JP2017005377A - 制御装置、再生装置および再生方法 - Google Patents

制御装置、再生装置および再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017005377A
JP2017005377A JP2015115061A JP2015115061A JP2017005377A JP 2017005377 A JP2017005377 A JP 2017005377A JP 2015115061 A JP2015115061 A JP 2015115061A JP 2015115061 A JP2015115061 A JP 2015115061A JP 2017005377 A JP2017005377 A JP 2017005377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sound source
sound
control
playback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015115061A
Other languages
English (en)
Inventor
池田 隆二
Ryuji Ikeda
隆二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2015115061A priority Critical patent/JP2017005377A/ja
Publication of JP2017005377A publication Critical patent/JP2017005377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】この制御装置1は、再生装置2と通信する通信部13と、通信部13を介して、音源からの音源データを再生装置2により出力させる制御を行う制御部15と、を備える。そして、制御部15は、音源データ以外の外音データが取得された場合には、再生装置2を指定して、指定された再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための制御コマンドを再生装置2に送信する制御を行うように構成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、制御装置、再生装置および再生方法に関する。
従来、音声データを再生する再生システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、居間、書斎および寝室にそれぞれ設置された3つの再生装置と、これら3つの再生装置とLANを介して接続されたコンテンツサーバとを備えるコンテンツ再生システムが開示されている。このコンテンツ再生システムでは、コンテンツサーバは、再生装置に対して音楽などの音声データを送信し、再生させるように構成されている。
特開2005−100200号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のコンテンツ再生システムでは、居間、書斎および寝室の各部屋で音声データを再生し、音楽などを鑑賞可能である一方、音声データの再生中には、電話の着信音や家族からの呼びかけの声など、再生装置から出力される音声(音源からの音声)以外の外部からの音(外音)が聴こえ難くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることが可能な制御装置、再生装置および再生方法を提供することである。
この発明の第1の局面による制御装置は、再生装置と通信する通信部と、通信部を介して、音源からの音源データを再生装置により再生させる制御を行う制御部と、を備え、制御部は、音源データ以外の外音データが取得された場合には、再生装置を指定して、指定された再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を行うように構成されている。
この発明の第1の局面による制御装置では、上記のように、音源データ以外の外音データが取得された場合には、再生装置を指定して、指定された再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を行うように制御部を構成する。これにより、音源装置からの音源データに加えて、外部からの音に対応する外音データを再生装置により再生させることができる。その結果、再生装置から外音を出力させることができるので、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることができる。
上記第1の局面による制御装置において、好ましくは、制御部は、複数の再生装置のうち、音源データと外音データとをミキシングして再生させる再生装置として、一部または全部の再生装置を指定可能であるとともに、指定された再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、制御装置を使用するユーザが一部の再生装置から外音の出力を所望する場合には、一部の再生装置から外音を出力させることができるとともに、制御装置を使用するユーザが全部の再生装置から外音の出力を所望する場合には、全部の再生装置から外音を出力させることができる。その結果、再生装置を使用するユーザの状況に応じて、任意の再生装置から外音を出力させることができる。
上記第1の局面による制御装置において、好ましくは、制御部は、音源データの音量と、外音データの音量とを指定するとともに、指定された音量で、再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、音源データの音量よりも、外音データの音量が大きくなるように指定した場合に、音源からの音声の再生中に、音源からの音声以外の外音をより聴き取り易くすることができる。
上記第1の局面による制御装置において、好ましくは、制御部は、複数の再生装置に対して、所定のデータをマルチキャストで送信するように構成されている。ここで、マルチキャストとは、複数の再生装置に対して同時に同じデータ(1つのデータ)を送信することを意味する。つまり、上記のように構成すれば、複数の再生装置に対して所定のデータを個別に複数分送信する場合と比べて、所定のデータの送信に係る通信が混雑するのを抑制することができる。
上記第1の局面による制御装置において、好ましくは、ユーザの音声を入力可能な音声入力部をさらに備え、制御部は、音声入力部に入力されたユーザの音声に対応する音声データを、外音データとして取得するように構成されている。このように構成すれば、ユーザが任意のメッセージ(ユーザの音声)を音声入力部に入力することができる。その結果、再生装置を使用するユーザの状況に合わせて、適切なメッセージを再生装置から出力させることができる。
上記第1の局面による制御装置において、好ましくは、外音データは、着信の際の着信音に対応する音声データを含む。このように構成すれば、制御装置に電話やメールなどの着信がある場合に、音源データの音声に加えて、着信音を再生装置から出力させることができる。その結果、電話やメールなどの着信をユーザに容易に気付かせることができる。
