JP2017004082A - ポイント充当システム及びポイント充当方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】前払式支払手段における支払い済み対価相当分に応じた付加部分をポイントとして利用することを可能にするポイント充当システム及びポイント充当方法を提供する。【解決手段】ポイント充当システムは、前払式支払手段における支払い済み対価相当分である友の会買物券の未利用残高と、友の会買物券の利用により発生した、前払式支払手段における付加部分である友の会ポイントの残高を記憶しておく。未利用残高がゼロであるか否かを判定し(S309)、ゼロであると判定した場合に(S309でYES)、記憶している友の会ポイントの残高でのポイント充当処理を実行する(S312)。【選択図】図11

Description

本発明は、前払式支払手段による代金の支払いによって発生するポイントの充当処理を行うためのポイント充当システム及びポイント充当方法に関する。
百貨店等において所謂「友の会」と称されるサービスが実施されている。この友の会においては、会員が一定の金額の積み立てを定期的に行い、満期を迎えると、それまでの積立金の総額に所定額のボーナス分を加算した金額に相当する買物券が当該会員に与えられる。この買物券の発行に関し、種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、商品券(買物券)発行端末に入力者コードとセキュリティ情報を登録する入力者コード登録ステップと、商品券発行端末の商品券情報ファイルにアクセスする前に入力者コードのセキュリティ情報を前記登録されたセキュリティ情報と照合するセキュリティ情報照合ステップと、照合結果が一致した場合、商品券情報ファイルにアクセスし、商品券を発行すべき会員の商品券情報を商品券に印刷する商品券情報印刷ステップと、によって会員に商品券を発行する商品券発行方法が開示されている。この商品券発行方法の場合、セキュリティ情報を用いることによって、商品券の不正発行及び商品券情報の改ざん等を防止することが可能になる。
特開2004−342009号公報
一般的に行われているポイントサービス等と比べると、上記のような友の会のボーナス分は還元率が高いため、会員にとって友の会サービスは魅力的である。他方、友の会サービスを運営する運営者にとっては、後述するように供託金の負担及び二重値引きの発生等の問題があり、運営することが大きな負担となる場合がある。このような事情は、友の会サービスに限られず、前払式支払手段であって、購入者による支払い済み対価相当分の他に付加部分も支払いに利用できるサービスに共通するものである。そのような前払式支払手段としては、支払い済み対価に所定の額が付加された商品券であるプレミアム付商品券等が挙げられる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、前払式支払手段であって、支払い済み対価相当分の他に付加部分をポイントとして利用できるサービスにおいて、当該サービスの利用者及び運営者の双方にとってメリットが生じるポイント充当システム及びポイント充当方法を提供することにある。
本発明者は、友の会の買物券を使用した場合の各種処理を行うにあたって、以下の点に着目した。
(1)割賦販売法にて、友の会サービスにおける満期引き替え前の預り金(購入者による支払い済み対価に対応)残高及び満期引き替え後の買物券残高の2分の1の金額を供託することが規定されている。他方、付加部分については割賦販売法による供託の対象になっていないものの、行政指導により、支払い済み対価相当分と付加部分とが一体となった買物券については、その付加部分を含んだ買物券残高が供託の対象となっている。
(2)上記の支払い済み対価相当分と付加部分とが一体となった買物券を用いて値引き商品の支払いが行われた場合、付加部分での使用分が二重値引きになってしまうという不都合が生じる。
(3)付加部分については、消費税法上の取扱いが明確になっておらず、混乱が生じやすいという問題がある。
本発明者は、付加部分をポイントサービスにおけるポイントと同様に取り扱うことによって、上記のような問題点を解消できると考え、下記の発明をした。すなわち、本発明の一の態様のポイント充当システムは、前払式支払手段における支払い済み対価相当分を代金の支払いに利用できるとともに、当該支払い済み対価相当分に応じた付加部分をポイントとして利用することを可能にするためのポイント充当システムであって、支払い済み対価相当分による代金の支払いが行われた場合に、所定の還元率に基づいて当該代金に応じた付加部分をポイントとして算出するポイント算出手段と、前記ポイント算出手段によって算出されたポイントを蓄積するポイント蓄積手段と、前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントによる充当処理を実行する充当手段とを備える。
前記態様において、前記支払い済み対価相当分の未利用残高を記憶する未利用残高記憶手段と、前記未利用残高記憶手段によって記憶された前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、前記充当手段が、前記判定手段によって前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであると判定された場合に、前記蓄積されたポイントによる充当処理を実行するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記ポイント算出手段によって算出されたポイントを含む領収書を出力する領収書出力手段をさらに備えていてもよい。
また、前記態様において、前記領収書出力手段が、前記未利用残高記憶手段によって記憶された前記支払い済み対価相当分の未利用残高を含む領収書を出力するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記領収書出力手段が、前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントを含む領収書を出力するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記支払い済み対価相当分が実際に支払われる前に、将来における当該支払済み対価相当分による代金の支払いに対して発生する付加部分をポイントとして算出する将来ポイント算出手段をさらに備え、前記充当手段が、特定の商品及び/又はサービスについて、前記将来ポイント算出手段によって算出されたポイントによる充当処理を実行するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントから、前記将来ポイント算出手段によって算出されたポイントを減ずるポイント調整手段をさらに備えていてもよい。
