JP2017004926A - 蓄電モジュール、及び車載蓄電モジュール - Google Patents

蓄電モジュール、及び車載蓄電モジュール Download PDF

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恭兵 森田
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達哉 角田
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Abstract

【課題】蓄電モジュールの安全性を向上させる。【解決手段】蓄電モジュール10は、正極37及び負極38を有する第1蓄電素子11を備えた第1ユニット12と、正極51及び負極52を有する第2蓄電素子13を備えた第2ユニット14と、を備え、正極37及び負極38と、正極51及び負極52とが対向して配されており、正極37及び負極38に接続された第1導体40、正極51及び負極52に接続された第2導体54、及び、負極38と正極51とを接続する第3導体41は、第1ユニット12と第2ユニット14との間に挟まれた領域に配されている。【選択図】図2

Description

本明細書に開示された技術は、蓄電素子を備えた蓄電モジュール、及び車載蓄電モジュールに関する。
従来、電極端子を有する蓄電素子を備えた蓄電モジュールとして、特許文献1に記載のものが知られている。この蓄電モジュールは、複数の蓄電素子を備える。複数の蓄電素子は、蓄電素子の電極端子同士が、複数の導体によって電気的に接続されている。蓄電モジュールは、車両の車室内に配置されている。
特開2010−36594号公報
しかしながら上記の構成によると、蓄電素子の電極や、複数の導体など、電流が流される部材が車室内に配された状態になっている。このため、蓄電モジュールに対して、人が接触したり、荷物が接触したりすることが懸念される。上記の電極や、複数の導体に、例えば導電性を有する異物が接触すると、異物を介して、想定していない経路で電流が流れるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、蓄電モジュールの安全性を向上させることを目的とする。
本明細書に記載された技術に係る蓄電モジュールは、第1電極を有する第1蓄電素子を備えた第1ユニットと、第2電極を有する第2蓄電素子を備えた第2ユニットと、を備え、前記第1電極と前記第2電極とが対向して配されており、前記第1電極に接続された第1導体、前記第2電極に接続された第2導体、及び、前記第1電極と前記第2電極とを接続する第3導体は、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間に挟まれた領域に配されている。
本明細書に記載された技術によれば、第1電極、第2電極、第1導体、第2導体、及び第3導体は、第1ユニットと第2ユニットとの間に挟まれた領域に配されているので、これらの部材に異物が接触することが抑制される。この結果、上記の部材と異物とが接触して、異物を介して、想定していない経路で電流が流れることを抑制することができる。これにより、蓄電モジュールの安全性を向上させることができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記第1ユニット、及び前記第2ユニットは、伝熱部材の上に載置されると共に、前記伝熱部材に組み付けられた蓋部材によって上方から覆われており、前記第1ユニットは、前記第1電極と接続されると共に前記伝熱部材側に導出された第1外部導体を有し、前記第2ユニットは、前記第2電極と接続されると共に前記伝熱部材側に導出された第2外部導体を有し、前記伝熱部材は、前記第1外部導体に対応する位置に前記第1外部導体との干渉を回避するための第1凹部と、前記第2外部導体に対応する位置に前記第2外部導体との干渉を回避するための第2凹部と、を有することが好ましい。
上記の態様によれば、第1ユニット、及び第2ユニットで発生した熱は、伝熱部材に伝達されるので、蓄電モジュールが局所的に高温になることを抑制することができる。
また、上記の態様によれば、第1外部導体は第1ユニットと伝熱部材との間に配されるようになっており、また、第2外部導体は第2ユニットと伝熱部材との間に配されるようになっている。これにより、第1外部導体、及び第2外部導体に異物が接触することが抑制されるようになっている。この結果、第1外部導体、及び第2外部導体と異物とが接触して、異物を介して電流が流れることを抑制することができる。これにより、蓄電モジュールの安全性を一層向上させることができる。
前記第1ユニットには係合部が形成されており、前記第2ユニットには前記係合部と係合する被係合部が形成されており、前記係合部が前記被係合部と係合する場合にのみ前記第1ユニットと前記第2ユニットとが組み付けられることが好ましい。
上記の態様によれば、第1ユニットと第2ユニットとの誤組み付けを抑制することができる。
前記第1ユニット、及び前記第2ユニットは、伝熱部材の上に載置されており、前記第1ユニットは前記伝熱部材に対して第1固定部材によって固定されており、前記第2ユニットは前記伝熱部材に対して第2固定部材によって固定されており、前記第1ユニットには前記第1固定部材及び前記伝熱部材と当接する位置に前記第1固定部材側に突出する第1突起が形成されており、前記第2ユニットには、前記第2固定部材及び前記伝熱部材と当接する位置に前記第2固定部材側に突出する第2突起が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、第1ユニットの第1蓄電素子、及び第2ユニットの第2蓄電素子が、充放電時に膨張した場合でも、第1ユニット、及び第2ユニットを確実に伝熱部材に押圧することができる。これにより、蓄電モジュールが局所的に高温になることを一層抑制することができる。
また、上記の態様によれば、第1蓄電素子、及び第2蓄電素子が膨張することを抑制することができる。
前記第1ユニットと前記第2ユニットとに架け渡されるように取り付けられた板状の金具によって、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが一体に組み付けられており、前記金具は、前記第1ユニットに設けられた第1係止部に係止する第1被係止部と、前記第2ユニットに設けられた第2係止部に係止する第2被係止部と、を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、板状をなす金具によって第1ユニットと第2ユニットとが一体に組み付けられているので、第1ユニットと第2ユニットとを組み付ける構造が、第1ユニット及び第2ユニットの外方に突出することが抑制される。これにより、蓄電モジュールを全体として小型化することができる。