この発明の第2の局面による再生装置は、制御装置と通信する通信部と、音源からの音源データの音声を出力するスピーカ部と、制御装置からの音源データと音源データ以外の外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータに基づいて、音源からの音源データと、制御装置からの外音データとをミキシングするミキシング部と、を備える。
この発明の第2の局面による再生装置では、上記のように、制御装置からの音源データと音源データ以外の外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータに基づいて、音源からの音源データと、制御装置からの外音データとをミキシングするミキシング部を設ける。これにより、上記第1の局面による制御装置の場合と同様に、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることができる。
この発明の第3の局面による再生方法は、再生装置と制御装置の通信部により通信するステップと、制御装置の通信部を介して、音源からの音源データを再生装置により再生させる制御を制御装置の制御部により行うステップと、音源データ以外の外音データが取得された場合には、再生装置を指定して、指定された再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を制御装置の制御部により行うステップと、を備える。
この発明の第3の局面による再生方法では、音源データ以外の外音データが取得された場合には、再生装置を指定して、指定された再生装置により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを再生装置に送信する制御を制御装置の制御部により行うステップを設ける。これにより、上記第1実施形態の制御装置の場合と同様に、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることができる。
本発明によれば、上記のように、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音を聴き取り易くすることが可能な制御装置、再生装置および再生方法を提供することができる。
本発明の第1および第2実施形態による再生システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による再生システムの再生装置の配置を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムにおいて音源装置からの音声データ(音源データ)を再生する場合を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムにおいて音源装置からの音声データ(音源データ)とユーザの音声に対応する音声データ(外音データ)とをミキシングして再生する場合の一例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムのミキシング再生処理の設定を行うための設定画面を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムの制御装置から再生装置に対して送信される制御コマンドを説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムの制御コマンド中の識別子を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムにおいて音源装置からの音声データ(音源データ)とユーザの音声に対応する音声データ(外音データ)とをミキシングして再生する場合の他の例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムにおいて音源装置からの音声データ(音源データ)とユーザの音声に対応する音声データ(外音データ)とをミキシングして再生する場合のさらなる他の例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による再生システムのミキシング再生処理を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第2実施形態による再生システムにおいて音源装置からの音声データ(音源データ)と着信音に対応する音声データ(外音データ)とをミキシングして再生する場合を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による再生システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による再生システムのミキシング再生処理を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(再生システムの構成)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による再生システム100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による再生システム100は、図1に示すように、制御装置1と、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)と、無線ルータ3と、を備えている。制御装置1は、スマートフォン(多機能携帯電話)や、タブレットPCなどの携帯端末であり、再生装置2を制御して、再生装置2により音楽などの音声データを再生させるように構成されている。再生装置2は、スピーカ装置であり、制御装置1からの後述する制御コマンドなどに基づいて、音声データを再生し、音声を外部に出力するように構成されている。なお、制御コマンドは、本発明の「所定のデータ」の一例である。
再生システム100では、制御装置1および複数(6つ)の再生装置2は、制御装置1および複数(6つ)の再生装置2を含むローカルエリアネットワーク上で、無線ルータ3を介して、互いに無線で接続されている。これにより、制御装置1および複数(6つ)の再生装置2は、ネットワーク内で、互いに無線通信可能に構成されている。
(制御装置の構成)
制御装置1は、記憶部11と、表示部12と、通信部13と、音声入力部14、制御部15とを含んでいる。
記憶部11は、ROMやRAMなどのメモリを含み、制御装置1を動作させるためのプログラムなどが記憶されるように構成されている。また、記憶部11は、音楽や動画などのコンテンツが記憶されるように構成されている。
表示部12は、液晶パネルを含み、記憶部11に記憶されたプログラムに対応する画像や、記憶部11に記憶されたコンテンツに対応する映像などを表示するように構成されている。
