JP2017004481A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートウォッチに好適な文字入力装置を提供する。
【解決手段】タッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上には、文字表示領域及び複数の文字入力ボタンが表示され、複数の文字入力ボタンは、それぞれ、複数の異なった文字からなるグループに対応し、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様によって所定の順序で対応するグループの複数の異なった文字の1つが選択され、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるとともに、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様に応じて選択された文字がハイライト表示される。
【選択図】図1
【解決手段】タッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上には、文字表示領域及び複数の文字入力ボタンが表示され、複数の文字入力ボタンは、それぞれ、複数の異なった文字からなるグループに対応し、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様によって所定の順序で対応するグループの複数の異なった文字の1つが選択され、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるとともに、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様に応じて選択された文字がハイライト表示される。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力装置に関する。
タッチパネルを備えたディスプレイを有する電子機器上で文字入力を行うソフトウェアキーボードが知られている。ソフトウェアキーボードは、タッチパネルを備えたディスプレイ上に、アルファベットキー等に相当するボタン領域を多数配列した画像を表示し、当該ボタンがタッチ(「タップ」ともいう。以下「タッチ」で統一する。)されたことを検出して文字入力を行う。ソフトウェアキーボードは、スマートフォンやタブレット型コンピュータ(スレートPC)等の携帯デバイスに広く用いられている。
近時は、スマートウォッチと呼ばれる、1.2〜1.8インチの大きさの小型ディスプレイを備えた腕時計型の端末が開発され、販売されるに至っている。スマートウォッチの小型ディスプレイはタッチパネルを備えており、タッチパネル上で文字入力をすることも可能である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、1.2〜1.8インチの大きさの小型のタッチパネル付きディスプレイにおいては、配置できるボタンの数や表示領域の大きさに限りがあり、実用的なソフトウェアキーボードは存在しない。
本発明は、配置できるボタンの数や表示領域の大きさに限りがある小型のタッチパネル付きディスプレイを用いて、文字入力を快適に行うことができるソフトウェアキーボード(入力装置)を提供することを課題とする。
本発明は、さらに、このようなソフトウェアキーボードを用いた文字入力装置(入力装置)とこれを用いた小型のタッチパネル付きディスプレイに好適な各種のアプリケーションを提供することを課題とする。各種のアプリケーションの例としては、エディタ、ワードプロセッサ、検索テキスト入力装置、電子メールその他のメッセージアプリケーションなどがある。
本発明の第1の実施形態における入力装置は、タッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上には、その上部に文字表示領域が表示され、文字表示領域より下部に複数の文字入力ボタンがそれぞれ表示され、複数の文字入力ボタンは、それぞれ、複数の異なった文字からなるグループに対応し、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様によって対応するグループの複数の異なった文字の1つが選択され、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるとともに、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様に応じて選択された文字がハイライト表示されることを特徴とする。
本発明の第2の実施形態における入力装置は、タッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上には、文字表示領域及び複数の文字入力ボタンが表示され、複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力されるとともに文字表示領域に入力された文字列が表示され、タッチパネル上の領域には文字列を含むか文字列に関連する複数の文字列候補の候補数が表示され、ユーザのジェスチャー入力を検知した場合、タッチパネル上に複数の文字列候補の一覧の全部又は一部が列挙され、列挙された複数の文字列候補の1つがタッチされることによって、複数の文字列候補の1つが入力されることを特徴とする。
本発明の第3の実施形態における入力装置は、タッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上で第1の方向のスワイプ入力がなされることによって、第1の画面、第2の画面及び第3の画面へと順次切り替えて表示し、タッチパネル上で第1の方向と逆方向のスワイプ入力がなされることによって、第3の画面、第2の画面及び第1の画面へと順次切り替えて表示し、第2の画面には複数の文字入力ボタンを表示し、複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力され、第3の画面には、文字列を含むか文字列に関連する複数の文字列候補の一覧の全部又は一部が列挙され、第1の画面には入力された文字列を含むテキストを表示するテキスト表示領域を有することを特徴とする。
本発明の第4の実施形態における入力装置は、1.8インチ以下の大きさのタッチパネルより文字列を入力する入力装置であって、タッチパネル上で第1のジェスチャー入力がなされることによって、第1の画面から第2の画面へと切り替えて表示し、タッチパネル上で第2のジェスチャー入力がなされることによって、第2の画面、第1の画面へと切り替えて表示し、第2の画面には複数の文字入力ボタンを表示し、複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力され、第1の画面は入力された文字列を含むテキストを表示するテキスト表示領域を有することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態によれば、個々の文字入力ボタンは複数の異なった文字からなるグループに対応しているので文字入力ボタンの総数を減らすことができる。このような前提において、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるので、タッチされた文字入力ボタンが指で隠れていても、ユーザは自分がどの文字入力ボタンを押しているのかを目視することができる。そして、文字入力ボタンがタッチされた回数に応じて選択された文字がハイライト表示されるので、小型のタッチパネル付きディスプレイにおいて、ユーザによる文字の選択を容易にすることができる。
本発明の第2の実施形態によれば、1又は複数の文字からなる文字列が選択された場合には、タッチパネル上に、さらに、第3のボタンである「予測候補表示ボタン」上に候補数が表示される。候補数が少ないということは、予測候補の文字列がある程度まで絞りこまれたということを意味するので、ユーザは予測候補の文字列から選択をするモードに進むべきであるとの判断をすることができる。その結果、小型のタッチパネル付きディスプレイにおいてユーザによる予測候補の文字列の選択を容易にすることができる。
本発明の第3の実施形態によれば、小型のタッチパネル付きディスプレイ上のスワイプ入力によって、テキストエリア、文字入力ボタン、複数の文字列候補の一覧の全部又は一部の列挙を切り替えることが可能となり、ごく狭い画面領域であっても、操作性のよい入力装置を実現することができる。特に、複数の文字列候補の一覧の文字列候補の1つが選択された場合に、次文字列候補が存在する場合には、前記複数の文字列候補の一覧に代えて、選択された文字列候補に引き続く複数の次文字列候補の一覧が表示することによって、さらに次文字列候補を選択して入力することができる。この結果、わずかの数のタッチ動作で容易に所望の長文のテキストを入力することが可能となる。
本発明の第4の実施形態によれば、小型のタッチパネル付きディスプレイ上のジェスチャー入力によって、文字入力画面とテキスト表示領域とを切り替えることが可能であり、操作性のよい入力装置を実現することができる。
<本発明の各実施例にかかるスマートウォッチの構成例>
図1は本発明の各実施例の入力装置を実装したスマートウォッチ100の構成図である。スマートウォッチ100はウェアラブルデバイスであり、外観は腕時計と同様に本体部とこれを腕に固定するバンドから構成される。スマートウォッチ100は、1.2〜1.8インチの大きさの小型のタッチパネル付きディスプレイ120、CPU及びメモリからなる制御部130、データ及びプログラムを記憶する不揮発性半導体記憶装置からなる記憶部140から構成される。タッチパネル付きディスプレイ120は、表示部121とタッチセンサー122から構成される。
図1は本発明の各実施例の入力装置を実装したスマートウォッチ100の構成図である。スマートウォッチ100はウェアラブルデバイスであり、外観は腕時計と同様に本体部とこれを腕に固定するバンドから構成される。スマートウォッチ100は、1.2〜1.8インチの大きさの小型のタッチパネル付きディスプレイ120、CPU及びメモリからなる制御部130、データ及びプログラムを記憶する不揮発性半導体記憶装置からなる記憶部140から構成される。タッチパネル付きディスプレイ120は、表示部121とタッチセンサー122から構成される。
表示部121は1.2〜1.8インチの大きさの液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。タッチセンサー122は表示部121とほぼ同じ大きさであり、指等で押圧したこと及びその位置を容量値の変化または抵抗値の変化で感知する。表示部121に表示領域やボタンが配置される。表示領域が配置されるとは、その領域に文字列等の画像が表示されるという意味である。ボタンが配置されるとは、その領域にボタン画像が表示され、そのボタン画像に相当する領域をタッチするとタッチセンサーによって検出されるという意味である。このようにして、ユーザは、ボタンをタッチすれば文字入力等ができるような体験をすることが可能となる。
制御部130はCPU及びメモリからなる。このようなハードウェア上で、オペレーティングシステム(OS)が動作する。オペレーティングシステムはスマートフォンで用いられている汎用のオペレーティングシステムを用いてもよいが、ハードウェアの制約から、CPUリソースやメモリリソースが小さくても動作する軽量のオペレーティングシステムが望ましい。