また、前記態様において、前記ポイント算出手段が、代金の支払い対象である商品及び/又はサービスによって異なる還元率で前記代金に応じたポイントを算出するように構成されていてもよい。
また、本発明の一の態様のポイント充当方法は、前払式支払手段における支払い済み対価相当分を代金の支払いに利用できるとともに、当該支払い済み対価相当分に応じた付加部分をポイントとして利用することを可能にするために コンピュータを用いて行うポイント充当方法であって、前記コンピュータが、支払い済み対価相当分による代金の支払いが行われた場合に、所定の還元率に基づいて当該代金に応じた付加部分をポイントとして算出するステップと、算出したポイントを蓄積するステップと、蓄積したポイントによる充当処理を実行するステップとを実行する。
前記態様において、前記コンピュータが、前記支払い済み対価相当分の未利用残高を記憶するステップと、記憶した前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであるか否かを判定するステップとをさらに実行し、前記充当処理を実行するステップでは、前記コンピュータが、前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであると判定した場合に、前記蓄積されたポイントによる充当処理を実行するようにしてもよい。
本発明に係るポイント充当システム及びポイント充当方法によれば、前払式支払手段における付加部分をポイントとして取り扱うことができる。
本発明の実施の形態1に係るポイント充当システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1に係るサーバの構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1に係るサーバに設けられている友の会券データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るサーバに設けられている積立情報データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るサーバに設けられている利用明細データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るPOS端末の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1に係るPOS端末に設けられている商品部門マスタデータベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るサーバによって実行される観劇等ポイント利用処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係るサーバによって実行される発券処理の手順を示すフローチャート。 友の会券発行レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るPOS端末によって実行される買物券・ポイント利用処理の手順を示すフローチャート。 友の会買物券による代金の支払いが行われた場合における領収書情報の出力例を示す図。 友の会ポイントによる充当が行われた場合における領収書情報の出力例を示す図。 利用レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図。 本発明の実施の形態1に係るサーバによって実行される残高照会処理の手順を示すフローチャート。 残高レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図。 本発明の実施の形態2に係るポイント充当システムの構成を示すブロック図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
以下の各実施の形態では、友の会サービスを例として採り上げ、便宜上、前払式支払手段を「友の会券」と称し、その友の会券のうちの支払い済み対価相当分及び付加部分をそれぞれ「友の会買物券」及び「友の会ポイント」と称することとする。勿論、本発明はこれに限定されるわけではなく、プレミアム付き商品券等、支払い済み対価相当分及び付加部分を有する各種の前払式支払手段に適用可能である。
(実施の形態1)
実施の形態1は、POS端末を用いたサーバ型の前払式支払手段に対応するポイント充当システムである。以下、本実施の形態のポイント充当システムの構成及び動作について説明する。
[ポイント充当システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係るポイント充当システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態のポイント充当システムは、サーバ1及び店舗のレジに設けられたPOS(Point Of Sale)端末2,2,…により構成されている。図1に示すとおり、サーバ1は、専用線等の通信ネットワーク100と通信可能に接続されている。POS端末2,2,…も同様にして通信ネットワーク100と通信可能に接続されており、この通信ネットワーク100を介してサーバ1及びPOS端末2,2,…との間で各種のデータが送受信される。以下、これらのサーバ1及びPOS端末2の詳細な構成について説明する。
[サーバの構成]
図2は、本発明の実施の形態1に係るサーバ1の構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、コンピュータ(サーバ)1は、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスク13及び通信インタフェース(I/F)14を備えており、これらの各要素はバス15によって接続されている。
CPU10は、RAM12にロードされた各種のコンピュータプログラムを実行する。これにより、コンピュータ1が本実施の形態のサーバとして機能することになる。
ROM11は、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、又はEEPROM(Electrically Erasable PROM)等によって構成されており、CPU10にて実行されるコンピュータプログラム及びその実行の際に用いられるデータ等が記憶されている。