通信部13は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部13は、無線ルータ3を介して、音声データなどを複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)と無線通信するように構成されている。
音声入力部14は、マイクロフォン(マイク)を含み、ユーザの音声を入力することが可能に構成されている。また、音声入力部14は、入力されたユーザの音声を音声データに変換するように構成されている。
制御部15は、CPUを含み、制御装置1の各構成要素を制御するように構成されている。
(再生装置の構成)
複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)は、互いに略同様の構成であるので、以下では、再生装置2a〜2fを、再生装置2として説明する。
再生装置2は、通信部21と、デコード部22と、ミキシング部23と、スピーカ部24と、制御部25とを含んでいる。
通信部21は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部21は、無線ルータ3を介して、音声データなどを制御装置1および他の再生装置2と無線通信するように構成されている。
デコード部22は、符号化された音声データを復号するように構成されている。
ミキシング部23は、制御装置1からの後述する制御コマンドに基づいて、後述する音源装置からの音声データ(音源データ)と、制御装置1からの音源データ以外の音声データ(外音データ)とをミキシング(重畳)するように構成されている。制御コマンド、音源データ、外音データおよびそのミキシング処理の詳細は、後述する。
スピーカ部24は、入力された音声データを再生し、音声を外部に出力するように構成されている。
制御部25は、CPUを含み、再生装置2の各構成要素を制御するように構成されている。
(音源装置からの音声データの再生)
次に、図2および図3を参照して、再生システム100における音源装置からの音声データ(音源データ)の再生について説明する。
ここで、再生システム100は、マルチルームオーディオシステムにより構成されている。マルチルームオーディオシステムは、音声データを配信するための音源装置と、音源装置から配信される音声データを再生するための再生装置と、音源装置および再生装置の設定および制御を行うための制御装置とを備えるオーディオシステムであり、1つの音源装置から複数の部屋に配置された再生装置に音楽や動画などの音声データをネットワークで配信するオーディオシステムである。
この第1実施形態では、音源装置および制御装置として、制御装置1を用い、再生装置として、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)を用いる例について説明する。なお、音源装置としての制御装置1は、本発明の「音源」の一例である。
図2に示すように、複数(6つ)の再生装置2a、2b、2c、2d、2eおよび2fは、それぞれ、居間R1、台所R2、仕事部屋R3、寝室R4、子供部屋R5および子供部屋R6に配置されている。
また、マルチルームオーディオシステムでは、複数の部屋に配置された複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)に対して、個別に異なる音声データを配信することが可能である。また、図3に示すように、複数(6つ)の再生装置2のうち指定の再生装置2によりグループを形成するとともに、各グループに対してそれぞれ異なる音声データを配信することも可能である。
この第1実施形態では、再生装置2a、2bおよび2cの3つにより、第1グループが形成されている。また、再生装置2d、2eおよび2fの3つにより、第2グループが形成されている。
また、グループが形成される場合には、グループを形成する複数の再生装置2(2a〜2cまたは2d〜2f)は、子機(スレーブ)、または、音源装置(制御装置1)からの音声データを子機に対して送信する親機(マスタ)として設定されるように構成されている。
具体的には、第1グループを形成する3つの再生装置2a〜2cでは、再生装置2bおよび2cが子機として設定され、音源装置からの音声データを子機としての再生装置2bおよび2cに対して送信する親機として再生装置2aが設定されている。また、第2グループを形成する3つの再生装置2d〜2fでは、再生装置2eおよび2fが子機として設定され、音源装置からの音声データを子機としての再生装置2eおよび2fに対して送信する親機として再生装置2dが設定されている。
第1グループにより音源装置からの音声データを再生する場合には、まず、音源装置としての制御装置1から、親機としての再生装置2aに対して、制御装置1の記憶部11に記憶された音楽や動画などの音声データが送信される。そして、親機としての再生装置2aから、子機としての再生装置2bおよび2cに対して、制御装置1からの音声データが送信される。
これらの結果、3つの再生装置2a〜2cでは、各デコード部22により音声データが復号され、各スピーカ部24から音声が外部に出力される。この際には、音源装置からの音声データのみしかないため、ミキシング部23によりミキシング再生は行われない。なお、第2グループにより音源装置からの音声データを再生する場合の動作は、第1グループの場合と略同様であるので、その説明を省略する。
(ミキシング再生)
次に、図4〜図7を参照して、再生システム100における音源装置からの音声データ(音源データ)と、制御装置1の音声入力部14に入力されたユーザの音声に対応する音声データ(外音データ)とのミキシング再生について説明する。なお、ユーザの音声に対応する音声データは、本発明の「外音データ」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図4に示すように、制御装置1の制御部15は、音声入力部14にユーザの音声が入力され、入力されたユーザの音声に対応する音声データが取得された場合には、指定の再生装置2に対してユーザの音声に対応する音声データを含む後述する制御コマンドを送信し、指定の再生装置2により音源装置(第1実施形態では、制御装置1)からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとをミキシングして出力(再生)させる制御を行うように構成されている。なお、図4では、全部(6つ)の再生装置2(2a〜2f)が指定され、全部(6つ)の再生装置2(2a〜2f)によりミキシング再生が行われる例を示している。
また、第1実施形態では、制御装置1の制御部15は、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)のうち、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとをミキシングして再生させる再生装置2として、一部または全部の再生装置2を指定可能に構成されている。
<ミキシング再生処理の設定>
次に、図5を参照して、このミキシング再生処理の設定について説明する。再生システム100に対応する所定のアプリケーションが起動され、ミキシング再生処理の設定が選択された場合には、制御装置1の制御部15は、図5に示すように、ミキシング再生処理の設定画面30を表示部12に表示させるように構成されている。