記憶部140はオペレーティングシステム、その上で動作する各種のプログラム(本発明の入力装置は、このプログラムによって実装される。)、後述する予測変換に用いるところの予測変換データを保持するデータベース141を記憶する。
スマートウォッチ100は、さらに、図示しない通信装置を有し、この通信装置によって図示しないパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン等の端末(母端末)と通信することが可能である。そして、スマートウォッチ100は母端末で生成された画面を表示する構成にすることも可能である。この場合、本発明の入力装置は、母端末上のオペレーティングシステム上で動作するプログラムによって実装することになる。ただし、動作速度の点からすれば、スマートウォッチ100は母端末上に実装するよりも、スマートウォッチ100上に実装することが望ましい。
<実施例1>
以下、図2〜12を参照して本発明の実施例1を説明する。図2〜4は実施例1の入力装置のプログラムのフローチャートである。ここで「検出?」とあるのは該当するボタン領域がタッチされたことをタッチセンサー122が感知しスマートウォッチ100が検出したかどうか、という意味である。そして、「検出?」Yesというのは検出した、「検出?」Noは検出しなかった、という意味である。図5は本発明の実施例1の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図6〜12は本発明の実施例1の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
以下、図2〜12を参照して本発明の実施例1を説明する。図2〜4は実施例1の入力装置のプログラムのフローチャートである。ここで「検出?」とあるのは該当するボタン領域がタッチされたことをタッチセンサー122が感知しスマートウォッチ100が検出したかどうか、という意味である。そして、「検出?」Yesというのは検出した、「検出?」Noは検出しなかった、という意味である。図5は本発明の実施例1の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図6〜12は本発明の実施例1の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
図5に示すとおり、表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域210、2行目に左から[次グループボタン]211、[逆順ボタン]212、[次文字ボタン]213が配置されている。これらが選択制御ボタンを構成する。3行目には左右に[ABC DEF]214、[GHI JKL]215が配置されている。4行目には左右に[MNO PQRS]216、[TUV WXYZ]217が配置されている。最下行には左右に[予測候補表示ボタン]、[文字入力確定ボタン]が配置されている。
図2のフローチャートに示すとおり、開始S1の後、「タイムアウトが発生したか?」S2が判断される。「タイムアウトが発生したか?」S2がYesであれば、図4に示すとおり「タイムアウト監視を停止する」S29、「入力状態を確定状態に設定する」S30を経て終了する。「タイムアウトが発生したか?」S2がNoであれば「[文字入力キー]タッチ検出?」S3が判断される。これがNoであれば冒頭に戻り、Yesであれば「入力状態が確定状態か?」S4が判断される。これがYesであれば「入力状態を未確定状態に設定する」S5を経て「規定時間のタイムアウト監視を開始する」S6へと進む。これがNoであれば「入力状態を未確定状態に設定する」S5を飛ばして「規定時間のタイムアウト監視を開始する」S6へと進む。続いて、「タッチされた[文字入力キー]に基づき、入力文字を特定する」S7、「予測変換データを走査し、入力文字に続く予測候補数を求める」S8、「入力文字を表示する」S9及び「[予測候補表示ボタン]の横に予測候補数を表示する」S10と続く。
例えば、[ABC DEF]214がタッチされたことが検出されると、「A」という入力文字が特定され(S7)、予測変換データを保持するデータベース141をスキャンし、「A」という特定文字に続く予測変換候補数(この例では99個)を求める(S8)。すると、図6に示すとおり、表示領域210には「A[ABC]」と表示される(S9)とともに、「[ABC]」中の「A」が強調表示される。強調表示の態様は、太字、色違い、網掛け、下線等の態様が望ましい。[予測候補表示ボタン]218には「99」という予測変換候補個数が表示される。
この状態で、「[予測候補表示ボタン]タッチ検出?」S11が判断され、[予測候補表示ボタン]のタッチが検出され、これがYesであれば、後述する予測候補選択ルーチン(B)に進む。
「[予測候補表示ボタン]タッチ検出?」S11がNoであれば、「[次文字ボタン]タッチ検出?」S12が判断される。これがYesであれば次文字ルーチン(C)に進む。
図4に示すとおり、次文字ルーチン(C)においては、まず、「現在表示中の文字に基づき、次の順列の文字を特定する」S23、「予測変換データを走査し、特定した文字に続く予測候補数を求める」S24と続き、さらに、「入力文字を表示する」S9及び「[予測候補表示ボタン]の横に予測候補数を表示する」S10と続く。
図6の状態で、[次文字ボタン]がタッチされたことが検出されると、「A」の次の順列の文字である「B」という入力文字が特定され(S23)、予測変換データを保持するデータベース141をスキャンし、「B」という特定文字に続く予測変換候補数(この例では72個)を求める(S24)。すると、図7に示すとおり、表示領域210には「B[ABC]」と表示される(S9)とともに、「[ABC]」中の「B」が強調表示される。
「[次文字ボタン]タッチ検出?」S12がNoであれば「[次グループボタン]タッチ検出?」S13に進む。「[次グループボタン]タッチ検出?」S13がYesであれば次グループルーチン(D)に進む。
図4に示すとおり、次グループルーチン(D)においては、まず、「現在表示中の文字に基づき、次グループの文字の先頭文字を特定する」S25、「予測変換データを走査し、特定した文字に続く予測候補数を求める」S26と続き、さらに、「入力文字を表示する」S9及び「[予測候補表示ボタン]の横に予測候補数を表示する」S10と続く。
図7の状態で、[次グループボタン]がタッチされたことが検出されると、「ABC」のグループの次のグループである「DEF」の先頭文字である「D」という入力文字が特定され(S25)、予測変換データを保持するデータベース141をスキャンし、「D」という特定文字に続く予測変換候補数(この例では83個)を求める(S26)。すると、図8に示すとおり、表示領域210には「D[DEF]」と表示される(S9)とともに、「[DEF]」中の「D」が強調表示される。なお、アルファベット26文字は「ABC」「DEF」「GHI」「JKL」「MNO」「PQRS」「TUV」「WXYZ」にグループ分けされている。これらの先頭文字は、「A」「D」「G」「J」「M」「P」「T」「W」である。
「次グループボタン」がもう一度タッチされたことが検出されると、「DEF」のグループの次のグループである「GHI」の先頭文字である「G」という入力文字が特定され(S25)、予測変換データを保持するデータベース141をスキャンし、「G」という特定文字に続く予測変換候補数(この例では43個)を求める(S26)。すると、図9に示すとおり、表示領域210には「G[GHI]」と表示される(S9)とともに、「[GHI]」中の「G」が強調表示される。
「[次グループボタン]タッチ検出?」S13がNoであれば「[逆順ボタン]タッチ検出?」S14に進む。「[逆順ボタン]タッチ検出?」S14がYesであれば逆順ルーチン(I)に進む。
図4に示すとおり、逆順ルーチン(I)においては、まず、「直前に押されたボタンに基づき、逆順列の文字か前グループの文字の先頭文字を特定する」S27、「予測変換データを走査し、特定した文字に続く予測候補数を求める」S28と続き、さらに、「入力文字を表示する」S9及び「[予測候補表示ボタン]の横に予測候補数を表示する」S10と続く。
「[逆順ボタン]タッチ検出?」S14がNoであれば「[文字入力確定ボタン]タッチ検出?」S15に進む。「[文字入力確定ボタン]タッチ検出?」S15がNoであれば冒頭に戻り、Yesであれば「タイムアウト監視を停止する」S29、「入力状態を確定状態に設定する」S30を経て終了する。
図6のように文字「A」が特定された状態で「文字入力確定ボタン」219がタッチされると、文字「A」の入力状態が確定される。この後は、再び開始ステップS1からスタートする。さらに、「MNO PQRS」216をタッチし、「次グループボタン」211をタッチした状態が図10に示されている。「AP」という入力文字列が特定され(S23)、予測変換データを保持するデータベース141をスキャンし、「AP」という特定文字列に続く予測変換候補数(この例では46個)を求める(S24)。すると、図10に示すとおり、表示領域210には「AP[PQRS]」と表示される(S9)とともに、「[PQRS]」中の「P」が強調表示される。
「[予測候補表示ボタン]タッチ検出?」S11がYesであれば予測候補選択ルーチン(B)へ進む。予測候補選択ルーチン(B)は、図3に示すとおり、「予測変換データを走査し、入力文字に続く予測候補群を抽出する」S16というステップを経て、「予測候補群が存在するか?」S17が判断され、これがNoならば冒頭に戻り、Yesならば次に進む。さらに、「予測候補表示画面に切り替え、予測候補群を表示する」S18、「タイムアウト監視を停止する」S19というステップを経て、「予測候補が選択されたか?」S20が判断され、これがYesならば「タイムアウト監視を停止する」S29、「入力状態を確定状態に設定する」S30を経て終了する。これがNoならば、さらに、「[逆順ボタン]タッチ検出?」S21が判断され、これがYesならば「文字入力画面に切り替える」S22に進む。これがNoならば「予測候補が選択されたか?」S20に戻る。
図10の状態で「予測候補表示ボタン」218がタッチされると(S11)、予測変換データを走査して、文字列「AP」に続く予測候補群を抽出する。ここでは46個ある。次いで、予測候補表示画面に切り替わり、図11のように、46個から一定の優先度処理にて抽出された4つの予測候補である「APPEAR」、「APPLE」、「APPLICATION」、「APPLY」が、ボタン214〜217に表示される。優先度処理は、候補毎に評価値を付加してその大小で判断してもよく、ユーザの入力履歴を元にしてもよい。また、図11では、予測候補ボタンが文字入力ボタンと同様に2行2列で配置されているが、予測候補の語長に応じて配列を適宜調整してもよく、長さの異なるボタンを混在させてもよい。
図11の状態で、「APPLICATION」ボタン216のタッチが検出される(S20)と、図12に示すとおり、「APPLICATION」という文字列が文字表示領域210に表示され、入力状態を確定状態に設定する(S30)。
<実施例1の変形例1>
上記実施例1においては、[予測候補表示ボタン]に予測候補数を表示している。しかしながら、予測候補数は、必ずしも[予測候補表示ボタン]に表示する必要があるわけではなく、画面上の特定領域に表示してもよい。後述する実施例2においては、文字表示領域310に予測候補数が表示されるが、このような構成であってもよい。さらに、文字表示領域でも各種のボタンの領域でもない領域に予測候補数が表示されるよう構成してもよい。