前記第1係止部は、前記第1ユニットの壁部の外面から突出して形成されており、前記第1被係止部は前記第1係止部が挿通される貫通孔であり、前記第2係止部は、前記第2ユニットの壁部の外面から突出して形成されており、前記第2被係止部は第2係止部が挿通される貫通孔であることが好ましい。
上記の構成によれば、金具に形成された貫通孔である第1被係止部に、第1係止部を挿通させ、また、金具に形成された貫通孔である第2被係止部に、第2係止部を挿通させるという簡易な手法により、第1ユニットと第2ユニットとを一体に組み付けることができる。これにより、蓄電モジュールの組み付け作業の効率を向上させることができる。
また、本願明細書に記載された車載蓄電モジュールは、蓄電モジュールと、前記蓄電モジュールへの充放電制御を行う制御部と、が一体化されている。
本発明によれば、蓄電モジュールの安全性を向上させることができる。
実施形態1に係る蓄電モジュールを示す斜視図 蓄電モジュールを示す分解斜視図 蓄電モジュールを示す背面図 蓄電モジュールを示す平面図 図4におけるA‐A線断面図 図4におけるB−B線断面図 図4におけるC−C線断面図 図4におけるD−D線断面図 伝熱部材を示す斜視図 第1蓄電素子を示す斜視図 第1ユニットと第2ユニットとを組み付けた状態を示す平面図 図11におけるP−P線断面図 図11におけるQ−Q線断面図 図11におけるR−R線断面図 図11におけるS−S線断面図 図11におけるT−T線断面図 第1ユニットと第2ユニットとを組み付けた状態を示す側面図 図17におけるU−U線断面図 図17におけるV−V線断面図 第1ユニットを示す斜視図 第1ユニットを示す底面図 第2ユニットを示す平面図 第2ユニットを示す斜視図 第1導体を示す斜視図 第1分割体を示す斜視図 第2分割体を示す斜視図 第1外部導体を示す平面図 第2外部導体を示す平面図 ダクト部材を示す分解斜視図 第1ダクト部材を示す斜視図 第2ダクト部材を示す斜視図 実施形態2に係る蓄電モジュールを示す分解斜視図 金具を示す側面図 蓄電モジュールを示す平面図 図34におけるL−L線断面図 図34におけるM−M線断面図 図34におけるN−N線断面図 第2ユニットを示す斜視図 第2ユニットを示す平面図 蓄電モジュールを示す底面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図31を参照しつつ、説明する。本実施形態に係る蓄電モジュール10は、車両(図示せず)に配されて、車両に配設された電子部品(図示せず)又は電気部品(図示せず)に電力を供給するものである。なお、以下の説明においては、図1に示すZ方向を上方とし、Y方向を前方とし、X方向を右方として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(蓄電モジュール10)
蓄電モジュール10は、複数(本実施形態では2つ)の第1蓄電素子11を有する第1ユニット12と、複数(本実施形態では2つ)の第2蓄電素子13を有する第2ユニット14と、を備える。第1ユニット12と第2ユニット14とは、金属製の伝熱部材15の上に取り付けられている。伝熱部材15には蓋部材16が取り付けられており、この蓋部材16によって、第1ユニット12と第2ユニット14とが覆われている。
蓄電モジュール10は、全体として上下方向について扁平な直方体形状をなしている。蓄電モジュール10の下側には伝熱部材15が配されている。伝熱部材15は上方から見て略矩形状をなしている。伝熱部材15は、底壁17と、底壁17の側縁から上方に立ち上がる側壁18と、を有する。伝熱部材15を構成する金属としては、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属材料を適宜に選択することができる。第1ユニット12及び第2ユニット14で発生した熱は、伝熱部材15へと伝達されるようになっている。伝熱部材15の側壁18の内面には、伝熱部材15の内方に突出する複数のロック部19が形成されている。
蓋部材16は絶縁性の合成樹脂製であって、上壁と、上壁の側縁から下方に垂下する側壁と、を有する。蓋部材16の上壁は、伝熱部材15の底壁17の形状と対応する形状を有する。蓋部材16の上壁には、上壁を貫通する複数のスリットが形成されている。蓋部材16の側壁には、伝熱部材15のロック部19に対応する位置に、ロック部19と弾性的に係合する複数のロック受け部20が形成されている。ロック部19と、ロック受け部20とが弾性的に係合することにより、蓋部材16と伝熱部材15とが一体に組み付けられるようになっている。
伝熱部材15の底壁17には、左前端部と、左後端部に、それぞれ、底壁17を貫通する切欠部21が設けられている。この切欠部21からは、後述する、第1外部導体22の第1端子部23と、第2外部導体24の第2端子部25が下方に露出している。
(第1ユニット12)
第1ユニット12には、前方に開口する第1開口部26を有する合成樹脂製の第1ケース27内に、2つの第1蓄電素子11が上下方向に積層された状態で収容されている。第1ケース27は、上下方向について扁平な略直方体形状をなしている。第1ケース27の第1開口部26には、第1開口部26の形状に倣った形状をなす第1カバー28が内嵌されている。第1ケース27のロック部29と、第1カバー28とのロック受け部30とが弾性的に係合することにより、第1ケース27と第1カバー28とは一体に組み付けられている。
第1ケース27の左右両端部には、左右方向の外方に突出する、第1右固定部31、第1左固定部32が形成されている。第1右固定部31、及び第1左固定部32には、前後方向にボルト33が挿通されるボルト挿通孔34が上下に並んで形成されている。第1右固定部31には、後述するパイプ部35が挿通されるパイプ挿通部36が後方に陥没して形成されている。
第1蓄電素子11は、扁平な略直方体形状をなしている。第1蓄電素子11の内部には図示しない蓄電要素が収容されている。
第1蓄電素子11の前面には、正極37(第1電極)と、負極38(第1電極)とが、左右両端部寄りの位置から前方に突出されている。正極37及び負極38は表面にねじ山が形成されたボルト状をなしている。第1蓄電素子11の前面には、正極37と、負極38と間であって、左右方向について略中央位置に、第1安全弁39が設けられている。この第1安全弁39は、例えば第1蓄電素子11に異常が発生して第1蓄電素子11の内圧が上昇した場合に、第1安全弁39が破断することによって、第1蓄電素子11の内圧を減少させるようになっている。第1安全弁39は前方から見て略円形状に形成されている
