝導部材を振動可能に前記筐体に接続する部材であり、前記筐体より小さな音響インピーダンスを有する接続部材とを備えることを特徴とする。
この特徴によれば、筐体の内部に実装された圧電素子が振動し、その振動が接続部材によって振動可動に筐体に支持された骨伝導部材により骨に伝えられる。接続部材と筐体との音響インピーダンスにより、圧電素子の振動が、接続部材を介して骨伝導部材から骨に伝わる一方、筐体には伝わり難く、筐体から音漏れすることなく又は少ない音漏れで、骨に音を伝えることができる。
本発明のヘッドセットは、
前記接続部材の音響インピーダンスは、前記筐体の音響インピーダンスの0.7倍以下であることを特徴とする。
この特徴によれば、圧電素子の慣性振動が、接続部材を介して骨伝導部材から筐体にさらに伝わり難く、音漏れがさらに小さくなる。
本発明のヘッドセットは、
前記圧電素子は、前記骨伝導部材に固定された部分を支点とする曲げ運動により振動を発生することを特徴とする。
この特徴によれば、骨伝導部材に固定された部分を支点とする圧電素子の曲げ運動により大きな慣性振動が得られ、それを骨伝導部材を介して骨に伝えることができる。
本発明のヘッドセットは、
前記圧電素子は、前記骨伝導部材に固定された一端が前記骨伝導部材の法線方向に振動を発生することを特徴とする。
この特徴によれば、圧電素子の振動を直接に骨伝導部材を介して骨に伝えることができる。ここで、「法線方向」は、圧電素子と骨伝導部材との接触面における法線の方向である。
本発明のヘッドセットによれば、骨伝導により、音漏れすることなく又は少ない音漏れで、音を伝えることが可能となる。
図1は、従来のヘッドセットの概略構成を示す図である。 図2は、ヘッドセットの概略構成を示す図である。(実施例1) 図3は、ヘッドセットに含まれる振動装置の構成を示す図である。(実施例1) 図4は、音漏れを示す図である。(実施例1) 図5は、ヘッドセットの概略構成を示す図である。(実施例2) 図6は、ヘッドセットに含まれる振動装置の構成を示す図である。(実施例2)
図1に、従来のヘッドセットの概略構成を断面図で示す。筐体10内に圧電素子32及び支持部材34を含んで構成される振動装置30が内蔵されている。圧電素子32(振動装置30)の振動が、筐体10の外側に設けられた骨伝導部材20に伝達される。
振動が筐体10にも伝達されてしまうため、筐体10も振動し、振動エネルギーが大きいと、筐体10からの音漏れが発生する。
以下、本発明の実施例を示す。
図2の断面図に、ヘッドセット1の概略構成を示す。ヘッドセット1は、骨伝導により音を伝えるデバイスであり、筐体10、骨伝導部材20及び振動装置30を含んで構成される。
筐体10は、後述する振動装置30を内部に実装し、骨伝導部材20を振動可能に支持する箱体である。筐体10は、金属、樹脂(合成樹脂を含む)などを用いて一定の肉厚を有する角箱状に成形される。本実施例では、一例としてポリカーボネートを含む熱可塑性プラスチックを採用する。ここで、ポリカーボネートの音響インピーダンスは、2.68×10−6kg/msである。なお、音響インピーダンスは、その部材の密度(質量密度)とその部材中での音速との積である。
筐体10は、長手方向(図面横方向)の幅約25mm、短手方向(図面奥行き方向)の幅約5mm、及び高さ(図面縦方向の幅)約3mmの直方体状の空間を有し、その空間を外部に開く矩形状の開口が底面中央に形成されている。耳かけ具(非図示)等により、耳の前方の蝸牛管に接続する骨の箇所に当接させることができる。
なお、筐体10の形状は角箱状に限らず、振動装置30を筐体10の内面に接触することなく内部に実装して蝸牛管に接続する骨の箇所に当接させることができれば、振動装置30の形状及び大きさに応じて有底円筒などの任意の形状を採用してよい。
骨伝導部材20は、後述する振動装置30の振動による慣性振動をその下面から骨に伝える部材である。骨伝導部材20は、一例として樹脂を用いて中実な直方体状に成形されている。
骨伝導部材20は、その側面を、接続部材22を用いて筐体10の開口10aの内側面に接続することで、図面縦方向に振動可能に筐体10に支持されている。接続部材22が本発明を特徴付ける。接続部材22として、本実施例では、シリコン系接着材を採用する。ここで、シリコン系接着材の音響インピーダンスは、1.2〜1.5×10−6kg/msである。接続部材22の音響インピーダンスが筐体10のそれより小さい(45〜55%)ことで、骨伝導部材20の振動が接続部材22を介して筐体10に伝わり難くなる。すなわち、音漏れが小さくなる。
なお、接続部材22の材質はシリコン系接着材に限らず、音響インピーダンスが筐体10のそれより小さければ、筐体10の素材に応じて任意の材質を採用することができる。ここで、接続部材22の音響インピーダンスは、筐体10の音響インピーダンスの0.7倍以下であることが好ましい。それにより、骨伝導部材20の振動が接続部材22を介して筐体10により伝わり難くなり、音漏れがより小さくなる。
振動装置30は、骨伝導部材20に振動を加える装置である。図2に、振動装置30の構成を示す。振動装置30は、圧電素子32及び支持部材34を含んで構成される。
圧電素子32は、支持部材34により支持される中心部を支点としてその曲げ運動により振動を発生する素子である。本実施例では、一例として、バイモルフ圧電素子を採用する。圧電素子32は、例えば、長手方向(図面横方向)の長さ約23mm、短手方向(図面奥行き方向)の幅約3mm、及び厚み(図面縦方向の幅)約0.4mmを有する2つの圧電素子32a,32bを、それらの間、圧電素子32aの上面、及び圧電素子32bの下面に電極(不図示)を配して、積層して構成される。2つの圧電素子32a,32bは、一例として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等のセラミックスから構成される。電極は、Cu,Zn,Sn,Ni,Ag,Au,Al等の金属から構成される。