設定画面30は、送信タイプ、送信デバイス、ミキシング設定、音量比率設定およびリピート設定を行うための設定画面である。送信タイプでは、「個別」または「全体」を指定することができる。「個別」が指定された場合には、ユーザは、送信デバイスとして、複数(6つ)の再生装置2のうちミキシング再生を行う再生装置2をさらに指定する。また、「全体」が指定された場合には、送信デバイスとして、全部(6つ)の再生装置2が指定される。
ミキシング設定では、ミキシングの有無(ON/OFF)を指定することができる。「OFF」が指定された場合には、音量比率設定として、音源装置からの音声データの音量比率が0として、ユーザの音声に対応する音声データの音量比率が1として指定される。
一方、「ON」が指定された場合には、ユーザは、さらに音量比率設定を指定する。たとえば、音源装置からの音声データの音量比率(図5で、「音源音声」)を1として、ユーザの音声に対応する音声データの音量比率(図5で、「入力音声」)を2としてユーザが指定する。この場合、音源装置からの音声データの音声に対して、ユーザの音声に対応する音声データの音声が、略2倍の音量で、指定の再生装置2により出力(再生)される。
この際、音量の基準値は、たとえば指定の再生装置2で現在設定されている音量を基準値とすることができる。たとえば、現在設定されている音量を60とし、音源装置からの音声データの音量比率を1とし、ユーザの音声に対応する音声データの音量比率を2とした場合には、音源装置からの音声データが30の音量で、ユーザの音声に対応する音声データが60の音量で指定の再生装置2によりミキシングして出力される。
リピート設定では、リピートの有無(ON/OFF)を指定することができる。「ON」が指定された場合には、制御装置1からの停止コマンドがあるまでユーザの音声に対応する音声が再生装置2により繰り返して出力される。また、「OFF」が指定された場合には、繰り返されることなく、一度だけユーザの音声に対応する音声が再生装置2により出力される。
以上のように、ユーザは、設定画面30で、ミキシング再生処理の設定を行うことが可能である。このミキシング再生処理の設定は、ミキシング再生処理毎にユーザが設定するようにしてもよいし、ミキシング再生処理の前に予め設定されたものが利用されてもよい。
<制御コマンド>
次に、図6を参照して、上記設定画面30において設定された設定内容を含み、ミキシング再生処理の際に、制御装置1から再生装置2に対して送信される制御コマンドについて説明する。ここでは、制御コマンドの一例として、UDP(User Datagram Protocol)を利用した制御コマンドについて説明する。なお、制御コマンドとしては、これに限られず、どのような制御コマンドが用いられてもよい。
図6に示すように、制御コマンドは、UDPヘッダと、UDPデータとにより構成されている。UDPヘッダは、発信元ポート番号、宛先ポート番号、データ長およびチェックサムを含んでいる。また、UDPデータは、制御コマンドヘッダと、音声データ(ユーザの音声に対応する音声データ)とにより構成されている。また、制御コマンドヘッダは、コマンド、チェックサム、データ長および識別子を含んでいる。
また、制御コマンド中の識別子には、図5に示す設定画面30で設定された設定内容が含まれている。具体的には、識別子は、図7に示すように、送信タイプ、送信デバイス数、デバイス識別子、ミキシング設定、音量比率設定およびリピート設定を含んでいる。なお、図7に示す識別子は、識別子の一例であり、これに限られず、どのような識別子が用いられてもよい。
送信タイプは、「0」または「1」の値を有し、「0」の場合には、設定画面30で全体が指定されたことを示し、「1」の場合には、設定画面30で個別が指定されたことを示す。
また、送信デバイス数は、「X」の値を有し、送信タイプが「個別」の場合における指定対象の再生装置の数を示す。
また、デバイス識別子は、IP(Internet Protocol)アドレスやMac(Media Access Control)アドレスなどのデバイスを識別する値を有している。
また、ミキシング設定は、「0」または「1」の値を有し、「0」の場合には、設定画面30でミキシングの「ON」が指定されたことを示し、「1」の場合には、設定画面30でミキシングの「OFF」が指定されたことを示す。
また、音量比率設定は、「Y」および「Z」の値を有する。音量比率設定では、「Y」の値は、設定画面30で指定されたユーザの音声に対応する音声データの音量比率を示す。また、「Z」の値は、設定画面30で指定された音源装置からの音声データの音量比率を示す。
また、リピート設定は、「0」または「1」の値を有し、「0」の場合には、設定画面30でリピートの「OFF」が指定されたことを示し、「1」の場合には、設定画面30でリピートの「ON」が指定されたことを示す。
そして、制御装置1の制御部15は、図4に示すように、ミキシング再生処理を行う場合には、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)に対して、制御コマンドをマルチキャストで送信するように構成されている。この際、制御装置1の制御部15は、複数(6つ)の再生装置2によりグループが形成されているか否かに関わらず、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)の全部に対して、制御コマンドをマルチキャストで送信するように構成されている。
制御コマンドを受信した再生装置2(2a〜2f)の制御部25は、制御コマンド中の識別子に基づいて、ユーザの音声に対応する音声データを再生するか否か、および、再生する場合には、いずれの音量で音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとをミキシングして出力するかを判断するように構成されている。また、再生装置2(2a〜2f)の制御部25は、再生すると判断された場合には、ユーザの音声に対応する音声データをデコード部22により復号し、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとをミキシング部23によりミキシングし、スピーカ部24から指定の音量でミキシングされた音声を出力する制御を行うように構成されている。
これにより、制御装置1の制御部15は、ミキシングする再生装置2と、ミキシングの際の音量とを指定し、指定された再生装置2により、指定の音量で、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとをミキシングして出力させる制御を行うことが可能に構成されている。
(ミキシング再生処理の具体例)
次に、図4、図8および図9を参照して、上記したミキシング再生処理の設定の異なる3つの具体例を説明する。ここでは、全部の再生装置2でミキシング再生する場合、指定された一部の再生装置2でミキシング再生する場合、および、ユーザの音声に対応する音声データのみを再生する場合の3つの例を説明する。