第1カバー28には、下側に配された第1蓄電素子11の正極37に接続された第1外部導体22が配設されている。また、第1カバー28には、下側に配された第1蓄電素子11の負極38と、上側に配された第1蓄電素子11の正極37とを接続する第1導体40が配設されている。また、第1カバー28には、上側に配された第1蓄電素子11の負極38に接続されて、後述する第2蓄電素子13の正極51と接続される第3導体41が配設されている。第1カバー28は絶縁性の合成樹脂製である。これにより、第1外部導体22、第1導体40、及び第3導体41は電気的に絶縁されている。
第1カバー28には、第1安全弁39に対応する位置に、前方から見て円筒形状をなす第1枠部42が形成されている。第1枠部42の内径寸法は、第1安全弁39の外形寸法と略同じか、又はやや大きく設定されている。
(第2ユニット14)
第2ユニット14には、後方に開口する第2開口部43を有する合成樹脂製の第2ケース44内に、2つの第2蓄電素子13が上下方向に積層された状態で収容されている。第2ケース44は、上下方向について扁平な略直方体形状をなしている。第2ケース44の第2開口部43には、第2開口部43の形状に倣った形状を成す第2カバー45が内嵌されている。第2ケース44のロック部46と、第2カバー45とのロック受け部47とが弾性的に係合することにより、第2ケース44と第2カバー45とは一体に組み付けられている。
第2ケース44の左右両端部には、左右方向の外方に突出する第2右固定部48、第2左固定部49が形成されている。第2右固定部48、及び第2左固定部49には、ボルト33が螺合されるナット50が上下に並んでインサート成形されている。
ボルト33が、第1ケース27のボルト挿通孔34に挿通されると共に、第2ケース44のナット50に螺合されることにより、第1ケース27と第2ケース44とが一体に組み付けられるようになっている。
第2蓄電素子13は、扁平な略直方体形状をなしている。第2蓄電素子13の内部には図示しない蓄電要素が収容されている。
第2蓄電素子13の後面には、正極51(第2電極)と、負極52(第2電極)とが、左右両端部寄りの位置から後方に突出されている。正極51及び負極52は、表面にねじ山が形成されたボルト状をなしている。第2蓄電素子13の後面には、正極51と、負極52と間であって、左右方向について略中央位置に、第2安全弁53が設けられている。この第2安全弁53は、例えば第2蓄電素子13に異常が発生して第2蓄電素子13の内圧が上昇した場合に、第2安全弁53が破断することによって、第2蓄電素子13の内圧を減少させるようになっている。第2安全弁53は前方から見て略円形状に形成されている。
第2カバー45には、下側に配された第2蓄電素子13の負極52に接続された第2外部導体24が配設されている。また、第2カバー45には、下側に配された第2蓄電素子13の正極51と、上側に配された第2蓄電素子13の負極52とを接続する第2導体54が配設されている。また、第2カバー45には、上側に配された第2蓄電素子13の正極51に接続されて、前述した第1蓄電素子11の負極38と接続される第3導体41が配設されている。第2カバー45は絶縁性の合成樹脂製である。これにより、第2外部導体24、第2導体54、及び第3導体41は電気的に絶縁されている。
第2カバー45には、第2安全弁53に対応する位置に、前方から見て円筒形状をなす第2枠部55が形成されている。第2枠部55の内径寸法は、第2安全弁53の外形寸法と略同じか、又はやや大きく設定されている。
(電気的接続構造)
第1導体40は、平面視長方形状をなす金属板材からなる。第1導体40を構成する金属としては、銅、銅合金等、必要に応じて任意の金属を使用することができる。第1導体40の表面には、スズ、ニッケル等のメッキ層が形成されていてもよい。第1導体40には、第1蓄電素子11の正極37、及び負極38が挿通される2つの電極挿通孔56が貫通されている。第1導体40はナット102により正極37及び負極38に固定される。
第2導体54は、第1導体40と同形状なので、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第3導体41は、第1ユニット12側に取り付けられる第1分割体57と、第2ユニット14側に取り付けられる第2分割体58と、を備える。第1分割体57は、金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。第1分割体57は、第1蓄電素子11の負極38が挿通される電極挿通孔59を有する。また、第1分割体57は、第2分割体58とボルト締結される際にボルト60が挿通されるボルト挿通孔61を有する。
第2分割体58は、金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。第2分割体58は、第2蓄電素子13の正極51が挿通される電極挿通孔62を有する。第2分割体58は、第1分割体57とボルト締結される際にボルト60が螺合されるナット63が、圧入、溶接等の公知の手法により取り付けられている。
第1ユニット12と第2ユニット14とが組み付けられた状態では、第1導体40と、第2導体54は、第1ケース27の側壁と、第2ケース44の側壁との間の領域内に配されているので、異物と干渉することが抑制されるようになっている。
また、第1ユニット12と第2ユニット14とが組み付けられた状態では、第3導体41は、第1分割体57と第2分割体58とを締結するためのボルト60の頭部が外部に露出しており、ボルト60の頭部と異なる部分は、第1ケース27の側壁と第2ケース44の側壁との間の領域内に配されている。これにより、ボルト60の頭部と異なる部分については、異物と干渉することが抑制されるようになっている。
第1外部導体22は、第1蓄電素子11の正極37が挿通される電極挿通孔64を有する。第1外部導体22は、第1ユニット12と第2ユニット14との間の領域から下方に導出された後、第1ユニット12の底壁に沿って配索される。
第2外部導体24は、第2蓄電素子13の負極が挿通される電極挿通孔65を有する。第2外部導体24は、第1ユニット12と第2ユニット14との間の領域から下方に導出された後、第2ユニット14の底壁に沿って配索される。
第1外部導体22の端部には、第1端子部23が下方に突出して設けられている。この第1端子部23は、上述したように、伝熱部材15の切欠部21から外部に露出している。また、第2外部導体24の端部には、第2端子部25が下方に突出して設けられている。この第2端子部25も、上述したように、伝熱部材15の切欠部21から外部に露出している。
(第1外部導体22、及び第2外部導体24と、伝熱部材15との絶縁構造)
第1ユニット12の底壁の外面には、第1外部導体22が収容される第1収容部66が、左方に開口して形成されている。第1外部導体22が第1収容部66内に収容された状態で、第1外部導体22は、第1収容部66を構成する壁部66Aによって、伝熱部材15と絶縁されている。