RAM12は、SRAM又はDRAMなどによって構成されている。このRAM12は、ハードディスク13に記憶されている各種のコンピュータプログラムの読み出し等に用いられる。また、CPU10が各種のコンピュータプログラムを実行するときに、CPU10の作業領域としても利用される。
ハードディスク13には、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムなど、CPU10に実行させるための各種のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータ等が予めインストールされている。また、このハードディスク13には、友の会券に関する友の会券情報が格納される友の会券データベース(DB)13A、積み立ての状況に関する積立情報が格納される積立情報データベース(DB)13B、及び代金支払いの利用明細に関する利用明細情報が格納される利用明細データベース(DB)13Cが設けられている。これらの各データベースの詳細については後述する。
さらに、ハードディスク13には、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)などのマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、各種のコンピュータプログラムが当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
通信I/F14は、通信ネットワーク100等の各通信ネットワークを介してサーバ1が外部の装置と通信するためのインタフェース装置である。サーバ1は、この通信I/F14を介して、POS端末2との間で各種のデータの送受信を行う。
以下、ハードディスク13に設けられている各データベースの詳細について説明する。
(A)友の会券DB13A
図3は、本発明の実施の形態1に係るサーバ1に設けられている友の会券DB13Aのレイアウトの一例を示す図である。図3に示すように、友の会券DB13Aは、友の会券を識別する友の会券IDが格納される友の会券IDフィールド101、その友の会券の所有者又は利用者である友の会会員の会員番号が格納される会員番号フィールド102,友の会サービスのコースが格納されるコースフィールド103、その友の会券の発行月が格納される発行月フィールド104、買物券発行額、すなわち発行時の友の会買物券の金額が格納される買物券発行額フィールド105、友の会買物券の最新の残高が格納される買物券残高フィールド106、及び友の会ポイントの最新の残高が格納されるポイント残高フィールド107を少なくとも有している。本実施の形態では、友の会サービスのコースとして、ポイントコース及び観劇コースの2種類のコースがあり、ポイントコースには積立額が1万円で積立期間が12ヵ月である「12ヵ月Pコース」と同じく6ヵ月である「6ヵ月Pコース」とが、観劇コースに積立額が1万円で積立期間が12ヵ月である「12ヵ月Kコース」がそれぞれ用意されているものとする。この友の会券DB13Aに格納される各情報は、積立期間満了後に友の会券が発行されるタイミング及び各残高を更新するタイミング等に登録・更新される。
(B)積立情報DB13B
図4は、本発明の実施の形態1に係るサーバ1に設けられている積立情報DB13Bのレイアウトの一例を示す図である。図4に示すように、積立情報DB13Bは、友の会会員の会員番号が格納される会員番号フィールド201、友の会サービスのコースが格納されるコースフィールド202、その友の会サービスの入会月が格納される入会月フィールド203、積み立てされた金額の総額が格納される積立額フィールド204、及び友の会ポイントの残高が格納されるポイント残高フィールド205を少なくとも有している。後述するように、本実施の形態の場合、友の会会員は、積立期間が満了する前、すなわち友の会買物券が発行される前に、将来発生する友の会ポイントを利用することができる。その利用された友の会ポイントがマイナスの値としてポイント残高フィールド205に格納される。この積立情報DB13Bに格納される各情報は、友の会サービスへの入会時、積立額が入金されるタイミング、及び将来発生する友の会ポイントが利用されるタイミング等に登録・更新される。
(C)利用明細DB13C
図5は、本発明の実施の形態1に係るサーバ1に設けられている利用明細DB13Cのレイアウトの一例を示す図である。図5に示すように、利用明細DB13Cは、友の会券の友の会券IDが格納される友の会券IDフィールド301、その友の会券を発行した発行元の名称が格納される発行元フィールド302、その友の会券が代金の支払いに利用された先である利用企業・店舗の名称が格納される利用先フィールド303、その利用された日時が格納される利用日時フィールド304、その利用前の友の会買物券の残高が格納される利用前買物券残高フィールド305、友の会買物券の利用額が格納される買物券利用額フィールド306、利用後の友の会買物券の残高が格納される利用後買物券残高フィールド307、利用前の友の会ポイントの残高が格納される利用前ポイント残高フィールド308、友の会ポイントの発生額が格納されるポイント発生額フィールド309、友の会ポイントの利用額が格納されるポイント利用額フィールド310、及び利用後の友の会ポイントの残高が格納される利用後ポイント残高フィールド311を少なくとも有している。この利用明細情報は、友の会買物券又は友の会ポイントの利用が行われる都度又は友の会ポイントが発生する都度生成され、利用明細DB13Cに登録される。
[POS端末の構成]
次に、上述したサーバ1との間でデータの送受信を行うPOS端末2の構成について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係るPOS端末2の構成を示すブロック図である。図6に示すとおり、コンピュータ(POS端末)2は、CPU20、ROM21、RAM22、ハードディスク23、通信インタフェース(I/F)24、ディスプレイ25、入力部26、プリンタ27及び入出力インタフェース(I/F)28を備えており、これらの各要素はバス29によって接続されている。また、入出力I/F28には、友の会券である記録媒体の記録部に対して読み書きを行うカードリーダライタRW、及び商品の値札に付されているバーコードを読み取るためのバーコードリーダBRが接続されている。