<全部の再生装置でミキシング再生する場合>
図4では、設定画面30で、送信タイプとして「全体」が指定され(つまり、送信デバイスとして全部(6つ)の再生装置2が指定され)、ミキシング設定として「ON」が指定され、音量比率設定として1:1(音源装置からの音声データの音量比率:ユーザの音声に対応する音声データの音量比率)が指定され、リピート設定として「OFF」が指定された場合を示している。この場合、図4に示すように、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)の全部により、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとがミキシングして再生される。この際、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとが略同じ音量で再生される。この設定は、家族全員に呼びかけを行いたい場合などに有効である。
<指定された一部の再生装置でミキシング再生する場合>
図8では、設定画面30で、送信タイプとして「個別」が指定され、送信デバイスとして再生装置2eおよび2fの2つ再生装置2が指定され、ミキシング設定として「ON」が指定され、音量比率設定として1:2(音源装置からの音声データの音量比率:ユーザの音声に対応する音声データの音量比率)が指定され、リピート設定として「OFF」が指定された場合を示している。この場合、図8に示すように、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)のうち指定された再生装置2eおよび2fの2つにより、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとがミキシングして再生される。この際、音源装置からの音声データの音量に対して、ユーザの音声に対応する音声データの音量が、略2倍の音量で再生される。この設定は、家族のうち特定の人物(たとえば、子供のみ)に呼びかけを行いたい場合などに有効である。
<ユーザの音声に対応する音声データのみ再生する場合>
図9では、設定画面30で、送信タイプとして「全体」が指定され(つまり、送信デバイスとして全部(6つ)の再生装置2が指定され)、ミキシング設定として「OFF」が指定され(つまり、音量比率設定として0:1(音源装置からの音声データの音量比率:ユーザの音声に対応する音声データの音量比率)が指定され)、リピート設定として「OFF」が指定された場合を示している。この場合、図9に示すように、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)の全部により、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとがミキシングして再生される。この際、音源装置からの音声データはミュート(音量=0)で再生され、ユーザの音声に対応する音声データの音声のみが外部に出力される。この設定は、緊急の連絡や絶対に聴いてもらいたい連絡を行いたい場合などに有効である。
(ミキシング再生処理)
次に、図10を参照して、再生システム100におけるミキシング再生処理をシーケンス図に基づいて説明する。制御装置1の動作は、制御部15により行われ、再生装置2の動作は、制御部25により行われる。
図10に示すように、制御装置1を用いて、再生システム100に対応する所定のアプリケーションが起動され、音源装置(制御装置1)の音声データを再生する操作がユーザにより行われると、まず、ステップS1において、制御装置1から親機としての再生装置2に対して、再生要求が送信される。
この結果、ステップS2において、親機としての再生装置2から音源装置としての制御装置1に対して、音源装置からの音声データ(音源データ)を要求する音声データ要求が送信される。そして、ステップS3において、音源装置から親機としての再生装置2に対して、音声データが送信される。これにより、親機としての再生装置2により音源装置からの音声データが取得される。
そして、ステップS4において、親機としての再生装置2から子機としての再生装置2に対して、ステップS3で取得された音声データが送信される。その後、ステップS5において、親機としての再生装置2から子機としての再生装置2に対して、同期信号が送信され、親機としての再生装置2および子機としての再生装置2により音源装置からの音声データが再生され、音声が出力される。
一方、ステップS6において、所定のアプリーケーション上で、ユーザの音声をミキシングするための操作がユーザにより行われた後、制御装置1の音声入力部14にユーザの音声が入力されると、制御装置1によりユーザの音声が受付される。そして、ステップS7において、ユーザの音声に対応する音声データが生成される。
そして、ステップS8において、制御装置1から複数(6つ)の再生装置2に対して、識別子やユーザの音声に対応する音声データを含む制御コマンドがマルチキャストで送信される。この結果、ステップS9において、複数(6つ)の再生装置2の各々により、識別子に基づいてユーザの音声に対応する音声データを再生するか否かが判断される。そして、再生すると判断された場合には、現在再生中の音源装置からの音声データと、ユーザの音声に対応する音声データとが再生装置2によりミキシング再生される。この際、識別子により指定された音量で、音源装置からの音声データと、ユーザの音声に対応する音声データとが再生装置2により再生される。その後、ユーザの音声に対応する音声データの再生が終了すると、ミキシング再生も終了する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、音源データ(音源装置(制御装置1)からの音声データ)以外の外音データ(ユーザの音声に対応する音声データ)が取得された場合には、再生装置2を指定して、指定された再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための制御コマンドを再生装置2に送信する制御を行うように制御部15を構成する。そして、指定された再生装置2では、音源データと外音データとをミキシング部23によりミキシングし、ミキシングした音声をスピーカ部24から出力するように構成する。これにより、音源装置からの音源データ加えて、外部からの音に対応する外音データを再生装置2により再生させることができる。その結果、再生装置から外音(ユーザの音声)を出力させることができるので、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音(ユーザの音声)を聴き取り易くすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の再生装置2のうち、音源データと外音データとをミキシングして再生させる再生装置2として、一部または全部の再生装置2を指定可能であるとともに、指定された再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための制御コマンドを再生装置2に送信する制御を行うように制御部15を構成する。