上記実施例1においては、[予測候補表示ボタン]に予測候補数を表示している。しかしながら、予測候補数は、必ずしも[予測候補表示ボタン]に表示する必要があるわけではなく、画面上の特定領域に表示してもよい。後述する実施例2においては、文字表示領域310に予測候補数が表示されるが、このような構成であってもよい。さらに、文字表示領域でも各種のボタンの領域でもない領域に予測候補数が表示されるよう構成してもよい。
<実施例1の変形例2>
上記実施例1においては、図10の状態で「予測候補表示ボタン」218がタッチされると、予測変換データを走査して、入力した文字列に続く予測候補群を抽出していた。ただし、予測変換データは入力した文字列に続くものに限らず、入力した文字列を「含む」文字列を抽出してもよい。すなわち、入力した文字列を含むものでもよい。文字列「AP」が入力された場合には、例えば、「HAPPY」が抽出される。また、頻出する誤入力(タイポ)にかかる情報を予め記憶・保存しておくことによって誤入力を校正した予測候補群を抽出することもできる。つまり、文字列に「関連する」複数の文字列候補を抽出してもよい。文字列「TE」が入力された場合には、例えば、「THE」が抽出される。さらに過去に入力した文字列を記憶しておき、入力した文字列や候補文字列とベクトル距離が近い文字列であって過去に入力した文字列を抽出してもよい。ここでベクトル距離とは、文字列と文字列との相違する文字数を意味し、例えば「THOSE」と「THESE」はベクトル距離が1である。「THOSE」と「GOOSE」とはベクトル距離が2である。このように、ユーザが誤入力した可能性も勘案して、予測変換候補を抽出する。
上記実施例1においては、図10の状態で「予測候補表示ボタン」218がタッチされると、予測変換データを走査して、入力した文字列に続く予測候補群を抽出していた。ただし、予測変換データは入力した文字列に続くものに限らず、入力した文字列を「含む」文字列を抽出してもよい。すなわち、入力した文字列を含むものでもよい。文字列「AP」が入力された場合には、例えば、「HAPPY」が抽出される。また、頻出する誤入力(タイポ)にかかる情報を予め記憶・保存しておくことによって誤入力を校正した予測候補群を抽出することもできる。つまり、文字列に「関連する」複数の文字列候補を抽出してもよい。文字列「TE」が入力された場合には、例えば、「THE」が抽出される。さらに過去に入力した文字列を記憶しておき、入力した文字列や候補文字列とベクトル距離が近い文字列であって過去に入力した文字列を抽出してもよい。ここでベクトル距離とは、文字列と文字列との相違する文字数を意味し、例えば「THOSE」と「THESE」はベクトル距離が1である。「THOSE」と「GOOSE」とはベクトル距離が2である。このように、ユーザが誤入力した可能性も勘案して、予測変換候補を抽出する。
<実施例1の作用効果>
本発明の実施例1の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、以下の様な作用効果を奏する。
本発明の実施例1の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、以下の様な作用効果を奏する。
本発明の実施例1によれば、個々の文字入力ボタンは複数の異なった文字からなるグループに対応しているので文字入力ボタンの総数を減らすことができる。このような前提において、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるので、タッチされた文字入力ボタンが指で隠れていても、ユーザは自分がどの文字入力ボタンを押しているのかを目視することができる。そして、文字入力ボタンや選択制御ボタンがタッチされた回数等に応じて選択された文字がハイライト表示されるので、ユーザによる文字の選択を容易にすることができる。
本発明の実施例1によれば、第1のボタンである「次文字ボタン」をタッチすることによって、アルファベットの並びに沿って1文字ずつ選択を進めることができ、第2のボタンである「次グループボタン」をタッチすることによって、あたかも早送りするかの如く、文字を飛ばして選択することができる。その結果、ユーザによるボタンのタッチ数を減らし、文字の選択を容易にすることができる。
本発明の実施例1によれば、1又は複数の文字からなる文字列が選択され確定された場合には、タッチパネル上に、さらに、第3のボタンである「予測候補表示ボタン」上に候補数が表示される。候補数が少ないということは、予測候補の文字列がある程度まで絞りこまれたということを意味するので、ユーザは予測候補の文字列から選択をするモードに進むべきであるとの判断をすることができる。その結果、ユーザによる予測候補の文字列の選択を容易にすることができる。そして、予測候補の文字列が、文字入力ボタンの表示された領域に並ぶので、限られたスペースを有効に活用することができる。
<実施例2>
以下、図13〜21を参照して本発明の実施例2を説明する。この実施例はインターネット上のウェブアプリケーションとして提供される検索エンジンに送信する文字列を入力するのに好適な例である。図13は本発明の実施例2の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種ボタンの配置を示した図である。図14〜21は本発明の実施例2の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
以下、図13〜21を参照して本発明の実施例2を説明する。この実施例はインターネット上のウェブアプリケーションとして提供される検索エンジンに送信する文字列を入力するのに好適な例である。図13は本発明の実施例2の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種ボタンの配置を示した図である。図14〜21は本発明の実施例2の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
図13に示すとおり、表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域310、2行目に左から[ABC]311、[検索開始ボタン]312、[DEF]313が配置されている。3行目には左から[GHI]314、[JKL]315、[MNO]316が配置されている。4行目には左から[PQRS]317、[TUV]318、[WXYZ]319が配置されている。最下行には左から[左矢印]320、[右矢印]321、[1文字削除ボタン]322が配置されている。
図14は、[PQRS]317を4回タッチした結果の画面である。いまだ入力文字は確定していない。文字表示領域310には「s_[PQRS](99)」と表示されており「[PQRS]」中の「S」が強調表示される。強調表示の態様は、太字、色違い、網掛け、下線等の態様が望ましい。[PQRS]317を4回タッチされ「s」が特定されると、「s」という文字で予測変換データ141を走査し、入力文字に続く予測候補数を求める。その結果99個の候補があることが求められたので、その数字「99」が[PQRS]と並べて「(99)」と表示される。
図14の状態で[右矢印]321をタッチすると、これまでに特定された「s」という文字が確定する。図15は確定後の画面である。「s_[PQRS](99)」という表示は消えている。さらに、[ABC]311を1回タッチして[右矢印]321をタッチすると「a」という文字が確定する。次いで[MNO]316を2回タッチすると、「n」という文字が特定される。このように、「sa」が確定し「n」が特定された状態が図16の画面である。文字表示領域310には「san_[MNO](72)」と表示されており「[MNO]」中の「N」が強調表示される。また、「san」という文字で予測変換データ141を走査し、入力文字に続く予測候補数を求める。その結果72個の候補があることが求められたので、その数字「72」が[MNO]と並べて「(72)」と表示される。
図16の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図17が予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域410、2行目に[”san”]411、3行目に[San Jose]412、4行目に[Sancta]413、最下行には[Sanctify]414が配置されている。さらに、画面を上下にスワイプすることによって別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。また、既に複数のキーワードである「Recommendable dr」までの文字列が入力されている場合には、図18のような表示となる。画面を右スワイプすることによって図16の文字入力画面に戻ることが可能である。
図17又は18で[San Jose]412が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図21の画面が表示される。
<実施例2の変形例>
図16の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図19は図17に代わる予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略5行に区分され。最も上の行に文字表示領域510、2行目に[前頁移動ボタン]511、[次頁移動ボタン]512が、3行目に[”san”]513、4行目に[San Jose]514、5行目に[Sancta]515が配置されている。ここでは、[前頁移動ボタン]511、[次頁移動ボタン]512をタッチすることによって別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。また、既に複数のキーワードである「Recommendable dr」までの文字列が入力されている場合には、図20のような表示となる。画面を右スワイプすることによって図16の文字入力画面に戻ることが可能である。図19又は20で[San Jose]514が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図21の画面が表示される。
図16の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図19は図17に代わる予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略5行に区分され。最も上の行に文字表示領域510、2行目に[前頁移動ボタン]511、[次頁移動ボタン]512が、3行目に[”san”]513、4行目に[San Jose]514、5行目に[Sancta]515が配置されている。ここでは、[前頁移動ボタン]511、[次頁移動ボタン]512をタッチすることによって別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。また、既に複数のキーワードである「Recommendable dr」までの文字列が入力されている場合には、図20のような表示となる。画面を右スワイプすることによって図16の文字入力画面に戻ることが可能である。図19又は20で[San Jose]514が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図21の画面が表示される。