伝熱部材15の底壁17の上面には、第1収容部66と対応する位置に、下方に陥没した第1凹部67が形成されている。第1ユニット12が伝熱部材15に載置された状態で、第1凹部67内に、第1収容部66が収容されるようになっている。
第2ユニット14の底壁の外面には、第2外部導体24が収容される第2収容部68が、左方に開口して形成されている。第2外部導体24が第2収容部68内に収容された状態で、第2外部導体24は、第2収容部68を構成する壁部68Aによって、伝熱部材15と絶縁されている。
伝熱部材15の底壁17の上面には、第2収容部68と対応する位置に、下方に陥没した第2凹部69が形成されている。第2ユニット14が伝熱部材15に載置された状態で、第2凹部69内に、第2収容部68が収容されるようになっている。
(第1ユニット12と第2ユニット14の組み付け構造)
第1ユニット12と第2ユニット14とがボルト33によって固定された状態では、第1ユニット12は、第1蓄電素子11の第1安全弁39が前側に位置する姿勢で配されている。このとき、第2ユニット14は、第2蓄電素子13の第2安全弁53が後側に位置する姿勢で配されている。換言すると、第1ユニット12と第2ユニット14とが固定された状態では、第1蓄電素子11の第1安全弁39は第2ユニット14に対向する姿勢で配されており、第2蓄電素子13の第2安全弁53は第1ユニット12に対向する姿勢で配されるようになっている。
第1左固定部32と、第2左固定部49とが前後方向から組み付けられると共に、第1右固定部31と、第2右固定部48とが前後方向から組み付けられることにより、第1ユニット12と第2ユニット14とが正しく固定されるようになっている。
第2ユニット14の第2左固定部49には、後方に突出する第2係合部70(係合部)が形成されている。第2係合部70は、先端が丸められた板状をなしている。第1ユニット12の第1左固定部32には、第2ユニット14の第2係合部70と対応する位置に、第2係合部70が収容される第1被係合部71が、後方に陥没して形成されている。
第1ユニット12の第1右固定部31には、前方に突出する第1係合部72が形成されている。第1係合部72は、パイプ挿通部36の上下両側に形成されている。第2ユニット14の第2右固定部48には、第1ユニット12の第1係合部72と対応する位置に、第1係合部72が収容される第2被係合部73が形成されている。
第1ユニット12と、第2ユニット14とは、第2係合部70と第1被係合部71とが係合すると共に、第1係合部72と第2被係合部73とが係合する場合にのみ、互いに組み付けることができるようになっている。
(第1ユニット12及び第2ユニット14と、伝熱部材15との組み付け構造)
伝熱部材15の底壁17には、上方に突出する円筒形状をなす複数(本実施形態では4つ)のボス74が形成されている。このボス74には、ボルト75が螺合されるようになっている。
伝熱部材15の底壁17に、第1ユニット12及び第2ユニット14が載置された状態で、第1ユニット12に対しては、第1固定部材76が上方から組み付けられる。第1固定部材76は、金属板材を所定の形状に曲げ加工してなる。第1固定部材76の両端部は下方にクランク状に曲がっている。第1固定部材76の両端部には、ボルト75が挿通されるボルト挿通孔77が形成されている。第1固定部材76のボルト挿通孔77にボルト75が挿通されると共にボス74に螺合されることにより、伝熱部材15に対して、第1ユニット12が、第1固定部材76によって下方に押圧されるようになっている。
第1ユニット12の第1ケース27の上面には、第1固定部材76に対応する部分に、上方(第1固定部材76側)に突出する第1上側突起78(第1突起)が形成されている。また、第1ケース27の下面には、伝熱部材15の底壁17と当接する部分であって、第1上側突起78と上下方向について反対側の位置に、下方(伝熱部材15側)に突出する第1下側突起79(第1突起)が形成されている。
また、伝熱部材15の底壁17に、第1ユニット12及び第2ユニット14が載置された状態で、第2ユニット14に対しては、第2固定部材80が上方から組み付けられる。第2固定部材80は、金属板材を所定の形状に曲げ加工してなる。第2固定部材80の両端部は下方にクランク状に曲がっている。第2固定部材80の両端部には、ボルト75が挿通されるボルト挿通孔81が形成されている。第2固定部材80のボルト挿通孔81にボルト75が挿通されると共にボス74に螺合されることにより、伝熱部材15に対して、第2ユニット14が、第2固定部材80によって下方に押圧されるようになっている。
第2ユニット14の第2ケース44の上面には、第2固定部材80に対応する部分に、上方(第2固定部材側)に突出する第2上側突起82(第2突起)が形成されている。また、第2ケース44の下面には、伝熱部材15の底壁17と当接する部分であって、第2上側突起82突起と上下方向について反対側の位置に、下方(伝熱部材15側)に突出する第2下側突起83(第2突起)が形成されている。
(ダクト部材84)
ダクト部材84は、絶縁体からなり、本実施形態においては絶縁性の合成樹脂からなる。ダクト部材84は、第1ユニット12側に配される第1ダクト部材85と、第2ユニット14側に配される第2ダクト部材86と、第1ダクト部材85と第2ダクト部材86の間に配される保護壁87と、を備える。
第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86とは、図示しない接着剤層を介して接着されていてもよい。また、第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86とは、図示しないロック手段によって弾性的に組み付けられる構成としてもよいし、第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86とは、溶着されていてもよい。更には、第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86と、保護壁87とが、一体に成形されていてもよい。
第1ダクト部材85は、略長方形状をなす第1板部88を備える。第1板部88には、後方に陥没する第1凹部89が形成されている。第1凹部89の後端部には、上下に並ぶ第1安全弁39に対応する位置に、上下に並ぶ2つの第1嵌合筒部90が形成されている。各第1嵌合筒部90には、第1ゴムリング91が外嵌されている。第1ゴムリング91は、第1カバー28の第1枠部42に内嵌するようになっている。なお、第1ゴムリング91は、第1ダクト部材85と一体に成形されていてもよい。