これにより、制御装置1を使用するユーザが一部の再生装置2から外音の出力を所望する場合(図8に示す場合)には、一部の再生装置2から外音を出力させることができるとともに、制御装置1を使用するユーザが全部の再生装置2から外音の出力を所望する場合(図4および図9に示す場合)には、全部の再生装置2から外音を出力させることができる。その結果、再生装置2を使用するユーザの状況に応じて、任意の再生装置2から外音を出力させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、音源データの音量と、外音データの音量とを指定するとともに、指定された音量で、再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させるための制御コマンドを再生装置2に送信する制御を行うように制御部15を構成する。これにより、音源データの音量よりも、外音データの音量が大きくなるように指定した場合に、音源からの音声の再生中に、音源からの音声以外の外音をより聴き取り易くすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の再生装置2に対して、制御コマンドをマルチキャストで送信するように制御部15を構成する。これにより、複数の再生装置2に対して外音データを個別に複数分送信する場合と比べて、外音データの送信に係る通信が混雑するのを抑制することができる。また、複数の再生装置2に対して同時に外音データを含む制御コマンドを送信することができるので、複数の再生装置2の各々から外音が出力されるタイミングにずれが生じるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ユーザの音声を入力可能な音声入力部14を設ける。そして、音声入力部に入力されたユーザの音声に対応する音声データを、外音データとして取得するように制御部15を構成する。これにより、ユーザが任意のメッセージ(ユーザの音声)を音声入力部14に入力することができる。その結果、再生装置2を使用するユーザの状況に合わせて、適切なメッセージを再生装置2から出力させることができる。
[第2実施形態]
次に、図1、図5および図11を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、外部からの音に対応する外音データとしてユーザの音声に対応する音声データを用いた上記第1実施形態の構成に加えて、さらに外部からの音に対応する外音データとして制御装置101の着信音に対応する音声データを用いる例について説明する。
(再生システムの構成)
本発明の第2実施形態による再生システム200は、図1に示すように、制御装置101を備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。また、制御装置101は、通信部113と、制御部115とを含む点で、上記第1実施形態の制御装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(ミキシング再生)
第2実施形態では、制御装置101の通信部113は、無線通信可能に構成されることに加えて、電話や、メールなどの通信機能も有している。また、制御装置101の制御部115は、電話やメールなどの着信の際、着信音に対応する音声データ(外音データ)を取得するように構成されている。また、制御装置101の制御部115は、取得された着信音に対応する音声データおよび図5に示す設定画面30において予め行われた着信音のミキシング再生処理の設定内容の識別子を含む制御コマンドを、再生装置2に対してマルチキャストで送信するように構成されている。なお、着信音に対応する音声データは、本発明の「外音データ」の一例である。
これにより、第2実施形態では、制御装置101の制御部115は、指定の再生装置2により音源装置からの音声データと着信音に対応する音声データとをミキシングして再生させる制御を行うように構成されている。なお、制御装置101の制御部115のその他の構成は、上記第1実施形態の制御部15の構成と略同様である。
(ミキシング再生処理の具体例)
次に、図11を参照して、制御装置101に着信がある場合のミキシング再生処理の具体例の1つを説明する。ここでは、制御装置101に電話の着信がある場合について説明する。
図11では、設定画面30で、送信タイプとして「個別」が指定され、送信デバイスとして再生装置2aのみが指定され、ミキシング設定として「ON」が指定され、音量比率設定として1:1(音源装置からの音声データの音量比率:ユーザの音声に対応する音声データの音量比率)が指定され、リピート設定として「ON」が指定された場合を示している。この場合、図11に示すように、制御装置101に電話の着信があると、複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)のうち指定された再生装置2aにより、音源装置からの音声データと着信音に対応する音声データとがミキシングして再生される。この際、音源装置からの音声データとユーザの音声に対応する音声データとが略同じ音量で再生される。また、リピート設定として「ON」が指定されているので、ユーザが電話に応答した時やユーザが電話に応答することなく着信が切断した時などに、制御装置101から指定の再生装置2aに対して停止コマンドが送信されるまでは、着信音に対応する音声データがリピートして再生される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、音源データ(音源装置(制御装置101)からの音声データ)以外の外音データ(ユーザの音声に対応する音声データまたは着信音)が取得された場合には、再生装置2を指定して、指定された再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させる制御を行うように制御部115を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音(ユーザの音声または着信音)を聴き取り易くすることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、外音データとして、着信の際の着信音に対応する音声データを用いる。これにより、制御装置101に電話やメールなどの着信がある場合に、音源データの音声に加えて、着信音を再生装置2から出力させることができる。その結果、電話やメールなどの着信をユーザに容易に気付かせることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図12および図13を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、音源装置および制御装置として制御装置1を用いた上記第1実施形態とは異なり、音源装置として音源装置204を用い、制御装置として制御装置1を用いる例について説明する。なお、音源装置204は、本発明の「音源」の一例である。
(再生システムの構成)