<実施例2の作用効果>
本発明の実施例2の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、以下の様な作用効果を奏する。
本発明の実施例2の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、以下の様な作用効果を奏する。
本発明の実施例2によれば、個々の文字入力ボタンは複数の異なった文字からなるグループに対応しているので文字入力ボタンの総数を減らすことができる。このような前提において、文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるので、タッチされた文字入力ボタンが指で隠れていても、ユーザは自分がどの文字入力ボタンを押しているのかを目視することができる。そして、文字入力ボタンや選択制御ボタンがタッチされた回数等に応じて選択された文字がハイライト表示されるので、ユーザによる文字の選択を容易にすることができる。
本発明の実施例2によれば、1又は複数の文字からなる文字列が選択され確定された場合には、文字表示領域上に候補数が表示される。候補数が少ないということは、予測候補の文字列がある程度まで絞りこまれたということを意味するので、ユーザは予測候補の文字列から選択をするモードに進むべきであるとの判断をすることができる。その結果、ユーザによる予測候補の文字列の選択を容易にすることができる。
<実施例3>
以下、図22〜29を参照して本発明の実施例3を説明する。この実施形態はテキストエディタにおいて文字列を入力するのに好適な例である。図22及び23は本発明の実施例3の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種ボタンの配置を示した図である。図22が文字確定前、図23が文字確定後である。図24〜29は本発明の実施例3の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
以下、図22〜29を参照して本発明の実施例3を説明する。この実施形態はテキストエディタにおいて文字列を入力するのに好適な例である。図22及び23は本発明の実施例3の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種ボタンの配置を示した図である。図22が文字確定前、図23が文字確定後である。図24〜29は本発明の実施例3の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
図22に示すとおり、文字入力確定後の表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域610、2行目に左から[abc]611、[改行ボタン]612、[def]613が配置されている。3行目には左から[ghi]614、[jkl]615、[mno]616が配置されている。4行目には左から[pqrs]617、[tuv]618、[wxyz]619が配置されている。最下行には左から[左矢印]620、[右矢印]621、[1文字削除ボタン]622が配置されている。
図23に示すとおり、文字入力確定後の表示部121の画面も略5行に区分されている。ボタンの配置は図22とほぼ同一であるが、最も上の行の[改行ボタン]612が[逆順ボタン]623に、最下行の[左矢印]620、[右矢印]621がそれぞれ[大文字・小文字切り替えボタン]620、[予測変換ボタン]624に変更されている。
図24は、[pqrs]617を4回タッチしたときの画面である。いまだ入力文字は確定していない。文字表示領域610には「s_[pqrs](99)」と表示されており「[pqrs]」中の「s」が強調表示される。強調表示の態様は、太字、色違い、網掛け、下線等の態様が望ましい。[pqrs]617が4回タッチされ「s」が特定されると、「s」という文字で予測変換データ141を走査し、入力文字に続く予測候補数を求める。その結果99個の候補があることが求められたので、その数字「99」が[pqrs]と並べて「(99)」と表示される。
図24の状態で[abc]611をタッチすると、これまでに特定された「s」という文字が確定する。さらに、[mno]616を2回タッチすると、「n」という文字が特定される。このように、「sa」が確定し「n」が特定された状態が図25の画面である。文字表示領域610には「san_[mno](72)」と表示されており「[mno]」中の「n」が強調表示される。また、「san」という文字で予測変換データ141を走査し、入力文字に続く予測候補数を求める。その結果72個の候補があることが求められたので、その数字「72」が[mno]と並べて「(72)」と表示される。
図24の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図26が予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行には[前画面へ戻るボタン]710、文字表示領域711、2行目に[”san”]712、3行目に[San Jose]713、4行目に[Sancta]714、最下行には[Sanctify]715が配置されている。さらに、画面を上下にスワイプすることによって候補720とは別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。
図26で[San Jose]713が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図28の画面が表示される。さらに、このような入力装置を用いて文書を作成している途中のエディタの画面を図29に示す。入力済み文章がエリア900に表示される。
<実施例3の変形例>
図25の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図27は図26に代わる予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略6行に区分される。最も上の行には[前画面へ戻るボタン]810、文字表示領域811、2行目に[前頁移動ボタン]812、[次頁移動ボタン]813、3行目に[”san”]814、4行目に[San Jose]815、5行目に[Sancta]816、最下行には[Sanctify]816が配置されている。さらに、画面を上下にスワイプすることによって候補820とは別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。図27で[San Jose]815が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図28の画面が表示される。
図25の画面の状態で、ユーザが左スワイプ(タッチスクリーンを指でタッチした状態で左に指を動かすこと)をすると、予測変換データ141から予測候補群を抽出し、これを新しい画面上に並べて表示する。図27は図26に代わる予測候補群を並べた画面である。表示部121の画面は略6行に区分される。最も上の行には[前画面へ戻るボタン]810、文字表示領域811、2行目に[前頁移動ボタン]812、[次頁移動ボタン]813、3行目に[”san”]814、4行目に[San Jose]815、5行目に[Sancta]816、最下行には[Sanctify]816が配置されている。さらに、画面を上下にスワイプすることによって候補820とは別の予測文字列を表示することも可能である。予測候補の優先度設定は実施例1で説明したとおりである。図27で[San Jose]815が選択されると、この文字列が特定され確定する。その結果、図28の画面が表示される。
本発明の実施例3の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、実施例2の入力装置と同様な作用効果を奏するとともに、さらに、大文字小文字の選択が可能であり、エディタの文字入力装置に好適である。
<実施例4>
以下、図30〜41を参照して本発明の実施例4を説明する。図30は実施例4の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図31〜34は実施例4の入力装置のプログラムのフローチャートである。図35〜41は本発明の実施例4の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
以下、図30〜41を参照して本発明の実施例4を説明する。図30は実施例4の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図31〜34は実施例4の入力装置のプログラムのフローチャートである。図35〜41は本発明の実施例4の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
図30に示すとおり、表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域1010、2行目に左から[逆順ボタン]1023、[abc]1011、[def]1013が配置されている。3行目には左から[ghi]1014、[jkl]1015、[mno]1016が配置されている。4行目には左から[pqrs]1017、[tuv]1018、[wxyz]1019が配置されている。最下行には左から[大文字・小文字切替ボタン]1020、[スペース挿入ボタン]1021、[1文字削除ボタン]1022が配置されている。
文字表示領域1010には、1行ないし数行のみの文字列の表示が可能である。[スペース挿入ボタン]1021を1回タッチするとスペースが挿入され、2回タッチするとカーソルの位置は変わらずにピリオドが挿入され、3回タッチすると入力した単語の次にピリオド及びスペースが2個挿入される。以後、[スペース挿入ボタン]1021をタッチした回数分のスペースが挿入される。
図31のフローチャートに示すとおり、開始S51の後、「[文字入力キー]タッチ検出?」S52がYesならば、「規定時間のタイムアウト監視を開始する」S53、「予測変換候補データを走査し、入力文字に続く予測候補数を求める」S54、「入力文字を表示する」S55、「当該文字グループ文字列と予測変換候補数を表示する」S56と進む。続いて、「タイムアウトが発生?」S57がYesであれば、図34の(C)に進み「入力文字列を確定状態にする」S74を経て「終了」S75となる。
図35は、既に「It is ne」が入力され確定され、「c」が入力され未確定の状態を示している。「c」は「abc」1011を3回タッチ(連打)することによって入力する(「b」を入力するには、「abc」1011を2回タッチする。3回タッチして、「逆順ボタン」1023を1回タッチしてもよい。このような連打以外の入力方法は、変形例にて述べる。)。文字表示領域1010には入力文字列が表示されている。「It is nec」に引き続いて「_abc」と表示され、うち、選択中の「c」が強調(ハイライト)表示されている。さらに、「(25)」と、予測候補数が25個であることが示されている。