第1ダクト部材85の右端部には、右方に突出する筒状をなすパイプ部35が形成されている。パイプ部35の内部は、第1凹部89に連通している。パイプ部35の端部には、図示しないチューブが接続されている。このチューブを介して、パイプ部35の内部は車両の外部空間と連通している。
第1板部88の後面には、後方に突出する複数(本実施形態では4つ)の第1嵌合板部92が形成されている。第1嵌合板部92の後端部には、第1カバー28と係止する第1ダクト係止部93が形成されている。第1カバー28には、第1ダクト係止部93に対応する位置に、第1ダクト被係止部94が形成されている。第1ダクト係止部93と第1ダクト被係止部94とが弾性的に係止することにより、第1カバー28と第1ダクト部材85とが仮係止されるようになっている。
第2ダクト部材86は、略長方形状をなす第2板部95を備える。第2板部95には、前方に陥没する第2凹部96が形成されている。第2凹部96の前端部には、上下に並ぶ第2安全弁53に対応する位置に、上下に並ぶ2つの第2嵌合筒部97が形成されている。各第2嵌合筒部97には、第2ゴムリング98が外嵌されている。第2ゴムリング98は、第2カバー45の第2枠部55に内嵌するようになっている。なお、第2ゴムリング98は、第2ダクト部材86と一体に成形されていてもよい。
第2板部95の前面には、前方に突出する複数(本実施形態では4つ)の第2嵌合板部99が形成されている。第2嵌合板部99の前端部には、第2カバー45と係止する第2ダクト係止部100が形成されている。第2カバー45には、第2ダクト係止部100に対応する位置に、第2ダクト被係止部101が形成されている。第2ダクト係止部100と第2ダクト被係止部101とが弾性的に係止することにより、第2カバー45と第2ダクト部材86とが仮係止されるようになっている。
第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86とが組み付けられた状態で、第1ダクト部材85の第1凹部89と、第2ダクト部材86の第2凹部96とによって、第1蓄電素子11の第1安全弁39から放出されたガス、又は、第2蓄電素子13の第2安全弁53から放出されたガスがためられるようになっている。第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86とが組み付けられた状態で、第1凹部89と第2凹部96とは、接着剤層や、パッキン等の公知の手法によって、気密に形成されている。
第1ダクト部材85と、第2ダクト部材86との間には、略長方形状をなす保護壁87が、第1ダクト部材85と第2ダクト部材86とに挟持されている。保護壁87は、ダクト部材84が第1ユニット12及び第2ユニット14に組み付けられた状態で、第1安全弁39の前方に位置して第1安全弁39と対向するとともに、第2安全弁53の後方に位置して第2安全弁53と対向するようになっている。
また、ダクト部材84が、第1ユニット12及び第2ユニット14に組み付けられた状態で、ダクト部材84は、第1蓄電素子11の正極37と、第2蓄電素子13の負極52との間に配置されていると共に、第1蓄電素子11の負極38と、第2蓄電素子13の正極51との間に配置されている。
また、第1ユニット12と第2ユニット14とが組み付けられた状態で、ダクト部材84は第1ユニット12と第2ユニット14との間に挟み付けられている。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態に係る蓄電モジュール10は、正極37及び負極38を有する第1蓄電素子11を備えた第1ユニット12と、正極51及び負極52を有する第2蓄電素子13を備えた第2ユニット14と、を備え、正極37及び負極38は第2ユニット14と対向して配されており、正極51及び負極52は第1ユニット12と対向して配されており、正極37及び負極38に接続された第1導体40、正極51及び負極52に接続された第2導体54、及び、負極38と正極51とを接続する第3導体41は、第1ユニット12と第2ユニット14との間に挟まれた領域に配されている。
本実施形態によれば、正極37、負極38、正極51及び負極52、第1導体40、第2導体54、及び第3導体41は、第1ユニット12と第2ユニット14との間に挟まれた領域に配されているので、これらの部材に異物が接触することが抑制される。この結果、上記の部材と異物とが接触して、異物を介して、想定していない経路で電流が流れることを抑制することができる。これにより、蓄電モジュール10の安全性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1ユニット12、及び第2ユニット14は、伝熱部材15の上に載置されると共に、伝熱部材15に組み付けられた蓋部材16によって上方から覆われており、第1ユニット12は、正極37と接続されると共に伝熱部材15側に導出された第1外部導体22を有し、第2ユニット14は、負極52と接続されると共に伝熱部材15側に導出された第2外部導体24を有し、伝熱部材15は、第1外部導体22に対応する位置に第1外部導体22との干渉を回避するための第1凹部89と、第2外部導体24に対応する位置に第2外部導体24との干渉を回避するための第2凹部96と、を有する。
上記の構成によれば、第1ユニット12、及び第2ユニット14で発生した熱は、伝熱部材15に伝達されるので、蓄電モジュール10が局所的に高温になることを抑制することができる。
また、上記の構成によれば、第1外部導体22は第1ユニット12と伝熱部材15との間に配されるようになっており、また、第2外部導体24は第2ユニット14と伝熱部材15との間に配されるようになっている。これにより、第1外部導体22、及び第2外部導体24に異物が接触することが抑制されるようになっている。この結果、第1外部導体22、及び第2外部導体24と異物とが接触して、異物を介して電流が流れることを抑制することができる。これにより、蓄電モジュール10の安全性を一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1ユニット12には第1係合部72が形成されており、第2ユニット14には第1係合部72と係合する第2被係合部73が形成されている。また、第2ユニット14には第2係合部70が形成されており、第1ユニット12には第2係合部70と係合する第1被係合部71が形成されている。そして、第1係合部72と第2被係合部73とが係合すると共に、第2係合部70と第1被係合部71とが被係合部と係合する場合にのみ第1ユニット12と第2ユニット14とが組み付けられる。これにより、第1ユニット12と第2ユニット14との誤組み付けを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第1ユニット12、及び第2ユニット14は、伝熱部材15の上に載置されており、第1ユニット12は伝熱部材15に対して第1固定部材76によって固定されており、第2ユニット14は伝熱部材15に対して第2固定部材80によって固定されており、第1ユニット12には第1固定部材76及び伝熱部材15と当接する位置に第1固定部材76側及び伝熱部材15側に突出する第1上側突起78及び第1下側突起79が形成されており、第2ユニット14には、第2固定部材80及び伝熱部材15と当接する位置に第2固定部材80側及び伝熱部材15側に突出する第2上側突起82及び第2下側突起83が形成されている。