CPU20は、RAM22にロードされた各種のコンピュータプログラムを実行する。これにより、コンピュータ2が本実施の形態のPOS端末として機能することになる。
ROM21は、ROM11と同様に構成されており、CPU20にて実行されるコンピュータプログラム及びその実行の際に用いられるデータ等が記憶されている。また、RAM22は、RAM12と同様に構成されている。
ハードディスク23には、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムなど、CPU20に実行させるための各種のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータ等が予めインストールされている。また、このハードディスク23には、POS端末2が設置されている店舗にて販売されている商品に関する情報が格納される商品部門マスタデータベース(DB)23Aが設けられている。この商品部門マスタDB23Aの詳細については後述する。
さらに、ハードディスク23には、ハードディスク13の場合と同様にマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、各種のコンピュータプログラムが当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
通信I/F24は、通信ネットワーク100等の各通信ネットワークを介してPOS端末2が外部の装置と通信するためのインタフェース装置である。POS端末2は、この通信I/F24を介して、サーバ1との間で各種のデータの送受信を行う。
ディスプレイ25は、LCD等で構成される出力装置であり、CPU20から与えられた画像データに応じた映像信号にしたがって画像(画面)を表示する。また、入力部26は、キーボード及びマウスで構成された入力装置である。ユーザが入力部26を使用することによって、POS端末2に対する入力を行うことができる。また、プリンタ27は、感熱紙に印刷を行うサーマルプリンタで構成されており、CPU20からの指示に応じて、各種の領収書等の出力を実行する。
上述したように、入出力I/F28にはカードリーダライタRW及びバーコードリーダBRが接続されている。カードリーダライタRWは、記録媒体に対する読み書き機能を有し、CPU20からの指示に応じて各種情報の読み書きを実行する。また、バーコードリーダBRは、商品の値札に付されているバーコードを読み取り、その読み取った情報を、入出力I/F28を介してCPU20に伝える。
以下、ハードディスク23に設けられている商品部門マスタDB23Aの詳細について説明する。
図7は、本発明の実施の形態1に係るPOS端末2に設けられている商品部門マスタDB23Aのレイアウトの一例を示す図である。図7に示すように、商品部門マスタDB23Aは、商品部門を識別する商品部門IDが格納される商品部門IDフィールド401、その商品部門に属する商品の代金の支払に友の会買物券が利用可能であるか否かを示す友の会買物券可否情報が格納される買物券利用フィールド402、同じく商品の代金の充当に友の会ポイントが利用可能であるか否かを示す友の会ポイント可否情報が格納されるポイント利用フィールド403、ポイント還元率が格納されるポイント還元率フィールド404、消費税上の課税対象であるか否かを示す消費税区分が格納される消費税フィールド405、並びに外税及び内税の何れであるかを示す外税・内税区分が格納される外税・内税フィールド406を少なくとも有している。この商品部門マスタDB23Aに格納される各情報は、予めサーバ1等から取得され登録されている。なお、POSの仕様等によっては、上記の各フィールドのうちの特定のフィールドが設けられていない場合もある。
上記のポイント還元率フィールド402には、商品の販売額、商品部門、友の会券の発行店舗、友の会券の利用店舗、提携企業での利用、及び値引き商品・普通商品等に応じて予め定められたポイント還元率が規定されている。その他にも、友の会サービスを繰り返し利用している会員、友の会サービスの積立中の会員等に対して特別に適用されるポイント還元率等も規定されている。後述するように、POS端末2は、友の会買物券により代金の支払いが行われる場合、友の会買物券による支払い額に、その購入商品及び/又はサービスに対して商品部門マスタDB23Aで規定されているポイント還元率を適用することによって、友の会ポイントの算出を行う。
[ポイント充当システムの動作]
次に、上述したように構成された本実施の形態のポイント充当システムの動作について、フローチャート等を参照しながら説明する。なお、本実施の形態のポイント充当システムにおいて実行される主な処理には、(1)友の会券が発行される前に将来発生するポイントを利用することを可能にする観劇等ポイント利用処理、(2)友の会券を発行するための発券処理、(3)友の会買物券・ポイントを利用するための買物券・ポイント利用処理、及び(4)友の会買物券・ポイントの残高を照会するための残高照会処理がある。以下では、これらの各処理の詳細について説明する。
(1)観劇等ポイント利用処理
上述したとおり、本実施の形態では、友の会買物券が発行される前に、友の会買物券が将来利用されることによって発生する友の会ポイントを、友の会会員が予め利用することができる。この将来発生する友の会ポイントの利用は、友の会サービスの運営者によって予め定められた商品及び/又はサービスの代金の充当に対してのみ行うことができる。本実施の形態では、その商品及び/又はサービスの一例として観劇を採り上げる。友の会サービスの観劇コースに入会している友の会会員に対して、積立期間の途中であって所定の基準月数に達した場合、積立期間が満了した場合等に、観劇招致券が発行される。なお、積立期間中及び積立期間満了後の何れにおいても観劇招致券の発行を行うという態様も考えられる。以下では、任意のタイミングで観劇招致券発行のリクエストを行うことを可能にする観劇等ポイント利用処理について説明する。
観劇コースに入会している友の会会員又は友の会サービスの担当者等は、サーバ1と通信可能に接続された情報端末を用いて、サーバ1に対して観劇招致券発券のリクエストを送信する。なお、この観劇招致券発券のリクエストは、サーバ1に対して、所定のタイミングで自動的に送信されるようにしてもよい。このリクエスト受信したサーバ1は、以下の観劇等ポイント利用処理を実行する。
図8は、サーバ1によって実行される観劇等ポイント利用処理の手順を示すフローチャートである。サーバ1はまず、観劇招致券発券の対象となっている会員が積立期間中であるか否かを判定する(S101)。この判定は、入会時にサーバ1に対して入力された入会月等に関する情報に基づいて実行される。その他にも、積立情報DB13Bに格納されている情報に基づいて行うことも可能である。