図31のフローチャートに示すとおり、(A)に続いて、「タッチパネル左スワイプ検出?」S58、「[スペース挿入ボタン]タッチ検出?」S59、「[1文字削除ボタン]タッチ検出?」S60へと進む。「タッチパネル左スワイプ検出?」S58がYesであれば、図32の(B)に進む。「[スペース挿入ボタン]タッチ検出?」S59がYesであれば、図34の(D)に進み、「入力文字列の最後尾にスペースを1文字挿入する」S76を経て(C)に進む。「[1文字削除ボタン]タッチ検出?」S60がYesの場合は、図34の(E)に進み、「入力文字列の最後尾の1文字を削除する」S77を経て(C)に進む。
図32のフローチャートに示すとおり、(B)に続いて、「画面タイトル部に入力文字列と予測変換候補数を表示する」S61、「予測変換候補一覧を表示する」S62、「タッチパネル右スワイプ検出?」S63、「予測変換候補選択されたか?」S64と進む。これがYesであれば、「予測変換候補データを走査し、次に続く語句の予測変換候補数を求める」S65、「予測変換候補が存在するか?」S66へと進む。
図36は「nec」という文字列によって抽出された予測変換候補一覧の画面である。これは、図35の画面の状態で、左スワイプが検出された場合に表示される。実施例4の入力装置は、このような左スワイプの検出をトリガーとして、予測変換候補の抽出を行い、抽出された予測変換候補を一覧にして表示する。図36にあるとおり、画面の上部には画面タイトル部1110があり、ここには「nec(25)」と表示されている。これは、「nec」という文字列によって抽出された予測変換候補数が25個であるという意味である。さらに、画面の上部以外には、予測変換候補一覧領域1120がある。ここには、「"nec"」1112、「necessarily」1113、「necessary」1114、「necessity」1115等の予測変換候補に対応するボタンの配列が表示されている。図36の状態で右スワイプが検出されると、図34の(C)に進み「入力文字列を確定状態にする」S74を経て「終了」S75となる。つまり、「nec」で確定する。また、図36の状態で、「necessary」1114がタッチされたことが検出されると、予測変換候補の「necessary」が選択される。ここで、「necessary」に続く次の予測変換候補を抽出する。候補数がゼロである場合は図34の(C)に進み「入力文字列を確定状態にする」S74を経て「終了」S75となる。図37はこのようにして、「necessary」が選択され、次の予測変換候補数がゼロであるためにこの入力文字列が確定状態とされた画面である。
図32のフローチャートにおいて、予測変換候補が存在する場合には、(F)に進む。図33のフローチャートに示すとおり、(F)に続き、「画面タイトル部に連続変換回数と予測変換候補数を表示する」S67、「予測変換候補一覧を表示する」S68、「[選択しない]が選択されたか?」S69、「タッチパネル右スワイプ検出?」S70、「予測変換候補が選択されたか?」S71、「予測変換候補データを走査し、次に続く語句の予測変換候補数を求める」S72、「予測変換候補が存在するか?」S73と進み、(F)に戻る。つまり、次に続く予測変換候補が存在し選択される限り図33のループが繰り返される。
図38は、図36の状態で「necessary」1114がタッチされ、この文字列に引き続く予測変換候補が存在する場合、具体的には10個存在する場合の画面を示している。図38にあるとおり、画面の上部には画面タイトル部1110があり、ここには「連続変換1(10)」と表示されている。これは、連続変換の1回目であり、「necessary」という文字列に引き続く予測変換候補数が10個であるという意味である。さらに、画面の上部以外には、予測変換候補一覧領域1120がある。ここには、「necessary」という入力した文字列1111、「選択しない」1112、「for you」1113、「for me」1114、「for him」1115等の「necessary」という文字列に引き続く次の予測変換候補に対応するボタンの配列が表示される。ここで「選択しない」1112がタッチされるか、右スワイプ検出がなされると、「necessary」という文字列で確定し、図37の画面が表示される。ここで、「for you」1113がタッチされると、「for you」が選択される。
図39は、「necessary for you」という文字列に引き続く予測変換候補が存在する場合、具体的には7個存在する場合の画面を示している。図39にあるとおり、画面の上部には画面タイトル部1110があり、ここには「連続変換2(7)」と表示されている。これは、連続変換の2回目であり、「necessary for you」という文字列に引き続く予測変換候補数が7個であるという意味である。さらに、画面の上部以外には、予測変換候補一覧領域1120がある。ここには、「necessary for you」という入力した文字列1111、「選択しない」1112、「to do it」1113、「not to do it」1114、「to go there」1115等の「necessary for you」という文字列に引き続く次の予測変換候補に対応するボタンの配列が表示される。ここで「to do it」1113がタッチされると、「necessary for you to do it」という文字列が選択される。この様子を図40に示している。ここで、「選択しない」1112がタッチされるか右スワイプが検出されると「necessary for you to do it」という文字列で確定する。この様子を図41に示している。
<実施例4の変形例1>
実施例4においては、「c」を入力するのに「abc」1011を3回タッチ(連打)するよう構成したが、いわゆる「フリック入力」ができるように構成してもよい。「フリック入力」とは、あるボタンをタッチ(長押し)した際に、そのボタンの近傍に引き続きタッチ又はドラッグすべき領域であるフリック入力ボタンを表示させ、フリック入力ボタンがタッチされ又はフリック入力ボタンへドラッグされることによって入力を決定する。図42に示すとおり、「abc」1011をタッチすると、これをトリガーにして、ボタンの「abc」の表示が「a」に変わり、そのボタンの近傍に「b」と「c」のフリック入力ボタンが重ねて表示される(オーバーレイという)。そして、「b」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせると「b」が入力され、「c」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせると「c」が入力される。図43は、「c」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせることによって「c」を入力した状態を示している。このような「フリック入力」を用いれば、連打によって文字を入力する方法よりも高速に文字を入力することが可能となる。
実施例4においては、「c」を入力するのに「abc」1011を3回タッチ(連打)するよう構成したが、いわゆる「フリック入力」ができるように構成してもよい。「フリック入力」とは、あるボタンをタッチ(長押し)した際に、そのボタンの近傍に引き続きタッチ又はドラッグすべき領域であるフリック入力ボタンを表示させ、フリック入力ボタンがタッチされ又はフリック入力ボタンへドラッグされることによって入力を決定する。図42に示すとおり、「abc」1011をタッチすると、これをトリガーにして、ボタンの「abc」の表示が「a」に変わり、そのボタンの近傍に「b」と「c」のフリック入力ボタンが重ねて表示される(オーバーレイという)。そして、「b」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせると「b」が入力され、「c」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせると「c」が入力される。図43は、「c」のフリック入力ボタンへと指をスライドさせることによって「c」を入力した状態を示している。このような「フリック入力」を用いれば、連打によって文字を入力する方法よりも高速に文字を入力することが可能となる。
<実施例4の変形例2>
実施例4においては、さらに、「!」、「?」、「“」等の記号、数字、絵文字を入力する方法を提供することも可能である。例えば、図35を押し込むように強くタッチする(「Force Touch」という。「Force Touch」を実現するためには、高感度のセンサーを実装すればよい。)ことによって、もう1つのソフトウェアキーボード画面(数字記号入力画面)を表示させる。数字記号入力画面には、記号、数字、絵文字といった各種ボタンを並べる。そして、これらボタンがタッチされると、対応する記号、数字、絵文字が入力される。実施例4で説明した連打方式やフリック入力方式を組み合わせてもよい。
実施例4においては、さらに、「!」、「?」、「“」等の記号、数字、絵文字を入力する方法を提供することも可能である。例えば、図35を押し込むように強くタッチする(「Force Touch」という。「Force Touch」を実現するためには、高感度のセンサーを実装すればよい。)ことによって、もう1つのソフトウェアキーボード画面(数字記号入力画面)を表示させる。数字記号入力画面には、記号、数字、絵文字といった各種ボタンを並べる。そして、これらボタンがタッチされると、対応する記号、数字、絵文字が入力される。実施例4で説明した連打方式やフリック入力方式を組み合わせてもよい。
<実施例4の変形例3>
実施例4においては、右スワイプ、左スワイプで画面遷移を行ったが、これらは他のジェスチャー入力であってもよい。例えば、同じタッチパネル上の領域を2回素早くタッチするダブルタッチ(ダブルタップともいう。)によって画面遷移を行ってもよい。また、タッチパネル上の右半分の強いタッチ(「Force Touch」)で左スワイプと同等の動作を、左半分の強いタッチで右スワイプと同等の動作によって画面遷移を行ってもよい。端末に設けたイメージセンサによって、手のひらを左右に動かすことによって画面遷移を行うことも可能であるし、音声や振動を検知することによって画面遷移を行うことも可能である。もちろん、右矢印ボタンや左矢印ボタンを具備し、このボタンをタッチすることによって画面遷移を行ってもよい。
実施例4においては、右スワイプ、左スワイプで画面遷移を行ったが、これらは他のジェスチャー入力であってもよい。例えば、同じタッチパネル上の領域を2回素早くタッチするダブルタッチ(ダブルタップともいう。)によって画面遷移を行ってもよい。また、タッチパネル上の右半分の強いタッチ(「Force Touch」)で左スワイプと同等の動作を、左半分の強いタッチで右スワイプと同等の動作によって画面遷移を行ってもよい。端末に設けたイメージセンサによって、手のひらを左右に動かすことによって画面遷移を行うことも可能であるし、音声や振動を検知することによって画面遷移を行うことも可能である。もちろん、右矢印ボタンや左矢印ボタンを具備し、このボタンをタッチすることによって画面遷移を行ってもよい。
<実施例4の変形例4>
実施例4において、さらに、入力された文字ないし文字列が未確定の場合と確定された場合とで、ボタンの機能が変わってもよい。例えば、いずれかのボタンを文字ないし文字列確定後は「改行」ボタンに入れ替え、このボタンがタッチされると改行コードが入力され、テキスト表示領域においては改行がなされるよう構成してもよい。さらに、入力された文字ないし文字列が未確定な場合には所定の透明度のカーソルが入力中の文字ないし文字列にオーバーレイされ、これら文字ないし文字列が確定した場合はオーバーレイが消去されるという構成にしてもよい。