上記の構成によれば、第1ユニット12の第1蓄電素子11、及び第2ユニット14の第2蓄電素子13が、充放電時に膨張した場合でも、第1ユニット12、及び第2ユニット14を確実に伝熱部材15に押圧することができる。これにより、蓄電モジュール10が局所的に高温になることを一層抑制することができる。
また、第1ユニット12は伝熱部材15に対して第1固定部材76によって固定されており、第2ユニット14は伝熱部材15に対して第2固定部材80によって固定されているので、第1蓄電素子11と第2蓄電素子13は、それぞれ、第1固定部材76、及び第2固定部材80によって、伝熱部材15に対して押圧されている。この結果、第1蓄電素子11、及び第2蓄電素子13が膨張することを抑制することができる。
<実施形態2>
続いて、実施形態2に係る蓄電モジュール110を、図32ないし図40を参照しつつ、説明する。第1ユニット111と第2ユニット112とは、板状をなす金属製の金具113によって一体に組み付けられている。
(金具113)
金具113は、金属板材をプレス加工することにより所定の形状に形成されている。上方から見て、第1ユニット111と第2ユニット112を組み付ける方向(前後方向)について細長い、略長方形状をなしている。金具113を形成する金属としては、銅、鉄、アルミニウム、又は、これらの合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。金具113を構成する金属としては、ばね性を有することが好ましいので、いわゆるばね鋼板を好適に用いることができる。
金具113の後端部寄りの位置には、第1被係止部114が、金具113を貫通して形成されている。第1被係止部114の孔縁部は、上方から見て円形状をなしている。第1被係止部114は、第1ユニット111の上壁の外面に形成された第1係止部115と係止するようになっている。
金具113の前端部寄りの位置には、第2被係止部116が、金具113を貫通して形成されている。第2被係止部116の孔縁部は、上方から見て円形状をなしている。第2被係止部116は、第2ユニット112の上壁に形成された第2係止部117と係止するようになっている。
図33に示すように、金具113の下面のうち前端部には、前方に向かうに従って上方に傾斜する第1傾斜面118が形成されている。また、金具113の下面のうち後端部には、後方に向かうに従って上方に傾斜する第2傾斜面119が形成されている。
(第1係止部115)
第1ユニット111の第1ケース120の上壁には、前端部寄りの位置に、前方に突出する第1係止部115が形成されている。第1係止部115は、第1ケース120の上壁の上面から前方に延びる第1基板部121を有する。第1基板部121の上面には、第1基板部121の前端部寄りの位置に、前下がりの傾斜面が形成されている。
第1基板部121には、第1基板部121の左右両側縁から上方に突出する第1押さえ部122が形成されている。第1押さえ部122は、第1基板部121から上方に突出する第1側壁部123と、第1側壁部123の上端から左右方向の内方に突出する第1押さえ片124と、を備える。第1押さえ片124は、金具113に上方から当接して、金具113が上方に外れるのを抑制するようになっている。
第1基板部121には、上方に突出する第1突起125が形成されている。第1突起125は、上方から見て円形状をなしている。第1突起125の外径寸法は、第1係止部115の孔縁部の直径寸法と同じか、やや小さく形成されている。これにより、第1突起125は、第1係止部115内に挿入されるようになっている。第1突起125の上面には、前下がりの傾斜面が形成されている。第1突起125が第1係止部115内に挿入された状態で、第1突起125は、第1係止部115の孔縁部に対して、前後方向から当接するようになっている。これにより、金具113は、第1係止部115に対して前後方向への移動が抑制された状態になっている。
第1基板部121の後端部寄りの位置には、上方に突出する第1金具止め部126が形成されている。第1金具止め部126は、左右方向に間隔を空けて並んで形成されている。金具113の後端部が、第1金具止め部126に前方から当接することにより、金具113が後方に移動してしまうことを抑制するようになっている。
(第2係止部117)
第2ユニット112の第2ケース127の上壁には、後端部寄りの位置に、後方に突出する第2係止部117が形成されている。第2係止部117は、第2ケース127の上壁の上面から後方に延びる第2基板部128を有する。第2基板部128の上面には、第2基板部128の後端部寄りの位置に、後下がりの傾斜面が形成されている。
第2基板部128には、第2基板部128の左右両側縁から上方に突出する第2押さえ部129が形成されている。第2押さえ部129は、第2基板部128から上方に突出する第2側壁部131と、第2側壁部131の上端から左右方向の内方に突出する第2押さえ片131と、を備える。第2押さえ片131は、金具113に上方から当接して、金具113が上方に外れるのを抑制するようになっている。
第2基板部128には、上方に突出する第2突起132が形成されている。第2突起132は、上方から見て円形状をなしている。第2突起132の外径寸法は、第2係止部117の孔縁部の直径寸法と同じか、やや小さく形成されている。これにより、第2突起132は、第2係止部117内に挿入されるようになっている。第2突起132の上面には、後下がりの傾斜面が形成されている。第2突起132が第2係止部117内に挿入された状態で、第2突起132は、第2係止部117の孔縁部に対して、前後方向から当接するようになっている。これにより、金具113は、第2係止部117に対して前後方向への移動が抑制された状態になっている。
第2基板部128の前端部寄りの位置には、上方に突出する第2金具止め部133が形成されている。第2金具止め部133は、左右方向に間隔を空けて並んで形成されている。金具113の前端部が、第2金具止め部133に後方から当接することにより、金具113が前方に移動してしまうことを抑制するようになっている。
(第1固定部134)
第1ケース120の下壁には、下壁の前端縁から前方に張り出した第1張出部135が形成されている。第1張出部135は前方に向かうに従ってやや先細り形状に形成されている。