ステップS101にて積立期間中であると判定した場合(S101でYES)、サーバ1は、友の会の会員番号をキーとして積立情報を積立情報DB13Bから抽出する(S102)。次に、サーバ1は、その抽出した積立情報のポイント残高フィールド205に、観劇招致券発券に要する所定のポイントをマイナスとした値を格納することにより、ポイントをマイナス残に設定する(S103)。これにより、将来発生するポイントを事前に利用することが可能になる。この処理は、将来発生するポイントによるポイント充当処理に相当すると言える。
他方、ステップS101にて、積立期間中ではない、すなわち積立期間が満了したと判定した場合(S101でNO)、サーバ1は、友の会の会員番号をキーとして友の会券情報を友の会券情報DB13Aから抽出する(S104)。なお、この場合は既に友の会券が発行されているため、ステップS104にて当該友の会券情報を友の会情報DB13Aから抽出することができる。友の会券の発行の詳細については、以下の(2)発券処理にて説明する。次に、サーバ1は、その抽出した友の会券情報のポイント残高フィールド107の値に対して、観劇招致券発券に要する所定のポイントをマイナスする(S105)。
上記のステップS103及びS105の何れかの処理が行われた後、友の会サービスの運営者側は、観劇招致券を当該会員に対して送付する。これを受け取った会員は、その観劇招致券を用いて観劇の申込みを行う。なお、観劇の申込みの代わりに特定の景品との交換を行うようなことも可能である。
(2)発券処理
図9は、サーバ1によって実行される発券処理の手順を示すフローチャートである。サーバ1は、通信ネットワーク100を介して、外部の装置(以下、「発券リクエスト装置」という)から友の会券の発行を要求するための発券リクエストを受信する(S201)。この発券リクエスト装置は、例えば百貨店における友の会サービスの受付に設置され、その受付の担当者によって操作される装置等である。なお、POS端末2が発券リクエスト装置となってもよい。上記の発券リクエストには、友の会券の発行を希望する友の会会員の会員番号及び発行金額等が含まれている。
サーバ1は、ステップS201にて受信した発券リクエストに基づいて、友の会券DB13Aに格納される友の会券情報を生成する(S202)。次に、サーバ1は、積立情報DB13Bを参照し、処理対象となっている友の会会員についてポイントのマイナス残があるか否かを判定する(S203)。ここでマイナス残がないと判定した場合(S203でNO)は後述するステップS205に進む。他方、マイナス残があると判定した場合(S203でYES)、サーバ1は、ステップS202にて生成した友の会券情報のうちのポイント残高フィールド107に、積立情報のポイント残高(マイナスの値)を格納することによってポイント残高を更新する(S204)。
次に、サーバ1は、生成された友の会券情報を友の会券DB13Aに登録し(S205)、発券処理が完了したことを示す発券完了情報を発券リクエスト装置に対して送信する(S206)。この発券完了情報には、友の会券ID及び友の会買物券の金額等が含まれている。
発券リクエスト装置は、サーバ1から受信した発券完了情報に基づいて、友の会券発行レシートを出力する。この友の会券発行レシートの出力は、紙媒体に印刷することによってなされてもよく、表示画面上に表示することによってなされてもよい。図10は、友の会券発行レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図である。図10に示すように、友の会券発行レシート1001には、発行日時、会員番号、友の会券ID、友の会買物券の金額、及び友の会ポイントの残高が印字されている。この友の会券発行レシート1001を参照することによって、発行された友の会買物券の金額、及び友の会ポイントの残高等を確認することができる。
上記のようにして発行された友の会券(友の会カード)は、磁気カード又はICカード等の記録媒体の形態で友の会会員に渡される。この記録媒体の記録部には、友の会券ID等が記録されている。
なお、本実施の形態では上述したとおり、友の会ポイントにマイナス残がある場合、友の会券の発券処理のときにそのマイナス残を友の会券情報に反映させているが、このタイミングに限定されるわけではなく、例えば発券後に友の会券が代金の支払いに利用される際に同様の処理を行うことによって友の会ポイントのマイナス残を反映させるようにしてもよい。
(3)買物券・ポイント利用処理
友の会券を取得した友の会会員は、この友の会券を利用して商品を購入し、POS端末1が設けられたレジにて支払いを行う。その際、次のような買物券・ポイント利用処理によって、友の会買物券・友の会ポイントの利用が可能となる。
図11は、本発明の実施の形態1に係るPOS端末2によって実行される買物券・ポイント利用処理の手順を示すフローチャートである。POS端末2は、カードリーダライタRWを用いて、会員の友の会券である記録媒体の記録部に記録されている記録情報を読み取る(S301)。これにより、当該記録媒体の友の会券IDが取得される。
次に、POS端末2は、バーコードリーダBRを用いて、商品の値札に付されているバーコードを読み取る(S302)。これにより、当該商品の商品部門ID、販売価格、及び値引き商品であるか否かを示す情報等が取得される。
次に、POS端末2は、ステップS302により取得された商品部門IDを用いて、当該商品の商品部門マスタ情報を商品部門マスタ情報DB13Aから抽出し(S303)。これにより、当該商品の商品部門、消費税区分、及び外税・内税区分、並びに友の会買物券及び友の会ポイントの利用可否を示す情報等が取得される。
POS端末2は、ステップS302及びS303によって得られた各種の情報、及び予め定められている友の会サービスの規約に基づいて、友の会買物券の利用可否を判別する(S304)。具体的には、次のようなルールにしたがって判別が行われる。
(a)商品部門マスタ情報における友の会買物券の利用可否を示す情報にしたがって利用可否を判別する。
(b)友の会サービスの規約上、友の会買物券を利用できない代金支払いについては、利用不可と判別する。なお、一般的には、金(地金)及び商品券等の代金支払い、並びにクレジット代金支払い等については、友の会買物券が利用不可とされている。