支持部材34は、中実な直方体であり、その下面が骨伝導部材20の上面に固定され、その上面に圧電素子32の中心部が固定される。
支持部材34が骨伝導部材20上で圧電素子32を支持する上述の構成において、圧電素子32に電界を印加し、音響信号に対応して電界の向きを変えることで、図3において矢印を用いて示すように、圧電素子32が支持部材34により支持された中心部を支点として曲げ運動する。それにより、圧電素子32の振動が支持部材34及び骨伝導部材20を介して骨に伝えられる。
図4に、従来構造のものと本発明のものとの音漏れを比較対照して示す。筐体10から5cm離隔した箇所の音圧を、周波数別に分析したものである。音圧が高いほど周囲への音漏れが大きいことを示す。実線が本発明のもの、破線が従来構造のものである。
従来技術のものは、筐体の共振周波数に基づいて、2kHz前後と7kHz前後に大きな音漏れが発生している。人間がヘッドセットの音漏れとして認知しやすいのは2〜8kHzの音圧であり、従来技術のものには問題があることがわかる。
本発明のものは、接続部材22が筐体10への振動伝達を抑制したことで、2〜8kHzの音漏れが小さくなっている。
なお、1kHz以下においては従来構造のものと本発明のものとのの音漏れにあまり差異がない。音漏れとしての認知が小さい1kHz以下においてはほぼ同等である。人間の音声により人を識別するためには200〜800Hzの音域が重要であり、補聴器等における利用では、やむをえない。
以上詳細に説明したように、本実施例に係るヘッドセット1は、振動を発生する振動装置30(すなわち、圧電素子32)、振動装置30の振動による慣性振動を骨に伝える骨伝導部材20、及び振動装置30を内部に実装し、骨伝導部材20を振動可能に支持する筐体10を含んで構成される。筐体10の内部に実装された振動装置30が振動し、その振動による振動装置30(すなわち、圧電素子32)の慣性振動が振動可動に筐体10に支持された骨伝導部材20により骨に伝えられる。筐体10により、音漏れすることなくまたは少ない音漏れで、骨に音を伝えることができる。
なお、圧電素子32として、バイモルフ素子に限らず、1つの圧電素子を1つの金属板等に貼り合わせてなるユニモルフ素子を採用してもよい。ユニモルフ素子では、圧電素子がその面内で伸縮することで、圧電素子に貼り合せられた金属板にそりが生じて、曲げ運動が発生する。
本実施例は、圧電素子の動作が実施例1と異なるものである。筐体10、骨伝導部材20及び接続部材22の構成については実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
図5の断面図に、側面視におけるヘッドセット1の概略構成を示す。ヘッドセット1は、筐体10、骨伝導部材20及び振動装置50を含んで構成される。
振動装置50は、骨伝導部材20に振動を加える装置である。図4に、振動装置50の構成を示す。振動装置50は、圧電素子52及び振動体54を含んで構成される。
圧電素子52は、骨伝導部材20に下端を固定して図面上下方向に伸縮する素子である。圧電素子52は、一例として、一辺5mmの正方形状の上面及び高さ10mmの直方体状に成形されている。
振動体54は、図面横方向を長手とする板状の部材であり、その中心部が圧電素子52の上端に支持されている。振動体54は、金属、樹脂などの適度の弾力性を有する素材を用いて、長手方向(図面横方向)の長さ約23mm、短手方向(図面奥行き方向)の幅約3mm、及び厚み(図面縦方向の幅)約0.4mmを有する。圧電素子52の伸縮の結果、振動体54は、図6(A)と図6(B)との間でたわみ振動を行う。なお、図は、理解を容易にするため、圧電素子52の伸縮変位を大きく描いている。
振動体54のたわみ振動が、圧電素子52及び骨伝導部材20を介して骨に伝えられる。
音漏れが少なく、小型軽量の骨伝導型のヘッドセットであり、多くの音響機器製造業者及び個人による利用が考えられる。
1 ヘッドセット
10 筐体
10a 開口
20 骨伝導部材
22 接続部材
30 振動装置
32 圧電素子
32a 圧電素子
32b 圧電素子
34 支持部材
50 振動装置
52 圧電素子
54 振動体

Claims (4)

  1. 骨伝導により音を伝えるヘッドセットであって、
    振動を発生する圧電素子と、
    前記圧電素子に結合されて前記圧電素子の振動を骨に伝える骨伝導部材と、
    前記圧電素子を内部に実装し、前記骨伝導部材を振動可能に支持する筐体と、
    前記骨伝導部材を振動可能に前記筐体に接続する部材であり、前記筐体より小さな音響インピーダンスを有する接続部材とを備えることを特徴とする、ヘッドセット。
  2. 前記接続部材の音響インピーダンスは、前記筐体の音響インピーダンスの0.7倍以下であることを特徴とする、請求項2に記載のヘッドセット。
  3. 前記圧電素子は、前記骨伝導部材に固定された部分を支点とする曲げ運動により振動を発生することを特徴とする、請求項1又は2に記載のヘッドセット。
  4. 前記圧電素子は、前記骨伝導部材に固定された一端が前記骨伝導部材の法線方向に振動を発生することを特徴とする、請求項1又は2に記載のヘッドセット。
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