第1張出部135の前端縁には、2つの第1固定部134が、左右方向に間隔を空けて並んで形成されている。第1固定部134のそれぞれには、図示しないボルトが挿通される第1ボルト挿通孔136が前後方向に貫通されている。
(第2固定部137)
第2ケース127の下壁には、下壁の後端縁から前方に張り出した第2張出部138が形成されている。第2張出部138は後方に向かうに従ってやや先細り形状に形成されている。
第2張出部138の前端縁には、2つの第2固定部137が、左右方向に間隔を空けて並んで形成されている。第2固定部137のそれぞれには、図示しないボルトが挿通される第2ボルト挿通孔139が前後方向に貫通されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1ユニット111と第2ユニット112との組み付け工程)
続いて、第1ユニット111と第2ユニット112との組み付け工程の一例を説明する。なお、第1ユニット111と第2ユニット112との組み付け工程は以下の記載に限定されない。
第1ユニット111の第1係止部115に、金具113の後端部を前方から組み付ける。詳細には、金具113の後端部を、第1係止部115の、第1基板部121と、第1側壁部123と、第1押さえ部122と、の間に形成された空間内に前方から挿入する。
更に、金具113を後方に移動させると、金具113の後端部が、第1突起125に前方から当接する。すると、金具113の後端部に形成された第1傾斜面118が、第1突起125の上に乗り上げる。これにより、金具113の後端部は上方に移動する。すると、金具113の後端部に下方から押圧されて、第1押さえ部122が上方に弾性変形する。これにより、第1押さえ片124は、金具113の後端部に対して、下向きの弾性力を及ぼす。
更に、金具113を後方に移動させると、金具113の第1被係止部114が、第1突起125を乗り越える。すると、金具113の後端部は第1押さえ片124から下向きの弾性力を受けているので、金具113の後端部が下方に移動することによって、第1被係止部114内に第1突起125が挿入される。
第1被係止部114内に第1突起125が挿入された状態で、金具113の後端部は、第1押さえ片124によって上方への移動が抑制されており、第1被係止部114の孔縁部と第1突起125とが係止することによって前後方向の移動が抑制されており、また、第1金具止め部126によって、金具113の後端部が後方に移動することが確実に抑制されるようになっている。これにより、第1ユニット111に対して金具113が固定される。
続いて、金具113の前端部と、第2ユニット112の第2係止部117とを対向させる。次に、金具113の前端部を第2係止部117に後方から組み付ける。詳細には、金具113の前端部を、第2係止部117の、第2基板部128と、第2側壁部131と、第2押さえ部129と、の間に形成された空間内に後方から挿入する。
更に、金具113を前方に移動させると、金具113の前端部が、第2突起132に後方から当接する。すると、金具113の前端部に形成された第2傾斜面119が、第2突起132の上に乗り上げる。これにより、金具113の前端部は上方に移動する。すると、金具113の前端部に下方から押圧されて、第2押さえ部129が上方に弾性変形する。これにより、第2押さえ片131は、金具113の前端部に対して、下向きの弾性力を及ぼす。
更に、金具113を前方に移動させると、金具113の第2被係止部116が、第2突起132を乗り越える。すると、金具113の前端部は第2押さえ片131から下向きの弾性力を受けているので、金具113の前端部が下方に移動することによって、第2被係止部116内に第2突起132が挿入される。
第2被係止部116内に第2突起132が挿入された状態で、金具113の前端部は、第2押さえ片131によって上方への移動が抑制されており、第2被係止部116の孔縁部と第2突起132とが係止することによって前後方向の移動が抑制されており、また、第2金具止め部133によって、金具113の前端部が前方に移動することが確実に抑制されるようになっている。これにより、第2ユニット112に対して金具113が固定される。
上記のようにして、第1ユニット111と、第2ユニット112とは、第1ユニット111と第2ユニット112に架け渡されるように配された金具113によって一体に組み付けられる。
なお、金具113は、第2ユニット112の第2係止部117に係止させた後に、第1ユニット111の第1係止部115に係止させてもよい。
この状態で、第1ユニット111の第1固定部134と、第2ユニット112の第2固定部137とは、整合した位置に配されるようになっている。詳細には、第1固定部134の第1ボルト挿通孔136と、第2固定部137の第2ボルト挿通孔139とが整合した位置に配されている。
第1ボルト挿通孔136及び第2ボルト挿通孔139内に、図示しないボルトを挿通させ、図示しないナットと螺合させることにより、第1ユニット111と第2ユニット112とを固定する。これにより、蓄電モジュール110が完成する。
(実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態では、第1ユニット111と第2ユニット112とに架け渡されるように取り付けられた板状の金具113によって、第1ユニット111と第2ユニット112とが一体に組み付けられており、金具113は、第1ユニット111に設けられた第1係止部115に係止する第1被係止部114と、第2ユニット112に設けられた第2係止部117に係止する第2被係止部116と、を有している。
上記の構成によれば、板状をなす金具113によって第1ユニット111と第2ユニット112とが一体に組み付けられているので、第1ユニット111と第2ユニット112とを組み付ける構造が、第1ユニット111及び第2ユニット112の外方に突出することが抑制される。これにより、蓄電モジュール110を全体として小型化することができる。
また、本実施形態では、第1係止部115は、第1ユニット111の壁部の外面から突出して形成されており、第1被係止部114は第1係止部115が挿通される貫通孔であり、第2係止部117は、第2ユニット112の壁部の外面から突出して形成されており、第2被係止部116は第2係止部117が挿通される貫通孔である。