本発明の第3実施形態による再生システム300は、図12に示すように、音源装置204をさらに備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
音源装置204は、スマートフォン(多機能携帯電話)や、タブレットPC、NAS(Network Attached Storage)、インターネットを介して接続される外部のサーバなど、音楽や動画などのコンテンツが記憶された記憶装置である。
再生システム300では、制御装置1、複数(6つ)の再生装置2および音源装置204は、制御装置1、複数(6つ)の再生装置2および音源装置204を含むネットワーク上で、無線ルータ3を介して、互いに無線で接続されている。これにより、制御装置1、複数(6つ)の再生装置2および音源装置204は、ネットワーク内で、互いに無線通信可能に構成されている。
(音源装置の構成)
音源装置204は、通信部241と、コンテンツ記憶部242と、制御部243とを含んでいる。
通信部241は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部241は、無線ルータ3を介して、コンテンツの音声データなどを制御装置1および複数(6つ)の再生装置2(2a〜2f)と無線通信するように構成されている。
コンテンツ記憶部242は、HDD(ハードディスクドライブ)を含み、音楽や動画などのコンテンツが記憶されるように構成されている。
制御部243は、CPUを含み、音源装置204の各構成要素を制御するように構成されている。
(ミキシング再生処理)
次に、図13を参照して、再生システム300におけるミキシング再生処理をシーケンス図に基づいて説明する。この第3実施形態では、音源装置204から再生装置2に対して音声データが送信される点で、上記第1実施形態のミキシング再生処理とは異なる。なお、制御装置1の動作は、制御部15により行われ、再生装置2の動作は、制御部25により行われ、音源装置204の動作は、制御部243により行われる。また、図10に示した上記第1実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、制御装置1を用いて、再生システム300に対応する所定のアプリケーションが起動され、音源装置204の音声データを再生する操作がユーザにより行われると、まず、ステップS1において、制御装置1から親機としての再生装置2に対して、再生要求が送信される。
この結果、ステップS2aにおいて、親機としての再生装置2から音源装置204に対して、音源装置204からの音声データ(音源データ)を要求する音声データ要求が送信される。そして、ステップS3aにおいて、音源装置204から親機としての再生装置2に対して、音声データが送信される。これにより、親機としての再生装置2により音源装置からの音声データが取得される。
その後、ステップS4〜ステップS9の処理が上記第1実施形態と同様に行われる。この結果、第3実施形態では、現在再生中の音源装置204からの音声データと、ユーザの音声に対応する音声データとが再生装置2によりミキシング再生される。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、音源データ(音源装置204からの音声データ)以外の外音データ(ユーザの音声に対応する音声データ)が取得された場合には、再生装置2を指定して、指定された再生装置2により音源データと外音データとをミキシングして再生させる制御を行うように制御部15を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、音源からの音声データの再生中にも、音源からの音声以外の外音(ユーザの音声)を聴き取り易くすることができる。
また、第3実施形態では、上記のように、音声データを提供する音源装置204を再生システム300に設ける。これにより、制御装置1のみを音源装置として用いる場合に比べて、制御装置1とは別個の音源装置204のコンテンツを利用することができるので、より多くのコンテンツを鑑賞することができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、6つの再生装置2(2a〜2f)を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、6つ以外の数の再生装置を用いてもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、ユーザの音声に対応する音声データをマルチキャストで、複数(6つ)の再生装置2の全体に対して送信した例を示し、上記第2実施形態では、着信音に対応する音声データをマルチキャストで、複数(6つ)の再生装置2の全体に対して送信した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ユーザの音声に対応する音声データや着信音に対応する音声データをユニキャストで、再生装置に対して個別に送信してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、設定画面30(図5参照)で、音量比率設定を行った例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設定画面で音量比率設定を行うことなく、予め設定された音量比率で、再生装置によりミキシングを行わせてもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、説明の便宜上、本発明の再生システム100(300)の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、再生システム100(300)の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1、101 制御装置(音源)
2、2a〜2f 再生装置
13 通信部
15、115 制御部
14 音声入力部
21 通信部
23 ミキシング部
24 スピーカ部
204 音源装置(音源)

Claims (8)

  1. 再生装置と通信する通信部と、
    前記通信部を介して、音源からの音源データを前記再生装置により再生させる制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記音源データ以外の外音データが取得された場合には、前記再生装置を指定して、指定された前記再生装置により前記音源データと前記外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを前記再生装置に送信する制御を行うように構成されている、制御装置。