これらの他にも、値引き商品や割引商品への利用を不可としたり、株主優待割引等の優待制度との併用を不可としたり、外商の掛売代金の支払いでの利用を不可としたり等、様々なルールを設けることが可能である。これにより、二重値引きの発生等を防止することができる。なお、このステップS304にて、友の会買物券が利用不可と判別された場合、POS端末2は、以下の処理を行わず、現金及び/又はクレジットカードにより代金が支払われた場合の公知の支払受付処理を実行する。
商品が複数ある場合であって、友の会買物券の利用が可のものと不可のものとが混在しているときは、POS端末2は、利用可の商品のみを後述するステップS305以降の処理対象とし、不可の商品については上記の公知の支払受付処理を行うようにする。その場合、利用可の商品及び不可の商品のそれぞれについて別の領収書を発行してもよく、1つにまとめた領収書を発行するようにしてもよい。
次に、POS端末2は、通信ネットワーク100を介して、サーバ1から当該友の会券に係る友の会券情報を取得する(S305)。これにより、処理対象となっている友の会券について友の会買物券の残高を得ることができる。
次に、POS端末2は、ステップS304による友の会買物券の利用可否の判別結果に基づいて、友の会買物券の利用可能限度額を算出する(S306)。そして、POS端末2は、その利用可能限度額の範囲内の値を、友の会買物券の利用可能額としてディスプレイ15に表示する(S307)。これにより、レジの担当者は、友の会買物券の利用可能額を確認することができる。
次に、POS端末2は、入力部16を介して、友の会買物券の利用額の入力を受け付ける(S308)。その後、POS端末2は、友の会買物券の未利用残高がゼロであるか否かを判定する(S309)。ここで友の会買物券の未利用残高がゼロであるとは、その支払い時点で既に友の会買物券の残高がゼロになっている場合、及び商品代金の額が友の会買物券の残高よりも大きいために、友の会買物券により支払いをするとその残高がゼロになる場合を含む。
ステップS309において友の会買物券の未利用残高がゼロではないと判定した場合(S309でNO)、POS端末2は、友の会買物券での支払受付処理を実行する(S310)。この支払受付処理では、ステップS308にて入力を受け付けた友の会買物券の利用額で代金決済するための処理、その利用額が商品代金の額に満たない場合はその不足分を現金等によって決済するための処理等が行われる。その後、POS端末2は、友の会買物券による代金の支払いによって発生する友の会ポイントを、購入商品及び/又はサービスに対して商品部門マスタDB23Aにて規定されているポイント還元率に基づいて算出する(S311)。
他方、ステップS309において友の会買物券の未利用残高がゼロであると判定した場合(S309でYES)、POS端末2は、友の会ポイントでの充当処理を実行する(S312)。この充当処理では、友の会ポイントの利用額の入力を受け付け、その受け付けた利用額を商品代金に充当するための処理、その利用額が商品代金の額に満たない場合はその不足分を現金等によって決済するための処理等が行われる。なお、代金の支払い時点で友の会買物券の残高がゼロではない場合は、その友の会買物券の残高分が代金の一部として支払われるため、その決済を行うための処理も実行される。その場合、その友の会買物券の利用によって友の会ポイントが発生するため、当該支払い時に利用可能な友の会ポイントは、代金の支払い時点での友の会ポイントの残高に、新たに発生する友の会ポイントを加えた値となる。
なお、上記の友の会ポイントでの充当処理においては、上記のステップS304と同様にして、友の会ポイントの利用可否の判別が行われる。その結果、利用可であると判別された場合にのみ、POS端末2は友の会ポイントによる充当を受け付ける。
ステップS312を実行した後、POS端末2は、友の会ポイントの利用分を支払い時点での友の会ポイントの残高から差し引くことによって最新のポイント残高を算出する(S313)。
上述したようにして友の会買物券及び/又は友の会ポイントの利用が受け付けられた後、POS端末2は、それらの利用額を含む領収書情報を生成し(S314)、その領収書情報をプリンタ27にて紙媒体に印刷する(S315)。
図12は、友の会買物券による代金の支払いが行われた場合における領収書情報の出力例を示す図である。これは、上記の買物券・ポイント利用処理におけるステップS310及びS311が実行された場合の領収書情報の出力例である。図12に示すように、領収書2001には、利用日時、購入商品の内容及び価格、消費税額、友の会買物券の利用額、及びこの支払いにより発生した友の会ポイント等が印字されている。
また、図13は、友の会ポイントによる充当が行われた場合における領収書情報の出力例を示す図である。これは、上記の買物券・ポイント利用処理におけるステップS312及びS313が実行された場合の領収書情報の出力例である。図13に示すように、領収書3001には、利用日時、購入商品の内容及び価格、消費税額、及び友の会ポイントの利用額等が印字されている。
次に、POS端末2は、友の会買物券及び/又は友の会ポイントによる利用額を含む処理結果情報をサーバ1に対して送信する(S316)。これを受けたサーバ1は、その情報に基づいて利用明細情報を生成して利用明細DB13Cに登録するとともに、友の会券DB13Aの友の会買物券及び友の会ポイントの残高を最新の値に更新する。これにより、友の会買物券及び友の会ポイントの利用額及び最新の残高等をサーバ1側で管理することが可能になる。この場合、支払い済み対価相当分及び付加部分の残高を区別することができるため、割賦販売法による供託の対象から除外すべき付加部分を明確にすることができ、その結果従来と比べて供託金を少なくすることができる。
サーバ1は、所定の時間間隔(例えば月一回等)で、利用明細DB13Bに基づき、売上集計処理を行う。このとき、サーバ1は、発行元フィールド302に格納されている発行元及び利用先フィールド303に格納されている利用先毎に友の会買物券利用額、友の会ポイント発生額、及び友の会ポイント利用額をそれぞれ集計する。これにより、各利用先が負担すべき友の会手数料及びポイント手数料、受け取るべき友の会買物券代及びポイント代、並びに発行者に対して支払う手数料等の算定根拠を得ることができる。