実施例4において、さらに、入力された文字ないし文字列が未確定の場合と確定された場合とで、ボタンの機能が変わってもよい。例えば、いずれかのボタンを文字ないし文字列確定後は「改行」ボタンに入れ替え、このボタンがタッチされると改行コードが入力され、テキスト表示領域においては改行がなされるよう構成してもよい。さらに、入力された文字ないし文字列が未確定な場合には所定の透明度のカーソルが入力中の文字ないし文字列にオーバーレイされ、これら文字ないし文字列が確定した場合はオーバーレイが消去されるという構成にしてもよい。
<実施例4の変形例5>
実施例4において、画面の領域を超えて予測変換候補を表示させる方法として、上下スワイプ動作によるものを示したが、縦スクロールバーを画面の右端に配置し、このスクロールバーを指で上下にスクロール操作することで画面全体をスクロールする方法によってもよい。また、右矢印ボタンや左矢印ボタンを具備し、このボタンをタッチすることによって画面を遷移させ、遷移した画面にて他の予測変換候補を表示してもよい。さらに、左スワイプを進めることによって画面を遷移させ、遷移した画面にて他の予測変換候補を表示し、右スワイプで前の予測変換候補に戻るように構成してもよい。
実施例4において、画面の領域を超えて予測変換候補を表示させる方法として、上下スワイプ動作によるものを示したが、縦スクロールバーを画面の右端に配置し、このスクロールバーを指で上下にスクロール操作することで画面全体をスクロールする方法によってもよい。また、右矢印ボタンや左矢印ボタンを具備し、このボタンをタッチすることによって画面を遷移させ、遷移した画面にて他の予測変換候補を表示してもよい。さらに、左スワイプを進めることによって画面を遷移させ、遷移した画面にて他の予測変換候補を表示し、右スワイプで前の予測変換候補に戻るように構成してもよい。
<実施例4の変形例6>
実施例4においては、引き続く予測変換候補が存在する限り連続変換を進める例を示したが、連続変換はせずに単発変換で終わらせることも可能である。また、連続変換の限度回数を設定できるように構成してもよい。さらに、連続変換/単発変換の切り替えを予め設定するように構成してもよい。
実施例4においては、引き続く予測変換候補が存在する限り連続変換を進める例を示したが、連続変換はせずに単発変換で終わらせることも可能である。また、連続変換の限度回数を設定できるように構成してもよい。さらに、連続変換/単発変換の切り替えを予め設定するように構成してもよい。
<実施例4の作用効果>
本発明の実施例4の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、実施例1及び2の入力装置と同様な作用効果を奏するとともに、さらに、連続変換が可能となるため、ユーザによるボタンのタッチ数を極小にして長文の文字列を容易に入力することが可能となる。
本発明の実施例4の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、実施例1及び2の入力装置と同様な作用効果を奏するとともに、さらに、連続変換が可能となるため、ユーザによるボタンのタッチ数を極小にして長文の文字列を容易に入力することが可能となる。
<実施例5>
以下、図44〜53を参照して本発明の実施例5を説明する。図44は実施例5の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図45〜48は実施例5の入力装置のプログラムのフローチャートである。図49〜53は本発明の実施例5の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
以下、図44〜53を参照して本発明の実施例5を説明する。図44は実施例5の入力装置におけるディスプレイ上に表示された文字表示領域及び各種のボタンである。図45〜48は実施例5の入力装置のプログラムのフローチャートである。図49〜53は本発明の実施例5の入力装置が使用される際のディスプレイ上の画面を示した図である。
図44に示すとおり、表示部121の画面は略5行に区分されている。最も上の行に文字表示領域1210、2行目に左から[検索開始ボタン]1211、[abc]1212、[def]1213が配置されている。3行目には左から[ghi]1214、[jkl]1215、[mno]1216が配置されている。4行目には左から[pqrs]1217、[tuv]1218、[wxyz]1219が配置されている。最下行には左から[左矢印]1220、[右矢印]1221、[1文字削除ボタン]1222が配置されている。
図45のフローチャートに示すとおり、開始S81の後、「[文字入力キー]タッチ検出?」S82がYesならば、「規定時間のタイムアウト監視を開始する」S83、「予測変換候補データを走査し、入力文字に続く予測変換候補数を求める」S84、「入力文字を表示する」S85、「当該文字グループ文字列と予測変換候補数を表示する」S86と進む。続いて、「タイムアウトが発生?」S87がYesであれば、図48の(C)に進み「入力文字列を確定状態にする」S102を経て「終了」S103となる。
図49は、既に「sa」が入力され確定され、「n」が入力され未確定の状態を示している。「n」は「mno」1216を2回タッチ(連打)することによって入力してもよいし、前述したフリック入力ボタンを利用してもよい。文字表示領域1210には入力文字列が表示されている。「san」に引き続いて「_[mno]」と表示され、うち、選択中の「n」が強調(ハイライト)表示されている。さらに、「(72)」と、予測候補数が72個であることが示されている。
図45のフローチャートに示すとおり、(A)に続いて、「タッチパネル左スワイプ検出?」S88、「[スペース挿入ボタン]タッチ検出?」S89、「[1文字削除ボタン]タッチ検出?」S90へと進む。「タッチパネル左スワイプ検出?」S88がYesであれば、図46の(B)に進む。「[スペース挿入ボタン]タッチ検出?」S89がYesであれば、図48の(D)に進み、「入力文字列の最後尾にスペースを1文字挿入する」S104を経て(C)に進む。「[1文字削除ボタン]タッチ検出?」S90がYesの場合は、図48の(E)に進み、「入力文字列の最後尾の1文字を削除する」S105を経て(C)に進む。
図46のフローチャートに示すとおり、(B)に続いて、「画面タイトル部に入力文字列と予測変換候補数を表示する」S91、「予測変換候補一覧を表示する」S92、「タッチパネル右スワイプ検出?」S93、「予測変換候補選択されたか?」S94と進む。これがYesであれば、「予測変換候補データを走査し、次に続く語句の予測変換候補数を求める」S95、「予測変換候補が存在するか?」S96へと進む。
図50は「san」という文字列によって抽出された予測変換候補一覧の画面である。これは、図49の画面の状態で、左スワイプが検出された場合に表示される。実施例5の入力装置は、このような左スワイプの検出をトリガーとして、予測変換候補の抽出を行い、抽出された予測変換候補を一覧にして表示する。図50にあるとおり、画面の上部には画面タイトル部1110があり、ここには「san(72)」と表示されている。さらに、画面の上部以外には、予測変換候補一覧領域1120がある。ここには、「"san"」1112、「San Jose」1113、「Sancta」1114、「Sanctify」1115等の予測変換候補に対応するボタンの配列が表示されている。図50の状態で、「San Jose」1113がタッチされたことが検出されると、予測変換候補の「San Jose」が選択される。ここで、「San Jose」に続く次の予測変換候補を抽出する。候補数がゼロである場合は図48の(C)に進み「入力文字列を確定状態にする」S102を経て「終了」S103となる。図51はこのようにして、「San Jose」が選択され、次の予測変換候補数がゼロであるためにこの入力文字列が確定状態とされた画面である。ここで「検索開始ボタン」1211がタッチされると、「San Jose」という文字列をキーにして検索が実行される(検索エンジンに、「San Jose」という文字列が送信され、検索エンジンからの検索出力ページの情報を待つ。)。
図46のフローチャートにおいて、予測変換候補が存在する場合には、(F)に進む。図47のフローチャートに示すとおり、(F)に続き、「画面タイトル部に予測変換候補数を表示する」S97、「予測変換候補一覧を表示する」S98、「[選択しない]が選択されたか?」S99、「タッチパネル右スワイプ検出?」S100、「予測変換候補が選択されたか?」S101と進む。
図52は、図50の状態で「San Jose」1113がタッチされ、この文字列に引き続く予測変換候補が存在する場合、具体的には10個存在する場合の画面を示している。図52にあるとおり、画面の上部には画面タイトル部1110があり、ここには「Suggestions(10)」と表示されている。これは、予測変換候補数が10個であるという意味である。さらに、画面の上部以外には、予測変換候補一覧領域1120がある。ここには、「San Jose」という入力した文字列1111、「選択しない」1112、「San Jose restaurant」1113、「San Jose hotel」1114、「San Jose bookstore」1115等の「San Jose」という文字列に引き続く次の予測変換候補に対応するボタンの配列が表示される。ここで「選択しない」1112がタッチされるか、右スワイプ検出がなされると、「San Jose」という文字列で確定し、図51の画面が表示される。ここで、「San Jose bookstore」1115がタッチされると、「San Jose bookstore」が選択され、図53の画面が表示される。
本発明の実施例5の入力装置は上述のような構成であり、上述のような動作を行う。その結果、実施例3の入力装置と同様な作用効果を奏するとともに、さらに、入力した文字列に引き続く予測変換候補の提示(Suggestions)が可能となるため、ユーザによるボタンのタッチ数を極小にして複数単語からなる文字列を容易に入力することが可能となる。特に検索システムに好適である。
<画面構成例>
以下、本発明の各実施例の入力装置の画面構成例を示す。
以下、本発明の各実施例の入力装置の画面構成例を示す。
<画面構成例1、ワープロ、エディタ、電子メールに好適な入力装置>
図54は、ワープロ、エディタ、電子メールといったアプリケーションに好適な入力装置の画面群である。これらアプリケーションでは比較的長文(例えば10行以上にわたる長文)のテキスト入力ができることが必須である。実施例4の入力装置を用い、3画面構成とした例である。図54は全文表示画面(上画面)、文字入力画面(中画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向(第1の方向)のスワイプ入力がなされることによって、全文表示画面、文字入力画面及び予測変換候補画面へと順次切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向(第1の方向と逆方向)のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面、文字入力画面及び全文表示画面へと順次切り替えて表示される。