  2. 前記制御部は、複数の前記再生装置のうち、前記音源データと前記外音データとをミキシングして再生させる前記再生装置として、一部または全部の前記再生装置を指定可能であるとともに、指定された前記再生装置により前記音源データと前記外音データとをミキシングして再生させるための前記所定のデータを前記再生装置に送信する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記音源データの音量と、前記外音データの音量とを指定するとともに、指定された音量で、前記再生装置により前記音源データと前記外音データとをミキシングして再生させるための前記所定のデータを前記再生装置に送信する制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、複数の前記再生装置に対して、前記所定のデータをマルチキャストで送信するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. ユーザの音声を入力可能な音声入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記音声入力部に入力された前記ユーザの音声に対応する音声データを、前記外音データとして取得するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記外音データは、着信の際の着信音に対応する音声データを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 制御装置と通信する通信部と、
    音源からの音源データの音声を出力するスピーカ部と、
    前記制御装置からの前記音源データと前記音源データ以外の外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータに基づいて、前記音源からの前記音源データと、前記制御装置からの前記外音データとをミキシングするミキシング部と、を備える、再生装置。
  8. 再生装置と制御装置の通信部により通信するステップと、
    前記制御装置の前記通信部を介して、音源からの音源データを前記再生装置により再生させる制御を前記制御装置の制御部により行うステップと、
    前記音源データ以外の外音データが取得された場合には、前記再生装置を指定して、指定された前記再生装置により前記音源データと前記外音データとをミキシングして再生させるための所定のデータを前記再生装置に送信する制御を前記制御装置の前記制御部により行うステップと、を備える、再生方法。
JP2015115061A 2015-06-05 2015-06-05 制御装置、再生装置および再生方法 Pending JP2017005377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015115061A JP2017005377A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 制御装置、再生装置および再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015115061A JP2017005377A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 制御装置、再生装置および再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017005377A true JP2017005377A (ja) 2017-01-05

Family

ID=57752952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015115061A Pending JP2017005377A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 制御装置、再生装置および再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017005377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103368935B (zh) 在Wi-Fi显示网络中提供增强Wi-Fi显示会话的方法和装置
US10826957B2 (en) Instant communications system having established communication channels between communication devices
CN104640013B (zh) 音箱控制方法及系统
US20220321631A1 (en) Instant communications system having established communication channels between communication devices
CN105161121B (zh) 对音频外设传送音频的控制方法及音频传送控制器
JP4738058B2 (ja) リアルタイムマルチメディア情報の効率的なルーティング
EP3169086A1 (en) Connection method for multimedia playing device, master device, control terminal, and system
JP6172610B2 (ja) テレビ会議用システム
JP2008183453A (ja) 特定のプレーヤによる口頭のコミュニケーションを防止するための方法及びそのシステム
CN108353240B (zh) 音频系统、音频装置和音频装置设置方法
JP2017521936A (ja) ビデオメディア再生方法、装置及びシステム、コンピュータ記憶メディア
WO2017029947A1 (ja) オーディオシステム、オーディオ機器、及び、オーディオ信号再生方法
EP3358860A1 (en) Audio device, control terminal, method for audio device, and method for control terminal
CN111049709B (zh) 一种基于蓝牙的互联音箱控制方法、设备及存储介质
JP2007201916A (ja) PoCデータ送信方法とPoC通話システムと装置
US20050122389A1 (en) Multi-conference stream mixing
CN107431859A (zh) 带有控制数据的封装的音频数据的无线广播
JP2021521741A (ja) 複数のビデオ会議用端末を用いてビデオ会議を提供することが可能なビデオ会議サーバ及びそのオーディオエコー除去方法
JP2007135108A (ja) ネットワーク会議支援プログラムおよびネットワーク会議支援サーバ
JP2017005377A (ja) 制御装置、再生装置および再生方法
US11665271B2 (en) Controlling audio output
WO2014026478A1 (zh) 一种视频会议信号处理的方法、视频会议服务器及系统
US20180098112A1 (en) Control terminal, system, and method of controlling system
JP6481937B2 (ja) テレビ会議用通信装置
JP6437622B1 (ja) サーバ、通信システム、通信方法及びプログラム