また、POS端末2は、上記の買物券・ポイント利用処理に伴って、友の会券の利用が行われたことを示す利用レシートを出力する。この利用レシートの出力は、紙媒体に印刷することによってなされてもよく、表示画面上に表示することによってなされてもよい。図14は、利用レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図である。図14に示すように、利用レシート4001には、利用日時と、会員番号と、友の会券IDと、友の会買物券の利用前残高、利用額及び利用後残高と、前回までの累計友の会ポイント、今回発生した友の会ポイント、及びそれらを足し合わせた今回累計友の会ポイントとが印字されている。この利用レシート4001を参照することによって、友の会買物券の利用状況及び友の会ポイントの発生状況等を確認することができる。
本実施の形態の場合、友の会ポイントは、友の会買物券の残高がゼロになってはじめて代金の支払いに利用することができる。そのため、友の会買物券の残高が残っている間、友の会ポイントは蓄積される一方で減ることはなく、会員はポイントを貯める楽しみを得ることができる。但し、このように友の会買物券の残高がゼロになってはじめて友の会ポイントを利用可とするのではなく、友の会ポイントが発生した後であればいつでも利用可とするようにしてもよい。
(4)残高照会処理
図15は、サーバ1によって実行される残高照会処理の手順を示すフローチャートである。サーバ1は、通信ネットワーク100を介して、外部の装置(以下、「残高照会リクエスト装置」という)から友の会券の残高照会を要求するための残高照会リクエストを受信する(S401)。この残高照会リクエスト装置は、例えば百貨店における友の会サービスの受付に設置され、その受付の担当者によって操作される装置等である。なお、POS端末2が残高照会リクエスト装置となってもよい。上記の残高照会リクエストには、残高照会の対象となる友の会券の友の会券ID等が含まれている。
サーバ1は、ステップS401にて受信した残高照会リクエストに含まれる友の会券IDを用いて、残高照会の対象となっている友の会券の友の会券情報を友の会券DB13Aから抽出する(S402)。そして、サーバ1は、抽出した友の会券情報に含まれる友の会買物券及び友の会ポイントそれぞれの残高を含む残高情報を生成し(S403)、その残高情報を残高照会リクエスト装置に対して送信する(S404)。
残高照会リクエスト装置は、サーバ1から受信した残高情報に基づいて、残高レシートを出力する。この残高レシートの出力は、紙媒体に印刷することによってなされてもよく、表示画面上に表示することによってなされてもよい。図16は、残高レシートが紙媒体に印刷された場合の出力例を示す図である。図16に示すように、残高レシート5001には、残高照会日時、会員番号、友の会券ID、友の会買物券の残高、及び友の会ポイントの残高が印字されている。この残高レシート5001を参照することによって、その時点における友の会買物券及び友の会ポイントの残高を容易に確認することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2のポイント充当システムは、インターネットに接続されたサーバにより構成される。以下、本実施の形態の領収書発行装置の構成及び動作について説明する。
図17は、本発明の実施の形態2に係るポイント充当システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、サーバ3によりポイント充当システムが構成されている。このサーバ3は、インターネット200を介して、友の会会員側に設けられているユーザ端末4,4,…と通信可能に接続されている。ユーザ端末4,4,…は、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話機、タブレット端末及びPDA(Personal Digital Assistant)等の通信機能を有する装置等で構成される。
サーバ3は、各種の商品を販売するオンラインショップを運営するウェブサーバである。また、サーバ3は、実施の形態1におけるサーバ1と同様に、友の会券DB、積立情報DB及び利用明細DBを備えており、さらに、実施の形態1のPOS端末2における商品部門マスタDBと同様のデータベース及びポイント還元率テーブルと同様のテーブルを備えている。
以下、上述したようにして構成された本実施の形態のポイント充当システムの動作について説明する。本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様に、(1)観劇等ポイント利用処理、(2)発券処理、(3)買物券・ポイント利用処理、及び(4)残高照会処理が実行される。以下では、実施の形態1の場合と異なる点に焦点を当てて、各処理の説明を行う。
(1)観劇等ポイント利用処理
サーバ3は、ユーザ端末4から観劇招致券発券のリクエストを受信した場合、実施の形態1の場合と同様の観劇等ポイント利用処理を行う。これにより、将来発生するポイントを事前に利用することが可能になる。
(2)発券処理
サーバ3は、実施の形態1の場合と同様の発券処理を行い、友の会券情報を生成して友の会券DBに登録する。このとき、発券リクエスト装置は、ユーザ端末4であっても、サーバ3と通信可能に接続されているPOS端末等の他の装置であってもよい。発券処理が完了した場合、発券リクエスト装置を介して、サーバ3から友の会会員に友の会券IDが通知される。本実施の形態では、記録媒体は用いられず、この友の会券IDによって残高等が管理されることにより友の会券の利用が可能となる。
(3)買物券・ポイント利用処理
友の会会員は、ユーザ端末4を用いてサーバ3にアクセスし、所望の商品及び/又はサービスを購入し、その代金の支払いの手段として友の会買物券を指定する。これを受けたサーバ3は、実施の形態1の場合と同様にして買物券・ポイント利用処理を実行する。そして、サーバ3は、その買物券・ポイント利用処理により得られた領収書情報をユーザ端末4に対して送信する。ユーザ端末4は、その領収書情報に基づいて、図12に示す領収書2001又は図13に示す領収書3001と同様の内容の領収書画面を表示部に表示する。
(4)残高照会処理
友の会会員は、友の会券の残高を確認したい場合、ユーザ端末4を用いてサーバ3にアクセスし、残高照会リクエストをサーバ3に送信する。これを受けたサーバ3は、実施の形態1の場合と同様にして残高照会処理を実行する。そして、サーバ3は、その残高照会処理により得られた残高情報をユーザ端末4に対して送信する。ユーザ端末4は、その残高情報に基づいて、図16に示す残高レシート5001と同様の内容の残高画面を表示部に表示する。
(その他の実施の形態)