図54は、ワープロ、エディタ、電子メールといったアプリケーションに好適な入力装置の画面群である。これらアプリケーションでは比較的長文(例えば10行以上にわたる長文)のテキスト入力ができることが必須である。実施例4の入力装置を用い、3画面構成とした例である。図54は全文表示画面(上画面)、文字入力画面(中画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向(第1の方向)のスワイプ入力がなされることによって、全文表示画面、文字入力画面及び予測変換候補画面へと順次切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向(第1の方向と逆方向)のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面、文字入力画面及び全文表示画面へと順次切り替えて表示される。
全文表示画面(上画面)には、入力中のテキストの全文が表示される。全文表示画面(上画面)が表示されている状態で、タッチパネル上で上下方向(第1の方向と直交する方向)にスワイプ入力がなされ、この入力装置によってスワイプ入力が検知された場合、この入力装置は、全文表示画面(上画面)に表示されていないテキスト表示領域を指の動きに追随して表示する。
文字入力画面は、実施例4にて説明した図35に対応する画面であり、複数の文字入力ボタンが表示されている。この複数の文字入力ボタンがタッチされることによって文字列(1又は複数の文字からなる)が入力される。
予測変換候補画面は、実施例4にて説明した図36に対応する画面であり、左スワイプのイベントがトリガーとなって、入力された文字列を含む複数の文字列候補や入力された文字列に関連する複数の文字列候補の一覧が列挙されている。画面に表示できる文字列候補数は限られているので、上下方向にスワイプ入力がなされ、この入力装置によってスワイプ入力が検知された場合、この入力装置は文字列候補の一覧のうち画面に表示されていない文字列候補を指の動きに追随して表示する。
図54においては図示されていないが、入力した文字列に引き続く予測変換候補がある場合には、実施例4の図38〜40を用いて詳述したとおりの連続変換がなされる。
以上のように3画面構成にすることによって、長文のテキスト入力を操作性よく行うことが可能となる。
<画面構成例2、ショートメール、SNSメッセージに好適な入力装置>
図55及び56は、ショートメール、SNSメッセージ(「Facebook(TM)」、「Twitter(TM)」などが知られている)といったアプリケーションに好適な入力装置の画面群である。これらアプリケーションでは比較的短文(最大でも10行程度の短文)のメッセージを入力すれば足りる。実施例4の入力装置を用い、2画面構成とした例である。図55は文字入力画面(上画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向のスワイプ入力がなされることによって、文字入力画面から予測変換候補画面へと切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面から文字入力画面へと切り替えて表示される。図55の予測変換候補画面で「necessary」をタッチし入力を確定させると、図56の下画面のように、予測変換候補にかかるボタンが消え、入力中の文字列(メッセージ)のみが表示される(連続変換を行わない場合にはこのように予測変換候補にかかるボタンが消える。また、連続変換を行うが引き続く予測変換候補が存在しない場合も予測変換候補にかかるボタンが消える。)。この状態で文字入力画面に移動するには、右スワイプをすればよい。
図55及び56は、ショートメール、SNSメッセージ(「Facebook(TM)」、「Twitter(TM)」などが知られている)といったアプリケーションに好適な入力装置の画面群である。これらアプリケーションでは比較的短文(最大でも10行程度の短文)のメッセージを入力すれば足りる。実施例4の入力装置を用い、2画面構成とした例である。図55は文字入力画面(上画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向のスワイプ入力がなされることによって、文字入力画面から予測変換候補画面へと切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面から文字入力画面へと切り替えて表示される。図55の予測変換候補画面で「necessary」をタッチし入力を確定させると、図56の下画面のように、予測変換候補にかかるボタンが消え、入力中の文字列(メッセージ)のみが表示される(連続変換を行わない場合にはこのように予測変換候補にかかるボタンが消える。また、連続変換を行うが引き続く予測変換候補が存在しない場合も予測変換候補にかかるボタンが消える。)。この状態で文字入力画面に移動するには、右スワイプをすればよい。
文字入力画面は、実施例4にて説明した図35に対応する画面であり、予測変換候補画面は、実施例4にて説明した図36に対応する画面であり左スワイプのイベントがトリガーとなっていることなどは図54の例と同じである。予測変換候補画面(メッセージの表示画面を兼ねている)において上下方向にスワイプ入力がなされ、この入力装置によってスワイプ入力が検知された場合、この入力装置は文字列候補の一覧のうち画面に表示されていない文字列候補を指の動きに追随して表示する。
以上のように2画面構成にすることによって、スワイプ回数を減らしつつ、短文のテキスト入力を操作性よく行うことが可能となる。
<画面構成例3、検索テキスト入力に好適な入力装置>
図57〜59は、インターネット上のウェブアプリケーションとして提供される検索エンジン(「Google(TM)」、「Bing(TM)」、「百度(TM)」などが知られている。)に送信するテキストを入力するのに好適な入力装置の画面群である。実施例5の入力装置を用い、2画面構成とした例である。図57は文字入力画面(上画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向のスワイプ入力がなされることによって、文字入力画面から予測変換候補画面へと切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面から文字入力画面へと切り替えて表示される。図57の文字入力画面は実施例5にて説明した図51に対応し、予測変換候補画面は図52に対応する。
図57〜59は、インターネット上のウェブアプリケーションとして提供される検索エンジン(「Google(TM)」、「Bing(TM)」、「百度(TM)」などが知られている。)に送信するテキストを入力するのに好適な入力装置の画面群である。実施例5の入力装置を用い、2画面構成とした例である。図57は文字入力画面(上画面)及び予測変換候補画面(下画面)から構成されており、タッチパネル上で左の方向のスワイプ入力がなされることによって、文字入力画面から予測変換候補画面へと切り替えて表示される。また、タッチパネル上で右の方向のスワイプ入力がなされることによって、予測変換候補画面から文字入力画面へと切り替えて表示される。図57の文字入力画面は実施例5にて説明した図51に対応し、予測変換候補画面は図52に対応する。
図57の予測変換候補画面において「San Jose」をタッチし入力を確定させると、図58の下画面のように、「San Jose」に引き続く文字列の予測変換候補が列挙される。これは実施例5にて説明した図52に対応する。
図58の予測変換候補画面において「San Jose restaurant」をタッチし入力を確定させると、これに引き続く予測変換候補が存在しないため、図59の下画面のように、予測変換候補ボタンが消える。この状態で文字入力画面に移動するには、右スワイプをすればよい。図58の文字入力画面には「検索開始ボタン」が存在し、これをタッチするとウェブアプリケーションとして提供される検索エンジンに確定したテキストが送信される。
以上のように2画面構成にすることによって、スワイプ回数を減らしつつ、検索エンジンに送信する文字列の入力を操作性よく行うことが可能となる。
<各画面構成例の変形例>
上記画面構成例においては、右スワイプ、左スワイプで画面遷移を行ったが、これらは他のジェスチャー入力であってもよい。例えば、同じタッチパネル上の領域を2回素早くタッチするダブルタッチ(ダブルタップともいう。)によって画面遷移を行ってもよい。また、タッチパネル上の右半分の強いタッチ(「Force Touch」)で左スワイプと同等の動作を、左半分の強いタッチで右スワイプと同等の動作によって画面遷移を行ってもよい。端末に設けたイメージセンサによって、手のひらを左右に動かすことによって画面遷移を行うことも可能であるし、音声や振動を検知することによって画面遷移を行うことも可能である。
上記画面構成例においては、右スワイプ、左スワイプで画面遷移を行ったが、これらは他のジェスチャー入力であってもよい。例えば、同じタッチパネル上の領域を2回素早くタッチするダブルタッチ(ダブルタップともいう。)によって画面遷移を行ってもよい。また、タッチパネル上の右半分の強いタッチ(「Force Touch」)で左スワイプと同等の動作を、左半分の強いタッチで右スワイプと同等の動作によって画面遷移を行ってもよい。端末に設けたイメージセンサによって、手のひらを左右に動かすことによって画面遷移を行うことも可能であるし、音声や振動を検知することによって画面遷移を行うことも可能である。
以上、第1〜5の各実施例及びそれらの変形例並びに各種の画面構成例を説明したが、本発明の趣旨を逸脱することなく適宜変更を加えることが可能である。例えば、各実施形態においては文字としてアルファベットを用いたが、日本語のかな文字、漢字、かな漢字混在、中国語のピンイン、フランス語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語、ハングル等の各種文字にも対応可能である。
100 スマートウォッチ
120 タッチパネル付きディスプレイ
121 表示部
122 タッチセンサー
130 制御部
140 記憶部
141 予測変換データベース
120 タッチパネル付きディスプレイ
121 表示部
122 タッチセンサー
130 制御部
140 記憶部
141 予測変換データベース
Claims (21)
- タッチパネルより文字列を入力する入力装置において、
タッチパネル上には、その上部に文字表示領域が表示され、前記文字表示領域より下部に複数の文字入力ボタンがそれぞれ表示され、
前記複数の文字入力ボタンは、それぞれ、複数の異なった文字からなるグループに対応し、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様によって対応するグループの複数の異なった文字の1つが選択され、
前記文字表示領域にはタッチされた文字入力ボタンに対応するグループに属する複数の文字が表示されるとともに、文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様に応じて選択された文字がハイライト表示され、
ることを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、前記選択制御ボタンは、第1のボタンと第2のボタンを含み、
前記第1のボタンがタッチされた場合には、タッチされた回数に応じて前記グループの複数の異なった文字が順次選択され、
前記第2のボタンがタッチされた場合には、タッチされた回数に応じて前記グループの複数の異なった文字が飛ばして選択されるか、もしくは、他のグループに属する文字が選択される、