上記の構成によれば、金具113に形成された貫通孔である第1被係止部114に、第1係止部115を挿通させ、また、金具113に形成された貫通孔である第2被係止部116に、第2係止部117を挿通させるという簡易な手法により、第1ユニット111と第2ユニット112とを一体に組み付けることができる。これにより、蓄電モジュール110の組み付け作業の効率を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第1蓄電素子11、及び第2蓄電素子13は、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の二次電池としてもよく、また、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ等の、キャパシタとしてもよい。
(2)本実施形態においては、第1蓄電素子11、及び第2蓄電素子13は略直方体形状をなすものとしたが、これに限られず、円筒形状としてもよいし、任意の形状を適宜に選択できる。
(3)本実施形態においては、第1ユニット12は第1係合部72を有し、第2ユニット14は第2被係合部73を有する構成としたが、係合部、及び被係合部は省略してもよい。
(4)第1上側突起78、及び第1下側突起79、並びに、第2上側突起82、及び第2下側突起83は省略してもよい。
(5)本実施形態においては、伝熱部材15は金属製としたが、これに限られず、合成樹脂製であってもよく、必要に応じて任意の材料を適宜に選択できる。
(6)本実施形態においては、蓋部材16は合成樹脂製としたが、これに限られず、金属製であってもよく、必要に応じて任意の材料を適宜に選択できる。
(7)本実施形態に係る蓄電モジュール10は伝熱部材15を備える構成としたが、これに限られず、伝熱部材15に代えて、断熱部材を用いてもよい。この場合には、断熱部材に、第1外部導体に対応する位置に第1凹部を形成し、第2外部導体に対応する位置に第2凹部を形成することにより、第1外部導体及び第2外部導体と蓄電モジュール10をコンパクト化することができる。
(8)蓄電モジュール10については、蓄電モジュール10と、蓄電モジュール10への充放電制御を行う制御部と、が一体化された、車載蓄電モジュールとしてもよい。
(9)実施形態2においては、第1ユニット111と第2ユニット112の上面側は金具113で固定し、下面側はボルトで固定する構成としたが、これに限られず、第1ユニットと第2ユニットの上下両面を金具で固定する構成としてもよい。また、第1ユニットと第2ユニットの上下左右の各面を金具で固定する構成としてもよい。
10,110:蓄電モジュール
11:第1蓄電素子
12,111:第1ユニット
13:第2蓄電素子
14,112:第2ユニット
15:伝熱部材
22:第1外部導体
24:第2外部導体
37:正極(第1電極)
38:負極(第1電極)
40:第1導体
41:第3導体
51:正極(第2電極)
52:負極(第2電極)
54:第2導体
57:第1分割体(第3導体)
58:第2分割体(第3導体)
67:第1凹部
69:第2凹部
70:第2係合部
71:第1被係合部
72:第1係合部
73:第2被係合部
76:第1固定部材
78:第1上側突起
79:第1下側突起
80:第2固定部材
82:第2上側突起
83:第2下側突起
113:金具
114:第1被係止部
115:第1係止部
116:第2被係止部
117:第2係止部

Claims (7)

  1. 第1電極を有する第1蓄電素子を備えた第1ユニットと、
    第2電極を有する第2蓄電素子を備えた第2ユニットと、を備え、
    前記第1電極と前記第2電極とが対向して配されており、
    前記第1電極に接続された第1導体、前記第2電極に接続された第2導体、及び、前記第1電極と前記第2電極とを接続する第3導体は、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間に挟まれた領域に配されている、
    蓄電モジュール。
  2. 前記第1ユニット、及び前記第2ユニットは、伝熱部材の上に載置されると共に、前記伝熱部材に組み付けられた蓋部材によって上方から覆われており、
    前記第1ユニットは、前記第1電極と接続されると共に前記伝熱部材側に導出された第1外部導体を有し、
    前記第2ユニットは、前記第2電極と接続されると共に前記伝熱部材側に導出された第2外部導体を有し、
    前記伝熱部材は、前記第1外部導体に対応する位置に前記第1外部導体との干渉を回避するための第1凹部と、前記第2外部導体に対応する位置に前記第2外部導体との干渉を回避するための第2凹部と、を有する、
    請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記第1ユニットには係合部が形成されており、前記第2ユニットには前記係合部と係合する被係合部が形成されており、
    前記係合部が前記被係合部と係合する場合にのみ前記第1ユニットと前記第2ユニットとが組み付けられる、
    請求項1または請求項2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記第1ユニット、及び前記第2ユニットは、伝熱部材の上に載置されており、
    前記第1ユニットは前記伝熱部材に対して第1固定部材によって固定されており、前記第2ユニットは前記伝熱部材に対して第2固定部材によって固定されており、
    前記第1ユニットには前記第1固定部材及び前記伝熱部材と当接する位置に前記第1固定部材側に突出する第1突起が形成されており、前記第2ユニットには、前記第2固定部材及び前記伝熱部材と当接する位置に前記第2固定部材側に突出する第2突起が形成されている、
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記第1ユニットと前記第2ユニットとに架け渡されるように取り付けられた板状の金具によって、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが一体に組み付けられており、
    前記金具は、前記第1ユニットに設けられた第1係止部に係止する第1被係止部と、前記第2ユニットに設けられた第2係止部に係止する第2被係止部と、を有している、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
  6. 前記第1係止部は、前記第1ユニットの壁部の外面から突出して形成されており、前記第1被係止部は前記第1係止部が挿通される貫通孔であり、
    前記第2係止部は、前記第2ユニットの壁部の外面から突出して形成されており、前記第2被係止部は第2係止部が挿通される貫通孔である、
    請求項5に記載の蓄電モジュール。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の蓄電モジュールと、
    前記蓄電モジュールへの充放電制御を行う制御部と、が一体化された車載蓄電モジュール。
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