上記の各実施の形態では、各会員が友の会サービスの各コースに加入した場合、そのコースについて積立期間が満了した際に友の会券を発行し、その友の会券毎に友の会ポイントを付与している。これ以外にも、例えば、各会員が友の会サービスの各コースに加入した場合、そのコースについて積立期間が満了した際に当該会員が所有する会員カードを友の会券として取扱い、その会員カードに友の会ポイントを付与するようにしてもよい。これにより、会員が複数のコースに加入している場合であっても共通の1枚の会員カードで対応することができる。なお、この場合は各コースの積立金総額が複数回会員カードにチャージされることになり、先入先出法によって友の会買物券及び友の会ポイントが使用される。すなわち、先のチャージ分の友の会買物券の残高がゼロとなり、友の会ポイントの残高がゼロとなった後に、次のチャージ分の友の会買物券・友の会ポイントが使用されることになる。
また、上述した各実施の形態では、課税対象となる全ての商品について同一の消費税率が適用される場合を説明したが、消費税について標準税率より低い軽減税率が導入される場合は、各商品に適用される税率を商品部門マスタDBに記憶しておき、その税率に基づいて領収額を算出し、その額を領収書に出力するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1では、POS端末とサーバとが別装置となっているが、POS端末によってサーバの機能が実現されていてもよい。その他、複数のコンピュータで構成された分散システムによりサーバが実現される等、様々な機器構成が想定され得る。
本発明のポイント充当システム及びポイント充当方法はそれぞれ、友の会サービスで発行される友の会券等により代金の支払いが行われる場合のポイント充当システム及びポイント充当方法等として有用である。
1,3 サーバ
13A 友の会券データベース
13B 積立情報データベース
13C 利用明細データベース
2 POS端末
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 ハードディスク
23A 商品部門マスタデータベース
24 通信インタフェース
25 ディスプレイ
26 入力部
27 プリンタ
28 入出力インタフェース
29 バス
4 ユーザ端末
100 通信ネットワーク
200 インターネット

Claims (10)

  1. 前払式支払手段における支払い済み対価相当分を代金の支払いに利用できるとともに、当該支払い済み対価相当分に応じた付加部分をポイントとして利用することを可能にするためのポイント充当システムであって、
    支払い済み対価相当分による代金の支払いが行われた場合に、所定の還元率に基づいて当該代金に応じた付加部分をポイントとして算出するポイント算出手段と、
    前記ポイント算出手段によって算出されたポイントを蓄積するポイント蓄積手段と、
    前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントによる充当処理を実行する充当手段と
    を備える、ポイント充当システム。
  2. 前記支払い済み対価相当分の未利用残高を記憶する未利用残高記憶手段と、
    前記未利用残高記憶手段によって記憶された前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであるか否かを判定する判定手段と
    をさらに備え、
    前記充当手段が、前記判定手段によって前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであると判定された場合に、前記蓄積されたポイントによる充当処理を実行するように構成されている、
    請求項1に記載のポイント充当システム。
  3. 前記ポイント算出手段によって算出されたポイントを含む領収書を出力する領収書出力手段をさらに備える、
    請求項2に記載のポイント充当システム。
  4. 前記領収書出力手段が、前記未利用残高記憶手段によって記憶された前記支払い済み対価相当分の未利用残高を含む領収書を出力するように構成されている、
    請求項3に記載のポイント充当システム。
  5. 前記領収書出力手段が、前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントを含む領収書を出力するように構成されている、
    請求項3又は4に記載のポイント充当システム。
  6. 前記支払い済み対価相当分が実際に支払われる前に、将来における当該支払済み対価相当分による代金の支払いに対して発生する付加部分をポイントとして算出する将来ポイント算出手段をさらに備え、
    前記充当手段が、特定の商品及び/又はサービスについて、前記将来ポイント算出手段によって算出されたポイントによる充当処理を実行するように構成されている、
    請求項1乃至5の何れかに記載のポイント充当システム。
  7. 前記ポイント蓄積手段によって蓄積されたポイントから、前記将来ポイント算出手段によって算出されたポイントを減ずるポイント調整手段をさらに備える、
    請求項6に記載のポイント充当システム。
  8. 前記ポイント算出手段が、代金の支払い対象である商品及び/又はサービスによって異なる還元率で前記代金に応じたポイントを算出するように構成されている、
    請求項1乃至7の何れかに記載のポイント充当システム。
  9. 前払式支払手段における支払い済み対価相当分を代金の支払いに利用できるとともに、当該支払い済み対価相当分に応じた付加部分をポイントとして利用することを可能にするために コンピュータを用いて行うポイント充当方法であって、
    前記コンピュータが、
    支払い済み対価相当分による代金の支払いが行われた場合に、所定の還元率に基づいて当該代金に応じた付加部分をポイントとして算出するステップと、
    算出したポイントを蓄積するステップと、
    蓄積したポイントによる充当処理を実行するステップと
    を実行する、ポイント充当方法。
  10. 前記コンピュータが、
    前記支払い済み対価相当分の未利用残高を記憶するステップと、
    記憶した前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであるか否かを判定するステップと
    をさらに実行し、
    前記充当処理を実行するステップでは、前記コンピュータが、前記支払い済み対価相当分の未利用残高がゼロであると判定した場合に、前記蓄積されたポイントによる充当処理を実行する、
    請求項9に記載のポイント充当方法。


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