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、前記タッチパネル上にはさらに第3のボタンが表示され、1又は複数の文字からなる文字列が選択された場合には、前記第3のボタン上または前記タッチパネル上のその他の領域には複数の文字からなる文字列の候補数が表示され、
前記第3のボタンがタッチされた場合には、前記複数の文字入力ボタンが表示された領域にそれぞれ文字列の候補を示す複数の文字列候補ボタンが表示され、
前記複数の文字列候補ボタンの1つがタッチされた場合にはその文字列候補ボタンに対応する文字列が入力され前記文字表示領域に表示される、
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、複数の文字からなる文字列が選択された場合には、前記文字表示領域には、さらに、当該複数の文字を含む文字列の候補数が表示されることを特徴とする入力装置。
- 請求項4記載の入力装置において、前記タッチパネル上には、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンに代えて、それぞれ文字列の候補を示す複数の文字列候補の一覧が表示され、
前記複数の文字列候補の一覧の文字列候補の1つが選択された場合には選択された文字列候補に対応する文字列が入力され前記文字表示領域に表示される、
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、
前記文字入力ボタン又は選択制御ボタンがタッチされる態様は、タッチされたボタン近傍に引き続きタッチ又はドラッグすべき領域であるフリック入力ボタンを表示させ、当該フリック入力ボタンがタッチされ又は当該フリック入力ボタンへドラッグされる態様である
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、
前記タッチパネル上には、前記複数の文字入力ボタンに代えて、又は、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンに代えて、それぞれ文字列の候補を示す複数の文字列候補の一覧が表示され、
前記複数の文字列候補一覧の文字列候補の1つが選択された場合、選択された文字列候補に引き続く次文字列候補の存在を判定し、
次文字列候補が存在しない場合には、前記文字列候補の一覧に代えて、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンを表示するとともに確定された複数の文字からなる文字列の代わりにその文字列候補に対応する文字列が入力され前記文字表示領域に表示され、
次文字列候補が存在する場合には、前記文字列候補の一覧に代えて、選択された文字列候補に引き続く複数の次文字列候補の一覧が表示される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、前記タッチパネル上には、前記複数の文字入力ボタンに代えて、又は、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンに代えて、それぞれ文字列の候補を示す複数の文字列候補の一覧が表示され、
前記複数の文字列候補一覧の文字列候補の1つが選択された場合、選択された文字列候補に引き続く次文字列候補の存在を判定し、
次文字列候補が存在しない場合には、前記文字列候補の一覧に代えて、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンを表示するとともに確定された複数の文字からなる文字列の代わりにその文字列候補に対応する文字列が入力され前記文字表示領域に表示され、
次文字列候補が存在する場合には、前記文字列候補の一覧に代えて、選択された文字列候補に引き続く複数の次文字列候補の一覧が表示され、前記複数の次文字列候補の一覧の1つが選択された場合にはその次文字列候補に対応する文字列が入力され、
入力された文字列を元に検索を開始する
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項1記載の入力装置において、
前記タッチパネル上に前記文字表示領域及び前記複数の文字入力ボタンが表示されている状態で前記タッチパネルにおいて第1の方向のスワイプ入力がなされた場合には、入力された文字列からなるテキストを表示する領域を前記タッチパネル上に表示し、
前記テキストを表示する領域が前記タッチパネル上に表示されている状態で前記タッチパネルにおいて前記第1の方向と逆方向のスワイプ入力がなされた場合には,前記タッチパネル上に前記文字表示領域及び前記複数の文字入力ボタンが表示する
ことを特徴とする入力装置。 - タッチパネルより文字列を入力する入力装置において、
タッチパネル上には、文字表示領域及び複数の文字入力ボタンが表示され、
前記複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力されるとともに前記文字表示領域に入力された文字列が表示され、
前記タッチパネル上の領域には前記文字列を含むか前記文字列に関連する複数の文字列候補の候補数が表示され、
ユーザのジェスチャー入力を検知した場合、前記タッチパネル上に前記複数の文字列候補の一覧の全部又は一部が列挙され、
列挙された前記複数の文字列候補の1つがタッチされることによって、前記複数の文字列候補の1つが入力される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項10記載の入力装置において、前記タッチパネル上の領域であって、前記候補数が表示される領域は、前記タッチパネル上のボタンであり、
前記ジェスチャー入力は前記ボタンのタッチ入力である
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項11記載の入力装置において、前記複数の文字列候補の一覧の全部又は一部は、前記複数の文字入力ボタンに代えて表示される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項12記載の入力装置において、
前記ジェスチャー入力は前記タッチパネル上の所定方向のスワイプ入力であり、前記複数の文字列候補の一覧の全部又は一部は、前記文字表示領域及び前記複数の文字入力ボタンに代えて表示される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項10記載の入力装置において、
前記複数の文字列候補の一覧の文字列候補の1つが選択された場合、選択された文字列候補に引き続く次文字列候補の存在を判定し、
次文字列候補が存在しない場合には、前記複数の文字列候補の一覧に代えて、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンを表示するとともに選択された文字列候補に対応する文字列が入力されて前記文字表示領域に表示され、
次文字列候補が存在する場合には、前記複数の文字列候補の一覧に代えて、選択された文字列候補に引き続く複数の次文字列候補の一覧が表示される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項10記載の入力装置において、
前記タッチパネル上に前記文字表示領域及び前記複数の文字入力ボタンが表示されている状態で、前記タッチパネル上で第2の方向のスワイプ入力がなされた場合には、入力された文字列からなるテキストを表示する領域を前記タッチパネル上に表示し、
前記テキストを表示する領域が前記タッチパネル上に表示されている状態で、前記タッチパネル上で前記第2の方向と逆方向のスワイプ入力がなされた場合には,前記タッチパネル上に前記文字表示領域及び前記複数の文字入力ボタンを表示する
ことを特徴とする入力装置。 - タッチパネルより文字列を入力する入力装置において、
前記タッチパネル上で第1の方向のスワイプ入力がなされることによって、第1の画面、第2の画面及び第3の画面へと順次切り替えて表示し、
前記タッチパネル上で第1の方向と逆方向のスワイプ入力がなされることによって、前記第3の画面、前記第2の画面及び前記第1の画面へと順次切り替えて表示し、
前記第2の画面には複数の文字入力ボタンを表示し、前記複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力され
前記第3の画面には、前記文字列を含むか前記文字列に関連する複数の文字列候補の一覧の全部又は一部が列挙され、
前記第1の画面には入力された文字列を含むテキストを表示するテキスト表示領域を有する
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項16記載の入力装置において、
前記第3の画面において、前記複数の文字列候補の一覧の文字列候補の1つが選択された場合、選択された文字列候補に引き続く次文字列候補の存在を判定し、
次文字列候補が存在しない場合には、前記複数の文字列候補の一覧に代えて、前記文字表示領域及び複数の文字入力ボタンを表示するとともに選択された文字列候補に対応する文字列が入力され、
次文字列候補が存在する場合には、前記複数の文字列候補の一覧に代えて、選択された文字列候補に引き続く複数の次文字列候補の一覧が表示される
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項16記載の入力装置において、
前記第1の画面が表示されている状態で、前記タッチパネル上で第1の方向と直交する方向にスワイプ入力がなされた場合、前記第1の画面に表示されていないテキスト表示領域を表示し、
前記第3の画面が表示されている状態で、前記タッチパネル上で第1の方向と直交する方向にスワイプ入力がなされた場合、前記複数の文字列候補の一覧のうち前記第3の画面に表示されていない文字列候補を表示する
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項16記載の入力装置において、
前記第3の画面が表示されている状態で、さらに、前記タッチパネル上で第1の方向にスワイプ入力がなされた場合、前記複数の文字列候補の一覧のうち前記第3の画面に表示されていない文字列候補を表示した第4の画面を表示し、
前記第4の画面が表示されている状態で、さらに、前記タッチパネル上で第1の方向と逆方向のスワイプ入力がなされた場合、前記第3の画面を表示する
ことを特徴とする入力装置。 - 1.8インチ以下の大きさのタッチパネルより文字列を入力する入力装置において、
前記タッチパネル上で第1のジェスチャー入力がなされることによって、第1の画面から第2の画面へと切り替えて表示し、
前記タッチパネル上で第2のジェスチャー入力がなされることによって、前記第2の画面、前記第1の画面へと切り替えて表示し、
前記第2の画面には複数の文字入力ボタンを表示し、前記複数の文字入力ボタンがタッチされることによって1又は複数の文字からなる文字列が入力され
前記第1の画面には入力された文字列を含むテキストを表示するテキスト表示領域を有する
ことを特徴とする入力装置。 - 請求項20記載の入力装置において、
前記第1の画面が表示されている状態で、前記タッチパネル上で第1の方向と直交する方向にスワイプ入力がなされた場合、前記第1の画面に表示されていないテキスト表示領域を表示する
ことを特徴とする入力装置。
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